JP2007270550A - 部分免震構造 - Google Patents

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卓 吉川
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【課題】断層変位に対する耐震性能が優れた部分免震構造を提供する。
【解決手段】基礎部のフーチングが、ベースフーチング1と、このベースフーチング1上に設置される上部フーチング2とからなる部分免震構造10において、ベースフーチング1と上部フーチング2との接触面における摩擦係数を、中央部よりも端部の方が小さくなるようにするか、又は、上部フーチング2の底面における中央部は面接触支持とすると共に、端部を球ベアリング支持若しくは支承支持とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、橋梁及び大規模構造物等に適用される部分免震構造に関し、特に、2層分離型フーチングを適用した部分免震構造に関する。
従来、橋梁の免震構造としては、橋脚とフーチング又は橋桁との間に板状の弾性体を配置したり、フーチングと基礎との間にゴム材と鋼板とを交互に積層した積層ゴムブロックを配置したりする方法が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
一方、近時、トルコ・コジャエリ地震及び台湾・集集地震等では、断層変位により5〜10mもの極めて大きな地表変形が生じ、断層の直上域に位置する橋梁では、上部構造が落下する等の甚大な被害が発生している。このような断層変位に伴う地表変形は、我が国においても1891年に発生した濃尾地震等で発生しており、橋梁及び大規模建造物等にはこのような断層変位に対する耐震性能も求められている。しかしながら、前述の特許文献1に記載されているような従来の免震構造では、断層変位に対して十分な耐震性能が得られない。
そこで、従来、断層変位等の強制変位にも追従可能な免震基礎構造が提案されている(例えば、特許文献2及び3参照。)。図6は特許文献2に記載の基礎構造を示す図である。図6に示すように、特許文献2に記載の基礎構造では、フーチングを、ベースフーチング101と、これに支持されて地震時に分離可能な上部フーチング102との2層構造にすることにより、断層変位等の強制変位にも追従可能とすると共に、地震時に分離された上部フーチング102がロッキング振動することにより地震力を低減して、その上に設置される橋脚等を免震化している。また、この基礎構造では、上部フーチング102とベースフーチング101との間に、下部シート104及び上部シート105の2枚の分離用シートを敷設することにより、ベースフーチング101と上部フーチング102とが分離しやすくすると共に、上部フーチング102の四隅にレベル及び傾斜を調節するためのリフトアップ用スリーブ体103を設けることにより、強制変位に対する修復を容易にしている。
また、図7は特許文献3に記載の構築物免震基礎を示す図である。図7に示すように、特許文献3の基礎構造では、地盤中に構築した基礎111上に橋脚112を載置し、基礎111の上面と橋脚112のフーチング部113の下面との間に、緩衝材114aを複数層積層した免震層114を介在させ、フーチング部113の下面を基礎111の上面に対して水平方向に相対移動可能とし、免震層114の履歴減衰効果及びロッキング振動減衰効果によって免震を図っている。
特開2001−200508号公報 特許第3746463号公報 特開2004−293157号公報
しかしながら、前述した特許文献2に記載の基礎構造は、ベースフーチングと上部フーチングと接触面の全面にシート介在させた同一の支持構造となっているため、これらの間の摩擦係数が大きく、断層の直上域に橋脚及び大規模構造物等が位置しているような場合には、十分な耐震効果が得られないという問題点がある。また、特許文献3に記載の基礎構造のようにフーチングの全面に一様な免震層を設けた場合、フーチング、免震層及び基礎における各接触面の摩擦係数を0.1〜0.2程度まで低減しなければ、その直下域で生じた断層変位に追従することができず、十分な耐震効果が得られないという問題点がある。更に、各接触面の摩擦係数をこのように低くした場合、暴風及び中規模の地震等でもフーチングの滑動及び移動が生じるため、利用者に不快感を与える。
