JP2016138592A - 免震構造 - Google Patents

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和臣 荻野
Kazuomi Ogino
和臣 荻野
孝行 曽根
Takayuki Sone
孝行 曽根
弘樹 濱口
Hiroki Hamaguchi
弘樹 濱口
山本 雅史
Masafumi Yamamoto
雅史 山本
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Abstract

【課題】免震設計上の自由度が高い免震構造を提供する。【解決手段】下部構造物12と上部構造物14との間に積層ゴム16と球面滑り支承18を配置した免震構造であって、積層ゴム16と球面滑り支承18は、下部構造物12と上部構造物44が横荷重を受けて相対移動するとき、いずれも水平変位するよう並列に配置されている。【選択図】図1

Description

本発明は、免震構造に関する。
免震装置は、理想的には、中小地震から大地震の全範囲で免震効果を発揮し、かつ、大地震の最大応答変位は、極力小さいのが望ましい。しかし、現実の免震装置は、中小地震時に免震効果を発揮する構成とした場合、大地震時の最大応答変位が大きくなり、大地震時の最大応答変位を小さくする構成とした場合には、中小地震時に免震効果を発揮しづらくなる、という特性を有している。
例えば、球面滑り支承は、摩擦係数の選択により、大地震時の最大応答変位を小さくできるものの、滑り出しトリガーよりも小さい中小地震時には、免震効果を発揮することができない。
免震ゴムと球面滑り支承を組合せ、球面滑り支承の滑り出しトリガーよりも小さい中小地震時にも免震効果を発揮させる技術が提案されている(例えば特許文献1)。
特許文献1は、積層ゴムの上に球面滑り支承を乗せて直列に接続し、積層ゴムの下部を下部構造物に取付け、球面滑り支承の上部を上部構造物に取付ける構成としている。即ち、上部構造物の荷重を、直列に接続された球面滑り支承と積層ゴムに負担させている。
この構成とすることにより、球面滑り支承の滑り出しトリガーよりも小さな中小地震時には、積層ゴムが弾性変形して免震効果を発揮する。一方、大地震時には、積層ゴムに加え、球面滑り支承が変位して免震効果を発揮する。
特開平11−324397号公報
しかし、特許文献1は、大地震時に、積層ゴムと球面滑り支承のそれぞれが、同じ方向へそれぞれ変位するため、上部構造物の最大応答変位が大きくなる。このため、球面滑り支承単独の場合より、最大応答変位を大きくしたくない、更には最大応答変位を小さくしたい、という要求に応えることができない。
本発明は、上記事実に鑑み、免震設計上の自由度が高い免震構造を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、下部構造物と上部構造物との間に積層ゴムと球面滑り支承を配置した免震構造であって、前記積層ゴムと前記球面滑り支承は、前記下部構造物と前記上部構造物が横荷重を受けて相対移動するとき、いずれも水平変位するよう並列に配置されている。
請求項1に記載の発明によれば、下部構造物と上部構造物が横荷重を受けて相対移動したとき、積層ゴムと球面滑り支承がいずれも水平方向に変位する。
これにより、積層ゴムと球面滑り支承の荷重分担の割合を任意に設定することで、積層ゴムと球面滑り支承のそれぞれの特性を生かした免震構造を提供することができる。
即ち、本発明の、積層ゴムに負担させる荷重割合やゴムの硬さを調整することで、免震構造の最大水平変位量を、球面滑り支承だけで免震構造を構成した場合の最大水平変位量と同一とすることができる。この場合には、球面滑り支承が単独のときの滑り出しトリガーとなる地震力よりも小さな地震力で、免震効果を発揮させることができる。
