JPWO2019130404A1 - 使い捨ておむつ - Google Patents
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Abstract
Description
尚、図3では背側部Rを拡大して示し、腹側部Fの拡大図は示していないが、腹側部Fも背側部Rと同様に構成されており、特に断らない限り、腹側部Fについては背側部Rについての説明が適宜適用される。
おむつ1の吸汗領域KTでは、疎水層4が外装体3の肌当接面を形成する折り返し部分31Rで形成されており、親水層5が折り返し部分31Rの非肌当接面に隣接して配されたシート部材35で形成されている。吸汗領域KTは、折り返し部分31R及びシート部材35をホットメルト接着剤による接合部6で接合して形成されている。
測定対象のシート(不織布)の厚み方向に沿う断面が上面となるようにセットし、シートの厚み方向へシートの最表面から厚みの1/10までの区間の繊維をランダムに複数サンプリングし、水の接触角を測定する。測定装置として、協和界面科学株式会社製の自動接触角計MCA−Jを用いる。接触角の測定には蒸留水を用いる。インクジェット方式水滴吐出部(クラスターテクノロジー社製、吐出部孔径が25μmのパルスインジェクターCTC−25)から吐出される液量を15ピコリットルに設定して、水滴を、それぞれの繊維の中央の真上に滴下する。滴下の様子を水平に設置されたカメラに接続された高速度録画装置に録画する。録画装置は後に画像解析をする観点から、高速度キャプチャー装置が組み込まれたパーソナルコンピュータが望ましい。本測定では、17msecごとに画像が録画される。録画された映像において、繊維に水滴が着滴した最初の画像を、付属ソフトFAMAS(ソフトのバージョンは2.6.2、解析手法は液滴法、解析方法はθ/2法、画像処理アルゴリズムは無反射、画像処理イメージモードはフレーム、スレッシホールドレベルは200、曲率補正はしない、とする)にて画像解析を行い、水滴の空気に触れる面と繊維とのなす内角を算出し、接触角とする。繊維は、繊維長1mm程度に裁断し、該繊維を接触角計のサンプル台に載せて、水平に維持する。N=5本の接触角を小数点以下1桁まで計測し、合計10箇所の測定値を平均した値(小数点以下第1桁で四捨五入)を接触角と定義する。接触角の低いものほど親水性が高いことを意味する。測定環境は、室温22±2℃、湿度65±2%RHとする。
日本電子株式会社製の走査電子顕微鏡JCM−5100を使用し、例えば親水層5であるシート部材35を厚み方向が上下となるように静置し、該シートの測定する面に対して垂直の方向から撮影した画像(測定する繊維が10本以上計測できる倍率に調整:100〜300倍)を印刷し、透明PET製シート上に繊維をなぞる。前記の画像をパソコン内に取り込み、株式会社ネクサス社製のnexusNewQube(スタンドアロン版)画像処理ソフトウエアを使用し、前記画像を二値化する。次いで、前記二値化した画像を、繊維配向解析プログラムである、株式会社ネクサス製のFiber Orientation Analysis 8.13 Singleソフトを用い、フーリエ変換し、パワースペクトルを得て、楕円近似した分布図から、繊維の配向性を評価する。
測定対象の接合部6を有するシート(不織布)の厚み方向に沿う断面が上面となるようにセットし、シートの最表面にある接合部6をランダムに複数サンプリングし、水の接触角を測定する。測定装置として、協和界面科学株式会社製の自動接触角計MCA−Jを用いる。接触角の測定には蒸留水を用いる。インクジェット方式水滴吐出部(クラスターテクノロジー社製、吐出部孔径が25μmのパルスインジェクターCTC−25)から吐出される液量を15ピコリットルに設定して、水滴を、それぞれの接合部6の中央の真上に滴下する。滴下の様子を水平に設置されたカメラに接続された高速度録画装置に録画する。録画装置は後に画像解析をする観点から、高速度キャプチャー装置が組み込まれたパーソナルコンピュータが望ましい。本測定では、17msecごとに画像が録画される。録画された映像において、接合部6に水滴が着滴した最初の画像を、付属ソフトFAMAS(ソフトのバージョンは2.6.2、解析手法は液滴法、解析方法はθ/2法、画像処理アルゴリズムは無反射、画像処理イメージモードはフレーム、スレッシホールドレベルは200、曲率補正はしない、とする)にて画像解析を行い、水滴の空気に触れる面と接合部6とのなす内角を算出し、接触角とする。接合部は、接合部を有する繊維長を1mm程度に裁断し、該繊維を接触角計のサンプル台に載せて、水平に維持する。N=5の接触角を小数点以下1桁まで計測し、合計10箇所の測定値を平均した値(小数点以下第1桁で四捨五入)を接触角と定義する。接触角の低いものほど親水性が高いことを意味する。測定環境は、室温22±2℃、湿度65±2%RHとする。
