JP2016148441A - 流体ダンパ装置およびダンパ付き機器 - Google Patents

流体ダンパ装置およびダンパ付き機器 Download PDF

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直哉 三原
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Abstract

【課題】ロータとケースの胴部との間の摺動部分での摩耗を抑制することのできる流体ダンパ装置、および流体ダンパ装置を備えたダンパ付き機器を提供すること。【解決手段】流体ダンパ装置10は、回転軸40の外周側に弁体50が支持されたロータ30と、ロータ30の周りを囲む円筒状の胴部を備えたケース20とを有し、ケース20内のダンパ室11には、オイル等の流体12が充填されている。胴部22から径方向内側には仕切り用凸部23が突出しており、ダンパ室11は仕切り用凸部23によって仕切られている。ダンパ室11内において、回転軸40の外径は、周方向で径が相違しており、ロータ30が軸線L周りの第1方向Aに回転する際、特定の角度範囲では、ケース20とロータ30とが径方向で離間する隙間G1が形成され、それ以外の角度範囲では、仕切り用凸部23の径方向内側端部231と回転軸40の外周面410とが重なって回転する。【選択図】図4

Description

本発明は、ケースと回転軸との間に流体が充填された流体ダンパ装置およびダンパ付き機器に関するものである。
流体ダンパ装置は、回転軸の外周側に弁体が支持されたロータと、ロータの周りを囲む胴部を備えたケースとを有しており、ケース内にオイル等の流体が充填される。ケースの胴部からは、径方向内側に仕切り用凸部が突出しており、仕切り用凸部の径方向内側端部は回転軸の外周面に接している。かかる流体ダンパ装置において、ロータが一方方向に回転すると、弁体と仕切り用凸部との間で流体が圧縮されようとするので、ロータと弁体に負荷が加わる(特許文献1参照)。
特開2010−151306号公報
特許文献1に記載の流体ダンパ装置において、回転軸が一方方向に回転する際に回転軸に十分な負荷を確実にかけるには、ロータとケースの胴部との隙間を詰めて、ダンパ室内でロータとケースの胴部との間で流体の漏れを防止する必要がある。
一方、ケースの胴部とロータとの間には、仕切り用凸部の径方向内側端部と回転軸の外周面との間や、ケースの胴部の内周面とロータの径方向外側端部との間が摺動部分になっており、流体ダンパ装置を長期間にわたって使用すると、摺動部分での摩耗が発生する。かかる摩耗は、摺動負荷の減少につながり、ダンパ性能を低下させるため、好ましくない。すなわち、ロータは、流体からの圧力と摺動負荷とが負荷として作用してダンパ性能を発揮するため、摩耗により摺動負荷が低下すると、ロータに加わる負荷が変動する。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、ロータとケースの胴部との間の摺動部分での摩耗を抑制することのできる流体ダンパ装置、および流体ダンパ装置を備えたダンパ付き機器を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る流体ダンパ装置は、回転軸の外周側に弁体が支持されたロータと、前記ロータの周りを囲む円筒状の胴部、および該胴部から径方向内側に突出した仕切り用凸部を備え、前記回転軸との間にダンパ室を構成するケースと、前記ダンパ室に充填された流体と、を有し、前記ダンパ室内において、前記回転軸の外径および前記胴部の内径のうちの少なくとも一方は、周方向で径が相違し、前記ロータが軸線周りの一方方向に回転する際、特定の角度範囲では、前記ケースと前記ロータとが径方向で離間する隙間が形成されることを特徴とする。
本発明では、ロータは軸線周りの一方方向に回転すると、弁体と仕切り用凸部との間で流体が圧縮されようとするので、ロータおよび弁体に負荷が加わる。ここで、ロータが軸線周りの一方方向に回転する際、ロータに大きな負荷を加えたい角度範囲が限定されている場合がある。例えば、回転軸に対して、平伏姿勢と起立姿勢との間で回転移動する開閉部材を連結した場合、起立姿勢から平伏姿勢に向かう途中位置までは、開閉部材に加わる
重力によって開閉部材を平伏姿勢に向けて回転させようとする力が小さいため、ロータに大きな負荷を加えなくても、開閉部材が急速に倒れることがない。かかる実態に合わせて、本発明では、回転軸の外径および胴部の内径のうちの少なくとも一方は、周方向で径が相違しており、ロータが軸線周りの一方方向に回転する際、特定の角度範囲では、ケースとロータとが径方向で離間する隙間が形成される。このため、ケースとロータとが径方向で重なる部分(仕切り用凸部の径方向内側端部と回転軸の外周面とが径方向で重なる部分や、ケースの胴部の内周面とロータの径方向外側端部とが径方向で重なる部分)での摩耗を抑制することができる。それ故、摩耗に起因する摺動負荷の低下が発生しにくいので、適正なダンパ性能を長期間にわたって維持することができる。
本発明において、前記回転軸の外径および前記胴部の内径のうち、周方向で径が相違している側では、周方向において径が段階的に切り換わっている構成を採用することができる。
この場合、前記回転軸の外周面および前記胴部の内周面のうち、周方向で径が相違している側では、曲率半径が相違する複数の同心状の円弧面が周方向に配置されていることが好ましい。かかる構成によれば、回転軸の外径や胴部の内径の設計を容易に行うことができる。
本発明において、前記複数の円弧面の間では、径が連続的に変化していることが好ましい。かかる構成によれば、ロータが回転する際、ロータとケースとの間に引っ掛かりが発生しにくい。
