JP2016134982A - ワイヤハーネスの識別構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ワイヤハーネスの品番を簡単確実に識別出来るようにする。
【解決手段】両側板を連結する中間連結板で仕切られた中空部を平行に延在させている樹脂製ダンボール板をワイヤハーネスの支持材として用い、該支持材上にワイヤハーネスを配索固定すると共に、該支持材とする樹脂製ダンボール板の色をワイヤハーネスの品番に応じて相違させ、該色でワイヤハーネスの品番を識別できる構成としている。
【選択図】図3

Description

本発明はワイヤハーネスの識別構造に関し、詳しくは、自動車の車種の相違、同一車種における車格の相違等で同一箇所に配索するワイヤハーネスの電線の種類が相違して複数の品番が生じる場合、該ワイヤハーネスの品番を一目で識別出来るようにするものである。
車両に配索するワイヤハーネスは接続する機器に応じてワイヤハーネスを構成する電線の種類が相違し、ワイヤハーネスの品番が相違することになる。例えば、ドアに配索するドアハーネスにおいて、車種、車格、更にオプションの有無によってドアハーネスに複数の品番が発生する。
ワイヤハーネスの品番を識別するため、従来、図7に示すように、ワイヤハーネスW/Hに外装するコルゲートチューブ等の外装材100の外面にワイヤハーネスの品番を記載したシート110を貼り付け、かつ、一目で品番が認識できるように色テープ111を巻き付けている場合が多い。
また、本出願人の先願に係わる特開2014−17124号公報では、図8に示すように、第1電線150と第2電線160とを識別するために、第1、第2電線150、160に可視光識別情報151、161をリングマークで印刷すると共に、第1電線150に紫外線照射で視認可能に発光する蛍光識別情報152をリングマークで印刷している。
特開2014−17124号公報
前記のように、ワイヤハーネスを構成する電線に品番を表示したシートと識別用の色テープを貼付し、あるいは識別マークを印刷すると、ワイヤハーネスの品番を認識しやすくすることができる。しかしながら、ワイヤハーネスの作成時に識別用の色テープを貼り付ける場合、色テープを持ち替えて作業する必要があり、作業工数が増加しコスト高になる。識別マークを印刷する場合も、作業工数が増加してコスト高になる。
また、ワイヤハーネスの電線にシートや色テープを貼り付けると、貼り付け部分が他の電線に隠れ、容易に識別できない場合もあると共に、色テープが剥離する恐れもある。
本発明は前記問題に鑑みてなされたもので、ワイヤハーネスの品番を一目で識別できるようにすることを課題としている。
前記課題を解消するため、本発明は、両側板を連結する中間連結板で仕切られた中空部を平行に延在させている樹脂製ダンボール板をワイヤハーネスの支持材として用い、該支持材上にワイヤハーネスを配索固定すると共に、該支持材とする樹脂製ダンボール板の色をワイヤハーネスの品番に応じて相違させ、該色でワイヤハーネスの品番を識別できる構成としているワイヤハーネスの識別構造を提供している。
具体的には、同一車種で同一箇所に配索するワイヤハーネスに、標準車、中級車、高級車と車格の相違に対応する3つの品番がある場合、標準車は半透明(ナチュラル)、中級車は青色、高級車は黒色の樹脂製ダンボール板(以下、プラダンと称す)で支持材を形成している。さらに、オプションの有無、特殊仕様の有無等に応じて品番が相違する場合は、緑色、黄色等のプラダンを用いて支持材を形成している。このように、ワイヤハーネスの支持材の色を変えると、支持材の面積は大きく目立つために、一目でワイヤハーネスの品番を識別できる。
前記支持材の形成材として用いるプラダン(樹脂製ダンボール板)は市販されており、ポリプロピレン、ポリカーボネート等からなる一対の平板状の前記両側板を、同一樹脂からなる前記中間連結板で間隔をあけて連結し、両側板の間に中間連結板で仕切られた中空部を平行に設けている中空構造の連続押出成形品からなる。
