JP2016123902A - ヨウ素酸イオン捕捉剤及びヨウ素酸イオンの除去方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】廃液中のヨウ素酸イオンを効率的に除去することができるヨウ素酸イオン捕捉剤を提供する。特に海水を含む廃液であっても、ヨウ素酸イオンを除去することができるヨウ素酸イオン捕捉剤を提供する。
【課題手段】鉄含有化合物、チタン含有化合物、及びジルコニウム含有化合物からなる群より選択される少なくとも1種を含むことを特徴とするヨウ素酸イオン捕捉剤。ヨウ素酸イオンの交換容量が、0.4meq/g以上であることが好ましい。
【選択図】図1

Description

本発明は、ヨウ素酸イオン捕捉剤及びヨウ素酸イオンの除去方法に関する。
無機イオン交換体は、イオン交換樹脂に比べ、耐熱性や耐放射線性に優れているため、古くから放射性廃液のイオン交換処理、並びに強放射線物質の分離、濃縮及び精製等への応用が期待されている。
セシウムやストロンチウムの除去については、ゼオライト等が検討され、高い吸着能を示すものが提案されている。また、ヨウ素の除去については、ハイドロタルサイト、銀ゼオライト、及び鉛アパタイトなどで検討が進められている(例えば、特許文献1)。原子力発電所での汚染水処理を想定した場合、ヨウ素は、ヨウ素ガス、ヨウ素イオン、ヨウ素酸イオンなどの複数の形態を持つため、それぞれに適した吸着剤を選定する必要がある。これらの中でもヨウ素酸イオン(IO3 -)については、吸着が難しいとされている。また、福島の原発事故では原子炉内に海水が注入されており、多くの塩分を含む海水中で目的のイオンを選択的に除去する必要がある。
溶液中のヨウ素酸イオンを効率的に除去・吸着する方法として、溶液中のヨウ素酸イオンに還元剤を作用させ、ポリアミン系のキレート性置換基を持つイオン交換体により除去する方法が提案されている(例えば、特許文献2)。
国際公開2011/158564号 特開2012−250198号公報
しかし、特許文献1に記載された放射性ヨウ素の吸着剤では、ヨウ素酸イオンを十分に捕捉することができず、特に海水中におけるイオン捕捉率が低いという問題がある。また、特許文献2に記載されたヨウ素酸イオンの除去方法では、溶液中でヨウ素酸イオンに還元剤を作用させる工程が必要であること、更に吸着体であるイオン交換体は有機物であるため、場合によっては吸着したイオンを脱着させる工程が必要となり、処理工程が長く実用的な除去方法とは言えない。
本発明は、上記従来の状況に鑑みてなされたものであり、廃液中のヨウ素酸イオンを効率的に除去することができるヨウ素酸イオン捕捉剤を提供することを目的とする。特に海水を含む廃液であっても、ヨウ素酸イオンを除去することができるヨウ素酸イオン捕捉剤を提供する。
本発明者らは、鉄含有化合物、チタン含有化合物、及びジルコニウム含有化合物から選択される少なくとも1種を含む特定の化合物が、海水を含む廃液中でもヨウ素酸イオンを選択的に除去できることを見出し、本発明を完成させた。
即ち、本発明は、以下の通りである。
1.鉄含有化合物、チタン含有化合物、及びジルコニウム含有化合物からなる群より選択される少なくとも1種を含むことを特徴とするヨウ素酸イオン捕捉剤。
2.ヨウ素酸イオンの交換容量が、0.4meq/g以上である上記1に記載のヨウ素酸イオン捕捉剤。
3.上記鉄含有化合物が、ゲータイト、アカガネイト、レピドクロサイト、フェロオキシハイト、シュベルトマナイト、及びフェリハイドライトからなる群より選択される少なくとも1種である上記1又は2に記載のヨウ素酸イオン捕捉剤。
4.上記チタン含有化合物が、含水酸化チタン、水酸化チタン、オキシ水酸化チタン、及び非晶質酸化チタンからなる群より選択される少なくとも1種である上記1又は2に記載のヨウ素酸イオン捕捉剤。
