JP2016112167A - 使い捨て着用物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】汗の吸収性と、着用状態での優れた外観と、良好な装着感とが並び立つ使い捨て着用物品を提供すること。【解決手段】使い捨て着用物品1は外層シート31と内層シート32とを含む外装体3を有する。少なくとも後身頃Rにおける胴回り部の肌対向面に、汗の吸収が可能な吸汗シート33が配置されている。吸汗シート33はその一部の領域が外層シート31と直接に対向している。吸汗シート33は側部域33a’,33b’がサイドシール部Sにおいて他の部材と接合されているとともに、外方端部域33c’が他の部材と接合されている。内方端部域33d’は他の部材と接合されていない非接合部となっている。【選択図】図3

Description

本発明は、パンツ型使い捨ておむつ等の使い捨て着用物品に関する。
従来、パンツ型使い捨ておむつとしては、液保持性の吸収体を具備する吸収性本体と、該吸収性本体の非肌対向面側に配される外装体とを備え、着用者の前後方向に相当する縦方向とこれに直交する横方向とを有し、かつ縦方向において着用時に着用者の腹側に位置する前身頃と背側に位置する後身頃とに二分され、該前身頃及び該後身頃それぞれにおける該外装体の縦方向に沿う両側縁部どうしが接合されて一対のサイドシール部、ウエスト開口部及び一対のレッグ開口部が形成されているものが汎用されている。例えば特許文献1及び2には、斯かる構成のパンツ型使い捨ておむつにおいて、着用状態で着用者の肌に当接する部分に、親水性の優れた素材からなる吸汗シートを配置している技術が開示されている。
特開2013−172863号公報 特表2001−327534号公報
しかし、前記の各特許文献に記載の技術には、汗の吸収性と、着用状態でのおむつ外観の良好性と、着用者の身体へのおむつのフィット性とを並び立たせることに関して改良の余地を有するものであった。
したがって本発明の課題は、使い捨て着用物品の改良にあり、更に詳しくは汗の吸収性と、着用状態での優れた外観と、良好な装着感とを満足する使い捨て着用物品を提供することにある。
本発明は、着用者の前後方向に相当する縦方向とこれに直交する横方向とを有し、液保持性の吸収体を具備する吸収性本体と、該吸収性本体の非肌対向面側に配されてこれを固定している外装体とを備え、前身頃及び後身頃それぞれにおける該外装体の縦方向に沿う両側縁部どうしが接合されて一対のサイドシール部、ウエスト開口部及び一対のレッグ開口部が形成されている使い捨て着用物品であって、
前記外装体は、着用者の身体から相対的に遠い側に位置する外層シートと、着用者の身体に相対的に近い側に位置する内層シートとを含んで構成され、
前記前身頃及び前記後身頃のうちの少なくとも該後身頃における少なくとも胴回り部の肌対向面に、汗の吸収が可能な吸汗シートが配置されており、
前記吸汗シートは、その少なくとも一部の領域が前記外層シートと直接に対向しており、
前記吸汗シートは、2枚の繊維シート間に弾性部材が配置された構造を有し、かつ横方向に伸縮可能なものであり、
前記吸汗シートは、縦方向に延びる一対の側縁及び横方向に延びる一対の端縁を有し、各側縁を含む各側部域が前記サイドシール部において他の部材と接合されているとともに、縦方向の外方寄りに位置する前記端縁を含む外方端部域が他の部材と接合されており、縦方向の内方寄りに位置する前記端縁を含む内方端部域は他の部材と接合されていない非接合部となっている、使い捨て着用物品を提供するものである。
本発明によれば、汗の吸収性と、着用状態での優れた外観と、良好な装着感とが並び立つ使い捨て着用物品が提供される。
図1は、本発明の使い捨て着用物品の一実施形態であるパンツ型使い捨ておむつを模式的に示す斜視図である。 図2は、図1に示すおむつの展開かつ伸長状態における肌対向面側(内面側)を模式的に示す展開平面図である。 図3は、図2に示すIII−III線断面図である。 図4は、図2に示すIV−IV線断面図である。 図5は、図2に示す展開平面図の要部拡大図である。 図6は、図1に示すおむつの外装体を構成する伸縮性の外層シートの一部(腹側外層シート)の一例を模式的に示す一部破断斜視図である。 図7は、図1に示すおむつの吸汗シートを、横方向に沿って見たときの厚み方向断面図である。
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。図1ないし図4には、本発明の使い捨て着用物品の一実施形態であるパンツ型使い捨ておむつ1が記載されている。おむつ1は、着用者の前後方向に相当する縦方向Xとこれに直交する横方向Yとを有する。おむつ1は、液保持性の吸収体23を具備する吸収性本体2と、該吸収性本体2の非肌対向面側に配されて該吸収性本体2を固定している外装体3とを備える。おむつ1は、前身頃F及び後身頃Rを備える。前身頃F及び後身頃Rそれぞれにおける外装体3の縦方向Xに沿う両側縁部FS,RSどうしを接合することで、おむつ1には、一対のサイドシール部S,S、並びに着用者の胴が通されるウエスト開口部WH、及び着用者の下肢が通される一対のレッグ開口部LH,LHが形成されている。
図2及び図3に示すように、前身頃Fは、おむつ1を縦方向Xに二分する縦中心線Lxを基準として、着用時に着用者の身体の前側(腹側)を覆う部分であり、後身頃Rは、着用者の身体の後側(背側)を覆う部分である。本明細書において、肌対向面とは、おむつ1及びその構成部材(例えば吸収性本体2)における、着用状態において着用者の肌側に向けられる面(着用者の肌に近い側)である。また、非肌対向面は、おむつ1及びその構成部材における、着用状態において着用者の肌側とは反対側に向けられる面(相対的に肌対向面よりも肌から遠い側)である。
おむつ1は、着用状態において着用者の腹側に配される腹側部1A、背側に配される背側部1C、及びそれらの間に位置して着用者の股間部に配される股下部1Bを有している。おむつ1の縦方向Xは、前身頃Fと後身頃Rとの間を延びる方向、すなわち、腹側部1Aと背側部1Cとの間を股下部1Bを介して延びる方向であり、吸収性本体2の長手方向に一致する。腹側部1Aは前身頃Fの一部である。背側部1Cは後身頃Rの一部である。股下部1Bは前身頃Fと後身頃Rとに跨って存している。腹側部1A及び背側部1Cは、いずれも縦方向Xにおいてサイドシール部Sと同位置にある部分であり、おむつ1の着用時に着用者の胴回りに配される胴回り部である。股下部1Bは、外装体3の縦方向Xに沿う両側縁部にレッグ開口部LH,LH形成用の凹欠部(レッグ縁部LS,LS)が形成されている領域である。股下部1Bは、おむつ1の着用時に着用者の排泄部に対向配置される排泄部対向部を有しており、該排泄部対向部は通常、おむつ1の縦方向Xの中央部(縦中心線Lx上)又はその近傍に位置している。
