JP2016145181A - 酸化ケイ素被覆酸化亜鉛含有ジェル状組成物及び化粧料 - Google Patents
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Abstract
Description
このようなみずみずしい使用感やさっぱり感、清涼感等の使用感のよさを得るために、水中油型のジェル状化粧料が好まれている。そのため、ジェル状化粧料を得るために、増粘剤として、カルボキシビニルポリマー、アルキル変性カルボキシビニルポリマー、アクリル酸アルキル/メタクリル酸/ポリオキシエチレン共重合体が汎用されている。
例えば、カルボキシビニルポリマー、アルキル変性カルボキシビニルポリマーまたはアクリル酸アルキル/メタクリル酸/ポリオキシエチレン共重合体と、酸化亜鉛とを水相で併用すると、溶出した亜鉛イオンとカルボキシレート基(COO−)が反応することにより、ポリマーのジェル構造が破壊されて、粘度が低下する場合があった。そのため、酸化亜鉛を水相には配合できず、油相に配合して化粧料にしなければならなかった。
なお、以下の実施の形態は、発明の趣旨をより良く理解させるために具体的に説明するものであり、特に指定のない限り、本発明を限定するものではない。
本発明の一実施形態の酸化ケイ素被覆酸化亜鉛含有ジェル状組成物は、カルボキシビニルポリマー、アルキル変性カルボキシビニルポリマー及びアクリル酸アルキル/メタクリル酸/ポリオキシエチレン共重合体の群から選択される少なくとも1種と、水と、油成分と、酸化ケイ素被覆酸化亜鉛と、を含有し、酸化ケイ素被覆酸化亜鉛は、水相に分散された水中油型のエマルションである。
油相には、油成分が含有される。この油相には、必要に応じて、油溶性防腐剤、紫外線吸収剤、油溶性薬剤、油溶性色素類、油溶性蛋白質類、植物油、動物油、溶媒等、一般的に化粧料で用いられる添加剤を適宜含んでいてもよい。
粘度が上記範囲内であることにより、水中油型の化粧料に好適に用いることができる。
また、本実施形態の酸化ケイ素被覆酸化亜鉛含有ジェル状組成物は、50℃で720時間保管した後の粘度が2Pa・s以上かつ20Pa・s以下であることが好ましく、5Pa・s以上かつ15Pa・s以下であることがより好ましく、7Pa・s以上かつ12Pa・s以下であることがさらに好ましい。
50℃で300時間保持しても、粘度が上記範囲内であることにより、ジェル状の化粧料としての性能を保持できていることになるため好ましい。
pHが上記範囲内であることにより、水中油型の化粧料に好適に用いることができる。
また、本実施形態の酸化ケイ素被覆酸化亜鉛含有ジェル状組成物は、50℃で720時間保管した後の水素イオン指数(pH)が6.0以上かつ8.5以下であることが好ましく、6.0以上かつ8.0以下であることがより好ましく、6.0以上かつ7.5以下であることがさらに好ましい。
50℃で300時間保持しても、水素イオン指数が上記範囲内であることにより、化粧料の水素イオン指数として使用できる性能を保持できていることになるため好ましい。
このように、促進条件下、すなわち、300時間経過後の粘度を、初期条件下での粘度低下後の粘度にて割った値を、上記範囲内とすることにより、本実施形態の酸化ケイ素被覆酸化亜鉛含有ジェル状組成物の粘度を中長期に亘って維持することができる。上記のような組成物は、本明細で述べられる条件を制御(調整)することで得られる。
透過率は、酸化ケイ素被覆酸化亜鉛を10質量%含有する酸化ケイ素被覆酸化亜鉛含有ジェル状組成物を、石英基板上に厚み12μmとなるように薄膜を形成し、その薄膜の分光透過率をSPFアナライザー UV−1000S(Labsphere社製)にて測定することにより求めることができる。
