JP2016166325A - 添加剤組成物およびそれを含む熱可塑性ポリマー組成物 - Google Patents
添加剤組成物およびそれを含む熱可塑性ポリマー組成物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016166325A JP2016166325A JP2016001897A JP2016001897A JP2016166325A JP 2016166325 A JP2016166325 A JP 2016166325A JP 2016001897 A JP2016001897 A JP 2016001897A JP 2016001897 A JP2016001897 A JP 2016001897A JP 2016166325 A JP2016166325 A JP 2016166325A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thermoplastic polymer
- polymer composition
- group
- clarifying agent
- colorant
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 0 *C1OC(c2c(*)c(*)c(*)c(*)c2*)OC2C1OC(c1c(*)c(*)c(*)c(*)c1*)OC2 Chemical compound *C1OC(c2c(*)c(*)c(*)c(*)c2*)OC2C1OC(c1c(*)c(*)c(*)c(*)c1*)OC2 0.000 description 2
Images
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K5/00—Use of organic ingredients
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08J—WORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
- C08J3/00—Processes of treating or compounding macromolecular substances
- C08J3/20—Compounding polymers with additives, e.g. colouring
- C08J3/201—Pre-melted polymers
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K5/00—Use of organic ingredients
- C08K5/0008—Organic ingredients according to more than one of the "one dot" groups of C08K5/01 - C08K5/59
- C08K5/0041—Optical brightening agents, organic pigments
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K5/00—Use of organic ingredients
- C08K5/04—Oxygen-containing compounds
- C08K5/05—Alcohols; Metal alcoholates
- C08K5/053—Polyhydroxylic alcohols
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K5/00—Use of organic ingredients
- C08K5/04—Oxygen-containing compounds
- C08K5/15—Heterocyclic compounds having oxygen in the ring
- C08K5/156—Heterocyclic compounds having oxygen in the ring having two oxygen atoms in the ring
- C08K5/1575—Six-membered rings
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K5/00—Use of organic ingredients
- C08K5/16—Nitrogen-containing compounds
- C08K5/20—Carboxylic acid amides
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K5/00—Use of organic ingredients
- C08K5/49—Phosphorus-containing compounds
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K5/00—Use of organic ingredients
- C08K5/49—Phosphorus-containing compounds
- C08K5/51—Phosphorus bound to oxygen
- C08K5/52—Phosphorus bound to oxygen only
- C08K5/521—Esters of phosphoric acids, e.g. of H3PO4
- C08K5/523—Esters of phosphoric acids, e.g. of H3PO4 with hydroxyaryl compounds
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08J—WORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
- C08J2323/00—Characterised by the use of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Derivatives of such polymers
- C08J2323/02—Characterised by the use of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Derivatives of such polymers not modified by chemical after treatment
- C08J2323/10—Homopolymers or copolymers of propene
- C08J2323/14—Copolymers of propene
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K5/00—Use of organic ingredients
- C08K5/0008—Organic ingredients according to more than one of the "one dot" groups of C08K5/01 - C08K5/59
- C08K5/0083—Nucleating agents promoting the crystallisation of the polymer matrix
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
Abstract
Description
本願の主題および本明細書に記載された本発明は、一般に、添加剤組成物およびそのような添加剤組成物を含有する熱可塑性ポリマー組成物を対象とする。
熱可塑性ポリマーは、現代世界では遍在するようになった。熱可塑性ポリマーの汎用性およびそれらを種々の異なる形態に加工することができる相対的容易性が、それらの遍在化に貢献した。この汎用性は、熱可塑性ポリマーそのものの性質に一部起因するが、この汎用性の少なくとも一部は、これらのポリマーの物理的性質を改変する添加剤の開発に起因する。
例えば典型的にはほんのわずかに半透明であるポリプロピレンホモポリマーおよびポリプロピレンコポリマーは、透明化剤として公知の添加剤の一分類を用いて、より半透明または事実上透明にすることができる。そのような透明化剤の開発および使用は、ポリプロピレンポリマーの全く新しい適用範囲、つまり自然とまたはより即座に半透明または透明になるそれらのポリマー(例えば、ポリスチレン)ではこれまで留保された適用範囲を拡大した。例えば、透明化剤により、透明な包装および容器中でポリプロピレンポリマーを使用することができた。
特定の添加剤の開発および使用(例えば、透明化剤)は、熱可塑性ポリマーの特定の物理学的性質を改善させたが、依然として改善の余地がある。特に本願出願者は、熱可塑性ポリマー、例えば透明化されたポリプロピレンポリマーの審美的品質をさらに改善する添加剤の組み合わせが依然として求められていると考える。本願および本明細書に記載された発明は、この必要性に取り組もうと努めている。
本発明は、一般に、熱可塑性ポリマーへの添加に適した添加剤組成物、透明化剤および少なくとも1種の着色剤を含有する熱可塑性ポリマー組成物、ならびにそのような熱可塑性ポリマー組成物を生成するための方法を提供する。一般に添加剤組成物は、透明化剤および相対的に低レベルの少なくとも1種の着色剤を含み、着色剤のタイプおよび量は、添加剤組成物を含有する熱可塑性ポリマー組成物が特定の色空間に入るCIE L*、a*、およびb*値を示すように選択される。この色空間は、添加剤組成物を含有する熱可塑性ポリマー組成物の絶対L*、a*、およびb*値、または着色剤を含有しない対照熱可塑性ポリマー組成物に対する、添加剤組成物を含有する熱可塑性ポリマー組成物により示されたa*およびb*値の変化、のいずれかに関して定義することができる。同様に、本発明の熱可塑性ポリマー組成物は、透明化剤および少なくとも1種の着色剤を含有し、着色剤のタイプおよび量は、熱可塑性ポリマー組成物が特定の色空間に入るCIE L*、a*、およびb*値を示すように選択される。再びこの色空間は、熱可塑性ポリマー組成物の絶対L*、a*、およびb*値、または着色剤を含有しない対照熱可塑性ポリマー組成物に対する、熱可塑性ポリマー組成物により示されたa*およびb*値の変化、のいずれかに関して定義することができる。
着色剤のタイプおよび量が、ポリマーに実質的および即座に認知可能な色を付与するように選択される、着色剤のより典型的な使用に反して、本発明の組成物は、熱可塑性ポリマー組成物(例えば、添加剤組成物を含有する熱可塑性ポリマー組成物、または列挙される透明化剤および着色剤を含有する熱可塑性ポリマー組成物)が、実質的に着色されていると認知されないように設計される。つまり本発明の組成物は、一般に、着色されるように設計されたポリマー組成物中で使用される着色剤よりも実質的に低い着色剤レベルを用いる。これらの組成物の設計は、相対的に少量の着色剤(例えば、CIE L*a*b*色空間の明示された部分に入るポリマーを製造する着色剤の量およびタイプ)を含有する透明化熱可塑性ポリマーが、一般に、着色剤を含有しない透明化熱可塑性ポリマーよりも視覚的に魅力があると認知される、という本願出願者の発見に基づく。幾つかの例において、これらの熱可塑性ポリマーは、熱可塑性ポリマーの濁度の測定可能な低下が全くなかったとしても、着色剤を含有しない透明化熱可塑性ポリマーよりも透明に見える(例えば、より低い濁度を示す)と認知および説明される。手に入れた(in hand)この発見を用いて、本願出願者は、本明細書に記載された発明の様々な態様を開発した。
第一の態様において、本発明は、
(a)熱可塑性ポリマーを準備する工程;
(b)(i)トリスアミド、2,2’−メチレンビス−(4,6−ジ−tert−ブチルフェニル)リン酸アルミニウム、2,2’−メチレンビス(4,6−ジ−tert−ブチルフェニル)リン酸リチウム、モノカルボキシラート化合物、および式(I):
(a)熱可塑性ポリマーを準備する工程;
(b)(i)トリスアミド、2,2’−メチレンビス−(4,6−ジ−tert−ブチルフェニル)リン酸アルミニウム、2,2’−メチレンビス(4,6−ジ−tert−ブチルフェニル)リン酸リチウム、モノカルボキシラート化合物、および式(I):
(式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9およびR10は、それぞれ独立して、水素、アルキル基、アルコキシ基、アルケニル基、アリール基、およびハロゲンからなる群より選択され;R11は、−CH2OHおよび−CHOHCH2OHからなる群より選択されるヒドロキシアルキル基である)の構造に従うアセタール化合物からなる群より選択される少なくとも1種の透明化剤と;
(ii)着色剤と、
を含む添加剤組成物を準備する工程;ならびに
(c)熱可塑性ポリマーと添加剤組成物とを混合して、熱可塑性ポリマー組成物を製造する工程、
を含む熱可塑性ポリマー組成物を製造するための方法であって、
ここで、熱可塑性ポリマーおよび添加剤組成物が、別個に準備され;熱可塑性ポリマー組成物中の透明化剤の量が、熱可塑性ポリマー組成物の総質量を基準として約100ppm〜約5,000ppmであり;熱可塑性ポリマー組成物中に存在する着色剤の量が、以下の不等式
(ii)着色剤と、
を含む添加剤組成物を準備する工程;ならびに
(c)熱可塑性ポリマーと添加剤組成物とを混合して、熱可塑性ポリマー組成物を製造する工程、
を含む熱可塑性ポリマー組成物を製造するための方法であって、
ここで、熱可塑性ポリマーおよび添加剤組成物が、別個に準備され;熱可塑性ポリマー組成物中の透明化剤の量が、熱可塑性ポリマー組成物の総質量を基準として約100ppm〜約5,000ppmであり;熱可塑性ポリマー組成物中に存在する着色剤の量が、以下の不等式
(式中、Δb*は、ゼロではなく;Δa*値およびΔb*値は、対照熱可塑性ポリマー組成物から生成された1.27mm(50ミル)のプラーク(plaque)により示されるa*値およびb*値を測定し、熱可塑性ポリマー組成物から生成された1.27mm(50ミル)のプラークにより示されるa*値およびb*値を測定して、熱可塑性ポリマー組成物から生成されたプラークのa*およびb*値から、対照熱可塑性ポリマー組成物から生成されたプラークのa*およびb*値を差し引くことにより計算される)のそれぞれを満たすΔa*値およびΔb*値を示す熱可塑性ポリマー組成物を製造するのに十分であり;対照熱可塑性ポリマー組成物が、熱可塑性ポリマーおよび透明化剤を含有するが着色剤を含有しない、方法を提供する。
第二の態様において、本発明は、
(a)熱可塑性ポリマーを準備する工程;
(b)トリスアミド、2,2’−メチレンビス−(4,6−ジ−tert−ブチルフェニル)リン酸アルミニウム、2,2’−メチレンビス(4,6−ジ−tert−ブチルフェニル)リン酸リチウム、モノカルボキシラート化合物、および式(I):
(a)熱可塑性ポリマーを準備する工程;
