JP2016151286A - 車両のブリーザ構造 - Google Patents
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Abstract
Description
前記合流部よりも上流側に位置する大気開放端部は、前記車両のダッシュパネルに沿って上方に向かって配設される。また、前記合流部よりも下流側に位置する前記第一配管及び前記第二配管の少なくとも何れか一方は、振動を吸収するホースを有する。
なお、前記電動駐車ブレーキ装置とは、乗員操作に応じて前記車両の駐車ブレーキを作動させ又は解除するモータを内蔵する電動式のパーキングブレーキ装置である。
(3)前記電動駐車ブレーキ装置が、フレームのうち車長方向(車両前後方向)に延設されたサイドメンバの外側に固定されることが好ましい。
なお、前記車両が、前記フレーム上にマウントを介してボディが載置されるフレーム車両であることが好ましい。
この場合、前記電動駐車ブレーキ装置が、前記フロントディファレンシャル装置の近傍であって、前記車両の前輪よりも後方に配置されることが好ましい。例えば、前記サイドメンバに固定されて前記フレームの振動を抑制するダンパ装置を備えることが好ましい。また、前記電動駐車ブレーキ装置が、車幅方向に前記ダンパ装置と対置されることが好ましい。
また、ダッシュパネルに沿ってブリーザホースを固定することで、比較的高い位置まで開放端を持ち上げることができ、ブリーザホースからの水の進入を回避しやすくすることができる。これに加えて、ブリーザホースが車室内に開放されないため、車室の防音性を高めることができるとともに、電動駐車ブレーキ装置の防水性を高めることができる。
さらに、合流部よりも下流側の第一配管,第二配管の何れかに振動を吸収するホースが含まれるため、電動駐車ブレーキ装置とディファレンシャル装置との間の相対的な振動を吸収することができ、第一配管,第二配管の変形,破損,脱落をより確実に抑制することができる。
[1−1.フレーム]
本実施形態のブリーザ構造が適用された車両10を図1に例示する。この車両10は、マウント4を介してフレーム1上にボディ11が載置されたフレーム車両であり、フレーム1とボディ11とが分離したセパレートフレーム構造を備える。図1では、車両10のパワートレイン装置や懸架装置等の記載を省略して、フレーム1とボディ11とを分離させた状態を模式的に示す。
図2に示すように、車両10のパワートレイン装置は、一対のサイドメンバ2の間に配置される。これらのパワートレイン装置は、マウントや弾性部材を介して車両10のフレーム1に取り付けられる。エンジン16,変速機17は、第三クロスメンバ33よりも前方側で、車幅方向の中央付近に配置される。また、変速機17の後方にはパワートランスファユニット25が配置される。パワートランスファユニット25では、エンジン16で発生した駆動力が前輪12と後輪13とに分配される。
この車両10には、駐車ブレーキの作動,解除を電子制御する電動駐車ブレーキ装置5(EPB,Electric Parking Brake)が搭載される。電動駐車ブレーキ装置5は、ブレーキペダルによる通常の制動系とは別系統で設けられた制動装置であり、例えば後輪13に内蔵された摩擦制動機構(ドラムブレーキ装置,ディスクブレーキ装置等)をワイヤケーブル7で牽引することにより、後輪13の回転をロックする(拘束する)機能を持つ。
電動駐車ブレーキ装置5には、その内外を連通するブリーザホースが接続される。図3に示す例では、モータ6が内蔵された電動駐車ブレーキ装置5の手動開放装置54とケース本体58との間に緊急解除用ケーブル53が接続されるとともに、手動開放装置54からブリーザホース51が延設される。これらのブリーザホース51,緊急解除用ケーブル53は、電動駐車ブレーキ装置5の内外を連通する大気開放用の通路(第一配管)として機能する。
(1)上記の車両10のブリーザ構造では、フロントディファレンシャル装置27のブリーザホース52と電動駐車ブレーキ装置5のブリーザホース51とが合流するように設けられる。一方、フロントディファレンシャル装置27,電動駐車ブレーキ装置5は、ともに車両10のフレーム1(すなわち、サイドメンバ2,クロスメンバ3)に対して固定される。
また、ブリーザホース52,51は、ダッシュパネル28のエンジンルーム61側に配置される。つまり、車室62のフロアパネル14には大気開放用の貫通穴を穿孔する必要がないため、車室62の防音性や防水性を高めることができる。
また、上記の電動駐車ブレーキ装置5は、図2に示すように、車幅方向にダイナミックダンパ8と対置するように設けられる。これにより、フレーム1の車長方向の振動を効率的に抑制することができ、車両10の振動に対する静粛性や車体安定性を向上させることができる。したがって、ブリーザホース51,52の変形,破損をより効果的に抑制することができる。
上述した実施形態に関わらず、それらの趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。本実施形態の各構成は、必要に応じて取捨選択することができ、あるいは適宜組み合わせてもよい。
上述の実施形態では、梯子形のラダーフレームが適用された車両10のブリーザ構造について詳述したが、他のフレームを車両10に適用することも可能である。例えば、ペリメータフレーム(車両の外周を囲むように配置されるフレーム)や、トラスフレーム(三角形の骨組みを基本形状としたトラス構造のフレーム)を適用することができる。
10 車両
27 フロントディファレンシャル装置
28 ダッシュパネル
29 カウルトップ
51 ブリーザホース(第一配管)
52 ブリーザホース(第二配管)
53 緊急解除用ケーブル(第一配管)
55 開放端
60 合流部
Claims (4)
- 車両の下部に固定される電動駐車ブレーキ装置の内外を連通する大気開放用の第一配管と、
前記第一配管と合流部で合流する形状に形成され、前記車両のディファレンシャル装置の内外を連通する大気開放用の第二配管とを備え、
前記合流部よりも上流側に位置する大気開放端部が、前記車両のダッシュパネルに沿って上方に向かって配設されるとともに、
前記合流部よりも下流側に位置する前記第一配管及び前記第二配管の少なくとも何れか一方が、振動を吸収するホースを有する
ことを特徴とする、車両のブリーザ構造。 - 前記大気開放端部が、前記車両のカウルトップの下方に開放される
ことを特徴とする、請求項1記載の車両のブリーザ構造。 - 前記電動駐車ブレーキ装置が、フレームのうち車長方向に延設されたサイドメンバの外側に固定される
ことを特徴とする、請求項1又は2記載の車両のブリーザ構造。 - 前記第二配管が、前記車両の前輪に動力を伝達するフロントディファレンシャル装置のブリーザ配管である
ことを特徴とする、請求項1〜3の何れか1項に記載の車両のブリーザ構造。
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