JP6482373B2 - 免震構造 - Google Patents
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Description
次に、本実施形態の免震構造の作用及び効果について説明する。本実施形態では、第2免震層16にすべり支承20が設けられており、所定値以上の地震力が入力されるまでは、すべり支承20が機能しないように構成されている。これにより、比較的頻繁に発生する規模の地震時には、第1免震層14の積層ゴム18が変形して第1構造体11が水平方向に変位するのに対して、第2免震層16は機能せず、すべり支承20の支承部20Aはスライドプレート20B上をすべらない。このため、第1構造体11に対して第2構造体12が相対変位せず、第1構造体11と第2構造体12とが一体に水平方向へ変位する。これにより、第1構造体11と第2構造体12を貫通してエレベータシャフトや配管等を配置する場合であっても、エレベータシャフトや配管等に作用するせん断応力を考慮せずに済む。すなわち、せん断変形を吸収する追従機構を設計する必要性が緩和される。
図5(A)に示されるように、本実施形態の第1変形例に係る免震構造では、第1構造体11と第2構造体12との間に第2免震層32が設けられており、この第2免震層32は、トリガー部材としての両面すべり支承30を含んで構成されている。
次に、本実施形態の第2変形例に係る免震構造について説明する。図5(B)に示されるように、本変形例に係る免震構造では、第1構造体11と第2構造体12との間に第2免震層42が設けられており、この第2免震層42は、トリガー部材としての鋼材ダンパ40と、図示しない積層ゴムとを含んで構成されている。
次に、本実施形態の第3変形例に係る免震構造について説明する。図6(A)に示されるように、本変形例に係る免震構造が適用された建物50では、第1免震層14に第1構造体51が支持されており、この第1構造体51の下部が横長に形成されている。そして、この下部に第2免震層16を介して第2構造体52が支持されている。これにより、第1構造体51と第2構造体52とでいわゆるツインタワーを構成している。
次に、本実施形態の第4変形例に係る免震構造について説明する。図6(B)に示されるように、本変形例に係る免震構造が適用された建物60では、第1免震層14に中間基礎板61が支持されている。そして、この中間基礎板61上に第1構造体62及び第2構造体63が形成されている。また、第2構造体63と中間基礎板61との間には、第2免震層16が設けられており、この第2免震層16を介して第2構造体63が中間基礎板61上に支持されている。これにより、第3変形例と同様に第1構造体62と第2構造体63とでいわゆるツインタワーを構成している。
次に、本実施形態の第5変形例に係る免震構造について説明する。図7に示されるように、本変形例に係る免震構造が適用された建物70では、第1免震層14に第1構造体としての中間基礎板72が支持されており、この中間基礎板72上に第2免震層16を介して第2構造体71が支持されている。
次に、本実施形態の第6変形例に係る免震構造について説明する。図8に示されるように、本変形例に係る免震構造が適用された建物80では、第5変形例と同様に、第1免震層14に第1構造体としての中間基礎板81が支持されており、この中間基礎板81上に第2免震層16を介して第2構造体83が支持されている。
12 第2構造体
14 第1免震層
16 第2免震層
20 すべり支承(トリガー部材)
30 両面すべり支承(トリガー部材)
40 鋼材ダンパ(トリガー部材)
51 第1構造体
52 第2構造体
62 第1構造体
63 第2構造体
71 第2構造体
72 中間基礎板(第1構造体)
81 中間基礎板(第1構造体)
83 第2構造体
Claims (3)
- 第1構造体を支持する第1免震層と、
前記第1構造体上に設けられ、第2構造体を支持する第2免震層と、
前記第2免震層に設けられ、所定値以上の地震力が入力されると、すべり又は変形して、前記第1構造体に対して前記第2構造体を水平方向に相対変位させるトリガー部材と、
を有する免震構造。 - 前記トリガー部材は、すべり支承又は鋼材ダンパである請求項1に記載の免震構造。
- 前記トリガー部材は、前記第2免震層が極めて稀に発生する地震動による外力を受けた場合に、すべり又は変形して、前記第1構造体に対して前記第2構造体を水平方向に相対変位させる請求項1又は2に記載の免震構造。
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