JP6640042B2 - 泡噴出容器 - Google Patents

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Description

本発明は、泡噴出容器に関する。
従来から、可撓性を有する胴部を圧搾(スクイズ変形)して、内容液を泡状に噴射させる泡噴出容器が知られている(例えば特許文献1参照)。
この泡噴出容器は、可撓性を有し、内部に内容液が収容される容器本体と、容器本体の口部に装着され、内容液の流通口が形成された装着キャップと、流通口を開放可能に閉塞する開閉蓋部及び流通口に連通するノズルを有し、装着キャップに対して容器軸回りに回転可能に装着されたノズルヘッドと、ノズルヘッドに固定された区画部材と、を備えている。
ノズルヘッドは、装着キャップに対する回転操作により、開閉蓋部が流通口から上方に離れるように装着キャップに対して装着(螺着)されている。これにより、ノズルヘッドは装着キャップに対する回転操作によって、流通口を開放する開位置に移動する。区画部材は、連通口に連通する混合室、混合室に容器本体内の空気を供給する空気導入口、及び混合室に容器本体内の内容液を供給する液導入口を有している。
装着キャップの内面と区画部材の外面との間には、流通口と容器本体内とを連通する導入流路が画成されている。区画部材には、装着キャップに形成された弁座面から下方に離れた位置に配置されて導入流路を開放すると共に、ノズルヘッドが開位置に位置したとき弁座面に当接して導入流路を閉塞する逆止弁が設けられている。
特開2016−101969号公報
上記従来の泡噴出容器では、ノズルヘッドが開位置に位置することに伴って、逆止弁が弁座面に対して下方から当接するように構成されているので、弁座面と逆止弁との間のシール性を確保する観点上、弁座面に対して逆止弁が精度良く配置されていることが重要となる。
しかしながら、例えば組み立て誤差による影響や、区画部材に対して何等かの外力等が作用したことによる影響等によって、弁座面に対して逆止弁が傾く等して、弁座面に対する逆止弁のシール性が低下することがあり、改善の余地があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、内容液の噴射時に導入流路を適切に閉塞することができ、安定した噴出性能を確保することができる泡噴出容器を提供することである。
(1)本発明に係る泡噴出容器は、内部に内容液が収容されると共に弾性変形可能に形成された容器本体と、前記容器本体の口部に装着されると共に、内容液を流通させる流通口が形成された装着キャップと、前記流通口を開放可能に閉塞する開閉蓋部、及び前記流通口に連通するノズルを有し、前記装着キャップに、前記開閉蓋部を前記流通口から上方に離間させることで前記流通口を開放する開位置に向けて、容器軸方向に移動可能に装着されたノズルヘッドと、前記流通口に連通する混合室、前記混合室に前記容器本体内の空気を導入する空気導入口、及び前記混合室に前記容器本体内の内容液を導入する液導入口を有すると共に、前記ノズルヘッドに固定された区画部材と、を備え、前記装着キャップの内面と前記区画部材の外面との間に、前記流通口と前記容器本体内とを連通する導入流路が形成され、前記区画部材には、前記区画部材を外側から囲むと共に前記区画部材と前記装着キャップとの間に位置し、その内側が前記導入流路の一部を形成する囲繞筒部と、前記囲繞筒部の内側を開放可能に閉塞する逆止弁と、が固定され、前記装着キャップには、前記ノズルヘッドが前記開位置に位置したときに、前記囲繞筒部が密に嵌合する嵌合筒部が形成されている。
本発明に係る泡噴出容器によれば、装着キャップに対してノズルヘッドを容器軸方向に移動させることで、ノズルヘッドと共に区画部材、囲繞筒部及び逆止弁を一体に移動させることができる。そして、ノズルヘッドを開位置に向けて移動させる過程で流通口を開放させることができ、ノズルヘッドを開位置に位置させることで、囲繞筒部を装着キャップに形成された嵌合筒部に対して密に嵌合させることができる。
これにより、導入流路のうち囲繞筒部と嵌合筒部との間を経由する流路を遮断することができる。そのため、囲繞筒部の内側を経由する導入流路(逆止弁が配置された流路)を利用することができる。
逆止弁は囲繞筒部の内側を閉塞しているので、容器本体内から導入通路を通じた流通口への空気や内容液の流れを規制している。そのため、容器本体を例えば圧搾するように弾性変形させることで、容器本体内の圧力を速やかに上昇させることができ、容器本体内の空気及び内容液を混合室にスムーズに導入することができる。従って、泡状の内容液を、流通口を通じてノズル内に効率良く供給することができ、安定した内容液の噴出性能を確保することができる。
また、内容液の噴射後、容器本体の弾性変形を解除すると、容器本体が弾性復元変形するので容器本体内に負圧が生じる。これにより、逆止弁が負圧によって開弁し、囲繞筒部の内側を開放させる。従って、流通口と容器本体内とを、囲繞筒部の内側を経由した導入流路を通じて連通させることができ、外気を容器本体内に導入して、容器本体を元の状態に速やかに復帰させることができる。