吸収性本体2は、図2及び図3に示すように平面視矩形形状を有している。吸収性本体2はその長手方向を、展開かつ伸長状態におけるおむつ1の縦方向Xに一致させて、横方向Yにおける外装体3の中央部に配置され、接着剤(図示せず)によって外装体3に接合されている。外装体3は、図2及び図3に示す如きおむつ1の展開かつ伸長状態のおむつ1の外形を形作っている。外装体3の周縁は、その状態のおむつ1の輪郭線を形成している。おむつ1の「展開かつ伸長状態」とは、おむつ1をサイドシール部Sで切り離して展開状態とし、その展開状態のおむつ1を各部の弾性部材を伸長させて設計寸法(弾性部材の影響を一切排除した状態で平面状に広げたときの寸法と同じ)となるまで広げた状態をいう。
吸収性本体2は、図4に示すように、肌対向面を形成する液透過性の表面シート21、非肌対向面を形成する液不透過性若しくは液難透過性又は撥水性の裏面シート22、及び両シート21,22間に介在配置された液保持性の吸収体23を有しており、これらが接着剤等の公知の接合手段により一体化されて構成されている。表面シート21及び裏面シート22はそれぞれ、吸収体23の周縁から外方に延出した延出部において直接的に又は他の部材(例えば後述する側方カフス24)を介在させて互いに接合されており、吸収体23を挟持・固定している。吸収体23は、おむつ1(外装体3)の横方向Yの中央部に位置している。表面シート21及び裏面シート22としては、それぞれ、この種の吸収性物品に従来用いられている各種のものを特に制限なく用いることができる。例えば、表面シート21としては各種の不織布や開孔フィルム等を用いることができる。裏面シート22としては樹脂フィルムや、樹脂フィルムと不織布等とのラミネート等を用いることができる。
吸収体23は、パルプ繊維等の繊維の集合体に吸水性ポリマーの粒子を保持させてなる吸収性コア231と、該吸収性コア231を被覆する紙や不織布等のコアラップシート232とから形成されている。吸収性コア231は、平面視において、縦方向Xの中央部が前後端部(縦方向X両端部)それぞれよりも横方向Yの長さ(幅)が短く、縦方向Xの中央部が括れた平面視砂時計状(ダンベル状)をなしている。吸収体23は、吸収性コア231の全体をコアラップシート232によって一体的に被覆されて形成されている。吸収体23は、平面視矩形形状に形成されている。
吸収性本体2の肌対向面における縦方向Yに沿う左右両側部には、図4に示すように、液抵抗性又は撥水性でかつ通気性のシート材25から構成された側方カフス24,24が設けられている。各側方カフス24の自由端部の近傍には糸状の側方カフス弾性部材26が1本又は複数本伸長状態で配されている。各側方カフス24は、伸長状態で配された側方カフス弾性部材26がおむつ1の着用状態において収縮することによって少なくとも股下部1Bで起立し、液の側方への流出を阻止する。
外装体3は、図2に示すように、その縦方向Xに沿う両側縁が股下部1Bにおいて内向きの円弧状に湾曲して一対のレッグ縁部LS,LSを形成しており、図2に示す如き平面視において、縦方向Xの中央域が横方向Yの内方に向けて括れた砂時計状の形状を有している。股下部1Bには、外装体3において横方向Yの長さが最も短い部位が存している。外装体3は、前身頃F(腹側部1A)における縦方向Xに沿う両側縁部FS,FSと後身頃R(背側部1C)における縦方向Xに沿う両側縁部RS,RSとが、接着剤、ヒートシール、超音波シール等の公知の接合手段によって互いに接合されており、その接合によって、図1に示すように、おむつ1に一対のサイドシール部S,Sが形成され、更にウエスト開口部WH及び一対のレッグ開口部LH,LHが形成されている。
外装体3は、図2及び図3に示すように、外層シート31と、内層シート32とを含んで構成されている。おむつ1の着用状態において、外層シート31は着用者の身体から相対的に遠い側に位置して、おむつ1の非肌対向面(外面)を形成している。内層シート32は、着用者の身体に相対的に近い側に位置して、おむつ1の肌対向面(内面)を形成している。外層シート31と内層シート32との間は、両者の対向面が接着剤(図示せず)によって接合されている。
図3に示すように、外層シート31は複数枚のシートが組み合わされて構成されている。詳細には、外層シート31は、腹側部1Aを構成する腹側外層シート31Aと、背側部1Cを構成する背側外層シート31Cと、両シート31A,31C間に位置して股下部1Bを構成する股下外層シート31Bとを含んで構成されている。外層シート31を構成する各シート31A,31B,31Cは、それらの縦方向Xの端部どうしが重ね合わされ、その重ね合わせ部分において接着剤(図示せず)によって互いに接合され一体化されている。接合手段としては、接着剤の他に、例えばヒートシール、高周波シール、超音波シール等を採用してもよい。シート31A,31Cとシート31Bとの重ね合わせ部分においては、それぞれ、縦方向Xの中央に位置するシート31Bが吸収性本体2から相対的に近い側に位置し、シート31Bの縦方向Xの両端部の非肌対向面はシート31A,31Cで被覆されている。
外装体3は、一対のレッグ開口部LH,LHそれぞれの開口縁部にレッグギャザーを形成するレッグ弾性部材として、前身頃Fに伸長状態で配された1本又は複数本(本実施形態では複数本)の前側レッグ弾性部材35と、後身頃Rに伸長状態で配された1本又は複数本(本実施形態では複数本)の後側レッグ弾性部材36とを備えている。レッグ弾性部材35,36は、いずれも糸状又は帯状であり、外装体3を構成する外層シート31と内層シート32との間に接着剤により挟持固定されている。
前側レッグ弾性部材35は、図2に示すように、前身頃Fにおける腹側部1A(胴回り部)を構成する外装体3の両側縁部FS,FS(サイドシール部S)それぞれからレッグ開口部LHの開口縁部であるレッグ縁部LSに沿って縦方向Xの内方かつ横方向Yの内方に延びて吸収性本体2の縦方向Xに沿う側縁2Sに達し、吸収体(図示せず)と重なっている。すなわち、前側レッグ弾性部材35の側縁部FS側とは反対側の端部は、吸収体の配置領域に位置している。
