JP2006069414A - タイヤ空気圧検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 電池レスタイプの送信機が使用されるタイヤ空気圧検出装置において、タイヤ空気圧に関する検出信号を送信する送信間隔として最適な間隔が設定できるようにする。
【解決手段】 車速が早くなるほど危険性度合いが高くなるものとして、危険性度合いが高くなるほど送信タイミングのインターバルが短くなるようする。これにより、真に、タイヤ空気圧を短いインターバルで入手する必要があるような緊急度が高い場合のみについて、送信間隔を短くすることが可能となる。したがって、受信機3から電力チャージ用の電波によって送信機2側に電力供給を行う場合でも、必要以上に電力チャージ用の電波が出力されないようにすることができる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、タイヤが取り付けられた車輪に圧力センサが備えられた送信機を直接取り付け、その圧力センサからの検出信号を送信機から送信し、車体側に取り付けられた受信機によって受信することで、タイヤ空気圧の検出を行うダイレクト式のタイヤ空気圧検出装置に関するものである。
従来より、タイヤ空気圧検出装置としてダイレクト式のものがある。このタイプのタイヤ空気圧検出装置では、タイヤが取り付けられた車輪側に、圧力センサ等のセンシング部が備えられた送信機が直接取り付けられている。また、車体側に、アンテナを有する受信機が備えられ、センシング部からの検出信号を含む電波が送信機から送信されると、アンテナを介して受信機にその電波が受信され、タイヤ空気圧の検出が行われるようになっている。
この種のタイヤ空気圧検出装置において、従来では、タイヤ内に装着される送信機の電池寿命の問題から、電池寿命を確保するために、検出信号が一定時間ごとに送信される定期送信としている。つまり、必要なタイミングのときだけ、電力が消費される送信状態となるように設定されている。そして、検出信号から求められたタイヤ空気圧が所定のしきい値以下となるような圧力低下、単位時間当たりのタイヤ空気圧の低下幅が大きくなる急減圧、もしくは、タイヤ内の温度が所定のしきい値以上となるような温度上昇などのように、異常イベントが発生した場合をトリガーとして、検出信号の送信間隔が通常状態よりも短くなるように切り替えている。また、車両が停止中には、電力を消費を抑えるために送信間隔を長期間に設定し、車両が走行中のときには、停止中のときよりも送信間隔を短い期間に切り替えるようにしている。
このように、真に検出信号を得たいような異常イベントが発生したときや車両が走行中のときに送信間隔が短くなるようにし、それ以外の場合には、送信間隔が長くなるようにすること、つまり、送信周期を延ばすことで電池寿命を延ばす手法が採られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、この手法では、異常イベントが発生した場合に送信間隔を通常よりも短時間にするものの、その送信間隔以内の短時間で起こるような緊急度が高い異常、例えば、タイヤバーストに繋がるような重大な変化に追従できない。仮に、このような緊急度が高い異常に追従できるように送信間隔を短く設定すると、通常時の検出信号を送信しない時間帯における送信機の状態監視のためのウェイクアップが常時必要となり、大幅な消費電力アップとなり、電池寿命の低下を招く。
このため、タイヤの状態を危険度に応じて常に監視させるためには、電池レスタイプ、つまり外部電力供給タイプの送信機が必要になる。この外部供給タイプの送信機については、特許文献2などで提案されている。
特許3428466号公報 特開平08−172675号公報
上述した電池レスタイプの送信機の場合、電池寿命の心配がないため、常に最速の間隔でデータ取得を繰り返していけば、緊急度が高い異常に対しても対応可能であると考えられる。しかしながら、実際の運用では、以下の2つの問題が発生する。
1つは、外部から電磁波にて送信機側に電力供給を行う場合、その電力供給時に他車両に対して妨害電波を与える機会が増えるという問題である。この問題は、逆の立場から言うと、他車両で発生させられた送信機への電力供給による電磁波が妨害電波となって、送信機が送信するタイヤ空気圧に関する検出信号が受信機で受信できなくなり、検出信号の受信率が低下するということを意味している。
もう1つは、ソフト処理的もしくは受信妨害の観点から、受信機が四輪のタイヤ空気圧に関する検出信号を同時に検出できないために発生する問題である。このように、受信機が四輪のタイヤ空気圧に関する検出信号を同時に検出できない場合、一輪ずつデータ取得を交互に回していくことになる。しかしながら、本当にタイヤ空気圧が低下して緊急度の高いタイヤが存在した場合、緊急度が高くない他の車輪のタイヤ空気圧に関する検出信号を処理するために時間が取られてしまうと、緊急度が高い車輪のタイヤ空気圧に関する検出信号を処理して、それから得たデータに更新することができなくなる。
本発明は上記点に鑑みて、電池レスタイプの送信機が使用されるタイヤ空気圧検出装置において、上述した2つの問題の少なくとも1つを解決すべく、タイヤ空気圧に関する検出信号を送信する送信間隔として最適な間隔が設定できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するべく、請求項1に記載の発明では、受信機(3)における第2制御部(32b)は、車速情報を検出する車速情報検出手段(7a)からの車速情報を受け取り、該車速情報から得られた車速が早いほど危険性度合いが高くなるものとして、該危険性度合いが高いほど送信タイミングのインターバルを短く設定することを特徴としている。
