JP5940839B2 - 着用物品 - Google Patents

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Description

本発明は着用物品に関する。
下着と比較すると吸収性着用物品は一般に着用感が低いものであることが知られている。その原因の一つとして、該着用物品は吸汗性や速乾性が下着よりも低い素材を使用していることが挙げられる。ヒトは絶えず発汗しており(不感蒸泄)、発汗量は股下部よりも腹部や背部の方が大きい。
そこで、吸収性着用物品における着用者の肌対向面に吸汗性のシートを配することによって汗をかきやすい部分の蒸れを防ぎ、これに起因するかぶれ等を防止する技術が提案されている(例えば、特許文献1及び2参照)。また吸汗性能に加えて、薬剤や抗菌剤等を吸汗性のシートに加えることによって、かぶれの発生を一層抑制しようとする技術も提案されている(例えば、特許文献3及び4参照)。更に特許文献5には、吸汗シートと外層シートと間にウエスト開口部に向かって非接着部を設けることで、蒸気を放出する技術が開示されている。
特開2000−189454号公報 特開2003−235892号公報 特開2002−153507号公報 特開2007−325915号公報 特開2009−82482号公報
しかしながら、特許文献1及び2に記載の技術では、夏場の着用時のように大量の汗をかいて吸汗性シートの吸収力を超えてしまうと、もはや蒸れを防止することが困難になることがある。特許文献3及び4に記載の技術では、薬剤等によるかぶれ防止等の効果は限定的であり、蒸れに起因するかぶれを抑制するには改善の余地がある。更に特許文献5に記載の技術では、通常、吸収性物品のズレ落ちや排泄物の漏れ防止の観点から、ウエスト開口部による締め付け力は比較的高いことから、ウエスト開口部を通じての蒸気の放出が円滑に行われないことがあり、蒸気放出効果は限定的と言える。
したがって本発明の課題は、吸汗性に優れるとともに、吸収した汗を効果的に外部へ放出することによって着用物品内の蒸れ抑制が向上した着用物品を提供することにある。
かかる課題を解決すべく発明者らは鋭意検討したところ、親水性を有する吸汗性のシートを着用者の肌に当接するように配するとともに、該吸汗性のシートと対向する位置にある外層シートと、該外層シートの内側に位置する部材との間に非接合領域を設けて蒸気の発散のための空間を形成することによって、前記課題が解決されることを知見した。
本発明は前記知見に基づきなされたもので、腹側部及び背側部とその間に位置する股部とを有し、腹側部から背側部の間を股部を介して延びる縦方向と、これと直交する横方向を備え、着用状態で環状のウエスト領域上縁により形成されるウエスト開口部及び一対のレッグ開口部を構成する着用物品において、前記物品は、該物品の最外面を形成する外層シートと、液透過性表面シート、裏面シート及びこれらの間に介在配置された吸収体を有する吸収性本体を前記外層シートよりも内側に備え、更に該物品の着用状態で着用者の肌に当接する親水性の吸汗性領域を前記吸収性本体の縦方向端部と前記ウエスト領域の下縁との間に備えており、前記外層シートのうち、前記着用物品の厚み方向において前記吸汗性領域に対向する領域は、該物品の横方向中央域において、略全域がそのすぐ内側に位置する部材と非接合状態になっている、着用物品を提供するものである。
本発明の着用物品によれば、その着用状態において、着用者の体から生ずる汗を吸収できるとともに、吸収した汗を効果的に着用物品の外部へ蒸散させることができる。
