JP2016155774A - 多足類害虫防除用エアゾール - Google Patents

多足類害虫防除用エアゾール Download PDF

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Abstract

【課題】多足類害虫を直撃噴射で速効的に殺虫駆除できるとともに、家屋内への害虫の侵入に対しても優れた侵入阻止効果を示す多足類害虫防除用エアゾールの提供。
【解決手段】(a)難揮散性のピレスロイド系化合物から選ばれる1種又は2種以上の害虫防除成分と飽和炭化水素系溶剤とを含むエアゾール原液と、噴射剤とからなる害虫防除剤を収容したエアゾール容器と、(b)前記エアゾール容器に収容された前記害虫防除剤を噴射するための噴射用ボタンを備えた害虫防除用エアゾールにおいて、(c)前記噴射用ボタンには、連通路を介して噴射用ノズルが一体もしくは別体にて接続されており、かつ、(d)前記噴射用ノズル内における噴射流路の入口側の内径(A1)が出口側の内径(A2)より小さく設定され、しかも、(e)前記連通路の内径(A3)が、前記噴射用ノズルの入口側の内径(A1)より更に小さく設定されている多足類害虫防除用エアゾール。
【選択図】図1

Description

本発明は、多足類害虫防除用エアゾールに関するものである。
近年、都市郊外の農地や山林等の宅地化開発が進むなかで、ムカデ、ヤスデ等の多足類害虫が住宅地の近隣に出没することが多くなってきている。また、近年、ファミリーキャンプ等の郊外型レジャーが普及し、野外での活動が日常化したことで、ムカデ等と遭遇する機会が増えている。ムカデは落葉の下や朽木の中、石垣の隙間等に潜み、昆虫を常食としているが、夏場、山林に近い民家等では、ゴキブリなどを捕食するためにムカデがしばしば家屋内に侵入する。そして、靴の中や寝具に潜んでいたムカデによって咬害の被害が発生するので、非常に厄介な虫として認識されている。
従来より、ムカデ等の多足類害虫の駆除方法としては、例えばイソペンタンやノルマルペンタン等の害虫麻酔効果を利用して虫の動きを止めたうえで、殺虫成分がもたらす殺虫効果によって多足類害虫を駆除する方法が提案されている(特許文献1)。また、特許文献2では、カランー3,4−ジオールを保持させたシートを家屋等の侵入口に設置することで、ムカデ、ヤスデ等の多足類の家屋内への浸入を防除する多足類の防除用シートも提案されている。
しかしながら、特許文献1は揮発性の高い溶剤の気化蒸気の麻酔効果を利用して動きを止めた後に、殺虫剤により致死させる方法であるが、これらの揮発性溶剤は可燃性であり、更に麻酔効果を発揮させるためには大量の溶剤を処理しなければならないことから、特に家屋内で処理する際は火気に対する危険性の問題が避けられなかった。また、特許文献2の防除用シートの場合、家屋内への侵入防止効果は期待できるが、見かけた害虫を駆除する効果は全く期待できない。
そこで、特許文献1の駆除方法の改良として、例えば、特許文献3のように、害虫行動阻害剤を噴射させるノズルを備えたエアゾールにおいて、ノズルの噴射剤流れ方向下流側の断面積を上流側に較べて大きく設定し、噴射した粒子径を大きくしながら害虫に多く付着させることができるようなエアゾールが開示されている。ここで、特許文献3で用いる害虫行動阻害剤は害虫に付着して気化熱によって害虫を冷却して行動を阻害するもので、あくまで直撃噴射のみを意図し、その噴霧パターンは従来のストレート型に較べると幾分狭く集中型となっている。しかしながら、動き回るゴキブリ等を主たる対象害虫としているため、ある程度の広い噴霧面積をカバーせざるを得ず、噴霧範囲の芯部(中心部)に速効的な効力を発揮させるに十分な薬剤量を必ずしも付着できるわけではなかった。一方、動きの鈍いムカデ等の多足類に対しては、集中的に薬剤付着量を高めるのが有効であり、特許文献3のエアゾールは多足類の防除目的に適合していないばかりか、用いる害虫行動防除剤の性状からみて多足類の害虫侵入に対する予防対策は何ら考慮されていない。
