JP6310838B2 - スクイズ容器 - Google Patents

スクイズ容器 Download PDF

Info

Publication number
JP6310838B2
JP6310838B2 JP2014242310A JP2014242310A JP6310838B2 JP 6310838 B2 JP6310838 B2 JP 6310838B2 JP 2014242310 A JP2014242310 A JP 2014242310A JP 2014242310 A JP2014242310 A JP 2014242310A JP 6310838 B2 JP6310838 B2 JP 6310838B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tube
container
container body
mounting cap
discharge head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014242310A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016101969A (ja
Inventor
徹也 石塚
徹也 石塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Original Assignee
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yoshino Kogyosho Co Ltd filed Critical Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority to JP2014242310A priority Critical patent/JP6310838B2/ja
Publication of JP2016101969A publication Critical patent/JP2016101969A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6310838B2 publication Critical patent/JP6310838B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Closures For Containers (AREA)

Description

本発明は、スクイズ容器に関する。
従来から、可撓性を有する胴部を圧搾して内容液を吐出孔から吐出するスクイズ容器として、例えば下記特許文献1記載の構成が知られている。
特開2014−46938号公報
ところで、この種のスクイズ容器として、容器本体の口部に装着される装着キャップと、装着キャップに容器軸回りに回転自在に装着されて容器軸回りの回転に伴い装着キャップに対して上昇移動するとともに吐出孔が形成された吐出ヘッドと、吐出ヘッドに連係するとともに容器本体内に配置され容器本体内と吐出孔とを連通可能なチューブと、を備える構成を採用することが考えられる。なお、このスクイズ容器によれば、例えば、吐出ヘッドを装着キャップに対して回転させる前(上昇移動させる前)の状態で、装着キャップと吐出ヘッドとの間でチューブ内と吐出孔との連通を遮断する一方、吐出ヘッドを装着キャップに対して回転させて上昇移動させることで、装着キャップと吐出ヘッドとの間を通してチューブ内と吐出孔とを連通させる構成などを実現することができる。
しかしながら、このようなスクイズ容器では、吐出ヘッドの上昇移動に伴ってチューブも連携して上昇移動することから、容器本体内の内容液が少なくなったときに、吐出ヘッドが上昇した状態でチューブ内を通して内容液を吐出できず、内容液の使い残りが多くなるおそれがある。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、内容液の使い残りを低減することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提案している。
本発明に係るスクイズ容器は、可撓性を有しかつ横断面視偏平形状を呈する胴部を備える有底筒状の容器本体と、内容液の流通口が形成され、前記容器本体の口部に装着される装着キャップと、前記装着キャップに容器軸回りに回転自在に装着されて容器軸回りの回転に伴い前記装着キャップに対して上昇移動するとともに、前記流通口に連通可能な内容物の吐出孔が形成された吐出ヘッドと、容器軸と同軸に配置されるとともに前記吐出ヘッドから前記容器本体内に突出し、前記流通口を通して前記吐出孔に連通可能な装着筒と、前記装着筒に装着され、前記容器本体内と前記流通口とを連通するチューブと、を備え、前記チューブのうち、前記装着筒より下方に位置する部分には、前記チューブを、下方に向かうに従い漸次、径方向の外側に向かわせる屈曲部が形成され、前記チューブの下端開口部は、前記容器本体の底部のうち、横断面視長手方向の外端部上に位置し、前記吐出ヘッドの上昇移動しながらの回転に伴い、前記チューブの下端開口部が、前記底部のうち、横断面視短手方向の外端部上に位置するときに、前記容器本体内と前記吐出孔とは、前記チューブ内および前記流通口を通して連通していることを特徴とする。
この場合、吐出ヘッドを装着キャップに対して上昇移動させながら回転させるときに、チューブの下端開口部は、容器本体の底部のうち、横断面視長手方向の外端部上から、横断面視短手方向の外端部上に移動する。このとき、チューブの下端部が、容器本体の胴部の下端部における内周面上を周方向に摺動することで、屈曲部におけるチューブの屈曲の大きさが徐々に小さくなるように屈曲部が伸ばされ、チューブの下端開口部が徐々に下降し、横断面視短手方向の外端部上にまで移動したときに下降端位置まで下降する。この状態で、容器本体内と吐出孔とが、チューブ内および流通口を通して連通していることから、胴部を圧搾することにより、容器本体内の内容物をチューブの下端開口部からチューブ内に流入させ、吐出孔から吐出することができる。これにより、容器本体内の内容液が少なくなったときであっても、内容液を吐出し易くすることが可能になり、内容液の使い残りを低減することができる。
前記吐出ヘッドには、径方向に突出し、先端開口部が前記吐出孔とされたノズルが設けられ、前記屈曲部は、前記ノズルが突出する方向に向けて前記チューブを屈曲していてもよい。
