JP2007040442A - 電動パーキングブレーキ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】アクチュエータユニットに高度な防水性、防塵性を必要とせずかつ静粛性に優れた電動パーキングブレーキ装置を提供する。
【解決手段】車両の車輪を制動するパーキングブレーキ10と、パーキングブレーキ10を駆動するアクチュエータユニット20とを備える電動パーキングブレーキ装置を、アクチュエータユニット20は、車両のフロアパネル110の上面と、フロアパネル110の上側に配置されるスペアタイヤTとの間に形成される空間部内にその少なくとも一部が配置されるとともに、車両の車幅方向における略中心部に配置される構成とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、自動車等の車両に備えられる電動パーキングブレーキ装置に関するものである。
電動パーキングブレーキは、車両の駐停車時等に制動を行うパーキングブレーキを、例えばモータ等の電動アクチュエータを用いて駆動するものである。
このような電動パーキングブレーキは、運転者が電気的なスイッチによって操作できるから、一般的な手動レバーや足踏みペダルによる操作に対して労力が低減され、また、車両の状態に応じて自動的に作動させることによって、ATクリープや坂道の傾斜等に起因する運転者の意図しない車両の動き出しを防止することができ、安全性の向上にも寄与するものである。
電動パーキングブレーキは、電動アクチュエータを、例えば制動対象となる車輪を支持するホイールハブ部にそれぞれ装着したものが知られている(例えば、特許文献1,2参照)。
また、電動パーキングブレーキは、電動アクチュエータを、例えば運転席と助手席との間に配置されるコンソールの内側に装着したものが知られている(例えば、特許文献3,4参照)。
特開平11−105680号公報 特開2004−66993号公報 特開2002−242968号公報 特開2000−309255号公報
しかし、電動パーキングブレーキは、電動アクチュエータをホイールハブ部に装着すると、雨水やダスト等に曝されるため、信頼性を確保するために高度な防水性、防塵性が要求される。
一方、電動パーキングブレーキは、電動アクチュエータをコンソール部等のキャビン内に配置すると、その作動音によって車室内の静粛性が損なわれる場合がある。
上述した問題に鑑み、本発明の課題は、アクチュエータユニットに高度な防水性、防塵性を必要とせずかつ静粛性に優れた電動パーキングブレーキ装置を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、上述した課題を解決する。
請求項1の発明は、車両の車輪を制動するパーキングブレーキと、前記パーキングブレーキを駆動するアクチュエータユニットとを備える電動パーキングブレーキ装置において、前記アクチュエータユニットは、前記車両のフロアパネルの上面と、前記フロアパネルの上側に配置されるスペアタイヤとの間に形成される空間部内にその少なくとも一部が配置されるとともに、前記車両の車幅方向における略中央部に配置されることを特徴とする電動パーキングブレーキ装置である。
請求項2の発明は、請求項1に記載の電動パーキングブレーキ装置において、前記アクチュエータユニットが収容される空間部を前記スペアタイヤが収容される空間部から区画する隔壁部を備えることを特徴とする電動パーキングブレーキ装置である。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の電動パーキングブレーキ装置において、前記アクチュエータユニットが発生する駆動力を前記パーキングブレーキに伝達し、その少なくとも一部が前記フロアパネルの下面と、前記フロアパネルの下側に配置され、リアサスペンションを支持するサブフレームとの間に配置された駆動力伝達部を備えることを特徴とする電動パーキングブレーキ装置である。
本発明によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)アクチュエータユニットを、フロアパネルとスペアタイヤとの間に形成される空間部内に配置することによって、アクチュエータユニットの車外側への露出を防止できるから高度な防水性、防塵性が要求されることがない。
また、スペアタイヤは、ゴム等の粘弾性体によって形成されその内部に空洞部を有することから吸音効果を有するため、アクチュエータユニットの作動音が車室内側に伝搬することを抑制する吸音材として機能し、車室内における静粛性を向上することができる。