本発明において、前記回転軸の外径および前記胴部の内径のうち、周方向で径が相違している側では、周方向で径が連続的に変化している構成を採用してもよい。
本発明において、前記回転軸の外径および前記胴部の内径のうち、前記回転軸の外径が周方向で相違している構成を採用することができる。この場合、前記回転軸の外径が軸線方向の全体において周方向で相違している構成や、前記回転軸の外径が軸線方向の一部において周方向で相違している構成のいずれを採用してもよい。
本発明において、前記回転軸の外径および前記胴部の内径のうち、前記胴部の内径が周方向で相違している構成を採用することができる。この場合、前記胴部の内径が軸線方向の全体において周方向で相違している構成や、前記胴部の内径が軸線方向の一部において周方向で相違している構成のいずれを採用してもよい。
本発明を適用した流体ダンパ装置を備えたダンパ付き機器は、例えば、前記回転軸には、機器本体に対して平伏姿勢と起立姿勢との間で回転移動する開閉部材が取り付けられている。この場合、前記開閉部材が前記起立姿勢から前記平伏姿勢に向かう途中位置までの間に前記隙間が形成されることが好ましい。
本発明において、前記開閉部材は、洋式便器の便座である。
本発明では、ロータが軸線周りの一方方向に回転すると、弁体と仕切り用凸部との間で流体が圧縮されようとするので、ロータと弁体に負荷が加わるが、その際、ロータに大きな負荷を加える必要がない特定の角度範囲では、ケースとロータとが径方向で離間する隙間が形成される。このため、ケースとロータとが径方向で重なる部分(仕切り用凸部の径方向内側端部と回転軸の外周面とが開方向で重なる部分や、ケースの胴部の内周面とロータの径方向外側端部とが径方向で重なる部分)での摩耗を抑制することができる。それ故
、摩耗に起因する摺動負荷の低下が発生しにくいので、適正なダンパ性能を長期間にわたって維持することができる。
本発明の実施の形態1に係る流体ダンパ装置が搭載された洋式便器を備えた洋式トイレユニットの説明図である。 本発明の実施の形態1に係る流体ダンパ装置の斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る流体ダンパ装置の横断面図である。 本発明の実施の形態1に係る流体ダンパ装置の縦断面図である。 本発明の実施の形態1に係る流体ダンパ装置の分解斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る流体ダンパ装置の弁体等を軸線方向の他方側からみた斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る流体ダンパ装置に周り止め処理を施した後の側面図である。 本発明の実施の形態1の変形例1に係る流体ダンパ装置の回転軸を軸線方向の他方側からみた斜視図である。 本発明の実施の形態2に係る流体ダンパ装置に用いたケースを軸線方向の一方側からみた斜視図である。 本発明の実施の形態2に係る流体ダンパ装置の縦断面図である。 本発明の実施の形態2の変形例1に係る流体ダンパ装置のケースを軸線方向の一方側からみた斜視図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明においては、ロータ30において、回転軸40の中心軸が延在する方向を軸線L方向とし、軸線L方向において、回転軸40がケース20から突出している側を一方側L1とし、回転軸40がケース20から突出している側とは反対側を他方側L2として説明する。
(ダンパ付き機器および流体ダンパ装置10の全体構成)
図1は、本発明の実施の形態1に係る流体ダンパ装置10が搭載された洋式便器1を備えた洋式トイレユニット100の説明図である。図2は、本発明の実施の形態1に係る流体ダンパ装置10の斜視図であり、図2(a)、(b)は各々、流体ダンパ装置10を軸線L方向の一方側L1からみた斜視図、および流体ダンパ装置10を軸線L方向の他方側L2からみた斜視図である。
図1に示す洋式トイレユニット100は、洋式便器1(ダンパ付き機器)および水タンク3を備えている。洋式便器1は、便器本体2(機器本体)、樹脂製の便座5(開閉部材)、樹脂製の便蓋6(開閉部材)、およびユニットカバー7等を備えている。ユニットカバー7の内部には、後述する流体ダンパ装置10が弁座用および弁蓋用として内蔵されており、便座5および便蓋6は各々、流体ダンパ装置10を介して便器本体2に連結されている。ここで、便座5に連結された流体ダンパ装置10、および便蓋6に連結された流体ダンパ装置10としては、同一構成のものを用いることができるので、以下の説明では、便座5に連結された流体ダンパ装置10を中心に説明する。
図2に示すように、流体ダンパ装置10は、他方側L2に円柱状の流体ダンパ装置本体10aを有している。流体ダンパ装置本体10aから一方側L1には軸状の連結部10b(出力軸)が突出しており、連結部10bは、便座5に連結される。かかる流体ダンパ装置10は、起立している便座5が便器本体2に被さるように倒れようとする際、それに抗する力(負荷)を発生させ、便座5が倒れる速度を低下させる。連結部10bは、相対向
する面が平坦面10cになっており、かかる平坦面10cによって、連結部10bに対する便座5の空周りが防止されている。
(流体ダンパ装置10の全体構成)
