JP5810940B2 - 車輪位置検出装置およびそれを備えたタイヤ空気圧検出装置 - Google Patents
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Description
請求項6に記載の発明では、第1制御部(23)は、フレーム内に第2制御部(33)が設定するバラツキ許容幅の大きさを決めるデータを含めて送信することを特徴としている。
本発明の第1実施形態について図を参照して説明する。図1は、本発明の第1実施形態における車輪位置検出装置が適用されるタイヤ空気圧検出装置の全体構成を示す図である。図1の紙面左方向が車両1の前方、紙面右方向が車両1の後方に一致する。この図を参照して、本実施形態におけるタイヤ空気圧検出装置について説明する。
上記実施形態では、上記実施形態では、シフト位置が非駆動力発生状態であると想定されるレンジに位置している場合において、車輪速度センサ11a〜11dの検出信号が変動した場合に、路面勾配に基づいて歯車の歯位置を取得するようにしている。しかしながら、非駆動力発生状態に限らず、常にシフト位置と路面勾配との関係に基づいて歯車の歯位置を検出するようにしても良い。すなわち、シフト位置が前進方向を示す“D”、“2”、“1”などのレンジや後退方向を示す“R”レンジのように駆動力発生状態であることを示す位置である場合であっても、路面勾配が大きければ車両1がずり下がることがある。この場合を含められるように、常にシフト位置と路面勾配との関係を把握して、車両1がエッジ数もしくは歯数をカウントアップする方向と逆方向に移動したときに、歯車12a〜12dのエッジ数もしくは歯数をカウントダウンすれば良い。この場合に車両1がエッジ数もしくは歯数をカウントアップする方向と逆方向に移動することについては、車両1が前進方向に移動することを示すシフト位置であるのに対して車両1が後方にずり下がる方向の路面勾配である場合や、車両1が後退方向に移動することを示すシフト位置であるのに対して車両1が前方にずり下がる方向の路面勾配である場合が挙げられる。
2 送信機
3 TPMS−ECU(受信機)
4 メータ
5(5a〜5d) 車輪
6 車体
10 ブレーキECU
11a〜11d 車輪速度センサ
12a〜12d 歯車
21 センシング部
22 加速度センサ
23 マイクロコンピュータ
24 送信回路
25 送信アンテナ
31 受信アンテナ
32 受信回路
33 マイクロコンピュータ
Claims (7)
- 車体(6)に対してタイヤを備えた複数の車輪(5a〜5d)が取り付けられた車両(1)に適用され、
前記複数の車輪(5a〜5d)それぞれに設けられ、固有の識別情報を含めたフレームを作成すると共に送信する第1制御部(23)を有する送信機(2)と、
前記車体(6)側に設けられ、受信アンテナ(31)を介して前記送信機(2)から送信されたフレームを受信することで、該フレームに含まれた前記識別情報毎に、前記フレームを送信してきた前記送信機(2)が前記複数の車輪(5a〜5d)のいずれに取り付けられたものであるかを特定し、前記複数の車輪(5a〜5d)と該複数の車輪(5a〜5d)それぞれに設けられた前記送信機(2)の識別情報とを対応づけて記憶する車輪位置検出を行う第2制御部(33)を有する受信機(3)とを備えた車輪位置検出装置であって、
前記複数の車輪(5a〜5d)と連動して回転させられると共に導体とされた歯の部分と前記歯の間に位置する部分が交互に繰り返される磁気抵抗の異なる外周面を有する歯車(12a〜12d)の歯の通過を検出する車輪速度センサ(11a〜11d)の検出信号に基づいて、前記歯車(12a〜12d)の歯位置を示す歯車情報として、歯のエッジの通過数を示すエッジ数もしくは歯の通過数を示す歯数を演算する歯車情報取得手段(10)を有し、