この場合、屈曲部が、ノズルが突出する方向に向けてチューブを屈曲しているので、内容液を吐出するときに、スクイズ容器を、ノズルが突出する方向に傾けることで、容器本体内の内容液を、容器本体内においてチューブの下端開口部が位置する部分に集約し易くすることが可能になり、内容液の使い残りを効果的に低減することができる。
前記吐出ヘッドは、前記流通口を閉塞して前記流通口と前記吐出孔との連通を遮断する開閉蓋部を備え、前記吐出ヘッドの上昇移動に伴い、前記吐出ヘッドが、前記開閉蓋部が前記流通口から上方に離間して前記流通口と前記吐出孔とを連通させた開位置に位置した状態で、前記チューブの下端開口部が、前記底部のうち、横断面視短手方向の外端部上に位置してもよい。
この場合、不使用時には、開閉蓋部が、流通口と吐出孔との連通を遮断していることから、スクイズ容器が横向きや倒立姿勢にされたり、胴部が不意に圧搾されたりする等しても、容器本体内の内溶液が吐出孔から漏れ出すのを抑えることができる。
一方、使用時には、吐出ヘッドを装着キャップに対して回転させて上昇移動させ、開閉蓋部を流通口から上方に離間させて吐出ヘッドを開位置に移動させることで、流通口と吐出孔とを連通させる。これにより、容器本体の胴部を圧搾することで、容器本体の内容液を、チューブ内および流通口を通して吐出孔に供給し、吐出孔から吐出することができる。
前記装着キャップと前記吐出ヘッドとの間には、前記吐出ヘッドの回転を、前記開閉蓋部が前記流通口を閉塞する閉位置と、前記開位置と、の間に制限するストッパ機構が設けられていてもよい。
この場合、装着キャップと吐出ヘッドとの間にストッパ機構が設けられているので、吐出ヘッドを閉位置から開位置に回転させるときに、吐出ヘッドの過度の回転を抑え、チューブの下端開口部を、横断面視短手方向の外端部上に確実に位置させることができる。これにより、内容液の使い残りを確実に低減することができる。
上端部が前記吐出ヘッドに固定されるとともに下端部に前記装着筒が固定され、内部を通して前記流通口と前記チューブ内とを連通する区画部材と、前記装着キャップと前記区画部材との間に形成され、前記流通口を前記容器本体内に連通する戻し流路と、を備えていてもよい。
この場合、内容液の吐出後に胴部の圧搾を解除すると、胴部が復元変形することで容器本体内に負圧が発生し、この負圧により、吐出ヘッド内に残留した内容液を、流通口および戻し流路を通して容器本体内に引き込むことができる。したがって、吐出ヘッド内に残留した内容液が吐出孔から外部へ垂れ落ちることを抑えることができる。
前記区画部材の外周面に固定される筒状の保持部、および前記保持部の外周面から径方向の外側に延び、外周縁が前記装着キャップの内面から下方に離間する環状のシール膜部を有する逆止弁と、を備え、前記吐出ヘッドが開位置に位置した状態で、前記シール膜部の外周縁が前記装着キャップの内面に当接してもよい。
この場合、吐出ヘッドが開位置に位置した状態で、シール膜部の外周縁が装着キャップの内面に当接するので、容器本体内と戻し流路との連通を遮断して、胴部の圧搾時に内容液をチューブ内に円滑に供給することが可能になり、内容液を吐出孔からスムーズに吐出することができる。
ところで、この種のスクイズ容器では、例えば容器本体が気温の上昇により温められる等して、容器本体の内圧が上昇する場合がある。このとき、容器本体の内圧を外部に逃がさずに、流通口を通してチューブ内と吐出孔とが連通すると、容器本体内の内溶液が、容器本体の内圧によって、チューブを通して吐出孔から外部に意図せず噴出するおそれがある。
しかしながら、このスクイズ容器では、容器本体の内圧上昇状態において、使用のために吐出ヘッドを開位置に向けて回転したとしても、吐出ヘッドが開位置に回転するまでの間に、開閉蓋部が流通口の上方に離れて流通口が開放されるとともに、逆止弁のシール膜部の外周縁が装着キャップの内面から下方に離間した状態とすることができる。これにより、容器本体の内圧を、戻し流路から外部に予め逃がすことが可能になり、吐出孔から外部への内溶液の意図しない噴出を防止することができる。
前記区画部材の内部には、前記流通口と前記チューブ内とを連通する混合室が設けられ、前記区画部材には、前記混合室を前記容器本体内に前記チューブを通して連通する液導入孔と、前記混合室を前記容器本体内に前記チューブを通さず連通する空気導入孔と、が設けられていてもよい。
この場合、容器本体の胴部を圧搾することで、容器本体の内容液がチューブを通して液導入孔から混合室に供給される一方、容器本体内の空気がチューブを通さず空気導入孔から供給される。これにより、混合室内で気液が混合され、吐出孔から泡状の内容液を吐出することができる。
本発明によれば、内容液の使い残りを低減することができる。
本発明の一実施形態に係る泡噴出容器の縦断面図であって、ノズルヘッドが閉位置とされた状態における横断面視長手方向に沿う縦断面図である。 図1に示す泡噴出容器の縦断面図における要部の拡大図である。 図2に示すA−A断面矢視図である。 図1に示す泡噴出容器を構成する装着キャップの側面図である。 図1に示す泡噴出容器の縦断面図であって、ノズルヘッドが開位置とされた状態における横断面視短手方向に沿う縦断面図である。 図5に示す泡噴出容器の縦断面図における要部の拡大図である。 図6に示すB−B断面矢視図である。 図1に示す泡噴出容器の縦断面図であって、ノズルヘッドが中間位置とされた状態における要部の縦断面図である。
以下、図面を参照し、本発明の一実施形態に係る泡噴出容器(スクイズ容器)1を説明する。泡噴出容器1は、スクイズフォーマーとも呼ばれ、洗口剤(洗口液)、シャンプー、ボディソープ、ハンドソープ、洗顔料等の各種液体洗浄剤や化粧液、整髪剤等の内容液を収容するとともに、内容液を泡状に噴出させる。
図1から図3に示すように、泡噴出容器1は、容器本体10と、装着キャップ20と、ノズルヘッド(吐出ヘッド)30と、区画部材50と、発泡部材57と、逆止弁61と、チューブ55と、を備えている。
ここで、容器本体10は有底筒状に形成されるとともに、装着キャップ20およびノズルヘッド30は筒状に形成され、容器本体10、装着キャップ20およびノズルヘッド30の各中心軸線は共通軸上に位置している。以下、この共通軸を容器軸Oといい、容器軸O方向に沿う方向を上下方向という。上下方向に沿って容器本体10の底部13側を下側といい、容器本体10の口部11側を上側という。泡噴出容器1を上下方向から見た平面視において、容器軸Oに直交する方向を径方向といい、容器軸O回りに周回する方向(容器軸O回りに沿う方向)を周方向という。
容器本体10は、上部を開口させた円筒状の口部11と、口部11に連なる楕円筒状の胴部12と、胴部12の下端開口部を閉塞する底部13と、を備え、容器本体10の内部は、内容液を収容する収容空間Sとなっている。容器本体10は合成樹脂製となっており、胴部12は可撓性を有しかつ横断面視偏平形状を呈している。容器本体10では、胴部12を圧搾(スクイズ)することにより収容空間Sを減容させ、容器本体10内を加圧することができる。
