JP2016123061A - 差動信号を利用したアナログ信号生成装置および方法 - Google Patents

差動信号を利用したアナログ信号生成装置および方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 電子楽器などに適用される1ビットDA変換器などにおいて、電源オン時およびシャットダウン時などにおけるノイズの発生を防ぐことができる技術を提供することを目的とする。【解決手段】 変換手段で入力信号の波高値をパルス列の粗密で表現する1ビット信号に変換し、差動化手段で該1ビット信号に基づいて生成した差動信号OUT+とOUT−からアナログ信号を生成するものにおいて、ミュート・オフの指示を入力し、変換手段からデューティー比50%で1と0とを繰り返す1ビット信号が出力されているとき、差動化手段を、最初はOUT+信号およびOUT−信号が共に0を持続する状態とさせ、該状態から徐々にOUT+信号およびOUT−信号のパルス幅の時間長を増加させ、最終的にはOUT+信号およびOUT−信号のパルス幅の時間長が目標の時間長になるように制御する。【選択図】 図4

Description

この発明は、電子楽器などの電源のオン/オフ時やリセット時などにおいてノイズの発生を押さえることができる、アナログデジタル変換器などに適用できる、差動信号を利用したアナログ信号生成装置および方法に関する。
1ビットデジタルアナログ(DA)変換器は、例えば電子楽器等の各種の音響機器において、生成・加工したデジタル音響信号をアナログ音響信号に変換して出力する際に広く用いられている。1ビットDA変換器では、元波形の波高値がパルス列の粗密で表された1ビット信号をローパスフィルタ(LPF)にてフィルタリングしてアナログ信号を生成する。近年では、生成したデジタル音響信号を高いサンプリング周波数でオーバーサンプリングして量子化雑音を広い周波数帯域に分布させ、ΔΣ変調器でノイズシェーピングすることで量子化雑音を周波数帯域の低域で低く高域で高いノイズに整形して、可聴周波数帯域のノイズレベルを低減する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、DA変換器において、正相信号と逆相信号からなる差動信号を利用してアナログ信号を生成するものも知られている。上述のΔΣ変調器は1ビットスイッチングアンプにも用いられるが、その際、ΔΣ変調器の出力である1ビット信号から差動信号を生成し、該差動信号からパワースイッチおよびLPFにてアナログ信号を生成したり、ΔΣ変調器をフル差動回路で構成することも行われている。
特開平11−122112号公報
上述の従来の1ビットDA変換器における1ビット信号は、元波形の波高値をパルス列の粗密で表すものであり、無音の状態では、パルスを出すタイミングと出さないタイミングが交互に均等の割合で(デューティー比が50%)出現する信号である。
通常、電子楽器が電源オフからオンされたときは、装置内部に全く通電されていない状態から通電が開始されるが、その際、最初は無音状態で動作が開始する。そのため、通電されていない状態から、パルスを出すタイミングと出さないタイミングが交互に均等の割合で出現する1ビット信号が出力される状態に突然移行することになり、これがノイズになる場合がある。逆に、電源オンからシャットダウンするときも同様である。
本発明は、電子楽器などに適用される1ビットDA変換器などにおいて、電源オン時およびシャットダウン時などにおけるノイズの発生を防ぐことができる技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に係る差動信号を利用したアナログ信号生成装置は、入力信号を、その波高値がパルス列の粗密で表現された1ビット信号またはその波高値がパルスの1の時間長で表現された1ビット信号に変換する変換手段と、前記1ビット信号に基づいて正相信号OUT+と逆相信号OUT−からなる差動信号を生成する差動化手段と、前記差動信号を入力し、該差動信号に基づくアナログ信号を出力するフィルタ手段と、ミュート・オフの指示を入力する手段と、前記ミュート・オフの指示を受け、前記差動化手段を、最初はOUT+信号およびOUT−信号のパルス幅の時間長が共に0である状態から、徐々にOUT+信号およびOUT−信号のパルス幅の時間長を増加させ、最終的にはOUT+信号およびOUT−信号のパルス幅の時間長が共に目標の時間長になるように制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
