JP2016124678A - 線材コイルの吊上げ用の吊上げ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 横向きに積上げられた線材コイルをクレーンで吊上げ移送する線材コイルの吊上げ装置の提供。
【解決手段】 クレーンによる吊下げ用のフック孔3aのある吊上げ部材3を中央に有する上部横方向支持桁4と、上部横方向支持桁4の端部から下方に対向して設けられた左右1対の縦方向支持桁5と、これらの縦方向支持桁5の下端部の回動支軸6に支持され、互いに向き合う縦方向支持桁5の内部に縦向けに格納自在に格納され、かつ、線材コイル2を吊上げる際に縦方向支持桁5の下端部の回動支軸6を中心にして水平に傾倒可能な吊上げ用挿通桁9を有し、縦方向支持桁5の下端に設けたストッパー7により吊上げ用挿通桁9を水平位置で保持することができる線材コイル2の吊上げ用の吊上げ装置1。
【選択図】 図1
【解決手段】 クレーンによる吊下げ用のフック孔3aのある吊上げ部材3を中央に有する上部横方向支持桁4と、上部横方向支持桁4の端部から下方に対向して設けられた左右1対の縦方向支持桁5と、これらの縦方向支持桁5の下端部の回動支軸6に支持され、互いに向き合う縦方向支持桁5の内部に縦向けに格納自在に格納され、かつ、線材コイル2を吊上げる際に縦方向支持桁5の下端部の回動支軸6を中心にして水平に傾倒可能な吊上げ用挿通桁9を有し、縦方向支持桁5の下端に設けたストッパー7により吊上げ用挿通桁9を水平位置で保持することができる線材コイル2の吊上げ用の吊上げ装置1。
【選択図】 図1
Description
この発明は、製鋼所で伸線した長尺の線材を巻回して線材コイルとし、さらに、この線材コイルのコイルの孔の向きを横方向とした状態で並べて数段に積み上げて保管している多数の線材コイルから、所望の線材コイルを吊上げて搬送するために用いる、線材コイルの吊上げ用の吊上げ装置に関する。
製鋼所などにおいて伸線などにより製造された長尺材である線材は、線材コイルとしてコイル状に巻回して束ねられる。その後、これらの線材コイルは、コイルの孔の向きを横方向にして、これらの線材コイルを3段程度の段状に野積みして保管ヤードに保管されている。これらの保管された線材コイルは必要に応じて次工程へと出荷される。こうした保管ヤードにおいて出荷作業をする際には、クレーンなどからフックを吊り下げ、当該線材コイルのコイル内に挿通したワイヤーをフックに係止して、クレーンで吊上げるなどして移動することがなされている。
もっとも、鋼線などの線材コイルは、重く大きいものであるから、搬出作業は容易ではない。まず、コイルの孔を横向きにした線材コイルのコイルは、長さ(幅)が1400〜1600mm、外径が1200mm、内径である孔の径が950mm程度であり、その重さは2.5トン程度のリング体からなっている。そして、フォークリフトトラックなどを用いて、線材コイルはコイルの孔の向きを横方向にして保管ヤードに並べて3段程度に積み上げて保管されている。
一般的に、次工程への出荷の際には、保管ヤードの3段に積み上げた横向きの線材コイルの上に作業者が登って、線材コイルのコイルの孔にワイヤーを掛ける作業を行ったうえで、掛けたワイヤーをクレーンの先のフックで吊上げて線材コイルを移送する作業を行っている。しかしながら、鋼線などの線材コイルの重量は最大で2.5トン程度もあるので、3段に積み上げた線材コイルの上に登ってコイルへワイヤー掛け作業を行うことは、危険を伴う作業である。そこで、安全に配慮するうえでは、できるだけ作業者を登らせるような危険な作業は回避することが望まれている。
そこで、重さが2.5トンもあるような鋼線などの線材コイルをクレーンで吊上げて移送する作業に使用する手段として、CフックといわれるCの字状のハンガーを用いた装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。また、線材コイルのコイルの孔内にC形フックを直接に挿入して線材コイルの吊上げ作業を行う際に、C形フックから線材コイルが外れて落下する事態を防止する装置が提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
一般に、鋼線などの線材コイルを保管ヤードに横向きにして3段程度に積み上げて保管する場合、できる限り多数の線材コイルを保管したいことから、保管ヤードの面積当たりの保管量を最大限に活用できるように、積み上げた線材コイルと隣り合う積み上げた線材コイルとの間の間隔を可能な限り詰めて略30cm程度としている。しかし、一方で、これらの保管ヤードに保管されている線材コイルはその鋼種や線材の太さや仕向け先の異なる種々のものである。したがって、これらの保管時には、必ずしも同一の品種や同一の線材の太さや同一の仕向先の線材コイルが、隣合って順序よく整頓されて保管されているとは限らない。つまり、これらの線材コイルは製造された順に運び込まれるので、品種や線材の太さや仕向先などとは関係なく製造順に保管されている。