図2に示すように、装着キャップ20は、容器本体10の口部11に装着されている。装着キャップ20は、容器本体10の口部11を取り囲む円筒状の外周壁21を有しており、例えば樹脂製とされている。図示の例では、外周壁21の内周面に設けられた雌ねじ部が、口部11の外周面に設けられた雄ねじ部にねじ結合することにより、装着キャップ20が、容器本体10の口部11にねじ込み固定されている。
口部11の根元には、小突起11bと大突起11cとが周方向に間隔を空けて設けられ、外周壁21の下端部には、これらの突起11b、11cに対応した回り止めリブ21bが設けられている。装着キャップ20が口部11にねじ込まれると、そのねじ込み終了直前に回り止めリブ21bが小突起11bを乗り越えて小突起11bと大突起11cとの間に配置される。これにより、装着キャップ20は口部11に対して回り止め保持される。
なお図示の例では、装着キャップ20を容器本体10の口部11にねじ結合により固定するようにしているが、装着キャップ20を容器本体10の口部11にアンダーカットで固定させる構成とすることもできる。
装着キャップ20には、外周壁21に加え、フランジ部22と、シール用筒部23と、段差部24と、ストッパ用筒部25と、流通筒部26と、ノズル装着筒部27と、が一体にかつ容器軸Oと同軸に備えられている。
シール用筒部23は、外周壁21の内側にフランジ部22を介して設けられている。図示の例では、シール用筒部23が口部11の内側に嵌め込まれることで、装着キャップ20と口部11との嵌合部分がシールされて当該部分からの液漏れが防止されている。シール用筒部23は、フランジ部22よりも上方に延びている。
段差部24は、シール用筒部23の上端部から径方向の内側に向けて延びている。段差部24において下方を向く内面は、平坦かつ環状に形成された下向き段差面24aとなっている。ストッパ用筒部25は、段差部24の内周縁から上方に向けて延びる円筒状に形成されている。流通筒部26は、ストッパ用筒部25の内側に配置されている。流通筒部26は、容器軸Oと同軸の円筒状に形成され、フランジ状に拡径した下端部においてストッパ用筒部25の内周面に連結されている。ノズル装着筒部27は、フランジ部22から上方に突出している。ノズル装着筒部27は、外周壁21よりも小径かつシール用筒部23よりも大径の円筒状に形成されている。
ここで流通筒部26の内側は、容器軸Oと同軸に配置された内容液の流通口26aとなっており、流通口26aは容器本体10の口部11、つまり収容空間Sに連通している。容器本体10の収容空間S内の内容液や空気は、流通口26aを通って装着キャップ20の外部に向けて流出することができる。また、外部の空気や後述するノズル36内に残った内容液は、流通口26aを通って装着キャップ20の外部から収容空間S内に向けて流入することができる。
ノズルヘッド30は、装着キャップ20に装着されている。ノズルヘッド30は、装着キャップ20の外周壁21と同等の外径を有する円筒状のカバー部31と、カバー部31に連なるドーム状の頂壁32と、を備えた有頂筒状に形成され、例えば樹脂製とされている。
ノズルヘッド30は、カバー部31の内周面において装着キャップ20のノズル装着筒部27にねじ結合して、装着キャップ20に容器軸O回りに回転自在に装着されており、装着キャップ20に対する回転に伴って上下動する。本実施形態では、装着キャップ20のノズル装着筒部27の外周面には、互いに周方向に180度ずれて一対の二条ねじ部28が設けられ、ノズルヘッド30のカバー部31の内周面には互いに周方向に180度ずれて一対の突起対33が設けられており、これらの突起対33はそれぞれ対応する二条ねじ部28にねじ結合している。
図4に示すように、一対の二条ねじ部28は、ノズル装着筒部27の外周面に沿って周方向に180度の角度範囲で延びる上側ねじ山28aと下側ねじ山28bとを備えている。上側ねじ山28aのねじ込み側の先端部から約90度の範囲の部分は、周方向に沿って水平に延びる形状に形成され、下側ねじ山28bのねじ込み側の先端部に接続されている。図2に示すように、一対の突起対33はそれぞれ、上下方向に所定の間隔を空けて並ぶ一対の係合突起33a、33bを備えている。各突起対33の上側の係合突起33aはそれぞれ、対応する二条ねじ部28の上側ねじ山28aに上側から係合し、各突起対33の下側の係合突起33bはそれぞれ、対応する二条ねじ部28の下側ねじ山28bに下側から係合する。
ノズルヘッド30には、隔壁37と、ノズル36と、凸片用筒部34と、シール筒部40と、開閉蓋部39と、接続筒部41と、が一体に設けられている。
隔壁37は、ノズルヘッド30の内部に設けられ、隔壁37には、一対の流出入孔38が設けられている。なお、図示の例では、隔壁37に一対の流出入孔38が設けられるが、流出入孔38の個数や形状は種々変更することができる。
ノズル36は、隔壁37の上側から、カバー部31に対して側方(径方向)やや上方に向けて突出している。ノズル36は、楕円筒状に形成され、ノズル36の先端開口部は、内容物の吐出孔36aとなっている。ノズル36は、隔壁37の流出入孔38を通して装着キャップ20の流通口26aに連通可能となっている。
凸片用筒部34は、隔壁37の下面から突出し、装着キャップ20のストッパ用筒部25を径方向の外側から囲繞している。シール筒部40は、隔壁37における凸片用筒部34の内側部分から下方に突出し、ストッパ用筒部25の内周面に上下摺動自在に嵌合している。シール筒部40は、流通口26aとノズル36との間の流路を閉塞し、この流路が、ストッパ用筒部25とシール筒部40との間を通して外部に連通するのを規制している。開閉蓋部39は、隔壁37におけるシール筒部40の内側部分から下方に突出し、接続筒部41は、隔壁37における開閉蓋部39の内側部分から下方に突出し、いずれも容器軸Oと同軸に配置されている。
開閉蓋部39は、装着キャップ20の流通筒部26の内径に対応した外径を有する円筒状に形成され、ノズルヘッド30が、図1から図3に示すような下側の閉位置(下位置)に位置しているときには、流通筒部26の内側に嵌合して流通口26aを閉塞する。一方、ノズルヘッド30が、容器軸O回りに回転して上昇移動し、図5から図7に示すような上側の開位置(上位置)とされると、流通口26aに対して上方に離れて流通口26aを開放する。このようにノズルヘッド30は、開閉蓋部39が流通口26aを閉塞する閉位置と、開閉蓋部39が流通口26aの上方に離れて流通口26aを開放する開位置との間で回転自在となっている。