請求項2に係る差動信号を利用したアナログ信号生成装置は、入力信号を、その波高値がパルス列の粗密で表現された1ビット信号またはその波高値がパルスの1の時間長で表現された1ビット信号に変換する変換手段と、前記1ビット信号に基づいて正相信号OUT+と逆相信号OUT−からなる差動信号を生成する差動化手段と、前記差動信号を入力し、該差動信号に基づくアナログ信号を出力するフィルタ手段と、ミュート・オンの指示を入力する手段と、前記ミュート・オンの指示を受け、前記差動化手段を、OUT+信号およびOUT−信号のパルス幅の時間長が共に目標の時間長である状態から、徐々にOUT+信号およびOUT−信号のパルス幅の時間長を減少させ、最終的にはOUT+信号およびOUT−信号のパルス幅の時間長が共に0である状態となるように制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1または2に記載の差動信号を利用したアナログ信号生成装置において、前記制御手段は、前記差動化手段を、所定時間間隔で段階的に前記OUT+信号およびOUT−信号のパルス幅を増加または減少させるように、制御することを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項3に記載の差動信号を利用したアナログ信号生成装置において、さらに、モードを指定する手段を備え、前記段階的にOUT+信号およびOUT−信号のパルス幅を増加または減少させる際の各段階のパルス幅の時間長を、前記指定されたモードに応じて決定することを特徴とする。
請求項5に係る発明は、波高値がパルス列の粗密で表現された1ビット信号または波高値がパルスの1の時間長で表現された1ビット信号に基づいて正相信号OUT+と逆相信号OUT−からなる差動信号を生成し、フィルタリング処理してアナログ信号を出力するアナログ信号生成装置に適用するアナログ信号生成方法であって、ミュート・オフの指示を入力したとき、最初は前記OUT+信号およびOUT−信号のパルス幅の時間長が共に0である状態から徐々にOUT+信号およびOUT−信号のパルス幅の時間長を増加させ、最終的にはOUT+信号およびOUT−信号のパルス幅の時間長が共に目標の時間長になるように制御することを特徴とする。
請求項6に係る発明は、波高値がパルス列の粗密で表現された1ビット信号または波高値がパルスの1の時間長で表現された1ビット信号に基づいて正相信号OUT+と逆相信号OUT−からなる差動信号を生成し、フィルタリング処理してアナログ信号を出力するアナログ信号生成装置に適用するアナログ信号生成方法であって、ミュート・オンの指示を入力したとき、前記OUT+信号およびOUT−信号のパルス幅の時間長が共に目標の時間長である状態から、徐々にOUT+信号およびOUT−信号のパルス幅の時間長を減少させ、最終的にはOUT+信号およびOUT−信号のパルス幅の時間長が共に0である状態となるように制御することを特徴とする。
本発明によれば、入力信号の波高値をパルス列の粗密で表現する1ビット信号に変換し、該1ビット信号に基づいて生成した差動信号からアナログ信号を生成するものにおいて、電源オン時およびシャットダウン時などにおけるノイズの発生を防ぐことができる。本発明は、例えば1ビットDA変換器や1ビットスイッチングアンプなどに適用して好適なものである。
この発明を適用した一実施形態である電子楽器のハードウェア構成図 音信号生成部とサウンドシステムの内部構成図 通常使用時での無音の状態のタイムチャート図 電源投入直後のタイムチャート図 シャットダウン指示直後のタイムチャート図 差動化処理部の内部構成図 制御部のミュート・オフ時処理およびミュート・オン時処理のフローチャート モード0のパルス幅の制御例を示す図 モード5のパルス幅の制御例を示す図
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の差動信号を利用したアナログ信号生成装置を適用した一実施形態である電子楽器のハードウェア構成を示す。中央処理装置(CPU)101は、ROM102やRAM103に記憶されている制御プログラムを実行することにより、本電子楽器全体の動作を制御する。ROM(リードオンリメモリ)102は、電源投入時のスタートアップルーチンや低レベルI/O処理を司るBIOS(Basic Input/Output System)およびCPU101が実行する制御プログラムや各種データを格納する不揮発性メモリである。RAM(ランダムアクセスメモリ)103は、各種のワーク領域として使用する揮発性メモリである。記憶装置104には、CPU101が実行するプログラムや、音信号生成部108が楽音信号を生成するために利用する波形サンプルデータなどが記憶されている。通信インターフェース(I/F)105は、各種の外部機器を接続するためのインターフェースである。
