JP2010141949A - 振動波駆動装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】被駆動体と振動子との接触部に介在する水分を除去し、摩擦力を所定の摩擦力に回復することによって、所定の速度で駆動させることが可能となる振動波駆動装置を提供する。
【解決手段】電気−機械エネルギー変換素子を有する振動子と、該振動子に設けられた駆動部に対して離散的に加圧接触する被駆動体と、前記素子に駆動信号を与える第1の駆動信号付与手段と、を備え、
前記駆動信号付与手段により前記素子に駆動信号を与えて前記振動子の駆動部に楕円運動を生じさせ、該駆動部と加圧接触する前記被駆動体を前記振動子に対して相対移動させる振動波駆動装置であって、
前記第1の駆動信号付与手段とは別の第2の駆動信号付与手段を備え、
前記第2の駆動信号付与手段によって、前記素子に周期的動作を行う駆動信号を与え、前記駆動部と前記被駆動体との接触部に介在する水分を除去するように構成される。
【選択図】 図1
【解決手段】電気−機械エネルギー変換素子を有する振動子と、該振動子に設けられた駆動部に対して離散的に加圧接触する被駆動体と、前記素子に駆動信号を与える第1の駆動信号付与手段と、を備え、
前記駆動信号付与手段により前記素子に駆動信号を与えて前記振動子の駆動部に楕円運動を生じさせ、該駆動部と加圧接触する前記被駆動体を前記振動子に対して相対移動させる振動波駆動装置であって、
前記第1の駆動信号付与手段とは別の第2の駆動信号付与手段を備え、
前記第2の駆動信号付与手段によって、前記素子に周期的動作を行う駆動信号を与え、前記駆動部と前記被駆動体との接触部に介在する水分を除去するように構成される。
【選択図】 図1
Description
本発明は、振動波駆動装置に関し、特に駆動部と被駆動体との接触部に介在する水分を除去するようにした振動波駆動装置に関するものである。
振動型アクチュエータは、振動子と、この振動子の振動によって相対移動される被駆動体とによって構成されている。
具体的には、この振動子には金属からなる振動弾性体に電気−機械エネルギー変換素子である圧電素子が接合され、圧電素子に互いに位相の異なる2相の周波電圧を印加するように構成される。
そして、圧電素子への印加によって振動子の表面に振動波を励起し、この振動子と被駆動体を加圧することにより相対移動させ、駆動力を得るようにされている。
このような振動型アクチュエータの制御方式として、圧電素子に印加する周波電圧の周波数と位相差を変化させ、駆動速度を制御する振動波駆動装置が知られている。
しかし、このような振動波駆動装置において、振動子と被駆動体の表面に加圧接触により生じる摩擦力は、接触部分に介在する水分、または湿度環境条件、等に影響される。
振動波駆動装置における摺動面に水分等が介在していると、振動波駆動装置が起動しなかったり、所望の推力が出なかったりする場合が生じる。
例えば、振動波駆動装置を高湿度の環境下に置くと、その摺動面に水分等が介在し摩擦係数が低減している場合に、起動しようとすると電源の投入後起動するまでに正常時よりも長時間要する場合や、動作しない場合がある。
具体的には、この振動子には金属からなる振動弾性体に電気−機械エネルギー変換素子である圧電素子が接合され、圧電素子に互いに位相の異なる2相の周波電圧を印加するように構成される。
そして、圧電素子への印加によって振動子の表面に振動波を励起し、この振動子と被駆動体を加圧することにより相対移動させ、駆動力を得るようにされている。
このような振動型アクチュエータの制御方式として、圧電素子に印加する周波電圧の周波数と位相差を変化させ、駆動速度を制御する振動波駆動装置が知られている。
しかし、このような振動波駆動装置において、振動子と被駆動体の表面に加圧接触により生じる摩擦力は、接触部分に介在する水分、または湿度環境条件、等に影響される。
振動波駆動装置における摺動面に水分等が介在していると、振動波駆動装置が起動しなかったり、所望の推力が出なかったりする場合が生じる。
例えば、振動波駆動装置を高湿度の環境下に置くと、その摺動面に水分等が介在し摩擦係数が低減している場合に、起動しようとすると電源の投入後起動するまでに正常時よりも長時間要する場合や、動作しない場合がある。
従来より、このような振動波駆動装置において、接触部分に介在する水分による影響に対し、様々な提案がなされており、例えば、特許文献1では、接触部分に介在する水分を除去するようにした回転型の振動波駆動装置が提案されている。
この特許文献1の回転型の振動波駆動装置では、振動波駆動装置の起動時において、第1の変化率で周波数を変化させても振動波駆動装置の摺動面に介在する水分によって相対移動速度が上がらないときに、つぎのようにして水分を除去するまでの時間が確保される。
第1の変化率よりも小さい第2の変化率で周波数を変化させることで、摺動面に生じる摩擦熱によって水分を除去するまでの時間を確保するように構成される。
以下に、このような回転型の振動波駆動装置の基本構成について説明しておく。
図4に、上記回転型の振動波駆動装置の基本構成を説明する図を示す。
図4において、101は第1の弾性体、102は第2の弾性体である。
103は電気−機械エネルギ変換素子としての積層圧電素子(又は単板の圧電素子の積層体)であり、第1の弾性体101および第2の弾性体102で挟まれている。
104はシャフト、105はナットであり、シャフト104及びナット105は、弾性体101、102および積層圧電素子103に対して所定の挟持力を付与するように締め付けられている。
107はロータ(接触体)であり、接触部が形成されている。この接触部は、振動体の端面に設けられた摺動部材106に接触するようになっており、この接触幅が小さく、かつ適度なバネ性を有する構造となっている。
また、ロータ107の他方の面には、ギア108の凹部(又は凸部)と係合する凸部(または凹部)が形成されている。
108は、ロータ107とともに回転し、振動型モータの出力を伝達するギアである。
ギア108は、振動型モータを取り付けるためのフランジ110によりシャフト104のスラスト方向で位置決めされている。
111は、シャフト104の先端部をフランジ110に固定するためのナットである。112は、ロータ107に加圧力を付与するための加圧バネであり、ギア108とロータ107との間に設けられている。
