JP2016124765A - 二酸化塩素剤、二酸化塩素剤封入製品および二酸化塩素剤キット - Google Patents
二酸化塩素剤、二酸化塩素剤封入製品および二酸化塩素剤キット Download PDFInfo
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Abstract
【課題】二酸化塩素を用いた殺菌、ウイルス除去、消臭において、使用前は二酸化塩素を発生せず、使用開始時から速やかに、安定的に、必要な濃度の二酸化塩素を発生する二酸化塩素剤の提供。
【解決手段】亜塩素酸塩の水溶液及びアルカリ剤の水溶液を多孔質担体11に含浸させ乾燥させて成る含浸多孔質担体12と潮解性を有する中性の化合物13とを備える二酸化塩素剤10であり、二酸化塩素剤10とそれを封入する第1の袋体15とを備える二酸化塩素剤封入製品20および二酸化塩素剤10の内の含浸多孔質担体12と潮解性を有する中性の化合物13とを分離し、潮解性を有する中性の化合物13並びに含浸多孔質担体12の内の一方を封入する第2の袋体35と、を備え、使用時に、少なくとも第2の袋体35を開封して含浸多孔質担体12と潮解性を有する中性の化合物13とを混合し、空気中の水蒸気に接触可能とする二酸化塩素剤キット30。
【選択図】図1
【解決手段】亜塩素酸塩の水溶液及びアルカリ剤の水溶液を多孔質担体11に含浸させ乾燥させて成る含浸多孔質担体12と潮解性を有する中性の化合物13とを備える二酸化塩素剤10であり、二酸化塩素剤10とそれを封入する第1の袋体15とを備える二酸化塩素剤封入製品20および二酸化塩素剤10の内の含浸多孔質担体12と潮解性を有する中性の化合物13とを分離し、潮解性を有する中性の化合物13並びに含浸多孔質担体12の内の一方を封入する第2の袋体35と、を備え、使用時に、少なくとも第2の袋体35を開封して含浸多孔質担体12と潮解性を有する中性の化合物13とを混合し、空気中の水蒸気に接触可能とする二酸化塩素剤キット30。
【選択図】図1
Description
本発明は、消臭、殺菌、ウイルス除去などに使用される二酸化塩素剤、それを封入した二酸化塩素剤封入製品、および二酸化塩素剤を構成する構成成分を分けて備える二酸化塩素剤キットに関する。
従来、亜塩素酸塩の水溶液にクエン酸とゲル化剤を加える湿式の二酸化塩素液剤(例えば、特許文献1を参照)が広く使われている。この湿式の二酸化塩素液剤は、二酸化塩素の発生量が多く安定していて優れた効果を有する。ただし、この湿式の二酸化塩素液剤は、液を入れる容器を必要とし、使用開始時に亜塩素酸塩の水溶液にクエン酸とゲル化剤を加えて混合しなければならず、使用上、非常に不便である。また、亜塩素酸塩の水溶液にクエン酸とゲル化剤を混合するため、急激に反応が起こり、高濃度の二酸化塩素が発生し、危険を伴うという問題がある。
そこで、亜塩素酸塩の水溶液およびアルカリ剤の水溶液を含浸させ乾燥させた多孔質担体が乾式の二酸化塩素剤として使われる様になった(例えば、特許文献2を参照)。この種の二酸化塩素剤の二酸化塩素発生反応は、空気中の二酸化炭素と水蒸気が二酸化塩素剤の孔の中に吸収され、反応して炭酸になり、アルカリ剤を中性化し、亜塩素酸塩に作用して二酸化塩素を発生する(例えば、特許文献3を参照)。この二酸化塩素剤は、空気中の二酸化炭素と水蒸気を利用した乾式タイプであるため、亜塩素酸塩の水溶液にクエン酸とゲル化剤を加える湿式の二酸化塩素液剤と比べ、液を入れる容器が不要であり、使い方も簡便であり、かつ持ち運びが容易などの優れた特徴を有している。
しかし、上記従来の二酸化塩素剤には、以下のような問題がある。二酸化塩素剤は、表面が乾燥した状態で使用されることが多い。二酸化塩素発生反応に必要な空気中の二酸化炭素は、水に溶け込み易い性質を持っているため、水分の多い湿ったところには吸収され易いが、水分の少ない乾いたところには吸収され難い。そのため、従来の二酸化塩素剤は、空気中の二酸化炭素の取り込みが悪く、炭酸生成反応が少ない。すなわち、従来の二酸化塩素剤は、炭酸によるアルカリ剤の中性化反応が遅く、使用開始後も二酸化塩素の発生が少なく、消臭、殺菌、ウイルス除去に十分な効果を得られない問題を有している。