操作部106は、ユーザが演奏操作するためのキーボードなどの演奏操作子、およびユーザがこの電子楽器に各種の指示を与えるために外部パネル上に設けられた各種のスイッチなどである。表示部107は、CPU101からの指示に基づいて、与えられた各種の情報を表示するディスプレイである。音信号生成部108は、CPU101からの指示に応じて楽音生成処理を行い、デジタル楽音信号を出力する。音信号生成部108は1つの半導体チップである音源LSI(Large Scale Integrated-circuit)から構成されている。サウンドシステム109は、音信号生成部108から出力されたデジタル楽音信号をアナログ音響信号に変換して出力する。
図2は、音信号生成部108とサウンドシステム109の内部構成を示すブロック図である。音源部201は、CPU101からの指示に基づいてデジタル楽音信号を生成する。ここでは、サンプリング周波数をFsとし、該サンプリング周波数Fsに基づくサンプリング周期(1DACサイクル)毎に1サンプル(24ビットのパラレルデータ)が出力されるデジタル楽音信号(PCM信号)とする。なお、説明の便宜のため、周波数Fsのクロック信号を「サンプリングクロックFs」と呼ぶものとする。
ΔΣ変調部202は、該デジタル楽音信号を入力し、ΔΣ変調して、192Fsまたは384Fsの1ビット信号を出力する。ΔΣ変調は、従来より知られている技術であり、入力信号に対してオーバーサンプリングとノイズシェーピングを施すことで、該入力信号の波高値がパルス列の粗密で表現された1ビット信号を出力する。「192Fsの1ビット信号」とは、元の入力信号のサンプリング周波数Fsの192倍の周波数192Fsのクロック信号に基づき、該クロック信号のサンプリング周期の時間長で1を保持するパルス信号の粗密で元の入力信号の波高値を表現する信号である。「384Fsの1ビット信号」とは、元の入力信号のサンプリング周波数Fsの384倍の周波数384Fsのクロック信号に基づき、該クロック信号のサンプリング周期の時間長で1を保持するパルス信号の粗密で元の入力信号の波高値を表現する信号である。192Fsと384Fsのどちらが適用されるかは、指定されているモードによる。モードについては後述する。なお、説明の便宜のため、周波数192Fsのクロック信号を「クロック信号192Fs」と呼び、周波数384Fsのクロック信号を「クロック信号384Fs」と呼ぶものとする。
差動化処理部203は、入力した192Fsまたは384Fsの1ビット信号を正相信号OUT+と逆相信号OUT−からなる差動信号に変換・出力する。制御部204は、差動化処理部203で生成する差動信号OUT+,OUT−のパルスのパルス幅(デューティー比)を制御する。この制御の詳細については後述する。サウンドシステム109内のアナログLPF205は、オペアンプを使用したローパスフィルタであり、差動信号OUT+,OUT−の高周波数成分を除去してアナログ信号を生成する。パワーアンプ206は、該アナログ信号を電力増幅して出力する。
上記ΔΣ変調部202、差動化処理部203、制御部204、およびアナログLPF205により、音源部201で生成したデジタル楽音信号をアナログ信号に変換するDA変換器が構成されている。なお、ここではモノラル1系統の出力で説明するが、ステレオ出力や多ch出力ではその分の信号線が必要である。
図3は、図1,2の構成における通常使用時での無音の状態のタイムチャートを示す。「通常使用時」とは、電源投入後に十分な時間が経過して安定して無音状態で動作していることを意味している。301は、通常使用時で無音状態の場合のΔΣ変調部202からの出力信号を示す。この出力信号は、1と0とが同じ割合で交互に出力される信号(デューティー比が50%)である。サンプリング周波数Fsが44.1KHzであり、出力信号301が192Fsの1ビット信号であるとすると、出力信号301の0の期間311の時間長と1の期間312の時間長は何れもクロック信号192Fsの周期長、すなわち1/(44.1×103×192)秒である。
302と303は、ΔΣ変調部202からの出力信号301に対して差動化処理部203による差動化処理を施した結果の差動信号を示し、通常使用時の無音状態におけるOUT+信号およびOUT−信号を示す。OUT+信号302は、出力信号301が1の期間でほぼ1となる信号とされる(例えば期間312に対する期間313)。OUT−信号303は、出力信号301が0の期間でほぼ1となる信号とされる(例えば期間311に対する期間314)。