図3は、本発明の実施の形態1に係る流体ダンパ装置10の横断面図であり、図3(a)、(b)、(c)は、弁体50を通る位置で軸線Lに沿う面で流体ダンパ装置10を切断したときの断面図、仕切り用凸部23を通る位置で軸線Lに沿う面で流体ダンパ装置10を切断したときの断面図、およびカバー60付近を拡大して示す断面図である。図4は、本発明の実施の形態1に係る流体ダンパ装置10の縦断面図であり、図4(a)、(b)は、弁体50を通る位置で軸線Lに直交する面で流体ダンパ装置10を切断したときの断面図、および回転軸40の第1軸部41の外径を示す説明図である。図4(b)では、周方向における第1軸部41の外径変化を誇張して示してある。図5は、本発明の実施の形態1に係る流体ダンパ装置10の分解斜視図であり、図5(a)、(b)は各々、ケース20からカバー60を外した状態を軸線L方向の一方側L1からみた分解斜視図、およびケース20から回転軸40等を外した状態を軸線L方向の一方側L1からみた分解斜視図である。図6は、本発明の実施の形態1に係る流体ダンパ装置10の弁体50等を軸線L方向の他方側L2からみた斜視図である。
図3、図4および図5に示すように、流体ダンパ装置10は、他方側L2に底壁21を備えた筒状のケース20と、他方側L2がケース20の内側に配置されたロータ30と、一方側L1でケース20の開口29を塞ぐ円環状のカバー60とを有している。本形態において、ケース20およびカバー60はいずれも、樹脂成形品である。
ケース20は、底壁21の外周縁から一方側L1に向けて延在する円筒状の胴部22を有している。ケース20において、底壁21の中央には、他方側L2に凹んでロータ30の回転軸40の他方側L2の端部49を回転可能に支持する円形の凹部210が形成されている。
胴部22の内周面220から径方向内側には、2つの仕切り用凸部23が突出している。2つの仕切り用凸部23は、周方向で180°ずれた角度位置に形成されている。本形態において、2つの仕切り用凸部23はいずれも、他方側L2の端部が底壁21と繋がっている。仕切り用凸部23は、断面台形形状であり、径方向外側から内側に向かって周方向の寸法(厚さ)が薄くなっている。
ロータ30は、軸線L方向の他方側L2がケース20の内側に配置された回転軸40と、回転軸40に保持された弁体50とを備えている。回転軸40は、樹脂製であり、ケース20の内側に位置する丸棒状の第1軸部41と、第1軸部41よりも一方側L1で延在する第2軸部42とを有している。第1軸部41は、回転軸40の他方側L2の端部49より外径が大であり、第2軸部42は、第1軸部41より外径が大である。本形態において、端部49は円筒状に形成されている。なお、第2軸部42は、第1軸部41より外径が小であってもよい。
回転軸40において、第1軸部41と第2軸部42との間には、第1軸部41に対して一方側L1で隣接する円形の第1フランジ部43と、第1フランジ部43に対して所定の間隔をあけて一方側L1で対向する円形の第2フランジ部44とが形成されている。このため、第1フランジ部43と第2フランジ部44との間には環状の周溝45が形成されている。従って、周溝45にOリング70を装着して回転軸40の第1軸部41をケース20の内側に挿入すれば、Oリング70がケース20の胴部22の内周面220のうち、他方側L2に位置する部分229に圧縮された状態で当接し、ケース20と回転軸40とに挟まれた空間が密閉される。また、ケース20の内部には、底壁21と、第1軸部41に
おいて一方側L1で対向する第1フランジ部43とによって区画された空間がダンパ室11として密閉され、ダンパ室11は、2つの仕切り用凸部23によって2つの部屋に仕切られる。その際、ダンパ室11にはオイル等の流体12(粘性流体)が充填される。
その後、カバー60を回転軸40の第2軸部42とケース20の胴部22との間に差し込み、カバー60を固定すれば、流体ダンパ装置10が構成される。その際、カバー60と回転軸40の第2フランジ部44との間には、円環状のワッシャ75が配置される。
この状態で、回転軸40の他方側L2の端部49は、ケース20の底壁21の凹部210に回転可能に支持されているとともに、第2軸部42がカバー60の穴61の内側で回転可能に支持される。また、第2軸部42の一部がカバー60の穴61を貫通し、連結部10bが構成される。
(ダンパ室11内の構成)
図3および図4に示すように、ダンパ室11において、ケース20の2つの仕切り用凸部23は、回転軸40の第1軸部41の外周面410に向けて突出している。本形態では、後述するように、仕切り用凸部23の径方向内側端部231は、特定の角度範囲では、回転軸40の第1軸部41の外周面410から径方向で離間し、ロータ30(回転軸40)が軸線L回りに第1方向Aに回転した際、仕切り用凸部23の径方向内側端部231は、回転軸40の第1軸部41の外周面410に接する。
図3、図4、図5および図6に示すように、回転軸40の第1軸部41の外周面410において、周方向で180°ずれた2箇所には、径方向外側に突出した弁体支持用凸部46が形成されており、かかる2つの弁体支持用凸部46の各々には、弁体50が支持されている。2つの弁体支持用凸部46はいずれも、回転軸40の他方側L2の端部から第1フランジ部43まで軸線L方向に延在しており、2つの弁体支持用凸部46はいずれも、一方側L1の端部が第1フランジ部43と繋がっている。
弁体支持用凸部46には、径方向外側に突出した第1凸部461と、第1凸部461に対して第2方向Bで隣り合う位置で径方向外側に突出する第2凸部462とが形成されており、第1凸部461と第2凸部462との間に弁体支持溝460が形成されている。第1凸部461および第2凸部462はいずれも、一方側L1の端部が第1フランジ部43と繋がっている。
