JP4703172B2 - 屋外用一液性水性エアゾール剤 - Google Patents

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Description

本発明は、屋外用一液性水性エアゾール剤に関するものである。
エアゾール殺虫剤には、使用法からみて、屋内の空間を飛翔する害虫、壁や床面を徘徊する害虫、あるいは屋外の植物体に生息する害虫等の対象害虫をめがけて噴霧する直撃タイプと、あらかじめ害虫の通り道にエアゾール殺虫剤を噴霧塗布しておく待ち伏せタイプがある。後者の場合、残効性を必要とすることから、蒸気圧が低く揮散性の乏しい殺虫成分を使用することが多い。
一方、比較的蒸気圧の高い殺虫成分を含有する薬剤担持体を害虫の飛翔する環境の固相面上に散布し、殺虫成分バリヤーを形成して飛翔害虫から人を予防的に防除しようとする試みもある。例えば、特開2002−234804号公報には、トランスフルトリン0.1重量%、灯油系溶剤4.78重量%、界面活性剤0.79重量%、水59.43重量%、液化石油ガス35重量%からなるエアゾール剤を、ヤブカの発生している屋外で、地面、塀、草木に対して噴霧塗布したところ、人に飛来したヤブカ数が抑えられたことが記載されている。
しかしながら、特開2002−234804号公報のエアゾール剤は、(1)二液性で使用前に振らなければならないこと、(2)殺虫成分バリヤーの持続効果が短いこと、(3)植物体に対して少なからず薬害が認められるなど、改善すべき課題が多い。
特開2002−234804号公報
本発明は、屋外の飛翔害虫の防除に用いられる一液性の水性エアゾール剤であって、使用前に振る必要がなく、殺虫成分バリヤーの持続効果にすぐれ、しかも植物体にかかっても薬害を生じない屋外用一液性水性エアゾール剤を提供することを目的とする。
(1)(a)一般式(I)
(式中、Xは水素原子又はメチル基を表す。Xが水素原子の時、Yはビニル基、1−プロペニル基、2−メチル−1−プロペニル基、2,2−ジクロロビニル基、2,2−ジフルオロビニル基又は2−クロロ−2−トリフルオロメチルビニル基を表し、Xがメチル基の時、Yはメチル基を表す。また、Zは水素原子、フッ素原子、メチル基、メトキシメチル基又はプロパルギル基を表す)で表されるフッ素置換ベンジルアルコールエステル化合物から選ばれる常温揮散性ピレスロイド系殺虫成分、(b)炭素数1〜3の低級アルコール、(c)炭素数3〜6のグリコール、及び(d)水を含むエアゾール原液30〜70容量%と、ジメチルエーテルを含む(e)噴射剤30〜70容量%とからなり、当該エアゾール原液のpHが5〜7である屋外用一液性水性エアゾール剤。
(2)エアゾール原液が、(a)常温揮散性ピレスロイド系殺虫成分を0.01〜3.0w/v%、(b)炭素数1〜3の低級アルコールを10〜50w/v%、(c)炭素数3〜6のグリコールを2〜15w/v%、及び(d)水を33〜85w/v%含む(1)に記載の屋外用一液性水性エアゾール剤。
(3)(b)/(c)の配合比率(重量比)が、5/1〜1/1である(1)又は(2)に記載の屋外用一液性水性エアゾール剤。
(4)(c)炭素数3〜6のグリコールが、ブチレングリコールである(1)ないし(3)のいずれかに記載の屋外用一液性水性エアゾール剤。
本発明の屋外用一液性水性エアゾール剤は、一液性で使用前に振る必要がなく、殺虫成分バリヤーの持続効果にすぐれ、しかも植物体にかかっても薬害を生じないので、屋外活動における飛翔害虫防除に極めて効果的である。
本発明で用いられる(a)常温揮散性ピレスロイド系殺虫成分としては、エムペントリン及び一般式(I)
(式中、Xは水素原子又はメチル基を表す。Xが水素原子の時、Yはビニル基、1−プロペニル基、2−メチル−1−プロペニル基、2,2−ジクロロビニル基、2,2−ジフルオロビニル基又は2−クロロ−2−トリフルオロメチルビニル基を表し、Xがメチル基の時、Yはメチル基を表す。また、Zは水素原子、フッ素原子、メチル基、メトキシメチル基又はプロパルギル基を表す)で表されるフッ素置換ベンジルアルコールエステル化合物があげられるが、これらに限定されない。
