JP6520150B2 - 光走査装置、画像形成装置および光走査装置の制御方法 - Google Patents

光走査装置、画像形成装置および光走査装置の制御方法 Download PDF

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Description

本明細書に開示される技術は、光走査装置に関する。
第1および第2の発光部を有する光源部を備える光走査装置と、感光体とを備え、光源部の第1および第2の発光部それぞれから出射された光によって感光体を走査する画像形成装置が知られている(特許文献1参照)。ここで、第1および第2の発光部それぞれの発光量の出力特性は、発光部ごとに互いに異なることがあり、また、各発光部の出力特性は、光源部の温度によって変化することがある。このため、従来の画像形成装置では、第1および第2の発光部の発光量が個別に調整される。
具体的には、従来の画像形成装置には、さらに、第1および第2の発光部それぞれから出射された光を受光するセンサが備えられている。そして、感光体を走査する前に、まず光源部の第1の発光部だけが発光され、そのときのセンサでの受光量が目標量になるように第1の発光部の発光量が調整される。その後、光源部の第2の発光部だけが発光され、そのときのセンサでの受光量が目標量になるように第2の発光部の発光量が調整される。
特開平7−199096号公報
上述したように、従来の画像形成装置では、共通のセンサを利用して第1および第2の発光部の発光量の調整のために光源部の第1および第2の発光部を発光させる。このため、従来の画像形成装置では、第1の発光部の発光量の調整と第2の発光部の発光量の調整とが時分割で行われる。このように、第1および第2の発光部の発光量の調整のために光源部の第1の発光部および第2の発光部を時分割で発光させることは、発光量の調整時間の短縮の妨げになるおそれがある。
本明細書では、上述した課題の少なくとも一部を解決することが可能な技術を開示する。
本明細書に開示される技術は、以下の形態として実現することが可能である。
本明細書に開示される光走査装置は、第1の発光部および第2の発光部を有する光源部と、前記第1の発光部から出射された光と前記第2の発光部から出射された光とを偏向する偏向部と、前記第1の発光部から出射された光を受光する第1のセンサと、制御部と、を備え、前記制御部は、前記光源部に、前記第1の発光部から光を出射し前記第2の発光部から光を出射しない第1の発光動作を実行させ、前記光源部が前記第1の発光動作を実行しているときにおける前記第1のセンサでの受光量に基づき、前記第1の発光部の発光量を調整する第1の発光調整と前記第2の発光部の発光量を調整する第2の発光調整とを実行する。この光走査装置によれば、光源部の第1の発光部から光を出射させる一方で、第2の発光部から光を出射させることなく、第1の発光部の発光量だけでなく第2の発光部の発光量も調整することができる。
上記光走査装置において、前記制御部は、前記第2の発光調整において、前記第1の発光部と前記第2の発光部との出力特性に関する比率と、前記第1の発光調整を実行したときにおける前記第1の発光部の発光量に対応する第1の調整値とに基づき、前記第2の発光部の発光量を調整する構成としてもよい。この光走査装置によれば、比率に基づき、第2の発光部の発光量も調整することができる構成としてもよい。
上記光走査装置において、前記制御部は、前記第1のセンサでの受光量が目標量になるように前記第1の発光部の発光量を調整する第1の調整部と、前記第1の発光調整を実行したときにおける前記第1の発光部の発光量に対応する第1の調整値を記憶する第1の記憶部と、前記第1の記憶部に記憶された前記第1の調整値と、前記第1の発光部と前記第2の発光部との出力特性に関する比率とに基づき定められる第2の発光部の発光量に対応する第2の調整値を記憶する第2の記憶部と、を有する構成としてもよい。この光走査装置によれば、光源部の第1の発光部から光を出射させる一方で、第2の発光部から光を出射させることなく、第1の発光部の発光量だけでなく第2の発光部の発光量も調整することができる構成としてもよい。
上記光走査装置において、前記制御部は、前記比率に基づき、前記第1の調整値を前記第2の調整値に変換する変換部を有する構成としてもよい。
上記光走査装置において、前記第1のセンサは前記第2の受光部から出射された光を受光し、前記制御部は、前記光源部に、前記第1の発光動作を実行させないときに、前記第1の発光部から光を出射せずに前記第2の発光部から光を出射する第2の発光動作を実行させ、前記光源部が前記第2の発光動作を実行しているときにおける前記第1のセンサでの受光量に基づき、前記第2の発光部の発光量を調整する第3の発光調整を実行し、前記第1の調整値と、前記第2の発光調整を実行したときにおける前記第2の発光部の発光量に対応する第3の調整値とに基づき、前記比率を取得する構成としてもよい。この光走査装置によれば、前記第1の発光部と前記第2の発光部との出力特性の相対関係が変動する場合でも、実際の発光量の調整に基づき比率を取得することにより、第2の発光調整を精度良く行うことができる構成としてもよい。
上記光走査装置において、前記偏向部は、前記第1の発光部から出射された光と前記第2の発光部から出射された光とを周期的に偏向し、前記制御部は、前記光源部に前記第1の発光動作を実行させて前記第1の発光調整および前記第2の発光調整を実行する処理と、前記光源部に前記第1の発光部から光を出射せずに前記第2の発光部から光を出射する第2の発光動作を実行させたときにおける前記第1のセンサでの受光量に基づき、前記第2の発光部の発光量を調整する第3の発光調整と前記第1の発光部の発光量を調整する第4の発光調整とを実行する処理と、を前記偏向部の周期に応じて交互に実行する構成としてもよい。この光走査装置によれば、第1の発光動作および第2の発光動作のいずれか一方だけを実行する場合に比べて、第1の発光部と第2の発光部との発光時間差に起因する劣化度合いのバラツキを抑制することができる構成としてもよい。
