JP2003237861A - 複数容器用のエアゾール装置エアゾール装置 - Google Patents

複数容器用のエアゾール装置エアゾール装置

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行雄 八戸
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一紀 星野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 独立してエアゾール内容物を噴射する複数の
ステムを同時に押圧する際に、必要十分な押し下げ力が
押釦に加えられた時にのみ、同時に複数のバルブ機構を
開弁し複数のエアゾール内容物を噴射することができ
る。従って、各エアゾール内容物は、適切な噴射量で噴
射できるとともに混合割合も良好で、エアゾール製品の
良好な使用が可能となる。 【解決手段】 複数のエアゾール容器1,2のステム1
1,12を一動作で押圧可能な押釦5に、各ステム1
1,12と連通する噴射ノズル15を設ける。バルブ機
構22の開弁動作のための押釦5の押圧ストローク中
に、部材が相互に係合し押釦5の押圧移動を一時的に阻
止する係合部21を形成する。この係合部21を、押釦
5への一定以上の押圧力が加えられたときにのみ係合を
解除可能とし、この係合部21の解除後に、バルブ機構
22の開弁を可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、頭髪用品、化粧品、消
臭・制汗剤、その他の人体用品、接着剤、殺虫剤、コー
テング剤、クリーナー、その他の家庭用品、工業用品、
自動車用品、食品等で、複数のエアゾール内容物を複数
の容器に別個に収納し、使用時に、噴射と同時に内容物
を接触又は混合して使用するエアゾール装置に係るもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、エアゾール製品には、染毛剤の染
毛効果や接着剤の接着性能を高めるため、未使用時は、
染毛剤と酸化剤、接着剤の主剤と硬化剤等に分離して保
管しておき、使用時にこれらを同時に噴射して使用する
ものが存在した。そして、未使用時は各エアゾール内容
物を別個のエアゾール容器に収納し、使用時には押釦を
押圧して、複数容器のステムを押し下げ、各エアゾール
容器から流出した複数のエアゾール内容物を噴射ノズル
から外部に噴射していた。その際に、各エアゾール内容
物は、噴射ノズルから同時に噴出されなければ所期の目
的を達成できないものであった。即ち、複数容器の各ス
テムの押し下げが同時に行われず、複数容器の内容物の
噴射時期が異なったり、噴射量が不均一になると染毛剤
や接着剤としての機能を十分に発揮できない欠点を生じ
る。
【0003】そこで、特開2001−233391号公
報記載の発明の如く、ステムが必要十分な押し下げスト
ロークを得た時に、この押し下げストロークに伴って移
動する可動部材によって押圧され、発音する発音体をエ
アゾール装置に備えたものが存在する。この従来装置
は、独立してエアゾール内容物を噴射する複数のステム
を同時に押圧する際に、必要十分な押し下げストローク
を、使用者の感覚や経験に頼る事なく、発音により客観
的に認識する事が可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来例では、独立してエアゾール内容物を噴射する複数の
ステムを同時に押圧する際に、必要十分な押し下げスト
ロークを得たことを認識することができるが、噴射の初
期に於いては複数の容器に噴射開始の前後を生じてい
る。これは、エアゾール装置を構成する部品の微妙な公
差内寸法のバラツキによるもので、従来技術では人間の
手による押釦の押圧時に、押釦に微妙な傾斜が生じ、こ
の傾斜が複数の容器のバルブ機構の一つを他のものに先
行して押圧する結果となり、複数の容器のバルブ機構を
同時に開弁することはきわめて困難であった。また、エ
アゾール容器の使用者が押釦を十分に押圧せず、少しだ
け押圧するチョイ押しをする場合が多く、このチョイ押
しをされた場合に、従来例では対応できないものであっ
た。そのため、バルブ機構のステムのストロークが所定
量作動しない場合に、複数エアゾール内容物の噴射量が
不均一となり、染毛剤や接着剤としての機能を十分に発
揮できない欠点を有していた。
