JP2017070115A - 振動型アクチュエータ、振動型アクチュエータの駆動方法、レンズ鏡筒、撮像装置及びステージ装置 - Google Patents

振動型アクチュエータ、振動型アクチュエータの駆動方法、レンズ鏡筒、撮像装置及びステージ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】振動型アクチュエータの駆動時に、不要振動の発生を抑制する。【解決手段】振動型アクチュエータ10は、圧電素子2aと弾性体2bとが接合されてなる振動体2と、振動体2と加圧接触する被駆動体3とを有し、振動体2に励起した振動により振動体2と被駆動体3とを相対的に移動させる。圧電素子2aに印加する駆動電圧の駆動周波数領域の範囲内において、駆動周波数領域の上限周波数fsよりも高く且つ上限周波数fsに最も近い振動体2の固有振動モードの共振周波数fcと駆動周波数fdとの差を、振動体2と被駆動体3との相対的な移動に用いられる振動体2の固有振動モードの共振周波数fa,fbと駆動周波数fdとの差よりも大きくする。【選択図】図7

Description

本発明は、振動型アクチュエータ、振動型アクチュエータの駆動方法、振動型アクチュエータを備えるレンズ鏡筒、撮像装置及びステージ装置に関する。
振動体と被駆動体とを加圧接触させ、振動体に励起した振動により振動体と被駆動体とを相対的に移動させる振動型アクチュエータが知られている(特許文献1参照)。
図15は、周知の振動型アクチュエータ100の概略構成を示す斜視図である。振動型アクチュエータ100は、振動体102と被駆動体103とを有する。振動体102は、弾性体102bと、弾性体102bの一方の面に設けられた2つの突起部102cと、弾性体102bにおいて突起部102cが設けられている面の反対側の面に接合された圧電素子102aとを有する。
2つの突起部102cは、図示X方向に所定の間隔で配置されており、その先端面(上面)は被駆動体103と加圧接触している。弾性体102bと2つの突起部102cは、例えば、ステンレス等の金属材料からなる。圧電素子102aは、例えば、接着剤により弾性体102bに接着されている。圧電素子102aには、不図示の駆動回路から位相差を有する2相の交流電圧が印加され、これにより、振動体102に2つの曲げ振動モードの振動が励起される。そして、励起された2つの曲げ振動モードの振動が組み合わされることにより、突起部102cの先端にZX面内での楕円運動を生じさせる。このとき、2つの突起部102cの先端は被駆動体103と加圧接触しているため、被駆動体103は2つの突起部102cの楕円運動による摩擦駆動力を受ける。これにより、振動体102と被駆動体103とを、図中X方向に相対的に移動させることができる。
複数の振動体102を用いて、被駆動体を回転駆動させる振動型アクチュエータを構成することも可能である。例えば、3つの振動体102を、同一円周上に等間隔に、且つ、それぞれの振動体102の2つの突起部102cを結ぶ線がその円周の接線と一致するように配置する。これにより、2つの振動体102と加圧接触する円板状或いは環状等の被駆動体を回転させることができる(特許文献2参照)。
特開2004−320846号公報 特開2012−5309号公報
しかし、振動体102を用いた振動型アクチュエータでは、駆動に用いる振動モードの共振周波数よりも高い周波数から共振周波数に近付けるように交流電圧の周波数を掃引すると、低速度で駆動する高周波数領域で「鳴き」と呼ばれる異音が発生することがある。具体的には、駆動周波数領域の高周波数側を掃引しているときに、2つの突起部102cと被駆動体103との間の摩擦力によって、駆動に用いる振動とは異なる不要な振動が自励振動として発生する。この不要振動が発生すると、不要振動の周波数と駆動周波数との周波数差が可聴域の周波数となり、異音発生の原因となる。そして、駆動周波数を更に低周波数側に掃引したときに、駆動に用いる振動モードの共振周波数と駆動周波数との周波数差と、発生している不要振動の周波数と駆動周波数との周波数差とが略一致すると、異音が大きくなり、駆動も不安定になる。
本発明は、駆動時における不要振動の発生を抑制することができる振動型アクチュエータを提供することを目的とする。
本発明に係る振動型アクチュエータは、電気−機械エネルギ変換素子と弾性体とが接合されてなる振動体と、前記振動体と加圧接触する被駆動体とを有し、所定の駆動周波数領域の範囲内の周波数を有する駆動電圧を前記電気−機械エネルギ変換素子に印加することによって前記振動体に励起させた振動により前記振動体と前記被駆動体とを相対的に移動させる振動型アクチュエータであって、前記駆動周波数領域の範囲内において、前記駆動周波数領域の上限周波数よりも高く且つ該上限周波数に最も近い前記振動体の固有振動モードの共振周波数と前記駆動電圧の周波数との差が、前記振動体と前記被駆動体との相対的な移動に用いられる前記振動体の固有振動モードの共振周波数と前記駆動電圧の周波数との差よりも大きいことを特徴とする。
本発明によれば、振動型アクチュエータの駆動時における不要振動の発生を抑制することができる。これにより、異音の発生を抑制すると共に、安定した駆動が可能となる。
