JP2020187896A - コネクタ - Google Patents

コネクタ Download PDF

Info

Publication number
JP2020187896A
JP2020187896A JP2019090826A JP2019090826A JP2020187896A JP 2020187896 A JP2020187896 A JP 2020187896A JP 2019090826 A JP2019090826 A JP 2019090826A JP 2019090826 A JP2019090826 A JP 2019090826A JP 2020187896 A JP2020187896 A JP 2020187896A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure welding
connector
pressure
housing
terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019090826A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7311309B2 (ja
Inventor
晃一 池部
Koichi Ikebe
晃一 池部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP2019090826A priority Critical patent/JP7311309B2/ja
Publication of JP2020187896A publication Critical patent/JP2020187896A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7311309B2 publication Critical patent/JP7311309B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Connections By Means Of Piercing Elements, Nuts, Or Screws (AREA)

Abstract

【課題】圧接端子の圧接スロットに圧入済みの電線を適正に保持可能なコネクタを提供すること。【解決手段】コネクタ1は、電線10を圧接可能な圧接端子20と、圧接端子20を収容するハウジング40と、を備える。圧接端子20は、溝状の圧接スロット26を画成する一対の圧接刃25の先端同士が繋がるように構成され、一対の圧接刃25の間に中空部24を画成するアーチ状の形状を有する。ハウジング40は、圧接端子20が画成する中空部24に対応した形状の突起部48を有し、中空部24に突起部48が挿入された状態にて圧接端子20を保持する。【選択図】図2