一般式(I)で表される化合物の具体例としては、例えば、2,3,5,6−テトラフルオロベンジル−2,2−ジメチル−3−(2,2−ジクロロビニル)シクロプロパンカルボキシレート(トランスフルトリン;以後、化合物Aと称す)、4−メチル−2,3,5,6−テトラフルオロベンジル−2,2−ジメチル−3−(1−プロペニル)シクロプロパンカルボキシレート(以後、化合物Bと称す)、4−メトキシメチル−2,3,5,6−テトラフルオロベンジル−2,2−ジメチル−3−(1−プロペニル)シクロプロパンカルボキシレート(以後、化合物Cと称す)、4−プロパルギル−2,3,5,6−テトラフルオロベンジル−2,2,3,3−テトラメチルシクロプロパンカルボキシレート(以後、化合物Dと称す)などがあげられる。一般式(I)で表される化合物は一種類を使用してもよいし、又は二種類以上の化合物を組み合わせて使用してもよい。なお、一般式(I)で表される化合物には、その不斉炭素や二重結合に基づく光学異性体や幾何異性体が存在するが、これらの各々やそれらの任意の混合物の使用も本発明に含まれるのは勿論である。
かかる常温揮散性ピレスロイド系殺虫成分は飛翔害虫に対して直撃効果も有するが、噴霧塗布面から徐々に揮散して環境空間に殺虫成分バリヤーを形成し、飛翔害虫の予防的防除に寄与するところが大きい。
エアゾール剤中に配合される殺虫成分の含有量は、使用目的や使用期間等を考慮して適宜決定すればよいが、エアゾール原液中0.01〜3.0w/v%程度が適当である。0.01w/v%未満であると所望の効果が得られないし、一方、3.0w/v%を超えるとエアゾール内容液の可溶化安定性の点で困難を伴う。
本発明では、飛翔害虫に対する直撃効果を補強するために、前記常温揮散性ピレスロイド系殺虫成分に加えて、フタルスリン、フェノトリン、ぺルメトリン、シフェノトリン、シペルメトリン、レスメトリン、アレスリン、プラレトリン、フラメトリン、イミプロトリン、エトフェンプロックス等のピレスロイド系化合物、シラフルオフェン等のケイ素系化合物、ジクロルボス、フェニトロチオン等の有機リン系化合物、プロポクスル等のカーバメート系化合物などを配合してもよい。このうち、速効性と安全性の点からフタルスリンの併用が好ましい。
(b)炭素数1〜3の低級アルコールとしては、エタノール、イソプロパノールなどがあげられ、エアゾール原液中に10〜50w/v%配合される。10w/v%未満であると液性を一液に保つのが困難であるし、一方、50w/v%を超えると火気に対する危険性が著しく増加する。
本発明は、エアゾール剤の必須成分として(c)炭素数3〜6のグリコールを配合したことに特徴を有する。
このようなグリコールとしては、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、1,4−ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、ヘキシレングリコールなどがあげられるが、これらに限定されない。このうち、1,3−ブチレングリコール、1,4−ブチレングリコールが性能的に好ましい。
(c)炭素数3〜6のグリコールは、界面活性剤の作用に準じてエアゾール内容液の可溶化安定性に寄与するとともに、常温揮散性ピレスロイド系殺虫成分の揮散を徐放化し、殺虫成分のバリヤー効果を持続させる。また、界面活性剤の使用量を増やすと植物体に薬害を生じるのに対し、炭素数3〜6のグリコールではその心配が少ないというメリットも有する。炭素数が3未満であると、エアゾール内容液の可溶化安定性や殺虫成分の徐放化の効果が乏しいし、一方炭素数が6を超えると薬害を生じ易くなるので本発明の目的に合致しない。
(c)炭素数3〜6のグリコールの配合量は、エアゾール原液中に2〜15w/v%、好ましくは5〜12w/v%が適当である。2w/v%未満であると所望の効果が得られないし、15w/v%を超えると殺虫成分の揮散が過度に徐放化されたり薬害に対する心配が生じ得る。
また、(b)/(c)の配合比率(重量比)を5/1〜1/1に設定すると、(c)炭素数3〜6のグリコールに係る前述の効果をより明確に具現することができ、本発明の実用性が一層向上する。
本発明では、本発明の趣旨を妨げない限りにおいて、可溶化助剤として若干量の非イオン系界面活性剤を添加してもよい。
非イオン系界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル類、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル類、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル類、ポリオキシエチレンアルキルアミノエーテル類などのエーテル類、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル類などの脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレンスチレン化フェノール、脂肪酸のポリアルカロールアミドなどがあげられ、なかでも、エーテル類が適している。