本発明の第1実施形態に係る振動型アクチュエータの概略構成を示す斜視図である。 図1に示す振動型アクチュエータを構成する駆動部の概略構成を、一部を分解して示す斜視図である。 図1に示す振動型アクチュエータを構成する振動体に励起させる第1の振動モードと第2の振動モードを説明する斜視図である。 図2に示す駆動部を構成する1つの振動体を単体の状態、且つ、無加圧状態として駆動電圧を周波数掃引したときの周波数−アドミッタンス特性を示す図である。 図2に示す駆動部を構成する1つの振動体に生じる第3の振動モードでの変形の態様を模式的に示す斜視図である。 図2に示す駆動部を構成する1つの振動体を加圧した状態で駆動電圧を周波数掃引したときの周波数−アドミッタンス特性を図4と比較して示す図である。 図1に示す振動型アクチュエータにおいて振動体と被駆動体とを900gfで加圧接触させた場合の、振動型アクチュエータの駆動周波数と振動体の3つの振動モードの各共振周波数との関係を示す図である。 図1に示す振動型アクチュエータにおいて振動体と被駆動体との間の加圧力を600gf、1200gfとした場合の、振動体の3つの振動モードの各共振周波数と駆動周波数との差の変化を示す図である。 図1に示す振動型アクチュエータを駆動する駆動電圧の電圧値を変えた場合の、振動体の3つの振動モードの各共振周波数と駆動周波数との差の変化を示す図である。 図2に示す駆動部を構成する1つの振動体を加圧した状態で駆動電圧を周波数掃引したときの周波数−アドミッタンス特性を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る振動型アクチュエータを構成する振動体の概略構成を示す斜視図である。 図11の1つの振動体を無加圧状態として、圧電素子に印加する駆動電圧を周波数掃引したときの周波数−アドミッタンス特性を示す図である。 図1に示す振動型アクチュエータを用いた撮像装置の概略構成を示す上面図と、ブロック図である。 図1に示す振動型アクチュエータを用いた顕微鏡の外観斜視図である。 周知の振動型アクチュエータの概略構成を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る振動型アクチュエータ10の概略構成を示す斜視図である。振動型アクチュエータ10は、円環状の駆動部1と、円環状の被駆動体3とを有する。駆動部1の中心軸と被駆動体3の中心軸とは、略一致している。駆動部1は、同一構造を有する3つの振動体ユニットS1,S2,S3と、振動体ユニットS1,S2,S3を保持する円環状の基台7とを有する。振動体ユニットS1,S2,S3は、基台7の円周を略3等分する位置に配置されている。
なお、駆動部1を構成する振動体ユニットの数は、3つに限定されるものではなく、必要な出力特性に応じて選択すればよく、1つ又は2つであってもよいし、4つ以上であってもよい。1つ又は2つの振動体ユニットを用いて振動型アクチュエータを構成する場合には、被駆動体3を安定して保持するためのベアリング等を基台7に設けることが望ましい。
図2は、駆動部1の構成を示す斜視図であり、振動体ユニットS1を分解して示している。3つの振動体ユニットS1,S2,S3は、同一構造を有するため、ここでは、振動体ユニットS1について説明する。振動体ユニットS1は、振動体2と、支持部材4と、フェルト5と、イコライズプレート6とを有する。振動体2は、弾性体2bと、弾性体2bの一方の面に設けられた2つの突起部2cと、弾性体2bにおいて突起部2cが設けられている面の反対側の面に設けられた圧電素子2aとを有する。なお、突起部2cは、少なくとも1つあれば、被駆動体3の駆動は可能である。
略矩形で平板状の形状を有する弾性体2bは、例えば、マルテンサイト系のステンレス等の金属材料からなり、耐久性を高めるための硬化処理として焼入処理が施されている。突起部2cは、バネ性を有する厚さで形成されており、例えば、弾性体2bを構成する板材のプレス加工等によって、弾性体2bと一体的に形成されている。但し、これに限定されず、突起部2cは、溶接等によって弾性体2bに固定されていてもよい。突起部2cの先端面(上面)は、被駆動体3と摩擦摺動するため、耐摩耗性を高めるために焼入処理等の硬化処理が施されている。被駆動体3は、ステンレス等の金属材料からなり、突起部2cとの摩擦摺動面には、耐摩耗性を高めるために窒化処理等の硬化処理が施されている。
電気量を機械量に変換する電気−機械エネルギ変換素子である圧電素子2aは、接着剤によって弾性体2bに接着されている。圧電素子2aは、板状の圧電セラミックスの両面に所定の形状の電極が形成された構造を有する。圧電素子2aの電極に所定の周波数の駆動電圧(交流電圧)を印加して、振動体2に後述する第1の振動モードと第2の振動モードの振動を励起し、2つの突起部2cを結ぶ方向と突起部2cの突出方向とを含む面内での楕円運動を突起部2cに生じさせる。これにより、突起部2cは被駆動体3を摩擦駆動し、被駆動体3の中心軸を回転中心として、被駆動体3と駆動部1とを相対的に回転させることができる。
なお、振動体ユニットS1は、2つの突起部2cを結ぶ線が、被駆動体3の中心軸を中心とする円周の接線となるように基台7に取り付けられており、振動体ユニットS2,S3も、これと同様に基台7に取り付けられている。
支持部材4は、円弧状の弾性部材であり、振動体2を基台7に連結する。支持部材4の長さ方向の一端は振動体2(弾性体2b)の一部に溶接等で接合され、長さ方向の他端近傍に設けられた穴部4aにて、固定ねじ9によって基台7に締結されている。振動体2は、基台7に設けられた凹部7aにフェルト5を介して支持されており、フェルト5と基台7の凹部7aの間にイコライズプレート6が配置されている。支持部材4、フェルト5及びイコライズプレート6は、振動体2と被駆動体3とを加圧接触させる加圧手段として機能する。振動体2が凹部7aに収容された状態で、突起部2cは被駆動体3と加圧接触する。
イコライズプレート6の下面(基台7側の面)の長手方向中央部には、基台7の凹部7aに対してピッチング方向に回転自在となるように半円柱状の凸部6aが設けられている。振動体2は、基台7に対してピッチング方向に回転自在に動いて被駆動体3の接触面にならうことができるため、被駆動体3と突起部2cとの接触状態を安定させることができ、これにより、被駆動体3に対して安定して駆動力を与えることができる。
