JP2016137843A - 車輪位置検出装置およびそれを備えたタイヤ空気圧検出システム - Google Patents

車輪位置検出装置およびそれを備えたタイヤ空気圧検出システム Download PDF

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Abstract

【課題】より確からしく、自車両の送信機のID情報を登録できるようにする。
【解決手段】車輪位置検出の際に、候補IDの中から自車両の車輪のいずれかの送信機のID情報として特定されても、直ぐに確定して登録するのではなく、一旦仮確定し、それがより確からしいと判定されたときに確定して登録する。これにより、自車両の各車輪の送信機のID情報として、より確からしい候補IDを登録することが可能となる。よって、より他車両の送信機のID情報が誤って自車両の送信機のID情報として特定されることを抑制することが可能となる。
【選択図】図8

Description

本発明は、対象車輪が車両のどの位置に搭載されている車輪かを自動的に検出する車輪位置検出装置に関するものであり、ダイレクト式のタイヤ空気圧検出システムに適用して好適である。
従来より、タイヤ空気圧検出システム(以下、TPMS:Tire Pressure Monitoring Systemという)の1つとして、ダイレクト式のものがある。このタイプのTPMSでは、タイヤが取り付けられた車輪側に、圧力センサ等のセンサが備えられた送信機が直接取り付けられている。また、車体側には、アンテナおよび受信機が備えられており、センサからの検出信号が送信機から送信されると、アンテナを介して受信機にその検出信号が受信され、タイヤ空気圧の検出が行われる。
このようなダイレクト式のTPMSでは、送信されてきたデータが自車両のものであるかどうか及び送信機がどの車輪に取り付けられたものかを判別できるようにする必要がある。このため、送信機が送信するデータ中に、自車両か他車両かを判別するため及び送信機が取り付けられた車輪を判別するためのID情報を個々に付与している。
送信データに含まれるID情報から送信機の位置を特定するためには、各送信機のID情報を各車輪の位置と関連づけて受信機側に予め登録しておく必要がある。例えば、送信機に付けられているバーコードをバーコードリーダーで読み取り、バーコードリーダーを介してID登録を行う手法によって、自車両の送信機のID情報の登録を行っている。しかしながら、このような方法では、バーコードリーダーが必要になるし、各車輪に取り付けられた送信機のバーコードを1つ1つ読み取るための工数を増加させるという問題がある。
このように、タイヤのローテーション時や冬用タイヤ交換などの際に、送信機のID情報と車輪の位置関係を受信機に登録し直す必要があるため、ユーザが自由にタイヤ交換を行うことができないことから、ID情報の登録作業を自動でできるシステムが求められている。そこで、例えば特許文献1において、ID情報の登録作業を自動的に行えるようにする技術が提案されている。
具体的には、特許文献1に示す装置では、車輪側の送信機に備えた加速度センサの加速度検知信号に基づいて車輪が所定の回転位置(回転角度)になったことを検出し、車輪側からフレーム送信を行わせている。そして、ユーザの登録指示操作が行われると、車輪と連動して回転させられる歯車の歯の通過を車輪速度センサで検出し、フレームの受信タイミングでの歯位置のバラツキ幅に基づいて、車輪位置を特定している。
その他、送信機のID情報の登録を行うためのID登録モードにした状態でトリガ機を使用して所定電波を車体側から送信機側に送ると共に、送信機側からそれに同期した応答データを受信機に送らせることに基づいて、車輪位置を特定する方法もある。また、送信機に2軸加速度センサを備え、2軸加速度センサの検出信号に基づいて左右輪を特定すると共に、受信機側で各送信機からのフレーム受信が行われたときの受信強度に基づいて前後輪を特定することで、車輪位置を特定する方法もある。さらに、各車輪の近傍にアンテナを配置し、アンテナがフレーム受信をしたときの受信電波の強度(RSSI)を測定し、その値の大きいものをアンテナの近傍の車輪のID情報として登録する方法もある。
特許第5585595号公報
上記した送信機のID情報の自動登録を実施する際には、基本的には、受信したフレームに含まれたすべてのID情報を登録する候補となるID情報(以下、候補IDという)として扱い、その中から自車両の送信機のID情報を選別することになる。このため、候補IDをTPMS−ECUのメモリに記憶していき、その候補IDの中から自車両の送信機のID情報を選別し、最終的に車輪と対応付けして登録することになる。
しかしながら、他車両の送信機のID情報が誤って自車両の送信機のID情報として特定される可能性もある。例えば、自車両の送信機からのフレームを受信する前に他車両の送信機からのフレームが受信され、自車両の送信機からのフレームが長期間受信されていないような場合、そのような状況になり得る。特に、自車両の送信機からのフレームが受信されていない状況において、他車両の送信機からのフレームが候補IDとして登録された場合、登録されている候補IDについて、早々にフレームの受信タイミングでの歯位置のバラツキ幅が大きくなり得る。このため、候補IDの中から偶然的にフレームの受信タイミングでの歯位置のバラツキ幅が小さかったものが自車両の送信機のID情報として特定される可能性がある。このような場合に、早々に自車両の送信機のID情報と確定して登録することは好ましくない。
一方、上記したその他の方法の場合でも、他車両の送信機のID情報を自車両のものとして誤って登録する可能性があるため、上記と同様の問題が発生し得る。また、トリガ機を用いる方法ではトリガ機という追加部品が必要になるし、2軸加速度センサを用いる方法では2軸加速度センサという高機能な追加部品が必要になる。また、アンテナを各車輪の近傍に配置する手法の場合にも、車輪毎にアンテナという追加部品が必要になり、部品点数の増加ひいてはコスト高を招く。
本発明は上記点に鑑みて、より確からしく、自車両の送信機のID情報を登録することが可能な車輪位置検出装置およびそれを備えたTPMSを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、第2制御部(33)は、候補識別情報それぞれについて、歯位置がバラツキ許容幅の範囲内に含まれることでフレームが送信された送信機(2)の取り付けられた車輪(5a〜5d)が特定されると、登録を行う前の仮確定を行う仮確定手段(S240)と、仮確定の後で、該仮確定が為された候補識別情報について、該候補識別情報を含むフレームの受信タイミングのときの歯位置がバラツキ許容幅の範囲内に含まれるか否かを判定する仮確定後判定手段(S245)と、仮確定の後に、該仮確定が為された候補識別情報を含むフレームの受信回数について、歯位置がバラツキ許容幅に継続して含まれている受信回数を計測する回数計測手段(S250)と、受信回数が第1所定値以上であるか否かを判定する第1判定手段(S255)と、受信回数が第1所定値以上であると判定されると、仮確定が為された候補識別情報を特定された車輪の識別情報として確定し、登録する登録手段(S260、S261)と、を備えていることを特徴としている。
このように、車輪位置検出の際に、候補識別情報の中から自車両の車輪のいずれかの送信機の識別情報として特定されても、直ぐに確定して登録するのではなく、一旦仮確定し、それがより確からしいと判定されたときに確定して登録している。これにより、自車両の各車輪の送信機の識別情報として、より確からしい候補識別情報を登録することが可能となる。よって、より他車両の送信機の識別情報が誤って自車両の送信機の識別情報として特定されることを抑制することが可能となる。