カルボキシビニルポリマーとしては、例えば、Carbopol(登録商標)940、Carbopol(登録商標)941 、Carbopol(登録商標)980、Carbopol(登録商標)981、Carbopol(登録商標)Ultrez10(Lubrizol Advanced Materials社製)の商品名で知られているものが挙げられる。
アルキル変性カルボキシビニルポリマーとしては、例えば、Carbopol(登録商標)1342、PEMULEN(登録商標)TR−1、PEMULEN(登録商標)TR−2(Lubrizol Advanced Materials社製)の商品名で知られているものが挙げられる。
アクリル酸アルキル/メタクリル酸/ポリオキシエチレン共重合体としては、例えば、(アクリレーツ/メタクリル酸ステアレス−20)コポリマー、(アクリレーツ/メタクリル酸ベヘネス−25)コポリマー、(アクリレーツ/メタクリル酸ステアレス−20)クロスポリマーが挙げられる。また、アクリル酸アルキル/メタクリル酸/ポリオキシエチレン共重合体として、ローム&ハース社から市販されているアキュリン(登録商標)22、アキュリン(登録商標)28、アキュリン(登録商標)88を用いてもよい。
これらのアクリル酸アルキル/メタクリル酸アルキル/ポリオキシエチレン共重合体の中でも、べたつきがなく使用感がよい点で、特に、アキュリン(登録商標)22(アクリレーツ/メタクリル酸ステアレス−20)コポリマーが好適である。
カルボキシビニルポリマー、アルキル変性カルボキシビニルポリマー及びアクリル酸アルキル/メタクリル酸/ポリオキシエチレン共重合体は、1種のみを単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
なお、カルボキシビニルポリマー、アルキル変性カルボキシビニルポリマー及びアクリル酸アルキル/メタクリル酸/ポリオキシエチレン共重合体の替わりに、化粧料に使用される水溶性高分子や水溶性増粘剤を用いることもできる。
酸化ケイ素被覆酸化亜鉛含有ジェル状組成物における水の含有量は、所望の特性に応じて適宜調整される。酸化ケイ素被覆酸化亜鉛含有ジェル状組成物の使用感向上の観点から、水の含有量は、65質量%以上かつ99質量%以下であることが好ましい。
このような油成分としては、高級アルコール、高級脂肪酸、および、高級アルコールと高級脂肪酸が結合してなる脂肪酸エステルからなる群から選択される少なくとも1種を含有するものが好ましい。油成分がこれらの成分を含有することで、ハリ感や保湿感が向上するとともに、これらの効果の持続性が向上する。
本実施形態では、水相と油相の分離を抑制する観点から、脂肪酸エステルのエステル価は低い方が好ましい。具体的には、脂肪酸エステルとしては、エステル価が95〜170のものを用いることが好ましい。このような脂肪酸エステルとしては、例えば、ミリスチン酸オクチルドデシル(エステル価100〜111)、2−エチルヘキサン酸セチル(エステル価135〜160)等が挙げられる。
このような酸化ケイ素被覆酸化亜鉛としては、酸化亜鉛粒子の表面を酸化ケイ素被膜により被覆してなるものであって、酸化ケイ素被膜が緻密なものや、酸化ケイ素被覆酸化亜鉛中に残存するアルカリ金属が、Mg、Ca及びBaからなる群から選択される少なくとも1種で置換されたものを用いることが好ましい。
酸化ケイ素被膜が緻密な酸化ケイ素被覆酸化亜鉛の一例としては、酸化亜鉛粒子の表面を酸化ケイ素被膜により被覆してなる酸化ケイ素被覆酸化亜鉛であって、酸化ケイ素被膜中のケイ素のQ3環境における存在比をQ3、Q4環境における存在比をQ4としたとき、Q3+Q4≧0.6かつQ4/(Q3+Q4)≧0.5である酸化ケイ素被覆酸化亜鉛が挙げられる。さらに、この酸化亜鉛粒子の光触媒活性によって生じるブリリアントブルーの分解率が3%以下となるほど、酸化亜鉛粒子全体を酸化ケイ素被膜が均一に被覆していることが好ましい。