前記プラダンは中間連結板の両端を両側板に垂直あるいは傾斜させて連結した構成、あるいは中間連結板をV字状、波状を連続させた形状或いは凹凸部を交互に連続させた形状とし、その両側頂点を両側板に連結した形状としている。
なお、プラダンの中間連結板をV字状、波状を連続させた板材として成形し、その上下頂点部を両側板の対向する内面に接着して形成してもよい。
前記プラダンは両側板の厚さ、中間連結板による仕切密度に応じて硬さが相違するが、所要の平面保持力および強靭性を備えている。
前記プラダンは、ナチュラル、グレー、ブルー、シロ、クロ、イエロー、さらにパステルカラー等の豊富なカラーバリエーションで市販されており、よって、ワイヤハーネスの品番に応じて支持材とするプラダンの色を簡単に変えることができる。
前記プラダンで形成するワイヤハーネスの支持材は、例えば、ドアハーネスを取り付けて、ドアフレームのドアインナーパネルに設けられているサービスホールを閉鎖する大きさとした1枚の防水用の支持板からなり、該支持板上にドアハーネスをバンドクランプで取り付けた状態でドアインナーパネルに取り付けている。
詳細には、前記支持板を所要の色からなるプラダンで形成し、該支持板の室内側面にドアハーネスをバンドクランプのバンドで締結して配索し、該バンドを該支持板に穿設した一対のバンド穴を通して前記ドアハーネスに巻き付けて固定し、該バンドクランプに設けた係止部を前記支持板の反対面の室外面に突出させておき、前記ドアインナーパネルに穿設した係止穴に前記バンドクランプの係止部を挿入係止して固定する構成としている。
前記ドアインナーパネルに設けられる作業用開口であるサービスホールは、従来は軟弱なビニールシートからなるサービスホールカバーで閉鎖しているが、プラダンからなるワイヤハーネスの支持板を用いて閉鎖している。プラダンは軽量であるため前記支持板が大型化しても作業者の負担にならない。また、ワイヤハーネスを配索固定できる平面保持力および強靭性を有すると共に、ドアインナーパネルの室外側面のドアアウターパネルとの間の浸水領域で露出しても含浸せずに防水性を備え、さらに、切断等が簡単にできるため加工性がよく、安価である利点も有する。
あるいは、前記プラダンで形成するワイヤハーネスの支持材は、例えば、自動車のルーフに配索するルーフハーネス、フロアに配索するフロアハーネス等の直線状の配索領域が長いワイヤハーネスの支持板からなり、ワイヤハーネスの外径より大きい幅とした長尺な平板とし、該支持板の一面にワイヤハーネスを配線して、支持材に粘着テープあるいは締結バンドでワイヤハーネスを固定している。該ルーフハーネス、フロアハーネスも車種の相違、同一車種でも車格の相違により多数の品番が生じるため、品番に応じてワイヤハーネスの支持板となるプラダンの色を変えると、一目で品番を識別することができる。
さらに、前記プラダンで形成するワイヤハーネスの支持材は、ワイヤハーネスの所要箇所に外装するプロテクタからなり、該プロテクタを前記プラダンを屈折して形成し、該プラダンの色をワイヤハーネスの品番に応じて相違させている。
該プロテクタは連続材からなるプラダンを所要形状に切断し、切断したプラダンを屈曲して底板から立設する側板を形成している。
前記本発明のワイヤハーネスの識別構造は、プラダンを支持材として用い、カラーバリエーションが豊富なプラダンの色をワイヤハーネスの品番に応じて代えているために、ワイヤハーネスの品番を一目で認識できる。かつ、プラダンを用いているため、支持材が大型化しても全体重量を軽量にでき、かつ、簡単に形成できると共に製造コストを低下できる。
本発明のドアハーネスを支持材で支持している第1実施形態を示し、(A)はドアの全体配置図、(B)は(A)の断面図である。 支持材とする樹脂製ダンボール板(プラダン)を示し、(A)は平面図、(B)は斜視図、(C)は他のプラダンの正面図である。 (A)(B)(C)はワイヤハーネスの品番に応じてプラダンの色を変えている形態を示す図面である。 (A)は前記支持材の一部斜視図、(B)は支持材にバンドクランプを取り付けた状態の断面図である。 第2実施形態の斜視図である。 第3実施形態の斜視図である。 従来例を示す図面である。 他の従来例を示す図面である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図4に第1実施形態を示す。