図2に示すように、区画部材50は、ノズルヘッド30から下方に向けて延び、流通口26aを通して容器本体10内に進入している。区画部材50は、樹脂製とされるとともに上下方向に複数部分に分割可能な構造とされた円筒状に形成され、区画部材50の上端部は、接続筒部41に嵌合固定されている。区画部材50は、ノズルヘッド30が開位置と閉位置との間で回転すると、ノズルヘッド30とともに装着キャップ20に対して回転して上下動する。
区画部材50は、有底筒状に形成され、区画部材50の底壁部は、区画部材50の周壁部とは別体に形成された孔形成部51とされている。孔形成部51は、区画部材50の周壁部の下端部内に嵌合固定されており、これにより、区画部材50の内部には混合室52が区画形成されている。孔形成部51は、区画部材50の下端部に空気導入孔53と液導入孔54とを区画形成する。空気導入孔53は、混合室52を、チューブ55内を通さず収容空間S(容器本体10の内部)に連通させており、収容空間S内の空気は空気導入孔53を通して混合室52に導入される。液導入孔54は、混合室52を、チューブ55内を通して収容空間Sに連通させており、収容空間S内の内容液は液導入孔54を通して混合室52に導入される。
孔形成部51には、装着筒51aと傘状体56とが一体に設けられている。装着筒51aは、容器軸Oと同軸に配置され、ノズルヘッド30から、区画部材50および孔形成部51を介して下方に向けて容器本体10内に突出している。装着筒51a内は、液導入孔54に連通している。傘状体56は、容器軸Oと同軸に配置され、装着筒51aを径方向の外側から囲繞している。傘状体56は、容器本体10内の内容液の空気導入孔53からの侵入を抑制する。
発泡部材57は、区画部材50の内部に一対装着されている。これらの発泡部材57は、混合室52の上側(下流側)に配置されている。発泡部材57としては、例えばリングの端面にメッシュを固定した構成のものが用いられ、互いのメッシュを逆側に向けた姿勢で区画部材50の内側に嵌合固定されている。なお、発泡部材57としてはリングとメッシュを備えた構造のものに限らず、内容液の種類等に応じて種々の構成のものを用いることができる。また、発泡部材57の設置個数も内容液の種類等に応じて種々変更することができる。
区画部材50の発泡部材57の上方側における内部は、混合室52に連なる吐出流路58となっており、吐出流路58は、区画部材50に設けられた一対の連通孔59を通して流通口26aに連通している。つまり、混合室52は吐出流路58と連通孔59とを通して流通口26aに連通し、さらに流通口26aと流出入孔38とを通してノズル36に連通可能となっている。なお、連通孔59の個数や形状は種々変更することができる。
容器本体10の収容空間Sとノズル36との間には、装着キャップ20の内周面と区画部材50の外周面との間に区画形成される戻し流路60が設けられている。つまり流通口26aは、戻し流路60を通して容器本体10の収容空間Sに連通している。
逆止弁61は、戻し流路60に設けられている。逆止弁61は区画部材50の外周面に嵌合固定される円筒状の保持部61aと、保持部61aの外周面から径方向の外側に延びる環状かつ膜状のシール膜部61bと、を有している。
図6に示すように、ノズルヘッド30が開位置とされると、逆止弁61はノズルヘッド30とともに上昇移動して、シール膜部61bの外周縁が、装着キャップ20の下向き段差面(内面)24aに下方側から弾性的に当接する。逆止弁61は、ノズルヘッド30が開位置にあるときには逆止弁として機能して、容器本体10の収容空間Sから戻し流路60を通した流通口26aへの空気や内容液の流れを規制するとともに、流通口26aから戻し流路60を通した容器本体10の収容空間Sへの空気や内容液の流れを許容するように作動する。
一方、図2に示すように、ノズルヘッド30が閉位置とされると、逆止弁61はノズルヘッド30とともに装着キャップ20に対して下方へ移動して、シール膜部61bの外周縁は下向き段差面24aから離れ、逆止弁61は機能しない状態とされる。つまり、ノズルヘッド30が閉位置とされると、容器本体10の収容空間Sは戻し流路60を通して流通口26aに連通された状態とされる。
チューブ55は、装着筒51aに装着されている。チューブ55の上端部は、装着筒51a内に嵌合されて液導入孔54に連通しており、チューブ55は、区画部材50内を通して容器本体10内(収容空間S)と流通口26aとを連通する。本実施形態では、チューブ55は、液導入孔54、混合室52、吐出流路58および連通孔59を通して、収容空間Sと流通口26aとを連通させている。
図1に示すように、チューブ55は、ノズルヘッド30から下方に向けて、チューブ55の下端部が、容器本体10の胴部12の下端部に至るまで延びている。チューブ55の下端部は、底部13から上方に離間していて、チューブ55の下端開口部は、底部13上に配置されている。
ここでチューブ55のうち、装着筒51aより下方に位置する部分には、チューブ55を、下方に向かうに従い漸次、径方向の外側に向かわせる屈曲部55aが形成されている。屈曲部55aは、チューブ55の上下方向における中央部に配置されている。チューブ55において屈曲部55aよりも上側に位置する上側部分は、上下方向に真っ直ぐに延び、容器軸Oと同軸に配置されている。チューブ55において屈曲部55aよりも下側に位置する下側部分は、容器軸Oに対して傾斜して延びている。
屈曲部55aは、ノズル36が突出する方向に向けてチューブ55を屈曲しており、ノズルヘッド30が閉位置に位置するときに、チューブ55の下端開口部は、容器本体10の底部13のうち、横断面視長手方向、つまり胴部12の横断面視における長手方向の外端部上に位置している。チューブ55の下端部は、胴部12の下端部における内周面に、周方向に摺動可能に当接している。
ところで本実施形態では、ノズルヘッド30の回転範囲は、図3に示すように、装着キャップ20とノズルヘッド30との間に設けられたストッパ機構70により90度の角度範囲に規制されている。ストッパ機構70は、ノズルヘッド30の回転を、図3に示す開位置と、図7に示す閉位置と、の間の90度の角度範囲に制限している。なお、ノズルヘッド30は装着キャップ20にねじ結合により装着されているので、閉位置と開位置との間で回転すると装着キャップ20に対して上下に移動する。ストッパ機構70は、装着キャップ20に設けられた一対のストッパ対29と、ノズルヘッド30に設けられ一対のストッパ対29に対応した一対の凸片35と、を備えている。
