JP2016156896A - 清掃装置及びこれを用いた画像形成装置並びに清掃装置用の端部封止部材 - Google Patents

清掃装置及びこれを用いた画像形成装置並びに清掃装置用の端部封止部材 Download PDF

Info

Publication number
JP2016156896A
JP2016156896A JP2015033452A JP2015033452A JP2016156896A JP 2016156896 A JP2016156896 A JP 2016156896A JP 2015033452 A JP2015033452 A JP 2015033452A JP 2015033452 A JP2015033452 A JP 2015033452A JP 2016156896 A JP2016156896 A JP 2016156896A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
image carrier
cleaning
cleaning device
residue
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015033452A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6524698B2 (ja
Inventor
裕介 北河
Yusuke Kitagawa
裕介 北河
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2015033452A priority Critical patent/JP6524698B2/ja
Priority to US14/838,513 priority patent/US9442453B1/en
Priority to KR1020150135315A priority patent/KR102039391B1/ko
Priority to CN201510644636.4A priority patent/CN105911839B/zh
Publication of JP2016156896A publication Critical patent/JP2016156896A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6524698B2 publication Critical patent/JP6524698B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G21/00Arrangements not provided for by groups G03G13/00 - G03G19/00, e.g. cleaning, elimination of residual charge
    • G03G21/0005Arrangements not provided for by groups G03G13/00 - G03G19/00, e.g. cleaning, elimination of residual charge for removing solid developer or debris from the electrographic recording medium
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G21/00Arrangements not provided for by groups G03G13/00 - G03G19/00, e.g. cleaning, elimination of residual charge
    • G03G21/0005Arrangements not provided for by groups G03G13/00 - G03G19/00, e.g. cleaning, elimination of residual charge for removing solid developer or debris from the electrographic recording medium
    • G03G21/007Arrangement or disposition of parts of the cleaning unit
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G21/00Arrangements not provided for by groups G03G13/00 - G03G19/00, e.g. cleaning, elimination of residual charge
    • G03G21/0005Arrangements not provided for by groups G03G13/00 - G03G19/00, e.g. cleaning, elimination of residual charge for removing solid developer or debris from the electrographic recording medium
    • G03G21/0011Arrangements not provided for by groups G03G13/00 - G03G19/00, e.g. cleaning, elimination of residual charge for removing solid developer or debris from the electrographic recording medium using a blade; Details of cleaning blades, e.g. blade shape, layer forming
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G21/00Arrangements not provided for by groups G03G13/00 - G03G19/00, e.g. cleaning, elimination of residual charge
    • G03G21/0005Arrangements not provided for by groups G03G13/00 - G03G19/00, e.g. cleaning, elimination of residual charge for removing solid developer or debris from the electrographic recording medium
    • G03G21/0011Arrangements not provided for by groups G03G13/00 - G03G19/00, e.g. cleaning, elimination of residual charge for removing solid developer or debris from the electrographic recording medium using a blade; Details of cleaning blades, e.g. blade shape, layer forming
    • G03G21/0029Details relating to the blade support
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2221/00Processes not provided for by group G03G2215/00, e.g. cleaning or residual charge elimination
    • G03G2221/16Mechanical means for facilitating the maintenance of the apparatus, e.g. modular arrangements and complete machine concepts
    • G03G2221/1648Mechanical means for facilitating the maintenance of the apparatus, e.g. modular arrangements and complete machine concepts using seals, e.g. to prevent scattering of toner

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Cleaning In Electrography (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Sustainable Development (AREA)