(b)トリスアミド、2,2’−メチレンビス−(4,6−ジ−tert−ブチルフェニル)リン酸アルミニウム、2,2’−メチレンビス(4,6−ジ−tert−ブチルフェニル)リン酸リチウム、モノカルボキシラート化合物、および式(I):
(式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9およびR10は、それぞれ独立して、水素、アルキル基、アルコキシ基、アルケニル基、アリール基、およびハロゲンからなる群より選択され;R11は、−CH2OHおよび−CHOHCH2OHからなる群より選択されるヒドロキシアルキル基である)の構造に従うアセタール化合物からなる群より選択される透明化剤を準備する工程;
(c)着色剤を準備する工程;ならびに
(d)熱可塑性ポリマーと透明化剤と着色剤とを混合して、熱可塑性ポリマー組成物を製造する工程、
を含む熱可塑性ポリマー組成物を製造するための方法であって、
ここで、熱可塑性ポリマー、透明化剤、および着色剤が、それぞれ別個に準備され;熱可塑性ポリマー組成物中に存在する透明化剤の量が、熱可塑性ポリマー組成物の総質量を基準として約100ppm〜約5,000ppmであり;熱可塑性ポリマー組成物中の着色剤の量が、以下の不等式
(c)着色剤を準備する工程;ならびに
(d)熱可塑性ポリマーと透明化剤と着色剤とを混合して、熱可塑性ポリマー組成物を製造する工程、
を含む熱可塑性ポリマー組成物を製造するための方法であって、
ここで、熱可塑性ポリマー、透明化剤、および着色剤が、それぞれ別個に準備され;熱可塑性ポリマー組成物中に存在する透明化剤の量が、熱可塑性ポリマー組成物の総質量を基準として約100ppm〜約5,000ppmであり;熱可塑性ポリマー組成物中の着色剤の量が、以下の不等式
(式中、Δb*は、ゼロではなく;Δa*値およびΔb*値は、対照熱可塑性ポリマー組成物から生成された1.27mm(50ミル)のプラークにより示されるa*値およびb*値を測定し、熱可塑性ポリマー組成物から生成された1.27mm(50ミル)のプラークにより示されるa*値およびb*値を測定して、熱可塑性ポリマー組成物から生成されたプラークのa*およびb*値から、対照熱可塑性ポリマー組成物から生成されたプラークのa*およびb*値を差し引くことにより計算される)のそれぞれを満たすΔa*値およびΔb*値を示す熱可塑性ポリマー組成物を製造するのに十分であり;対照熱可塑性ポリマー組成物が、熱可塑性ポリマーおよび透明化剤を含有するが着色剤を含有しない、方法を提供する。
第三の態様において、本発明は、本質的に
(a)トリスアミド、2,2’−メチレンビス−(4,6−ジ−tert−ブチルフェニル)リン酸アルミニウム、2,2’−メチレンビス(4,6−ジ−tert−ブチルフェニル)リン酸リチウム、モノカルボキシラート化合物、および式(I):
(a)トリスアミド、2,2’−メチレンビス−(4,6−ジ−tert−ブチルフェニル)リン酸アルミニウム、2,2’−メチレンビス(4,6−ジ−tert−ブチルフェニル)リン酸リチウム、モノカルボキシラート化合物、および式(I):
(式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9およびR10は、それぞれ独立して、水素、アルキル基、アルコキシ基、アルケニル基、アリール基、およびハロゲンからなる群より選択され;R11は、−CH2OHおよび−CHOHCH2OHからなる群より選択されるヒドロキシアルキル基である)の構造に従うアセタール化合物からなる群より選択される透明化剤と;
(b)着色剤と、
からなる添加剤組成物であって、
ここで、熱可塑性ポリマー組成物が以下の不等式
(b)着色剤と、
からなる添加剤組成物であって、
ここで、熱可塑性ポリマー組成物が以下の不等式
(式中、Δb*は、ゼロではない)のそれぞれを満たすΔa*値およびΔb*値を示すような量で、着色剤が添加剤組成物中に存在し;熱可塑性ポリマー組成物が、熱可塑性ポリマー組成物の総質量を基準として、熱可塑性ポリマー組成物中で約100ppm〜約5,000ppmの透明化剤を提供するのに十分な量の熱可塑性ポリマーおよび添加剤組成物を含み;Δa*値およびΔb*値が、対照熱可塑性ポリマー組成物から生成された1.27mm(50ミル)のプラークにより示されるa*値およびb*値を測定し、熱可塑性ポリマー組成物から生成された1.27mm(50ミル)のプラークにより示されるa*値およびb*値を測定して、熱可塑性ポリマー組成物から生成されたプラークのa*およびb*値から、対照熱可塑性ポリマー組成物から生成されたプラークのa*およびb*値を差し引くことにより計算され;対照熱可塑性ポリマー組成物が、熱可塑性ポリマーおよび透明化剤を含有するが着色剤を含有しない、添加剤組成物を提供する。
第四の態様において、本発明は、
(a)熱可塑性ポリマーを準備する工程;
(b)(i)トリスアミド、2,2’−メチレンビス−(4,6−ジ−tert−ブチルフェニル)リン酸アルミニウム、2,2’−メチレンビス(4,6−ジ−tert−ブチルフェニル)リン酸リチウム、モノカルボキシラート化合物、および式(I):
(a)熱可塑性ポリマーを準備する工程;
(b)(i)トリスアミド、2,2’−メチレンビス−(4,6−ジ−tert−ブチルフェニル)リン酸アルミニウム、2,2’−メチレンビス(4,6−ジ−tert−ブチルフェニル)リン酸リチウム、モノカルボキシラート化合物、および式(I):
(式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9およびR10は、それぞれ独立して、水素、アルキル基、アルコキシ基、アルケニル基、アリール基、およびハロゲンからなる群より選択され;R11は、−CH2OHおよび−CHOHCH2OHからなる群より選択されるヒドロキシアルキル基である)の構造に従うアセタール化合物からなる群より選択される少なくとも1種の透明化剤と;
(ii)着色剤と、
を含む添加剤組成物を準備する工程;ならびに
(c)熱可塑性ポリマーと添加剤組成物とを混合して、熱可塑性ポリマー組成物を製造する工程、
を含む熱可塑性ポリマー組成物を製造するための方法であって、
ここで、熱可塑性ポリマーおよび添加剤組成物が、別個に準備され;熱可塑性ポリマー組成物中の透明化剤の量が、熱可塑性ポリマー組成物の総質量を基準として、約100ppm〜約5,000ppmであり;熱可塑性ポリマー組成物中に存在する着色剤の量が、以下の不等式
(ii)着色剤と、
を含む添加剤組成物を準備する工程;ならびに
(c)熱可塑性ポリマーと添加剤組成物とを混合して、熱可塑性ポリマー組成物を製造する工程、
を含む熱可塑性ポリマー組成物を製造するための方法であって、
ここで、熱可塑性ポリマーおよび添加剤組成物が、別個に準備され;熱可塑性ポリマー組成物中の透明化剤の量が、熱可塑性ポリマー組成物の総質量を基準として、約100ppm〜約5,000ppmであり;熱可塑性ポリマー組成物中に存在する着色剤の量が、以下の不等式
(式中、a*値およびb*値は、熱可塑性ポリマー組成物から生成された1.27mm(50ミル)のプラークにより示されるa*値およびb*値を測定することにより決定される)のそれぞれを満たすa*値およびb*値を示す熱可塑性ポリマー組成物を製造するのに十分である、方法を提供する。
第五の態様において、本発明は、
(a)熱可塑性ポリマーを準備する工程;
(b)トリスアミド、2,2’−メチレンビス−(4,6−ジ−tert−ブチルフェニル)リン酸アルミニウム、2,2’−メチレンビス(4,6−ジ−tert−ブチルフェニル)リン酸リチウム、モノカルボキシラート化合物、および式(I):
(a)熱可塑性ポリマーを準備する工程;
(b)トリスアミド、2,2’−メチレンビス−(4,6−ジ−tert−ブチルフェニル)リン酸アルミニウム、2,2’−メチレンビス(4,6−ジ−tert−ブチルフェニル)リン酸リチウム、モノカルボキシラート化合物、および式(I):
(式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9およびR10は、それぞれ独立して、水素、アルキル基、アルコキシ基、アルケニル基、アリール基、およびハロゲンからなる群より選択され;R11は、−CH2OHおよび−CHOHCH2OHからなる群より選択されるヒドロキシアルキル基である)の構造に従うアセタール化合物からなる群より選択される透明化剤を準備する工程;
(c)着色剤を準備する工程;ならびに
(d)熱可塑性ポリマーと透明化剤と着色剤とを混合して、熱可塑性ポリマー組成物を製造する工程、
を含む熱可塑性ポリマー組成物を製造するための方法であって、
ここで、熱可塑性ポリマー、透明化剤、および着色剤が、それぞれ別個に準備され;熱可塑性ポリマー組成物中に存在する透明化剤の量が、熱可塑性ポリマー組成物の総質量を基準として約100ppm〜約5,000ppmであり;熱可塑性ポリマー組成物中の着色剤の量が、以下の不等式
(c)着色剤を準備する工程;ならびに
(d)熱可塑性ポリマーと透明化剤と着色剤とを混合して、熱可塑性ポリマー組成物を製造する工程、
を含む熱可塑性ポリマー組成物を製造するための方法であって、
ここで、熱可塑性ポリマー、透明化剤、および着色剤が、それぞれ別個に準備され;熱可塑性ポリマー組成物中に存在する透明化剤の量が、熱可塑性ポリマー組成物の総質量を基準として約100ppm〜約5,000ppmであり;熱可塑性ポリマー組成物中の着色剤の量が、以下の不等式
(式中、a*値およびb*値は、熱可塑性ポリマー組成物から生成された1.27mm(50ミル)のプラークにより示されるa*値およびb*値を測定することにより決定される)のそれぞれを満たすa*値およびb*値を示す熱可塑性ポリマー組成物を製造するのに十分である、方法を提供する。
第六の態様において、本発明は、本質的に
(a)トリスアミド、2,2’−メチレンビス−(4,6−ジ−tert−ブチルフェニル)リン酸アルミニウム、2,2’−メチレンビス(4,6−ジ−tert−ブチルフェニル)リン酸リチウム、モノカルボキシラート化合物、および式(I):
(a)トリスアミド、2,2’−メチレンビス−(4,6−ジ−tert−ブチルフェニル)リン酸アルミニウム、2,2’−メチレンビス(4,6−ジ−tert−ブチルフェニル)リン酸リチウム、モノカルボキシラート化合物、および式(I):
(式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9およびR10は、それぞれ独立して、水素、アルキル基、アルコキシ基、アルケニル基、アリール基、およびハロゲンからなる群より選択され;R11は、−CH2OHおよび−CHOHCH2OHからなる群より選択されるヒドロキシアルキル基である)の構造に従うアセタール化合物からなる群より選択される透明化剤と;
(b)着色剤と、
からなる添加剤組成物であって、
ここで、熱可塑性ポリマー組成物が以下の不等式
(b)着色剤と、
からなる添加剤組成物であって、
ここで、熱可塑性ポリマー組成物が以下の不等式
のそれぞれを満たすa*値およびb*値を示すような量で、着色剤が添加剤組成物中に存在し;熱可塑性ポリマー組成物が、熱可塑性ポリマー組成物の総質量を基準として、熱可塑性ポリマー組成物中で約100ppm〜約5,000ppmの透明化剤を提供するのに十分な量の熱可塑性ポリマーおよび添加剤組成物を含み;a*値およびb*値が、熱可塑性ポリマー組成物から生成された1.27mm(50ミル)のプラークにより示されるa*およびb*値を測定することにより決定される、添加剤組成物を提供する。
[発明の詳細な説明]
先に記載された通り、本発明は、熱可塑性ポリマーへの添加に適した添加剤組成物、透明化剤および少なくとも1種の着色剤を含有する熱可塑性ポリマー組成物、ならびにそのような熱可塑性ポリマー組成物を生成するための方法を提供する。本発明のこれらの態様の様々な側面が、以下に記載される。
先に記載された通り、本発明は、熱可塑性ポリマーへの添加に適した添加剤組成物、透明化剤および少なくとも1種の着色剤を含有する熱可塑性ポリマー組成物、ならびにそのような熱可塑性ポリマー組成物を生成するための方法を提供する。本発明のこれらの態様の様々な側面が、以下に記載される。
本発明において用いられる熱可塑性ポリマーは、いずれかの適切な熱可塑性ポリマーであってもよい。本明細書で用いられる用語「熱可塑性ポリマー」は、浮動性の液体を形成するのに十分な熱への暴露により溶融し、十分な冷却により固化状態に戻るポリマー材料を指す。特定の好ましい態様において、熱可塑性ポリマーは、ポリオレフィンである。熱可塑性ポリマーは、いずれかの適切なポリオレフィン、例えばポリプロピレン、ポリエチレン、ポリブチレン、およびポリ(4−メチル−1−ペンテン)、ならびにそれらの組み合わせまたは混合物であってもよい。特定の好ましい態様において、熱可塑性ポリマーは、ポリプロピレンホモポリマー(例えば、アタクチックなポリプロピレン、イソタクチックなポリプロピレン、およびシンジオタクチックなポリプロピレン)、ポリプロピレンコポリマー(例えば、ポリプロピレンランダムコポリマー)、およびそれらの混合物からなる群より選択されるポリオレフィンである。適切なポリプロピレンコポリマーとしては、非限定的に、エチレン、ブタ−1−エン(即ち、1−ブテン)、およびヘキサ−1−エン(即ち、1−ヘキセン)からなる群より選択されるコモノマーの存在下でのプロピレンの重合から生成されるランダムコポリマーが挙げられる。そのようなポリプロピレンランダムコポリマーにおいて、コモノマーは、いずれかの適切な量で存在することができるが、典型的には約10質量%以下(例えば、約1〜約7質量%、または約1〜約4.5質量%)の量で存在する。
本発明の添加剤組成物および方法において用いられる透明化剤は、いずれかの適切な透明化剤であってもよい。適切な透明化剤としては、非限定的に、トリスアミド、ビスフェノールホスファート、モノカルボキシラート化合物、およびアセタール化合物が挙げられる。例えば、適切なトリスアミド透明化剤としては、非限定的に、ベンゼン−1,3,5−トリカルボン酸のアミド誘導体、N−(3,5−ビス−ホルミルアミノ−フェニル)−ホルムアミドの誘導体(例えば、N−[3,5−ビス−(2,2−ジメチル−プロピオニルアミノ)−フェニル]−2,2−ジメチル−プロピオンアミド)、2−カルバモイル−マロンアミドの誘導体(例えば、N,N’−ビス−(2−メチル−シクロヘキシル)−2−(2−メチル−シクロヘキシルカルバモイル)−マロンアミド)、およびそれらの組み合わせが挙げられる。適切なビスフェノールホスファート透明化剤としては、2,2’−メチレンビス−(4,6−ジ−tert−ブチルフェニル)リン酸塩、例えば2,2’−メチレンビス−(4,6−ジ−tert−ブチルフェニル)リン酸アルミニウム、2,2’−メチレンビス(4,6−ジ−tert−ブチルフェニル)リン酸リチウム、およびそれらの組み合わせが挙げられる。適切なアセタール透明化剤としては、多価アルコールと芳香族アルデヒドとの縮合反応により製造されるアセタール化合物が挙げられる。そのようなアセタール透明化剤を製造するのに適した多価アルコールとしては、非限定的に、非環式ポリオール、例えばキシルトールおよびソルビトールが挙げられる。そのようなアセタール透明化剤を製造するのに適した芳香族アルデヒドとしては、非限定的に、単一のアルデヒド基を含有し、芳香族環の残りの位置が無置換または置換されている芳香族アルデヒドが挙げられる。つまり適切な芳香族アルデヒドとしては、ベンズアルデヒドおよび置換されたベンズアルデヒド(例えば、3,4−ジメチル−ベンズアルデヒド)が挙げられる。先に記載された反応により製造されたアセタール化合物は、モノアセタール、ジアセタール、またはトリアセタール化合物(即ち、それぞれ1、2、または3個のアセタール基を含有する化合物)であってもよく、ジアセタール化合物が好ましい。
