JP2016159938A - 泡吐出容器 - Google Patents

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角田 義幸
Yoshiyuki Tsunoda
義幸 角田
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Abstract

【課題】簡易な操作で泡の定量吐出が可能な泡吐出容器を提供する。【解決手段】泡吐出容器1は、可撓性に富む内容器4、および内容器4が収容されるとともに内容器4との間に内部空間Sを画成する弾性変形可能な外容器6を備える容器本体2と、容器本体2の口部3に装着される吐出キャップ10と、を備えている。吐出キャップ10には、吸気孔13が形成されるとともに、空気弁14と、吐出弁43と、逆止弁42と、内容器4からの内容液Lを内部空間Sからの空気とともに通過させることで発泡させる発泡部材50と、が備えられている。内部空間Sの加圧時には、吐出弁43および逆止弁42が開いて、吐出孔11と、内容器4内および内部空間Sと、が連通するとともに、空気弁14が閉じて、内部空間Sと外部との連通が遮断する。容器本体2は、内部空間Sに配設され、かつ外容器6の内部空間S側に向けた変形量を規制する規制筒部8を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、泡吐出容器に関するものである。
従来、例えば下記特許文献1に示されるような、内容液が収容されるとともに弾性変形可能な容器本体と、容器本体の口部に装着されるとともに内容液の吐出される吐出孔が形成された吐出キャップと、を備え、吐出キャップには容器本体を圧縮変形させたときに吐出される内容液を発泡させる発泡部材が備えられた泡吐出容器が知られている。
特開2014−46938号公報
しかしながら、上記従来の泡吐出容器では、容器本体に対する圧縮変形量に応じて吐出孔から吐出される内容液の量が変動するため、定量吐出することが困難であった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、簡易な操作で泡の定量吐出が可能な泡吐出容器を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提案している。
本発明の泡吐出容器は、内容液が収容されるとともに前記内容液の減少に伴い減容変形する可撓性に富む内容器、および前記内容器が収容されるとともに前記内容器との間に内部空間を画成する弾性変形可能な外容器を備える容器本体と、前記容器本体の口部に装着されるとともに前記内容液の吐出される吐出孔が形成された吐出キャップと、を備え、前記吐出キャップには、外部と前記内部空間とを連通する吸気孔が形成されるとともに、前記内部空間から前記吸気孔を通した外部への空気の流出を阻止し、かつ前記内部空間と外部との前記吸気孔を通した連通、およびその遮断を切り替える空気弁と、前記吐出孔側から前記内容器内への前記内容液および外気の流入を阻止し、かつ前記吐出孔と前記内容器内との連通、およびその遮断を切り替える吐出弁と、前記吐出孔側から前記内部空間への前記内容液の流入を阻止し、かつ前記吐出孔と前記内部空間との連通、およびその遮断を切り替える逆止弁と、前記内容器からの前記内容液を、前記内部空間からの空気とともに通過させることで発泡させる発泡部材と、が備えられ、前記内部空間の加圧時に、前記吐出弁および前記逆止弁が開いて、前記吐出孔と、前記内容器内および前記内部空間と、が連通するとともに、前記空気弁が閉じて、前記内部空間と外部との連通が遮断し、前記容器本体は、前記内部空間に配設され、かつ前記外容器の前記内部空間側に向けた変形量を規制する規制筒部を備えることを特徴とする。