後側レッグ弾性部材36は、図2に示すように、後身頃Rにおける背側部1C(胴回り部)を構成する外装体3の両側縁部RS,RS(サイドシール部S)それぞれからレッグ開口部LHの開口縁部であるレッグ縁部LSに沿って縦方向Xの内方かつ横方向Yの内方に延びて吸収性本体2の縦方向Xに沿う側縁2Sに達し、吸収体(図示せず)と重なっている。すなわち、後側レッグ弾性部材36の側縁部RS側とは反対側の端部は、吸収体の配置領域に位置している。
外装体3を構成する内層シート32は、外層シート31と対向するように1枚配されている。内層シート32は、吸収性本体2の非肌対向面の全域を被覆し、かつ吸収性本体2の端縁2aを越えて縦方向Xの外方に向けて延びている。このように、内層シート32は、前身頃Fから後身頃Rまでにわたって縦方向Xに延びている。しかし、内層シート32の長さは、外層シート31の長さよりも短く、縦方向Xの前後に位置する内層シート32の端縁32a,32aは、ウエスト開口部WHの開口縁WH1よりも、縦方向Xの内方寄りの位置で終端している。
内層シート32としては、それぞれ、各種製法による不織布が好ましく用いられる。そのような不織布として、例えばスパンボンド不織布、エアスルー不織布、スパンレース不織布、ニードルパンチ不織布等が挙げられる。不織布の構成繊維としては、例えば、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)やポリブチレンテレフタレート(PBT)等のポリエステル、ポリアミド等からなる繊維等が挙げられる。不織布を構成する繊維は、短繊維でも長繊維でもよく、親水性でも撥水性でもよい。また、芯鞘型又はサイド・バイ・サイド型の複合繊維、分割繊維、異形断面繊維、捲縮繊維、熱収縮繊維等を用いることもできる。これらの繊維は、1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
図2及び図3に示すように、おむつ1においては、前身頃F及び後身頃Rにおける胴周り部の肌対向面に、汗の吸収が可能な吸汗シート33がそれぞれ配置されている。吸汗シート33は、平面視して矩形をしており、縦方向Xに延びる一対の側縁33a,33b及び横方向に延びる一対の端縁33c,33dを有している。各側縁を含む側部域33a’,33b’は、サイドシール部S(FS,RS)に位置している。一対の端縁33c,33dのうち、縦方向Xの内方寄りに位置する端縁33dは、吸収性本体2の端縁2aよりも、縦方向Xの内方寄りに位置している。以下の説明では、一対の端縁33c,33dのうち、縦方向Xの内方寄りに位置する端縁33dのことを「内方端縁33d」といい、縦方向Xの外方寄りに位置する端縁33cのことを「外方端縁33c」という。吸汗シート33のうち、内方端縁33dを含む横方向Yに延びる内方端部域33d’は、吸収性本体2上を被覆している。そして吸汗シート33は、内方端縁33dの位置から吸収性本体2の端縁2aを越えて更に縦方向Xの外方へ向けて延出している。ここで、「側部域」は、側縁から15mmまでの領域を指し、「端部域」は、端縁から15mmまでの領域を指す。
吸汗シート33は、2枚の繊維シート331,332間に弾性部材333が配置された構造を有し、かつ横方向Yに伸縮可能なものである。2枚の繊維シート331,332のうち、着用者の身体に相対的に近い側に位置する繊維シート331のことを第1シート331といい、着用者の身体から相対的に遠い側に位置する繊維シート332のことを第2シート332という。第1シート331及び第2シート332は平面視して同形をしている。
第1シート331と第2シート332との間には、糸状の弾性部材333が複数本配されている。弾性部材333は、横方向Yに延びるように伸長状態で両シート331,332に接合されている。この構成によって吸汗シート33は、横方向に伸長性を有する。吸汗シート33が、前身頃F及び後身頃Rの胴周り部に配置された状態において、該吸汗シート33を構成する複数の弾性部材333のうちの一部は、吸収性本体2を横切るように配置される。
吸汗シート33は、汗の吸収が可能なものであることから、親水性を有していることが好ましい。この目的のために、吸汗シート33を構成する第1シート331と第2シート332は親水性シートであることが好ましい。親水性シートとしては、パルプ、レーヨン又はコットン等のような親水性の繊維を含む紙あるいは不織布等を用いることができる。親水性シートには、その構成繊維として、親水性の繊維以外に、熱シールによりフィルム化しやすい観点から、熱可塑性の合成樹脂からなる繊維が混合されていてもよい。第1シート331と第2シート332の構成繊維として疎水性の繊維を用いる場合には、該疎水性の繊維を親水化剤で親水化すればよい。
吸汗シート33が親水性を有しているとは、該吸汗シート33を構成する第1シート331及び第2シート332のうち、少なくとも着用者の身体に相対的に近い側に位置する第1シート331の構成繊維の水に対する接触角が90度以下であることをいう。好ましくは、第1シート331に加えて、第2シート332の構成繊維の水に対する接触角も前記の値以下であることが好ましい。接触角は以下の方法で測定される。
測定装置として、協和界面科学株式会社製の自動接触角計MCA−Jを用いる。接触角測定には蒸留水を用いる。インクジェット方式水滴吐出部(クラスターテクノロジー社製、吐出部孔径が25μmのパルスインジェクターCTC−25)から吐出される液量を20ピコリットルに設定して、水滴を、繊維の真上に滴下する。滴下の様子を水平に設置されたカメラに接続された高速度録画装置に録画する。録画装置は後に画像解析や画像解析をする観点から、高速度キャプチャー装置が組み込まれたパーソナルコンピュータが望ましい。本測定では、17msec毎に、画像が録画される。録画された映像において、繊維に水滴が着滴した最初の画像を、付属ソフトFAMAS(ソフトのバージョンは2.6.2、解析手法は液滴法、解析方法はθ/2法、画像処理アルゴリズムは無反射、画像処理イメージモードはフレーム、スレッシホールドレベルは200、曲率補正はしない、とする)にて画像解析を行い、水滴の空気に触れる面と繊維のなす角を算出し、接触角とする。なお、測定用サンプル(繊維シートから取り出して得られる繊維)は、第1シート331及び第2シート332から繊維長1mmで採取し、該繊維を接触角計のサンプル台に載せて、水平に維持し、該繊維1本につき異なる2箇所の位置で接触角を測定する。上述の各部位において、N=5本の接触角を小数点以下1桁まで計測し、合計10箇所の測定値を平均した値(小数点以下第2桁で四捨五入)を各々の部位での接触角と定義する。