の構造に従うアセタール化合物からなる群より選択される。式(I)で示される構造において、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9およびR10は、それぞれ独立して、水素、アルキル基、アルコキシ基、アルケニル基、アリール基、およびハロゲンからなる群より選択される。R11は、−CH2OHおよび−CHOHCH2OHからなる群より選択されるヒドロキシアルキル基である。特定の、おそらく好ましい態様において、アセタール化合物は、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9およびR10が、それぞれ水素であり、R11が、−CHOHCH2OHである、式(I)で示される化合物である。
特定の、おそらく好ましい態様において、アセタール化合物は、R1、R2、R4、R5、R6、R7、R9およびR10が、それぞれ水素であり、R3およびR8が、それぞれメチル基であり、R11が、−CHOHCH2OHである、式(I)で示される化合物である。特定の、おそらく好ましい態様において、アセタール化合物は、R1、R4、R5、R6、R7、およびR10が、それぞれ水素であり、R2、R3、R8、およびR9が、それぞれメチル基であり、R11が、−CHOHCH2OHである、式(I)で示される化合物である。もちろん、本発明の組成物は、先に記載された透明化剤のいずれかの適切な混合物を含有することができる。例えば、本発明の組成物は、式(I)の構造に従う2種以上の異なるアセタール化合物の混合物、例えば先に記載された特定のアセタール化合物のいずれかの混合物を含有することができる。
特定の、おそらく好ましい態様において、アセタール化合物は、R1、R2、R4、R5、R6、R7、R9およびR10が、それぞれ水素であり、R3およびR8が、それぞれメチル基であり、R11が、−CHOHCH2OHである、式(I)で示される化合物である。特定の、おそらく好ましい態様において、アセタール化合物は、R1、R4、R5、R6、R7、およびR10が、それぞれ水素であり、R2、R3、R8、およびR9が、それぞれメチル基であり、R11が、−CHOHCH2OHである、式(I)で示される化合物である。もちろん、本発明の組成物は、先に記載された透明化剤のいずれかの適切な混合物を含有することができる。例えば、本発明の組成物は、式(I)の構造に従う2種以上の異なるアセタール化合物の混合物、例えば先に記載された特定のアセタール化合物のいずれかの混合物を含有することができる。
透明化剤は、いずれかの適切な量で、本発明の組成物中に存在することができる。当業者に理解される通り、透明化剤の適切な量は、複数の因子、例えば特定の透明化剤の同一性、透明化剤を用いて透明化される特定のポリマー、ならびに最終ポリマー組成物の透明度および/または濁度の所望のレベルに依存する。特定の、おそらく好ましい態様において、透明化剤は、熱可塑性ポリマー組成物の総質量を基準として約100ppm〜約5,000ppmの量で熱可塑性ポリマー組成物中に存在する。特定の、おそらく好ましい態様、例えば透明化剤が、式(I)の構造に従うアセタール化合物である場合には、透明化剤は、熱可塑性ポリマー組成物の総質量を基準として約1,000ppm〜約2,500ppmの量で熱可塑性ポリマー組成物中に存在する。
透明化剤に加えて、本発明の組成物は、少なくとも1種の着色剤を含有する。適切な着色剤としては、非限定的に、顔料、染料、ポリマー着色剤、およびそれらの混合物が挙げられる。本明細書で用いられる用語「ポリマー着色剤」は、発色団と、発色団に結合した少なくとも1種のオリゴマーまたはポリマー成分とを含む着色剤を指す。適切なポリマー着色剤としては、非限定的に、Milliken & Companyにより販売されるポリマー着色剤が挙げられる。染料は、いずれかの適切な染料、例えば酸染料、溶媒染料、建染染料、またはそれらの混合物であってもよい。適切な染料としては、非限定的に、アシッドブルー9、アシッドブルー74、ソルベントブルー97、バットブルー6、およびそれらの混合物または組み合わせが挙げられる。例えば特定の態様において、着色剤は、バットブルー6とアシッドブルー74との混合物を含むことができる。特定の、おそらく好ましい態様において、着色剤は、顔料を含む。適切な顔料としては、非限定的に、ピグメントブルー29、ピグメントブルー63、ピグメントバイオレット15、およびそれらの混合物が挙げられる。
着色剤が組成物に実質的で認知可能な色を付与するのに用いられる組成物、およびそれから生成されるいずれかの物品とは反対に、本発明の組成物は、相対的に少量の着色剤を含有する。実際に、本発明の熱可塑性ポリマー組成物中に存在する着色剤の量は十分に低く、ほとんどの観察者はポリマー組成物またはそれから生成されるいずれかの物品を、実質的に着色されていないと説明するであろう。事実、裸眼で観察されると、着色剤によりポリマー組成物またはそれから生成されるいずれかの物品に付与された色相は、ポリマー組成物または物品が着色剤を含有しない類似の組成物または物品と比較された後のみ、認知可能になり得る。本発明の組成物中の着色剤のそのような低い添加量を用い、異なる着色剤が多くの場合異なる強度を示すという事実を前提とすれば、慣用的単位、例えば質量に基づく濃度またはパーセント値を用いて、本発明の組成物中に存在する着色剤の量を有意義に表すことは困難である。こうして、本願出願者は、本発明の組成物中に存在する着色剤の量が、該組成物を用いて生成された1.27mm(50ミル)厚のプラーク(即ち、本発明の添加剤組成物を含有する熱可塑性ポリマー組成物から生成されたプラーク、または本発明の熱可塑性ポリマー組成物から生成されたプラーク)のCIE L*a*b*色空間を明示することにより最良に定量され、結び付けられることを見出した。以下の例に示される通り、本願出願者は、特定のL*、a*、およびb*値を有するプラークを製造するのに十分な着色剤の量を含有する組成物が、視覚的に魅力があると認知され(単独と、着色剤を含有しない対照への比較の両方で)、実質的に着色されていないと認知および説明されることを発見した。さらに本願出願者は、そのような組成物から製造された物品が、着色剤を含有しない組成物から製造された類似の物品よりも低い濁度を有するか、またはそのような組成物から製造された物品の濁度測定から濁度値が着色剤を含有しない組成物から製造された類似の物品より低くないことが明らかである場合でも、高い透明度を有すると多くの場合認知されることを発見した。
このモデルでは、着色剤の量は、対照に対するa*およびb*値の変化に関して表すことができ、または着色剤の量は、熱可塑性ポリマー組成物を用いて生成されたプラークにより示された絶対L*、a*、およびb*値に関して表すことができる。着色剤の量がそれらのa*およびb*値の変化に関して表されるそれらの態様において、Δa*およびΔb*値は、対照熱可塑性ポリマー組成物から生成された1.27mm(50ミル)厚のプラークにより示されるa*およびb*値を測定し、本発明の熱可塑性ポリマー組成物(即ち、本発明の方法により生成された熱可塑性ポリマー組成物、または熱可塑性ポリマーに本発明の添加剤組成物を添加することにより生成された熱可塑性ポリマー組成物)から生成された1.27mm(50ミル)厚のプラークにより示されるa*およびb*値を測定することにより計算される。対照熱可塑性ポリマー組成物は、本発明の熱可塑性ポリマー組成物と実質的に同一であり、着色剤を含有しないことのみが異なる。その後、対照熱可塑性ポリマー組成物から生成されたプラークのa*およびb*値を、本発明の熱可塑性ポリマー組成物から生成されたプラークのa*およびb*値からそれぞれ差し引いて、本発明の組成物中の着色剤の存在から得られたΔa*およびΔb*値を生じる。本願出願者は、a*およびb*値の変化に関して表される場合、本発明の組成物が、以下の不等式
(式中、Δb*は、ゼロではない)のそれぞれを満たす。
先に特筆された通り、着色剤の量は、熱可塑性ポリマー組成物を用いて生成されたプラークにより示された絶対L*、a*、およびb*値に関して表すことができる。これらの態様において、L*、a*、およびb*値は、本発明の熱可塑性ポリマー組成物(即ち、本発明の方法により生成された熱可塑性ポリマー組成物、または熱可塑性ポリマーに本発明の添加剤組成物を添加することにより生成された熱可塑性ポリマー組成物)から生成された1.27mm(50ミル)厚のプラークにより示されるa*およびb*値を測定することにより決定される。本願出願者は、絶対L*、a*、およびb*値に関して表される場合、本発明の組成物が、以下の不等式
のそれぞれを満たす。
先に示された説明から明白な通り、a*およびb*値の変化と絶対a*およびb*値の両方に関する不等式は、熱可塑性ポリマー組成物を用いて製造されたプラークのL*値を明示しない。本願出願者の実験から、a*およびb*値が、本発明の組成物中に存在する着色剤の量を定量して結び付け、どの組成物がより視覚的に魅力があると判定されるかを決定するのに、非常に大きな役割を担うことが明らかとなった。つまり、本発明の組成物から生成されたプラークは、いずれかの適切なL*値を示すことができる。特定の、おそらく好ましい態様において、プラークは、約88以上のL*値を示す。
該組成物のL*、a*、およびb*値は、いずれかの適切な技術を用いて測定することができる。L*、a*、およびb*値は、典型的には分光光度計を用いて測定される。特にL*、a*、およびb*値は、冷白色蛍光光源(UVフィルターが光源からのUV光を除外するのに用いられる)および10°視野の下で正反射率を測定に包含しながら、大面積の反射モードの分光光度計を用いて測定することができる。測定は、試料の後ろに配置された分光光度計の白色校正タイルを用いて実施することができる。L*、a*、およびb*値をより精密に定量するために、測定は、該ポリマー組成物から生成された少なくとも5つの別個の50.8mm×76.2mm×1.27mm(2.00インチ×3.00インチ×0.05インチ)のテストプラークについて実施することができ、測定値が平均されて、プラークが生成されたポリマー組成物の一組のL*、a*、およびb*値を生じることができる。以下の例において特筆される通り、先に記載された手順は、本願出願者により用いられて、実験の間にL*、a*、およびb*値を決定し、それゆえL*、a*、およびb*値は、好ましくはこの手順を用いて決定する。
先に記載された通り、本発明は、本質的に透明化剤と着色剤とからなる添加剤組成物を提供する。本発明のこの態様に関連して用いられる用語「本質的に〜からなる」は、添加剤組成物を、添加剤組成物が添加された熱可塑性ポリマーと区別するために用いられる。
言い換えると、その用語は、添加剤組成物が、最終的な物品の製作において単独で用いられるよりもむしろ熱可塑性ポリマーに添加されることを意図されるようにして、添加剤組成物が配合されることを示すために用いられる。つまり本明細書において用いられる用語「本質的に〜からなる」は、熱可塑性ポリマーが添加剤組成物中に存在する場合には、添加剤組成物中に存在する熱可塑性ポリマーの相対量が、成形または物品を製造する別の工程に用いられる「最終」ポリマー組成物中に存在する熱可塑性ポリマーの量よりも実質的に少ないことを示す。したがって、特定の、おそらく好ましい態様において、添加剤組成物は、添加剤組成物の総質量を基準として約90質量%以下(例えば、約85質量%以下、または約80質量%以下)の熱可塑性ポリマーを含有する。特定の別の態様において、添加剤組成物は、添加剤組成物の総質量を基準として約25質量%以下(例えば、約20質量%以下、約15質量%以下、約10質量%以下、または約5質量%以下)の熱可塑性ポリマーを含有する。添加剤組成物に関連して用いられる用語「本質的に〜からなる」は、熱可塑性ポリマー中で典型的に用いられる他の添加剤、例えば核化剤、抗酸化剤、酸掃去剤、スリップ剤、静電防止剤、蛍光増白剤、およびポリマー加工助剤の存在を排除するものではない。つまり本発明の添加剤組成物は、透明化剤、着色剤、担体樹脂を、および任意に他の添加剤を含有するマスターバッチであってもよく、または添加剤組成物は、透明化剤、着色剤、および任意に他の添加剤を含有する非ダスティングブレンド(non-dusting blend)(NDB)であってもよい。
言い換えると、その用語は、添加剤組成物が、最終的な物品の製作において単独で用いられるよりもむしろ熱可塑性ポリマーに添加されることを意図されるようにして、添加剤組成物が配合されることを示すために用いられる。つまり本明細書において用いられる用語「本質的に〜からなる」は、熱可塑性ポリマーが添加剤組成物中に存在する場合には、添加剤組成物中に存在する熱可塑性ポリマーの相対量が、成形または物品を製造する別の工程に用いられる「最終」ポリマー組成物中に存在する熱可塑性ポリマーの量よりも実質的に少ないことを示す。したがって、特定の、おそらく好ましい態様において、添加剤組成物は、添加剤組成物の総質量を基準として約90質量%以下(例えば、約85質量%以下、または約80質量%以下)の熱可塑性ポリマーを含有する。特定の別の態様において、添加剤組成物は、添加剤組成物の総質量を基準として約25質量%以下(例えば、約20質量%以下、約15質量%以下、約10質量%以下、または約5質量%以下)の熱可塑性ポリマーを含有する。添加剤組成物に関連して用いられる用語「本質的に〜からなる」は、熱可塑性ポリマー中で典型的に用いられる他の添加剤、例えば核化剤、抗酸化剤、酸掃去剤、スリップ剤、静電防止剤、蛍光増白剤、およびポリマー加工助剤の存在を排除するものではない。つまり本発明の添加剤組成物は、透明化剤、着色剤、担体樹脂を、および任意に他の添加剤を含有するマスターバッチであってもよく、または添加剤組成物は、透明化剤、着色剤、および任意に他の添加剤を含有する非ダスティングブレンド(non-dusting blend)(NDB)であってもよい。
先に特筆された通り、本発明は、熱可塑性ポリマー組成物を製造するための方法を提供する。第一の方法の態様において、該方法は、熱可塑性ポリマーを準備する工程、少なくとも1種の透明化剤と着色剤とを含む添加剤組成物を準備する工程、および熱可塑性ポリマーと添加剤組成物とを混合して、熱可塑性ポリマー組成物を製造する工程、を含む。この方法の態様において、熱可塑性ポリマー、透明化剤、および着色剤は、先に記載されたもののいずれであってもよい。同じくこの態様において、熱可塑性ポリマーおよび添加剤組成物は、別個に準備される。言い換えれば、熱可塑性ポリマーおよび添加剤組成物は、別個の形態で準備されるか、または列挙された混合工程まで一緒に混合されない組成物である。この態様において、熱可塑性ポリマーは、ポリマー加工において典型的に用いられる他の添加剤、例えば抗酸化剤、酸掃去剤、スリップ剤、およびポリマー加工助剤を含む組成物中で準備することができる。添加剤組成物は、ポリマー加工において典型的に用いられる他の添加剤、例えば先に記載されたものを含むこともできる。