なお、緻密な酸化ケイ素被膜の「緻密さ」と酸化ケイ素の「縮合度」との間には密接な関係があり、酸化ケイ素の縮合度が高くなればなるほど酸化ケイ素被膜の緻密性が高まることとなる。
すなわち、ここでいう緻密な酸化ケイ素被膜の「緻密な」とは、Q3+Q4≧0.6かつQ4/(Q3+Q4)≧0.5を満たすほど、酸化ケイ素の縮合度が高い状態の酸化ケイ素被膜のことを意味する。
ここで、Qn(n=0〜4)とは、酸化ケイ素の構成単位であるSiO4四面体単位の酸素原子のうちの架橋酸素原子、すなわち、2つのSiと結合している酸素原子の数に応じて決まる化学的構造のことである。
これらQ0、Q1、Q2、Q3、Q4それぞれの環境に帰属されるシグナルの面積比を、Q0、Q1、Q2、Q3、Q4と表記する。ただし、Q0+Q1+Q2+Q3+Q4=1である。
まず、ブリリアントブルーを所定の含有率(例えば、5ppm)に調整したブリリアントブルー水溶液を作製し、このブリリアントブルー水溶液からスクリュー管に所定量採取し、この採取したブリリアントブルー水溶液に、酸化亜鉛換算で、この液の質量の1質量%の酸化ケイ素被覆酸化亜鉛を投入し、超音波分散して懸濁液を調製する。次いで、この懸濁液に、所定の波長の紫外線を所定距離(例えば、10cm)から所定時間(例えば、6時間)照射する。
紫外線照射ランプとしては、例えば、殺菌ランプGL20(波長253.7nm、紫外線出力7.5W:東芝社製)を用いることができる。
D=(A0−A1)/A0 ・・・(1)(但し、A0はブリリアントブルー水溶液(5ppm)の吸光光度スペクトルの吸収極大波長(630nm)における吸光度、A1は上記の上澄み液の吸光光度スペクトルの吸収極大波長における吸光度である。)
酸化ケイ素被覆酸化亜鉛同士が凝集している場合には、この凝集体の凝集粒子径を測定するのではない。この凝集体を構成している酸化ケイ素被覆酸化亜鉛の粒子(一次粒子)を所定数測定し、平均粒子径とする。
ここで、亜鉛の溶出率が60質量%以下であることが好ましいとした理由は、亜鉛の溶出率が60質量%を超えると、酸化ケイ素被覆酸化亜鉛自体の安定性が低下し、酸化ケイ素被覆酸化亜鉛を化粧料に適用した場合に、溶出する亜鉛イオンが、有機系紫外線遮蔽剤、増粘剤等の水溶性高分子等と反応し、化粧料としての性能の低下、変色、粘度の増減等を生じるので好ましくないからである。
pH=5の緩衝液としては、酸化ケイ素被覆酸化亜鉛を分散させることができる緩衝液であれば特に限定されず、例えば、0.1Mフタル酸水素カリウム水溶液500mlと、0.1M水酸化ナトリウム水溶液226mlとを混合した後、水を加えて全体量を1000mlとした緩衝液が好適に用いられる。
なお、平均粒子径が50nm以上の酸化亜鉛粒子を用いる場合には、150℃〜600℃で焼成してもよい。
酸化ケイ素被覆酸化亜鉛の他の例としては、酸化亜鉛粒子の表面を酸化ケイ素被膜により被覆してなる酸化ケイ素被覆酸化亜鉛であって、Mg、Ca及びBaからなる群から選択される少なくとも1種を含有する酸化ケイ素被覆酸化亜鉛が挙げられる。この酸化ケイ素被覆酸化亜鉛を用いることが好ましい理由は、次の通りである。
一方、酸化ケイ素被膜中に含まれるアルカリ金属と置換されたMg、Ca及びBaからなる群から選択される少なくとも1種は、置換後には、酸化ケイ素被覆酸化亜鉛の酸化ケイ素被膜中に存在する。これらの置換されたMg、Ca、Baは、水への溶解度が低いケイ酸マグネシウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸バリウム等として存在する。
ここで、酸化ケイ素被覆酸化亜鉛における酸化亜鉛粒子の含有率が50質量%未満では、所望の紫外線遮蔽効果を得ることができない可能性がある。そのような酸化ケイ素被覆酸化亜鉛を基剤中に含む化粧料において、所望の紫外線遮蔽効果を得ようとすると、大量の酸化ケイ素被覆酸化亜鉛を使用しなければならなくなるので好ましくない。