5.上記ジルコニウム含有化合物が、含水酸化ジルコニウム、水酸化ジルコニウム、オキシ水酸化ジルコニウム、非晶質酸化ジルコニウム、及び層状リン酸ジルコニウムからなる群より選択される少なくとも1種である上記1又は2に記載のヨウ素酸イオン捕捉剤。
6.上記1〜5のいずれかに記載のヨウ素酸イオン捕捉剤と、ヨウ素酸イオンを含む廃液とを接触させて、廃液中のヨウ素酸イオンを除去することを特徴とするヨウ素酸イオンの除去方法。
7.上記1〜5のいずれかに記載のヨウ素酸イオン捕捉剤と、ヨウ素酸イオンを含む海水とを接触させて、海水中のヨウ素酸イオンを除去することを特徴とするヨウ素酸イオンの除去方法。
本発明のヨウ素酸イオン捕捉剤は、耐熱性及び耐放射線性に優れるとともに、廃液中のヨウ素酸イオンを選択的に吸着することができる。特に海水を含む廃液中でもヨウ素酸イオンを吸着することができることから、例えば原子力発電所や核燃料再処理工場等の原子力施設より排出される廃液等の放射線核種含有物の処理に有用である。
実施例1のヨウ素酸イオン捕捉剤のX線回折像である。
本発明の一実施形態について説明すると以下の通りであるが、本発明はこれらに限定されるものではない。
本発明におけるヨウ素酸イオン捕捉剤は、鉄含有化合物、チタン含有化合物、及びジルコニウム含有化合物から選ばれる少なくとも1種を含むことを特徴とする。
○鉄含有化合物
本発明のヨウ素酸イオン捕捉剤の一つである鉄含有化合物としては、ゲータイト、アカガネイト、レピドクロサイト、マグヘマイト、フェロオキシハイト、シュベルトマナイト、及びフェリハイドライトからなる群より選択される少なくとも1種である。好ましくは、フェリハイドライト、シュベルトマナイトであり、より好ましくはシュベルトマナイトである。
シュベルトマナイトは水中では不安定であるので、イオン交換基であるOH基やSO4基の一部を安定化させるために、メタケイ酸イオン(HSiO3 -)や、リン酸イオンで置換して使用してもよい。
○チタン含有化合物
本発明のヨウ素酸イオン捕捉剤の一つであるチタン含有化合物としては、含水酸化チタン、水酸化チタン、オキシ水酸化チタン、及び非晶質酸化チタンからなる群より選択される少なくとも1種である。
○ジルコニウム含有化合物
本発明のヨウ素酸イオン捕捉剤の一つであるジルコニウム含有化合物としては、含水酸化ジルコニウム、水酸化ジルコニウム、オキシ水酸化ジルコニウム、非晶質酸化ジルコニウム、及び層状リン酸ジルコニウムからなる群より選択される少なくとも1種である。
本発明のヨウ素酸イオン捕捉剤を得るための原料は、水溶液中の反応によってそれぞれの化合物を得るための原料として用いられてきたものであればいずれでも用いることができる。
具体的には、鉄含有化合物の原料としては3価の鉄化合物が好ましく、塩化鉄(III)、硝酸鉄(III)、硫酸鉄(III)、等が挙げられる。これらの中でも、工業的に入手しやすいことから、塩化鉄(III)、硫酸鉄(III)が好ましい。また、化合物には天然物を用いてもよい。
また、チタン含有化合物の原料としては、硫酸チタン、硫酸チタニル、四塩化チタン等が挙げられ、好ましくは硫酸チタン、硫酸チタニルである。
ジルコニウム含有化合物の原料としては、硫酸ジルコニウム、オキシ塩化ジルコニウム等が挙げられる。
本発明のヨウ素酸イオン捕捉剤は、目的の化合物の金属イオン水溶液を、アルカリで中和して沈殿を生成させ、当該沈殿を脱イオン水で洗浄し、乾燥することにより製造することができる。
沈殿を生成させる際の水温は特に限定はないが、好ましくは5〜90℃であり、より好ましくは10℃〜80℃であり、更に好ましくは20℃〜70℃である。