上記光走査装置において、さらに、前記第1の発光部から出射され前記偏向部によって偏向された光と、前記第2の発光部から出射され前記偏向部によって偏向された光とを受光する第2のセンサを備え、前記第1のセンサは前記第2の受光部から出射された光を受光し、前記制御部は、前記光源部に、前記第1の発光動作を実行させないときに、前記第1の発光部から光を出射せずに前記第2の発光部から光を出射する第2の発光動作を実行させ、前記第2の発光動作により出射された光が前記第2のセンサに受光されたことに基づき、前記第1の発光部および前記第2の発光部が走査対象物を走査する書き出しタイミングを決定する構成としてもよい。この光走査装置によれば、発光量の調整に使用しない発光部から出射された光を利用して、第1の発光部および第2の発光部それぞれから出射された光による走査対象物への書き出しタイミングを決定することができる構成としてもよい。
上記光走査装置において、前記制御部は、前記第1の発光調整および前記第2の発光調整の実行後に、前記光源部に前記第2の発光動作を実行させて前記書き出しタイミングを決定する構成としてもよい。この光走査装置によれば、書き出しタイミングの決定を発光調整前に実行する場合に比べて、書き出しタイミングを精度よく決定することができる構成としてもよい。
本明細書によって開示される技術は、種々の形態で実現することが可能である。例えば、光走査装置や画像形成装置の制御方法または装置の機能を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した一時的でない記録媒体等の形態で実現することが可能である。
プリンタ10の全体構成を示す概略図 露光部500の構成を示す概略図 マルチビームレーザ510の構成を示す斜視図 制御部570等の回路構成を示すブロック図 露光制御処理を示すフローチャート 起動処理を示すフローチャート 印刷処理を示すフローチャート 半導体レーザアレイ580の発光動作とモニタ素子590およびBDセンサ560の受光状態との関係を示すタイムチャート 変形例の制御部570等の回路構成を示すブロック図
一実施形態のプリンタ10について、図1から図8を参照しつつ説明する。図1は、プリンタ10の全体構成を示す概略図である。図1に示すように、プリンタ10は、電子写真式の画像形成装置であり、筐体100と、シート供給部200と、画像形成部300と、排出ローラ400とを備える。筐体100の上面には、排出口110と、排出トレイ120とが形成されている。なお、プリンタ10は画像形成装置の一例である。
シート供給部200は、筐体100内に設けられており、トレイ210と、ピックアップローラ220と、搬送ローラ230と、レジストレーションローラ240とを有する。トレイ210に収容されたシートWは、ピックアップローラ220により1枚ずつ取り出され、搬送ローラ230により搬送され、レジストレーションローラ240により姿勢が矯正されて、所定のタイミングで画像形成部300に送られる。
画像形成部300は、筐体100内に設けられており、露光部500と、プロセス部600と、定着部700とを備える。露光部500は、第1のレーザ光L1および第2のレーザ光L2を出射可能なマルチビーム走査装置であり、第1のレーザ光L1および第2のレーザ光L2を後述する感光体610に照射することによって感光体610に2本のライン状の静電潜像(以下、走査ラインという)を同時に形成可能である。露光部500の構成については後に詳述する。
プロセス部600は、感光体610と、帯電部620と、現像部630と、転写ローラ640とを有する。帯電部620は、感光体610の表面を一様に帯電させる。帯電部620によって一様に帯電された感光体610の表面に上述した露光部500からのレーザ光L1、L2が照射されると、感光体610の表面に静電潜像が形成される。現像部630は、現像剤を供給することによって、感光体610の表面に形成された静電潜像を現像する。これにより、感光体610の表面に現像剤像が形成される。転写ローラ640は、感光体610に対向するように配置されており、感光体610の表面に形成された現像剤像を、シート供給部200によって搬送されるシートWに転写する。
定着部700は、感光体610よりもシートWの搬送方向の下流側に配置されており、熱によって現像剤像をシートWに定着させる。その後、シートWは、排出ローラ400により、排出口110を介して排出トレイ120へと排出される。
図2は、露光部500の構成を示す概略図である。図2に示すように、露光部500は、マルチビームレーザ510と、第1レンズ部520と、ポリゴンミラー530と、ポリゴンモータ540と、第2レンズ部550と、BD(Beam Detect)センサ560と、制御部570とを備える。なお、露光部500は光走査装置の一例であり、ポリゴンミラー530は偏向部の一例であり、BDセンサ560は第2の光センサの一例である。
図3は、マルチビームレーザ510の構成を示す斜視図である。図3に示すように、マルチビームレーザ510は、半導体レーザアレイ580と、モニタ素子590と、ステム591と、ベース部592と、キャップ部593と、複数の接続端子594とを有する。なお、半導体レーザアレイ580は光源部の一例であり、モニタ素子590は第1のセンサの一例である。