更に、所望の作用・効果を得るために、エアゾール原液中の(d)水の量は、好ましくは33〜85w/v%であり、エアゾール原液のpHは5〜7に調整される。pHがこの範囲を外れると殺虫成分の安定性に影響を及ぼす懸念を生じる。火気に対する安全性を優先するのであれば、当然のことながら、水の配合量を増やせばよい。
本発明では、その他の成分として、脂肪族炭化水素等の溶剤を添加することもできるが、ケロシンは植物体に薬害を起こしやすいのでその使用は極力避けるべきである。
また、前記殺虫成分に加え、殺ダニ剤、カビ類、菌類等を対象とした防カビ剤、抗菌剤や殺菌剤、あるいは、安定剤、消臭剤、香料、賦形剤等を、可溶化安定性に支障を来たさない限りにおいて適宜配合してもよい。殺ダニ剤としては、5−クロロ−2−トリフルオロメタンスルホンアミド安息香酸メチル、サリチル酸フェニル、3−ヨード−2−プロピニルブチルカーバメート等があり、一方、防カビ剤、抗菌剤や殺菌剤としては、2−メルカプトベンゾチアゾール、2−(4−チアゾリル)ベンツイミダゾール、トリホリン、3−メチル−4−イソプロピルフェノール、オルト−フェニルフェノール等を例示できる。
(e)噴射剤としては、ジメチルエーテル、液化石油ガス(LPG)、圧縮ガス(窒素ガス、炭酸ガス、亜酸化窒素、圧縮空気等)があげられるが、液性を一液性に保つために、ジメチルエーテル単独、もしくはこれを主体にした混合ガスが用いられる。
本発明の屋外用一液性水性エアゾール剤は、その用途、使用目的、対象害虫等に応じて、適宜バルブ、噴口、ノズル等の形状を選択することができ、種々の実施の形態が可能である。例えば、周囲が樹木で被われたキャンプ場などで使用する場合は、広角ノズルを用い広い範囲に噴霧塗布するようにすればよい。
こうして得られた本発明の屋外用一液性水性エアゾール剤は、(a)常温揮散性ピレスロイド系殺虫成分、(b)炭素数1〜3の低級アルコール、及び(c)炭素数3〜6のグリコールの相互作用に基づき、常温揮散性ピレスロイドの殺虫成分バリヤーを長期間持続させることができ、しかも植物体にかかっても薬害を生じないので、屋外活動における飛翔害虫防除に最適である。
具体的には、例えばキャンプでのテントの周囲やタープ内、野外バーベキュー、庭のガーデニングなどのアウトドアライフ、あるいはベランダや軒先に置かれた生ゴミ袋に発生する害虫の駆除・予防の際に極めて実用性の高いものである。
なお、処理面に噴霧塗布される常温揮散性ピレスロイド系殺虫成分の量は、使用用途、目的とする効力持続時間にもよるが、0.5〜500mg/m2程度が適当である。
本発明のエアゾール剤が有効な害虫としては、飛翔し、屋外において人に被害や不快感を与える昆虫全てがあげられる。例えば、アカイエカ、ネッタイシマカ、ユスリカ類、イエバエ類、チョウバエ、ショウジョウバエ等のコバエ類、ブユ類、アブ類等の双翅目、ハチ類、アリ類等の膜翅目、ハムシ、カナブン等の鞘翅目、ガ類等の鱗翅目、ウンカ、アブラムシ等の半翅目等があげられるが、これらの害虫に限定されるものではない。
つぎに具体的実施例ならびに試験例に基づいて、本発明の屋外用一液性水性エアゾール剤を更に詳細に説明する。
エアゾール原液全体量に対して、トランスフルトリン(化合物A)0.10w/v%、d−T80-フタルスリン0.06w/v%、イソプロパノール15.0w/v%、1,3−ブチレングリコール5.6w/v%、及び水79.24w/v%からなるエアゾール原液(120mL)をエアゾール容器に入れた。該容器に大量噴射用バルブ部分を取付け、該バルブ部分を通じて、ジメチルエーテル180mLを加圧充填して、本発明の屋外用一液性水性エアゾール剤を得た。
この水性エアゾールのpHは6.1で、5秒間当たりの噴射量は20mLであった。
キャンプ場に設営したテントの布一面(20m2)に本剤を噴霧処理したところ、テントに留まっていた害虫を駆除するとともに、テントの周囲にトランスフルトリンのバリヤーを形成し、10時間以上にわたって、飛翔害虫がテント内に進入するのを阻止した。テントに近接して花が植えられていたが、本剤の噴霧塗布によって薬害を受けることはなかった。
竹やぶで作業をするにあたり、実施例1で用いた屋外用一液性水性エアゾール剤を周囲一面に噴霧処理したところ、8時間にわたりヤブカに刺咬されることがなかった。ディートを含む人体用忌避剤を皮膚に塗布しても同様の効果を得ることができるが、ベタツキ感が避けられず、この点本剤の方が使いやすかった。