請求項3に記載の発明では、 第2制御部(33)は、候補識別情報それぞれについて、歯位置がバラツキ許容幅の範囲内に含まれることでフレームが送信された送信機(2)の取り付けられた車輪(5a〜5d)が特定されると、登録を行う前の仮確定を行う仮確定手段(S240)と、仮確定の後で、該仮確定が為された候補識別情報について、該候補識別情報を含むフレームの受信タイミングのときの歯位置がバラツキ許容幅の範囲内に含まれるか否かを判定する仮確定後判定手段(S245)と、仮確定の後に、該仮確定が為された候補識別情報を含むフレームの受信回数について、歯位置がバラツキ許容幅に継続して含まれている受信回数を計測する回数計測手段(S250)と、仮確定が為されている候補識別情報が複数ある場合、該候補識別情報を含むフレームの受信回数のうち最大となる最大受信回数と2番目に多い受信回数との差が所定値以上であるか否か判定する回数差判定手段(S256、S257)と、差が所定値以上であると判定されると、最大受信回数となる候補識別情報を特定された車輪の識別情報として確定し、登録する登録手段(S260、S261)と、を備えていることを特徴としている。
このように、同一車輪について仮確定している候補識別情報が複数ある場合に、候補識別情報の受信回数の差、具体的には最大受信回数と2番目に多い受信回数の差に基づいて、該当車輪の送信機の正しい識別情報が候補識別情報の中のいずれであるかを特定している。これにより、自車両の各車輪の送信機の識別情報として、より確からしい候補識別情報を登録することが可能となる。よって、より他車両の送信機の識別情報が誤って自車両の送信機の識別情報として特定されることを抑制することが可能となる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係の一例を示すものである。
本発明の第1実施形態にかかる車輪位置検出装置が適用されるタイヤ空気圧検出装置の全体構成を示す図である。 送信機2のブロック構成を示す図である。 TPMS−ECU3のブロック構成を示す図である。 車輪位置検出を説明するためのタイミングチャートである。 歯車情報の変化を示したイメージ図である。 車輪位置確定ロジックを図解した模式図である。 車輪位置確定ロジックを図解した模式図である。 車輪位置確定ロジックを図解した模式図である。 ID1の車輪位置の評価結果を示した図表である。 ID2の車輪位置の評価結果を示した図表である。 ID3の車輪位置の評価結果を示した図表である。 ID4の車輪位置の評価結果を示した図表である。 登録開始判定処理のフローチャートである。 第1実施形態にかかるID確定処理のフローチャートである。 第2実施形態にかかるID確定処理のフローチャートである。 第3実施形態にかかるID確定処理のフローチャートである。 第4実施形態にかかるID確定処理のフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、同一符号を付して説明を行う。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について図を参照して説明する。図1は、本発明の第1実施形態における車輪位置検出装置が適用されるTPMSの全体構成を示す図である。図1の紙面上方向が車両1の前方、紙面下方向が車両1の後方に一致する。この図を参照して、本実施形態におけるTPMSについて説明する。
図1に示すように、TPMSは、車両1に備えられるもので、送信機2、受信機の役割を果たすTPMS用のECU(以下、TPMS−ECUという)3およびメータ4を備えて構成されている。車輪位置検出装置は、TPMSに備えられる送信機2およびTPMS−ECU3を用いると共に、ブレーキ制御用ECU(以下、ブレーキECUという)10から各車輪5(5a〜5d)に対応して備えられた車輪速度センサ11a〜11dの検出信号から得られる歯車情報を取得することで、車輪位置の特定を行っている。
図1に示すように、送信機2は、各車輪5a〜5dに取り付けられるもので、車輪5a〜5dに取り付けられたタイヤの空気圧を検出すると共に、その検出結果を示すタイヤ空気圧に関する情報を各送信機2の固有のID情報と共にフレーム内に格納して送信する。一方、TPMS−ECU3は、車両1における車体6側に取り付けられるもので、送信機2から送信されたフレームを受信すると共に、その中に格納された検出信号に基づいて各種処理や演算等を行うことで車輪位置検出およびタイヤ空気圧検出を行う。
送信機2は、例えばFSK(周波数偏移変調)によりフレームを作成し、TPMS−ECU3は、そのフレームを復調することでフレーム内のデータを読取り、車輪位置検出およびタイヤ空気圧検出を行っている。図2(a)、(b)に送信機2およびTPMS−ECU3のブロック構成を示す。
図2(a)に示すように、送信機2は、センシング部21、加速度センサ22、マイクロコンピュータ23、送信回路24および送信アンテナ25を備えた構成となっており、図示しない電池からの電力供給に基づいて各部が駆動される。
センシング部21は、例えばダイアフラム式の圧力センサ21aや温度センサ21bを備えた構成とされ、タイヤ空気圧に応じた検出信号や温度に応じた検出信号を出力する。加速度センサ22は、送信機2が取り付けられた車輪5a〜5dでのセンサ自身の位置検出、つまり送信機2の位置検出や車速検出を行うために用いられる。本実施形態の加速度センサ22は、例えば、車輪5a〜5dの回転時に車輪5a〜5dに働く加速度のうち、各車輪5a〜5dの径方向、つまり周方向に垂直な両方向の加速度に応じた検出信号を出力する。
マイクロコンピュータ23は、制御部(第1制御部)などを備えた周知のもので、制御部内のメモリに記憶されたプログラムに従って、所定の処理を実行する。制御部内のメモリには、各送信機2を特定するための送信機固有の識別情報と自車両を特定するための車両固有の識別情報とを含む個別のID情報が格納されている。
マイクロコンピュータ23は、センシング部21からのタイヤ空気圧に関する検出信号を受け取り、それを信号処理すると共に必要に応じて加工し、そのタイヤ空気圧に関する情報を各送信機2のID情報と共にフレーム内に格納する。また、マイクロコンピュータ23は、加速度センサ22の検出信号をモニタし、各送信機2が取り付けられた車輪5a〜5dでの送信機2の位置検出(角度検出)を行ったり、車速検出を行っている。そして、マイクロコンピュータ23は、フレームを作成すると、送信機2の位置検出の結果や車速検出の結果に基づいて、送信回路24を介して送信アンテナ25よりTPMS−ECU3に向けてフレーム送信(データ送信)を行う。
具体的には、マイクロコンピュータ23は、車両1が走行中であることを条件としてフレーム送信を開始しており、加速度センサ22の検出信号に基づいて加速度センサ22の角度が所定角度になるタイミングで繰り返しフレーム送信を行っている。走行中であることについては、車速検出の結果に基づいて判定しており、加速度センサ22の角度については加速度センサ22の検出信号に基づく送信機2の位置検出の結果に基づいて判定している。
すなわち、マイクロコンピュータ23で加速度センサ22の検出信号を利用して車速検出を行い、車速が所定速度(例えば5km/h)以上になると車両1が走行中であると判定している。加速度センサ22の出力には遠心力に基づく加速度(遠心加速度)が含まれる。この遠心加速度を積分して係数を掛けることにより、車速を演算することが可能となる。このため、マイクロコンピュータ23では、加速度センサ22の出力から重力加速度成分を取り除いて遠心加速度を演算し、その遠心加速度に基づいて車速の演算を行っている。
また、加速度センサ22によって各車輪5a〜5dの回転に応じた検出信号を出力させていることから、走行時には、その検出信号に重力加速度成分が含まれることになり、車輪回転に応じた振幅を有する信号となる。例えば、検出信号の振幅は、送信機2が車輪5a〜5dの中心軸を中心として上方位置に位置しているときには負の最大振幅、水平位置に位置しているときにはゼロ、下方位置に位置しているときには正の最大振幅となる。このため、この振幅に基づいて加速度センサ22の位置検出を行え、送信機2の位置の角度、例えば各車輪5a〜5dの中心軸を中心として、加速度センサ22が上方位置に位置しているときを0°としたときの加速度センサ22の成す角度を把握できる。
したがって、車速が所定速度に達すると同時もしくは車速が所定速度に達したのち加速度センサ22が所定角度になったときを開始タイミングとして、各送信機2からのフレーム送信を行うようにしている。そして、加速度センサ22の成す角度が1回目のフレーム送信のときと同じ角度になるタイミングに、それを送信タイミングとして繰り返しフレーム送信を行うようにしている。なお、送信タイミングについては、加速度センサ22の成す角度が1回目のフレーム送信のときと同じ角度になる毎としても良いが、電池寿命を考慮して、その角度になる毎に常にフレーム送信を行わず、例えば所定時間(例えば15秒間)に1回のみフレーム送信を行うようにすると好ましい。