したがって、これらの保管ヤードに並べて積み上げて保管した線材コイルの中から次の工程等へ運び出す際には、要請された所望の特定品種の線材コイルを選び出し、この選び出した線材コイルを的確にクレーンで吊上げる必要がある。しかしながら、この場合、目的とする線材コイルが積み上げられて配置された端部にあるとは限らない。積み上げられて配置された多数の線材コイルの中程の位置に目的の線材コイルが存在する場合が多い。しかも、保管ヤードを有効利用しているので、積み上げられた線材コイルと隣り合う同様に積み上げられた線材コイルとの間の間隙は上述したように略30cm程度の狭い空間とされている。このような場合、次工程へ運び出すために、保管ヤードの多数の線材コイルの中から目的の線材コイルを選び出し、上述したCフックやC形フックを用いてクレーンにより吊上げようとするとき、積み上げられて配置された隣り合う線材コイルどうし間の30cm程度の間隙に吊上げ用のCフックやC形フックを挿入しようとしても、積み上げられた線材コイルどうし間の30cmの間隙は、これらのCフックやC形フックの大きさに比して狭いので、これらのCフックやC形フックを挿入することができない。そこで、CフックやC形フックが挿入できるようにするには、積み上げられた線材コイルどうしの間の間隙を広くすることが要請されるも、他方で間隙を広くすることは、保管ヤードの有効利用を十分に図れなくなり、スペースが必要となってしまう問題がある。
そして、搬送しようとする横置きにした線材コイルのコイルの孔の内部にCフックやC形フックをコイルの孔に一方から差し入れる片掛けの場合、コイルの長さが1400〜1600mmもあるので、内部に差し入れるフックの長さもその分長くする必要があるが、保管ヤードでのスペースはそのように広くない一方で、フックが短ければ、線材コイルの全長に及ばず、フックが届かない部分は自重で垂れ下がって歪んでしまうおそれがある。
さらに搬送しようとする横置きにした線材コイルのコイルの孔の内部にCフックやC形フックをコイルの孔の両側から挿入して引掛ける場合であっても、横置きの線材コイルの長さは上述のように1400〜1600mmもあるので、コイルの孔の両側から挿通したCフックやC形フックの挿通部分の長さは左右の長さを合わせても到底コイルの孔の長さには及ばないこととなる。したがって、挿通したCフックやC形フックが当接しているコイルの孔の部分の長さは、線材コイルの全長に及ばない。すると、線材コイルはコイルの孔の中央部の部分が自重で下方に垂れ下がるので、この中央部の部分の線材が歪んでしまいかねない問題が生じる。そこで、このような垂れ下がりを防止するために、線材コイルのコイルの孔の上部内面を何らかの別途の手段で支持する必要がある。そこで、従来はCフックやC形フックを用いて支持する手段ではなく、線材コイルのコイルの孔の全長にワイヤーを通し、このワイヤーをクレーンで吊上げている。なお、線材コイルではなく、鋼板などの板材コイルである場合には、このようなCフックやC形フックを用いて支持する方法であって、かつこれらのフックの係合部が板材コイルの孔の中央部に及ばなくても、板材コイルの中央部が垂れ下がる問題は生じることはない。
そこで、上述のような問題に対して、本発明が解決しようとする課題は、横向きに積み上げられた長さ1400〜1600mm、外径1200mm、内径950mm程度である吊上げる目的の線材コイルの両端に上方から降ろして、線材コイルの孔の両端に吊上げ用挿通桁を挿通し、この吊上げ用挿通桁をクレーンで上方に吊上げて線材コイルを移送できる構造の線材コイルの吊上げ装置を提供することである。この線材コイルを吊上げる場合、この吊上げる線材コイルと略30cm程度の間隙を空けて隣り合う横向きに積み上げられた同様の大きさの線材コイルに邪魔されることなく、吊り上げられる手段を提供することが求められている。
上記の課題を解決するための本発明の手段は、第1の手段では、内部に中空の孔を有する線材コイルの吊上げ装置であって、この吊上げ装置は、クレーンによる吊下げ用のフック孔を有する吊上げ部材を中央に有する上部横方向支持桁と、この上部横方向支持桁の左右の端部から下方に対向して設けられた左右1対の縦方向支持桁と、これら1対の縦方向支持桁にはその下端部に設けた回動支軸に支持されて縦方向支持桁の内部に縦方向の互いに向き合う状態で格納自在に格納されかつ前記の中空な線材コイルを吊上げる際に左右の縦方向支持桁の下端部の回動支軸を中心にして線材コイルのコイルの孔内で水平に傾倒可能な線材コイルの吊上げ用挿通桁とを有し、これらの吊上げ用挿通桁はそれぞれの縦方向支持桁の下端に設けたストッパーにより水平位置で保持されることを特徴とする線材コイルの吊上げ用の吊上げ装置である。