図1は、本発明の着用物品の第1実施形態としてのパンツ型使い捨ておむつを示す斜視図である。 図2は、図1に示すおむつの展開かつ伸長状態における内面側を示す展開平面図である。 図3は、図2におけるIII−II線断面図である。 図4は、図2におけるIV−IV線断面図である。 図5は、上腹部領域に形成された浮き部及び襞を示す模式図である。 図6は、本発明の第2実施形態としてのパンツ型使い捨ておむつにおける断面図(図3相当図)である。 図7は、本発明の第3実施形態としてのパンツ型使い捨ておむつにおける断面図(図3相当図)である。 図8は、本発明の第4実施形態としてのパンツ型使い捨ておむつにおける断面図(図3相当図)である。 図9は、実施例及び比較例で行った蒸気放出性の評価において測定された熱流量と時間との関係を示すグラフである。
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。図1ないし図4には、本発明の第1実施形態としてのパンツ型使い捨ておむつ1(以下、「おむつ1」ともいう)が示されている。おむつ1は、外装体11と、該外装体11の内面側に固定された吸収性本体10とを備えている。おむつ1は、着用状態において着用者の腹側に配される腹側部A、背側に配される背側部B、及びそれらの間に位置して着用者股間部に配される股部Cを有している。
本明細書において、おむつ1の縦方向とは腹側部Aと背側部Bとの間を股部Cを介して延びる方向であり、図2中のY方向である。また、おむつ1の横方向とは縦方向Yと直交する方向であり、図2中のX方向である。おむつ1において「展開かつ伸長状態」とは、おむつ1を展開状態とし、その展開状態のおむつ1を各部の弾性部材を伸長させて設計寸法(弾性部材の影響を一切排除した状態で平面状に広げたときの寸法と同じ)となるまで拡げた状態をいう。吸収性本体10の縦方向及び横方向は、それぞれおむつ1の縦方向及び横方向と対応する方向である。また、腹側部A及び背側部Bのそれぞれにおいて、おむつ1の縦方向は着用状態における上下方向であるため、腹側部A及び背側部Bの縦方向において、ウエスト開口縁W側を上、股部C側を下とも表現する。また、おむつ1の着用状態において着用者の肌側に近い側を肌側面、肌当接面側又は内側といい、相対的にこれらよりも肌から遠い側を非肌側面、非肌当接面側又は外側という。
おむつ1における吸収性本体10は、図2に示す通りおむつ1の縦方向Yと同方向に長い略矩形状をしている。吸収性本体10は、液透過性の表面シート2、液不透過性又は液難透過性(撥水性等)の裏面シート3及び両シート2,3間に介在配置された液保持性の吸収体4を有している。表面シート2及び裏面シート3は吸収体4の各面を被覆し、かつ吸収体4の外縁から外方に延出している。
また吸収性本体10には、図2に示す通り縦方向Yに沿う左右両側に、液抵抗性ないし撥水性でかつ通気性の素材から構成された側方カフス8,8が形成されている。各側方カフス8の自由端部の近傍には複数の側方カフス弾性部材81が伸長状態で配されている。側方カフス8はおむつ着用時に起立して液の側方への流出を阻止する。
吸収性本体10の裏面シート3側に配置された外装体11は、図2ないし図4に示す通り、外層シート12及び該外層シート12よりもおむつ厚み方向の内側に位置する内側シート13を有している。内側シート13は、内層シート14、補助シート15を有している。更に内側シート13は、外層シート12を構成するシート材がウエスト開口縁Wにおいて内面側に折り返されて形成された外層シート12の折り返し部分12a,12bも有している。つまり、外層シート12の折り返し部分12a,12bも内側シート13の一部に該当する。外層シート12及び内層シート14はそれぞれ、腹側部A、股部C及び背側部Bにわたって連続している。補助シート15は背側部B及び腹側部Aにそれぞれ一枚配されている。補助シート15は、外層シート12の折り返し部分12a,12bの内面側(弾性部材51と当接する面側)を被覆している。