送信回路24は、送信アンテナ25を通じて、マイクロコンピュータ23から送られてきたフレームをTPMS−ECU3に向けて送信する出力部としての機能を果たす。フレーム送信には、例えばRF帯の電波を用いている。
このように構成される送信機2は、例えば、各車輪5a〜5dのホイールにおけるエア注入バルブに取り付けられ、センシング部21がタイヤの内側に露出するように配置される。そして、送信機2は、送信機2が取り付けられた車輪のタイヤ空気圧を検出し、上記したように車速が所定速度を超えると、各車輪5a〜5dの加速度センサ22の角度が所定角度になるタイミングで繰り返し各送信機2に備えられた送信アンテナ25を通じてフレーム送信を行う。その後も、送信機2から各車輪5a〜5dの加速度センサ22の角度が所定角度になるタイミングでフレーム送信を行うようにすることもできるが、電池寿命を考慮して送信間隔を長くした方が良いため、車輪位置検出に必要と想定される時間が経過すると車輪位置確定モードから定期送信モードに切り替わり、より長い一定周期毎(例えば1分毎)にフレーム送信を行うことで、TPMS−ECU3側にタイヤ空気圧に関する信号を定期送信する。このとき、例えば送信機2毎にランダムディレイを設けることで、各送信機2の送信タイミングがずれるようにすることができ、複数の送信機2からの電波の混信によってTPMS−ECU3側で受信できなくなることを防止することができる。
また、図2(b)に示すように、TPMS−ECU3は、受信アンテナ31、受信回路32およびマイクロコンピュータ33などを備えた構成とされている。TPMS−ECU3は、CANなどの車内LANを通じて、後述するようにブレーキECU10から歯車情報を取得することで各車輪5a〜5dと共に回転させられる歯車の歯のエッジ数(もしくは歯数)で示される歯位置を取得している。
受信アンテナ31は、各送信機2から送られてくるフレームを受信するためのものである。受信アンテナ31は、車体6に固定されており、TPMS−ECU3の本体内に配置された内部アンテナでも良いし、本体から配線を引き伸ばした外部アンテナとされていても良い。
受信回路32は、受信アンテナ31によって受信された各送信機2からの送信フレームを入力し、そのフレームをマイクロコンピュータ33に送る入力部としての機能を果たす。受信回路32は、受信アンテナ31を通じて信号(フレーム)を受信すると、その受信した信号をマイクロコンピュータ33に伝えている。
マイクロコンピュータ33は、第2制御部に相当するもので、マイクロコンピュータ33内のメモリに記憶されたプログラムに従って車輪位置検出を実行する。具体的には、マイクロコンピュータ33は、ブレーキECU10から取得する情報と、各送信機2からの送信フレームを受信した受信タイミングとの関係に基づいて車輪位置検出を行っている。ブレーキECU10からは、各車輪5a〜5dの車輪速度情報に加えて各車輪5a〜5dに対応して備えられた車輪速度センサ11a〜11dの歯車情報を所定周期(例えば10ms)毎に取得している。
歯車情報とは、各車輪5a〜5dと共に回転させられる歯車(ギア)の歯位置を示す情報である。車輪速度センサ11a〜11dは、例えば歯車の歯に対向して配置される電磁ピックアップ式センサによって構成され、歯車の歯の通過に伴って検出信号を変化させる。このようなタイプの車輪速度センサ11a〜11dでは、検出信号として歯の通過に対応する方形パルス波を出力していることから、その方形パルス波の立上りおよび立下りが歯車の歯のエッジの通過を表すことになる。したがって、ブレーキECU10では、車輪速度センサ11a〜11dの検出信号の立上りおよび立下りの数から歯車の歯のエッジ数、つまりエッジの通過数をカウントし、所定周期毎に、そのときの歯のエッジ数を、歯位置を示す歯車情報としてマイクロコンピュータ33に伝えている。これにより、マイクロコンピュータ33では、歯車のどの歯が通過したタイミングであるかを把握することが可能になっている。
歯のエッジ数は、歯車が1回転する毎にリセットされる。例えば、歯車に備えられた歯の数が48歯である場合、エッジ数は0〜95の合計96個でカウントされ、カウント値が95に至ると再び0に戻ってカウントされる。
なお、ここではブレーキECU10から歯車情報として歯車の歯のエッジ数をマイクロコンピュータ33に伝えるようにしたが、歯の通過数のカウント値である歯数であっても良い。また、所定周期の間に通過したエッジ数もしくは歯数をマイクロコンピュータ33に伝え、マイクロコンピュータ33で前回までのエッジ数もしくは歯数に所定周期の間に通過したエッジ数もしくは歯数を加算させ、その周期でのエッジ数もしくは歯数をカウントさせるようにしても良い。つまり、マイクロコンピュータ33で最終的に歯車情報としてその周期でのエッジ数もしくは歯数が取得できれば良い。また、ブレーキECU10では、歯車の歯のエッジ数(もしくは歯数)を電源オフのたびにリセットすることになるが、電源オンすると同時もしくは電源オンしてから所定車速になったときから再び計測している。このように、電源オフのたびにリセットされたとしても、電源オン中には同じ歯が同じエッジ数(もしくは歯数)で表されることになる。
そして、マイクロコンピュータ33は、各送信機2から送信されたフレームを受信したときにその受信タイミングを計測し、取得している歯車のエッジ数(もしくは歯数)の中からフレームの受信タイミングのときの歯車のエッジ数(もしくは歯数)に基づいて車輪位置検出を行っている。これにより、各送信機2がどの車輪5a〜5dに取り付けられたものかを特定する車輪位置検出を行うことが可能となる。この車輪位置検出の具体的な方法については後で詳細に説明する。
また、マイクロコンピュータ33は、車輪位置検出の結果に基づいて、各送信機2のID情報と各送信機2が取り付けられている各車輪5a〜5dの位置とを関連づけて記憶する。そして、その後は各送信機2からの送信フレーム内に格納されたID情報およびタイヤ空気圧に関するデータに基づいて、各車輪5a〜5dのタイヤ空気圧検出を行い、タイヤ空気圧に応じた電気信号をCANなどの車内LANを通じてメータ4に出力する。例えば、マイクロコンピュータ33は、タイヤ空気圧を所定のしきい値Thと比較することでタイヤ空気圧の低下を検知し、タイヤ空気圧の低下を検知するとその旨の信号をメータ4に出力する。これにより、4つの車輪5a〜5dのいずれかのタイヤ空気圧が低下したことがメータ4に伝えられる。
メータ4は、警報部として機能するものであり、図1に示されるように、ドライバが視認可能な場所に配置され、例えば車両1におけるインストルメントパネル内に設置されるメータディスプレイ等によって構成される。このメータ4は、例えばTPMS−ECU3におけるマイクロコンピュータ33からタイヤ空気圧が低下した旨を示す信号が送られてくると、車輪5a〜5dを特定しつつタイヤ空気圧の低下を示す表示を行うことでドライバに特定車輪のタイヤ空気圧の低下を報知する。
続いて、本実施形態のTPMSの作動について説明する。以下、TPMSの作動について説明するが、TPMSで行われる車輪位置検出とタイヤ空気圧検出とに分けて説明する。まず、図3〜図6を参照して車輪位置検出の具体的な方法を説明する。
送信機2側では、マイクロコンピュータ23が電池からの電力供給に基づいて所定のサンプリング周期毎に加速度センサ22の検出信号をモニタすることで車速および車輪5a〜5dそれぞれでの加速度センサ22の角度を検出している。そして、マイクロコンピュータ23は、車速が所定速度に達すると、加速度センサ22の角度が所定角度になるタイミングで繰り返しフレーム送信を行う。例えば、車速が所定速度に達した時を所定角度として、もしくは車速が所定速度に達したのち加速度センサ22が所定角度になったときを開始タイミングとして、各送信機2からのフレーム送信を行うようにしている。そして、加速度センサ22の成す角度が1回目のフレーム送信のときと同じ角度になるタイミングに、それを送信タイミングとして繰り返しフレーム送信を行うようにしている。