Abstract

【課題】回転する像保持体表面の軸方向端部の汚れを長期に亘って捕捉する。【解決手段】回転する像保持体1上の残留物を清掃する清掃装置2であって、像保持体1に対向する開口3を有し且つ像保持体1の軸方向に沿って延びて内部に像保持体1の残留物を収容する清掃容器4と、清掃容器4の開口3の長手方向に沿う一側縁に基部が固着され、開口3の長手方向に沿う他側縁に向かって延びる先端部が像保持体1に接触することで像保持体1上の残留物を掻き取る掻き取り部材5と、清掃容器4の開口3の長手方向両端縁に固着され、掻き取り部材5の長手方向端部及び像保持体1の表面に接触すると共に掻き取り部材5の長手方向端部における清掃容器4と像保持体1との隙間を封止する端部封止部材6と、端部封止部材6の像保持体1の表面に接触する面(図中接触域6aに相当する部位)内で周囲から孤立する領域に形成された空所7と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、清掃装置及びこれを用いた画像形成装置並びに清掃装置用の端部封止部材に関する。
従来この種の画像形成装置に用いられる清掃装置としては、例えば次のものが知られている。
特許文献1には、クリーニングブレードの両端部側夫々にシール部材を備え、このシール部材に感光ドラムの回転方向に対して下流側に向かうに連れて内側に向かう方向に傾斜する溝を設けて、トナーの漏えいを防ぐようにした構成が開示されている。
特許文献2には、クリーニングブレードの両端部側夫々にシール部材を備え、このシール部材のうち、感光ドラム上の突き当て位置(トラッキング位置)に対しては感光ドラムに沿った円弧状になるように、その境界にスリットを設ける構成が開示されている。
特開2001−356600号公報(実施の形態1、図3) 特開2002−328574号公報(実施の形態2、図8)
本発明が解決しようとする技術的課題は、回転する像保持体表面の軸方向端部の汚れを長期に亘って捕捉することにある。
請求項1に係る発明は、回転する像保持体上の残留物を清掃する清掃装置であって、前記像保持体に対向する開口を有し且つ前記像保持体の軸方向に沿って延びて内部に前記像保持体の残留物を収容する清掃容器と、前記清掃容器の開口の長手方向に沿って配置され、前記像保持体に接触することで当該像保持体上の残留物を掻き取る掻き取り部材と、前記清掃容器の開口の長手方向両端縁の少なくとも一方に固着され、前記像保持体の表面に接触すると共に前記掻き取り部材の長手方向端部における前記清掃容器と前記像保持体との隙間を封止する端部封止部材と、前記端部封止部材の前記像保持体の表面に接触する面内で周囲から孤立する領域に形成された空所と、を備えることを特徴とする清掃装置である。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る清掃装置において、前記空所は、前記像保持体の回転方向下流側に向かって幅寸法が順次狭くなる窄み部分を有することを特徴とする清掃装置である。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に係る清掃装置において、前記端部封止部材の前記像保持体の表面に接触する面は、前記像保持体の回転方向に沿って下方に下がる傾斜面となっていることを特徴とする清掃装置である。
請求項4に係る発明は、請求項1乃至3のいずれかに係る清掃装置において、前記空所は、前記清掃容器内に連通し且つ前記端部封止部材を貫通する孔部を有することを特徴とする清掃装置である。
請求項5に係る発明は、請求項4に係る清掃装置において、更に、前記清掃容器内には、前記掻き取り部材の長手方向に沿って延び且つ前記清掃容器内に収容された前記残留物を前記清掃容器外へ搬送する搬送部材を有し、前記空所としての孔部は前記搬送部材側に連通していることを特徴とする清掃装置である。
請求項6に係る発明は、請求項5に係る清掃装置において、前記搬送部材は、前記空所としての孔部より下方に位置することを特徴とする清掃装置である。
請求項7に係る発明は、静電潜像が保持可能な像保持体と、前記像保持体の静電潜像を現像するための現像剤を保持する現像剤保持体と、請求項1乃至6のいずれかに係る清掃装置と、を備えることを特徴とする画像形成装置である。
請求項8に係る発明は、請求項7に係る画像形成装置において、前記空所における前記像保持体の軸方向に沿う最大幅寸法は、前記像保持体と前記現像剤保持体との間で予め決められた間隙を保持するための間隙保持部材の前記像保持体への接触域を覆う幅寸法に設定されていることを特徴とする画像形成装置である。
請求項9に係る発明は、請求項7又は8に係る画像形成装置において、前記清掃装置の下方には、前記像保持体を帯電する帯電部材が設けられていることを特徴とする画像形成装置である。
請求項10に係る発明は、トナー像を保持する像保持体に対向する開口を有し且つ前記像保持体の軸方向に沿って延びて内部に前記像保持体の残留物を収容する清掃容器と、前記清掃容器の開口の長手方向に沿って配置され、前記像保持体に接触することで当該像保持体上の残留物を掻き取る掻き取り部材と、を備える清掃装置に用いられる部材であって、前記清掃容器の開口の長手方向両端縁の少なくとも一方に固着され、前記像保持体の表面に接触し且つ当該接触する面内で周囲から孤立する領域に形成された空所を有し、前記掻き取り部材の長手方向端部における前記清掃容器と前記像保持体との隙間を封止することを特徴とする端部封止部材である。
請求項1に係る発明によれば、回転する像保持体表面の軸方向端部の汚れを長期に亘って捕捉することができる。
請求項2に係る発明によれば、空所に窄み部分を有さない態様に比べて、空所に残留物を収容し易くなる。
請求項3に係る発明によれば、端部封止部材に傾斜部を有さない態様に比べて、空所に残留物をより一層収容し易くなる。
請求項4に係る発明によれば、空所が凹部である態様に比べて、残留物の収容量を大幅に増やすことができる。
請求項5に係る発明によれば、空所が凹部である態様に比べて、残留物の収容量を大幅に増やすことができると共に、収容した残留物を搬送部材にて搬送することができる。
請求項6に係る発明によれば、空所としての孔部から搬送部材側への残留物の流れがスムーズになされる。
請求項7に係る発明によれば、回転する像保持体表面の軸方向端部の汚れを長期に亘って捕捉することが可能な清掃装置を含む画像形成装置を提供できる。
請求項8に係る発明によれば、像保持体と現像剤保持体との間隙を保持する間隙保持部材の像保持体への接触を安定に保つ画像形成装置を提供できる。
請求項9に係る発明によれば、帯電部材が清掃装置より下方にあっても、像保持体と帯電部材との接触が安定することで像保持体での安定した帯電性能が確保される。
請求項10に係る発明によれば、回転する像保持体表面の軸方向端部の汚れを長期に亘って捕捉することが可能な端部封止部材を提供できる。