弁体支持溝460は、内周面が約180°を超える角度範囲にわたって湾曲した円弧状になっており、弁体支持溝460には弁体50が支持されている。本形態において、第2凸部462は、第1凸部461より周方向の幅が広い。また、第1凸部461の先端部は、第2凸部462の先端部より径方向内側に位置する。また、弁体支持用凸部46は、周方向の幅が径方向外側より径方向内側で狭くなっている。
弁体50は、弁体支持溝460において軸線Lと平行な軸線周りに回転可能に支持された断面略円形の軸状の基部51と、基部51から径方向外側に突出して第1凸部461に被さるように第1方向Aに向けて傾いた断面凸状の先端部52とを備えており、先端部52の径方向外側部分は、第1凸部461および第2凸部462より径方向外側に位置する。
弁体50は、弁体支持用凸部46と同様、軸線L方向に延在しており、弁体50の一方側L1の端部56は、第1フランジ部43と接している。このため、弁体50と第1フランジ部43との間に隙間がほとんど空いていない。従って、弁体50と第1フランジ部43との間を流体12が通過しないようになっている。これに対して、弁体50の他方側L
2の端部57は、弁体支持用凸部46の他方側L2の端部よりわずかに一方側L1に位置する。このため、弁体50に対して他方側L2では、弁体50の他方側L2の端部57とケース20の底壁21との間にはわずかな隙間が空いている。従って、流体12は、隙間を通ってわずかに通過することができる。
(ダンパ室11内での軸線L方向での密閉構造)
第1軸部41の他方側L2の端面417と、弁体支持用凸部46の他方側L2の端部467とは連続した面を構成している。ここで、第1軸部41の端面417および弁体支持用凸部46の端部467と、ケース20の底壁21との間に隙間が存在することがあるが、第1軸部41の他方側L2の端面417および弁体支持用凸部46の他方側L2の端部467には、径方向に延在する第1リブ16(図6参照)が形成されている。かかる第1リブ16は、流体ダンパ装置10を構成した際、第1軸部41の端面417や弁体支持用凸部46の端部467とケース20の底壁21と隙間に対応する状態にまで押し潰される。このため、第1軸部41の端面417と底壁21との間、および弁体支持用凸部46の端面417と底壁21との間を流体12が通過しないようになっている。
また、仕切り用凸部23の一方側L1の端面236と回転軸40の第1フランジ部43との間にはわずかな隙間が存在することがあるが、仕切り用凸部23の一方側L1の端面236には、径方向に延在する第2リブ17(図5(b)参照)が形成されている。かかる第2リブ17は、流体ダンパ装置10を構成した際、仕切り用凸部23の端面236と回転軸40の第1フランジ部43との隙間に対応する状態にまで押し潰される。このため、仕切り用凸部23の端面236と回転軸40の第1フランジ部43との間を流体12が通過しないようになっている。
(ケース20に対するカバー60の固定構造)
図7は、本発明の実施の形態1に係る流体ダンパ装置10に周り止め処理を施した後の側面図であり、図7(a)、(b)は、周り止め処理として接着処理を行った場合の側面図、および周り止め処理として加締処理を行った場合の側面図である。
図3および図5に示すように、本形態の流体ダンパ装置10において、ケース20にカバー60を固定するにあたっては、カバー60の外周面62に形成された雄ねじ66と、ケース20の内周面220のうち、開口29に隣接する部分228に形成された雌ねじ226とを利用する。また、ケース20の内周面220では、他方側L2に位置する部分228(雌ねじ226が形成されている部分)の内径が、一方側L1に位置する部分229の内径より大であり、他方側L2に位置する部分228と一方側L1に位置する部分229との間には、他方側L2に向く環状の段部227が形成されている。このため、本形態では、カバー60をケース20に固定した際、カバー60が段部227に当接することによって、カバー60のケース20内への押し込み量が制御されている。
かかる構成によれば、カバー60とケース20との固定強度が高く、カバー60をケース20に適正に固定することができる。従って、ダンパ室11内の圧力が過度に高まった際でも、カバー60が外側に押し出されるという事態が発生しにくい。また、カバー60の寸法がばらついても、カバー60のケース20内への押し込み量が変動しにくいので、カバー60をケース20に適正に固定することができる。このため、カバー60のケース20内への押し込み量が変動してダンパ室11内の容積が変動するという事態が発生しにくいので、ダンパ性能がばらつきにくい。また、ケース20の内周面220には、雌ねじ226に対して軸線L方向の一方側L1で隣り合う位置にカバー60に当接する環状の段部227が形成されているため、カバー60のケース20内への押し込み量を安定させることができる。
本形態において、カバー60では、軸線L方向において外径が最大となっている部分は、雄ねじ66が形成されている部分である。より具体的には、カバー60は、軸線L方向の全体にわたって外径が一定であり、カバー60の外周面62には、軸線L方向の全体にわたって雄ねじ66が形成されている。このため、カバー60の全体をケース20にねじ止めでき、カバー60をケース20にねじ止めした状態で、カバー60は、全体がケース20内に位置する。従って、流体ダンパ装置10の軸線L方向の寸法を小型化することができる。また、カバー60の全体をケース20にねじ止めできるので、カバー60をケース20に強固に固定することができる。
カバー60の一方側L1の端面63には、周方向の複数個所に凹部64が形成されている。本形態では、カバー60の一方側L1の端面63の内周縁には、周方向の3個所に凹部64が形成されており、かかる凹部64は、カバー60をねじ込む際、治具(図示)を係合させて、カバー60を回転させる。
