JP2002337963A - エアゾール容器用押釦 - Google Patents

エアゾール容器用押釦

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JP2002337963A JP2001144448A JP2001144448A JP2002337963A JP 2002337963 A JP2002337963 A JP 2002337963A JP 2001144448 A JP2001144448 A JP 2001144448A JP 2001144448 A JP2001144448 A JP 2001144448A JP 2002337963 A JP2002337963 A JP 2002337963A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 エアゾール内容物の小量噴射と大量噴射との
切り替えを確実に行い、誤噴射も防止可能とし、操作性
と安全性に優れた製品を得る。 【解決手段】 ステム10の押し下げ摺動量に対応して
噴射量が調節可能なバルブ機構23をエアゾール容器1
に配置し、ステム10を押し下げる押釦24の押し下げ
移動範囲27に軸支した回動プレート28を配置する。
この回動プレート28に、非押圧状態の押釦24の下面
に接触して押し下げを不能とする大突起34と、押釦2
4の小さな押し下げを可能とする小突起35と、押釦2
4の大きな押し下げを可能とする突起の非形成部とを設
け、これらを回動プレート28の回動に伴って各々押釦
24の移動範囲に配置可能とする。また、回動プレート
28と異なる色彩で形成した固定体26には、大量噴射
側及び小量噴射側に大きさ又は形状の異なる表示開口を
設けて押し下げ可能量を確認する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、殺虫剤、クリーナー、
消臭剤、その他家庭用品、工業用品、自動車用品、化粧
品、その他人体用品、食品等のエアゾール内容物を、ス
テムの押し下げ摺動量に対応して量を調整しながら噴射
するための、エアゾール容器用の押釦に係るものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、エアゾール内容物の噴射量をステ
ムの押し下げ摺動量により調節するものとして、特許第
2968944号公報記載の発明が存在する。この発明
は、ステムを小さく押し下げる事により、小量噴射を可
能とするとともに、ステムを大きく押し下げる事によ
り、大量噴射を可能としたものである。この小量噴射と
大量噴射とを使い分ける目的は、例えば小量噴射の場合
は、狭い空間に適量のエアゾール内容物を噴射可能と
し、大量噴射の場合は、広い空間に効率的にエアゾール
内容物を噴射する事を可能とするものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このス
テムの押し下げ量の調節は、明確な目印や手応えで行う
のではなく、使用者の勘に頼るものであったため、押し
下げ量を使用者が確実に知り、適切に噴射形態を切り替
えるのは困難であった。
【0004】本発明は上述の如き欠点を除去するため、
ステムの押し下げ量に対応してエアゾール内容物の噴射
量を調節するバルブ機能を備えたエアゾール装置に於い
て、小量噴射と大量噴射の切り替えを、使用者が勘等に
頼る事なく、確実かつ簡単に切り替えて、効率的にエア
ゾール内容物を噴射可能とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の如き課題
を解決するため、ステムの押し下げ摺動量に対応して噴
射量が調節可能なバルブ機構をエアゾール容器に配置
し、このステムの上端に接続した押釦にてステムを押し
下げ可能とするとともに、この押釦の押し下げ移動範囲
に、回動プレートを配置し、この回動プレートの一端
を、エアゾール容器への固定体の一部に回動可能に軸支
するとともに回動プレートの押釦側に、押釦の非押圧状
態で押釦の下面に接触し、押釦の押し下げを不能とする
大突起と、押釦の小さな押し下げを可能とする小突起
と、押釦の大きな押し下げを可能とする突起の非形成部
とを設け、これら大突起、小突起、突起の非形成部を回
動プレートの回動に伴って各々押釦の移動範囲に配置可
能とするとともに、回動プレートと異なる色彩で形成し