(a)は本発明が適用された清掃装置の実施の形態の概要を示す説明図、(b)は(a)の要部拡大図、(c)は後述する封止部材の空所を説明する説明図である。 本発明が適用された実施の形態1に係る画像形成装置の概要を示す説明図である。 (a)は、感光体ユニットと現像ユニットとの主たる構成要素を示すもので、(b)は(a)の要部拡大図、(c)は(b)の部分斜視図である。 実施の形態1での感光体ユニットと現像ユニットとの外観斜視図である。 実施の形態1において感光体ユニットから感光体を外した状態を示す斜視図である。 図5における掻き取り部材の長手方向における一端部側を拡大した拡大斜視図である。 図5における掻き取り部材の長手方向における他端部側を拡大した拡大斜視図である。 本実施の形態1における感光体、現像ロール、掻き取り部材、封止部材の位置関係を示す模式図である。 孔部の作用を説明する説明図であり、(a)は孔部を有する態様であり、(b)は比較のために孔部を有さない態様を示している。 実施の形態の変形の形態を示すもので、(a)は感光体と清掃容器、掻き取り部材、端部封止部材の配置を模式的に示したものであり、(b)はその作用を示す模式図である。 (a)〜(d)は各種の空所の形状を示す説明図である。
◎実施の形態の概要
図1(a)は本発明が適用された清掃装置の実施の形態の概要を示す説明図、(b)は(a)の要部拡大図、(c)は(b)のc−c断面を示す。
同図において、本態様は、回転する像保持体1上の残留物を清掃する清掃装置2であって、像保持体1に対向する開口3を有し且つ像保持体1の軸方向に沿って延びて内部に像保持体1の残留物を収容する清掃容器4と、清掃容器4の開口3の長手方向に沿って配置され、像保持体1に接触することで像保持体1上の残留物を掻き取る掻き取り部材5と、清掃容器4の開口3の長手方向両端縁の少なくとも一方に固着され、像保持体1の表面に接触すると共に掻き取り部材5の長手方向端部における清掃容器4と像保持体1との隙間を封止する端部封止部材6と、端部封止部材6の像保持体1の表面に接触する面(図中接触域6aに相当する部位)内で周囲から孤立する領域に形成された空所7と、を備えている。
このような技術的手段において、残留物としては像保持体1上のトナーのみならず、摺動摩耗により発生する屑等も含まれる。また、掻き取り部材5としては板状部材が好適であり、通常弾性ブレードが用いられるが、これに限られず、ロール状でもよく、ブラシロールが用いられてもよい。更に、端部封止部材6は、像保持体1上の残留物を掻き取り且つ像保持体1に対して傷を付けないものであればよく、例えばフェルト材が用いられる。そして、本例で言う空所7は、端部封止部材6に対し有底の凹部や貫通する孔部(図1(c)に示す態様も含む)を意味するもので、その形状や数量は特に限定されるものではない。尚、空所7の表面形状としては、矩形、円形、三角形などが適用され、また、凹部及び孔部が混在する態様も含み、空所7が複数の場合には、像保持体1の回転方向に沿って複数の空所7が配置されればよい。
次に、本実施の形態の概要で用いられる代表的態様又は好ましい態様について更に説明する。
像保持体1からの残留物を空所7に収容し易くする観点から、空所7は、像保持体1の回転方向下流側に向かって幅寸法が順次狭くなる窄み部分を有する方が好ましい。この態様によれば、空所7が回転する像保持体1に接することで、空所7の幅寸法の広い部位で像保持体1上の広い領域の残留物が空所7の下流側に向かって突出する部位にて接触長さの長い部位にて掻き取られることで、残留物が順次空所7内に収容され易くなる。
また、空所7に残留物をより一層収容し易くする観点から、図1(a)に示すように、端部封止部材6の像保持体1の表面に接触する面(図中接触域6aに相当)は、像保持体1の回転方向に沿って下方に下がる傾斜面となっていることが好ましい。このような傾斜面とすることで、空所7に収容された残留物が重力の作用も手伝って空所7内に収容され易くなり、空所7の利用効率も向上する。
更に、空所7への残留物をより多くする観点からすれば、空所7は、清掃容器4内に連通し且つ端部封止部材6を貫通する孔部を有する方がよい。このような孔部は空所7が複数設けられる態様にあっては一箇所以上あればよい。端部封止部材6の空所7が清掃容器4内に連通することで、残留物は空所7を経由して、清掃容器4内に収容されるようになり、残留物によって空所7が充填されてしまう虞はなくなる。
そして、空所7が孔部である態様において、残留物の量を大幅に増やす観点からすれば、更に、清掃容器4内には、掻き取り部材5の長手方向に沿って延び且つ清掃容器4内に収容された残留物を清掃容器4外へ搬送する搬送部材8を有し、孔部は搬送部材8側に連通していることが好ましい。このような搬送部材8を用いることで残留物が清掃容器4外へ排出されるようになる。尚、搬送部材8は孔部に対して下方位置に限られず、例えば水平方向に重なる位置であっても像保持体1との接触により孔部内の残留物は搬送部材8側に押し出される。
更に、孔部から搬送部材8側への残留物の流れをスムーズにする観点から、搬送部材8は、孔部より下方に位置することが好ましい。
そして、このような清掃装置2を用いた画像形成装置は、次のようにすればよい。すなわち、静電潜像が保持可能な像保持体1と、像保持体1の静電潜像を現像するための現像剤を保持する図示外の現像剤保持体と、上述の清掃装置2とを備えるようにすればよい。
また、像保持体1と現像剤保持体との間隙を保持する間隙保持部材が像保持体1に接触する際の安定した接触を図る観点からすれば、空所7における像保持体1の回転方向に交差する最大幅寸法wは、像保持体1と現像剤保持体との間で予め決められた間隙を保持するための間隙保持部材の像保持体1への接触域を覆う幅寸法に設定されていることが好ましい。つまり、最大幅寸法wが間隙保持部材の像保持体1への接触域を覆う幅寸法となることで、この領域の像保持体1上の残留物が端部封止部材6の空所7によって清掃され、この部位に間隙保持部材を位置させても、像保持体1上の清浄化がなされることで、間隙保持部材の像保持体1に対する接触が安定する結果、像保持体1と現像剤保持体との間隙が安定する。これにより、安定した現像条件で像保持体1上の静電潜像が現像されるようになる。
更に、上述の画像形成装置において、像保持体1を帯電する帯電部材の配置としては、清掃装置2の下方に帯電部材を設けるようにしてもよい。通常、清掃装置2に対する帯電部材の配置は、特に限定されないが、清掃装置2の下方に帯電部材を配置した際、空所7を有さない端部封止部材6を用いると、像保持体1からの残留物が下方に落下し易くなる。この場合、特に、帯電部材としてロール部材を用いる態様にあっては、帯電部材の表面汚れや軸部汚れが帯電性能を変化させ、画質欠陥に繋がる虞がある。しかしながら、空所7を有する端部封止部材6を用いることで、残留物はこれらの空所7に収容され、帯電部材での汚れ発生が抑えられる。そのため、本態様を採用することで、帯電部材のレイアウトの自由度も大きく向上するようになる。尚、帯電部材としては、ロール部材に限られず、コロナ放電を用いる態様も含む。
そして、本発明は端部封止部材6として捉えることも可能で、その場合、次のようにすればよい。