図3は、振動型アクチュエータ10を駆動する(駆動部1と被駆動体3とを相対移動させる)ために振動体に励起させる固有振動モードを説明する図である。図3(a)は、振動型アクチュエータ10を駆動するために振動体2に励起させる第1の振動モードを説明する斜視図である。図3(b)は、振動型アクチュエータ10を駆動するために振動体2に励起させる第2の振動モードを説明する斜視図である。なお、図3(a),(b)は、変形形状の理解を容易にするために、振動体2の形状に比べて変位量が拡大されて表されている。第1の振動モード及び第2の振動モードを説明するために、図中に示すX方向、Y方向及びZ方向を定める。X方向は、2つの突起部2cを結ぶ方向である。Z方向は、突起部2cの突出方向である。Y方向は、X方向及びZ方向と直交する方向である。なお、図3(a),(b)に示す圧電素子2aのZ方向の厚さtについては、後述する。
第1の振動モードは、X方向において2次の屈曲振動を生じるモードであり、Y方向と平行な3本の節を有する。突起部2cは、第1の振動モードの振動によりX方向で往復運動を行う。このとき、突起部2cを第1の振動モードの振動で節となる位置の近傍に配置することにより、突起部2cをX方向で最も大きく変位させることができる。
第2の振動モードは、Y方向において1次の屈曲振動を生じるモードであり、X方向と平行な2本の節を有する。突起部2cは、第2の振動モードの振動によりZ方向で往復運動を行う。このとき、突起部2cが第2の振動モードで腹となる位置の近傍に配置することにより、突起部2cをZ方向で最も大きく変位させることができる。
よって、第1の振動モードと第2の振動モードとを組み合わせることにより、突起部2cの先端面に、略ZX面内で楕円運動を発生させることができ、これにより、略X方向に被駆動体3を摩擦駆動する駆動力が発生する。このとき、2つの突起部2cがそれぞれ、第1の振動モードの節の位置、且つ、第2の振動モードの腹の位置に配置されることにより、突起部2cの振動変位を最も大きくすることができ、これにより、高い出力を得ることができる。振動型アクチュエータ10では、振動体ユニットS1,S2,S3はそれぞれ、駆動力が被駆動体3に作用する方向が同一円周の接線方向となるため、駆動部1と被駆動体3とを相対的に回転させることができる。
図4は、1つの振動体2を被駆動体3に加圧接触させない単体の状態(以下、適宜、「無加圧状態」という)として、圧電素子2aに印加する駆動電圧を周波数掃引したときの周波数−アドミッタンス特性を示す図である。無加圧状態での振動体2のアドミッタンス特性には、周波数fa,fb,fcの3カ所にピークがある。周波数faは、第1の振動モードの共振周波数、周波数fbは第2の振動モードの共振周波数であり、周波数fcは、図5に示す振動モード(以下「第3の振動モード」という)の共振周波数である。
図5は、周波数fcを共振周波数とする第3の振動モードでの振動体2の変形の態様を模式的に示す斜視図である。第3の振動モードは、振動体2に電圧を印加することによって励起可能な固有振動モードの1つであり、第3の振動モードの振動は、振動体2のY方向における1次の屈曲振動であり、且つ、X方向で位相が反転する振動である。
第3の振動モードは、振動型アクチュエータ10の駆動に必要のない不要振動の1つである。第3の振動モードは、振動型アクチュエータ10の駆動周波数領域の上限周波数fsよりも高い周波数領域にある振動体2の駆動中の固有振動モードの中で、上限周波数fsに最も近い共振周波数を有する。また、第3の振動モードは、振動型アクチュエータ10の駆動に用いる2つの振動モードよりも高い周波数領域にある振動体2の固有振動モードの中で、駆動に用いる2つの振動モードの共振周波数に最も近い共振周波数を有する固有振動モードである。
図4に示すように、圧電素子2aに対する駆動電圧の印加時において、第3の振動モードは、第1の振動モードよりもアドミッタンスが大きく、振動の鋭さを示すQ値も第1の振動モードよりも大きい。共振周波数は、第2の振動モード、第1の振動モード、第3の振動モードの順に高くなっている。
図6は、振動体2に被駆動体3を加圧力P1で加圧接触させた状態(以下、適宜、「加圧状態」という)で駆動電圧を周波数掃引したときの周波数−アドミッタンス特性を、図4の周波数−アドミッタンス特性と比較して示す図である。なお、加圧力P1の大きさは、900[gf]としている。
加圧状態でのアドミッタンス特性には、図6に破線で示すように、周波数fa1,fb1,fc1の3カ所にピークが現れている。周波数fa1は第1の振動モードの、周波数fb1は第2の振動モードの、周波数fc1は第3の振動モードのそれぞれの共振周波数である。振動体2に被駆動体3を加圧接触させると、第1の振動モード、第2の振動モード及び第3の振動モードのそれぞれの共振周波数は高くなっており、そのシフト量は3つの各振動モードによって異なり、第1の振動モードで最も大きくなっている。これは、突起部2cの動きが被駆動体3との加圧接触によって拘束されており、突起部2cの拘束の影響が3つの各振動モードで異なるためである。また、加圧状態では、3つの各振動モードで、無加圧状態と比較して、アドミッタンスは小さくなり、Q値も低くなっている。ここで、加圧状態でも、第3の振動モードは、第1の振動モードよりもアドミッタンスが大きく、振動の鋭さを示すQ値も第1の振動モードよりも大きくなっている。