第二の方法の態様において、該方法は、熱可塑性ポリマーを準備する工程、透明化剤を準備する工程、着色剤を準備する工程、および熱可塑性ポリマーと透明化剤と着色剤とを混合して、熱可塑性ポリマー組成物を製造する工程、を含む。この方法の態様において、熱可塑性ポリマー、透明化剤、および着色剤は、先に記載されたそれらのいずれであってもよい。同じくこの態様において、熱可塑性ポリマー、透明化剤、および着色剤は、別個に準備される。言い換えれば、熱可塑性ポリマー、透明化剤、および着色剤は、別個の形態で準備されるか、または列挙された混合工程まで一緒に混合されない組成物である。他の方法の態様と同様に、熱可塑性ポリマーは、ポリマー加工において典型的に用いられる他の添加剤を含む組成物中で準備することができる。同様に透明化剤および着色剤は、ポリマー加工において典型的に用いられる他の添加剤を含む別個の組成物中に含有することができる。
先に記載された方法の態様のそれぞれが、混合工程を含む。各方法において、別個の成分が、いずれかの適切な技術または装置を用いて混合することができる。例えば該成分は、パドルブレンダー、リボンブレンダー、ダブルコーンブレンダー、バーチカルスクリューミキサー(例えば、ナウタミキサー)、プラウミキサー、または高せん断ミキサーで混合することができる。先に列挙された混合装置のいくつかは、バッチまたは連続方式のいずれかで操作することができ、それゆえ混合工程は、バッチ式または連続様式のいずれかで実施することができる。成分は、いずれかの適切な時間量で混合することができるが、一般に、成分が実質的に均一にブレンドされるまで混合される。
以下の例により、先に記載された主題をさらに例示するが、それはもちろん、その範囲を限定するいずれかの方法として解釈すべきではない。
この例は、本発明による熱可塑性ポリマー組成物の製造およびそのようなポリマー組成物の特定の特性を実証する。いくつかの異なるポリマー組成物が、11MFR(メルトフローレート)のチーグラー−ナッタ触媒によるポリプロピレンランダムコポリマーを熱可塑性ポリマーとして用いて調製された。「試料」と表示された各ポリマー組成物は、熱可塑性ポリマー中に1800ppmの透明化剤(即ち、Milliken & CompanyのMillad(登録商標)3988i透明化剤)、標準の安定化パッケージ(即ち、500ppm イルガノックス1010、1000ppm イルガフォス168、および800ppmステアリン酸カルシウム)、および1種以上の着色剤を組み入れることにより調製された。各ポリマー組成物中で用いられる特定の着色剤およびそのような着色剤の量が、以下の表1、2、および3に示される。対照ポリマー組成物(「対照」と表示)も調製し、同じ熱可塑性ポリマー、同じ添加剤パッケージ、および1800ppmの透明化剤を含有した。つまり「試料」ポリマー組成物と「対照」ポリマー組成物との唯一の違いは、着色剤の存在にある。
非常に少量の着色剤をポリマーに正確に添加するために、透明化剤と所望の着色剤とのブレンドが、最初に調製された。このブレンドは、最終的に望まれるレベルよりも高レベルの着色剤を含有したため、それはより容易に測定して、ポリマーとブレンドすることができた。ブレンドを生成するために、所望の着色剤が、百(100.0)グラムバッチの透明化剤に添加されて、およそ5.2632質量%の着色剤を含有する混合物を生じた。
得られた混合物は、その後、Cuisinart(登録商標) Classicフードプロセッサー(Model DFP−14BCN)でおよそ2分間ブレンドされた。得られた混合物は、追加の透明化剤を添加することによりさらに希釈され、およそ1.3699質量%の着色剤を含有する混合物を生じ、その後、Cuisinart(登録商標)Classicフードプロセッサー(Model DFP−14BCN)でおよそ2分間ブレンドした。得られた透明化剤と着色剤とのブレンドは、その後、ポリマーに添加され、熱可塑性ポリマー組成物を製造した。
得られた混合物は、その後、Cuisinart(登録商標) Classicフードプロセッサー(Model DFP−14BCN)でおよそ2分間ブレンドされた。得られた混合物は、追加の透明化剤を添加することによりさらに希釈され、およそ1.3699質量%の着色剤を含有する混合物を生じ、その後、Cuisinart(登録商標)Classicフードプロセッサー(Model DFP−14BCN)でおよそ2分間ブレンドした。得られた透明化剤と着色剤とのブレンドは、その後、ポリマーに添加され、熱可塑性ポリマー組成物を製造した。
ポリマー組成物を製造するために、必要量の透明化剤と着色剤とのブレンドが、1000グラムのポリプロピレンポリマー、標準の安定化パッケージ、および追加的量の透明化剤と混合された。用いられた追加的透明化剤の量により、ポリマー組成物中の透明化剤の量の合計が最大1800ppmになった。成分の全てが、最低の設定(撹拌)によるKitchenAid(登録商標)Artisan(登録商標)5 Quart Tilt−Head Mixerセットを用いておよそ5分間混合された。得られた混合物は、その後、Deltaplast 1インチ径、L/D30:1単軸押出機で、230℃まで上昇させる温度プロファイルにより溶融混合された。その後、溶融混合されたポリマー組成物は、40トンARBURG ALLROUNDER 221K射出成型機を用いて射出成形されて、25個の50.8mm×76.2mm×1.27mm(2.00インチ×3.00インチ×0.05インチ)テストプラークを230℃のフラットプロファイルのバレル温度で背圧を用いずに製造した。これらのプラークは、その後、以下に記載されたCIE L*a*b*測定を実施するために用いられ、以下に記載するパネル評価の間にも用いた。
CIE L*a*b*測色値は、GretagMacBeth Color−Eye 7000A分光光度計を用いて各試料について決定された。測定は、冷白色蛍光光源および10°視野を用いて正反射率を測定に包含しながら、大面積視野で反射モードにおいて実施された。UVフィルターが、光源からのUV光を除外するのに用いられた。分光光度計の白色校正タイルが、測定の間、テストプラークの後ろに配置された。測定は、ポリマー組成物を用いて生成された5つの別個の50.8mm×76.2mm×1.27mm(2.00インチ×3.00インチ×0.05インチ)のテストプラークについて実施し、5つの測定値が平均されて、ポリマー組成物の一組のL*、a*、およびb*値を生じた。各試料のL*、a*、およびb*値は、以下の表4、5または6に報告されている。各試料のΔL*、Δa*、およびΔb*値も、以下の表4、5または6に報告されている。ΔL*、Δa*、およびΔb*値は、試料のL*、a*、およびb*値から関連の対照のL*、a*、およびb*値をそれぞれ差し引くことにより決定された。
先に記載されたCIE L*a*b*測定に加えて、プラークが、関連の対照との品質比較のために評価委員のパネルにも提出された。特に各パネリストは、冷白色蛍光光源により照射された領域の白色表面に平らに載せられた2つのプラーク(一方は先に記載された試料の1つを用いて生成され、もう一方は関連の対照から生成された)を提出された。その後、各パネリストは、先に記載された試料から生成されたプラークが関連の対照に比較して、より視覚的に魅力があるか、視覚的に魅力がないか、差がないか、または実質的に着色されているか、を決定するために質問された。パネリストの大部分により視覚的に魅力があると判定された試料プラークは、表4、5、または6において「増強」の欄の「イエス」で確認される。対照プラークよりも視覚的に魅力がない、差がない、または実質的に着色されている、と判定されたそれらの試料プラークは、表4、5、または6において「増強」の欄の「ノー」で確認される。
結果の分析および比較を補助するために、CIE L*a*b*測定および視覚的評価が、各プラークのΔa*およびΔb*値ならびに絶対a*およびb*値のプロットを作成するのに用いられた。Δa*およびΔb*値のプロットは、図1に示される。図1に示されたプロットにおいて、関連の対照よりも視覚的に魅力があると決定されたプラークは、適切なΔa*およびΔb*値の座標にある点(●)により表され、対照よりも視覚的に魅力がない、差がない、または実質的に着色されていると決定されたそれらのプラークは、適切なΔa*およびΔb*値の座標にある丸(○)により表される。図1の検査から認められる通り、関連の対照よりも視覚的に魅力があると決定されたそれらのプラークは、プロットの特定の領域に入る。この領域は、線分A、B、C、およびDにより結び付けられ、各線文は、以下の等式:
(式中、Δb*は、ゼロではない)のそれぞれを満たすそれらの点として定義することができる。この領域内では、本願出願者は、線分A、E、F、G、およびDにより結び付けられた領域がより好ましいと考えており、その各線分は、以下の等式:
(式中、Δb*は、ゼロではない)のそれぞれを満たすそれらの点として定義することができる。本願出願者は、線分A、H、J、K、およびDにより結び付けられた領域もより好ましいと考えており、その各線分は、以下の等式:
(式中、Δb*は、ゼロではない)のそれぞれを満たすそれらの点として定義することができる。
先に特筆された通り、CIE L*a*b*測定および視覚的評価が、各プラークの絶対a*およびb*値のプロットを作成するのに用いられた。a*およびb*値のプロットは、図2に示される。図2に示されたプロットにおいて、関連の対照よりも視覚的に魅力があると決定されたプラークは、適切なa*およびb*値の座標にある点(●)により表され、対照よりも視覚的に魅力がない、差がない、または実質的に着色されていると決定されたそれらのプラークは、適切なa*およびb*値の座標にある丸(○)により表される。図2の検査から認められる通り、関連の対照よりも視覚的に魅力があると決定されたそれらのプラークは、プロットの特定の領域に入る。この領域は、線分L、M、N、およびPにより結び付けられ、各線文は、以下の等式:
のそれぞれを満たすそれらの点として定義することができる。
本明細書に引用された発行物、特許出願、および特許をはじめとする全ての参考資料は、各参考資料が参照により本明細書に組み込まれることを個別に、そして具体的に示され、本明細書に全体として示されたのと同じ程度に、参照により本明細書に組み込まれる。
本願(特に以下の特許請求の範囲の文脈内)の主題を説明する文脈における「a」、「an」および「the」および類似の指示物の使用は、本明細書において他に示されない限り、または文脈に明らかに否定されない限り、単数と複数の両方を網羅すると解釈されなければならない。用語「含んでいる」、「有している」、「包含している」、および「含有している」は、他に特記されない限り、制約のない用語(即ち、非限定的に「包含している」を意味する)と解釈されなければならない。本明細書の値の範囲の列挙は、本明細書に他に示されない限り、単にその範囲内に入る各別個の値を個別に参照する手短な方法として働くものとし、各別個の値は、本明細書に個別に列挙されたかのごとく本明細書に組み入れられる。本明細書に記載された方法は全て、本明細書に他に示されない限りまたは他に文脈に明らかに否定されない限り、いずれかの適切な順序で実践することができる。本明細書に示されたあらゆる例、または例示的言語(例えば、「例えば」)の使用は、他に明白に主張されない限り、単に本願の主題をより良好に例示するものとし、主題の範囲に関する限定を提示しない。本明細書内の言語は、本明細書に記載された主題の実践に不可欠ないずれかの特許請求されていない要素を示すものと解釈されてはならない。
特許請求された主題を実践するために、本発明者に公知の最良の形態をはじめとし、本願の主題の好ましい態様が本明細書に記載される。それらの好ましい態様の変更は、前述の記載を読むことで当業者に明白となり得る。本発明者は、当業者が適宜、そのような変更を用いると予測しており、本発明者は、本明細書に記載された主題が、本明細書に具体的に記載されたもの以外を実践させると考える。したがって本開示は、適用可能な法律により認可された、本明細書に添付の特許請求の範囲に列挙された主題の全ての改良および均等物を包含する。その上、可能な変更全てにおける先に記載された要素のいずれかの組み合わせは、本明細書に他に示されない限り、または文脈に明らかに否定されない限り、本開示により包含される。
特許請求された主題を実践するために、本発明者に公知の最良の形態をはじめとし、本願の主題の好ましい態様が本明細書に記載される。それらの好ましい態様の変更は、前述の記載を読むことで当業者に明白となり得る。本発明者は、当業者が適宜、そのような変更を用いると予測しており、本発明者は、本明細書に記載された主題が、本明細書に具体的に記載されたもの以外を実践させると考える。したがって本開示は、適用可能な法律により認可された、本明細書に添付の特許請求の範囲に列挙された主題の全ての改良および均等物を包含する。その上、可能な変更全てにおける先に記載された要素のいずれかの組み合わせは、本明細書に他に示されない限り、または文脈に明らかに否定されない限り、本開示により包含される。
以下に、本発明の実施態様を付記する。
1. (a)熱可塑性ポリマーを準備する工程;
(b)(i)トリスアミド、2,2’−メチレンビス−(4,6−ジ−tert−ブチルフェニル)リン酸アルミニウム、2,2’−メチレンビス(4,6−ジ−tert−ブチルフェニル)リン酸リチウム、モノカルボキシラート化合物、および式(I):
(式中、R 1 、R 2 、R 3 、R 4 、R 5 、R 6 、R 7 、R 8 、R 9 およびR 10 は、それぞれ独立して、水素、アルキル基、アルコキシ基、アルケニル基、アリール基、およびハロゲンからなる群より選択され;R 11 は、−CH 2 OHおよび−CHOHCH 2 OHからなる群より選択されるヒドロキシアルキル基である)の構造に従うアセタール化合物からなる群より選択される少なくとも1種の透明化剤と;
(ii)着色剤と、
を含む添加剤組成物を準備する工程;ならびに
(c)熱可塑性ポリマーと添加剤組成物とを混合して、熱可塑性ポリマー組成物を製造する工程、
を含む熱可塑性ポリマー組成物を製造するための方法であって、
ここで、熱可塑性ポリマーおよび添加剤組成物が、別個に準備され;熱可塑性ポリマー組成物中の透明化剤の量が、熱可塑性ポリマー組成物の総質量を基準として約100ppm〜約5,000ppmであり;熱可塑性ポリマー組成物中に存在する着色剤の量が、以下の不等式
