JP2016151676A - 走査光学装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】迷光が光検出器の検出信号に影響がある構成においても、ジッタを悪化させることなく安定した同期制御を可能とし、安定した画像品質を得ることができる走査光学装置及び画像形成装置を提供する。【解決手段】複数段階の光量設定値でレーザ光束を出射し、BDセンサの出力波形から信号幅検出部によって信号幅tnを検出し、光量設定値の増加に対応して増加する信号幅tnの増加率αnを取得し、少なくとも1つの回転多面鏡の反射面の信号幅の増加率αnが、所定の増加率の閾値β以上に増加した光量設定値を迷光の影響のある光量値Xmとし、画像形成時において、画像形成に用いる光量設定値が前記迷光の影響のある光量値Xm以上の場合、迷光の影響のある光量値Xmより小さい領域で取得した検知信号の信号幅tnの増加率αnから画像形成で用いる光量設定値に対応する修正信号幅Twを求め、修正信号幅Twの中央位置を基準にして同期信号を生成する。【選択図】図4

Description

本発明は、レーザ光束で像担持体を走査して画像を形成する画像形成装置の走査光学装置に関し、特に、像担持体の上流側でレーザ光束を検出して同期信号を生成する光検出器を備えた走査光学装置及び画像形成装置に関するものである。
従来のこの種の画像形成装置に用いられる走査光学装置としては、たとえば、特許文献1に記載のようなものが知られている。
すなわち、すなわち、半導体レーザからのレーザ光束を一定角度反復偏向させて像担持体である感光体表面を感光体の回転軸と平行方向に露光走査する回転多面鏡と、回転多面鏡を回転駆動するスキャナモータと、を備えている。
また、感光体上の画像書き込み開始位置よりも上流側の領域にレーザ光束を検出する光検出器が設けられ、この光検出器の出力波形から、画像書き込み開始タイミングを同期させる同期信号が生成されている。
同期信号の生成は、光検出器の出力波形を所定の閾値で方形波として、その立ち下がり、立ち上がり両方のタイミングから信号幅の中央位置を検出し、立下りの位置から1/2の位置のタイミングで同期信号を出力するようになっていた。このように信号幅の中心を基準とすることにより、レーザ光束の光量によって信号幅が相違していても、同一のタイミングで同期信号を出力することができる。
特開平11−187219号公報
しかしながら、光検出器の低コスト化を実現するため、光検出器のチップサイズは最小限にする必要がある。一方で、回転多面鏡により偏向されたレーザ光束が光学部品を介さずに直接光検出器へ入射させる構成においては、レーザ光束のスポット径が大きい。そのため、レーザ光束が、受光部周辺のワイヤーボンディングや端子に反射し、迷光となって受光部に入射し、光検出器の出力波形が歪み、信号幅の中心がずれて、ジッタを悪化させ画像不良となるおそれがあった。
本発明の目的は、レーザ光束の反射による迷光が光検出器の出力に影響がある構成においても、安定した同期信号を生成でき、ジッタを悪化させることなく安定した画像を得ることができる走査光学装置及び画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、
レーザ光束を出射するレーザ光源と、該レーザ光源の点灯及び光量を制御するレーザ制御手段と、レーザ光束を反射させ像担持体表面を走査する複数の面を持つ回転多面鏡と、該回転多面鏡で反射したレーザ光束を電気信号に変換する光検出器と、該光検出器の出力波形を予め設定された閾値で方形の検知信号として信号幅を検出する信号幅検出手段と、を備え、信号幅の中央位置を基準に同期信号を生成する走査光学装置において、
画像形成時以外の時に、前記レーザ制御手段により複数段階の光量設定値でレーザ光束を出射し、それぞれのレーザ光束の光検知器の出力波形から前記信号幅検出手段によって
信号幅を検出して記憶部に記憶し、演算部によって前記記憶部に記憶された各光量設定値と信号幅の情報から光量設定値の増加に対応して増加する信号幅の増加率を取得し、少なくとも1つの回転多面鏡の反射面の信号幅の増加率が、予め設定された増加率の閾値以上に増加した光量設定値を迷光の影響のある光量値として記憶部に記憶する制御手段を有し、
該制御手段は、画像形成時において、画像形成に用いる光量設定値が前記迷光の影響のある光量値以上の場合、前記迷光の影響のある光量値より小さい領域で取得した検知信号の信号幅の増加率から画像形成で用いる光量設定値に対応する修正信号幅を求め、該修正信号幅の中央位置を基準にして同期信号を生成することを特徴とする。