図7(a)は、加圧力P1を900[gf]としたときの、振動型アクチュエータ10を駆動する駆動電圧の周波数(以下「駆動周波数」という)fdと振動体2の3つの振動モード(第1、第2及び第3の振動モード)の各共振周波数との関係を示す図である。図7(b)は、図7(a)の関係を、振動体2の3つの振動モードの各共振周波数と駆動周波数fdとの差の変化で表した図である。なお、振動型アクチュエータ10は、駆動周波数fd、電圧値V1が120[Vpp]の駆動電圧(交流電圧)で駆動されており、駆動周波数fdは、下限周波数feと上限周波数fsとで規定される駆動周波数領域の範囲内の値を取る。
図7(a)に示すように、駆動周波数fdを上限周波数fsから下限周波数feへ向けて掃引すると、第1の振動モード、第2の振動モード及び第3の振動モードの各共振周波数は低くなっていく。これは、振動型アクチュエータ10に励起される振動(変位)が大きくなるにしたがって、被駆動体3と加圧接触している突起部2cの拘束の影響が小さくなり、振動体2が無加圧状態に近付いているためである。
振動型アクチュエータ10を駆動したとき、第1の振動モードの共振周波数が第2の振動モードの共振周波数に近付き、ほぼ等しい共振周波数となっている。そのため、第3の振動モードの共振周波数と駆動周波数fdとの周波数差f3は、常に、第1の振動モードの共振周波数と駆動周波数fdとの周波数差f1及び第2の振動モードの共振周波数と駆動周波数fdとの周波数差f2よりも大きくなっている。このように、駆動周波数領域の全範囲において周波数差f1,f2を周波数差f3と略一致させずに振動型アクチュエータ10を駆動することで、不要振動である第3の振動モードの振動の発生を抑制することができる。したがって、鳴きと呼ばれる異音の発生を抑制して、振動型アクチュエータ10を安定して駆動することが可能となる。
次に、振動体2と被駆動体3とを加圧接触させる加圧力P1の大きさの鳴きに対する効果について説明する。図8(a)は、加圧力P1を600[gf]としたときの、振動型アクチュエータ10の駆動周波数fdと振動体2の3つの振動モード(第1、第2及び第3の振動モード)の各共振周波数との差の変化を示す図である。図8(b)は、加圧力P1を1200[gf]としたときの、振動型アクチュエータ10の駆動周波数fdと振動体2の3つの振動モードの各共振周波数との差の変化を示す図である。なお、図7を参照して説明した加圧力P1を900[gf]としたときとの比較のため、振動型アクチュエータ10の駆動電圧の電圧値V1は120[Vpp]とされている。
図8(a)に示すように、加圧力P1を600[gf]とした場合、周波数差f1,f2と周波数差f3とを比較すると、駆動周波数が高い上限周波数fs付近の周波数において、周波数差f3が周波数差f1,f2よりも小さくなっている。そのため、図8(a)に破線で示した領域Lにおいて、振動型アクチュエータ10の駆動時に、自励振動として第3の振動モードの振動が励起される。よって、駆動周波数fdと第3の振動モードの共振周波数との周波数差f3の振動が可聴域の振動として発生し、鳴きと呼ばれる異音が発生する。これは、駆動周波数fdを掃引して下げることで振動体2の振動振幅が大きくなったときに、第3の振動モードの共振周波数と駆動周波数fdとが近いと、第3の振動モードの振動が発生しやすくなるためである。特に、周波数差f1と周波数差f3とが略一致した場合と、周波数差f2と周波数差f3とが略一致した場合のそれぞれで、第1の振動モードと第2の振動モードの各振動も、大きな振動振幅をもった自励振動として励起される。そのため、大きな鳴きが生じてしまい、振動型アクチュエータ10の駆動が不安定になる。
これに対して、図8(b)に示すように加圧力P1を1200[gf]とした場合、周波数差f1,f2と周波数差f3とを比べると、周波数差f3が常に周波数差f1,f2よりも大きくなっている。このように、駆動周波数領域の全領域において、周波数差f1,f2と周波数差f3とが略一致することがない条件では、鳴きの発生を抑制して、振動型アクチュエータ10を安定して駆動することが可能になる。
加圧力P1を増加させていくと、振動型アクチュエータ10の駆動中における振動体2の3つの振動モードの各共振周波数は高くなる。そして、振動型アクチュエータ10の駆動に用いる第1の振動モード及び第2の振動モードの各共振周波数は駆動周波数fdに近付き、反対に、第3の振動モードの共振周波数は駆動周波数fdから離れる。したがって、駆動周波数領域の全領域において、周波数差f3が常に周波数差f1,f2よりも大きくなるように加圧力P1の大きさを設定することにより、鳴きの発生を抑制して、振動型アクチュエータ10を安定して駆動することが可能となる。
次に、振動型アクチュエータ10の駆動電圧の電圧値V1が鳴きに対して与える影響について説明する。図9は、駆動電圧の電圧値V1を180[Vpp]とした場合の、振動体2の3つの振動モード(第1、第2及び第3の振動モード)の各共振周波数と駆動周波数fdとの差の変化を示す図である。なお、図9に示す結果は、加圧力P1で振動体2に被駆動体3を加圧接触させた条件でのものである。
電圧値V1を180[Vpp]とした場合、周波数差f1,f2と周波数差f3とを比較すると、駆動周波数fdが高い上限周波数fs付近の周波数において、周波数差f3が周波数差f1,f2よりも小さくなっている。そのため、図9に破線で示した領域Lにおいて、振動型アクチュエータ10の駆動時に、自励振動として第3の振動モードの振動が励起される。これにより、周波数差f3の振動が可聴域の振動として発生し、鳴きと呼ばれる異音が発生する。