これにより、真に、タイヤ空気圧を短いインターバルで入手する必要があるような緊急度が高い場合のみについて、送信間隔を短くすることが可能となる。また、緊急度の高く無い場合に関しては、送信間隔が長いままの状態にすることができる。
したがって、受信機(3)から電力チャージ用の電波によって送信機(2)側に電力供給を行う場合でも、必要以上に電力チャージ用の電波が出力されないようにすることができる。これにより、その電力供給時に他車両に対して妨害電波を与える機会が増えるという問題を解消することができる。換言すれば、他車両で発生させられた送信機への電力チャージ用の電波が妨害電波となって、送信機(2)が送信するタイヤ空気圧に関する検出信号が受信機(3)で受信できなくなり、検出信号の受信率が低下するということを防止することが可能となる。
例えば、請求項2に示されるように、第2制御部(32b)は、車速情報から得られた車速に反比例するように送信タイミングのインターバルを設定することができる。
また、請求項3に示されるように、第2制御部(32b)は、車速を複数段階に分割し、該複数段階それぞれに対応するインターバルを予め定めておき、車速情報から得られた車速が複数段階のどれに該当するかに応じて、その該当する段階に対応したインターバルを送信タイミングのインターバルに設定することもできる。
さらに、請求項4に示されるように、第2制御部(32b)は、車速情報から得られた車速の2乗に反比例するように送信タイミングのインターバルを設定することもできる。
請求項5に記載の発明では、第2制御部(32b)は、車速が0である場合には、送信タイミングのインターバルを無限大に設定するか、もしくは、予め決められた最大インターバルに設定することを特徴としている。
車両が走行中でない場合には、タイヤ空気圧に異常が発生していたとしても、危険度合いは高くなく、緊急度が高くないと想定される。このため、車速が0であり、車両が走行中でない場合には、タイヤ空気圧検出装置としてシステム的に決めた最大インターバルの時間で定期送信が行われるように、送信タイミングを設定することができる。
また、請求項6に記載の発明では、第2制御部(32b)は、車速が所定速度を超えた場合には、送信タイミングのインターバルを予め決められた最小インターバルに設定することを特徴としている。
車両が一定速度で走行している場合、タイヤ空気圧に異常が発生すると、より危険度合いが高くなる。したがって、所定速度を超えた場合に、送信タイミングのインターバルを予め決められた最小インターバルに設定するのが好ましい。
請求項7に記載の発明では、第2制御部(32b)は、操舵角度情報を検出する操舵角度情報検出手段(7c)からの操舵角度情報を受け取り、該操舵角度情報から操舵角度が大きいほど危険性度合いが高くなるように危険性度合いを設定すると共に、操舵角度を複数段階に分割し、該複数段階それぞれに対応する1未満の係数を予め定めておき、操舵角度情報から得られた操舵角度が複数段階のどれに該当するかに応じて、車速に応じて求められたインターバルに対して係数を掛けることを特徴としている。
このように、車速に応じて設定される送信タイミングのインターバルを操舵角度に応じてさらに補正することも可能である。
請求項8および9に記載の発明では、第2制御部(32b)は、操舵角度情報を検出する操舵角度情報検出手段(7c)からの操舵角度情報を受け取り、該操舵角度情報から操舵角度が大きいほど危険性度合いが高くなるように危険性度合いを設定すると共に、該危険性度合いが高いほど送信タイミングのインターバルを短く設定することを特徴としている。
コーナリング時などのように横加速度がかかる走行状況においては、回転外側輪(旋回外輪)のタイヤに対して通常走行時の接地荷重以上の荷重がかかるため、危険性度合いの増加要因とみなすことができる。したがって、操舵角度が大きくなるほど、特に回転外側輪に対する危険性度合いが高くなるものとして、送信タイミングのインターバルを操舵角度に応じて設定することができる。これにより、請求項1と同様の効果を得ることができる。
例えば、請求項10に示されるように、第2制御部(32b)は、操舵角度情報から得られた操舵角度に反比例するように送信タイミングのインターバル設定することができる。
また、請求項11に示されるように、第2制御部(32b)は、操舵角度を複数段階に分割し、該複数段階それぞれに対応するインターバルを予め定めておき、操舵角度情報から得られた操舵角度が複数段階のどれに該当するかに応じて、その該当する段階に対応したインターバルを送信タイミングのインターバルに設定することもできる。
このように、操舵角度に応じて送信タイミングのインターバルを設定する場合、請求項12に示されるように、 第2制御部(32b)は、操舵角度情報から得られた操舵角度に基づいて、複数の車輪(5a〜5d)のうち旋回外輪となるものを判別し、複数の車輪(5a〜5d)のうち旋回外輪となるものに取り付けられた送信機(2)の送信タイミングに対してのみ、危険性度合いが高いほど送信タイミングのインターバルを短く設定しても良い。
請求項13に記載の発明は、請求項1ないし12のいずれか1つに記載のタイヤ空気圧検出装置を有してなる車両制御装置であって、タイヤ空気圧検出装置における受信機(3)で求められたタイヤ空気圧に関するデータが入力される車両制御部(7b)を有し、このタイヤ空気圧に関するデータに基づいて、ブレーキ制御もしくはエンジン制御を実行するようになっていることを特徴としている。
請求項1ないし13に記載の発明によれば、複数の車輪(5a〜5d)のうち緊急度の高いものについてのタイヤ空気圧に関するデータが短い間隔で得られることになる。