ただし、OUT+信号やOUT−信号として実際の信号線を流れるパルスは、図の304や305に示すように暫減したり暫増したりする信号となる。そのため、本実施形態の装置では、後段の回路でこのような差動信号OUT+,OUT−に基づく動作が問題なく行われるように、所定のマージン(余裕分あるいは遊び)を持たせている。すなわち、OUT+信号302では、出力信号301が1となる期間312の開始時点直後と終了時点直前にマージン321,322を設け、OUT−信号303では、出力信号301が0となる期間311の開始時点直後と終了時点直前にマージン323,324を設けている。どの程度の時間長のマージンを持たせるかは、指定されたモードに応じて決定される。モードは、CPU101あるいは所定のロジック回路により指定される。また、このようなマージンを設ける制御、言い替えると差動信号OUT+,OUT−それぞれのパルス幅の制御は、制御部204により実現する。
ここでモード(Mode)について説明する。本実施形態の装置では、モード0〜7の8つのモードが択一的に設定可能である。モードは、ΔΣ変調部202および差動化処理部203の動作周波数と、上述のOUT+信号302およびOUT−信号303のマージン321〜324の大きさを決める「割合」を規定する。この「割合」は、通常使用時での無音状態におけるΔΣ変調部202の出力信号のパルス幅(図3の312の時間長、311の時間長でも同じである)に対するOUT+信号のパルス幅(図3の313の時間長、OUT−信号のパルス幅314でも同じである)の割合で表すものとし、これを「制御割合」と呼ぶ。
例えば、モード0が指定されると、ΔΣ変調部202および差動化処理部203の動作周波数は192Fsとされ、制御割合は87.5%と設定される。制御割合が87.5%とは、図3の「時間長314÷時間長311」や「時間長313÷時間長312」の割合が87.5%に調整されることを示している。また、モード5が指定されると、ΔΣ変調部202および差動化処理部203の動作周波数は384Fsとされ、制御割合は50.0%と設定される。他のモードについては説明を省略するが、何れのモードも予め上記動作周波数と制御割合が決められている。
なお、図3では無音状態のタイムチャートで説明したが、音源部201が有音の楽音信号を生成・出力した場合も、差動信号OUT+,OUT−のパルス幅は、指定されているモードに応じた制御割合で調整されるものである。
本実施形態の装置において、電源オン直後は、通電されていない状態から通電が開始され無音状態の図3の状態となるが、この際、上述の「発明が解決しようとする課題」の欄で述べたように、突然図3のΔΣ変調部202の出力信号や差動信号OUT+,OUT−が出力されることにより、ノイズが発生することがある。そこで、本実施形態では、電源オン直後に、上記制御部204による制御割合の調整機能を利用してノイズの低減を実現する。シャットダウンが指示された場合も、同様に制御割合の調整機能を利用してノイズの低減を実現する。
図4は、本実施形態の装置の電源投入直後のタイムチャートを示す。411は時間の進行方向を示し、時点412で電源オンされ、時点413でΔΣ変調部202が無音状態の出力信号の出力を開始する。401はΔΣ変調部202から出力される無音状態での出力信号であり、図3の301と同じ信号である。パルス幅424は、指定されたモードに応じて、動作周波数が192Fsなら1/(Fs×192)秒、384Fsなら1/(Fs×384)秒となる。
本実施形態では、電源オン直後にΔΣ変調部202から出力される無音状態での出力信号401の出力が開始されたとき、すぐに図3のOUT+信号302とOUT−信号303を出力開始するのではなく、制御部204による制御割合の調整機能を利用して、徐々に図3のOUT+信号302とOUT−信号303の状態に近づけていく。その近づけ方と最終的に到達させる制御割合はモードに応じて決定される。例えば、モード0が指定されている場合は、出力信号401の出力が開始された時点413から、まず期間421では制御割合0%としてOUT+信号とOUT−信号のパルス幅を制御する。0%であるのでOUT+とOUT−は共に0のままである。次の期間422では制御割合12.5%としてOUT+信号とOUT−信号のパルス幅を制御する。以下同様にして、制御割合を、モード0の最終的な制御割合の値87.5%に徐々に近づけていく。423は制御割合87.5%に至った期間を示す。これ以後は、モード0での最終的な制御割合87.5%が維持され、無音状態でなく音入力がありOUT+信号とOUT−信号のパルス密度が変化しても、それらのパルス幅については制御割合87.5%が維持される。