一方、本発明の、積層ゴムに負担させる荷重割合やゴムの硬さを調整することで、免震構造の滑り出しトリガーとなる地震力を、球面滑り支承だけで免震構造を構成した場合の滑り出しトリガーとなる地震力と同一とすることができる。この場合には、球面滑り支承が単独のときの最大水平変位量より、本発明の免震構造の最大水平変位量を小さくすることができる。
更に、積層ゴムに負担させる荷重割合やゴムの硬さを調整することで、これらの中間の特性を持たせることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の免震構造において、前記積層ゴムと前記球面滑り支承は、前記上部構造物を分担して支持し、前記下部構造物と前記上部構造物が横荷重を受けて相対移動するとき、前記積層ゴムが支持する前記上部構造物の支持荷重が、前記球面滑り支承へ移行される。
請求項2に記載の発明によれば、上部構造物が、並列に配置された積層ゴムと球面滑り支承に分担されて支持されている。このとき、下部構造物と上部構造物が横荷重を受けて相対移動したとき、相対移動量に応じて、積層ゴムは沈み込む方向へ変形し、球面滑り支承は、上部構造物を持ち上げる方向へ変位する。この結果、積層ゴムが支持していた上部構造物の荷重が、球面滑り支承へ移行される。
これにより、球面滑り支承が分担する上部構造物の荷重が増し、摩擦力の増大によって球面滑り支承の横方向への移動が抑制される。この結果、上部構造物の変形量(最大応答変位)を確保するための、クリアランスを小さくすることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の免震構造において、前記上部構造物には、前記上部構造物から横方向に延出された張出部材が設けられ、前記下部構造物には、前記下部構造物の外周部から立ち上げられ、前記張出部材の外周面と距離をあけて外側を囲む立上がり部と、前記立上がり部の上端部から延出され、前記張出部材の上面と距離をあけて対向する上側支持部と、が設けられ、前記張出部材と前記上側支持部との間には、前記積層ゴムが設けられている。
請求項3に記載の発明によれば、上部構造物に設けられた張出部材と、下部構造物に設けられた上側支持部の間に、上部構造物の浮き上がりを抑制する積層ゴムが設けられている。この結果、積層ゴムにより、外力を受けて発生する上部構造物の浮上りが抑制され、上部構造物が、ロッキング振動による転倒モーメントや引抜き力を受けても、それらに抵抗することができる。
更に、下部構造物と上部構造物が横荷重を受けて相対移動したとき、相対移動量に応じて、球面滑り支承が上部構造物を持ち上げ、積層ゴムを圧縮するよう作用する。これにより、球面滑り支承が支持する上部構造物の支持荷重が増大し、球面滑り支承の横方向への移動が抑制される。この結果、上部構造物の変形量を確保するための、クリアランスを小さくすることができる。
本発明は、上記構成としてあるので、免震設計上の自由度が高い免震構造を提供することができる。
(A)は本発明の第1実施形態に係る免震構造の基本構成を示す断面図であり、(B)は球面滑り支承の浮き上がり量を示す特性図である。 (A)、(B)はいずれも本発明の第1実施形態に係る免震装置の変形を模式的に示す断面図である。 (A)、(B)はいずれも本発明の第1実施形態に係る免震装置の変形を模式的に示す断面図である。 (A)は本発明の第1実施形態に係る免震構造の大地震時の履歴形状を示す特性図であり、(B)は中小地震時の履歴形状を示す特性図である。 本発明の第1実施形態に係る免震構造の大地震時の履歴形状を示す他の特性図である。 (A)、(B)はいずれも本発明の第1実施形態に係る球面滑り支承の他の構成を示す断面図である。 (A)〜(D)はいずれも本発明の第1実施形態に係る球面滑り支承の他の構成を示す断面図である。 (A)、(B)はいずれも本発明の第2実施形態に係る免震装置の構成を模式的に示す断面図である。 本発明の第2実施形態に係る免震構造の履歴形状を示す特性図である。 本発明の第3実施形態に係る免震構造の基本構成を模式的に示す断面図である。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態に係る免震構造について、図1(A)〜図7(D)を用いて説明する。
