JP2016126250A6 - 画像投影装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像生成素子とライトトンネルとの相対位置が変化しても、照明領域に画像生成素子の全面が入って支障なく使用できる画像投影装置を提供する。
【解決手段】画像データに基づいて画像を生成し投影する画像投影装置であって、光源から照射された光を用いて画像を生成する画像生成素子と、前記画像生成素子を回転可能に保持する保持部と、1以上の光学系と、前記光源から前記画像生成素子までの光の経路の一部を囲む筒状の部材であって内面で光を反射させるライトトンネルと、を有し、前記画像生成素子の回転可能域の全域に、前記ライトトンネルを経た光を投射する照明光学部と、を備える。
【選択図】図19

Description

本発明は、画像投影装置に関する。
従来、スクリーン等に画像を投影する画像投影装置(例えばプロジェクタ)が知られている。画像投影装置には、パソコンやデジタルカメラ等から送信される画像データに基づいて、画像を生成し投影するものがある。そして、このような画像投影装置には、光変調素子(画像生成素子)によって画像生成するものがある。
光変調素子は、光源から照射される光を、画像信号に基づいて変調することにより、画像を生成する。照度ムラ等の防止のため、光変調素子に投射される光の照度分布は、均一であることが望ましい。このため、光変調素子を用いた画像投影装置には、画像形成素子と光源との間に、ライトトンネルを備えるものがある。ライトトンネルは、投射する光の強さを均一化する。
ライトトンネルは、一般に、投影画像の縦横比に合わせて設計される。すなわち、投影画像の縦横比が4:3の場合には、ライトトンネルも、断面形状が縦横比4:3の矩形となるよう設計される。
しかしながら、上述のようなライトトンネルの設計は、ライトトンネルと光変調素子との相対位置が不変であることを前提としており、相対位置が変わる場合に適さない。つまり、ライトトンネルと光変調素子との相対位置が変わると、ライトトンネルを通った光で照明される領域から光変調素子の一部が外れてしまう。この場合、光変調素子の照明領域から外れた部分は、画像生成に参与できなくなるため、例えば、いわゆるケラレのような問題が発生する。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、例えば光変調素子を所定角度回転させたことにより光変調素子とライトトンネルとの相対位置が変化しても、照明領域に光変調素子の全面が入って支障なく使用できる画像投影装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の画像投影装置は、画像データに基づいて画像を生成し投影する画像投影装置であって、光源から照射された光を用いて画像を生成する画像生成素子と、前記画像生成素子を回転可能に保持する保持部と、1以上の光学系と、前記光源から前記画像生成素子までの光の経路の一部を囲む筒状の部材であって内面で光を反射させるライトトンネルと、を有し、前記画像生成素子の回転可能域の全域に、前記ライトトンネルを経た光を投射する照明光学部と、を備える。
本発明によれば、画像生成素子を回転させても、画像生成素子の全面が照明光学部の照明領域に入って、外れることがない。よって、画像生成素子の回転角度によらず、支障なく使用可能であり、良好な画像投影を行うことができる。
画像生成素子が回転可能であることにより、画像投影装置の置き方を変更せずに投影画像の向きを変更することができる。
例えば、画像投影装置を設置した面がスクリーンに対してローリング方向に傾斜している場合の補正対応を、設置状態の補正でなく画像生成素子の回転により対応可能となる。
また、横長画面を縦長画面に変更する場合に、画像投影装置の置き方を変える(例えば平置きを縦置きにする)のではなく、画像生成素子を90°回転させることで対応できる。
図1は、実施形態の画像投影装置の使用状態を示す斜視図である。 図2は、実施形態の画像投影装置の外観を示す斜視図である。 図3は、実施形態の画像投影装置の筐体を除いた内部の構成を示す斜視図であって、図2におけるa視に対応する。 図4は、実施形態の画像投影装置の筐体を除いた内部の構成を示す斜視図であって、図2におけるb視に対応する。 図5は、実施形態の光学エンジンおよびその周辺部の外観を示す斜視図である。 図6は、実施形態の光学エンジンの構成を示す斜視図である。 図7は、実施形態の投射光学部がスクリーンに画像を投射する様子を示す図である。 図8は、実施形態の照明光学部の構成を示す斜視図である。 図9は、実施形態の画像生成部の構成を示す斜視図である。 