第2の手段では、上部横方向支持桁およびその左右1対の縦方向支持桁は、これらの支持桁に線材コイルの吊上げ用挿通桁の駆動手段を有し、この縦方向支持桁に格納された線材コイルの吊上げ用挿通桁は、駆動手段により回動されて縦方向位置あるいは水平方向位置に回動されることを特徴とする第1の手段の線材コイルの吊上げ用の吊上げ装置である。
第3の手段では、縦方向支持桁の下端部に設けた回動支軸に軸支された線材コイルの吊上げ用挿通桁は、水平方向の桁長さが伸縮可変である二重の桁構造体からなることを特徴とする第1又は第2の手段の線材コイルの吊上げ用の吊上げ装置である。
第4の手段では、水平方向の桁長さが伸縮可変である二重の桁構造体は、線材コイルの吊上げ用挿通桁の水平方向の桁長さを伸縮可変とするために、吊上げ用挿通桁の二重の桁構造体の外部桁の内部からスライドして水平に伸びる内部桁を有することを特徴とする第3の手段の線材コイルの吊上げ用の吊上げ装置である。
第5の手段では、水平方向の桁長さが伸縮可変である二重の桁構造体は、線材コイルの吊上げ用挿通桁の水平方向の桁長さを伸縮可変とするために、吊上げ用挿通桁の二重の桁構造体の外部桁の内部から180°折り返して水平に伸びる内部桁を有することを特徴とする第3の手段の線材コイルの吊上げ用の吊上げ装置である。
第6の手段では、水平方向の桁長さが伸縮可変である二重の桁構造体は、線材コイルの吊上げ用挿通桁の水平方向の桁長さを伸縮可変とするために、吊上げ用挿通桁の二重の桁構造体の外部桁の内部からスライドして水平に伸びる内部桁を有し、この内部桁の内部からさらに180°折り返して水平に伸びる長爪を有することを特徴とする第3の手段の線材コイルの吊上げ用の吊上げ装置である。
第7の手段では、水平方向の桁長さが伸縮可変である二重の桁構造体は、線材コイルの吊上げ用挿通桁の水平方向の桁長さを伸縮可変とするために、吊上げ用挿通桁の二重の桁構造体の外部桁の内部から180°折り返して水平に伸びる内部桁を有し、この内部桁の内部からさらにスライドして水平に伸びる長爪を有することを特徴とする第3の手段の線材コイルの吊上げ用の吊上げ装置である。
第1の手段では、所望の線材コイルを搬出するために、線材コイルどうしの狭い隙間に左右の縦方向支持桁をそれぞれ差し入れた後、縦方向支持桁の内部に格納されていた挿通桁をコイル内の空間に向けて水平に傾動させることができるので、所望の線材コイルを、安定的に、簡便に、クレーンで吊上げることができ、コイルの内部の長さに対して挿通桁の長さが十分にあるので、吊り下げられた線材コイルの中央部分が自重で下垂することを避けることができる。
第2の手段によると、挿通桁を水平に傾動させる動力で駆動させるので、クレーンの操作者が手元で操作するなどして、搬送作業をすることができるなど、人手を節約することができる。
さらに第3から第7の手段によると、線材コイルの長さに応じて、挿通桁の長さを調整することができるので、挿通桁が線材コイルの内部に十分に行き渡せることができるので、吊り下げられた線材コイルの中央部分が自重で下垂することがないものとなるので、線材コイルの一部に変形や負荷がかかることもなく、製品の品質を落とさずに安全に搬送することが可能となる。
第2の手段によると、挿通桁を水平に傾動させる動力で駆動させるので、クレーンの操作者が手元で操作するなどして、搬送作業をすることができるなど、人手を節約することができる。
さらに第3から第7の手段によると、線材コイルの長さに応じて、挿通桁の長さを調整することができるので、挿通桁が線材コイルの内部に十分に行き渡せることができるので、吊り下げられた線材コイルの中央部分が自重で下垂することがないものとなるので、線材コイルの一部に変形や負荷がかかることもなく、製品の品質を落とさずに安全に搬送することが可能となる。
本発明の装置の実施の形態について、図面を参照して以下に説明する。伸線工場などで製造された鋼材からなる種々の線径や種々の品種の線材は、コイル状に巻き回されて線材コイル2とされて製造順に保管ヤードに並べられる。この場合、線材コイル2が安定して積み上げられるように、ヤード上には段ボールを敷き、その上に置台として平行に2本のりん木を一組として並べ、この2本一組のりん木の上に、線材コイル2のコイル孔2aの向きをりん木と平行にして、下方へ突出する1体の線材コイル2の弧状部を2本のりん木の間に置いてこの線材コイル2を載置する。この様に、線材コイル2のコイル孔2aを横向きにして、それと直角の方向へ線材コイル2を並べていく。