すなわち、端部封止部材6は、トナー像を保持する像保持体1に対向する開口3を有し且つ像保持体1の軸方向に沿って延びて内部に像保持体1の残留物を収容する清掃容器4と、清掃容器4の開口3の長手方向に沿って配置され、像保持体1に接触することで像保持体1上の残留物を掻き取る掻き取り部材5と、を備える清掃装置2に用いられる部材であって、清掃容器4の開口3の長手方向両端縁の少なくとも一方に固着され、像保持体1の表面に接触し且つ当該接触する面内で周囲から孤立する領域に形成された空所7を有し、掻き取り部材5の長手方向端部における清掃容器4と像保持体1との隙間を封止するものである。
以下、添付図面に示す実施の形態に基づいて本発明を更に詳細に説明する。
◎実施の形態1
<画像形成装置の全体構成>
図2は、本発明が適用された実施の形態の画像形成装置の概要を示す説明図である。同図において、本実施の形態の画像形成装置は、トナー及びキャリアを含む四色の二成分現像剤を使用するカラープリンターの構成であり、各色の画像形成部10(10a〜10d)を略水平方向に沿って一列に配列し、画像形成部10の上方には、三つの張架ロール51〜53に掛け渡された無端状の中間転写ベルト50を設けた構成となっている。
各色の画像形成部10a〜10dは同様の構成のため、ここでは一つの画像形成部10aについて代表的に説明する。画像形成部10は、表面に感光層が形成され静電潜像が保持可能な像保持体としての感光体12を有し、感光体12の周囲には画像形成のための各種部材が設けられている。感光体12を帯電する帯電部材としての帯電ロール13、帯電された感光体12に静電潜像を形成するように露光する露光器15、感光体12上の静電潜像を現像する現像装置21、現像されて形成された感光体12上のトナー像を中間転写ベルト50上に一次転写する一次転写器16、転写された後の感光体12上の残留物を清掃する清掃装置30等である。
本実施の形態では、露光器15は四つの画像形成部10a〜10dに共通のもので、ポリゴンミラーやレンズ等によってレーザ光を四つの感光体12に振り分けて露光する態様を示しているが、これに限られず、各画像形成部10a〜10dに夫々の露光器を設けるようにしてもよいし、例えばLEDを使用した露光器であっても差し支えない。また、帯電部材として帯電ロール13を使用する態様を示したが、コロナ放電を用いるタイプのものであってもよい。
中間転写ベルト50は、三つの張架ロール51〜53のうち、例えば張架ロール52を駆動ロールとして図中矢印方向に循環移動するようになっている。また、張架ロール53と中間転写ベルト50を挟んで対向する位置には、図示外の記録材供給部から供給された記録材P上に中間転写ベルト50上のトナー像を一括転写するための二次転写器54が設けられている。尚、記録材P上に一括転写されたトナー像は、図示外の定着器によって定着された後、画像形成装置外へ排出されるようになっている。
そして、本実施の形態では、感光体12、帯電ロール13、清掃装置30等が、感光体ユニット11としてユニット化される一方、現像装置21等が現像ユニット20としてユニット化され、これらの感光体ユニット11と現像ユニット20とが組み合わされるようになっている。図3(a)は、感光体ユニット11と現像ユニット20との主たる構成要素を示す説明図であり、(b)は(a)の要部拡大図、(c)は(b)の部分斜視図となっている。
<感光体ユニットの構成>
感光体ユニット11は、感光体12、帯電ロール13、清掃装置30等で構成され、帯電ロール13は感光体12の回転に伴って従動回転するようになっている。ここで、帯電ロール13に対し、感光体12とは反対側の位置に図示外の付勢部材によって帯電ロール13側に向けて付勢されたクリーナ14が設けられ、従動回転する帯電ロール13の表面を清掃するようになっている。
−清掃装置の構成−
清掃装置30は、感光体12に対向する開口32を有し且つ感光体12の軸方向に沿って延びて内部に感光体12の残留物を収容する清掃容器31と、開口32の長手方向に沿う一側縁に基部が固着され、開口32の長手方向に沿う他側縁に向かって延びる先端部が感光体12に接触することで感光体12上の残留物を掻き取る掻き取り部材33と、清掃容器31の開口32の長手方向両端縁に固着され、掻き取り部材33の長手方向端部及び感光体12の表面に接触すると共に掻き取り部材33の長手方向端部における清掃容器31と感光体12との隙間を封止する端部封止部材34と、開口32の長手方向における感光体12の回転方向上流側の一側縁から下流側に向かって延びるように設けられ、その両端部が端部封止部材34に接触すると共に両端部以外は感光体12に軽く接触し、開口32のうち、感光体12の回転方向における上流側の一側縁と感光体12との隙間を封止する長尺封止部材35と、を備えている。
更に、本実施の形態の清掃装置30は、清掃容器31内に、掻き取り部材33の長手方向に沿って延び且つ清掃容器31内に収容された残留物を清掃容器31外へ搬送するために、例えば回転軸に螺旋状の羽根が設けられた搬送部材36を有している。また、本実施の形態では、清掃装置30が帯電ロール13の上方に位置する構成となっている。
そして、本実施の形態の端部封止部材34は、掻き取り部材33の両端部より外寄りに感光体12に接触する接触域34aを有し且つこの接触域34a内で周囲から孤立する領域に一箇所の空所としての端部封止部材34を貫通する孔部40が設けられている。また、この接触域34aは、感光体12の回転方向に沿って下方に下がる傾斜面となっている。更に、本実施の形態の孔部40は断面矩形となっている。
このような端部封止部材34は、感光体12への接触時に感光体12表面に傷を付けないように柔らかく、ある程度残留物を掻き取ることができると共にある程度の弾性を備えた素材のものが適用され、例えばフェルト部材が使用されている。端部封止部材34は、打ち抜き加工等の手法によって外形や孔部40が形成されたもので、片面に両面テープ等の接着処理が施された状態のものを清掃容器31に固着したものである。そのため、本例の空所としては、孔部40が有底型となっている。
また、長尺封止部材35は、感光体12に傷をつけない程度に柔らかく、可撓性のあるフィルムシートが用いられており、その一部が清掃容器31に固着されている。
<現像ユニットの構成>
一方、本例の現像ユニット20は、現像装置21の外装容器である現像容器22の開口に合わせて、感光体12と予め決められた間隙を保ってトナー及びキャリアを含む二成分現像剤を保持して搬送する現像剤保持体としての現像ロール23を有している。また、現像容器22の中で現像ロール23の下方には、現像容器22の一部で構成された仕切壁22aによって二つに仕切られた二つの現像剤搬送路24、25に、現像剤を攪拌しながら搬送する二つの攪拌搬送部材26、27が夫々設けられている。これらの現像剤搬送路24、25の長手方向両端部の仕切壁22aには二つの現像剤搬送路24、25の間を繋ぐ連通路(図示せず)が設けられており、現像剤は攪拌搬送部材26、27の回転に伴って二つの現像剤搬送路24、25の間で循環移動されるようになっている。更に、現像容器22内には、現像ロール23の下方に現像ロール23上の現像剤の層厚を規制する層厚規制部材28を備えている。