第1シート331と第2シート332の親水度を比較した場合、第1シート331の親水度が、第2繊維シート332の親水度よりも低くなっていることが好ましい。親水度を前記の接触角で評価した場合には、第1シート331の構成繊維の接触角が、第2繊維シート332の構成繊維の接触角よりも大きくなっていることが好ましい。両シート331,332の親水度をこのように異ならせることで、吸汗シート33に吸収された汗が、第1シート331から第2シート332へと移行し、効率よく外部に放出されるようになる。この観点から、第1シート331と第2シート332との接触角の差は、10度以上、特に20度以上であることが好ましく、80度以下、特に60度以下であることが好ましい。具体的には、第1シート331と第2シート332との接触角の差は、10度以上80度以下、特に20度以上60度以下であることが好ましい。
第1シート331そのものの接触角は、10度以上、特に20度以上であることが好ましく、90度以下、特に80度以下であることが好ましい。具体的には、第1シート331の接触角は、10度以上90度以下、特に20度以上80度以下であることが好ましい。一方、第2シート332そのものの接触角は、第1シート331の接触角よりも小さいことを条件として、0度以上、特に10度以上であることが好ましく、80度以下、特に60度以下であることが好ましい。具体的には、第2シート332の接触角は、0度以上80度以下、特に10度以上60度以下であることが好ましい。
図2及び図3に示すように、腹側外層シート31Aは、内層シート32における縦方向Xの端縁32aよりも、縦方向Xの外方に延出した腹側延出部31AEを有している。また、背側外層シート31Cは、内層シート32における縦方向Xの端縁32aよりも、縦方向Xの外方に延出した背側延出部31CEを有している。両延出部31AE,31CEは、それぞれ吸汗シート33の外方端部域33c’を覆うように、ウエスト開口部WHの開口縁WH1の位置で、内層シート32側に折り返されている。折り返された両延出部31AE,31CEの内側には、横方向Yに延びるウエスト弾性部材(図示せず)が伸長状態で配置固定されていてもよい。
折り返された両延出部31AE,31CEは、吸汗シート33の外方端縁33cを越えて、縦方向Xの内方へ向けて延びている。それによって、吸汗シート33における外方端縁33cを含む横方向Yに延びる外方端部域33c’は、それぞれの延出部31AE,31CEによって被覆されている。それぞれの延出部31AE,31CEと外方端部域33c’とが重なった領域には接着剤H1が塗布されて、両者が接合されている。図5には、この接合領域が濃い色で強調されている。また吸汗シート33における外方端部域33c’においては、図3に示すように、その外層シート31A,31Cとの対向面に接着剤H2が塗布されており、それによって外層シート31A,31Cと外方端部域33c’とが接合されている。
図2及び図5に示すとおり、吸汗シート33は、各側縁33a,33bを含む各側部域33a’,33b’がサイドシール部S,S(FS,RS)において、他の部材、具体的には外装体3と接合されている。図5においては、側部域33a’,33b’と外装体3との接合領域が濃い色で強調されている。
図3に示すとおり、各吸汗シート33は、その少なくとも一部の領域が外層シート31と直接に対向している。詳細には、前身頃Fにおいては、吸汗シート33における少なくとも一部の領域が、腹側外層シート31Aと直接に対向している。背側部Rにおいても、吸汗シート33における少なくとも一部の領域が、背側外層シート31Cと直接に対向している。吸汗シート33と各外層シート31A,31Cとが直接に対向している領域は、各外層シート31A,31Cの延出部31AE,31CEの端部31AE’,31CE’と、内層シート32の端部32aとの間の領域である。この領域においては、吸汗シート33と、他の部材、具体的には各外層シート31A,31Cとは、非接合状態になっている。
以上のとおり、吸汗シート33は、各側部域33a’,33b’が、サイドシール部S,Sにおいて、他の部材である外装体と接合されている。これとともに、吸汗シート33は、外方端部域33c’が、他の部材である延出部31AE,31CEと接合されている。しかし吸汗シート33は、縦方向Xの内方寄りに位置する内方端縁33dを含む端部域が、他の部材と接合されていない非接合部となっている。また、吸汗シート33と、各外層シート31A,31Cとが直接に対向する部位は非接合状態になっている。以上のことから、吸汗シート33が他の部材と接合されている領域は、図5に示す濃い色で強調された領域のみである。換言すれば、吸汗シート33は、両側部域33a’,33b’及び外方端部域33c’においてのみ他の部材と接合されており、それ以外の領域は非接合状態となっている。その結果、おむつ1には、図3に示すとおり、吸汗シート33と腹側外層シート31A、及び吸汗シート33と背側外層シート31Cとで画成され、かつ吸収性本体2の縦方向Xの前後の端部域において開口するポケット部Pが形成される。
以上の構成を有するおむつ1によれば、吸汗シート33が必要最小限の領域でしか他の部材と接合されていないので、吸汗シート33の収縮によって発生するシャーリングが各外層シート31A,31Cに転写されにくくなる。したがって、各外層シート31A,31Cの配置部位において、おむつ1はすっきりとした外観を呈するので、着用状態での優れた外観を提供することが可能となる。特に、後述するとおり、各外層シート31A,31Cが伸縮性を有している場合には、複合弾性シート34の収縮時に各外層シート31A,31Cが複合弾性シート34から意図せず浮き上がってたるんでしまうという不都合も起こりにくい。このことによっても、おむつ1はすっきりとした外観を呈する。