ここで、図1(A)は免震構造を模式的に示す断面図、(B)は球面滑り支承の浮上り量の一例を示す特性図であり、図2(A)〜図3(B)は、いずれも免震装置の変形を模式的に示す断面図であり、図4(A)〜図5は免震装置の履歴形状を示す特性図である。また、図6(A)〜図7(D)は、球面滑り支承の他の構成例を示す断面図である。
図1(A)に示すように、第1実施形態に係る免震構造は、免震装置10を、下部構造物12の上面と、上部構造物14の下面との間の免震層38に配置した構成である。免震装置10は、複数の積層ゴム16と複数の球面滑り支承18で構成され、いずれも、同一の免震層38に並列に配置されている。積層ゴム16と球面滑り支承18は、後述する荷重の移行を考慮して、交互にバランス良く配置するのが望ましい。
積層ゴム16は、下フランジ20Lが下部構造物12の上面に固定され、上フランジ20Uが上部構造物14の下面に固定されている。また、球面滑り支承18は、下側滑り板24Lが下部構造物12に固定され、上側滑り板24Uが上部構造物14に固定されている。ここに、免震層38を形成する下部構造物12の上部と、上部構造物14の下部は、免震装置10が地震時等の横荷重(以下、横荷重と記す。)を受けて変形しても、それぞれの取付け面を変形前と同じ平面に維持する剛性を備えている。
なお、本実施形態では、基礎部13と、免震対象となる建物の間に免震層38を設け、免震対象となる建物を上部構造物14とし、免震層38の下にある基礎部13を下部構造物12とした例を用いて説明を行う。しかし、これに限定されることはなく、建物の途中に免震層38を設け、免震層38の下を下部構造物12とし、免震層38の下を上部構造物14としてもよい。
積層ゴム16は、下フランジ20Lと上フランジ20Uの間にゴム部22が設けられた、市場に広く流通している商品であり詳細な説明は省略する。なお、積層ゴム16は、下部構造物12と上部構造物14が相対変位したとき、水平方向へ変形すると共に、僅かな量であるが、鉛直下向きに沈み込む特性を有している。
球面滑り支承18は、上に凹の曲面を有する下側滑り板24Lと、下に凹の曲面を有する上側滑り板24Uを対向配置させ、下側滑り板24Lと上側滑り板24Uの間に、両端部に凸の曲面を有する柱状のスライダー26を備えた構成である。スライダー26は、下端面を下側滑り板24Lの曲面と当接させ、上端面を上側滑り板24Uの曲面と当接させている。
スライダー26は、下側滑り板24Lと上側滑り板24Uの曲面に沿って、摺動可能に取り付けられ、上部構造物14の荷重を支持し、下側滑り板24Lと上側滑り板24Uの相対移動を許容する。
球面滑り支承18も、市場に広く流通している商品であり、詳細な説明は省略する。なお、球面滑り支承18は、下部構造物12と上部構造物14が相対変位したとき、水平方向へ変位すると共に、僅かな量であるが鉛直上向きに上昇し、上部構造物14を浮き上がらせる特性を有している。
また、球面滑り支承18は、水平方向へ変位する際の摩擦力により、地震時等のエネルギーを吸収する。このため、球面滑り支承18が負担する支持荷重が大きいほど、地震時等のエネルギーの減衰が大きくなる。
球面滑り支承18に働く摩擦力FFPS(δ)は、式(1)で与えられ、鉛直浮き上がり量δは、式(2)で与えられ、曲率半径Rは、式(3)で与えられる。また、接線周期T(δ)は、式(4)で与えられる。
式(1)〜式(4)は、後述する免震装置10の具体的な設計に用いられる。


ここに、各記号は下記を表している。
FPS(δ):球面滑り支承が負担する建物荷重
:積層ゴムの水平剛性の総和
