JP2016138054A - 液状化粧料 - Google Patents
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Description
このため、液状化粧料に配合可能で、保湿機能が高い素材が種々検討されている。具体的にはNMF(NATURAL MOISTURIZING FACTOR)である乳酸ナトリウム、アミノ酸類(例えば、グリシン、β−アラニン等)やヒアルロン酸、可溶性コラーゲン等の高分子化合物、また、セラミド等が用いられている。
例えば、特許文献1には、リシル−β−アラニン又はその塩を含有する保湿剤が提案されている。
しかしながら、使用者は様々な保湿成分を求めているため、さらなる保湿成分の研究開発が進められている。
特許文献2には、クルイベロマイセス・サーモトレランス(Kluyveromyces thermotolerans)による発酵液を含有することを特徴とする化粧料が提案されている。
しかしながら、クルイベロミセス属の酵母による発酵物は、時間の経過によって変臭、変色、沈殿が発生するという懸念があった。このため、液状化粧料において、保湿感による高い肌効果を発揮させるために、クルイベロマイセス・サーモトレランスによる発酵物を含有すると経時での変臭、変色、沈殿などの懸念があり、液状化粧料としての品質を損なう場合があった。
そこで本発明において、クルイベロミセス属の酵母による糖発酵物を含有しても、変臭、変色、沈殿などのない、経時安定性に優れ、かつ保湿感及び使用感にも優れた液状化粧料を提供しようとするものである。
しかしながら、沈殿に関しては、有機酸または無機酸並びにこれらの塩を含有して、液状化粧料の20℃でのpHを5.0〜7.0の範囲にしても、解決できず、さらに、第3成分を検討した結果、多価アルコールを含有することにより、経時での沈殿が解消され、保湿感及びべたつきのない優れた使用感が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
(A)クルイベロミセス属の酵母による糖発酵物
(B)多価アルコール
(C)有機酸または無機酸並びにこれらの塩
を含有し、20℃でのpHが5.0〜7.0である液状化粧料を提供するものである。
前記「クルイベロミセス属(Kluyveromyces)酵母」として、例えば、クルイベロミセス・サーモトレランス(Kluyveromyces thermotolerans)、クルイベロミセス・アフリカヌス(Kluyveromyces africanus)、クルイベロミセス・フラジリス(Kluyveromyces fragilis)、クルイベロミセス・ラクティス(Kluyveromyces lactis)、クルイベロミセス・ファフィー(Kluyveromyces phaffii)、クルイベロミセス・ウォルティ(Kluyveromyces waltii)、クルイベロミセス・ウィッカーラミ(Kluyveromyces wickerhamii)、クルイベロミセス・ヤロウィ(Kluyveromyces yarrowii)等が挙げられる。
このうち、好ましくは、クルイベロミセス・サーモトレランス(Kluyveromyces thermotolerans)、クルイベロミセス・ラクティス(Kluyveromyces lactis)及びクルイベロミセス・フラジリス(Kluyveromyces fragilis)、であり、より好ましくはクルイベロミセス・サーモトレランス(Kluyveromyces thermotolerans)である。
なお、これらの酵母は、古くからチーズ及びヨーグルト等の乳製品、ワイン、並びに漬物等の発酵食品の製造に使用されている。例えば、クルイベロミセス・サーモトレランスが、ワイン醸造やプラムジャム発酵物から単離される乳酸産生酵母として、その生化学的性質及び生理的性質と共に報告されている(参考文献1:The Yeasts.A Taxonomic Study,4th ed.Elsevier Science BV,Amsterdam.240-241(1998))。また、クルイベロミセス・サーモトレランス(Kluyveromyces thermotolerans)として、Kluyveromyces thermotolerans MA KT(NITE BP-1420)菌株が挙げられる。