ステム591は、平板状の形状を有し、ステム591の一方の面には、ベース部592とキャップ部593とモニタ素子590とが設けられている。ベース部592には半導体レーザアレイ580が設けられている。半導体レーザアレイ580は、第1の発光部581と第2の発光部582とが1つの半導体基板に設けられた構成である。第1の発光部581は、半導体基板の内、ステム591とは反対の端面(以下、前面という)から第1のレーザ光L1を出射し、ステム591に対向する端面(以下、背面という)から第1のバックレーザ光L1Aを出射する。第2の発光部582は、半導体基板の前面から第2のレーザ光L2を出射し、背面から第2のバックレーザ光L2Aを出射する。発光部581と発光部582とは、第1のレーザ光L1と第2のレーザ光L2とが、感光体610上において副走査方向、換言すれば、感光体610の回転方向に間隔を空けて照射されるように配置されている。
キャップ部593は、筒状の形状を有し、ベース部592を囲むように配置されている。キャップ部593の内、ステム591とは反対の面には、第1のレーザ光L1および第2のレーザ光L2を透過可能な窓部595が形成されている。モニタ素子590は、第1のバックレーザ光L1Aおよび第2のバックレーザ光L2Aを受光可能な位置に配置されている。なお、モニタ素子590は例えばフォトダイオードである。複数の接続端子は、ステム591の内、ベース部592等が設けられている面とは反対の面に設けられており、この接続端子が制御部570や電源ラインVCCなどに接続される。
図2に示すように、第1レンズ部520は、例えばコリメートレンズで構成され、第1の発光部581からの第1のレーザ光L1と第2の発光部582からの第2のレーザ光L2とをそれぞれ、光束に変換してポリゴンミラー530に向けて照射する。ポリゴンミラー530は、正六角柱の側面を構成するように配置された6つの反射面531を有する回転多面鏡である。ポリゴンミラー530は、制御部570によって制御されるポリゴンモータ540によって回転駆動される。第2レンズ部550は、例えばfθレンズで構成され、第1レンズ部520から照射され、ポリゴンミラー530の反射面531によって反射されたレーザ光L1、L2を、感光体610の表面に集光する。
ポリゴンモータ540の回転に伴ってポリゴンミラー530が回転すると、第1レンズ部520からのレーザ光L1,L2の照射方向に対する反射面531の角度が周期的に変わるため、レーザ光L1,L2は反射面531によって周期的に偏向される。これにより、感光体610の表面に第1のレーザ光L1と第2のレーザ光L2による2本の走査ラインが形成される。
BDセンサ560は、レーザ光Lの照射方向に対する反射面531の角度が特定の角度である状態において、反射面531によって反射されたレーザ光L1,L2の少なくとも一方が入射する位置に配置されている。
図4は、第1の発光部581と第2の発光部582とモニタ素子590とBDセンサ560と制御部570との回路構成を示すブロック図である。制御部570は、第1の発光駆動部810と、第2の発光駆動部820と、受光駆動部830と、第1の調整部840と、第2の調整部850と、CPU860と、メモリ870と、AD変換部880と、DA変換部890と、第1の記憶部900と、第2の記憶部910とを備える。なお、制御部570は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)によって構成されている。
第1の発光駆動部810は、第1の発光部581を発光状態と消灯状態とに切り替える構成を有する。具体的には、第1の発光部581の一端は、電源ラインVCCに接続されており、第1の発光部581の他端は、第1の調整部840の後述するトランジスタ846および抵抗847を介して第1の発光駆動部810に接続されている。第1の発光駆動部810は、第1の調整部840の抵抗847とアース電極との間に接続されるスイッチ素子811を有する。スイッチ素子811は、CPU860から送信されるオンオフ信号または印刷データに応じた変調信号に基づき開状態と閉状態とに切り替わる。スイッチ素子811が閉状態であるときに第1の発光部581は通電状態になり発光し、スイッチ素子811が開状態であるときに第1の発光部581は非通電状態になり消灯する。
第2の発光駆動部820は、第2の発光部582を発光状態と消灯状態とに切り替える構成を有する。具体的には、第2の発光部582の一端は、電源ラインVCCに接続されており、第2の発光部582の他端は、第2の調整部840の後述するトランジスタ856および抵抗857を介して第2の発光駆動部820に接続されている。第2の発光駆動部820は、第2の調整部850の抵抗857とアース電極との間に接続されるスイッチ素子821を有する。スイッチ素子821は、CPU860から送信されるオンオフ信号または印刷データに応じた変調信号に基づき開状態と閉状態とに切り替わる。スイッチ素子821が閉状態であるときに第2の発光部582は通電状態になり発光し、スイッチ素子821が開状態であるときに第2の発光部582は非通電状態になり消灯する。
受光駆動部830は、モニタ素子590での受光量に応じた受光電圧Vpを、第1の調整部840と第2の調整部850とに選択的に与える構成を有する。具体的には、受光駆動部830は、抵抗831と、第1のバッファ832と、第2のバッファ833と、第1の切替スイッチ834と、第2の切替スイッチ835とを有する。モニタ素子590の一端は、電源ラインVCCに接続されており、モニタ素子590の他端は、抵抗831を介してアース電極に接続されている。モニタ素子590が第1のレーザ光L1および第2のレーザ光L2の少なくとも一方を受光すると、モニタ素子590に電流が流れ、その電流が、抵抗831によってモニタ素子590での受光量に応じた受光電圧Vpに変換される。