た固定体には、大量噴射時及び小量噴射時の回動プレー
トの回動先に臨ませて、大きさ又は形状の異なる表示開
口を各々設け、この表示開口に表示される回動プレート
によって押釦の押し下げ可能量を確認し得るものとして
成るものである。
【0006】また、回動プレートは、固定体への軸支部
とは反対側の他端を、固定体側面に設けた摺動長穴から
外部に突出して、この摺動長穴内を摺動可能で手指にて
操作可能な操作レバーとするとともに、この摺動長穴の
表面に突出した弾性片にて、操作レバーをエアゾール内
容物の非噴射位置に仮係合し、エアゾール内容物の大量
噴射及び小量噴射時には、この弾性片を一定以上の力で
乗り越える事により、回動プレートの回動を可能として
も良い。
【0007】また、バルブ機構は、エアゾール容器の蓋
体の内部に上端を固定したハウジング内に、挿通口を介
して上部室と下部室とを形成し、上部室内には、ステム
ガスケットを介して上端を蓋体から外方に付勢突出する
とともに下端に設けた下端押圧部を挿通口に臨ませて配
置したステムを上下動可能に装着し、下部室内には、ス
テムの下端押圧部に臨ませるとともに被押圧部を挿通口
から上部室側に突出した切替バルブを上下動可能に装着
し、この切替バルブに、上部室と下部室とを連通する小
量流通口を開口するとともに切替バルブを挿通口の弁座
に押圧付勢して、挿通口を小量流通口の連通以外では閉
止し、ステムの小さな押圧時には、切替バルブを非押圧
状態とし、ステムの大きな押圧時には、ステムの下端押
圧部により切替バルブの被押圧部を押圧し、挿通口を開
放して大量の内容物を噴射可能としても良い。
【0008】
【作用】本発明は、上述の如く構成したものであるか
ら、エアゾール内容物を噴射する際は、使用目的や噴射
空間及び塗布面積の広さに応じて、小量噴射又は大量噴
射に切り替えて噴射する事ができる。この切り替えは、
回動プレートを小量噴射側又は大量噴射側に回動する事
により行うが、各々の回動先には、固定部に大きさ又は
形状の異なる表示開口を設けている。そのため、操作者
は、各回動先での押釦の押し下げ可能量を明確に確認す
る事ができ、目的の噴射形態に応じて、的確に回動プレ
ートを配置する事ができる。
【0009】また、固定体と回動プレートとは、互いに
異なる色彩で形成している。例えば、固定体を赤色、回
動プレートを黄色で形成すれば、赤い固定体の表示開口
を介して、回動プレートの黄色が明確に表示されるの
で、回動プレートの回動操作を簡単に行える。更に、表
示開口は、例えば小量噴射側は小さな三角形状、大量噴
射側は大きな三角形状に形成すれば、三角形の大小で押
釦の押し下げ可能量を明確に確認でき、噴射形態を確実
かつ容易に切り替える事ができる。
【0010】この表示開口は、大きさの異なる四角形、
星形、丸型等であっても良いし、異なる形状であって
も、単純な文字であっても良い。また、小量噴射位置か
ら大量噴射位置に繋がった大きな三角形の表示開口であ
っても良い。
【0011】そして、エアゾール内容物の小量噴射を行
う場合には、回動プレートを回動し、固定部に設けた小
量噴射用の表示開口側に配置する。このように回動プレ
ートを小量噴射側に回動する事により、押釦の下面に
は、回動プレートの小突起が配置される。この配置状態
で押釦を押圧すると、押釦が小突起に突き当たるので、
大きな押し下げを行う事はできず、小さな押圧のみが可
能となる。
【0012】この小さな押釦の押圧により、ステムが小
さく押し下げられて、エアゾール内容物の噴出路が小さ
く開放されるので、小量のエアゾール内容物が外部に噴
射される。従って、狭い空間や狭面積の被塗布部へ、適
量かつ効率的にエアゾール内容物を噴射する事が可能と
なる。また、操作者が意識して押釦の押圧量を調整する
必要がなく、押釦が小突起に突き当たるまで、押圧すれ
ば良いので、押圧不足や過剰な押圧を生じる事がなく、
常に適切な押圧量で小量噴射を良好に行う事ができる。
【0013】次に、エアゾール内容物の大量噴射を行う
場合には、小量噴射の場合に比較しステムを大きく押し
下げる必要がある。それには、回動プレートを大量噴射
位置まで回動する事により、突起の非形成部を、押釦の
下面に臨ませて配置する。この大量噴射側でも、小量噴
射とは大きさや形状の異なる表示開口を固定体に設けて
いるので、回動プレートの位置合わせを的確に行う事が
できる。
【0014】このように、押釦の移動範囲に突起の非形
成部を配置した状態では、回動プレートが押釦の下降を