(式中、Δb * は、ゼロではなく;Δa * 値およびΔb * 値は、対照熱可塑性ポリマー組成物から生成された1.27mm(50ミル)のプラークにより示されるa * 値およびb * 値を測定し、熱可塑性ポリマー組成物から生成された1.27mm(50ミル)のプラークにより示されるa * 値およびb * 値を測定して、熱可塑性ポリマー組成物から生成されたプラークのa * およびb * 値から、対照熱可塑性ポリマー組成物から生成されたプラークのa * およびb * 値を差し引くことにより計算される)のそれぞれを満たすΔa * 値およびΔb * 値を示す熱可塑性ポリマー組成物を製造するのに十分であり;対照熱可塑性ポリマー組成物が、熱可塑性ポリマーおよび透明化剤を含有するが着色剤を含有しない方法。
2. 熱可塑性ポリマー組成物を用いて製造された1.27mm(50ミル)のプラークのL * 値が約88以上である、1に記載の方法。
3. 熱可塑性ポリマーがポリオレフィンである、1に記載の方法。
4. 熱可塑性ポリマーが、ポリプロピレンホモポリマー、ポリプロピレンランダムコポリマー及びこれらの混合物からなる群から選択される、3に記載の方法。
5. 透明化剤が、式(I)の構造に従うアセタール化合物である、1に記載の方法。
6. 透明化剤が、(a)R 1 、R 2 、R 3 、R 4 、R 5 、R 6 、R 7 、R 8 、R 9 およびR 10 がそれぞれ水素であり、R 11 が−CHOHCH 2 OHである、式(I)で示される化合物、(b)R 1 、R 2 、R 4 、R 5 、R 6 、R 7 、R 9 およびR 10 がそれぞれ水素であり、R 3 およびR 8 がそれぞれメチル基であり、R 11 が−CHOHCH 2 OHである、式(I)で示される化合物、(c)R 1 、R 4 、R 5 、R 6 、R 7 、およびR 10 がそれぞれ水素であり、R 2 、R 3 、R 8 、およびR 9 がそれぞれメチル基であり、R 11 が−CHOHCH 2 OHである、式(I)で示される化合物、及び、(d)化合物(a)、(b)及び(c)の中の少なくとも2つの混合物、からなる群から選択される、5に記載の方法。
7. 透明化剤が、R 1 、R 4 、R 5 、R 6 、R 7 、およびR 10 がそれぞれ水素であり、R 2 、R 3 、R 8 、およびR 9 がそれぞれメチル基であり、R 11 が−CHOHCH 2 OHである式(I)で示される化合物である、6に記載の方法。
8. 透明化剤が約1,000ppm〜約2,500ppmの量で存在する、1に記載の方法。
9. 着色剤がピグメントである、1に記載の方法。
10. (a)熱可塑性ポリマーを準備する工程;
(b)トリスアミド、2,2’−メチレンビス−(4,6−ジ−tert−ブチルフェニル)リン酸アルミニウム、2,2’−メチレンビス(4,6−ジ−tert−ブチルフェニル)リン酸リチウム、モノカルボキシラート化合物、および式(I):
(式中、R 1 、R 2 、R 3 、R 4 、R 5 、R 6 、R 7 、R 8 、R 9 およびR 10 は、それぞれ独立して、水素、アルキル基、アルコキシ基、アルケニル基、アリール基、およびハロゲンからなる群より選択され;R 11 は、−CH 2 OHおよび−CHOHCH 2 OHからなる群より選択されるヒドロキシアルキル基である)の構造に従うアセタール化合物からなる群より選択される透明化剤を準備する工程;
(c)着色剤を準備する工程;ならびに
(d)熱可塑性ポリマーと透明化剤と着色剤とを混合して、熱可塑性ポリマー組成物を製造する工程、
を含む熱可塑性ポリマー組成物を製造するための方法であって、
ここで、熱可塑性ポリマー、透明化剤、および着色剤が、それぞれ別個に準備され;熱可塑性ポリマー組成物中に存在する透明化剤の量が、熱可塑性ポリマー組成物の総質量を基準として約100ppm〜約5,000ppmであり;熱可塑性ポリマー組成物中の着色剤の量が、以下の不等式
(式中、Δb * は、ゼロではなく;Δa * 値およびΔb * 値は、対照熱可塑性ポリマー組成物から生成された1.27mm(50ミル)のプラークにより示されるa * 値およびb * 値を測定し、熱可塑性ポリマー組成物から生成された1.27mm(50ミル)のプラークにより示されるa * 値およびb * 値を測定して、熱可塑性ポリマー組成物から生成されたプラークのa * およびb * 値から、対照熱可塑性ポリマー組成物から生成されたプラークのa * およびb * 値を差し引くことにより計算される)のそれぞれを満たすΔa * 値およびΔb * 値を示す熱可塑性ポリマー組成物を製造するのに十分であり;対照熱可塑性ポリマー組成物が、熱可塑性ポリマーおよび透明化剤を含有するが着色剤を含有しない方法。
11. 熱可塑性ポリマー組成物を用いて製造された1.27mm(50ミル)のプラークのL * 値が約88以上である、10に記載の方法。
12. 熱可塑性ポリマーがポリオレフィンである、10に記載の方法。
13. 熱可塑性ポリマーが、ポリプロピレンホモポリマー、ポリプロピレンランダムコポリマー及びこれらの混合物からなる群から選択される、12に記載の方法。
14. 透明化剤が、式(I)の構造に従うアセタール化合物である、10に記載の方法。
15. 透明化剤が、(a)R 1 、R 2 、R 3 、R 4 、R 5 、R 6 、R 7 、R 8 、R 9 およびR 10 がそれぞれ水素であり、R 11 が−CHOHCH 2 OHである、式(I)で示される化合物、(b)R 1 、R 2 、R 4 、R 5 、R 6 、R 7 、R 9 およびR 10 がそれぞれ水素であり、R 3 およびR 8 がそれぞれメチル基であり、R 11 が−CHOHCH 2 OHである、式(I)で示される化合物、(c)R 1 、R 4 、R 5 、R 6 、R 7 、およびR 10 がそれぞれ水素であり、R 2 、R 3 、R 8 、およびR 9 がそれぞれメチル基であり、R 11 が−CHOHCH 2 OHである、式(I)で示される化合物、及び、(d)化合物(a)、(b)及び(c)の中の少なくとも2つの混合物、からなる群から選択される、14に記載の方法。
16. 透明化剤が、R 1 、R 4 、R 5 、R 6 、R 7 、およびR 10 がそれぞれ水素であり、R 2 、R 3 、R 8 、およびR 9 がそれぞれメチル基であり、R 11 が−CHOHCH 2 OHである式(I)で示される化合物である、15に記載の方法。
17. 透明化剤が約1,000ppm〜約2,500ppmの量で存在する、10に記載の方法。
18. 着色剤がピグメントである、10に記載の方法。
19. (a)トリスアミド、2,2’−メチレンビス−(4,6−ジ−tert−ブチルフェニル)リン酸アルミニウム、2,2’−メチレンビス(4,6−ジ−tert−ブチルフェニル)リン酸リチウム、モノカルボキシラート化合物、および式(I):
(式中、R 1 、R 2 、R 3 、R 4 、R 5 、R 6 、R 7 、R 8 、R 9 およびR 10 は、それぞれ独立して、水素、アルキル基、アルコキシ基、アルケニル基、アリール基、およびハロゲンからなる群より選択され;R 11 は、−CH 2 OHおよび−CHOHCH 2 OHからなる群より選択されるヒドロキシアルキル基である)の構造に従うアセタール化合物からなる群より選択される透明化剤と;
(b)着色剤と、
からなる添加剤組成物であって、
ここで、熱可塑性ポリマー組成物が以下の不等式
(式中、Δb * は、ゼロではない)のそれぞれを満たすΔa * 値およびΔb * 値を示すような量で、着色剤が添加剤組成物中に存在し;熱可塑性ポリマー組成物が、熱可塑性ポリマー組成物の総質量を基準として、熱可塑性ポリマー組成物中で約100ppm〜約5,000ppmの透明化剤を提供するのに十分な量の熱可塑性ポリマーおよび添加剤組成物を含み;Δa * 値およびΔb * 値が、対照熱可塑性ポリマー組成物から生成された1.27mm(50ミル)のプラークにより示されるa * 値およびb * 値を測定し、熱可塑性ポリマー組成物から生成された1.27mm(50ミル)のプラークにより示されるa * 値およびb * 値を測定して、熱可塑性ポリマー組成物から生成されたプラークのa * およびb * 値から、対照熱可塑性ポリマー組成物から生成されたプラークのa * およびb * 値を差し引くことにより計算され;対照熱可塑性ポリマー組成物が、熱可塑性ポリマーおよび透明化剤を含有するが着色剤を含有しない添加剤組成物。
20. 透明化剤が、式(I)の構造に従うアセタール化合物である、19に記載の添加剤組成物。
21. 透明化剤が、(a)R 1 、R 2 、R 3 、R 4 、R 5 、R 6 、R 7 、R 8 、R 9 およびR 10 がそれぞれ水素であり、R 11 が−CHOHCH 2 OHである、式(I)で示される化合物、(b)R 1 、R 2 、R 4 、R 5 、R 6 、R 7 、R 9 およびR 10 がそれぞれ水素であり、R 3 およびR 8 がそれぞれメチル基であり、R 11 が−CHOHCH 2 OHである、式(I)で示される化合物、(c)R 1 、R 4 、R 5 、R 6 、R 7 、およびR 10 がそれぞれ水素であり、R 2 、R 3 、R 8 、およびR 9 がそれぞれメチル基であり、R 11 が−CHOHCH 2 OHである、式(I)で示される化合物、及び、(d)化合物(a)、(b)及び(c)の中の少なくとも2つの混合物、からなる群から選択される、20に記載の添加剤組成物。
22. 透明化剤が、R 1 、R 4 、R 5 、R 6 、R 7 、およびR 10 がそれぞれ水素であり、R 2 、R 3 、R 8 、およびR 9 がそれぞれメチル基であり、R 11 が−CHOHCH 2 OHである式(I)で示される化合物である、21に記載の添加剤組成物。
23. 着色剤がピグメントである、19に記載の添加剤組成物。
24. 透明化剤が、添加剤組成物中に存在する透明化剤及び着色剤の総質量を基準として、約0.02質量%〜約10質量%の量において添加剤組成物中に存在する、19に記載の添加剤組成物。
25. (a)熱可塑性ポリマーを準備する工程;
(b)(i)トリスアミド、2,2’−メチレンビス−(4,6−ジ−tert−ブチルフェニル)リン酸アルミニウム、2,2’−メチレンビス(4,6−ジ−tert−ブチルフェニル)リン酸リチウム、モノカルボキシラート化合物、および式(I):
(式中、R 1 、R 2 、R 3 、R 4 、R 5 、R 6 、R 7 、R 8 、R 9 およびR 10 は、それぞれ独立して、水素、アルキル基、アルコキシ基、アルケニル基、アリール基、およびハロゲンからなる群より選択され;R 11 は、−CH 2 OHおよび−CHOHCH 2 OHからなる群より選択されるヒドロキシアルキル基である)の構造に従うアセタール化合物からなる群より選択される少なくとも1種の透明化剤と;
(ii)着色剤と、
を含む添加剤組成物を準備する工程;ならびに
(c)熱可塑性ポリマーと添加剤組成物とを混合して、熱可塑性ポリマー組成物を製造する工程、
を含む熱可塑性ポリマー組成物を製造するための方法であって、
ここで、熱可塑性ポリマーおよび添加剤組成物が、別個に準備され;熱可塑性ポリマー組成物中の透明化剤の量が、熱可塑性ポリマー組成物の総質量を基準として、約100ppm〜約5,000ppmであり;熱可塑性ポリマー組成物中に存在する着色剤の量が、以下の不等式
(式中、a * 値およびb * 値は、熱可塑性ポリマー組成物から生成された1.27mm(50ミル)のプラークにより示されるa * 値およびb * 値を測定することにより決定される)のそれぞれを満たすa * 値およびb * 値を示す熱可塑性ポリマー組成物を製造するのに十分である方法。
26. 熱可塑性ポリマー組成物を用いて製造された1.27mm(50ミル)のプラークのL * 値が約88以上である、25に記載の方法。
27. 熱可塑性ポリマーがポリオレフィンである、25に記載の方法。
28. 熱可塑性ポリマーが、ポリプロピレンホモポリマー、ポリプロピレンランダムコポリマー及びこれらの混合物からなる群から選択される、27に記載の方法。
29. 透明化剤が、式(I)の構造に従うアセタール化合物である、25に記載の方法。
30. 透明化剤が、(a)R 1 、R 2 、R 3 、R 4 、R 5 、R 6 、R 7 、R 8 、R 9 およびR 10 がそれぞれ水素であり、R 11 が−CHOHCH 2 OHである、式(I)で示される化合物、(b)R 1 、R 2 、R 4 、R 5 、R 6 、R 7 、R 9 およびR 10 がそれぞれ水素であり、R 3 およびR 8 がそれぞれメチル基であり、R 11 が−CHOHCH 2 OHである、式(I)で示される化合物、(c)R 1 、R 4 、R 5 、R 6 、R 7 、およびR 10 がそれぞれ水素であり、R 2 、R 3 、R 8 、およびR 9 がそれぞれメチル基であり、R 11 が−CHOHCH 2 OHである、式(I)で示される化合物、及び、(d)化合物(a)、(b)及び(c)の中の少なくとも2つの混合物、からなる群から選択される、29に記載の方法。
31. 透明化剤が、R 1 、R 4 、R 5 、R 6 、R 7 、およびR 10 がそれぞれ水素であり、R 2 、R 3 、R 8 、およびR 9 がそれぞれメチル基であり、R 11 が−CHOHCH 2 OHである式(I)で示される化合物である、30に記載の方法。
32. 透明化剤が約1,000ppm〜約2,500ppmの量で存在する、25に記載の方法。
33. 着色剤がピグメントである、25に記載の方法。
34. (a)熱可塑性ポリマーを準備する工程;
(b)トリスアミド、2,2’−メチレンビス−(4,6−ジ−tert−ブチルフェニル)リン酸アルミニウム、2,2’−メチレンビス(4,6−ジ−tert−ブチルフェニル)リン酸リチウム、モノカルボキシラート化合物、および式(I):
(式中、R 1 、R 2 、R 3 、R 4 、R 5 、R 6 、R 7 、R 8 、R 9 およびR 10 は、それぞれ独立して、水素、アルキル基、アルコキシ基、アルケニル基、アリール基、およびハロゲンからなる群より選択され;R 11 は、−CH 2 OHおよび−CHOHCH 2 OHからなる群より選択されるヒドロキシアルキル基である)の構造に従うアセタール化合物からなる群より選択される透明化剤を準備する工程;
(c)着色剤を準備する工程;ならびに
(d)熱可塑性ポリマーと透明化剤と着色剤とを混合して、熱可塑性ポリマー組成物を製造する工程、
を含む熱可塑性ポリマー組成物を製造するための方法であって、
ここで、熱可塑性ポリマー、透明化剤、および着色剤が、それぞれ別個に準備され;熱可塑性ポリマー組成物中に存在する透明化剤の量が、熱可塑性ポリマー組成物の総質量を基準として約100ppm〜約5,000ppmであり;熱可塑性ポリマー組成物中の着色剤の量が、以下の不等式
(式中、a * 値およびb * 値は、熱可塑性ポリマー組成物から生成された1.27mm(50ミル)のプラークにより示されるa * 値およびb * 値を測定することにより決定される)のそれぞれを満たすa * 値およびb * 値を示す熱可塑性ポリマー組成物を製造するのに十分である方法。
35.
