JP6310838B2 - スクイズ容器 - Google Patents
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Description
しかしながら、このようなスクイズ容器では、吐出ヘッドの上昇移動に伴ってチューブも連携して上昇移動することから、容器本体内の内容液が少なくなったときに、吐出ヘッドが上昇した状態でチューブ内を通して内容液を吐出できず、内容液の使い残りが多くなるおそれがある。
本発明に係るスクイズ容器は、可撓性を有しかつ横断面視偏平形状を呈する胴部を備える有底筒状の容器本体と、内容液の流通口が形成され、前記容器本体の口部に装着される装着キャップと、前記装着キャップに容器軸回りに回転自在に装着されて容器軸回りの回転に伴い前記装着キャップに対して上昇移動するとともに、前記流通口に連通可能な内容物の吐出孔が形成された吐出ヘッドと、容器軸と同軸に配置されるとともに前記吐出ヘッドから前記容器本体内に突出し、前記流通口を通して前記吐出孔に連通可能な装着筒と、前記装着筒に装着され、前記容器本体内と前記流通口とを連通するチューブと、を備え、前記チューブのうち、前記装着筒より下方に位置する部分には、前記チューブを、下方に向かうに従い漸次、径方向の外側に向かわせる屈曲部が形成され、前記チューブの下端開口部は、前記容器本体の底部のうち、横断面視長手方向の外端部上に位置し、前記吐出ヘッドの上昇移動しながらの回転に伴い、前記チューブの下端開口部が、前記底部のうち、横断面視短手方向の外端部上に位置するときに、前記容器本体内と前記吐出孔とは、前記チューブ内および前記流通口を通して連通していることを特徴とする。
一方、使用時には、吐出ヘッドを装着キャップに対して回転させて上昇移動させ、開閉蓋部を流通口から上方に離間させて吐出ヘッドを開位置に移動させることで、流通口と吐出孔とを連通させる。これにより、容器本体の胴部を圧搾することで、容器本体の内容液を、チューブ内および流通口を通して吐出孔に供給し、吐出孔から吐出することができる。
ところで、この種のスクイズ容器では、例えば容器本体が気温の上昇により温められる等して、容器本体の内圧が上昇する場合がある。このとき、容器本体の内圧を外部に逃がさずに、流通口を通してチューブ内と吐出孔とが連通すると、容器本体内の内溶液が、容器本体の内圧によって、チューブを通して吐出孔から外部に意図せず噴出するおそれがある。
しかしながら、このスクイズ容器では、容器本体の内圧上昇状態において、使用のために吐出ヘッドを開位置に向けて回転したとしても、吐出ヘッドが開位置に回転するまでの間に、開閉蓋部が流通口の上方に離れて流通口が開放されるとともに、逆止弁のシール膜部の外周縁が装着キャップの内面から下方に離間した状態とすることができる。これにより、容器本体の内圧を、戻し流路から外部に予め逃がすことが可能になり、吐出孔から外部への内溶液の意図しない噴出を防止することができる。
図1から図3に示すように、泡噴出容器1は、容器本体10と、装着キャップ20と、ノズルヘッド(吐出ヘッド)30と、区画部材50と、発泡部材57と、逆止弁61と、チューブ55と、を備えている。
なお図示の例では、装着キャップ20を容器本体10の口部11にねじ結合により固定するようにしているが、装着キャップ20を容器本体10の口部11にアンダーカットで固定させる構成とすることもできる。
シール用筒部23は、外周壁21の内側にフランジ部22を介して設けられている。図示の例では、シール用筒部23が口部11の内側に嵌め込まれることで、装着キャップ20と口部11との嵌合部分がシールされて当該部分からの液漏れが防止されている。シール用筒部23は、フランジ部22よりも上方に延びている。
隔壁37は、ノズルヘッド30の内部に設けられ、隔壁37には、一対の流出入孔38が設けられている。なお、図示の例では、隔壁37に一対の流出入孔38が設けられるが、流出入孔38の個数や形状は種々変更することができる。