本発明は上述した問題点に鑑みて案出されたものであり、断層変位に対する耐震性能が優れた部分免震構造を提供することを目的とする。
本発明に係る部分免震構造は、基礎部のフーチングが、ベースフーチングと、このベースフーチング上に設置され支持される上部フーチングとからなる部分免震構造において、前記ベースフーチングと前記上部フーチングとの間の摩擦係数が、その中央部よりも端部の方が小さいことを特徴とする。
この部分免震構造は、前記上部フーチングの中心軸から端縁までの最短の距離をTとしたとき、前記ベースフーチングと前記上部フーチングとの接触面における摩擦係数が、前記上部フーチングの端縁から内側に(1/3)T〜(1/2)Tまでの領域では0.3以下であり、それよりも内側の領域では0.5以上であってもよい。
又は、前記上部フーチングの中心軸から端縁までの最短の距離をTとしたとき、前記上部フーチングの底面における端縁から内側に(1/3)T〜(1/2)Tまでの領域は球ベアリングによって支持され、それよりも内側の領域は前記ベースフーチングと接触して支持されていてもよい。
又は、前記上部フーチングの中心軸から端縁までの最短の距離をTとしたとき、前記上部フーチングの底面における端縁から内側に(1/3)T〜(1/2)Tまでの領域は支承によって支持され、それよりも内側の領域は前記ベースフーチングと接触して支持されていてもよい。
前述した各部分免震構造は、ラーメン構造の構造物の基礎に適用することができる。
本発明によれば、2層分離型フーチングにおいて、上部フーチングと下部フーチングとの間の摩擦係数が中央部よりも端部の方が小さくなるようにしているため、レベル1程度の地震時におけるフーチングの滑動を抑制できると共に、断層変位に対してはフーチングの滑動を生じさせて、その上に構築された構造物の塑性化を防止することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。前述の特許文献2に記載されているような2層分離型フーチングが設けられた免震構造の耐震性能を向上させるためには、フーチングが滑動するような構造とすることが望ましい。しかしながら、フーチングを滑動しやすくするためにフーチング底面の摩擦係数及び/又はせん断剛性を低下させると、台風時の暴風及び頻繁に発生するレベル1程度の中規模地震等でもフーチングの滑動及び移動が生じるため、通常の利用状態でも固有周期が長くなり、利用者に不快感を与えてしまう。このため、橋梁及び大型建築構造物の免震構造には、頻繁に発生する水平力に対しては滑動せず、稀に発生するレベル2程度の大規模な地震力に対して免震機能を発揮する構造が望まれる。
そこで、本発明者は、2層分離型フーチングにおいて、水平力の大きさとフーチングの回転(ロッキング)角度との関係に着目して鋭意実験研究を行った結果、以下に示す知見を得た。図1(a)及び(b)は水平力の大きさとフーチングのロッキング角度との関係を模式的に示す図であり、図1(a)は中規模地震及び暴風等により生じる水平力に対するロッキング角度を示し、図1(b)は大規模地震及び断層変位等により生じる水平力に対するロッキング角度を示す。図1(a)に示すように、中規模地震及び暴風等のように基礎に負荷される水平力が小さい場合は、フーチングのロッキング角度が小さく、ベースフーチング1と上部フーチング2とが接触している部分(接触部3)の面積はが大きくなる。一方、図1(b)に示すように、大規模地震及び断層変位等のように基礎に負荷される水平力が大きい場合は、フーチングのロッキング角度が大きく、ベースフーチング1と上部フーチング2とが接触している部分(接触部3)の面積は小さくなる。即ち、フーチングのロッキング角度は水平力の大きさに依存し、水平力が大きい程、フーチングのロッキング角度は大きくなる。
以上の知見から、本発明者は、ベースフーチング1と上部フーチング2との接触面における摩擦係数又はせん断剛性を部分的に低減することにより、中規模地震及び暴風等のように基礎に負荷される水平力が小さい場合には、フーチングの滑動及び移動を抑制し、大規模地震及び断層変位等のように基礎に負荷される水平力が大きい場合には、フーチングに滑動及び移動が生じて地震力等を低減できることを見出し、本発明に至った。