また、他の発明は、
レーザ光束を出射するレーザ光源と、該レーザ光源の点灯及び光量を制御するレーザ制御手段と、レーザ光束を反射させ像担持体表面を走査する複数の面を持つ回転多面鏡と、該回転多面鏡で反射したレーザ光束を電気信号に変換する光検出器と、該光検出器の出力波形を予め設定された閾値で方形の検知信号として信号幅を検出する信号幅検出手段と、を備え、信号幅の中央位置を基準に同期信号を生成する走査光学装置において、
画像形成時以外の時に、前記レーザ制御手段により複数段階の光量設定値でレーザ光束を出射し、それぞれのレーザ光束の光検知器の出力波形から前記信号幅検出手段によって信号幅を検出して記憶部に記憶し、演算部によって前記記憶部に記憶された各光量設定値と信号幅の情報から光量設定値の増加に対応して増加する信号幅の増加率を取得し、少なくとも1つの回転多面鏡の反射面の信号幅の増加率が、予め設定された増加率の閾値以上に増加した光量設定値を迷光の影響のある光量値として記憶部に記憶する制御手段を有し、
該制御手段は、光検知器の出力波形を複数段階の閾値で形成した複数種類の検知信号に対して順次実行し、第1段階の閾値の場合を除き、一の段階の閾値の検知信号に対する制御実行時には、前の段階の閾値で取得した迷光の影響のある光量値から光量が大きくなる方向に設定した複数段階の光量設定値について出射したレーザ光束の迷光の影響ある光量を順次記憶する構成で、
画像形成時において、画像形成に用いる光量設定値と、前記複数段階の閾値に対してそれぞれ得られた複数段階の迷光の影響のある光量値と小さい方から順次比較し、画像形成に用いる光量設定値より大きい迷光の影響のある光量値に対応する閾値の検知信号を選択し、該検知信号の信号幅の中央位置を基準にして同期信号を生成することを特徴とする。
また、本発明の画像形成装置は、像担持体を帯電させる帯電手段と、帯電した像担持体表面にレーザ光束を走査して潜像を形成する上記走査光学装置と、前記像担持体にトナーを付着させて潜像を現像する現像手段と、現像されたトナー像を転写材に転写する転写手段と、転写されたトナー像を定着する定着手段とを備えたことを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、レーザ光束の反射による迷光が光検出器の出力に影響がある構成においても、ジッタを悪化させることなく安定した制御が行うことができる。
本発明が適用される光走査装置及び画像形成装置の一例を示す断面図。 図1の光走査装置の概略構成図。 図1の光走査装置の制御ブロック図。 実施の形態1におけるイニシャル動作時の制御フローチャート。 実施の形態1におけるレーザ光量とBD信号の関係図。 実施の形態1における画像形成時のフローチャート。 実施の形態2におけるレーザ光量とBD信号の説明図。 実施の形態2におけるイニシャル動作時の制御フローチャート。 実施の形態2におけるレーザ光量とBD信号の説明図。 実施の形態2における画像形成時のフローチャート。 理想的なBDセンサでのレーザ光量に対応したBD信号幅の説明図。 (A)〜(C)はBDセンサの概略構成図。
以下に、本発明を図示の実施の形態に基づいて詳細に説明する。
実施の形態1
[画像形成装置]
まず、図1を参照して、本発明が適用される画像形成装置の全体構成について説明する。
図において、101は画像形成装置を示すもので、後述する走査光学装置100が、画像形成装置101の筐体の一部である光学台103に設置されている。画像形成装置101には、画像形成手段である、プロセスカートリッジ108、その他に転写材Pを載置する給紙部104、給紙ローラ105、転写ローラ(転写手段)106、定着器(定着手段)107が設けられている。プロセスカートリッジ108には像担持体である感光ドラム(感光体)8、帯電ローラ108a、現像ローラ108bが備わっている。転写ローラ106と感光ドラム8は接触して転写ニップを形成している。
感光ドラム8は回転軸周りに回転しながら帯電ローラ108aにより表面(像担持体表面)を帯電された後、走査光学装置100がレーザ光束を出射してその表面を走査して潜像を形成する。その後、現像ローラ108bにより表面にトナーを付着させられて、潜像がトナーによって現像されたトナー像となる。
一方、転写材Pは給紙部104から給紙ローラ105によって給送され、転写ローラ106により感光ドラム8上に形成されたトナー像が転写される。その後定着器107において転写材P上のトナー像は熱と圧力によって転写材Pに定着する。トナーが定着した転写材Pは排紙ローラ110によって画像形成装置101の外に出力される。