前記送信機(2)は、該送信機(2)が取り付けられた車輪の回転に伴って変化する重力加速度成分を含む加速度に応じた検出信号を出力する加速度センサ(22)を有し、
前記送信機(2)では、前記第1制御部(23)は、該送信機(2)が取り付けられた車輪の中心軸を中心とし、かつ、該車輪の周方向の任意の位置を角度0°として、前記加速度センサ(22)の検出信号に含まれる重力加速度成分に基づいて前記送信機(2)の角度を検出すると共に、該角度が所定の送信角度になるタイミングで繰り返し前記フレームを送信させ、
前記歯車情報取得手段(10)は、前記歯車(12a〜12d)の回転に伴って前記エッジ数もしくは前記歯数をカウントアップすると共に、前記車両(1)が前記歯車(12a〜12d)の前記エッジ数もしくは前記歯数をカウントアップする方向と逆方向に移動したときに、前記エッジ数もしくは前記歯数をカウントダウンすることで前記エッジ数もしくは前記歯数を演算し、
前記第2制御部(33)は、前記歯車情報取得手段(10)から前記歯車(12a〜12d)の前記エッジ数もしくは前記歯数を取得すると共に、前記フレームの受信タイミングのときの前記エッジ数もしくは前記歯数に基づいて前記フレームが送信された送信機(2)の取り付けられた車輪を特定する車輪位置検出を行い、
前記歯車情報取得手段(10)は、前記車両(1)が前記歯車(12a〜12d)の前記エッジ数もしくは前記歯数をカウントアップする方向と逆方向に移動したことを、シフト位置情報と路面勾配とに基づいて検出することを特徴とする車輪位置検出装置。 - 前記歯車情報取得手段(10)は、シフト位置情報に基づいて駆動力が発生させられていない非駆動力発生状態であることを検出し、該非駆動力発生状態において、前記車両(1)が前記歯車(12a〜12d)の前記エッジ数もしくは前記歯数をカウントアップする方向と逆方向に移動したときに、前記エッジ数もしくは前記歯数をカウントダウンすることを特徴とする請求項1に記載の車輪位置検出装置。
- 前記歯車情報取得手段(10)は、シフト位置情報に基づいて駆動力が発生させられている駆動力発生状態であることを検出し、該駆動力発生状態において、発生させられる駆動力に基づいて前記車両(1)が移動する方向が前記歯車(12a〜12d)の前記エッジ数もしくは前記歯数をカウントアップする方向であるとして、前記車両(1)が前記歯車(12a〜12d)の前記エッジ数もしくは前記歯数をカウントアップする方向と逆方向に移動したときに、前記エッジ数もしくは前記歯数をカウントダウンすることを特徴とする請求項1または2に記載の車輪位置検出装置。
- 車体(6)に対してタイヤを備えた複数の車輪(5a〜5d)が取り付けられた車両(1)に適用され、
前記複数の車輪(5a〜5d)それぞれに設けられ、固有の識別情報を含めたフレームを作成すると共に送信する第1制御部(23)を有する送信機(2)と、
前記車体(6)側に設けられ、受信アンテナ(31)を介して前記送信機(2)から送信されたフレームを受信することで、該フレームに含まれた前記識別情報毎に、前記フレームを送信してきた前記送信機(2)が前記複数の車輪(5a〜5d)のいずれに取り付けられたものであるかを特定し、前記複数の車輪(5a〜5d)と該複数の車輪(5a〜5d)それぞれに設けられた前記送信機(2)の識別情報とを対応づけて記憶する車輪位置検出を行う第2制御部(33)を有する受信機(3)とを備えた車輪位置検出装置であって、
前記複数の車輪(5a〜5d)と連動して回転させられると共に導体とされた歯の部分と前記歯の間に位置する部分が交互に繰り返される磁気抵抗の異なる外周面を有する歯車(12a〜12d)の歯の通過を検出する車輪速度センサ(11a〜11d)の検出信号に基づいて、前記歯車(12a〜12d)の歯位置を示す歯車情報として、歯のエッジの通過数を示すエッジ数もしくは歯の通過数を示す歯数を演算する歯車情報取得手段(10)を有し、