Description

本発明は、圧接端子をハウジング内に収容したコネクタに関する。
従来から、溝状の圧接スロットに電線を圧入することによって電線の導体芯線に電気的に接続される圧接端子が提案されている。圧接端子の利用例として、例えば、複数の圧接端子をバスバ等を介して連結した状態にてハウジングに収容したコネクタが挙げられる(例えば、特許文献1を参照)。このコネクタでは、圧接端子の各々に電線を圧入することで、電線同士を電気的に接続可能となっている。
特開2016−134231号公報
上述した圧接端子を利用した従来のコネクタは、複数の圧接端子の各々への電線の圧入が完了した後、圧接端子と電線との接続箇所をカバーで覆うことで、その接続箇所を保護するようになっている。ところが、そのようにコネクタを製造する過程などにおいて、圧接端子に圧入済みの電線に対して外力が及んだ場合、その外力に起因して圧接端子が傾くように変形する可能性がある。このような外力は、例えば、コネクタを製造する一工程で、一部の圧接端子に電線を接続した後、その接続箇所がカバーで覆われることなく外部に晒された状態で、次の工程にハウジング及び電線を受け渡す場合などにおいて、生じ得る。圧接端子が過度に大きく傾くと、圧入済みの電線が圧接端子から外れる可能性がある。また、圧入済みの電線が圧接端子から外れるほど変形しなくても、圧接端子と電線との圧接位置が外力によって変位して(ずれて)、圧接端子と電線との間の電気的接続の信頼性が損なわれる可能性がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、圧接端子の圧接スロットに圧入済みの電線を適正に保持可能なコネクタを提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係るコネクタは、下記[1]〜[4]を特徴としている。
[1]
電線を圧接可能な圧接端子と、前記圧接端子を収容するハウジングと、を備えるコネクタであって、
前記圧接端子は、
溝状の圧接スロットを画成する一対の圧接刃の先端同士が繋がるように構成されるとともに、前記一対の前記圧接刃の間に中空部を画成するアーチ状の形状を有し、
前記ハウジングは、
前記圧接端子が画成する前記中空部に対応した形状の突起部を有し、前記中空部に前記突起部が挿入された状態にて前記圧接端子を保持する、
コネクタであること。
[2]
上記[1]に記載のコネクタにおいて、
前記一対の前記圧接刃の各々は、
前記ハウジングの筐体に保持される底板部から所定の立設方向に延びる形状を有し、前記圧接スロットに圧入される前記電線の導体芯線を挟んで押圧接触するとともに前記導体芯線と導通する導通部を有し、
前記突起部は、
前記筐体から前記立設方向に延びる形状を有し、当該突起部の延出端が前記導通部よりも前記底板部から離れる位置にある、
コネクタであること。
[3]
上記[2]に記載のコネクタにおいて、
前記突起部は、
前記圧接スロットを挟むように前記立設方向に延びる一対の柱状部と、前記圧接スロットの最も前記底板部側の最深箇所よりも前記底板部に近い位置にて前記一対の前記柱状部を連結する底壁部と、を有する、
コネクタであること。
[4]
上記[1]〜上記[3]の何れか一つに記載のコネクタにおいて、
前記ハウジングは、
複数の前記圧接端子のうちの少なくとも一つと、前記複数の前記圧接端子のうちの他の少なくとも一つと、が電気的に接続された状態にて、前記複数の前記圧接端子を収容する、
コネクタであること。
上記[1]の構成のコネクタによれば、アーチ状の形状を有する圧接端子の中空部に、ハウジングに設けられた突起部が挿入された状態で、圧接端子がハウジングに保持される。よって、例えば、圧接端子に圧入された電線を介して圧接端子に対して外力が及んでも、圧接端子自体の強度に加え、突起部の強度により、そのような外力に抗することになる。そのため、本構成のコネクタは、従来のコネクタに比べ、圧接端子の変形が生じ難く、圧接端子の圧接スロットに圧入済みの電線を適正に保持可能である。
上記[2]の構成のコネクタによれば、コネクタから延びる突起部が、圧接端子(より具体的には圧接刃)のうちの実際に導体芯線と接続することになる導通部よりも、底板部から離れる位置にまで延びる。その結果、突起部が導通部よりも底板部に近い位置にまでしか延びていない場合に比べ、電線を介して圧接端子に及ぶ外力を、突起部によってより強固に受け止めることができる。よって、本構成のコネクタは、圧接端子の圧接スロットに圧入済みの電線を更に適正に保持可能である。
上記[3]の構成のコネクタによれば、コネクタから延びる突起部が、圧接スロットを挟むように立設方向に延びる一対の柱状部と、圧接スロットの最も底板部側の最深箇所よりも底板に近い位置にて一対の柱状部を連結する底壁部と、を有する。これにより、一対の柱状部が底壁部によって保持されることで、突起部の強度が高まる。よって、本構成のコネクタは、圧接端子の圧接スロットに圧入済みの電線を更に適正に保持可能である。
上記[4]の構成のコネクタによれば、電気的に接続された複数の圧接端子の各々に電線を圧入することにより、それら電線同士を電気的に接続できる。また、例えば、複数の圧接端子に順に電線を圧入する場合などにおいて、一部の圧接端子に電線を圧入してから最終的にカバー等で接続箇所を覆うまでの間に圧入済みの電線に外力が及んでも、圧入済みの電線の外れや位置ずれを抑制できる。よって、圧接端子の圧接スロットに圧入済みの電線を適正に保持しながら、電線を圧入する作業の作業性を向上できる。