以下、本発明の部分免震構造について、PC連続ラーメン橋の中間橋脚に適用した場合を例にして説明する。先ず、本発明の第1の実施形態に係る部分免震構造について説明する。図2は中間橋脚に本実施形態の部分免震構造を適用したPC連続ラーメン橋を模式的に示す図であり、図3は図2に示すPC連続ラーメン橋の中間橋脚の基礎部の構成及び地震時の地盤反力分布を示す図である。本実施形態の部分免震構造10は、例えば、図2に示す鉄筋コンクリート等からなる橋脚4上に橋体5が一体に設けられたPC連続ラーメン橋における中間橋脚4aの基礎6に適用され、図3に示すように、鉄筋コンクリート等からなり、基礎6と一体で形成されたベースフーチング1と、このベースフーチング1上に配置され、中間橋脚4aの下部に一体で形成された上部フーチング2とにより構成されている。
そして、本実施形態の部分免震構造10においては、ベースフーチング1と上部フーチング2との間の摩擦係数が、周端部と中心部とで相互に異なっている。具体的には、上部フーチング2の中心軸から端縁までの最短の距離をTとしたとき、ベースフーチング1と上部フーチング2との間の摩擦係数を、上部フーチング2の端縁から内側に(1/3)T〜(1/2)Tまでの領域では0.3以下とし、それよりも内側の領域では0.5以上としている。なお、摩擦係数が0.3以下の低摩擦領域の範囲が(1/3)T未満である場合、ベースフーチング1と上部フーチング2と接触面全体における平均摩擦係数が大きくなり、断層変位時に十分な耐震性能が得られない。一方、摩擦係数が0.3以下の低摩擦領域の範囲が(1/2)Tを超えると、ベースフーチング1と上部フーチング2との接触面全体における平均摩擦係数が小さくなり、暴風及びレベル1程度の地震の際に、フーチングに滑動が生じる。また、上部フーチング2の端縁から内側に(1/3)T〜(1/2)Tまでの領域の摩擦係数が0.3を超えると、断層変位時に十分な耐震性能が得られず、この領域よりも内側の領域の摩擦係数が0.5未満の場合は、暴風及びレベル1程度の地震の際に、フーチングに滑動が生じる。
次に、上述の如く構成された本実施形態の部分免震構造10の動作について説明する。図3に示すように、レベル1程度の中規模地震においては、鉛直方向に小さく、水平方向に大きい地盤反力が生じる。その場合、本実施形態の部分免震構造10では、ベースフーチング1と上部フーチング2との間の全体の平均摩擦係数が大きくなるため、フーチングの滑動が抑制される。一方、断層変位においては、鉛直方向に大きく、水平方向に小さい地盤反力が生じる。その場合、本実施形態の部分免震構造10では、ベースフーチング1と上部フーチング2との間の全体の平均摩擦係数が小さくなるため、フーチングが滑動して橋脚4及び橋体5の塑性化を防止することができる。例えば、上部フーチング2の中心軸から端縁までの最短の距離が7mで、ベースフーチング1と上部フーチング2との間の摩擦係数が上部フーチング2の端縁から内側に3mまでの領域では0.1、それよりも内側の領域では0.6である場合、これらの間の平均摩擦係数は、レベル1程度の地震時は0.26程度となり、断層変位時は0.18程度となる。これにより、暴風及びレベル1程度の中規模地震等に対しては安全性を確保できると共に、利用者に不快感を与えることを防止でき、断層変位に対しては優れた耐震性能が得られる。
なお、ベースフーチング1と上部フーチング2との間の摩擦係数が、周端部と中心部とで異なるようにする方法としては、例えば、中心部に合成樹脂及びゴム等からなる摩擦係数が高いシートを複数枚介在させたり、周端部にフッ素系樹脂等の摩擦係数が低いシートを介在させたり、又は周端部を球ベアリング支持、ゴム支承支持、免震支承支持及びスライド支承としたりする方法等が挙げられる。
次に、本発明の第2の実施形態の部分免震構造について説明する。図4は本実施形態の部分免震構造を模式的に示す図である。図4に示すように、本実施形態の部分免震構造20は、前述の第1の実施形態の部分免震構造10と同様に、橋脚4上に橋体5が一体に設けられたPC連続ラーメン橋における中間橋脚4aの基礎6に適用される免震構造であり、基礎6と一体で形成されたベースフーチング1と、ベースフーチング1上に配置され中間橋脚4aの下部に一体で形成された上部フーチング12とにより構成されている。そして、この部分免震構造20においては、上部フーチング12の底面の周端部に段差が形成されており、この段差部分とベースフーチング1との間に球ベアリング13が配置されている。即ち、上部フーチング12は、その底面の中心部分はベースフーチング1と接触して通常の面接触支持となっているが、周端部は球ベアリング13によって支持されている。