図5は、シャットダウンの指示があったときのタイムチャートを示す。511は時間の進行方向を示し、時点512でシャットダウンが指示され、時点513で無音状態に移行する。これにより、ΔΣ変調部202は無音状態の出力信号の出力を開始する。501はΔΣ変調部202から出力される無音状態での出力信号であり、図3の301と同じ信号である。パルス幅524は、指定されていたモードに応じて、動作周波数が192Fsなら1/(Fs×192)秒、384Fsなら1/(Fs×384)秒となる。
本実施形態では、シャットダウン指示512の後にすぐに電源オフにするのではなく、まず時点513からΔΣ変調部202が無音状態の出力信号501を出力する状態に移行し、制御部204による制御割合の調整機能を利用して、徐々にOUT+信号とOUT−信号が常時0となる状態に近づけていく。その近づけ方はモードに応じて決定される。例えば、モード0が指定されている場合は、出力信号501の無音状態の出力が開始された時点513から、まず期間521では制御割合87.5%のままでOUT+信号とOUT−信号のパルス幅を制御する。次の期間522では制御割合75.0%としてOUT+信号とOUT−信号のパルス幅を制御する。以下同様にして、制御割合を、最終的な制御割合の値0%に徐々に近づけていく。523は制御割合0%に至った期間を示す。この期間523が終了した時点514の後、装置の電源をオフする。
図6は、差動化処理部203とその周辺回路の詳細な内部構成を示す。差動化処理部203は、反転器601およびパルス幅調整器602,603を備える。ΔΣ変調部202は、モードを指定するモード情報を入力し、指定されたモードに応じたクロック信号192Fsまたは384Fsに基づいてΔΣ変調を実行し、192Fsの1ビット信号または384Fsの1ビット信号を出力する。ΔΣ変調部202の出力信号は、パルス幅調整部602と反転器601に入力する。反転器601は、該出力信号の0と1とを反転する。反転した信号はパルス幅調整部603に入力する。
パルス幅調整部602は、制御部204から出力されるステージ情報に基づいてΔΣ変調部202の出力信号のパルス幅を調整し、正相のOUT+信号を生成して出力する。同様に、パルス幅調整部603は、制御部204から出力されるステージ情報に基づいて反転器601の出力信号のパルス幅を調整し、逆相のOUT−信号を生成して出力する。パルス幅調整部602,603は、マスタークロックを用いてパルス幅調整処理を行う。マスタークロックは、サンプリングクロックFsを192×8逓倍したクロック信号(あるいはサンプリングクロックFsを384×4逓倍しても同じ)である。もちろんマスタークロックを分周することでサンプリングクロックFsを生成してもよい。
制御部204には、動作クロックとしてのサンプリングクロックFsのほか、CPU101あるいは所定のロジック回路から出力されたモード情報およびミュート・オン/オフ情報が入力する。モード情報はモードを指定する番号である。ミュート・オン/オフ情報は、ミュート・オンまたはミュート・オフを指示する情報である。ミュート・オフは、ミュート・オンの状態から、図4で説明した時点413から414の段階的な処理、すなわち差動信号OUT+,OUT−のパルス幅の制御割合を0%から段階的にモードに応じた到達目標の制御割合になるように制御する処理を行って、ミュートを解除することを指示する情報である。逆に、ミュート・オンは、ミュート・オフの状態から、図5で説明した時点513から514の段階的な処理、すなわち差動信号OUT+,OUT−のパルス幅の制御割合を、その時点のモードに応じた制御割合から段階的に0%になるように制御する処理を行って、ミュートを完了させることを指示する情報である。
制御部204は、指定されたモード情報とミュート・オン/オフ情報に応じて、上述のパルス幅の段階的な制御が実現されるように、ステージ(stage)情報をパルス幅調整部602,603に出力する。ステージ情報は、制御割合を指定する情報である。指定できる制御割合の選択肢は、0%、12.5%、25.0%、…、87.5%、100.0%の9段階である。これらの各段階に対応するステージ情報を、順にstage0〜8とする。stage0は制御割合を0%に調整することを指示し、stage1は制御割合を12.5%に調整することを指示し、…、stage7は制御割合を87.5%に調整することを指示し、stage8は制御割合を100.0%に調整することを指示するものである。
図7(a)は、制御部204におけるミュート・オフ時の処理手順を示す。この処理は、例えば電源オン時直後にミュート・オフが指定されたとき、制御部204により実行される。