一方、酸化ケイ素被覆酸化亜鉛における酸化亜鉛粒子の含有率が99質量%を超えると、この酸化ケイ素被覆酸化亜鉛における酸化亜鉛粒子の割合が高くなり過ぎてしまう可能性がある。その結果、酸化亜鉛粒子の表面を酸化ケイ素被膜で充分に覆うことができなくなり、酸化亜鉛の光触媒活性や亜鉛イオンの溶出抑制が不充分となる可能性があるため好ましくない。
酸化ケイ素被覆酸化亜鉛における、酸化ケイ素被膜中に含まれるMg、Ca及びBaからなる群から選択される少なくとも1種の合計の質量百分率は、酸化ケイ素被膜中に含まれるアルカリ金属の質量百分率より大であることが好ましい。さらに、酸化ケイ素被膜中に含まれるアルカリ金属の質量百分率の、酸化ケイ素被膜中に含まれるMg、Ca及びBaからなる群から選択される少なくとも1種の合計の質量百分率に対する比(アルカリ金属の質量百分率/(Mg、Ca及びBaからなる群から選択される少なくとも1種の合計の質量百分率)は、0.001以上かつ0.6以下であることが好ましく、0.01以上かつ0.5以下であることがより好ましく、0.1以上かつ0.4以下であることがさらに好ましい。
本実施形態において、アルカリ金属とは、一般的に知られているものを指し、具体的には、リチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウム、セシウム及びフランシウムからなる群から選択される少なくとも1種を意味する。
酸化ケイ素被膜中に含まれるアルカリ金属の質量百分率の下限値は任意に選択できる。アルカリ金属の質量百分率は0%でもよく、他の例を挙げれば、例えば、0.0001質量%以上や0.001質量%以上などであってもよい。
さらに、酸化ケイ素被覆酸化亜鉛の酸化ケイ素被膜は、「ケイ素のQ3環境における存在比をQ3、Q4環境における存在比をQ4としたとき、Q3+Q4≧0.6かつQ4/(Q3+Q4)≧0.5」を満たすことが好ましい。
本実施形態における酸化ケイ素被覆酸化亜鉛の製造方法を説明する。
本実施形態における酸化ケイ素被覆酸化亜鉛の製造方法は、酸化亜鉛粒子の表面にアルカリ金属を含有する酸化ケイ素を被覆してなる複合粒子と、Mg、Ca及びBaからなる群から選択される少なくとも1種とを、水を含む溶液中にて混合し、この酸化ケイ素中に含まれるアルカリ金属を、Mg、Ca及びBaからなる群から選択される少なくとも1種にて置換する工程(以下、「置換工程」と言う。)と、焼成工程と、を有する製造方法である。
次に、酸化ケイ素被覆酸化亜鉛の製造方法について詳細に説明する。
酸化亜鉛粒子の表面に酸化ケイ素を被覆させる方法としては、例えば、特開平03−183620号公報、特開平11−256133号公報、特開平11−302015号公報、特開2007−016111号公報等に記載されている方法を用いることができる。
まず、酸化亜鉛粒子と水を混合し、次いで、水中に酸化亜鉛粒子を超音波分散し、酸化亜鉛水系懸濁液を調製する。
次いで、酸化亜鉛水系懸濁液を加温し、この酸化亜鉛水系懸濁液を撹拌しながら、ケイ酸ナトリウム水溶液を加え、10分〜60分間熟成する。
次いで、酸化亜鉛水系懸濁液を撹拌しながら、希硫酸等の酸を添加してpHを5〜9に調整し、30分〜5時間熟成する。
次いで、この反応液を固液分離し、得られた反応物を水等の溶媒を用いて洗浄し、さらに、100℃〜200℃程度にて乾燥し、アルカリ金属を含有する酸化ケイ素で被覆された酸化亜鉛粒子を得る。