すなわち、加速度センサ22の検出信号の重力加速度成分を抽出すると、図3に示すようなsin波となる。このsin波に基づいて加速度センサ22の角度が分かる。このため、sin波に基づいて加速度センサ22が同じ角度になるタイミングで、フレーム送信を行うようにしている。
一方、TPMS−ECU3側では、ブレーキECU10から各車輪5a〜5dに対応して備えられた車輪速度センサ11a〜11dの歯車情報を所定周期(例えば10ms)毎に取得している。そして、TPMS−ECU3は、各送信機2から送信されたフレームを受信したときにその受信タイミングを計測し、取得している歯車のエッジ数(もしくは歯数)の中からフレームの受信タイミングのときの歯車のエッジ数(もしくは歯数)を取得する。
このとき、各送信機2から送信されたフレームの受信タイミングとブレーキECU10から歯車情報を取得している周期とが一致するとは限らない。このため、ブレーキECU10から歯車情報を取得した周期の中からフレームの受信タイミングに最も近い周期、つまりその直前または直後の周期に取得した歯車情報が示す歯車のエッジ数(もしくは歯数)を、フレームの受信タイミングのときの歯車のエッジ数(もしくは歯数)として用いることができる。また、ブレーキECU10から歯車情報を取得した周期の中からフレームの受信タイミングの直前および直後の周期に取得した歯車情報が示す歯車のエッジ数(もしくは歯数)を用いて、フレームの受信タイミングのときの歯車のエッジ数(もしくは歯数)を演算しても良い。例えば、フレームの受信タイミングの直前および直後の周期に取得した歯車情報が示す歯車のエッジ数(もしくは歯数)の中間値を、フレームの受信タイミングのときの歯車のエッジ数(もしくは歯数)として用いることができる。
そして、このようなフレームの受信タイミングのときの歯車のエッジ数(もしくは歯数)を取得する動作がフレームを受信する毎に繰り返され、取得したフレームの受信タイミングのときの歯車のエッジ数(もしくは歯数)に基づいて車輪位置検出を行う。具体的には、フレームの受信タイミングのときの歯車のエッジ数(もしくは歯数)のバラツキが前回の受信タイミングのときの歯車のエッジ数(もしくは歯数)に基づいて設定される所定範囲内であるか否かを判定することにより、車輪位置検出を行う。
フレームを受信した車輪については、加速度センサ22の角度が所定角度になるタイミングでフレーム送信を行っていることから、フレームの受信タイミングのときの歯車のエッジ数(もしくは歯数)で示される歯位置が前回のときとほぼ一致する。このため、フレームの受信タイミングのときの歯車のエッジ数(もしくは歯数)のバラツキが小さく、所定範囲内に収まることになる。このことは、複数回フレームを受信した場合でも成り立ち、各フレームの受信タイミングのときの歯車のエッジ数(もしくは歯数)のバラツキは、1回目のフレーム受信タイミングのときに決められる所定範囲内に収まる。一方、フレームを受信した車輪とは異なる車輪については、他の車輪の送信機2から送信されたフレームの受信タイミングのときの歯車のエッジ数(もしくは歯数)で示される歯位置がばらつく。
すなわち、車輪速度センサ11a〜11dの歯車の回転は各車輪5a〜5dと連動しているため、フレームを受信した車輪については、フレームの受信タイミングのときの歯車のエッジ数(もしくは歯数)で示される歯位置がほぼ一致する。しかし、道路状況や旋回もしくは車線変更などによって各車輪5a〜5dの回転状態が変動したりするため、車輪5a〜5dの回転状態が完全に同じになることはあり得ない。このため、フレームを受信した車輪とは異なる車輪については、フレームの受信タイミングのときの歯車のエッジ数(もしくは歯数)で示される歯位置がばらつくのである。
したがって、図4に示したように、イグニッションスイッチ(IG)がオンした当初に歯車12a〜12dのエッジ数が0であった状態から、走行開始後に徐々にフレームを受信した車輪とは異なる車輪については、フレームの受信タイミングのときの歯車のエッジ数(もしくは歯数)で示される歯位置にバラツキが生じる。このバラツキが所定範囲内であるか否かを判定することにより、車輪位置検出を行う。
例えば、図5(a)に示すように、1回目のフレーム送信時の送信機2の位置が1回目受信角度であったとする。また、歯車のエッジ数(もしくは歯数)のバラツキとして許容できる幅であるバラツキ許容幅が1回目受信角度を中心とした180°の範囲(1回目受信角度±90°の範囲)相当の値であるとする。エッジ数であれば1回目受信時のエッジ数を中心とした±24のエッジ数範囲、歯数であれば1回目受信時の歯数を中心とした±12の歯数範囲であるとする。この場合において、図5(b)に示すように、2回目のフレーム受信時の歯車のエッジ数(もしくは歯数)が1回目のフレーム受信によって決められたバラツキ許容幅の範囲内であれば、そのエッジ数(もしくは歯数)の車輪はフレーム送信が行われた車輪と一致している可能性があり、TRUE(正しい)となる。
ただし、この場合にも2回目のフレーム受信時の送信機2の角度である2回目受信角度を中心としてバラツキ許容幅が決まり、2回目受信角度を中心とした180°(±90°)相当の値となる。このため、前回のバラツキ許容幅となる1回目受信角度を中心とした180°(±90°)のバラツキ許容幅と、2回目受信角度を中心とした180°(±90°)のバラツキ許容幅の重なる部分が新たなバラツキ許容幅(エッジ数範囲が12〜48)となり、その重複範囲に新たなバラツキ許容幅を狭めることができる。
したがって、図5(c)に示すように、3回目のフレーム受信時の歯車のエッジ数(もしくは歯数)が1、2回目のフレーム受信によって決められたバラツキ許容幅の範囲外であれば、そのエッジ数(もしくは歯数)の車輪はフレーム送信が行われた車輪と一致していないため、FALSE(誤り)となる。このとき、たとえ1回目のフレーム受信によって決められたバラツキ許容幅の範囲内であっても、1、2回目のフレーム受信によって決められたバラツキ許容幅の範囲外であれば、FALSEと判定している。このようにして、受信したフレームを送信した送信機2が車輪5a〜5dのいずれに取り付けられたものであるかを特定することが可能となる。
すなわち、図6(a)に示すように、ID情報としてID1が含まれたフレームについては、そのフレームの受信タイミングの毎に歯車のエッジ数(もしくは歯数)を取得し、それを対応する車輪(左前輪FL、右前輪FR、左後輪RL、右後輪RR)毎に記憶する。そして、フレームを受信するたびに、取得した歯車のエッジ数(もしくは歯数)がバラツキ許容幅の範囲内であるか否かを判定し、その範囲から外れた車輪をフレームが送信された送信機2の取り付けられた車輪候補から除外していく。そして、最後まで除外されなかった車輪をフレームが送信された送信機2の取り付けられた車輪として登録する。ID1が含まれたフレームの場合、右前輪FR、右後輪RR、左後輪RLの順に候補から除外され、最終的に残った左前輪FLをフレームが送信された送信機2の取り付けられた車輪としてID情報と対応付けて登録する。
そして、図6(b)〜(d)に示すように、ID情報としてID2〜ID4が含まれたフレームについてもID1が含まれたフレームと同様の処理を行う。これにより、各フレームが送信された送信機2の取り付けられた車輪を特定することができ、送信機2が取り付けられた4輪すべてを特定することが可能となる。
このようにして、各フレームが車輪5a〜5dのいずれに取り付けられたものであるかを特定する。そして、マイクロコンピュータ33は、フレームを送信してきた各送信機2のID情報を、それが取り付けられた車輪の位置と関連付けて記憶する。
なお、TPMS−ECU3では、車速が所定速度になったときに送信されたフレームを受信することで、その受信タイミングにおける歯車情報を記憶するようにしているが、所定の走行停止判定時速(例えば5km/h)以下になったときに、それまでの歯車情報を破棄している。そして、再び走行開始したときに、新たに上記のようにして車輪位置検出を行うようにしている。