外層シート12はおむつ1の外表面を形成しており、内層シート14は外層シート12に隣接して外層シート12の内面側に配されている。補助シート15は、図3及び図4に示すように、内層シート14の縦方向Yの端部14wの上下にわたって延在している。また補助シート15は、横方向Xの中央部においては、図3に示すように吸収性本体10の縦方向Yの端部10wの上下にわたって延在している。そのため、補助シート15は外層シート12の内面と対向する部分と内層シート14の内面と対向する部分と吸収性本体10の内面と対向する部分とを有している。内面はおむつ1又はその構成部材におけるおむつ着用時に着用者の肌側に向けられる面である。
図1に示すように、外装体11は腹側部Aにおける両側縁部と背側部Bにおける両側縁部とが互いに接合されており、その接合によっておむつ1に一対のサイドシール部S,S、環状のウエスト領域上縁により形成されるウエスト開口部5及び一対のレッグ開口部6,6が形成されている。ウエスト開口縁Wはウエスト開口部5の周縁である。外装体11は展開かつ伸長状態のおむつ1において、図2に示すように縦方向中央域が横方向Xの内方に向けて括れた砂時計状の形状をしている。
図2ないし図4に示すように、おむつ1における腹側部A及び背側部Bは、それぞれウエスト開口縁W側から股部C側に向かって順に、ウエスト領域A1,B1、上腹部領域A2,B2及び下腹部領域A3,B3を有している。腹側部Aはおむつ1の縦方向の一端側のウエスト開口縁Wからレッグ開口部6の上端Stまでの部位であり、背側部Bはおむつ1の縦方向の他端側のウエスト開口縁Wからレッグ開口部6の上端Stまでの部位である。
以下、主として、おむつ1の腹側部Aにおけるウエスト領域A1、上腹部領域A2及び下腹部領域A3の構成について図3及び図4を参照しつつ説明するが、背側部Bにおけるウエスト領域B1、上腹部領域B2及び下腹部領域B3も同様の構成を有している。
ウエスト領域A1は、腹側部Aにおいてウエスト開口縁Wに沿っておむつ1の横方向に延びている。また、ウエスト領域A1にはギャザー形成用の複数本(図示例は6本)のウエスト弾性部材51が、それぞれおむつ1の横方向Xに延びて固定されている。また、ウエスト弾性部材51は、おむつ1の横方向Xに伸長させた状態で外層シート12の内面に固定されている。
ウエスト弾性部材51は、ウエスト弾性部材51を挟む外層シート12と内側シート13との間に伸長状態で接着剤を介して固定されている。更に詳しくは、ウエスト開口縁W近傍の一部のウエスト弾性部材51は外層シート12とその折り返し部分12aとの間に固定され、他のウエスト弾性部材51は外層シート12と補助シート15との間に固定されている。またウエスト弾性部材51は、腹側部A及び背側部Bそれぞれにおいて、サイドシール部S,S間の全域にわたって配されている。そして、おむつ1の自然状態においては、伸長状態で固定されたウエスト弾性部材51の収縮に起因して外層シート12及び内側シート13に多数の襞ないし凹凸が生じて、ウエストギャザーG1が形成されている。
下腹部領域A3は、腹側部Aの縦方向Yにおいて最も股部C寄りの部位に形成されている。下腹部領域A3には、ギャザー形成用の複数本の下腹部弾性部材91がおむつ1の横方向Xに延びて固定されている。下腹部弾性部材91は、おむつ1の横方向Xに伸長させた状態で外層シート12の内面に固定されている。具体的には、下腹部弾性部材91は該下腹部弾性部材91を挟む外層シート12と内側シート13である内層シート14との間に接着剤を介して接合されている。そしておむつ1の自然状態においては、下腹部弾性部材91の収縮に起因して外層シート12及び内側シート13に多数の襞ないし凹凸が生じて、下腹部ギャザーG3,G3が形成されている。