特開平4−120003号公報 特開平11−171705号公報 特開2014−136687号公報
本発明は、噴霧範囲の芯部(中心部)の薬剤付着量を集中的に高める噴射システムを採用することによって、見かけた多足類害虫を直撃噴射で速効的に殺虫駆除できるとともに、多足類害虫の侵入路に残留噴霧処理することで、家屋内への害虫の侵入に対しても優れた侵入阻止効果を示す多足類害虫防除用エアゾールを提供しようとするものである。
本発明者らは、以下の構成が上記目的を達成するために優れた効果を奏することを見出し、本発明の完成に至ったものである。
(1)(a)難揮散性のピレスロイド系化合物から選ばれる1種又は2種以上の害虫防除成分と飽和炭化水素系溶剤とを含むエアゾール原液と、噴射剤とからなる害虫防除剤を収容したエアゾール容器と、
(b)前記エアゾール容器に収容された前記害虫防除剤を噴射するための噴射用ボタンを備えた害虫防除用エアゾールにおいて、
(c)前記噴射用ボタンには、連通路を介して噴射用ノズルが一体もしくは別体にて接続されており、かつ、
(d)前記噴射用ノズル内における噴射流路の入口側の内径(A1)が出口側の内径(A2)より小さく設定され、しかも、
(e)前記連通路の内径(A3)が、前記噴射用ノズルの入口側の内径(A1)より更に小さく設定されている多足類害虫防除用エアゾール。
(2)害虫防除成分として、更に蒸気圧(30℃)が2×10−4〜1×10−2mmHgである常温揮散性ピレスロイド系化合物を含有する(1)に記載の多足類害虫防除用エアゾール
(3)前記難揮散性のピレスロイド系化合物の少なくとも1種がシフルトリンである(1)又は(2)に記載の多足類害虫防除用エアゾール。
(4)前記多足類害虫がムカデである(1)乃至(3)のいずれか1に記載の多足類害虫防除用エアゾール。
(5)前記噴射用ノズルの入口側の内径(A1)が0.5〜1.0mm、出口側の内径(A2)が0.8〜2.0mm、及び前記連通路の内径(A3)が0.4〜0.8mmである(1)乃至(4)のいずれか1に記載の多足類害虫防除用エアゾール。
(6)前記連通路の内径(A3):噴射用ノズルの入口側の内径(A1)の孔径比が1:1.2〜1:2.5である(5)に記載の多足類害虫防除用エアゾール。
(7)直径9cmのガラスシャーレ(大シャーレ)の中心に直径3cmのガラスシャーレ(小シャーレ)を重ね、30cm離れた距離から害虫防除用エアゾールを5秒間噴射し、前記小シャーレに付着した薬剤量を中心部の薬剤量(A)、また、前記大シャーレに付着した薬剤量を周囲部分の薬剤量(B)と定義し、下記式に基づいて、中心部の周囲部分に対する付着量比率を算出するとき、前記付着量比率が5〜10の範囲である(1)乃至(6)のいずれか1に記載の多足類害虫防除用エアゾール。
付着量比率=[A/小シャーレ面積]/[B/(大シャーレ面積−小シャーレ面積)]
本発明の多足類害虫防除用エアゾールは、噴霧範囲の芯部(中心部)の薬剤付着量を集中的に高める噴射システムを採用することによって、多足類害虫への直撃噴射による速効的な駆除効果に優れるとともに、害虫の家屋内への侵入路にあらかじめ残留噴霧処理することで、長期間にわたり害虫の侵入を防ぐことも可能なので、その実用性は極めて高い。
本発明に係る多足類害虫防除用エアゾールの噴射用ボタンの断面図である。
本発明の多足類害虫防除用エアゾールは、害虫防除成分としての難揮散性のピレスロイド系化合物から選ばれる1種又は2種以上と、それを溶解希釈するための飽和炭化水素系溶剤とを含むエアゾール原液と、噴射剤としての液化ガスとから構成される。
ここで、難揮散性とは、25℃における蒸気圧が1×10-5mmHg未満である化合物を言い、かかるピレスロイド系化合物としては、シフルトリン、フェノトリン、シフェノトリン、ペルメトリン、シペルメトリン、トラロメトリン、ビフェントリン、レスメトリン、フタルスリン、イミプロトリン、モンフルオロトリン及びエトフェンプロックス等を例示できるが、残留噴霧処理を施し、長期間にわたって害虫侵入防止効果をも発揮するためには、特にシフルトリン、ペルメトリン、エトフェンプロックスが好ましく、なかでもシフルトリンが特に好ましい。なお、直撃噴射の際により一層速効的な駆除効果が要求される場合には、難揮散性のピレスロイド系化合物のうちのフタルスリン、イミプロトリンやモンフルオロトリン等を併用するのが良い。
