JP7255829B2 - 害虫駆除剤及び害虫駆除用エアゾール組成物 - Google Patents

害虫駆除剤及び害虫駆除用エアゾール組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP7255829B2
JP7255829B2 JP2017005003A JP2017005003A JP7255829B2 JP 7255829 B2 JP7255829 B2 JP 7255829B2 JP 2017005003 A JP2017005003 A JP 2017005003A JP 2017005003 A JP2017005003 A JP 2017005003A JP 7255829 B2 JP7255829 B2 JP 7255829B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pest control
cyfluthrin
phthalthrin
transfluthrin
content
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017005003A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018115115A (ja
Inventor
智基 佐々木
和幸 池田
勝郎 杉丸
晃大 藤村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fumakilla Ltd
Original Assignee
Fumakilla Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fumakilla Ltd filed Critical Fumakilla Ltd
Priority to JP2017005003A priority Critical patent/JP7255829B2/ja
Publication of JP2018115115A publication Critical patent/JP2018115115A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7255829B2 publication Critical patent/JP7255829B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Description

特許法第30条第2項適用 平成28年10月12日に自社ウェブサイトに掲載した。平成28年10月12日に第10回国際ガーデンEXPOに出展した。
本発明は、例えばエアゾール容器等に充填される害虫駆除剤及び害虫駆除用エアゾール組成物に関し、特に、人間に対する刺激を低減する技術分野に属する。
一般に、ピレスロイド系殺虫剤を含有する害虫駆除剤が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に開示されている害虫駆除剤には、ピレスロイド系殺虫剤としてトラロメトリンやイミプロトリン等が有効成分として含有されており、これら有効成分は害虫に対して高い駆除効果が得られることで知られている。
特開2008-133240号公報
ところで、害虫駆除剤は例えばエアゾール容器等に充填されて空間に噴霧される場合がある。害虫駆除剤が空間に噴霧されると、近くにいる人間が霧状になった害虫駆除剤を意図せずに吸い込んでしまう恐れがある。
害虫駆除剤に使用されるピレスロイド系殺虫剤の種類は多くあり、本発明者が試験したところ、トラロメトリンやイミプロトリンを含んでいる害虫駆除剤を吸い込むと、人にもよるが、違和感を感じる場合があることが分かった。
一方で、ピレスロイド系殺虫剤の有効成分としての特性はそれぞれ異なっており、即効性に優れたものや持続性に優れたものなどが存在する。例えば、トラロメトリンは持続性に優れることが知られており、イミプロトリンは即効性に優れることが知られている。
前述のように、ピレスロイド系殺虫剤のなかには吸い込んだときに違和感を感じるものがあるが、これらを害虫駆除剤の有効成分から除いてしまうと、所期の持続性や即効性が得られなくなり、害虫駆除剤の効果が低減してしまい、害虫駆除剤の本来の目的を達成することが困難になるという問題がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、人間に対する刺激を低減しながら、害虫に対する駆除効力を十分に得ることができるようにすることにある。
上記目的を達成するために、本発明では、人間に対して低刺激で、かつ、害虫駆除効果の高いピレスロイド系殺虫剤を害虫駆除剤に含有させるようにした。
第1の発明は、ピレスロイド系殺虫剤を含有する害虫駆除剤において、上記ピレスロイド系殺虫剤として、フタルスリン、トランスフルトリン及びシフルトリンを含有していることを特徴とする。
