JP2016144262A - 振動体の駆動制御回路、振動体の駆動方法、振動型駆動装置及び撮像装置 - Google Patents

振動体の駆動制御回路、振動体の駆動方法、振動型駆動装置及び撮像装置 Download PDF

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Abstract

【課題】振動型駆動装置において、振動体及び被駆動体が長時間にわたって停止状態で放置された場合や高湿度環境下で使用された場合の保持力を回復させる。
【解決手段】圧電素子114と、被駆動体111と接する突起部112とを有し、圧電素子114に交流信号が印加されることによって突起部112に生じる楕円運動によって被駆動体111と突起部112とを相対移動させる振動体115の駆動方法であって、制御部300及び駆動回路301とを有する駆動制御回路による駆動制御により、突起部112と被駆動体111との相対位置が変更されるタイミングとは異なるタイミングで、突起部112に生じさせる楕円運動の軌跡が被駆動体111に対する駆動速度が最大となる軌跡よりも被駆動体111の駆動方向と平行な方向での成分が大きい軌跡となるように、振動体115を駆動する。
【選択図】図3

Description

本発明は、振動体と被駆動体とを加圧接触させ、振動体に励振させた振動によって振動体と被駆動体とを相対的に移動させる振動型駆動装置に関し、特に、振動体を駆動する駆動制御回路と振動体の駆動方法に関する。
弾性体に電気−機械エネルギ変換素子を接合してなる振動体に被駆動体を加圧接触させ、電気−機械エネルギ変換素子に交流信号を印加して振動体に所定の振動を励起させることにより、振動体と被駆動体とを相対的に移動させる駆動装置が知られている。
例えば、板状の弾性体の第1の面に電気−機械エネルギ変換素子である圧電素子を接着し、第1の面の反対側の第2の面に所定間隔で2つの突起部を設けた振動体が知られている(特許文献1参照)。この振動体では、2つの突起部を結ぶ方向と弾性体の板厚方向とを含む面内で突起部に楕円運動を生じさせ、2つの突起部の上面に被駆動体を加圧接触させることで、2つの突起部を結ぶ方向を駆動方向として被駆動体を駆動する。
このような振動型駆動装置では、振動体の駆動停止時には振動体と被駆動体の位置関係が摩擦力によって保持されるため、別途、振動体と被駆動体の位置を保持する機構を設ける必要がない。そのため、振動型駆動装置を用いた各種装置では、小型化や軽量化、構造の簡素化等が可能となる。
特開2009−89586号公報
しかし、上記の振動型駆動装置では、振動体と被駆動体との間に加圧接触により生じる保持力は、接触面に介在する水分や湿度環境等の影響を受け、振動体と被駆動体との摩擦摺動面に水分が介在していると、保持力が低下してしまう。そのため、特に、振動体の駆動停止後に長時間が経過した場合や振動体及び被駆動体が高湿度環境下で用いられる場合には、駆動方向を切り替えるときや被駆動体に外力が加わったときに、振動体と被駆動体とに位置ずれが生じるおそれがある。
本発明は、振動型駆動装置において、振動体及び被駆動体が長時間にわたって停止状態で放置された場合や高湿度環境下で使用された場合の保持力を回復させる技術を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、電気−機械エネルギ変換素子と、被駆動体と接する駆動部とを有し、前記電気−機械エネルギ変換素子に交流信号が印加されることによって前記駆動部に生じる楕円運動によって前記被駆動体と前記駆動部とを相対移動させる1つまたは複数の振動体を駆動する駆動制御回路であって、前記駆動制御回路は、制御部と、前記制御部の出力に基づいて前記電気−機械エネルギ変換素子に印加する前記交流信号を出力する駆動回路と、を有し、前記制御部は、第1のタイミングで、前記楕円運動の軌跡が前記被駆動体に対する駆動速度が最大となる軌跡よりも前記被駆動体の駆動方向と平行な方向での成分が大きい軌跡となるように前記駆動回路を制御し、前記第1のタイミングは、前記駆動部と前記被駆動体との相対位置が変更される第2のタイミングとは異なることを特徴とする振動体の駆動制御回路である。