また、現像ロール23の回転軸(図示せず)の両端側には、夫々現像ロール23と感光体12との間隙を保持するための間隙保持部材として、後述するトラッキングロールが一対設けられている。本例では、これらのトラッキングロールが感光体12の両端部、つまり、感光体12の感光層のない素管部分(詳細は後述する)に接触することで、感光体12と現像ロール23との間隙が一定に保持される結果、安定した現像条件が維持されるようになっている。
<感光体ユニットと現像ユニットの組み合わせ>
図4は、本実施の形態における感光体ユニット11と現像ユニット20との組み合わせを示す外観斜視図である。ここで、現像ユニット20の現像ロール23の両端側には、現像ロール23の回転軸にトラッキングロール29(図では一方のみ)が固定して設けられている。尚、図4は、感光体ユニット11と現像ユニット20とが離間した状態で表されているが、両者は互いに図中矢印で示す方向に移動して接触するようになっていることは言うまでもない。
同図において、画像形成装置としては、感光体ユニット11と現像ユニット20を相互に組み合わせることで、現像ユニット20側のトラッキングロール29が感光体ユニット11側の感光体12に接触するようになり、感光体12と現像ロール23との間で予め決められた間隙が一定に保たれるようになる。
図5は、感光体ユニット11から感光体12を外した状態を示す斜視図である。同図において、感光体12の奥側(現像ユニット20側とは反対側)には、掻き取り部材33、掻き取り部材33の長手方向両端側に設けられた二つの端部封止部材34、および、長尺封止部材35が清掃容器31に固着されている。本実施の形態では、清掃容器31が感光体ユニット11のユニット筐体11aと一体化した状態で形成されており、清掃容器31内の長手方向一端側でユニット筐体11aの外方には、清掃容器31内に回収されたトナー等の残留物を搬送部材36によって清掃容器31外へ排出する排出口39が設けられている。
また、図6、7は、図5における掻き取り部材33の長手方向における両端部側を夫々拡大した拡大斜視図である。図6に示すように、端部封止部材34は、清掃容器31の開口32の長手方向両端縁に夫々固着されている(図6では片方のみ示す)が、感光体12とは掻き取り部材33に近い側で接触し、その接触する接触域に矩形状の空所としての孔部40が設けられている。更に、端部封止部材34は、長尺封止部材35の一部に接触すると共に、掻き取り部材33とはその端部で接触するようになっている。
一方、図7では、端部封止部材34が清掃容器31に取り付けられる前の状態で示されており、端部封止部材34は清掃容器31の開口32の一端縁側に沿うように取り付けられる(具体的には、端部封止部材34を図の矢印方向に移動させた後固着される)。
図8は、本実施の形態における感光体12、現像ロール23、掻き取り部材33、端部封止部材34の位置関係を示す模式図である。同図において、本実施の形態の感光体12は、素管12a上に先ず密着性向上のための下地処理層12bを形成し、この下地処理層12bの表面にOPC(Optical Photo Conductor)からなる感光層12cを形成したものとなっている。また、感光体12と現像ロール23との間隙は、現像ロール23の回転軸23aに設けられたトラッキングロール29で維持されるようになっている。そして、本実施の形態では、このトラッキングロール29が感光体12の素管12a部分に接触するようになっている。これにより、トラッキングロール29が感光層12cに直接接触することはなく、感光層12cへ直接悪影響を及ぼすことがない。一方、端部封止部材34の孔部40は、感光体12の回転軸に沿う方向での長さ、即ち、最大幅寸法wがトラッキングロール29の幅w0を覆う幅寸法に設定されている。すなわち、トラッキングロール29が感光体12へ接触する領域は端部封止部材34の孔部40とは軸方向位置が重複し、かつ孔部40がトラッキングロール29よりも軸方向に長い矩形状である。
尚、本実施の形態では、感光層12cとしてOPCを用いる例を示したが、このような有機系の被膜に限られず、例えばアモルファスシリコンのような無機系の被膜を用いるようにしても同様である。
<画像形成装置の作動>
以上のような構成における画像形成装置の作動は次のようになっている。図2に示すように、各色の画像形成部10(10a〜10d)にて各色のトナー像が夫々の感光体12上に形成され、各感光体12上に形成された各色のトナー像は、一次転写器16にて夫々中間転写ベルト50上に順次一次転写される。一次転写された各色のトナー像は、中間転写ベルト50上で多重化されて、その多重化されたトナー像が、二次転写器54によって記録材P上に一括転写された後、図示外の定着器を経由して装置外へ排出される。
このような構成において、各画像形成部10の清掃装置30は、感光体12上に形成されたトナー像が中間転写ベルト50上に一次転写された後の感光体12の表面を清掃するもので、感光体12上に残ったトナー等の残留物が清掃装置30に回収される。
<清掃装置での作動>
次に、本実施の形態における清掃装置30の作動について、図3〜図8等を用いて説明する。
掻き取り部材33によって掻き取られた感光体12上の残留物は、清掃容器31の開口32から清掃容器31内に回収される。清掃容器31内に回収された残留物は、清掃容器31内の搬送部材36の回転によって排出口39側へ順次搬送され、排出口39から排出される。
このような状態において、掻き取り部材33の長手方向両端側には感光体12から掻き取った残留物が徐々に外寄りに広がり易く、感光体12上では清掃容器31の開口32の両端を越える部位にも残留物が広がる虞がある。また、清掃容器31の開口32の長手方向両端部からも残留物が漏れ出す虞がある。そのため、このような残留物を除去せずにそのままにしておくと、残留物の飛散等により、画質汚れ等の画質劣化を来す虞がある。また、感光体12とトラッキングロール29との間の摺動によっても摩耗粉等が発生する虞もある。このような摩耗粉や残留物が感光体12の特にトラッキングロール29が接する部位に堆積すると、感光体12と現像ロール23との間隙が変化するようになり、現像条件を変化させるようにもなる。
本実施の形態では、掻き取り部材33の両端側及び開口32の長手方向両端側に端部封止部材34を設け、この端部封止部材34を感光体12にも接触させるようにしているため、感光体12の両端側での残留物や摩耗粉は端部封止部材34によって清掃されるようになる。
このように端部封止部材34によって感光体12の両端側や、開口32の両端側は清掃されるが、このような清掃が繰り返されると、端部封止部材34自体に残留物が堆積し、清掃性能は徐々に低下する。しかしながら、本実施の形態では端部封止部材34に空所として孔部40を設けているため、端部封止部材34に孔部40等の空所を設けない態様に比べて、端部封止部材34の清掃性能が長く保たれる。仮に、端部封止部材34に孔部40等の空所を備えない態様にあっては、端部封止部材34の表面(感光体12と接触する接触域)に汚れが堆積したままとなり、例えば端部封止部材34による感光体12の表面を清浄に保つ効果が機能しなくなることが想定される。その結果、残留物の飛散を生じたり、トラッキングロール29による感光体12と現像ロール23との間隙も不安定になり、画質劣化を生じるようになる。