上述のように、従来の二酸化塩素剤は、空気が乾燥すると、二酸化塩素の発生量が減少する。インフルエンザの流行する冬場には乾燥した日が多いため、従来の二酸化塩素剤は、二酸化塩素の発生量が少なくなり、最も使いたい時に最も効果が悪くなる問題を有している。
本発明は、上記問題を解決すべく、二酸化塩素による消臭、殺菌、ウイルス除去を目的として、使用前には二酸化塩素をほとんど発生させず、使用開始時から速やかに、必要な濃度の二酸化塩素を安定的に発生させるための二酸化塩素剤を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための一実施形態に係る二酸化塩素剤は、亜塩素酸塩の水溶液およびアルカリ剤の水溶液を多孔質担体に含浸させ乾燥させて成る含浸多孔質担体と、潮解性を有する中性の化合物と、を備える。
別の実施形態に係る二酸化塩素剤は、さらに、潮解性を有する中性の化合物を、塩化カルシウムおよび塩化マグネシウムの少なくともいずれか一方の化合物とすることもできる。
別の実施形態に係る二酸化塩素剤は、また、潮解性を有する中性の化合物を、二酸化塩素剤100質量%に対して0.1質量%以上40質量%以下とすることもできる。
別の実施形態に係る二酸化塩素剤は、また、多孔質担体を、セピオライト、アタバルジャイト、パリゴルスカイト、珪藻土およびシリカゲルの内の少なくともいずれか1種とすることもできる。
別の実施形態に係る二酸化塩素剤は、また、亜塩素酸塩を、亜塩素酸ナトリウム、亜塩素酸マグネシウムおよび亜塩素酸カリウムの内の少なくともいずれか1種とすることもできる。
別の実施形態に係る二酸化塩素剤は、また、アルカリ剤を、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウムおよび水酸化マグネシウムの内の少なくともいずれか1種とすることもできる。
さらに、一実施形態に係る二酸化塩素剤封入製品は、上述の少なくともいずれか1つの二酸化塩素剤と、二酸化塩素剤の保管時および使用前には空気中の水蒸気と二酸化塩素剤との接触を抑制し、使用時に開封して空気中の水蒸気と二酸化塩素剤との接触を促進するように二酸化塩素剤を封入する第1の袋体と、を備える。
また、一実施形態に係る二酸化塩素剤キットは、上述の少なくともいずれか1つの二酸化塩素剤の内の含浸多孔質担体と、潮解性を有する中性の化合物とを分離し、潮解性を有する中性の化合物および含浸多孔質担体のいずれか一方を封入する第2の袋体を備え、使用時に、少なくとも第2の袋体を開封して含浸多孔質担体と潮解性を有する中性の化合物とを混合し、空気中の水蒸気に接触可能とする。
別の実施形態に係る二酸化塩素剤キットは、潮解性を有する中性の化合物および含浸多孔質担体の内、第2の袋体に入れなかった方を封入する第3の袋体を、さらに備えることもできる。
本発明によれば、使用前には二酸化塩素をほとんど発生させず、使用開始時から速やかに、必要な濃度の二酸化塩素を安定的に発生させることができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。ただし、本発明は、下記の実施形態に限定されるものではなく、また、下記の実施形態における各構成要素は、本発明にとって必須の構成要素とは限らない。
図1は、本発明の実施形態に係る二酸化塩素剤(1A)、二酸化塩素剤封入製品(1B)および二酸化塩素剤キット(1C)をそれぞれ示す。
1.二酸化塩素剤
この実施形態に係る二酸化塩素剤10は、安定的に二酸化塩素を放出する材料であって、図1(1A)に示すように、亜塩素酸塩の水溶液およびアルカリ剤の水溶液を多孔質担体11に含浸させ乾燥させて成る含浸多孔質担体12と、潮解性を有する中性の化合物13と、を備える。