この場合、線材コイル2と次の線材コイル2の間隙は、互いにそのコイル表面が触れない程度の間隔を空けて列として並べる。この様にして線材コイル2の1段目の列がヤードの一端から他端へ並ぶと、1段目の隣り合う線材コイル2の間の凹部の上に、さらに2段目の線材コイル2を載置して2段目の線材コイル2を並べて積んでいく。この場合、1段目と2段目の間には、必要に応じて段ボールを敷いて上下の線材コイルどうしで互いに疵付きにくいようにする。同様にして、3段目の線材コイル2を並べて積んでいき、3段目が列の端まで積み上がるとこの1列目は終了する。この1列目の隣に略30cmの間隔を空けて、2列目の1段目を並べていき、同様に2段目を端まで並べて積んでいき、さらに3段目を端まで並べて積んでいく。このように並べて積み上げて、次の工程に出荷するまで保管ヤードで保管する。これらの保管した線材コイル2のコイルの大きさは、例えば、図5に示すように、線材コイル2のコイル孔2aを横向きにした状態で、1体の線材コイル2の横方向の長さは1400〜1600mm、外径は1200mm、内径であるコイル孔2aの径は950mmである。
ところで、伸線工場等で製造されてコイルに巻き回された線材コイル2を保管ヤードに保管するときは、例えばフォークリフトトラックなどで製造順に保管ヤードへ運び込み、保管ヤードの1箇所の端から順に並べ、さらに段状に、例えば三段重ねに、積み上げて保管する。このように製造した線材コイル2を保管する場合には、保管ヤードの1箇所から順に並べていくのでフォークリフトトラックで作業する余地がある。しかし、順に保管ヤードに製造順に並べて積み上げる線材コイル2は種々の線径や種々の品種や種々の仕向先の線材が製造順に混在している。一方、並べて積み上げた線材コイル2と、隣り合う列の同様の線材コイル2との列間の間隙は、30cm程度に詰めて保管ヤードを有効利用するものとしている。
ここで、本発明の図5に示す中空の孔2aを有する線材コイル2の吊上げ装置1について説明する。第1の実施の形態の線材コイル2の吊上げ装置1は、保管ヤードに並べて3段に積み上げて保管している線材コイル2を次工程へ出荷するために、保管ヤードからクレーンにより吊り上げて移動する際に使用する装置である。この吊上げ装置1では、その主要構造は鋼製の桁から形成している。その構造は、図1あるいは図2に示すように、上部横方向支持桁4を有し、この上部横方向支持桁4の中央部の吊上げ部材3には、クレーンのフックを係合するためのフック孔3aを有する。上部横方向支持桁4の左右の桁端部4aには、左右1対の縦方向支持桁5を向き合わせ状態で対向配置して、上部横方向支持桁4と一体化している。さらに、図3に示すように、左右1対の縦方向支持桁5の下端部5aには、それぞれに回動支軸6を有しており、これらの回動支軸6には、吊上げ用挿通桁9がその端部で回動自在に支持されている。さらに回動支軸6の下側の縦方向支持桁5の下端5bには吊上げ用挿通桁9が縦方向から回動して水平となった状態で、それ以上に回動できなくするためのストッパー7を有している。このストッパー7は例えば鋼製で、吊上げ用挿通桁9の根元を十分に下から支えるものとなっている。したがって、吊上げ用挿通桁9の倒れ過ぎを防ぐだけでなく、水平状態での安定的な搬送姿勢を保持するものとなっている。ここでは、これらの吊上げ用挿通桁9の作動は手で行うことができる。しかし、次の第2の手段では、駆動手段8により行うものである。
第2の実施の形態の線材コイル2の吊上げ装置1について説明する。この吊上げ装置1では、図1に示すように、第1の実施の形態の線材コイル2の吊上げ装置1の上部横方向支持桁4と、この上部横方向支持桁4の左右の桁端部4aに左右1対で対向配置されている縦方向支持桁5の中とのいずれか一方又は両方に、図3に示すプーリー8d及び図1に図示するがベルト8cでからなる駆動手段8を有している。そして、この駆動手段8により左右の縦方向支持桁5の内部に格納されている線材コイル2の吊上げ用挿通桁9の下端部10a(図3に示す)を当該縦方向支持桁5の下端部5aの回動支軸6で回動して吊上げ用挿通桁9を、図1に示すように、水平に倒し、この吊上げ用挿通桁9を線材コイル2を吊上げるためにコイル孔2aの内部に左右から挿通するものとする。なお、これらの上部横方向支持桁4や縦方向支持桁5のいずれかに有する駆動手段8は、モーター8aあるいはアクチュエーターを利用した動力機構と、これらの駆動力を伝達する歯車8b、ベルト8cや、スプロケット、チェーン等を組み合わした駆動力伝達機構である。そして、駆動手段8のモーター8aとしては、通常のモーターあるいはサーボ機構を有するモーターやステッピングモーター等でも構わない。さらに、縦方向支持桁5の下端部5aの回動支軸6自体にサーボ機構を有するモーターやステッピングモーター等を組み込んだ駆動手段8からなるものとしてもよい。さらに、駆動手段8としてはモーター8aの外に、加圧流体や圧搾空気などを直接的に制御するものであってもよい。