第1実施形態では、樹脂製ダンボール板(以下、プラダンと称す)10で、図1に示すドアハーネス1を支持する支持板2を形成している。該支持板2はドアフレーム4のドアインナーパネル5に設けられているサービスホール5hを閉鎖する大きさとした1枚の防水用の支持板としており、該支持板2上にドアハーネス1をバンドクランプ3で取り付けた状態でドアインナーパネル5に取り付けている。
前記支持板2は図2に示すプラダン10で形成している。プラダン10は連続押出成形され、支持板2はプラダン10を所要形状に切断して設けた平板からなる。プラダン10はポリプロピレン製の一対の薄板からなる両側板11と12の間を隙間をあけて中間連結板13で連結して中空部14を平行に設けた中空構造である。一方の側板11を室内側板、他方の側板12を室外側板としている。中間連結板13は図2(B)に示すように平板状として両側板11、12に垂直に連結している。中間連結板13は傾斜させて両側板に連結しても良いし、図2(C)に示すように中間連結板13を円弧状とし、その上下両端を両側板11と12の対向面に連続してもよい。プラダン10の厚さは1.0〜15.0mm、中間連結板13のピッチは 2.0〜20mm程度であり、必要とする硬さに応じてプラダン10を選択して用いている。
ドアハーネス1は、同一車種でも、標準車、中級車、高級車と車価に応じてドアに装備する電装品の種類が相違するため、ドアハーネス1を構成する電線が相違し、図3(A)(B)(C)に示すように、少なくとも3種類(3つの品番)のドアハーネス1(1−1、1−2、1−3)が設けられる。
このうち、図3(A)に示す第1品番のドアハーネス1ー1の支持板2−1は半透明なナチュラルのプラダン10−1で形成している。
図3(B)に示す第2品番のドアハーネス1ー2の支持板2−2はグレーのプラダン10−2で形成している。
図3(C)に示す第3品番のドアハーネス1ー3の支持板2−3は黒色のプラダン10−3で形成している。
ドアハーネス1の支持板2とするプラダン10は中空構造であるため、軽量である利点を備えると共に、外形を所要形状に容易に切断でき、かつ、一つのバンドクランプ3につき一対のバンド穴2c1と2c2を容易に穿設できる加工性を備える。さらに、ドアハーネス1を配索した状態で平面保持力を備えると共に、樹脂製で撥水性を有するため防水壁として好適であり、特に、安価である利点を有する。
前記ドアハーネス1を支持した支持板2を取り付ける自動車のサイドドアは、図1(B)に示すように、ドアインナーパネル5の周縁とドアアウターパネル6の周縁を接合して中空部7を有するドアフレーム4を備え、中空部7内にウインドレギュレータ、サイドミラー駆動機器、ドアロック機器等のドア用電装品(図示せず)の一部をドアインナーパネル5の室外側面に取り付けて搭載し、該ドア用電装品のドアハーネス1とのコネクタ接続部はドアインナーパネル5の室内側面に配置している。また、ドアの室内側面に突設するドアインナーハンドル、ドアアームレスト、ウインド用スイッチ等の機器はドアインナーパネル5の室内側面に固定している。
前記ドアインナーパネル5には略中央部の上部と下部に作業用の大きなサービスホール5hが設けられている。該サービスホール5hを通して前記中空部7からドアインナーパネル5の室内側面への浸水を防止するためにサービスホール5hを閉鎖して防水する必要がある。よって、該サービスホール5hを閉鎖できる大きさとした前記支持板2をドアインナーパネル5の室内側面5aに前記バンドクランプ3を用いて取り付けて、サービスホール5hを閉鎖するものとしている。よって、ドアインナーパネル5にはバンドクランプ3を係止する係止穴を設けている。