以上の構成を有するおむつ1によれば、吸汗シート33が横方向Yに沿って伸縮性を有していることから、該吸汗シート33が着用者の身体にフィットしやすく、着用者の肌から汗を効率的に吸収することができる。また、伸縮性を有する吸汗シート33によって、着用状態のおむつ1のずれ落ちが効果的に防止される。特に、吸汗シート33と、各外層シート31A,31Cとが直接に対向する部位は非接合状態になっていることに起因して、各外層シート31A,31Cの状態に依存せずに吸汗シート33は着用者の肌に適切に接触するようになる。このように、本実施形態のおむつ1は、汗の吸収性と、着用状態での優れた外観と、良好な装着感とが並び立つものとなる。更に、おむつ1には上述のポケット部Pが形成されており、該ポケット部Pが、排泄された液が縦方向Xに沿って流れるときの堰として作用し、縦方向Xの端縁からの液漏れを効果的に防止する。更に、ポケット部Pによって形成される空間に汗が蒸散されることから、蒸れが生じにくくなる。
本実施形態においては、外層シート31を構成する腹側外層シート31A及び背側外層シート31Cは少なくとも横方向Yに伸縮性を有していることが好ましい。これに対し、外層シート31の残りの部分である股下外層シート31B並びに内層シート32は伸縮性を有しておらず非伸縮性である。したがって、外装体3において、シート31A,31Cを含む領域は横方向Yに伸縮性を有し、シート31A,31Cを含まない領域は横方向Yに伸縮性を有していない。本実施形態においては、前身頃Fの胴回り部である腹側部1Aは腹側外層シート31Aを含み、後身頃Rの胴回り部である背側部1Cは背側外層シート31Cを含むから、腹側部1A及び背側部1Cともに、横方向Yに伸縮性を有している。また本実施形態においては、腹側外層シート31Aが、腹側部1Aと股下部1Bとの境界、すなわち、前身頃Fにおける一対のサイドシール部S,Sそれぞれの下端(縦方向Xの内方側の端部)を通って横方向Yに延びる仮想直線を越えて股下部1Bに延出し、背側外層シート3Cが、背側部1Cと股下部1Bとの境界、すなわち、後身頃Rにおける一対のサイドシール部S,Sそれぞれの下端(縦方向Xの内方側の端部)を通って横方向Yに延びる仮想直線を越えて股下部1Bに延出しているので、股下部1Bにおける両シート31A,31Cのこれら延出部を含む部分、すなわち、股下部1Bにおける腹側部1A及び背側部1C寄りの部分も、それぞれ横方向Yに伸縮性を有している。一方、股下部1Bにおける腹側部1A及び背側部1C寄り以外の部分(股下部1Bの縦方向Xの中央部)は横方向Yに伸縮性を有していない。
シートが、ある方向に実質的に伸縮性を有しないとは、該シートに対して当該ある方向に引っ張る力を加えても、該シートが、ほとんど伸びないことを意味する。例えば、長さ15×幅5cmのサンプルに対して、該サンプルをテンシロン等の材料引っ張り試験機で長手方向に引っ張って、該サンプルが破断するときの破断伸度が10%以下である場合、そのサンプルは、長手方向に実質的に伸縮性を有しない。なお破断伸度とは、(破断時の該サンプル長さ−該サンプルの元の長さ)/(該サンプルの元の長さ)×100で算出することができる。
上述のとおり、腹側外層シート31A及び背側外層シート31Cは、少なくとも横方向Yに伸縮性を有していることが好ましい。図6には、伸縮性の腹側外層シート31Aの一例が示されている。図6に示す腹側外層シート31Aは、非弾性繊維を主体とする伸長可能な繊維層の一面に糸状の弾性フィラメントが接合した構成を有するもので、該繊維層としての2枚の繊維シート41,42と、両シート41,42間に介在配置された該弾性フィラメントとしての弾性部材43とを含んで構成されている。伸縮性の背側外層シート31Cも図6に示す伸縮性の腹側外層シート31Aと同様に構成することができる。なお、図6において、糸状の弾性フィラメントに代えて、弾性フィルムを用いることもできる。特に腹側外層シート31A及び背側外層シート31Cは、伸長可能な2枚の不織布間に、エラストマー樹脂からなるストランド又はフィルムが非伸長状態で配置固定された伸縮性シートからなることが好ましい。
伸長可能とは、(イ)2枚の不織布の構成繊維自体が伸長する場合と、(ロ)構成繊維自体は伸長しなくても、交点において結合していた繊維どうしが離れたり、繊維どうしの結合等により複数本の繊維で形成された立体構造が構造的に変化したり、構成繊維がちぎれたりして、2枚の不織布が全体として伸長する場合とを包含する。
腹側外層シート31Aを構成する弾性部材43は、弾性樹脂が溶融又は軟化した状態で延伸されて形成された弾性フィラメントである。複数の弾性部材43は、それぞれ、シート31Aの全長(外装体3の横方向Yの全長)にわたって実質的に連続している。複数の弾性部材43は、互いに交差せずに一方向(横方向Y)に延びるように配列している。弾性部材43は、実質的に非伸長状態で2枚のシート41,42に接合されている。腹側外層シート31Aにおける弾性部材43とシート41,42との接合は、シート41,42を構成する繊維(非弾性繊維)が弾性部材43中に埋没した状態で該弾性部材43に融着することによりなされたものであることが好ましく、ホットメルト型接着剤等の接着剤を用いてなされたものではないことが好ましい。したがって、シート41,42(非弾性繊維を主体とする伸長可能な繊維層)とこれに接合されている弾性部材43との間には接着剤が存在しないことが好ましい。
腹側外層シート31Aは、弾性部材43の延びる方向(横方向Y)と同方向に伸縮可能になっている。シート31Aの伸縮性は、弾性部材43の弾性に起因して発現する。シート31Aを弾性部材43の延びる方向と同方向に引き伸ばすと、弾性部材43及びシート41,42が伸長する。そしてシート31Aの引き伸ばしを解除すると、弾性部材43が収縮し、その収縮に連れてシート41,42が引き伸ばし前の状態に復帰する。また、シート31Aにおいては、弾性部材43と直交した状態で結合している他の弾性部材は存在していないので、シート31Aを、弾性部材43の延びる方向(横方向Y)と同方向に引き伸ばしたときには、該シート31Aが横方向Yに縮む、いわゆる幅縮みをほとんど起こさずに伸長する。
腹側外層シート31Aを構成する2枚のシート41,42は、それぞれ短繊維の不織布であり得る。不織布としては、エアスルー不織布、ヒートロール不織布、スパンレース不織布、スパンボンド不織布、メルトブローン不織布等が挙げられる。シート41とシート42とは、同種のものでもよく、或いは異種のものでもよい。ここでいう、「同種のシート」とは、シートの製造プロセス、シートの構成繊維の種類、構成繊維の繊維径や長さ、シートの厚みや坪量等がすべて同じであるシートどうしを意味する。これらのうちの少なくとも一つが異なる場合には、「異種のシート」である。