[走査光学装置]
次に走査光学装置100について説明する。
図2は走査光学装置100の概略斜視図である。半導体レーザユニット1はレーザ光束Lを出射する光源としての不図示の半導体レーザ1a及びその駆動回路1bをユニット化したものである。半導体レーザ1aから出射されたレーザ光束Lは、コリメータレンズ機能とシリンドリカルレンズ機能を有するレンズ2、開口絞り3を通過して、光偏向器5の回転多面鏡(回転多面鏡)4に形成された複数の反射面12のうちの1つに入射する。
回転多面鏡4は光偏向器5が備えるモータによって矢印の方向に回転駆動され、レーザ光束Lを偏向する。反射面12でレーザ光束Lが反射される方向は、回転多面鏡4の回転によって変化する。回転多面鏡4がある回転位相の時、反射面12で反射したレーザ光束Lはレンズ等を通過することなく光検出器であるBDセンサ6の受光部へ入射する。また回転多面鏡4が別の回転位相の時、レーザ光束Lは、fθレンズ(走査レンズ)7に入射し、感光ドラム8の表面である感光面(被走査面)へ入射する。上述した光学部材(半導体レーザユニット1、レンズ2、開口絞り3、光偏向器5、BDセンサ6、fθレンズ7)が光学箱9に位置決め支持され、固定される。
[レーザ光束による感光ドラムの走査]
次に走査光学装置100による、レーザ光束で感光ドラム8を走査する方法について説明する。半導体レーザユニット1の半導体レーザ1aから出射したレーザ光束Lは、レンズ2によって主走査方向では略平行光または収束光とされ、副走査方向では収束光とされ
る。次にレーザ光束Lは、開口絞り3を通って光束幅が制限されて、回転多面鏡4の反射面12上において主走査方向に長く伸びた焦線状に結像する。
そして、回転多面鏡4の回転によって反射面12でのレーザ光束Lの反射方向が連続的に変化し、レーザ光束Lを偏向する。回転多面鏡4が所定の回転位相にあるとき、反射されたレーザ光束Lは、レンズ等を透過することなくBD信号を出力する光検知器としてのBDセンサ6の受光部61に入射し、電気信号に変換される。
回転多面鏡4の回転に伴って、レーザ光束Lのスポット像は受光部61上を通過する。このとき、BDセンサ6は受光部での受光量に基づいてBD信号を出力し、このBD信号が出力されたタイミングを基準に画像データに基づく光源の発光開始(画像の書き出し)のタイミングが決まる。
回転多面鏡4が更に所定量回転すると、反射されたレーザ光束Lはfθレンズ7を透過して感光ドラム8の表面に入射する。fθレンズ7は、レーザ光束Lを集光させて、感光ドラム8の表面にスポット像として結像させる。レーザ光束Lがfθレンズ7へ入射を開始してから回転多面鏡4が更に所定量回転する間は、レーザ光束Lはfθレンズ7を透過して感光ドラム8の表面に入射し続け、レーザ光束Lのスポット像は回転多面鏡4の回転方向に対応する走査方向へ移動する。
走査方向は感光ドラム8の回転軸方向と平行である。fθレンズ7は、レーザ光束Lのスポット像が感光ドラム8の表面上で等速に走査方向に移動するようにレーザ光束Lの結像位置が設計されている。
レーザ光束Lのスポット像が感光ドラム8の表面上を走査方向に移動する間に、半導体レーザユニット1の光源には、形成する画像データに対応するレーザ駆動信号(VIDEO信号)に基づいて駆動電流が供給され、光源が点灯する。これにより、走査方向に画像データに対応した潜像をレーザ光束Lで走査(主走査)して形成する。
上述したポリゴンモータ41の回転に加え、感光ドラム8が回転軸まわりに回転することによって、レーザ光束Lのスポット像が感光ドラム8に対して、走査方向に直交する方向に相対的に移動(副走査)する。このような、回転多面鏡4の回転及び感光ドラム8の回転により、感光ドラム8の表面上に画像データに対応した2次元の潜像をレーザ光束Lで走査して形成する。
上述した、BD信号の出力工程と、その後の感光ドラム8上でのレーザ光束Lによる走査工程は、回転多面鏡4の回転に伴い反射面12毎に行われる。
次に、上記走査光学装置の制御構成について説明する。
まず、図11を参照して、本発明の前提となるレーザ光束量に対する入射光波形及びBD信号の信号幅について説明する。
図11は、理想的なBDセンサ6で受光する入射光波形Wについて、光量小、光量中、光量大の3種類の光波形を重ねて記載している。この理想的な入射光波形Wは左右対称の山形状で、光量小、光量中、光量大と、順に幅が広くなっている。この入射光波形Wを、予め設定された閾値Thレベルを基準にして、閾値以上はH、閾値以下ではLとする方形の検知信号とし、立下りと、立ち上がりの間の信号幅をBD信号幅とする。