第1のバッファ832の入力端は、モニタ素子590と抵抗831との接続点に接続されており、第1のバッファ832は、受光電圧Vpを出力する。第1の切替スイッチ834は、第1のバッファ832の出力端と第1の調整部840との間に接続されている。第1の切替スイッチ834は、CPU860から送信されるオンオフ信号に基づき開状態と閉状態とに切り替わる。第1の切替スイッチ834が閉状態であるときには、第1のバッファ832により増幅された受光電圧Vpが第1の調整部840に与えられ、第1の切替スイッチ834が開状態であるときには、第1のバッファ832により増幅された受光電圧Vpは第1の調整部840に与えられない。
第2のバッファ833の入力端も、モニタ素子590と抵抗831との接続点に接続されており、第2のバッファ833は、受光電圧Vpを増幅して出力する。第2の切替スイッチ835は、第2のバッファ833の出力端と第2の調整部850との間に接続されている。第2の切替スイッチ835は、CPU860から送信されるオンオフ信号に基づき開状態と閉状態とに切り替わる。第2の切替スイッチ835が閉状態であるときには、第2のバッファ833により増幅された受光電圧Vpが第2の調整部850に与えられ、第2の切替スイッチ835が開状態であるときには、第2のバッファ833により増幅された受光電圧Vpは第2の調整部850に与えられない。
第1の調整部840は、モニタ素子590での受光量が第1の目標量になるように第1の発光部581の発光量を調整する構成を有する。具体的には、第1の調整部840は、入力抵抗841と、入力抵抗842と、可変抵抗843と、比較回路844と、出力抵抗845と、上述したトランジスタ846と、上述した抵抗847とを有する。比較回路844の一方の入力端子は、入力抵抗841を介して、受光駆動部830の第1の切替スイッチ834に接続されている。比較回路844の他方の入力端子は、入力抵抗842を介して電源ラインVCCに接続されている。可変抵抗843は、比較回路844の他方の入力端子とアース電極との間に接続されている。例えばプリンタ10の製造時やメンテナンス時に、可変抵抗843の抵抗値が調整されることにより、比較回路844の他方の入力端子に与えられる電圧が、上記第1の目標量に対応した第1の目標電圧Vt1に調整される。
比較回路844の出力端子は、出力抵抗845を介して、トランジスタ846のベースに接続されている。トランジスタ846のコレクタは、第1の発光部581に接続され、トランジスタ846のエミッタは抵抗847を介して第1の発光駆動部810に接続されている。第1のスイッチ素子811および第1の切替スイッチ834が閉状態であり、かつ、第2のスイッチ素子821および第2の切替スイッチ835が開状態であるとき、比較回路844は、受光電圧Vpと第1の目標電圧Vt1とを比較し、受光電圧Vpと第1の目標電圧Vt1とが一致するようにトランジスタ846のベース電圧を調整する。これにより、第1の発光部581に流れる駆動電流が調整されることにより、モニタ素子590での受光量が第1の目標量になるように第1の発光部581の発光量が調整される。
第2の調整部850は、モニタ素子590での受光量が第2の目標量になるように第2の発光部582の発光量を調整する構成を有する。なお、第2の目標量は、第1の目標量と同じでもよいし、第1のレーザ光L1と第2のレーザ光L2との光路長の差等に対応して異なっていてもよい。具体的には、第2の調整部850は、入力抵抗851と、入力抵抗852と、可変抵抗853と、比較回路854と、出力抵抗855と、上述したトランジスタ856と、上述した抵抗857とを有する。比較回路854の一方の入力端子は、入力抵抗851を介して、受光駆動部830の第2の切替スイッチ835に接続されている。比較回路854の他方の入力端子は、入力抵抗852を介して電源ラインVCCに接続されている。可変抵抗853は、比較回路854の他方の入力端子とアース電極との間に接続されている。例えばプリンタ10の製造時やメンテナンス時に、可変抵抗853の抵抗値が調整されることにより、比較回路854の他方の入力端子に与えられる電圧が、上記第2の目標量に対応した第2の目標電圧Vt2に調整される。
比較回路854の出力端子は、出力抵抗855を介して、トランジスタ856のベースに接続されている。トランジスタ856のコレクタは、第2の発光部582に接続され、トランジスタ856のエミッタは抵抗857を介して第2の発光駆動部820に接続されている。第1のスイッチ素子811および第1の切替スイッチ834が開状態であり、かつ、第2のスイッチ素子821および第2の切替スイッチ835が閉状態であるとき、比較回路854は、受光電圧Vpと第2の目標電圧Vt2とを比較し、受光電圧Vpと第2の目標電圧Vt2とが一致するようにトランジスタ856のベース電圧を調整する。これにより、第2の発光部582に流れる駆動電流が調整されることにより、モニタ素子590での受光量が第2の目標量になるように第2の発光部582の発光量が調整される。
第1の記憶部900は、第1の調整部840のトランジスタ846のベースとアース電極との間に接続されている第1のキャパシタ901を有する。第1のキャパシタ901は、受光電圧Vpと第1の目標電圧Vt1とが一致したときにおけるトランジスタ846のベース電圧に応じた第1の設定電圧Vc1を保持することができる。これによって、第1の記憶部900は第1の設定電圧Vc1を記憶することができる。第2の記憶部910は、第2の調整部850のトランジスタ856のベースとアース電極との間に接続されている第2のキャパシタ911を有する。第2のキャパシタ911は、受光電圧Vpと第2の目標電圧Vt2とが一致したときにおけるトランジスタ856のベース電圧に応じた第2の設定電圧Vc2を保持することができる。これによって、第2の記憶部910は第2の設定電圧Vc2を記憶することができる。