ノズル36は、隔壁37の上側から、カバー部31に対して側方(径方向)やや上方に向けて突出している。ノズル36は、楕円筒状に形成され、ノズル36の先端開口部は、内容物の吐出孔36aとなっている。ノズル36は、隔壁37の流出入孔38を通して装着キャップ20の流通口26aに連通可能となっている。
逆止弁61は、戻し流路60に設けられている。逆止弁61は区画部材50の外周面に嵌合固定される円筒状の保持部61aと、保持部61aの外周面から径方向の外側に延びる環状かつ膜状のシール膜部61bと、を有している。
一対の凸片35は、ノズルヘッド30の凸片用筒部34の内周面に一体に設けられている。これらの凸片35は互いに周方向に180度ずれて設けられ、凸片用筒部34の内周面から径方向の内側に向けて突出している。凸片35は、対応するストッパ対29の一対のストッパ片29aの間の移動範囲Rに配置されている。
したがって、装着キャップ20とノズルヘッド30とを組み付ける際に、各凸片35を、各ストッパ片29aの間の移動範囲Rではなく、各ストッパ片29aの湾曲面29bと湾曲面29bとの間の範囲に配置した状態で、各突起対33を対応する二条ねじ部28にねじ結合させてノズルヘッド30を締め込み方向に回転させることで、各凸片35をストッパ片29aの湾曲面29bに沿って移動させて当該ストッパ片29aを乗り越えさせ、対応するストッパ対29の移動範囲Rに配置することができる。
その結果、内容液が、混合室52の内部で空気と混合されて発泡部材57を通過することで、発泡、整泡されながら吐出流路58を通って連通孔59から流通口26aに吐出される。そして、流通口26aに吐出された泡状の内容液は流出入孔38を通ってノズル36に達し、ノズル36の吐出孔36aから外部に泡状に噴出される。
以上より、容器本体10の胴部12を圧搾するとき、片手で把持して圧搾する場合であっても、ノズルヘッド30の先端部を、泡噴出容器1の使用者に向けて正対させた状態で、胴部12を容易に圧搾することができるので、例えば泡噴出容器1として、使用者の口内や顔に直接吐出する洗口剤や化粧液などの内容液を収容する場合などには、操作性を顕著に向上させることができる。
例えば、前記実施形態に係る泡噴出容器1から、開閉蓋部39を除去した第1変形例を採用することも可能である。この場合、ノズルヘッド30を装着キャップ20に対して回転させる前(上昇移動させる前)であって、チューブ55の下端開口部が、容器本体10の底部13のうち、横断面視長手方向の外端部上に位置する状態(以下、ノズルヘッド30が下位置に位置する状態という)において、吐出孔36aが、流通口26aおよび戻し流路60を通して容器本体10内に連通する。一方、ノズルヘッド30を装着キャップ20に対して回転させた後(上昇移動させた後)であって、チューブ55の下端開口部が、容器本体10の底部13のうち、横断面視短手方向の外端部上に位置する状態(以下、ノズルヘッド30が上位置に位置する状態という)において、流通口26aおよび戻し流路60を通した吐出孔36aと容器本体10内との連通が、逆止弁61により遮断される。したがって、この構成では、ノズルヘッド30が下位置に位置する状態において、容器本体10内の内容液を、戻し流路60を通して吐出孔36aから液状のまま吐出可能である一方、ノズルヘッド30が上位置に位置する状態において、容器本体10内の内容液を、チューブ55内を通して吐出孔36aから泡状にして吐出可能することができる。
すなわち、ノズルヘッド30を装着キャップ20に対して上下動させることで、チューブ55内を通した容器本体10内と吐出孔36aとの連通およびその遮断を切り替えることも可能であり、チューブ55内を通さない容器本体10内と吐出孔36aとの連通およびその遮断を切り替えて、吐出孔36aから吐出される内容液の状態を切り替えることも可能である。
ストッパ機構70として、ノズルヘッド30の回転を閉位置(下位置)と開位置(上位置)との間に制限する他の構成を採用することが可能である。