下腹部弾性部材91は横方向Xの中央部で左右に分割された状態で配されている。すなわち、下腹部領域A3に配された下腹部弾性部材91は吸収性本体10の両側縁の外方においては伸縮力を発現する。一方、吸収性本体10と重なる部分の横方向Xの中央部においては下腹部弾性部材91が配されていないか、該下腹部弾性部材91が配されているとしても弾性伸縮性を発現しないようになされている。下腹部弾性部材91が弾性伸縮性を発現しないようにする方法は特に制限されず、各種公知の方法を採用し得る。例えば下腹部弾性部材91の一部を弾性伸縮性を発現しなくなるように熱処理する方法や、下腹部弾性部材91を伸長状態が解除された複数の断片が生じるように分断する方法等が挙げられる。
下腹部領域A3に隣接して該下腹部領域A3の上に位置する上腹部領域A2では、外層シート12と内層シート14とが非接合状態となっている。上腹部領域A2は、ウエスト弾性部材51のうち最も下に位置するものの下端から、吸収性本体10の上端までの間の領域である。外層シート12と内層シート14とが非接合状態となっているとともに、上腹部領域A2では糸状又は帯状の上腹部弾性部材71が、おむつ1の横方向Xに延びて横方向Xに伸長させた状態で横方向Xに延びて内層シート14に固定されている。図3及び図4に示す通り、上腹部弾性部材71は内層シート14と補助シート15との間に配置され、両シートに固定されている。これに対して外層シート12にはギャザー形成用の弾性部材は固定されていない。上腹部弾性部材71の固定には、例えば接着剤(図示せず)が用いられる。上腹部弾性部材71は2〜10本配されていることが好ましく、より好ましくは2〜5本である。おむつ1の着用状態においては、上腹部弾性部材71の収縮によって内層シート14及び補助シート15に多数の襞ないし凹凸が生じ、内側ギャザー(図示せず)が形成される。内側ギャザーは内層シート14と非接合状態になっている外層シート12よりも内側に位置するので、該内側ギャザーはおむつ1の外表面から視認し難くなっている。その結果、該外層シート12は下着様の外観を呈するようになる。また、上腹部領域A2において内層シート14と非接合状態になっている外層シート12は、図1に示す通り、内側ギャザーの収縮によっておむつ1の外方へ向けて膨らんだ状態になり、柔らかな印象を使用者に与え、下着様の外観との相乗効果で外観が一層良好なものになる。
本実施形態のおむつ1においては、該おむつ1の着用状態で着用者の肌に当接する部位は外層シート12の折り返し部分12a,12b、補助シート15及び表面シート2である。これらの部材のうち、少なくとも補助シート15が親水化されている。補助シート15は、図3及び図4に示す通り、上腹部領域A2,B2と、下腹部領域A3,B3のうちの上腹部領域A2,B2寄りの部位において着用者の肌に直接当接する。したがって、補助シート15のうち少なくとも吸収性本体の縦方向端部とウエスト領域の下縁との間の領域(上腹部領域A2,B2)は、着用者の体から生じた汗の補助シート15による吸収が可能になっている。換言すれば、補助シート15のうち、少なくとも吸収性本体の縦方向端部とウエスト領域の下縁との間の領域は吸汗性領域R1(図3及び図4参照)になっている。吸汗性領域R1においては、図3に示す通り、おむつ1の厚み方向Zに沿ってみたとき、外層シート12のうち吸汗性領域R1に対向する領域は、少なくともおむつ1の横方向Xの中央域において、略全域がそのすぐ内側に位置する部材、つまり内層シート14と非接合状態になっており、両者の間には非接合領域による空間が形成されている。
外層シート12と内層シート14との間が接合されていない非接合領域は、おむつ1の横方向Xの中央域のほぼ全域にわたっている。ここで「横方向Xの中央域」とは、腹側部A、背側部Bそれぞれにおいて、展開かつ伸長状態下に横方向Xを五等分したときに、左右それぞれの5分の1の領域を除いた中央域5分の3の領域を意味する。また「ほぼ全域」とは、該中央域のうち85%以上の領域(面積)のことを意味する。本実施形態のおむつ1においては、サイドシール部S,S間の全幅に対して中央域5分の3の領域において、外層シート12と内層シート14との接合が行われる場合、面積基準で15%未満の範囲、特に10%以下、更には5%以下であることが好ましい。