積層圧電素子103は、グループ化された2つの電極群(+、−に分極された領域)を有している。
不図示の電源からそれぞれの電極群に位相の異なる交流電圧を印加すると、振動体には図4に示す曲げ振動と、この曲げ振動と同じ曲げ振動であって、紙面に垂直な方向の振動とが励振される。
ここで、印加電圧の位相を調整することにより、2つの曲げ振動間に90度の時間的な位相差を与えることができ、その結果、振動体の曲げ振動は振動体の軸周りに発生する。
これにより、ロータ107に接触する第1の弾性体101の上面には楕円運動が形成され、耐摩耗性を有する摺動部材106に押圧されたロータ107が摩擦駆動し、ロータ107、ギア108および加圧バネ112が一体となって回転する。
この特許文献1の回転型の振動波駆動装置では、振動波駆動装置の起動時において、第1の変化率で周波数を変化させても振動波駆動装置の摺動面に介在する水分によって相対移動速度が上がらないときに、つぎのようにして水分を除去するまでの時間が確保される。
第1の変化率よりも小さい第2の変化率で周波数を変化させることで、摺動面に生じる摩擦熱によって水分を除去するまでの時間を確保するように構成される。
以下に、このような回転型の振動波駆動装置の基本構成について説明しておく。
図4に、上記回転型の振動波駆動装置の基本構成を説明する図を示す。
図4において、101は第1の弾性体、102は第2の弾性体である。
103は電気−機械エネルギ変換素子としての積層圧電素子(又は単板の圧電素子の積層体)であり、第1の弾性体101および第2の弾性体102で挟まれている。
104はシャフト、105はナットであり、シャフト104及びナット105は、弾性体101、102および積層圧電素子103に対して所定の挟持力を付与するように締め付けられている。
107はロータ(接触体)であり、接触部が形成されている。この接触部は、振動体の端面に設けられた摺動部材106に接触するようになっており、この接触幅が小さく、かつ適度なバネ性を有する構造となっている。
また、ロータ107の他方の面には、ギア108の凹部(又は凸部)と係合する凸部(または凹部)が形成されている。
108は、ロータ107とともに回転し、振動型モータの出力を伝達するギアである。
ギア108は、振動型モータを取り付けるためのフランジ110によりシャフト104のスラスト方向で位置決めされている。
111は、シャフト104の先端部をフランジ110に固定するためのナットである。112は、ロータ107に加圧力を付与するための加圧バネであり、ギア108とロータ107との間に設けられている。
積層圧電素子103は、グループ化された2つの電極群(+、−に分極された領域)を有している。
不図示の電源からそれぞれの電極群に位相の異なる交流電圧を印加すると、振動体には図4に示す曲げ振動と、この曲げ振動と同じ曲げ振動であって、紙面に垂直な方向の振動とが励振される。
ここで、印加電圧の位相を調整することにより、2つの曲げ振動間に90度の時間的な位相差を与えることができ、その結果、振動体の曲げ振動は振動体の軸周りに発生する。
これにより、ロータ107に接触する第1の弾性体101の上面には楕円運動が形成され、耐摩耗性を有する摺動部材106に押圧されたロータ107が摩擦駆動し、ロータ107、ギア108および加圧バネ112が一体となって回転する。
一方、特許文献2に開示されているような直動型の振動波駆動装置が知られている。
このような直動型の振動波駆動装置は、例えば、つぎのような基本構成を備えている。
上記基本構成を備えた直動型の振動波駆動装置は、本発明の実施例等においても用いられるものであるが、例えば図5に示されるように、弾性体54を備え振動子には、裏面に圧電素子55が接合され、上面には複数の突起部56が設けられている。
圧電素子55に交流電圧を印加することにより、突起部56に楕円運動が励起され、この楕円運動によって、突起部56に加圧接触している被駆動体57が、直線的に駆動するように構成されている。
特開2005−27364号公報
特開平10−210775号公報
このような直動型の振動波駆動装置は、例えば、つぎのような基本構成を備えている。
上記基本構成を備えた直動型の振動波駆動装置は、本発明の実施例等においても用いられるものであるが、例えば図5に示されるように、弾性体54を備え振動子には、裏面に圧電素子55が接合され、上面には複数の突起部56が設けられている。
圧電素子55に交流電圧を印加することにより、突起部56に楕円運動が励起され、この楕円運動によって、突起部56に加圧接触している被駆動体57が、直線的に駆動するように構成されている。
ところで、上記したように、特許文献2のような直動型の振動波駆動装置においては、振動子と被駆動体の接触部分には複数の突起部が存在し、この突起部の楕円運動を介して被駆動体を直線的に駆動できるように構成されている。
そのため、特許文献1のような回転型の振動波駆動装置と異なり、被駆動体と振動子が接触する部分と接触しない部分が存在することから、被駆動体の摺動部分に離散的に水分子が付着している場合が生じる。
例えば、被駆動体を高湿度の環境下に置くと、水分が付着する部分と、付着しない部分が存在する場合が生じる。
被駆動体の摺動部分に離散的に水分が付着しているとき、振動型モータを駆動しようとすると水分が介在する部分では摩擦力が低下し、水分が介在しない部分では所望の摩擦力となる。
そのため、所定の速度で駆動した場合、水分の介在する部分で動かなかったり、水分が介在しない部分では動いたりと、不安定な動作をすることとなる。
したがって、直動型の振動波駆動装置においては、回転型の振動波駆動装置と比較して、特に、摺動部分に介在する水分を全て除去することが、重要な課題となる。
そのため、特許文献1のような回転型の振動波駆動装置と異なり、被駆動体と振動子が接触する部分と接触しない部分が存在することから、被駆動体の摺動部分に離散的に水分子が付着している場合が生じる。
例えば、被駆動体を高湿度の環境下に置くと、水分が付着する部分と、付着しない部分が存在する場合が生じる。
被駆動体の摺動部分に離散的に水分が付着しているとき、振動型モータを駆動しようとすると水分が介在する部分では摩擦力が低下し、水分が介在しない部分では所望の摩擦力となる。