第3の実施の形態の線材コイル2の吊上げ装置1について説明する。この吊上げ装置1では、第1又は第2の実施の形態の線材コイル2の吊上げ装置1の左右の縦方向支持桁5の下端部5aの回動支軸6に支持されている吊上げ用挿通桁9を、縦方向支持桁5の内部に縦向きで格納した状態とする。この状態とした縦方向支持桁5を保管ヤードに積み上げられた線材コイル2の中から吊上げる目的の線材コイル2の側部の30cmの間隙の中に降ろす。次いで、降ろした縦方向支持桁5の内部から、図3に示すように、縦方向となっている左右の吊上げ用挿通桁9を、図1の下向の矢印方向に90°倒して、図4の平面図のように水平とし、当該線材コイル2の図5に示すコイル孔2aへ、その両側から水平にした吊上げ用挿通桁9を挿通する。この場合、図6に示すように、吊上げ用挿通桁9は、挿通した際に左右の吊上げ用挿通桁9の長さがスライドしてさらに伸びて線材コイル2の両端間のコイル孔2aの長さと同一となるように、二重の桁構造体10となっており、かつ外部桁10aとこの内側に挿着されている内部桁10bとにより長さが可変な桁構造となっている。しかも、この長さを可変とする二重の桁構造体10として、例えば、図6の(a)に示すように、内部桁10bのスライド構造として後述の第4の実施の形態とし、図6の(b)に示すように、内部桁10bの折返し構造として後述の第5の実施の形態とし、あるいは図6の(c)に示すように、内部桁10bのスライド構造と長爪10cの折返し構造の組合せ構造として後述の第6の実施の形態としている。そして、これらの吊上げ用挿通桁9の二重の桁構造体10の内部桁10bの構造、あるいは後述の第6の実施の形態の二重の桁構造体10の内部桁10bからさらに伸びる長爪10c等の駆動手段8としてそれらの適所に小型のモーターやアクチュエーターを利用した動力機構を組込み制御するものとする。
第4の実施の形態の線材コイル2の吊上げ装置1について説明する。この吊上げ装置1では、上述の第3の実施の形態の線材コイル2の吊上げ装置1における吊上げ用挿通桁9の二重の桁構造体10をさらに具体化したものである。この吊上げ用挿通桁9の二重の桁構造体10の外部桁10aの内部からスライドして水平に伸びる内部桁10bを有するものとした線材コイル2の吊上げ装置1である。この吊上げ用挿通桁9の長さを可変な伸縮構造である二重の桁構造体10として吊上げ用挿通桁9を縮めた状態とし、さらに二重の桁構造体10からなる吊上げ用挿通桁9を、図3に示すように、縦方向支持桁5の内部に格納した状態とすることで、当該線材コイル2と隣り合う線材コイル2との間隙が30cm程度の狭い場合であっても、縦方向支持桁5を30cm程度の狭い間隙に容易に降ろすことができる。さらに、線材コイル2のコイル孔2aの径は上述のように950mmの大きさであり、縦方向支持桁5内に格納された吊上げ用挿入桁9の長さは950mmの0.85倍程度の長さとしているので、縦方向支持桁5を隣り合う線材コイル2どうしの間隙に降ろした際に、降ろした縦方向支持桁5の内部に格納された吊上げ用挿通桁9を、この950mmの大きさの径内で水平に倒すことができ、かつ二重の桁構造体10の吊上げ用挿通桁9の内部桁10bを外部桁10aからスライドして水平に伸ばすことが十分にできる。この場合、吊上げ挿通桁10を水平にする時にコイル孔2aの周囲の線材コイル2の内径面に触れて障害を引き起こすようなことはない。しかも、図6の(a)に示すように、吊上げ用挿通桁9をほぼ水平にした後に、二重の桁構造体10の内部桁10bを外部桁10aからスライドして伸ばすので、この場合も周囲の線材コイル2の内径面との間で何の障害も引き起こすようなことはない。
第5の実施の形態の線材コイル2の吊上げ装置1について説明する。この吊上げ装置1では、水平方向の桁長さが伸縮可変である二重の桁構造体10は、上記の第4の実施の形態の外部桁10aと内部桁10bのスライド構造に代えて、図6の(b)に示すように内部桁10bを外部桁10aの一端から折返し得る折返し構造としたものである。すなわち、吊上げ用挿通桁9の二重の桁構造体10の外部桁10aの一端部で内部桁10bの一端部を180°回転して折り返し、外部桁10aから内部桁10bを水平に伸びた構造としているものである。したがって、この第5の実施の形態においても、上述した第4の実施の形態におけるものと同様に、二重の桁構造体10の長さが可変な構造である。