さらに、アクチュエータユニットを車幅方向における略中央部に配置することによって、左右の制動対象輪への駆動力伝達部の取り回しを略対称とすることができ、左右制動力のアンバランスを防止することができる。
(2)アクチュエータユニットが収容される空間部とスペアタイヤが収容される空間部とを区画する隔壁部を備えることによって、アクチュエータユニットの作動音の車室内側への伝搬をより低減することができる。
(3)駆動力伝達部の少なくとも一部をフロアパネル下面とサブフレームとの間に配置することによって、駆動力伝達部がサブフレーム、リアディファレンシャル等の車体側の構成部材と干渉することを防止するとともに、その床下側への突出を防止して路面や跳ね石等との接触による損傷を防止することができる。
本発明は、アクチュエータユニットに高度な防水性、防塵性を必要とせずかつ静粛性に優れた電動パーキングブレーキ装置を提供するという課題を、車両のフロアパネルに形成されたスペアタイヤパンの上面と、スペアタイヤの下面との間の空間部内でありかつ車幅方向における車両の中心部にアクチュエータユニットを配置することによって解決した。
以下、本発明を適用した電動パーキングブレーキ装置の実施例について説明する。
図1は、本実施例の電動パーキングブレーキ装置の構成を示す概略図である。図2は、電動パーキングブレーキ装置の回路構成を示すブロック図である。
また、図3、図4、図5は、本実施例の電動パーキングブレーキ装置のアクチュエータユニット周辺を示す透視図であって、それぞれ車幅方向から見た側面図、車両上方から見た平面図、斜視図である。なお、図5においては、後述するスペアタイヤT、スペアタイヤトレイ160等は図示を省略している。
電動パーキングブレーキ装置は、パーキングブレーキ10、アクチュエータユニット20、バッテリ30、コントローラ40、車両側ユニット50を備えている。
また、この電動パーキングブレーキ装置が装着される車体100は、フロアパネル110、メインフレーム120、サブフレーム130、リアディファレンシャル140、ラゲッジフロアボード150、スペアタイヤトレイ160を備えている。
パーキングブレーキ10は、車両の車輪を制動することによって、例えば駐停車時等における車両の移動を防止する制動装置であって、車両の左右後輪のホイールハブ部にそれぞれ設けられている。パーキングブレーキ10は、フットブレーキ(主ブレーキ)として用いられるディスクブレーキのロータの内径側に配置された図示しないブレーキドラムと、制動時にこのブレーキドラムの内径側に加圧接触する図示しないブレーキシューとを備えている。
アクチュエータユニット20は、パーキングブレーキ10のシューを駆動し、パーキングブレーキ10が制動力を発生する制動状態と、実質的に制動力を発生しない解除状態との間の移行を行うものである。アクチュエータユニット20は、リアケーブル21を備えている。
アクチュエータユニット20は、例えばDCモータの回転力を減速ギア列によって減速してリードスクリュを回転させ、このリードスクリュにネジ結合されたイコライザによってリアケーブル21を牽引し又は弛緩させるものである。
リアケーブル(パーキングブレーキケーブル)21は、左右のパーキングブレーキ10に対応してそれぞれ設けられ、図示しないリアサスペンションのストロークに応じて変形するよう可撓性を備えている。リアケーブル21は、牽引されることによってパーキングブレーキ10を制動状態とし、また弛緩されることによってパーキングブレーキ10を解除状態とするものである。
また、アクチュエータユニット20は、電動パーキングブレーキ装置の故障時等に工具等を用いてパーキングブレーキ10の手動強制解除を行うための図示しない操作部が設けられている。
なお、上述したアクチュエータユニット20の車体100内におけるレイアウトについては、後に詳しく説明する。
バッテリ30は、車両の電装系の主電源として用いられる二次電池であって、例えば直流12Vの端子電圧を発生するものである。バッテリ30は、プラス端子31、マイナス端子32を備えている。
プラス端子31は、コントローラ40、車両側ユニット50に配線(ハーネス)を介してそれぞれ接続されている。
また、マイナス端子32は、車両の車体(ボディ)に対して接地されている。
コントローラ40は、ECU41、リレー42、マニュアル操作スイッチ43を備えている。
ECU41は、マニュアル操作スイッチ43、車両側ユニット50からの入力に応じてパーキングブレーキ10の制動要否を判断するCPUを備えている。
リレー42は、ECU41が出力する制御信号に応じて、アクチュエータユニット20に対してその駆動電力を供給するものであって、パーキングブレーキ10の制動状態から解除状態への移行、及び、解除状態から制動状態への移行を行うため、駆動電力の極性を反転させる機能を備えるとともに、アクチュエータユニット20の駆動時以外は、アクチュエータユニット20との導通を遮断した中立状態となっている。