妨げる事はなく、押釦を大きく押圧する事ができる。こ
の大きな押釦の押圧により、ステムが大きく押し下げら
れ、エアゾール内容物の噴出路が大きく開放されるの
で、エアゾール内容物を外部に大量に噴射する事ができ
る。この大量噴射により、広い空間や広面積の被塗布部
に、迅速かつ効率的にエアゾール内容物を噴射する事が
可能となる。
【0015】また、本発明では、エアゾール製品の運搬
時、落下時、収納時の衝撃や、悪戯等により、押釦に押
圧力が加わっても、エアゾール内容物の誤噴射を防止す
る事ができる。それには、回動プレートを回動して、押
釦の押し下げ移動範囲に、回動プレートの大突起を配置
する。この配置により、押釦の下面に大突起が接触係合
するので、故意に或いは誤って押釦を押圧しようとして
も、押釦が大突起に突き当たり、押釦を押し下げる事が
できないものとなる。従って、押釦によってステムが押
し下げられる事はなく、バルブ機構は閉止状態を保ち、
エアゾール内容物が誤まって外部に噴射される事はない
ものとなる。
【0016】このように、使用目的や噴射空間及び塗布
面積の広さに応じて任意にエアゾール内容物の噴射形態
を切り替える事ができ、エアゾール内容物の効率的な使
用が可能となる。また、この小量噴射と大量噴射の切り
替えを、表示開口に従って回動プレートを回動するだけ
で、簡単かつ正確に行う事ができ、操作性に優れた製品
を得る事ができる。また、回動プレートに設けた大突起
を押釦に接触係合する事により、エアゾール内容物の誤
噴射も確実に防止する事ができ、製品の安全性も高まる
ものとなる。
【0017】また、回動プレートは、噴射形態に対応し
て、押釦の下面に大突起、小突起、突起の非形成部を配
置可能であれば、回動手段は適宜に形成しても良い。例
えば、固定体への軸支部とは反対側の他端を、固定体側
面に設けた摺動長穴から外部に突出して、この摺動長穴
内を摺動可能とし手指で操作可能な操作レバーとすれ
ば、回動プレートの回動操作を容易に行う事ができると
ともに、回動プレートの回動も安定的に行える。
【0018】更に、回動プレートは、摺動長穴の表面に
突出した弾性片にて、操作レバーをエアゾール内容物の
非噴射位置に仮係合し、エアゾール内容物の大量噴射及
び小量噴射時には、この弾性片を一定以上の力で乗り越
える事により、回動プレートの回動を可能に形成しても
良い。このように形成すれば、エアゾール内容物の非噴
射位置に配置した回動プレートに、多少の衝撃が加わっ
ても、エアゾール内容物の噴射側に回動して誤噴射防止
機能が容易に解除される事はなく、安全性を保つ事がで
きる。そして、エアゾール内容物を噴射しようとする場
合に、一定以上の力で操作レバーを操作する事により、
小量噴射又は大量噴射に切り替えて、エアゾール内容物
を外部に噴射する事ができる。
【0019】また、ステムの押し下げ摺動量に対応して
エアゾール内容物の噴射量が調節可能なバルブ機構の構
成は、エアゾール容器の蓋体の内部に上端を固定したハ
ウジング内に、挿通口を介して上部室と下部室とを形成
する。そして、上部室内に、ステムガスケットを介して
上端を蓋体から外方に付勢突出するとともに下端に設け
た下端押圧部を挿通口に臨ませて配置したステムを上下
動可能に装着する。また、下部室内には、ステムの下端
押圧部に臨ませるとともに被押圧部を挿通口から上部室
側に突出した切替バルブを上下動可能に装着し、この切
替バルブに、上部室と下部室とを連通する小量流通口を
開口する。そして、切替バルブを挿通口の弁座に押圧付
勢して、挿通口を小量流通口の連通以外では閉止し、ス
テムの小さな押圧時には、切替バルブを非押圧状態と
し、ステムの大きな押圧時には、ステムの下端押圧部に
より切替バルブの被押圧部を押圧し、挿通口を開放して
大量のエアゾール内容物を噴射可能に形成する。
【0020】上述の如く形成したバルブ機構のステムの
外周に、回動プレート及び適宜の押釦を接続する。そし
て、回動プレートの大突起は、押釦の非押圧状態で押釦
の下面に接触し、下降を妨げるような寸法で形成する。
また、小突起は、押釦を押圧して小突起に突き当たった
際に、ステムを小量押し下げて、バルブ機構を開放する
が、ステムの下端押圧部が切替バルブを押圧する事のな
いような寸法合わせとする。
【0021】このような構成により、小量流通口のみを
通過したエアゾール内容物のみを外部に噴射して、エア
ゾール内容物の小量噴射を可能とする。そして、押釦の