そのため、所定の速度で駆動した場合、水分の介在する部分で動かなかったり、水分が介在しない部分では動いたりと、不安定な動作をすることとなる。
したがって、直動型の振動波駆動装置においては、回転型の振動波駆動装置と比較して、特に、摺動部分に介在する水分を全て除去することが、重要な課題となる。
本発明は、上記課題に鑑み、被駆動体と振動子との接触部に介在する水分により推力が減少した際に水分子を除去し、摩擦力を所定の摩擦力に回復することによって、所定の速度で駆動させることが可能となる振動波駆動装置の提供を目的とする。
本発明は、次のように構成した振動波駆動装置を提供するものである。
本発明の振動波駆動装置は、電気−機械エネルギー変換素子を有する振動子と、該振動子に設けられた駆動部に対して離散的に加圧接触する被駆動体と、前記電気−機械エネルギー変換素子に駆動信号を与える第1の駆動信号付与手段と、を備え、
前記駆動信号付与手段により前記電気−機械エネルギー変換素子に駆動信号を与えて前記振動子の駆動部に楕円運動を生じさせ、該駆動部と加圧接触する前記被駆動体を前記振動子に対して相対移動させる振動波駆動装置であって、
前記第1の駆動信号付与手段とは別の第2の駆動信号付与手段を備え、
前記第2の駆動信号付与手段によって、前記電気−機械エネルギー変換素子に周期的動作を行う駆動信号を与え、前記駆動部と前記被駆動体との接触部に介在する水分を除去することを特徴とする。
また、本発明の振動波駆動装置は、前記第2の駆動信号付与手段は、前記相対移動する際の前記駆動部による前記被駆動体に対する推力が低下したときに、該第2の駆動信号付与手段の駆動信号により速度変動の付与が可能に構成されていることを特徴とする。
また、本発明の振動波駆動装置は、前記推力の低下が、前記被駆動体の速度を検出する検出手段により検出された速度と、前記第1の駆動信号付与手段による前記駆動信号との関係により検出可能に構成されていることを特徴とする。
また、本発明の振動波駆動装置は、前記第2の駆動信号付与手段は、前記振動波駆動装置への電源投入時または所定時間停止後であって、前記第1の駆動信号付与手段による前記駆動信号の付与前に、
該第2の駆動信号付与手段の駆動信号により速度変動の付与が可能に構成されていることを特徴とする。
また、本発明の振動波駆動装置は、前記振動波駆動装置への電源投入時または所定時間停止後に、前記離散的に加圧接触し得る領域を相対移動することが可能に構成されていることを特徴とする。
また、本発明の振動波駆動装置は、前記第2の駆動信号付与手段による周期的動作を行う駆動信号の周波数が、前記第1の駆動信号付与手段の駆動信号による前記相対移動が応答し得る周波数以下に設定されていることを特徴とする。
本発明の振動波駆動装置は、電気−機械エネルギー変換素子を有する振動子と、該振動子に設けられた駆動部に対して離散的に加圧接触する被駆動体と、前記電気−機械エネルギー変換素子に駆動信号を与える第1の駆動信号付与手段と、を備え、
前記駆動信号付与手段により前記電気−機械エネルギー変換素子に駆動信号を与えて前記振動子の駆動部に楕円運動を生じさせ、該駆動部と加圧接触する前記被駆動体を前記振動子に対して相対移動させる振動波駆動装置であって、
前記第1の駆動信号付与手段とは別の第2の駆動信号付与手段を備え、
前記第2の駆動信号付与手段によって、前記電気−機械エネルギー変換素子に周期的動作を行う駆動信号を与え、前記駆動部と前記被駆動体との接触部に介在する水分を除去することを特徴とする。
また、本発明の振動波駆動装置は、前記第2の駆動信号付与手段は、前記相対移動する際の前記駆動部による前記被駆動体に対する推力が低下したときに、該第2の駆動信号付与手段の駆動信号により速度変動の付与が可能に構成されていることを特徴とする。
また、本発明の振動波駆動装置は、前記推力の低下が、前記被駆動体の速度を検出する検出手段により検出された速度と、前記第1の駆動信号付与手段による前記駆動信号との関係により検出可能に構成されていることを特徴とする。
また、本発明の振動波駆動装置は、前記第2の駆動信号付与手段は、前記振動波駆動装置への電源投入時または所定時間停止後であって、前記第1の駆動信号付与手段による前記駆動信号の付与前に、
該第2の駆動信号付与手段の駆動信号により速度変動の付与が可能に構成されていることを特徴とする。
また、本発明の振動波駆動装置は、前記振動波駆動装置への電源投入時または所定時間停止後に、前記離散的に加圧接触し得る領域を相対移動することが可能に構成されていることを特徴とする。
また、本発明の振動波駆動装置は、前記第2の駆動信号付与手段による周期的動作を行う駆動信号の周波数が、前記第1の駆動信号付与手段の駆動信号による前記相対移動が応答し得る周波数以下に設定されていることを特徴とする。
本発明によれば、被駆動体と振動子との接触部に介在する水分により推力が減少した際に水分子を除去し、摩擦力を所定の摩擦力に回復することによって、所定の速度で駆動させることが可能となる振動波駆動装置を実現することができる。
つぎに、本発明の実施形態について説明する。
本実施形態における振動波駆動装置は、上記した駆動部と被駆動体との接触部に介在する水分を除去するために、つぎのような構成を備えている。
本実施形態における振動波駆動装置は、裏面に電気−機械エネルギー変換素子(圧電素子)を有し、上面に駆動部が設けられた振動子と、前記電気−機械エネルギー変換素子に駆動信号を与える第1の駆動信号付与手段と、を備えている。
そして、この駆動信号付与手段により前記電気−機械エネルギー変換素子に駆動信号を与えて前記振動子の駆動部に楕円運動を生じさせ、該駆動部と加圧接触する前記被駆動体を前記振動子に対して相対移動させるように構成されている。
その際、本実施形態の振動波駆動装置においては、前記第1の駆動信号付与手段とは別の第2の駆動信号付与手段を備えた構成とされ、これにより上記した駆動部と被駆動体との接触部に介在する水分を除去する。
すなわち、この第2の駆動信号付与手段によって、前記電気−機械エネルギー変換素子に周期的動作を行う駆動信号を与え、前記駆動部と前記被駆動体との接触部に介在する水分を除去する。