これら難揮散性ピレスロイド系化合物の配合量としては、例えば、エアゾール原液中に0.01〜3.0w/v%、好ましくは0.05〜1.5w/v%が適当である。配合量が0.01w/v%未満では所望の防除効果が得られないし、一方、3.0w/v%を超えても格別のメリットは得られない。尚、ピレスロイド系化合物の酸部分やアルコール部分において、不斉炭素に基づく光学異性体や幾何異性体が存在する場合、これらの各々や任意の混合物も本発明に包合されることは勿論である。
本発明においては、上記難揮散性ピレスロイド系化合物の溶解希釈溶剤として飽和炭化水素系溶剤を使用することに特徴を有する。飽和炭化水素系溶剤は、本発明の害虫防除成分である難揮散性ピレスロイド系殺虫剤の溶解性に優れるだけでなく、本発明における防除対象である多足類害虫に対する皮膚浸透性にも優れている。従って、上記難揮散性ピレスロイド系化合物を溶解したエアゾール原液が多足類害虫に付着した際に、飽和炭化水素系溶剤は殺虫成分の害虫体内浸透を促進し、殺虫効果を高めることも期待できるのである。
噴射剤としては、液化ガス、例えば、液化石油ガス(LPG)、ジメチルエーテル(DME)等が用いられる。そのうちの一種であっても混合ガスであってもよいが、通常LPGを主体としたものが使いやすい。なお、フルオロカーボンガスや、噴射圧の調整のために、窒素ガス、炭酸ガス、亜酸化窒素、圧縮空気等の圧縮ガスを適宜添加しても構わない。
上記エアゾール原液と噴射剤との配合比率については特に規定はないが、害虫の侵入防止を目的した残留噴霧処理用途に使用する場合の塗布効率を考慮すると、エアゾール原液/噴射剤比率は容量比として75/25〜25/75%が、好ましくは70/30〜30/70%に設定するのが適当である。
本発明の多足類害虫防除用エアゾールは、害虫防除成分として、更に、トランスフルトリン、メトフルトリン、プロフルトリン、エムペントリン等で代表される、蒸気圧(30℃)が2×10-4〜1×10-2mmHgの常温揮散性ピレスロイド系化合物を配合してもよい。このような常温揮散性ピレスロイド系化合物は、害虫防除剤として噴射後、処理表面から揮散して処理面周囲に害虫防除空間を形成し得るため、より一層の防除効果が期待できる。常温揮散性ピレスロイド系化合物の配合量は特に限定されないが、前記難揮散性ピレスロイド系殺虫剤配合量100重量部に対して10〜100重量部配合されるのが好ましい。
前記エアゾール原液には、本発明の作用効果に支障を来たさない限りにおいて、前記ピレスロイド系化合物以外の殺虫成分、例えば、シラフルオフェン等のケイ素系化合物、ジクロルボス、フェニトロチオン等の有機リン系化合物、プロポクスル等のカーバメート系化合物、ジノテフラン、イミダクロプリド、クロチアニジン等のネオニコチノイド系化合物、その他のフィプロニル、インドキサカルブ等などを配合してもよく、また、害虫忌避剤、殺ダニ剤、カビ類、菌類等を対象とした防カビ剤、抗菌剤や殺菌剤等を適宜配合してももちろん構わない。害虫忌避剤としては、ディート、3−(N−n−ブチル−N−アセチル)アミノプロピオン酸エチルエステル[以降、IR3535と称す]、1−メチルプロピル 2−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペリジンカルボキシラート[以降、イカリジンと称す]、p−メンタン−3,8−ジオール、ジメチルフタレート、ユーカリプトール、α―ピネン、ゲラニオール、シトロネラール、カンファー、リナロール、カランー3,4−ジオール等があげられ、殺ダニ剤としては、5−クロロ−2−トリフルオロメタンスルホンアミド安息香酸メチル、サリチル酸フェニル、3−ヨード−2−プロピニルブチルカーバメート等があり、一方、防カビ剤、抗菌剤や殺菌剤としては、2−メルカプトベンゾチアゾール、2−(4−チアゾリル)ベンツイミダゾール、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン、トリホリン、3−メチル−4−イソプロピルフェノール、オルト−フェニルフェノール等を例示できる。