一対のストッパ対29は、装着キャップ20のストッパ用筒部25の外周面に、互いに周方向に180度ずれて設けられている。これらのストッパ対29は、周方向に約90度の間隔を空けて配置される一対のストッパ片29aを備えている。
一対の凸片35は、ノズルヘッド30の凸片用筒部34の内周面に一体に設けられている。これらの凸片35は互いに周方向に180度ずれて設けられ、凸片用筒部34の内周面から径方向の内側に向けて突出している。凸片35は、対応するストッパ対29の一対のストッパ片29aの間の移動範囲Rに配置されている。
ノズルヘッド30が装着キャップ20に対して回転すると、各凸片35が移動範囲R内を周方向に沿って移動し、ノズルヘッド30が装着キャップ20に対して最も締め込まれた閉位置になると各凸片35が対応するストッパ対29の一方のストッパ片29aに当接してそれ以上の回転が規制される。反対に、ノズルヘッド30が閉位置から緩み方向に90度回転して開位置に達すると、各凸片35がそれぞれ対応するストッパ対29のもう一方のストッパ片29aに当接してノズルヘッド30のそれ以上の回転が規制される。
各ストッパ片29aの移動範囲Rとは反対側を向く外面は、移動範囲Rから離れるに連れて縮径する湾曲面29bに形成されている。
したがって、装着キャップ20とノズルヘッド30とを組み付ける際に、各凸片35を、各ストッパ片29aの間の移動範囲Rではなく、各ストッパ片29aの湾曲面29bと湾曲面29bとの間の範囲に配置した状態で、各突起対33を対応する二条ねじ部28にねじ結合させてノズルヘッド30を締め込み方向に回転させることで、各凸片35をストッパ片29aの湾曲面29bに沿って移動させて当該ストッパ片29aを乗り越えさせ、対応するストッパ対29の移動範囲Rに配置することができる。
しかも本実施形態では、装着キャップ20のノズル装着筒部27の外周面に設けられるねじ部を、互いに周方向に180度ずれて配置される一対の二条ねじ部28で構成しているので、装着キャップ20とノズルヘッド30とを組み付ける際に、上側の係合突起33aが上側ねじ山28aの水平な先端部分に当接する位置にまで、ノズルヘッド30を装着キャップ20に対して下方に落とし込むことで、各凸片35を、前述のようにストッパ片29aに係合可能な位置に配置した後に、ノズルヘッド30を回転させることができる。
次に、このような構成の泡噴出容器1の使用方法について説明する。
図1から図3に示すように、不使用時等においては、開閉蓋部39によって流通口26aを閉塞してノズル36と容器本体10の収容空間Sとの連通を遮断し、この泡噴出容器1を使用不能状態とすることができる。このとき開閉蓋部39が、流通口26aと吐出孔36aとの連通を遮断していることから、泡噴出容器1が横向きや倒立姿勢にされたり、胴部12が不意に圧搾されたりする等しても、容器本体10内の内溶液が吐出孔36aから漏れ出すのを抑えることができる。なお、ノズルヘッド30が閉位置のときには、ノズル36は、容器本体10の横断面視長手方向に向けられる。このときノズル36の先端部は、胴部12よりも横断面視長手方向に沿った内側に位置している。
一方、図5から図7に示すように、使用時には、ノズルヘッド30を装着キャップ20に対して90度回転させて開位置とすることにより、開閉蓋部39を流通口26aの上方に離間させて流通口26aを開放するとともに逆止弁61のシール膜部61bの外周縁を装着キャップ20の下向き段差面24aに当接させる。これにより、泡噴出容器1は胴部12の圧搾(スクイズ)による内容液の噴出が可能な使用可能状態とされる。なお、ノズルヘッド30が開位置のときには、ノズル36は、容器本体10の横断面視短手方向、つまり胴部12の横断面視における短手方向に向けられる。このときノズル36の先端部は、胴部12よりも横断面視短手方向に沿った外側に向けて突出している。
ノズルヘッド30が開位置とされた状態で、容器本体10の胴部12を圧搾すると、容器本体10の収容空間Sに収容された内容液がチューブ55と液導入孔54を通して混合室52に導入される。またこのとき、逆止弁61のシール膜部61bの外周縁が装着キャップ20の下向き段差面24aに当接し、容器本体10内の圧力の戻し流路60から外部への逃げ出しが逆止弁61により規制される。したがって、容器本体10内の空気は、空気導入孔53を通して混合室52に導入される。
その結果、内容液が、混合室52の内部で空気と混合されて発泡部材57を通過することで、発泡、整泡されながら吐出流路58を通って連通孔59から流通口26aに吐出される。そして、流通口26aに吐出された泡状の内容液は流出入孔38を通ってノズル36に達し、ノズル36の吐出孔36aから外部に泡状に噴出される。
なお、容器本体10の胴部12を圧搾するとき、片手で把持して圧搾する場合には、胴部12を横断面視短手方向の両側から把持することで、胴部12を容易に圧搾することができる。ここで本実施形態では、ノズルヘッド30が開位置のときには、ノズル36が横断面視短手方向に向けられていることから、胴部12を片手で横断面視短手方向の両側から把持する場合には、ノズルヘッド30の先端部を、泡噴出容器1の使用者に向けて正対させることができる。
以上より、容器本体10の胴部12を圧搾するとき、片手で把持して圧搾する場合であっても、ノズルヘッド30の先端部を、泡噴出容器1の使用者に向けて正対させた状態で、胴部12を容易に圧搾することができるので、例えば泡噴出容器1として、使用者の口内や顔に直接吐出する洗口剤や化粧液などの内容液を収容する場合などには、操作性を顕著に向上させることができる。
内容液の噴出後に胴部12の圧搾が解除されると、胴部12が元の形状に復元することで容器本体10内に負圧が発生し、この負圧により逆止弁61が開いてノズル36の内部に残留した内容液がノズル36から吸引される空気(外気)とともに戻し流路60を通して容器本体10の内部に引き込まれる。このようなサックバック機能により、噴出後にノズル36の内部に残留した内容液を空気とともに容器本体10内に向けて引き込んで、当該内容液がノズル36の吐出孔36aから外部へ垂れ落ちることを防止することができる。
ここで、ノズルヘッド30を装着キャップ20に対して回転させるときに、チューブ55の下端開口部は、容器本体10の底部13のうち、図1に示すような横断面視長手方向の外端部上から、図5に示すような横断面視短手方向の外端部上に移動する。このとき、チューブ55の下端部が、容器本体10の胴部12の下端部における内周面上を周方向に摺動することで、屈曲部55aにおけるチューブ55の屈曲の大きさが徐々に小さくなるように屈曲部55aが伸ばされ、チューブ55の下端開口部が徐々に下降し、横断面視短手方向の外端部上にまで移動したときに下降端位置まで下降する。これにより、容器本体10内の内容液が少なくなったときであっても、内容液を吐出し易くすることが可能になり、内容液の使い残りを低減することができる。