前記送信機(2)は、該送信機(2)が取り付けられた車輪の回転に伴って変化する重力加速度成分を含む加速度に応じた検出信号を出力する加速度センサ(22)を有し、
前記送信機(2)では、前記第1制御部(23)は、該送信機(2)が取り付けられた車輪の中心軸を中心とし、かつ、該車輪の周方向の任意の位置を角度0°として、前記加速度センサ(22)の検出信号に含まれる重力加速度成分に基づいて前記送信機(2)の角度を検出すると共に、該角度が所定の送信角度になるタイミングで繰り返し前記フレームを送信させ、
前記歯車情報取得手段(10)は、前記歯車(12a〜12d)の回転に伴って前記エッジ数もしくは前記歯数をカウントアップすると共に、前記車両(1)が前記歯車(12a〜12d)の前記エッジ数もしくは前記歯数をカウントアップする方向と逆方向に移動したときに、前記エッジ数もしくは前記歯数をカウントダウンすることで前記エッジ数もしくは前記歯数を演算し、
前記第2制御部(33)は、前記歯車情報取得手段(10)から前記歯車(12a〜12d)の前記エッジ数もしくは前記歯数を取得すると共に、前記フレームの受信タイミングのときの前記エッジ数もしくは前記歯数に基づいて前記フレームが送信された送信機(2)の取り付けられた車輪を特定する車輪位置検出を行い、
前記第2制御部(33)は、前記フレームの受信タイミングのときの前記歯位置に基づいてバラツキ許容幅を設定し、該バラツキ許容幅を設定した後における前記フレームの受信タイミングのときの前記歯位置が前記バラツキ許容幅の範囲外であれば、該フレームが送信された送信機(2)の取り付けられた車輪の候補から除外していき、残った車輪を前記フレームが送信された送信機(2)の取り付けられた車輪として登録しており、
さらに、前記第2制御部(33)は、前記フレームを受信するたびに前記バラツキ許容幅を変更しており、前記フレームの受信タイミングのときの前記歯位置に基づいてバラツキ許容幅を設定すると共に、このバラツキ許容幅と前回の前記フレームの受信タイミングに設定されたバラツキ許容幅と重なる部分を新たなバラツキ許容幅として設定し、かつ、異なる送信角度で送信された前記フレームの受信タイミングでの前記歯位置を送信角度が同じときの歯位置に補正し、該補正した送信角度が同じときの歯位置が前記バラツキ許容幅の範囲外であるか否かを判定することで前記フレームが送信された送信機(2)の取り付けられた車輪を特定することを特徴とする車輪位置検出装置。 - 前記第2制御部(33)は、前記フレームの受信タイミングのときの前記歯位置に基づいて設定される前記バラツキ許容幅の大きさを車速が大きくなるほど大きくすることを特徴とする請求項4に記載の車輪位置検出装置。
- 前記第1制御部(23)は、前記フレーム内に前記第2制御部(33)が設定する前記バラツキ許容幅の大きさを決めるデータを含めて送信することを特徴とする請求項4または5に記載の車輪位置検出装置。
- 請求項1ないし6のいずれか1つに記載の車輪位置検出装置を含むタイヤ空気圧検出装置であって、
前記送信機(2)は、前記複数の車輪(5a〜5d)それぞれに備えられた前記タイヤの空気圧に応じた検出信号を出力するセンシング部(21)を備え、前記第1制御部(23)によって前記センシング部(21)の検出信号を信号処理したタイヤ空気圧に関する情報をフレームに格納したのち、当該フレームを前記受信機(3)に送信し、
前記受信機(3)は、前記第2制御部(33)にて、該タイヤ空気圧に関する情報より、前記複数の車輪(5a〜5d)それぞれに備えられた前記タイヤの空気圧を検出することを特徴とするタイヤ空気圧検出装置。
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