光量小の入射光波形の場合、BD信号幅がt1で、生成BD信号は、予め定められたBD信号幅の最大値Tmから、実際のBD信号幅t1の中央位置であるt1/2の差をとり、BD信号の立ち上がりから、Tm−(t1/2)のタイミングで出力する。
理想的なBDセンサ6で受光する光波形は左右対称であり、光量中、光量大とした際に、BD信号幅はt2、t3と増加するものの、BD信号の中央位置は一定である。その為、レーザ光束量を光量中、光量大と可変してもBD信号の中央位置を基準として、Tm−(t2/2)、Tm−(t3/2)の一定タイミングでBD信号を生成することができる。この生成されるBD信号を、生成BD信号と呼ぶこととし、生成BD信号の周期で同期
をとって画像形成をすることが可能になる。
図12には、BDセンサを示している。
BDセンサ6は、四角形状の受光部61と、受光部61の片側に離間して配置された電気接続用の端子62と、受光部61と端子62間を接続するワイヤーボンディング63を備えている。回転多面鏡により偏向されたレーザ光束Lは、光学部品を介さずにBDセンサ6へ直接入射する構成となっており、レーザ光束Lのスポット径が大きくなる為、BDセンサ6内で受光部61が大半の面積を占める構成となっている。
BDセンサ6を最小限の大きさにするために、BDセンサ6内の受光部61、ワイヤーボンディング63と、端子62の配置は限定され、レーザ光束Lのビーム走査方向の上流側から下流側に向けて、端子62、ワイヤーボンディング63、受光部61の順に直線上に配置されている。ビーム走査領域にワイヤーボンディング63及び端子62があると、レーザ光束Lがワイヤーボンディング63及び端子62に反射し、迷光となってBDセンサ6の出力に影響が出る。
図7には、迷光が入った入射光波形及びBD信号幅の関係を示す。
図7に示すように、レーザ光束Lの光量が大の場合、迷光での入射光波形が閾値Thレベル以上となってしまう。入射光波形は迷光の影響で左右対称にならず、光量小、光量中と比較して、BD信号の中央位置がずれる。ずれる方向は立下り側である。そのため、光量大のBD信号幅t3によって生成された生成BD信号は、光量小、光量中での生成BD信号と比較してΔtだけずれてしまう。
さらに、レーザ光束Lのスポット径がBDセンサ6へ走査する位置においても影響を受ける。図12(C)は、レーザ光束のスポット径S1,S2が、BDセンサ6へ走査する様子を示している。レーザ光束のスポット径のBDセンサへの走査位置は、回転多面鏡4の面倒れの影響を受ける。複数の面を持つ回転多面鏡4において、各面でレーザ光束Lのスポット径はS1、S2のようにBDセンサ6に対して走査する位置が一定でないため、迷光の影響にもバラつきが生じる。回転多面鏡4の各面ごとに迷光の影響に差がある条件下においては、BD信号の中央位置が各回転多面鏡4で大きく変化する為、BD信号のジッタが大きくなり画像不良の問題がある。
本発明は、BDセンサ6の配置はそのままで、出力される信号の処理によって迷光の影響を除去するようにしたものである。
図3は、本発明の走査光学装置の制御構成をブロック図として示している。すなわち、レーザ光源である半導体レーザユニット1を点灯させるレーザ制御部112、BDセンサ6の出力であるBD信号の幅を検知するBD信号幅検出部113、BD信号幅とレーザ光束量設定値を記憶する記憶部114及び各レーザ光束量設定値からBD信号幅の増加率を演算する演算制御部115と、を備えている。
111は制御手段としての1チップマイクロコンピュータ(以後CPU111と記す)で、上記したレーザ制御部112、BD信号幅検出部113、記憶部114及び演算制御部115の機能を実現する。
次に、図4を参照して、本実施の形態の走査光学装置及び画像形成装置の制御フローについて、図5のBD信号幅とレーザ光束量の関係を適宜参照して説明する。
まず、画像形成時以外の時に、本実施の形態では画像形成装置のイニシャル回転時にスキャナモータを駆動し(S201)、レーザを点灯させ、スキャナモータを目標回転数に立ち上げて一定回転数に制御する(S202)。
スキャナモータの制御は、BDセンサ6で検知した入射光波形Wから変換したBD信号の立ち上りエッジの周期を元に、一定の回転数に保持するように制御する。スキャナモータが一定回転の状態において、レーザ制御手段112からレーザ光束の光量をXからXnまで段階的に変化させる(S203)。
各光量設定値かつ回転多面鏡4各面に対応したBD信号幅をBD信号幅検出部113に