このため、リアルタイム性の高い情報が必要とされる緊急度が高い異常、例えば、タイヤバーストに繋がるような重大な変化に追従して、適切なブレーキ制御やエンジン制御を実行することが可能となる。例えば、ABS制御や横滑り防止制御のような車両姿勢制御などに関しては、タイヤ空気圧に応じたスリップ率の設定などが行えるとより適切な制御が実行できることになる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について図を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態におけるタイヤ空気圧検出装置の全体構成を示すブロック図である。図1の紙面上方向が車両1の前方、紙面下方向が車両1の後方に一致する。この図を参照して、本実施形態におけるタイヤ空気圧検出装置について説明する。
図1に示されるように、タイヤ空気圧検出装置は、車両1に取り付けられるもので、送信機2、受信機3および警報部4を備えて構成されている。
図1に示されるように、送信機2は、車両1における各車輪5a〜5dに取り付けられるもので、車輪5a〜5dに取り付けられたタイヤの空気圧を検出すると共に、その検出結果を示す検出信号のデータを送信フレーム内に格納して送信するものである。また、受信機3は、車両1における車体6側に取り付けられるもので、送信機2への電力チャージを行う共に、送信機2から送信される送信フレームを受信し、その中に格納された検出信号に基づいて各種処理や演算等を行うことでタイヤ空気圧を求めるものである。図2(a)、(b)に、これら送信機2と受信機3のブロック構成を示す。
送信機2は、受信機3から送信される電力チャージを行うための電波によって電力チャージが成され、チャージされた電力に基づいて駆動されるようになっている。具体的には、送信機2は、図2(a)に示されるように、送信機2は、センシング部21、チャージ部22、マイクロコンピュータ23、アンテナ24を備えた構成となっており、アンテナ24を通じて受信機3からの電力チャージのための電波を受け取り、その電波を電力エネルギーに変換してチャージ部22に蓄えることで作動する。なお、このトランスポンダ方式による電力チャージに関しては、バッテリレスのIDタグの認識等の分野において周知のものであるため、ここでは説明を省略する。
センシング部21は、例えばダイアフラム式の圧力センサや温度センサを備えた構成とされ、タイヤ空気圧に応じた検出信号や温度に応じた検出信号を出力するようになっている。
チャージ部22は、アンテナ24から受け取った電波を充電し、センシング部21やマイクロコンピュータ23への電力供給を行うものである。
マイクロコンピュータ23は、CPU、ROM、RAM、I/Oなどを備えた周知のもので、制御部(第1制御部)23aや送受信部23bなどを備え、ROM内に記憶されたプログラムに従って、所定の処理を実行するようになっている。
制御部23aは、センシング部21からの検出信号を受け取り、その信号を必要に応じて信号処理したのち、これを検出結果を示すデータとして、どの車輪5a〜5dに取り付けられた送信機2であるかを示すID情報と共に、送信フレーム内に格納する。その後、制御部23aは、送受信部23bを通じて送信フレームを受信機3に向けて送信するようになっている。この受信機3に送信フレームを送る処理は、上記プログラムに従って、上記電力チャージを行うための電波送信がOFFされたときや、チャージ部22に送信に必要な受電が十分に行われたとき等をトリガとして実行されるようになっている。例えば、制御部23aは、受信機3からの電波送信のON、OFFをモニタリングしておき、電波送信がOFFされたときの立下り信号に基づいて送信フレームを送る処理を実行する。この送信フレームを送る処理が実行されるタイミング、つまり送信タイミングは、各送信機2それぞれで求められるものであり、各車輪5a〜5dの状態に応じて設定される。
送受信部23bは、アンテナ24を通じて、電力チャージ用の電波を受け取ってチャージ部22および制御部23aに送る入力部としての機能と、制御部23aから送られてきた送信フレームを受信機3に向けて送信する出力部としての機能を果たすものである。
このように構成される送信機2は、例えば、各車輪5a〜5dのホイールにおけるエア注入バルブに取り付けられ、センシング部21がタイヤの内側に露出するように配置される。これにより、該当するタイヤ空気圧を検出し、各送信機2に備えられたアンテナ24を通じて、所定の送信タイミングで送信フレームを送信するようになっている。
受信機3は、送信機2が所定の送信タイミングに送信フレームが送信できるように、タイミングを調整して電力チャージを行わせる。そして、その送信タイミングのときに送信機2から送られてくる送信フレームに基づいて、受信機3は、タイヤ空気圧の検出を行うようになっている。具体的には、受信機3は、アンテナ31とマイクロコンピュータ32を備えた構成となっている。
アンテナ31は、タイヤの数、すなわち送信機2の数に対応した個数備えられている。各アンテナ31は、車体6のうち各送信機2の位置と対応する場所に設置されており、例えば、各送信機2から所定間隔離れた位置において車体6に固定されている。このアンテナ31は、電力チャージ用と送信フレームの受信用を兼ねた共用アンテナとなっているが、これらを別々の構成とすることも可能である。
マイクロコンピュータ32は、CPU、ROM、RAM、I/Oおよびカウンタなどを備えた周知のもので、送受信部32aや制御部(第2制御部)32b、不揮発性のEEPROM等で構成されたメモリ32cなどを備え、ROM内に記憶されたプログラムに従って、所定の処理を実行するようになっている。
送受信部32aは、各アンテナ31を通じて、制御部32bからの電力チャージ用の電波を出力する出力部としての機能と、受信された各送信機2からの送信フレームを入力し、その送信フレームを制御部32bに送る入力部としての機能を果たすものである。