洗浄は、ろ液の電導度が2000μS/cm以下、又はpH3〜10になるまで沈殿を洗浄することが好ましい。この理由は、生成した沈殿を含むスラリーは多くの塩を含むため、洗浄が不十分であるとイオン交換性に影響を及ぼす可能性があるためである。洗浄に用いる脱イオン水の温度は0℃より高く50℃以下であることが好ましい。より好ましくは10℃より高く40℃以下であり、更に好ましくは10℃より高く35℃以下である。洗浄は、ろ液の電気伝導度が1000μS/cm以下になるまで行うことが好ましく、より好ましくは600μS/cm以下である。
洗浄を終えた沈殿は、更に乾燥して水分を除く必要がある。乾燥は、室温で行っても乾燥炉内で加熱して行ってもよい。即ち、沈殿物から余分な水分を除くことができればどのような処理を行ってもよい。例えば、本発明における乾燥温度としては、20〜150℃が好ましく、50〜130℃がより好ましい。乾燥は、沈殿全体に含まれる水分量が15%以下になるまで行うのが好ましく、より好ましくは10%以下、更に好ましくは5%以下である。
上記のようにして得られたヨウ素酸イオン捕捉剤は、目的に応じて粉砕処理を行って、希望する二次粒子径にすることができる。
本発明のヨウ素酸イオン捕捉剤の二次粒子径は特に限定されない。二次粒子径は、例えばヨウ素酸イオン捕捉剤を脱イオン水に超音波分散したものをレーザー回折式粒度分布計で測定し、体積基準のメジアン径を二次粒子径の代表値として採用することができる。二次粒子径は0.1〜50μmであることが好ましく、0.2〜30μmであることがより好ましい。二次粒子径が0.1〜50μmの範囲内であれば、イオン吸着速度が速く、また吸着後の固液分離も容易である。
本発明のヨウ素酸イオン捕捉剤のイオン交換容量は、ヨウ素酸ナトリウム水溶液を用いて測定することができる。具体的な測定例としては、1gの無機イオン吸着剤と50mlの0.1mol/リットル濃度のヨウ素酸ナトリウム溶液とを100mlのポリエチレン製の瓶に入れ、40℃で24時間振盪し、その後、上清のヨウ素濃度をプラズマ発光分析装置で測定し、イオン吸着剤を入れないで同様の操作を行ってヨウ素濃度を測定したものをブランク値として、その差をイオン吸着剤1gあたりのヨウ素酸イオン交換容量とすることができる。
本発明のヨウ素酸イオン捕捉剤のヨウ素酸イオン交換容量は、0.4meq/g以上であることが好ましく、0.6meq/g以上がより好ましく、更に好ましくは0.8meq/g以上である。この範囲が好ましい理由は、少量の添加量で充分な効果が得られるからである。
○イオン捕捉率
本発明のヨウ素酸イオン捕捉剤のイオン捕捉率は、海水中の低濃度のヨウ素酸イオンを確実に捕捉できるかどうかを確認するために行う。具体的な測定方法としては、0.5gのイオン吸着剤と、50mlの日本製薬製ダイゴ人工海水中にヨウ素酸イオンが10ppm程度になるようにヨウ素酸ナトリウム溶解させた液を100mlのポリエチレン製の容器に入れ、40℃で24時間静置し、その後、上清のヨウ素濃度をプラズマ発光分析装置で測定し、イオン吸着剤を入れないで同様の操作を行ってヨウ素濃度を測定したものをブランク値として、その割合からイオン捕捉率を求めることができる。
イオン捕捉率は高い方が好ましく、全てのイオンの捕捉率が85%以上であることが好ましく、より好ましくは90%以上、さらに好ましくは92%以上である。
また、人工海水の代わりに純水中にヨウ素酸イオンが10ppm程度になるようにヨウ素酸ナトリウムを溶解させた液で、上記と同様の操作を行って海水中のイオン捕捉率との比較に用いる。
以下、実施例及び比較例を挙げて本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。なお、下記において%は重量%であり、部は重量部である。
1.評価方法
(1)ヨウ素酸イオン捕捉剤の組成
a)蛍光X線装置で各種金属の含有率を測定した。