マニュアル操作スイッチ43は、ユーザがパーキングブレーキ10の制動状態、解除状態のマニュアルによる選択操作を入力する操作部であって、例えば車両の図示しないインストルメントパネルに装着された押しボタンスイッチを備えている。マニュアル操作スイッチ43は、その入力をECU41に伝達し、ECU41は、これに応じてリレー42を制御し、アクチュエータユニット20に駆動電力を供給してパーキングブレーキ10を駆動する。
車両側ユニット50は、例えば、車両のエンジンを制御するエンジン制御ユニット(ECU)、トランスミッション(変速機)を制御するトランスミッション制御ユニット(TCU)、ABS制御を含むVDC制御を行うVDC制御ユニット、車両のその他の電装品を統括的に制御する車両統合ユニットを備え、コントローラ40と車載LANの一種であるCAN通信システムを介して通信するものである。
車両側ユニット50は、コントローラ40のECU41に対して、例えば、エンジン回転数、アクセル開度、トランスミッションのシフトポジション、フットブレーキの操作状況、車輪の回転速度等の情報を逐次提供する。ECU41は、これらの入力に基づいて、車両が走行状態から停車状態に移行したと判断した場合には、パーキングブレーキ10の制動要と判断し、リレー42を制御してアクチュエータユニット20に駆動電力を供給し、パーキングブレーキ10を解除状態から制動状態に移行させる。一方、ECU41は、車両が停車状態から走行状態に移行すると判断した場合には、パーキングブレーキ10を制動状態から解除状態に移行させる。
車体100は、例えば鋼板製モノコックボディを備えたステーションワゴン型の乗用車である。
フロアパネル110は、車体100の床面部であって、例えば鋼板をプレス加工して形成され、その一部の領域にスペアタイヤパン111が形成されている。
スペアタイヤパン111は、サブフレーム130よりも後方側の領域におけるフロアパネル110の一部を、下側に凹ませて容器状に形成した領域であって、車室内において図示しないリアシートの後方側に設けられるラゲッジルームの床下部に配置されている。スペアタイヤパン111は、スペアタイヤT及びアクチュエータユニット20を収容する空間部を備え、その内部における詳細なレイアウトについては後に詳しく説明する。
メインフレーム120は、車体100の剛性確保のために設けられる構造部材である。メインフレーム120は、例えば略矩形の横断面を有する中空柱状の部材であって、車両の前後方向に延在しかつ車幅方向に離間して2本が設けられている。また、メインフレーム120は、その上面部をフロアパネル110の下面と接合され、モノコックボディの一部として形成されている。
上述したスペアタイヤパン111は、これらのメインフレーム120の間に挟まれて配置されている。
サブフレーム130は、図示しないリアサスペンションのアーム、リンク類が装着される構造部材であって、例えば鋼板をプレス加工した複数の部材を接合して形成されている。
サブフレーム130は、図3に示すように、フロアパネル110の下側でありかつスペアタイヤパン111の前方側の領域に配置されている。
また、サブフレーム130は、図4に示すように、車両の上側から見た平面形が略矩形の枠状に形成され、その四隅からそれぞれ車幅方向外側に形成された突出部に設けられる図示しない防振用のゴムブッシュを介してフロアパネル110と接続されている。
リアディファレンシャル140は、車両の前方側に設けられるトランスミッションから、車両のフロアトンネル部に設けられる図示しないプロペラシャフトを介して入力される後輪駆動力を左右後輪に伝達するものであって、左右後輪の回転数差を吸収する公知の差動機構を備えている。
リアディファレンシャル140は、その主要部分が上述したサブフレーム130の枠内に配置されている。
ラゲッジフロアボード150は、図3に示すように、スペアタイヤパン111の上側の開口を閉塞可能に設けられる平板状の部材であって、車両のラゲッジルームの床面及びスペアタイヤTの収容部の蓋として機能するものである。
スペアタイヤトレイ160は、図3に示すように、スペアタイヤTがその上面部に載せられた状態で支持されるボード状の部材であって、ラゲッジフロアボード150とスペアタイヤパン111との間に配置されている。スペアタイヤトレイ160は、その車幅方向における両端部に、下側に折り曲げて形成されその下端部がスペアタイヤパン111の上面と当接する脚部161が形成されることによって、スペアタイヤTが載せられるボード部162は、スペアタイヤパン111の上面との間に空間部を有する状態で配置されている。また、このボード部162は、車両後方側が低くなるように後傾して配置され、スペアタイヤTが収容される空間部とアクチュエータユニット20が収容される空間部とを区画する隔壁部として機能する。