そこで、吊上げる目的の線材コイル2を吊上げるために、隣どうしの両側の積み上げた線材コイル2の間隙へ吊上げ装置1の縦方向支持桁5を降ろすとき、当該線材コイル2が存在する積み上げた線材コイル2と隣り合う積み上げた線材コイル2との間隙が30cm程度の狭い間隙しかない場合であっても、二重の桁構造体10からなる吊上げ用挿通桁9は垂直に縦方向支持桁5の内部に格納されているので、この縦方向支持桁5を上記の30cm程度の狭い間隙の中へ容易に降ろすことができる。さらに、線材コイル2のコイル孔2aの径は上述したように950mmであり、縦方向支持桁5内に格納された吊上げ用挿入桁9の長さは950mmの0.85倍程度の長さとしているので、縦方向支持桁5を上記の30cm程度の狭い間隙に降ろした際に、この縦方向支持桁5の内部に縦向きで格納されている吊上げ用挿通桁9を回動して水平することができ、さらに径950mmのコイル孔2a内で、二重の桁構造体10の内部桁10bを180°回動して水平に伸ばすこともでき、コイル孔2aの周囲の線材コイル2の内径面に触れて当該線材コイル2あるいは吊上げ用挿通桁9に障害を引き起こすようなことはない。
第6の実施の形態の線材コイル2の吊上げ装置1について説明する。この吊上げ装置1では、上記の第4の実施の形態の外部桁10aからスライドして伸びる内部桁10bのスライド構造と、第5の実施の形態の内部桁10bを外部桁10aの一端から180°回動して折り返し得るものとした構造とを合わせようなハイブリッドの構造からなるものである。すなわち、第6の実施の形態では、図6の(c)に示すように、水平方向の桁長さが伸縮可変である二重の桁構造体10として、外部桁10aを有し、この外部桁10aの内部に内部桁12bを格納しうる構造として有し、この内部桁10bを外部桁10aの内部からスライドして水平に伸びる構造とし、さらに、この内部桁10bの内部からさらに180°回転して水平に伸びる長爪10cを有する構造としている。したがって、この第6の実施の形態においても、上述した第4又は第5の実施の形態におけるものと同様に、二重の桁構造体10の長さが可変な構造であり、その内部桁10bにさらに180°回転して伸びる長爪10cを有する構造である。そこで、吊上げる目的の線材コイル2を吊上げるために、隣り合う積み上げた線材コイル2の両側の間隙へ吊上げ装置1の縦方向支持桁5を降ろすとき、隣り合う線材コイル2どうしの間隙が30cm程度の狭い間隙しかない場合であっても、外部桁10aと長爪10cを有する内部桁10bとの二重の桁構造体10からなる吊上げ用挿通桁9を折り畳みかつ縮めた状態としているので、この折り畳み縮めた状態で、吊上げ用挿通桁9は縦方向支持桁5の内部に格納されている。したがって、この長爪10cを有するような二重の桁構造体10からなる吊上げ用挿通桁9を格納している縦方向支持桁5を30cm程度の狭い間隙に容易に降ろすことができる。さらに、線材コイル2のコイル孔2aの径は上述したように950mmの大きさであり、縦方向支持桁5内に格納された吊上げ用挿入桁9の長さは950mmの0.85倍程度の長さとしているので、縦方向支持桁5を間隙に降ろした場合、降ろした縦方向支持桁5の内部に格納された吊上げ用挿通桁9である二重の桁構造体10の外部桁10aを90°回転して水平にするとともに、この外部桁10aの内部から内部桁10bを水平に引き出して伸ばし、さらに長爪10cを180°折り返して水平にして伸ばすことが、線材コイル2の内径であるコイル孔2aの950mmの大きさの径内で十分に実施できる。その際に、これらの吊上げ用挿通桁9における二重の桁構造体10の外部桁10aや内部桁10bや長爪10cが、コイル孔2aの周囲の線材コイル2の内径面に、触れて障害を引き起こすようなことはない。この場合、吊上げ用挿通桁9をほぼ水平にしてから吊上げ用挿通桁9における二重の桁構造体10の外部桁10aから内部桁10bを引き出して、長さを伸ばし、さらに長爪10cを180°折り返して水平とすることも何の障害も蒙ることなく行うことができる。
第7の実施の形態の線材コイル2の吊上げ装置1について説明する。この吊上げ装置1では、上記の第4の実施の形態の外部桁10aの内部から内部桁10bをスライドして伸ばす構造と、第5の実施の形態の内部桁10bを外部桁10aの一端から180°折返して伸ばす構造とを合わせようなハイブリッドの構造からなるものである。すなわち第7の実施の形態では、水平方向の桁長さが伸縮可変である二重の桁構造体10として、外部桁10aを有し、この外部桁10aの内部に内部桁10bを格納しうる構造として有し、この内部桁10bを外部桁10aの内部から180°折り返して水平に伸びる構造とし、さらに、この内部桁10bの内部から180°折り返して水平に伸びる長爪10cを有する構造としている。この実施の形態では、図面は省略している。