このように構成したケース20およびカバー60は樹脂成形品である。このため、ケース20を成形する際、雌ねじ226等が同時に形成され、カバー60を成形する際、雄ねじ66および凹部64は同時に形成される。それ故、流体ダンパ装置10のコストを低減することができる。また、雄ねじ66を切削等によって形成した場合と違って、カバー60の他方側L2の端面には、外周縁に沿って連続して延在する環状の平面部を設けることができる。このため、カバー60の環状の平面部をケース20の環状の段部227に当接させることができるので、カバー60のケース20内への押し込み量を適正に制御することができる。なお、ケース20の外周面のうち、雌ねじ226と径方向で重なる部分には、開口29側を小径とする方向に傾いたテーパ面が形成されていることが好ましく、かかる構成によれば、樹脂成形用の金型とケース20とを分離する際の抜きテーパとして利用することができる。従って、金型とケース20とを分離する際、ケース20において雌ねじ226が形成されている部分に大きな応力が加わりにくいので、雌ねじ226が変形しにくい。
本形態において、カバー60とケース20との間には、周り止め処理が施されている。かかる周り止め処理としては、例えば、接着処理や加締め処理等が利用される。このため、回転軸40が回転した際、カバー60が回転してケース20に対する固定が緩むことを防止することができる。
周り止め処理として、接着処理を利用する際には、カバー60の雄ねじ66、およびケース20の雌ねじ226の少なくとも一方に嫌気性接着剤等を塗布しておき、その後、カバー60をケース20にねじ込む。かかる構成によれば、図7(a)に示すように、流体ダンパ装置10が完成した後、カバー60の全体がケース20の内部に位置するため、ケース20から他方側L2にカバー60が一切突出しない構造となる。
これに対して、周り止め処理としては、熱溶着を利用した加締め処理を行う場合、例えば、ケース20の一方側L1の端部を熱溶着によって塑性変形させ、ケース20の塑性変形した部分を雄ねじ66に食い込ませる。その際、カバー60の一方側L1の端部は、凹むことになるので、図7(b)に示すように、ケース20から一方側L1にカバー60の一部が突出し、カバー60の略全体がケース20の内部に位置することになる。
また、カバー60の雄ねじ66とケース20の雌ねじ226とを超音波溶着によって塑性変形させて、カバー60とケース20との間に周り止めを行ってもよい。
(回転軸40の第1軸部41の外径の構成)
本形態の流体ダンパ装置10において、回転軸40には、図1に示す便座5が連結され
ており、便座5が平伏姿勢から起立姿勢を経てやや後方に傾くまで回転する際、回転軸40は、便座5と一体に回転する。図4を参照して以下に説明するように、ダンパ室11では、回転軸40の第1軸部41の外径、およびケース20の胴部22の内径のうちの少なくとも一方は、周方向で径が相違し、ロータ30が軸線L周りの第1方向A(一方方向)に回転する際でも、特定の角度範囲では、ケース20とロータ30とが径方向で離間する隙間が形成される。本形態では、上記構成のうち、回転軸40の第1軸部41の外径が周方向で相違している構成が採用されている。
より具体的には、図4(b)に誇張して示すように、ロータ30において、回転軸40の第1軸部41の外径は、周方向において2段階に切り換わっている。本形態において、第1軸部41の外径は、軸線L方向の全体にわたって周方向において2段階に切り換わっている(図6参照)。
ここで、回転軸40の第1軸部41の外周面410は、曲率半径が相違する2つの同心状の円弧面410a、410bが周方向に配置されている。本形態では、弁体支持用凸部46を基準(角度0°)としたとき、第1方向Aにおいて、約0°〜約45°の角度範囲θ1に位置する円弧面410aは、半径r1であり、約60°〜90°の角度範囲θ2(特定の角度範囲)に位置する円弧面410bは、半径r2であり、半径r1、r2は、以下の関係
r1>r2
になっている。また、約45°〜約60°の角度範囲に位置する境界面410cにおける回転軸40の第1軸部41の外径は、半径r1から半径r2まで連続的に変化している。一方、仕切り用凸部23の径方向内側端部231に内接する仮想円は、半径r1である。
このため、回転軸40が軸線L回りに回転して、仕切り用凸部23が形成されている角度位置に円弧面410aが到達したとき、仕切り用凸部23の径方向内側端部231は、回転軸40の第1軸部41の外周面410に接する。これに対して、図4に示すように、仕切り用凸部23が形成されている角度位置に円弧面410bが到達した特定の角度範囲では、仕切り用凸部23の径方向内側端部231が、回転軸40の第1軸部41の外周面410から径方向で離間し、仕切り用凸部23の径方向内側端部231と、回転軸40の第1軸部41の外周面410との間には、隙間G1が形成される。
(動作)
本形態の流体ダンパ装置10において、図1に示す便座5が起立姿勢にあるとき、図4に示すように、仕切り用凸部23は、円弧面410bに隙間G1を介して径方向外側で対向している。この状態で、便座5が平伏姿勢に向けて回転する閉動作を開始すると、ロータ30(回転軸40)が軸線L周りに第1方向Aに回転する。このため、弁体50は、流体12から圧力を受けて回転し、先端部52が第2凸部462の側に向けて移動する。その結果、弁体50の先端部52の径方向外側部分は、ケース20の胴部22の内周面220に当接する。従って、弁体50と胴部22との間では流体12の移動が阻止される。