背側部R又は腹側部Fの吸汗領域KTにおいて、ホットメルト接着剤で接合されている疎水層4(外層シート31の折り返し部分31R)と親水層5(シート部材35)を、縦方向Xに50mm×横方向Yに100mmの矩形状に切り出し、切り出した切片の重量(WT1)と面積(SQ)を測定する。その後、切片を酢酸ブチル中に浸漬させてピンセットで3分間振とうしたのち、金属トレー上に取り出して、換気されたドラフトチャンバー内に48時間静置し、風乾後の切片重量(WT2)を測定する。これらを用いて、下記式より接合部6の坪量を測定する。
接合部6の坪量BW=(WT1−WT2)/SQ
吸汗領域KTにおいて、ホットメルト接着剤で接合されている疎水層4(外層シート31の折り返し部分31R)と親水層5(シート部材35)を、縦方向Xに50mmx横方向Yに100mmの矩形状(A1)に切り出してトナーを散布する。切り出した切片の接着部6に接着しなかった過剰の未接着トナーは、掃除機により吸引して除去する。接着部6が塗布されている領域中の接着剤の塗布パターンが、いわゆるベタ塗りであり、その塗布形状が、長方形状や正方形状等、その面積を定規等で容易に測定できる形状である場合には、接着剤が塗布されている領域の、縦横の長さ等の寸法を定規等で測定して面積を算出し、接着剤の塗布面積(A2)とする。接着剤が塗布されている領域の接着剤の塗布パターンが、螺旋状に塗布されていたりする場合等には、接着剤が塗布されている領域について、画像処理機能を有する光学顕微鏡を用いてトナーにより着色された面積を測定する。なお、トナーで着色されている部分の光学顕微鏡による観察は、25mm2の面積を5点任意に抽出し、観察と画像処理によりトナーで着色されている部分の面積を詳細に算出する。これらを用いて、下記式より接合部6の塗布面積の割合を測定する。
接合部6の塗布面積の割合=(A2/A1)×100
背側部R又は腹側部Fの吸汗領域KTにおいて、ホットメルト接着剤で接合されている疎水層4(折り返し部分31R)と親水層5(シート部材35)と内層シート32を、吸汗領域KTの厚み方向において、疎水層4(折り返し部分31R)と親水層5(シート部材35)が接合されてなく、親水層5(シート部材35)と内層シート32が接合されている部位(別接合部7)から切り出し、切り出した切片の重量(WT1)と面積(SQ)を測定する。その後、切片を酢酸ブチル中に浸漬させてピンセットで3分間振とうしたのち、金属トレー上に取り出して、換気されたドラフトチャンバー内に48時間静置し、風乾後の切片重量(WT2)を測定する。これらを用いて、下記式より別接合部7の坪量を測定する。
別接合部7の坪量BW=(WT1−WT2)/SQ
そして、同様の観点から、融着固定部8は、その一つの面積が、5mm2以下であることが好ましく、4mm2以下であることが更に好ましく、そして、0.5mm2以上であることが好ましく、0.75mm2以上であることが更に好ましく、具体的には、0.5mm2以上5mm2以下であることが好ましく、0.75mm2以上4mm2以下であることが更に好ましい。
また、本発明の使い捨ておむつは、前述したおむつ1の如きパンツ型使い捨ておむつに限定されず、例えば、展開型使い捨ておむつに適用することができる。
液保持性の吸収体及び該吸収体の肌当接面側に配された表面シートを含む吸収性本体と、該吸収性本体の非肌当接面側に配されて該吸収性本体を固定する外装体とを備える使い捨ておむつであって、前記使い捨ておむつは、着用者の腹側に位置する腹側部、背側に位置する背側部、及び該腹側部と該背側部との間に位置する股下部を有しており、前記外装体は、前記背側部又は前記腹側部の肌当接面に吸汗領域を有しており、前記吸汗領域は、疎水性の繊維を有し且つ該吸汗領域の肌当接面側に配された疎水層と、親水性の繊維を有し且つ該疎水層の非肌当接面側に隣接して配された親水層とを含み、該疎水層と該親水層とをホットメルト接着剤で接合して形成されており、前記ホットメルト接着剤で接合した接合部は、前記親水性の繊維の配向方向と交差する方向に延び且つ該配向方向に間欠的に配された第1接合部を有しており、前記接合部に対する水の接触角が90度以上である、使い捨ておむつ。
<2>
前記親水層を構成する繊維における前記親水性の繊維の割合は、50質量%より大きく100質量%以下である、前記<1>に記載の使い捨ておむつ。
<3>
前記疎水層を構成する繊維における前記疎水性の繊維の重量割合は、50質量%より大きく100質量%以下である、前記<1>又は<2>に記載の使い捨ておむつ。
<4>
前記第1接合部の延びる方向と、前記親水性の繊維の配向方向とのなす内角は、30度以上90度以下である、前記<1>〜<3>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<5>