この実施形態に係る二酸化塩素剤10は、安定的に二酸化塩素を放出する材料であって、図1(1A)に示すように、亜塩素酸塩の水溶液およびアルカリ剤の水溶液を多孔質担体11に含浸させ乾燥させて成る含浸多孔質担体12と、潮解性を有する中性の化合物13と、を備える。
多孔質担体11は、ナノレベルおよび/またはミクロレベルの孔(クローズドポアの他、オープンポアも含んでも良い)を備え、亜塩素酸塩の水溶液およびアルカリ剤の水溶液を含浸可能な担体であれば特に制約なく用いることができる。多孔質担体11は、好ましくは、セピオライト、アタバルジャイト、パリゴルスカイト、珪藻土およびシリカゲルの内の少なくともいずれか1種であるが、それらの中でも、亜塩素酸塩をできるだけ分解させないようにする観点から、より好ましくは、セピオライト、アタバルジャイト、パリゴルスカイトであり、さらに好ましくは、セピオライトである。
多孔質担体11に含浸される亜塩素酸塩としては、好ましくは、亜塩素酸ナトリウム、亜塩素酸マグネシウム、亜塩素酸カリウムおよび亜塩素酸リチウムの内の少なくとも1種を用いることができ、経済性の観点から、より好ましくは、亜塩素酸ナトリウムを用いることができる。
多孔質担体11に含浸されるアルカリ剤としては、アルカリ性を示す材料であって、好ましくは、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、水酸化リチウムおよび炭酸ナトリウムの内の少なくとも1種を用いることができ、経済性の観点から、より好ましくは、水酸化ナトリウムを用いることができる。
二酸化塩素剤10を構成する材料の一つである、潮解性を有する中性の化合物13としては、好ましくは、塩化カルシウムおよび塩化マグネシウムの内の少なくともいずれか1種を用いることができ、経済性の観点から、より好ましくは、塩化カルシウムを用いることができる。
本願において、「潮解性」とは、物質が空気中の水蒸気を取り込んで自発的に水溶液となる性質をいう。また、潮解性を有する中性の化合物13における「中性」とは、pH=7に限定される狭い範囲ではなく、pH=5以上9以下の範囲をいう。なお、潮解性を有する化合物には、塩化カルシウム、塩化マグネシウム、クエン酸、水酸化ナトリウムなどが例示できるが、クエン酸はpH<5の酸性を呈し、水酸化ナトリウムはpH>9の強アルカリ性を呈することから、クエン酸および水酸化ナトリウムは、潮解性を有する中性の化合物13には含まれない。
この実施形態に係る二酸化塩素剤10は、次のような機構で二酸化塩素を発生する。まず、潮解性を有する中性の化合物13によって空気中から取り込んだ水蒸気から出来た水溶液が、亜塩素酸塩の水溶液およびアルカリ剤の水溶液を含浸させ乾燥させて成る含浸多孔質担体12を湿らせる。その湿り気の水に空気中の二酸化炭素が吸収され炭酸が生成する。炭酸が亜塩素酸塩に作用し、二酸化塩素が発生する。潮解性を有するpH<5の酸性化合物を使用すると、その酸性化合物からできた酸性の水溶液が亜塩素酸塩と急激に反応し、危険を伴う恐れがあるので好ましくない。また、潮解性を有するpH>9のアルカリ性化合物を使用すると、そのアルカリ性化合物からできたアルカリ性の水溶液が、空気中の二酸化炭素を取り込んでしまい、亜塩素酸塩から二酸化塩素を発生する反応が抑制されるおそれがあるので好ましくない。かかる理由から、この実施形態において、潮解性を有する中性の化合物13(pH=5以上9以下)を用いている。なお、潮解性を有する中性の化合物13の存否および存在する割合の測定は、蛍光X線、化学滴定などで行うことが好ましい。
この実施形態において、亜塩素酸塩の水溶液およびアルカリ剤の水溶液を含浸させ乾燥させて成る含浸多孔質担体12の製造法には、公知の方法を用いることができる。また、本実施形態では、潮解性を有する中性の化合物13が使用前の保管時には乾燥剤として作用するため、乾燥条件を厳しくする必要がなく、経済性の面から熱風乾燥機で乾燥することが好ましい。