置換工程は、酸化亜鉛粒子の表面を、アルカリ金属を含有する酸化ケイ素で被覆する工程の後に行う必要がある。その理由は、アルカリ金属を含むケイ酸塩と、Mg、Ca及びBaからなる群から選択される少なくとも1種とを、単に水を含む溶液中で混合すると、不純物としてケイ酸マグネシウム、ケイ酸カルシウム及びケイ酸バリウムの少なくとも1種の沈殿が生成するからである。そこで、置換工程は、ケイ酸塩を中和反応等させることによって、酸化亜鉛粒子の表面を酸化ケイ素で被覆する工程の後から、乾燥工程の後までの、いずれかの段階に組み込むことが好ましい。そのような方法によれば、反応プロセスを低減することができ、低コストにて、本実施形態における酸化ケイ素被覆酸化亜鉛を得ることができる。
水を含む溶液としては、特に限定されず、必要に応じて選択される。水を含む溶液としては、例えば、水、または、水および水と相溶可能な溶媒を混合してなる溶液が用いられる。
水と相溶可能な溶媒としては、例えば、メタノール、エタノール、2−プロパノール等のプロトン性極性溶媒、アセトン、テトラヒドロフラン等の非プロトン性極性溶媒が好ましい。これらの中でも、メタノール、エタノール、2−プロパノール等のプロトン性極性溶媒がより好ましい。
また、混合液を静置したままでも反応は進行するが、反応効率を高めるためには、混合液を撹拌しながら反応させることが好ましい。
反応時間は、特に限定されず、必要に応じて選択される。反応時間は、1時間以上が好ましい。
これらの原料は、固体のまま用いてもよく、水溶液とした状態で用いてもよい。
なお、得られた酸化ケイ素被覆酸化亜鉛中のアルカリ金属の含有量をさらに低減させるためには、固液分離後、再度、得られた酸化ケイ素被覆酸化亜鉛と、Mg、Ca及びBaからなる群から選択される少なくとも1種とを、水を含む溶液中で混合させ、この酸化ケイ素被覆酸化亜鉛中のアルカリ金属と、Mg、Ca及びBaからなる群から選択される少なくとも1種との置換工程を行うことが好ましい。この置換工程は、複数回繰り返すことがより好ましい。
乾燥温度は、特に限定されないが、通常、100℃以上の温度にて乾燥することが好ましい。また、80℃以下の温度にて乾燥する場合には、減圧乾燥が好ましい。
キレート剤としては、化粧料に用いられものであれば特に限定されない。キレート剤としては、例えば、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、エチレングリコールジアミン四酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、クエン酸、フィチン酸、ポリリン酸、メタリン酸等が用いられる。これらの中でも、汎用性が高い点から、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)が好ましい。
酸化ケイ素被覆酸化亜鉛含有ジェル状組成物におけるキレート剤の含有量は、所望の性能に合わせて適宜調整されるが、例えば、0.01質量%以上かつ1.0質量%以下であることが好ましい。ここで、キレート剤の含有量が0.01質量%未満では、酸化ケイ素被覆酸化亜鉛含有ジェル状組成物において、所望の特性が得られないので好ましくない。一方、キレート剤の含有量が1.0質量%を超えると、安全性の観点から、酸化ケイ素被覆酸化亜鉛含有ジェル状組成物を化粧料として使用できなくなるので好ましくない。例えば、化粧料においてエチレンジアミン四酢酸(EDTA)の配合量は、医薬部外品原料規格において1.0%以下に規制されている。
有機系紫外線遮蔽剤としては、化粧料に用いられものであれば特に限定されない。有機系紫外線遮蔽剤としては、例えば、アントラニラート類、ケイ皮酸誘導体、サリチル酸誘導体、ショウノウ誘導体、ベンゾフェノン誘導体、β,β'−ジフェニルアクリラート誘導体、ベンゾトリアゾール誘導体、ベンザルマロナート誘導体、ベンゾイミダゾール誘導体、イミダゾリン類、ビスベンゾアゾリル誘導体、p−アミノ安息香酸(PABA)誘導体、メチレンビス(ヒドロキシフェニルベンゾトリアゾール)誘導体等が挙げられる。有機系紫外線遮蔽剤としては、前記の群から選択される少なくとも1種が用いられる。
