JP6722544B2 - 荷役装置 - Google Patents

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本発明は、長尺鋼材を吊り上げて運搬する荷役装置に関する。
長尺レールなど一方向に長い長尺鋼材をクレーンで吊り上げて運搬する場合、ビームをクレーンで懸吊し、当該ビームに取り付けた複数の吊り具で長尺鋼材を保持することが一般的である。例えば、特許文献1には、中央部に吊点を有し、長尺リンク(長尺鋼材)に対応する長さを有するフレーム(ビーム)と、フレームに配設され、フレームの幅方向に開閉することによって長尺リンクを下面から支持する複数対のアーム(吊り具)とを備える長尺リンク吊具の技術が開示されている。また、同長尺リンク吊具は、フレームの幅方向両端付近からそれぞれ垂下して長尺リンクを挟むことによってフレームと長尺リンクとの幅方向の位置を調整するガイド部材を備えている。
特開2014−73898号公報
メーカーの工場から出荷されたレールは鉄道会社の工場で溶接された後、軌道に敷設されているが、レールの溶接作業を削減するため、50mを超える長尺レールの出荷が要望されている。しかしながら、長尺レールなど一方向に長い長尺鋼材の場合、以下のような問題が発生することが判明した。
長尺鋼材は幅方向に容易に曲がる断面形状をしているため、長尺鋼材の幅方向に蛇行しやすい。また、長尺鋼材の高さ方向についても一様ではなく偏差を有しているため、長尺鋼材を段積みすると偏差が累積し、高さ方向にも蛇行しやすくなる。
特許文献1記載の技術の場合、長尺リンク(長尺鋼材)の蛇行量がアームの開閉幅より大きかったり、長尺リンクを挟むガイド部材の外側に長尺リンクが蛇行したりすると、長尺リンクを吊り上げることができないという課題がある。
さらに、長尺鋼材は常に一定の形状で蛇行するものではなく、長尺鋼材の品種やロット等による差、保管場所に載置したときの状態などにより多様な蛇行形態となる。そのため、それら蛇行形態に応じて長尺鋼材を保持し吊り上げることが求められる。
従来のように作業員が玉掛け作業を行う場合でも、長尺鋼材が大きく蛇行すると、ビームと長尺鋼材との距離が大きくなり、玉掛け作業ができなくなる。仮に玉掛作業ができたとしても、ビームと長尺鋼材とを繋ぐワイヤーの長さが一定ではなくなるため、バランス良く長尺鋼材を吊り上げることができなくなる。その状態で長尺鋼材を吊り上げようとすると、各吊り具に掛かる重量負荷が異なることから、長尺鋼材が不安定な姿勢となるおそれがある。また、ワイヤーが長い箇所では長尺鋼材が横転しやすくなり、横転した長尺鋼材が垂れ下がるおそれがある。さらに、長尺鋼材が横転すると、長尺鋼材を段積みできない問題も生じる。
長尺鋼材の長さが長くなるほど、長尺鋼材全体としての蛇行量も大きくなることに加えて、長尺鋼材は相当な重量があり、運搬中に大きく波打つように揺れるおそれもある。また、クレーンや巻き上げ機が個別に稼働することから、運搬中に位置ずれが生じる場合もあり、長尺鋼材を安全に運搬するために運搬時の姿勢制御も重要となる。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、多様な形態で蛇行し蛇行量も大きな長尺鋼材でもバランス良く吊り上げて安全に運搬することが可能な荷役装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る荷役装置は、
長尺鋼材を保持する複数の吊り具と、複数の前記吊り具を懸吊するビームと、前記ビームを懸吊する複数のクレーンと、前記吊り具に設置され、長尺鋼材に接触すると作動するストライカと、前記ストライカによる検知信号に基づいて前記クレーンに搭載されたクレーン巻き上げ機を制御し、該クレーンと前記ビームとの間の鉛直距離を調節するクレーン制御部とを備える荷役ユニットが長尺鋼材の長手方向に隣接して配置され、
前記荷役ユニットのビーム端部が、隣接する前記荷役ユニットのビーム端部と連結部を介して連結され、前記各ビームが該ビームの材軸を含む鉛直面内及び/又は該ビームの材軸を含み前記鉛直面と直交する面内で回動自在とされていることを特徴としている。