この構成によれば、空気弁を閉じて内部空間と外部との連通を遮断した状態で外容器を圧縮変形させると、内部空間および内容器内が加圧される。これにより、内部空間内の空気と、内容器の内容液と、が発泡部材を通過して発泡した状態で吐出孔から吐出される。この際、内部空間に配設された規制筒部により外容器の圧縮変形量が規制されるため、外容器の規制筒部に当接した後の更なる圧縮変形が規制される。これにより、内容液の一定量の吐出が可能となる。
そして、外容器の圧縮変形を解除すると、外容器が復元変形し始め、内部空間に負圧が生じる。この際、吐出弁が閉じることで空気が内容器内へ流入することが阻止されているため、内容液の吐出により減容変形した内容器は、減容変形したままの状態となる。さらにこの際、逆止弁も閉じることで、内容液が吐出孔側から内部空間内へ流入することが阻止される。一方で、外容器は、吸気孔を通じて内部空間へ空気が導入されることで復元変形する。
以上により、外容器を規制筒部に当接するまで圧縮変形させるだけで、泡を定量吐出することが可能となる。したがって、簡易な操作で泡の定量吐出が可能な泡吐出容器を提供できる。
また、上記の泡吐出容器において、前記規制筒部は、有底筒状に形成され、前記内容器の外表面は、前記規制筒部の内表面上に積層され、前記規制筒部には、前記内容器の外表面との間の内側内部空間と、前記内部空間と、を連通する外気導入孔が形成されていることが望ましい。
この構成によれば、内容器が規制筒部の内表面上に積層されているため、規制筒部と内容器との間の空間を省略でき、容器本体を小型化することができる。そして、内側内部空間と内部空間とを連通する外気導入孔が形成されているため、内容器が規制筒部の内表面上に積層されていても、外容器を圧縮変形させて内部空間を加圧することで、外気導入孔を通じて内側内部空間に内部空間内の空気を導入できる。これにより、内容器の内圧を上昇させることができ、発泡した内容液を吐出することが可能となる。したがって、簡易な操作で泡の定量吐出が可能な小型の泡吐出容器を提供できる。
また、上記の泡吐出容器において、前記空気弁は、前記容器本体の正立姿勢時に前記吸気孔を開放して外部と前記内部空間とを連通し、かつ前記容器本体の口部を下方に向けた前記容器本体の注出姿勢時に自重により移動して前記吸気孔を閉塞し外部と前記内部空間との連通を遮断することが望ましい。
この構成によれば、容器本体を注出姿勢にするだけで、他の操作を行うことなく吸気孔を閉塞することが可能となり、操作性を向上させることができる。
本発明によれば、外容器を規制筒部に当接するまで圧縮変形させるだけで、泡を定量吐出することが可能となる。したがって、簡易な操作で泡の定量吐出が可能な泡吐出容器を提供できる。
第1実施形態に係る泡吐出容器の縦断面図である。 第1実施形態に係る泡吐出容器の縦断面図である。 第2実施形態に係る泡吐出容器の縦断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
最初に、第1実施形態に係る泡吐出容器1について説明する。
図1に示すように、泡吐出容器1は、内容液Lが収容されるとともに内容液Lの減少に伴い減容変形する可撓性に富む内容器4、および内容器4が収容されるとともに内容器4との間に内部空間Sを画成する弾性変形可能な外容器6を備える容器本体2と、容器本体2の口部3に装着されるとともに内容液Lの吐出される吐出孔11が形成された吐出キャップ10と、を備えている。
図示の例では、容器本体2は、有底筒状に形成されるとともに、吐出キャップ10は有頂筒状に形成され、これら容器本体2および吐出キャップ10が共通軸と同軸に配置されている。以下。この共通軸を容器軸Pといい、容器軸P方向に沿う容器本体2の底部側を下側、容器軸P方向に沿う容器本体2の口部3側を上側という。また、容器軸P方向から見た平面視において、容器軸Pに直交する方向を径方向といい、容器軸P回りに周回する方向を周方向という。