そして、上腹部領域A2における外層シート12には、ウエスト領域A1及び下腹部領域A3が幅方向Xに収縮することによって、すなわちウエストギャザーG1及び下腹部ギャザーG3が収縮することによって、図1に示す通り、おむつ1の外方に立体的に浮き上がった部分F(以下、浮き部Fという)が生じる。その浮き部Fには、図5に示す通り、複数本の襞16が形成されている。上腹部領域A2に形成された襞16は、おむつの横方向Xに沿う断面形状が、図5に示す通り連続波形形状を有している。また襞16は、腹側部Aをそれぞれの外面側から視たときに概ね縦方向Yに沿って延びている。厳密には、襞16は下側から上側に向かうほど幅方向Xの中央部側に近づくようにやや傾斜している。また、上腹部領域A2の襞16は、ウエストギャザーG1及び下腹部ギャザーG3よりも幅の大きい部分を備えたものとなっている。このように、外層シート12には、おむつの厚み方向Zにおいて吸汗性領域R1と対向する領域における縦方向Yの中央域を挟む上下位置、つまりウエスト領域A1及び下腹部領域A3の少なくとも一方に、横方向XにわたるギャザーG1,G3が形成されており、該ギャザーG1,G3によって吸汗性領域R1に対応する外層シート12に、縦方向に延びる複数の皺16が形成されている。
以上の構成を有する本実施形態のおむつ1によれば、着用者の肌当接面に吸汗性領域R1が形成されており、かつおむつ1の厚み方向Zにおいて該吸汗性領域R1に対応する領域である上腹部領域A2においては外層シート12と内層シート14とが幅方向中央域で非接合状態になっており、しかも浮き部Fや襞16が形成されているので、着用者の体から生じた汗が速やかに吸汗性領域R1によって吸収されるとともに、吸収された汗は内層シート14及び外層シート12を通じて円滑におむつ1の外部へ蒸散される。したがって着用状態でのおむつ1の内部の蒸れが効果的に防止され、肌トラブルが効果的に防止されうる。このような効果を発揮する観点から、吸汗領域R1は、ウエスト開口部端からレッグ開口部端の間の長さ(すなわち、腹部Aのサイドシール4のY方向長さの合計長さ)に対して15〜70%、特に20〜50%のY方向長さを有することが好ましい。またこの場合、対応する上腹部領域A2が下着様で柔らかい外観を与えるとともに、ズレ落ち抑制の観点や、胴回りをやさしくかつしっかりと抑える目的から好ましい。また、膨らむ領域が適度となるので、だぶついた印象を着用者らに与え難いとともに、伸縮性を備えていることを着用者に視覚的に与える効果も高くなる。
なお、上述した襞16がウエスト領域A1及び下腹部領域A3が横方向Xに収縮することにより生じたものであるか否か(あるいはウエストギャザーG1及び下腹部ギャザーG3によって生じたものであるか否か)は、例えば、上腹部領域A2における内側シート13(内層シート14等)に固定された弾性部材71を除去するか、又は多数箇所で切断して弾性伸縮性を発現しないようにしたときに、その襞16の形状が概ねそのままの状態で維持されているか否かで判断することができる。また、弾性部材71が存在しない場合では、ウエスト領域A1及び下腹部領域A3を最大長さとなるまで伸長させて該領域のギャザーを消失させたときに、上腹部領域A2の襞がほぼ消失すれば該襞はウエスト領域A1及び下腹部領域A3の収縮によるもの(あるいはウエストギャザーG1及び下腹部ギャザーG3によって生じたもの)と判断可能である。「最大長さ」とは、外装体11を構成するシート材料が破壊(材料破壊)されない条件で最大限伸長させたときの長さをいう。