制御部32bは、車内LAN(CAN)等を通じて車速情報検出手段に相当する他のECU7a、例えばメータECUで求められた車速情報を受け取る。そして、制御部32bは、この車速情報を用い、後述する送信タイミング設定処理に基づいて、各送信機2それぞれの送信タイミングを求め、この送信タイミングのときに送信機2のチャージ部22の充電が完了しているように、電力チャージ用の電波を出力して送信機2に電力チャージを行わせるようになっている。また、送信タイミングのときには、電力チャージ用の電波の出力を止め、送信機2から送信フレームが送信されるのを待つ。このとき、例えば、送信タイミングが電力チャージを行うための電波送信がOFFされたときをトリガとして決まる形式とされる場合には、電力チャージが完了した後、送信タイミングのときと同期するように電力チャージ用の電波をOFFさせる。そして、制御部32bは、送受信部32aから送られてきた送信フレームを受け取り、それに格納された各送信機2が取り付けられた車輪を示すID情報に基づいて、送られてきた送信フレームが車輪5a〜5dのいずれのものかを特定するようになっている。
また、制御部32bでは、受け取った送信フレームに格納された検出結果を示すデータに基づいて各種信号処理および演算等を行うことにより各車輪5a〜5dそれぞれのタイヤ空気圧を求めると共に、求めたタイヤ空気圧に応じた電気信号を警報部4に出力するようになっている。
具体的には、制御部32bは、タイヤ空気圧が所定のしきい値を下回ったか否かを判定し、その判定結果に基づき、タイヤ空気圧の低下したことを示す信号を警報部4に出力するようになっている。
さらに、制御部32bは、車内LAN(CAN)等を通じて車両制御を実行する他のECU(車両制御部)7b、例えばブレーキECUやエンジンECUなどに向けてタイヤ空気圧に関するデータ、例えばタイヤ空気圧そのものや各車輪5a〜5dに備えられた各タイヤ内の温度等のように、タイヤ空気圧に関する様々なパラメータのデータを伝える。また、制御部32bは、逆に、他のECU7bからのタイヤ空気圧に関するデータの要求信号を受け取り、その要求信号に応じて、タイヤ空気圧に関するデータを伝えることもできる。このため、他のECU7bは、制御部32bから伝えられたタイヤ空気圧に関するデータに基づいて、ブレーキ制御やエンジン制御を実行できるようになっている。すなわち、本実施形態に示したタイヤ空気圧検出装置と他のECU7b、および、この他のECU7bによって駆動される図示しないアクチュエータ(ブレーキ装置やエンジン制御機構など)により、車両制御装置が構成され、タイヤ空気圧検出装置で検出されたタイヤ空気圧に基づいて、車両制御装置におけるブレーキ制御やエンジン制御が実行されるようになっている。
メモリ32cは、制御部32bでの演算結果を示す各種データや、タイヤ空気圧の検出結果を、各車輪5a〜5d毎に記憶するものである。
警報部4は、図1に示されるように、ドライバが視認可能な場所に配置され、例えば車両1におけるインストルメントパネル内に設置される警報ランプや警告表示器(ディスプレイ)、もしくは警報ブザーによって構成される。この警報部4は、例えば受信機3における制御部32bからタイヤ空気圧の低下を示す信号が送られてくると、その旨を示す警報を行うことでドライバにタイヤ空気圧の低下を伝えるようになっている。以上のようにしてタイヤ空気圧検出装置が構成されている。
続いて、上記のように構成されるタイヤ空気圧検出装置の作動について説明する。
まず、受信機3は、各送信機2それぞれに対して、アンテナ31を通じて送信タイミングのときに電力チャージ用の電波を向けて送信する。このときの電力チャージ用の電波が送信される送信タイミングは、後述する送信タイミング設定処理によって決められる。
一方、送信機2では、この電力チャージ用の電波を受けてチャージ部22が充電されていく。そして、チャージ部22に必要電力がチャージされると(例えばチャージ部22を構成するコンデンサの電圧がチャージ規定電圧に達すると)、送信機2の制御部23aは、センシング部21の検出結果を示すデータを送信フレームに格納し、それを受信機3に向けて送信する。
受信機3は、送信機2から送信された送信フレームを受け取ると、制御部32bにて、送信フレームに含まれるID情報に基づいて、その送信フレームがどの送信機2から送信されたものかを特定し、送信フレーム内に格納されたタイヤ空気圧に関する情報からタイヤ空気圧を求める。そして、制御部32bは、求めたタイヤ空気圧を含めたタイヤ空気圧に関するデータをメモリ32cに記憶させておくと共に、タイヤ空気圧が所定のしきい値を下回ったか否かを判定し、その判定結果に基づき、タイヤ空気圧の低下したことを示す信号を警報部4に出力する。
また、制御部32bは、このようにしてタイヤ空気圧が求められる度に、もしくは、他のECU7bからの要求信号を受け取る度に、タイヤ空気圧に関するデータを他のECU7bに伝える。これにより、他のECU7bでは、そのときのタイヤ空気圧に応じて、最適なブレーキ制御がエンジン制御を行うことが可能となる。
次に、送信タイミング設定処理の詳細について説明する。この送信タイミング設定処理は、送信タイミング毎に実行されるものである。図3に、送信タイミング設定処理のフローチャートを示し、この図を参照して送信タイミングの設定方法について説明する。
まず、ステップ100では、今回の送信タイミングのときの車速情報の入力処理が行われる。この処理は、制御部32bが他のECU7aから車速情報を入力することによって行われる。
続く、ステップ110では、車速情報により示される車速が0を超えているか、すなわち車両1が走行中であるか否かが判定される。車両1が走行中でない場合には、タイヤ空気圧に異常が発生していたとしても、危険度合いは高くなく、緊急度が高くないと想定される。