CPU860は、上述したように、オンオフ信号を第1の切替スイッチ834と第2の切替スイッチ835とに与え、オンオフ信号または印刷データに応じた変調信号を第1の発光駆動部810と第2の発光駆動部820とに与える。さらに、CPU860は、AD変換部880を介して、第1の調整部840のトランジスタ846のベースに接続されており、第1のキャパシタ901に記憶されている第1の設定電圧Vc1を取得することができる。また、CPU860は、DA変換部890を介して第2のキャパシタ911に接続されており、第2のキャパシタ911に任意の電圧を付与することができる。メモリ870は、CPU860に接続されており、露光部500を制御するための制御プログラムや、各種設定、初期値等が記憶される。
図5は、制御部570のCPU860が実行する露光制御処理を示すフローチャートであり、図6は、CPU860が実行する起動処理を示すフローチャートであり、図7は、CPU860が実行する印刷処理を示すフローチャートである。図8は、第1の発光部581および第2の発光部582の発光動作と、モニタ素子590の受光状態と、BDセンサ560の受光状態との関係を示すタイムチャートである。CPU860は、図示しない操作部を介して印刷指令を受け付けると、図5に示す露光制御処理を実行する。
図5に示すように、CPU860は、まず図6に示す起動処理を実行する(S10)。起動処理では、CPU860は、第1のスイッチ素子811および第1の切替スイッチ834を閉状態にし、第2のスイッチ素子821および第2の切替スイッチ835を開状態にした後、予め定められた第1待機時間(例えば30μs)だけ待機する(S110)。これにより、図8に示すように、半導体レーザアレイ580は、第1の発光部581から第1のレーザ光L1を出射し、第2の発光部582から第2のレーザ光L2を出射しない第1の発光動作を実行し、モニタ素子590は第1の発光部581から第1のレーザ光L1を受光する。これに対応して、第1の調整部840は、モニタ素子590での受光量が第1の目標量になるように、トランジスタ846のベース電圧を調整することで、第1の発光部581の発光量を調整する。以下、第1の発光動作時におけるモニタ素子590での受光量に基づき第1の調整部840が実行する発光調整を、第1の発光調整という。そして、第1のキャパシタ901は、受光電圧Vpと第1の目標電圧Vt1とが一致したときにおけるトランジスタ846のベース電圧に応じた第1の設定電圧Vc1を記憶する。
次に、CPU860は、第1のスイッチ素子811および第1の切替スイッチ834を開状態に切り替え、第2のスイッチ素子821および第2の切替スイッチ835を閉状態に切り替えた後、予め定められた第2待機時間(例えば30μs)だけ待機する(S120)。これにより、図8に示すように、半導体レーザアレイ580は、第1の発光部581から第1のレーザ光L1を出射せずに、第2の発光部582から第2のレーザ光L2を出射する第2の発光動作を実行し、モニタ素子590は第2の発光部582から第2のレーザ光L2を受光する。これに対応して、第2の調整部850は、モニタ素子590での受光量が第2の目標量になるように、トランジスタ856のベース電圧を調整することで、第2の発光部582の発光量を調整する。以下、第2の発光動作時におけるモニタ素子590での受光量に基づき第2の調整部850が実行する発光調整を、第3の発光調整という。そして、第2のキャパシタ911は、受光電圧Vpと第2の目標電圧Vt2とが一致したときにおけるトランジスタ856のベース電圧に応じた第2の設定電圧Vc2を記憶する。なお、第2待機時間は、第1待機時間と同じでもよいし、第1のスイッチ素子811と第2のスイッチ素子821との出力特性の相違等に対応して異なっていてもよい。
CPU860は、第1の発光調整および第3の発光調整の実行回数が所定回数(例えば5回)に達したか否かを判断し(S130)、実行回数が所定回数に達していないと判断した場合(S130:NO)、再びS110の処理とS120の処理とを繰り返す。一方、CPU860は、実行回数が所定回数に達したと判断した場合(S130:YES)、第1のキャパシタ901が記憶している第1の設定電圧Vc1と、第2のキャパシタ911が記憶している第2の設定電圧Vc2とを取得してメモリ870に記憶する(S140)。なお、S140でメモリ870に記憶された第1の設定電圧Vc1および第2の設定電圧Vc2は第1の調整値および第3の調整値の一例である。
CPU860は、メモリ870に記憶されている第2の設定電圧Vc2を、メモリ870に記憶されている第1の設定電圧Vc1で除算した比率(=Vc2/Vc1)を算出する(S150)。この比率は、第1の発光部581と第2の発光部582との出力特性の相対関係を示す。
CPU860は、S150の処理を実行すると、起動処理を終了し、図7に示す印刷処理を実行する(図5のS20)。印刷処理では、CPU860は、上記S110と同様、第1のスイッチ素子811および第1の切替スイッチ834を閉状態にし、第2のスイッチ素子821および第2の切替スイッチ835を開状態にした後、第1待機時間だけ待機する(S210)。これにより、図8に示すように、半導体レーザアレイ580は第1の発光動作を実行し、モニタ素子590は第1の発光部581から第1のレーザ光L1を受光する。これに対応して、第1の調整部840は第1の発光調整を実行し、第1のキャパシタ901は第1の設定電圧Vc1を記憶する。次に、CPU860は、第1のキャパシタ901が記憶している第1の設定電圧Vc1を取得する(S220)。以下、S220で取得した第1の設定電圧Vc1を、調整用の設定電圧Vc1ということがある。