この構成によれば、高い駆除効果が長期間に亘って得られるとともに、人間に対して低刺激になる。
また、上記フタルスリンの含有量は、シフルトリンの含有量よりも多く設定されていることを特徴とする。
また、上記フタルスリンの含有量は、トランスフルトリンの含有量よりも多く設定されていることを特徴とする。
また、上記トランスフルトリンの含有量は、シフルトリンの含有量よりも多く設定されていることを特徴とする。
の発明は、ピレスロイド系殺虫剤と、溶剤と、噴射剤とを含有し、エアゾール容器に収容される害虫駆除用エアゾール組成物において、上記ピレスロイド系殺虫剤として、フタルスリン、トランスフルトリン及びシフルトリンを含有していることを特徴とする。
この構成によれば、ピレスロイド系殺虫剤が溶剤に溶解した状態でエアゾール容器に収容される。そして、使用時には、ピレスロイド系殺虫剤がエアゾール容器から噴射剤によって噴射される。噴射後、しばらくの間はピレスロイド系殺虫剤が空気中に霧状になって存在していることがあり、この霧状になったピレスロイド系殺虫剤を人間が吸い込むことが考えられる。このとき、フタルスリン、トランスフルトリン及びシフルトリンは人間に対する刺激性が低いので、違和感を感じ難くなる。
第1の発明によれば、ピレスロイド系殺虫剤として、フタルスリン、トランスフルトリン及びシフルトリンを含有しているので、人間に対する刺激を低減しながら、害虫に対する駆除効力を長期間に亘って十分に得ることができる。
駆除効果の持続性の試験結果を示すグラフである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
本発明の実施形態に係る害虫駆除剤は、少なくともピレスロイド系殺虫剤と、ピレスロイド系殺虫剤を溶解させるための溶剤とを含有している。ピレスロイド系殺虫剤としては、フタルスリン、トランスフルトリン及びシフルトリンを含有している。フタルスリンは害虫に対して素早く効果を発揮する、いわゆる速効性の高い殺虫剤であり、このフタルスリンを含有していることで、害虫駆除剤を害虫に付着させた直後に駆除効果が得られるようになる。また、トランスフルトリンは常温蒸散性を有する殺虫剤であり、トランスフルトリンを含有していることで、周囲の空間の広い範囲で害虫忌避効果が得られるようになる。シフルトリンは蒸散性の低い殺虫剤であり、接触性の殺虫剤として持続性に優れる。即ち、シフルトリンを含有した害虫駆除剤を、構造物や草木などに付着させることにより、当該箇所に接触した害虫を殺虫する効果を長期にわたって維持できる。これにより、害虫の住み着きを長期にわたって防止できる。
本実施形態では、ピレスロイド系殺虫剤としてトラロメトリンやイミプロトリン等のように、人間が吸い込んだときに違和感を感じることがあるピレスロイド系殺虫剤を含有させずに、人間が吸い込んでも殆ど違和感を感じないピレスロイド系殺虫剤を含有させている。これにより、人間に対する刺激性が後述するように低下する。尚、人間に対する刺激性とは、例えば害虫駆除剤を吸い込んだときに害虫駆除剤が人間の鼻や喉等の粘膜に付着したとき、鼻がチリチリ、ムズムズ、スースーすることや、喉がイガイガしたり、軽い咳が出ることである。このような症状は軽微なものであり、人によって出る場合と出ない場合があるが、薬剤に対して敏感に反応する人では複数の症状が同時に出ることもある。
溶剤としてはピレスロイド系殺虫剤を溶解させることができるものであれば特に限定されないが、例えばイソパラフィン類、ケロシン(灯油)、アルコール類を挙げることができ、これらのうち、1種のみを使用することもできるし、任意の複数種を混合して使用することもできる。
また、上記ピレスロイド系殺虫剤と、上記溶剤と、噴射剤とを含有し、エアゾール容器に収容される害虫駆除用エアゾール組成物とすることもできる。エアゾール容器は、従来から周知のものであることから詳細な説明は省略するが、耐圧性を持った容器本体に、バルブや、該バルブを操作するためのボタンを有するキャップを備えたものである。噴射剤としては、例えば液化石油ガス(LPG)やジメチルエーテル(DME)等を単独で使用すること、及びこれらを任意の割合で混合して使用することもできる。
尚、害虫駆除剤や害虫駆除用エアゾール組成物には、上記した薬剤以外にも例えば補助溶剤、殺菌剤、除菌剤、香料等を含有させることもできる。
フタルスリンの含有量はシフルトリンの含有量よりも多く設定されている。また、フタルスリンの含有量は、トランスフルトリンの含有量よりも多く設定されている。さらに、トランスフルトリンの含有量は、シフルトリンの含有量よりも多く設定されている。