但し、図4に示すように、仕切り用凸部23が形成されている角度位置に円弧面410bが到達した特定の角度範囲では、仕切り用凸部23は、回転軸40の第1軸部41との間に隙間G1が形成されるため、仕切り用凸部23と第1軸部41との間を流体12が通り抜ける。従って、ロータ30に加わる負荷が小さい。その場合でも、便座5に対して重力によって平伏姿勢に向けて加わる回転力が小さいので、便座5が倒れる速度が遅い。また、回転軸40の第1軸部41は、仕切り用凸部23の径方向内側端部231から離間した状態で回転するため、仕切り用凸部23の径方向内側端部231には摩耗が発生しにくい。
そして、便座5がさらに平伏姿勢に向けて回転し、ロータ30(回転軸40)が軸線L周りにさらに第1方向Aに回転すると、仕切り用凸部23は、回転軸40の第1軸部41の円弧面410aに接する。このため、仕切り用凸部23と第1軸部41との間を流体12が通り抜けないので、ロータ30には大きな負荷が加わる。従って、便座5に対して重力によって平伏姿勢に向けて加わる回転力が大きくなっても、便座5が倒れる速度は遅い。このような場合でも、弁体50より他方側L2では、弁体50の端部57とケース20の底壁21との間にはわずかな隙間が空いている。従って、弁体50の他方側L2では、第2方向Bへの流体の移動がわずかに許容される。それ故、ロータ30(回転軸40)は、負荷が加わるものの、低速度での第1方向Aへの回転が許容される。
これに対して、図1に示す便座5が平伏姿勢から起立姿勢に回転する開動作の際、ロータ30(回転軸40)が軸線L周りに第2方向Bに回転する。このため、弁体50は、流体12から圧力を受けて回転し、先端部52が第1凸部461の側に向けて移動する。その結果、先端部52の径方向外側部分とケース20の胴部22の内周面220との間には隙間があく。従って、弁体50と胴部22との間では流体12が通り抜ける。このため、仕切り用凸部23が第1軸部41の円弧面410aに接する状態でも、ロータ30(回転軸40)には負荷が加わらない。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態の流体ダンパ装置10では、その使用実態に合わせて、回転軸40の外径が周方向で相違しており、ロータ30が軸線L周りの第1方向A(一方方向)に回転する際、特定の角度範囲では、ケース20とロータ30とが径方向で離間する隙間G1が形成される。このため、ケース20とロータ30とが径方向で重なる部分(仕切り用凸部23の径方向内側端部231と回転軸40の第1軸部41の外周面410とが重なる部分)では摩耗が発生しにくい。それ故、摩耗に起因する摺動負荷の低下が発生しにくいので、適正なダンパ性能を長期間にわたって維持することができる。すなわち、ロータ30は、流体12からの圧力と摺動負荷とが負荷として作用してダンパ性能を発揮するため、摩耗により摺動負荷が低下すると、ロータ30に加わる負荷が変動する。また、流体ダンパ装置10の製造工程においてロータ30をケース20内に挿入する際、回転軸40の外径が小さい角度位置に仕切り用凸部23が位置するように調整すれば、仕切り用凸部23と回転軸40の外周面410とが擦れて仕切り用凸部23、および回転軸40の外周面410に傷が付くという事態を回避することができる。
また、回転軸40の第1軸部41の外周面410では、曲率半径が相違する複数の同心状の円弧面410a、410bが周方向に配置されており、かかる同心状の円弧面410a、410bであれば、回転軸40を製作するのが容易である。例えば、回転軸40は樹脂成形品であるため、回転軸40を樹脂成形するのに用いる金型の製作が容易である。また、円弧面410a、410bの間では、径が連続的に変化しているため、ロータ30が軸線L周りに第1方向Aに回転する際、ロータ30の回転軸40の円弧面410a、410bの間が、ケース20の仕切り用凸部23に引っ掛かりにくい。
[実施の形態1の変形例1]
図8は、本発明の実施の形態1の変形例1に係る流体ダンパ装置10の回転軸40を軸線L方向の他方側L2からみた斜視図である。なお、本形態の基本的な構成は、実施の形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付してそれらの説明を省略する。
実施の形態1では、図6に示すように、回転軸40の第1軸部41の外径が、軸線L方向の全体において周方向で相違していたが、図8に示すように、本形態では、回転軸40の第1軸部41の外径が、軸線L方向の一部において周方向で相違している。例えば、回転軸40の第1軸部41は、軸線L方向の一方側L1では、外径が周方向で同一であるが
、軸線L方向の他方側L2では、外径が周方向で相違している。かかる構成でも、外径が小さな特定の角度範囲では、ケース20とロータ30とが径方向で離間する隙間が形成される。このため、ケース20とロータ30とが径方向で重なる部分(仕切り用凸部23の径方向内側端部231と回転軸40の第1軸部41の外周面410との重なる部分)では摩耗が発生しにくい。それ故、摩耗に起因する摺動負荷の低下が発生しにくいので、適正なダンパ性能を長期間にわたって維持することができる。
[実施の形態1の変形例2]
実施の形態1、および実施の形態1の変形例1では、回転軸40の第1軸部41の外径は、周方向において2段階に切り換わっていたが、3段階以上に切り換わっていてもよい。また、実施の形態1、および実施の形態1の変形例1では、回転軸40の第1軸部41の外径が、周方向において段階的に切り換わっていたが、回転軸40の第1軸部41の外径が、周方向において連続的に変化している構成を採用してもよい。
[実施の形態2]