本発明によれば、振動体と被駆動体の間に生じる楕円運動の軌跡を被駆動体の駆動方向と平行な成分が大きい軌跡とすることにより、摩擦エネルギを発生させて、振動体と被駆動体との摩擦摺動面に存在する水分を除去する。これにより、振動体及び被駆動体が長時間にわたって停止状態で放置された場合や高湿度環境下で使用された場合でも保持トルクを回復させることができる。
本発明の振動型駆動装置を構成する第1実施形態に係る振動子の概略構成を示す斜視図、振動子を構成する圧電素子の概略構造を示す平面図、振動子を構成する振動体に励振される振動モードを説明する図である。 図1の振動体を構成する突起部の先端に励起される楕円運動を説明する図と、振動子の駆動周波数と駆動速度との関係を示す図である。 図1の振動子の駆動制御を行う駆動制御回路の概略構成を示すブロック図である。 図1の振動体の一次の面外曲げ振動と二次の面外曲げ振動の振幅、位相差及び駆動速度の関係を示す図である。 図1の振動子の駆動方法のフローチャートである。 図1の振動子での保持力回復動作の試験結果を示す図である。 図1の振動体に生じさせる振動を模式的に示す図である。 本発明の振動型駆動装置を構成する第2実施形態に係る振動子の概略構成を示す平面図である。 本発明の第1実施形態に係る振動子を備えるレンズ駆動機構部の概略構造を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。以下の説明において、「振動型駆動装置」は「振動子」と「振動体の駆動制御回路」とを含むものとし、「振動子」は「振動体」と「被駆動体」とを含むものとし、「振動体」は「弾性体」と「電気−機械エネルギ変換素子」とを含むものとする。
図1(a)は、本発明の振動型駆動装置を構成する第1実施形態に係る振動子100の概略構成を示す斜視図である。
振動子100は、被駆動体111及び振動体115を備える。振動体115は、概ね、平板状で金属材料から成る弾性体113と、弾性体113の一方の面(第1の面)に接合された電気−機械エネルギ変換素子である圧電素子114と、弾性体113の他方の面(第1の面の反対側の第2の面)に設けられた2つの突起部112から構成される。被駆動体111と振動体115の2つの突起部112とは、不図示の加圧手段によって加圧接触している。
図1(b)は、圧電素子114の概略構造を示す平面図である。図1(c)は、振動体115に励振される第1の振動モード(以下「モードA」と称呼する)を説明する図である。図1(d)は、振動体115に励振される第2の振動モード(以下「モードB」と称呼する)を説明する図である。なお、振動体115において2つの突起部112を結ぶ方向をX方向、弾性体113の厚さ方向をZ方向、X方向及びZ方向と直交する方向をY方向と定義することとする。
圧電素子114の一方の面には、図1(b)に示すように、X方向である長辺方向に2等分された2つの電極が形成されており、各電極における分極方向は同一方向(+)となっている。なお、圧電素子114の他方の面には、1つの共通電極(全面電極)が形成されている。圧電素子114の2つの電極領域のうち、図中右側の電極領域に交番電圧VBが印加され、図中左側の電極領域に交番電圧VAが印加される。交番電圧VB,VAをモードAの共振周波数付近の周波数で、且つ、同位相の交番電圧とすると、圧電素子114全体(2つの電極領域)が、ある瞬間には伸び、別の瞬間には縮む。その結果、振動体115には、図1(c)に示すモードAの振動が発生する。また、交番電圧VB,VAをモードBの共振周波数付近の周波数で、且つ、位相が180°ずれた交番電圧とすると、ある瞬間には、圧電素子114の図中右側の電極領域が縮むと共に図中左側の電極領域が伸びる。また、別の瞬間には逆の関係となる。その結果、振動体115には、図1(d)に示すモードBの振動が発生する。モードAは、X方向と略平行に振動体115に2つの節が現れる一次の面外曲げ振動モードである。モードBは、Y方向と略平行に振動体115に3つの節が現れる二次の面外曲げ振動モードである。
図2(a)は、突起部112の先端に励起される楕円振動を説明する図である。突起部112は、モードAの振動の腹となる位置の近傍、且つ、モードBの振動の節となる位置の近傍に配置されている。そのため、突起部112の先端は、モードAの振動の節を支点として振り子運動を行ってX方向に往復運動すると共に、モードBの振動によってZ方向に往復運動する。よって、モードA,Bの振動位相差が±π/2近傍となるように同時に励振して重ね合わせることで、突起部112の先端面にXZ面内の楕円運動を生じさせることができる。このとき、2つの突起部112と被駆動体111との間には加圧接触による摩擦力が働いているため、突起部112の楕円運動によって、振動体115と被駆動体111とをX方向に相対的に移動させる駆動力(推力)が発生する。つまり、突起部112は、被駆動体111に対して振動体115と被駆動体111とを相対的に移動させるための駆動部として機能する。