フタルスリン、トランスフルトリン及びシフルトリンの含有量について、害虫駆除用エアゾール組成物を例にして詳しく説明すると、550mlの害虫駆除用エアゾール組成物中、フタルスリン(d-T80-フタルスリン)は9.00g、トランスフルトリンは1.50g、シフルトリンは0.75g含有されている。尚、d-T98-フタルスリンの場合は、550mlの害虫駆除用エアゾール組成物中、6.9gである。そしてこれらピレスロイド系殺虫剤を溶剤に溶かして135mlの原液とし、当該原液と噴射剤をエアゾール容器に充填して550mlの害虫駆除用エアゾール組成物とした。従って、原液中の濃度で言えば、フタルスリン(d-T80-フタルスリン)は6.67w/v%、トランスフルトリンは1.11w/v%、シフルトリンは0.56w/v%である。
この害虫駆除用エアゾール組成物は、全量を噴射し終わるまでに合計約80秒を要するように構成されている。当該組成物中には135mlの原液が含まれるので、当該原液の噴射速度は1.7ml/秒である。従ってこの原液に含まれるフタルスリン(d-T80-フタルスリン)は0.11g/秒、トランスフルトリンは0.019g/秒、シフルトリンは0.009g/秒の速度で噴射される。なお周知のように、エアゾール組成物の噴射速度は、原液に対する噴射剤の割合やノズル径などを調整することにより適宜設定可能である。
以上のように、本実施例の害虫駆除剤および害虫駆除用エアゾール組成物は、即効性に優れるフタルスリン、空間忌避性を有するトランスフルトリン、および持続性に優れるシフルトリンを含有している。しかも、フタルスリン、トランスフルトリン、及びシフルトリンは、人間に対する刺激性が低いピレスロイド化合物なので、本発明の害虫駆除剤または害虫駆除用エアゾール組成物を人間が吸い込んだとしても、刺激性は低い。なお、単体で吸い込んだときには違和感が感じられない物質であっても、複数の物質を混合した状態で吸い込むことで予想外の違和感を感じる可能性も考えられるが、本実施例の害虫駆除剤(混合した状態)を吸い込んでも違和感はほとんど感じられなかった。
このように、即効性、持続性、空間忌避性、および人間に対する刺激の低さ、という優れた特製を全て兼ね備えたピレスロイド系殺虫剤の組み合わせは、従来知られていなかったものである。従って、本実施例の害虫駆除剤および害虫駆除用エアゾール組成物は、極めて有用性の高いものである。
次に、本発明の実施例に係る害虫駆除剤の効力について図1に基づいて説明する。図1の「実施例」に係る供試剤は、上記害虫駆除用エアゾール組成物であり、550mlの害虫駆除用エアゾール組成物中、フタルスリン(d-T80-フタルスリン)は9.00g、トランスフルトリンは1.50g、シフルトリンは0.75g含有されている。「比較例1」に係る供試剤は、ピレスロイド系殺虫剤として、フタルスリン、トラロメトリン、イミプロトリン及びトランスフルトリンを含有した組成となっており、550mlのエアゾール組成物中、フタルスリン(d-T80-フタルスリン)は3.00g、イミプロトリンは0.20g、トランスフルトリンは1.50g、トラロメトリンは0.375g含有されている。「比較例2」に係る供試剤は、ピレスロイド系殺虫剤として、フタルスリン、ペルメトリン及びトランスフルトリンを含有した組成となっており、550mlのエアゾール組成物中、フタルスリン(d-T80-フタルスリン)は9.00g、トランスフルトリンは1.50g、ペルメトリンは5.00g含有されている。
供試虫はマダニである。試験方法としては以下のとおりである。まず、マダニが生息する屋外のフィールドにおいて10~20mの試験区を複数個所設定した。それぞれの試験区において、供試剤噴霧前に、旗ずり法(フランネル法)を10分間行ってマダニの生息数をカウントした。カウントしたマダニを試験区に戻した後、各試験区において上記供試剤のいずれかを、1m2あたり2.5秒噴霧した。なお、供試剤を噴霧しない試験区(無処理区)も設けた。
噴霧後、数日おきに各試験区において旗ずり法でマダニの生息数をカウントした。なお各試験区における生息数は、無処理区における生息数の増減に基づいて補正した。(供試剤以外の要因による生息数への影響を排除するため。)このようにして求めた各試験区におけるマダニの生息数が、供試剤噴霧前からどれだけ減少しているかを、駆除率(%)として算出した。
図1から明らかなように、各供試剤を噴射した後(処理後)、経過日数が30日までは、実施例、比較例1及び比較例2で駆除率は100%であったが、処理後40日を経過した時点では、実施例1は100%のままであったのに対し、比較例1では87%まで低下し、比較例2では72%まで低下した。つまり、フタルスリン、トランスフルトリン及びシフルトリンを含有していることで、マダニの駆除効果が長期間持続することが分かる。尚、マダニ以外の害虫に対しても同様に駆除効果が長期間持続すると推定できる。
次に、供試虫がアカイエカ(蚊)の場合について説明する。供試剤は、シフルトリンを含有する実施例と、トラロメトリンを含有する比較例1であり、共にエアゾール組成物としてエアゾール容器に収容した。試験方法について説明すると、まず、草むらに1.0mの試験区を区画し、その試験区に1.0m当たり3秒間、各供試剤を噴霧した。噴霧後、2週間経過してから、草むらの草を採取して樹脂製のカップに入れ、そのカップの中にアカイエカを20匹入れて蓋をする。アカイエカをカップに入れてから3時間後、1日後にそれぞれ致死した供試虫の数を数えて記録した。