移動範囲に、突起の非形成部を配置した際には、押釦を
大きく押圧して、ステムの下端押圧部にて切替バルブの
被押圧部を押圧して挿通口を開放可能となるような寸法
合わせで形成し、エアゾール内容物の大量噴射を可能と
する。
【0022】また、本発明のエアゾール容器用押釦は、
殺虫剤、クリーナー、消臭剤、その他の家庭用品、化粧
品、その他の人体用品、工業用品、自動車用品、食品等
のエアゾール内容物の噴射に適している。そして、殺虫
剤としては、空間殺虫剤、ゴキブリ殺虫剤、園芸用殺虫
剤、殺ダニ剤、不快害虫殺虫剤等に用いる事ができる。
【0023】また、クリーナーとしては、家庭用ガラス
クリーナー、浴用クリーナー、エアコン用クリーナー、
床・家具艶出しクリーナー、靴・皮靴クリーナー、ワッ
クス艶出し剤等に用いる事ができる。また、消臭剤とし
ては、室内用消臭剤、トイレ用消臭剤、生ゴミ用消臭
剤、衣類用消臭剤、下駄箱用消臭剤等に用いる事ができ
る。その他の家庭用品としては、家庭用塗料、芳香剤、
防水剤、洗濯糊、除草剤、衣類用防虫剤、防炎剤、除菌
剤等に用いる事ができる。
【0024】また、化粧品としては、シェービングクリ
ーム、アフターシェーブローション、ボディローショ
ン、香水・オーデコロン、洗顔料、日焼け止め、ファン
デーション、ヘアースプレー、ヘアートリートメント、
ヘアーシャンプー・リンス、ボディシャンプー、酸性染
毛剤、酸化型2剤タイプ永久染毛剤、カラースプレー、
ヘアートニック、寝癖直しスプレー、髪用フレグランス
等に用いる事ができる。また、その他の人体用品として
は、制汗剤、人体用消臭剤、育毛剤、脱毛剤、脱色剤、
パーマ剤、筋肉消炎剤、皮膚疾患剤、水虫薬、害虫忌避
剤、清拭剤、口腔清涼剤、口腔歯磨き剤、傷薬、やけど
治療剤等に用いる事ができる。
【0025】また、工業用品としては、潤滑防錆剤、接
着剤、金属探傷剤、離型剤、コーキング剤等に用いる事
ができる。また、自動車用品としては、自動車補修用塗
料、ブレーキクリーナー、パーツクリーナー、防曇剤、
解氷剤、エンジンクリーナー等に用いる事ができる。そ
の他、動物用品、趣味娯楽用品、食品、例えばコーヒ
ー、ジュース、クリーム、チーズ等に用いる事ができ
る。
【0026】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に於て説明す
れば、(1)はエアゾール内容物を充填したエアゾール容
器で、上端に蓋体(2)を固定している。この蓋体(2)の
内面には、ステムガスケット(3)を介して、ハウジング
(4)を固定している。このハウジング(4)内には、図
1、図6に示す如く、ハウジング(4)とは別体に形成し
た環状の仕切壁(5)を挿入配置し、この環状の仕切壁
(5)を介してハウジング(4)内を上部室(6)と下部室
(7)とに分割している。また、仕切壁(5)は、中央に挿
通口(8)を開口し、上部室(6)と下部室(7)とを連通可
能としている。
【0027】また、前記ハウジング(4)の上部室(6)に
は、上端部を蓋体(2)の外方に突出したステム(10)
を、上下動可能に装着している。このステム(10)は、
ステム発条(11)により上部方向に押圧付勢するととも
に、上端部にエアゾール内容物の噴出路(12)を軸方向
に形成しており、この噴出路(12)に連通するオリフィ
ス(13)を側面から開口している。
【0028】このオリフィス(13)は、前記のステムガ
スケット(3)の内周端面によって、常時は密閉されてお
り、ステム(10)を押し下げた状態で、ステムガスケッ
ト(3)の内周端面との密接を解除し、ハウジング(4)内
部と外部との連通を可能とするように構成している。ま
た、ステム(10)は、下端に設けた下端押圧部(14)
を、上部室(6)と下部室(7)とを分離する挿通口(8)に
臨ませて配置している。
【0029】一方、ハウジング(4)の下部室(7)内に
は、切替バルブ(15)を上下動可能に装着している。こ
の切替バルブ(15)は、本体部分を断面コ字型の円筒状
に形成するとともに上端側を円柱状に突出形成して被押
圧部(16)とし、この被押圧部(16)を挿通口(8)を介
して上部室(6)側に突出している。
【0030】また、この被押圧部(16)には、エアゾー
ル内容物が小量流通できる小量流通口(17)を開口して
いる。更に、切替バルブ(15)は、下部室(7)の下底と
の間に、押圧発条(18)を介装し、切替バルブ(15)を
常時挿通口(8)方向に押圧する事により、切替バルブ