このように、本発明によれば、圧接端子の圧接スロットに圧入済みの電線を適正に保持可能なコネクタを提供できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本発明の実施形態に係るコネクタにおける圧接端子に電線を圧接する前の状態を示し、図1(a)は、その斜視図であり、図1(b)は、その正面図である。 図2(a)は、図1(b)のA−A断面を示す斜視図であり、図2(b)は、一部の圧接端子に電線を圧接した状態における図2(a)に対応する図である。 図3は、圧接端子の正面図である。 図4(a)は、圧接端子の図示を省略した図2(a)のB−B断面を示す斜視図であり、図4(b)は、図2(a)のB−B断面を示す斜視図である。 図5(a)は、図4(b)のC−C断面におけるハウジングの突起部の周囲を拡大して示す斜視図であり、図5(b)は、図4(b)のD−D断面図である。 図6(a)〜図6(c)は、コネクタの圧接端子に電線を圧接する際の過程を説明するための図である。
<実施形態>
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係るコネクタ1について説明する。コネクタ1は、図1に示すように、電線10を圧接可能な圧接端子20と、圧接端子20を収容するハウジング40と、を備えている。本実施形態では、図1,2,6に示すように、複数(2つ)の圧接端子20が導通された状態でハウジング40に取り付けられ、複数の圧接端子20の各々に、対応する電線10が圧接されている。これにより、複数(2つ)の電線10同士が導通され、且つ、電線10同士の導通箇所がハウジング40で保護されている。
以下、説明の便宜上、図1に示すように、「前後方向」、「上下方向」、「幅方向」、「前」、及び「後」を定義する。前後方向、上下方向、及び幅方向は互いに直交している。前後方向は、電線10の延在方向と一致している。
電線10は、図2(a)に示すように、長尺線状の金属製の導体芯線11と、導体芯線11の側面を被覆する樹脂製の被覆12と、を有している。本例では、電線10の断面は、円形状を有しているが、矩形状などの円形状以外の形状を有していてもよい。以下、コネクタ1を構成する各部品について順に説明する。
まず、圧接端子20について説明する。圧接端子20は、図2及び図3に示すように、1枚の金属平板にプレス加工及び曲げ加工を施すことで形成されている。圧接端子20は、前後方向に並ぶ一対の底板部21と、一対の底板部21の前後方向内側(互いに対向する側)の端部から上方に起立(立設)する一対の立設板部22と、一対の立設板部22の上端部(延出端)同士を前後方向に繋ぐ上板部23と、を備える。
一対の底板部21は、厚さ方向が上下方向を向いた一対の平板であり、一つの平面を構成するように、前後方向に間隔を空けて位置している。
一対の立設板部22は、厚さ方向が前後方向を向いた一対の平板であり、前後方向に間隔を空けて対向している。各立設板部22には、幅方向中央部に圧接スロット26を画成するように構成された圧接刃25が設けられている。より具体的には、圧接刃25は、圧接スロット26を挟んで幅方向に対向する形状を有するように構成される。この結果、2つの圧接刃25が、前後方向に間隔を空けて並んでいる。圧接スロット26は、上方に開口し且つ下方に延びる溝状の空間である。よって、上板部23は、具体的には、圧接刃25の幅方向の一方側の上端部同士及び圧接刃25の幅方向の他方側の上端部同士をそれぞれ、前後方向に連結している。
このように、圧接端子20における、一対の立設板部22(2つの圧接刃25)、及び、上板部23は、全体として、2つの圧接刃25の間において前後方向に挟まれる中空部24(図2参照)を画成するアーチ状の形状を有している。
圧接刃25は、図3に示すように、上側に位置する開口部27と、開口部27の下側に連続する導通部28と、を有している。開口部27は、下方に向かうほど(底板部21に近づくほど)圧接スロット26の間隔が狭くなる部分であり、電線10の被覆12を食い破るとともに電線10を導通部28までガイドする機能を果たす。
導通部28は、圧接スロット26の間隔が上下方向において一定に維持される部分であり、圧接スロット26に圧入される電線10の導体芯線11と導通する機能を果たす。導通部28の下端部は、下方に向かうほど圧接スロット26の間隔が狭くなっており、導通部28の下端は、は、底板部21から上方に離れた位置にある(図3参照)。
本例では、図2に示すように、2つの圧接端子20が、互いの底板部21に連結する結合部31によって、幅方向に並ぶように連結されて導通されている。より具体的には、一方の圧接端子20の前後方向一方側の底板部21と、他方の圧接端子20の前後方向他方側の底板部21と、が結合部31によって連結されている。このように、互いに導通された2つの圧接端子20は、ハウジング40に取り付けられている。以上、圧接端子20について説明した。