この実施形態に係る二酸化塩素剤10中の潮解性を有する中性の化合物13の好ましい含有率は、二酸化塩素剤10の全質量100質量%に対して0.1質量%以上40質量%以下であり、さらに好ましい含有率は0.2質量%以上30質量%であり、もっと好ましい含有率は0.2質量%以上20質量%であり、その中でも特に好ましい含有率は1.0質量%以上10質量%以下である。潮解性を有する中性の化合物13の含有率が0.1質量%以上の場合、空気中から水蒸気の取り込みが多く、亜塩素酸塩の水溶液およびアルカリ剤の水溶液を含浸させ乾燥させて成る含浸多孔質担体12を十分に湿らせることができ、二酸化塩素の発生も多くなるので好ましい。また、潮解性を有する中性の化合物13の含有率が40質量%を下回る場合には、潮解性を有する中性の化合物13が取り込んだ水蒸気で出来た水溶液が多くなり過ぎず、亜塩素酸塩の水溶液およびアルカリ剤の水溶液を含浸させ乾燥させて成る含浸多孔質担体12の保持能力を超えにくく、水溶液が外部に漏れ出すリスクが小さいので好ましい。
2.二酸化塩素剤封入製品
この実施形態に係る二酸化塩素剤封入製品20は、図1(1B)に示すように、二酸化塩素剤10と、第1の袋体15と、を備える。第1の袋体15は、二酸化塩素剤10の保管時および使用前には空気中の水蒸気と二酸化塩素剤10との接触を抑制し、使用時に開封して空気中の水蒸気と二酸化塩素剤10との接触を促進するように、二酸化塩素剤10を封入する袋である。第1の袋体15を構成する材料としては、水蒸気を透過しにくい材料、例えば、金属、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリ塩化ビニリデンなどを好適に用いることができ、さらには、上記材料を加工したフイルム、またそれらのフイルムをラミネート構造としたもの、あるいはアルミニウムを表面蒸着したものなども好適に用いることができる。
この実施形態に係る二酸化塩素剤封入製品20は、図1(1B)に示すように、二酸化塩素剤10と、第1の袋体15と、を備える。第1の袋体15は、二酸化塩素剤10の保管時および使用前には空気中の水蒸気と二酸化塩素剤10との接触を抑制し、使用時に開封して空気中の水蒸気と二酸化塩素剤10との接触を促進するように、二酸化塩素剤10を封入する袋である。第1の袋体15を構成する材料としては、水蒸気を透過しにくい材料、例えば、金属、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリ塩化ビニリデンなどを好適に用いることができ、さらには、上記材料を加工したフイルム、またそれらのフイルムをラミネート構造としたもの、あるいはアルミニウムを表面蒸着したものなども好適に用いることができる。
3.二酸化塩素剤キット
この実施形態に係る二酸化塩素剤キット30は、図1(1C)に示すように、二酸化塩素剤10の内の含浸多孔質担体12と、潮解性を有する中性の化合物13とを分離し、潮解性を有する中性の化合物13を封入する第2の袋体35を備え、使用時に、第2の袋体35を開封して含浸多孔質担体12と潮解性を有する中性の化合物13とを混合し、空気中の水蒸気に接触可能とする。また、含浸多孔質担体12を封入する第3の袋体40をさらに備えるのがより好ましい。また、第2の袋体35に含浸多孔質担体12を封入し、潮解性を有する中性の化合物13を袋体に封入しない二酸化塩素剤キット30を構成しても良い。また、第2の袋体35に含浸多孔質担体12を入れ、第3の袋体40に潮解性を有する中性の化合物13を入れても良い。第2の袋体35あるいは第3の袋体40を構成する材料としては、前述の第1の袋体15と同様、水蒸気を透過しにくい材料、例えば、金属、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリ塩化ビニリデンなどを好適に用いることができ、さらには、上記材料を加工したフイルム、またそれらのフイルムをラミネート構造としたもの、あるいはアルミニウムを表面蒸着したものなども好適に用いることができる。