(15)を挿通口(8)の弁座(20)に密着させている。こ
の切替バルブ(15)が弁座(20)に密着した状態では、
下部室(7)と上部室(6)の連通は、小量流通口(17)の
みを介して行われる。
【0031】そして、ステム(10)の大きな押圧に於て
は、下端押圧部(14)で切替バルブ(15)の被押圧部
(16)を押圧可能とし、上部室(6)と下部室(7)とは、
挿通口(8)を介して連通可能となる。しかし、ステム
(10)の小さな押圧に於ては、ステムガスケット(3)と
オリフィス(13)の密閉関係を解除するのみで、被押圧
部(16)を押圧する事はなく、切替バルブ(15)による
挿通口(8)の閉止を保つように形成している。また、ハ
ウジング(4)は、下部室(7)へのエアゾール内容物の流
入口(21)に、ディップチューブ(22)を接続してい
る。
【0032】上記の如く形成したバルブ機構(23)のス
テム(10)に、押釦(24)を接続し、ステム(10)の押
し下げを可能としている。この押釦(24)は、一側に噴
射ノズル(25)を形成し、ステム(10)の噴出路(12)
を通過したエアゾール内容物を、この噴射ノズル(25)
から外部に噴射可能としている。そして、この押釦(2
4)を、ヒンジ部(38)を介して固定体(26)に連結
し、この固定体(26)をエアゾール容器(1)の蓋体(2)
に係合固定している。
【0033】そして、固定体(26)の内部には、押釦
(24)を押し下げた際の移動範囲(27)に、回動プレー
ト(28)を配置する事により、押釦(24)の押し下げ量
を規制してエアゾール内容物の噴射量を調整可能として
いる。この回動プレート(28)は、図1に示す如く、中
央に設けた挿通長穴(30)にステム(10)を挿通すると
ともに、一端を固定体(26)に回動可能に軸支してい
る。また、回動プレート(28)は、この軸支部(31)と
は反対側の他端を、固定体(26)の側面に開口した摺動
長穴(32)から外部に突出して、手指で操作可能な操作
レバー(33)を設けている。この操作レバー(33)を手
指で操作して、摺動長穴(32)内を円周方向に摺動する
事により、軸支部(31)を介して回動プレート(28)を
円周方向に回動可能としている。
【0034】また、回動プレート(28)は、押釦(24)
側の上面に、図1〜図3に示す如く、押釦(24)の非押
圧状態で押釦(24)の下面に接触係合し、押釦(24)の
押し下げを不能とする大突起(34)を設けている。更
に、この大突起(34)の一側に、押釦(24)の小さな押
し下げを可能とする小突起(35)を設けている。そし
て、この大突起(34)及び小突起(35)との係合を確実
にするため、押釦(24)には、ステム(10)との接続部
分の外周を一部外方に突設して、図1、図2に示す如
く、係合リブ(36)を設けている。
【0035】そして、上記大突起(34)は、図2、図4
に示す如く、回動プレート(28)の操作レバー(33)
を、摺動長穴(32)の中央に配置した際に、押釦(24)
の係合リブ(36)の下面と接触係合するような位置合わ
せで形成する。また、小突起(35)は、図2、図4で示
す押釦(24)の背面側に於いて、操作レバー(33)を大
突起(34)の位置から一方に回動した際に、小突起(3
5)が押釦(24)の下面に配置されるように形成する。
【0036】また、操作レバー(33)を大突起(34)の
位置から他方に回動した際には、押釦(24)の係合リブ
(36)下面に、突起の非形成部(37)が配置されるよう
な位置合わせとする。この係合リブ(36)下面への非形
成部(37)の配置により、係合リブ(36)が大突起(3
4)や小突起(35)に突き当たる事はなく、押釦(24)
の大きな押し下げを可能としている。
【0037】また、本実施例では、回動プレート(28)
は黄色で形成し、押釦(24)と固定体(26)は赤色で形
成する事により、互いに異なる色彩で形成している。そ
して、固定体(26)には、図5に示す如く、小量噴射時
に操作レバー(33)が位置する側の表面を、小さな三角
形状に刳り抜いて、表示開口(40)を設けている。ま
た、大量噴射時に操作レバー(33)が位置する側の表面
にも、前記小量噴射用の表示開口(40)よりも大きな三
角形状の表示開口(41)を設けている。
【0038】このように、小量噴射と大量噴射とで、大
きさの異なる三角形状に表示開口(40)(41)を設けて