おいて、BD信号の立下りエッジからカウンタをスタートさせBD信号の立ち上りエッジまで測定し、その際のBD信号幅を記憶部114に記憶する(S204)。S204では、例えばレーザ光束の光量設定値Xの際に、4面回転多面鏡の各ポリゴン面のBD信号幅をTX_a,TX_b,TX_c,TX_dとして記憶部114に記憶する。また、光量設定値Xnまで可変させると、BD信号幅はTXn_a,TXn_b,TXn_c,TXn_dとなる。
演算制御部115で記憶部114に記憶した各レーザ光量設定値に対応したBD信号幅からレーザ光量設定値を増加させた際のBD信号幅の増加率を演算する(S205)。S205での増加率の演算方法は、レーザ光量設定値Xn−1とレーザ光量設定値Xnの際のBD信号幅の増加率とし、回転多面鏡4の反射面ごとにBD信号幅増加率αn=Txn/Txn−1を算出する。
レーザ光量設定値の増加に対応して、図5に示すように、BD信号幅は増加していく。
そして、迷光の影響を受けた場合には、BD信号幅が急激に増加するため、少なくとも1つの回転多面鏡4の反射面のBD信号幅の増加率αnが閾値以上(β以上)であれば、迷光の影響があるレーザ光量領域であると判断する(S206)。
迷光の影響があるレーザ光量領域を判断し、その際の光量を迷光の影響のある光量値Xmとして記憶部に記憶させる(S207)。
まとめると、レーザ制御部112により複数段階の光量設定値でレーザ光束Lを出射し(S201〜S203)、それぞれのレーザ光束LのBDセンサ6の出力波形(入射光波形)からBD信号幅検出部113によってBD信号幅tnを検出して記憶部114に記憶する(S204)。
次いで、演算部としての演算制御部115によって記憶部114に記憶された各光量設定値Xnと信号幅tnの情報から光量設定値の増加に対応して増加する信号幅の増加率αnを取得する。そして、少なくとも1つの回転多面鏡4の反射面の信号幅の増加率αnが、予め設定された増加率の閾値β以上に増加した光量設定値を迷光の影響のある光量値Xmとして記憶部114に記憶する(S205〜S207)。閾値βより小さい場合は、終了する。
以上のように、画像形成時以外の時、たとえばイニシャル動作等でS201からS207の初期設定手順を実行し、レーザ光量に対応したBD信号幅のプロファイルを取得し、迷光の影響を検知する。
次に、図6を参照して画像形成時の制御フローについて説明する。迷光時の入射光波形及びBD信号の関係を図7に示す。
画像形成時に使用するレーザ光量設定値が迷光の影響を受ける設定値Xm以上であるかを判断する(S301)。レーザ光量設定値が迷光の影響のある光量値以上(Xm以上)であるXm+1の場合、迷光の影響が無いレーザ光量領域で取得した、BD信号幅から画像形成で使用するレーザ光束量のBD信号幅Tw=αm−1・Xm+1を演算制御部115で演算し、修正信号幅とする(S302)。
そして、画像形成時に検知したBD信号幅tnが演算制御部115で演算したBD修正信号幅Twと比較する(S303)。BD修正信号幅Twより大きい場合はBD修正信号幅Twを使用し、同期信号である生成BD信号をつくる(S304)。
本実施例では、図12のようにレーザ走査方向に対して、BDセンサ6の受光部61の上流側にワイヤーボンディング63及び端子62を形成する構成である。図7のように、迷光の影響はBD信号の立下り側に発生する。そのまま、生成BD信号を作ると書き出し位置が速い側になってしまう。そのため、画像形成時に検知したBD信号幅が演算制御部115で演算したBD修正信号幅Twより大きい場合は、BD信号の立ち上がりエッジからTm−(Tw/2)で生成BD信号を出力して、画像形成のレーザ制御を行う(S304)。
S301で、画像形成時のレーザ光束量設定値が迷光の影響を受ける設定値Xm以下の
場合は、従来通りBD信号の立ち上り、立ち下がりからBD信号の中央位置を演算して生成BD信号を出力して、生成BD信号周期で画像形成を行う(S305)。
また、S303でBD信号幅tnが迷光の影響のある光量値Tw以下の場合は、従来通りBD信号の立ち上り、立ち下がりからBD信号の中央位置を演算して生成BD信号を出力して、生成BD信号周期で画像形成を行う(S305)。
まとめると、画像形成時において、画像形成に用いる光量設定値が前記迷光の影響のある光量値以上(Xm以上)の場合(S301)、迷光の影響のある光量値Xmより小さい領域で取得した検知信号であるBD信号の信号幅tnの増加率αnから画像形成で用いる光量設定値に対応する修正信号幅Tw=(αm−1)・(Xm+1)を求める(S302)。