更に、本発明では、飽和炭化水素系溶剤以外の溶剤(エタノール、イソプロパノール等のアルコール類、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、1,4−ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、ジエチレングリコールモノブチルエーテル等のグリコール類やグリコールエーテル類、ケトン系溶剤、エステル系溶剤等)、安定剤、紫外線吸収剤、消臭剤、帯電防止剤、消泡剤、香料、賦形剤等の補助剤を必要に応じて配合することも可能である。
本発明の多足類害虫防除用エアゾールは、前記害虫防除剤を収容するエアゾール容器に装着される噴射用ボタンに特徴を有する。
噴射用ボタンは害虫防除剤を噴出させるためのもので、連通路を介して噴射用ノズルが一体もしくは別体にて接続されており、エアゾール容器から流出した害虫防除剤は、噴射用ボタンの連通路を通して噴射用ノズルに流入し、更にノズルの流路を通して噴射口から噴出される。そして、噴射用ノズル内における噴射流路の入口側の内径(A1)が出口側の内径(A2)より小さく設定され、しかも、前記連通路の内径(A3)が、前記噴射用ノズルの入口側の内径(A1)より更に小さく設定されている。
かかる三段階構成の噴射用ボタンを採用することによって、エアゾール容器から流出した害虫防除剤は、ボタンの連通路の内径(A3)が噴射用ノズルの入口側の内径(A1)より小さいために勢いよく噴出するとともに、ノズルの出口側の内径(A2)がA1に較べて大きく設計されていることに起因して、噴霧処理範囲に薬剤付着量が集中的に高められた芯部を形成する噴霧パターンを実現したのである。
ここで、噴霧パターンの指標として、15cm離れた垂直板面に向けてエアゾールを噴射後、その板面の濡れた部分の最大直径(SP)で表すとき、上記噴霧処理範囲のSPは6〜13cm程度、芯部のSPは2〜5cm程度が目安となる。
これに対し、特許文献3のエアゾールで用いる噴射ノズルには、本発明の噴射用ノズルの入口側の内径(A1)及び出口側の内径(A2)に相当する構成が開示されているが、この二段階構成では従来のストレート型に較べて幾分狭い噴霧パターン(SP:7cm程度)が得られるだけで、噴霧処理範囲に上述のような芯部が必ずしも形成されるわけではない。
本発明の多足類害虫防除用エアゾールで用いる噴射用ボタンの具体的な構成としては、噴射用ノズルの入口側の内径(A1)が0.5〜1.0mm、出口側の内径(A2)が0.8〜2.0mm、及び連通路の内径(A3)が0.4〜0.8mmであることが好ましく、更に、A3:A1の孔径比が1:1.2〜1:2.5である噴射用ボタンが性能上極めて効果的であることが認められた。
なお、噴射用ノズルが別体にて噴射用ボタンに接続される場合において、噴射用ノズルの入口側端部と連通路の間に密閉された小空間を設け、害虫防除剤を連通路(内径:A3)から一旦拡散させた後入口側端部(内径:A1)で再度絞り込むことによって、噴霧処理範囲に上述のような芯部を有した状態で噴霧処理範囲を拡大させることも可能である。
本発明は、こうして得られた多足類害虫防除用エアゾールを、多足類害虫を目がけて直撃噴射することによって速効的に駆除できるうえ、家屋内又は家屋周囲の対象処理面に難揮散性ピレスロイド系化合物として0.5mg/m2以上、好ましくは1.0〜100mg/m2になるように残留噴霧処理することで、害虫の家屋内への侵入を1ケ月以上の長期間にわたって防止できるものである。
具体的な適用場面としては、玄関、テラス、庭、網戸、サッシ、壁等があげられる。