図9は、本発明の実施の形態2に係る流体ダンパ装置10に用いたケース20を軸線L方向の一方側L1からみた斜視図である。図10は、本発明の実施の形態2に係る流体ダンパ装置10の縦断面図であり、図10(a)、(b)は、弁体50を通る位置で軸線Lに直交する面で流体ダンパ装置10を切断したときの断面図、およびケース20の胴部22の内径を示す説明図である。図10(b)では、周方向における胴部22の外径変化を誇張して示してある。なお、本形態の基本的な構成は、実施の形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付してそれらの説明を省略する。
本形態の流体ダンパ装置10においても、実施の形態1と同様、ダンパ室11では、回転軸40の第1軸部41の外径、およびケース20の胴部22の内径のうちの少なくとも一方は、周方向で径が相違し、ロータ30が軸線L周りの第1方向A(一方方向)に回転する際でも、特定の角度範囲では、ケース20とロータ30とが径方向で離間する隙間が形成される。本形態では、上記構成のうち、胴部22の内径が周方向で相違している構成が採用されている。
より具体的には、図9および図10に示すように、ケース20の胴部22の内径は、周方向において2段階に切り換わっている。本形態において、胴部22の内径は、軸線L方向の全体にわたって周方向において2段階に切り換わっている。
また、胴部22の内周面220は、曲率半径が相違する2つの同心状の円弧面220a、220bが周方向に配置されている。本形態では、仕切り用凸部23を基準(角度0°)としたとき、第1方向Aにおいて、約30°〜約75°の角度範囲θ3(特定の角度範囲)に位置する円弧面220aは、半径r3であり、約90°〜180°の角度範囲θ4に位置する円弧面220bは、半径r4であり、半径r3、r4は、以下の関係
r3>r4
になっている。また、約75°〜約90°の角度範囲に位置する境界面220cは半径r3から半径r4まで連続的に変化している。一方、ロータ30が軸線L回りに第1方向Aに回転している際の外径はr4である。このため、回転軸40が軸線L回りに第1方向Aに回転したとき、円弧面220bが形成されている角度範囲に弁体50が到達したとき、弁体50が胴部22の内周面220に接する。これに対して、回転軸40が軸線L回りに第1方向Aに回転したときでも、円弧面220aが形成されている特定の角度範囲に弁体50が到達したとき、弁体50は、胴部22の内周面220から径方向で離間し、弁体50と胴部22の内周面220との間には、図10(a)に示す隙間G2が形成される。
本形態の流体ダンパ装置10において、図1に示す便座5が起立姿勢にある状態から平
伏姿勢に向けて回転する閉動作を開始すると、ロータ30(回転軸40)が軸線L周りに第1方向Aに回転する。このため、弁体50は、流体12から圧力を受けて回転し、先端部52が第2凸部462の側に向けて移動する。その場合でも、弁体50は、円弧面220aに隙間G2を介して径方向外側で対向している。このため、弁体50と胴部22との間を流体12が通り抜ける。従って、ロータ30および弁体50において流体12を受ける面に加わる負荷が小さい。その場合でも、便座5に対して重力によって平伏姿勢に向けて加わる回転力が小さいので、便座5が倒れる速度が遅い。また、弁体50は、胴部22の内周面220から離間した状態で回転するため、弁体50には摩耗が発生しない。
そして、便座5がさらに平伏姿勢に向けて回転し、ロータ30(回転軸40)が軸線L周りにさらに第1方向Aに回転すると、弁体50は、円弧面220bに接する。このため、弁体50と胴部22との間を流体12が通り抜けない。従って、ロータ30には大きな負荷が加わる。従って、便座5に対して重力によって平伏姿勢に向けて加わる回転力が大きくなっても、便座5が倒れる速度は遅い。
これに対して、図1に示す便座5が平伏姿勢から起立姿勢に回転する開動作の際、ロータ30(回転軸40)が軸線L周りに第2方向Bに回転する。このため、弁体50は、流体12から圧力を受けて回転し、先端部52が第1凸部461の側に向けて移動する。その結果、先端部52の径方向外側部分とケース20の胴部22の内周面220との間には広い隙間があく。従って、弁体50と胴部22との間では流体12が通り抜ける。このため、ロータ30(回転軸40)には負荷が加わらない。
以上説明したように、本形態の流体ダンパ装置10では、その使用実態に合わせて、胴部22の内径が周方向で相違しており、ロータ30が軸線L周りの第1方向A(一方方向)に回転する際、特定の角度範囲では、ケース20とロータ30とが径方向で離間する隙間G2が形成される。このため、ケース20とロータ30とが径方向で重なる部分(弁体50と胴部22の内周面220とが径方向で重なる部分)では摩耗が発生しにくい。それ故、摩耗に起因する摺動負荷の低下が発生しにくいので、適正なダンパ性能を長期間にわたって維持することができる。また、流体ダンパ装置10の製造工程においてロータ30をケース20内に挿入する際、ケース20の内径が大きい角度位置に弁体50が位置するように調整すれば、ケース20の内周面220と弁体50とが擦れて弁体50に傷が付くという事態を回避することができる。
また、胴部22の内周面220では、曲率半径が相違する複数の同心状の円弧面220a、220bが周方向に配置されており、かかる同心状の円弧面220a、220bであれば、ケース20を樹脂成形するのに用いる金型の製作が容易である。また、円弧面220a、220bの間では、径が連続的に変化しているため、ロータ30が軸線L周りに第1方向Aに回転する際、弁体50が胴部22の円弧面220a、220bの間に引っ掛かりにくい。
