JPS61113632A - ポリプロピレン樹脂組成物 - Google Patents
ポリプロピレン樹脂組成物Info
- Publication number
- JPS61113632A JPS61113632A JP23516984A JP23516984A JPS61113632A JP S61113632 A JPS61113632 A JP S61113632A JP 23516984 A JP23516984 A JP 23516984A JP 23516984 A JP23516984 A JP 23516984A JP S61113632 A JPS61113632 A JP S61113632A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- alcohol
- polypropylene
- resin composition
- aliphatic saturated
- higher aliphatic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はポリプロピレン樹脂組成物に関し、詳しくは野
菜類などの天然色素に着色されにくいポリプロピレン樹
脂組成物に関する。
菜類などの天然色素に着色されにくいポリプロピレン樹
脂組成物に関する。
従来より、ポリプロピレンは耐熱性、耐薬品性。
加工特性に優れ、かつ残留モノマーによる衛生上の問題
もないため、食品容器、例えば弁当箱、茶碗１血、トレ
イなどに広く用いられている。
もないため、食品容器、例えば弁当箱、茶碗１血、トレ
イなどに広く用いられている。
しかしながら、ポリプロピレンをこれらの食品容器とし
て用いた場合、食品、殊にホウレン草。
て用いた場合、食品、殊にホウレン草。
ニンジン、梅干、苺などの野菜類、果物等の天然色素に
よりポリプロピレン製容器は容易に着色される。これは
衛生上問題とはならないが、外観が劣るもので商品価値
の低下を招くという欠点がある。また、用途などによっ
てポリプロピレンには各種の添加剤が加えられるが、こ
れらの添加は天然色素により着色しやすくなる傾向があ
る。
よりポリプロピレン製容器は容易に着色される。これは
衛生上問題とはならないが、外観が劣るもので商品価値
の低下を招くという欠点がある。また、用途などによっ
てポリプロピレンには各種の添加剤が加えられるが、こ
れらの添加は天然色素により着色しやすくなる傾向があ
る。
そこで、本発明者らはポリプロピレンの利点を保持しつ
つ、上記の如き問題点を解消したポリプロピレン樹脂組
成物を開発すべく鋭意検討した結果、ポリプロピレンに
特定の化合物を所定量配合することＫより天然色素に着
色されないポリプロピレン樹脂組成物が得られることを
見い出し、この知見に基づいて本発明を完成した。
つ、上記の如き問題点を解消したポリプロピレン樹脂組
成物を開発すべく鋭意検討した結果、ポリプロピレンに
特定の化合物を所定量配合することＫより天然色素に着
色されないポリプロピレン樹脂組成物が得られることを
見い出し、この知見に基づいて本発明を完成した。
すなわち本発明は、ポリプロピレン１００重量部に高級
脂肪族飽和アルコール０．０１〜２．０重量部を配合し
てなるポリプロピレン樹脂組成物である。
脂肪族飽和アルコール０．０１〜２．０重量部を配合し
てなるポリプロピレン樹脂組成物である。
本発明において、ポリプロピレンとしては各種のものを
使用でき、特に制限はなく、例えばプロピレンホモポリ
マー、プロピレンとプロピレン以外のα−オレフィン、
例えばエチレン、ブチレン等とのランダムあるいはブロ
ック共重合体等が挙げられる。
使用でき、特に制限はなく、例えばプロピレンホモポリ
マー、プロピレンとプロピレン以外のα−オレフィン、
例えばエチレン、ブチレン等とのランダムあるいはブロ
ック共重合体等が挙げられる。
一般にポリプロピレン製の食品容器などは押出成形法ま
たは射出成形法で製造されている。この場合、押出成形
法では高粘度、低メルトインデックスのポリプロピレン
が用いられており、射出成形法では中・低粘度、高メル
トインデックスのポリプロピレンが用いられている。し
たがって、本発明においてはこれら製法を考慮して広範
囲の分子量、メルトインデツ）ス等の物性のポリプロピ
レンが使用でき、通常市販されているものであっても充
分に適用できる。
たは射出成形法で製造されている。この場合、押出成形
法では高粘度、低メルトインデックスのポリプロピレン
が用いられており、射出成形法では中・低粘度、高メル
トインデックスのポリプロピレンが用いられている。し
たがって、本発明においてはこれら製法を考慮して広範
囲の分子量、メルトインデツ）ス等の物性のポリプロピ
レンが使用でき、通常市販されているものであっても充
分に適用できる。
