JP2014136686A - 害虫駆除用エアゾール - Google Patents

害虫駆除用エアゾール Download PDF

Info

Publication number
JP2014136686A
JP2014136686A JP2013005348A JP2013005348A JP2014136686A JP 2014136686 A JP2014136686 A JP 2014136686A JP 2013005348 A JP2013005348 A JP 2013005348A JP 2013005348 A JP2013005348 A JP 2013005348A JP 2014136686 A JP2014136686 A JP 2014136686A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pest
aerosol
inhibitor
pest control
control aerosol
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013005348A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Sugiura
正昭 杉浦
Yukio Noda
幸雄 野田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fumakilla Ltd
Original Assignee
Fumakilla Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fumakilla Ltd filed Critical Fumakilla Ltd
Priority to JP2013005348A priority Critical patent/JP2014136686A/ja
Publication of JP2014136686A publication Critical patent/JP2014136686A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Catching Or Destruction (AREA)
  • Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
  • Nozzles (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Abstract

【課題】害虫行動阻害剤の気化熱により害虫を冷却して駆除する場合に、害虫行動阻害剤を害虫に液体の状態で多く付着させることができるようにして効力を高める。
【解決手段】害虫行動阻害剤をエアゾール1から噴射したとき、エアゾール1の噴射口31から直線距離で50cm離れた箇所で、平均粒子径700μm以上の害虫行動阻害剤粒子が、直径2cmの円で囲まれた範囲よりも広い範囲に分散するように構成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えばゴキブリ等の害虫を駆除する害虫駆除用エアゾールに関するものである。
従来から、殺虫液を含有した害虫駆除剤を液化石油ガス等の噴射剤と一緒にエアゾール缶に収容してなる害虫駆除用エアソールが使用されている。この種の害虫駆除用エアソールは、殺虫液を含有していることから、食品や食器類のある台所や乳幼児の近くでの使用を控えたり、一切使用しないようにしている実情がある。
これに対し、例えば特許文献1に開示されているように、代替フロンを有効成分とした噴射作用兼冷却作用を持つ害虫行動阻害剤を内部に収容する害虫駆除用エアゾールが知られている。このエアゾールでは、噴射した害虫行動阻害剤を害虫に付着させて害虫を冷却して麻痺させたり、殺すことが可能になる。特許文献1のエアゾールでは、代替フロンが有効成分であることから、食品や食器、乳幼児に対して悪影響を与え難く安全である。
特開2009−227662号公報
ところで、特許文献1の害虫駆除用エアゾールは、害虫行動阻害剤を害虫に付着させ、害虫行動阻害剤の気化熱を利用して害虫を冷却することにより効力を得るようにしているので、害虫行動阻害剤を液体の状態で、しかも、できるだけ多く害虫に付着させる必要がある。これができなければ、殺虫液を含有した一般のエアゾールに対する優位性がなくなってしまう。
ところが、一般的に害虫は素早く動き回るものが多い。従って、使用者がエアゾールを持って狙いを定めてエアゾールのボタンを操作し、害虫行動阻害剤を噴射したとしても、ボタンを操作するまでに時間的な遅れが発生して害虫が噴射中心から離れてしまう。また、使用者は害虫を発見した際にあわてていることが多く、エアゾールを持って正確に狙いを定めること自体が困難な場合が多い。このような場合、害虫行動阻害剤の害虫への付着量が少なくなるので、十分な効力が得られなくなる。