外容器6は、口部7、肩部6a、胴部6cおよび底部6dが上側から下側に向かってこの順に連設された有底筒状に形成されている。口部7は、肩部6a、胴部6cおよび底部6dよりも小径とされている。また、口部7の外周面には、雄ネジ部が形成されている。肩部6aは、上側から下側に向かうに従い漸次拡径している。胴部6cには、径方向内側に向かって窪むくびれ部6bが形成されている。くびれ部6bは、胴部6cの上端部に配置され、径方向の内側に向かって凸の曲面状に形成されている。底部6dは、中央部が上方に向けて凸の曲面状に形成されている。なお、外容器6のうち、少なくともくびれ部6bおよび胴部6cは、径方向内側に向けて圧縮変形(スクイズ変形)可能とされている。
内部空間Sには、規制筒部8が配設されている。規制筒部8は、外容器6の内部空間S側(径方向内側)に向けた変形量を規制する。規制筒部8は、口部9、肩部8a、胴部8bおよび底部8cが上側から下側に向かって順に連設された有底筒状に形成されている。規制筒部8は、容器軸Pと同軸に配置されている。
規制筒部8の口部9は、肩部8a、胴部8bおよび底部8cよりも小径とされている。また、口部9の外周面には、雄ネジ部が形成されている。肩部8aは、上側から下側に向かうに従い漸次拡径している。胴部8bの外径は、外容器6の口部7の内径以下となっている。これにより規制筒部8は、外容器6の口部7を通じて外容器6の内部に挿入することが可能とされている。底部8cは、中央部が上方に向けて凸の曲面状に形成されている。
内容器4は、規制筒部8の内部に設けられている。内容器4の外表面は、規制筒部8の内表面上に剥離可能に積層されている。内容器4の口部5は、規制筒部8の口部9に積層されている。内容器4の口部5の上端部は、径方向外側に向けて折り曲げられ、規制筒部8の口部9の上端開口縁上に配置されている。
ここで、規制筒部8の底部8cの中央には、底部8cを上下方向に貫通する外気導入孔8dが形成されている。外気導入孔8dは、規制筒部8と規制筒部8から剥離して減容変形する内容器4(図1における2点鎖線で示す状態)の外表面との間の内側内部空間Tと、内部空間Sと、を連通している。
図2に示すように、吐出キャップ10は、前記吐出孔11および吸気孔13が形成されたキャップ本体20と、キャップ本体20内に配設された弁部材30と、内容器4からの内容液Lを発泡させる発泡部材50と、を備えている。
キャップ本体20は、有頂筒状をなしており、天壁21の外周縁から下方に向けて延びる外側装着筒22と、天壁21において外側装着筒22よりも径方向内側に位置する部分から下方に向けて延びる嵌合筒23と、天壁21において嵌合筒23よりも径方向内側に位置する部分から下方に向けて延びる内側装着筒24と、天壁21において内側装着筒24よりも径方向内側に位置する部分から上方に向けて延びる吐出筒25と、を有している。外側装着筒22、嵌合筒23、内側装着筒24および吐出筒25は、容器軸Pと同軸に配置されている。
外側装着筒22には、外容器6の口部7の雄ネジ部に螺着する雌ネジ部が形成されている。嵌合筒23は、外容器6の口部7内に気密に嵌合されている。天壁21の下面は、外容器6の口部7の上端開口縁上に当接している。
内側装着筒24には、規制筒部8の口部9の雄ネジ部に螺着する雌ネジ部が形成されている。なお、内容器4および規制筒部8それぞれの上端開口縁は、天壁21の下面より下方に位置している。
吐出筒25は、上下方向の両側に開口しており、上端開口が吐出孔11とされている。吐出筒25のうち、下端部の内径は、下端部より上方に位置する部分の内径より大きくなっている。
吐出筒25の上端部には、有頂筒状に形成された装着キャップ16が着脱自在に外嵌されている。装着キャップ16により吐出孔11が閉塞されている。
また、キャップ本体20には、天壁21において嵌合筒23と内側装着筒24との間に位置する部分から上方に向かって延びる弁筒体26が形成されている。弁筒体26は、上下方向の両側に開口しており、上端開口が泡吐出容器1の外部と内部空間Sとを連通する吸気孔13とされている。弁筒体26の上部内周面は、下方から上方に向かうに従い漸次縮径している。弁筒体26の内部には、吸気孔13の内径よりも大きい球体の空気弁14が上下方向に移動自在に配設されている。また、弁筒体26の内周面には、容器本体2の口部3を上方に向けた正立姿勢時に、空気弁14が支持される支持突起27が配設されている。支持突起27は、弁筒体26の内周面の周方向に間隔をあけて複数配設されている。