M:建物総重量
FPS(δ):球面滑り支承が支持している建物重量
図1(B)に、球面滑り支承18の水平変位δと、鉛直浮き上がり量δの関係の一例を示す。図1(B)は、横軸がX軸方向の水平変位であり、縦軸がZ軸方向の鉛直浮き上がり量である。曲線で示す特性Rが、水平変位δと鉛直浮き上がり量δの関係を示している。
球面滑り支承18は、X軸の+側、又は−側への水平変位に伴い、球面に沿って鉛直方向へ浮き上がり、上部構造物14を浮き上がり量δだけ持ち上げる。なお、球面滑り支承18の特性Rで示す曲線は、球面の一部であり、Y軸方向を含む、あらゆる水平方向への変位に対し、上部構造物14を浮き上がらせる。
免震装置10は、積層ゴム16と球面滑り支承18を同一免震層38に並列配置した構成である。積層ゴム16と球面滑り支承18は、横荷重を受けて鉛直方向に相反する挙動を示す。この結果、後述するように、積層ゴム16が負担している長期荷重を、徐々に球面滑り支承18へ移行させることができる。
ここで、積層ゴム16と球面滑り支承18の並列配置とは、下部構造物12と上部構造物14が、横荷重を受けて相対移動したとき、積層ゴム16と球面滑り支承18が、いずれも、水平変位するように配置されていることをいう。
具体的には、図1(A)に示すように、下部構造物12と上部構造物14との間の同一免震層38に、積層ゴム16と球面滑り支承18を、上下に重ねずに配置する構成をいう。
また、並列配置には、後述する図8(A)に示すように、上部構造物44の下部に張出部材50を設け、下部構造物42に、張出部材50を囲むように立ち上がり部52と上側支持部54を設けた構成において、下部構造物42と上部構造物44との間に、積層ゴム16と球面滑り支承18を配置し、上側支持部54と張出部材50との間に、積層ゴム46を配置する構成も含まれる。
更に、並列配置には、図10に示すように、下部構造物42と上部構造物44との間に、球面滑り支承62のみを配置し、上側支持部54と張出部材50との間に、積層ゴム46を配置する構成も含まれる。
次に、免震装置10の地震時の挙動について、図2(A)〜図3(B)を用いて説明する。本実施形態では、積層ゴム16と球面滑り支承18が、均等(50%ずつ)に上部構造物14を分担して支持する場合の挙動を、4つのステップに分けて説明する。なお、均等に分担しない場合には、分担割合が多い方の特性が強く表れる挙動となる。
図2(A)に示すステップ1は、地震が生じていない、又は球面滑り支承18のすべり出しトリガーよりも小さい地震の状態を表している。水平変位は発生せず、球面滑り支承18への荷重移行も生じていない。
積層ゴム16が支持する支持荷重P1と、球面滑り支承18が支持する支持荷重P2は、大きさが等しい(P1=P2)。合計した支持荷重は、長期荷重と同じである(P1+P2=長期荷重)。
図2(B)に示すステップ2は、下部構造物12と上部構造物14が、横荷重を受けて、水平方向に相対移動を開始した状態を示している。
このとき、免震装置10は、相対移動量に応じて、積層ゴム16が沈み込む方向へ変形し、球面滑り支承18が、上部構造物14を持ち上げる方向へ変位する。この結果、上部構造物14の上下方向の変位はほとんど生じないが、積層ゴム16から球面滑り支承18への支持荷重の移行が開始される。即ち、積層ゴム16の支持荷重がP3(P3<P1)に減少し、球面滑り支承18の支持荷重がP2+P4に増大する。ここに、P3+P4=P1である。
具体的には、X軸方向への水平変位量δx1が発生した場合、球面滑り支承18は、図1(B)に示す特性Rの曲率に従って、上部構造物14を、鉛直方向(Z軸方向)へδv1だけ持ち上げる。一方、積層ゴム16は、長期荷重により、既に高さδv2だけ沈み込みが発生しているため、その差分から求まる荷重が、球面滑り支承18へ移行する。鉛直変位δv1は小さな量であるが、支持荷重の移し替えが開始している状態である。