以上のような手法によって、基本的な車輪位置検出を行っている。これにより、走行車輪である左前輪FL、右前輪FR、左後輪RL、右後輪RRの車輪位置検出を行うことが可能となる。なお、車輪位置検出の際に、他車両の送信機から送信されたフレームが受信された場合には、そのフレームに格納されたID情報も候補IDとなり得る。すなわち、車輪位置検出を行う際に、基本的には受信したフレームに含まれたすべてのID情報を候補IDとして扱い、その中から自車両の送信機2を選別することになる。このため、候補IDをTPMS−ECU3のメモリに記憶していき、その候補IDの中から自車両の送信機2を最終的に登録することになる。しかしながら、通常は、上記した車輪位置特定ロジックを用いた車輪位置の特定中に、他車両の送信機から送信されたフレームが受信されるタイミングが自車両の各車輪5a〜5dの歯車の歯位置とも一致しなくなる。このため、他車両の送信機のID情報が登録されることを避けて、自車両の送信機2のID情報のみが登録されるようにすることができる。
ただし、通常は、上記車輪位置確定ロジックに従った処理により、他車両の送信機のID情報についてはバラツキ許容幅から外れることになるが、他車両の送信機のID情報が誤って自車両の送信機2のID情報として特定される可能性もある。例えば、自車両の送信機2からのフレームを受信する前に他車両の送信機からのフレームが受信され、自車両の送信機2からのフレームが長期間受信されていないような場合には、そのような状況になり得る。特に、自車両の送信機2からのフレームが受信されていない状況において、他車両の送信機からのフレームが候補IDとして登録された場合、登録されている候補IDについて、早々にバラツキ許容幅から外れ得る。このため、候補IDの中から偶然的にバラツキ許容幅から外れなかったものが自車両の送信機2のID情報として特定される可能性がある。このような場合に、早々に自車両の送信機2のID情報と確定して登録することは好ましくない。
したがって、本実施形態では、候補IDの中から自車両の車輪5a〜5dのいずれかの送信機2のID情報が特定されたとしても、まずは仮確定とし、それがより確からしいと判定できたときに、自車両の送信機2のID情報として登録されるようにする。具体的には、図7および図8に示す処理を実行している。
まず、図7に示す登録開始判定処理を実行することで、ID登録モードへの移行の要否を判定し、ID登録モードへの移行が為されると、図8に示すID確定処理を実行することで、より確からしい候補IDを自車両の送信機2のID情報と確定して登録する。なお、図7および図8に示す処理は、例えば、IGオンによってTPMS−ECU3に電源が投入されると、所定の制御周期毎に実行される。
図7に示すように、ステップ100〜130では、ID登録モードへの移行が必要とされるような状況になったか否かを判定している。
具体的には、ステップ100では、車輪位置検出の実行を指示する図示しない外部ツールを通じてID登録モードへの移行要求が出されたか否かを判定する。外部ツールは、例えばTPMS−ECU3に対してID登録モードへの移行要求コマンドを伝えるものであり、TPMS−ECU3に対して無線電波を用いて伝えるものであっても、CANなどの車内LANを通じて伝えるものであっても良い。
ステップ110では、図示しない車輪位置検出の実行スイッチなどが操作されることでID登録モードへの移行要求が出されたか否かを判定する。車輪位置検出の実行スイッチは、例えばインストルメントパネルに備えられており、ユーザによって実行スイッチが操作されると、それがCANなどの車内LANを通じてTPMS−ECU3に伝えられる。
ステップ120では、各車輪5a〜5dの送信機2のID情報が未登録の状態であるか否かを判定する。車両製造が完了して直ぐのときには、まだいずれの送信機2のID情報も未登録の状態であり、車輪位置検出を行う必要がある。
ステップ130では、登録済みのID情報と未登録のID情報の受信回数の比較に基づいて、タイヤ交換などが為されたと想定される場合であるか否かを判定する。このような場合にも、車輪位置検出を行う必要がある。例えば、登録済みのID情報よりも未登録のID情報の方が受信回数が所定数以上多くなったような場合に、タイヤ交換などが為されたと想定される場合であると判定している。
したがって、上記したステップ100〜130の各判定処理のいずれか1つでも肯定判定されればステップ140に進み、ID登録モードに移行して処理を終了し、いずれも否定判定されればステップ100に戻って上記処理を繰り返す。このようにして、車輪位置検出を行って自車両の送信機2のID情報の登録を開始するか否かを判定する登録開始判定処理が完了する。
続いて、図8に示すID確定処理では、まずステップ200でID登録モードになっているか否かを判定する。上記した図7のステップ140でID登録モードへの移行が行われていれば、本ステップで肯定判定されてステップ205に進む。
ステップ205では、RF受信、つまりRF帯の電波として送信されたフレームを受信し、ステップ210に進む。そして、ステップ210では、車両状態が走行中であるか否かを判定する。すなわち、ここでは自車両の走行に伴って発生する加速度を加速度センサ22で検出することで車輪位置検出を行うことから、車両状態が走行中でない場合は検出対象外となる。したがって、ステップ210で肯定判定されるとステップ215に進み、否定判定されればステップ205に戻る。
なお、車両状態が走行中であるか否かは、例えばブレーキECU10で車輪速度センサ11a〜11dの検出信号に基づいて車速演算を行っていることから、ブレーキECU10から車速データを入手することによって判定することができる。このため、例えば車速が発生していれば車両状態が走行中であると判定することができる。
ステップ215では、今回受信したフレームに格納されたID情報が初めて受信したIDであるか否かを判定する。ここで、肯定判定された場合には、ステップ220に進んで候補IDに登録する。
一方、ステップ215で否定判定された場合には、既に今回受信したフレームに格納されたID情報が候補IDとして登録済みであることから、ステップ225に進み、今回受信したフレームに格納されたID情報が自車両の送信機2のID情報として仮確定済みのID情報であるか否かを判定する。
ここで、仮確定済みとは、上記した車輪位置確定ロジックに基づいて候補IDの中から車輪5a〜5dのいずれの送信機2のID情報かが特定された場合に、確定する前の状態として、仮に設定される状態を意味している。この仮確定済みの状態は、受信したフレームに格納されたID情報が該当車輪の送信機2のID情報の可能性が高いが、まだ確実ではない状態である。仮確定済みか否かについては、後述するステップ240において、仮確定されると、それが仮確定フラグなどによって示されることから、仮確定フラグがセットされているか否かを確認することで判定可能である。
ステップ225で否定判定されればステップ230に進み、登録済みとなっている候補IDについてのデータを更新する。具体的には、当該候補IDについて、フレームの受信タイミングでの歯車情報を取得し、それが示す歯車のエッジ数(もしくは歯数)がバラツキ許容幅に含まれるか否かの判定を行うなど、上記輪位置特定ロジックに従った車輪位置検出のためのデータ更新を行う。これに基づき、図6に示したように、フレーム受信する毎に候補IDについてはデータ更新が為され、車輪位置検出が行われることになる。
その後、ステップ235に進み、当該候補IDについて、車輪位置を特定できたか否かを判定する。すなわち、図6に示したように、当該候補IDについて、4つ車輪5a〜5dのうちバラツキ許容幅の範囲内に残った車輪が1輪のみになったか否かを判定する。ここで1輪のみになっていればステップ240に進んで候補IDを1輪に特定された該当車輪の送信機2のID情報として仮確定したのちステップ205に戻る。そして、1輪のみになっていなければステップ205に戻って、仮確定するまで上記各処理を繰り返す。
このようにして、候補IDについて仮確定された場合、上記したステップ225において肯定判定されることになる。その場合、ステップ245以降に進み、仮確定された候補IDについて、より確からしさを高めるための処理を行う。