エアゾール原液全体量に対して、トランスフルトリン(化合物A)0.15w/v%、イソプロパノール15.0w/v%、1,3−ブチレングリコール5.2w/v%、消臭剤としてのカキノキ抽出液1.0w/v%、及び水78.65w/v%からなるエアゾール原液(120mL)をエアゾール容器に入れた。該容器に大量噴射用バルブ部分を取付け、該バルブ部分を通じて、ジメチルエーテル180mLを加圧充填して、本発明の屋外用一液性水性エアゾール剤を得た。
ベランダに置いた生ゴミ袋の中でコバエ類が発生したので、袋内及びその周囲に本剤を噴霧処理した。その結果、生ゴミ袋中のコバエ類を駆除するとともに、数日間にわたってこの周囲でコバエ類の発生を見ることはなかった。本剤は、生ゴミの消臭効果も奏し、また、付近の鉢植えの花に影響を及ぼすこともなかった。
実施例1に準じて表1に示す各種エアゾール剤を調製し、下記に示す試験を行った。
(1)エアゾール内容液の可溶化安定性
エアゾール内容液をガラス瓶に入れ、40℃に2週間保存して液性の濁りや分離がないかどうかを調べた。結果は、良好(○)、やや良好(△)、不良(×)で示した。
(2)飛翔害虫の防除効果
実施例1に準じ、キャンプ場に設営したテントの入り口及び周囲(20m2)に各種エアゾール剤を噴霧処理した。所定時間経過後に、テント内に進入した飛翔害虫数を数え、殺虫成分バリヤー効果の持続性を評価した。
(3)植物体に対する薬害
苔に対して各種エアゾール剤を噴霧し薬害の程度を調べた。結果は、影響のほとんどないもの(○)、やや影響のあるもの(△)、影響の著しいもの(×)で示した。
試験の結果、本発明の屋外用一液性水性エアゾール剤は、(1)エアゾール内容液の可溶化安定性、(2)飛翔害虫の防除効果の持続性、及び(3)植物体に対する影響の軽減のいずれの項目においても優れており、実用性の高いエアゾール剤であることが確認できる。
これに対し、比較例1のように、常温揮散性ピレスロイド系殺虫成分を使用しない場合には、直撃噴霧により害虫を駆除できても、殺虫成分バリヤー効果は期待できなかった。また、(c)グリコールの炭素数が3未満の場合(比較例2)、バリヤー効果が持続せず、一方炭素数が6を超えるグリコールを含むエアゾール剤(比較例3)では、植物体に対する薬害の発生が避けられなかった。更に、比較例4のように、グリコールの替わりに界面活性剤を用いた場合でも、植物体に対する薬害を生じ好ましくなかった。
本発明の屋外用一液性水性エアゾール剤は、屋外だけでなく広範な害虫駆除を目的として利用することが可能である。更に、殺虫成分以外の有効成分を選択して、例えば芳香、消臭、抗菌用途など、害虫駆除以外の分野にも応用できる。




Claims (4)

  1. (a)一般式(I)
    (式中、Xは水素原子又はメチル基を表す。Xが水素原子の時、Yはビニル基、1−プロペニル基、2−メチル−1−プロペニル基、2,2−ジクロロビニル基、2,2−ジフルオロビニル基又は2−クロロ−2−トリフルオロメチルビニル基を表し、Xがメチル基の時、Yはメチル基を表す。また、Zは水素原子、フッ素原子、メチル基、メトキシメチル基又はプロパルギル基を表す)で表されるフッ素置換ベンジルアルコールエステル化合物から選ばれる常温揮散性ピレスロイド系殺虫成分、(b)炭素数1〜3の低級アルコール、(c)炭素数3〜6のグリコール、及び(d)水を含むエアゾール原液30〜70容量%と、ジメチルエーテルを含む(e)噴射剤30〜70容量%とからなり、当該エアゾール原液のpHが5〜7であることを特徴とする屋外用一液性水性エアゾール剤。
  2. エアゾール原液が、(a)常温揮散性ピレスロイド系殺虫成分を0.01〜3.0w/v%、(b)炭素数1〜3の低級アルコールを10〜50w/v%、(c)炭素数3〜6のグリコールを2〜15w/v%、及び(d)水を33〜85w/v%含むことを特徴とする請求項1に記載の屋外用一液性水性エアゾール剤。
  3. (b)/(c)の配合比率(重量比)が、5/1〜1/1であることを特徴とする請求項1又は2に記載の屋外用一液性水性エアゾール剤。
  4. (c)炭素数3〜6のグリコールが、ブチレングリコールであることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の屋外用一液性水性エアゾール剤。
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