図3(A)に示すステップ3は、下部構造物12と上部構造物14の相対移動が更に進行し、支持荷重の乗り換えが終了した状態を示している(δx2>δx1)。
球面滑り支承18が支持する上部構造物14の支持荷重は、P1+P2に増大し、上部構造物14の全荷重を負担する。一方、積層ゴム16の支持する荷重は0となる。この結果、球面滑り支承18の摩擦力が増大し、X軸方向への移動が抑制される。
具体的には、水平変形がδx1からδx2へ増大し、上部構造物14が、鉛直方向に、δv1からδv2へ、持ち上げられた状態となる。積層ゴム16の長期荷重による沈み込み量が元に戻るレベルまで建物が持ち上げられ、積層ゴム16が支持していた長期荷重は全て球面滑り支承に移行される。球面滑り支承18の摩擦力は増大し、入力エネルギーを大きく吸収する。
図3(B)に示すステップ4は、横荷重を受けて変位する方向が、+X方向から−X方向へ切り替わる状態を示している。荷重の移し替えは終えており、下部構造物12と上部構造物14の相対変位が最大となる状態を示している。
具体的には、水平変形δx3が最大となり、上部構造物14を鉛直方向に持ち上げる量δv3も最大となる。既に積層ゴム16の支持荷重は、全て球面滑り支承18に移行しており、変形抑制効果の高い状態を維持して最大応答変位(ピーク)を迎える。ピークを過ぎてもステップ3の水平変形に戻るまでの間、変形抑制効果の高い状態は維持される。
次に、免震装置10の設計例について、図4(A)〜図5に示す水平変位−層せん断力係数の履歴を用いて説明する。
本実施形態では、積層ゴム16と球面滑り支承18に支持させる支持荷重を調整することにより、免震機能の異なる免震装置10を提供することができる。なお、具体的には、式(1)〜式(4)を用いた数値計算で最適値を求めればよい。
先ず、大地震時(極大地震を含む)の水平方向の最大応答変位量を、球面滑り支承18のみで上部構造物14を支持した場合と同等の最大応答変位量とし、かつ、球面滑り支承18のみで上部構造物14を支持した場合の、滑り出しトリガーとなる地震よりも小さな地震時にから、免震効果を発揮させる構成について説明する。
図4(A)に示すように、水平変位−層せん断力係数特性の履歴を、中央部に凹部が設けられた鼓形状とすることで、実現することができる。
図4(A)の横軸は水平変位量であり、中央部をゼロとし、中央部から離れる方向に水平変位量は増大する。縦軸は層せん断力係数であり、同様に中央部をゼロとし、中央部から離れる方向に層せん断力係数は増大する。
図4(A)の破線で示す特性P1は、比較のために記載した、免震装置10を全て球面滑り支承18で構成した場合の特性であり、バイリニアの履歴形状となる。このとき、水平変位の最大値は±a1、滑り始めの層せん断力係数は±b1となる。
実線で示す特性P2は、球面滑り支承18と積層ゴム16に、支持荷重を50%ずつに分担させた場合の特性である。特性P2の履歴形状は、中央部が狭められた鼓形状となる。このとき、水平変位の最大値は±a1で両者は同等となり、滑り始めの層せん断力係数は、係数値±b1より小さい、係数値±b2となる。
即ち、球面滑り支承18と積層ゴム16に荷重負担を50%ずつに分担させ、かつ、積層ゴム16が変形を開始する際の剛性を、球面滑り支承18の滑り出しトリガーよりも小さくすることで、特性P2を実現できる。この結果、免震装置10の水平変形の最大値は±a1と変化させずに、滑り始めの層せん断力係数を±b1より小さい、±b2とすることができる。
なお、図4(B)は、中小地震時における球面滑り支承18が単独の特性P1と、免震装置10の特性P2を示している。
免震装置10の特性P2は、層せん断力係数が±b1より小さい±b2となり、小さい振動から免震効果を発揮することができる。一方、水平変形の最大値は±a2から±a3へ、若干増大する。しかし、±a3の範囲は、水平変形の絶対値が小さい範囲であり、実質的な問題は生じないと言える。また、本実施形態に係る免震装置10は、振幅の小さい領域におけるエネルギー吸収能力が高いため、収束性を改善できる。