ここで、本実施の形態における孔部40の作用について、図9を用いて詳細に説明する。尚、説明を分かり易くするために、(a)として孔部40を有する態様、(b)として比較のために孔部40を有さない態様を示す。
先ず、図9(b)に示す比較の態様について説明する。
感光体12が矢印方向に回転している場合、感光体12上の残留物(主としてトナーであり、図中黒丸で示す)は感光体12に接触する端部封止部材34’によって掻き取られ、端部封止部材34’内に順次蓄積されるようになる(蓄積された残留物は図中点線白丸で示す)。このような端部封止部材34’としては、例えばフェルト材が用いられるが、例えばフェルト材の繊維間が残留物で徐々に充填されるようになる。更に残留物の掻き取りが継続されると、端部封止部材34’の内部には残留物が十分に充填され、その後は出口側(感光体12の回転方向下流側)から外部へ漏れ出し、このような漏れ出しによる残留物は、感光体12と清掃容器31の間から外部へ飛散し、画質劣化等を生じる原因となる。
一方、図9(a)に示す本例のように、端部封止部材34に孔部40を設けると、感光体12上の残留物は端部封止部材34の孔部40より上流側部位341にて主として掻き取られ、この上流側部位341が充填された後は孔部40に収容される。通常、端部封止部材34への残留物の充填は厚み方向で均等になされるわけではなく、表面(本例では感光体12側)に近いほど充填され易く、深くなるほど充填され難くなる。しかしながら、孔部40には厚み方向は関係なく、また、残留物は孔部40の下方から収容されるため、孔部40全体に収容できる残留物の量は孔部40がない場合に比べて大幅に増加する。また、仮に孔部40が残留物で充填されてしまった場合には、その後、端部封止部材34の下流側部位342によって残留物の掻き取りがなされることから、感光体12と清掃容器31の隙間からの残留物の飛散が大幅に抑えられるようになる。
以上のように、本実施の形態では端部封止部材34に孔部40を設けることで、端部封止部材34の接触域に堆積した残留物は徐々に孔部40内に収容され、端部封止部材34への残留物の堆積は抑えられる。その結果、端部封止部材34が接触する感光体12側では、その表面が清浄化された面として長く維持されるようになる。また、本実施の形態では、端部封止部材34の孔部40の最大幅寸法が、トラッキングロール29の感光体12への接触幅を超えた大きさに設けられていることから、トラッキングロール29が感光体12に接触する部位における汚れが端部封止部材34によって清掃され、更に、清掃された残留物等は孔部40に収容されて溜められるため、感光体12と現像ロール23との間隙は適正に維持される。
更に、本実施の形態では、掻き取り部材33の下方に帯電ロール13を設ける態様を示しているが、このような態様にあっても、本例の清掃装置30を用いることで残留物の飛散等に起因する帯電条件の悪化は抑えられる。
本実施の形態では、画像形成装置としてカラータイプのものを示したが、これに限られず、モノクロタイプのものであってもよい。
また、感光体12と現像ロール23との間隙を保持する間隙保持部材としてトラッキングロール29を用いる態様を示したが、例えば現像ロール23以外の部位に他の間隙保持部材と同等の機能を果たす部材を設けるようにしてもよい。更には、例えばトラッキングロール29の一方側を感光体12以外の部位に接触させるようにしてもよい。
本実施の形態では、端部封止部材34に設ける空所として孔部40を備える態様を示したが、孔部40ではなく、有底の凹部であっても差し支えない。但し、凹部の場合には孔部40より収容できる残留物の量が少なくなることは言うまでもない。
また、本実施の形態では、清掃容器31内に搬送部材36を備える態様を示したが、搬送部材36を備えず、残留物を清掃容器31内に溜めるようにしてもよい。
更に、本実施の形態では、端部封止部材34に孔部40を設ける態様を示したが、図10に示すようにする方が更に好ましい。図10は、上述した実施の形態の変形の形態を示すもので、(a)は感光体12と清掃容器31、掻き取り部材33、端部封止部材34の配置を模式的に示したものであり、(b)はその作用を示す模式図である。
同図において、本例では、端部封止部材34の孔部40の直下には、清掃容器31にも通孔311が開いており、孔部40が清掃容器31に連通したものとなっている。
このような構成において、端部封止部材34の上流側部位341にて掻き取られた残留物(図中黒丸で示す)は、この上流側部位341に堆積(図中点線白丸で示す)した後、徐々に孔部40内に収容されるが、孔部40が清掃容器31に連通しているため、孔部40内からすぐに清掃容器31内に収容されるようになる。更に、清掃容器31内に収容された残留物(図中黒丸で示す)は搬送部材36によって排出口39側へ搬送されるため、端部封止部材34による清掃能力は大幅に長く維持されるようになる。
更に、これまでは、端部封止部材34に設ける空所として矩形の孔部40を設ける態様を示したが、図11(a)〜(d)に示すような形状の空所を適用してもよい。尚、ここでは分かり易くするため、空所を符号40で示す。また、図中矢印dは図示外の感光体の回転方向を示している。
同図において、(a)は空所40が円形となっている。このような円形の空所40の場合、残留物の回収においては、次のように想定される。
この場合、空所40の外周は、d方向における上流側の半円部分41と下流側の半円部分42とが組み合わさったものとなる。ここで、上流側の半円部分41は、残留物を掻き取り空所40内に残留物を収容しようとする。しかしながら、そのままでは、上流側の半円部分41の後に空所40が来るため、空所40内に残留物を押し込む作用が不足する。そのため、下流側の半円部分42で残留物を空所40内へ押し込む必要がある。ここで、下流側の半円部分42は、d方向に沿う下流側に向かって突出し、かつ、d方向に交差する幅方向の幅寸法がd方向に沿って順次狭くなっている。そのため、下流側の半円部分42が単にd方向に交差する直線状である場合に比べ、稜線が長くなる分掻き取り作用が強く、更に、d方向に交差する方向で中央部に寄せ集める作用が働き、残留物は空所40内に収容されるようになる。
(b)は空所40が三角形の態様となっているが、これも同様である。空所40の上流側の直線部分43では、残留物を広く掻き取り、下流側の三角部分44(d方向に対して傾斜する部分)はその稜線が長く、残留物を空所40内に収容し易くなる。
また、(c)は、(b)の変形例で、空所40が五角形の形状となっているが、上流側の直線部分45で残留物を広く掻き取り、下流側の三角部分46で掻き取った残留物を空所40内に収容し易くなる。
更に、(d)は二つの空所40(40a、40b)がd方向に沿って並べられている。この態様においては、同じ部位に付着している残留物を二つの空所40a、40bで順に掻き取る作用が働き、残留物は効果的に空所40内に収容されるようになる。
1…像保持体,2…清掃装置,3…開口,4…清掃容器,5…掻き取り部材,6…端部封止部材,6a…接触域,7…空所,8…搬送部材,w…最大幅寸法