次に、高級脂肪族飽和アルコールについても種種のもの
が使用できるが、特に炭素数１２〜３０程度、好ましく
は炭素数１２〜２０のものが好適である。具体的には、
ラウリルアルコール・ ミリスチルアルコール、セチル
アルコール、ステアリルアルコール、アラキルアルコー
ルおよびこれらの混合物などが挙げられる。
が使用できるが、特に炭素数１２〜３０程度、好ましく
は炭素数１２〜２０のものが好適である。具体的には、
ラウリルアルコール・ ミリスチルアルコール、セチル
アルコール、ステアリルアルコール、アラキルアルコー
ルおよびこれらの混合物などが挙げられる。
本発明の樹脂組成物は上記のポリプロピレンＩＱＯ重量
部に対して高級脂肪族飽和アルコールを０．０１〜２重
量部、好ましくは０．０５〜１．０重量部配合すること
により得られる。高級飽和脂肪族アルコールの配合量が
、０．０１重量部未満では、効果が不充分であり、また
２重量部を超えると、効果的に差異が認められないばか
りでなく、経済的にも不利益である。また、高温雰囲気
下ではブリード現象が発生し、商品価値を損なうおそれ
がある。
部に対して高級脂肪族飽和アルコールを０．０１〜２重
量部、好ましくは０．０５〜１．０重量部配合すること
により得られる。高級飽和脂肪族アルコールの配合量が
、０．０１重量部未満では、効果が不充分であり、また
２重量部を超えると、効果的に差異が認められないばか
りでなく、経済的にも不利益である。また、高温雰囲気
下ではブリード現象が発生し、商品価値を損なうおそれ
がある。
本発明のポリプロピレン樹脂組成物は原則的には上記二
成分よりなるが、必要により種々の添加剤を添加するこ
とができる。添加剤の具体例としてはアルキルアミン、
アルキル脂肪酸エステル・クリセリンモノエステルなど
の帯電防止剤；ステアリン酸、ステアリン酸金属塩など
の分散剤；脂肪酸アミド、オレイン酸アミドなとの離型
剤等が挙げられる。
成分よりなるが、必要により種々の添加剤を添加するこ
とができる。添加剤の具体例としてはアルキルアミン、
アルキル脂肪酸エステル・クリセリンモノエステルなど
の帯電防止剤；ステアリン酸、ステアリン酸金属塩など
の分散剤；脂肪酸アミド、オレイン酸アミドなとの離型
剤等が挙げられる。
上記各成分を所定量配合し、単軸押出機、二軸混練機、
■ブレンダーなどにより充分に混練することにより本発
明のポリプロピレン樹脂組成物が得られる。
■ブレンダーなどにより充分に混練することにより本発
明のポリプロピレン樹脂組成物が得られる。
このようにして得られたポリプロピレン樹脂組成物の成
形品は、野菜等の食品の天然色素により着色されること
がなく外観が極めて優れたものである。特に上記添加剤
を配合した場合は、天然色素により着色しやすくなるが
、本発明の樹脂組成物によれば、これら添加剤の効果を
維持しつつ、有効に着色を防ぐことができる。
形品は、野菜等の食品の天然色素により着色されること
がなく外観が極めて優れたものである。特に上記添加剤
を配合した場合は、天然色素により着色しやすくなるが
、本発明の樹脂組成物によれば、これら添加剤の効果を
維持しつつ、有効に着色を防ぐことができる。
なお、天然色素による着色防止に高級脂肪族飽和アルコ
ールがどのように作用するか明らかではないが、天然色
素の易溶剤として作用し、表面へのマイグレーション効
果により内部浸透を妨げて、容器の洗浄により容易に除
去できるものと考えられる。
ールがどのように作用するか明らかではないが、天然色
素の易溶剤として作用し、表面へのマイグレーション効
果により内部浸透を妨げて、容器の洗浄により容易に除
去できるものと考えられる。
したがって、本発明のポリプロピレン樹脂組成物は食品
容器等の素材として有効に利用することができる。
容器等の素材として有効に利用することができる。
次Ｋ、本発明を実施例により詳しく説明する。
実施例１〜１４および比較例１〜９
第１表に示す成分を所定量配合し、押出機によりペレッ
ト化した。これを用い射出成形機により厚さ２ＷＷ１．
縦５０ｎ、横４０ｍｔの試験片を作成した。この試験片
をホウレン草をジューサーミキサーで液化した液体の中
に浸漬し、４０日後に取り出して色差計（スガ試験機＠
）、変角光沢計）により浸漬しなかったものとの色差（
△Ｅ）を測定した。結果を第１表に示す。
ト化した。これを用い射出成形機により厚さ２ＷＷ１．
縦５０ｎ、横４０ｍｔの試験片を作成した。この試験片
をホウレン草をジューサーミキサーで液化した液体の中
に浸漬し、４０日後に取り出して色差計（スガ試験機＠
）、変角光沢計）により浸漬しなかったものとの色差（
△Ｅ）を測定した。結果を第１表に示す。
なお、色差（△刀）が２．０未満であると、耐食品汚染
性良好で、外観上着色の問題がなく、２．０を越えると
、着色が著しく使用できないことを示す。
性良好で、外観上着色の問題がなく、２．０を越えると