本発明では、長尺鋼材を吊り上げて運搬する荷役ユニットが長尺鋼材の長手方向に隣接して配置されている。各荷役ユニットのクレーン制御部は、吊り具に設置されているストライカが長尺鋼材に接触すると、当該ストライカと連動しているクレーンによるビームの下降を停止させる。このとき、荷役ユニットのビームは、隣接する荷役ユニットのビームと端部が連結され、三次元空間内で回動自在とされているので、長尺鋼材の蛇行状態に応じて傾斜することができる。
また、本発明に係る荷役装置では、前記連結部は、前記ビームの材軸を含む鉛直面と直交する第1の回動軸と、前記ビームの材軸と前記第1の回動軸の双方に直交する第2の回動軸とを有し、前記連結部が前記第1及び第2の回動軸回りに回動自在とされていてもよい。
当該構成により、各荷役ユニットのビームは三次元空間内で自由に傾斜することができる。
また、本発明に係る荷役装置では、前記各クレーンと前記ビームとの間の鉛直距離に基づいて前記クレーン間の鉛直距離の偏差を演算し、前記クレーン間の鉛直距離の偏差を維持するように前記クレーン制御部を制御する中央制御部を備えていてもよい。
長尺鋼材を吊り上げて運搬する際、長尺鋼材に無理な力が加わり長尺鋼材が変形する場合がある。そこで、当該構成では、吊り具が長尺鋼材を保持した当初のビームの傾斜状態を維持したまま長尺鋼材を吊り上げて運搬することにより、長尺鋼材の変形を防止する。
また、本発明に係る荷役装置では、前記吊り具に設置された前記ストライカによる検知信号に基づいて、該吊り具を昇降させる吊り具巻き上げ機を制御し、該吊り具と前記ビームとの間の鉛直距離を調節する吊り具制御部を備えていてもよい。
当該構成では、吊り具制御部は、吊り具が長尺鋼材を保持可能な位置に到達すると、吊り具巻き上げ機を制御し、当該吊り具の下降を停止させる。
長尺鋼材の大きな傾向としての蛇行に対してビームの傾斜で対応し、長尺鋼材の局所的な蛇行に対して各吊り具制御部で対応することが可能となる。
また、本発明に係る荷役装置では、前記吊り具は、長尺鋼材の側部に当接して該長尺鋼材の幅方向の位置決めを行うストッパを備えていてもよい。
当該構成により、長尺鋼材の幅方向の位置決めを正確且つ迅速に行うことができる。
本発明に係る荷役装置では、長尺鋼材を吊り上げて運搬する荷役ユニットが長尺鋼材の長手方向に隣接して配置されている。荷役ユニットのビームは、隣接する荷役ユニットのビームと端部が連結され、三次元空間内で回動自在とされている。これにより、長尺鋼材の蛇行状態に応じて各ビームを傾斜させることができ、ビーム自身に無理な力がかかったり、損傷したりすることなく、多様な形態で蛇行し蛇行量も大きな長尺鋼材でもバランス良く吊り上げて安全に運搬することができる。
本発明の一実施の形態に係る荷役装置の模式図である。 (A)は連結部の平面図、(B)は連結部の側面図である。 荷役ユニットの模式図である。 (A)は吊り具平断面の模式図、(B)は吊り具を長尺鋼材の長手方向から見た模式図である。 ストッパによる長尺鋼材の位置決めを説明するための模式図である。 長尺鋼材の荷役作業における荷役ユニットの動作を示したフロー図である。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態について説明し、本発明の理解に供する。
本発明の一実施の形態に係る荷役装置10を図1に示す。本実施の形態に係る荷役装置10では、長尺鋼材Sを吊り上げて運搬する荷役ユニット11が長尺鋼材Sの長手方向に隣接して配置されている。
長尺鋼材Sは長尺レールなど一方向に長い鋼材であり、荷役装置10は、長さが50m以上、好ましくは70m以上の長尺鋼材Sを運搬対象とする。長尺鋼材Sの長さの上限は特にないが、現実的には500m以下程度である。
各荷役ユニット11は、長尺鋼材Sを保持する複数の吊り具20と、複数の吊り具20を懸吊する1本のビーム15と、ビーム15を懸吊する複数のクレーン12(本実施の形態では2台)とを備えている。
荷役ユニット11のビーム15の端部は、隣接する荷役ユニット11のビーム15の端部と連結部16を介して連結されている。
連結部16は、ビーム15の材軸17を含む鉛直面と直交する第1の回動軸18と、ビーム15の材軸17と第1の回動軸18の双方に直交する第2の回動軸19とを有するピン接合構造とされ、連結部16が第1及び第2の回動軸18、19回りに回動自在とされている(図2(A)、(B)参照)。これにより、各ビーム15は、ビーム15の材軸17を含む鉛直面内及びビーム15の材軸17を含み前記鉛直面と直交する面内で回動することができる。即ち、各ビーム15は長尺鋼材Sの蛇行状態に応じて傾斜することができる。