また、周波数差f1,f2と周波数差f3とが近付くと、非線形振動の引き込み現象のように、周波数差f1,f2と周波数差f3が不連続に変化して略一致し、鳴きが維持されることによって振動型アクチュエータ10の駆動が不安定になるおそれがある。これは、次のような理由による。即ち、駆動電圧の駆動周波数fdを変化させずに電圧値V1を大きくしていくと、振動体2に発生する振動の振幅は大きくなる。これに伴い、被駆動体3の加圧接触による突起部2cの拘束の影響が小さくなり、第1の振動モード、第2の振動モード及び第3の振動モードの全てで、駆動中の共振周波数は低下する。すると、第1の振動モード及び第2の振動モードの各共振周波数は駆動周波数fdから離れるが、反対に、第3の振動モードの共振周波数が駆動周波数fdへ近付く。したがって、電圧値V1を所定値以上にすると、周波数差f3が周波数差f1,f2よりも小さくなって、鳴きが発生する。
本実施形態では、駆動周波数領域の全領域(下限周波数fe〜上限周波数fs)において、周波数差f3が常に周波数差f1,f2よりも大きくなるように、駆動電圧の電圧値V1を設定する。これにより、鳴きの発生を抑制し、振動型アクチュエータ10を安定して駆動することができる。
なお、上記説明では、振動体2に対して900[gf]の加圧力P1で被駆動体3を加圧接触させ、振動型アクチュエータ10の駆動電圧の電圧値V1を120[Vpp]とした。しかし、これに振動型アクチュエータ10の構成条件及び駆動条件はこれに限定されるものではない。例えば、駆動周波数領域において周波数差f3が常に周波数差f1,f2よりも大きくなるように、加圧力P1と電圧値V1とを組み合わせることにより、鳴きの発生を抑制することができる。具体的には、振動型アクチュエータ10の耐久性能が高い場合には、加圧力P1を900[gf]よりも大きくすると共に、電圧値V1を120[Vpp]よりも大きくする。これにより、電圧値V1の増加による各振動モードの共振周波数の低下を加圧力P1の増加によって相殺し、周波数差f1,f2を周波数差f3と略一致させることなく、振動型アクチュエータ10を駆動することができる。また、加圧力P1と電圧値V1を増加させた場合には、振動型アクチュエータ10の出力を増加させることができる利点がある。
次に、振動体2を構成する圧電素子2aの厚さt(図3(a),(b)参照)の鳴きに対する効果について説明する。図10は、1つの振動体2を無加圧状態として、圧電素子2aに印加する駆動電圧を周波数掃引したときの周波数−アドミッタンス特性を示す図である。図10において、実線は厚さtがt1の圧電素子12aを備える振動体の特性であり、破線は厚さtがt2の圧電素子12aを備える振動体の特性であり、ここで、t1<t2の関係となっている。
厚さt1の圧電素子12aを有する振動体2のアドミッタンス特性には、実線で示すように3カ所のピークが現れており、周波数faは第1の振動モードの、周波数fbは第2の振動モードの、周波数fcは第3の振動モードの各共振周波数である。同様に、厚さt2の圧電素子12aを有する振動体2のアドミッタンス特性には、破線で示すように3カ所のピークが現れており、周波数fa2は第1の振動モードの、周波数fb2は第2の振動モードの、周波数fc2は第3の振動モードの各共振周波数である。これら3つの振動モードの各共振周波数は、圧電素子2aの厚さtが増加すると高くなり、その変化量は第3の振動モードが最も大きくなっている。これは、3つの振動モードの変形形状毎に、圧電素子12aの厚さtの増加による影響が異なるためである。
圧電素子2aの厚さtを増加させることによって、第1の振動モード及び第2の振動モードの共振周波数と第3の振動モードの共振周波数との周波数差は、圧電素子2aの厚さtが厚さt1の場合よりも厚さt2の場合で大きくなる。したがって、圧電素子2aの厚さtを増加させると、第1の振動モード及び第2の振動モードの各共振周波数は振動型アクチュエータ10の駆動周波数fdに近付き、反対に、第3の振動モードの共振周波数は駆動周波数fdから離れる。つまり、振動体2と被駆動体3とを加圧接触させ、駆動周波数領域の範囲内のどの周波数で振動型アクチュエータ10を駆動しても、周波数差f3は、周波数差f1,f2よりも常に大きくなりやすくなる。よって、不要振動である第3の振動モードの発生を抑制することができるため、鳴きを生じさせずに安定して振動型アクチュエータ10を駆動することが可能になる。
なお、圧電素子2aの厚さtに起因して周波数差f3が周波数差f1,f2よりも大きくなっている場合、加圧力P1をある程度下げても、周波数差f3を常に周波数差f1,f2よりも大きくすることができる。そのため、突起部2cと被駆動体3との摺動面での摩擦摩耗を抑制して、耐久性能を向上させることができる。また、圧電素子2aの厚さtに起因して周波数差f3が周波数差f1,f2よりも大きくなっている場合、電圧値V1を高くして振動振幅を大きくした場合でも、周波数差f3を常に周波数差f1,f2よりも大きくすることができる。これにより、振動型アクチュエータ10の出力を向上させることができる。
以上の説明の通り、本実施形態では、振動型アクチュエータ10の駆動周波数領域において周波数差f3が常に周波数差f1,f2よりも大きくなるように、電圧値V1、加圧力P1及び圧電素子2aの厚さtの少なくとも1つの値が設定される。これにより、不要振動である第3の振動モードの発生を抑制して、鳴きの発生を抑制することができるため、安定した駆動が可能となる。
<第2実施形態>
第2実施形態では、第1実施形態で説明した振動体2を構成する弾性体2bの構造を変えた点で、第1実施形態と相違する。よって、以下、この相違点について説明することとし、第1実施形態と重複する説明を省略する。
図11は、本発明の第2実施形態に係る振動型アクチュエータを構成する振動体22の概略構成を示す斜視図である。振動体22は、弾性体22bと、弾性体22bの一方の面に設けられた2つの突起部22cと、弾性体22bにおいて突起部22cが設けられている面の反対側の面に設けられた圧電素子22aとを有する。突起部22c及び圧電素子22aは、第1実施形態で説明した突起部2c及び圧電素子2aと同等であるため、ここでの説明を省略する。弾性体22bは、第3の振動モードの振動の発生時に大きな振幅となる部分に対応する、弾性体22bの4隅の角部が除去された形状を有する。