腹側外層シート31Aを構成する弾性部材43(弾性フィラメント)は、例えば熱可塑性エラストマーやゴム等を原料とするものである。特に熱可塑性エラストマーを原料として用いると、通常の熱可塑性樹脂と同様に押出機を用いた溶融紡糸が可能であり、またそのようにして得られた弾性フィラメントは熱融着させやすいので、腹側外層シート31Aに好適である。熱可塑性エラストマーとしては、例えばSBS(スチレン−ブタジエン−スチレン)、SIS(スチレン−イソプレン−スチレン)、SEBS(スチレン−エチレン−ブタジエン−スチレン)、SEPS(スチレン−エチレン−プロピレン−スチレン)等のスチレン系エラストマー、オレフィン系エラストマー(エチレン系のα−オレフィンエラストマー、エチレン・ブテン・オクテン等を共重合したプロピレン系エラストマー)、ポリエステル系エラストマー、ポリウレタン系エラストマー等が挙げられる。これらの熱可塑性エラストマーは、1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。また、これらの熱可塑性エラストマーからなる芯鞘型又はサイド・バイ・サイド型の複合繊維を用いることもできる。
伸縮性を有する上述の腹側外層シート31A及び背側外層シート31Cは、例えば特開2009−61743号公報に記載の方法に従って製造することができる。具体的には、溶融したエラストマー樹脂を2枚の不織布の間にストランド状又はシート状に供給し、これらを一体化して複合シート材料を形成し、該複合シート材料を一対の歯溝ロール間に噛み込ませて、前記エラストマー樹脂の供給方向と同方向に延伸させることで得ることができる。この歯溝ロールは、ロールの軸線方向に延びる歯と溝とを、ロールの回転方向に交互に有するものである。
以上は、伸縮性を有する腹側及び背側外層シート31A,31Eについての説明であったところ、同じく伸縮性を有するシートである吸汗シート33に関しても、同様の説明が適用される。すなわち、上述のとおり、吸汗シート33は、弾性部材としての溶融したエラストマー樹脂を繊維シートとしての2枚の不織布331,332の間にストランド状又はシート状に供給し、これらを一体化して得られたものであることが好ましい。更に好ましくは、吸汗シート33は、溶融したエラストマー樹脂を2枚の不織布331,332の間にストランド状又はシート状に供給し、これらを一体化して複合シート材料を形成し、該複合シート材料を一対の歯溝ロール間に噛み込ませて、前記エラストマー樹脂の供給方向と同方向に延伸させて得られたものである。
上述の形態を有する吸汗シート33以外に、上述のとおり、不織布からなる2枚の繊維シート331,332の間に糸状の弾性部材333を伸長状態で配置・固定した複合弾性シートを用いることもできる。吸汗シート33の形態がどのようなものであっても、該吸汗シート33は、図7に示すとおり、横方向Yに沿って見たときの厚み方向Zの断面が波形形状をしており、着用者の肌に対向する面側での該波形形状の頂部334が、吸汗シート33の収縮状態において、着用者の肌に当接可能になっていることが好ましい。吸汗シート33がこのような形状になることで、該吸汗シート33と着用者の肌とが密着することに起因するべたつき感を低減させることができる。
上述の波形形状は、例えば吸汗シート33に、縦方向Xに延びるエンボス点列を横方向に間隔をおいて複数列形成することで賦形することが可能である。あるいは、ロールの軸線方向に延びる歯と溝とを、ロールの回転方向に交互に有し、かつ互いに噛み合う一対の歯溝ロール間に吸汗シート33を噛み込ませて、波形賦形することでも形成することが可能である。いずれの場合であっても、波形賦形によって、吸汗シート33に繊維密度の勾配が形成され、繊維密度の低い部分を通じて、蒸気が外部に放出されやすくなるという利点がある。また、吸収された汗が、繊維密度の低い部分から高い部分へ毛管力によって移動しやすくなるので、それによって液の吸収が促進されるという利点もある。
吸汗シート33を構成する第1シート331及び第2シート332としては、各種の繊維から構成された不織布を用いることが好ましい。各シート331,332は単層の不織布から構成されていてもよく、あるいは多層の不織布から構成されていてもよい。特に吸汗シート33を構成する2枚のシート331,332のうち、着用者の身体から相対的に遠い側に位置する第2シート332が、メルトブローン層を有していると、繊維間距離が短く、高い毛管力が生じやすいメルトブローン層の作用によって、吸収した汗を一層効率的に外部に放出し得るので好ましい。メルトブローン層を有するシートとしては、メルトブローン不織布そのものの他に、スパンボンド−メルトブローン(SM)不織布やスパンボンド−メルトブローン−スパンボンド(SMS)不織布などが挙げられる。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は前記実施形態に制限されない。例えば前記実施形態においては、前身頃F及び後身頃Rのいずれにも吸汗シート33が配されていたが、これに代えて、後身頃Rのみに吸汗シート33を配してもよい。
また前記実施形態においては、外層シート31は複数枚のシート31A,31B,31Cが組み合わされて構成されていたが、これに代えて、1枚の連続したシートから外層シートが構成されていてもよい。この1枚の連続したシートは伸縮性を有していなくてもよい。また前記実施形態におけるシート31A,31Bも、伸縮性をすることは必須ではない。
また、外装体3は、腹側部に位置する外装体腹側領域及び背側部に位置する外装体背側領域とに分割されており、吸収性本体2は、前記外装体腹側領域及び前記外装体背側領域に架け渡して固定されていても良い。
また、前記の実施形態は、本発明の使い捨て着用物品には、パンツ型使い捨ておむつに適用したものであるが、本発明をこれ以外の着用物品、例えばテープ型使い捨ておむつ等の吸収性物品に適用してもよい。
上述した実施形態に関し、本発明は更に以下の使い捨て着用物品を開示する。
<1>
着用者の前後方向に相当する縦方向とこれに直交する横方向とを有し、液保持性の吸収体を具備する吸収性本体と、該吸収性本体の非肌対向面側に配されてこれを固定している外装体とを備え、前身頃及び後身頃それぞれにおける該外装体の縦方向に沿う両側縁部どうしが接合されて一対のサイドシール部、ウエスト開口部及び一対のレッグ開口部が形成されている使い捨て着用物品であって、