、着色が著しく使用できないことを示す。
＊１・−Ａ：ホモポリプロピレン（Ｍ工１ｇ、！ｉｌ／
ｌｏ分、出光石油化学（株）製、［出光ポリプロＪ２０
００ＧＪ ） Ｂニブロビレンーエチレンブロック共Ｍ、合体（Ｍ １
１８ｇ／１０分、出光石油化学（株）製、［出光ポリプ
ロＪ９５０ＨＪ） Ｏ：プロピレン−エチレンランダム共重合体（ＭＩ８゜
ＯＥｌｘ ｏ分、出光石油化学（株）製、「出光ポリプ
ロＪ７４０ＧＪ） ＊２・・・帯電防止剤１：Ｎ、Ｎ−ビス（２−ヒドロキ
シエチル）アルキルアミン 帯電防止剤２：ポリオキシエチレンステアリルアミン脂
肪酸エステル 帯電防止剤３：グリセリン脂肪酸エステル分散剤１ニス
テアリン酸 分散剤２ニステアリン酸カルシウム 離型剤ニオレイン酸アミド
ｌｏ分、出光石油化学（株）製、［出光ポリプロＪ２０
００ＧＪ ） Ｂニブロビレンーエチレンブロック共Ｍ、合体（Ｍ １
１８ｇ／１０分、出光石油化学（株）製、［出光ポリプ
ロＪ９５０ＨＪ） Ｏ：プロピレン−エチレンランダム共重合体（ＭＩ８゜
ＯＥｌｘ ｏ分、出光石油化学（株）製、「出光ポリプ
ロＪ７４０ＧＪ） ＊２・・・帯電防止剤１：Ｎ、Ｎ−ビス（２−ヒドロキ
シエチル）アルキルアミン 帯電防止剤２：ポリオキシエチレンステアリルアミン脂
肪酸エステル 帯電防止剤３：グリセリン脂肪酸エステル分散剤１ニス
テアリン酸 分散剤２ニステアリン酸カルシウム 離型剤ニオレイン酸アミド
Claims (2)
- （１）ポリプロピレン１００重量部に高級脂肪族飽和ア
ルコール０．０１〜２．０重量部を配合してなるポリプ
ロピレン樹脂組成物。 - （２）高級脂肪族飽和アルコールがラウリルアルコール
、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリ
ルアルコール、アラキルアルコールあるいはこれらの混
合物である特許請求の範囲第１項記載の組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23516984A JPS61113632A (ja) | 1984-11-09 | 1984-11-09 | ポリプロピレン樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23516984A JPS61113632A (ja) | 1984-11-09 | 1984-11-09 | ポリプロピレン樹脂組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61113632A true JPS61113632A (ja) | 1986-05-31 |
Family
ID=16982081
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23516984A Pending JPS61113632A (ja) | 1984-11-09 | 1984-11-09 | ポリプロピレン樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61113632A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20150057387A1 (en) * | 2012-03-14 | 2015-02-26 | Kaneka Corporation | In-mold foam molded body comprising polypropylene resin foam particles and method for producing same |
-
1984
- 1984-11-09 JP JP23516984A patent/JPS61113632A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20150057387A1 (en) * | 2012-03-14 | 2015-02-26 | Kaneka Corporation | In-mold foam molded body comprising polypropylene resin foam particles and method for producing same |
| US9611369B2 (en) * | 2012-03-14 | 2017-04-04 | Kaneka Corporation | In-mold foam molded body comprising polypropylene resin foam particles and method for producing same |
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