前記第1接合部の前記ホットメルト接着剤の坪量は、4g/m2以上40g/m2以下である、前記<1>〜<4>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<6>
前記吸汗領域における前記ホットメルト接着剤の塗布面積の割合は、3%以上30%以下である、前記<1>〜<5>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<7>
前記親水層を構成する繊維の繊維間距離が、9μm以上100μm以下である、前記<1>〜<6>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<8>
前記親水性の繊維の配向方向と、前記疎水性の繊維の配向方向とが同じ方向である、前記<1>〜<7>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<9>
前記吸汗領域には、前記疎水層と前記親水層とを固定してなる複数個の融着固定部が形成されている、前記<1>〜<8>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<10>
前記吸汗領域には、前記疎水層及び前記親水層を貫通する複数個の貫通孔が配されている、前記<1>〜<9>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
前記接合部は、更に、前記親水性の繊維の配向方向に延び且つ該配向方向と交差する方向に間欠的に配された第2接合部を有している、前記<1>〜<10>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<12>
前記親水層は、前記疎水層との対向面と反対側の面である非肌当接面において、該疎水層とは別の層とホットメルト接着剤で接合されており、該ホットメルト接着剤で接合した別接合部が、前記親水性の繊維の配向方向と交差する方向に延び且つ該配向方向に間欠的に配されている、前記<1>〜<11>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<13>
前記親水層の前記疎水層との対向面における前記第1接合部と前記親水性の繊維の配向方向とのなす内角は、該親水層の前記非肌当接面における前記別接合部と前記親水性の繊維の配向方向とのなす内角よりも大きい、前記<12>に記載の使い捨ておむつ。
<14>
前記親水層の前記疎水層との対向面における前記接合部の前記ホットメルト接着剤の坪量は、該親水層の前記非肌当接面における前記別接合部の前記ホットメルト接着剤の坪量よりも大きい、前記<12>又は<13>に記載の使い捨ておむつ。
<15>
前記親水層の前記疎水層との対向面における前記接合部を形成する前記ホットメルト接着剤の塗布面積は、該親水層の前記非肌当接面における前記別接合部を形成する前記ホットメルト接着剤の塗布面積よりも大きい、前記<12>〜<14>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<16>
前記疎水層は前記外装体の肌当接面側に配され、前記親水層は該外装体の非肌当接面側に配されている、前記<1>〜<15>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<17>
前記外装体は、前記吸汗領域以外にも疎水性の繊維を有している、前記<1>〜<16>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<18>
前記吸汗領域は、前記外装体の非肌当接面を形成する外層シート及び該外層シートの肌当接面に対向配置された内層シートとは別体のシート部材を用いて形成されている、前記<1>〜<17>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<19>
前記外層シートを構成する繊維の配向方向、前記内層シートを構成する繊維の配向方向、及び前記シート部材を構成する繊維の配向方向は、何れも同じ方向である、前記<18>に記載の使い捨ておむつ。
<20>
前記外層シート及び内層シートは疎水性であり、前記シート部材は親水性であり、前記外層シートは、前記内層シートの肌当接面側に折り返されて、その折り返し部分が、前記吸収性本体を構成する前記吸収体の縦方向の前後端部を覆っており、前記シート部材は、前記外層シートの折り返し部分の非肌当接面に隣接して配されており、前記外層シートの折り返し部分が前記吸汗領域の前記疎水層を形成し、前記シート部材が前記吸汗領域の前記親水層を形成している、前記<18>又は<19>に記載の使い捨ておむつ。