以下、突起部112の先端に生じる図2(a)の楕円運動のZ方向振幅とX方向振幅の大きさの比を楕円運動の楕円比と定義する。また、以下の説明では、振動子100では、振動体115が固定されており、被駆動体111をX方向に駆動するものとする。
図2(b)は、振動子100の駆動周波数と駆動速度(振動体115と被駆動体111との相対的な移動速度)との関係を示す図である。駆動速度は、振動子100の共振周波数での駆動時にピークとなり、共振周波数よりも高周波側ではなだらかに低下し、共振周波数よりも低周波側では急激に低下する。そこで、圧電素子114の駆動周波数を変更することによって、楕円比を保ちつつ、楕円振動の大きさを変更することができる。例えば、駆動周波数を振動子100の共振周波数に近付けることで楕円振動を大きくして、駆動速度を上げることができる。一方、印加する交流電圧の周波数を振動子100の共振周波数から遠ざけることで楕円振動が小さくして、駆動速度を下げることができる。
図3(a)は、振動子100の駆動制御を行う駆動制御回路の概略構成を示すブロック図である。振動体115の駆動制御回路は、大略的に、制御部300と駆動回路301とで構成される。
図3に示す振動子100(振動体115、被駆動体111)については、図1を参照して既に説明済みであるため、ここでの説明を省略する。駆動回路301は、位置検出部304、指令値生成部305、PID制御部306、楕円比決定部307、駆動周波数決定部308、交流信号生成部309及び昇圧回路310を有する。
駆動回路301を構成する各部は、制御部300からの出力(制御信号)にしたがって特定の動作を行う。なお、制御部300は、所謂、マイクロコンピュータであり、演算装置(CPU)、プログラムを格納するメモリ及びプログラムが展開される作業領域としてのメモリ等を有し、所定のプログラムを実行することで、振動型駆動装置の全体的な動作を制御する。
位置検出部304は、例えば、エンコーダであり、被駆動体111の位置を検出する。指令値生成部305は、被駆動体111を移動させるための指令値を生成する。指令値生成部305の出力である指令値と位置検出部304の出力の偏差に関する信号がPID制御部306に入力される。なお、指令値は、時間と共に変化する目標位置を指し、被駆動体111を最終的な停止位置に移動させるための位置制御を行うために設定される。PID制御部306は、振動体115の操作量を演算する。
PID制御部306から出力される操作量は、楕円比決定部307と駆動周波数決定部308へ入力される。楕円比決定部307は、PID制御部306から取得した操作量に基づき、振動体115の突起部112に励起させる楕円運動における楕円比を決定する。駆動周波数決定部308は、PID制御部306から取得した操作量に基づき、駆動周波数を設定決定することで、振動体115の突起部112に励起させる楕円運動における楕円の大きさを設定する。
楕円比決定部307により演算される楕円比は、圧電素子114に印加する交流電圧VAとVBの位相差である。この位相差は、上限値として例えば90度に設定され、駆動方向が逆であれば下限値として例えば−90度に設定される。楕円比決定部307と駆動周波数決定部308のそれぞれの出力は、交流信号生成部309へ入力される。交流信号生成部309は、例えば、スイッチングにより交流信号を生成するドライバ回路等である。
本実施形態では、楕円比決定部307で決定された位相差が上限値又は下限値に達しない場合には、駆動周波数が上限値に設定され、その位相差とその駆動周波数とを有する2相の交流信号が交流信号生成部309によって生成される。なお、駆動周波数が上限値に設定されるとは、振動体115の駆動に用いる駆動周波数帯域のうち、最も高い値或いはその近傍の値に設定されることを指す。一方、楕円比決定部307で決定された位相差が上限値又は下限値に達する場合は、駆動周波数決定部308で決定された駆動周波数とし、その駆動周波数とその位相とを有する2相の交流信号が交流信号生成部309によって生成される。