【0005】本発明は上述の如き欠点を除去しようとす
るものであって、複数のエアゾール内容物を複数の容器
に別個に収納し、使用時に、噴射と同時に内容物を接触
又は混合して使用するエアゾール装置に於いて、押釦の
押圧に特別の注意を払ったり、特殊の治具等を使用する
ことなく、従来と全く同様の操作をしても、チョイ押し
等を防止し、噴射の初期から複数のバルブ機構を前後無
く、同時に開弁して複数の内容物を規定量同時に噴射
し、染毛剤や接着剤としての機能を十分に発揮すること
ができるようにしようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の如き課題
を解決するため、独立してエアゾール内容物を収納した
複数の収納部に、各々軸方向への押圧によって開弁する
バルブ機構のステムを配置し、このステムを一動作で押
圧可能な押釦に、各ステムと連通する噴射ノズルを設け
るとともに、バルブ機構の開弁動作のための押釦の押圧
ストローク中に、部材が相互に係合し押釦の押圧移動を
一時的に阻止する係合部を形成し、この係合部を、押釦
への一定以上の押圧力が加えられたときにのみ係合を解
除可能とし、この係合部の解除後に、バルブ機構の開弁
を可能として成るものである。
【0007】また、係合部は、押釦の下面外周にエアゾ
ール容器の上面に立ち上げた係合片を係合して形成した
ものであっても良い。
【0008】また、係合部は、エアゾール容器の外周に
立ち上げた装着本体の上端を内周に折り込み、この折り
込み部に連結した係合片の係合突部に、押釦の外周に突
出した係合鍔を係合することにより形成したものであっ
ても良い。
【0009】また、係合部は、バルブ機構のステムの外
周に設けた摺動突部と、ハウジングの内周に設け摺動突
部を係合する内周突部により形成したものであっても良
い。
【0010】また、係合部は、内容物噴射後、バルブ機
構のステムの復元力により元位置に復元するものであっ
ても良い。
【0011】
【作用】本発明のエアゾール装置の使用時には、押釦の
上面を押圧したり、押圧レバーを作動する事により押釦
を押圧する。この押釦の押圧が行われると、バルブ機構
の開弁動作のための押釦の押圧ストローク中に、部材が
相互に係合し押釦の押圧移動を一時的に阻止する係合部
を形成しているから、押釦の押圧開始の初期は係合部に
よって押釦の移動が阻止され、バルブ機構のステムが押
圧移動されることはない。弱い力で押釦を押圧するチョ
イ押しが行われても、バルブ機構は開弁しない。従っ
て、押釦の押圧初期に発生し易い、1つのバルブ機構が
開弁されて生じる1液のみの噴射は生じることがない。
【0012】しかし、係合部は押釦の押圧移動を一時的
に阻止するものであって、押釦への一定以上の押圧力が
加えられたときには係合を解除可能とするものである。
この一定以上の押圧力が加えられ、係合部の係合を解除
した状態に於いては、一定以上の押圧力によって複数の
バルブ機構のステムは、時間の前後無く瞬時に押圧さ
れ、バルブ機構は同時に開弁されるものとなる。従っ
て、従来チョイ押し等によって生じていた押圧初期の1
液のみの噴射や、混合不良を防止することが可能とな
る。
【0013】また、係合部は、押釦の下面外周にエアゾ
ール容器の上面に立ち上げた係合片を係合して形成すれ
ば、係合部が外部に表れハウジング内部や、ステムへの
微細な加工が不要となり、製造単価を低下することが可
能になると共に不具合時の調整も容易なものとなる。
【0014】また、係合部は、エアゾール容器の外周に
立ち上げた装着本体の上端を内周に折り込み、この折り
込み部に連結した係合片の係合突部に、押釦の外周に突
出した係合鍔を係合することにより形成したものであっ
ても良い。この場合は、折り込み部に連結した係合片が
弾性変形が可能であるため、押釦の一定以上の押圧力で
弾性変形し易く、係合部の係合と解除を確実に行うこと
が可能となる。
【0015】また、係合部は、バルブ機構のステムの外
周に設けた摺動突部と、ハウジングの内周に設け摺動突
部を係合する内周突部により形成すれば、係合部が外部
に露出しないため、外部からの衝撃、使用者の取り扱い
不良等によって係合部が破損する等の事態を防止するこ
とができる。
【0016】また、係合部は、内容物噴射後、バルブ機
構のステムの復元力により元位置に復元する程度の係合
力としておけば、エアゾール内容物の繰り返し噴射が容