前記プラダン10からなる支持板2の大きさは、図1(A)に示すように、ドアインナーパネル5の前側部を除く中央部から後側部にかけて前後方向に延在し、かつ、窓枠の下縁からドアの下端まで上下に延在し、ドアインナーパネル5の面積の略2/3の面積としている。かつ、該支持板2の周縁は前記ドア用機器のコネクタとの接続位置で切り欠いた形状としている。
前記プラダン10からなる支持板2の室内側面に配索するドアハーネス1は、支持板2の外周に沿った位置で且つドア用電装品との接続が容易となる位置を配索経路としている。具体的には、図1(A)に示すように、ドアハーネス1の配索経路は支持板2の上縁2uに沿うと共に、該上縁2uの前端から下向きに垂下した後に支持板2の下縁2dに沿った方向に延在する配索経路としている。該支持板2の外周縁に沿った配索経路にドアハーネス1を取り付けるため、配索経路の屈曲位置にバンドクランプ3を取り付けて支持板2に固定している。
バンドクランプ3は汎用されている樹脂成形品のバンドクランプを用いており、図4(B)に示すように、バンド係止ボックス3aからバンド3bが突設すると共に、バンド係止ボックス3aに設けた貫通穴に係止片を突設している。前記ドアハーネス1に巻き付けるバンド3bに連続して鋸歯状の係止溝を設け、該係止溝に前記係止片を係止して締結するものとしている。バンド係止ボックス3aの下面から突設する係止部3fをドアインナーパネル5に穿設する係止穴9に挿入係止するものとしている。係止部3fは羽根状とし、前記バンド係止ボックス3aの下面から突出する軸部の先端から一対の羽根部を折り返し状に設け、該羽根部の先端に係止段部3iを設けている。
支持板2へのドアハーネス1の取り付けは、支持板2の室内側面の配索経路に沿ってドアハーネス1を載置し、支持板2の室外側面に配置するバンドクランプ3のバンド3bを支持板2のバンド穴2c1に通し、ドアハーネス1に巻き付けた後、バンド穴2c2を通して室外側面へ引き出し、バンド係止ボックス3aの貫通穴にバンド3bを通し、係止片をバンドの係止溝に選択的に係止してドアハーネス1を締結している。
ドアハーネス1を支持板2に配索した状態で、ドアハーネス1の幹線1aを支持板2の前端上方より支持板2の外方へ突出し、幹線1aより分岐する枝線1bは支持板2の上縁2uに沿って後端へと配索し、枝線1cは前端縁に沿って下降させて支持板2の下縁2dに沿って後方へと配索している。ドアハーネス1の枝線1b、1cの先端に接続したコネクタC1、C2は支持板2から外方へ突出させ、ドア用電装品と接続させるようにしている。かつ、該枝線1cよりさらに分岐した枝線を設け、該枝線の端末のコネクタC3等を機器と接続している。
前記支持板2へのドアハーネス1の取り付けはワイヤハーネス組立工程で行っており、ドアハーネス1を支持板2に組みつけた状態で自動車組立工程に搬送し、ドアインナーパネル5の室内側面5aに取り付けるものとしている。
ドアフレーム4のドアインナーパネル5には、スピーカー、ウインドレギュレータ、ドアロック、サイドミラーコントローラ等のドア用電装品、インナーハンドル、ドアアームレスト等の機器が取り付けられている。このように、ドア用機器が取り付けられているドアフレーム4のドアインナーパネル5の室内側面に、前記ドアハーネス1を取り付けた支持板2をサービスホール5hを閉鎖する状態で配置し、支持板2の室外側に位置するバンドクランプ3の係止部3fをドアインナーパネル5に穿設されている係止穴9に挿入係止する。
支持板2をドアインナーパネル5に取り付けることで、ドアハーネス1はドアインナーパネル5の室内側面に配索された状態となり、ドアハーネス1の枝線1b、1cの端末のコネクタC1〜C3をドアインナーパネル5に取り付けられているドア用電装品と接続する。
前記のように、ドアインナーパネル5に支持板2を固定し、コネクタ接続等の所要の処理が終了した後に、ドアトリム(図示せず)をドアインナーパネル5の室内側面にドアハーネス1を覆うように取り付けている。