図10は、実施形態の固定ユニットの構成を示す斜視図である。 図11は、実施形態の可動ユニットの構成を示す斜視図である。 図12は、実施形態の固定ユニットと可動ユニットの重ね合わせ方を示す斜視図である。 図13は、実施形態のDMDを横移動させる場合に発生させるべきローレンツ力の向きを示す平面図である。 図14は、実施形態のDMDを縦移動させる場合に発生させるべきローレンツ力の向きを示す平面図である。 図15は、実施形態のDMDを回転させる場合に発生させるべきローレンツ力の向きを示す平面図である。 図16は、実施形態の断面形状が正方形の内面を有するライトトンネルの使用状態を示す照明光学系ユニットの斜視図である。 図17は、図16に示す照明光学系ユニットをカラーホイール側から見た図である。 図18は、図16に示す照明光学系ユニットにより投射された光がDMDおよびその周辺を照明する領域を示す図である。 図19は、実施形態の変形例における断面形状が円形の内面を有するライトトンネルの使用状態を示す照明光学系ユニットの斜視図である。 図20は、図19に示す照明光学系ユニットをカラーホイール側から見た図である。 図21は、図19に示す照明光学系ユニットにより投射された光がDMDおよびその周辺を照明する領域を示す図である。
図1は、実施形態のプロジェクタ(画像投影装置)1の使用状態を示す斜視図である。プロジェクタ1は、スクリーン2に、画像を投影する。スクリーン2は、概ね白色で矩形の幕であって、投影された画像を映し出す。
図2は、プロジェクタ1の外観を示す斜視図である。プロジェクタ1は、筐体10の上面10aに、投影窓10bを有している。プロジェクタ1は、投影窓10bから光を投射することにより、スクリーン2に画像を投影する。
図3および図4はプロジェクタ1の筐体10を除いた内部の構成を示す斜視図であって、図3は図2におけるa視に対応し、図4は図2におけるb視に対応する。
プロジェクタ1は、光学エンジン11を備えている。光学エンジン11は、筐体10内の投影窓10bの下に相当する位置に収納されている。光学エンジン11の最上部には、投影窓10bから露出する部分である投射ガラス12が設けられている。
図5は、光学エンジン11およびその周辺部の外観を示す斜視図である。プロジェクタ1は、筐体10内に、光源部13を備えている。また、光学エンジン11は、照明光学系ユニット(照明光学部)20、画像表示ユニット(画像生成部)30、投射光学系ユニット(投射光学部)40などを備えている。これらは、画像表示ユニット30、照明光学系ユニット20、投射光学系ユニット40の順に下から上へ重ねて配されている。光源部13は、照明光学系ユニット20の横に隣接配置されている。
光源部13は、光を発する光源として機能し、照明光学系ユニット20を介して、画像表示ユニット30へ光を供給する。照明光学系ユニット20は、光源部13が照射した光を、適切な状態にして画像表示ユニット30へ導く。画像表示ユニット30は、光源が照射した光を用い、画像データに基づいて、画像を生成する。投射光学系ユニット40は、画像表示ユニット30が生成した画像を、適切に拡大して、スクリーン2に投射する。
図6は、光学エンジン11および投射光学系ユニット40の構成を示す斜視図である。投射光学系ユニット40は、投射レンズ41、折返しミラー42、自由曲面ミラー43などを備えている。
投射レンズ41は、画像表示ユニット30の上方に位置する。折返しミラー42は、投射レンズ41の上方に位置し、鏡面を後ろ下方へ向けている。ここで、「後ろ」とは、プロジェクタ1のスクリーン2に面する側を前とした場合の反対側とする。自由曲面ミラー43は、折返しミラー42の後方に位置し、自由曲面をなす鏡面を前方に向けている。
図7は、投射光学系ユニット40がスクリーン2に画像を投射する様子を示す図である。投射レンズ41は、画像表示ユニット30からの光(画像)を受けて、折返しミラー42へ導く。折返しミラー42は、投射レンズ41からの光(画像)を反射して、自由曲面ミラー43へ導く。自由曲面ミラー43は、折返しミラー42からの光(画像)を拡大して、スクリーン2に投射する。
図8は、照明光学系ユニット20の構成を示す斜視図である。図9は、画像表示ユニット30の構成を示す斜視図である。照明光学系ユニット20は、カラーホイール21、ライトトンネル22、リレーレンズ23、シリンダミラー24、凹面ミラー25などを備えている。画像表示ユニット30は、DMD(Digital Micromirror Device)31、固定ユニット32、可動ユニット33、ヒートシンク34などを備えている。