空気弁14は、内部空間Sから吸気孔13を通じて外部への空気の流出を阻止し、かつ内部空間Sと外部との吸気孔13を通した連通、およびその遮断を切り替える。具体的に、空気弁14は、泡吐出容器1の正立姿勢時に、支持突起27上に支持され、吸気孔13を開放する。これにより、吸気孔13と弁筒体26の下端開口とが、支持突起27同士の間の隙間を通して連通し、泡吐出容器1の外部と内部空間Sとが吸気孔13および弁筒体26の下端開口を通じて連通する。また、容器本体2の口部3を下方に向けた注出姿勢時に、空気弁14が自重により移動して縮径された吸気孔13を閉塞することによって、泡吐出容器1の外部と内部空間Sとの吸気孔13を通した連通が遮断される。
弁部材30は、キャップ本体20の内側装着筒24の内側に配設されている。弁部材30は、内容器4の口部5を閉塞するとともに内容器4内と連通する内側連通孔32および内部空間S内と連通する外側連通孔33が形成された中栓部材31と、内側連通孔32および外側連通孔33を開閉する弁本体40と、を備えている。
中栓部材31は、内容器4の口部5を閉塞する閉塞板34と、閉塞板34から下方に向けて延び、内容器4の口部5内に液密に嵌合するシール筒35と、閉塞板34の外周縁から上方に向けて延び、内側装着筒24の上端部内に嵌合する嵌合筒36と、を有する。閉塞板34は、容器軸Pと同軸に配置されている。閉塞板34の外周縁部は、内容器4の上端開口縁上に配置されている。内側連通孔32は、閉塞板34の中央部に配置されるとともに、閉塞板34を上下方向に貫通している。
閉塞板34の上面において、シール筒35よりも径方向内側に位置する部分には、環状の嵌合溝37が形成されている。嵌合溝37には、弁本体40の後述する嵌合筒部41が嵌合する。
外側連通孔33は、閉塞板34と嵌合筒36との接続部に周方向に間隔をあけて複数配置されるとともに、径方向に貫通している。外側連通孔33の径方向内側の開口部は、閉塞板34の上面において嵌合筒36と嵌合溝37との間に位置する部分に形成されている。外側連通孔33は、規制筒部8の口部9とキャップ本体20の内側装着筒24との隙間を通じて内部空間Sと連通している。
弁本体40は、閉塞板34の嵌合溝37内に嵌合された嵌合筒部41と、嵌合筒部41から径方向外側に突出する逆止弁42と、嵌合筒部41の内側に配設された吐出弁43とを備えている。
嵌合筒部41は、上下方向の両側に開口しており、下端部が閉塞板34の嵌合溝37に嵌合しているとともに、上端部がキャップ本体20の吐出筒25内に嵌合している。嵌合筒部41と中栓部材31の嵌合筒36との間には、環状空間Uが画成されている。嵌合筒部41には、嵌合筒部41を径方向に貫通する空気導入孔44が周方向に間隔をあけて複数形成されている。空気導入孔44を通して、吐出孔11と環状空間Uとが連通している。
逆止弁42は、嵌合筒部41において空気導入孔44よりも下方に位置する部分に配置されるとともに周方向に沿って延びる環状に形成されている。逆止弁42の外周端部は、閉塞板34の上面において外側連通孔33の径方向内側の開口部よりも径方向の外側に位置する部分に全周に亘って気密に当接している。なお、逆止弁42は、撓みにより逆止弁42の外周端部が下方に向けて付勢された状態で閉塞板34の上面に当接してもよい。逆止弁42は、吐出孔11側から内部空間Sへの内容液Lの流入を阻止し、かつ吐出孔11と内部空間Sとの連通、およびその遮断を切り替える。
吐出弁43は、いわゆる3点弁であって、閉塞板34における内側連通孔32の開口周縁部上当接して内側連通孔32を閉塞している。これにより吐出弁43は、吐出孔11側から内容器4内への内容液Lおよび外気の流入を阻止し、かつ吐出孔11と内容器4内との連通、およびその遮断を切り替える。