また、例えばゴキブリ等の場合、使用者によっては近づくことができずに、ある程度離れたところから害虫行動阻害剤を噴射することがある。この場合、エアゾールの噴射口と害虫との離間距離が長くなるので、噴射された害虫行動阻害剤が害虫に到達するまでに雰囲気中での蒸発量が多くなり、液体の状態で害虫に付着する量が減少する。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、害虫行動阻害剤の気化熱により害虫を冷却して駆除する場合に、害虫行動阻害剤を液体の状態で害虫に多く付着させることができるようにして効力を高めることにある。
上記目的を達成するために、本発明では、噴射された害虫行動阻害剤の粒子径を大きくし、かつ、広範囲に分散させることができるようにした。
第1の発明は、害虫に付着して気化熱によって害虫を冷却して行動停止させる害虫行動阻害剤を収容した害虫駆除用エアゾールにおいて、
上記害虫行動阻害剤を上記エアゾールから噴射したとき、該エアゾールの噴射口から直線距離で50cm離れた箇所で、平均粒子径700μm以上の害虫行動阻害剤粒子が、直径2cmの円で囲まれた範囲よりも広い範囲に分散することを特徴とするものである。
この構成によれば、エアゾールの噴射口から噴射された害虫行動阻害剤粒子が、噴射口から50cm離れた箇所で、700μm以上の平均粒子径を持っているので、害虫にそれほど接近しなくても、粒子径の大きな害虫行動阻害剤粒子を液体の状態で害虫に付着させて害虫行動阻害剤粒子が完全に蒸発するまでに害虫から奪う熱量を大幅に増加させることが可能になる。
そして、そのように大きな粒子径を持つ害虫行動阻害剤粒子が、噴射口から50cm離れた箇所で、直径2cmの円で囲まれた範囲よりも広い範囲に分散しているので、使用者の狙いが多少外れていたり、噴射までに時間的な遅れがあったとしても、害虫行動阻害剤を液体の状態で害虫に多く付着させることが可能になる。
第2の発明は、第1の発明において、
平均粒子径700μm以上の害虫行動阻害剤粒子が、直径4cmの円で囲まれた範囲よりも広い範囲に分散することを特徴とするものである。
この構成によれば、大きな粒子径を持つ害虫行動阻害剤粒子がより一層広範囲に分散するので、害虫行動阻害剤粒子を液体の状態で害虫により一層多く付着させることが可能になる。
第3の発明は、害虫に付着して気化熱によって害虫を冷却して行動停止させる害虫行動阻害剤を収容した害虫駆除用エアゾールにおいて、
上記エアゾールに収容された害虫行動阻害剤を2.5g以上5.0g以下噴射したとき、該エアゾールの噴射口から直線距離で50cm離れ、直径2cmの円で囲まれた範囲よりも広い範囲において0℃以下となる時間が、噴射完了後10秒間以上であることを特徴とするものである。
この構成によれば、少量の噴射量であっても、0℃以下となる時間が10秒以上あるので、その間に害虫を確実に行動停止させることが可能になる。
第4の発明は、第3の発明において、
上記エアゾールに収容された害虫行動阻害剤を2.5g以上5.0g以下噴射したとき、該エアゾールの噴射口から直線距離で50cm離れ、直径4cmの円で囲まれた範囲よりも広い範囲において0℃以下となる時間が、噴射完了後10秒間以上であることを特徴とする。
第5の発明は、第1から4のいずれか1つの発明において、
上記害虫行動阻害剤の蒸気圧が0.29MPa(25℃)以上とされ、沸点が−50℃以上とされていることを特徴とするものである。
この構成によれば、害虫行動阻害剤粒子が害虫に付着した際に素早く気化して害虫を冷却することが可能になる。
第6の発明は、第1から5のいずれか1つの発明において、
上記害虫行動阻害剤は、HFO−1234ze、ジメチルエーテル及び液化石油ガスのいずれか1つを含んでいることを特徴とするものである。
この構成によれば、害虫の冷却効果が十分に得られる。
第1の発明によれば、エアゾールの噴射口から直線距離で50cm離れた箇所で、平均粒子径700μm以上の害虫行動阻害剤粒子が、直径2cmの円で囲まれた範囲よりも広い範囲に分散するので、害虫行動阻害剤を液体の状態で害虫に多く付着させることができ、効力を高めることができる。
第2の発明によれば、平均粒子径700μm以上の害虫行動阻害剤粒子が、直径4cmの円で囲まれた範囲よりも広い範囲に分散するので、効力をより一層高めることができる。
第3の発明によれば、害虫行動阻害剤を2.5g以上5.0g以下噴射したとき、50cm離れ、直径2cmの円で囲まれた範囲よりも広い範囲において0℃以下となる時間を10秒間以上としたので、噴射量を少なくしながら効力を得ることできる。
第4の発明によれば、50cm離れ、直径4cmの円で囲まれた範囲よりも広い範囲において0℃以下となる時間を10秒間以上としたので、より一層効力を高めることができる。