まず制御部204は、ステップ701で、初期ステージ情報としてstage0をパルス幅調整部602,603に出力する。これにより、例えば図4の例で言えば、期間421が開始され、制御割合0%でパルス幅が調整された差動信号OUT+,OUT−が出力される。次にステップ702でカウンタCNTを0に初期化し、ステップ703でカウンタCNTをカウントアップする。このカウントアップは、サンプリングクロックFsのクロックパルス毎のカウントアップ、すなわち次のサンプリングクロックFsのクロックパルスを待ってカウントアップするものである。ステップ704で、カウンタCNTが所定値に至ったかを判定し、至っていないときはステップ703に戻ってカウントアップを続ける。CNT=64に至ったときは、ステップ705に進む。本実施形態では、ステップ704の所定値は64としている。すなわち、ステップ702の時点からほぼサンプリング周期の64倍の期間が経過するとステップ705に進む。
ステップ705では、指定されているモードに応じた順番で次のステージ情報(昇順)を出力する。例えば、モード0では、制御割合を0%→12.5%→25.0%→37.5%→50.0%→62.5%→75.0%→87.5%と段階的に移行させるため、これに対応するステージ情報をstage0→stage1→stage2→stage3→stage4→stage5→stage6→stage7の昇順で切り替えていく。従って、この順に従い、ステップ705に至ったとき、現ステージがstage0ならstage1に、現ステージがstage1ならstage2に、…というように次ステージへと切り替えていく。ステップ706で、現モードの目標のステージ(例えばモード0ではstage7が目標)に至ったか判定し、未だ目標ステージに至っていなければステップ702に戻って次ステージへの移行の処理を続ける。目標ステージに至ったら、ミュート・オフが完了したということであるから処理を終了する。
図7(b)は、制御部204におけるミュート・オン時の処理手順を示す。この処理は、例えばシャットダウン指示の直後にミュート・オンが指定されたとき、制御部204により実行される。
制御部204は、ステップ711でカウンタCNTを0に初期化し、ステップ712でカウンタCNTをカウントアップする。このカウントアップは、サンプリングクロックFsのクロックパルス毎のカウントアップ、すなわち次のサンプリングクロックFsのクロックパルスを待ってカウントアップするものである。ステップ713で、カウンタCNTが所定値に至ったかを判定し、至っていないときはステップ712に戻ってカウントアップを続ける。CNT=64に至ったときは、ステップ714に進む。本実施形態では、ステップ713の所定値は64としている。すなわち、ステップ711の時点からほぼサンプリング周期の64倍の期間が経過するとステップ714に進む。
ステップ714では、指定されているモードに応じた順番で次のステージ情報(降順)を出力する。降順とは、ミュート・オフ時処理のステップ705で説明したステージの順番を逆にたどることを意味している。例えば、モード0であれば、ステップ714でstage7→stage6→stage5→stage4→stage3→stage2→stage1→stage0の降順で切り替えていく。ステップ715で、stage0に至ったか判定し、未だstage0に至っていなければステップ711に戻って次ステージへの移行の処理を続ける。stage0に至ったら、ミュート・オンが完了したということであるから処理を終了する。
図8は、モード0が指定されている場合の差動信号OUT+,OUT−のパルス幅の段階的な制御の様子を示す。モード0は、目標がstage7で、ΔΣ変調部202および差動化処理部203の動作周波数は192Fsである。
801は時間の経過を示し、時点811で電源オンされたとする。時点812でミュート・オフが制御部204に入力し、ΔΣ変調部202から無音状態の出力信号が出力される。以降、図4,6,7(a)で説明したように、モード0ではstage0→stage1→…→stage7のようにステージが切り替えられていく。814はstage0の時間長を示し、これはサンプリング周期×64の時間である。他のstage1〜6の時間長も同じである。時点813でモード0の目標であるstage7に至る。これ以降はミュート・オフ状態となる。
804〜808は各ステージの差動信号OUT+,OUT−のパルスの様子を時間を拡張して示したもので、802と803はそれらの各ステージの差動信号の基準となるクロック信号192Fsとマスタークロック(周波数は192Fs×8)を示す。クロック信号192Fsの周期821は1/192Fs秒であり、マスタークロックの周期831は1/(192Fs×8)秒である。