上述した吸汗性領域R1(本実施形態では、補助シート15の上腹部領域A2に該当する領域)は親水性である。本発明において親水性とは水の接触角が90°以下であることをいう。吸汗性領域R1の接触角が好ましくは85°以下、更に好ましくは80°以下であると、汗を吸収する速度と面積が広くなり、蒸れ防止効果が一層高くなる。なお、接触角の測定方法は、特開2010−168715号公報段落〔0057〕に記載の方法にて行う。
吸汗性領域R1を構成する部材(本実施形態では補助シート15)は、パルプ等のような親水性の材料から構成することが可能である。例えば紙を用いることができる。あるいは、撥水性材料を親水化処理したものを用いることもできる。後者のものを用いると、吸収した汗を吸汗性領域R1に保持し過ぎず、蒸気として外部へ放出しやすくなるので好ましい。撥水性材料とは、前述した接触角が90°超となる材料を意味する。撥水性材料の例としては、不織布等の合成樹脂からなる繊維シートが挙げられる。親水化処理としては公知の方法を使用できる。例えば親水化剤で処理する方法、プラズマ処理する方法等が挙げられる。簡便性の観点からは、親水化剤で処理する方法が好適である。親水化剤としては、界面活性剤、並びにセラミド及びセラミド類似物質などが挙げられる。
撥水性材料の親水化処理に用いられる界面活性剤としては、カチオン界面活性剤及び両性界面活性剤が好ましい。これらの界面活性剤は少量でも有効な親水性を付与することが可能であるとともに、抗菌性や消臭性を付与することができ、肌荒れの抑制、長時間着用時の臭い発生の抑制が可能となるからである。カチオン界面活性剤としては、下記式(1)で示される4級アンモニウム塩が好ましい。両性界面活性剤としては、下記式(2)及び(3)で表されるものが好ましい。
セラミドとしては、天然及び合成のセラミド物質を使用することができる。セラミド類似物質としては、式(4)に示すような化合物を好適に使用することができる。
〔式中、R6は水酸基及び/又はアルコキシ基が置換していてもよい炭素数1〜12の直鎖又は分岐鎖の炭化水素基を示し、R7は炭素数1〜5の直鎖又は分岐鎖の二価の炭化水素基を示し、R8は炭素数1〜22の直鎖又は分岐鎖の二価の炭化水素基を示す。〕
上述したおむつ1において、表面シート2、裏面シート3、吸収体4、及び側方カフス8形成用シート等としては、使い捨ておむつ等の吸収性物品に従来用いられている各種のもの等を特に制限なく用いることができる。例えば、表面シート2としては、単層又は多層構造の不織布や、開孔フィルム等を用いることができる。裏面シート3としては、樹脂フィルムや樹脂フィルムと不織布の積層体等を用いることができる。吸収体4としては、パルプ繊維等の繊維の集合体(不織布であっても良い)からなる吸収性コア又はこれに吸水性ポリマーの粒子を保持させてなる吸収性コアを、ティッシュペーパ等からなるコアラップシートで被覆したものを用いることができる。
また、外層シート12及び内層シート14としても、使い捨ておむつ等の吸収性物品に従来用いられている各種のシート材を特に制限なく用いることができるが、汗の蒸散を円滑に行う観点から通気性の材料、例えば不織布を用いることが好ましい。外層シート12及び内層シート14は、撥水性でもよく、あるいは親水性でもよいが、少なくとも一方は撥水性であることが液の滲み出しの防止の観点から好ましい。不織布としては、エアスルー不織布、スパンボンド不織布、スパンレース不織布、メルトブローン不織布、ヒートロール不織布等の各種の不織布を単層で用いるか、又はこれらが2層以上に積層された積層不織布として用いることが好ましい。また、外層シート12及び内層シート14として、不織布と透湿性フィルムフィルムとを一体化したシート等を用いることもできる。