第5の発明によれば、害虫行動阻害剤の蒸気圧を0.29MPa(25℃)以上とし、沸点を−50℃以上としたので、害虫を素早く冷却することができる。
第6の発明によれば、HFO−1234ze、ジメチルエーテル及び液化石油ガスの少なくとも1つを用いて害虫の冷却効果を十分に得ることができる。
実施形態に係る害虫駆除用エアゾールの側面図である。 害虫駆除用エアゾールの部分断面図である。 ヘッドキャップのノズル近傍の拡大断面図である。 変形例に係る図2相当図である。 変形例に係る図3相当図である。 平均粒子径の測定装置の平面図である。 平均粒子径の測定装置の側面図である。 冷却性能の測定方法を示す図である。 冷却性能を測定する際に使用する温度測定端子の配設位置を示す平面図である。 供試虫を用いて効力を測定する場合を説明する図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
図1は、本発明の実施形態に係る害虫駆除用エアゾール1の側面図である。害虫駆除用エアゾール1は、密閉された耐圧缶からなるエアゾール缶10と、ヘッドキャップ20とを備えている。エアゾール缶10は例えばスチール製とすることができるが、これ以外の材料で構成してもよい。
図2に示すように、エアゾール缶10の上部には、バルブ11が設けられている。バルブ11は、従来周知の構造であり、ステム12と、ステム12を上方へ付勢するスプリング13とを有しており、ステム12が上昇位置にあるときには、ステム12の放出口12aが閉塞される一方、スプリング13の付勢力に抗してステム12を押し下げると放出口12aが開放されるようになっている。
エアゾール缶10の内部には、図2に示すように害虫行動阻害剤100が収容されている。害虫行動阻害剤100は、エアゾール缶10から噴射する噴射作用と、害虫に付着した際に害虫を冷却する冷却作用とを持つものである。害虫行動阻害剤100としては、例えば、HFO−1234ze(1,3,3,3−テトラフルオロプロペン)、ジメチルエーテル(DME)及び液化石油ガス(LPG)のいずれか1つ、または、これらのうち、少なくとも2つを混合してなるものである。
HFO−1234zeの蒸気圧は、0.50MPa(25℃)であり、ジメチルエーテルの蒸気圧は、0.59MPa(25℃)であり、液化石油ガスの蒸気圧は、0.29〜0.98MPa(25℃)である。また、HFO−1234zeの沸点は、−19.0℃であり、ジメチルエーテルの沸点は、−24.8℃であり、液化石油ガスの沸点は、−42.1℃〜−0.5℃ある。つまり、害虫行動阻害剤100の蒸気圧は0.29MPa(25℃)以上0.98MPa(25℃)以下の範囲にあり、沸点は−50℃以上0℃以下の範囲にある。
尚、この実施形態では、害虫行動阻害剤100が噴射される側を前側といい、その反対側を後側というものとする。
ヘッドキャップ20は、キャップ本体21と、使用者が操作する操作部22とを有している。キャップ本体21は、エアゾール缶10の上部を覆うように形成され、該上部に固定される。操作部22は、キャップ本体21に一体成形されている。操作部22の前端部には薄肉部23が形成されており、この薄肉部23がキャップ本体21に連なっている。従って、操作部22は、その前端部近傍を支点にして後側が上下に揺動する。
操作部22の後側には、使用者が指を掛ける押圧部24が形成されている。操作部22の押圧部24と薄肉部23との間には、上方へ突出する中空状の突出部26が形成されている。突出部26の内部には、ステム12の放出口12aに連通する連通路27が形成されている。連通路27は上下方向に延びており、害虫行動阻害剤100が流通するようになっている。連通路27の下端部の周縁部には下方へ突出する筒状部28が形成されている。この筒状部28の内方にステム12の上部が嵌るようになっている。連通路27の上部は、押圧部24よりも上方まで延びている。
突出部26の上下方向中間部には、ノズル30が一体成形されている。ノズル30は、前方へ向かって直線状に延びており、連通路27に対し略垂直である。ノズル30の先端部には略円形の噴射口31が形成されている。ノズル30の内部には、害虫行動阻害剤100が流通する流路32が直線状に形成されている。流路32は、害虫行動阻害剤100の流れ方向上流側の上流部32aと、下流側の下流部32bとで構成されている。上流部32a及び下流部32bの断面形状は共に円形である。上流部32aは、その上流端から下流端に亘って同じ断面形状であり、また、下流部23bも、その上流端から下流端に亘って同じ断面形状である。下流部32bの下流端が噴射口31に連通している。噴射口31の形状及び大きさは、下流部32bの下流端の断面形状と同じである。
下流部32bの断面積が上流部32aに比べて大きく設定されている。これに対応するように、流路32の内面には、上流部32aと下流部32bとの境界部分に段部34が形成される。また、上流部32aの中心線と下流部32bの中心線とは一致している。