本実施形態の酸化ケイ素被覆酸化亜鉛含有ジェル状組成物の製造方法は、カルボキシビニルポリマー、アルキル変性カルボキシビニルポリマー及びアクリル酸アルキル/メタクリル酸/ポリオキシエチレン共重合体の群から選択される少なくとも1種と、水と、酸化ケイ素被覆酸化亜鉛と、が水相に含有され、油成分が油相に含有された水中油型(O/W)のエマルションを作製できる方法であれば特に限定されない。
また、アルキル変性カルボキシビニルポリマーやアクリル酸アルキル/メタクリル酸/ポリオキシエチレン共重合体を含有させる場合には、アルキル部分が乳化剤の役割を果たすため、乳化剤を添加しなくてもよい。
pH調整剤としては、化粧料で使用できるものであれば特に限定されない。pH調整剤としては、例えば、水酸化ナトリウム等が挙げられる。
本実施形態の化粧料は、本実施形態の酸化ケイ素被覆酸化亜鉛含有ジェル状組成物を含有してなる。本実施形態の化粧料は、本実施形態の酸化ケイ素被覆酸化亜鉛含有ジェル状組成物をそのまま用いてもよいし、他の成分を適宜添加すること等により、乳液、日焼け止め料、ファンデーション、下地料等の形態にして用いてもよい。
他の成分としては、酸化亜鉛、酸化チタン等の無機系紫外線遮蔽剤、有機系紫外線遮蔽剤、美白剤、増粘剤等、化粧料に一般的に用いられる添加剤が挙げられる。
また、本実施形態の酸化ケイ素被覆酸化亜鉛含有ジェル状組成物の製造過程で、水相、油相に他の成分を適宜混合することにより、化粧料を作製することができる。
また、本実施形態の酸化ケイ素被覆酸化亜鉛含有ジェル状組成物が、有機系紫外線遮蔽剤を含有する場合には、酸化亜鉛との相乗効果により、化粧料には優れた紫外線遮蔽効果が得られる。
また、酸化ケイ素被覆酸化亜鉛として、酸化ケイ素被膜中のケイ素のQ3環境における存在比をQ3、Q4環境における存在比をQ4としたとき、Q3+Q4≧0.6かつQ4/(Q3+Q4)≧0.5である酸化ケイ素被覆酸化亜鉛や、Mg、Ca及びBaからなる群から選択される少なくとも1種を含有する酸化ケイ素被覆酸化亜鉛を用いた場合には、粘度やpHの変動に起因する化粧料としての性能の低下、変色等を抑制することができ、化粧料の品質の安定性を維持することができる。
酸化亜鉛粒子(平均粒子径35nm;住友大阪セメント製)と水を混合し、次いで、超音波分散を行い、酸化亜鉛粒子の含有率が20質量%の酸化亜鉛水系懸濁液を調製した。
次いで、この酸化亜鉛水系懸濁液を、酸化亜鉛水系懸濁液中の酸化亜鉛粒子の質量に対して、酸化ケイ素換算で20質量%のケイ酸ソーダを含むケイ酸ソーダ水溶液に加え、強く撹拌し、懸濁液とした。
次いで、この懸濁液を遠心分離機により固液分離し、得られた固形物を水にて洗浄した。その後、この固形物を150℃にて乾燥し、さらに、500℃にて1時間、熱処理(焼成)を行った。
反応終了後、この懸濁液を遠心分離機により固液分離し、得られた固形物を150℃にて乾燥した。次いで、この乾燥物を500℃にて3時間、熱処理(焼成)を行い、製造例1の酸化ケイ素被覆酸化亜鉛を作製した。
純水99.5質量部と、アルキル変性カルボキシビニルポリマー(商品名:PEMULEN TR−1、Lubrizol Advanced Materials社製)0.5質量部とをホモディスパーにて混合した。
次いで、この混合液に水酸化ナトリウム水溶液を添加して水素イオン指数(pH)を6.0に調整し、ペムレンジェル状組成物を得た。
次いで、得られた酸化ケイ素被覆酸化亜鉛の水分散液20質量部添加して、実施例1の酸化ケイ素被覆酸化亜鉛含有ジェル状組成物を得た。
作製直後の酸化ケイ素被覆酸化亜鉛含有ジェル状組成物のpHと粘度を測定した。粘度はBII型回転粘度計(東機産業社製)を用いて、20℃、30rpmの条件下で測定した。
その結果、pHは7.5、粘度は6.4Pa.sであった。
312時間経過後のpHは8.3で、720時間経過後のpHは8.1であった。