なお、逆止弁は、外気導入による容器本体内の負圧解除に伴って閉弁し、囲繞筒部の内側を再度閉塞する。これ以降、逆止弁は囲繞筒部の内側を閉塞し続ける。
特に、囲繞筒部及び逆止弁を区画部材に一体に固定させているので、装着キャップに対するノズルヘッドの位置に関係なく、逆止弁を利用して囲繞筒部の内側を常時閉塞(シール)することができる。従って、例えば区画部材に対して何等かの外力等が作用して、ノズルヘッドが開位置に達する前に区画部材が若干傾いていたとしても、逆止弁のシール性を維持し続けることができる。
なお、流通口の閉塞時に、例えば雰囲気温度の上昇等、何らかの要因によって容器本体の内圧が上昇していたとしても、ノズルヘッドが開位置に向けて移動する過程で、流通口と容器本体内とを、囲繞筒部と嵌合筒部との間を経由した導入流路を通じて連通させることができる。従って、意図せずに上昇してしまった容器本体内の内圧を、上記導入流路を通じて外部に逃がすことができる。そのため、ノズルヘッドを開位置に向けて移動させる際に、内容液が不意にノズルから噴射してしまうことを抑制することができる。
なお、囲繞筒部と嵌合筒部との間を経由した導入流路は、上述したように、ノズルヘッドが開位置に位置したときに囲繞筒部と嵌合筒部とが密に嵌合し合うことで遮断される。
(2)前記囲繞筒部は、前記区画部材に一体に形成され、前記逆止弁は、前記区画部材の外面に嵌合された弁筒部と、前記弁筒部から径方向外側に向かって突設され、外周縁部が前記囲繞筒部に対して下方から離反可能に当接して、前囲繞筒部の下端開口を閉塞する環状の弁体と、を備えても良い。
この場合には、囲繞筒部、区画部材及び逆止弁を、互いにさらに精度良く組み合わせることができるので、逆止弁のシール性をさらに高めることができる。
(3)前記ノズルヘッドは、前記装着キャップに対して容器軸回りに回転可能に装着されると共に、回転に伴って容器軸方向に移動しても良い。
この場合には、容器軸回りにノズルヘッドを回転させることで、ノズルヘッドを容器軸方向に移動させることができるので、ノズルヘッドを開位置に位置させたときに、ノズルの向きを変化させることができる。従って、ノズルヘッドが開位置に位置していることを認識し易く、例えばノズルヘッドを開位置に位置させたままの状態で放置してしまうことを防止し易い。
本発明に係る泡噴出容器によれば、内容液の噴射時に導入流路を適切に閉塞することができ、安定した噴出性能を確保することができる。
本発明に係るスクイズ容器(泡噴出容器)の実施形態を示す縦断面図である。 図1に示すスクイズ容器の上面図である。 図2に示す状態からノズルヘッドを回転させて開位置に移動させた場合のスクイズ容器の上面図である。 図3に示すA−A線に沿ったスクイズ容器の縦断面図である。 図4に示す状態から逆止弁が開弁した状態を示すスクイズ容器の縦断面図である。
以下、本発明に係る泡噴出容器の実施形態について図面を参照して説明する。
図1に示すように、本実施形態のスクイズ容器(泡噴出容器)1は、有底筒状の容器本体2と、筒状の装着キャップ3と、筒状のノズルヘッド4と、区画部材5と、を備えている。
スクイズ容器1は、スクイズフォーマーとも呼ばれ、例えば各種の液体洗浄剤(シャンプー、ボディソープ、ハンドソープ、洗口剤や洗顔料等)、化粧液、整髪剤等の内容液を収容すると共に、この内容液を泡状に噴射(噴出)させる容器である。
容器本体2、装着キャップ3及びノズルヘッド4は、それぞれの中心軸線が共通軸上に配置されている。以下、この共通軸を容器軸Oといい、容器軸O方向に沿う容器本体2側を下方、その反対側(ノズルヘッド4側)を上方という。また、スクイズ容器1を容器軸Oから見た平面視で容器軸Oに直交する方向を径方向といい、容器軸O回りに周回する方向を周方向という。
図1及び図2に示すように、容器本体2は、上方に開口した円筒状の口部10と、口部10に連なる胴部11と、胴部11に連なる図示しない底部と、を備えている。容器本体2の内部は、内容液を収容する収容空間Sとされている。
容器本体2は、例えば合成樹脂製とされ、弾性変形可能に形成されている。図示の例では、容器本体2の胴部11は、容器軸O方向から見た平面視で楕円状に形成されると共に可撓性を有するように形成されている。これにより、胴部11を例えば圧搾(スクイズ変形)することにより、収容空間Sを減容させるように容器本体2を弾性変形させて、容器本体2内を加圧することが可能とされている。
なお、胴部11の形状は平面視楕円状に限定されるものではなく、例えば円筒状に形成されても良く、特定の形状に限定されるものではない。
図1に示すように、装着キャップ3は、例えば合成樹脂製とされ、容器本体2の口部10に装着されている。
装着キャップ3は、容器本体2の口部10を径方向外側から囲む円筒状の周壁部20を有している。周壁部20の内周面には、径方向内側に向かって突出し、口部10に形成されたサポートリング12に対してアンダーカット嵌合する係合突起21が形成されている。これにより、装着キャップ3は、上方への抜け止めがされた状態で容器本体2の口部10に固定されている。