このため、車速が0であり、車両1が走行中でない場合にはステップ120に進み、タイヤ空気圧検出装置としてシステム的に決めた最大インターバルの時間で定期送信が行われるように、送信タイミングが設定される。
一方、ステップ110で肯定判定されれば、ステップ130に進み、車両情報により示される車速が所定のしきい値を超えているか否かが検出される。ここでいう所定のしきい値は、例えば車速100kmなどのように、車両1が一定速度で走行している場合を想定しており、車両1がその速度以上で走行しているときにタイヤ空気圧に異常が発生すると、より危険度合いが高くなるという場合の速度に設定される。
このため、ステップ130で肯定判定されれば、ステップ140に進み、タイヤ空気圧検出装置としてシステム的に決めた最小インターバルの時間で定期送信が行われるように、送信タイミングが設定される。なお、ここでいう最小インターバルは、例えば、タイヤ空気圧検出装置がシステム的に処理可能なインターバルとして設定される最小値という意味で説明してあるが、緊急度が高い状態においても十分に対処できる程度の間隔であれば最小インターバルとして用いることが可能である。
一方、ステップ130で否定判定された場合、つまり、車両1が走行中であるが所定のしきい値よりも低速度で走行中である場合には、危険度合いは速度に応じたものと考えられる。この場合には、ステップ150に進み、送信タイミングのインターバルの調整を行うべく、インターバル設定処理が行われる。
ステップ150におけるインターバル設定処理では、車速に応じたインターバルが設定される。
このインターバル設定処理では、ステップ100で入力された車速情報から得られた車速が早いほど危険性度合いが高くなるものとして、その危険性度合いが高いほど送信タイミングのインターバルが短くなるように、インターバルの調整が行われる。本実施形態では、具体的には、車速情報から得られた車速に反比例するように、送信タイミングのインターバルを短く設定する。これにより、車速が早くなるほど送信タイミングのインターバルが短くなるように設定されることになる。
このようにして、車速に応じたインターバル、すなわち、車速が0のときには最大インターバル、車速がしきい値を超えている場合には最小インターバル、車速が0ではなくしきい値を以下の場合には車速に反比例するインターバルが設定される。そして、このようにして送信タイミングのインターバルが設定されると、このインターバルに基づいて各送信機2の次回の送信タイミングが求められ、その送信タイミングを満たすように受信機3から各送信機2に電力チャージ用の電波が出力されることになる。
以上説明したように、本実施形態で示したタイヤ空気圧検出装置では、車速が早くなるほど危険性度合いが高くなるものとして、危険性度合いが高くなるほど送信タイミングのインターバルが短くなるようにしている。
このため、真に、タイヤ空気圧を短いインターバルで入手する必要があるような緊急度が高い場合のみに、送信間隔を短くすることが可能となる。そして、緊急度の高く無い場合に関しては、送信間隔が長いままの状態にすることができる。
したがって、受信機3から電力チャージ用の電波によって送信機2側に電力供給を行う場合でも、必要以上に電力チャージ用の電波が出力されないようにすることができる。これにより、その電力供給時に他車両に対して妨害電波を与える機会が増えるという問題を解消することができる。換言すれば、他車両で発生させられた送信機への電力チャージ用の電波が妨害電波となって、送信機2が送信するタイヤ空気圧に関する検出信号が受信機3で受信できなくなり、検出信号の受信率が低下するということを防止することが可能となる。
また、ソフト処理的もしくは受信妨害の観点などから受信機が四輪のタイヤ空気圧に関する検出信号を同時に検出できない場合においても、送信間隔が短くされているのが、車速が早くなった真に緊急度が高い場合のみであるため、常にタイヤ空気圧に関する検出信号を処理するために時間が取られることも無い。
このように、電池レスタイプの送信機2が使用されるタイヤ空気圧検出装置において、タイヤ空気圧に関する検出信号を送信する送信間隔として最適な間隔を設定することが可能となる。
さらに、本実施形態では、緊急度が高くなった場合に、タイヤ空気圧に関するデータが短い間隔で得られることになる。このため、緊急度が高くなった場合に、制御部32bから他のECU7bに対して、タイヤ空気圧に関するデータを短い間隔で伝えることが可能となる。もちろん、他のECU7bからの要求があった場合にも、タイヤ空気圧に関するデータを短い間隔で更新し、他のECU7bに伝えることが可能となる。
このため、リアルタイム性の高い情報が必要とされる緊急度が高い異常、例えば、タイヤバーストに繋がるような重大な変化に追従して、適切なブレーキ制御やエンジン制御を実行することが可能となる。例えば、ABS制御や横滑り防止制御のような車両姿勢制御などに関しては、タイヤ空気圧に応じたスリップ率の設定などが行えるとより適切な制御が実行できることになる。
なお、本実施形態では、緊急度が高くなった場合に、タイヤ空気圧に関する検出信号が短い送信間隔で送信機2から受信機3に向けて送信されることになる。しかしながら、各車輪5a〜5dの送信タイミングが独立して決定されることになるため、送信タイミングが複数の送信機2で一致する可能性もある。このような場合、例えば、車輪5a〜5dのうちタイヤ空気圧が最も低いものを優先して送信タイミングを設定することができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態におけるタイヤ空気圧検出装置は、上記第1実施形態と基本的な構成は同様であるが、タイヤ空気圧検出装置における受信機に入力される信号が異なっている。したがって、本実施形態では、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明し、同様の部分に関しては説明を省略する。