発泡部材50は、筒体51と、筒体51の下端部に配設されたメッシュ53と、を備えている。筒体51は、上下方向の両側に開口しており、弁部材30の嵌合筒部41の上側開口内に嵌合している。筒体51の下端縁は、弁部材30の嵌合筒部41内における空気導入孔44の開口部よりも上方に位置している。筒体51の上端縁には、径方向の外側に向けて突出する鍔部52が形成されている。鍔部52の外径は、弁部材30の嵌合筒部41の外径と同等となっている。メッシュ53は、筒体51の下側開口の全体を覆うように、筒体51の下端開口縁の全周に亘って固着されている。メッシュ53は、空気とともに通過する内容液Lを発泡させる。なお、メッシュ53の目の粗さ等は、内容液の種類等に応じて適宜変更される。
中栓部材31の閉塞板34と、弁本体40の嵌合筒部41と、発泡部材50のメッシュ53と、の間には、内部空間Sからの空気と、内容器4からの内容液Lと、が混合される気液混合室Vが画成されている。環状空間Uと吐出孔11とは、空気導入孔44および気液混合室Vを通じて連通している。
以下、本実施形態の泡吐出容器1の作用について説明する。
泡吐出容器1を用いて内容液Lを吐出させる際には、まず、吐出キャップ10の吐出筒25を覆う装着キャップ16を取り外す。
次に、泡吐出容器1を、容器本体2の口部3を下方に向けた注出姿勢とする。すると、空気弁14が自重により移動して吸気孔13を閉塞することによって、泡吐出容器1の外部と内部空間Sとの連通が遮断される。この状態で、外容器6のくびれ部6bまたは胴部6cを握る等して径方向内側に押し込んで圧縮変形させると、内部空間Sが加圧される。すると、逆止弁42が開いて内部空間S内の空気が、規制筒部8の口部9とキャップ本体20の内側装着筒24との隙間、外側連通孔33、環状空間U、および空気導入孔44を通って気液混合室Vに導入される。
また、内部空間Sが加圧されると、内容器4内も規制筒部8の外気導入孔8d(図1参照)を通じて加圧される。すると、吐出弁43が開いて内容器4内の内容液Lが、内側連通孔32を通って気液混合室Vに導入される。この際、内容器4から流出した内容液Lの量に応じて内部空間S内の空気が外気導入孔8dを通じて規制筒部8内に入り込む。これにより内容器4は、規制筒部8から徐々に剥離されて減容変形する。
そして、内容器4内から導入された気液混合室V内の内容液Lを、内部空間Sから導入された気液混合室V内の空気とともに発泡部材50のメッシュ53を通過させることで、発泡した内容液Lを吐出孔11から吐出することができる。
この際、外容器6のくびれ部6bまたは胴部6cの圧縮変形量を、くびれ部6bまたは胴部6cが規制筒部8に当接するまでとする。これにより、内部空間Sに配設された規制筒部8により外容器6の圧縮変形量が規制されるため、外容器6の規制筒部8に当接した後の更なる圧縮変形が規制され、内容液Lの一定量の吐出が可能となる。しかも、規制筒部8に対するくびれ部6bおよび胴部6cからの径方向における距離が異なっているため、くびれ部6bを圧縮変形させる場合と胴部6cを圧縮変形させる場合とで、内容液Lの吐出量を2段階に変化させることができる。具体的に、規制筒部8に対する離間距離が小さいくびれ部6bを圧縮変形(図1における6Aの状態)させることで吐出量を少なくすることができ、規制筒部8に対する離間距離が大きい胴部6cを圧縮変形(図1における6Bの状態)させることで吐出量を多くすることができる。
続いて、泡吐出容器1を、容器本体2の口部3を上方に向けた正立姿勢とする。すると、空気弁14が弁筒体26内の支持突起27上に支持され、吸気孔13を開放する。この状態で外容器6の圧縮変形を解除すると、外容器6が復元変形し始め、内部空間Sに負圧が生じる。この際、吐出弁43が閉じることで空気が内容器4内へ流入することが阻止されているため、内容液Lの吐出により減容変形した内容器4は、減容変形したままの状態となる。さらにこの際、逆止弁42も閉じることで、内容液Lが吐出孔11側から内部空間S内へ流入することが阻止される。一方で、外容器6は、吸気孔13を通じて内部空間Sへ空気が導入されることで復元変形する。