このように本発明に用いるクルイベロミセス属酵母は、人体に対して極めて安全な微生物であり、発酵原料である糖も食することが可能であることから、本発明の成分(A)糖発酵物は安全性が高いと考えられる。
本発明成分(A)として、好ましくはサトウキビ由来の糖であり、より好ましくは、サトウキビ茎の搾り汁から得られるサトウキビ糖である。当該サトウキビ由来の糖として、例えば、和三盆、糖蜜、黒蜜、含蜜糖、粗糖、黒糖等の未精製糖;上白糖、グラニュー糖等の精製糖等が挙げられ、これらを1種又は2種以上選択することができる。このうち、上白糖にまで精製されていない未精製糖が好ましく、当該未精製糖のうち、黒糖が好ましい。黒糖は、サトウキビ茎の絞り汁を加熱し、濃縮して製造されたものであり、糖分の分離精製を行なっていないものが好適である。
本発明「サトウキビ」は、イネ科サトウキビ属の植物(砂糖黍、学名:Saccharum officinarum)であり、カンショ(甘蔗)ともいう。
本発明糖含有培地中の糖の含有量は、特に限定されないが、好ましくは3〜15質量%(以下、質量%は、単に「%」と記載する)、より好ましくは4〜8%である。
また、本発明糖含有培地は液体であるのが好ましい。当該糖含有の液体培地として、例えば、上述した糖と水とを混合した糖水溶液等が挙げられる。当該水としては、特に制限されず、例えば、純水、水道水、井戸水、鉱泉水、鉱水、温泉水、湧水、淡水、精製水、イオン交換水、生理食塩水、リン酸緩衝液、リン酸緩衝生理食塩水等が挙げられる。
さらに、前記糖含有培地は、通常酵母に使用される培地成分(例えば、炭素源、窒素源、無機塩類等)を含有させたものが、発酵物の生産性向上の点で、好適である。また、前記糖含有培地は、雑菌繁殖を防止する点で、殺菌処理(例えば加熱や膜処理)したものを使用するのが好適である。
例えば、振盪培養、通気培養、静置培養、撹拌培養等が挙げられる。また、バッチ式や連続式の何れでもよい。これらを単独で又は2種以上組み合わせて行うことができる。
前記クルイベロミセス属酵母の培養条件(例えば、好気性、嫌気性、培地中のpH、溶存酸素、培養温度及び培養時間等)は、特に限定されず、目的に応じて適宜選択することができる。
また、本開示の調製は、酒類製造のように積極的にエタノール発酵をさせるのではなく、調製終了後の糖発酵物中のエタノール濃度が1%未満であり、好適には0.1%以下となるようにするのが、保湿効果の点で、好適である。
また、本発明成分(A)糖発酵物を、目的に応じて、希釈液、濃縮液、乾燥物としてもよく、さらに分離精製した分離物や精製物としてもよい。希釈する際には、生理食塩液を用いてもよく、乾燥する際には、フリーズドライ方式やスプレイドライ方式を用いてもよい。分離精製する際には、不純物除去等を目的として、遠心分離法、沈殿法、クロマト法等の常法を用いてもよく、脱臭、脱色等を目的として、活性炭、吸着剤、イオン交換樹脂等を用いてもよい。
また、異なる酵母種で得られた糖発酵物を2種以上混合して使用してもよい。
本発明成分(B)の多価アルコールは、保湿性を向上させる効果だけでなく、前記成分(A)糖発酵物による経時での沈殿の発生を抑制し、液状化粧料の経時安定性の観点から好適である。
20℃での比重が1.02以下の多価アルコールとしては、具体的には、1,3−ブチレングリコール(比重:1.004〜1.007)、1,2−ブチレングリコール(比重:1.0024)、1,2−ペンタンジオール(比重:0.966〜0.976)、ヘキシレングリコール(比重:0.922〜0.925)等が挙げられる。この中でも、好ましくは、1,3−ブチレングリコール、1,2−ペンタンジオールである。