図12は、1つの振動体22を無加圧状態として、圧電素子22aに印加する駆動電圧を周波数掃引したときの周波数−アドミッタンス特性を示す図である。なお、比較のために、図12には、略矩形の弾性体の4隅の角部が除去されていない振動体2(図3等参照)の同条件での周波数−アドミッタンス特性が破線で示されている。一方、図12において、振動体22(第2実施形態(角部無し))の周波数−アドミッタンス特性は、実線で示されている。
弾性体22bのように、4カ所の角部が除去されている場合でも、アドミッタンス特性には3カ所のピークが現れており、周波数fa3は第1の振動モードの、周波数fb3は第2の振動モードの、周波数fc3は第3の振動モードの各共振周波数である。
第1の振動モード、第2の振動モード及び第3の振動モードの各共振周波数は、弾性体の角部が除去されたことによって高くなっており、その変化量は第3の振動モードで最も大きくなっている。これは、弾性体の4つの角部が第3の振動モードの腹付近にあるために(図5参照)、弾性体の4つの角部の有無の影響が大きく現れるためである。
よって、角部のない弾性体22bを有する振動体22では、第1の振動モード及び第2の振動モードの共振周波数と第3の振動モードの共振周波数との周波数差が、第1実施形態で説明した振動体2よりも大きくなる。これにより、第1の振動モード及び第2の振動モードの各共振周波数は振動型アクチュエータの駆動周波数fdに近付くが、反対に、第3の振動モードの共振周波数は駆動周波数fdから離れる。つまり、振動体22と被駆動体3とを加圧接触させ、駆動周波数領域のどの周波数で振動型アクチュエータを駆動しても、周波数差f3は、周波数差f1,f2よりも常に大きくなりやすくなる。よって、不要振動である第3の振動モードの発生を抑制して、鳴きを生じさせずに、安定して、振動型アクチュエータに駆動することが可能になる。
なお、振動体22を用いた振動型アクチュエータでは、加圧力P1を下げても、周波数差f3を常に周波数差f1,f2よりも大きくすることができるため、突起部22cと被駆動体との摺動面での摩擦摩耗を抑制して、耐久性能を向上させることができる。更に、振動体22を用いた振動型アクチュエータでは、電圧値V1を高くして振動振幅を大きくした場合でも、周波数差f3を常に周波数差f1,f2よりも大きくすることができる。これにより、振動型アクチュエータの出力を向上させることができる。
以上の説明の通り、本実施形態では、振動型アクチュエータの駆動周波数領域において周波数差f3が常に周波数差f1,f2よりも大きくなるように、振動体22を構成する弾性体22bの形状が調整されている。これにより、不要振動である第3の振動モードの発生を抑制して、鳴きの発生を抑制することができるため、安定した駆動が可能となる。
なお、本実施形態では、弾性体22bの角部が直線で除去された(切り欠かれた)形状を示したが、これに限定されず、弾性体22bの角部は円弧状に切り欠かれて(形成されて)いてもよい。また、圧電素子22aの4隅の角部が同様に除去された構成としてもよいし、弾性体22b及び圧電素子22aのそれぞれの4隅の角部が除去された構成としてもよい。
<第3実施形態>
第3実施形態では、振動型アクチュエータ10を備える装置(機械)の一例としての撮像装置の構成について説明する。図13(a)は、撮像装置700の概略構成を示す上面図である。撮像装置700は、撮像素子710及び電源ボタン720を搭載したカメラ本体730を備える。また、撮像装置700は、第1レンズ群(不図示)、第2レンズ群320、第3レンズ群(不図示)、第4レンズ群340、振動型アクチュエータ620,640を備えるレンズ鏡筒740を備える。レンズ鏡筒740は、交換レンズとして取り換え可能であり、撮影対象に合わせて適したレンズ鏡筒740をカメラ本体730に取り付けることができる。
撮像装置700では、2つの振動型アクチュエータ620,640によって第2レンズ群320,第4レンズ群340の駆動が行われる。ここで、振動型アクチュエータ620,640のそれぞれに、上述した振動型アクチュエータ10が用いられる。つまり、振動型アクチュエータ10の中心軸が光軸と略平行となるように配置されたものが振動型アクチュエータ620,640である。振動型アクチュエータ10の回転出力をギア等を介して光軸方向での直進運動に変換することによって、第2レンズ群320,第4レンズ群340を光軸方向に移動させることができる。
図13(b)は、撮像装置700の概略構成を示すブロック図である。第1レンズ群310、第2レンズ群320、第3レンズ群330、第4レンズ群340及び光量調節ユニット350が、レンズ鏡筒740内部の光軸上の所定位置に配置される。第1レンズ群310〜第4レンズ群340と光量調節ユニット350とを通過した光は、撮像素子710に結像する。撮像素子710は、光学像を電気信号に変換して出力し、その出力は、カメラ処理回路750へ送られる。
カメラ処理回路750は、撮像素子710からの出力信号に対して増幅やガンマ補正等を施す。カメラ処理回路750は、AEゲート755を介してCPU790に接続されると共に、AFゲート760とAF信号処理回路765とを介してCPU790に接続されている。カメラ処理回路750において所定の処理が施された映像信号は、AEゲート755と、AFゲート760及びAF信号処理回路765を通じてCPU790へ送られる。なお、AF信号処理回路765は、映像信号の高周波成分を抽出して、オートフォーカス(AF)のための評価値信号を生成し、生成した評価値をCPU790へ供給する。