交流信号生成部309からの出力は昇圧回路310へ入力される。図3(b)は、昇圧回路310の概略構成を示す回路図である。昇圧回路310は、コイル311とトランス312を有し、交流信号生成部309でスイッチングにより生成された2相の交流信号を昇圧し、圧電素子114の電極に印加する。
次に、振動子100における保持力回復動作について、図4乃至図6を参照して説明する。図4は、交流信号の位相差を−180度から180度の範囲で変化させたときの一次の面外曲げ振動と二次の面外曲げ振動の振幅、位相差及び駆動速度の関係を示す図である。図5は、振動子100の駆動方法のフローチャートである。図5のフローチャートに示す各処理は、制御部300が所定のプログラムを実行して駆動回路301の101の各部の動作を制御することによって実現される。
ステップS501において制御部300は、保持力回復動作を行うか否かを判定する。制御部300は、回復動作を行う場合(S501でYES)、処理をステップS502へ進め、回復動作を行わない場合(S501でNO)、処理をステップS504へ進める。なお、どのタイミングで保持力回復動作を行うかについては、後述する。
ステップS502,S503において、制御部300は、被駆動体111を移動させるときと同様に駆動回路301を用いて、振動子100での保持力回復動作を行う。制御部300は、図4(b)に示す領域Bの範囲、即ち、駆動速度が最大となる領域Aの外側である90度から180度又は−90度から−180度の領域Bの範囲で位相差を制御する。例えば、制御部300は、ステップS502において位相差の基準値を180度に設定する。続くステップS503において制御部300は、回復動作開始時の位置と現在位置との偏差に応じて、領域Bの範囲で位相差を決定して、その場で(つまり、振動体115と被駆動体111の相対的な位置を変化させずに)、振動体115を振動させる。
振動子100での保持力回復動作では、主に二次の面外曲げ振動によって突起部112の先端の楕円運動の軌跡が、駆動速度が最大となる軌跡よりも被駆動体111の駆動方向と平行な成分が大きい軌跡となる振動を用いる。保持力を回復させる効果は、振動の振幅が大きくなるにしたがって高くなる。そこで、振動体115と被駆動体111との接触面(摩擦摺動面)と直交する方向の振動の振幅が最大となるように位相差を180度又はその近傍に設定して位相差制御による位置サーボ制御を行うことで、その場に止まらせる。これにより、振動体115と被駆動体111の接触面に摩擦エネルギを発生させ、水分の影響による保持力の低下を防ぎ、また、水分の影響で低下した保持力を回復させることができる。
ステップS504,S505において、制御部300は、保持力回復動作を行わずに、被駆動体111を移動させる通常の駆動を行う。このとき、制御部300は、図4(a)に示す領域Aの範囲、即ち、一次の面外曲げ振動(P1)と二次の面外曲げ振動(P2)の振幅が最も大きく、移動速度が最大となる領域の内側である−90度から90度の領域Aの範囲で位相差を制御する。具体的には、制御部300は、ステップS504において位相差の基準値を0度に設定し、ステップS505において目標位置と現在位置との偏差に応じて領域Aの範囲で位相差を決定して目標位置へ移動させ、このとき、必要に応じて駆動周波数による位置サーボ制御を行う。
図6は、振動子100の保持力回復動作の試験結果を示す図である。図7(a)は、振動体115と被駆動体111との接触面と直交する方向の振動を模式的に示す図であり、図7(b)は、振動体115と被駆動体111との接触面と平行な方向の振動を模式的に示す図である。
図6に示すように、高湿環境下放置後の保持力を1としたときに、図7(a)に示す平行方向の振動を100msecだけ与えた後の保持力は1.96となり、図7(b)に示す垂直方向の振動を同じ時間だけ与えた後の保持力は1.21となる。したがって、ステップS502,503の保持力回復動作を行うことで、保持力回復動作を行わない場合や図7(b)の振動を付与した場合よりも保持力を大きく回復させることができることがわかる。