次いで、ハウジング40について説明する。図1に示すように、樹脂製のハウジング40は、基部41と、基部41の上方開口を塞ぐ蓋部42と、基部41に対して蓋部42を開閉可能に連結するヒンジ部43と、を一体に備える。ハウジング40は、蓋部42の閉状態にて、矩形箱状の筐体を構成するようになっている(図6(c)も参照)。
基部41は、矩形状の底部44と、底部44の幅方向両側縁部から上方に起立すると共に前後方向に延びる一対の側板部45と、を備え、前後方向及び上方向に開口している。一対の側板部45のうち一方の側板部45の上端部の前後方向中央部には、ヒンジ部43の一端側が連結されている。一対の側板部45のうち他方の側板部45の幅方向外側面の中央部には、幅方向外側に突出する係止突起46が形成されている。
基部41の底部44の上面(内面)には、圧接端子20の一対の底板部21を載置するための載置部47が、結合部31によって連結された2つの圧接端子20それぞれが有する一対の底板部21の位置に対応する2箇所の位置に設けられている(図2及び図4参照)。各載置部47は、基部41の底部44の上面の他の部分に対して、一対の底板部21に対応する輪郭形状を有する領域が底板部21の板厚分だけ下方に窪んだ部分である。
各載置部47には、その前後方向中央部から上方に一体に突出する突起部48が形成されている(図2及び図4参照)。各突起部48には、対応する圧接端子20の中空部24が挿入されることになる。
図4(a)に示すように、各突起部48は、載置部47から上方に突出すると共に幅方向に延びる底壁部49と、底壁部49の幅方向両端部から更に上方に突出する一対の柱状部51と、からなる。即ち、各突起部48は、載置部47から上方に突出し且つ幅方向に延びるU字状の平板状部分である。
図1、図2及び図4(b)に示すように、結合部31によって連結された2つの圧接端子20はそれぞれ、対応する載置部47に一対の底板部21が載置されるように、且つ、対応する突起部48に中空部24が挿入されるように、基部41の底部44の上面に固定される。
図5(特に、図5(b))に示すように、圧接端子20が基部41の底部44の上面に固定された状態において、一対の柱状部51の幅方向内側端面は、導通部28に位置する圧接刃25の先端面より寸法L1だけ幅方向外側に位置し、且つ、底壁部49の上端面は、導通部28の下端(即ち、圧接スロット26の最深箇所)より寸法L2だけ下側に位置している。
このように、底壁部49及び一対の柱状部51からなる突起部48は、中空部24に対応すると共に圧接スロット26の内部空間に進入しない形状を有している。寸法L1及び寸法L2に相当する空間は、圧接された電線10における食い破られた被覆12の逃げ部として機能し得る。
更に、一対の柱状部51の上端面は、圧接刃25の導通部28の上端部(導通部28と開口部27との境界部分)より上側に位置しており、また、圧接された電線10の上端位置より寸法L3だけ上側に位置している。
蓋部42は、図1(a)に示す開状態において、矩形状の天板部52と、天板部52の幅方向一方側の縁部から上方に起立すると共に前後方向に延びる側板部53と、天板部52の前後方向両側縁部から上方に起立すると共に幅方向に延びる一対の前後板部54と、を備え、上方向及び幅方向他方側に開口している。天板部52の幅方向他方側の前後方向に延びる縁部における前後方向中央部には、ヒンジ部43の他端側が連結されている。
一対の前後板部54の各々には、幅方向に並ぶ2つの電線10を挿通させるための2つの挿通部55が、幅方向に並んで形成されている。各挿通部55は、天板部52に向けて窪んだ溝部である。側板部53の前後方向中央部には、側板部53に代えて、側板部53から独立して天板部52から舌状に起立する係止片56が形成されている。係止片56の係止孔は、蓋部42を閉じたときに、基部41の係止突起46に係止されるようになっている。以上、ハウジング40について説明した。
次いで、圧接端子20に電線10を圧接する方法について説明する。圧接端子20に電線10を圧接するためには、まず、図6(a)に示すように、ハウジング40の蓋部42を開状態に維持した状態にて、2本の電線10のうち一方の電線10を、ハウジング40の基部41に固定された2つの圧接端子20のうち一方の圧接端子20に圧接する。
具体的には、電線10が、圧接刃25の開口部27(圧接スロット26)に載置された状態で、電線10の上方に配置された所定の圧接用治具(図示省略)を下向きに押圧する。これにより、圧接用治具が、開口部27に載置されている電線10を下向きに押し込む。
圧接用治具が、圧接刃25の開口部27に載置されている電線10を下向きに押し込むことにより、電線10の被覆12が食い破られるとともに導体芯線11が露出し、その導体芯線11が導通部28の間に入り込む(図2(b)、図3及び図5参照)。これにより、導体芯線11と導通部28との電気的な接続(即ち、圧接端子20と電線10との電気的な接続)が達成される。
以上の工程を経て、2本の電線10のうち一方の電線10が、ハウジング40の基部41に固定された2つの圧接端子20のうち一方の圧接端子20に圧接される(図6(a)参照)。
次いで、同様の手順により、図6(b)に示すように、2本の電線10のうち他方の電線10も、他方の圧接端子20に圧接される。これにより、2つの電線10同士が、2つの圧接端子20を連結する結合部31(図2参照)を介して導通される。