1つの試験区当たりにシフルトリンが20mg、10mg、5mg、それぞれ散布されるように、実施例のシフルトリンの濃度を変更して3種類試験した。また、比較例1についても、1つの試験区当たりにトラロメトリンが20mg、10mg、5mg、それぞれ散布されるように、トラロメトリンの濃度を変更して3種類試験した。
その結果、実施例と比較例とでは、20mg、10mg、5mgのそれぞれで駆除効果の差は殆どなかった。
以上のように、イミプロトリンやトラロメトリンを含有しない実施例においても十分な害虫駆除効果が得られることが確認できた。
なお、フタルスリン、トランスフルトリンおよびシフルトリンの含有量および割合は、上記実施例に限定されるものではなく、製品に要求される性能に応じて適宜変更できることはもちろんである。
また、実施例の害虫駆除用エアゾール組成物は、原液の噴射速度を1.7ml/秒としたが、対象害虫や使用場面に応じて噴射速度を適宜変更可能であることはもちろんである。なお、人間に対する刺激性を低減するという観点においては、1回の操作で過大な量の原液が噴射されない噴射速度とすることが好ましい。しかしながら、エアゾール組成物は、使用者による噴射操作が継続される時間によって噴射量が異なるため、1回あたりの噴射量を厳格に規定するのが困難である。とはいえ一般的な害虫駆除用エアゾール組成物においては、使用者による噴射操作は1回あたり数秒間(具体的には2~3秒程度)継続されるものと想定される。この場合においては、害虫駆除用エアゾール組成物の原液の噴射速度は、15ml/秒以下が好ましく、9ml/秒以下がより好ましく、3ml/秒以下が更に好ましい。
また、人間が吸い込んだときの違和感が許容できる濃度以下であれば、イミプロトリンやトラロメトリン等の他のピレスロイド系殺虫剤を少量含有させることもできる。なお本願発明者らの検討によれば、本発明のエアゾール組成物に対してイミプロトリンまたはトラロメトリンの何れかを少量含有させるとした場合、人間に対する刺激性を抑えるという点では、イミプロトリンの方がより好ましいことが判明している。以下、イミプロトリンを少量配合した実施例2について説明する。
この実施例2に係るエアゾール組成物においては、イミプロトリンの含有量はシフルトリンよりも少なく設定されている。具体的には、135mlの原液中にイミプロトリンを0.45g(0.33w/v%)、フタルスリン(d-T80-フタルスリン)を4.00g(2.96w/v%)、トランスフルトリンを1.87g(1.39w/v%)、シフルトリンを0.50g(0.37w/v%)含み、この原液と噴射剤をエアゾール容器に充填して550mlの害虫駆除用エアゾール組成物としている。原液の噴射速度は1.7ml/秒となるように構成されている。なおこの実施例2では、フタルスリンの含有量を上記実施例よりも減少させているが、即効性に優れたイミプロトリンを少量配合しているので、上記実施例と同等の害虫駆除効果を発揮することができる。
次に、人間に対する刺激性の試験結果について説明する。被験者5人を4.5畳の部屋に座らせて、イミプロトリンを含む上記実施例2、イミプロトリンおよびトラロメトリンを含む上記比較例1のエアソール組成物をそれぞれ3秒間だけ空間に噴霧する。噴霧後の被験者の自覚症状を聞き取った。その結果、実施例2の場合、2名の被験者が「喉がイガイガする」、「軽い咳が出る」という症状を訴えただけに留まった。一方、比較例1の場合、2名の被験者が「喉がイガイガする」、「軽い咳が出る」という症状を訴え、2名の被験者が「鼻がチリチリする」という症状を訴え、1名の被験者が「鼻がムズムズする」という症状を訴え、1名の被験者が「鼻がスースーする」という症状を訴えた。従って、実施例2の方が比較例1に比べて人間に対する刺激性が低く、特に鼻の粘膜に対する刺激が低減されることが分かる。
以上説明したように、この実施形態によれば、ピレスロイド系殺虫剤が溶剤に溶解した状態でエアゾール容器に収容されており、使用時には、ピレスロイド系殺虫剤がエアゾール容器から噴射剤によって噴射される。噴射後、しばらくの間はピレスロイド系殺虫剤が空気中に霧状になって存在していることがあり、この霧状になったピレスロイド系殺虫剤を人間が吸い込むことが考えられる。このとき、フタルスリン、トランスフルトリン及びシフルトリンは人間に対する刺激性が低いので、違和感を感じ難くなる。一方、害虫に対しては、高い駆除効力を長期間に亘って得ることができる。
上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
以上説明したように、本発明は、例えば蚊やマダニ等を駆除する場合に使用することができる。