前記第2の駆動信号付与手段は、前記相対移動する際の前記駆動部の前記被駆動体に対する推力が低下したときに、該第2の駆動信号付与手段の駆動信号により速度変動の付与が可能となるように構成することができる。
あるいは、前記第2の駆動信号付与手段は、前記振動波駆動装置の電源投入時または所定時間停止後であって、前記第1の駆動信号付与手段による前記駆動信号の付与前に、該駆動信号により速度変動の付与が可能となるように構成してもよい。
本実施形態における振動波駆動装置は、上記した駆動部と被駆動体との接触部に介在する水分を除去するために、つぎのような構成を備えている。
本実施形態における振動波駆動装置は、裏面に電気−機械エネルギー変換素子(圧電素子)を有し、上面に駆動部が設けられた振動子と、前記電気−機械エネルギー変換素子に駆動信号を与える第1の駆動信号付与手段と、を備えている。
そして、この駆動信号付与手段により前記電気−機械エネルギー変換素子に駆動信号を与えて前記振動子の駆動部に楕円運動を生じさせ、該駆動部と加圧接触する前記被駆動体を前記振動子に対して相対移動させるように構成されている。
その際、本実施形態の振動波駆動装置においては、前記第1の駆動信号付与手段とは別の第2の駆動信号付与手段を備えた構成とされ、これにより上記した駆動部と被駆動体との接触部に介在する水分を除去する。
すなわち、この第2の駆動信号付与手段によって、前記電気−機械エネルギー変換素子に周期的動作を行う駆動信号を与え、前記駆動部と前記被駆動体との接触部に介在する水分を除去する。
前記第2の駆動信号付与手段は、前記相対移動する際の前記駆動部の前記被駆動体に対する推力が低下したときに、該第2の駆動信号付与手段の駆動信号により速度変動の付与が可能となるように構成することができる。
あるいは、前記第2の駆動信号付与手段は、前記振動波駆動装置の電源投入時または所定時間停止後であって、前記第1の駆動信号付与手段による前記駆動信号の付与前に、該駆動信号により速度変動の付与が可能となるように構成してもよい。
以下に、本発明の実施例について説明する。
[実施例1]
実施例1では、相対移動する際に駆動部の被駆動体に対する推力が低下したときに、速度変動を付与し、振動型アクチュエータ(振動波駆動装置)を制御するようにした構成例について説明する。
図5に、本実施例における振動型アクチュエータ(振動波駆動装置)の基本構成の一例を説明する外観斜視図を示す。
図5において、54は弾性体、55は圧電素子、56は突起部、57は被駆動体である。
本実施例の振動型アクチュエータ(振動波駆動装置)は、圧電素子(電気−機械エネルギー変換素子)を備えた振動子と、該振動子に設けられた駆動部と離散的に加圧接触する被駆動体と、を備える。
[実施例1]
実施例1では、相対移動する際に駆動部の被駆動体に対する推力が低下したときに、速度変動を付与し、振動型アクチュエータ(振動波駆動装置)を制御するようにした構成例について説明する。
図5に、本実施例における振動型アクチュエータ(振動波駆動装置)の基本構成の一例を説明する外観斜視図を示す。
図5において、54は弾性体、55は圧電素子、56は突起部、57は被駆動体である。
本実施例の振動型アクチュエータ(振動波駆動装置)は、圧電素子(電気−機械エネルギー変換素子)を備えた振動子と、該振動子に設けられた駆動部と離散的に加圧接触する被駆動体と、を備える。
本実施例の振動型アクチュエータ(振動波駆動装置)は、図5に示すように、この振動型アクチュエータの振動子は、矩形の板状に形成された金属材料から成る弾性体54を備えている。
また、弾性体54の裏面には圧電素子(電気−機械エネルギー変換素子)55が接合され、弾性体54の上面の所定位置には、複数の突起部56が設けられている。
このような構成によれば、圧電素子55に交流電圧を印加することにより、弾性体54の長辺方向における2次の屈曲振動と、弾性体54の短辺方向における1次の屈曲振動とが同時に発生し、突起部56に楕円運動が励起される。
そして、突起部56に被駆動体57を加圧接触させることにより、被駆動体57を突起部56の楕円運動によって直線的に駆動することができるようになっている。
つまり、突起部56がこの振動子の駆動部として作用する。
また、弾性体54の裏面には圧電素子(電気−機械エネルギー変換素子)55が接合され、弾性体54の上面の所定位置には、複数の突起部56が設けられている。
このような構成によれば、圧電素子55に交流電圧を印加することにより、弾性体54の長辺方向における2次の屈曲振動と、弾性体54の短辺方向における1次の屈曲振動とが同時に発生し、突起部56に楕円運動が励起される。
そして、突起部56に被駆動体57を加圧接触させることにより、被駆動体57を突起部56の楕円運動によって直線的に駆動することができるようになっている。
つまり、突起部56がこの振動子の駆動部として作用する。
図6は、図5に示した本実施例における振動型アクチュエータ(振動波駆動装置)における圧電素子55の分極領域の一例を示す模式図である。
また、図7(a)、図7(b)は弾性体54の振動モードを示す斜視図であり、図8、図11は弾性体54の突起部56に励起する楕円運動の説明図である。
上記圧電素子55は、図6に示すように、分極処理されて2つの電極A1、A2を備えている。
上記2つの電極A1、A2に同相の交流電圧V1、V2を印加することにより、上記矩形の弾性体54において長辺方向と平行な方向に延びた2本の節を有する1次の屈曲振動を励振する。これが図7(a)に示す第1の振動モードとなる。
また、2つの電極A1、A2に逆相の交流電圧V1、V2を印加することにより、矩形の弾性体54の短辺方向と平行な方向に延びた3本の節を有する2次の屈曲振動を励振する。これが図7(b)に示す第2の振動モードとなる。
そして、上記第1の振動モードと第2の振動モードの組み合わせにより突起部56に楕円運動を励振し、このとき、突起部56に被駆動体を加圧接触させると、被駆動体を直線的に駆動することができるようになっている。
また、図7(a)、図7(b)は弾性体54の振動モードを示す斜視図であり、図8、図11は弾性体54の突起部56に励起する楕円運動の説明図である。
上記圧電素子55は、図6に示すように、分極処理されて2つの電極A1、A2を備えている。