[実施の形態2の変形例1]
図11は、本発明の実施の形態2の変形例1に係る流体ダンパ装置10のケース20を軸線L方向の一方側L1からみた斜視図である。なお、本形態の基本的な構成は、実施の形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付してそれらの説明を省略する。
実施の形態2では、図9に示すように、胴部22の外径が、軸線L方向の全体において周方向で相違していたが、図11に示すように、本形態では、胴部22の内径が、軸線L方向の一部において周方向で相違している。例えば、胴部22は、軸線L方向の他方側L2では、内径が周方向で同一であるが、軸線L方向の一方側L1では、外径が周方向で相
違している。かかる構成でも、胴部22の内径が大きな特定の角度範囲では、ケース20とロータ30とが径方向で離間する隙間G2が形成される。このため、ケース20とロータ30とが径方向で重なる部分(弁体50と胴部22の内周面220とが径方向で重なる部分)では摩耗が発生しにくい。それ故、摩耗に起因する摺動負荷の低下が発生しにくいので、適正なダンパ性能を長期間にわたって維持することができる。
[実施の形態2の変形例2]
実施の形態2、および実施の形態2の変形例1では、胴部22の内径は、周方向において2段階に切り換わっていたが、3段階以上に切り換わっていてもよい。また、実施の形態2、および実施の形態2の変形例1では、胴部22の内径が、周方向において段階的に切り換わっていたが、胴部22の内径が、周方向において連続的に変化している構成を採用してもよい。
(他の実施の形態)
上記実施の形態では、便座5が連結される流体ダンパ装置10を例示したが、洗濯機(ダンパ付き機器)において、洗濯機本体(機器本体)に回転可能に取り付けられた蓋(開閉部材)等に連結される流体ダンパ装置10に本発明を適用してもよい。
1・・洋式便器(ダンパ付き機器)、2・・便器本体(機器本体)、5・・便座(開閉部材)、6・・便蓋(開閉部材)、10・・流体ダンパ装置、11・・ダンパ室、12・・流体、20・・ケース、21・・底壁、22・・胴部、23・・仕切り用凸部、30・・ロータ、40・・回転軸、41・・第1軸部、46・・弁体支持用凸部、50・・弁体、51・・基部、52・・先端部、60・・カバー、100・・洋式トイレユニット、220・・胴部の内周面、220a、410a・・円弧面、220b、410b・・円弧面、220c、410c・・境界面、231・・切り用凸部の径方向内側端部、410・・回転軸の外周面、460・・弁体支持溝、461・・第1凸部、462・・第2凸部、A・・第1方向(軸線周りの一方側)、B・・第2方向(軸線周りの他方側)、G1、G2・・隙間、L・・軸線、L1・・一方側、L2・・他方側

Claims (11)

  1. 回転軸の外周側に弁体が支持されたロータと、
    前記ロータの周りを囲む円筒状の胴部、および該胴部から径方向内側に突出した仕切り用凸部を備え、前記回転軸との間にダンパ室を構成するケースと、
    前記ダンパ室に充填された流体と、
    を有し、
    前記ダンパ室内において、前記回転軸の外径および前記胴部の内径のうちの少なくとも一方は、周方向で径が相違し、前記ロータが軸線周りの一方方向に回転する際、特定の角度範囲では、前記ケースと前記ロータとが径方向で離間する隙間が形成されることを特徴とする流体ダンパ装置。
  2. 前記回転軸の外径および前記胴部の内径のうち、周方向で径が相違している側では、周方向において径が段階的に切り換わっていることを特徴とする請求項1に記載の流体ダンパ装置。
  3. 前記回転軸の外周面および前記胴部の内周面のうち、周方向で径が相違している側では、曲率半径が相違する複数の同心状の円弧面が周方向に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の流体ダンパ装置。
  4. 前記複数の円弧面の間では、径が連続的に変化していることを特徴とする請求項3に記載の流体ダンパ装置。
  5. 前記回転軸の外径および前記胴部の内径のうち、周方向で径が相違している側では、周方向で径が連続的に変化していることを特徴とする請求項1に記載の流体ダンパ装置。
  6. 前記回転軸の外径および前記胴部の内径のうち、前記回転軸の外径が周方向で相違していることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の流体ダンパ装置。
  7. 前記回転軸の外径は、軸線方向の一部において、周方向で相違していることを特徴とする請求項6に記載の流体ダンパ装置。
  8. 前記回転軸の外径および前記胴部の内径のうち、前記胴部の内径が周方向で相違していることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の流体ダンパ装置。
  9. 前記胴部の内径は、軸線方向の一部において、周方向で相違していることを特徴とする請求項8に記載の流体ダンパ装置。
  10. 請求項1乃至9の何れか一項に記載の流体ダンパ装置を備えたダンパ付き機器であって、
    前記回転軸には、機器本体に対して平伏姿勢と起立姿勢との間で回転移動する開閉部材が取り付けられており、
    前記開閉部材が前記起立姿勢から前記平伏姿勢に向かう途中位置までの間に前記隙間が形成されることを特徴とするダンパ付き機器。
  11. 前記開閉部材は、洋式便器の便座であることを特徴とする請求項10に記載のダンパ付き機器。
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