前記シート部材は、前記折り返し部分との対向面と反対側の面である非肌当接面において、前記内層シートと前記ホットメルト接着剤で別接合部にて接合されており、前記別接合部は、その幅(前記親水性の繊維の配向方向の長さ)が、0.025mm以上であることが好ましく、0.08mm以上であることが更に好ましく、そして、1.75mm以下であることが好ましく、0.8mm以下であることが更に好ましい、前記<20>に記載の使い捨ておむつ。
<22>
前記親水性の繊維の配向方向に隣り合う前記別接合部どうしの間隔は、1.2mm以上であることが好ましく、3.5mm以上であることが更に好ましく、そして、17.5mm以下であることが好ましく、12.5mm以下であることが更に好ましい、前記<21>に記載の使い捨ておむつ。
<23>
前記親水性の繊維の配向方向と交差する方向に延びる前記別接合部と、前記親水性の繊維の配向方向とのなす内角は、25度以上であることが好ましく、30度以上であることが更に好ましく、そして、85度以下であることが好ましい、前記<21>又は<22>に記載の使い捨ておむつ。
<24>
前記外装体は、前記吸汗領域以外の前記外装体の肌当接面に疎水性の繊維を有している、前記<1>〜<19>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<25>
前記吸汗領域を形成する前記シート部材は、前記疎水層と前記親水層とを前記ホットメルト接着剤で接合した2枚の複合不織布からなり、該シート部材は、前記疎水層の構成繊維と前記親水層の構成繊維とを固定してなる複数個の融着固定部を有しており、前記吸汗領域の全面積に対する前記融着固定部全体の面積の比率は、15%以下であることが好ましく、10%以下であることが更に好ましく、そして、1%以上であることが好ましく、3%以上であることが更に好ましい、前記<18>又は<19>に記載の使い捨ておむつ。
<26>
前記融着固定部は、その一つの面積が、5mm2以下であることが好ましく、4mm2以下であることが更に好ましく、そして、0.5mm2以上であることが好ましく、0.75mm2以上であることが更に好ましい、前記<25>に記載の使い捨ておむつ。
<27>
前記吸汗領域に、前記シート部材の前記疎水層及び前記親水層を貫通する複数個の貫通孔が配されており、該貫通孔は、その面積が、0.5mm2以上5mm2以下であることが好ましく、0.75mm2以上4mm2以下であることが更に好ましい、前記<25>又は<26>に記載の使い捨ておむつ。
<28>
前記吸汗領域には、前記疎水層と前記親水層との間に弾性部材が配されている、前記<1>〜<27>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<29>
前記弾性部材は、前記親水性の繊維の配向方向に延び且つ該配向方向と交差する方向に間欠的に配されている、前記<28>に記載の使い捨ておむつ。
<30>
前記疎水層及び前記親水層の少なくとも一方は、伸縮性不織布で形成されている、前記<1>〜<29>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
前記疎水層を構成する繊維における疎水性の繊維の割合は、50質量%より大きいことが好ましく、80質量%以上であることが更に好ましく、そして100質量%以下であることが好ましい、前記<1>〜<30>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<32>
前記疎水層の坪量は、5g/m2以上であることが好ましく、8g/m2以上であることが更に好ましく、そして、25g/m2以下であることが好ましく、20g/m2以下であることが更に好ましい、前記<1>〜<31>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<33>
前記親水層を構成する繊維における親水性の繊維の割合は、50質量%より大きいことが好ましく、80質量%以上であることが更に好ましく、そして100質量%以下であることが好ましい、前記<1>〜<32>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<34>
前記親水層の坪量は、8g/m2以上であることが好ましく、10g/m2以上であることが更に好ましく、そして、30g/m2以下であることが好ましく、25g/m2以下であることが更に好ましい、前記<1>〜<33>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<35>