この実施形態に係る二酸化塩素剤キット30は、図1(1C)に示すように、二酸化塩素剤10の内の含浸多孔質担体12と、潮解性を有する中性の化合物13とを分離し、潮解性を有する中性の化合物13を封入する第2の袋体35を備え、使用時に、第2の袋体35を開封して含浸多孔質担体12と潮解性を有する中性の化合物13とを混合し、空気中の水蒸気に接触可能とする。また、含浸多孔質担体12を封入する第3の袋体40をさらに備えるのがより好ましい。また、第2の袋体35に含浸多孔質担体12を封入し、潮解性を有する中性の化合物13を袋体に封入しない二酸化塩素剤キット30を構成しても良い。また、第2の袋体35に含浸多孔質担体12を入れ、第3の袋体40に潮解性を有する中性の化合物13を入れても良い。第2の袋体35あるいは第3の袋体40を構成する材料としては、前述の第1の袋体15と同様、水蒸気を透過しにくい材料、例えば、金属、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリ塩化ビニリデンなどを好適に用いることができ、さらには、上記材料を加工したフイルム、またそれらのフイルムをラミネート構造としたもの、あるいはアルミニウムを表面蒸着したものなども好適に用いることができる。
以下、本発明の実施例について、比較例との比較を交えながら具体的に説明する。
図2の測定装置は、ガラス製シャーレ(MS60S)1の上に、三角ロート(容積400mL)2を被せ、その上部からGASTEC(ガス吸引管)3に二酸化塩素検知管(No.23M)4を取り付けたものであり、試料5から発生する二酸化塩素の濃度を測定するものである。この測定装置は、試料5から発生する二酸化塩素の空気中での濃度を、直接的に、簡便に測定できるものである。
次に、試料の作製条件について説明する。多孔質担体として、焼成セピオライト(近江鉱業株式会社製「ミラクレー」)を用いた。まず、焼成セピオライトを25質量%の亜塩素酸ナトリウム水溶液および25質量%の水酸化ナトリウム水溶液を重量比20:1で混合した水溶液に1時間浸した。次に、遠心分離器にて表面の余分な水溶液を取り除き、60℃の熱風乾燥機で4時間乾燥して、試料Aを得た。試料Aは、亜塩素酸ナトリウムおよび水酸化ナトリウムの混合物が9.6質量%付着したものであった。
亜塩素酸塩の水溶液およびアルカリ剤の水溶液を含浸させ乾燥させて成る含浸多孔質担体では、空気中の水蒸気と二酸化炭素の接触により、二酸化塩素発生反応が行われる。そこで、空気中の水蒸気を素早く、多量に取り込む働きのある潮解性を有する化合物が二酸化塩素発生反応を促進すると考えて、各種の実験を行った。潮解性を有する化合物には、塩化カルシウム、塩化マグネシウム、クエン酸および水酸化ナトリウムを用いた。
<実験1>
試料Bは、上記試料Aに、塩化カルシウムを、二酸化塩素剤に対して5.0質量%になるように混合して作製した。試料Cは、上記試料Aに、塩化マグネシウムを、二酸化塩素剤に対して5.0質量%になるように混合して作製した。試料Dは、上記試料Aに、クエン酸を、二酸化塩素剤に対して5.0質量%になるように混合して作製した。試料Eは、上記試料Aに、水酸化ナトリウムを、二酸化塩素剤に対して5.0質量%になるように混合して作製した。
試料Bは、上記試料Aに、塩化カルシウムを、二酸化塩素剤に対して5.0質量%になるように混合して作製した。試料Cは、上記試料Aに、塩化マグネシウムを、二酸化塩素剤に対して5.0質量%になるように混合して作製した。試料Dは、上記試料Aに、クエン酸を、二酸化塩素剤に対して5.0質量%になるように混合して作製した。試料Eは、上記試料Aに、水酸化ナトリウムを、二酸化塩素剤に対して5.0質量%になるように混合して作製した。
次に、試料A、B、C、DおよびEを各10g取り、ガラス製シャーレ(MS60S)1に入れ、温度20℃、湿度50%の雰囲気に接触させながら放置し、図2の装置を用いて、6時間、1日、10日、60日経過毎に二酸化塩素の濃度の測定を行った。表1に、その結果を示す。