上記2つの電極A1、A2に同相の交流電圧V1、V2を印加することにより、上記矩形の弾性体54において長辺方向と平行な方向に延びた2本の節を有する1次の屈曲振動を励振する。これが図7(a)に示す第1の振動モードとなる。
また、2つの電極A1、A2に逆相の交流電圧V1、V2を印加することにより、矩形の弾性体54の短辺方向と平行な方向に延びた3本の節を有する2次の屈曲振動を励振する。これが図7(b)に示す第2の振動モードとなる。
そして、上記第1の振動モードと第2の振動モードの組み合わせにより突起部56に楕円運動を励振し、このとき、突起部56に被駆動体を加圧接触させると、被駆動体を直線的に駆動することができるようになっている。
ここで、図7(a)に示す第1の振動モードによって、突起部56には、被駆動体との加圧接触する接触面と垂直な方向に変位する振幅(以下、Z軸振幅という)が励起される。
また、図7(b)に示す第2の振動モードによって、突起部56には、被駆動体の駆動方向と平行な方向に変位する振幅(以下、X軸振幅という)が励起される。
上記第1の振動モードと第2の振動モードの2つの振動モードを組み合わせることにより、所定の突起部56に図8に示すように楕円運動が励起することができ、Z軸振幅とX軸振幅の大きさの比が、楕円運動の楕円比に影響を与える。
また、図7(b)に示す第2の振動モードによって、突起部56には、被駆動体の駆動方向と平行な方向に変位する振幅(以下、X軸振幅という)が励起される。
上記第1の振動モードと第2の振動モードの2つの振動モードを組み合わせることにより、所定の突起部56に図8に示すように楕円運動が励起することができ、Z軸振幅とX軸振幅の大きさの比が、楕円運動の楕円比に影響を与える。
図9は、2相の電圧V1、V2の位相差を位相差を−180度〜180度で変化させたときの第1の振動モード及び第2の振動モードの振幅を説明するためのグラフである。
分極された圧電素子55における2つの電極A1、A2に印加する2相の交流電圧V1、V2の位相差を−180度〜180度に変化させたときの、第1の振動モードと第2の振動モード(P2)の振幅は、それぞれ図9のP1とP2に示すようになる。
同図の横軸が位相差を示し、縦軸が第1の振幅モードと第2の振幅モードの振幅を示している。
第1の振動モードと第2の振動モードの組み合わせにより突起部56に楕円運動が励起し、印加する交流電圧V1、V2の位相差を変更することにより、所定の突起部56の励起する楕円運動の楕円比を調整することができる。
図9の下部に、横軸の位相差に応じた楕円形状を示す。
分極された圧電素子55における2つの電極A1、A2に印加する2相の交流電圧V1、V2の位相差を−180度〜180度に変化させたときの、第1の振動モードと第2の振動モード(P2)の振幅は、それぞれ図9のP1とP2に示すようになる。
同図の横軸が位相差を示し、縦軸が第1の振幅モードと第2の振幅モードの振幅を示している。
第1の振動モードと第2の振動モードの組み合わせにより突起部56に楕円運動が励起し、印加する交流電圧V1、V2の位相差を変更することにより、所定の突起部56の励起する楕円運動の楕円比を調整することができる。
図9の下部に、横軸の位相差に応じた楕円形状を示す。
そして、交流電圧V1、V2の位相差の正負の符号を切り替えることにより、直線的に駆動する振動型アクチュエータの駆動方向を切り替えることができる。
さらに、位相差を任意の値から正負の符号を含めて連続的に切り替える(例えば、位相差を正負の符号を含めて90度から−90度まで連続的に変更する)ことにより、駆動方向と速度が連続的に変化させることが可能になる。
また、圧電素子に印加する交流電圧の周波数を共振周波数に近づけることにより、速度を速くすることができ、印加する交流電圧の周波数を共振周波数から遠ざけることにより、速度を遅くすることができることが一般的に知られている。
例えば、上記の図5に示した振動波アクチュエータの基本的構成において、駆動周波数と駆動速度の関係は、図10に示すような関係になる。
すなわち、共振周波数を速度のピークとし、共振周波数よりも高周波数側ではなだらかに駆動速度が減少し、且つ低周波側では急激に駆動速度が減少するような特性となる。
さらに、位相差を任意の値から正負の符号を含めて連続的に切り替える(例えば、位相差を正負の符号を含めて90度から−90度まで連続的に変更する)ことにより、駆動方向と速度が連続的に変化させることが可能になる。
また、圧電素子に印加する交流電圧の周波数を共振周波数に近づけることにより、速度を速くすることができ、印加する交流電圧の周波数を共振周波数から遠ざけることにより、速度を遅くすることができることが一般的に知られている。
例えば、上記の図5に示した振動波アクチュエータの基本的構成において、駆動周波数と駆動速度の関係は、図10に示すような関係になる。
すなわち、共振周波数を速度のピークとし、共振周波数よりも高周波数側ではなだらかに駆動速度が減少し、且つ低周波側では急激に駆動速度が減少するような特性となる。
このように、図6に示すように分極処理された圧電素子を備えた振動型アクチュエータは、圧電素子に印加する2つの交流電圧の周波数を変化させることによって速度制御を行うことが可能である。
また、位相を変化させることによって速度制御を行うことが可能である。また位相を変化させることによって位置制御を行うことができる。
また、周波数を変化させることによって位置制御を行うことができる。周波数と位相を同時刻、または別の時刻に変化させて位置制御ができることはいうまでもない。
また、位相を変化させることによって速度制御を行うことが可能である。また位相を変化させることによって位置制御を行うことができる。
また、周波数を変化させることによって位置制御を行うことができる。周波数と位相を同時刻、または別の時刻に変化させて位置制御ができることはいうまでもない。
つぎに、実施例1における制御装置の構成について説明する。
図1に、本実施例における振動型アクチュエータ(振動波駆動装置)の制御装置の構成を説明するブロック図を示す。
図1において、15は振動型アクチュエータ(振動波駆動装置)、16は位置検出部、17は位置指令生成部、18は比較部、20は速度変動発生部である。
図1に、本実施例における振動型アクチュエータ(振動波駆動装置)の制御装置の構成を説明するブロック図を示す。