そして、信号幅検出部112によって検出した信号幅tnとBD修正信号幅Twを比較し、検知したBD信号幅tnが修正信号幅以上(Tw以上)の場合は、BD修正信号幅Twの中央位置を基準にして同期信号を生成する(S304)。
検知信号としてのBD信号の信号幅tnが修正信号幅Twより小さい場合は、BD信号の信号幅tnの中央位置を基準にして同期信号を生成する(S305)。
以上のような制御を行うことで、安価なBDセンサ6を用いて回転多面鏡4の各面ごとに迷光の影響に差がある条件下においても、ジッタを悪化させることなく安定したスキャナ制御を可能にする走査光学装置及び画像形成装置を提供することができる。
BDセンサ6の構成をレーザ走査方向に対して、受光部61の下流側にワイヤーボンディング63及び端子62を形成する構成においては、迷光の営業が立ち上がり側に生じる。そのため、スキャナモータ制御をBDセンサ6で検知した入射光波形から変換したBD信号の立下がりエッジの周期を元に、一定の回転数に保持するように制御する。そして、BD信号の立下がりエッジに対してTm+(Tw/2)で生成BD信号を作ることで、同様の効果が得られる。
[実施の形態2]
本発明の実施の形態2に係る画像形成装置を説明する。以下の説明では、上記実施の形態1と同様の部分については説明を省略する。
図8に本実施例に関わる、制御フローを示す。
本実施の形態2では、実施の形態1と同様、S401からS406で画像形成時以外の時に、レーザ制御部112からレーザ光量をXからXnまで段階的に変化させてレーザ光束を走査する。そして、BDセンサの信号波形を閾値で方形派に変換し、各レーザ光量設定値かつ回転多面鏡4の各面に対応したBD信号幅を信号幅検出部113で検知し、その際のBD信号幅を記憶部114に記憶する。そして、演算制御部115で記憶部114に記憶した各レーザ光量設定値に対応したBD信号幅からレーザ光量設定値を増加させた際のBD信号幅の増加率αnを演算する。
BD信号幅の増加率αnが閾値β以上であれば、迷光の影響があるレーザ光束量領域であると判断し、β以上になる光量設定値Xlを記憶部114に記憶する。ここまでの手順は、第一の実施例と同様である。
迷光の影響がある光量設定値Xlを判断した際に、BDセンサ6での入射光波形Wに対する閾値を第二の閾値Th2に変更し(S408)、XlからXnまで光量設定を変化させてレーザ光束を走査する(S409)。そして、BDセンサ6の入射光波形Wを、第二の閾値Th2を用いて、再度、BD信号幅を検知して記憶部114に記憶し(S410)、この第二の閾値Th2を用いて取得した第2のBD信号幅からBD信号幅の増加率αnを演算する(S411)。第二の閾値Th2において、少なくとも1つの回転多面鏡の反射面のBD信号幅の増加率αnが閾値β以上であれば、迷光の影響があるレーザ光束量領域であると判断する(S412)。BD信号幅増加率αnがβ以上になる光量設定値を第二の光量設定として記憶部114に記憶する(S413)。
図9に迷光時の入射光波形及びBD信号の関係を示す。
図9のように、光量小、光量中であれば第一の閾値レベルThにおいて、迷光の影響を受けずに生成BD信号を生成可能である。しかし、光量大の場合、第一の閾値Thレベルでは迷光の影響を受ける為、生成BD信号が光量小、光量中と比較して、Δtだけずれが生じる。光量大において、第二の閾値Th2レベルに切り替えることで迷光の影響を受けずに生成BD信号を生成可能になる。
図10に画像形成時の制御フローを示す。
画像形成時において、使用する光量設定値が迷光の影響がある光量値Xl以上であるかを判断する(S501)。
光量設定値がXl以上の場合、第2の光量設定値がXm以下であるかを判断する(S502)。
光量設定が第二の閾値Th2で迷光の影響がない設定値であれば(Xm以下)、BDセンサ6での入射光波形を生成前のBD信号に変化させる閾値を第二の閾値Th2に設定する(S503)。
第二の閾値Th2にすることで迷光の影響を受けない為、従来通りBD信号の立ち上り、立ち下がりからBD信号の中央位置を演算して生成BD信号を出力して、生成BD信号周期で画像形成を行う(S504)。
第二の閾値Th2でも迷光の影響を受ける場合は、S505からS507の制御フローになり、実施の形態1と同様の制御を行うことで同様の効果を得られる。
すなわち、画像形成時に使用するレーザ光量設定値が迷光の影響を受ける設定値Xm以上であるXm+1の場合、迷光の影響が無いレーザ光量領域で取得した、BD信号幅から画像形成で使用するレーザ光束量のBD信号幅Tw=αm−1・Xm+1を演算制御部115で演算する(S505)。