図4に、本実施形態のタイヤ空気圧検出装置における受信機3のブロック構成を示す。この図に示されるように、制御部32bには、他のECU7aの代わりに操舵角度センサ7cからの信号が入力されるようになっている。
そして、本実施形態のタイヤ空気圧検出装置では、操舵角度センサ7cからの操舵角度を示す信号(操舵角度情報)が制御部32bに入力されるようにすることで、制御部32bにて操舵角度を求め、送信タイミングのインターバルを操舵角度に応じて設定する。
すなわち、コーナリング時などのように横加速度がかかる走行状況においては、回転外側輪(旋回外輪)のタイヤに対して通常走行時の接地荷重以上の荷重がかかるため、危険性度合いの増加要因とみなすことができる。したがって、本実施形態では、操舵角度が大きくなるほど、特に回転外側輪に対する危険性度合いが高くなるものとして、送信タイミングのインターバルを操舵角度に応じて設定するものである。
図5は、本実施形態のタイヤ空気圧検出装置における受信機3の制御部32bが実行する送信タイミング設定処理のフローチャートである。この図を参照して、本実施形態における送信タイミング設定方法について説明する。
まず、ステップ200では、今回の送信タイミングのときの操舵角度情報の入力処理が行われる。この処理は、制御部32bに入力される操舵角度センサ7cからの操舵角度を示す信号に基づいて、操舵角度を求めることにより行われる。
続く、ステップ210では、操舵角度情報により示される操舵角度が0を超えているか、すなわち車両1がコーナリング時などであるか否かが判定される。車両1がコーナリング時ではない場合には、タイヤ空気圧に異常が発生していたとしても、コーナリング時ほど危険度合いは高くないと想定される。
このため、操舵角度が0であり、車両1がコーナリング時ではない場合にはステップ220に進み、タイヤ空気圧検出装置としてシステム的に決めた最大インターバルの時間で定期送信が行われるように、送信タイミングが設定される。
一方、ステップ210で肯定判定されれば、ステップ230に進み、操舵角度情報により示される操舵角度が所定のしきい値を超えているか否かが検出される。ここでいう所定のしきい値は、例えばステアリングが大きく切り込まれているような場合を想定しており、車両1がそのような厳しいコーナリング走行しているときにタイヤ空気圧に異常が発生すると、より危険度合いが高くなるという場合の操舵角度に設定される。
このため、ステップ230で肯定判定されれば、ステップ240に進み、タイヤ空気圧検出装置としてシステム的に決めた最小インターバルの時間で定期送信が行われるように、送信タイミングが設定される。なお、ここでいう最小インターバルは、例えば、タイヤ空気圧検出装置がシステム的に処理可能なインターバルとして設定される最小値に設定される。
一方、ステップ230で否定判定された場合、つまり、コーナリング時などであるがあまり厳しいコーナリング走行を行っていない場合には、危険度合いは操舵角度に応じたものと考えられる。この場合には、ステップ250に進み、送信タイミングのインターバルの調整を行うべく、インターバル設定処理が行われる。
ステップ250におけるインターバル設定処理では、操舵角度に応じたインターバルが設定される。
このインターバル設定処理では、ステップ200で入力された操舵角度情報から得られた操舵角度が大きいほど危険性度合いが高くなるものとして、その危険性度合いが高いほど送信タイミングのインターバルが短くなるように、インターバルの調整が行われる。本実施形態では、具体的には、操舵角度情報から得られた操舵角度に反比例するように、送信タイミングのインターバルを短く設定する。これにより、操舵角度が大きくなるほど送信タイミングのインターバルが短くなるように設定されることになる。
このようにして、操舵角度に応じたインターバル、すなわち、操舵角度が0のときには最大インターバル、操舵角度がしきい値を超えている場合には最小インターバル、操舵角度が0ではなくしきい値を以下の場合には操舵角度に反比例するインターバルが設定される。そして、このようにして送信タイミングのインターバルが設定されると、このインターバルに基づいて各送信機2の次回の送信タイミングが求められ、その送信タイミングを満たすように受信機3から各送信機2に電力チャージ用の電波が出力されることになる。
以上説明したように、本実施形態で示したタイヤ空気圧検出装置では、操舵角度が大きくほど危険性度合いが高くなるものとして、危険性度合いが高くなるほど送信タイミングのインターバルが短くなるようにしている。
このため、車輪5a〜5dのうち、真に、タイヤ空気圧を短いインターバルで入手する必要があるような緊急度が高いもののみについて、送信間隔を短くすることが可能となる。そして、その他の緊急度の高く無いものに関しては、送信間隔が長いままの状態にすることができる。これにより、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、ここでは、コーナリング時などにおいて、回転外側輪と回転内側輪との区別なく、送信タイミングのインターバルの調整を行うようにしているが、回転外側輪に対してのみ行うようにしても良い。具体的には、操舵角度情報から得られる操舵角度は、ステアリングが左側に切り込まれているか右側に切り込まれているかによって、正負の符号が逆になって得られるため、操舵角度の符号によって回転外側輪と回転内側輪とを区別できる。このため、車輪5a〜5dのうち回転外側輪に該当するものの送信機2の送信タイミングについてのみ、上述したインターバル設定処理が実行されるようにすればよい。