また、スペアタイヤトレイ160は、ボード部162の略中央部に、スペアタイヤTを固定する図示しないボルトが挿入される固定部163が形成されている。
スペアタイヤTは、例えば、通常走行用のタイヤよりもセクション幅が小さく形成されたテンパータイプ(Tタイプ)の応急用タイヤであって、ラゲッジフロアボード150の下面とスペアタイヤトレイ160のボード部162の上面との間に形成される空間部内に配置されている。
スペアタイヤTは、図示しない鋼板製のリムの外径側に、ゴム系材料を例えばナイロン等の合成繊維であるプライコードによって補強して形成したタイヤを装着したものであって、タイヤの内部には例えば空気、窒素ガス等の気体が加圧充填されている。
スペアタイヤTは、その回転中心軸がボード部162の法線方向と略一致した状態でボード部162に載せられ、固定部163に対して図示しないボルトによって固定されている。
次に、上述したアクチュエータユニット20の配置について説明する。
アクチュエータユニット20は、図3に示すように、そのリアケーブル21以外の部分(本体部)が、図3に示すように、スペアタイヤパン111の上面とスペアタイヤトレイ160のボード部162の下面との間に形成される空間部内に配置され、スペアタイヤパン111に対して固定されている。
アクチュエータユニット20の本体部は、リアケーブル21が車両の前方側に引き出される状態で配置されている。
リアケーブル21は、図3に示すように、アクチュエータユニット20の本体部に近い側の領域においては、フロアパネル110の下面とサブフレーム130の上部との間の隙間を通って配置されている。このため、リアケーブル21の一部は、スペアタイヤパン111の車両前方側の壁面部に形成された図示しない開口を貫通して配置され、この部分においては、リアケーブル21の外周面と開口の内周縁部との間を閉塞し、床下側からスペアタイヤパン111の内側への水、ダスト等の異物の侵入を防止する図示しないゴム製のグロメットが設けられている。
左右それぞれのリアケーブル21は、図4に示すように、フロアパネル110とサブフレーム130との間に挟まれて配置される領域においては、車両の前方側に近づくにつれて、車幅方向における間隔が大きくなるように略V字状に配置されている。
そして、リアケーブル21は、その長手方向における中間部分がサブフレーム130の前端部でありかつ車幅方向における両端部付近を経由した状態において、左右各輪のパーキングブレーキ10に接続される。
このようなリアケーブル21の取り回しは、略左右対称となっている。
以上のように、本実施例によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)アクチュエータユニット20のリアケーブル21を除く本体部を、フロアパネル110のスペアタイヤパン111とスペアタイヤTとの間に形成される空間部内に配置することによって、アクチュエータユニット20が車外側に露出することを防止できるから、本体部に防水性、防塵性が要求されず、その構造を簡素化するとともに、車両の組み立て時や整備時等における作業性を向上することができる。
(2)アクチュエータユニット20の上部に配置されたスペアタイヤTは、その材料であるゴムの特性や、その内部に形成され気体が充填された空洞部が存在することに起因して吸音効果を発揮するから、アクチュエータユニット20の作動音が車室内側に伝搬することを抑制する吸音材として機能し、車室内における静粛性を向上することができる。
(3)アクチュエータユニット20を車両の後端部付近に設けられたスペアタイヤパン111の内部に配置したから、搭乗者の耳元からの距離を遠ざけることができ、静粛性をより向上することができる。
(4)アクチュエータユニット20を車両の車幅方向における略中央部に配置し、左右のリアケーブル21を略対称に配置したから、左右のパーキングブレーキ10の制動力を均一化することができる。
(5)アクチュエータユニット20が配置される空間部をスペアタイヤTが配置される空間部から区画するボード部162を設けたから、アクチュエータユニット20が配置される空間部をカプセル化して作動音の拡散を防止し、車室内における静粛性をよりいっそう向上することができる。