図1において、15は振動型アクチュエータ(振動波駆動装置)、16は位置検出部、17は位置指令生成部、18は比較部、20は速度変動発生部である。
本実施例における制御装置は、被駆動体の目標値を生成する位置指令生成部17を有し、その出力側には、速度変動発生部20が接続されている。
速度変動発生部20の出力側には比較部18を介して位置決め制御器19が接続されている。
速度変動発生部20の出力側には比較部18を介して位置決め制御器19が接続されている。
つぎに、速度変動発生部20の詳細な機能について説明する。
図2に、速度変動発生部20の機能を詳細に説明するための説明図を示す。
速度変動発生部20は、位置指令生成部17の出力である位置指令rを受けて、位置指令生成部17の出力である位置指令rに速度変動vを付与した速度変動付加指令値uを出力する。
速度変動vは周期的動作を行う駆動信号であり、不図示のメモリから読み出され、または関数により演算される。
また、周期的動作を行う駆動信号の周波数は、相対移動が応答し得る周波数以下に設定される。
図2に、速度変動発生部20の機能を詳細に説明するための説明図を示す。
速度変動発生部20は、位置指令生成部17の出力である位置指令rを受けて、位置指令生成部17の出力である位置指令rに速度変動vを付与した速度変動付加指令値uを出力する。
速度変動vは周期的動作を行う駆動信号であり、不図示のメモリから読み出され、または関数により演算される。
また、周期的動作を行う駆動信号の周波数は、相対移動が応答し得る周波数以下に設定される。
ここで、図14に、図1に示す制御ブロックにより振動型アクチュエータ15を位置決め制御する位置決め制御器の閉ループの周波数応答特性についてのグラフを示す。
図14に示す周波数に対するゲインが−3dBである周波数を応答しうる周波数に設定する。
図2に示す速度変動vにおける周期的動作を行う駆動信号はサイン波、矩形波、鋸波、三角波による波形信号であってもよい。
図1における比較部18は、速度変動発生部20から出力された速度変動付加指令値uと、位置検出部16から出力された被駆動体の現在位置とを比較する。
位置決め制御器19は、比較部18の比較結果から、振動型アクチュエータ15の操作量eを演算する。
位置決め制御器19は、PI制御器と、PID制御器とで構成され、振動型アクチュエータ15の操作量eを出力する。
ここで振動型アクチュエータ15を駆動する手段としての交流電圧の印加方法、周波数、位相差の設定方法については、省略する。
位置検出部16は、振動型アクチュエータ15の被駆動体の位置を検出するものであり、例えば、リニアスケールやエンコーダによって構成される。
振動型アクチュエータ15は、上記した図5に示した振動型アクチュエータで構成されている。
矩形の板状に形成された金属材料から成る弾性体54の裏面に圧電素子55が接合され、弾性体54の表面に駆動部としての複数の突起部56が設けられた振動子を備えている。
また、位置決め制御器19の出力側には、振動型アクチュエータ15が接続されている。
本実施例では、上述した位置決め制御器19、及び速度変動発生部20はCPU上でソフトウェアとして実現されている。
図14に示す周波数に対するゲインが−3dBである周波数を応答しうる周波数に設定する。
図2に示す速度変動vにおける周期的動作を行う駆動信号はサイン波、矩形波、鋸波、三角波による波形信号であってもよい。
図1における比較部18は、速度変動発生部20から出力された速度変動付加指令値uと、位置検出部16から出力された被駆動体の現在位置とを比較する。
位置決め制御器19は、比較部18の比較結果から、振動型アクチュエータ15の操作量eを演算する。
位置決め制御器19は、PI制御器と、PID制御器とで構成され、振動型アクチュエータ15の操作量eを出力する。
ここで振動型アクチュエータ15を駆動する手段としての交流電圧の印加方法、周波数、位相差の設定方法については、省略する。
位置検出部16は、振動型アクチュエータ15の被駆動体の位置を検出するものであり、例えば、リニアスケールやエンコーダによって構成される。
振動型アクチュエータ15は、上記した図5に示した振動型アクチュエータで構成されている。
矩形の板状に形成された金属材料から成る弾性体54の裏面に圧電素子55が接合され、弾性体54の表面に駆動部としての複数の突起部56が設けられた振動子を備えている。
また、位置決め制御器19の出力側には、振動型アクチュエータ15が接続されている。
本実施例では、上述した位置決め制御器19、及び速度変動発生部20はCPU上でソフトウェアとして実現されている。
つぎに、本実施例における振動型アクチュエータの制御動作について説明する。
図3に、本実施例における振動型アクチュエータ15の位置制御を行う際のCPU上の制御動作を説明するフローチャートを示す。
外部信号またはCPU内部で振動型アクチュエータ15を起動する命令が下されると、まずはSTEP1において制御開始関数が呼び出される。関数は割り込み処理により呼び出されてもよい、またループ関数内に構成されてもよい。
次のSTEP2においては、推力低下の検出を行う。
本実施例において、推力低下は操作量eに基づいた駆動時の速度の関係により検出可能とされている。
ここで速度の検出は位置検出部16のリニアスケールやエンコーダにより行われるのはいうまでもない。
続くSTEP3においては、STEP2における推力低下が検出された場合に対して、速度変動発生部20が操作量eに速度変動vを付与する。速度変動を付与した後にSTEP4の通常動作に進む。
STEP4において、STEP2における推力低下が検出されない場合に対してはSTEP4の通常動作を行う。
ここで通常動作とは、上記速度変動vが付与されていない場合の動作であり、この動作は上記したように位置決め制御器19による振動型アクチュエータ15の操作量の演算により制御される。
そして、STEP5において、制御を終了する。ここで割り込み処理を行った場合は次の割り込み処理を待つ。またループ関数内の配置された場合はSTEP1が呼び出される。
図3に、本実施例における振動型アクチュエータ15の位置制御を行う際のCPU上の制御動作を説明するフローチャートを示す。