804はstage0の差動信号を示す。stage0では制御割合が0%であるのでOUT+とOUT−の何れも常時0のままである。805はstage1の差動信号を示す。stage1では制御割合が12.5%であるので、OUT+とOUT−のパルスは1の区間が時間長821の12.5%になるように調整されている。以下同様であり、stage7の差動信号808では、制御割合が87.5%であるので、OUT+とOUT−のパルスは1の区間が時間長821の87.5%になるように調整されている。
図9は、モード5が指定されている場合の差動信号OUT+,OUT−のパルス幅の段階的な制御の様子を示す。モード5は、目標がstage4(制御割合50.0%)で、ΔΣ変調部202および差動化処理部203の動作周波数は384Fsである。
901は時間の経過を示し、時点911で電源オンされたとする。時点912でミュート・オフが制御部204に入力し、ΔΣ変調部202から無音状態の出力信号が出力される。モード5では、stage0→stage2→stage4の順でステージが切り替えられていく。914はstage0の時間長を示し、これはサンプリング周期×64の時間である。次のstage2の時間長も同じである。時点913でモード5の目標であるstage4に至る。これ以降はミュート・オフ状態となる。
904〜906は各ステージの差動信号OUT+,OUT−のパルスの様子を時間を拡張して示したもので、902と903はそれらの各ステージの差動信号の基準となるクロック信号384Fsとマスタークロック(周波数は384Fs×4)を示す。クロック信号384Fsの周期921は1/384Fs秒であり、マスタークロックの周期931は1/(384Fs×4)秒である。
904はstage0の差動信号を示す。stage0では制御割合が0%であるのでOUT+とOUT−の何れも常時0のままである。905はstage2の差動信号を示す。stage2では制御割合が25.0%であるので、OUT+とOUT−のパルスは1の区間が時間長921の25.0%になるように調整されている。以下同様であり、stage4の差動信号906では、制御割合が50.0%であるので、OUT+とOUT−のパルスは1の区間が時間長921の50.0%になるように調整されている。
なお、上記実施形態では、電源オン時およびシャットダウン時の処理例を説明したが、本発明は電源オン時やシャットダウン時に限ることなく適用可能である。例えば、モードを変更するときには、制御部204にミュート・オンを入力し、図5の時点513から514で説明したような処理でミュートを完了させ、その後、新たなモードを指定して制御部204にミュート・オフを入力し、図4の時点413から414で説明したような処理でミュートを解除することもできる。
上記実施形態では電子楽器のDA変換器に本発明を適用した例で説明したが、本発明は、差動信号を利用する各種の装置に適用可能である。無入力状態を差動信号の正相のパルス信号と逆相のパルス信号で表現する装置であれば、電源オン時に内部的にそのような差動信号が出現しノイズを引き起こすことが考えられるが、本発明を適用することでそのようなノイズは防止できる。例えば、1ビットスイッチングアンプなどにも本発明を適用可能である。
上記実施形態では、図7(a)のステップ704および図7(b)のステップ713の「所定値」を「64」とする例、すなわち各ステージの時間長をサンプリング周期の64倍とする例で説明したが、各ステージの時間長はこれに限らない。ステージ毎に異なる時間長としてもよいし、モードに応じた時間長としてもよい。
なお、上記実施形態では電源投入直後の動作として、ΔΣ変調部202の出力が無音の状態で、OUT+とOUT−のパルス幅を0から目標の時間長まで徐々に大きくする方式をとったが、それに替えて、ΔΣ変調部202が直ぐに有音の出力を始め、その状態で、徐々にOUT+とOUT−のパルス幅を0から目標の時間長まで大きくする方式をとってもよい。また、上記実施形態ではシャットダウン指示後の動作として、無音状態への移行を行った後、OUT+とOUT−のパルス幅を徐々に0まで小さくする方式をとったが、無音状態へ移行することなく、徐々にパルス幅を0まで小さくしてゆく方式をとってもよい。
上記実施形態では、PDM(Pulse Density Modulation)方式を想定し、OUT+とOUT−とで表される0または1の状態の頻度によって波高値を表すようにした。本発明は、それに限らず、他のパルス変調方式、例えばPWM(Pulse Width Modulation)方式に適用してもよい。すなわち、所定間隔で発せられるOUT+とその逆相であるOUT−のパルスの幅で波高値を表し、ミュートを解除する際にはOUT+およびOUT−をそれぞれパルス幅0の状態から波高値に対応したパルス幅に徐々に近づけてゆくようにし、ミュートする際にはOUT+およびOUT−をそれぞれ波高値に対応したパルス幅からパルス幅0に徐々に近づけてゆくようにしてもよい。