(他の実施形態)
上記第1実施形態では、送信タイミングのインターバルが車速に反比例するように設定しているが、これは単なる一例である。
例えば、車速を複数段階に分割し、複数段階それぞれに対応するインターバルを予め定めておいたものを制御部32bに記憶しておく。そして、車速情報から得られた車速が複数段階のどれに該当するかに応じて、その該当する段階に対応したインターバルを送信タイミングのインターバルに設定することもできる。
また、車速情報から得られた車速の2乗に反比例するように前記送信タイミングのインターバルを設定することも可能である。すなわち、タイヤ異常による事故のエネルギー値は、車速の2乗に比例するため、それに対応すべく、車速の2乗に反比例するようにインターバルを設定することもできる。
上記第2実施形態では、送信タイミングのインターバルが操舵角度に反比例するように設定しているが、これについても単なる一例である。すなわち、操舵角度に応じたインターバルの設定手法に関しても、車速と同様の手法を採用することが可能である。
車速に応じて設定される送信タイミングのインターバルを操舵角度に応じてさらに補正することも可能である。例えば、操舵角度が大きいほど危険性度合いが高くなるように危険性度合いを設定する。また、操舵角度を複数段階に分割し、複数段階それぞれに対応する1未満の係数を予め定めておく。そして、操舵角度情報から得られた操舵角度が複数段階のどれに該当するかに応じて、車速に応じて求められたインターバルに対してその係数を掛ける。これにより、車速に応じて設定される送信タイミングのインターバルを操舵角度に応じてさらに補正することができる。
上記実施形態では、受信機3に取り付けられるアンテナ31が各送信機2に対応した数配置されるタイヤ空気圧検出装置を例に挙げて説明したが、アンテナ31を1つの共通アンテナとしたタイヤ空気圧検出装置についても本発明を適用することが可能である。
なお、各図中に示したステップは、各種処理を実行する手段に対応するものである。
本発明の一実施形態におけるタイヤ空気圧検出装置の全体構成を示すブロック図である。 図1に示すタイヤ空気圧検出装置の送信機と受信機のブロック構成を示した図である。 受信機の制御部が実行するインターバル設定処理のフローチャートである。 本発明の第2実施形態におけるタイヤ空気圧検出装置の受信機のブロック構成を示した図である。 受信機の制御部が実行するインターバル設定処理のフローチャートである。
符号の説明
1…車両、2…送信機、3…受信機、4…警報部、5a〜5d…車輪、
7a、7b…他のECU、7c…操舵角度センサ、21…センシング部、
22…チャージ部、23…マイクロコンピュータ、23a…制御部(第1制御部)、
23b…送信部、24…送信アンテナ、31…受信アンテナ、
32…マイクロコンピュータ、32a…受信部、32b…制御部(第2制御部)、
32c…メモリ。

Claims (13)

  1. タイヤを備えた複数個の車輪(5a〜5d)それぞれに備えられ、前記複数個の車輪(5a〜5d)それぞれに備えられた前記タイヤの空気圧に応じた検出信号を出力するセンシング部(21)と、前記センシング部(21)の検出信号を信号処理する第1制御部(23a)と、前記第1制御部(23a)にて処理された前記検出信号の送信を行うと共に電力チャージ用の電波の受信を行う送受信手段(23b、24)と、前記電力チャージ用の電波を受けて電力チャージを行うチャージ部(22)とを備えた送信機(2)と、
    車体(6)側に備えられ、前記検出信号の受信を行うと共に前記電力チャージ用の電波の送信を行う送受信手段(32a)と、前記電力チャージ用の電波を出力させると共に、前記検出信号に基づいて前記複数個の車輪(5a〜5d)それぞれに備えられた前記タイヤの空気圧を求める第2制御部(32b)を備えた受信機(3)とを備え、
    前記受信機(3)は、前記第2制御部(32b)にて、前記複数個の車輪(5a〜5d)それぞれに備えられた前記送信機(2)が前記検出信号を送信する送信タイミングを設定し、その送信タイミングを前記送信機(2)に伝えるようになっており、
    前記送信機(2)は、前記受信機(3)から送信される前記電力チャージ用の電波を受けて前記チャージ部(22)に電力チャージを行い、前記チャージ部(22)に前記検出信号の送信に必要とされる電力がチャージされると、前記受信機(3)の前記第2制御部(32b)から伝えられた前記送信タイミングのときに、前記チャージ部(22)にチャージされた電力を用いて前記検出信号を送信するように構成されたタイヤ空気圧検出装置であって、
    前記受信機(3)における前記第2制御部(32b)は、車速情報を検出する車速情報検出手段(7a)からの車速情報を受け取り、該車速情報から車速が早いほど危険性度合いが高くなるものとして、該危険性度合いが高いほど前記送信タイミングのインターバルを短く設定するようになっていることを特徴とするタイヤ空気圧検出装置。
  2. 前記第2制御部(32b)は、前記車速情報から得られた前記車速に反比例するように前記送信タイミングのインターバルを設定するようになっていることを特徴とする請求項1に記載のタイヤ空気圧検出装置。
  3. 前記第2制御部(32b)は、車速を複数段階に分割し、該複数段階それぞれに対応するインターバルを予め定めており、前記車速情報から得られた前記車速が前記複数段階のどれに該当するかに応じて、その該当する段階に対応したインターバルを前記送信タイミングのインターバルに設定するようになっていることを特徴とする請求項1に記載のタイヤ空気圧検出装置。
  4. 前記第2制御部(32b)は、前記車速情報から得られた前記車速の2乗に反比例するように前記送信タイミングのインターバルを設定するようになっていることを特徴とする請求項1に記載のタイヤ空気圧検出装置。