そして、画像形成時に検知したBD信号幅tnが演算制御部115で演算したBD信号幅Twと比較する(506)。BD信号幅Twより大きい場合はBD信号幅Twを使用し、生成BD信号をつくる(S507)。
以上のような制御を行うことで、安価なBDセンサを用いて迷光の影響においてもジッタを悪化させることなく安定したスキャナ制御を可能にする画像形成装置を提供することができる。
なお、上記実施の形態2では、BDセンサでの入射光波形を生成前の検知信号であるBD信号に変換する閾値を二段階で説明したが、閾値をさらに設けてもよい。
要するに、画像形成時以外の初期設定時(イニシャル動作時)に、レーザ制御部112により複数段階の光量設定値でレーザ光束Lを出射し、それぞれのレーザ光束のBDセンサ6の出力波形からBD信号幅検出部113によって信号幅を検出して記憶部114に記憶する。演算部115によって記憶部114に記憶された各光量設定値と信号幅の情報から光量設定値の増加に対応して増加する信号幅の増加率αnを取得する。そして、少なくとも1つの回転多面鏡4の反射面の信号幅の増加率α2が、予め設定された増加率の閾値β以上に増加した光量設定値を迷光の影響のある光量値として記憶部114に記憶する(上記したS401〜S405)。
この一連の制御手順を、BDセンサ6の出力波形を複数段階の閾値で形成した複数種類の検知信号に対して順次実行する。その場合、第1段階の閾値の場合を除き、一の段階の閾値の検知信号に対する制御実行時には、前の段階の閾値で取得した迷光の影響のある光量値から、光量が大きくなる方向に設定した複数段階の光量設定値について迷光の影響ある光量を順次記憶する。
そして、画像形成時において、画像形成に用いる光量設定値とX、複数段階の閾値に対してそれぞれ得られた複数段階の迷光の影響のある光量値Xnと小さい方から順次比較す
る。比較の結果、画像形成に用いる光量設定値より大きい迷光の影響のある光量値に対応する閾値の検知信号を選択し、検知信号の信号幅の中央位置を基準にして同期信号を生成すればよい。
また、画像形成に用いる光量設定値が、複数段階の閾値Th1・・に対してそれぞれ得られた迷光の影響のある光量値の最大値以上の場合(実施の形態2ではXm)には、
前記迷光の影響のある光量値の最大値Xmとなる閾値の検知信号を用いる。迷光の影響のある光量値Xmより小さい領域で取得した検知信号の信号幅の増加率αnから画像形成で用いる光量設定値に対応するBD修正信号幅Twを求める。信号幅検出部113によって検出した信号幅tnとBD修正信号幅Twを比較し、検出した検知信号の信号幅tnがBD修正信号幅以上(Tw以上)の場合は、修正信号幅Twの中央位置を基準にして同期信号を生成する。検出した検知信号の信号幅tnが修正信号幅Twより小さい場合は、検知信号の信号幅tnの中央位置を基準にして同期信号を生成すればよい。
1 半導体レーザユニット(レーザ光源)
4 回転多面鏡
6 BDセンサ(光検知器)
61 受光部 62 端子 63 ワイヤーボンディング
8 感光ドラム(像担持体)
100 走査光学装置
101 画像形成装置
106 転写ローラ(転写手段)、107 定着器(定着手段)
108 プロセスカートリッジ、108a 帯電ローラ(帯電手段)
108b 現像ローラ(現像手段)
111 CPU(制御手段)
112 レーザ制御部(レーザ制御手段)
113 BD信号幅検出部(信号幅検出手段)
114 記憶部
115 演算制御部(演算部)
L レーザ光束
P 転写材
Th 閾値
Th2 第二の閾値
Tm 最大値
Tw 光量値
Tw 修正信号幅
W 入射光波形
Xm 迷光の影響のある光量値
Xn レーザ光量設定値(光量設定値)
tn 信号幅
tn BD信号幅
αn BD信号幅増加率(増加率)
β 増加率の閾値

Claims (7)

  1. レーザ光束を出射するレーザ光源と、該レーザ光源の点灯及び光量を制御するレーザ制御手段と、レーザ光束を反射させ像担持体表面を走査する複数の面を持つ回転多面鏡と、該回転多面鏡で反射したレーザ光束を電気信号に変換する光検出器と、該光検出器の出力波形を予め設定された閾値で方形の検知信号として信号幅を検出する信号幅検出手段と、を備え、信号幅の中央位置を基準に同期信号を生成する走査光学装置において、
    画像形成時以外の時に、前記レーザ制御手段により複数段階の光量設定値でレーザ光束を出射し、それぞれのレーザ光束の光検知器の出力波形から前記信号幅検出手段によって信号幅を検出して記憶部に記憶し、演算部によって前記記憶部に記憶された各光量設定値と信号幅の情報から光量設定値の増加に対応して増加する信号幅の増加率を取得し、少なくとも1つの回転多面鏡の反射面の信号幅の増加率が、予め設定された増加率の閾値以上に増加した光量設定値を迷光の影響のある光量値として記憶部に記憶する制御手段を有し、