そして、本実施形態の部分免震構造20においては、上部フーチング12の中心軸から端縁までの最短の距離をTとしたとき、上部フーチング12の端縁から内側に(1/3)T〜(1/2)Tまでの領域が、球ベアリング13により支持された球ベアリング支持領域14となっており、この球ベアリング支持領域14よりも内側の領域が、面接触支持領域15となっている。なお、球ベアリング支持領域14の範囲が(1/3)T未満である場合、断層変位時において接触部の摩擦係数が大きくなるため、十分な耐震性能が得られない。一方、球ベアリング支持領域14の範囲が(1/2)Tを超えると、暴風及びレベル1程度の地震において接触部の摩擦係数が小さくなるため、フーチングに滑動が生じる。
次に、上述の如く構成された本実施形態の部分免震構造20の動作について説明する。本実施形態の部分免震構造20は、頻繁に発生する地震、即ち、レベル1程度の地震が発生した場合には、その上に構築された構造物(橋脚4,橋体5)に水平力が作用することによりロッキングが生ずる。その際、上部フーチング12の端縁から内側に(1/2)T以上の領域が接触面となる支持構造となる。この部分は、球ベアリング支持領域14、及びベースフーチング1と上部フーチング2との通常の面接触支持領域15とで構成されるため、レベル1程度の地震時には、ベースフーチング1と上部フーチング12との間の接触面の平均摩擦係数が大きくなり、前述した水平力に対するフーチングの滑動を抑制することができる。一方、稀に発生する地震、即ち、レベル2程度の地震が発生した際の水平力に対しては、上部フーチング12の端縁から内側に(1/2)T〜(1/3)Tの領域が接触面となる支持構造となる。この部分は、球ベアリング支持領域14のみで構成されるため、レベル2程度の地震時には、ベースフーチング1と上部フーチング12との間の接触面の平均摩擦係数が小さくなり、前述した水平力に対してフーチングが滑動し、免震機能が発揮される。
また、本実施形態の部分免震構造20においては、上部フーチングの底面全体にベアリングを配置する従来の免震構造に比べて、部品数を低減することができるため、コスト縮減が図れる。
次に、本発明の第3の実施形態の部分免震構造について説明する。図5は本実施形態の部分免震構造を模式的に示す図である。図5に示すように、本実施形態の部分免震構造30は、前述の第2の実施形態の部分免震構造20における球ベアリング13の代わりに、ゴム支承、免震支承及びスライド支承等の支承23が配置されている。即ち、本実施形態の部分免震構造30においては、上部フーチング22の中心部はベースフーチング1と接触して通常の面接触支持となっているが、上部フーチング22の周端部は支承23によって支持されている。なお、本実施形態の部分免震構造30における上記以外の構成は、前述の第2の実施形態の部分免震構造20と同様である。
そして、本実施形態の部分免震構造30においては、上部フーチング22の中心軸から端縁までの最短の距離をTとしたとき、上部フーチング22の端縁から内側に(1/3)T〜(1/2)Tまでの領域が、支承23により支持された支承支持領域24となっており、この支承支持領域24よりも内側の領域が、面接触支持領域25となっている。なお、支承支持領域24の範囲が(1/3)T未満である場合、断層変位時において接触部の摩擦係数が大きくなるため、十分な耐震性能が得られない。一方、支承支持領域24の範囲が(1/2)Tを超えると、暴風及びレベル1程度の地震において接触部の摩擦係数が小さくなるため、フーチングに滑動が生じる。