本発明成分(C)有機酸または無機酸並びにこれらの塩は、本発明品の20℃でのpHを5.0〜7.0の範囲に調整するために、含有されるものである。20℃のpHを5.0〜7.0の範囲にすることにより、成分(A)糖発酵物を含有した液状化粧料において、経時での、変臭、変色を抑制する効果を付与するものである。さらに優れた効果を得るには、5.5〜6.5がより好ましい。なお、本願においてpH測定は20℃にて測定したものであり、測定には、ガラス電極式水素イオン濃度計(堀場製作所社製)を用いた。
これらの中で、さらに、優れた経時における変臭、変色の抑制効果を得るには、有機酸及びその塩をそれぞれ含有することが好ましい。具体的には、クエン酸及びその塩、または、乳酸及びその塩が、より好ましい。
本発明に用いられる成分(D)のヒアルロン酸及びその塩、又はヒアルロン酸誘導体について説明する。本発明成分(D)は、以下の成分(D)ヒアルロン酸及びその塩、又はヒアルロン酸誘導体の例示から1種又は2種以上選択し、調製することができる。
本発明の液状化粧料に油剤を組み合わせて含有する場合、油剤の含有量は、特に限定されるものではないが、本発明品の形態が液状であることと優れた使用感を得るには、概ね5%以下が好ましく、3%以下がより好ましく、さらには、1%以下がより好ましい。
また、前記成分(A)、前記成分(B)及び前記成分(C)の組み合わせは、保湿性を有するため、保湿によって、皮膚に関する各種症状や状態等の予防、改善及び/又は治療を図るための方法に使用することができる。この各種症状や状態としては、例えば、肌荒れ、シワ形成、皮膚老化、乾皮症、フケ症、等が挙げられる。
また、前記成分(A)糖発酵物、前記成分(B)多価アルコール及び前記成分(C)有機酸または無機酸並びにこれらの塩含有する、20℃でのpHが5.0〜7.0の液状化粧料は、保湿性を与えながらも、べたつきが少なく、使用感が良好である。これにより、経時安定性、保湿性、使用感の全てが良好な液状化粧料を提供することができる。
〔前培養〕
クルイベロミセス・サーモトレランス MA KT(NITE BP-1420)をYPD培地(pH6.0)を用いて液体培養を行った。前記液体培養液を1白金耳にとり、YM培地(固体培地)に植菌し、2日間、25℃で前培養を行った。なお、YPD(Yeast Extract-Peptone-Dextrose)培地及びYM(Yeast Mold)培地は、DifcoTM&BBLTM Manual,2nd Editionに記載されている内容に従って作成したものである。
Kluyveromyces thermotoleransMA KT(NITE BP-1420)菌株は、原産国:日本/分離源:樹液で採取され、形態観察及び細菌学的性質からLachancea (Kluyveromyces) thermotoleransと分類され、MA KT菌株と命名されたものである。当該菌株は、寄託先:〒292−0818 千葉県木更津市かずさ鎌足2−5−8、独立行政法人 製品評価技術基盤機構 特許微生物寄託センター(NPMD)に、2012年9月13日に寄託されているものである。
黒糖25質量部に純水500質量部を添加し、5%黒糖水溶液とした。前記5%黒糖水溶液を、通気攪拌型発酵槽とともに殺菌後、適温に調節した。
黒糖として、サトウキビ茎の絞り汁を加熱し、濃縮して製造された市販品を使用した。
前記クルイベロミセス・サーモトレランス(Kluyveromyces thermotolerans)の前培養により得られたコロニーを生理的食塩水で懸濁して、1.0×109CFU/mL〜1.0×1010CFU/mLとなるよう調製した懸濁液を、前記5%黒糖水溶液に、前記5%黒糖水溶液の全量の1%を添加し、30℃で2日間、振とう培養(振とう条件:100rpm)を行った。振とう培養後の培養液をオートクレーブ(条件:121℃、15分)で滅菌した後、ろ過により不純物や残渣物などを除去した。その後、精製水とフェノキシエタノールを添加し、固形分濃度0.1%の、クルイベロミセス・サーモトレランス(Kluyveromyces thermotolerans)の黒糖発酵液を調製した。エタノール含量は0.01%であった。