但し、容器本体2の口部10に対する装着キャップ3の装着方法は、この場合に限定されるものではなく、例えば螺着によって装着しても構わない。
装着キャップ3は、容器本体2の口部10の内側に嵌合する円筒状のシール筒部22と、周壁部20の上端部とシール筒部22の上端部とを径方向に接続する環状のフランジ部23と、シール筒部22の上端部(フランジ部23の内周縁部)から上方に向けて延びた円筒状のストッパ用筒部24と、ストッパ用筒部24から径方向内側に向かって突出した環状壁部25と、環状壁部25の内周縁部から上方に向けて延びた円筒状の流通筒部26と、をさらに備えている。
シール筒部22は、容器本体2の口部10に対して密に嵌合されている。これにより、シール筒部22の外周面と容器本体2の口部10の内周面との間は、適切にシールされている。フランジ部23は、容器本体2の口部10の開口端縁上に配置されている。これにより、装着キャップ3は、容器本体2の口部10に対して安定に重なった状態で装着されている。ストッパ用筒部24は、シール筒部22と同径の円筒状に形成されている。環状壁部25は、ストッパ用筒部24における容器軸O方向の略中央部分から径方向内側に向けて突出するように形成されている。そのため、環状壁部25はフランジ部23よりも上方に位置している。
流通筒部26は、その上端部がストッパ用筒部24の上端部と同等の高さとなるように形成されている。流通筒部26の内側は、容器本体2内の収容空間Sに連通し、内容液を流通させる流通口27とされている。これにより、収容空間S内の内容液や空気を、流通口27を通じて装着キャップ3の外部に向けて流出させることができると共に、装着キャップ3の外部からの空気(外気)を、流通口27を通じて収容空間S内に向けて流入させることができる。
環状壁部25には、下方に向けてインナーリング(嵌合筒部)28が突設されている。インナーリング28は、環状壁部25の内周縁部側に配置されると共に、その下端部がフランジ部23よりも上方に位置するように形成されている。
ノズルヘッド4は、例えば合成樹脂製とされ、装着キャップ3の周壁部20を径方向外側から囲む円筒状の第1カバー筒部30と、第1カバー筒部30の上端部に環状のフランジ壁31を介して連なると共に、第1カバー筒部30よりも縮径した円筒状の第2カバー筒部32と、第2カバー筒部32の上端部に連設された頂壁部33と、を備え、有頂筒状に形成されている。
ノズルヘッド4は、装着キャップ3に対して容器軸O方向に移動可能に装着されている。図示の例では、ノズルヘッド4は、装着キャップ3に対して容器軸O回りに往復回転可能に装着され、往復回転に伴って容器軸O方向に移動可能とされている。
より具体的には、ノズルヘッド4は、装着キャップ3の周壁部20に対して螺合(ねじ結合)されることで装着キャップ3に対する回転に伴って上下動する。
装着キャップ3における周壁部20の外周面には、互いに周方向に180度ずれた位置に、一対の二条ねじ部35が雄ねじ部として設けられている。これに対して、ノズルヘッド4における第1カバー筒部30の内周面には、互いに周方向に180度ずれた位置に、一対の二条ねじ部35に対応するように一対の突起対36が雌ねじ部として設けられている。これら一対の二条ねじ部35と一対の突起対36とは、それぞれ係合し合っている。
なお、装着キャップ3側に設ける雄ねじ部は、二条ねじに限定されるものではなく、例えば一条ねじや他の多条ねじとしても良く、これに対応するノズルヘッド4側の雌ねじ部も雄ねじ部の形状に応じて適宜変更しても構わない。
二条ねじ部35は、周壁部20の外周面に沿って周方向に180度の角度範囲で延びる上側ねじ山35a、及び下側ねじ山35bを備えている。
なお、上側ねじ山35aにおいて、ねじ込み側の先端部から約90度の範囲の部分は、周方向に沿って水平に延びる形状に形成され、下側ねじ山35bにおけるねじ込み側の先端部に接続されている。
突起対36は、容器軸O方向に所定の間隔をあけて並ぶ一対の係合突起36aを備えている。一対の係合突起36aのうち、上側に位置する係合突起36aは、対応する二条ねじ部35の上側ねじ山35aに対して上側から係合している。同様に、一対の係合突起36aのうち、下側に位置する係合突起36aは、対応する二条ねじ部35の下側ねじ山35bに対して下側からそれぞれ係合している。
なお、ノズルヘッド4の回転範囲は、装着キャップ3とノズルヘッド4との間に設けられたストッパ機構40によって、例えば90度の角度範囲に規制されている。ストッパ機構40については後に説明する。
ノズルヘッド4は、第2カバー筒部32から径方向外側に向けて延びると共に、流通口27に連通するノズル50と、ノズル50内と第2カバー筒部32内とを仕切る隔壁51と、流通口27を開放可能に閉塞する開閉蓋部52と、をさらに備えている。