いるので、噴射形態に対応した操作レバー(33)の回動
方向を、操作者は一目で判別可能なものとなる。更に、
この小量噴射及び大量噴射側に回動プレート(28)が移
動した際に、赤色で形成した固定体(26)の表示開口
(40)(41)を介して、黄色の回動プレート(28)が表
示されるので、操作者は回動プレート(28)を、押釦
(24)の押し下げ可能量に対応した的確な位置に容易に
回動する事が可能である。
【0039】また、前述の如く、大突起(34)と係合リ
ブ(36)とが係合して、回動プレート(28)がエアゾー
ル内容物の非噴射位置にある場合には、操作レバー(3
3)は摺動長穴(32)の中央に位置している。この中央
位置に於いて、摺動長穴(32)には、図4に示す如く、
円弧状の弾性片(42)を設け、この弾性片(42)を操作
レバー(33)の下端に設けた係合凹部(43)に仮係合す
る。この係合により、運搬その他により多少の衝撃が加
わっても、操作レバー(33)が容易に回動する事はない
ものとし、エアゾール内容物の非噴射状態を保持可能と
している。
【0040】そして、エアゾール内容物の噴射時には、
操作レバー(33)を一定以上の力で操作する事により、
操作レバー(33)は、弾性片(42)を弾性変形しながら
乗り越え、大量噴射側又は小量噴射側に回動するものと
している。また、この回動先に於いても、一定以上の力
で操作しない限りは、操作レバー(33)が弾性片(42)
を乗り越えて元位置に容易に復元する事はない。そのた
め、回動先にて回動プレート(28)が安定的に仮係合さ
れ、エアゾール内容物の小量噴射及び大量噴射を円滑に
行う事を可能としている。
【0041】また、回動プレート(28)の規制による押
釦(24)の押圧量に対応して、バルブ機構(23)の噴射
形態の切り替えを可能とするため、押釦(24)の係合リ
ブ(36)の下面と小突起(35)の上面との距離は、非押
圧時に於けるステム(10)の下端と切替バルブ(15)の
上面との距離と略同じかまたは、多少短く形成する。す
ると、押釦(24)を押圧して小突起(35)に突き当てた
際に、ステム(10)が小さく押し下がって、バルブ機構
(23)が開放するが、ステム(10)の下端押圧部(14)
が切替バルブ(15)を押し下げる事はなく、エアゾール
内容物の小量噴射が可能となる。また、押釦(24)の下
面に回動プレート(28)の突起の非形成部(37)を配置
して、押釦(24)を大きく押圧した際には、ステム(1
0)の下端押圧部(14)が切替バルブ(15)を押し下げ
て、挿通口(8)を開放するような寸法の取り合わせと
し、エアゾール内容物の大量噴射を可能とする。
【0042】上述の如く構成したものに於て、エアゾー
ル内容物の噴射を行なわない状態に於ては、図4に示す
如く、回動プレート(28)の操作レバー(33)を摺動長
穴(32)の中央に配置しておく。この配置により、図
1、図2に示す如く、回動プレート(28)の大突起(3
4)が、押釦(24)の係合リブ(36)の下面に接触係合
し、押釦(24)の押し下げが不能となる。従って、押釦
(24)を故意に押圧しようとしたり、押釦(24)に何等
かの衝撃力が加わっても、押釦(24)が下降してステム
(10)を押し下げる事はないので、バルブ機構(23)が
開放されず、エアゾール内容物の誤噴射を確実に防止す
る事ができる。
【0043】また、回動プレート(28)の操作レバー
(33)は、図4に示す如く、弾性片(42)によって仮係
合されているので、振動や追突等、多少の外力が操作レ
バー(33)に加わっても、回動プレート(28)がエアゾ
ール内容物の噴射方向に回動する事はなく、非噴射状態
を保つ事ができる。
【0044】そして、エアゾール内容物の噴射を行う場
合には、使用目的や噴射空間及び塗布面積の広さに応じ
て、噴射形態を任意に選択する事ができる。まず、エア
ゾール内容物の小量噴射を行いたい場合には、弾性片
(42)の係合力に抗して、操作レバー(33)を一定以上
の力で左方向に回動し、図5に示す如く、赤色の固定体
(26)に小さな三角形で示した表示開口(40)を介し
て、黄色い回動プレート(28)が表示される位置に配置
する。この回動先に於いても、操作レバー(33)が弾性
片(42)により仮係合されるので、操作者が操作レバー
(33)から手指を離しても、回動プレート(28)が非噴
射位置に復元する事はない。
【0045】この小量噴射側への回動により、押釦(2
