JP2007149383A - ファストン端子 - Google Patents

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Tomonari Ito
知成 伊藤
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Abstract

【課題】端子支持力を維持しつつ挿入力の低下を図る。
【解決手段】ファストン端子10は、平板状をなす基板14を備え、この基板14における前後方向に沿った両側縁から左右一対の接触片16が内方へ回曲して形成され、両接触片16の先端面と基板14との間に相手端子のタブ90が挿入される。それぞれの接触片16の先端面は、タブ90の挿入方向に沿った前後位置で同タブ90と当たり合う前後一対の接触面17を備えるとともに、これら接触面17の間にタブ90とは非接触とされる非接触面21を備えており、かつ、接触面17が成形時の破断面として形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、ファストン端子に関する。
従来より、自動車のワイヤーハーネスに用いられる接続端子の一例としてファストン端子が知られている(例えば、特許文献1を参照)。このファストン端子は、平板状の基板における前後方向に沿った両側縁から一対の接触片が内方へ向けて略ハート型に回曲して形成され、両接触片の先端面と基板との間に相手端子のタブが挿入されて弾性的に挟持することで電気的接続を得る構造となっている。
特開平6−260223号公報
ところで、上記したファストン端子においては、接触片の先端面の全体が相手端子のタブと同タブの挿入方向に沿った長い範囲で当たり合う構造となっているため、挿入力が高くなるという問題があった。しかし、これに対処するべく接触片の先端面全体をタブの挿入方向に短く形成し、これによって接触片とタブとの接触領域を小さくすると、振動を受けることで端子同士が磨耗・損傷する可能性があり、タブを安定して支持できないおそれがあった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、端子支持力を維持しつつ挿入力の低下を図ったファストン端子を提供するところにある。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、平板状をなす基板を備え、この基板における前後方向に沿った側縁から接触片が内方へ回曲して形成され、この接触片の先端面と前記基板との間に相手端子のタブが挿入されて弾性的に挟持することで電気的接続を得るようにしたファストン端子であって、前記接触片の先端面は、前記タブの挿入方向に沿った前後位置で同タブと当たり合う複数の接触面を備えるとともに、これら接触面の間に前記タブとは非接触とされる非接触面を備えており、かつ、少なくとも前記接触面が成形時の破断面として形成されている構成としたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記接触片は前記基板の両側縁から一対対向して配されており、前記接触面と前記非接触面とは、それぞれ前記接触片において軸芯を挟んだ対称位置に配されているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、前記非接触面は、前記接触片の先端面の中間部を切り欠いて形成された凹部の内面に構成されているところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
相手端子のタブが接触片の先端面と基板との間に挿入されると、接触片の先端面のうちの接触面がタブと当たり合う一方、これら接触面の間に位置する非接触面がタブと非接触となるから、非接触領域がある分、タブの挿入力を低減することができる。また、接触片の接触面は成形時の破断面として形成されているから、接触面とタブとの間の摩擦が大きくなり、振動を受けても端子間で摺動するのを防止できる。
<請求項2の発明>
接触片が基板の両側縁から一対対向して配されており、接触面と非接触面とがそれぞれ接触片において軸芯を挟んだ対称位置に配されているから、タブの挿入時にタブが軸芯から位置ずれするのを防止でき、挿入動作の円滑化を図ることができる。
<請求項3の発明>
非接触面が接触片の先端面の中間部を切り欠いて形成された凹部の内面に構成されているから、製造容易であるとともに構成の簡素化を図ることができる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図4によって説明する。
本実施形態のファストン端子10は、導電性金属板をプレス加工して一体に形成されており、相手端子のタブ90と接続される接続部11と、その後方に位置して図示しない被覆電線の芯線の端末に圧着されるワイヤバレル12と、さらにその後方に位置して被覆の端末に圧着されるインシュレーションバレル13とを備えて構成されている。なお、以下の説明において前後方向については、タブ90が挿入される側、つまり図2に示す左側を前方とし、上下方向については図1及び図2を基準とする。
接続部11は、図1に示すように、前後方向に細長い平板状の基板14を備えている。基板14の前部には、外側から叩かれて台形状に底上げされた受け部15が形成されている。受け部15の上面15Aは、前後方向(タブ90の挿入方向)に沿ったフラット面となっており、同じ高さ位置で前後方向に長く延出して形成されている。
基板14の前端両側縁からは左右一対の接触片16が形成されている。両接触片16は、相互の前後位置を揃えて同形同大に形成され、軸芯(図3に示す二点鎖線X)を挟んで左右対称形をなしている。そして、接触片16は、図2に示すように、それぞれ基板14の対応する側縁から所定寸法垂直に立ち上がったのちそれぞれ半円形をなすよう内向きに回曲して形成されている。