ノズル50は、例えば側面視楕円筒状に形成され、その先端開口部は内容液を噴射する噴射口53とされている。隔壁51には、隔壁51を容器軸O方向に貫通する平面視円形状の貫通孔54が周方向に間隔をあけて複数形成されている。これにより、ノズル50は貫通孔54を通じて装着キャップ3の流通口27に連通している。なお、貫通孔54の数や形状は適宜変更して構わない。
開閉蓋部52は、隔壁51から下方に向けて突設され、流通筒部26における上端部の内径に対応した外径を有する円筒状に形成されている。
開閉蓋部52は、ノズルヘッド4が図1に示すように閉位置(下降位置)P1に位置している際、流通筒部26の内側に嵌合して流通口27を閉塞する。一方、ノズルヘッド4が容器軸O回りに回転することで上方移動し、図3及び図4に示すように開位置(上昇位置)P2に移行すると、開閉蓋部52は流通口27から上方に離れて流通口27を開放する。
このように、ノズルヘッド4は、開閉蓋部52が流通口27を閉塞する閉位置P1と、開閉蓋部52が流通口27の上方に離れて流通口27を開放する開位置P2と、の間で往復回転する。
さらに隔壁51には、図1に示すように、平面視円形状の接続孔55が容器軸Oと同軸に形成されていると共に、円筒状の規制筒部56及び円筒状の接続筒部57が一体に形成されている。
規制筒部56は、隔壁51から下方に向けて突出し、流通筒部26の外周面に上下摺動可能に嵌合している。これにより、規制筒部56は流通口27からの内容液がノズル50内に流れるように誘導すると共にノズル50以外に流れることを規制している。
接続筒部57は、隔壁51から下方に向けて突設され、開閉蓋部52の内側に配置されている。図示の例では、接続筒部57は接続孔55の開口周縁部に沿う円筒状に形成され、開閉蓋部52よりも下方に突出している。
区画部材5は、接続孔55及び接続筒部57を介してノズルヘッド4に対して一体に連結され、流通口27を通じて容器本体2内に進入している。
区画部材5は、例えば合成樹脂製とされ、容器軸O方向に分離可能な構成とされた円筒状に形成されている。図示の例では、区画部材5は上側に位置する第1部材60と、下側に位置する第2部材70と、を備え、これら第1部材60及び第2部材70が容器軸O方向に分離可能に組み合わされた構成とされている。
第1部材60は、接続筒部57及び接続孔55の内側に下方から嵌合された有頂筒状の第1上筒部61と、第1上筒部61の下端部に連設され、第1上筒部61よりも拡径した円筒状の第1中間筒部62と、第1中間筒部62の下端部に連設され、第1中間筒部62よりも拡径した第1下筒部63と、を備えている。
第1上筒部61が接続筒部57及び接続孔55に対して嵌合されていることで、区画部材5の全体はノズルヘッド4に対して一体に固定されている。そのため、区画部材5はノズルヘッド4と共に装着キャップ3に対して回転しながら上下動する。
図示の例では、第1上筒部61の頂壁部はノズル50内に入り込んでいる。第1中間筒部62は、インナーリング28よりも下方に突出するように形成されていると共に、第1上筒部61との接続部分から下方に向かうにしたがって漸次拡径するように形成されている。第1下筒部63は、インナーリング28よりも下方に配置されている。第1中間筒部62には、第1中間筒部62を径方向に貫通する連通孔64が周方向に間隔をあけて複数形成されている。
第2部材70は、第1下筒部63の内側に下方から嵌合された円筒状の第2上筒部71と、第2上筒部71の下端部に連設され、第2上筒部71よりも縮径した有底筒状の第2下筒部72と、第2下筒部72の底壁部から下方に向けて延びた差込み筒部73と、を備えている。
第2上筒部71が第1下筒部63の内側に嵌合されていることで、先に述べたように第1部材60と第2部材70とは互いに容器軸O方向に分離可能に組み合わされている。
第2上筒部71は、第1下筒部63よりも下方に突出するように形成されている。第2上筒部71には、径方向外側に向けて突出すると共に、第1下筒部63の下方開口端に下方から接触する環状プレート74が突設されている。
図示の例では、環状プレート74の外周縁部は、装着キャップ3のシール筒部22の内周面に対して近接している。また、環状プレート74には、環状プレート74を容器軸O方向に貫通する貫通孔75が周方向に間隔をあけて複数形成されている。
第2下筒部72の内側は、連通孔64を通じて流通口27に連通する混合室76とされている。第2下筒部72の底壁部には、混合室76内と差込み筒部73内とを連通させる導入口77が容器軸Oと同軸に形成されている。
差込み筒部73には、容器本体2の底部に向けて延びるチューブ78が下方から差し込まれることで嵌合されている。
差込み筒部73のうち、チューブ78の内側に位置する部分は、内容液を混合室76に導入する液導入口80とされている。また、差込み筒部73の内周面には、複数の縦溝81が周方向に間隔をあけて複数形成されている。この縦溝81によって画成された隙間が、収容空間S内の空気を混合室76に導入させる空気導入口82とされている。