4)の係合リブ(36)の下面に、回動プレート(28)の
小突起(35)が配置される。この配置状態で押釦(24)
を押圧すると、押釦(24)は小量だけ下降した後、係合
リブ(36)が小突起(35)に突き当たって停止する。こ
の押釦(24)の小さな下降により、図7に示す如く、ス
テム(10)が小量だけハウジング(4)内に押し込まれ、
ステムガスケット(3)の内周端面とオリフィス(13)の
密閉関係は解除されるが、ステム(10)の下端押圧部
(14)が、切替バルブ(15)の被押圧部(16)を押圧す
る事がなく、上部室(6)と下部室(7)とは、小量流通口
(17)を介してのみ連通するものである。
【0046】この状態に於ては、エアゾール容器(1)内
のエアゾール内容物は、ディップチューブ(22)、流入
口(21)を介して、ハウジング(4)の下部室(7)内に流
入するが、上部室(6)への流入は、小量流通口(17)を
介してのみ行われるものとなる。そのため、噴射ノズル
(25)から外部へのエアゾール内容物の噴射量は、小量
流通口(17)を流通する分量のみに限定される。従っ
て、エアゾール内容物の小量噴射が可能となり、狭い空
間及び狭面積の被塗布部であっても適量を効率的に噴射
する事が可能となる。
【0047】次に、エアゾール内容物の大量噴射を行う
場合には、操作レバー(33)を右方向に回動して、大き
な三角形で示される固定体(26)の表示開口(41)側に
回動プレート(28)を配置する。この配置により、押釦
(24)の係合リブ(36)に臨む位置には、回動プレート
(28)の突起の非形成部(37)が配置される。従って、
押釦(24)の下降が大突起(34)や小突起(35)に妨げ
られる事がなく、押釦(24)を大きく押し下げる事がで
きる。
【0048】この押釦(24)の大きな押し下げにより、
図8に示す如く、ステム(10)がエアゾール容器(1)内
に大きく押し込まれる。このステム(10)の大きな押し
込みに応じて、ステム(10)の下端押圧部(14)が切替
バルブ(15)の被押圧部(16)を押圧するので、切替バ
ルブ(15)が弁座(20)から分離する。そのため、切替
バルブ(15)により閉止されていた挿通口(8)が開放さ
れるので、下部室(7)内に流入したエアゾール内容物
は、小量流通口(17)だけでなく、挿通口(8)を介して
上部室(6)内に導入される。従って、上部室(6)からオ
リフィス(13)を介して、多くのエアゾール内容物を外
部に噴射できるものとなる。このようにエアゾール内容
物の大量噴射が可能となる事により、広い空間や広面積
の被塗布部であっても迅速かつ効率的に噴射する事が可
能となる。
【0049】尚、エアゾール内容物の小量噴射又は大量
噴射が終了したら、操作レバー(33)を摺動長穴(32)
の中央位置に戻し、押釦(24)の下面に大突起(34)を
接触係合する事により、エアゾール内容物の誤噴射を防
止して、次回の使用までエアゾール製品を安全に保管す
る事ができる。
【0050】また、本実施例のエアゾール容器(1)に、
殺虫剤、消臭剤を充填した場合の、各々の内容物の処方
例を以下に示す。
【0051】 処方例1(殺虫剤) フタルスリン 0.4wt% レスメトリン 0.2wt% 1号灯油 49.4wt% ジメチルエーテル 12.5wt% 液化石油ガス 37.5wt% 合 計 100.0wt%
【0052】 処方例2(消臭剤) 緑茶エキス 0.2wt% 精製水 19.8wt% エタノール 20.0wt% ジメチルエーテル 60.0wt% 合 計 100.0wt%
【0053】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成したものである
から、エアゾール内容物の小量噴射と大量噴射とが切替
え可能なエアゾール製品に於いて、大きさや形状を変え
て分かり易く表示した表示開口に従って、回動プレート
を回動するだけで、小量噴射と大量噴射との切り替え
を、的確かつ容易に行う事が可能となる。そして、使用
目的や噴射空間及び塗布面積の広さに応じて噴射形態を
使い分ける事により、エアゾール内容物の効率的な使用
が可能となる。また、回動プレートに設けた大突起を押
釦に接触係合して、押釦の押し下げを不能とする事がで
きるから、エアゾール内容物の誤噴射も確実に防止する
事が可能となり、製品の安全性も高まるものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の断面図。