易に可能となる。
【0017】そして、上記のエアゾール装置は、頭髪用
品、化粧品、消臭・制汗剤、その他の人体用品、殺虫
剤、コーテング剤、クリーナー、その他の家庭用品、工
業用品、自動車用品、食品等に於いて、複数のエアゾー
ル内容物を使用時に混合して使用するタイプのエアゾー
ル製品に用いる事ができる。そして、頭髪用品として、
ヘアースプレー、ヘアートリートメント、ヘアーシャン
プー・リンス、酸性染毛剤、酸化型2剤タイプ永久染毛
剤、カラースプレー・脱色剤、パーマ剤、育毛剤、ヘア
ートニック、寝癖直しスプレー、髪用フレグランス等に
用いる事ができる。
【0018】また、化粧品として、アフターシェーブロ
ーション、香水・オーデコロン、洗顔料、日焼け止め、
ファンデーション、脱毛・脱色剤、浴用剤等に用いる事
ができる。
【0019】また、消臭・制汗剤としては、制汗剤、消
臭剤、ボディシャンプー等に用いる事ができる。また、
その他の人体用品としては、筋肉消炎剤、皮膚疾患剤、
水虫薬、害虫忌避剤、清拭剤、口腔清涼剤、口腔歯磨き
剤、傷薬、やけど治療剤等に用いる事ができる。
【0020】また、殺虫剤としては、空間殺虫剤、ゴキ
ブリ殺虫剤、園芸用殺虫剤、殺ダニ剤、不快害虫剤等に
用いる事ができる。また、コーテング剤としては、家庭
用塗料、自動車用塗料、アンダーコーテング等に用いる
事ができる。
【0021】また、クリーナーとしては、浴用クリーナ
ー、床・家具艶だしクリーナー、靴・皮革クリーナー、
ワックス艶だし剤等に用いる事ができる。また、その他
の家庭用品としては、室内消臭剤、トイレ用消臭剤、防
水剤、洗濯糊、除草剤、衣類用防虫剤、防炎剤、除菌剤
等に用いる事ができる。
【0022】また、工業用としては、潤滑防錆剤、接着
剤、金属探傷剤、離型剤、コーキング剤等に用いる事が
できる。また、自動車用としては、防曇剤、解氷剤、エ
ンジンクリーナー等に用いる事ができる。その他、動物
用品、趣味娯楽用品、食品、例えばコーヒー、ジュー
ス、クリーム、チーズ等に用いる事ができる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に於て説明す
れば、(1)(2)はエアゾール容器で、異なるエアゾール
内容物を収納する収納部(3)を各々内部に設けている。
これらの収納部(3)に収納するエアゾール内容物は、例
えば2剤型永久染毛剤の場合は、染毛剤と酸化剤であ
り、2剤型接着剤の場合は、接着剤の主剤と硬化剤であ
る。また、各エアゾール容器(1)(2)は、図3に示す如
く、上部外周に双方のエアゾール容器(1)(2)を一体に
固定する肩カバー(4)を接続している。
【0024】また、この肩カバー(4)の外周に、押釦
(5)押圧用の押圧レバー(6)を装着するための装着本体
(7)を固定している。この固定は、肩カバー(4)の下端
外周に設けた環状鍔(8)を、装着本体(7)に設けた嵌合
溝(10)に嵌合する事により行っている。
【0025】そして、各エアゾール容器(1)(2)の上端
から突出したバルブ機構(22)のステム(11)(12)に
は、これらを一つの動作で押し下げ可能な押釦(5)を一
個接続し、この押釦(5)を、装着本体(7)の中央に上下
動可能に配置している。また、押釦(5)には、各ステム
(11)(12)と連結する連結部(13)を一対設けるとと
もに、各ステム(11)(12)から流出するエアゾール内
容物の噴出路(14)を介して、一個の噴射ノズル(15)
を設けている。
【0026】この噴射ノズル(15)は、各エアゾール内
容物の噴出路(14)に各々接続する噴出開口(16)の先
端に、複数の噴出開口(16)を連結するように形成して
いる。従って、複数のエアゾール内容物は、噴射ノズル
(15)から噴出する際に混合状態で、又は分離して平行
に噴出するものとなる。
【0027】また、押釦(5)は、上面に押圧レバー(6)
を配置している。この押圧レバー(6)は、装着本体(7)
に一端を固定し、ヒンジ部(17)を介して押釦(5)方向
に押圧移動して、押釦(5)を押圧可能としている。この
ように押圧レバー(6)を用いる事により、押釦(5)を小
さな力で容易に押圧可能となるとともに、2つのステム
(11)(12)を均一なストロークで押し下げ可能として
いる。
【0028】また、押釦(5)の下端には、図1〜図4示
す如く、2つのエアゾール容器(1)(2)の間に挿入して