この実施形態では、流路32の上流部32aの内径D1(図3に示す)が1.6mm以上2.6mm以下に設定されている。また、流路32の下流部32bの内径D2が2.2mm以上3.4mm以下に設定されている。また、流路32の上流部32aの内径D1と、流路32の下流部32bの内径D2との相対関係は、D2/D1が1.07以上1.63以下となっている。
上記のように流路32の上流部32aの内径D1及び下流部32bの内径D2を設定することにより、流路32の上流側が絞られることになる一方、下流側は上流側に比べて開放されることになる。よって、流路32は断面積が途中で段階的に変化する2段階構造となる。
さらに、流路32の上流部32aの長さL1は、5mm以上に設定されている。流路32の下流部32bの長さL2は10mm以上に設定されている。尚、L1/L2の値は、前述の条件を満たしていればよく、任意の値に設定できる。また、流路32の長さ(L1+L2)は20mm以上が好ましい。実用性を考慮すると、流路32の長さは、例えば200mm以下が好ましい。
上記のように構成された害虫駆除用エアゾール1を使用する場合には、ヘッドキャップ20の噴射口31を対象害虫に向けた状態で押圧部24を押す。すると、操作部22が下に揺動してエアゾール缶10のステム12をスプリング13の付勢力に抗して押し下げる。これにより、バルブ11が開放状態となって害虫行動阻害剤100が粒子状態でヘッドキャップ20の連通路27に流入して上方へ流れ、ノズル30の流路32に流入し、上流部32a、下流部32bを順に流通して噴射口31から噴射される。
噴射口31から噴射される害虫行動阻害剤粒子は大きなものになるとともに、その大きな粒子が広い範囲に分散し、しかも、粒子の流速が速くなる。すなわち、ノズル30の流路32に流入した粒子は、上流部32aが絞られていることから、上流部32aを流通する間に流速が十分に高まる。その後、流路32内の段部34の形成箇所を経て下流部32bに達すると、断面積が急拡大するので、粒子の流速が低下して後方からの粒子が衝突しながら一体化して大きな粒子を形成する。さらに、一部の粒子の流速が低下することで下流部32bの内面に複数の粒子が付着して大きな粒子を形成する。
次に、本実施形態に係る害虫駆除用エアゾール1から噴射された害虫行動阻害剤粒子の大きさを測定した結果について表1を参照しながら説明する。
Figure 2014136686
表1は、本発明の実施例1〜15と比較例の平均粒子径を測定した結果を示している。表1中、害虫行動阻害剤の欄における「1234」とは、HFO−1234zeのことであり、「DME」とはジメチルエーテルのことであり、「LPG4.9k」とは20℃時の圧力が4.9kg/cmの液化石油ガスのことであり、「LPG4.0k」とは20℃時の圧力が4.0kg/cmの液化石油ガスのことである。実施例1、2の害虫行動阻害剤の全体積中、60%がHFO−1234zeであり、40%がDMEである。
表1中、ノズル欄における「A」とは、図4及び図5に示す変形例に係る形状のノズルである。すなわち、流路32の断面積が途中で変化しないストレート構造のノズルである。流路32の内径Dは2.6mmであり、流路32の長さLは20mmである。
ノズル欄における「B」とは、「A」と同様なストレート構造のノズルであり、流路32の内径Dは3.0mmであり、流路32の長さLは20mmである。
ノズル欄における「C」とは、図2及び図3に示す形状のノズルであり、流路32の上流部32aの内径D1は2.4mmであり、流路32の下流部32bの内径D2は3.0mmであり、流路32の上流部32aの長さL1は10mmであり、流路32の下流部32bの長さL2は、10mmである。つまり、実施例1〜15は、害虫行動阻害剤の種類とノズル構造、形状が異なっている。
また、比較例の害虫行動阻害剤は、HFO−1234zeであり、ノズル構造は、2段階構造である。各部の寸法は、図3に対応させた場合、流路32の上流部32aの内径D1は3.0mmであり、流路32の下流部32bの内径D2は1.0mmであり、流路32の上流部32aの長さL1は33mmであり、流路32の下流部32bの長さL2は、5mmである。
平均粒子径の測定は、図6及び図7に示すような方法で行った。平均粒子径の測定装置としては、レーザー光散乱方式の粒度分布測定装置(日機装株式会社製 型式:LDSA−SPR1500A)を用いた。粒度分布測定装置は、レーザー光Lを水平に照射するように配置されたレーザー発光部と、このレーザー発光部から発光されたレーザー光Lを受光するレーザー受光部と、マイクロコンピュータ等からなる処理装置とを備えている。処理装置は、レーザー受光部から出力された信号を自動的に演算し、解析してD50として出力するように構成されている。D50とは、体積積算値が50%を占める時の粒子径のことである。