外部信号またはCPU内部で振動型アクチュエータ15を起動する命令が下されると、まずはSTEP1において制御開始関数が呼び出される。関数は割り込み処理により呼び出されてもよい、またループ関数内に構成されてもよい。
次のSTEP2においては、推力低下の検出を行う。
本実施例において、推力低下は操作量eに基づいた駆動時の速度の関係により検出可能とされている。
ここで速度の検出は位置検出部16のリニアスケールやエンコーダにより行われるのはいうまでもない。
続くSTEP3においては、STEP2における推力低下が検出された場合に対して、速度変動発生部20が操作量eに速度変動vを付与する。速度変動を付与した後にSTEP4の通常動作に進む。
STEP4において、STEP2における推力低下が検出されない場合に対してはSTEP4の通常動作を行う。
ここで通常動作とは、上記速度変動vが付与されていない場合の動作であり、この動作は上記したように位置決め制御器19による振動型アクチュエータ15の操作量の演算により制御される。
そして、STEP5において、制御を終了する。ここで割り込み処理を行った場合は次の割り込み処理を待つ。またループ関数内の配置された場合はSTEP1が呼び出される。
このように、本実施例では、前記相対移動する際の前記駆動部の前記被駆動体に対する推力が低下したときに、該第2の駆動信号付与手段の駆動信号により速度変動を付与することにより、接触部分に介在する水分を除去することができる。
これにより、摩擦力を所定の摩擦力に回復することができ、所定の速度で駆動させることが可能となる。
これにより、摩擦力を所定の摩擦力に回復することができ、所定の速度で駆動させることが可能となる。
[実施例2]
実施例2においては、実施例1のように推力低下の検出を行わずに、電源投入時、又は所定時間停止時に、速度変動付与の動作を行うようにした構成例について説明する。
本実施例の制御装置の構成は、実施例1と同様であり、実施例1のブロック図と同様に、図1で表わすことができる。
また、振動型アクチュエータの構成においても、図5に示した構造において弾性体54の裏面に接合された圧電素子55の分極構成が、実施例1と同様であり、図6に示すものとなっている。
実施例2においては、実施例1のように推力低下の検出を行わずに、電源投入時、又は所定時間停止時に、速度変動付与の動作を行うようにした構成例について説明する。
本実施例の制御装置の構成は、実施例1と同様であり、実施例1のブロック図と同様に、図1で表わすことができる。
また、振動型アクチュエータの構成においても、図5に示した構造において弾性体54の裏面に接合された圧電素子55の分極構成が、実施例1と同様であり、図6に示すものとなっている。
つぎに、実施例2における制御動作について説明する。
図12に、本実施例の振動型アクチュエータ15の位置制御を行う際のCPU上の制御動作を示すフローチャートを示す。
STEP1は電源投入時、又は所定時間停止時であり、電源投入時はCPUを起動する動作であり、所定時間停止時はCPU内部のカウンタで所定時間カウントした後の動作である。
電源投入時、又は所定時間停止時に外部信号またはCPU内部で振動型アクチュエータ15を起動する命令が下され制御開始関数が呼び出される。
図12に、本実施例の振動型アクチュエータ15の位置制御を行う際のCPU上の制御動作を示すフローチャートを示す。
STEP1は電源投入時、又は所定時間停止時であり、電源投入時はCPUを起動する動作であり、所定時間停止時はCPU内部のカウンタで所定時間カウントした後の動作である。
電源投入時、又は所定時間停止時に外部信号またはCPU内部で振動型アクチュエータ15を起動する命令が下され制御開始関数が呼び出される。
次のSTEP2において、速度変動付与の動作を行う。
図13に、本実施例における位置指令発生部及び速度変動発生部の機能の説明図を示す。
この図13には、図12におけるSTEP2の速度変動付与動作を説明するため、図1のブロック図の一部が示されている。
図12のSTEP2における速度変動付与動作は、図1のブロック図の一部である図13に示す位置指令生成部17と速度変動発生部20によって行われる。
図12に示すSTEP2において、図13に示す位置指令生成部17は接触し得る領域を動作する位置指令rを生成する。
ここで、接触し得る領域を動作する位置指令rとは、振動型アクチュエータ15が相対駆動する際に、図1に示すブロック図により位置決め制御が行われる位置指令であり、接触し得る領域を相対駆動する位置指令である。
また、図5に示す振動型アクチュエータ15の構成において、接触し得る領域とは図5に示す被駆動体57と接触する突起部56が被駆動体57に接触可能である有効範囲である。
図5に示す被駆動体57の長さと図5に示す突起部56の構成に基づいて接触し得る領域が設定される。
速度変動発生部20は、位置指令生成部17の出力である位置指令rを受けて、位置指令生成部17の出力である位置指令rに速度変動vを付与した速度変動付加指令値uを出力する。
速度変動vは周期的動作を行う駆動信号であり不図示のメモリから読み出され、または関数により演算される。
周期的動作を行う駆動信号は応答しうる周波数以下に設定される。
図13に、本実施例における位置指令発生部及び速度変動発生部の機能の説明図を示す。
この図13には、図12におけるSTEP2の速度変動付与動作を説明するため、図1のブロック図の一部が示されている。
図12のSTEP2における速度変動付与動作は、図1のブロック図の一部である図13に示す位置指令生成部17と速度変動発生部20によって行われる。
図12に示すSTEP2において、図13に示す位置指令生成部17は接触し得る領域を動作する位置指令rを生成する。
ここで、接触し得る領域を動作する位置指令rとは、振動型アクチュエータ15が相対駆動する際に、図1に示すブロック図により位置決め制御が行われる位置指令であり、接触し得る領域を相対駆動する位置指令である。
また、図5に示す振動型アクチュエータ15の構成において、接触し得る領域とは図5に示す被駆動体57と接触する突起部56が被駆動体57に接触可能である有効範囲である。
図5に示す被駆動体57の長さと図5に示す突起部56の構成に基づいて接触し得る領域が設定される。
速度変動発生部20は、位置指令生成部17の出力である位置指令rを受けて、位置指令生成部17の出力である位置指令rに速度変動vを付与した速度変動付加指令値uを出力する。