そして、図6(c)に示すように、ハウジング40の蓋部42の各挿通部55から対応する電線10がそれぞれ延出するように、ハウジング40の蓋部42が閉じられて、蓋部42の係止片56の係止孔が、基部41の係止突起46に係止される。これにより、ハウジング40の取り付けが完了することで、コネクタ1の組み付けが完了する。コネクタ1の組み付けが完了した状態では、図6(c)に示すように、2つの電線10の導通箇所が、矩形箱状の筐体を構成するハウジング40の内部に位置し、ハウジング40により保護される。
<作用・効果>
以上、本発明の実施形態に係るコネクタ1によれば、アーチ状の形状を有する圧接端子20の中空部24に、ハウジング40に設けられた突起部48が挿入された状態で、圧接端子20がハウジング40に保持される。よって、例えば、圧接端子20に圧入された電線10を介して圧接端子20に対して外力が及んでも、圧接端子20自体の強度に加え、突起部48の強度により、圧接端子20が外力に抗することになる。そのため、本構成のコネクタ1は、従来のコネクタに比べ、圧接端子20の変形が生じ難く、圧入された電線10を適正に保持可能である。
更に、コネクタ1によれば、ハウジング40から延びる突起部48の一対の柱状部51が、圧接端子20(より具体的には圧接刃25)のうちの実際に導体芯線11と接続することになる導通部28よりも底板部21から離れる位置(上側の位置)にまで延びる。その結果、電線10を介して圧接端子20に及ぶ外力を、突起部48によってより確実に受け止めることができる。
更に、コネクタ1によれば、ハウジング40から延びる突起部48が、圧接スロット26を挟むように立設方向に延びる一対の柱状部51と、圧接スロット26の最も底板部21側の最深箇所よりも底板部21に近い位置にて一対の柱状部51を連結する底壁部49と、を有する。これにより、一対の柱状部51が底壁部49によって保持されて突起部48の強度が高まる。
更に、コネクタ1によれば、電気的に接続された複数(2つ)の圧接端子20の各々に電線10を圧入することにより、それら電線10同士を電気的に接続できる。また、例えば、複数の圧接端子20に順に電線10を圧入する場合などにおいて、一部の圧接端子20に電線10を圧入してから最終的にカバー等で接続箇所を覆うまでの間に圧入済みの電線10に外力が及んでも、圧入済みの電線10の外れや位置ずれを抑制できる。
<他の形態>
なお、本発明は上記各実施形態に限定されることはなく、本発明の範囲内において種々の変形例を採用することができる。例えば、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
上記実施形態では、ハウジング40に、互いに導通された2つの圧接端子20が収容されている。これに対し、ハウジング40に、単一の圧接端子20が収容されていてもよいし、互いに導通された3つ以上の圧接端子20が収容されていてもよい。
ここで、上述した本発明に係るコネクタ1の実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]〜[4]に簡潔に纏めて列記する。
[1]
電線(10)を圧接可能な圧接端子(20)と、前記圧接端子(20)を収容するハウジング(40)と、を備えるコネクタ(1)であって、
前記圧接端子(20)は、
溝状の圧接スロット(26)を画成する一対の圧接刃(25)の先端同士が繋がるように構成されるとともに、前記一対の前記圧接刃(25)の間に中空部(24)を画成するアーチ状の形状を有し、
前記ハウジング(40)は、
前記圧接端子(20)が画成する前記中空部(24)に対応した形状の突起部(48)を有し、前記中空部(24)に前記突起部(48)が挿入された状態にて前記圧接端子(20)を保持する、
コネクタ(1)。
[2]
上記[1]に記載のコネクタ(1)において、
前記一対の前記圧接刃(25)の各々は、
前記ハウジング(40)の筐体(41)に保持される底板部(21)から所定の立設方向に延びる形状を有し、前記圧接スロット(26)に圧入される前記電線(10)の導体芯線(11)を挟んで押圧接触するとともに前記導体芯線(11)と導通する導通部(28)を有し、
前記突起部(48)は、
前記筐体(41)から前記立設方向に延びる形状を有し、当該突起部(48)の延出端が前記導通部(28)よりも前記底板部(21)から離れる位置にある、
コネクタ(1)。
[3]
上記[2]に記載のコネクタ(1)において、
前記突起部(48)は、
前記圧接スロット(26)を挟むように前記立設方向に延びる一対の柱状部(51)と、前記圧接スロット(26)の最も前記底板部(21)側の最深箇所よりも前記底板部(21)に近い位置にて前記一対の前記柱状部(51)を連結する底壁部(49)と、を有する、
コネクタ(1)。
[4]
上記[1]〜上記[3]の何れか一つに記載のコネクタ(1)において、
前記ハウジング(40)は、
複数の前記圧接端子(20)のうちの少なくとも一つと、前記複数の前記圧接端子(20)のうちの他の少なくとも一つと、が電気的に接続された状態にて、前記複数の前記圧接端子(20)を収容する、
コネクタ(1)。
1 コネクタ
10 電線
20 圧接端子
21 底板部
24 中空部
25 圧接刃
26 圧接スロット
27 開口部
28 導通部
40 ハウジング
41 基部(筐体)
48 突起部
49 底壁部
51 柱状部