第2下筒部72の底壁部には、導入口77を上方から覆うように有頂筒状の取入れ部83が上方に向けて突設されている。取入れ部83の周壁には、該周壁を径方向に貫通する開口部84が周方向に間隔をあけて複数形成されている。
このような構成により、収容空間S内の内容液を、液導入口80、導入口77及び開口部84を通じて混合室76に導入することができると共に、収容空間S内の空気を、空気導入口82、導入口77及び開口部84を通じて混合室76に導入することが可能とされている。これにより、内容液及び空気は混合室76内で互いに混合される。
第2部材70における第2上筒部71の内側には、一対の発泡部材85が装着されている。そのため、一対の発泡部材85は、混合室76の上側(下流側)に配置されている。
発泡部材85としては、例えばリングの端面にメッシュを固定した構成のものが用いられ、互いのメッシュを逆側に向けた姿勢で第2上筒部71の内側に嵌合されている。
なお、発泡部材85としてはリングとメッシュを備えた構造のものに限定されるものではなく、内容液の種類等に応じて種々の構成を採用して構わない。さらに、発泡部材85の設置個数についても、内容液の種類等に応じて種々変更して構わない。
発泡部材85の上方に位置する第1部材60の内側は、混合室76に連なる噴出流路86とされている。噴出流路86は、第1中間筒部62に形成された複数の連通孔64を通じて流通口27に連通している。これにより、混合室76は、噴出流路86及び連通孔64を通じて流通口27に連通すると共に、さらに貫通孔54を通じてノズル50内に連通可能とされている。
容器本体2の収容空間Sとノズル50との間には、装着キャップ3の内面と区画部材5の外面との間に区画された状態で導入流路90が形成されている。これにより、流通口27は、さらに導入流路90を通じて容器本体2の収容空間Sに連通している。
導入流路90について説明する。
区画部材5における第1下筒部63には、区画部材5と装着キャップ3との間に位置すると共に、第1下筒部63を径方向外側から囲む円筒状の囲繞筒部91が環状の連結壁部92を介して一体に形成されている。
第1下筒部63と囲繞筒部91との間には、導入流路90の一部を形成する環状の隙間が画成されている。つまり、囲繞筒部91は、その内側が導入流路90の一部を形成するように区画部材5に一体に形成されている。
図示の例では、囲繞筒部91の下端部は径方向外側に向けて延びている。また、環状の連結壁部92には、連結壁部92を容器軸O方向に貫通する貫通孔93が周方向に間隔をあけて複数形成されている。
上述のように囲繞筒部91が区画部材5に形成されているので、導入流路90には、囲繞筒部91の内側(すなわち第1下筒部63と囲繞筒部91との間の隙間)を経由する流路、及び囲繞筒部91の外側(すなわち囲繞筒部91と装着キャップ3との間の隙間)を経由する流路が含まれる。
そして、囲繞筒部91の内側を経由した導入流路90の途中には、逆止弁95が設けられている。
逆止弁95は、第1下筒部63の外側に嵌合された円筒状の弁筒部96と、弁筒部96から径方向外側にむけて突設され、外周縁部が囲繞筒部91に対して下方から離反可能に当接する環状のシール膜部(弁体)97と、を有している。これにより、逆止弁95は囲繞筒部91の下端開口を開放可能に閉塞している。
上述のように、囲繞筒部91が第1部材60に一体に形成され、且つ逆止弁95が第1部材60に一体に固定されているので、これら囲繞筒部91及び逆止弁95はノズルヘッド4と共に上下動する。
図1に示すように、ノズルヘッド4が閉位置P1に位置している場合には、第1下筒部63がインナーリング28よりも下方に配置されているので、インナーリング28と囲繞筒部91とは互いに容器軸O方向に離間している。そのため、流通口27と容器本体2の収容空間Sとは、囲繞筒部91の外側を経由した導入流路90を通じて連通している。
これに対して、図4に示すように、ノズルヘッド4が開位置P2に位置している場合には、囲繞筒部91及び逆止弁95がノズルヘッド4と共に上方移動しているので、囲繞筒部91がインナーリング28の内側に下方から密に嵌合する。従って、囲繞筒部91の外側を経由した導入流路90は遮断され、囲繞筒部91の内側を経由した導入流路90を利用できる状態となる。
この際、逆止弁95は、容器本体2の収容空間Sから導入流路90を通した流通口27への空気や内容液の流れを規制すると共に、流通口27から導入流路90を通した容器本体2の収容空間Sへの空気や内容液の流れを許容するように作動する。
ストッパ機構40は、ノズルヘッド4の回転を図1に示す閉位置P1と、図4に示す開位置P2と、の間の90度の角度範囲に制限している。
図2及び図3に示すように、ストッパ機構40は、装着キャップ3に設けられた一対のストッパ片41、42を有するストッパ対43と、ノズルヘッド4に設けられた突起片44と、を備えている。
一対のストッパ片41、42は、ストッパ用筒部24の外周面から径方向外側に向けて突出するように、ストッパ用筒部24に一体に形成され、周方向に間隔をあけて配置されている。図示の例では、一対のストッパ片41、42は、周方向に互いに約90度ずれた位置に配置されていると共に、容器軸O方向に沿って縦長に形成されている。