害虫駆除用エアゾール1の噴射口31と、レーザー光Lとの離間距離Xは50cmである。また、噴射口31の中心と、レーザー光Lとは同一高さとなるように配置する。雰囲気温度は25℃である。表1中、「中心部」とは、害虫行動阻害剤粒子の噴霧された範囲内における中心部(噴霧中心)のことであり、「1cm」、「2cm」、「3cm」、「4cm」とは、「中心部」からそれぞれ1cm、2cm、3cm、4cm離れた部位のことである。
表1に示すように、実施例1〜15の全てにおいて、噴霧中心から2cm離れた範囲内で、平均粒子径が700μm以上確保されている。従って、使用者が害虫駆除用エアゾール1の噴射口31を例えばゴキブリに向けて狙いを定めて害虫行動阻害剤100を噴射した場合、その噴霧中心から少なくとも2cmの範囲(噴霧中心を中心とする直径4cmの円で囲まれた範囲)には、平均粒子径が700μm以上、800μm以上、900μm以上の大きな粒子径の害虫行動阻害剤粒子が到達することになる。また、噴霧中心から1cmの範囲(噴霧中心を中心とする直径2cmの円で囲まれた範囲)には、平均粒子径がより大きな害虫行動阻害剤粒子が到達することになる。また、噴霧中心から4cmの範囲には、平均粒子径が260μm以上の害虫行動阻害剤粒子が到達することになり、また、噴霧中心から3cmの範囲には、平均粒子径が480μm以上の害虫行動阻害剤粒子が到達することになる。
このため、例えばヘッドキャップ20の押圧部24を押すまでに時間的な遅れが生じて、その間にゴキブリが動いたとしても、そのゴキブリに対して大きな粒子径の害虫行動阻害剤粒子を付着させることが可能となる。また、使用者の狙いがゴキブリから多少ずれていたとしても、噴霧中心を中心とする直径2cm、または4cmの範囲にゴキブリが入っていれば、そのゴキブリに対して同様に害虫行動阻害剤粒子を付着させることが可能となる。これは、噴射口31からゴキブリまでの距離が50cm離れていても得ることができる効果であり、使用者がゴキブリに近づくことができなくても、大きな粒子径の害虫行動阻害剤粒子をゴキブリに付着させることができるということである。
これに対し、比較例では、噴霧中心や、噴霧中心から1cm程度離れた部位では比較的大きな粒子径となっているものの、噴霧中心から2cm以上離れると、平均粒子径が700μm未満となるので、大きな粒子径の害虫行動阻害剤粒子を広い範囲に到達させることができない。従って、害虫行動阻害剤を噴射するまでに時間的な遅れがある場合や、使用者の狙いが多少ずれている場合には、大きな粒子径の害虫行動阻害剤粒子をゴキブリに付着させることができない。
次に、本実施形態に係る害虫駆除用エアゾール1から噴射された害虫行動阻害剤による冷却性能の測定結果について表2を参照しながら説明する。
Figure 2014136686
表2は、本発明の実施例1〜15と比較例の害虫行動阻害剤による冷却性能の測定結果を示している。表2の実施例1〜15及び比較例は、表1と同じである。冷却性能の測定方法は図8及び図9に示す。すなわち、自動噴霧装置50を、水平面に載置した障子紙51から上方に離して設け、この自動噴霧装置50に害虫駆除用エアゾール1を保持する。害虫駆除用エアゾール1の噴射口31は、障子紙51の直上方において、障子紙51と対向するように配置する。自動噴霧装置50は、例えば流体圧シリンダ等のアクチュエータ50aを備えており、このアクチュエータ50aによって害虫駆除用エアゾール1の押圧部24を所定時間だけ押すことができるように構成されている。
また、図9に示すように、障子紙51には、例えば熱電対等からなる第1〜第5温度測定端子52〜56が配置されている。第1温度測定端子52は噴霧中心(図9に符号Yで示す)に配置され、第2温度測定端子53は噴霧中心から1cm離れた部位に配置され、第3温度測定端子54は噴霧中心から2cm離れた部位に配置され、第4温度測定端子55は噴霧中心から3cm離れた部位に配置され、第5温度測定端子56は噴霧中心から4cm離れた部位に配置されている。温度測定端子を増やすことで噴霧中心から5cm以上離れた部位の温度も測定できるが、この図では省略している。
測定時の雰囲気温度は25℃である。また、自動噴霧装置50による害虫駆除用エアゾール1の噴霧時間は1秒間である。1秒間の害虫行動阻害剤の噴射量は、2.5g以上5.0g以下である。表2中の測定温度結果は、害虫駆除用エアゾール1の噴霧完了後、10秒経過時点の温度である。
表2に示すように、実施例1〜15では、比較例のものに比べて広い範囲に亘って低温状態を維持することができる。冷却性能は、害虫行動阻害剤粒子が障子紙51に付着して蒸発するときに周囲から熱を奪うことによって発揮されるものである。表2に示す測定結果からも、実施例1〜15では、大きな粒子径の害虫行動阻害剤粒子を広い範囲に分散させていることが分かる。
次に、本実施形態に係る害虫駆除用エアゾール1の効力の測定結果について表3を参照しながら説明する。