しかしながら、この第7の実施の形態においても、上述した第4又は第5の実施の形態におけるものと同様に、二重の桁構造体10の長さは可変な構造であり、その外部桁10aの内部に有する内部桁10bを180°折返し、さらに内部桁10bから180°折返しできる長爪10cを有するので、目的とする線材コイル2を吊り上げるために、積み上げた線材コイル2の両側の間隙へ線材コイル2の吊上げ装置1の縦方向支持桁5を降ろすとき、隣り合う線材コイル2どうしの間の間隙が30cm程度の狭い間隙しかない場合であっても、この外部桁10aと長爪10cを有する内部桁10bとの二重の桁構造体10からなる吊上げ用挿通桁9を折り畳みかつ縮めた状態として格納しているので、この長爪10cを有するような二重の桁構造体10からなる吊上げ用挿通桁9を格納している縦方向支持桁5を30cm程度の狭い間隙に容易に降ろすことが可能である。さらに、線材コイル2のコイル孔2aの径は上記したように950mmの大きさであり、縦方向支持桁5内に格納された吊上げ用挿入桁9の長さは950mmの0.85倍程度の長さとしているので、縦方向支持桁5を間隙に降ろした場合、降ろした縦方向支持桁5の内部に格納された吊上げ用挿通桁9における二重の桁構造体10の外部桁10aを90°水平に回転すると共に、この外部桁10aの内部から長爪10cを有する内部桁10bを180°折り返して水平に伸ばし、さらに、この水平とされた内部桁10bから長爪10cを180°回転して水平に伸ばすことが、このコイル孔2aの950mmの大きさの径内で十分に実施でき、この吊上げ用挿通桁9における二重の桁構造体10の外部桁10aや内部桁10bや長爪10cがコイル孔2aの周囲の線材コイル2の内径面に触れて障害を引き起こすようなことはない。この場合、吊上げ用挿通桁9を水平にほぼ倒してから二重の桁構造体10の外部桁10aから内部桁10bを180°折り返して水平として長さを伸ばし、さらに長爪10cを180°折り返して水平とすることで、これらにおける何の障害も引き起こすことがない。
上記の実施の形態における吊上げ装置1の駆動手段8として組み込んだモーター8aあるいはアクチュエーターの電源用の配線はクレーンのアームを介して行うものとする。さらに、これらの駆動手段8の操作はクレーンと有線でつないで操作者の手元でリモートコントロール操作可能とする。さらに、吊上げ装置1の動作状況、特に吊上げ用挿通桁9の動作状況やニ重の桁構造体11の動作状況、あるいはニ重の桁構造体11である外部桁10a、内部桁10b、および長爪10cの動作状況を操作者から目視できるように発光ダイオードなどで点滅させる手段をこれら部材の適所に有するものとし、また、この動作状況に応じた安全機構を操作者の手元コントロール機構として有するものとすることもできる。
本発明の線材コイル2の吊上げ用の吊上げ装置1は、線材コイル2を吊り上げるために使用することは当然であるが、鋼材からなる帯板コイル等にも当該帯板コイルがコイルの孔を有するものであれば、吊上げようとして使用できることはいうまでもない。なお、この帯板コイルを吊上げる場合は、従来の吊上げ装置のクレーンのCフックやC形フックで吊上げ可能であるので、本発明の第3の手段の吊上げ装置1のように吊上げ挿通桁11を二重の桁構造体12からなるものとすることは必ずしも必要ではない。
なお、本願発明の手段では、線材コイル2のコイル孔2aの内部へ吊上げのために挿通する吊上げ用挿通桁9の桁の長さは、線材コイル2のコイル孔2aである内径の7〜9割程度の長さとしている。したがって、横方向とした当該線材コイル1のコイル孔2aの両側に、吊上げ装置1の縦方向支持6を降ろして、当該線材コイル1の内径面の内部へ吊上げ用挿通桁9を挿入し、さらにこの内径面の中で二重の桁構造体10の外部桁10aや内部桁10bや長爪10cを折り返しかつ水平に伸ばしても、当該線材コイル1の内径面に触れたりすることがなく、触れた面が傷つくこともないので製品の搬送が安全に行える。
1 吊上げ装置
2 線材コイル
2a コイルの孔
3 吊上げ部材
3a フック孔
4 上部横方向支持桁
4a 桁端部
5 縦方向支持桁
5a 下端部
5b 下端
6 回動支軸
7 ストッパー
8 駆動手段
8a モーター
8b 歯車
8c ベルト
8d プーリー
9 吊上げ用挿通桁
10 二重の桁構造体
10a 外部桁
10b 内部桁
10c 長爪
2 線材コイル
2a コイルの孔
3 吊上げ部材
3a フック孔
4 上部横方向支持桁
4a 桁端部
5 縦方向支持桁
5a 下端部
5b 下端
6 回動支軸
7 ストッパー
8 駆動手段
8a モーター
8b 歯車
8c ベルト
8d プーリー
9 吊上げ用挿通桁
10 二重の桁構造体
10a 外部桁
10b 内部桁
10c 長爪
Claims (7)