次に、球面滑り支承18のみで上部構造物14を支持した場合と、球面滑り支承18の滑り出しトリガーとなる地震力を同等に維持し、かつ、球面滑り支承18のみで上部構造物14を支持する場合より、最大応答変位量を小さくする構成について説明する。
図5は、上部構造物14を球面滑り支承18のみで支持した場合の、大地震時の履歴形状を示す特性P1と、球面滑り支承18と積層ゴム16に荷重負担を50%ずつに分担させたときの特性P2を示している。
このとき、特性P2は、滑り始めの層せん断力係数の値±b1は、特性P1と同等のままである。一方、水平変位量の最大値は、特性P1の±a1より小さい、±a2としている。
かかる履歴形状を有する免震装置10を設計することにより、球面滑り支承18の滑り出しトリガーを、球面滑り支承18のみで上部構造物14を支持した場合と同等に維持して、かつ、球面滑り支承18のみで上部構造物14を支持した場合の最大応答変位量±a1より小さい、±a2に最大応答変位量を抑制することができる。
本実施形態とすることにより、以下の効果を得ることができる。
免震層38に、球面滑り支承18と積層ゴム16を適切に並列配置し、それぞれの荷重分担割合やゴムの硬さ等を調整することで、中小地震の小さい応答変位の領域では、球面滑り支承18単独よりすべり出しトリガーを小さくし、かつ、大地震の大きな応答変位の領域では、球面滑り支承18が単独の場合と同等の免震クリアランスを確保する免震装置10を提供できる。
また、中小地震の小さい応答変位の領域では球面滑り支承18が単独の場合と同等のすべり出しトリガーを確保し、かつ、大地震の大きな応答変位の領域では、球面滑り支承18が単独の場合より小さな免震クリアランスを確保する免震装置10を提供できる。
これにより、大変形時のエネルギー吸収能力を高くできるため、想定を超える地震が発生した場合でも、免震建物が擁壁に衝突する危険性を低減できる。
更に、本実施形態では、これらの中間の特性を持たせることもできる。
なお、本実施形態では、球面滑り支承18は、両側球面構造を用いて説明した。しかし、これに限定されることはなく、図6(A)、(B)に示すように、片側球面構造の球面滑り支承28を採用してもよい。
球面滑り支承28を構成する、上に凹の曲面を有する下側滑り板30Lを下部構造物12に固定し、上側滑り板30Uを上部構造物14に固定する。これにより、上側滑り板30Uと一体化されたスライダー29が、下側滑り板30Lの曲面上をスライドし、球面滑り支承18と同様の作用、効果を得ることができる。
また、図7(A)〜(D)に示すように、二段球面構造の球面滑り支承32を採用してもよい。球面滑り支承32は、上に凹の曲面を有する外側の下側滑り板34Lと、下に凹の曲面を有する外側の上側滑り板34Uを有している。また、下側滑り板34Lの曲面の上には、上に凹の曲面を有する内側の下側滑り板35Lが設けられ、上側滑り板34Lの曲面の上には、下に凹の曲面を有する内側の下側滑り板35Uが設けられ、下側滑り板35Lと上側滑り板35Uの間に、スライダー33を設けた構成である(図7(A))。
下側滑り板34Lを下部構造物12に固定し、上側滑り板34Uを上部構造物14に固定することにより、中小地震時には、下側滑り板35Lと上側滑り板35Uが相対変位して地震エネルギーを吸収し(図7(B))、大地震時には、下側滑り板34Lと上側滑り板34Uが相対変位して地震エネルギーを吸収する(図7(C)、(D))。
これにより、球面滑り支承18と同様の作用、効果を得ることができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態に係る免震構造について、図8(A)、(B)、図9を用いて説明する。第2実施形態に係る免震構造は、上部構造物44の浮上りを防止する浮上り防止機能を有する点において、第1実施形態に係る免震構造と相違する。相違点を中心に説明する。