Figure 2014136686
表3は、本発明の実施例1〜15と比較例の効力の測定結果を示している。表3の実施例1〜15及び比較例は、表1と同じである。効力の測定時には、上記冷却性能の測定時に用いた自動噴霧装置50を水平面にから上方に離して設ける。害虫駆除用エアゾール1の噴射口31の直下方の水平面上に、図10に示す内径が約7cmのガラス製円筒部材60を上方に開口するように載置する。符号Yは噴霧中心であり、円筒部材60の中心と一致させている。円筒部材60の内部に供試虫として、クロゴキブリ成虫の雌を入れた。
そして、供試虫が図10の斜線で示す範囲、即ち、噴霧中心から2cm以上離れた範囲に定着した後、自動噴霧装置50により害虫駆除用エアゾール1から害虫行動阻害剤を噴射した。つまり、使用者による狙いがずれている場合や、狙いを定めてから害虫駆除用エアゾール1の押圧部24を押すまでにゴキブリが噴霧中心から移動した場合を想定した測定条件としている。噴霧時間は1秒である。雰囲気温度は25℃である。ゴキブリは10匹用意し、1匹づつ効力を見た。
表3中、「噴霧後のゴキブリの行動レベル」の欄では、噴霧後に正常歩行している場合を「レベル0」とし、異常歩行(動きが鈍い)を「レベル1」とし、仰天(腹を上に向けてひっくりかえった状態)を「レベル2」とし、完全行動停止(冷却効果により動きが完全に停止した状態)を「レベル3」とし、各レベルに当てはまるゴキブリの数を記載している。
各実施例では、レベル1の異常歩行を示すゴキブリや、レベル2の仰天状態となるゴキブリの割合が多いのに対し、比較例では、レベル0の正常歩行するゴキブリの割合が最も多い。また、実施例の場合、レベル3の完全行動停止に至るゴキブリがいるのに対し、比較例ではレベル3に至るゴキブリはいなかった。
表3の測定結果より、実施例のものでは、大きな粒子径の害虫行動阻害剤粒子を広い範囲に分散させているので、噴霧中心から離れたゴキブリに対して大きな粒子径の害虫行動阻害剤粒子を付着させ、その粒子の蒸発時にゴキブリから多くの熱を奪っていることが分かる。
また、害虫駆除用エアゾール1の対象害虫としては、噴射箇所に害虫行動阻害剤100が残留することがないという特性をもつことから、屋内での使用が好ましく、チャバネゴキブリ、クロゴキブリ、ワモンゴキブリ、トビイロゴキブリ、ヤマトゴキブリ等のゴキブリ類、クモ類、ムカデ類、アリ類、カメムシ類等である。また、イエバエ、ヒメイエバエ、センチニクバエ、ケブカクロバエ、キイロショウジョウバエ、チョウバエ、ノミバエ等のハエ類、アカイエカ、ヒトスジシマカ等のカ類、ハチ類等の飛翔昆虫も対象害虫である。さらに、ピレスロイド抵抗性害虫に対しても駆除効果を発揮することができる。
以上説明したように、この実施形態に係る害虫駆除用エアゾール1によれば、噴射口31から噴射された害虫行動阻害剤粒子が、噴射口31から50cm離れた箇所で、700μm以上の平均粒子径を持っているので、害虫にそれほど接近しなくても、害虫行動阻害剤粒子を液体の状態で害虫に付着させて害虫行動阻害剤粒子が完全に蒸発するまでに害虫から奪う熱量を大幅に増加させることができる。
そして、そのように大きな粒子径を持つ害虫行動阻害剤粒子が、噴射口31から50cm離れた箇所で、直径2cmの円で囲まれた範囲よりも広い範囲に分散しているので、使用者の狙いが多少外れていたり、噴射までに時間的な遅れがあったとしても、害虫行動阻害剤を害虫に液体の状態で多く付着させることができる。よって、害虫駆除用エアゾール1の効力を十分に高めることができる。
また、害虫行動阻害剤を2.5g以上5.0g以下噴射したとき、50cm離れ、直径2cmの円で囲まれた範囲よりも広い範囲において0℃以下となる時間を10秒間以上としたので、噴射量を少なくしながら効力を得ることできる。
また、害虫行動阻害剤の蒸気圧を0.29MPa(25℃)以上とし、沸点を−50℃以上0℃以下としたので、害虫を素早く冷却することができる。すなわち、害虫行動阻害剤の蒸気圧が0.29MPa(25℃)未満であると、害虫に付着した際に害虫行動阻害剤が蒸発し難く、害虫によっては十分な効力が得られなくなることがある。逆に、害虫行動阻害剤の蒸気圧が0.98MPa(25℃)よりも大きい場合は、害虫に付着する前に雰囲気中で気化してしまい、害虫によっては十分な効力が得られなくなることがある。また、沸点についても、0℃よりも高いと、同様に十分な効力が得られなくなることがある。
上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
以上説明したように、本発明に係る害虫駆除用エアゾールは、例えばゴキブリ等の害虫の駆除に使用することができる。
1 害虫駆除用エアゾール
10 エアゾール缶
20 ヘッドキャップ
30 ノズル
31 噴射口
32 流路
32a 上流部
32b 下流部
100 害虫行動阻害剤