ところで、泡噴出容器1は、図1から図3に示すようにノズルヘッド30を閉位置とすることにより開閉蓋部39によって流通口26aを閉塞可能な構成であるので、流通口26aが閉じられた状態で容器本体10が気温の上昇等により温められると、容器本体10の内圧が上昇する場合がある。このとき、容器本体10の内圧を外部に逃がさずに、流通口26aを通してチューブ55内と吐出孔36aとが連通すると、収容空間Sに収容された内溶液が、容器本体10の内圧によって吐出孔36aから外部に意図せず噴出するおそれがある。
しかしながら、泡噴出容器1では、容器本体10の内圧上昇状態において、使用のためにノズルヘッド30が閉位置から開位置に向けて回転操作されたとしても、図8に示すように、ノズルヘッド30が閉位置と開位置との間の中間位置にあるときには、開閉蓋部39が流通口26aの上方に離れて流通口26aが開放されるとともに逆止弁61のシール膜部61bの外周縁が装着キャップ20の下向き段差面24aから離れた状態となって、容器本体10の内圧を戻し流路60から外部に逃がすことができる。これにより、ノズル36から外部への内溶液の意図しない噴出を防止することができる。
以上説明したように、本実施形態に係る泡噴出容器1によれば、内溶液の意図しない漏出を抑えつつ、内容液の使い残りを低減することができる。
また、装着キャップ20とノズルヘッド30との間にストッパ機構70が設けられているので、ノズルヘッド30を閉位置から開位置に回転させるときに、ノズルヘッド30の過度の回転を抑え、チューブ55の下端開口部を、横断面視短手方向の外端部上に確実に位置させることができる。これにより、内容液の使い残りを確実に低減することができる。
さらに屈曲部55aが、ノズル36が突出する方向に向けてチューブ55を屈曲しているので、内容液を吐出するときに、泡噴出容器1を、ノズル36が突出する方向に傾けることで、容器本体10内の内容液を、容器本体10内においてチューブ55の下端開口部が位置する部分に集約し易くすることが可能になり、内容液の使い残りを効果的に低減することができる。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
前記実施形態では、ノズルヘッド30が開閉蓋部39を備えているが、本発明はこれ握られない。
例えば、前記実施形態に係る泡噴出容器1から、開閉蓋部39を除去した第1変形例を採用することも可能である。この場合、ノズルヘッド30を装着キャップ20に対して回転させる前(上昇移動させる前)であって、チューブ55の下端開口部が、容器本体10の底部13のうち、横断面視長手方向の外端部上に位置する状態(以下、ノズルヘッド30が下位置に位置する状態という)において、吐出孔36aが、流通口26aおよび戻し流路60を通して容器本体10内に連通する。一方、ノズルヘッド30を装着キャップ20に対して回転させた後(上昇移動させた後)であって、チューブ55の下端開口部が、容器本体10の底部13のうち、横断面視短手方向の外端部上に位置する状態(以下、ノズルヘッド30が上位置に位置する状態という)において、流通口26aおよび戻し流路60を通した吐出孔36aと容器本体10内との連通が、逆止弁61により遮断される。したがって、この構成では、ノズルヘッド30が下位置に位置する状態において、容器本体10内の内容液を、戻し流路60を通して吐出孔36aから液状のまま吐出可能である一方、ノズルヘッド30が上位置に位置する状態において、容器本体10内の内容液を、チューブ55内を通して吐出孔36aから泡状にして吐出可能することができる。
すなわち、ノズルヘッド30を装着キャップ20に対して上下動させることで、チューブ55内を通した容器本体10内と吐出孔36aとの連通およびその遮断を切り替えることも可能であり、チューブ55内を通さない容器本体10内と吐出孔36aとの連通およびその遮断を切り替えて、吐出孔36aから吐出される内容液の状態を切り替えることも可能である。
なお前記第1変形例において、容器本体10内の内容液を、チューブ55内を通して吐出孔36aから泡状にして吐出するときには、前述したように、ノズルヘッド30の先端部を、泡噴出容器1の使用者に向けて正対させた状態で、胴部12を容易に圧搾することができる。その一方で、容器本体10内の内容液を、戻し流路60を通して吐出孔36aから液状のまま吐出するときには、ノズル36が、図3に示すように横断面視長手方向に向けられることから、容器本体10の胴部12を片手で横断面視短手方向の両側から把持することで、例えば計量用のカップなどに容易に吐出することができる。
前記実施形態では、ノズルヘッド30が閉位置(下位置)のときには、ノズル36が、横断面視長手方向に向き、ノズルヘッド30が開位置(上位置)のときには、ノズル36が、横断面視短手方向に向くが、本発明はこれに限られない。例えば、ノズルヘッド30が閉位置のときに、ノズル36が横断面視短手方向に向いてもよく、ノズルヘッド30が開位置のときに、ノズル36が横断面視長手方向に向いてもよい。
前記実施形態では、逆止弁61のシール膜部61bの外周縁を装着キャップ20の下向き段差面24aに当接させるようにしているが、戻し流路60を閉塞可能な部位であれば、装着キャップ20の他の内面にシール膜部61bの外周縁を当接させるようにしてもよい。
区画部材50に設けられる空気導入孔53や液導入孔54の構成、逆止弁61の構成等は、その機能を有するものであれば、種々の構成のものとするができる。
屈曲部55aが、ノズル36が突出する方向とは異なる方向に向けてチューブ55を屈曲してもよい。
ストッパ機構70として、ノズルヘッド30の回転を閉位置(下位置)と開位置(上位置)との間に制限する他の構成を採用することが可能である。
本発明は、泡噴出容器1以外の構成に適用可能であり、内容液を、泡状にせず液状のまま吐出する他のスクイズ容器にも適用することができる。
その他、本発明の趣旨に逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
1 泡噴出容器(スクイズ容器)
10 容器本体
11 口部
12 胴部
13 底部
20 装着キャップ
30 ノズルヘッド(吐出ヘッド)
36 ノズル
36a 吐出孔
39 開閉蓋部
50 区画部材
51a 装着筒
52 混合室
53 空気導入孔
54 液導入孔
55 チューブ
55a 屈曲部
60 戻し流路
61 逆止弁
61a 保持部
61b シール膜部
70 ストッパ機構
O 容器軸