CPU790は、撮像装置700の全体的な動作を制御する制御回路であり、取得した映像信号から、露出決定やピント合わせのための制御信号を生成する。CPU790は、決定した露出と適切なフォーカス状態が得られるように、振動型アクチュエータ620,640及びメータ630の駆動を制御することによって、第2レンズ群320、第4レンズ群340及び光量調節ユニット350の光軸方向位置を調整する。CPU790による制御下において、振動型アクチュエータ620は第2レンズ群320を光軸方向に移動させ、振動型アクチュエータ640は第4レンズ群340を光軸方向に移動させ、光量調節ユニット350はメータ630により駆動制御される。
振動型アクチュエータ620により駆動される第2レンズ群320の光軸方向位置は第1リニアエンコーダ770により検出され、検出結果がCPU790に通知されることで、振動型アクチュエータ620の駆動にフィードバックされる。同様に、振動型アクチュエータ640により駆動される第4レンズ群340の光軸方向位置は第2リニアエンコーダ775により検出され、検出結果がCPU790に通知されることで、振動型アクチュエータ640の駆動にフィードバックされる。光量調節ユニット350の光軸方向位置は、絞りエンコーダ780により検出され、検出結果がCPU790へ通知されることで、メータ630の駆動にフィードバックされる。
撮像装置700の所定のレンズ群を光軸方向に移動させる用途に振動型アクチュエータ10を用いた場合、レンズ群を停止させた状態でも大きな保持力が維持される。これにより、レンズ鏡筒や撮像装置本体に外力が作用しても、レンズ群にズレが生じることを抑制することができる。
ここでは、円環状の振動型アクチュエータ10を用いてレンズ群を光軸方向に移動させる例について説明したが、振動体2を用いてレンズ群を光軸方向に移動させる構成は、これに限られない。例えば、振動体2は、2つの突起部を結ぶX方向に被駆動体を移動させることができる。よって、レンズを保持した保持部材を被駆動体とし、レンズの光軸方向、被駆動体の駆動方向及び振動体2のX方向が互いに平行となるように、1つ又は複数の振動体2を基材に保持した構成とすればよい。
また、レンズ鏡筒に像ぶれ補正用レンズが内蔵される場合、像ぶれ補正用レンズを光軸と略直交する平面内の任意の方向に移動させる像ぶれ補正ユニットに、不要振動の発生が抑制されるように形状や駆動条件が設計された振動体ユニットS1を用いることができる。この場合、像ぶれ補正用レンズを保持するレンズ保持部材を被駆動体とする。そして、光軸方向と略直交する平面内において互いに直交する2方向にレンズ保持部材を移動させることができるように、レンズ保持部材を駆動する振動体2,22を各方向に配置する。なお、像ぶれ補正ユニットは、像ぶれ補正用レンズを駆動する構成に代えて、撮像装置の本体に内蔵される撮像素子710を光軸と略直交する平面内の任意の方向に移動させる構成としてもよい。
<第4実施形態>
第4実施形態では、上述した各実施形態に係る振動型アクチュエータを備える装置の一例としてのX−Yステージを備える顕微鏡の構成について説明する。
図14は、顕微鏡400の外観斜視図である。顕微鏡400は、撮像素子と光学系を内蔵する撮像部410と、基台上に設けられ、振動型アクチュエータによりX−Y面内で移動されるステージ420を有するステージ装置の一例である自動ステージ430とを有する。振動型アクチュエータとして、振動体2が基材に保持されたものが、少なくとも2つ用いられる。少なくとも1つの振動型アクチュエータは、ステージ420のX方向駆動に用いられ、振動体2のX方向がステージ420のX方向と一致するように配置される。少なくとも1つの別の振動型アクチュエータは、ステージ420のY方向駆動に用いられ、振動体2のX方向がステージ420のY方向と一致するように配置される。
例えば、被観察物をステージ420の上面に置いて、拡大画像を撮像部410で撮影する。観察範囲が広範囲にある場合には、自動ステージ430を駆動してステージ420を面内でX方向やY方向に移動させて被観察物を移動させることにより、多数の撮影画像を取得する。撮影された画像を不図示のコンピュータで画像処理により結合させることで、観察範囲が広範囲で、高精細な1枚の画像を取得することができる。
<その他の実施形態>
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。更に、上述した各実施形態は本発明の一実施形態を示すものにすぎず、各実施形態を適宜組み合わせることも可能である。
1 駆動部
2,22 振動体
2a,22a 圧電素子
2b,22b 弾性体
2c,22c 突起部
3 被駆動体
10 振動型アクチュエータ
400 顕微鏡
700 撮像装置
740 レンズ鏡筒

Claims (13)

  1. 電気−機械エネルギ変換素子と弾性体とが接合されてなる振動体と、
    前記振動体と加圧接触する被駆動体とを有し、
    所定の駆動周波数領域の範囲内の周波数を有する駆動電圧を前記電気−機械エネルギ変換素子に印加することによって前記振動体に励起させた振動により前記振動体と前記被駆動体とを相対的に移動させる振動型アクチュエータであって、
    前記駆動周波数領域の範囲内において、前記駆動周波数領域の上限周波数よりも高く且つ該上限周波数に最も近い前記振動体の固有振動モードの共振周波数と前記駆動電圧の周波数との差が、前記振動体と前記被駆動体との相対的な移動に用いられる前記振動体の固有振動モードの共振周波数と前記駆動電圧の周波数との差よりも大きいことを特徴とする振動型アクチュエータ。
  2. 前記振動体と前記被駆動体との相対的な移動に用いられる前記振動体の固有振動モードは、2つの異なる固有振動モードであり、