CPU860は、上記比率に基づき、調整用の設定電圧Vc1を、調整用の設定電圧Vc2に変換する(S230)。このとき、CPU860およびメモリ870は変換部として機能する。調整用の設定電圧Vc2は、印刷処理時において、受光電圧Vpと第2の目標電圧Vt2とが一致したときにおけるトランジスタ856のベース電圧に応じた第2の設定電圧Vc2であり、第2の調整値の一例である。上述したように、比率は、第1のスイッチ素子811と第2のスイッチ素子821との出力特性の相対関係を示すから、調整用の設定電圧Vc1に比率を乗算することにより、上述した第3の発光調整を実行することなく、換言すれば第2の発光部582を発光させることなく、調整用の設定電圧Vc2を算出することができる。
CPU860は、算出した調整用の設定電圧Vc2を第2のキャパシタ911に付与する(S240)。これにより、上述した第3の発光調整を実行することなく、トランジスタ856のベース電圧を、受光電圧Vpと第2の目標電圧Vt2とが一致したときのレベルに設定することができる。以下、CPU860が、第1の発光動作時におけるモニタ素子590での受光量に基づき調整用の設定電圧Vc2を算出して第2のキャパシタ911に付与する処理を、第2の発光調整という。
CPU860は、第2の発光調整の実行後に、第1のスイッチ素子811および第1の切替スイッチ834を開状態に切り替え、第2のスイッチ素子821および第2の切替スイッチ835を閉状態に切り替えた後、予め定められた第3の待機時間(第1の待機時間や第2の待機時間よりも長い時間)だけ待機する(S250)。これにより、図8に示すように、半導体レーザアレイ580は、第1の発光部581から第1のレーザ光L1を出射せずに、第2の発光部582から第2のレーザ光L2を出射するBD発光動作を実行する。これにより、BDセンサ560は、第2の発光部582から出射されポリゴンミラー530によって偏向された第2のレーザ光L2を受光する。
CPU860は、BD発光動作中に、BDセンサ560が受光したか否かを判断し(S260)、BDセンサ560が受光していないと判断した場合(S260:NO)待機する。一方、CPU860は、BDセンサ560が受光したと判断した場合(S260:YES)、BDセンサ560が受光した時点から、予め定められた第1の基準時間T1の経過時を第1の書き出しタイミングとして決定し(図8参照)、この第1の書き出しタイミングの到来時に、印刷データの一ライン分の変調信号に基づき第1の発光部581に発光動作をさせて第1のレーザ光L1によるN番目の走査ラインを感光体610に形成する光走査を開始する(S270)。次に、CPU860は、BDセンサ560が受光した時点から、予め定められた第2の基準時間T2(>第1の基準時間T1)の経過時を第2の書き出しタイミングとして決定し(図8参照)、この第2の書き出しタイミングの到来時に、一ライン分の変調信号に基づき第2の発光部582に発光動作をさせて第2のレーザ光L2によるN+1番目の走査ラインを感光体610に形成する光走査を開始する(S280)。なお、図8では、モニタ素子590は、BD発光動作および走査ラインを形成する光走査のときにも光を受光するが、その受光結果は、発光調整および書き出しタイミングの決定に用いられない。このため、説明の都合上、BD発光動作および走査ラインを形成する光走査のときにおけるモニタ素子590の受光状態は省略されている。
CPU860は、S280の処理の実行後に、全ラインの印刷データについて光走査が終了したか否かを判断し(S290)、全ラインの印刷データについて光走査が終了していないと判断した場合(S290:NO)S210に戻り、全ラインの印刷データについて光走査が終了したと判断した場合(S290:YES)、本露光制御処理を終了する。なお、CPU860は、さらに、S270の処理の実行後にも、S290の判断処理を実行し、否定判断の場合にはS280の処理に進み、肯定判断の場合には本露光制御処理を終了してもよい。
半導体レーザアレイ580は、発光動作による発熱で発光効率(半導体レーザアレイ580に流れる電流に対する光出力)が低下するため、発光量の調整が必要である。本実施形態によれば、半導体レーザアレイ580の第1の発光部581からレーザ光L1を出射させる一方で、第2の発光部582からレーザ光L2を出射させることなく、第1の発光部581の発光量だけでなく第2の発光部582の発光量も調整することができる。これにより、第1および第2の発光部の発光量の調整のために光源部の第1の発光部および第2の発光部を時分割で発光させる従来の構成に比べて、発光量の調整時間の短縮化、プリンタ10の省電力化、また、各発光部581,582の劣化抑制を図ることができる。特に、本実施形態では、第1の発光部581と第2の発光部582とが同一の半導体基板に設けられているため、温度がほぼ等しい状態にある。このため、第1の発光部581および第2の発光部582の一方の発光効率を他方に反映させることで、両発光部の発光調整を行うことができる。
また、CPU860は、起動処理を実行することにより、第1の発光部581と第2の発光部582との出力特性の相対関係が変動する場合でも、実際の発光量の調整に基づき比率を取得することにより、第2の発光調整を精度良く行うことができる。
また、発光量の調整に使用しない第2の発光部582から出射されたレーザ光L2を利用して、第1の発光部581および第2の発光部582それぞれから出射されたレーザ光L1,L2による走査対象物への書き出しタイミングを決定することができる。しかも、書き出しタイミングの決定をレーザ光L2発光調整前に実行する場合に比べて、レーザ光L2の発光量のばらつきが小さくなるため、書き出しタイミングを精度よく決定することができる。
本明細書に開示された技術は、上述の実施形態や実施例、変形例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。
画像形成装置は、カラー画像を形成可能なプリンタでもよい。また、画像形成装置は、プリンタ単体に限らず、複写機、ファクシミリ装置や複合機でもよい。これらの複写機等にも本発明を適用することができる。