ここで、図8(A)は、第2実施形態に係る免震構造の基本構成を模式的に示す断面図であり、(B)は、地震力が作用した状態を示す断面図である。図9は免震装置の履歴形状を示す特性図である。
図8(A)に示すように、上部構造物44には、上部構造物44の下端部から横方向に延出された張出部材50が設けられている。張出部材50の下面は、上部構造物44の下面と同一平面とされ、上部構造物44に浮上りや傾斜が発生したとき、上部構造物44の浮上りや傾斜を、張出部材50を介して抑制できる剛性を備えて一体化されている。
下部構造物42には、下部構造物42の外周部から立ち上げられ、張出部材50の外周面と距離d1をあけて外側を囲む、立上がり部52が設けられている。更に、立上がり部52の上端部からは、上部構造物44へ向けて延出され、張出部材50の上面と距離をあけて対向する上側支持部54が設けられている。ここに、距離d1は、上部構造物44の最大応答変位(最大水平移動量)d2より大きくされている。
張出部材50は、底面、側面及び上面が、下部構造物42、立上がり部52及び上側支持部54で、距離をあけて囲まれている。
本実施形態の免震装置40は、積層ゴム16、球面滑り支承18及び積層ゴム46で構成されている。下部構造物42の上面と、上部構造物44の下面で形成された免震層38には、複数の積層ゴム16、複数の球面滑り支承18が並列配置され、張出部材50の上面と、上側支持部54の下面で形成された免震層39には、積層ゴム46が設けられている。
積層ゴム46は、建物荷重を負担しない。しかし、水平荷重に対しては、積層ゴム16及び球面滑り支承18と、力学的に並列に作用する。
また、球面滑り支承18によって発生する、鉛直方向の浮き上がりにより、積層ゴム46に鉛直縮みが発生し、球面滑り支承18を押下げる方向へ力を作用させる。下部構造物42と上部構造物44の相対変位が、より大きくなると、球面滑り支承18を押下げる力は増大し、球面滑り支承18の摩擦力を増大させ、球面滑り支承18の水平変位を抑制する。
更に、本構成とすることにより、張出部材50と上側支持部54の間に設けられた積層ゴム46により、外力を受けて発生する上部構造物44の浮き上がりが抑制される。この結果、上部構造物44がロッキング振動による転倒モーメントや引抜き力を受けても、それらに抵抗することができる。
本実施形態においても、図9に示す履歴形状とすることにより、球面滑り支承18が単独の場合と比較して、球面滑り支承18と滑り出しトリガーを同等に維持し、最大応答変位を小さくする構成を提供できる。
図9には、大地震時における、球面滑り支承18のみを免震装置として用いた場合の特性P1と、免震装置40における、球面滑り支承18と積層ゴム16に荷重負担を50%ずつに分担させ、積層ゴム46で浮上り防止を図った特性P2を示している。
特性P2は、滑り始めの層せん断力係数の値±b1が、特性P1と同等のままである。一方、最大応答変位は、特性P1の±a1より小さい、±a2となる。
この結果、上部構造物44の最大応答変位を確保するための、クリアランスを小さくすることができる。他の構成は、第1実施形態と同様であり、説明は省略する。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態に係る免震構造について、図10を用いて説明する。
第3実施形態に係る免震構造は、球面滑り支承62のみで上部構造物44を支持する点において、第2実施形態に係る免震構造と相違する。第2実施形態との相違点を中心に説明する。
ここで、図10は、第3実施形態に係る免震構造に地震力が作用した状態を示す断面図である。