Claims (6)

  1. 害虫に付着して気化熱によって害虫を冷却して行動停止させる害虫行動阻害剤を収容した害虫駆除用エアゾールにおいて、
    上記害虫行動阻害剤を上記エアゾールから噴射したとき、該エアゾールの噴射口から直線距離で50cm離れた箇所で、平均粒子径700μm以上の害虫行動阻害剤粒子が、直径2cmの円で囲まれた範囲よりも広い範囲に分散することを特徴とする害虫駆除用エアゾール。
  2. 請求項1に記載の害虫駆除用エアゾールにおいて、
    平均粒子径700μm以上の害虫行動阻害剤粒子が、直径4cmの円で囲まれた範囲よりも広い範囲に分散することを特徴とする害虫駆除用エアゾール。
  3. 害虫に付着して気化熱によって害虫を冷却して行動停止させる害虫行動阻害剤を収容した害虫駆除用エアゾールにおいて、
    上記エアゾールに収容された害虫行動阻害剤を2.5g以上5.0g以下噴射したとき、該エアゾールの噴射口から直線距離で50cm離れ、直径2cmの円で囲まれた範囲よりも広い範囲において0℃以下となる時間が、噴射完了後10秒間以上であることを特徴とする害虫駆除用エアゾール。
  4. 請求項3に記載の害虫駆除用エアゾールにおいて、
    上記エアゾールに収容された害虫行動阻害剤を2.5g以上5.0g以下噴射したとき、該エアゾールの噴射口から直線距離で50cm離れ、直径4cmの円で囲まれた範囲よりも広い範囲において0℃以下となる時間が、噴射完了後10秒間以上であることを特徴とする害虫駆除用エアゾール。
  5. 請求項1から4のいずれか1つに記載の害虫駆除用エアゾールにおいて、
    上記害虫行動阻害剤の蒸気圧が0.29MPa(25℃)以上とされ、沸点が−50℃以上とされていることを特徴とする害虫駆除用エアゾール。
  6. 請求項1から5のいずれか1つに記載の害虫駆除用エアゾールにおいて、
    上記害虫行動阻害剤は、HFO−1234ze、ジメチルエーテル及び液化石油ガスのいずれか1つを含んでいることを特徴とする害虫駆除用エアゾール。
JP2013005348A 2013-01-16 2013-01-16 害虫駆除用エアゾール Pending JP2014136686A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013005348A JP2014136686A (ja) 2013-01-16 2013-01-16 害虫駆除用エアゾール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013005348A JP2014136686A (ja) 2013-01-16 2013-01-16 害虫駆除用エアゾール