立ち上げた一対の係合片(18)(19)を係合することに
より係合部(21)を形成している。この係合部(21)の
係合は、押釦(5)を一定量以下の力で押圧した場合は係
合を解除することは無いが、一定量以上の強い力で押圧
した場合にのみ、係合部(21)の係合を解除可能として
いる。この、一定量以上の強い力で押圧した場合には、
図2に示す如く係合片(18)を外方に押し広げて押釦
(5)の押圧を可能とする。
【0029】このように、この一定以上の押圧力が加え
られ、係合部(21)の係合を解除した状態に於いては、
一定以上の押圧力によって複数のバルブ機構(22)のス
テム(11)(12)は、時間の前後無く瞬時に押圧され、
複数のバルブ機構(22)は同時に開弁されるものとな
る。従って、従来生じていたチョイ押し等の押圧初期の
1液のみの噴射や、複数液の混合不良を防止することが
可能となる。即ち、特殊な押圧技術を必要とすることな
く押圧初期の複数液噴射のバラツキを防止可能とするも
のである。
【0030】上記の如きエアゾール装置では、未使用時
には、2種類のエアゾール内容物が接触する事はなく、
保存性に優れたものとなる。そして、エアゾール内容物
を噴射して染毛作業や接着作業等を行うには、図2、図
6に示す如く、押釦(5)の上面に配置した押圧レバー
(6)を、エアゾール容器(1)(2)方向に押圧する。この
押圧により、押釦(5)が下降しようとするが、上述の如
く一定以上の押圧力が加えられない限りバルブ機構(2
2)は解放されず、初期噴射のバラツキを防止すること
ができる。
【0031】そのため、本発明のエアゾール装置では、
各エアゾール内容物を適切な噴出量で均一に噴射可能と
するのに必要十分なステム(11)(12)の押し下げスト
ロークを得ると、図2、図6に示す如く、押圧レバー
(6)の操作者は誰でも、ステム(11)(12)の十分な押
し下げができ、複数のステム(11)(12)から、適切な
分量と割合で各エアゾール内容物が流出する。
【0032】そして、各エアゾール内容物は、噴出路
(14)を通過した後、噴出開口(16)に連結した一個の
噴射ノズル(15)から外部に、混合状態で又は分離して
平行に噴射される。また、この分離状態で噴射された場
合も、使用者が各エアゾール内容物を混合して使用する
ものである。この複数のエアゾール内容物の混合によ
り、永久染毛剤や接着剤としての作用が生じるが、前述
の如く、各エアゾール内容物が適切な噴射量で噴射され
ているとともに、使用直前に混合されているので、効果
的な使用が可能となる。
【0033】また、この均一な噴射により、各エアゾー
ル内容物を確実に使い切る事ができる。しかし、一回の
使用で完全に使い切らなくても、各エアゾール内容物
は、複数の収納部(3)に各々独立して収納しているの
で、互いに接触する事はなく、変質や劣化を生じる事が
ない。従って、エアゾール製品の保存性が高まり、次回
の使用時にも良好な使用が可能となるとともに、経済的
な使用が可能となる。
【0034】また、上記実施例では、係合部(21)を押
釦(5)の下面外周にエアゾール容器(1)(2)の上面に立
ち上げた係合片(18)(19)を係合して形成したが、他
の異なる第2実施例では、図5,図6に示す如く、装着
本体(7)の上端を内周に折り込み、この折り込み部(2
3)に連結した係合片(18)(19)の係合突部(24)
に、押釦(5)の外周に突出した係合鍔(25)を係合する
ことにより係合部(21)を形成している。この場合も、
押釦(5)を一定以上の押圧力で押圧することにより、係
合鍔(25)と係合片(18)(19)の係合突部(24)との
係合を解除し、一定以上の押圧力で複数のバルブ機構
(22)を同時に開弁することが可能となる。
【0035】また、上記2つの実施例では、係合部(2
1)をエアゾール容器(1)(2)の外に形成したが、更に
異なる第3実施例では、図7,図8,図9に示す如く、
係合部(21)は、バルブ機構(22)のステム(11)(1
2)の外周に設けた摺動突部(26)と、ハウジング(2
7)の内周に設け摺動突部(26)を係合する内周突部(2
8)により形成する。この摺動突部(26)と内周突部(2
8)とは、複数のバルブ機構(22)に各々設けても良い
し、いずれか一つのバルブ機構(22)に設けたものであ
っても良い。
【0036】以上の各実施例に示す如く、要するに、バ