連結部16を図2(A)、(B)に示すような構成とすれば、ピン接合による回動軸回りの回動であるため、ビーム15間(荷役ユニット11間)の距離を一定に保ったまま、長尺鋼材Sの蛇行に対応して各ビーム15が傾斜することができる。また、運搬時における長尺鋼材Sの高さ方向の偏差は第1の回動軸18で対応するため、長尺鋼材Sを保持した際における長尺鋼材Sの高さ方向の傾斜を維持したまま運搬することができる。一方、運搬時における長尺鋼材Sの幅方向の偏差については、第2の回動軸19によって、長尺鋼材Sの幅方向の傾きを無くして直線状としたり、あるいは長尺鋼材Sの幅方向の傾斜に随時連動させて運搬することができる。因って、本実施の形態における連結部16の構成は、より安定した長尺鋼材Sの運搬及び載置に資するものである。
なお、第1の回動軸18と第2の回動軸19との間に棒状材などが介装されていてもよい。
長尺鋼材Sを運搬する際、1台のクレーン12でビーム15の中央のみを懸吊すると、運搬姿勢が不安定となるおそれがある。そのため、複数のクレーン12でビーム15を懸吊する。ビーム15の傾斜角度や高さを調節するため、1本のビーム15を2台のクレーン12で懸吊することが好ましい。
なお、本実施の形態では、クレーン12として門型クレーンや天井クレーンを想定しているが、これに限定されるものではなく、ジブクレーンなど他の機構のクレーンでもよい。
ビーム15の長さは、長尺鋼材Sの長さや荷役ユニット11の数に合わせて調整すればよいが、例えば10m以上60m以下程度である。ビーム15の長さが短すぎる場合、制御が複雑になるおそれがある一方、ビーム15の長さが長くなり過ぎると、長尺鋼材Sの蛇行状態に合わせてビーム15を変形させることができない。連結するビーム15の本数に制限はなく、例えば2本以上10本以下程度である。
ビーム15は、クレーン巻き上げ機13に巻回される線材28を介してクレーン12に懸吊されている(図3参照)。クレーン巻き上げ機13はクレーン制御部14によって制御されており、クレーン12とビーム15間の鉛直距離を調整する。また、吊り具20は、吊り具巻き上げ機21に巻回される線材29を介してビーム15に懸吊されている。吊り具巻き上げ機21は吊り具制御部22によって制御されており、吊り具20とビーム15との間の鉛直距離を調整する。各荷役ユニット11のクレーン制御部14と吊り具制御部22は中央制御部30に接続されている。
なお、線材28、29には、可撓性を有するチェーンやワイヤーなどを使用することができる。
吊り具20の下端部には、長尺鋼材Sを挟持して保持する3対の開閉式フック26が、お互いに干渉しないように、平面視して千鳥状に設置されている(図4(A)参照)。各フック26は長尺鋼材Sの幅方向に開閉する。
また、吊り具20を平面視して長手方向の一方の端部には、長尺鋼材Sに接触すると上下方向にスライドするストライカ23が設置され、吊り具20の側面部には、ストライカ23を検知する接触検知センサ24と保持位置検知センサ25が設置されている(図4(A)、(B)参照)。接触検知センサ24は、ストライカ23が長尺鋼材Sに接触したかどうか検知し、保持位置検知センサ25は、接触検知センサ24の上方に設置され、長尺鋼材Sを保持可能な位置に吊り具20が到達したかどうか検知する。
クレーン巻き上げ機13を作動させ、ビーム15を下降させると、吊り具20に設置されているストライカ23が長尺鋼材Sに接触し、ストライカ23は接触検知センサ24の方へスライドする。接触検知センサ24がストライカ23を検知すると、接触検知センサ24の検知信号がクレーン制御部14に入力され、クレーン制御部14は、クレーン巻き上げ機13によるビーム15の巻き下げを停止させる(図3参照)。
本実施の形態では、ビーム15の一方側に配置されている2台の吊り具20の接触検知センサ24の検知信号が一方のクレーン制御部14に入力された時点で、ビーム15の一方側に配置されているクレーン12によるビーム15の下降を停止し、ビーム15の他方側に配置されている2台の吊り具20の接触検知センサ24の検知信号が他方のクレーン制御部14に入力された時点で、ビーム15の他方側に配置されているクレーン12によるビーム15の下降を停止する。