  5. 前記第2制御部(32b)は、前記車速が0である場合には、前記送信タイミングのインターバルを無限大に設定するか、もしくは、予め決められた最大インターバル(Tmax)に設定するようになっていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載のタイヤ空気圧検出装置。
  6. 前記第2制御部(32b)は、前記車速が所定速度を超えた場合には、前記送信タイミングのインターバルを予め決められた最小インターバル(Tmin)に設定するようになっていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載のタイヤ空気圧検出装置。
  7. 前記第2制御部(32b)は、操舵角度情報を検出する操舵角度情報検出手段(7c)からの操舵角度情報を受け取り、該操舵角度情報から操舵角度が大きいほど危険性度合いが高くなるように危険性度合いを設定すると共に、操舵角度を複数段階に分割し、該複数段階それぞれに対応する1未満の係数を予め定めており、前記操舵角度情報から得られた前記操舵角度が前記複数段階のどれに該当するかに応じて、前記車速に応じて求められたインターバルに対して前記係数をかけるようになっていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1つに記載のタイヤ空気圧検出装置。
  8. 前記第2制御部(32b)は、操舵角度情報を検出する操舵角度情報検出手段(7c)からの操舵角度情報を受け取り、該操舵角度情報から操舵角度が大きいほど危険性度合いが高くなるように危険性度合いを設定すると共に、該危険性度合いが高いほど前記送信タイミングのインターバルを短く設定するようになっていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1つに記載のタイヤ空気圧検出装置。
  9. タイヤを備えた複数個の車輪(5a〜5d)それぞれに備えられ、前記複数個の車輪(5a〜5d)それぞれに備えられた前記タイヤの空気圧に応じた検出信号を出力するセンシング部(21)と、前記センシング部(21)の検出信号を信号処理する第1制御部(23a)と、前記第1制御部(23a)にて処理された前記検出信号の送信を行うと共に電力チャージ用の電波の受信を行う送受信手段(23b、24)と、前記電力チャージ用の電波を受けて電力チャージを行うチャージ部(22)とを備えた送信機(2)と、
    車体(6)側に備えられ、前記検出信号の受信を行うと共に前記電力チャージ用の電波の送信を行う送受信手段(32a)と、前記電力チャージ用の電波を出力させると共に、前記検出信号に基づいて前記複数個の車輪(5a〜5d)それぞれに備えられた前記タイヤの空気圧を求める第2制御部(32b)を備えた受信機(3)とを備え、
    前記受信機(3)は、前記第2制御部(32b)にて、前記複数個の車輪(5a〜5d)それぞれに備えられた前記送信機(2)が前記検出信号を送信する送信タイミングを設定し、その送信タイミングを前記送信機(2)に伝えるようになっており、
    前記送信機(2)は、前記受信機(3)から送信される前記電力チャージ用の電波を受けて前記チャージ部(22)に電力チャージを行い、前記チャージ部(22)に前記検出信号の送信に必要とされる電力がチャージされると、前記受信機(3)の前記第2制御部(32b)から伝えられた前記送信タイミングのときに、前記チャージ部(22)にチャージされた電力を用いて前記検出信号を送信するように構成されたタイヤ空気圧検出装置であって、
    前記受信機(3)における前記第2制御部(32b)は、操舵角度情報を検出する操舵角度情報検出手段(7c)からの操舵角度情報を受け取り、該操舵角度情報から操舵角度が大きいほど危険性度合いが高くなるように危険性度合いを設定すると共に、該危険性度合いが高いほど前記送信タイミングのインターバルを短く設定するようになっていることを特徴とするタイヤ空気圧検出装置。
  10. 前記第2制御部(32b)は、前記操舵角度情報から得られた前記操舵角度に反比例するように前記送信タイミングのインターバル設定するようになっていることを特徴とする請求項8または9に記載のタイヤ空気圧検出装置。
  11. 前記第2制御部(32b)は、操舵角度を複数段階に分割し、該複数段階それぞれに対応するインターバルを予め定めており、前記操舵角度情報から得られた前記操舵角度が前記複数段階のどれに該当するかに応じて、その該当する段階に対応したインターバルを前記送信タイミングのインターバルに設定するようになっていることを特徴とする請求項8または9に記載のタイヤ空気圧検出装置。
  12. 前記第2制御部(32b)は、前記操舵角度情報から得られた前記操舵角度に基づいて、前記複数の車輪(5a〜5d)のうち旋回外輪となるものを判別するようになっており、前記複数の車輪(5a〜5d)のうち旋回外輪となるものに取り付けられた前記送信機(2)の送信タイミングに対してのみ、前記危険性度合いが高いほど前記送信タイミングのインターバルを短く設定するようになっていることを特徴とする請求項7ないし11のいずれか1つに記載のタイヤ空気圧検出装置。
  13. 請求項1ないし12のいずれか1つに記載のタイヤ空気圧検出装置を有してなる車両制御装置であって、
    前記タイヤ空気圧検出装置における前記受信機(3)で求められたタイヤ空気圧に関するデータが入力される車両制御部(7b)を有し、このタイヤ空気圧に関するデータに基づいて、ブレーキ制御もしくはエンジン制御を実行するようになっていることを特徴とする車両制御装置。
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