カラーホイール21は、例えば周方向の異なる部分にR(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の各色のフィルタを有する円盤である。カラーホイール21は、高速回転することで、光源部13が照射する光を、RGB各色に時分割する。
ライトトンネル22は、光源部13が照射した光の強さの分布を均一化するための光学部品である。より具体的には、ライトトンネル22は、光源部13からDMD31までの光の経路の一部を囲む筒状をなし、内面が光を反射させるガラスである。ライトトンネル22は、カラーホイール21を透過したRGB各色の光を、内面で多重反射することで光の強さの分布を均一化してリレーレンズ23に導く。
リレーレンズ23は、ライトトンネル22から射出された光の軸上色収差を補正しつつ集光する。シリンダミラー24および凹面ミラー25は、リレーレンズ23から射出された光を反射して、DMD31へ導く。
DMD31は、画像生成素子(画像表示素子、光変調素子ともいう)の一例である。DMD31は、凹面ミラー25からの反射光を変調して投影画像を生成する。より詳しくは、DMD31は、可動式の複数のマイクロミラーが格子状に配列された矩形状の画像生成面を有する。DMD31の各マイクロミラーは、鏡面が傾動可能に設けられており、画像制御手段(不図示)から送信される画像信号に基づいてON/OFF駆動される。
ここで、プロジェクタ1は、CPU(Central Processing Unit)やROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)など(いずれも不図示)を備えている。CPUがROMに格納されたプログラムをRAMに展開して実行することにより、上述の画像制御手段などの各種モジュールが実現される。画像制御手段は、画像データに基づく画像信号を生成し、DMD31へ送信する。画像データは、外部装置(例えばパソコンやデジタルカメラ)から受信する。
マイクロミラーは、例えば「ON」の場合には、光源部13からの光を投射光学系ユニット40へ向けて反射するように、傾斜角度が制御される。また、マイクロミラーは、例えば「OFF」の場合には、光源部13からの光を不図示のOFF光板に向けて反射するように、傾斜角度が制御される。
このように、DMD31は、画像制御手段から送信される画像信号によって各マイクロミラーの傾斜角度が制御され、光源部13から照射されて照明光学系ユニット20を通った光を変調して投影画像を生成する。
可動ユニット33は、固定ユニット32に対して、所定範囲で移動可能である。固定ユニット32は、可動ユニット33を支持するとともに、可動ユニット33の移動を補助する。可動ユニット33は、保持部の一例である。可動ユニット33は、DMD31を所定の移動可能域で移動可能に保持する。また、可動ユニット33は、DMD31を所定の回転可能域(あるいは角度範囲)で回転可能に保持する。
ヒートシンク34は、放熱手段の一例であり、少なくとも一部分がDMD31に触れている。ヒートシンク34は、DMD31の温度上昇を抑制し、DMD31の温度上昇による動作不良や故障等といった不具合の発生を低減する。
図10は、固定ユニット32の構成を示す斜視図である。固定ユニット32は、トッププレート51、ベースプレート52、支柱53、球体54,55、調節ねじ56、磁石57などを備えている。
図11は、可動ユニット33の構成を示す斜視図である。可動ユニット33は、可動プレート61、結合プレート62、DMDブラケット63、コイル64などを備えている。ここで、DMD31は、DMD基板311に設けられている。
図12は、固定ユニット32と可動ユニット33の重ね合わせ方を示す斜視図である。固定ユニット32および可動ユニット33が備える各種板状部材(トッププレート51、ベースプレート52、可動プレート61、結合プレート62)は、結合プレート62、ベースプレート52、可動プレート61、トッププレート51の順に下から上へ重ねられている。
支柱53は、トッププレート51とベースプレート52との間の3か所に位置して、トッププレート51とベースプレート52との間に一定の間隔を形成し、トッププレート51とベースプレート52とを平行に支持する。
トッププレート51は、中央孔51cを囲む3か所に支持孔51a(図12参照)を有している。支持孔51aには、保持部材51bが挿入されている(図10参照)。保持部材51bは、内周面に雌ねじ溝を有する円筒状部材である。
保持部材51bは、調節ねじ56を、ねじ溝間の摩擦力により任意のねじ込み深さで静止可能に、保持する。
また、ベースプレート52は、支持孔51aに対応する3か所に支持孔52a(図10、図12参照)を有している。