突起片44は、第2カバー筒部32の内周面から径方向内側に向けて突出するように、第2カバー筒部32に一体に形成されている。図示の例では突起片44は、その内周端部がストッパ用筒部24の外周面に対して近接すると共に、容器軸O方向に沿って縦長に形成されている。
突起片44は、ノズルヘッド4の回転に伴って周方向に移動するので、一対のストッパ片41、42に対して周方向から接触可能とされている。
具体的には、ノズルヘッド4が装着キャップ3に対して最も締め込まれた閉位置P1に位置したときに、図2に示すように突起片44は一方のストッパ片41に対して周方向から接触する。これにより、ノズルヘッド4はそれ以上の回転が規制される。また、ノズルヘッド4が装着キャップ3に対して閉位置P1から緩み方向に回転して開位置P2に位置したときに、図3に示すように突起片44は他方のストッパ片42に対して周方向から接触する。これにより、ノズルヘッド4はそれ以上の回転が規制される。
このように、ノズルヘッド4を容器軸O回りのいずれの方向に回転させた場合であっても、突起片44が一対のストッパ片41、42に接触するので、ノズルヘッド4は開位置P2及び閉位置P1で位置決めされる。
特に、上述したように一対のストッパ片41、42は周方向に約90度ずれた位置に配置されているので、ノズルヘッド4を90度の角度範囲で往復回転させることが可能とされている。なお突起片44は、ノズルヘッド4の回転に伴って、一対のストッパ片41、42の間に画成された移動範囲R内で周方向に移動する。
また、突起片44は、周方向を向いた側面44a、44bが径方向に対して傾斜することで、周方向に沿った周幅が径方向内側に向かうにしたがって漸次大きくなるように形成されている。
詳細には、突起片44の側面44a、44bのうち、一方のストッパ片41側を向いた一方の側面44aは、径方向内側に向かうにしたがって一方のストッパ片41に向かうように漸次傾斜した傾斜面とされている。同様に、突起片44の側面44a、44bのうち、他方のストッパ片42側を向いた他方の側面44bは、径方向内側に向かうにしたがって他方のストッパ片42に向かうように傾斜した傾斜面とされている。
上述した突起片44の形状に対応して、一方のストッパ片41において、突起片44側を向いたストッパ面41aは、径方向外側に向かうにしたがって突起片44に向かうように傾斜した傾斜面とされている。この際、ストッパ面41aの傾斜角度は、突起片44の一方の側面44aの傾斜角度に対応している。
これにより、ノズルヘッド4が閉位置P1に位置したときに、図2に示すように、突起片44の一方の側面44aが一方のストッパ片41のストッパ面41aに対して面接触することで、ノズルヘッド4の回転が規制される。
同様に、他方のストッパ片42において、突起片44側を向いたストッパ面42aは、径方向外側に向かうにしたがって突起片44に向かうように傾斜した傾斜面とされている。この際、ストッパ面42aの傾斜角度は、突起片44の他方の側面44bの傾斜角度に対応している。
これにより、ノズルヘッド4が開位置P2に位置したときに、図3に示すように、突起片44の他方の側面44bが他方のストッパ片42のストッパ面42aに対して面接触することで、ノズルヘッド4の回転が規制される。
なお、一対のストッパ片41、42において、ストッパ面41a、42aに対して連設されると共に移動範囲Rとは反対側を向く外面は、ストッパ面41a、42aから周方向に離れるにしたがって径方向内側に向けて滑らかに湾曲した湾曲面41b、42bとされている。
従って、例えば装着キャップ3とノズルヘッド4とを組み付ける際に、突起片44を一対のストッパ片41、42の移動範囲Rではなく、各ストッパ片41、42の湾曲面41b、42b同士の間の範囲に配置させたとしても、ノズルヘッド4を締め込み方向に回転させることで、突起片44を湾曲面41b、42bに沿って移動させてストッパ片41、42を周方向に乗り越えさせることができ、移動範囲R内に適切に配置させることができる。
なお、図示の例では、上述したストッパ対43及び突起片44を一組として、周方向に180度ずれた位置にもう一組配置し、合計2組設けている場合を例に挙げて説明している。但し、この場合に限定されるものではなく、ストッパ対43及び突起片44を一組だけ配置しても構わない。
さらには、上述のように構成されたストッパ機構40は必須なものではなく、具備しなくても構わない。
(スクイズ容器の使用)
次に、上述のように構成されたスクイズ容器1を使用して泡状の内容液を噴射させる場合について説明する。
はじめに、図1に示すように不使用時等においては、開閉蓋部52が流通口27を閉塞しているので、ノズル50内と容器本体2の収容空間S内との連通が遮断されている。従って、例えばスクイズ容器1が横向きや倒立姿勢となった場合や、胴部11に意図せずに外力が作用した場合であっても、容器本体2内の内溶液がノズル50から漏出することを抑制することができる。