図10に示すように、上部構造物44には、上部構造物44から横方向に延出された張出部材50が設けられている。また、下部構造物42には、下部構造物42の外周部から、立上がり部52が立ち上げられている。立上がり部52は、張出部材50の外周面と距離d1をあけて外側を囲んでいる。
免震構造60は、球面滑り支承62と積層ゴム46で構成されている。
積層ゴム46は、張出部材50の上面と、上側支持部54の下面との間に設けられている。また、下部構造物42の上面と、張出部材50の下面との間であり、かつ、積層ゴム46の直下の位置には、球面滑り支承62が設けられている。即ち、積層ゴム46と球面滑り支承62は、張出部材50を挟んで配置されている。球面滑り支承62は、上部構造物44の荷重を全て負担している。
本実施形態によれば、上部構造物44に設けられた張出部材50と、下部構造物62に設けられた上側支持部54の間には、積層ゴム46が設けられ、上部構造物44の浮き上がりを抑制している。また、張出部材50と下部構造物62の間の積層ゴム46の直下には、球面滑り支承62が設けられている。
積層ゴム46は、建物荷重を負担しない。しかし、水平荷重に対しては、球面滑り支承62と、力学的に並列に作用する。
また、球面滑り支承62によって発生する、鉛直方向の浮き上がりにより、積層ゴム46に鉛直縮みが発生し、球面滑り支承62を押下げる方向へ力を作用させる。下部構造物42と上部構造物44の相対変位がより大きくなると、球面滑り支承62を押下げる力は増大し、球面滑り支承62の摩擦力を増大させ、球面滑り支承62の水平変位を抑制する。この結果、上部構造物44の最大応答変位を確保するための、クリアランスである、立ち上がり部52と張出部材50の外周面との距離d1を小さくすることができる。
更に、本構成とすることにより、張出部材50と上側支持部54の間に設けられた積層ゴム46により、外力を受けて発生する上部構造物44の浮き上がりが抑制される。この結果、上部構造物44がロッキング振動による転倒モーメントや引抜き力を受けても、それらに抵抗することができる。
本実施形態における履歴形状は、図9と同じ形状で表すことができるので、詳細は省略する。
なお、球面滑り支承62は、張出部材50を挟んで、積層ゴム46の直下に設けられた場合について説明した。しかし、これに限定されることはなく、上部構造物44と下部構造物42の間の免震層38に、他の球面滑り支承62を追加し、球面滑り支承62の数を増してもよい。他の構成は、第1実施形態と同様であり、説明は省略する。
10、40、60 免震装置
12、42 下部構造物
14、44 上部構造物
16、46 積層ゴム
18、62 球面滑り支承
38、39 免震層
50 張出部材
52 立ち上がり部
54 上側支持部

Claims (3)

  1. 下部構造物と上部構造物との間に積層ゴムと球面滑り支承を配置した免震構造であって、
    前記積層ゴムと前記球面滑り支承は、前記下部構造物と前記上部構造物が横荷重を受けて相対移動するとき、いずれも水平変位するよう並列に配置されている
    免震構造。
  2. 前記積層ゴムと前記球面滑り支承は、前記上部構造物を分担して支持し、
    前記下部構造物と前記上部構造物が横荷重を受けて相対移動するとき、前記積層ゴムが支持する前記上部構造物の支持荷重が、前記球面滑り支承へ移行される
    請求項1に記載の免震構造。
  3. 前記上部構造物には、前記上部構造物から横方向に延出された張出部材が設けられ、
    前記下部構造物には、前記下部構造物の外周部から立ち上げられ、前記張出部材の外周面と距離をあけて外側を囲む立上がり部と、前記立上がり部の上端部から延出され、前記張出部材の上面と距離をあけて対向する上側支持部と、が設けられ、
    前記張出部材と前記上側支持部との間には、前記積層ゴムが設けられている
    請求項1又は2に記載の免震構造。
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