Claims (4)

  1. 電線を圧接可能な圧接端子と、前記圧接端子を収容するハウジングと、を備えるコネクタであって、
    前記圧接端子は、
    溝状の圧接スロットを画成する一対の圧接刃の先端同士が繋がるように構成されるとともに、前記一対の前記圧接刃の間に中空部を画成するアーチ状の形状を有し、
    前記ハウジングは、
    前記圧接端子が画成する前記中空部に対応した形状の突起部を有し、前記中空部に前記突起部が挿入された状態にて前記圧接端子を保持する、
    コネクタ。
  2. 請求項1に記載のコネクタにおいて、
    前記一対の前記圧接刃の各々は、
    前記ハウジングの筐体に保持される底板部から所定の立設方向に延びる形状を有し、前記圧接スロットに圧入される前記電線の導体芯線を挟んで押圧接触するとともに前記導体芯線と導通する導通部を有し、
    前記突起部は、
    前記筐体から前記立設方向に延びる形状を有し、当該突起部の延出端が前記導通部よりも前記底板部から離れる位置にある、
    コネクタ。
  3. 請求項2に記載のコネクタにおいて、
    前記突起部は、
    前記圧接スロットを挟むように前記立設方向に延びる一対の柱状部と、前記圧接スロットの最も前記底板部側の最深箇所よりも前記底板部に近い位置にて前記一対の前記柱状部を連結する底壁部と、を有する、
    コネクタ。
  4. 請求項1〜請求項3の何れか一項に記載のコネクタにおいて、
    前記ハウジングは、
    複数の前記圧接端子のうちの少なくとも一つと、前記複数の前記圧接端子のうちの他の少なくとも一つと、が電気的に接続された状態にて、前記複数の前記圧接端子を収容する、
    コネクタ。
JP2019090826A 2019-05-13 2019-05-13 コネクタ Active JP7311309B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019090826A JP7311309B2 (ja) 2019-05-13 2019-05-13 コネクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019090826A JP7311309B2 (ja) 2019-05-13 2019-05-13 コネクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020187896A true JP2020187896A (ja) 2020-11-19
JP7311309B2 JP7311309B2 (ja) 2023-07-19