以上により、外容器6を規制筒部8に当接するまで圧縮変形させるだけで、泡を定量吐出することが可能となる。したがって、簡易な操作で泡の定量吐出が可能な泡吐出容器を提供できる。
また、内容器4が規制筒部8の内表面上に積層されているため、内容器4内に内容液Lが満たされた状態において、規制筒部8と内容器4との間の空間を省略でき、容器本体2を小型化することができる。そして、内側内部空間Tと内部空間Sとを連通する外気導入孔8dが形成されているため、内容器4が規制筒部8の内表面上に積層されていても、外容器6を圧縮変形させて内部空間Sを加圧することで、外気導入孔8dを通じて内側内部空間Tに内部空間S内の空気を導入できる。これにより、内容器4の内圧を上昇させることができ、発泡した内容液Lを吐出することが可能となる。
また、空気弁14は、正立姿勢時に吸気孔13を開放して外部と内部空間Sとを連通し、かつ注出姿勢時に自重により移動して吸気孔13を閉塞し外部と内部空間Sとの連通を遮断する。このため、泡吐出容器1は、容器本体2を注出姿勢にするだけで、他の操作を行うことなく吸気孔13を閉塞することが可能となり、操作性を向上させることができる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態に係る泡吐出容器101について説明する。
図1に示す第1実施形態では、規制筒部8が内容器4の外表面に積層して設けられていた。これに対して、図3に示す第2実施形態では、規制筒部108が内容器104に対して離間して設けられている点で、第1実施形態と異なっている。なお、この第2実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
図3に示すように、外容器106は、口部7、肩部6a、胴部106cおよび底部6dが上側から下側に向けてこの順に連設された有底筒状に形成されている。胴部106cは、上下方向に真直ぐ延びている。胴部106cは、径方向内側に向けて圧縮変形(スクイズ変形)可能とされている。
内容器104は、口部105、肩部104a、胴部104bおよび底部104cが上側から下側に向けてこの順に連設された有底筒状に形成されている。また、口部105の外周面には、吐出キャップ10の内側装着筒24に形成された雌ネジ部に螺着する雄ネジ部が形成されている。肩部104aは、上側から下側に向かうに従い漸次拡径している。胴部104bは、上下方向に真直ぐ延びている。底部8cは、中央部が上方に向けて凸の曲面状に形成されている。内容器104は、外容器106との間に内部空間Sを画成している。
内容器104と外容器106との間には、規制筒部108が配設されている。規制筒部108は、内容器104および外容器106に対して離間している。規制筒部108は、外容器106の内部空間S側(径方向内側)に向けた変形量を規制する。規制筒部108は、上下方向の両側に開口しており、口部109、肩部108aおよび胴部108bが上側から下側に向けてこの順に連設されている。規制筒部108は、容器軸Pと同軸に配置されている。口部109は、吐出キャップ10の内側装着筒24に外嵌している。肩部108aは、上側から下側に向かうに従い漸次拡径している。胴部108bは、上下方向に真直ぐに延びている。胴部108bの下端縁は、内容器104の下端縁よりも上方に位置している。
このように構成された泡吐出容器101は、注出姿勢において外容器106を規制筒部108に当接するまで圧縮変形させることで、内容器104を減容変形(図3における2点鎖線で示す状態)させながら発泡した内容液Lを定量吐出できる。
なお、本発明の技術的範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記実施形態では、空気弁14が球体により形成されていたが、これに限られるものではない。すなわち空気弁は、内部空間Sの加圧時に閉じて、内部空間Sと泡吐出容器の外部との連通を遮断できればよく、いわゆる1点弁や3点弁等であってもよい。