表1に示すように、試料A(比較例1)は、空気中からの水蒸気の取り込みが悪いため、初期には二酸化塩素の発生がほとんど無く、また発生量も少なく、二酸化塩素の効果が不十分であった。試料B(実施例1)は、塩化カルシウムが空気中から水蒸気を素早く取り込み、含浸多孔質担体の表面を湿らせた状態になり、二酸化塩素発生反応が迅速に行われ、その後も高濃度での発生が見られた。試料C(実施例2)では、塩化マグネシウムが空気中の水蒸気を素早く吸収して、含浸多孔質担体の表面を湿らせ、二酸化塩素の発生が見られた。試料D(比較例2)では、クエン酸の酸性が強いため、反応が急激に始まり、高濃度の二酸化塩素が発生し、危険であった。試料E(比較例3)では、水酸化ナトリウムのアルカリ性が強いため、炭酸の生成が阻害され、二酸化塩素が発生しなかった。以上のように、潮解性を有する化合物の中で、中性の塩化カルシウムと塩化マグネシウムが二酸化塩素の発生に寄与することがわかった。
<実験2>
次に、実験1で用意した試料Aに、二酸化塩素剤に対して塩化カルシウムをそれぞれ0.2質量%、0.5質量%、1.0質量%、10.0質量%、20.0質量%になるように混合し、それぞれ、試料F、試料G、試料H、試料Iおよび試料Jを作製した。
次に、実験1で用意した試料Aに、二酸化塩素剤に対して塩化カルシウムをそれぞれ0.2質量%、0.5質量%、1.0質量%、10.0質量%、20.0質量%になるように混合し、それぞれ、試料F、試料G、試料H、試料Iおよび試料Jを作製した。
実験1で用意した試料Aおよび試料Bに加え、実験2で作製した試料F〜Jを各10g取り、ガラス製シャーレ(MS60S)1に入れ、温度20℃、湿度50%の雰囲気に接触させながら放置し、6時間、1日、10日、30日、60日経過毎に発生する二酸化塩素の濃度を、実験1と同様に測定した。表2に、その結果を示す。
表2に示すように、試料A(比較例4)のみでは空気中から水蒸気の取り込みが悪いため、初期には二酸化塩素の発生がほとんど無く、その後徐々に増えるものの、その発生量は少なく、二酸化塩素量が不十分であった。試料B(実施例6)および試料F〜J(実施例3〜5、実施例7および実施例8)は、空気に接触すると潮解性を有する塩化カルシウムが空気中の水蒸気をすばやく取り込み、含浸多孔質担体の表面を湿らせ、二酸化塩素の発生が始まった。その後、徐々に発生量が減少するものの、10日目を過ぎても発生が見られ、60日を経過しても十分な発生量を維持した。
<実験3>
次に、乾燥した条件での効果を調べるため、実験1で用意した試料Aおよび試料Bの他に、試料Aに塩化カルシウムを二酸化塩素剤に対して30.0質量%混合した試料Kを作製し、用意した。これら3種類の試料各10gを取り、ガラス製シャーレ(MS60S)1に入れ、温度20℃、湿度10%の雰囲気に接触させながら放置し、6時間、1日、10日、60日経過毎に二酸化塩素の濃度の測定を行った。測定方法は、実験1と同一方法とした。表3に、その結果を示す。
次に、乾燥した条件での効果を調べるため、実験1で用意した試料Aおよび試料Bの他に、試料Aに塩化カルシウムを二酸化塩素剤に対して30.0質量%混合した試料Kを作製し、用意した。これら3種類の試料各10gを取り、ガラス製シャーレ(MS60S)1に入れ、温度20℃、湿度10%の雰囲気に接触させながら放置し、6時間、1日、10日、60日経過毎に二酸化塩素の濃度の測定を行った。測定方法は、実験1と同一方法とした。表3に、その結果を示す。
表3に示すように、従来の二酸化塩素剤である試料A(比較例5)は、乾燥した条件では空気中の水蒸気の取り込みが不足するため、二酸化塩素の発生が少なかった。試料B(実施例9)は、塩化カルシウムが空気中の水蒸気を強制的に取り込むため、二酸化塩素の発生反応が行われ、二酸化塩素が有効に発生した。試料K(実施例10)は、塩化カルシウムが多くなった効果で二酸化塩素の発生反応が行われ、二酸化塩素が有効に発生した。以上のように、試料Bおよび試料Kは、乾燥した環境でも二酸化塩素剤として有効であることがわかった。