ビーム15の下降が停止した後、吊り具20で長尺鋼材Sを保持するため、吊り具巻き上げ機21を作動させ、吊り具20をさらに下降させる。これにより、ストライカ23は保持位置検知センサ25の方へスライドする。長尺鋼材Sを保持可能な位置まで吊り具20が下降し、保持位置検知センサ25がストライカ23を検知すると、保持位置検知センサ25の検知信号が吊り具制御部22に入力され、吊り具制御部22は、吊り具巻き上げ機21による吊り具20の巻き下げを停止させる(図3参照)。
中央制御部30は、各クレーン12とビーム15との間の鉛直距離に基づいてクレーン12間の鉛直距離の偏差を演算し、クレーン12間の鉛直距離の偏差を維持するように各クレーン制御部14を制御する機能を有している。即ち、吊り具20が長尺鋼材Sを保持した当初のビーム15の傾斜状態を維持したまま長尺鋼材Sを吊り上げて運搬することができる。
また、中央制御部30は、各吊り具20が適切な鉛直位置にあるかどうかチェックし、不適切な位置に吊り具20が存在する場合、吊り具制御部22を制御して適切な位置に当該吊り具20を移動させる機能を有している。
長尺鋼材Sを吊り上げて運搬する際、各クレーン巻き上げ機13の昇降速度を完全に一致させることが難しい場合がある。この昇降速度差(昇降速度の同期差)により、保持時とは異なるビーム高さの偏差が生じると、保持時からの変位によって長尺鋼材Sの高さ方向に負荷が生じて長尺鋼材Sが損傷等する場合がある。中央制御部30は、このビーム高さの保持時からの変位を抑制することで、保持時からの変位による負荷を解消することができる。
なお、図5に示すように、吊り具20の側面部には、長尺鋼材Sの幅方向の位置決めを行うプレート状のストッパ27が取り付けられている。ストッパ27を長尺鋼材Sの側部に当接させることにより、吊り具20を適切な保持位置に誘導する。
次に、長尺鋼材Sの荷役作業における荷役ユニット11の動作について、図6を用いて説明する。なお、説明の便宜上、吊り具は20a、20bのみとし、他の吊り具は省略している。
(1)クレーン12a、12bに搭載されているクレーン巻き上げ機13a、13bを横行させ、把持する長尺鋼材Sの真上にクレーン巻き上げ機13a、13bを移動させる。
(2)クレーン巻き上げ機13a、13bを作動させ、ビーム15を降下させる(図6(A)、(a)参照)。この状態では、吊り具20a、20bのストライカ23a、23bは長尺鋼材Sと接触していない(図6(a)参照)。
(3)吊り具20aのストライカ23aが長尺鋼材Sに接触したことを吊り具20aの接触検知センサ24aが検知すると(図6(b)参照)、クレーン巻き上げ機13aはビーム15の巻き下げを停止する(図6(B)参照)。一方、クレーン巻き上げ機13bは作動している。この状態では、吊り具20bのストライカ23bは長尺鋼材Sと接触していない(図6(b)参照)。
(4)吊り具20bのストライカ23bが長尺鋼材Sに接触したことを吊り具20bの接触検知センサ24bが検知すると(図6(c1)参照)、クレーン巻き上げ機13bはビーム15の巻き下げを停止する(図6(C)参照)。図6(C)に示すように、ビーム15は鉛直面内で傾斜した状態で静止している。
(5)吊り具巻き上げ機21a、21bを作動させ、吊り具20a、20bを降下させる。長尺鋼材Sを保持可能な位置に吊り具20a、20bが到達したことを保持位置検知センサ25a、25bが検知すると(図6(c2)参照)、吊り具巻き上げ機21a、21bは吊り具20a、20bの巻き下げを停止する。
あるいは、クレーン巻き上げ機13a、13bを作動させ、ビーム15の降下に合わせて吊り具20a、20bを降下させる(吊り具巻き上げ機21a、21bは作動させない)。長尺鋼材Sを保持可能な位置に吊り具20a、20bが到達したことを保持位置検知センサ25a、25bが検知すると(図6(c2)参照)、クレーン巻き上げ機13a、13bの巻き下げを停止する。
(6)吊り具20a、20bのフック26a、26bで長尺鋼材Sを把持する。そして、クレーン巻き上げ機13a、13bを作動させ、ビーム15を上昇させる(図6(c3)参照)。