ルブ機構(22)の開弁動作のための押釦(5)の押圧スト
ローク中に、係合部(21)が形成されているもので有れ
ばよい。
【0037】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成したものである
から、独立してエアゾール内容物を噴射する複数のステ
ムを同時に押圧する際に、必要十分な押し下げ力が押釦
に加えられた時にのみ、同時に複数のバルブ機構を開弁
し複数のエアゾール内容物を噴射することができる。従
って、各エアゾール内容物は、適切な噴射量で噴射でき
るとともに混合割合も良好で、エアゾール製品の良好な
使用が可能となる。また、押釦を押圧するだけで、各エ
アゾール内容物の適量の噴射が可能で、操作性に優れた
エアゾール製品を廉価に得る事ができる。また、エアゾ
ール内容物の保存性が向上し、複数回の使用に於いて
も、エアゾール内容物の良好な使用が可能となるととも
に、経済的な使用が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエアゾール装置の主要部分の断面図。
【図2】押釦を押圧した状態の断面図。
【図3】図1のA−A線断面図。
【図4】押釦を取り除いた状態のエアゾール容器の平面
【図5】第2実施例の断面図。
【図6】第2実施例の押釦押圧状態の断面図。
【図7】第3実施例の断面図。
【図8】第3実施例の押釦押圧状態の断面図。
【図9】第3実施例に於ける係合部の拡大断面図。
【符号の説明】
1 エアゾール容器 2 エアゾール容器 3 収納部 5 押釦 7 装着体 11 ステム 12 ステム 15 噴射ノズル 18 係合片 19 係合片 21 係合部 22 バルブ機構 23 折り込み部 24 係合突部 25 係合鍔 26 摺動突部 27 ハウジング 28 内周突部
フロントページの続き Fターム(参考) 3E014 PA01 PB01 PB05 PB09 PC08 PD01 PE06 PE14 PE15 PE30 PF09 4F033 RA02 RC07

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 独立してエアゾール内容物を収納した複
    数の収納部に、各々軸方向への押圧によって開弁するバ
    ルブ機構のステムを配置し、このステムを一動作で押圧
    可能な押釦に、各ステムと連通する噴射ノズルを設ける
    とともに、バルブ機構の開弁動作のための押釦の押圧ス
    トローク中に、部材が相互に係合し押釦の押圧移動を一
    時的に阻止する係合部を形成し、この係合部を、押釦へ
    の一定以上の押圧力が加えられたときにのみ係合を解除
    可能とし、この係合部の解除後に、バルブ機構の開弁を
    可能とした複数容器用のエアゾール装置。
  2. 【請求項2】 係合部は、押釦の下面外周にエアゾール
    容器の上面に立ち上げた係合片を係合して形成したこと
    を特徴とする請求項1の複数容器用のエアゾール装置。
  3. 【請求項3】 係合部は、エアゾール容器の外周に立ち
    上げた装着本体の上端を内周に折り込み、この折り込み
    部に連結した係合片の係合突部に、押釦の外周に突出し
    た係合鍔を係合することにより形成したことを特徴とす
    る請求項1の複数容器用のエアゾール装置。
  4. 【請求項4】 係合部は、バルブ機構のステムの外周に
    設けた摺動突部と、ハウジングの内周に設け摺動突部を
    係合する内周突部により形成したことを特徴とする請求
    項1の複数容器用のエアゾール装置。
  5. 【請求項5】 係合部は、内容物噴射後、バルブ機構の
    ステムの復元力により元位置に復元するものであること
    を特徴とする請求項1、2、3または4の複数容器用の
    エアゾール装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010052816A (ja) * 2008-08-29 2010-03-11 Yoshino Kogyosho Co Ltd 二液吐出容器
JP2010168113A (ja) * 2008-12-26 2010-08-05 Yoshino Kogyosho Co Ltd 二液吐出容器
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