Claims (2)

  1. ピレスロイド系殺虫剤を含有する害虫駆除剤において、
    上記ピレスロイド系殺虫剤として、フタルスリン、トランスフルトリン及びシフルトリンを含有しており、
    上記フタルスリンの含有量は、上記シフルトリンの含有量よりも多く設定されるとともに、上記トランスフルトリンの含有量よりも多く設定され、
    上記トランスフルトリンの含有量は、上記シフルトリンの含有量よりも多く設定されていることを特徴とする害虫駆除剤(ただし、トラロメトリンを含む場合を除く)
  2. ピレスロイド系殺虫剤と、溶剤と、噴射剤とを含有し、エアゾール容器に収容される害虫駆除用エアゾール組成物において、
    上記ピレスロイド系殺虫剤として、フタルスリン、トランスフルトリン及びシフルトリンを含有しており、
    上記フタルスリンの含有量は、上記シフルトリンの含有量よりも多く設定されるとともに、上記トランスフルトリンの含有量よりも多く設定され、
    上記トランスフルトリンの含有量は、上記シフルトリンの含有量よりも多く設定されていることを特徴とする害虫駆除用エアゾール組成物(ただし、トラロメトリンを含む場合を除く)
JP2017005003A 2017-01-16 2017-01-16 害虫駆除剤及び害虫駆除用エアゾール組成物 Active JP7255829B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017005003A JP7255829B2 (ja) 2017-01-16 2017-01-16 害虫駆除剤及び害虫駆除用エアゾール組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017005003A JP7255829B2 (ja) 2017-01-16 2017-01-16 害虫駆除剤及び害虫駆除用エアゾール組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018115115A JP2018115115A (ja) 2018-07-26
JP7255829B2 true JP7255829B2 (ja) 2023-04-11