Claims (7)

  1. 可撓性を有しかつ横断面視偏平形状を呈する胴部を備える有底筒状の容器本体と、
    内容液の流通口が形成され、前記容器本体の口部に装着される装着キャップと、
    前記装着キャップに容器軸回りに回転自在に装着されて容器軸回りの回転に伴い前記装着キャップに対して上昇移動するとともに、前記流通口に連通可能な内容物の吐出孔が形成された吐出ヘッドと、
    容器軸と同軸に配置されるとともに前記吐出ヘッドから前記容器本体内に突出し、前記流通口を通して前記吐出孔に連通可能な装着筒と、
    前記装着筒に装着され、前記容器本体内と前記流通口とを連通するチューブと、を備え、
    前記チューブのうち、前記装着筒より下方に位置する部分には、前記チューブを、下方に向かうに従い漸次、径方向の外側に向かわせる屈曲部が形成され、
    前記チューブの下端開口部は、前記容器本体の底部のうち、横断面視長手方向の外端部上に位置し、
    前記吐出ヘッドの上昇移動しながらの回転に伴い、前記チューブの下端開口部が、前記底部のうち、横断面視短手方向の外端部上に位置するときに、前記容器本体内と前記吐出孔とは、前記チューブ内および前記流通口を通して連通していることを特徴とするスクイズ容器。
  2. 前記吐出ヘッドには、径方向に突出し、先端開口部が前記吐出孔とされたノズルが設けられ、
    前記屈曲部は、前記ノズルが突出する方向に向けて前記チューブを屈曲していることを特徴とする請求項1記載のスクイズ容器。
  3. 前記吐出ヘッドは、前記流通口を閉塞して前記流通口と前記吐出孔との連通を遮断する開閉蓋部を備え、
    前記吐出ヘッドの上昇移動に伴い、前記吐出ヘッドが、前記開閉蓋部が前記流通口から上方に離間して前記流通口と前記吐出孔とを連通させた開位置に位置した状態で、前記チューブの下端開口部が、前記底部のうち、横断面視短手方向の外端部上に位置することを特徴とする請求項1または2に記載のスクイズ容器。
  4. 前記装着キャップと前記吐出ヘッドとの間には、前記吐出ヘッドの回転を、前記開閉蓋部が前記流通口を閉塞する閉位置と、前記開位置と、の間に制限するストッパ機構が設けられていることを特徴とする請求項3記載のスクイズ容器。
  5. 上端部が前記吐出ヘッドに固定されるとともに下端部に前記装着筒が固定され、内部を通して前記流通口と前記チューブ内とを連通する区画部材と、
    前記装着キャップと前記区画部材との間に形成され、前記流通口を前記容器本体内に連通する戻し流路と、を備えていること特徴とする請求項3または4に記載のスクイズ容器。
  6. 前記区画部材の外周面に固定される筒状の保持部、および前記保持部の外周面から径方向の外側に延び、外周縁が前記装着キャップの内面から下方に離間する環状のシール膜部を有する逆止弁と、を備え、
    前記吐出ヘッドが開位置に位置した状態で、前記シール膜部の外周縁が前記装着キャップの内面に当接することを特徴とする請求項5記載のスクイズ容器。
  7. 前記区画部材の内部には、前記流通口と前記チューブ内とを連通する混合室が設けられ、
    前記区画部材には、前記混合室を前記容器本体内に前記チューブを通して連通する液導入孔と、前記混合室を前記容器本体内に前記チューブを通さず連通する空気導入孔と、が設けられていることを特徴とする請求項6記載のスクイズ容器。
JP2014242310A 2014-11-28 2014-11-28 スクイズ容器 Active JP6310838B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014242310A JP6310838B2 (ja) 2014-11-28 2014-11-28 スクイズ容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014242310A JP6310838B2 (ja) 2014-11-28 2014-11-28 スクイズ容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016101969A JP2016101969A (ja) 2016-06-02
JP6310838B2 true JP6310838B2 (ja) 2018-04-11