前記第1接合部は、その幅(前記親水性の繊維の配向方向の長さ)が、0.05mm以上であることが好ましく、0.1mm以上であることが更に好ましく、そして、2mm以下であることが好ましく、1mm以下であることが更に好ましい、前記<1>〜<34>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<36>
前記親水性の繊維の配向方向に隣り合う前記第1接合部どうしの間隔は、1mm以上であることが好ましく、3mm以上であることが更に好ましく、そして、15mm以下であることが好ましく、10mm以下であることが更に好ましい、前記<1>〜<35>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<37>
前記ホットメルト接着剤による前記接合部に対する水の接触角は、90度以上となっており、90度以上であることが好ましく、そして、120度以下であることが好ましく、100度以下であることが更に好ましい、前記<1>〜<36>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<38>
前記接合部は、前記第1接合部と、前記親水性の繊維の配向方向に延びる第2接合部とを有しており、前記第2接合部は、その幅(前記親水性の繊維の配向方向の長さ)が、0.05mm以上であることが好ましく、0.1mm以上であることが更に好ましく、そして、2mm以下であることが好ましく、1mm以下であることが更に好ましい、前記<1>〜<37>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<39>
前記第2接合部どうしの間隔は、1mm以上であることが好ましく、3mm以上であることが更に好ましく、そして、25mm以下であることが好ましく、20mm以下であることが更に好ましい、前記<38>に記載の使い捨ておむつ。
<40>
前記親水性の繊維の配向方向と交差する方向に延びる前記第1接合部と、前記親水性の繊維の配向方向とのなす内角は、30度以上であることが好ましく、45度以上であることが更に好ましく、そして、90度以下であることが好ましい、前記<1>〜<39>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<41>
前記接合部は、前記第1接合部と、前記親水性の繊維の配向方向に延びる第2接合部とを有しており、前記第1接合部及び前記第2接合部を有する前記接合部の前記ホットメルト接着剤の坪量は、4g/m2以上であることが好ましく、6g/m2以上であることが更に好ましく、そして、40g/m2以下であることが好ましく、30g/m2以下であることが更に好ましい、前記<1>〜<40>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<42>
前記吸汗領域における前記接合部を形成する前記ホットメルト接着剤の塗布面積の割合は、3%以上であることが好ましく、5%以上であることが更に好ましく、そして、30%以下であることが好ましく、25%以下であることが更に好ましい、前記<1>〜<41>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<43>
前記吸汗領域の前記親水層を構成する繊維の繊維間距離が、9μm以上であることが好ましく、15μm以上であることが更に好ましく、そして、100μm以下であることが好ましく、80μm以下であることが更に好ましい、前記<1>〜<42>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
疎水性の繊維を有し且つ肌当接面側に配される疎水層と、親水性の繊維を有し且つ該疎水層の非肌当接面側に隣接して配される親水層とを含み、該疎水層と該親水層とをホットメルト接着剤で接合して形成された使い捨ておむつ用の吸汗シートであって、前記ホットメルト接着剤による接合部は、前記親水性の繊維の配向方向と交差する方向に延び且つ該配向方向に間欠的に配された第1接合部を有しており、前記接合部に対する水の接触角が90度以上である、使い捨ておむつ用の吸汗シート。
Claims (22)
- 液保持性の吸収体及び該吸収体の肌当接面側に配された表面シートを含む吸収性本体と、該吸収性本体の非肌当接面側に配されて該吸収性本体を固定する外装体とを備える使い捨ておむつであって、
前記使い捨ておむつは、着用者の腹側に位置する腹側部、背側に位置する背側部、及び該腹側部と該背側部との間に位置する股下部を有しており、
前記外装体は、前記背側部又は前記腹側部の肌当接面に吸汗領域を有しており、
前記吸汗領域は、疎水性の繊維を有し且つ該吸汗領域の肌当接面側に配された疎水層と、親水性の繊維を有し且つ該疎水層の非肌当接面側に隣接して配された親水層とを含み、該疎水層と該親水層とをホットメルト接着剤で接合して形成されており、