【図2】押釦の係合リブと回動プレートの大突起との係
合状態を示す概念図。
【図3】回動プレートの斜視図。
【図4】回動プレートの操作レバーと固定体の弾性片と
の仮係合状態を示す背面図。
【図5】回動プレートを小量噴射側に回動した状態を示
す平面図。
【図6】ステムの非押圧状態を示す図1のバルブ機構の
断面図。
【図7】小量噴射時のバルブ機構を示す断面図。
【図8】大量噴射時のバルブ機構を示す断面図。
【符号の説明】
1 エアゾール容器 2 蓋体 3 ステムガスケット 4 ハウジング 6 上部室 7 下部室 8 挿通口 10 ステム 14 下端押圧部 15 切替バルブ 16 被押圧部 17 小量流通口 20 弁座 23 バルブ機構 24 押釦 26 固定体 27 移動範囲 28 回動プレート 31 軸支部 32 摺動長穴 33 操作レバー 34 大突起 35 小突起 37 非形成部 40 表示開口 41 表示開口 42 弾性片
フロントページの続き Fターム(参考) 3E014 PA01 PB01 PB07 PD01 PE01 PE15 PF09 3H064 AA08 BA02 BA15 CA08 DA04 3H065 AA08 BA01 BA05 BC01 BC04 4F033 RA02 RB04 RC04 RC08 RC15

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステムの押し下げ摺動量に対応して噴射
    量が調節可能なバルブ機構をエアゾール容器に配置し、
    このステムの上端に接続した押釦にてステムを押し下げ
    可能とするとともに、この押釦の押し下げ移動範囲に、
    回動プレートを配置し、この回動プレートの一端を、エ
    アゾール容器への固定体の一部に回動可能に軸支すると
    ともに回動プレートの押釦側に、押釦の非押圧状態で押
    釦の下面に接触し、押釦の押し下げを不能とする大突起
    と、押釦の小さな押し下げを可能とする小突起と、押釦
    の大きな押し下げを可能とする突起の非形成部とを設
    け、これら大突起、小突起、突起の非形成部を回動プレ
    ートの回動に伴って各々押釦の移動範囲に配置可能とす
    るとともに、回動プレートと異なる色彩で形成した固定
    体には、大量噴射時及び小量噴射時の回動プレートの回
    動先に臨ませて、大きさ又は形状の異なる表示開口を各
    々設け、この表示開口に表示される回動プレートによっ
    て押釦の押し下げ可能量を確認し得るものとした事を特
    徴とするエアゾール容器用押釦。
  2. 【請求項2】 回動プレートは、固定体への軸支部とは
    反対側の他端を、固定体側面に設けた摺動長穴から外部
    に突出して、この摺動長穴内を摺動可能で手指にて操作
    可能な操作レバーとするとともに、この摺動長穴の表面
    に突出した弾性片にて、操作レバーをエアゾール内容物
    の非噴射位置に仮係合し、エアゾール内容物の大量噴射
    及び小量噴射時には、この弾性片を一定以上の力で乗り
    越える事により、回動プレートの回動を可能とする事を
    特徴とする請求項1のエアゾール容器用押釦。
  3. 【請求項3】 バルブ機構は、エアゾール容器の蓋体の
    内部に上端を固定したハウジング内に、挿通口を介して
    上部室と下部室とを形成し、上部室内には、ステムガス
    ケットを介して上端を蓋体から外方に付勢突出するとと
    もに下端に設けた下端押圧部を挿通口に臨ませて配置し
    たステムを上下動可能に装着し、下部室内には、ステム
    の下端押圧部に臨ませるとともに被押圧部を挿通口から
    上部室側に突出した切替バルブを上下動可能に装着し、
    この切替バルブに、上部室と下部室とを連通する小量流
    通口を開口するとともに切替バルブを挿通口の弁座に押
    圧付勢して、挿通口を小量流通口の連通以外では閉止
    し、ステムの小さな押圧時には、切替バルブを非押圧状
    態とし、ステムの大きな押圧時には、ステムの下端押圧
    部により切替バルブの被押圧部を押圧し、挿通口を開放
    して大量の内容物を噴射可能とした事を特徴とする請求
    項1のエアゾール容器用押釦。
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