Claims (10)

  1. 回転する像保持体上の残留物を清掃する清掃装置であって、
    前記像保持体に対向する開口を有し且つ前記像保持体の軸方向に沿って延びて内部に前記像保持体の残留物を収容する清掃容器と、
    前記清掃容器の開口の長手方向に沿って配置され、前記像保持体に接触することで当該像保持体上の残留物を掻き取る掻き取り部材と、
    前記清掃容器の開口の長手方向両端縁の少なくとも一方に固着され、前記像保持体の表面に接触すると共に前記掻き取り部材の長手方向端部における前記清掃容器と前記像保持体との隙間を封止する端部封止部材と、
    前記端部封止部材の前記像保持体の表面に接触する面内で周囲から孤立する領域に形成された空所と、
    を備えることを特徴とする清掃装置。
  2. 請求項1に記載の清掃装置において、
    前記空所は、前記像保持体の回転方向下流側に向かって幅方向の幅寸法が順次狭くなる窄み部分を有することを特徴とする清掃装置。
  3. 請求項1又は2に記載の清掃装置において、
    前記端部封止部材の前記像保持体の表面に接触する面は、前記像保持体の回転方向に沿って下方に下がる傾斜面となっていることを特徴とする清掃装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の清掃装置において、
    前記空所は、前記清掃容器内に連通し且つ前記端部封止部材を貫通する孔部を有することを特徴とする清掃装置。
  5. 請求項4に記載の清掃装置において、
    更に、前記清掃容器内には、前記掻き取り部材の長手方向に沿って延び且つ前記清掃容器内に収容された前記残留物を前記清掃容器外へ搬送する搬送部材を有し、
    前記空所としての孔部は前記搬送部材側に連通していることを特徴とする清掃装置。
  6. 請求項5に記載の清掃装置において、
    前記搬送部材は、前記空所としての孔部より下方に位置することを特徴とする清掃装置。
  7. 静電潜像が保持可能な像保持体と、
    前記像保持体の静電潜像を現像するための現像剤を保持する現像剤保持体と、
    請求項1乃至6のいずれかに記載の清掃装置と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項7に記載の画像形成装置において、
    前記空所における前記像保持体の軸方向に沿う最大幅寸法は、前記像保持体と前記現像剤保持体との間で予め決められた間隙を保持するための間隙保持部材の前記像保持体への接触域を覆う幅寸法に設定されていることを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項7又は8に記載の画像形成装置において、
    前記清掃装置の下方には、前記像保持体を帯電する帯電部材が設けられていることを特徴とする画像形成装置。
  10. トナー像を保持する像保持体に対向する開口を有し且つ前記像保持体の軸方向に沿って延びて内部に前記像保持体の残留物を収容する清掃容器と、
    前記清掃容器の開口の長手方向に沿って配置され、前記像保持体に接触することで当該像保持体上の残留物を掻き取る掻き取り部材と、
    を備える清掃装置に用いられる部材であって、
    前記清掃容器の開口の長手方向両端縁の少なくとも一方に固着され、前記像保持体の表面に接触し且つ当該接触する面内で周囲から孤立する領域に形成された空所を有し、前記掻き取り部材の長手方向端部における前記清掃容器と前記像保持体との隙間を封止することを特徴とする端部封止部材。
JP2015033452A 2015-02-24 2015-02-24 清掃装置及びこれを用いた画像形成装置並びに清掃装置用の端部封止部材 Active JP6524698B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015033452A JP6524698B2 (ja) 2015-02-24 2015-02-24 清掃装置及びこれを用いた画像形成装置並びに清掃装置用の端部封止部材
US14/838,513 US9442453B1 (en) 2015-02-24 2015-08-28 Cleaning device, image forming apparatus including cleaning device, and end-sealing member for cleaning device
KR1020150135315A KR102039391B1 (ko) 2015-02-24 2015-09-24 청소 장치 및 이를 이용한 화상 형성 장치 그리고 청소 장치용의 단부 봉지 부재
CN201510644636.4A CN105911839B (zh) 2015-02-24 2015-10-08 清洁装置、包括其的图像形成装置及其端部密封构件