次に、振動子100における保持力回復動作の実行タイミング(第1のタイミング)について説明する。振動子100の駆動停止後に振動子100が長時間放置された場合や振動子100が高湿度環境下等で使用されている場合には、振動体115と被駆動体111との接触面に介在する水分の影響によって保持力が低下する。こうして保持力が低下した状態で振動体115又は被駆動体111に外力が作用すると、振動体115と被駆動体111との間に位置ずれが生じてしまうおそれがある。
そこで、保持力回復動作の実行は、被駆動体111と振動体115との相対位置が変更されるタイミング(第2のタイミング)とは異なるタイミングで行う。具体的には、駆動回路301の電源がオンされた後、振動体115の駆動により振動体115と被駆動体111とを相対移動させる前に、保持力回復動作を行うことが望ましい。また、駆動回路301の電源がオフされる直前に、保持力回復動作を行うことが好ましい。更に、被駆動体111の目標位置への移動が完了した直後に保持力回復動作を行うことも好ましい。加えて、振動体115と被駆動体111との相対位置が変化しない状態で所定時間が経過したときに、保持力回復動作を行うことも好ましい。これにより、保持力の低下を抑制して、外力によって振動体115と被駆動体111との間に位置ずれが生じることを予防することができる。
なお、これらのタイミングで保持力回復動作を行う場合に、電力消費が増えることが問題となることがある。特に、駆動回路301の電源オン/オフ時、スリープ動作への移行時、スリープ動作からの復帰時に電力消費が多くなる可能性が高い。そこで、タイマ等を設けて、所定時間の経過時にのみ保持力回復動作を行うようにしてもよい。
以上の説明の通り、本実施形態では、突起部112の先端面の楕円運動の軌跡を被駆動体の駆動方向と平行な成分が大きい軌跡として摩擦エネルギを発生させることにより、振動体115と被駆動体111との接触面に介在する水分を除去する。これにより、振動体115の被駆動体111に対する保持力を回復させることができるため、振動子100に外力が作用しても、振動体115と被駆動体111との間に位置ずれが生じることを防止することができる。
<第2実施形態>
図8は、本発明の振動型駆動装置を構成する第2実施形態に係る振動子100Aの概略構造を示す平面図である。振動子100Aは、円環状の被駆動体800と、被駆動体800の周方向に実質的に等間隔に配置された3つの振動体115a,115b,115cとで構成される。
なお、振動体115a〜115cは、第1実施形態で説明した振動体115と同じであるため、その構成についての詳細な説明は省略する。振動体115a〜115cはそれぞれ、2つの突起部112の中心を結ぶ直線が、被駆動体800の内周(又は外周)の同心円に対する接線となるように、不図示の基台に配置されている。これにより、振動体115a〜115cにモードA,Bの振動を同時に励振させることで、被駆動体800を回転駆動させる(又は、振動体115a〜115cを被駆動体800に対して相対的に回転させる)ことができる。
第1実施形態で説明した振動子100での保持力回復動作では、位置サーボ制御により振動体115と被駆動体111と相対的な位置を変化させないようにした。これに対して、振動子100Aでは、振動体115a〜115cのように複数の振動体を有するため、位置サーボ制御を用いなくとも、保持力回復動作を行うことができる。
即ち、3つの振動体115a〜115cのうちの1つを停止状態とし、残りの2つの振動体に、被駆動体800の駆動方向と平行な成分が大きい軌跡の振動(図7(a)の振動)を生じさせる。例えば、最初に振動体115aを停止状態とし、振動体115b,115cで保持力回復動作を行う。次に、振動体115bを停止状態とし、振動体115a,115cで保持力回復動作を行う。最後に、振動体115cを停止状態とし、振動体115a,115bで保持力回復動作を行う。
それぞれの保持力回復動作では、停止状態にある振動体と被駆動体800との接触面には一定の保持力が発生しているため、他の振動体で保持力回復動作を行うと、他の振動体は被駆動体800に対する位置を変えることなく、保持力を回復させることができる。また、このとき、保持力回復動作での振動振幅の大きさを大きくすることができるため、短時間で保持力を大きく回復させることができる。よって、第2実施形態に係る振動子100Aでも、第1実施形態に係る振動子100と同様に、振動子100Aに外力が作用しても、振動体115a〜115cと被駆動体800との間に位置ずれが生じることを防止することができる。
<第3実施形態>