具体的には、ステップ245では、仮確定済みの候補IDについて、さらに上記車輪位置確定ロジックに基づく車輪位置検出を継続し、特定された該当車輪のバラツキ許容幅の範囲内に継続して含まれているか否かを判定する。ここで、バラツキ許容幅の範囲内に含まれていれば、ステップ250に進んで仮確定後の受信回数を1つインクリメントすることで更新したのちステップ255に進み、仮確定後の受信回数が第1所定回数(例えば3回)以上になったか否かを判定する。そして、仮確定後の受信回数が第1所定回数に至っていれば、仮確定済みの候補IDが該当車輪の送信機2のID情報である確からしさが高いことから、ステップ260に進んで、仮確定済みの候補IDを該当車輪の送信機2のID情報として確定し、登録する。
一方、ステップ245において、仮確定済みの候補IDについて、該当車輪のバラツキ許容幅の範囲から外れた場合には、仮確定済みの候補IDが該当車輪の送信機2のID情報ではないと言える。したがって、ステップ265に進み、仮確定をリセットしてステップ205に戻る。このようにして、自車両の各車輪5a〜5dの送信機2のID情報として、より確からしい候補IDを登録することが可能となる。
このようにして車輪位置検出が行われると、その後は、タイヤ空気圧検出が行われる。具体的には、タイヤ空気圧検出の際には、一定周期毎に各送信機2からフレームが送信され、各送信機2からフレームが送信されるたびに、走行車輪4輪分のフレームがTPMS−ECU3で受信される。そして、TPMS−ECU3では、各フレームに格納されたID情報に基づいて車輪5a〜5dに取り付けられたいずれの送信機2から送られてきたフレームであるかを特定し、タイヤ空気圧に関する情報より各車輪5a〜5dのタイヤ空気圧を検出する。これにより、各車輪5a〜5dのタイヤ空気圧の低下を検出でき、車輪5a〜5dのいずれのタイヤ空気圧が低下しているかを特定することが可能となる。そして、タイヤ空気圧の低下が検出されると、その旨をメータ4に伝えることで、メータ4によって車輪5a〜5dを特定しつつタイヤ空気圧の低下を示す表示を行い、ドライバに特定車輪のタイヤ空気圧の低下を報知する。
以上説明したように、車輪5a〜5dと連動して回転させられる歯車12a〜12dの歯の通過を検出する車輪速度センサ11a〜11dの検出信号に基づいて、歯車12a〜12dの歯位置を示す歯車情報を所定周期毎に取得している。そして、フレームの受信タイミングのときの歯位置に基づいてバラツキ許容幅を設定し、該バラツキ許容幅を設定した後におけるフレームの受信タイミングのときの歯位置がバラツキ許容幅の範囲外であれば、該フレームが送信された送信機2の取り付けられた車輪の候補から除外していき、残った車輪をフレームが送信された送信機2の取り付けられた車輪として登録している。このため、多くのデータ量が揃わなくても走行車輪の車輪位置の特定を行うことができる。
そして、本実施形態では、車輪位置検出の際に、候補IDの中から自車両の車輪5a〜5dのいずれかの送信機2のID情報として特定されても、直ぐに確定して登録するのではなく、一旦仮確定し、それがより確からしいと判定されたときに確定して登録している。これにより、自車両の各車輪5a〜5dの送信機2のID情報として、より確からしい候補IDを登録することが可能となる。よって、より他車両の送信機のID情報が誤って自車両の送信機2のID情報として特定されることを抑制することが可能となる。
そして、このようにして各車輪5a〜5dの送信機2のID情報を登録できることから、車輪毎にアンテナを備えたりトリガ機を備えなくても良く、追加部品が必要になることによる部品点数の増加ひいてはコスト高を避けることが可能となる。また、2軸加速度センサという高機能な追加部品を備えなくても済む。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態は、第1実施形態に対して車輪位置確定手法を変更したものであり、その他については第1実施形態と同様であるため、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
上記第1実施形態は、候補IDのうち自車両の車輪5a〜5dのいずれかの送信機2のID情報として、同一車輪のものと特定されたものが1つである場合を想定している。これに対して、本実施形態では、候補IDのうち自車両の車輪5a〜5dのいずれかの送信機2のID情報として、同一車輪のものと特定されたものが同時に2つ以上の複数存在する場合でも車輪位置を確定できるようにする。具体的には、本実施形態では、ID確定処理として、第1実施形態で説明した図8に代えて、図9に示す処理を実行する。なお、図9において、ステップ200〜265については、図8に示したステップ200〜265と同様であるため、説明を省略する。
まず、ステップ200〜250において、図8と同様の処理を実行したのち、ステップ251に進む。そして、ステップ251で、該当車輪について、複数仮確定している候補IDがあるか否かを判定する。
すなわち、車輪位置確定ロジックに基づく車輪位置検出は、候補ID毎に実施されていることから、複数の候補IDについて、同一車輪で設定されるバラツキ許容幅の範囲内からいずれも外れていない場合が有り得る。この場合には、ステップ251で肯定判定されることになる。ここで否定判定された場合には、第1実施形態と同様にステップ255以降の処理が実行され、肯定判定された場合にはステップ270に進む。
そして、ステップ270において、仮確定後の受信回数が第1所定回数よりも多い第2所定回数(例えば6回)以上になったか否かを判定する。そして、仮確定後の受信回数が第2所定回数に至っていれば、仮確定済みの候補IDが該当車輪の送信機2のID情報である確からしさが高いことから、ステップ260に進んで、仮確定済みの候補IDを該当車輪の送信機2のID情報として確定し、登録する。
このように、同一車輪について仮確定している候補IDが複数ある場合に、1つのみであった場合と比較して、確からしさを調べるための受信回数を増加させ、第1所定回数からそれよりも多い第2所定回数に変更している。これにより、第2候補IDのうち該当車輪の送信機2のID情報として正しくないものについては、その該当車輪について第2所定回数のデータ更新中にバラツキ許容幅の範囲内から外れる可能性が高くなる。よって、より他車両の送信機のID情報が誤って自車両の送信機2のID情報として特定されることを抑制することが可能となる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態も、第1実施形態に対して車輪位置確定手法を変更したものであり、その他については第1実施形態と同様であるため、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
本実施形態では、第2実施形態と異なる方法によって、候補IDのうち自車両の車輪5a〜5dのいずれかの送信機2のID情報として、同一車輪のものと特定されたものが同時に2つ以上の複数存在する場合でも車輪位置を確定できるようにする。具体的には、本実施形態では、ID確定処理として、第1実施形態で説明した図8に代えて、図10に示す処理を実行する。なお、図10において、ステップ200〜250、260、265については、図8に示したステップ200〜250、260、265と同様であるため、説明を省略する。
まず、ステップ200〜250において、図8と同様の処理を実行したのち、ステップ256に進む。そして、ステップ256で、該当車輪について、仮確定している候補IDのうち、最も受信回数が多い最大受信回数と2番目に多い受信回数との差が所定値(例えば3回)以上であるか否かを判定する。このとき、該当車輪について、仮確定済みの候補IDが複数無い場合には、2番目に多い受信回数は0として本ステップでの判定を行う。そして、本ステップで肯定判定された場合には、最大受信回数の候補IDが該当車輪の送信機2のID情報である確からしさが高いことから、ステップ260に進んで、最大受信回数の候補IDを該当車輪の送信機2のID情報として確定し、登録する。