実施例1〜22、比較例1〜8:化粧水
調製例1にて調製した黒糖発酵液を用いて、表1〜表3に示す組成の化粧水を下記製造方法により調整し、「pH、経時安定性(変臭、変色、沈殿)」、「官能評価(保湿感、べたつきのなさ)」の各項目について、以下に示す評価方法及び評価基準により評価判定し、結果を併せて表1〜表3に示した。
A.成分1〜17を混合して、化粧水を得た。
各試料のpHは、製造直後および各試料を50℃にて1ヶ月保管した後、試料の温度を20℃に調整して、ガラス電極式水素イオン濃度計(堀場製作所社製)を用いて測定した。
各試料を50℃にて1ヶ月保管した後に、各試料を室温に戻し、香料専門パネル1 0 人により、匂いの官能評価を行い、変臭について、以下の( イ)変臭のレベルランクで判断し、パネル全員の評点合計からその平均値を算出し、以下の( ロ) 判定基準により判定した。
(イ) 変臭のレベルランク
[評点]:[評価]
4点:変臭の発生がない。
3点:変臭の発生がほとんどなく、無香料での製品化が可能。
2点:変臭の発生がわずかにあるが、微量の香料でのマスキングが可能。
1点:変臭の発生が著しく、香料でのマスキングが不可能。
(ロ) 判定基準
[判定]:[評点の平均値]
◎:平均点が3.5 点以上
〇:平均点が2.5点以上
△:平均点が1.5点以上
×:平均点が1.5点未満
黄変(400nm吸光度):各試料を原液のまま1cmセルに入れ、吸光度計U−3210(日立社製)を用いて波長400nmの吸光度を測定することにより評価した。コントロールとして蒸留水を使用した。5℃遮光1ヶ月保管品と50℃1ヶ月保管後の吸光度を比較し、その差を下記(ハ)判定基準に従って判定した。( )内は、化粧料評価の専門家によるコメントである。
(ハ) 判定基準
[判定]:[吸光度の差]
◎:0.1未満 (黄変が全く見られない、あるいはわずかに黄変が見られるレベル)
○:0.1以上0.2未満 (黄変が見られるが、化粧料として問題ないレベルである)
△:0.2以上0.3未満 (黄変が見られ、化粧料としての品質上問題となる)
×:0.3以上 (黄変が著しい)
各試料を50℃にて1ヶ月保管した後、各試料を室温に戻し、化粧料評価の専門家が目視により、沈殿物の有無を観察し、下記(ニ)判定基準に従って判定した。
(ニ) 判定基準
[判定]:[評価]
◎:沈殿が全く見られない、あるいはわずかに沈殿が見られるレベルである
〇:沈殿が見られるが、化粧料として問題ないレベルである
△:沈殿が見られ、化粧料としての品質上問題となるレベルである
×:沈殿の析出が著しい
保湿感、べたつきのなさの評価は、各試料を20名の化粧品評価専門パネルにより使用してもらい、「保湿感」、「べたつきのなさ」について、下記(ホ)評価基準に従って5段階評価してもらった。その後、全パネルの評点の平均点を下記(ヘ)判定基準に従って判定した。
(ホ)評価基準
[評点]:[評価結果]
5点:非常に良好
4点:良好
3点:普通
2点:やや不良
1点:不良
(ヘ)判定基準
[判定]:[評点の平均点]
◎:4.0以上
○:3.0以上4.0未満
△:2.0以上3.0未満
×:2.0未満
これに対し、本発明の成分1を欠いた比較例1は、保湿感が非常に劣るものであった。成分(B)または(C)のいずれかの成分を欠いた比較例2及び5の化粧水は、比較例2では、特に沈殿が、比較例5では、経時で大きくpHが低下して、変臭、変色、沈殿のいずれの経時安定性の悪いものであった。
また、本発明の成分(B)に替えて、低級モノアルコールであるエタノールを含有した比較例3は、経時安定性(沈殿)、保湿感の悪いものであり、本発明の成分(B)に替えて、保湿効果の高いアミノ酸であるグリシンを含有した比較例4は、経時安定性(変色)、べたつきのなさが悪いものであった。本発明の成分(C)に替えて、キレート剤であるエデト酸二ナトリウムを含有した比較例6は、経時安定性の沈殿の評価が特に悪いものであった。20℃でのpHを5.0〜7.0の範囲外に調整した比較例7及び8は、経時安定性の変臭、変色が特に悪いものであった。