次に、内容液を噴射させる場合には、ノズルヘッド4を装着キャップ3に対して容器軸O回りに90度回転させ、図1及び図2に示す閉位置P1から、図3及び図4に示す開位置P2に移動させる。これにより、ノズルヘッド4を装着キャップ3に対して上方移動させることができる。また、ノズルヘッド4に伴って、区画部材5、囲繞筒部91及び逆止弁95を一体に上方移動させることができる。
装着キャップ3に対してノズルヘッド4が上方移動する過程で開閉蓋部52が流通口27から上方に離間するので、図4に示すように流通口27を開放させることができる。そして、ノズルヘッド4を開位置P2に位置させることで、囲繞筒部91をインナーリング28の内側に下方から密に嵌合させることができる。
これにより、囲繞筒部91の外側を経由する導入流路90を遮断することができ、囲繞筒部91の内側を経由する導入流路90(逆止弁95が配置された導入流路90)を利用することができる。
この際、逆止弁95は、囲繞筒部91の下端開口を閉塞しているので、容器本体2の収容空間Sから導入流路90を通じた流通口27への空気や内容液の流れを規制している。
そのため、ノズルヘッド4が開位置P2に位置した後、容器本体2の胴部11を例えば圧搾するように弾性変形させることで、容器本体2内の圧力を速やかに上昇させることができる。これにより、容器本体2の収容空間Sに収容された内容液を、液導入口80を通じて混合室76にスムーズに導入することができると共に、容器本体2の収容空間S内の空気を、空気導入口82を通じて混合室76にスムーズに導入することができる。
従って、混合室76の内部で内容液と空気とを速やかに混合させた後に発泡部材85を通過させて、発泡及び整泡させることができると共に、噴出流路86、連通孔64、流通口27及び貫通孔54を通じてノズル50内に効率良く供給することができる。その結果、ノズル50の噴射口53から外部に向けて泡状の内容液をスムーズに噴射させることができ、安定した内容液の噴射性能を確保することができる。
また、内容液の噴射後、胴部11の圧搾を解除(容器本体2の弾性変形を解除)すると、胴部11が弾性復元変形するので容器本体2内に負圧が発生する。これにより、図5に示すように、逆止弁95が負圧によって開弁し、囲繞筒部91から離反して囲繞筒部91の下端開口を開放させる。
従って、流通口27と容器本体2の収容空間Sとを、囲繞筒部91の内側を経由した導入流路90を通じて連通させることができる。そのため、外気を容器本体2の収容空間Sに導入させることができ、容器本体2の胴部11を元の状態に速やかに復帰させて、次回の噴射に備えることができる。
なお、逆止弁95は、外気導入による容器本体2内の負圧解除に伴って閉弁し、囲繞筒部91の下端開口を再度閉塞する。これ以降、逆止弁95は囲繞筒部91の下端開口を閉塞し続ける。
また、導入流路90を通じて容器本体2の収容空間Sに外気を導入する際、ノズル50内に残留している内容液を外気と共に容器本体2内に引き込むこともできる。このようなサックバック効果を奏功できるので、内容液の噴射後に、例えばノズル50内に内容液が残留していたとしても、この残留した内容液がノズル50から外部に垂れ落ちることを防止することができる。
上述したように、本実施形態のスクイズ容器1によれば、内容液の噴射時に導入流路90を適切に閉塞することができ、安定した噴射性能を確保することができる。
特に、囲繞筒部91が区画部材5に一体に形成され、逆止弁95が区画部材5に一体に組み合わされているので、装着キャップ3に対するノズルヘッド4の位置に関係なく、逆止弁95を利用して囲繞筒部91の下端開口を常時閉塞(シール)させることができる。
従って、例えば区画部材5に対して何等かの外力等が作用して、ノズルヘッド4が開位置P2に達する前に区画部材5が若干傾いていたとしても、逆止弁95のシール性を維持し続けることができる。
ところで、流通口27の閉塞時に、例えば気温上昇等、何らかの理由によって容器本体2の内圧が上昇する場合がある。このとき、容器本体2の内圧を外部に逃がさずに、流通口27が開放されると、収容空間Sに収容された内溶液が容器本体2の内圧によって外部に意図せず噴射されてしまう場合がある。
しかしながら、本実施形態のスクイズ容器1では、ノズルヘッド4が開位置P2に向けて移動する過程で、流通口27と容器本体2の収容空間Sとを、囲繞筒部91の外側を経由した導入流路90を通じて連通させることができる。従って、意図せずに上昇してしまった容器本体2内の内圧を、上記導入流路90を通じて外部に逃がすことができる。そのため、ノズルヘッド4を開位置P2に向けて移動させる際に、内容液が不意にノズル50から噴射してしまうことを抑制することができる。
なお、囲繞筒部91の外側を経由した導入流路90は、上述したように、ノズルヘッド4が開位置P2に位置したときに、囲繞筒部91とインナーリング28とが密に嵌合し合うことで遮断される。