b)ヨウ素酸イオン捕捉剤を150℃で24時間乾燥し、デシケーターの中で30分以上冷却した。この試料について、500℃までの熱重量分析を行い、水和量を計算した。
前記a)及びb)の測定結果から、ヨウ素酸イオン捕捉剤の組成を決定した。
(2)二次粒子径
粉砕して得られた粉末0.1gを10mlの脱イオン水に分散させ、70wの超音波で30秒間分散させた。このスラリーを、マルバーン社製「マスターサイザー2000」(型式名)により粒度分布を測定した。この測定値の体積基準のメジアン径を二次粒子径とした。この結果を表1に示す。
(3)イオン交換容量
ヨウ素酸ナトリウム19.8gを純水で溶解し、1Lに調整した。この試験液20mlにイオン捕捉剤を0.4g投入し、密栓して40℃で24時間振とうした。その後、0.2μmのメンブレンフィルターで濾別した液中のヨウ素濃度をプラズマ発光分析装置で測定し、イオン捕捉剤を入れないで同様の操作を行ってヨウ素濃度を測定したものをブランク値として、その差からイオン捕捉剤1gあたりのヨウ素酸イオン交換容量を求めた。結果を表1に示す。
(4)イオン捕捉率
ヨウ素酸ナトリウム0.016gを純水で溶解し、1Lに調整した。この試験液20mlにイオン捕捉剤0.2gを投入し、密栓して40℃で24時間振とうした。その後、0.2μmのメンブレンフィルターで濾別した液中のヨウ素濃度をプラズマ発光分析装置で測定し、イオン捕捉剤を入れないで同様の操作を行ってヨウ素濃度を測定したものをブランク値として、その差からイオン捕捉剤の純水溶媒中のヨウ素酸イオン捕捉率を求めた。結果を表1に示す。
また、ヨウ素酸ナトリウム0.016g及び日本製薬製ダイゴ人工海水(試薬)36g(1L用)を純水で溶解し、1Lに調整した。この試験液20mlにイオン捕捉剤を0.2g投入し、密栓して40℃で24時間振とうした。その後、0.2μmのメンブレンフィルターで濾別した液中のヨウ素濃度をプラズマ発光分析装置で測定し、イオン捕捉剤を入れないで同様の操作を行ってヨウ素濃度を測定したものをブランク値として、その差からイオン捕捉剤の海水溶媒中のヨウ素酸イオン捕捉率を求めた。結果を表1に示す。
2.ヨウ素酸イオン捕捉剤の製造及び評価
<実施例1>
2Lフラスコに純水1900mLを入れ、Na2SO4を28.4gと、FeNO3・9H2Oを93.9g溶解させ、60℃に加温し、保持した。150rpmで撹拌しながら、NaHCO3 38gを約15分かけて投入した(この時のスラリーのpHは2.1であった)。その後室温まで冷却し、濾過により母液を除去した。更に、残さをイオン交換水でろ液の電導度が600μS/cm以下になるまで洗浄した後、送風乾燥機を用いて60℃で24時間乾燥させ、約23gの固形物を得た。
次いで、粉砕機(フリッチェジャパン社製ロータースピードミル、12000rpm、振い目80μm)を用いて粉砕することにより、下記組成式で表される二次粒子径5.0μmのヨウ素酸イオン捕捉剤1を得た。得られたイオン捕捉剤について、粉末X線回折(XRD)によりピーク強度を測定した(図1)。得られたピークはシュベルトマナイト結晶のものであった。
組成式:Fe88(OH)6(SO4)・16H2
<実施例2>
ヨウ素酸イオン捕捉剤2として和光純薬工業社製「酸化鉄(III)一水和物」[ゲータイト;FeO(OH)]を用いた以外は、実施例1と同様の操作を行い、ヨウ素酸イオン交換容量、純水中のヨウ素酸吸着率、及び海水中のヨウ素酸捕捉率を求めた。
<実施例3>
ヨウ素酸イオン捕捉剤3として東亞合成社製「IXE−800」(含水酸化ジルコニウム)と「IXE−100」(層状リン酸ジルコニウム)を重量比6:4で混合したものを使用した以外は、実施例1と同様の操作を行い、ヨウ素酸イオン交換容量、純水中のヨウ素酸吸着率、及び海水中のヨウ素酸捕捉率を求めた。
<実施例4>