露光部500は、第1の発光部581からのレーザ光L1と第2の発光部582からのレーザ光L2とを共通の感光体に照射する構成であったが、露光部500は、光走査装置の一例に過ぎない。光走査装置は、第1の発光部からの光と第2の発光部からの光とを別々の感光体に照射する構成でもよい。例えば、複数色それぞれに対応した複数の感光体を有するカラー印刷可能な画像形成装置に備えられる光走査装置であって、第1の発光部からの光を一の感光体に照射し、第2の発光部からの光を他の感光体に照射する光走査装置でもよい。
光源部は、3つ以上の発光部を有する構成でもよい。この場合、一の発光部のみ発光させ、そのときの第1のセンサでの受光量に基づき、3つ以上の発光部の発光量が調整される構成でもよい。
第1のセンサは、発光部から出射され偏向部によって偏向された後の光を受光してもよい。要するに、上記実施形態において、BDセンサ560を第1のセンサとしてもよい。
CPU860は、起動処理において、S150の処理を実行せず、印刷処理のS230の処理において、S150の処理を実行してもよい。
起動処理において、CPU860は、S110の処理およびS120の処理を複数回実行し、その実行する毎に第1の設定電圧Vc1および第2の設定電圧Vc2を取得し、複数回分の第1の設定電圧Vc1の平均値および第2の設定電圧Vc2の平均値をメモリ870に記憶してもよい。
露光制御処理において、CPU860は、起動処理を実行せずに、予めメモリ870に記憶された比率を用いて印刷処理を実行してもよい。また、比率を用いることなく、第1の発光部581と第2の発光部582との出力特性に相対関係を示す対応テーブルが予めメモリ870に記憶されており、S230において、CPU860は、対応テーブルに基づき、調整用の設定電圧Vc1を調整用の設定電圧Vc2に変換してもよい。
図9は、変形例の制御部570等の回路構成を示すブロック図である。この制御部570では、CPU860は、AD変換部880Aを介して、第2の調整部850のトランジスタ856のベースに接続されており、第2のキャパシタ911に記憶されている第2の設定電圧Vc2を取得することができる。これにより、CPU860は、半導体レーザアレイ580に第2の発光動作を実行させ、上記第3の発光調整を行い、そのときに第2のキャパシタ911に記憶された第2の設定電圧Vc2と、上記比率の逆数とに基づき、設定用の設定電圧Vc1を算出することができる。以下、CPU860が、第2の発光動作時におけるモニタ素子590での受光量に基づき調整用の設定電圧Vc1を算出して第1のキャパシタ901に付与する処理を、第4の発光調整という。
そして、CPU860は、印刷処理において、第1の発光調整および第2の発光調整を実行する処理と、第3の発光調整および第4の発光調整を実行する処理とを、ポリゴンミラー530の偏向周期に応じて交互に実行してもよい。具体的には、図8において、N+2番目のラインの光走査とN+3番目のラインの光走査については、第3の発光調整および第4の発光調整を実行してもよい。このような構成によれば、第1の発光動作および第2の発光動作のいずれか一方だけを実行する場合に比べて、第1の発光部581と第2の発光部582との発光時間差に起因する劣化度合いのバラツキや、比率の誤差等に起因する発光量の調整精度の低下を抑制することができる。
CPU860は、印刷処理において、半導体レーザアレイ580に、第1の発光動作の前に、BD発光動作を実行させてもよい。
上記実施形態では、CPU860は、第1の発光調整を実行し、第1の発光調整を実行したときにおける第1の発光部581の発光量に対応する第1の調整値に基づき、第2の発光部582の発光量を調整する第2の発光調整を実行した。しかし、これに限らず、CPU860は、第1の調整値を用いることなく、第1の発光動作におけるモニタ素子590での受光量に基づき、第2の発光部582の発光量を調整してもよい。より具体的には、CPU860は、第1の発光動作におけるモニタ素子590での受光量を、上記比率により変換した変換後受光量に基づき、第2の発光部582の発光量を調整する構成でもよい。このような構成でも本発明の効果を得ることができる。
10:プリンタ 500:露光部 510:マルチビームレーザ 530:ポリゴンミラー 560:BDセンサ 570:制御部 580:半導体レーザアレイ 581:第1の発光部 582:第2の発光部 590:モニタ素子 610:感光体 840:第1の調整部 850:第2の調整部 900:第1の記憶部 910:第2の記憶部 L1、L2:レーザ光

Claims (9)

  1. 第1の発光部および第2の発光部を有する光源部と、
    前記第1の発光部から出射された光と前記第2の発光部から出射された光とを偏向する偏向部と、
    前記第1の発光部から出射された光と前記第2の発光部から出射された光とを受光する第1のセンサと、
    前記第1の発光部から出射され前記偏向部によって偏向された光と、前記第2の発光部から出射され前記偏向部によって偏向された光と、を受光する第2のセンサと、
    制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記光源部に、前記第1の発光部から光を出射し前記第2の発光部から光を出射しない第1の発光動作を実行させ、
    前記光源部が前記第1の発光動作を実行しているときにおける前記第1のセンサでの受光量に基づき、前記第1の発光部の発光量を調整する第1の発光調整と前記第2の発光部の発光量を調整する第2の発光調整とを実行し、
    前記光源部に、前記第1の発光動作を実行させないときに、前記第1の発光部から光を出射せずに前記第2の発光部から光を出射する第2の発光動作を実行させ、
    前記第2の発光動作により出射された光が前記第2のセンサに受光されたことに基づき、前記第1の発光部および前記第2の発光部が走査対象物を走査する書き出しタイミングを決定する、光走査装置。