(6)リアケーブル21の一部をフロアパネル110の下面とサブフレーム130との間に配置することによって、リアケーブル21がサブフレーム130やリアディファレンシャル140と干渉することを防止することができる。また、リアケーブル21が床下側に突出することを防止して、路面や跳ね石等との接触による破損を防止することができる。
(7)リアケーブル21を、サブフレーム130の前端部付近を経由してパーキングブレーキ10に接続することによって、リアケーブル21の曲げRを大きくして摺動抵抗を低減し、またリアサスペンションのストロークに対する追従性を確保することができる。
(8)アクチュエータユニット20の本体部は、ラゲッジフロアボード150、スペアタイヤT、スペアタイヤトレイ160を取り外すことによって車室内側から容易にアクセスできるから、例えば電動パーキングブレーキ装置が故障して手動により強制解除等を行う場合等に、作業性を向上することができる。
(9)アクチュエータユニット20は、既存の車両のスペアタイヤ収容部にも容易に後付け装着することができるから、既存の車種への設定追加やオプション装着が容易である。
(変形例)
本発明は、以上説明した実施例に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の均等の範囲内である。
(1)実施例において、車両は例えばステーションワゴン型の乗用車であったが、本発明はこれに限らず、例えば、ミニバン、SUVや、セダン等の独立したトランクルームを有するノッチバック型等の他の車形であっても適用することができる。
(2)アクチュエータユニットの配置やリアケーブル等の駆動力伝達部の取り回しは実施例のものに限定されず適宜変更することができる。例えば、アクチュエータユニットをスペアタイヤのリムの内径側の範囲に収容してスペアタイヤの設置高さを下げ、そのレイアウトのコンパクト化を図ってもよい。また、リアケーブル等の取り回しも、車両のサスペンションレイアウト、サブフレーム及びリアディファレンシャルの有無等に応じて適宜変更してよい。
(3)実施例のパーキングブレーキは、フットブレーキ用のブレーキディスクの内径側に配置されたドラムを用いるものであるが、パーキングブレーキの形式は他の形式であってもよく、例えば、フットブレーキ用のディスクブレーキ及びドラムブレーキとその摩擦材を共用し、パーキングブレーキと一体化したものであってもよい。
本発明を適用した電動パーキングブレーキ装置の実施例の構成を示す概略図である。 図1の電動パーキングブレーキ装置の回路構成を示すブロック図である。 図1の電動パーキングブレーキ装置のアクチュエータユニット周辺を車幅方向から見た状態を示す透視側面図である。 図1の電動パーキングブレーキ装置のアクチュエータユニット周辺を車両上方側から見た状態を示す透視平面図である。 図1の電動パーキングブレーキ装置のアクチュエータユニット周辺を示す透視斜視図である。
符号の説明
10 パーキングブレーキ
20 アクチュエータユニット
30 バッテリ
40 コントローラ
50 車両側ユニット
100 車体
110 フロアパネル
111 スペアタイヤパン
120 メインフレーム
130 サブフレーム
140 リアディファレンシャル
150 ラゲッジフロアボード
160 スペアタイヤトレイ
T スペアタイヤ

Claims (3)

  1. 車両の車輪を制動するパーキングブレーキと、
    前記パーキングブレーキを駆動するアクチュエータユニットと
    を備える電動パーキングブレーキ装置において、
    前記アクチュエータユニットは、前記車両のフロアパネルの上面と、前記フロアパネルの上側に配置されるスペアタイヤとの間に形成される空間部内にその少なくとも一部が配置されるとともに、前記車両の車幅方向における略中央部に配置されること
    を特徴とする電動パーキングブレーキ装置。
  2. 請求項1に記載の電動パーキングブレーキ装置において、
    前記アクチュエータユニットが収容される空間部を前記スペアタイヤが収容される空間部から区画する隔壁部を備えること
    を特徴とする電動パーキングブレーキ装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の電動パーキングブレーキ装置において、
    前記アクチュエータユニットが発生する駆動力を前記パーキングブレーキに伝達し、その少なくとも一部が前記フロアパネルの下面と、前記フロアパネルの下側に配置され、リアサスペンションを支持するサブフレームとの間に配置された駆動力伝達部を備えること
    を特徴とする電動パーキングブレーキ装置。



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