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014136686A true JP2014136686A (ja) 2014-07-28

Family

ID=51414411

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013005348A Pending JP2014136686A (ja) 2013-01-16 2013-01-16 害虫駆除用エアゾール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014136686A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016155774A (ja) * 2015-02-24 2016-09-01 大日本除蟲菊株式会社 多足類害虫防除用エアゾール
JPWO2017018423A1 (ja) * 2015-07-28 2018-05-17 アース製薬株式会社 害虫防除用エアゾール組成物および害虫防除用エアゾール製品ならびに殺虫成分の効力増強方法
CN108722698A (zh) * 2018-08-08 2018-11-02 肇庆欧迪斯实业有限公司 一种喷头及喷雾器
CN116034974A (zh) * 2017-12-12 2023-05-02 阿斯制药株式会社 害虫防治用定量喷射装置

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11221499A (ja) * 1997-11-04 1999-08-17 Earth Chem Corp Ltd エアゾール装置の噴口
JP2001145842A (ja) * 1999-09-10 2001-05-29 Earth Chem Corp Ltd 害虫駆除用冷却エアゾール装置
JP2004168948A (ja) * 2002-11-21 2004-06-17 Daizo:Kk エアゾール組成物
JP2004217264A (ja) * 2003-01-15 2004-08-05 Daizo:Kk エアゾール製品
JP2009227662A (ja) * 2008-02-25 2009-10-08 Fumakilla Ltd 害虫駆除用エアゾール
JP2010077033A (ja) * 2008-09-24 2010-04-08 Central Glass Co Ltd エアゾール組成物
JP2012162497A (ja) * 2011-02-08 2012-08-30 Daizo:Kk エアゾール組成物
JP2012219034A (ja) * 2011-04-05 2012-11-12 Daizo:Kk エアゾール組成物および該エアゾール組成物を用いたエアゾール製品

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11221499A (ja) * 1997-11-04 1999-08-17 Earth Chem Corp Ltd エアゾール装置の噴口
JP2001145842A (ja) * 1999-09-10 2001-05-29 Earth Chem Corp Ltd 害虫駆除用冷却エアゾール装置
JP2004168948A (ja) * 2002-11-21 2004-06-17 Daizo:Kk エアゾール組成物
JP2004217264A (ja) * 2003-01-15 2004-08-05 Daizo:Kk エアゾール製品
JP2009227662A (ja) * 2008-02-25 2009-10-08 Fumakilla Ltd 害虫駆除用エアゾール
JP2010077033A (ja) * 2008-09-24 2010-04-08 Central Glass Co Ltd エアゾール組成物
JP2012162497A (ja) * 2011-02-08 2012-08-30 Daizo:Kk エアゾール組成物
JP2012219034A (ja) * 2011-04-05 2012-11-12 Daizo:Kk エアゾール組成物および該エアゾール組成物を用いたエアゾール製品

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016155774A (ja) * 2015-02-24 2016-09-01 大日本除蟲菊株式会社 多足類害虫防除用エアゾール
JPWO2017018423A1 (ja) * 2015-07-28 2018-05-17 アース製薬株式会社 害虫防除用エアゾール組成物および害虫防除用エアゾール製品ならびに殺虫成分の効力増強方法
CN116034974A (zh) * 2017-12-12 2023-05-02 阿斯制药株式会社 害虫防治用定量喷射装置
CN108722698A (zh) * 2018-08-08 2018-11-02 肇庆欧迪斯实业有限公司 一种喷头及喷雾器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5721292B2 (ja) 害虫駆除用エアゾール
JP2014136686A (ja) 害虫駆除用エアゾール
JP5788582B2 (ja) エアゾール
JP5754925B2 (ja) コバエ防除用エアゾール製品
JP7529854B2 (ja) 害虫防除用定量噴射型エアゾール製品および害虫防除方法
JP6490847B2 (ja) 害虫防除用エアゾール、及びこれを用いた害虫防除方法
CN111587878A (zh) 蚊类防除用气溶胶及蚊类防除方法
WO2012068484A4 (en) Methods and systems to deliver volatile compounds
JP2014019674A (ja) 飛翔害虫防除方法
JP6681420B2 (ja) 蚊類防除用エアゾール、及びこれを用いた蚊類の防除方法
JP2010077033A (ja) エアゾール組成物
JP6279208B2 (ja) 害虫駆除用エアゾール製品及びそのノズル構造
JP6502456B2 (ja) 害虫駆除用エアゾール製品及びそのノズル構造
JP5782218B2 (ja) 害虫駆除方法
JP6960298B2 (ja) エアゾール用ノズル、及びエアゾール製品
JP5886884B2 (ja) 害虫駆除方法
JP4615274B2 (ja) 殺虫剤噴射装置
TW200528194A (en) Aerosol bomb
JP2005185238A (ja) 虫類捕獲スプレー及び虫類捕獲スプレー用ノズル
JP2020068752A (ja) 液タンクが魔法瓶であることを特徴とする噴霧器。

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151020

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160520

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160531

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160728

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160823

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20161206

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171127