粘度の測定結果を図1に示す。
純水99.5質量部とアルキル変性カルボキシビニルポリマー0.5質量部の代わりに、純水99.6質量部と、アルキル変性カルボキシビニルポリマー0.4質量部とを用いた以外は実施例1と全く同様にして、実施例2の酸化ケイ素被覆酸化亜鉛含有ジェル状組成物を得た。
作製直後の酸化ケイ素被覆酸化亜鉛含有ジェル状組成物のpHと粘度を、実施例1と同様にして評価した。
その結果、pHは7.6、粘度は5.5Pa・sであった。
312時間経過後のpHは8.2で、720時間経過後のpHは8.2であった。
粘度の測定結果を図1に示す。
実施例1で作製したペムレンジェル状組成物70質量部の替わりに、実施例1で作製したペムレンジェル状組成物69質量部と、0.2Mのエチレンジアミン四酢酸1質量部とを用いた以外は実施例1と全く同様にして、実施例3の酸化ケイ素被覆酸化亜鉛含有ジェル状組成物を得た。
作製直後の酸化ケイ素被覆酸化亜鉛含有ジェル状組成物のpHと粘度を、実施例1と同様にして評価した。
その結果、pHは7.3、粘度は6.9Pa・sであった。
312時間経過後のpHは8.2で、720時間経過後のpHは8.2であった。
粘度の測定結果を図2に示す。
純水99.5質量部とアルキル変性カルボキシビニルポリマー0.5質量部の代わりに、純水99.6質量部と、アルキル変性カルボキシビニルポリマー0.4質量部とを用いてペムレンジェル状組成物を作製し、実施例1で作製したペムレンジェル状組成物70質量部の替わりに、この実施例4で作製したペムレンジェル状組成物69質量部と、0.2Mのエチレンジアミン四酢酸1質量部とを用いた以外は実施例1と全く同様にして、実施例4の酸化ケイ素被覆酸化亜鉛含有ジェル状組成物を得た。
作製直後の酸化ケイ素被覆酸化亜鉛含有ジェル状組成物のpHと粘度を、実施例1と同様にして評価した。
その結果、pHは7.4、粘度は3.5Pa・sであった。
312時間経過後のpHは8.2で、720時間経過後のpHは8.2であった。
粘度の測定結果を図2に示す。
純水99.5質量部とアルキル変性カルボキシビニルポリマー0.5質量部の代わりに、純水99.4質量部と、アルキル変性カルボキシビニルポリマー0.6質量部とを用いてペムレンジェル状組成物を作製し、実施例1で作製したペムレンジェル状組成物70質量部の替わりに、この実施例5で作製したペムレンジェル状組成物69質量部と、0.2Mのエチレンジアミン四酢酸1質量部とを用いた以外は実施例1と全く同様にして、実施例5の酸化ケイ素被覆酸化亜鉛含有ジェル状組成物を得た。
作製直後の酸化ケイ素被覆酸化亜鉛含有ジェル状組成物のpHと粘度を、実施例1と同様にして評価した。
その結果、pHは7.4、粘度は9.2Pa・sであった。
312時間経過後のpHは8.2で、720時間経過後のpHは8.1であった。
粘度の測定結果を図2に示す。
純水99.6質量部と、アクリレーツ/メタクリル酸ステアレス−20(商品名:アキュリン22、有効成分30質量%、ローム&ハース社製)3.4質量部とをホモディスパーにて混合した。
次いで、この混合液に水酸化ナトリウム水溶液を添加して水素イオン指数(pH)を7.0に調整し、アキュリンジェル状組成物を得た。
次いで、得られた酸化ケイ素被覆酸化亜鉛の水分散液20質量部添加して、実施例6の酸化ケイ素被覆酸化亜鉛含有ジェル状組成物を得た。
作製直後の酸化ケイ素被覆酸化亜鉛含有ジェル状組成物のpHと粘度を、実施例1と同様にして評価した。
その結果、pHは7.4、粘度は6.0Pa.sであった。
312時間経過後のpHは7.8であった。
粘度の測定結果を図3に示す。
アキュリンジェル状組成物70質量部の替わりに、アキュリンジェル状組成物69質量部と、0.2Mのエチレンジアミン四酢酸1質量部とを用いた以外は実施例6と全く同様にして、実施例7の酸化ケイ素被覆酸化亜鉛含有ジェル状組成物を得た。