また、ストッパ機構40を備えているので、ノズルヘッド4を開位置P2で確実に位置決めすることができるうえ、開位置P2を超えるような回転を規制できるので、例えば囲繞筒部91がインナーリング28に対して過度に嵌合されてしまうことを防止することができる。また、装着キャップ3とノズルヘッド4とのねじ結合による嵌め合いが外れてしまうような不都合も防止できる。
特に、突起片44の側面44a、44b、及びストッパ面41a、42aは共に傾斜しており、図2に示すように、突起片44の一方の側面44aが一方のストッパ片41のストッパ面41aに対して面接触することでノズルヘッド4が閉位置P1に位置決めされ、図3に示すように、突起片44の他方の側面44bが他方のストッパ片42のストッパ面42aに対して面接触することでノズルヘッド4が開位置P2に位置決めされる。
これらのいずれの場合であっても、ノズルヘッド4に対して閉位置P1及び開位置P2からさらに回転が進むような外力が作用した際、突起片44の側面44a、44bとストッパ面41a、42aとの傾斜状態に起因して、突起片44に対して、ストッパ面41a、42a上を滑らせながら径方向内側に引き込むような応力を作用させることができる。これにより、ストッパ片41、42に対して突起片44を食い込ませることができ、ノズルヘッド4のそれ以上の回転を効果的に抑制して、ノズルヘッド4を閉位置P1及び開位置P2に確実に位置決めさせ易い。
なお、本発明の技術範囲は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記実施形態では、装着キャップ3に対してノズルヘッド4を容器軸O回りに回転させることで、ノズルヘッド4を上方移動させて開位置P2に位置させたが、この場合に限定されるものではない。例えば、装着キャップ3に対してノズルヘッド4を容器軸O方向に移動可能に装着させ、スライド移動によりノズルヘッド4を開位置P2に移動させても良い。
但し、上記実施形態のように構成することで、ノズルヘッド4を開位置P2に位置させたときに、図2及び図3に示すように、ノズル50の向きを変化させることができるので好ましい。従って、この場合にはノズルヘッド4が開位置P2に位置していることを認識し易く、例えばノズルヘッド4を開位置P2に位置させたままの状態で放置してしまうことを防止し易い。
また、上記実施形態では、ノズルヘッド4が開位置P2に位置したときに、インナーリング28の内側に囲繞筒部91が嵌合するように構成したが、この場合に限定されるものではなく、例えば囲繞筒部91の上端部を連結壁部92よりも上方に突出させ、その上端部をインナーリング28の外側に嵌合するように構成しても構わない。
O…容器軸
P1…閉位置
P2…開位置
1…スクイズ容器(泡噴出容器)
2…容器本体
3…装着キャップ
4…ノズルヘッド
5…区画部材
10…容器本体の口部
27…流通口
28…インナーリング(嵌合筒部)
50…ノズル
52…開閉蓋部
76…混合室
80…液導入口
82…空気導入口
90…導入流路
91…囲繞筒部
95…逆止弁
96…弁筒部
97…シール膜部(弁体)

Claims (3)

  1. 内部に内容液が収容されると共に弾性変形可能に形成された容器本体と、
    前記容器本体の口部に装着されると共に、内容液を流通させる流通口が形成された装着キャップと、
    前記流通口を開放可能に閉塞する開閉蓋部、及び前記流通口に連通するノズルを有し、前記装着キャップに、前記開閉蓋部を前記流通口から上方に離間させることで前記流通口を開放する開位置に向けて、容器軸方向に移動可能に装着されたノズルヘッドと、
    前記流通口に連通する混合室、前記混合室に前記容器本体内の空気を導入する空気導入口、及び前記混合室に前記容器本体内の内容液を導入する液導入口を有すると共に、前記ノズルヘッドに固定された区画部材と、を備え、
    前記装着キャップの内面と前記区画部材の外面との間に、前記流通口と前記容器本体内とを連通する導入流路が形成され、
    前記区画部材には、前記区画部材を外側から囲むと共に前記区画部材と前記装着キャップとの間に位置し、その内側が前記導入流路の一部を形成する囲繞筒部と、前記囲繞筒部の内側を開放可能に閉塞する逆止弁と、が固定され、
    前記装着キャップには、前記ノズルヘッドが前記開位置に位置したときに、前記囲繞筒部が密に嵌合する嵌合筒部が形成されている、泡噴出容器。
  2. 請求項1に記載の泡噴出容器において、
    前記囲繞筒部は、前記区画部材に一体に形成され、
    前記逆止弁は、前記区画部材の外面に嵌合された弁筒部と、前記弁筒部から径方向外側に向かって突設され、外周縁部が前記囲繞筒部に対して下方から離反可能に当接して、前囲繞筒部の下端開口を閉塞する環状の弁体と、を備えている、泡噴出容器。
  3. 請求項1又は2に記載の泡噴出容器において、
    前記ノズルヘッドは、前記装着キャップに対して容器軸回りに回転可能に装着されると共に、回転に伴って容器軸方向に移動する、泡噴出容器。
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