    該制御手段は、画像形成時において、画像形成に用いる光量設定値が前記迷光の影響のある光量値以上の場合、前記迷光の影響のある光量値より小さい領域で取得した検知信号の信号幅の増加率から画像形成で用いる光量設定値に対応する修正信号幅を求め、該修正信号幅の中央位置を基準にして同期信号を生成することを特徴とする走査光学装置。
  2. 画像形成時において、画像形成に用いる光量設定値が前記迷光の影響のある光量値以上の場合、
    前記信号幅検出手段によって検出した信号幅と前記修正信号幅を比較し、
    前記検出した検知信号の信号幅が前記修正信号幅以上の場合は、前記修正信号幅の中央位置を基準にして同期信号を生成し、
    前記検出した検知信号の信号幅が修正信号幅より小さい場合は、検知信号の信号幅の中央位置を基準にして同期信号を生成することを特徴とする請求項1記載の走査光学装置。
  3. レーザ光束を出射するレーザ光源と、該レーザ光源の点灯及び光量を制御するレーザ制御手段と、レーザ光束を反射させ像担持体表面を走査する複数の面を持つ回転多面鏡と、該回転多面鏡で反射したレーザ光束を電気信号に変換する光検出器と、該光検出器の出力波形を予め設定された閾値で方形の検知信号として信号幅を検出する信号幅検出手段と、を備え、信号幅の中央位置を基準に同期信号を生成する走査光学装置において、
    画像形成時以外の時に、前記レーザ制御手段により複数段階の光量設定値でレーザ光束を出射し、それぞれのレーザ光束の光検知器の出力波形から前記信号幅検出手段によって信号幅を検出して記憶部に記憶し、演算部によって前記記憶部に記憶された各光量設定値と信号幅の情報から光量設定値の増加に対応して増加する信号幅の増加率を取得し、少なくとも1つの回転多面鏡の反射面の信号幅の増加率が、予め設定された増加率の閾値以上に増加した光量設定値を迷光の影響のある光量値として記憶部に記憶する制御手段を有し、
    該制御手段は、光検知器の出力波形を複数段階の閾値で形成した複数種類の検知信号に対して順次実行し、第1段階の閾値の場合を除き、一の段階の閾値の検知信号に対する制御実行時には、前の段階の閾値で取得した迷光の影響のある光量値から光量が大きくなる方向に設定した複数段階の光量設定値について出射したレーザ光束の迷光の影響ある光量を順次記憶する構成で、
    画像形成時において、画像形成に用いる光量設定値と、前記複数段階の閾値に対してそれぞれ得られた複数段階の迷光の影響のある光量値と小さい方から順次比較し、画像形成に用いる光量設定値より大きい迷光の影響のある光量値に対応する閾値の検知信号を選択し、該検知信号の信号幅の中央位置を基準にして同期信号を生成する走査光学装置。
  4. 制御手段は、画像形成時において、画像形成に用いる光量設定値が、前記複数段階の閾
    値に対してそれぞれ得られた迷光の影響のある光量値の最大値以上の場合には、
    前記迷光の影響のある光量値の最大値となる閾値の検知信号において、迷光の影響のある光量値より小さい領域で取得した検知信号の信号幅の増加率から画像形成で用いる光量設定値に対応する修正信号幅を求め、
    前記信号幅検出手段によって検出した信号幅と前記修正信号幅を比較し、
    前記検出した検知信号の信号幅が前記修正信号幅以上の場合は、前記修正信号幅の中央位置を基準にして同期信号を生成し、
    前記検出した検知信号の信号幅が修正信号幅より小さい場合は、検知信号の信号幅の中央位置を基準にして同期信号を生成することを特徴とする請求項3記載の走査光学装置。
  5. 光検出器には、光学部品を介さずに、レーザ光束が直接入射する構成である請求項1乃至4のいずれかの項に記載の走査光学装置。
  6. 光検出器は、ビーム走査領域であって、受光部に対して、レーザ光束の走査方向の上流側と下流側のいずれか一方にワイヤーボンディング及び端子が設けられている請求項5に記載の走査光学装置。
  7. 像担持体を帯電させる帯電手段と、帯電した像担持体表面にレーザ光束を走査して潜像を形成する請求項1乃至7のいずれか一項に記載の走査光学装置と、前記像担持体にトナーを付着させて潜像を現像する現像手段と、現像されたトナー像を転写材に転写する転写手段と、転写されたトナー像を定着する定着手段とを備えた画像形成装置。
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