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015033452A JP6524698B2 (ja) 2015-02-24 2015-02-24 清掃装置及びこれを用いた画像形成装置並びに清掃装置用の端部封止部材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016156896A true JP2016156896A (ja) 2016-09-01
JP6524698B2 JP6524698B2 (ja) 2019-06-05

Family

ID=56690399

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015033452A Active JP6524698B2 (ja) 2015-02-24 2015-02-24 清掃装置及びこれを用いた画像形成装置並びに清掃装置用の端部封止部材

Country Status (4)

Country Link
US (1) US9442453B1 (ja)
JP (1) JP6524698B2 (ja)
KR (1) KR102039391B1 (ja)
CN (1) CN105911839B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020154186A (ja) * 2019-03-22 2020-09-24 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107608190B (zh) * 2017-10-24 2020-01-14 贵州云侠科技有限公司 一种激光硒鼓清理方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0980906A (ja) * 1995-09-19 1997-03-28 Ricoh Co Ltd 現像装置
JP2000132027A (ja) * 1998-10-23 2000-05-12 Canon Inc プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置
JP2002328574A (ja) * 2001-04-27 2002-11-15 Canon Inc クリーニング部材、クリーニング装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
US20080170879A1 (en) * 2007-01-15 2008-07-17 Jarrett Clark Gayne Seal and Seal Assembly for An Image Forming Apparatus
JP2010169999A (ja) * 2009-01-26 2010-08-05 Kyocera Mita Corp 画像形成装置及び画像形成方法

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4800411A (en) * 1986-04-10 1989-01-24 Ricoh Company, Ltd. Magnetic brush development device for electrostatic latent images
JPH03155576A (ja) * 1989-08-10 1991-07-03 Ricoh Co Ltd 画像形成装置の現像装置
JPH05313441A (ja) * 1992-05-09 1993-11-26 Canon Inc クリーニング装置、クリーニングシステム及び画像形成装置
JP3235697B2 (ja) * 1994-06-09 2001-12-04 株式会社リコー 現像装置およびそれを用いる画像形成装置
JPH10222036A (ja) * 1997-02-10 1998-08-21 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置のクリーニング装置
JP3543908B2 (ja) * 1997-05-19 2004-07-21 桂川電機株式会社 クリーニング装置
JPH11237818A (ja) * 1998-02-20 1999-08-31 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2001356600A (ja) 2000-06-14 2001-12-26 Canon Inc プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP4454402B2 (ja) * 2004-06-14 2010-04-21 株式会社沖データ 現像装置及び画像形成装置
JP4725527B2 (ja) * 2007-01-29 2011-07-13 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置および像保持体ユニット
JP4572921B2 (ja) * 2007-10-15 2010-11-04 富士ゼロックス株式会社 クリーニング装置及び画像形成装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0980906A (ja) * 1995-09-19 1997-03-28 Ricoh Co Ltd 現像装置
JP2000132027A (ja) * 1998-10-23 2000-05-12 Canon Inc プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置
JP2002328574A (ja) * 2001-04-27 2002-11-15 Canon Inc クリーニング部材、クリーニング装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
US20080170879A1 (en) * 2007-01-15 2008-07-17 Jarrett Clark Gayne Seal and Seal Assembly for An Image Forming Apparatus
JP2010169999A (ja) * 2009-01-26 2010-08-05 Kyocera Mita Corp 画像形成装置及び画像形成方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020154186A (ja) * 2019-03-22 2020-09-24 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置
JP7225990B2 (ja) 2019-03-22 2023-02-21 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN105911839B (zh) 2018-12-28
US20160246243A1 (en) 2016-08-25
KR102039391B1 (ko) 2019-11-04
US9442453B1 (en) 2016-09-13
JP6524698B2 (ja) 2019-06-05
KR20160103490A (ko) 2016-09-01
CN105911839A (zh) 2016-08-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6128785B2 (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置
EP3580612B1 (en) Developing device having air outlet
JP6264534B2 (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置
JP2016156896A (ja) 清掃装置及びこれを用いた画像形成装置並びに清掃装置用の端部封止部材
JP4046141B1 (ja) 回転体清掃装置及び画像形成装置
JP2009122529A (ja) 現像装置および画像形成装置
JP6132101B2 (ja) 現像器および画像形成装置
JP4844222B2 (ja) トナーカートリッジ
JP2014021246A (ja) 画像形成装置
JP6206061B2 (ja) 除去機構、画像形成装置
JP4840527B2 (ja) 現像装置及びこれを用いた画像形成装置
JP2017129778A (ja) 現像装置および画像形成装置
JP4773999B2 (ja) シール部材、粉体収納容器及び画像形成装置
JP2007101716A (ja) ベルトユニット及び画像形成装置
JP6683151B2 (ja) クリーニング装置およびそれを備えた画像形成装置
JP2007322800A (ja) 画像形成装置、サブユニット、現像剤搬送装置、現像装置、及び粉体搬送装置
JP2011248169A (ja) 現像装置及びそれを備えた画像形成装置
JP2008139419A (ja) 像保持体清掃装置及び画像形成装置
JP6772933B2 (ja) クリーニング装置およびそれを備えた画像形成装置
JP6694332B2 (ja) 搬送装置、現像装置および画像形成装置
JP6284011B2 (ja) 現像装置、プロセスユニット、及び画像形成装置
JP2011107617A (ja) トナーカートリッジ
JP6083256B2 (ja) クリーニング装置、プロセスカートリッジおよび画像形成装置
JP2010197833A (ja) クリーニング装置、転写ユニット及び画像形成装置
JP5957894B2 (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180116

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180919

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181002

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181130

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190409

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190422

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6524698

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350