前記外装体は、着用者の身体から相対的に遠い側に位置する外層シートと、着用者の身体に相対的に近い側に位置する内層シートとを含んで構成され、
前記前身頃及び前記後身頃のうちの少なくとも該後身頃における少なくとも胴回り部の肌対向面に、汗の吸収が可能な吸汗シートが配置されており、
前記吸汗シートは、その少なくとも一部の領域が前記外層シートと直接に対向しており、
前記吸汗シートは、2枚の繊維シート間に弾性部材が配置された構造を有し、かつ横方向に伸縮可能なものであり、
前記吸汗シートは、縦方向に延びる一対の側縁及び横方向に延びる一対の端縁を有し、各側縁を含む各側部域が前記サイドシール部において他の部材と接合されているとともに、縦方向の外方寄りに位置する前記端縁を含む外方端部域が他の部材と接合されており、縦方向の内方寄りに位置する前記端縁を含む内方端部域は他の部材と接合されていない非接合部となっている、使い捨て着用物品。
<2>
前記吸汗シートは、横方向に沿って見たときの厚み方向断面が波形形状をしており、着用者の肌に対向する面側での該波形形状の頂部が、該吸汗シートの収縮状態において、着用者の肌に当接可能になっている前記<1>に記載の使い捨て着用物品。
<3>
前記吸汗シートに、縦方向に延びるエンボス点列が横方向に間隔をおいて複数列形成されており、それによって該吸汗シートは、横方向に沿って見たときの厚み方向断面が波形形状をしている前記<2>に記載の使い捨て着用物品。
<4>
前記吸汗シートを構成する2枚の前記繊維シートのうち、着用者の身体に相対的に近い側に位置する繊維シートの親水度が、着用者の身体から相対的に遠い側に位置する繊維シートの親水度よりも低くなっている前記<1>ないし<3>のいずれか1に記載の使い捨て着用物品。
<5>
前記吸汗シートを構成する2枚の前記繊維シートのうち、着用者の身体に相対的に近い側に位置する第1シートの構成繊維の水に対する接触角が90度以下である前記<1>ないし<4>のいずれか1に記載の使い捨て着用物品。
<6>
前記吸汗シートを構成する2枚の前記繊維シートのうち、着用者の身体に相対的に近い側に位置する第1シートと、着用者の身体から相対的に遠い側に位置する第2シートとの接触角の差は、10度以上、特に20度以上であることが好ましく、80度以下、特に60度以下であることが好ましく、第1シートと第2シートとの接触角の差は、10度以上80度以下、特に20度以上60度以下であることが好ましい前記<1>ないし<5>のいずれか1に記載の使い捨て着用物品。
<7>
前記吸汗シートを構成する2枚の前記繊維シートのうち、着用者の身体に相対的に近い側に位置する第1シートの接触角は、10度以上、特に20度以上であることが好ましく、90度以下、特に80度以下であることが好ましく、第1シートの接触角は、10度以上90度以下、特に20度以上80度以下であることが好ましい前記<1>ないし<6>のいずれか1に記載の使い捨て着用物品。
<8>
前記吸汗シートを構成する2枚の前記繊維シートのうち、着用者の身体から相対的に遠い側に位置する第2シートの接触角は、着用者の身体に相対的に近い側に位置する第1シートの接触角よりも小さいことを条件として、0度以上、特に10度以上であることが好ましく、80度以下、特に60度以下であることが好ましく、第2シートの接触角は、0度以上80度以下、特に10度以上60度以下であることが好ましい前記<1>ないし<7>のいずれか1に記載の使い捨て着用物品。
<9>
前記吸汗シートにおける前記弾性部材はエラストマー樹脂であり、前記繊維シートは不織布であり、
前記吸汗シートが、溶融した前記エラストマー樹脂を2枚の前記不織布の間にストランド状又はシート状に供給し、これらを一体化して得られたものである前記<1>ないし<8>のいずれか1に記載の使い捨て着用物品。
<10>
前記吸汗シートが、溶融したエラストマー樹脂を2枚の不織布の間にストランド状又はシート状に供給し、これらを一体化して複合シート材料を形成し、該複合シート材料を一対の歯溝ロール間に噛み込ませて、前記エラストマー樹脂の供給方向と同方向に延伸させて得られたものである前記<9>に記載の使い捨て着用物品。
<11>
前記吸汗シートを構成する2枚の前記繊維シートのうち、着用者の身体から相対的に遠い側に位置する繊維シートが、メルトブローン層を有している前記<1>ないし<10>のいずれか1に記載の使い捨て着用物品。
<12>
前記吸汗シートにおける前記内方端部域は、前記吸収性本体上を被覆している前記<1>ないし<11>のいずれか1に記載の使い捨て着用物品。
<13>
前記前身頃及び前記後身頃における胴周り部の肌対向面に、前記吸汗シートがそれぞれ配置されている前記<1>ないし<12>のいずれか1に記載の使い捨て着用物品。
<14>
前記内層シートは、前記吸収性本体の非肌対向面の全域を被覆し、かつ該吸収性本体の端縁を越えて縦方向の外方に向けて延びている前記<1>ないし<13>のいずれか1に記載の使い捨て着用物品。
<15>
前記外層シートは、前記内層シートにおける縦方向の端縁よりも、縦方向の外方に延出した延出部を有しており、
前記延出部は、前記吸汗シートの前記外方端部域を覆うように、前記ウエスト開口部の開口縁の位置で、前記内層シート側に折り返されている前記<1>ないし<14>のいずれか1に記載の使い捨て着用物品。
<16>
前記外層シートにおける前記延出部と前記吸汗シートにおける前記外方端部域とが重なった領域において、該外方端部域が該外層シートと接合されている前記<1>ないし<15>のいずれか1に記載の使い捨て着用物品。
<17>
前記外層シートの前記延出部の端部と、前記内層シートの端部との間の領域において、前記吸汗シートが該外層シートと直接に対向している前記<1>ないし<16>のいずれか1に記載の使い捨て着用物品。
<18>
前記外層シートの前記延出部の端部と、前記内層シートの端部との間の領域においては、前記吸汗シートは他の部材と接合されていない非接合部となっている前記<1>ないし<17>のいずれか1に記載の使い捨て着用物品。
<19>
前記吸汗シートにおける前記側部域が前記サイドシール部において前記外層シートと接合されている前記<1>ないし<18>のいずれか1に記載の使い捨て着用物品。
<20>