速度変動vは周期的動作を行う駆動信号であり不図示のメモリから読み出され、または関数により演算される。
周期的動作を行う駆動信号は応答しうる周波数以下に設定される。
ここで図14は、図1に示す制御ブロックにより振動型アクチュエータ15を位置決め制御する位置決め制御器の閉ループの周波数応答特性を示すグラフである。
図14に示す周波数に対するゲインが−3dBである周波数を応答しうる周波数に設定する。
図2に示す速度変動vにおける周期的動作を行う駆動信号はサイン波、矩形波、鋸波、三角波による波形信号であってもよい。
続くSTEP3において、STEP2における速度変動付与動作を行った後にSTEP4の通常動作を行う。
ここで通常動作とは、上記速度変動vが付与されていない場合の動作であり、この動作は上記したように位置決め制御器19による振動型アクチュエータ15の操作量の演算により制御される。
そして、STEP4において、STEP3における通常動作である位置決め制御動作を終了する。
図14に示す周波数に対するゲインが−3dBである周波数を応答しうる周波数に設定する。
図2に示す速度変動vにおける周期的動作を行う駆動信号はサイン波、矩形波、鋸波、三角波による波形信号であってもよい。
続くSTEP3において、STEP2における速度変動付与動作を行った後にSTEP4の通常動作を行う。
ここで通常動作とは、上記速度変動vが付与されていない場合の動作であり、この動作は上記したように位置決め制御器19による振動型アクチュエータ15の操作量の演算により制御される。
そして、STEP4において、STEP3における通常動作である位置決め制御動作を終了する。
このように、本実施例では、電源投入時、または所定時間停止時に、接触し得る領域を、相対駆動を行う際に速度変動vを付与する。
これにより、接触部分に介在する水分子を除去し、摩擦力を所定の摩擦力に回復することができ、所定の速度で駆動させることが可能となる。
これにより、接触部分に介在する水分子を除去し、摩擦力を所定の摩擦力に回復することができ、所定の速度で駆動させることが可能となる。
15:振動型アクチュエータ
16:位置検出部
17:位置指令生成部
18:比較部
19:位置決め制御器
20:速度変動発生部
21:駆動信号生成部
54:弾性体
55:圧電素子
56:突起部
57:被駆動体
16:位置検出部
17:位置指令生成部
18:比較部
19:位置決め制御器
20:速度変動発生部
21:駆動信号生成部
54:弾性体
55:圧電素子
56:突起部
57:被駆動体
Claims (6)
- 電気−機械エネルギー変換素子を有する振動子と、該振動子に設けられた駆動部に対して離散的に加圧接触する被駆動体と、前記電気−機械エネルギー変換素子に駆動信号を与える第1の駆動信号付与手段と、を備え、
前記駆動信号付与手段により前記電気−機械エネルギー変換素子に駆動信号を与えて前記振動子の駆動部に楕円運動を生じさせ、該駆動部と加圧接触する前記被駆動体を前記振動子に対して相対移動させる振動波駆動装置であって、
前記第1の駆動信号付与手段とは別の第2の駆動信号付与手段を備え、
前記第2の駆動信号付与手段によって、前記電気−機械エネルギー変換素子に周期的動作を行う駆動信号を与え、前記駆動部と前記被駆動体との接触部に介在する水分を除去することを特徴とする振動波駆動装置。 - 前記第2の駆動信号付与手段は、前記相対移動する際の前記駆動部による前記被駆動体に対する推力が低下したときに、該第2の駆動信号付与手段の駆動信号により速度変動の付与が可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の振動波駆動装置。
- 前記推力の低下が、前記被駆動体の速度を検出する検出手段により検出された速度と、前記第1の駆動信号付与手段による前記駆動信号との関係により検出可能に構成されていることを特徴とする請求項2に記載の振動波駆動装置。
- 前記第2の駆動信号付与手段は、前記振動波駆動装置への電源投入時または所定時間停止後であって、前記第1の駆動信号付与手段による前記駆動信号の付与前に、
該第2の駆動信号付与手段の駆動信号により速度変動の付与が可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の振動波駆動装置。 - 前記振動波駆動装置への電源投入時または所定時間停止後に、前記離散的に加圧接触し得る領域を相対移動することが可能に構成されていることを特徴とする請求項4に記載の振動波駆動装置。
- 前記第2の駆動信号付与手段による周期的動作を行う駆動信号の周波数は、前記第1の駆動信号付与手段の駆動信号による前記相対移動が応答し得る周波数以下に設定されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の振動波駆動装置。
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Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016144262A (ja) * | 2015-01-30 | 2016-08-08 | キヤノン株式会社 | 振動体の駆動制御回路、振動体の駆動方法、振動型駆動装置及び撮像装置 |
| JP2019146425A (ja) * | 2018-02-22 | 2019-08-29 | セイコーエプソン株式会社 | 圧電駆動装置、ロボットハンド、ロボット、電子部品搬送装置、プリンター、プロジェクターおよび圧電駆動装置の駆動方法 |
-
2008
- 2008-12-09 JP JP2008313165A patent/JP2010141949A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP2019146425A (ja) * | 2018-02-22 | 2019-08-29 | セイコーエプソン株式会社 | 圧電駆動装置、ロボットハンド、ロボット、電子部品搬送装置、プリンター、プロジェクターおよび圧電駆動装置の駆動方法 |
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