球体54は、調節ねじ56の先端と、可動プレート61との間に位置する。球体55は、可動プレート61と、支持孔52aとの間に位置する。また、球体54および球体55は、それぞれ、支持孔51aおよび支持孔52aから、少なくとも一部が可動プレート61側へ突出し、可動プレート61に当接する。これにより、球体54,55は、可動プレート61を、トッププレート51およびベースプレート52に対して移動自在に支持する。
調節ねじ56は、ねじ込み深さを変えられることにより、球体54の突出量を変化させ、これにより、トッププレート51と可動プレート61との間隔を変化させる。
結合プレート62は、ベースプレート52を間に挟んで可動プレート61に固定される。結合プレート62の上面側には、DMD基板311が固定され、下面側には、ヒートシンク34が固定される。
DMDブラケット63は、DMD31の周りを囲むように位置し、DMD基板311を結合プレート62との間に挟む。これにより、DMD31は、結合プレート62に固定される。
磁石57は、トッププレート51の中央孔51cを囲むように4箇所に設けられている。磁石57は、それぞれ、可動プレート61におよぶ磁界を形成する。
コイル64は、磁石57に対向する可動プレート61の上面の各位置に、設けられている。磁石57は、それぞれ、対向するコイル64と、可動プレート61を移動させる移動手段を構成する。
コイル64に電流が流されると、磁石57が形成する磁界により、可動プレート61を移動させる駆動力となるローレンツ力が発生する。
可動プレート61は、磁石57とコイル64との間で発生するローレンツ力を受けて、トッププレート51に対して、XY平面において直線的または回転するように変位する。
図13は、DMD31を横移動させる場合に発生させるべきローレンツ力の向きを示す平面図である。図14は、DMD31を縦移動させる場合に発生させるべきローレンツ力の向きを示す平面図である。そして、図15は、DMD31を回転させる場合に発生させるべきローレンツ力の向きを示す平面図である。
これらの図に示すように、網点模様の矢印Aで示すローレンツ力を発生させることにより、DMD31を、格子模様の矢印Bで示す方向に移動させることができる。DMD31を回転させる場合には、図15に示すように、DMD31の中央を挟む位置に逆向きで平行な力が及ぶよう、コイル64を駆動してローレンツ力を発生させる。
ここで、DMD31を移動ないし回転させるローレンツ力の制御は、CPUがROMに格納されたプログラムをRAMに展開して実行することにより、実現するモジュールの一つである移動制御手段(不図示)が行う。移動制御手段は、各コイル64への通電を制御することにより、各コイル64と磁石57との間で発生するローレンツ力を制御する。そしてこれにより、移動制御手段は、DMD31の移動量(移動距離)や回転量(回転角度)を制御する。
このような構成において、DMD31が回転可能に構成されているので、DMD31の回転可能域の全域に、ライトトンネル22を経た光を投射する必要がある。この必要に対応させるため、ライトトンネル22を、例えば、内面の長手方向に直交する断面の形状が正方形であるもの(ライトトンネル221:図16,図17参照、後述)にする。
図16は、断面形状が正方形の内面を有するライトトンネル221の使用状態を示す照明光学系ユニット20の斜視図である。図17は、図16に示す照明光学系ユニット20をカラーホイール21側から見た図である。図18は、図16に示す照明光学系ユニット20により投射された光がDMD31およびその周辺を照明する領域(照明領域)31aを示す図である。
光源部13が照射し、ライトトンネル221やその前後の光学系(リレーレンズ23、シリンダミラー24、凹面ミラー25)を経た光は、DMD31およびその周辺の所定の照明領域31aを照明する。ライトトンネル221を経た光による照明領域31aの輪郭線は、正方形である。本実施形態では、この正方形の一辺の長さを、DMD31の対角線の長さ以上とする。
ここで、「DMD31の対角線の長さ以上」とは、対角線の長さに対して所定の余裕度を掛けた値とする。余裕度が例えば1であれば、照明領域31aは、一辺の長さがDMD31の対角線の長さに等しい正方形となる。また、余裕度が例えば1.1であれば、照明領域31aの一辺の長さは、対角線の長さよりも1割長くなる。
これにより、DMD31が例えば90°回転して、横長画面から縦長画面に変更したとしても、照明領域31aからDMD31が外れることがなく、良好な画像生成を行うことができる。
(実施形態の変形例)