本発明の多足類害虫防除用エアゾールが有効な害虫としては、家屋、屋外において人に被害や不快感を与える多足類害虫、例えば、ムカデ、ヤスデ等が挙げられるが、ゴキブリ類、アリ類、ダンゴムシ、ワラジムシなどの匍匐害虫にも効果的である。
つぎに具体的実施例ならびに試験例に基づいて、本発明の多足類害虫防除用エアゾールを更に詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
シフルトリン0.30w/v%、d−T80−フタルスリン0.87w/v%、及び残部をネオチオゾールとするエアゾール原液150mLをエアゾール容器に入れ、噴射剤としてのLPG150mLを加圧充填した。噴射用ノズルを一体にて備えた噴射用ボタンをこのエアゾール容器に装填して、本発明の多足類害虫防除用エアゾールを得た。
なお、この噴射用ノズルの入口側の内径(A1)は0.8mm、出口側の内径(A2)は1.0mm、及び噴射用ボタンの噴射用ノズルへの連通路の内径(A3)は0.5mmで、また、A3:A1=1:1.6であった。
面積が約3m2の玄関に侵入したムカデに対し、前記エアゾールを約3mL噴射したところ速効的に殺虫することができた。更に、玄関のとびら付近及びテラスに前記エアゾールを約10mL/m2(シフルトリン:約30mg/m2、d−T80−フタルスリン:約87mg/m2)残留噴霧処理した。この対象処理面は、ムカデ、ヤスデ等のほか、ゴキブリ類、アリ類、ダンゴムシ、ワラジムシなどの匍匐害虫の家屋内への侵入を1ケ月以上の長期間にわたって防止できた。
実施例1に準じて表1に示す各種エアゾールを調製し、下記に示す試験を行った。結果を表2に示す。
(1)直撃噴射によるムカデの駆除効果
直径7cmのガラスシャーレの中央付近にムカデ1匹を置き、上方約20cmの位置から各供試エアゾールを2秒間噴射し、ムカデがノックダウンするまでの時間を計測した。試験は2回行いその平均値を求めた。
(2)薬剤付着量の測定
直径9cmのガラスシャーレ(大シャーレ)の中心に直径3cmのガラスシャーレ(小シャーレ)を重ね、30cm離れた距離から各供試エアゾールを5秒間噴射した。噴射後約1分間放置し、小シャーレ及び大シャーレに付着した薬剤量を分析し、それぞれ中心部の薬剤量(A)及び周囲部分の薬剤量(B)とした。全付着薬剤量(A+B)の噴射された薬剤量に対する平均回収率を求め、更に小シャーレ及び大シャーレの各面積を考慮し、下記式に基づいて、中心部の周囲部分に対する付着量比率を算出した。
付着量比率=[A/小シャーレ面積]/[B/(大シャーレ面積−小シャーレ面積)]
(3)残留噴霧処理によるムカデの侵入阻止効果
直径9cmのガラスシャーレの右半分を各供試エアゾールで処理し、一方左半分を無処理区とした。所定期間経過後、シャーレ内にムカデ3匹を放ち、エアゾール処理区に侵入するかどうかを観察した。1日後のムカデの状態に基づき、下記の評価結果で示した。
○:3匹とも無処理区に移動 ×:3匹とも明らかに処理区、無処理区の区別なく行動
△:1匹又は2匹が無処理区に移動

試験の結果、本発明の多足類害虫防除用エアゾール、即ち、難揮散性のピレスロイド系化合物と飽和炭化水素系溶剤とを含むエアゾール原液と噴射剤とからなる害虫防除剤を収容したエアゾール容器に、特定の構成を有する噴射用ボタンを備えた害虫防除用エアゾールは、噴霧範囲の芯部(中心部)の薬剤付着量を集中的に高める噴射システムを採用することによって、多足類害虫への直撃噴射による速効的な駆除効果に優れるとともに、残留噴霧処理することで長期間にわたり害虫の侵入を防ぐことも可能であることが明らかとなった。
なお、本発明の多足類害虫防除用エアゾールの噴射用ボタンには、連通路を介して噴射用ノズルが一体もしくは別体にて接続されており、かつ、噴射用ノズル内における噴射流路の入口側の内径(A1)が出口側の内径(A2)より小さく設定され、しかも、連通路の内径(A3)が、噴射用ノズルの入口側の内径(A1)より更に小さく設定されている。