なお、把持した長尺鋼材Sを載置する際は、クレーン巻き上げ機13a、13bを作動させてビーム15をある程度降下させた後、吊り具巻き上げ機21a、21bにより、あるいは、クレーン巻き上げ機13a、13bを低速でさらに降下させることにより、吊り具20a、20bをさらに降下させ、保持位置検知センサ25a、25bの信号を検知した時点で、吊り具20a、20bのフック26a、26bを開いて長尺鋼材Sを解放する。
以上、本発明の一実施の形態について説明してきたが、本発明は何ら上記した実施の形態に記載の構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載されている事項の範囲内で考えられるその他の実施の形態や変形例も含むものである。
例えば、上記実施の形態では、全ての吊り具が接触検知センサ及び保持位置検知センサを備えているが、一部の吊り具は接触検知センサを備えず、保持位置検知センサのみ備えるようにしてもよい。例えば、ビームの一方の端部側に配置されている1台の吊り具の接触検知センサの検知信号に基づいて、ビームの一方側に配置されているクレーンを制御し、ビームの他方の端部側に配置されている1台の吊り具の接触検知センサの検知信号に基づいて、ビームの他方側に配置されているクレーンを制御するようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、1台の吊り具に3対のフックが装着されているが、1対以上であればよく、またフックに代えて電磁石で長尺鋼材を保持するようにしてもよい。
さらにまた、上記実施の形態では、フックの配置がお互いに干渉しないように、平面視して千鳥状に配置されているが、フックが同一直線上にないその他の配置としてもよい。
10:荷役装置、11:荷役ユニット、12、12a、12b:クレーン、13、13a、13b:クレーン巻き上げ機、14:クレーン制御部、15:ビーム、16:連結部、17:材軸、18:第1の回動軸、19:第2の回動軸、20、20a、20b:吊り具、21、21a、21b:吊り具巻き上げ機、22:吊り具制御部、23、23a、23b:ストライカ、24、24a、24b:接触検知センサ、25、25a、25b:保持位置検知センサ、26、26a、26b:フック、27:ストッパ、28、29:線材、30:中央制御部、S:長尺鋼材

Claims (5)

  1. 長尺鋼材を保持する複数の吊り具と、複数の前記吊り具を懸吊するビームと、前記ビームを懸吊する複数のクレーンと、前記吊り具に設置され、長尺鋼材に接触すると作動するストライカと、前記ストライカによる検知信号に基づいて前記クレーンに搭載されたクレーン巻き上げ機を制御し、該クレーンと前記ビームとの間の鉛直距離を調節するクレーン制御部とを備える荷役ユニットが長尺鋼材の長手方向に隣接して配置され、
    前記荷役ユニットのビーム端部が、隣接する前記荷役ユニットのビーム端部と連結部を介して連結され、前記各ビームが該ビームの材軸を含む鉛直面内及び/又は該ビームの材軸を含み前記鉛直面と直交する面内で回動自在とされていることを特徴とする荷役装置。
  2. 請求項1記載の荷役装置において、前記連結部は、前記ビームの材軸を含む鉛直面と直交する第1の回動軸と、前記ビームの材軸と前記第1の回動軸の双方に直交する第2の回動軸とを有し、前記連結部が前記第1及び第2の回動軸回りに回動自在とされていることを特徴とする荷役装置。
  3. 請求項1又は2記載の荷役装置において、前記各クレーンと前記ビームとの間の鉛直距離に基づいて前記クレーン間の鉛直距離の偏差を演算し、前記クレーン間の鉛直距離の偏差を維持するように前記クレーン制御部を制御する中央制御部を備えることを特徴とする荷役装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の荷役装置において、前記吊り具に設置された前記ストライカによる検知信号に基づいて、該吊り具を昇降させる吊り具巻き上げ機を制御し、該吊り具と前記ビームとの間の鉛直距離を調節する吊り具制御部を備えることを特徴とする荷役装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の荷役装置において、前記吊り具は、長尺鋼材の側部に当接して該長尺鋼材の幅方向の位置決めを行うストッパを備えることを特徴とする荷役装置。
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