上記実施形態において、ライトトンネル221に替え、断面円形のライトトンネル222を用いてもよい。図19は、断面形状が円形の内面を有するライトトンネル222の使用状態を示す照明光学系ユニット20の斜視図である。図20は、図19に示す照明光学系ユニット20をカラーホイール21側から見た図である。図21は、図19に示す照明光学系ユニット20により投射された光がDMD31およびその周辺を照明する領域(照明領域)31bを示す図である。
光源部13が照射し、ライトトンネル222やその前後の光学系(リレーレンズ23、シリンダミラー24、凹面ミラー25)を経た光は、DMD31およびその周辺の所定の照明領域31bを照明する。ライトトンネル222を経た光による照明領域31bの輪郭線は、円形である。本実施形態では、この円形の直径の長さを、DMD31の対角線の長さ以上とする。
ここで、「DMD31の対角線の長さ以上」とは、対角線の長さに対して所定の余裕度を掛けた値とする。余裕度が例えば1であれば、照明領域31bは、直径の長さがDMD31の対角線の長さに等しい円形となる。また、余裕度が例えば1.1であれば、照明領域31bの直径は、対角線の長さよりも1割長くなる。
これにより、DMD31が例えば90°回転して、横長画面から縦長画面に変更したとしても、照明領域31bからDMD31が外れることがなく、良好な画像生成を行うことができる。
なお、上述の実施形態および変形例では、ライトトンネル22の形状の具体例(断面が正方形および円形の筒状)を述べたが、実施にあたっては、これに限らない。例えば、DMD31の回転可能域が90°未満であれば、DMD31を回転可能域の全域に渡って回転移動させた場合の移動軌跡の輪郭を断面とする筒状であってもよいし、当該移動軌跡の輪郭に近い長円形を断面とする筒状であってもよい。
また、上述の実施形態および変形例では、余裕度について述べたが、図13および図14に示すようにDMD31を左右および前後に移動させることが可能であるため、例え余裕度を1としても、照明領域31aおよび照明領域31b内にDMD31を適切に配することができる。余裕度を小さく抑えることにより、光の利用効率を向上させることができる。つまり、DMD31上の照度を上げることができる。
なお、ライトトンネル221は、ライトトンネル222よりも、製造しやすいなどの利点がある。また、ライトトンネル222は、ライトトンネル221よりも、光の利用効率が高いなどの利点がある。
1…プロジェクタ、
2…スクリーン、
10…筐体、10a…上面、10b…投影窓、
11…光学エンジン、12…投射ガラス、13…光源部、
20…照明光学系ユニット、
21…カラーホイール、22…ライトトンネル、23…リレーレンズ、
24…シリンダミラー、25…凹面ミラー、
30…画像表示ユニット、
31…DMD、311…DMD基板、
32…固定ユニット、33…可動ユニット、34…ヒートシンク、
40…投射光学系ユニット、
41…投射レンズ、42…折返しミラー、43…自由曲面ミラー、
51…トッププレート、51a…支持孔、51b…保持部材、51c…中央孔、
52…ベースプレート、52a…支持孔、
53…支柱、54,55…球体、56…調節ねじ、57…磁石、
61…可動プレート、62…結合プレート、63…DMDブラケット、64…コイル、
221…ライトトンネル、31a…照明領域、
222…ライトトンネル、31b…照明領域。
特開2012−163732号公報

Claims (3)

  1. 画像データに基づいて画像を生成し投影する画像投影装置であって、
    光源から照射された光を用いて画像を生成する画像生成素子と、
    前記画像生成素子を回転可能に保持する保持部と、
    1以上の光学系と、前記光源から前記画像生成素子までの光の経路の一部を囲む筒状の部材であって内面で光を反射させるライトトンネルと、を有し、前記画像生成素子の回転可能域の全域に、前記ライトトンネルを経た光を投射する照明光学部と、
    を備える画像投影装置。
  2. 前記画像生成素子は、矩形状であって、
    前記ライトトンネルは、断面形状が正方形の内面を有し、
    前記照明光学部は、前記矩形状の対角の長さ以上を一辺の長さとする正方形の領域を照明する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像投影装置。
  3. 前記画像生成素子は、矩形状であって、
    前記ライトトンネルは、断面形状が円形の内面を有し、
    前記照明光学部は、前記矩形状の対角の長さ以上の直径を有する円形の領域を照明する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像投影装置。
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