熱可塑性ポリマー組成物を用いて製造された1.27mm(50ミル)のプラークのL * 値が約88以上である、34に記載の方法。
36. 熱可塑性ポリマーがポリオレフィンである、34に記載の方法。
37. 熱可塑性ポリマーが、ポリプロピレンホモポリマー、ポリプロピレンランダムコポリマー及びこれらの混合物からなる群から選択される、36に記載の方法。
38. 透明化剤が、式(I)の構造に従うアセタール化合物である、34に記載の方法。
39. 透明化剤が、(a)R 1 、R 2 、R 3 、R 4 、R 5 、R 6 、R 7 、R 8 、R 9 およびR 10 がそれぞれ水素であり、R 11 が−CHOHCH 2 OHである、式(I)で示される化合物、(b)R 1 、R 2 、R 4 、R 5 、R 6 、R 7 、R 9 およびR 10 がそれぞれ水素であり、R 3 およびR 8 がそれぞれメチル基であり、R 11 が−CHOHCH 2 OHである、式(I)で示される化合物、(c)R 1 、R 4 、R 5 、R 6 、R 7 、およびR 10 がそれぞれ水素であり、R 2 、R 3 、R 8 、およびR 9 がそれぞれメチル基であり、R 11 が−CHOHCH 2 OHである、式(I)で示される化合物、及び、(d)化合物(a)、(b)及び(c)の中の少なくとも2つの混合物、からなる群から選択される、38に記載の方法。
40. 透明化剤が、R 1 、R 4 、R 5 、R 6 、R 7 、およびR 10 がそれぞれ水素であり、R 2 、R 3 、R 8 、およびR 9 がそれぞれメチル基であり、R 11 が−CHOHCH 2 OHである式(I)で示される化合物である、39に記載の方法。
41. 透明化剤が約1,000ppm〜約2,500ppmの量で存在する、34に記載の方法。
42. 着色剤がピグメントである、34に記載の方法。
43. (a)トリスアミド、2,2’−メチレンビス−(4,6−ジ−tert−ブチルフェニル)リン酸アルミニウム、2,2’−メチレンビス(4,6−ジ−tert−ブチルフェニル)リン酸リチウム、モノカルボキシラート化合物、および式(I):
(式中、R 1 、R 2 、R 3 、R 4 、R 5 、R 6 、R 7 、R 8 、R 9 およびR 10 は、それぞれ独立して、水素、アルキル基、アルコキシ基、アルケニル基、アリール基、およびハロゲンからなる群より選択され;R 11 は、−CH 2 OHおよび−CHOHCH 2 OHからなる群より選択されるヒドロキシアルキル基である)の構造に従うアセタール化合物からなる群より選択される透明化剤と;
(b)着色剤と、
からなる添加剤組成物であって、
ここで、熱可塑性ポリマー組成物が以下の不等式
のそれぞれを満たすa * 値およびb * 値を示すような量で、着色剤が添加剤組成物中に存在し;熱可塑性ポリマー組成物が、熱可塑性ポリマー組成物の総質量を基準として、熱可塑性ポリマー組成物中で約100ppm〜約5,000ppmの透明化剤を提供するのに十分な量の熱可塑性ポリマーおよび添加剤組成物を含み;a * 値およびb * 値が、熱可塑性ポリマー組成物から生成された1.27mm(50ミル)のプラークにより示されるa * およびb * 値を測定することにより決定される添加剤組成物。
44. 透明化剤が、式(I)の構造に従うアセタール化合物である、43に記載の添加剤組成物。
45. 透明化剤が、(a)R 1 、R 2 、R 3 、R 4 、R 5 、R 6 、R 7 、R 8 、R 9 およびR 10 がそれぞれ水素であり、R 11 が−CHOHCH 2 OHである、式(I)で示される化合物、(b)R 1 、R 2 、R 4 、R 5 、R 6 、R 7 、R 9 およびR 10 がそれぞれ水素であり、R 3 およびR 8 がそれぞれメチル基であり、R 11 が−CHOHCH 2 OHである、式(I)で示される化合物、(c)R 1 、R 4 、R 5 、R 6 、R 7 、およびR 10 がそれぞれ水素であり、R 2 、R 3 、R 8 、およびR 9 がそれぞれメチル基であり、R 11 が−CHOHCH 2 OHである、式(I)で示される化合物、及び、(d)化合物(a)、(b)及び(c)の中の少なくとも2つの混合物、からなる群から選択される、44に記載の添加剤組成物。
46. 透明化剤が、R 1 、R 4 、R 5 、R 6 、R 7 、およびR 10 がそれぞれ水素であり、R 2 、R 3 、R 8 、およびR 9 がそれぞれメチル基であり、R 11 が−CHOHCH 2 OHである式(I)で示される化合物である、45に記載の添加剤組成物。
47. 着色剤がピグメントである、43に記載の添加剤組成物。
48. 透明化剤が、添加剤組成物中に存在する透明化剤及び着色剤の総質量を基準として、約0.02質量%〜約10質量%の量において添加剤組成物中に存在する、43に記載の添加剤組成物。
以下に、本発明の実施態様を付記する。
1. (a)熱可塑性ポリマーを準備する工程;
(b)(i)トリスアミド、2,2’−メチレンビス−(4,6−ジ−tert−ブチルフェニル)リン酸アルミニウム、2,2’−メチレンビス(4,6−ジ−tert−ブチルフェニル)リン酸リチウム、モノカルボキシラート化合物、および式(I):
(ii)着色剤と、
を含む添加剤組成物を準備する工程;ならびに
(c)熱可塑性ポリマーと添加剤組成物とを混合して、熱可塑性ポリマー組成物を製造する工程、
を含む熱可塑性ポリマー組成物を製造するための方法であって、
ここで、熱可塑性ポリマーおよび添加剤組成物が、別個に準備され;熱可塑性ポリマー組成物中の透明化剤の量が、熱可塑性ポリマー組成物の総質量を基準として約100ppm〜約5,000ppmであり;熱可塑性ポリマー組成物中に存在する着色剤の量が、以下の不等式
2. 熱可塑性ポリマー組成物を用いて製造された1.27mm(50ミル)のプラークのL * 値が約88以上である、1に記載の方法。
3. 熱可塑性ポリマーがポリオレフィンである、1に記載の方法。
4. 熱可塑性ポリマーが、ポリプロピレンホモポリマー、ポリプロピレンランダムコポリマー及びこれらの混合物からなる群から選択される、3に記載の方法。
5. 透明化剤が、式(I)の構造に従うアセタール化合物である、1に記載の方法。
6. 透明化剤が、(a)R 1 、R 2 、R 3 、R 4 、R 5 、R 6 、R 7 、R 8 、R 9 およびR 10 がそれぞれ水素であり、R 11 が−CHOHCH 2 OHである、式(I)で示される化合物、(b)R 1 、R 2 、R 4 、R 5 、R 6 、R 7 、R 9 およびR 10 がそれぞれ水素であり、R 3 およびR 8 がそれぞれメチル基であり、R 11 が−CHOHCH 2 OHである、式(I)で示される化合物、(c)R 1 、R 4 、R 5 、R 6 、R 7 、およびR 10 がそれぞれ水素であり、R 2 、R 3 、R 8 、およびR 9 がそれぞれメチル基であり、R 11 が−CHOHCH 2 OHである、式(I)で示される化合物、及び、(d)化合物(a)、(b)及び(c)の中の少なくとも2つの混合物、からなる群から選択される、5に記載の方法。
7. 透明化剤が、R 1 、R 4 、R 5 、R 6 、R 7 、およびR 10 がそれぞれ水素であり、R 2 、R 3 、R 8 、およびR 9 がそれぞれメチル基であり、R 11 が−CHOHCH 2 OHである式(I)で示される化合物である、6に記載の方法。
8. 透明化剤が約1,000ppm〜約2,500ppmの量で存在する、1に記載の方法。
9. 着色剤がピグメントである、1に記載の方法。
10. (a)熱可塑性ポリマーを準備する工程;
(b)トリスアミド、2,2’−メチレンビス−(4,6−ジ−tert−ブチルフェニル)リン酸アルミニウム、2,2’−メチレンビス(4,6−ジ−tert−ブチルフェニル)リン酸リチウム、モノカルボキシラート化合物、および式(I):
(c)着色剤を準備する工程;ならびに
(d)熱可塑性ポリマーと透明化剤と着色剤とを混合して、熱可塑性ポリマー組成物を製造する工程、
を含む熱可塑性ポリマー組成物を製造するための方法であって、
ここで、熱可塑性ポリマー、透明化剤、および着色剤が、それぞれ別個に準備され;熱可塑性ポリマー組成物中に存在する透明化剤の量が、熱可塑性ポリマー組成物の総質量を基準として約100ppm〜約5,000ppmであり;熱可塑性ポリマー組成物中の着色剤の量が、以下の不等式
11. 熱可塑性ポリマー組成物を用いて製造された1.27mm(50ミル)のプラークのL * 値が約88以上である、10に記載の方法。
12. 熱可塑性ポリマーがポリオレフィンである、10に記載の方法。
13. 熱可塑性ポリマーが、ポリプロピレンホモポリマー、ポリプロピレンランダムコポリマー及びこれらの混合物からなる群から選択される、12に記載の方法。
14. 透明化剤が、式(I)の構造に従うアセタール化合物である、10に記載の方法。
15. 透明化剤が、(a)R 1 、R 2 、R 3 、R 4 、R 5 、R 6 、R 7 、R 8 、R 9 およびR 10 がそれぞれ水素であり、R 11 が−CHOHCH 2 OHである、式(I)で示される化合物、(b)R 1 、R 2 、R 4 、R 5 、R 6 、R 7 、R 9 およびR 10 がそれぞれ水素であり、R 3 およびR 8 がそれぞれメチル基であり、R 11 が−CHOHCH 2 OHである、式(I)で示される化合物、(c)R 1 、R 4 、R 5 、R 6 、R 7 、およびR 10 がそれぞれ水素であり、R 2 、R 3 、R 8 、およびR 9 がそれぞれメチル基であり、R 11 が−CHOHCH 2 OHである、式(I)で示される化合物、及び、(d)化合物(a)、(b)及び(c)の中の少なくとも2つの混合物、からなる群から選択される、14に記載の方法。
16. 透明化剤が、R 1 、R 4 、R 5 、R 6 、R 7 、およびR 10 がそれぞれ水素であり、R 2 、R 3 、R 8 、およびR 9 がそれぞれメチル基であり、R 11 が−CHOHCH 2 OHである式(I)で示される化合物である、15に記載の方法。
17. 透明化剤が約1,000ppm〜約2,500ppmの量で存在する、10に記載の方法。
18. 着色剤がピグメントである、10に記載の方法。
19. (a)トリスアミド、2,2’−メチレンビス−(4,6−ジ−tert−ブチルフェニル)リン酸アルミニウム、2,2’−メチレンビス(4,6−ジ−tert−ブチルフェニル)リン酸リチウム、モノカルボキシラート化合物、および式(I):
(b)着色剤と、
からなる添加剤組成物であって、
ここで、熱可塑性ポリマー組成物が以下の不等式
20. 透明化剤が、式(I)の構造に従うアセタール化合物である、19に記載の添加剤組成物。
21. 透明化剤が、(a)R 1 、R 2 、R 3 、R 4 、R 5 、R 6 、R 7 、R 8 、R 9 およびR 10 がそれぞれ水素であり、R 11 が−CHOHCH 2 OHである、式(I)で示される化合物、(b)R 1 、R 2 、R 4 、R 5 、R 6 、R 7 、R 9 およびR 10 がそれぞれ水素であり、R 3 およびR 8 がそれぞれメチル基であり、R 11 が−CHOHCH 2 OHである、式(I)で示される化合物、(c)R 1 、R 4 、R 5 、R 6 、R 7 、およびR 10 がそれぞれ水素であり、R 2 、R 3 、R 8 、およびR 9 がそれぞれメチル基であり、R 11 が−CHOHCH 2 OHである、式(I)で示される化合物、及び、(d)化合物(a)、(b)及び(c)の中の少なくとも2つの混合物、からなる群から選択される、20に記載の添加剤組成物。
22. 透明化剤が、R 1 、R 4 、R 5 、R 6 、R 7 、およびR 10 がそれぞれ水素であり、R 2 、R 3 、R 8 、およびR 9 がそれぞれメチル基であり、R 11 が−CHOHCH 2 OHである式(I)で示される化合物である、21に記載の添加剤組成物。
23. 着色剤がピグメントである、19に記載の添加剤組成物。
24. 透明化剤が、添加剤組成物中に存在する透明化剤及び着色剤の総質量を基準として、約0.02質量%〜約10質量%の量において添加剤組成物中に存在する、19に記載の添加剤組成物。
25. (a)熱可塑性ポリマーを準備する工程;
(b)(i)トリスアミド、2,2’−メチレンビス−(4,6−ジ−tert−ブチルフェニル)リン酸アルミニウム、2,2’−メチレンビス(4,6−ジ−tert−ブチルフェニル)リン酸リチウム、モノカルボキシラート化合物、および式(I):
(ii)着色剤と、
を含む添加剤組成物を準備する工程;ならびに
(c)熱可塑性ポリマーと添加剤組成物とを混合して、熱可塑性ポリマー組成物を製造する工程、
を含む熱可塑性ポリマー組成物を製造するための方法であって、
ここで、熱可塑性ポリマーおよび添加剤組成物が、別個に準備され;熱可塑性ポリマー組成物中の透明化剤の量が、熱可塑性ポリマー組成物の総質量を基準として、約100ppm〜約5,000ppmであり;熱可塑性ポリマー組成物中に存在する着色剤の量が、以下の不等式
26. 熱可塑性ポリマー組成物を用いて製造された1.27mm(50ミル)のプラークのL * 値が約88以上である、25に記載の方法。
27. 熱可塑性ポリマーがポリオレフィンである、25に記載の方法。
28. 熱可塑性ポリマーが、ポリプロピレンホモポリマー、ポリプロピレンランダムコポリマー及びこれらの混合物からなる群から選択される、27に記載の方法。
29. 透明化剤が、式(I)の構造に従うアセタール化合物である、25に記載の方法。
30. 透明化剤が、(a)R 1 、R 2 、R 3 、R 4 、R 5 、R 6 、R 7 、R 8 、R 9 およびR 10 がそれぞれ水素であり、R 11 が−CHOHCH 2 OHである、式(I)で示される化合物、(b)R 1 、R 2 、R 4 、R 5 、R 6 、R 7 、R 9 およびR 10 がそれぞれ水素であり、R 3 およびR 8 がそれぞれメチル基であり、R 11 が−CHOHCH 2 OHである、式(I)で示される化合物、(c)R 1 、R 4 、R 5 、R 6 、R 7 、およびR 10 がそれぞれ水素であり、R 2 、R 3 、R 8 、およびR 9 がそれぞれメチル基であり、R 11 が−CHOHCH 2 OHである、式(I)で示される化合物、及び、(d)化合物(a)、(b)及び(c)の中の少なくとも2つの混合物、からなる群から選択される、29に記載の方法。
31. 透明化剤が、R 1 、R 4 、R 5 、R 6 、R 7 、およびR 10 がそれぞれ水素であり、R 2 、R 3 、R 8 、およびR 9 がそれぞれメチル基であり、R 11 が−CHOHCH 2 OHである式(I)で示される化合物である、30に記載の方法。
32. 透明化剤が約1,000ppm〜約2,500ppmの量で存在する、25に記載の方法。
33. 着色剤がピグメントである、25に記載の方法。
34. (a)熱可塑性ポリマーを準備する工程;
(b)トリスアミド、2,2’−メチレンビス−(4,6−ジ−tert−ブチルフェニル)リン酸アルミニウム、2,2’−メチレンビス(4,6−ジ−tert−ブチルフェニル)リン酸リチウム、モノカルボキシラート化合物、および式(I):
(c)着色剤を準備する工程;ならびに
(d)熱可塑性ポリマーと透明化剤と着色剤とを混合して、熱可塑性ポリマー組成物を製造する工程、
を含む熱可塑性ポリマー組成物を製造するための方法であって、
ここで、熱可塑性ポリマー、透明化剤、および着色剤が、それぞれ別個に準備され;熱可塑性ポリマー組成物中に存在する透明化剤の量が、熱可塑性ポリマー組成物の総質量を基準として約100ppm〜約5,000ppmであり;熱可塑性ポリマー組成物中の着色剤の量が、以下の不等式
35.