両接触片16の先端間には幅方向に関して所定の隙間が保有されており、両接触片16の先端面がタブ90の幅方向両側を均等に押さえ付けることが可能な構造となっている。
さて、両接触片16の先端面は、図1に示すように、それぞれその前後二位置にタブ90と接触可能な接触面17を備えている。両接触面17は、受け部15と隙間をあけて対向して配されており、接触片16が自然状態にあるときに接触面17と受け部15の上面15Aとの離間寸法はタブ90の厚みよりも少し小さく設定されている。
また、接触片16の先端面は同先端面の前端から後方へ向けてテーパ状の下り勾配となって前側の接触面17に連なる端子挿入面18を備えており、この端子挿入面18に沿ってタブ90が誘い込まれるようになっている。接触面17は、タブ90の上面に沿って同じ高さで連続するフラット面とされ、前後の両接触面17がそれぞれほぼ同じ接触面積を保有して構成されている。
そして、接触片16の先端面の中間部には、凹部19が切り欠いて形成されており、この凹部19の前後両脇に、上記した前後の両接触面17が配されている。凹部19の内面は、側方から見ると扁平な台形状をなし、タブ90と非接触とされる非接触面21とされている。非接触面21は、その前端で前側の接触面17に一体に連なるとともにその後端で後側の接触面17に一体に連なっている。このように本実施形態においては、左右一対の接触片16の先端面に前後一対ずつあわせて四つの接触面17を備えるとともに、前後の接触面17間に一つであわせて二つの非接触面21を備えており、かつ、これら接触面17と非接触面21とが、対応する者同士、軸芯を挟んで対称に配されている。
続いて、本実施形態の作用を説明する。ファストン端子10は、メッキ処理された導電性金属板を所定形状に切り抜いたあと曲げ加工を施して形成される。この金属板の切断に伴い、接触片16の先端面は接触面17を含めて非メッキの破断面として形成される。そして、ファストン端子10は、ワイヤバレル12及びインシュレーションバレル13をかしめることで図示しない被覆電線の端末に圧着される。
次いでファストン端子10は、図示しないコネクタハウジングに収容されてそのコネクタハウジングの前面に接続部11の前面開口を臨ませる。この状態から、相手のコネクタハウジングに嵌合すると、相手のコネクタハウジングに収容された相手端子のタブ90が、端子挿入面18に誘導されつつ進入して、両接触片16の接触面17と受け部15の上面15Aとの間に挿入され、両接触片16を上方へ撓み変形させつつ押し込まれる。両コネクタハウジングが正規嵌合されると、同じくタブ90も正規深さで挿入され、接触片16の接触面17と受け部15の上面15Aとの間でタブ90が弾性的に挟持され、もって相手端子とファストン端子10との間で電気的接続がとられる。
上記の場合に、相手端子のタブ90がファストン端子10に挿入される際の挿入力を考察すると、タブ90は、接触片の先端面の全体と接触する従来の場合と違って、接触片16の先端面のうち、前後の両接触面17と部分的に接触し、両接触面17間に位置する非接触面21とは非接触とされるから、この非接触面21と接触しない分、端子挿入力を低減することができる。そしてこのように端子挿入力の低減を図っても、接触片16の接触面17が非メッキの破断面とされて、タブ90に対する摩擦力が大きいので、振動に伴う端子間の磨耗を有効に抑えることができる。
また、両接触面17は非接触面21を間に挟んで前後に配されているので、タブ90の挿入姿勢が前後に傾いたりするのを防止でき、挿入姿勢の安定化を図ることができる。しかも、接触面17と非接触面21とが、左右の両接触片16のそれぞれにおいて、軸芯を挟んだ対称位置に対をなして配されているから、タブ90の挿入時にタブ90が軸芯から位置ずれするのを防止でき、挿入動作の円滑化を図ることができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)一つの接触片に、前後方向に間隔をあけて三つ以上の接触面が配され、隣接する接触面間に、非接触面が配される構成であってもよい。
(2)凹部は、対応する接触片において、例えば半円形に大きく抉れていてもよい。
実施形態1のファストン端子において接続部にタブが挿入された状態を示す要部拡大断面図 接続部にタブが挿入された状態を示す要部拡大正面図 ファストン端子の平面図 ファストン端子の側面図
符号の説明
10…ファストン端子
11…接続部
14…基板
15…受け部
16…接触片
17…接触面
19…凹部
21…非接触面

Claims (3)

  1. 平板状をなす基板を備え、この基板における前後方向に沿った側縁から接触片が内方へ回曲して形成され、この接触片の先端面と前記基板との間に相手端子のタブが挿入されて弾性的に挟持することで電気的接続を得るようにしたファストン端子であって、
    前記接触片の先端面は、前記タブの挿入方向に沿った前後位置で同タブと当たり合う複数の接触面を備えるとともに、これら接触面の間に前記タブとは非接触とされる非接触面を備えており、かつ、少なくとも前記接触面が成形時の破断面として形成されていることを特徴とするファストン端子。
  2. 前記接触片は前記基板の両側縁から一対対向して配されており、前記接触面と前記非接触面とは、それぞれ前記接触片において軸芯を挟んだ対称位置に配されていることを特徴とする請求項1に記載のファストン端子。
  3. 前記非接触面は、前記接触片の先端面の中間部を切り欠いて形成された凹部の内面に構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のファストン端子。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012153350A (ja) * 2011-01-28 2012-08-16 Nippon Plast Co Ltd エアバッグ装置のケース体及びその製造方法

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