次に、上述の如く構成された本実施形態の部分免震構造30の動作について説明する。本実施形態の部分免震構造30は、レベル1程度の地震が発生した場合には、その上に構築された構造物(橋脚4,橋体5)に水平力が作用することによりロッキングが生ずる。その際、上部フーチング22の端縁から内側に(1/2)T以上の領域が接触面となる支持構造となる。この部分は、支承支持領域24と面接触支持領域25とで構成されるため、この接触面における平均摩擦係数が大きくなり、レベル1程度の地震による水平力に対してフーチングの滑動を抑制することができる。一方、レベル2程度の地震が発生した場合には、上部フーチング22の端縁から内側に(1/2)T〜(1/3)Tの領域が接触面となる支持構造となる。この部分は、支承支持領域24のみで構成されるため、レベル2程度の地震時には、接触面における平均摩擦係数が小さくなり、その水平力に対してフーチングが滑動して免震が機能が発揮される。
また、本実施形態の部分免震構造30においては、上述した効果に加えて、上部フーチングの底面全体に支承を配置する従来の免震構造に比べて、部品数を低減することができるため、コスト縮減が図れるという効果もある。
なお、本発明の部分免震構造は、PC連続ラーメン橋の中間橋脚の基礎部に限定されるものではなく、PC連続ラーメン橋以外の橋梁及びその他の大規模構造物にも適用することができ、その場合も同様の効果を得ることができる。
(a)及び(b)は水平力の大きさとフーチングのロッキング角度との関係を模式的に示す図であり、(a)は中規模地震及び暴風等により生じる水平力に対するロッキング角度を示し、(b)は大規模地震及び断層変位等により生じる水平力に対するロッキング角度を示す。 中間橋脚に本発明の第1の実施形態の部分免震構造を適用したPC連続ラーメン橋を模式的に示す図である。 図2に示すPC連続ラーメン橋の中間橋脚の基礎部の構成及び地震発生時の地盤反力分布を示す図である。 本発明の第2の実施形態の部分免震構造を示す図である。 本発明の第3の実施形態の部分免震構造を示す図である。 特許文献2に記載の基礎構造を示す図である。 特許文献3に記載の構築物免震基礎を示す図である。
符号の説明
1、101 ベースフーチング
2、12、22、102 上部フーチング
3 接触部
4、112 橋脚
5 橋体
6、111 基礎
10、20、30 部分免震構造
13 ベアリング
14 球ベアリング支持領域
15、25 面接触支持領域
23 支承
24 支承支持領域
103 リフトアップ用スリーブ体
104 下部シート
105 上部シート
113 フーチング部
114 免震層
114a 緩衝材

Claims (5)

  1. 基礎部のフーチングが、ベースフーチングと、このベースフーチング上に設置され支持される上部フーチングとからなる部分免震構造において、
    前記ベースフーチングと前記上部フーチングとの間の摩擦係数が、その中央部よりも端部の方が小さいことを特徴とする部分免震構造。
  2. 前記上部フーチングの中心軸から端縁までの最短の距離をTとしたとき、前記ベースフーチングと前記上部フーチングとの接触面における摩擦係数が、前記上部フーチングの端縁から内側に(1/3)T〜(1/2)Tまでの領域では0.3以下であり、それよりも内側の領域では0.5以上であることを特徴とする請求項1に記載の部分免震構造。
  3. 前記上部フーチングの中心軸から端縁までの最短の距離をTとしたとき、前記上部フーチングの底面における端縁から内側に(1/3)T〜(1/2)Tまでの領域は球ベアリングによって支持され、それよりも内側の領域は前記ベースフーチングと接触して支持されていることを特徴とする請求項1に記載の部分免震構造。
  4. 前記上部フーチングの中心軸から端縁までの最短の距離をTとしたとき、前記上部フーチングの底面における端縁から内側に(1/3)T〜(1/2)Tまでの領域は支承によって支持され、それよりも内側の領域は前記ベースフーチングと接触して支持されていることを特徴とする請求項1に記載の部分免震構造。
  5. ラーメン構造の構造物の基礎に適用されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の部分免震構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN111395167A (zh) * 2020-03-13 2020-07-10 中铁六局集团广州工程有限公司 一种连续刚构桥的施工方法

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