また、吐出弁は3点弁であったが、これに限られるものではなく、1点弁等であってもよい。
また、上記実施形態では、吐出孔11が吐出キャップ10の吐出筒25に装着された装着キャップ16により覆われていたが、これに限られるものではなく、装着キャップ16が装着されていなくてもよい。
なお、上記各実施形態における泡吐出容器1,101では、内容器4,104に収容された内容液Lを使い切る等した際に、内容液Lが充填された新たな内容器4,104を付け替えることができる。具体的に、第1実施形態の泡吐出容器1では、内容器4を規制筒部8とともに外容器6から取り外した後に、内容液Lが充填された新たな内容器4を規制筒部8とともに外容器6に装着する。また、第2実施形態の泡吐出容器101では、内容器104を外容器106から取り外した後、内容液Lが充填された新たな内容器104を外容器106に装着する。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能である。
1,101…泡吐出容器 2…容器本体 3…容器本体の口部 4,104…内容器 6,106…外容器 8,108…規制筒部 8d…外気導入孔 10…吐出キャップ 11…吐出孔 13…吸気孔 14…空気弁 42…逆止弁 43…吐出弁 50…発泡部材 L…内容液 S…内部空間 T…内側内部空間

Claims (3)

  1. 内容液が収容されるとともに前記内容液の減少に伴い減容変形する可撓性に富む内容器、および前記内容器が収容されるとともに前記内容器との間に内部空間を画成する弾性変形可能な外容器を備える容器本体と、
    前記容器本体の口部に装着されるとともに前記内容液の吐出される吐出孔が形成された吐出キャップと、を備え、
    前記吐出キャップには、
    外部と前記内部空間とを連通する吸気孔が形成されるとともに、
    前記内部空間から前記吸気孔を通した外部への空気の流出を阻止し、かつ前記内部空間と外部との前記吸気孔を通した連通、およびその遮断を切り替える空気弁と、
    前記吐出孔側から前記内容器内への前記内容液および外気の流入を阻止し、かつ前記吐出孔と前記内容器内との連通、およびその遮断を切り替える吐出弁と、
    前記吐出孔側から前記内部空間への前記内容液の流入を阻止し、かつ前記吐出孔と前記内部空間との連通、およびその遮断を切り替える逆止弁と、
    前記内容器からの前記内容液を、前記内部空間からの空気とともに通過させることで発泡させる発泡部材と、が備えられ、
    前記内部空間の加圧時に、前記吐出弁および前記逆止弁が開いて、前記吐出孔と、前記内容器内および前記内部空間と、が連通するとともに、前記空気弁が閉じて、前記内部空間と外部との連通が遮断し、
    前記容器本体は、前記内部空間に配設され、かつ前記外容器の前記内部空間側に向けた変形量を規制する規制筒部を備える、
    ことを特徴とする泡吐出容器。
  2. 前記規制筒部は、有底筒状に形成され、
    前記内容器の外表面は、前記規制筒部の内表面上に積層され、
    前記規制筒部には、前記内容器の外表面との間の内側内部空間と、前記内部空間と、を連通する外気導入孔が形成されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の泡吐出容器。
  3. 前記空気弁は、前記容器本体の正立姿勢時に前記吸気孔を開放して外部と前記内部空間とを連通し、かつ前記容器本体の口部を下方に向けた前記容器本体の注出姿勢時に自重により移動して前記吸気孔を閉塞し外部と前記内部空間との連通を遮断する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の泡吐出容器。
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