前記ホットメルト接着剤で接合した接合部は、前記親水性の繊維の配向方向と交差する方向に延び且つ該配向方向に間欠的に配された第1接合部を有しており、
前記接合部に対する水の接触角が90度以上である、使い捨ておむつ。 - 前記親水層を構成する繊維における前記親水性の繊維の割合は、50質量%より大きく100質量%以下である、請求項1に記載の使い捨ておむつ。
- 前記疎水層を構成する繊維における前記疎水性の繊維の重量割合は、50質量%より大きく100質量%以下である、請求項1又は2に記載の使い捨ておむつ。
- 前記第1接合部の延びる方向と、前記親水性の繊維の配向方向とのなす内角は、30度以上90度以下である、請求項1〜3の何れか1項に記載の使い捨ておむつ。
- 前記第1接合部のホットメルト接着剤の坪量は、4g/m2以上40g/m2以下である、請求項1〜4の何れか1項に記載の使い捨ておむつ。
- 前記吸汗領域における前記ホットメルト接着剤の塗布面積の割合は、3%以上30%以下である、請求項1〜5の何れか1項に記載の使い捨ておむつ。
- 前記親水層を構成する繊維の繊維間距離が、9μm以上100μm以下である、請求項1〜6の何れか1項に記載の使い捨ておむつ。
- 前記親水性の繊維の配向方向と、前記疎水性の繊維の配向方向とが同じ方向である、請求項1〜7の何れか1項に記載の使い捨ておむつ。
- 前記吸汗領域には、前記疎水層と前記親水層とを固定してなる複数個の融着固定部が形成されている、請求項1〜8の何れか1項に記載の使い捨ておむつ。
- 前記吸汗領域には、前記疎水層及び前記親水層を貫通する複数個の貫通孔が配されている、請求項1〜9の何れか1項に記載の使い捨ておむつ。
- 前記接合部は、更に、前記親水性の繊維の配向方向に延び且つ該配向方向と交差する方向に間欠的に配された第2接合部を有している、請求項1〜10の何れか1項に記載の使い捨ておむつ。
- 前記親水層は、前記疎水層との対向面と反対側の面である非肌当接面において、該疎水層とは別の層とホットメルト接着剤で接合されており、該ホットメルト接着剤で接合した別接合部が、前記親水性の繊維の配向方向と交差する方向に延び且つ該配向方向に間欠的に配されている、請求項1〜11の何れか1項に記載の使い捨ておむつ。
- 前記親水層の前記疎水層との対向面における前記第1接合部と前記親水性の繊維の配向方向とのなす内角は、該親水層の前記非肌当接面における前記別接合部と前記親水性の繊維の配向方向とのなす内角よりも大きい、請求項12に記載の使い捨ておむつ。
- 前記親水層の前記疎水層との対向面における前記接合部のホットメルト接着剤の坪量は、該親水層の前記非肌当接面における前記別接合部のホットメルト接着剤の坪量よりも大きい、請求項12又は13に記載の使い捨ておむつ。
- 前記親水層の前記疎水層との対向面における前記接合部を形成するホットメルト接着剤の塗布面積は、該親水層の前記非肌当接面における前記別接合部を形成するホットメルト接着剤の塗布面積よりも大きい、請求項12〜14の何れか1項に記載の使い捨ておむつ。
- 前記疎水層は前記外装体の肌当接面側に配され、前記親水層は該外装体の非肌当接面側に配されている、請求項1〜15の何れか1項に記載の使い捨ておむつ。
- 前記吸汗領域は、前記外装体の非肌当接面を形成する外層シート及び該外層シートの肌当接面に対向配置された内層シートとは別体のシート部材を用いて形成されている、請求項1〜15の何れか1項に記載の使い捨ておむつ。
- 前記外層シートを構成する繊維の配向方向、前記内層シートを構成する繊維の配向方向、及び前記シート部材を構成する繊維の配向方向は、何れも同じ方向である、請求項17に記載の使い捨ておむつ。
- 前記吸汗領域には、前記疎水層と前記親水層との間に弾性部材が配されている、請求項1〜18の何れか1項に記載の使い捨ておむつ。
- 前記弾性部材は、前記親水性の繊維の配向方向に延び且つ該配向方向と交差する方向に間欠的に配されている、請求項19に記載の使い捨ておむつ。
- 前記疎水層及び前記親水層の少なくとも一方は、伸縮性不織布で形成されている、請求項1〜20の何れか1項に記載の使い捨ておむつ。
- 疎水性の繊維を有し且つ肌当接面側に配される疎水層と、親水性の繊維を有し且つ該疎水層の非肌当接面側に隣接して配される親水層とを含み、該疎水層と該親水層とをホットメルト接着剤で接合して形成された使い捨ておむつ用の吸汗シートであって、
前記ホットメルト接着剤による接合部は、前記親水性の繊維の配向方向と交差する方向に延び且つ該配向方向に間欠的に配された第1接合部を有しており、
前記接合部に対する水の接触角が90度以上である、使い捨ておむつ用の吸汗シート。
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