101…中央処理装置(CPU)、102…ROM、103…RAM、104…記憶装置、105…通信I/F、106…操作部、107…表示部、108…音信号生成部、109…サウンドシステム。

Claims (6)

  1. 入力信号を、その波高値がパルス列の粗密で表現された1ビット信号またはその波高値がパルスの1の時間長で表現された1ビット信号に変換する変換手段と、
    前記1ビット信号に基づいて正相信号OUT+と逆相信号OUT−からなる差動信号を生成する差動化手段と、
    前記差動信号を入力し、該差動信号に基づくアナログ信号を出力するフィルタ手段と、
    ミュート・オフの指示を入力する手段と、
    前記ミュート・オフの指示を受け、前記差動化手段を、最初はOUT+信号およびOUT−信号のパルス幅の時間長が共に0である状態から、徐々にOUT+信号およびOUT−信号のパルス幅の時間長を増加させ、最終的にはOUT+信号およびOUT−信号のパルス幅の時間長が共に目標の時間長になるように制御する制御手段と
    を備えることを特徴とする差動信号を利用したアナログ信号生成装置。
  2. 入力信号を、その波高値がパルス列の粗密で表現された1ビット信号またはその波高値がパルスの1の時間長で表現された1ビット信号に変換する変換手段と、
    前記1ビット信号に基づいて正相信号OUT+と逆相信号OUT−からなる差動信号を生成する差動化手段と、
    前記差動信号を入力し、該差動信号に基づくアナログ信号を出力するフィルタ手段と、
    ミュート・オンの指示を入力する手段と、
    前記ミュート・オンの指示を受け、前記差動化手段を、OUT+信号およびOUT−信号のパルス幅の時間長が共に目標の時間長である状態から、徐々にOUT+信号およびOUT−信号のパルス幅の時間長を減少させ、最終的にはOUT+信号およびOUT−信号のパルス幅の時間長が共に0である状態となるように制御する制御手段と
    を備えることを特徴とする差動信号を利用したアナログ信号生成装置。
  3. 請求項1または2に記載の差動信号を利用したアナログ信号生成装置において、
    前記制御手段は、前記差動化手段を、所定時間間隔で段階的に前記OUT+信号およびOUT−信号のパルス幅を増加または減少させるように、制御することを特徴とする差動信号を利用したアナログ信号生成装置。
  4. 請求項3に記載の差動信号を利用したアナログ信号生成装置において、
    さらに、モードを指定する手段を備え、
    前記段階的にOUT+信号およびOUT−信号のパルス幅を増加または減少させる際の各段階のパルス幅の時間長を、前記指定されたモードに応じて決定することを特徴とする差動信号を利用したアナログ信号生成装置。
  5. 波高値がパルス列の粗密で表現された1ビット信号または波高値がパルスの1の時間長で表現された1ビット信号に基づいて正相信号OUT+と逆相信号OUT−からなる差動信号を生成し、フィルタリング処理してアナログ信号を出力するアナログ信号生成装置に適用するアナログ信号生成方法であって、
    ミュート・オフの指示を入力したとき、最初は前記OUT+信号およびOUT−信号のパルス幅の時間長が共に0である状態から徐々にOUT+信号およびOUT−信号のパルス幅の時間長を増加させ、最終的にはOUT+信号およびOUT−信号のパルス幅の時間長が共に目標の時間長になるように制御することを特徴とする差動信号を利用したアナログ信号生成方法。
  6. 波高値がパルス列の粗密で表現された1ビット信号または波高値がパルスの1の時間長で表現された1ビット信号に基づいて正相信号OUT+と逆相信号OUT−からなる差動信号を生成し、フィルタリング処理してアナログ信号を出力するアナログ信号生成装置に適用するアナログ信号生成方法であって、
    ミュート・オンの指示を入力したとき、前記OUT+信号およびOUT−信号のパルス幅の時間長が共に目標の時間長である状態から、徐々にOUT+信号およびOUT−信号のパルス幅の時間長を減少させ、最終的にはOUT+信号およびOUT−信号のパルス幅の時間長が共に0である状態となるように制御することを特徴とする差動信号を利用したアナログ信号生成方法。
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