前記吸汗シートは、前記両側部域及び前記外方端部域においてのみ他の部材と接合されており、それ以外の領域は非接合状態となっており、該吸汗シートと前記外層シートとで画成され、かつ前記吸収性本体の縦方向の端部域において開口するポケット部が形成される前記<1>ないし<19>のいずれか1に記載の使い捨て着用物品。
<21>
前記外層シートは、前記物品の腹側部を構成する腹側外層シートと、該物品の背側部を構成する背側外層シートと、両シート間に位置して該物品の股下部を構成する股下外層シートとを含んで構成されている前記<1>ないし<20>のいずれか1に記載の使い捨て着用物品。
<22>
前記腹側外層シート及び前記背側外層シートは横方向に伸縮性を有している前記<21>に記載の使い捨て着用物品。
<23>
前記股下外層シート及び前記内層シートは伸縮性を有しておらず非伸縮性である前記<21>又は<22>に記載の使い捨て着用物品。
<24>
前記腹側外層シートが、前記前身頃における一対の前記サイドシール部それぞれの下端(を通って横方向に延びる仮想直線を越えて前記股下部に延出し、
前記背側外層シートが、前記後身頃における一対のサイドシール部それぞれの下端を通って横方向に延びる仮想直線を越えて前記股下部に延出している前記<21>ないし<23>のいずれか1に記載の使い捨て着用物品。
<25>
前記腹側外層シート及び前記背側外層シートは、非弾性繊維を主体とする伸長可能な繊維層の一面に糸状の弾性フィラメントが接合した構成を有する前記<21>ないし<24>のいずれか1に記載の使い捨て着用物品。
<26>
前記外装体は、一対の前記レッグ開口部それぞれの開口縁部にレッグギャザーを形成するレッグ弾性部材として、前記前身頃に伸長状態で配された前側レッグ弾性部材と、前記後身頃に伸長状態で配された後側レッグ弾性部材とを備えている前記<1>ないし<25>のいずれか1に記載の使い捨て着用物品。
<27>
前記外層シート及び前記内層シートは伸縮性を有しておらず非伸縮性である前記<1>ないし<26>のいずれか1に記載の使い捨て着用物品。
<28>
前記吸収性本体は、肌対向面を形成する液透過性の表面シート、非肌対向面を形成する裏面シート、及び両シート間に介在配置された液保持性の吸収体を有する前記<1>ないし<27>のいずれか1に記載の使い捨て着用物品。
<29>
パンツ型又はテープ型使い捨ておむつである前記<1>ないし<28>のいずれか1に記載の使い捨て着用物品。
1 パンツ型使い捨ておむつ
1A 腹側部
1B 股下部
1C 背側部
2 吸収性本体
2a 端縁
21 表面シート
22 裏面シート
23 吸収性コア
24 側方カフス
3 外装体
31 外層シート
31A 腹側外層シート
31B 股下外層シート
31C 背側外層シート
32 内層シート
33 吸汗シート
33a,33b 側縁
33c 外方端縁
33d 内方端縁
33c’ 外方端部域
33d’ 内方端部域
331 第1シート
332 第2シート
333 弾性部材
35 前側レッグ弾性部材
36 後側レッグ弾性部材
X 縦方向
Y 横方向
F 前身頃
R 後身頃

Claims (7)

  1. 着用者の前後方向に相当する縦方向とこれに直交する横方向とを有し、液保持性の吸収体を具備する吸収性本体と、該吸収性本体の非肌対向面側に配されてこれを固定している外装体とを備え、前身頃及び後身頃それぞれにおける該外装体の縦方向に沿う両側縁部どうしが接合されて一対のサイドシール部、ウエスト開口部及び一対のレッグ開口部が形成されている使い捨て着用物品であって、
    前記外装体は、着用者の身体から相対的に遠い側に位置する外層シートと、着用者の身体に相対的に近い側に位置する内層シートとを含んで構成され、
    前記前身頃及び前記後身頃のうちの少なくとも該後身頃における少なくとも胴回り部の肌対向面に、汗の吸収が可能な吸汗シートが配置されており、
    前記吸汗シートは、その少なくとも一部の領域が前記外層シートと直接に対向しており、
    前記吸汗シートは、2枚の繊維シート間に弾性部材が配置された構造を有し、かつ横方向に伸縮可能なものであり、
    前記吸汗シートは、縦方向に延びる一対の側縁及び横方向に延びる一対の端縁を有し、各側縁を含む各側部域が前記サイドシール部において他の部材と接合されているとともに、縦方向の外方寄りに位置する前記端縁を含む外方端部域が他の部材と接合されており、縦方向の内方寄りに位置する前記端縁を含む内方端部域は他の部材と接合されていない非接合部となっている、使い捨て着用物品。
  2. 前記吸汗シートは、横方向に沿って見たときの厚み方向断面が波形形状をしており、着用者の肌に対向する面側での該波形形状の頂部が、該吸汗シートの収縮状態において、着用者の肌に当接可能になっている請求項1に記載の使い捨て着用物品。
  3. 前記吸汗シートに、縦方向に延びるエンボス点列が横方向に間隔をおいて複数列形成されており、それによって該吸汗シートは、横方向に沿って見たときの厚み方向断面が波形形状をしている請求項2に記載の使い捨て着用物品。
  4. 前記吸汗シートを構成する2枚の前記繊維シートのうち、着用者の身体に相対的に近い側に位置する繊維シートの親水度が、着用者の身体から相対的に遠い側に位置する繊維シートの親水度よりも低くなっている請求項1ないし3のいずれか一項に記載の使い捨て着用物品。
  5. 前記吸汗シートにおける前記弾性部材はエラストマー樹脂であり、前記繊維シートは不織布であり、
    前記吸汗シートが、溶融した前記エラストマー樹脂を2枚の前記不織布の間にストランド状又はシート状に供給し、これらを一体化して得られたものである請求項1ないし4のいずれか一項に記載の使い捨て着用物品。
  6. 前記吸汗シートが、溶融したエラストマー樹脂を2枚の不織布の間にストランド状又はシート状に供給し、これらを一体化して複合シート材料を形成し、該複合シート材料を一対の歯溝ロール間に噛み込ませて、前記エラストマー樹脂の供給方向と同方向に延伸させて得られたものである請求項5に記載の使い捨て着用物品。
  7. 前記吸汗シートを構成する2枚の前記繊維シートのうち、着用者の身体から相対的に遠い側に位置する繊維シートが、メルトブローン層を有している請求項1ないし6のいずれか一項に記載の使い捨て着用物品。
JP2014252872A 2014-12-15 2014-12-15 使い捨て着用物品 Active JP6407693B2 (ja)

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