    前記駆動周波数領域の範囲内において、前記上限周波数よりも高く且つ該上限周波数に最も近い前記振動体の固有振動モードの共振周波数と前記駆動電圧の周波数との差は、前記2つの異なる固有振動モードの各共振周波数と前記駆動電圧の周波数とのそれぞれの差よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の振動型アクチュエータ。
  3. 前記上限周波数よりも高く且つ該上限周波数に最も近い前記振動体の固有振動モードの共振周波数での前記駆動電圧の印加時のアドミッタンスは、前記2つの異なる固有振動モードの少なくとも一方の固有振動モードの共振周波数での前記駆動電圧の印加時のアドミッタンスよりも大きいことを特徴とする請求項2に記載の振動型アクチュエータ。
  4. 前記弾性体は、略矩形で平板状の形状を有し、
    前記弾性体において前記電気−機械エネルギ変換素子が接合されている面の反対側の面に前記被駆動体と加圧接触する少なくとも1つの突起部が設けられ、
    前記被駆動体と前記突起部とを加圧接触させる加圧手段を備え、
    前記駆動周波数領域の範囲内において、前記上限周波数よりも高く且つ該上限周波数に最も近い前記振動体の固有振動モードの共振周波数と前記駆動電圧の周波数との差が、前記振動体と前記被駆動体との相対的な移動に用いられる前記振動体の固有振動モードの共振周波数と前記駆動電圧の周波数との差よりも大きくなるように、前記加圧手段による前記突起部と前記被駆動体との間の加圧力が調整されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の振動型アクチュエータ。
  5. 前記弾性体は、平板状で略矩形の形状を有し、
    前記電気−機械エネルギ変換素子は、平板状で略矩形の形状を有する圧電素子であり、
    前記弾性体において前記電気−機械エネルギ変換素子が接合されている面の反対側の面に前記被駆動体と加圧接触する少なくとも1つの突起部が設けられ、
    前記駆動周波数領域の範囲内において、前記上限周波数よりも高く且つ該上限周波数に最も近い前記振動体の固有振動モードの共振周波数と前記駆動電圧の周波数との差が、前記振動体と前記被駆動体との相対的な移動に用いられる前記振動体の固有振動モードの共振周波数と前記駆動電圧の周波数との差よりも大きくなるように、前記圧電素子の厚さが調整されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の振動型アクチュエータ。
  6. 前記弾性体は、平板状で、略矩形の角部が切り欠かれた形状を有し、
    前記電気−機械エネルギ変換素子は、平板状で略矩形の形状を有する圧電素子であり、
    前記弾性体において前記圧電素子が接合されている面の反対側の面に前記被駆動体と加圧接触する少なくとも1つの突起部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の振動型アクチュエータ。
  7. 前記弾性体は、平板状で略矩形の形状を有し、
    前記電気−機械エネルギ変換素子は、平板状で、略矩形の角部が切り欠かれた形状を有する圧電素子であり、
    前記弾性体において前記圧電素子が接合されている面の反対側の面に前記被駆動体と加圧接触する少なくとも1つの突起部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の振動型アクチュエータ。
  8. 電気−機械エネルギ変換素子と弾性体とが接合されてなる振動体と、
    前記振動体と加圧接触する被駆動体とを有し、
    所定の駆動周波数領域の範囲内の周波数を有する駆動電圧を前記電気−機械エネルギ変換素子に印加することによって前記振動体に励起させた振動により前記振動体と前記被駆動体とを相対的に移動させる振動型アクチュエータの駆動方法であって、
    前記駆動周波数領域の範囲内において、前記駆動周波数領域の上限周波数よりも高く且つ該上限周波数に最も近い前記振動体の固有振動モードの共振周波数と前記駆動電圧の周波数との差が、前記振動体と前記被駆動体との相対的な移動に用いられる前記振動体の固有振動モードの共振周波数と前記駆動電圧の周波数との差よりも大きくなるように、前記駆動電圧の電圧値を調整することを特徴とする振動型アクチュエータの駆動方法。
  9. レンズと、
    光軸方向に前記レンズを移動させる請求項1乃至7のいずれか1項に記載の振動型アクチュエータと、を備えることを特徴とするレンズ鏡筒。
  10. 像ぶれ補正用のレンズと、
    光軸と直交する面内で前記レンズを移動させる請求項1乃至7のいずれか1項に記載の振動型アクチュエータと、を備えることを特徴とするレンズ鏡筒。
  11. レンズ鏡筒と、
    前記レンズ鏡筒に配置されたレンズを光軸方向に移動させる請求項1乃至7のいずれか1項に記載の振動型アクチュエータと、
    前記レンズ鏡筒を通過した光の光学像を電気信号に変換する撮像素子と、を備えることを特徴とする撮像装置。
  12. レンズ鏡筒と、
    前記レンズ鏡筒を通過した光の光学像を電気信号に変換する撮像素子と、
    前記撮像素子を光軸方向と直交する面内で移動させて前記撮像素子に結像する光学像の像ぶれを補正する請求項1乃至7のいずれか1項に記載の振動型アクチュエータと、を備えることを特徴とする撮像装置。
  13. ステージと、
    前記ステージをその面内で移動させる請求項1乃至7のいずれか1項に記載の振動型アクチュエータと、を備えることを特徴とするステージ装置。
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