- 内部に中空の孔を有する線材コイルの吊上げ装置であって、この吊上げ装置は、クレーンによる吊下げ用のフック孔を有する吊上げ部材を中央に有する上部横方向支持桁と、この上部横方向支持桁の左右の端部から下方に対向して設けられた左右1対の縦方向支持桁と、これら1対の縦方向支持桁にはその下端部に設けた回動支軸に支持されて縦方向支持桁の内部に縦方向の互いに向き合う状態で格納自在に格納されかつ前記の中空な線材コイルを吊上げる際に左右の縦方向支持桁の下端部の回動支軸を中心にして線材コイルのコイルの孔内で水平に傾倒可能な線材コイルの吊上げ用挿通桁とを有し、これらの吊上げ用挿通桁はそれぞれの縦方向支持桁の下端に設けたストッパーにより水平位置で保持されることを特徴とする線材コイルの吊上げ用の吊上げ装置。
- 上部横方向支持桁およびその左右1対の縦方向支持桁は、これらの支持桁に線材コイルの吊上げ用挿通桁の駆動手段を有し、この縦方向支持桁に格納された線材コイルの吊上げ用挿通桁は、駆動手段により回動されて縦方向位置あるいは水平方向位置に回動されることを特徴とする請求項1に記載の線材コイルの吊上げ用の吊上げ装置。
- 縦方向支持桁の下端部に設けた回動支軸に軸支された線材コイルの吊上げ用挿通桁は、水平方向の桁長さが伸縮可変である二重の桁構造体からなることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の線材コイルの吊上げ用の吊上げ装置。
- 水平方向の桁長さが伸縮可変である二重の桁構造体は、線材コイルの吊上げ用挿通桁の水平方向の桁長さを伸縮可変とするために、吊上げ用挿通桁の二重の桁構造体の外部桁の内部からスライドして水平に伸びる内部桁を有することを特徴とする請求項3に記載の線材コイルの吊上げ用の吊上げ装置。
- 水平方向の桁長さが伸縮可変である二重の桁構造体は、線材コイルの吊上げ用挿通桁の水平方向の桁長さを伸縮可変とするために、吊上げ用挿通桁の二重の桁構造体の外部桁の内部から180°折り返して水平に伸びる内部桁を有することを特徴とする請求項3に記載の線材コイルの吊上げ用の吊上げ装置。
- 水平方向の桁長さが伸縮可変である二重の桁構造体は、線材コイルの吊上げ用挿通桁の水平方向の桁長さを伸縮可変とするために、吊上げ用挿通桁の二重の桁構造体の外部桁の内部からスライドして水平に伸びる内部桁を有し、この内部内部からさらに180°折り返して水平に伸びる長爪を有することを特徴とする請求項3に記載の線材コイルの吊上げ用の吊上げ装置。
- 水平方向の桁長さが伸縮可変である二重の桁構造体は、線材コイルの吊上げ用挿通桁の水平方向の桁長さを伸縮可変とするために、吊上げ用挿通桁の二重の桁構造体の外部桁の内部から180°折り返して水平に伸びる内部桁を有し、この内部桁の内部からさらにスライドして水平に伸びる長爪を有することを特徴とする請求項3に記載の線材コイルの吊上げ用の吊上げ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015000592A JP2016124678A (ja) | 2015-01-05 | 2015-01-05 | 線材コイルの吊上げ用の吊上げ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2015000592A JP2016124678A (ja) | 2015-01-05 | 2015-01-05 | 線材コイルの吊上げ用の吊上げ装置 |
Publications (1)
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JP2016124678A true JP2016124678A (ja) | 2016-07-11 |
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Family Applications (1)
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JP2015000592A Pending JP2016124678A (ja) | 2015-01-05 | 2015-01-05 | 線材コイルの吊上げ用の吊上げ装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2016124678A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2015
- 2015-01-05 JP JP2015000592A patent/JP2016124678A/ja active Pending
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