熱可塑性ポリマー組成物を用いて製造された1.27mm(50ミル)のプラークのL * 値が約88以上である、34に記載の方法。
36. 熱可塑性ポリマーがポリオレフィンである、34に記載の方法。
37. 熱可塑性ポリマーが、ポリプロピレンホモポリマー、ポリプロピレンランダムコポリマー及びこれらの混合物からなる群から選択される、36に記載の方法。
38. 透明化剤が、式(I)の構造に従うアセタール化合物である、34に記載の方法。
39. 透明化剤が、(a)R 1 、R 2 、R 3 、R 4 、R 5 、R 6 、R 7 、R 8 、R 9 およびR 10 がそれぞれ水素であり、R 11 が−CHOHCH 2 OHである、式(I)で示される化合物、(b)R 1 、R 2 、R 4 、R 5 、R 6 、R 7 、R 9 およびR 10 がそれぞれ水素であり、R 3 およびR 8 がそれぞれメチル基であり、R 11 が−CHOHCH 2 OHである、式(I)で示される化合物、(c)R 1 、R 4 、R 5 、R 6 、R 7 、およびR 10 がそれぞれ水素であり、R 2 、R 3 、R 8 、およびR 9 がそれぞれメチル基であり、R 11 が−CHOHCH 2 OHである、式(I)で示される化合物、及び、(d)化合物(a)、(b)及び(c)の中の少なくとも2つの混合物、からなる群から選択される、38に記載の方法。
40. 透明化剤が、R 1 、R 4 、R 5 、R 6 、R 7 、およびR 10 がそれぞれ水素であり、R 2 、R 3 、R 8 、およびR 9 がそれぞれメチル基であり、R 11 が−CHOHCH 2 OHである式(I)で示される化合物である、39に記載の方法。
41. 透明化剤が約1,000ppm〜約2,500ppmの量で存在する、34に記載の方法。
42. 着色剤がピグメントである、34に記載の方法。
43. (a)トリスアミド、2,2’−メチレンビス−(4,6−ジ−tert−ブチルフェニル)リン酸アルミニウム、2,2’−メチレンビス(4,6−ジ−tert−ブチルフェニル)リン酸リチウム、モノカルボキシラート化合物、および式(I):
(b)着色剤と、
からなる添加剤組成物であって、
ここで、熱可塑性ポリマー組成物が以下の不等式
44. 透明化剤が、式(I)の構造に従うアセタール化合物である、43に記載の添加剤組成物。
45. 透明化剤が、(a)R 1 、R 2 、R 3 、R 4 、R 5 、R 6 、R 7 、R 8 、R 9 およびR 10 がそれぞれ水素であり、R 11 が−CHOHCH 2 OHである、式(I)で示される化合物、(b)R 1 、R 2 、R 4 、R 5 、R 6 、R 7 、R 9 およびR 10 がそれぞれ水素であり、R 3 およびR 8 がそれぞれメチル基であり、R 11 が−CHOHCH 2 OHである、式(I)で示される化合物、(c)R 1 、R 4 、R 5 、R 6 、R 7 、およびR 10 がそれぞれ水素であり、R 2 、R 3 、R 8 、およびR 9 がそれぞれメチル基であり、R 11 が−CHOHCH 2 OHである、式(I)で示される化合物、及び、(d)化合物(a)、(b)及び(c)の中の少なくとも2つの混合物、からなる群から選択される、44に記載の添加剤組成物。
46. 透明化剤が、R 1 、R 4 、R 5 、R 6 、R 7 、およびR 10 がそれぞれ水素であり、R 2 、R 3 、R 8 、およびR 9 がそれぞれメチル基であり、R 11 が−CHOHCH 2 OHである式(I)で示される化合物である、45に記載の添加剤組成物。
47. 着色剤がピグメントである、43に記載の添加剤組成物。
48. 透明化剤が、添加剤組成物中に存在する透明化剤及び着色剤の総質量を基準として、約0.02質量%〜約10質量%の量において添加剤組成物中に存在する、43に記載の添加剤組成物。
Claims (48)
- (a)熱可塑性ポリマーを準備する工程;
(b)(i)トリスアミド、2,2’−メチレンビス−(4,6−ジ−tert−ブチルフェニル)リン酸アルミニウム、2,2’−メチレンビス(4,6−ジ−tert−ブチルフェニル)リン酸リチウム、モノカルボキシラート化合物、および式(I):
(ii)着色剤と、
を含む添加剤組成物を準備する工程;ならびに
(c)熱可塑性ポリマーと添加剤組成物とを混合して、熱可塑性ポリマー組成物を製造する工程、
を含む熱可塑性ポリマー組成物を製造するための方法であって、
ここで、熱可塑性ポリマーおよび添加剤組成物が、別個に準備され;熱可塑性ポリマー組成物中の透明化剤の量が、熱可塑性ポリマー組成物の総質量を基準として約100ppm〜約5,000ppmであり;熱可塑性ポリマー組成物中に存在する着色剤の量が、以下の不等式
- 熱可塑性ポリマー組成物を用いて製造された1.27mm(50ミル)のプラークのL*値が約88以上である、請求項1に記載の方法。
- 熱可塑性ポリマーがポリオレフィンである、請求項1に記載の方法。
- 熱可塑性ポリマーが、ポリプロピレンホモポリマー、ポリプロピレンランダムコポリマー及びこれらの混合物からなる群から選択される、請求項3に記載の方法。
- 透明化剤が、式(I)の構造に従うアセタール化合物である、請求項1に記載の方法。
- 透明化剤が、(a)R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9およびR10がそれぞれ水素であり、R11が−CHOHCH2OHである、式(I)で示される化合物、(b)R1、R2、R4、R5、R6、R7、R9およびR10がそれぞれ水素であり、R3およびR8がそれぞれメチル基であり、R11が−CHOHCH2OHである、式(I)で示される化合物、(c)R1、R4、R5、R6、R7、およびR10がそれぞれ水素であり、R2、R3、R8、およびR9がそれぞれメチル基であり、R11が−CHOHCH2OHである、式(I)で示される化合物、及び、(d)化合物(a)、(b)及び(c)の中の少なくとも2つの混合物、からなる群から選択される、請求項5に記載の方法。
- 透明化剤が、R1、R4、R5、R6、R7、およびR10がそれぞれ水素であり、R2、R3、R8、およびR9がそれぞれメチル基であり、R11が−CHOHCH2OHである式(I)で示される化合物である、請求項6に記載の方法。
- 透明化剤が約1,000ppm〜約2,500ppmの量で存在する、請求項1に記載の方法。
- 着色剤がピグメントである、請求項1に記載の方法。
- (a)熱可塑性ポリマーを準備する工程;
(b)トリスアミド、2,2’−メチレンビス−(4,6−ジ−tert−ブチルフェニル)リン酸アルミニウム、2,2’−メチレンビス(4,6−ジ−tert−ブチルフェニル)リン酸リチウム、モノカルボキシラート化合物、および式(I):
(c)着色剤を準備する工程;ならびに
(d)熱可塑性ポリマーと透明化剤と着色剤とを混合して、熱可塑性ポリマー組成物を製造する工程、
を含む熱可塑性ポリマー組成物を製造するための方法であって、
ここで、熱可塑性ポリマー、透明化剤、および着色剤が、それぞれ別個に準備され;熱可塑性ポリマー組成物中に存在する透明化剤の量が、熱可塑性ポリマー組成物の総質量を基準として約100ppm〜約5,000ppmであり;熱可塑性ポリマー組成物中の着色剤の量が、以下の不等式
- 熱可塑性ポリマー組成物を用いて製造された1.27mm(50ミル)のプラークのL*値が約88以上である、請求項10に記載の方法。
- 熱可塑性ポリマーがポリオレフィンである、請求項10に記載の方法。
- 熱可塑性ポリマーが、ポリプロピレンホモポリマー、ポリプロピレンランダムコポリマー及びこれらの混合物からなる群から選択される、請求項12に記載の方法。
- 透明化剤が、式(I)の構造に従うアセタール化合物である、請求項10に記載の方法。
- 透明化剤が、(a)R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9およびR10がそれぞれ水素であり、R11が−CHOHCH2OHである、式(I)で示される化合物、(b)R1、R2、R4、R5、R6、R7、R9およびR10がそれぞれ水素であり、R3およびR8がそれぞれメチル基であり、R11が−CHOHCH2OHである、式(I)で示される化合物、(c)R1、R4、R5、R6、R7、およびR10がそれぞれ水素であり、R2、R3、R8、およびR9がそれぞれメチル基であり、R11が−CHOHCH2OHである、式(I)で示される化合物、及び、(d)化合物(a)、(b)及び(c)の中の少なくとも2つの混合物、からなる群から選択される、請求項14に記載の方法。
- 透明化剤が、R1、R4、R5、R6、R7、およびR10がそれぞれ水素であり、R2、R3、R8、およびR9がそれぞれメチル基であり、R11が−CHOHCH2OHである式(I)で示される化合物である、請求項15に記載の方法。
- 透明化剤が約1,000ppm〜約2,500ppmの量で存在する、請求項10に記載の方法。
- 着色剤がピグメントである、請求項10に記載の方法。
- (a)トリスアミド、2,2’−メチレンビス−(4,6−ジ−tert−ブチルフェニル)リン酸アルミニウム、2,2’−メチレンビス(4,6−ジ−tert−ブチルフェニル)リン酸リチウム、モノカルボキシラート化合物、および式(I):
(b)着色剤と、
からなる添加剤組成物であって、
ここで、熱可塑性ポリマー組成物が以下の不等式
- 透明化剤が、式(I)の構造に従うアセタール化合物である、請求項19に記載の添加剤組成物。
- 透明化剤が、(a)R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9およびR10がそれぞれ水素であり、R11が−CHOHCH2OHである、式(I)で示される化合物、(b)R1、R2、R4、R5、R6、R7、R9およびR10がそれぞれ水素であり、R3およびR8がそれぞれメチル基であり、R11が−CHOHCH2OHである、式(I)で示される化合物、(c)R1、R4、R5、R6、R7、およびR10がそれぞれ水素であり、R2、R3、R8、およびR9がそれぞれメチル基であり、R11が−CHOHCH2OHである、式(I)で示される化合物、及び、(d)化合物(a)、(b)及び(c)の中の少なくとも2つの混合物、からなる群から選択される、請求項20に記載の添加剤組成物。
- 透明化剤が、R1、R4、R5、R6、R7、およびR10がそれぞれ水素であり、R2、R3、R8、およびR9がそれぞれメチル基であり、R11が−CHOHCH2OHである式(I)で示される化合物である、請求項21に記載の添加剤組成物。
- 着色剤がピグメントである、請求項19に記載の添加剤組成物。
- 透明化剤が、添加剤組成物中に存在する透明化剤及び着色剤の総質量を基準として、約0.02質量%〜約10質量%の量において添加剤組成物中に存在する、請求項19に記載の添加剤組成物。
- (a)熱可塑性ポリマーを準備する工程;
(b)(i)トリスアミド、2,2’−メチレンビス−(4,6−ジ−tert−ブチルフェニル)リン酸アルミニウム、2,2’−メチレンビス(4,6−ジ−tert−ブチルフェニル)リン酸リチウム、モノカルボキシラート化合物、および式(I):
(ii)着色剤と、
を含む添加剤組成物を準備する工程;ならびに
(c)熱可塑性ポリマーと添加剤組成物とを混合して、熱可塑性ポリマー組成物を製造する工程、
を含む熱可塑性ポリマー組成物を製造するための方法であって、
ここで、熱可塑性ポリマーおよび添加剤組成物が、別個に準備され;熱可塑性ポリマー組成物中の透明化剤の量が、熱可塑性ポリマー組成物の総質量を基準として、約100ppm〜約5,000ppmであり;熱可塑性ポリマー組成物中に存在する着色剤の量が、以下の不等式
- 熱可塑性ポリマー組成物を用いて製造された1.27mm(50ミル)のプラークのL*値が約88以上である、請求項25に記載の方法。
- 熱可塑性ポリマーがポリオレフィンである、請求項25に記載の方法。
- 熱可塑性ポリマーが、ポリプロピレンホモポリマー、ポリプロピレンランダムコポリマー及びこれらの混合物からなる群から選択される、請求項27に記載の方法。
- 透明化剤が、式(I)の構造に従うアセタール化合物である、請求項25に記載の方法。
- 透明化剤が、(a)R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9およびR10がそれぞれ水素であり、R11が−CHOHCH2OHである、式(I)で示される化合物、(b)R1、R2、R4、R5、R6、R7、R9およびR10がそれぞれ水素であり、R3およびR8がそれぞれメチル基であり、R11が−CHOHCH2OHである、式(I)で示される化合物、(c)R1、R4、R5、R6、R7、およびR10がそれぞれ水素であり、R2、R3、R8、およびR9がそれぞれメチル基であり、R11が−CHOHCH2OHである、式(I)で示される化合物、及び、(d)化合物(a)、(b)及び(c)の中の少なくとも2つの混合物、からなる群から選択される、請求項29に記載の方法。
- 透明化剤が、R1、R4、R5、R6、R7、およびR10がそれぞれ水素であり、R2、R3、R8、およびR9がそれぞれメチル基であり、R11が−CHOHCH2OHである式(I)で示される化合物である、請求項30に記載の方法。
- 透明化剤が約1,000ppm〜約2,500ppmの量で存在する、請求項25に記載の方法。
- 着色剤がピグメントである、請求項25に記載の方法。
- (a)熱可塑性ポリマーを準備する工程;
(b)トリスアミド、2,2’−メチレンビス−(4,6−ジ−tert−ブチルフェニル)リン酸アルミニウム、2,2’−メチレンビス(4,6−ジ−tert−ブチルフェニル)リン酸リチウム、モノカルボキシラート化合物、および式(I):
(c)着色剤を準備する工程;ならびに
(d)熱可塑性ポリマーと透明化剤と着色剤とを混合して、熱可塑性ポリマー組成物を製造する工程、
を含む熱可塑性ポリマー組成物を製造するための方法であって、
ここで、熱可塑性ポリマー、透明化剤、および着色剤が、それぞれ別個に準備され;熱可塑性ポリマー組成物中に存在する透明化剤の量が、熱可塑性ポリマー組成物の総質量を基準として約100ppm〜約5,000ppmであり;熱可塑性ポリマー組成物中の着色剤の量が、以下の不等式
- 熱可塑性ポリマー組成物を用いて製造された1.27mm(50ミル)のプラークのL*値が約88以上である、請求項34に記載の方法。
- 熱可塑性ポリマーがポリオレフィンである、請求項34に記載の方法。
- 熱可塑性ポリマーが、ポリプロピレンホモポリマー、ポリプロピレンランダムコポリマー及びこれらの混合物からなる群から選択される、請求項36に記載の方法。
- 透明化剤が、式(I)の構造に従うアセタール化合物である、請求項34に記載の方法。
- 透明化剤が、(a)R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9およびR10がそれぞれ水素であり、R11が−CHOHCH2OHである、式(I)で示される化合物、(b)R1、R2、R4、R5、R6、R7、R9およびR10がそれぞれ水素であり、R3およびR8がそれぞれメチル基であり、R11が−CHOHCH2OHである、式(I)で示される化合物、(c)R1、R4、R5、R6、R7、およびR10がそれぞれ水素であり、R2、R3、R8、およびR9がそれぞれメチル基であり、R11が−CHOHCH2OHである、式(I)で示される化合物、及び、(d)化合物(a)、(b)及び(c)の中の少なくとも2つの混合物、からなる群から選択される、請求項38に記載の方法。
- 透明化剤が、R1、R4、R5、R6、R7、およびR10がそれぞれ水素であり、R2、R3、R8、およびR9がそれぞれメチル基であり、R11が−CHOHCH2OHである式(I)で示される化合物である、請求項39に記載の方法。
- 透明化剤が約1,000ppm〜約2,500ppmの量で存在する、請求項34に記載の方法。
- 着色剤がピグメントである、請求項34に記載の方法。
- (a)トリスアミド、2,2’−メチレンビス−(4,6−ジ−tert−ブチルフェニル)リン酸アルミニウム、2,2’−メチレンビス(4,6−ジ−tert−ブチルフェニル)リン酸リチウム、モノカルボキシラート化合物、および式(I):
(b)着色剤と、
からなる添加剤組成物であって、
ここで、熱可塑性ポリマー組成物が以下の不等式
- 透明化剤が、式(I)の構造に従うアセタール化合物である、請求項43に記載の添加剤組成物。
- 透明化剤が、(a)R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9およびR10がそれぞれ水素であり、R11が−CHOHCH2OHである、式(I)で示される化合物、(b)R1、R2、R4、R5、R6、R7、R9およびR10がそれぞれ水素であり、R3およびR8がそれぞれメチル基であり、R11が−CHOHCH2OHである、式(I)で示される化合物、(c)R1、R4、R5、R6、R7、およびR10がそれぞれ水素であり、R2、R3、R8、およびR9がそれぞれメチル基であり、R11が−CHOHCH2OHである、式(I)で示される化合物、及び、(d)化合物(a)、(b)及び(c)の中の少なくとも2つの混合物、からなる群から選択される、請求項44に記載の添加剤組成物。
- 透明化剤が、R1、R4、R5、R6、R7、およびR10がそれぞれ水素であり、R2、R3、R8、およびR9がそれぞれメチル基であり、R11が−CHOHCH2OHである式(I)で示される化合物である、請求項45に記載の添加剤組成物。
- 着色剤がピグメントである、請求項43に記載の添加剤組成物。
- 透明化剤が、添加剤組成物中に存在する透明化剤及び着色剤の総質量を基準として、約0.02質量%〜約10質量%の量において添加剤組成物中に存在する、請求項43に記載の添加剤組成物。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US13/013,277 | 2011-01-25 | ||
US13/013,277 US20120190780A1 (en) | 2011-01-25 | 2011-01-25 | Additive compositions and thermoplastic polymer compositions comprising the same |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013551970A Division JP5897604B2 (ja) | 2011-01-25 | 2011-12-20 | 添加剤組成物およびそれを含む熱可塑性ポリマー組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016166325A true JP2016166325A (ja) | 2016-09-15 |
Family
ID=45496291
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013551970A Active JP5897604B2 (ja) | 2011-01-25 | 2011-12-20 | 添加剤組成物およびそれを含む熱可塑性ポリマー組成物 |
JP2016001897A Pending JP2016166325A (ja) | 2011-01-25 | 2016-01-07 | 添加剤組成物およびそれを含む熱可塑性ポリマー組成物 |
Family Applications Before (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013551970A Active JP5897604B2 (ja) | 2011-01-25 | 2011-12-20 | 添加剤組成物およびそれを含む熱可塑性ポリマー組成物 |