ここで、本発明3及び4で示されるように、A1が0.5〜1.0mm、A2が0.8〜2.0mm、及びA3が0.4〜0.8mmであって、A3:A1の孔径比が1:1.2〜1:2.5であることが好ましかった。
これに対し、噴射用ボタン乃至噴射用ノズルの内径の構成が本発明の範囲から外れる比較例1(従来のストレート構造)、比較例2(噴射用ノズルが2段階構造のみ)、及び比較例3(A1とA3が同等)では、平均回収率が劣るうえ中心部の付着量が十分と言えず、直撃噴射によるムカデに対するノックダウン効果はそれ程改良されなかった。更に、比較例4のように、エアゾール原液の溶剤としてエタノールを使用した防除用エアゾールは速効性が劣り、また、害虫防除成分として常温揮散性ピレスロイド系化合物のみを配合した比較例5は、害虫の侵入防止効果が持続せず本発明の目的に合致しなかった。
本発明の多足類害虫防除用エアゾールは、家屋内、屋外を問わず広範な害虫防除を目的として利用することが可能である。
1. 多足類害虫防除用エアゾール
2. エアゾール容器
3. 噴射用ボタン
4. 噴射用ノズル
5. 連通路
6. 噴射用ノズルの入口側
7. 噴射用ノズルの出口側
A1.噴射用ノズルの入口側の内径
A2.噴射用ノズルの出口側の内径
A3.連通路の内径

Claims (7)

  1. (a)難揮散性のピレスロイド系化合物から選ばれる1種又は2種以上の害虫防除成分と飽和炭化水素系溶剤とを含むエアゾール原液と、噴射剤とからなる害虫防除剤を収容したエアゾール容器と、
    (b)前記エアゾール容器に収容された前記害虫防除剤を噴射するための噴射用ボタンを備えた害虫防除用エアゾールにおいて、
    (c)前記噴射用ボタンには、連通路を介して噴射用ノズルが一体もしくは別体にて接続されており、かつ、
    (d)前記噴射用ノズル内における噴射流路の入口側の内径(A1)が出口側の内径(A2)より小さく設定され、しかも、
    (e)前記連通路の内径(A3)が、前記噴射用ノズルの入口側の内径(A1)より更に小さく設定されていることを特徴とする多足類害虫防除用エアゾール。
  2. 害虫防除成分として、更に蒸気圧(30℃)が2×10−4〜1×10−2mmHgである常温揮散性ピレスロイド系化合物を含有することを特徴とする請求項1に記載の多足類害虫防除用エアゾール
  3. 前記難揮散性のピレスロイド系化合物の少なくとも1種がシフルトリンであることを特徴とする請求項1又は2に記載の多足類害虫防除用エアゾール。
  4. 前記多足類害虫がムカデであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の多足類害虫防除用エアゾール。
  5. 前記噴射用ノズルの入口側の内径(A1)が0.5〜1.0mm、出口側の内径(A2)が0.8〜2.0mm、及び前記連通路の内径(A3)が0.4〜0.8mmであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の多足類害虫防除用エアゾール。
  6. 前記連通路の内径(A3):噴射用ノズルの入口側の内径(A1)の孔径比が1:1.2〜1:2.5であることを特徴とする、請求項5に記載の多足類害虫防除用エアゾール。
  7. 直径9cmのガラスシャーレ(大シャーレ)の中心に直径3cmのガラスシャーレ(小シャーレ)を重ね、30cm離れた距離から害虫防除用エアゾールを5秒間噴射し、前記小シャーレに付着した薬剤量を中心部の薬剤量(A)、また、前記大シャーレに付着した薬剤量を周囲部分の薬剤量(B)と定義し、下記式に基づいて、中心部の周囲部分に対する付着量比率を算出するとき、前記付着量比率が5〜10の範囲であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の多足類害虫防除用エアゾール。
    付着量比率=[A/小シャーレ面積]/[B/(大シャーレ面積−小シャーレ面積)]
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