本発明は、年間を通して、また使用開始後速やかに、安定して、二酸化塩素ガスを発生させることができるので、例えば、殺菌、ウイルス除去などの目的で有効に使用することができる。
1: ガラス製シャーレ(MS60S)
2: 三角ロート(容積400mL)
3: GASTEC(ガス吸引管)
4: 二酸化塩素検知管(No.23M)
5: 試料
10: 二酸化塩素剤
11: 多孔質担体
12: 含浸多孔質担体
13: 潮解性を有する中性の化合物
15: 第1の袋体
20: 二酸化塩素剤封入製品
30: 二酸化塩素剤キット
35: 第2の袋体
40: 第3の袋体
2: 三角ロート(容積400mL)
3: GASTEC(ガス吸引管)
4: 二酸化塩素検知管(No.23M)
5: 試料
10: 二酸化塩素剤
11: 多孔質担体
12: 含浸多孔質担体
13: 潮解性を有する中性の化合物
15: 第1の袋体
20: 二酸化塩素剤封入製品
30: 二酸化塩素剤キット
35: 第2の袋体
40: 第3の袋体
Claims (9)
- 亜塩素酸塩の水溶液およびアルカリ剤の水溶液を多孔質担体に含浸させ乾燥させて成る含浸多孔質担体と、
潮解性を有する中性の化合物と、
を備える二酸化塩素剤。 - 請求項1に記載の二酸化塩素剤において、
前記潮解性を有する中性の化合物を、塩化カルシウムおよび塩化マグネシウムの少なくともいずれか一方の化合物とする二酸化塩素剤。 - 請求項1または請求項2に記載の二酸化塩素剤において、
潮解性を有する中性の化合物は、前記二酸化塩素剤100質量%に対して0.1質量%以上40質量%以下である二酸化塩素剤。 - 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の二酸化塩素剤において、
前記多孔質担体を、セピオライト、アタバルジャイト、パリゴルスカイト、珪藻土およびシリカゲルの内の少なくともいずれか1種とする二酸化塩素剤。 - 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の二酸化塩素剤において、
前記亜塩素酸塩を、亜塩素酸ナトリウム、亜塩素酸マグネシウムおよび亜塩素酸カリウムの内の少なくともいずれか1種とする二酸化塩素剤。 - 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の二酸化塩素剤において、
前記アルカリ剤を、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウムおよび水酸化マグネシウムの内の少なくともいずれか1種とする二酸化塩素剤。 - 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の二酸化塩素剤と、
前記二酸化塩素剤の保管時および使用前には空気中の水蒸気と前記二酸化塩素剤との接触を抑制し、使用時に開封して空気中の水蒸気と前記二酸化塩素剤との接触を促進するように、前記二酸化塩素剤を封入する第1の袋体と、
を備える二酸化塩素剤封入製品。 - 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の二酸化塩素剤の内の前記含浸多孔質担体と、前記潮解性を有する中性の化合物とを分離し、前記潮解性を有する中性の化合物および前記含浸多孔質担体のいずれか一方を封入する第2の袋体を備え、
使用時に、少なくとも前記第2の袋体を開封して前記含浸多孔質担体と前記潮解性を有する中性の化合物とを混合し、空気中の水蒸気に接触可能とする二酸化塩素剤キット。 - 請求項8に記載の二酸化塩素剤キットにおいて、
前記潮解性を有する中性の化合物および前記含浸多孔質担体の内、前記第2の袋体に入れなかった方を封入する第3の袋体を、さらに備える二酸化塩素剤キット。
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