Country Status (10)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US20120190780A1 (ja) |
EP (1) | EP2668229B1 (ja) |
JP (2) | JP5897604B2 (ja) |
KR (5) | KR102477402B1 (ja) |
CN (1) | CN103391966B (ja) |
AU (1) | AU2011356604C1 (ja) |
BR (1) | BR112013018623A2 (ja) |
RU (1) | RU2553300C2 (ja) |
SG (1) | SG191809A1 (ja) |
WO (1) | WO2012102805A1 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104284934B (zh) * | 2012-05-11 | 2016-08-24 | 株式会社Adeka | 透明化剂组合物、树脂组合物和成形品 |
JP6195046B1 (ja) * | 2015-11-30 | 2017-09-13 | 日立化成株式会社 | 食品包装用フィルム |
US10493682B2 (en) * | 2015-12-31 | 2019-12-03 | Milliken & Company | Method for molding a polymer composition |
US10081690B2 (en) | 2016-06-23 | 2018-09-25 | Sunko Ink Co., Ltd. | Powdery diacetal clarifying agent and method of preparing the same |
BR112021006938A2 (pt) * | 2018-12-21 | 2021-07-13 | Milliken & Company | composições de aditivo e composições de polímero termoplástico compreendendo as mesmas |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009526123A (ja) * | 2006-02-07 | 2009-07-16 | ミリケン・アンド・カンパニー | 透明製品製造のための組成物及び方法 |
JP2013513014A (ja) * | 2009-12-07 | 2013-04-18 | ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア | 光学特性が改善され、および/または結晶化温度が上昇した清澄化ポリプロピレン物品 |
Family Cites Families (36)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3852237A (en) | 1972-09-08 | 1974-12-03 | Phillips Petroleum Co | Clearer polyefins by combination of aryl carboxlic acid phthalocyanine, and quinacridone |
JPS58180543A (ja) * | 1982-04-19 | 1983-10-22 | Mitsubishi Petrochem Co Ltd | プロピレン重合体組成物 |
US4731400A (en) | 1984-12-18 | 1988-03-15 | Mitsui Petrochemical Industries, Ltd. | Thermoplastic resin composition |
JPS6422952A (en) | 1987-07-18 | 1989-01-25 | Mitsubishi Rayon Co | Methacrylic polymer composition of outstanding color tone and tinge |
US4820755A (en) | 1987-08-18 | 1989-04-11 | American Cyanamid Company | Radiation sterilizable composition and articles made therefrom |
US5003500A (en) | 1988-09-05 | 1991-03-26 | Ciba-Geigy Corporation | Process and apparatus for the preparation of color formulations utilizing polarized light in spectrophotometry |
US5262471A (en) | 1988-11-21 | 1993-11-16 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Method of preparing packaging material for photographic photosensitive material and masterbatch therefor |
JPH05339442A (ja) * | 1992-06-15 | 1993-12-21 | Tokyo Ink Kk | ポリオレフイン用カラーマスターバッチ |
JP2777509B2 (ja) | 1992-09-30 | 1998-07-16 | 出光石油化学株式会社 | 色調検査方法 |
JPH06220270A (ja) * | 1993-01-27 | 1994-08-09 | Mitsubishi Petrochem Co Ltd | 耐傷性プロピレン系樹脂組成物 |
JPH06286009A (ja) | 1993-03-30 | 1994-10-11 | Hannou Koki Seisakusho:Kk | プラスチックレンズおよびその製造方法 |
JP3478604B2 (ja) * | 1994-09-08 | 2003-12-15 | 新日本理化株式会社 | 着色ポリオレフィン系樹脂組成物 |
JP3743029B2 (ja) | 1994-12-29 | 2006-02-08 | 株式会社エーピーアイ コーポレーション | ポリオレフイン系樹脂に対する透明化剤、その製造方法及び透明性が改良されたポリオレフイン系樹脂組成物 |
US5961914A (en) | 1996-05-03 | 1999-10-05 | Milliken & Company | Method of thermoforming polyolefin resin |
JPH1017848A (ja) | 1996-07-03 | 1998-01-20 | Ii C Kagaku Kk | ポリオレフイン系樹脂に対する透明化剤、その製造方法及び透明性が改良されたポリオレフイン系樹脂組成物 |
US5859708A (en) | 1997-09-02 | 1999-01-12 | General Electric Company | Sensing blend color homogeneity |
US6238615B1 (en) * | 1997-11-06 | 2001-05-29 | New Japan Chemical Co., Ltd. | Orientated gel molding method of polyolefin based resin composition |
JPH11158361A (ja) | 1997-12-01 | 1999-06-15 | Teijin Ltd | ポリエステル中空容器及びその製造方法 |
JPH11349740A (ja) | 1998-06-11 | 1999-12-21 | Asahi Denka Kogyo Kk | 射出成形用着色合成樹脂組成物 |
JP4033563B2 (ja) | 1998-10-08 | 2008-01-16 | 住化カラー株式会社 | 透明樹脂成形体の調色方法 |
JP4201431B2 (ja) | 1999-04-19 | 2008-12-24 | 株式会社Adeka | 着色合成樹脂組成物 |
US6534574B1 (en) * | 2001-03-24 | 2003-03-18 | Milliken & Company | Highly nucleated thermoplastic articles |
CN1443801A (zh) | 2002-03-12 | 2003-09-24 | 中国石化北京燕化石油化工股份有限公司树脂应用研究所 | 一种透明聚丙烯组合物 |
US6875811B2 (en) | 2002-05-07 | 2005-04-05 | Milliken & Company | Single compound toners for use in polyesters |
JP2004083852A (ja) | 2002-06-24 | 2004-03-18 | Asahi Denka Kogyo Kk | 造核剤及び該造核剤を含有してなる結晶性高分子組成物 |
US7303795B2 (en) | 2003-03-13 | 2007-12-04 | Invista North America S.A. R.L. | Molding of polypropylene with enhanced reheat characteristics |
US20040219319A1 (en) | 2003-04-30 | 2004-11-04 | Brooks Gary T. | High clarity formed articles of polypropylene |
US7291669B2 (en) | 2004-03-16 | 2007-11-06 | Ciba Specialty Chemicals Corporation | Stabilized polyolefin compositions |
FR2869563B1 (fr) | 2004-04-30 | 2007-09-07 | Sidel Sas | Preforme en polypropylene pour la fabrication de bouteilles ou analogues par soufflage ou etirage-soufflage et procede de soufflage ou d'etirage-soufflage de cette preforme |
JP2008524391A (ja) | 2004-12-17 | 2008-07-10 | エクソンモービル・ケミカル・パテンツ・インク | ポリマーブレンドから生成されるフィルム |
JP2006225576A (ja) * | 2005-02-21 | 2006-08-31 | Dainichiseika Color & Chem Mfg Co Ltd | 樹脂組成物 |
US7786203B2 (en) | 2005-09-16 | 2010-08-31 | Milliken & Company | Polymer compositions comprising nucleating or clarifying agents and articles made using such compositions |
WO2007039521A1 (en) * | 2005-09-30 | 2007-04-12 | Ciba Specialty Chemicals Holding Inc. | Microporous films |
JP2007161958A (ja) | 2005-12-16 | 2007-06-28 | Nippon Ester Co Ltd | ポリエステル |
ES2379607T3 (es) * | 2006-07-17 | 2012-04-27 | Avery Dennison Corporation | Película polímera multicapa asimétrica y etiqueta de la misma |
JP5388263B2 (ja) * | 2007-09-04 | 2014-01-15 | 株式会社Adeka | ポリオレフィン樹脂用造核剤マスターバッチ |
-
2011
- 2011-01-25 US US13/013,277 patent/US20120190780A1/en not_active Abandoned
- 2011-12-20 WO PCT/US2011/065987 patent/WO2012102805A1/en active Application Filing
- 2011-12-20 KR KR1020217037761A patent/KR102477402B1/ko active IP Right Grant
- 2011-12-20 JP JP2013551970A patent/JP5897604B2/ja active Active
- 2011-12-20 SG SG2013051057A patent/SG191809A1/en unknown
- 2011-12-20 KR KR1020187026006A patent/KR102165551B1/ko active IP Right Grant
- 2011-12-20 EP EP11809023.2A patent/EP2668229B1/en not_active Revoked
- 2011-12-20 CN CN201180068470.6A patent/CN103391966B/zh active Active
- 2011-12-20 KR KR1020157027192A patent/KR20150117714A/ko active Search and Examination
- 2011-12-20 RU RU2013135666/05A patent/RU2553300C2/ru active
- 2011-12-20 KR KR1020137022179A patent/KR20130108669A/ko active Application Filing
- 2011-12-20 BR BR112013018623A patent/BR112013018623A2/pt not_active Application Discontinuation
- 2011-12-20 KR KR1020207028549A patent/KR102330795B1/ko active IP Right Grant
- 2011-12-20 AU AU2011356604A patent/AU2011356604C1/en active Active
-
2016
- 2016-01-07 JP JP2016001897A patent/JP2016166325A/ja active Pending
-
2017
- 2017-04-12 US US15/485,916 patent/US10800902B2/en active Active
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009526123A (ja) * | 2006-02-07 | 2009-07-16 | ミリケン・アンド・カンパニー | 透明製品製造のための組成物及び方法 |
JP2013513014A (ja) * | 2009-12-07 | 2013-04-18 | ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア | 光学特性が改善され、および/または結晶化温度が上昇した清澄化ポリプロピレン物品 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
BR112013018623A2 (pt) | 2016-10-18 |
KR102165551B1 (ko) | 2020-10-14 |
AU2011356604B2 (en) | 2015-03-12 |
WO2012102805A1 (en) | 2012-08-02 |
KR102477402B1 (ko) | 2022-12-13 |
CN103391966A (zh) | 2013-11-13 |
EP2668229B1 (en) | 2017-09-06 |
AU2011356604A1 (en) | 2013-07-18 |
KR20180102698A (ko) | 2018-09-17 |
KR20210145308A (ko) | 2021-12-01 |
JP5897604B2 (ja) | 2016-03-30 |
KR102330795B1 (ko) | 2021-12-01 |
CN103391966B (zh) | 2015-09-09 |
US10800902B2 (en) | 2020-10-13 |
RU2553300C2 (ru) | 2015-06-10 |
RU2013135666A (ru) | 2015-03-10 |
KR20130108669A (ko) | 2013-10-04 |
KR20150117714A (ko) | 2015-10-20 |
KR20200119886A (ko) | 2020-10-20 |
US20120190780A1 (en) | 2012-07-26 |
US20170218175A1 (en) | 2017-08-03 |
AU2011356604C1 (en) | 2017-08-03 |
EP2668229A1 (en) | 2013-12-04 |
SG191809A1 (en) | 2013-08-30 |
JP2014503679A (ja) | 2014-02-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2016166325A (ja) | 添加剤組成物およびそれを含む熱可塑性ポリマー組成物 | |
BRPI0610208A2 (pt) | misturas de composições de aditivo de poliofelina e artigos | |
JP4393202B2 (ja) | 低黄色度と高光線透過性を示すポリアリールエーテルスルホン組成物及びそれから作られた製品 | |
KR102646123B1 (ko) | 첨가제 조성물, 및 이를 포함하는 열가소성 중합체 조성물 | |
EP0426852A1 (en) | Use of a vessel for coloured food | |
RU2819363C2 (ru) | Композиции добавок и содержащие их термопластичные полимерные композиции | |
JPH1036585A (ja) | 耐スチーム性に優れたポリプロピレン組成物 | |
JPS61113632A (ja) | ポリプロピレン樹脂組成物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170307 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20170607 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170803 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20180206 |