前記構成とすると、ドアハーネス1をプラダン10からなる支持板2にハーネス組立工程で組み立てているため、自動車組立工程でドアハーネスをドアフレーム4にクランプを用いて直接的に固定する作業が不要となる。かつ、支持板2をドアインナーパネル5に取り付けるバンドクランプ3を該支持板2にドアハーネス1を取り付けるバンドクランプと兼用しているため、クランプの部品点数を半減できる。また、該支持板2は軽量樹脂板からなるため防水機能を備え、従来、サービスホール5hを閉鎖していたサービスホールカバーの機能を果たす。よって、サービスホールカバーを取り付ける必要はなく、ドアハーネス1を取り付ける支持板2を取り付けるだけで、浸水領域からドアインナーパネル5の室内側の防水領域への浸水発生を防止できる。
また、支持板2の大きさは従来のドアモジュールパネルより小さく且つ軽量であるため、支持板2にドアハーネス1を組みつけた状態でも軽量であり、ドアフレーム4への取付作業時に作業者の負担を軽減できる。さらに、ドアインナーパネル5のサービスホール5hのエッジに支持板2の車室側面に取り付けたドアハーネス1が接触しないため、ドアハーネス1に保護材を取り付ける必要はなく、ドアハーネス1を簡素化できる。さらにまた、プラダン10からなる支持板2は安価であると共に、容易に所要の外形に切断できると共にバンド穴を設けることができ、加工性が良い利点がある。
特に、ドアハーネス1を支持するプラダンで形成した支持板2の色を、ドアハーネス1の品番に応じて相違させ、該支持板2の面積が大きく、支持板2の色は目立つため、該支持板2の色からドアハーネス1の品番を一目で識別することができる。
前記のようにドアハーネス1の支持板2としてプラダンを用い、取り付けるドアハーネス1の品番が相違すると、支持板2の色を相違させることで、ドアハーネス1の品番を一目で識別できる利点がある。かつ、ドアインナーパネルに設けられる作業用開口であるサービスホールを、ドアハーネスを配索している軽量なプラダンからなる支持板2で閉鎖し、サービスホールカバーを不要にできる。かつ、該支持板2にドアハーネスを配索経路に沿って取り付ける固定手段としてバンドクランプ3を用い、該バンドクランプ3のバンドを通す穴を支持板2に穴あき加工で設け、該バンドクランプ3の係止部をドアインナーパネル側に突出させ、支持板とドアインナーパネルとの固定手段として兼用している。これにより、ドアハーネスの固定手段と支持板のドアインナーパネルへの固定手段を兼用でき、部品点数を削減できると共に、ドアハーネスのドアへの取付作業性を向上させることができる。
図5に第2実施形態を示す。
第2実施形態では、自動車のルーフに配索するルーフハーネス1−10の支持板2をプラダン10で形成している。
ルーフハーネス1−10は、自動車の前後方向に2000〜3000mmの範囲で直線状に配索される。かつ、ルーフウインドがある車種では、車幅方向の一方側に沿った狭い配索スペースに配索されるため、ルーフハーネス1−10を所要幅から拡がらないように保持する必要がある。よって、支持板2をルーフハーネス1−10の直径より若干幅広とすると共に、2000〜3000mmの細長い平板形状としている。
支持板2はプラダン10の中空部14をルーフハーネス1−10の延在方向と直交方向とし、中間連結板13を支持板2の長さ方向の仕切板として幅方向の直交方向に配置している。
前記支持板2の上面2aにルーフハーネス1−10を載置し、所要間隔をあけて粘着テープ23を支持板2の下面から上面のルーフハーネス1−10の外周に巻き付けて支持板2に固着している。なお、粘着テープにかえて締結バンドを用いて取り付けてもよい。
前記ルーフハーネス1−10は車種によって長さが相違し、かつ、ルーフハーネスからリア側電線品に給電する場合は、リア側電送品のオプションの有無によって構成する電線が相違するため、複数の品番が発生する。よって、ルーフハーネスの品番が相違すると支持板2とするプラダン10の色を相違させている。これにより、支持板2の色によりルーフハーネスの品番を一目で識別することができる。