このように、同一車輪について仮確定している候補IDが複数ある場合に、候補IDの受信回数の差、具体的には最大受信回数と2番目に多い受信回数の差に基づいて、該当車輪の送信機2の正しいID情報が候補IDの中のいずれであるかを特定している。これにより、より他車両の送信機のID情報が誤って自車両の送信機2のID情報として特定されることを抑制することが可能となる。また、同一車輪について候補IDが存在する場合、1つの候補IDに絞られるまで車輪位置検出が完了しない。このため、候補IDを含むフレーム受信が行われない状態が続くことで、当該候補IDについて、バラツキ許容幅から外れない状況が続くと車輪位置検出が完了するまでに要する時間が長くなり得る。しかしながら、本実施形態のようにすれば、候補IDの受信回数の差に基づいて自車両の送信機2のID情報を確定できるため、車輪位置検出が完了するまでに要する時間を短くすることが可能となる。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態について説明する。本実施形態は、第3実施形態に対して車輪位置確定手法を変更したものであり、その他については第3実施形態と同様であるため、第3実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
上記第3実施形態では、同一車輪について複数の候補IDが登録されている場合に、車輪5a〜5dごとに最大受信回数と2番目に多い受信回数との差が所定値以上であるかを判定している。このとき、当該差が所定値以上になると、他の車輪とは無関係に、最大受信回数の候補IDを該当車輪の送信機2のID情報として確定し、登録している。これに対して、本実施形態では、全車輪について、車輪5a〜5dごとに最大受信回数と2番目に多い受信回数との差が所定値以上という条件を満たしたときに、最大受信回数の候補IDを該当車輪の送信機2のID情報として確定し、登録する。
具体的には、本実施形態では、ID確定処理として、第1実施形態で説明した図8に代えて、図11に示す処理を実行する。本実施形態のID確定処理では、図10のステップ256、260の処理に代えて、図11のステップ257、261の処理を実行する。図11のうちステップ257、261以外のステップに関しては、第3実施形態と同様である。
まず、ステップ200〜250において、図10と同様の処理を実行したのち、ステップ257に進む。そして、ステップ257で、4つの車輪5a〜5dすべてについて、仮確定している候補IDのうち、最も受信回数が多い最大受信回数と2番目に多い受信回数との差が所定値(例えば3回)以上であるか否かを判定する。このとき、4つの車輪5a〜5dそれぞれにおいて、仮確定済みの候補IDが複数無い場合には、2番目に多い受信回数は0として本ステップでの判定を行う。そして、本ステップで肯定判定された場合には、4つの車輪5a〜5dそれぞれの最大受信回数の候補IDが該当車輪の送信機2のID情報である確からしさが高いと言える。したがって、ステップ261に進んで、4つの車輪5a〜5dそれぞれの最大受信回数の候補IDを該当車輪の送信機2のID情報として確定し、登録する。
このように、4つの車輪5a〜5dそれぞれについて、すべて同時に最大受信回数と2番目に多い受信回数との差が所定値以上になるという条件を満たしたときに、該当車輪の送信機2のID情報として確定し、登録している。これにより、さらに他車両の送信機のID情報が誤って自車両の送信機2のID情報として特定されることを抑制することが可能となる。すなわち、4つの車輪5a〜5dのいずれかで、偶然的に他車両の送信機のID情報が自車両の送信機2のID情報として仮確定してしまった場合に、まだ他の車輪では最大受信回数と2番目に多い受信回数との差が所定値以上という条件を満たしてないことがある。その場合、他の車輪について上記条件を満たすまでの間に、自車両の送信機2のID情報を含むフレームの受信回数が増加してきて、他車両の送信機のID情報のものの受信回数と逆転することがある。このような場合に、1輪ずつで条件を満たす毎にID情報を確定して登録するのではなく、全車輪すべてにおいて条件を満たしたときに初めてID情報を確定して登録すれば、他車両の送信機のID情報が誤って自車両の送信機2のID情報として特定されることを抑制することが可能となる。
(他の実施形態)
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。
例えば、上記実施形態では、フレームの受信タイミング毎にバラツキ許容幅を変更し、徐々にバラツキ許容幅が狭くなるようにしているが、歯位置を中心として設定されるバラツキ許容幅については一定としている。この歯位置を中心として設定されるバラツキ許容幅についても変更可能である。例えば、歯位置のバラツキは、車速が大きいほど大きくなる可能性がある。このため、車速が大きくなるほどバラツキ許容幅を大きくすることで、より的確なバラツキ許容幅を設定できる。また、加速度センサ22で加速度検出を行うときのサンプリング周期が長いほど、加速度センサ22の角度が所定角度になったときのタイミングの検出精度が落ちることから、それに応じてバラツキ許容幅を変更することで、より的確なバラツキ許容幅を設定できる。その場合、送信機2側でサンプリング周期などを把握していることから、送信機2が送信するフレーム内にバラツキ許容幅の大きさを決めるデータを含めて送信するようにすることができる。
また、上記実施形態では、フレーム送信を行う角度として、角度が0°の位置を各車輪5a〜5dの中心軸を中心として加速度センサ22が上方位置に位置しているときとしている。しかしながら、これは単なる一例であり、車輪の周方向の任意の位置を角度0°とすればよい。
上記実施形態では、TPMS−ECU3がブレーキECU10から歯車情報を取得するようにしている。しかしながら、TPMS−ECU3が歯車情報として歯車の歯のエッジ数もしくは歯数を取得できればよいことから、他のECUから取得しても良いし、車輪速度センサ11a〜11dの検出信号を入力し、その検出信号から歯車の歯のエッジ数もしくは歯数を取得するようにしても良い。特に、上記実施形態では、TPMS−ECU3とブレーキECU10を別々のECUで構成する場合について説明したが、これらが一体化された単独のECUで構成される場合もあり得る。その場合には、そのECUが直接車輪速度センサ11a〜11dの検出信号を入力し、その検出信号から歯車の歯のエッジ数もしくは歯数を取得することになる。また、その場合には、歯車の歯のエッジ数もしくは歯数を常時取得することができるため、これらの情報を所定周期毎に取得する場合と異なり、フレームの受信タイミング丁度の歯車情報に基づいて車輪位置検出を行うことが可能となる。
また、上記実施形態では、走行車輪となる4つの車輪5a〜5dが備えられた車両1に対して備えられた車輪位置検出装置について説明したが、さらに走行車輪の車輪数が多い車両についても、同様に本発明を適用することができる。
また、本発明では、車輪速度センサ11a〜11dにより車輪5a〜5dの回転に連動して回転させられる歯車の歯の通過を検出できれば良い。このため、歯車としては、外周面が導体とされた歯の部分と歯の間に位置する部分が交互に繰り返される磁気抵抗の異なる構造であれば良い。つまり、外縁部が凹凸とされることで外周面が導体となる凸部と非導体となる空間で構成された一般的なもののみではなく、例えば外周面が導体となる部分と非導体となる絶縁体で構成されたロータスイッチ等も含まれる(例えば特開平10−048233号公報参照)。
なお、各図中に示したステップは、各種処理を実行する手段に対応するものである。すなわち、ステップ240の処理を実行する部分が仮確定手段、ステップ245の処理を実行する部分が仮確定後判定手段、ステップ250の処理を実行する部分が回数計測手段に相当する。また、ステップ251の処理を実行する部分が仮確定数判定手段、ステップ255の処理を実行する部分が第1判定手段、ステップ256、257の処理を実行する部分が回数差判定手段、ステップ260、261の処理を実行する部分が登録手段に相当する。さらに、ステップ270の処理を実行する部分が第2判定手段に相当する。
1 車両
2 送信機
3 TPMS−ECU(受信機)
5a〜5d 車輪(走行車輪)
6 車体
11a〜11d 車輪速度センサ
12a〜12d 歯車
21 センシング部
22 加速度センサ

Claims (5)

  1. 車体(6)に対してタイヤを備えた複数の車輪(5a〜5d)が取り付けられた車両(1)に適用され、
    前記複数の車輪それぞれに設けられ、固有の識別情報を含めたフレームを作成すると共に送信する第1制御部(23)を有する送信機(2)と、