Family

ID=56088323

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014242310A Active JP6310838B2 (ja) 2014-11-28 2014-11-28 スクイズ容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6310838B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6735168B2 (ja) * 2016-06-30 2020-08-05 株式会社吉野工業所 泡噴出容器
JP6640042B2 (ja) * 2016-06-30 2020-02-05 株式会社吉野工業所 泡噴出容器
CN107380695A (zh) * 2017-08-31 2017-11-24 重庆尚洁日化用品有限公司 一种新型洗发水瓶
JP7239385B2 (ja) * 2019-04-26 2023-03-14 株式会社吉野工業所 吐出容器
JP7330617B2 (ja) * 2019-05-31 2023-08-22 株式会社吉野工業所 泡吐出容器

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0554304U (ja) * 1991-12-24 1993-07-20 東洋製罐株式会社 泡状液体絞り出し容器
JP3058550B2 (ja) * 1994-01-28 2000-07-04 花王株式会社 泡吐出容器
JPH08276969A (ja) * 1995-04-06 1996-10-22 Shiseido Co Ltd ディスペンサー容器
JP5859408B2 (ja) * 2012-08-30 2016-02-10 株式会社吉野工業所 泡噴出容器
JP6184900B2 (ja) * 2014-04-30 2017-08-23 株式会社吉野工業所 泡噴出容器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016101969A (ja) 2016-06-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6310838B2 (ja) スクイズ容器
JP6084504B2 (ja) 注出容器
JP2016124551A (ja) スリット弁付きスクイズ容器
JP6184900B2 (ja) 泡噴出容器
US10723537B2 (en) Cartridge pump
JP6219240B2 (ja) 泡噴出容器
JP6437275B2 (ja) 泡噴出容器
JP6552205B2 (ja) 泡噴出容器
JP6644431B2 (ja) 吐出容器
JP6474704B2 (ja) 泡噴出容器
JP6391487B2 (ja) スクイズ吐出容器
JP6429709B2 (ja) 泡吐出容器
JP6422271B2 (ja) 吐出容器
JP2015105123A (ja) 二重容器
JP6193175B2 (ja) 二重容器
JP6416043B2 (ja) 泡噴出容器
JP2019099196A (ja) 吐出容器
JP6498093B2 (ja) 泡噴出容器
JP2018203303A (ja) 吐出容器
JP7261056B2 (ja) 吐出容器
JP6358876B2 (ja) 泡噴出容器
JP7175728B2 (ja) 注出容器
JP4183105B2 (ja) 二成分容器
JP6640042B2 (ja) 泡噴出容器
JP7146378B2 (ja) スクイズフォーマー容器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170601

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180208

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180220

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180319

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6310838

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150