上述した第1実施形態に係る振動子100を備える装置の一例であるカメラ等の撮像装置(光学機器)の構成について、図9を参照して説明する。図9は、レンズ鏡筒のレンズ駆動機構部900の概略構造を示す斜視図である。レンズ駆動機構部900は、被駆動体であるレンズホルダ902、レンズホルダ902を駆動する振動体901、加圧磁石905、第1のガイドバー903、第2のガイドバー904及び不図示の基体を備える。
レンズホルダ902は、円筒状の本体部902aと、振動体901及び加圧磁石905を保持する保持部902bと、第1のガイドバー903と嵌合することによって第1のガイド部を形成する第1のガイド部902cと、脱落防止部902dを有する。本体部902aには、レンズ907が保持されている。第1のガイドバー903と第2のガイドバー904は互いに平行に配置されており、第1のガイドバー903と第2のガイドバー904のそれぞれの両端は、不図示の基体に固定されている。
加圧手段を構成する加圧磁石905は、永久磁石と、永久磁石の両端に配置される2つのヨークから構成される。加圧磁石905と第2のガイドバー904との間に磁気回路が形成され、これら部材間に吸引力が発生する。これにより、振動体901に設けられた2カ所の突起部の先端が所定の力で第2のガイドバー904に押し当てられた状態で保持され、第2のガイド部が形成される。
なお、加圧磁石905は、第2のガイドバー904とは間隔を空けて配置されており、第2のガイドバー904と非接触である。そのため、第2のガイド部が外力を受ける等すると、振動体901の突起部と第2のガイドバー904とが引き離される状態が生じるおそれがある。しかし、そのときにはレンズホルダ902に設けられた脱落防止部902dが第2のガイドバー904に当接し、レンズホルダ902の保持部902bが本来の位置に戻ることで、振動体901の突起部が第2のガイドバー904に当接した状態に戻るようになっている。
振動体901は、第1実施形態で説明したに振動体115と同じ構造を有している。よって、振動体901の圧電素子に所定の交番電圧を印加することによって、2カ所の突起部に楕円振動を発生させ、振動体901と第2のガイドバー904との間に摩擦駆動力を発生させる。このとき、第1のガイドバー903と第2のガイドバー904は固定されているため、発生した摩擦駆動力によって、レンズホルダ902を第1のガイドバー903と第2のガイドバー904の長さ方向に沿って移動させることができる。
なお、レンズ駆動機構部900では、加圧機構として磁力(加圧磁石905)を用いたが、これに限られず、ばねによる付勢力を用いてもよい。また、ここでは、レンズ駆動機構部900は、リニア型の振動型駆動装置として構成されているが、これに限られず、第2実施形態で説明した回転型の振動型駆動装置を用いてレンズ駆動機構部を構成することもできる。即ち、被駆動体の回転力を用いてレンズを保持した環状部材を回転させ、このとき、カムピンとカム溝との係合等の手法を用いて、環状部材の回転量を光軸方向での直線移動量に変換する。これにより、レンズを光軸方向で移動させることができる。
なお、振動型駆動装置によるレンズの駆動は、オートフォーカス用のレンズの駆動に好適であるが、これに限られず、ズーム用のレンズについても、同様の構成による駆動が可能である。また、振動型駆動装置は、レンズを通過した光が結像する撮像素子の駆動や、手ぶれ補正時のレンズ或いは撮像素子の駆動にも用いることができる。
<その他の実施形態>
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。例えば、棒状の被駆動体111に対して複数の振動体115を配置して振動子を構成してもよいし、被駆動体800に対して2つ又は4つ以上の振動体115を配置して振動子を構成してもよい。
100,100A 振動子
111 被駆動体
112 突起部
113 弾性体
114 圧電素子
115 振動体
300 制御部
301 駆動回路
304 位置検出部
305 指令値生成部
306 PID制御部
307 楕円比決定部
308 駆動周波数決定部
309 交流信号生成部
310 昇圧回路

Claims (10)

  1. 電気−機械エネルギ変換素子と、被駆動体と接する駆動部とを有し、前記電気−機械エネルギ変換素子に交流信号が印加されることによって前記駆動部に生じる楕円運動によって前記被駆動体と前記駆動部とを相対移動させる1つまたは複数の振動体を駆動する駆動制御回路であって、