  2. 請求項1に記載の光走査装置であって、
    前記制御部は、
    前記第2の発光調整において、前記第1の発光部と前記第2の発光部との出力特性に関する比率と、前記第1の発光調整を実行したときにおける前記第1の発光部の発光量に対応する第1の調整値とに基づき、前記第2の発光部の発光量を調整する、光走査装置。
  3. 請求項1に記載の光走査装置であって、
    前記制御部は、
    前記第1のセンサでの受光量が目標量になるように前記第1の発光部の発光量を調整する第1の調整部と、
    前記第1の発光調整を実行したときにおける前記第1の発光部の発光量に対応する第1の調整値を記憶する第1の記憶部と、
    前記第1の記憶部に記憶された前記第1の調整値と、前記第1の発光部と前記第2の発光部との出力特性に関する比率とに基づき定められる第2の発光部の発光量に対応する第2の調整値を記憶する第2の記憶部と、を有する、光走査装置。
  4. 請求項3に記載の光走査装置であって、
    前記制御部は、
    前記比率に基づき、前記第1の調整値を前記第2の調整値に変換する変換部を有する、光走査装置。
  5. 請求項2から請求項4までのいずれか一項に記載の光走査装置であって、
    前記第1のセンサは前記第2の発光部から出射された光を受光し、
    前記制御部は、
    前記光源部に、前記第1の発光動作を実行させないときに、前記第1の発光部から光を出射せずに前記第2の発光部から光を出射する第2の発光動作を実行させ、
    前記光源部が前記第2の発光動作を実行しているときにおける前記第1のセンサでの受光量に基づき、前記第2の発光部の発光量を調整する第3の発光調整を実行し、
    前記第1の調整値と、前記第2の発光調整を実行したときにおける前記第2の発光部の発光量に対応する第3の調整値とに基づき、前記比率を取得する、光走査装置。
  6. 請求項1に記載の光走査装置であって、
    前記偏向部は、前記第1の発光部から出射された光と前記第2の発光部から出射された光とを周期的に偏向し、
    前記制御部は、
    前記光源部に前記第1の発光動作を実行させて前記第1の発光調整および前記第2の発光調整を実行する処理と、
    前記光源部に前記第1の発光部から光を出射せずに前記第2の発光部から光を出射する第2の発光動作を実行させたときにおける前記第1のセンサでの受光量に基づき、前記第2の発光部の発光量を調整する第3の発光調整と前記第1の発光部の発光量を調整する第4の発光調整とを実行する処理と、を前記偏向部の周期に応じて交互に実行する、光走査装置。
  7. 請求項1に記載の光走査装置であって、
    前記制御部は、
    前記第1の発光調整および前記第2の発光調整の実行後に、前記光源部に前記第2の発光動作を実行させて前記書き出しタイミングを決定する、光走査装置。
  8. 感光体と、
    第1の発光部および第2の発光部を有する光源部と、
    前記第1の発光部から出射された光と前記第2の発光部から出射された光とを偏向して前記感光体に照射させる偏向部と、
    前記第1の発光部から出射された光と前記第2の発光部から出射された光とを受光する第1のセンサと、
    前記第1の発光部から出射され前記偏向部によって偏向された光と、前記第2の発光部から出射され前記偏向部によって偏向された光と、を受光する第2のセンサと、
    制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記光源部に、前記第1の発光部から光を出射し前記第2の発光部から光を出射しない第1の発光動作を実行させ、
    前記光源部が前記第1の発光動作を実行しているときにおける前記第1のセンサでの受光量に基づき、前記第1の発光部の発光量を調整する第1の発光調整と前記第2の発光部の発光量を調整する第2の発光調整とを実行し、
    前記光源部に、前記第1の発光動作を実行させないときに、前記第1の発光部から光を出射せずに前記第2の発光部から光を出射する第2の発光動作を実行させ、
    前記第2の発光動作により出射された光が前記第2のセンサに受光されたことに基づき、前記第1の発光部および前記第2の発光部が走査対象物を走査する書き出しタイミングを決定する、画像形成装置。
  9. 第1の発光部および第2の発光部を有する光源部と、
    前記第1の発光部から出射された光を偏向する偏向部と、
    前記第1の発光部から出射された光と前記第2の発光部から出射された光とを受光する第1のセンサと、
    前記第1の発光部から出射され前記偏向部によって偏向された光と、前記第2の発光部から出射され前記偏向部によって偏向された光と、を受光する第2のセンサと、
    を備える光走査装置の制御方法であって、
    前記光源部に、前記第1の発光部から光を出射し前記第2の発光部から光を出射しない第1の発光動作を実行させる工程と、
    前記光源部が前記第1の発光動作を実行しているときにおける前記第1のセンサでの受光量に基づき、前記第1の発光部の発光量を調整する第1の発光調整と前記第2の発光部の発光量を調整する第2の発光調整とを実行する工程と、
    前記光源部に、前記第1の発光動作を実行させないときに、前記第1の発光部から光を出射せずに前記第2の発光部から光を出射する第2の発光動作を実行させる工程と、
    前記第2の発光動作により出射された光が前記第2のセンサに受光されたことに基づき、前記第1の発光部および前記第2の発光部が走査対象物を走査する書き出しタイミングを決定する工程と、を含む光走査装置の制御方法。
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