Family

ID=73221933

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019090826A Active JP7311309B2 (ja) 2019-05-13 2019-05-13 コネクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7311309B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021035560A (ja) * 2020-11-11 2021-03-04 株式会社三洋物産 遊技機
JP2021035561A (ja) * 2020-11-11 2021-03-04 株式会社三洋物産 遊技機

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4915979A (ja) * 1972-04-08 1974-02-12
JPH07122306A (ja) * 1993-10-26 1995-05-12 Sumitomo Wiring Syst Ltd 圧接ジョイントコネクタ
JPH08180909A (ja) * 1994-12-26 1996-07-12 Sumitomo Wiring Syst Ltd 圧接コネクタ
JPH08213063A (ja) * 1995-02-09 1996-08-20 Yazaki Corp 圧接ジョイントコネクタ
JP2014209410A (ja) * 2013-04-16 2014-11-06 日本圧着端子製造株式会社 圧接コネクタ及びこれに用いられるハウジング

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4915979A (ja) * 1972-04-08 1974-02-12
JPH07122306A (ja) * 1993-10-26 1995-05-12 Sumitomo Wiring Syst Ltd 圧接ジョイントコネクタ
JPH08180909A (ja) * 1994-12-26 1996-07-12 Sumitomo Wiring Syst Ltd 圧接コネクタ
JPH08213063A (ja) * 1995-02-09 1996-08-20 Yazaki Corp 圧接ジョイントコネクタ
JP2014209410A (ja) * 2013-04-16 2014-11-06 日本圧着端子製造株式会社 圧接コネクタ及びこれに用いられるハウジング

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021035560A (ja) * 2020-11-11 2021-03-04 株式会社三洋物産 遊技機
JP2021035561A (ja) * 2020-11-11 2021-03-04 株式会社三洋物産 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP7311309B2 (ja) 2023-07-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI363458B (ja)
JPH11345645A (ja) リセプタクル電気端子
JP6879648B2 (ja) 外導体端子及びシールドコネクタ
WO2018008374A1 (ja) シールドコネクタ
CN113273037B (zh) 连接器及外导体
JP2017204325A (ja) 基板用コネクタ
JPWO2018016389A1 (ja) ケーブル保持体を有するケーブルコネクタ
JP2009016178A (ja) 同軸コネクタ
JP2020187896A (ja) コネクタ
JP2008112682A (ja) カードエッジ型コネクタ
JP4482568B2 (ja) 電気コネクタ
JP2020187895A (ja) 圧接端子、端子付き電線、及び、コネクタ
JP3802740B2 (ja) 端子用カバー
JP4062186B2 (ja) 圧着バスバー
JP4334126B2 (ja) ヒューズ装着部の構造及びこのヒューズ装着部が形成された電気接続箱
JP7044736B2 (ja) 電子部品ユニット
JP2005149935A (ja) 圧接ジョイントコネクタ
CN110870143B (zh) 端子零件
US10096925B2 (en) Connector
JP5289154B2 (ja) コネクタ
JP2001110466A (ja) 圧接コネクタ
JP2014143069A (ja) 同軸コネクタ
JP2000299167A (ja) 電気コネクタ
JP5835672B2 (ja) バスバーを備えた電気接続箱
JP7360310B2 (ja) コンタクトおよびコネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220415

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230131

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230306

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230704

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230706

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7311309

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150