ヨウ素酸イオン捕捉剤4として含水酸化チタン(TiO2・H2O)を使用した以外は、実施例1と同様の操作を行い、ヨウ素酸イオン交換容量、純水中のヨウ素酸吸着率、及び海水中のヨウ素酸捕捉率を求めた。
<実施例5>
ヨウ素酸イオン捕捉剤5として水酸化チタン(Ti(OH)4・H2O)と上記「IXE−100」(層状リン酸ジルコニウム)を重量比6:4で混合したものを使用した以外は、実施例1と同様の操作を行い、ヨウ素酸イオン交換容量、純水中のヨウ素酸吸着率、及び海水中のヨウ素酸捕捉率を求めた。
<実施例6>
ヨウ素酸イオン捕捉剤6として上記「IXE−800」(含水酸化ジルコニウム)を使用した以外は、実施例1と同様の操作を行い、ヨウ素酸イオン交換容量、純水中のヨウ素酸吸着率、及び海水中のヨウ素酸捕捉率を求めた。
<実施例7>
ヨウ素酸イオン捕捉剤7として水酸化チタン(Ti(OH)4・H2O)を使用した以外は、実施例1と同様の操作を行い、ヨウ素酸イオン交換容量、純水中のヨウ素酸吸着率、及び海水中のヨウ素酸捕捉率を求めた。
<比較例1>
無機イオン捕捉剤としてハイドロタルサイト焼成物(Mg7Al311.5)を使用した以外は、実施例1と同様の操作を行い、ヨウ素酸イオン交換容量、純水中のヨウ素酸吸着率、及びおよび海水中のヨウ素酸捕捉率を求めた。表1に示す。
<比較例2>
無機イオン捕捉剤としてA型ゼオライト(│Na+ 12(H2O)278[Al12Si12O488)を使用した以外は、実施例1と同様の操作を行い、ヨウ素酸イオン交換容量、純水中のヨウ素酸吸着率、及び海水中のヨウ素酸捕捉率を求めた。
Figure 2016123902
表1から明らかなように、本発明のヨウ素酸イオン捕捉剤は、純水中のヨウ素酸イオンの吸着に優れるだけでなく、海水中のヨウ素酸イオンの吸着にも優れている。
本発明のヨウ素酸イオン捕捉剤は、特に海水中のヨウ素酸イオンを効率的に吸着することができる。そのため、例えば原子力発電所の事故処理で海水の混入した放射性廃液中や、海水中のヨウ素酸イオンを捕捉するのに有用である。

Claims (7)

  1. 鉄含有化合物、チタン含有化合物、及びジルコニウム含有化合物からなる群より選択される少なくとも1種を含むことを特徴とするヨウ素酸イオン捕捉剤。
  2. ヨウ素酸イオンの交換容量が、0.4meq/g以上である請求項1に記載のヨウ素酸イオン捕捉剤。
  3. 上記鉄含有化合物が、ゲータイト、アカガネイト、レピドクロサイト、フェロオキシハイト、シュベルトマナイト、及びフェリハイドライトからなる群より選択される少なくとも1種である請求項1又は2に記載のヨウ素酸イオン捕捉剤。
  4. 上記チタン含有化合物が、含水酸化チタン、水酸化チタン、オキシ水酸化チタン、及び非晶質酸化チタンからなる群より選択される少なくとも1種である請求項1又は2に記載のヨウ素酸イオン捕捉剤。
  5. 上記ジルコニウム含有化合物が、含水酸化ジルコニウム、水酸化ジルコニウム、オキシ水酸化ジルコニウム、非晶質酸化ジルコニウム、及び層状リン酸ジルコニウムからなる群より選択される少なくとも1種である請求項1又は2に記載のヨウ素酸イオン捕捉剤。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のヨウ素酸イオン捕捉剤と、ヨウ素酸イオンを含む廃液とを接触させて、廃液中のヨウ素酸イオンを除去することを特徴とするヨウ素酸イオンの除去方法。
  7. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のヨウ素酸イオン捕捉剤と、ヨウ素酸イオンを含む海水とを接触させて、海水中のヨウ素酸イオンを除去することを特徴とするヨウ素酸イオンの除去方法。
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