このことから、本発明の成分(A)〜(C)の3成分を組み合わせ、20℃でのpHが5.0〜7.0の範囲の液状化粧料を得ることが、経時安定性(変臭、変色、沈殿)、保湿感、べたつきのなさのいずれにも優れた効果を有する液状化粧料を得る際に重要である。
しかも、得られた本発明の液状化粧料に成分(D)を加えることで、変臭、変色、沈殿の経時安定性を損なうことなく、保湿感の向上が認められ、さらに優れた液状化粧料が得られる。これは、化粧水の実施例2と実施例20の保湿感の評価比較にて確認できる。また、実施例1と実施例3の比較においても、保湿感の判定は、いずれも[◎]で同一だが、評点の平均点においては、実施例1が、4.9、実施例3が、4.5であり、成分(D)の含有効果を確認することができる。
(成分) (%)
1.POE(40モル)硬化ヒマシ油 0.2
2.POE(20モル)硬化ヒマシ油 0.2
3.セスキオレイン酸ソルビタン 0.2
4.オレイン酸オレイル 0.2
5.香料 適量
6.エタノール 3.0
7.1,3−ブチレングリコール 15.0
8.グリセリン 2.0
9.調製例1の黒糖発酵液(固形分濃度0.1%) 25.0
10.クエン酸 0.01
11.クエン酸ナトリウム 0.1
12.アセチルヒアルロン酸ナトリウム 0.01
13.パラオキシ安息香酸メチル 0.1
14.精製水 残 量
A.成分1〜6を混合溶解する。
B.成分7〜14を混合溶解する。
C.BにAを加え、可溶化型化粧水を得た。
実施例23の可溶化型化粧水は、pH=6.2で、経時安定性も良好で、保湿感に優れ、べたつきのないものであった。
(成分) (%)
1.大豆由来水素添加リン脂質 0.5
2.エチルへキサン酸セチル 0.1
3.スクワラン 0.1
4.イソステアリン酸 0.1
5.セラミド2 0.1
6.キサンタンガム 0.01
7.グリセリン 3.0
8.ジプロピレングリコール 2.0
9.1,2−ペンタンジオール 1.0
10.1,3−ブチレングリコール 23.0
11.精製水 残量
12.乳酸 0.006
13.乳酸ナトリウム 0.21
14.加水分解ヒアルロン酸 0.005
15.調製例1の黒糖発酵液(固形分濃度0.1%) 30.0
16.エタノール 3.0
17.香料 適量
A.成分1〜5を75℃に加熱し、均一に混合溶解する。
B.成分6〜11を75℃に加熱し、均一に混合溶解する
C.AにBを添加し、乳化する。
D.Cを冷却し、成分12〜17を添加し、乳化型化粧水を得た。
実施例24の乳化型化粧水は、pH=5.5で、経時安定性も良好で、保湿感に優れ、べたつきのないものであった。
Claims (7)
- 次の成分(A)、(B)及び(C);
(A)クルイベロミセス属の酵母による糖発酵物
(B)多価アルコール
(C)有機酸または無機酸並びにこれらの塩
を含有し、20℃でのpHが5.0〜7.0である液状化粧料。 - 前記成分(A)を0.01質量%〜0.07質量%含有する請求項1に記載の液状化粧料。
- 前記成分(B)が、20℃での比重が1.02以下の多価アルコールである請求項1又は2に記載の液状化粧料。
- 前記成分(B)が1,3−ブチレングリコールもしくは1,2−ペンタンジオールである請求項1〜3のいずれかに記載の液状化粧料。
- 前記成分(C)が、クエン酸及びその塩、または、乳酸及びその塩を含有する請求項1〜4のいずれかに記載の液状化粧料。
- 前記成分(B)と前記成分(C)の含有質量比(B)/(C)が、20〜1000の範囲である請求項1〜5のいずれかに記載の液状化粧料。
- 更に、成分(D)として、ヒアルロン酸及びその塩、又はヒアルロン酸誘導体から選ばれる1種または2種以上を含有する請求項1〜6のいずれかに記載の液状化粧料。
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