図6に第3実施形態を示す。
第3実施形態では、プラダン10からなるワイヤハーネスの支持材として、プロテクタ30を設けている。該プラダン10からなるプロテクタ30は底板32と一方側の側板33とからなるL字形状のプロテクタ本体34と、該プロテクタ本体34の側板33の長さ方向の両側に設けた切欠35、35を通して巻き付ける粘着テープ36で基板クリップ37を底板32の下面に固定している。底板32の上面にワイヤハーネス1−11を搭載し、基板クリップ37を粘着テープ36で巻き付ける時に同時にワイヤハーネス1−11をプロテクタ本体34に巻き付けて固定している。
プロテクタ30はプラダンを切断し、側板33となる部分の長さ方向の両側で先端より切り込んでテープ巻き部とする前記切欠35、35を設け、これらの切欠35、35は車体に穿設するプロテクタ固定用の係止穴と対応する位置に設けている。
前記のように、切断したプラダンは底板32になる部分と側板33になる部分の境界線に沿って90度屈折し、断面L形状としている。90度の屈折は、外周側となる側板を境界線に沿って切断し、内周側となる側板と中間連結板とを折曲治具(図示せず)を用いて屈折している。なお、プラダンの屈折方法はプラダンの硬さによって相違させてもよい。
プロテクタ本体34に粘着テープ36を用いて取り付ける基板クリップ37は汎用されている樹脂成形品である。このように、プラダン10を切断および屈折して形成するプロテクタ本体34に、汎用品の基板クリップ37を粘着テープ36で取り付けてプロテクタ30を形成するため、簡単かつ安価でプロテクタを設けることができる。かつ、該プロテクタ30に挿通するワイヤハーネスの品番が相違すると、プロテクタ30を形成するプラダン10の色を変えているため、該プロテクタ30で外装したワイヤハーネスの品番を一目で識別することができる。
1 ドアハーネス
2 支持板
2c1、2c2 バンド穴
3 バンドクランプ
3a バンド係止ボックス
3b バンド
3f 係止部
4 ドアフレーム
5 ドアインナーパネル
5h サービスホール
9 係止穴
10(10−1、10−2,10−3) 樹脂製ダンボール板(プラダン)
11、12 両側板
13 中間連結板
14 中空部
30 プロテクタ

Claims (4)

  1. 両側板を連結する中間連結板で仕切られた中空部を平行に延在させている樹脂製ダンボール板をワイヤハーネスの支持材として用い、該支持材上にワイヤハーネスを配索固定すると共に、該支持材とする樹脂製ダンボール板の色をワイヤハーネスの品番に応じて相違させ、該色でワイヤハーネスの品番を識別できる構成としているワイヤハーネスの識別構造。
  2. 前記プラダンで形成するワイヤハーネスの支持材は、ドアハーネスを取り付けて、ドアフレームのドアインナーパネルに設けられているサービスホールを閉鎖する大きさとした1枚の防水用の支持板からなり、該支持板上にドアハーネスをバンドクランプで取り付けた状態でドアインナーパネルに取り付けている請求項1に記載のワイヤハーネスの識別構造。
  3. 前記プラダンで形成するワイヤハーネスの支持材は、自動車のルーフに配索するルーフハーネス、フロアに配索するフロアハーネス等の直線状の配索領域が長いワイヤハーネスの支持板からなり、ワイヤハーネスの外径より大きい幅とした長尺な平板とし、該支持板の一面にワイヤハーネスを配線して、該支持板に粘着テープあるいは締結バンドでワイヤハーネスを固定している請求項1に記載のワイヤハーネスの識別構造。
  4. 前記プラダンで形成するワイヤハーネスの支持材は、ワイヤハーネスの所要箇所に外装するプロテクタからなり、該プロテクタは前記プラダンを屈折して形成し、該プラダンの色をワイヤハーネスの品番に応じて相違させている請求項1に記載のワイヤハーネスの識別構造。
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