Family

ID=62983866

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017005003A Active JP7255829B2 (ja) 2017-01-16 2017-01-16 害虫駆除剤及び害虫駆除用エアゾール組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7255829B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014152132A (ja) 2013-02-08 2014-08-25 Dainippon Jochugiku Co Ltd 鱗翅目飛翔害虫防除用エアゾール剤
JP2016155774A (ja) 2015-02-24 2016-09-01 大日本除蟲菊株式会社 多足類害虫防除用エアゾール

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014152132A (ja) 2013-02-08 2014-08-25 Dainippon Jochugiku Co Ltd 鱗翅目飛翔害虫防除用エアゾール剤
JP2016155774A (ja) 2015-02-24 2016-09-01 大日本除蟲菊株式会社 多足類害虫防除用エアゾール

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
C.MacBean編、A World Compendium The Pesticide Manual Sixteen Edition、BCPC、2012年、p.260~261、1096~1099、1132~1135

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018115115A (ja) 2018-07-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5517122B2 (ja) 害虫、ダニ防除方法
CN111587878B (zh) 蚊类防除用气溶胶及蚊类防除方法
KR20180100642A (ko) 비상 해충 기피 제품 및 비상 해충 기피 방법
JP2022081662A (ja) 害虫、ダニ防除方法、及び害虫、ダニ防除用エアゾール
US11395496B2 (en) Multipurpose mosquito repellant composition and method of manufacturing the same
JP6875215B2 (ja) ゴキブリ用忌避剤の塗布方法
JP2019104830A (ja) 隙間用定量噴射型エアゾール及び害虫の防除方法
JP7255829B2 (ja) 害虫駆除剤及び害虫駆除用エアゾール組成物
JP6086815B2 (ja) 屋内ダニ忌避効力増強剤及びこれを用いた屋内ダニ忌避方法
JP6086757B2 (ja) エアゾール型殺虫剤
JP6138583B2 (ja) 屋内ダニ忌避方法
KR100694800B1 (ko) 세팅폴리머를 이용한 모기용 에어로졸 살충제
JP2013184895A (ja) エアゾール型殺虫剤
WO2019078219A1 (ja) 害虫防除用定量噴射型エアゾール製品および害虫防除方法
JP4703172B2 (ja) 屋外用一液性水性エアゾール剤
JP2006001864A (ja) 屋内塵性ダニ忌避剤及びこれを用いた屋内塵性ダニ忌避用物品
JP4627634B2 (ja) 屋内塵性ダニ忌避剤
JP6214135B2 (ja) 人体用害虫忌避エアゾール剤、及びこれを用いた害虫忌避並びに冷感の付与方法。
JPWO2020137609A1 (ja) 消臭組成物、及び消臭方法、並びに悪臭害虫防除用組成物、及び悪臭害虫防除方法
JP6836930B2 (ja) ハチ、アブ類の刺咬被害防止方法
KR100533239B1 (ko) 애완동물용 지속형 방향 항균방충제
JP7230069B2 (ja) 蚊類防除用エアゾール、及び蚊類防除方法
JP5091583B2 (ja) 衣類害虫の産卵阻害剤
KR100819691B1 (ko) 집먼지진드기 퇴치용 조성물
JP7017725B2 (ja) 害虫駆除組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A80 Written request to apply exceptions to lack of novelty of invention

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A80

Effective date: 20170124

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191105

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200923

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201006

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201203

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20210525

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210820

C60 Trial request (containing other claim documents, opposition documents)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60

Effective date: 20210820

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20210831

C21 Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21

Effective date: 20210907

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20211015

C211 Notice of termination of reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C211

Effective date: 20211019

C22 Notice of designation (change) of administrative judge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22

Effective date: 20220913

C22 Notice of designation (change) of administrative judge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22

Effective date: 20230124

C23 Notice of termination of proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C23

Effective date: 20230131

C03 Trial/appeal decision taken

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C03

Effective date: 20230307

C30A Notification sent

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C3012

Effective date: 20230307

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230323

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7255829

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150