    前記車体側に設けられ、受信アンテナ(31)を介して前記送信機から送信されたフレームを受信したのち、該フレームに含まれた前記識別情報のうち登録する候補となる候補識別情報を選別すると共に、該候補識別情報の中から、自車両の前記複数の車輪に設けられた前記送信機と対応するものを特定し、前記複数の車輪と該複数の車輪それぞれに設けられた前記送信機の識別情報とを対応づけて記憶する車輪位置検出を行う第2制御部(33)を有する受信機(3)とを備えた車輪位置検出装置であって、
    前記送信機は、該送信機が取り付けられた車輪の回転に伴って変化する重力加速度成分を含む加速度に応じた検出信号を出力する加速度センサ(22)を有し、
    前記送信機では、前記第1制御部は、該送信機が取り付けられた車輪の中心軸を中心とし、かつ、該車輪の周方向の任意の位置を角度0°として、前記加速度センサの検出信号に含まれる重力加速度成分に基づいて前記送信機の角度を検出すると共に、該角度が所定の送信角度になるタイミングで繰り返し前記フレームを送信させ、
    前記受信機では、前記第2制御部は、前記複数の車輪と連動して回転させられると共に導体とされた歯の部分と前記歯の間に位置する部分が交互に繰り返される磁気抵抗の異なる外周面を有する歯車(12a〜12d)の歯の通過を検出する車輪速度センサ(11a〜11d)の検出信号に基づいて、前記歯車の歯位置を示す歯車情報を取得すると共に、前記フレームの受信タイミングのときの前記歯位置に基づいてバラツキ許容幅を設定し、該バラツキ許容幅を設定した後における前記フレームの受信タイミングのときの前記歯位置が前記バラツキ許容幅の範囲外であれば、該フレームが送信された送信機の取り付けられた車輪の候補から除外していき、残った車輪を前記フレームが送信された送信機の取り付けられた車輪として特定して登録することで前記車輪位置検出を行っており、
    前記第2制御部は、
    前記候補識別情報それぞれについて、前記歯位置が前記バラツキ許容幅の範囲内に含まれることで前記フレームが送信された送信機の取り付けられた車輪が特定されると、前記登録を行う前の仮確定を行う仮確定手段(S240)と、
    前記仮確定の後で、該仮確定が為された前記候補識別情報について、該候補識別情報を含むフレームの受信タイミングのときの前記歯位置が前記バラツキ許容幅の範囲内に含まれるか否かを判定する仮確定後判定手段(S245)と、
    前記仮確定の後に、該仮確定が為された前記候補識別情報を含む前記フレームの受信回数について、前記歯位置が前記バラツキ許容幅に継続して含まれている受信回数を計測する回数計測手段(S250)と、
    前記受信回数が第1所定値以上であるか否かを判定する第1判定手段(S255)と、
    前記受信回数が第1所定値以上であると判定されると、前記仮確定が為された前記候補識別情報を前記特定された車輪の識別情報として確定し、登録する登録手段(S260、S261)と、を備えていることを特徴とする車輪位置検出装置。
  2. 前記第2制御手段は、
    前記仮確定が為されている前記候補識別情報が複数あるか否かを判定する仮確定数判定手段(S251)と、
    前記仮確定が為されている前記候補識別情報が複数あると判定されると、前記受信回数が第1所定値よりも多い第2所定値以上であるか否かを判定する第2判定手段(S270)と、を有し、
    前記登録手段は、前記受信回数が前記第2所定値以上であると判定されると、前記仮確定が為された前記候補識別情報を前記特定された車輪の識別情報として確定し、登録することを特徴とする請求項1に記載の車輪位置検出装置。
  3. 車体(6)に対してタイヤを備えた複数の車輪(5a〜5d)が取り付けられた車両(1)に適用され、
    前記複数の車輪それぞれに設けられ、固有の識別情報を含めたフレームを作成すると共に送信する第1制御部(23)を有する送信機(2)と、
    前記車体側に設けられ、受信アンテナ(31)を介して前記送信機から送信されたフレームを受信したのち、該フレームに含まれた前記識別情報のうち登録する候補となる候補識別情報を選別すると共に、該候補識別情報の中から、自車両の前記複数の車輪に設けられた前記送信機と対応するものを特定し、前記複数の車輪と該複数の車輪それぞれに設けられた前記送信機の識別情報とを対応づけて記憶する車輪位置検出を行う第2制御部(33)を有する受信機(3)とを備えた車輪位置検出装置であって、
    前記送信機は、該送信機が取り付けられた車輪の回転に伴って変化する重力加速度成分を含む加速度に応じた検出信号を出力する加速度センサ(22)を有し、
    前記送信機では、前記第1制御部は、該送信機が取り付けられた車輪の中心軸を中心とし、かつ、該車輪の周方向の任意の位置を角度0°として、前記加速度センサの検出信号に含まれる重力加速度成分に基づいて前記送信機の角度を検出すると共に、該角度が所定の送信角度になるタイミングで繰り返し前記フレームを送信させ、
    前記受信機では、前記第2制御部は、前記複数の車輪と連動して回転させられると共に導体とされた歯の部分と前記歯の間に位置する部分が交互に繰り返される磁気抵抗の異なる外周面を有する歯車(12a〜12d)の歯の通過を検出する車輪速度センサ(11a〜11d)の検出信号に基づいて、前記歯車の歯位置を示す歯車情報を取得すると共に、前記フレームの受信タイミングのときの前記歯位置に基づいてバラツキ許容幅を設定し、該バラツキ許容幅を設定した後における前記フレームの受信タイミングのときの前記歯位置が前記バラツキ許容幅の範囲外であれば、該フレームが送信された送信機の取り付けられた車輪の候補から除外していき、残った車輪を前記フレームが送信された送信機の取り付けられた車輪として特定して登録することで前記車輪位置検出を行っており、
    前記第2制御部は、
    前記候補識別情報それぞれについて、前記歯位置が前記バラツキ許容幅の範囲内に含まれることで前記フレームが送信された送信機の取り付けられた車輪が特定されると、前記登録を行う前の仮確定を行う仮確定手段(S240)と、
    前記仮確定の後で、該仮確定が為された前記候補識別情報について、該候補識別情報を含むフレームの受信タイミングのときの前記歯位置が前記バラツキ許容幅の範囲内に含まれるか否かを判定する仮確定後判定手段(S245)と、
    前記仮確定の後に、該仮確定が為された前記候補識別情報を含む前記フレームの受信回数について、前記歯位置が前記バラツキ許容幅に継続して含まれている受信回数を計測する回数計測手段(S250)と、
    前記仮確定が為されている前記候補識別情報が複数ある場合、該候補識別情報を含む前記フレームの受信回数のうち最大となる最大受信回数と2番目に多い受信回数との差が所定値以上であるか否か判定する回数差判定手段(S256、S257)と、
    前記差が前記所定値以上であると判定されると、前記最大受信回数となる前記候補識別情報を前記特定された車輪の識別情報として確定し、登録する登録手段(S260、S261)と、を備えていることを特徴とする車輪位置検出装置。
  4. 前記登録手段は、前記複数の車輪のすべてについて、前記差が前記所定値以上であると判定されると、前記最大受信回数となる前記候補識別情報を前記特定された車輪の識別情報として確定し、登録することを特徴とする請求項3に記載の車輪位置検出装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1つに記載の車輪位置検出装置を含むタイヤ空気圧検出システムであって、
    前記送信機は、前記複数の車輪それぞれに備えられた前記タイヤの空気圧に応じた検出信号を出力するセンシング部(21)を備え、前記第1制御部によって前記センシング部の検出信号を信号処理したタイヤ空気圧に関する情報をフレームに格納したのち、当該フレームを前記受信機に送信し、
    前記受信機は、前記第2制御部にて、該タイヤ空気圧に関する情報より、前記複数の車輪それぞれに備えられた前記タイヤの空気圧を検出することを特徴とするタイヤ空気圧検出システム。
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