本発明は、泡噴出容器1以外の構成に適用可能であり、内容液を、泡状にせず液状のまま吐出する他のスクイズ容器にも適用することができる。
10 容器本体
11 口部
12 胴部
13 底部
20 装着キャップ
30 ノズルヘッド(吐出ヘッド)
36 ノズル
36a 吐出孔
39 開閉蓋部
50 区画部材
51a 装着筒
52 混合室
53 空気導入孔
54 液導入孔
55 チューブ
55a 屈曲部
60 戻し流路
61 逆止弁
61a 保持部
61b シール膜部
70 ストッパ機構
O 容器軸
Claims (7)
- 可撓性を有しかつ横断面視偏平形状を呈する胴部を備える有底筒状の容器本体と、
内容液の流通口が形成され、前記容器本体の口部に装着される装着キャップと、
前記装着キャップに容器軸回りに回転自在に装着されて容器軸回りの回転に伴い前記装着キャップに対して上昇移動するとともに、前記流通口に連通可能な内容物の吐出孔が形成された吐出ヘッドと、
容器軸と同軸に配置されるとともに前記吐出ヘッドから前記容器本体内に突出し、前記流通口を通して前記吐出孔に連通可能な装着筒と、
前記装着筒に装着され、前記容器本体内と前記流通口とを連通するチューブと、を備え、
前記チューブのうち、前記装着筒より下方に位置する部分には、前記チューブを、下方に向かうに従い漸次、径方向の外側に向かわせる屈曲部が形成され、
前記チューブの下端開口部は、前記容器本体の底部のうち、横断面視長手方向の外端部上に位置し、
前記吐出ヘッドの上昇移動しながらの回転に伴い、前記チューブの下端開口部が、前記底部のうち、横断面視短手方向の外端部上に位置するときに、前記容器本体内と前記吐出孔とは、前記チューブ内および前記流通口を通して連通していることを特徴とするスクイズ容器。 - 前記吐出ヘッドには、径方向に突出し、先端開口部が前記吐出孔とされたノズルが設けられ、
前記屈曲部は、前記ノズルが突出する方向に向けて前記チューブを屈曲していることを特徴とする請求項1記載のスクイズ容器。 - 前記吐出ヘッドは、前記流通口を閉塞して前記流通口と前記吐出孔との連通を遮断する開閉蓋部を備え、
前記吐出ヘッドの上昇移動に伴い、前記吐出ヘッドが、前記開閉蓋部が前記流通口から上方に離間して前記流通口と前記吐出孔とを連通させた開位置に位置した状態で、前記チューブの下端開口部が、前記底部のうち、横断面視短手方向の外端部上に位置することを特徴とする請求項1または2に記載のスクイズ容器。 - 前記装着キャップと前記吐出ヘッドとの間には、前記吐出ヘッドの回転を、前記開閉蓋部が前記流通口を閉塞する閉位置と、前記開位置と、の間に制限するストッパ機構が設けられていることを特徴とする請求項3記載のスクイズ容器。
- 上端部が前記吐出ヘッドに固定されるとともに下端部に前記装着筒が固定され、内部を通して前記流通口と前記チューブ内とを連通する区画部材と、
前記装着キャップと前記区画部材との間に形成され、前記流通口を前記容器本体内に連通する戻し流路と、を備えていること特徴とする請求項3または4に記載のスクイズ容器。 - 前記区画部材の外周面に固定される筒状の保持部、および前記保持部の外周面から径方向の外側に延び、外周縁が前記装着キャップの内面から下方に離間する環状のシール膜部を有する逆止弁と、を備え、
前記吐出ヘッドが開位置に位置した状態で、前記シール膜部の外周縁が前記装着キャップの内面に当接することを特徴とする請求項5記載のスクイズ容器。 - 前記区画部材の内部には、前記流通口と前記チューブ内とを連通する混合室が設けられ、
前記区画部材には、前記混合室を前記容器本体内に前記チューブを通して連通する液導入孔と、前記混合室を前記容器本体内に前記チューブを通さず連通する空気導入孔と、が設けられていることを特徴とする請求項6記載のスクイズ容器。
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