作製直後の酸化ケイ素被覆酸化亜鉛含有ジェル状組成物のpHと粘度を、実施例1と同様にして評価した。
その結果、pHは7.2、粘度は6.0Pa.sであった。
312時間経過後のpHは7.7であった。
粘度の測定結果を図3に示す。
純水99.5質量部とアルキル変性カルボキシビニルポリマー0.5質量部の代わりに、純水99.4質量部と、アルキル変性カルボキシビニルポリマー0.6質量部とを用いた以外は実施例1と全く同様にして、参考例1の酸化ケイ素被覆酸化亜鉛含有ジェル状組成物を得た。
作製直後の酸化ケイ素被覆酸化亜鉛含有ジェル状組成物のpHと粘度を、実施例1と同様にして評価した。
その結果、pHは7.5、粘度は8.0Pa・sであった。
製造例1の酸化ケイ素被覆酸化亜鉛の替わりに、市販品の酸化ケイ素被覆酸化亜鉛(商品名:SIH20−ZnO650、平均粒子径25nm、SiO2/ZnO=17質量%、住友大阪セメント社製)を用いた以外は実施例1と全く同様にして、参考例2の酸化ケイ素被覆酸化亜鉛含有ジェル組成物を得た。
作製直後の酸化ケイ素被覆酸化亜鉛含有ジェル状組成物のpHと粘度を、実施例1と同様にして評価した。
その結果、pHは8.2、粘度は2.5Pa・sであった。
この酸化ケイ素被覆酸化亜鉛含有ジェル組成物では亜鉛イオンが溶出したためにpHが上昇し、アルキル変性カルボキシビニルポリマーのジェル構造が破壊されて粘度が低下したと思われる。
製造例1の酸化ケイ素被覆酸化亜鉛、参考例2で用いた酸化ケイ素被覆酸化亜鉛(商品名:SIH20−ZnO650、住友大阪セメント社製)、および、製造例1の原料として用いた酸化亜鉛について、ブリリアントブルーの分解率を次の方法で測定した。
ブリリアントブルーの含有率を5ppmに調整したブリリアントブルー水溶液を作製し、このブリリアントブルー水溶液15gに、酸化亜鉛換算で0.15gの酸化ケイ素被覆酸化亜鉛または酸化亜鉛を投入し、超音波分散して懸濁液を調整し、この懸濁液に紫外線ランプ(中心波長:254nm)を照射距離10cmにて6時間照射し、その後、上澄み液を採取した。
次いで、原子吸光光度法により、上記のブリリアントブルー水溶液及び上澄み液それぞれの吸光光度スペクトルを測定し、これらの測定値を用いて上記の式(1)によりブリリアントブルーの分解率Dを算出した。
Claims (6)
- カルボキシビニルポリマー、アルキル変性カルボキシビニルポリマー及びアクリル酸アルキル/メタクリル酸/ポリオキシエチレン共重合体の群から選択される少なくとも1種と、水と、油成分と、酸化ケイ素被覆酸化亜鉛と、を含有し、
前記酸化ケイ素被覆酸化亜鉛は、水相に分散された水中油型のエマルションであることを特徴とする酸化ケイ素被覆酸化亜鉛含有ジェル状組成物。 - 50℃で300時間保管した後の粘度が2Pa・s以上かつ20Pa・s以下であることを特徴とする請求項1に記載の酸化ケイ素被覆酸化亜鉛含有ジェル状組成物。
- 50℃で300時間保管した後の水素イオン指数(pH)が6.0以上かつ8.5以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の酸化ケイ素被覆酸化亜鉛含有ジェル状組成物。
- キレート剤を含有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の酸化ケイ素被覆酸化亜鉛含有ジェル状組成物。
- 有機系紫外線遮蔽剤を含有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の酸化ケイ素被覆酸化亜鉛含有ジェル状組成物。
- 請求項1〜5のいずれか1項に記載の酸化ケイ素被覆酸化亜鉛含有ジェル状組成物を含有してなることを特徴とする化粧料。
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