    前記駆動制御回路は、
    制御部と、
    前記制御部の出力に基づいて前記電気−機械エネルギ変換素子に印加する前記交流信号を出力する駆動回路と、を有し、
    前記制御部は、第1のタイミングで、前記楕円運動の軌跡が前記被駆動体に対する駆動速度が最大となる軌跡よりも前記被駆動体の駆動方向と平行な方向での成分が大きい軌跡となるように前記駆動回路を制御し、
    前記第1のタイミングは、前記駆動部と前記被駆動体との相対位置が変更される第2のタイミングとは異なることを特徴とする振動体の駆動制御回路。
  2. 前記制御部は、複数の前記振動体を駆動する場合に、前記第1のタイミングで、前記複数の振動体のうちの1つを停止状態とし、残りの振動体の前記駆動部に生じる前記楕円運動の軌跡が前記被駆動体の駆動方向と平行な方向での成分が大きい軌跡となるように前記駆動回路を制御することを特徴とする請求項1に記載の振動体の駆動制御回路。
  3. 前記第1のタイミングは、前記駆動制御回路の電源がオンされた後、前記振動体と前記被駆動体とを相対移動させる前であることを特徴とする請求項1又は2に記載の振動体の駆動制御回路。
  4. 前記第1のタイミングは、前記駆動制御回路の電源がオフされる前であることを特徴とする請求項1又は2に記載の振動体の駆動制御回路。
  5. 前記第1のタイミングは、前記振動体と前記被駆動体との相対位置が変化しない状態で所定時間が経過したときであることを特徴とする請求項1又は2に記載の振動体の駆動制御回路。
  6. 前記駆動制御回路は、前記被駆動体の位置を検出する検出手段を有し、
    前記第1のタイミングは、前記検出手段により前記被駆動体が目標位置へ移動したことが検出された後であることを特徴とする請求項1又は2に記載の振動体の駆動制御回路。
  7. 電気−機械エネルギ変換素子と、被駆動体と接する駆動部とを有し、前記電気−機械エネルギ変換素子に交流信号が印加されることによって前記駆動部に生じる楕円運動によって前記被駆動体と前記駆動部とを相対移動させる1つまたは複数の振動体の駆動方法であって、
    駆動制御回路による駆動制御によって、前記駆動部と前記被駆動体との相対位置が変更されるタイミングとは異なるタイミングで、前記楕円運動の軌跡が前記被駆動体に対する駆動速度が最大となる軌跡よりも前記被駆動体の駆動方向と平行な方向での成分が大きい軌跡となるように、前記振動体を駆動するステップを有することを特徴とする振動体の駆動方法。
  8. 複数の前記振動体を駆動する場合に、前記複数の振動体のうちの1つを停止状態とすると共に、残りの振動体の前記駆動部に生じる前記楕円運動の軌跡を前記被駆動体の駆動方向と平行な方向での成分が大きい軌跡とすることを特徴とする請求項7に記載の振動体の駆動方法。
  9. 電気−機械エネルギ変換素子と、第1の面に前記電気−機械エネルギ変換素子が接合されると共に前記第1の面の反対側の第2の面に突起部が設けられた弾性体とを有する1つまたは複数の振動体と、
    前記突起部と加圧接触する被駆動体と、
    前記振動体を駆動する駆動制御回路と、を備え、
    前記突起部に楕円運動を励振させることによって前記振動体と前記被駆動体とを相対的に移動させる振動型駆動装置であって、
    前記駆動制御回路は、
    制御部と、
    前記制御部の出力に基づいて前記突起部に前記楕円運動を励振させるために前記電気−機械エネルギ変換素子に印加する交流信号を出力する駆動回路と、を有し、
    前記制御部は、第1のタイミングで、前記楕円運動の軌跡が前記被駆動体に対する駆動速度が最大となる軌跡よりも前記被駆動体の駆動方向と平行な方向での成分が大きい軌跡となるように前記駆動回路を制御し、
    前記第1のタイミングは、前記振動体と前記被駆動体との相対位置が変更される第2のタイミングとは異なることを特徴とする振動型駆動装置。
  10. 請求項9に記載の振動型駆動装置と、
    前記振動型駆動装置の前記被駆動体により駆動されるレンズと、
    前記レンズを通過した光が結像する位置に設けられた撮像素子と、を備えることを特徴とする撮像装置。
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