弾性部材51,61,71,81,91の形成素材としては、例えば、スチレン−ブタジエン、ブタジエン、イソプレン、ネオプレン等の合成ゴム、天然ゴム、EVA、伸縮性ポリオレフィン、ポリウレタン等を挙げることができる。弾性部材の形態としては、断面が矩形、正方形、円形、楕円形又は多角形状等の糸状(糸ゴム等)、若しくは帯状(平ゴム等)のもの、又はマルチフィラメントタイプの糸状のもの等を好ましく用いることができる。弾性部材51,61,71,81,91の太さは、470〜1670dtex、特に620〜940dtexとすることが好ましい。特に、上腹部領域の弾性部材71に関しては、装着感とずれ落ち抑制の両立の観点から太さ620〜1670dtexとし、下腹部領域の弾性部材91としては、装着感とずれ落ち抑制の両立に加え、すっきりした外観を与える観点から太さ470〜680dtexのものを使用することが好ましい。ウエスト弾性部材51の配置間隔は、1〜15mm、特に2〜10mmとすることが好ましい。上腹部弾性部材71の配置間隔は、2〜40mm、特に3〜30mmとすることが好ましい。下腹部弾性部材91の配置間隔(非接合領域Nの縦方向Yの長さ)は5〜25mm、特に8〜15mmとすることが好ましい。
次に、本発明の第2ないし第4実施形態について、図6ないし図8を参照しながら説明する。これらの実施形態については、第1実施形態と異なる点について説明し、特に説明しない点については第1実施形態に関して詳述した説明が適宜適用される。また図6ないし図8において、図1ないし図5と同じ部材には同じ符号を付してある。なお、図6ないし図8においては、おむつ1の腹側部Aの構造が示されており、背側部Bの構造は示されていないが、背側部Bの構造は腹側部Aと同様になっている。あるいはこれに代えて、第1実施形態における背側部Bの構造を採用してもよい。
図6に示す第2実施形態においては、上腹部領域A2に上腹部弾性部材が配置されていない。更に、内層シート14の縦方向Yの端部14wは吸汗性領域R1にまで延在しておらず、吸収性本体10の縦方向Yの端部10wの位置近傍で終端している。弾性部材を配置しない代わりに、本実施形形態では補助シート15が伸縮性を有している。また、補助シート15は第1実施形態と同様に親水性も有している。補助シート15の伸縮性はおむつ1の少なくとも横方向Xに発現することが好ましい。更に好ましくは横方向X及び縦方向Yの二方向に発現し、一層好ましくは、横方向X及び縦方向Yを含むXY平面内のあらゆる方向に発現する。伸縮性を有する補助シート15はその自然状態(弛緩状態)でおむつ1に組み込まれてもよく、あるいは伸長状態でおむつ1に組み込まれてもよい。補助シート15を伸長状態でおむつ1に組み込むと、該補助シート15の収縮によっておむつ1の肌当接面にギャザーが形成される。
伸縮性を有する補助シート15は、例えば(i)一枚のシート材料から構成されているか、(ii)複数枚のシート材料の積層体から構成されているか、又は(iii)一枚若しくは複数枚のシートと、一本若しくは複数本の糸状若しくは帯状の弾性部材との複合体から構成されている。
補助シート15が(i)の場合には、一枚のシート材料が弾性樹脂等の弾性材料を含み伸縮性を有している。そのような補助シート15としては、例えば弾性繊維を含む不織布若しくは織布、又は弾性樹脂を含むフィルム等が挙げられる。
(ii)の場合には、複数枚のシート材料のうちの少なくとも一枚が弾性樹脂等の弾性材料を含んで伸縮性を有し、他のシート材料が少なくとも伸長性を有している。そのような補助シート15としては、例えば、弾性繊維層の少なくとも一面に実質的に非弾性の非弾性繊維層が配され、両繊維層は弾性繊維層の構成繊維が繊維形態を保った状態で、繊維交点の熱融着によって全面接合されており、非弾性繊維層の構成繊維の一部が弾性繊維層に入り込んだ状態、及び/又は、弾性繊維層の構成繊維の一部が非弾性繊維層に入り込んだ状態になっている伸縮性不織布が挙げられる。そのような伸縮性不織布としては、例えば本出願人の先の出願に係る特開2007−138374号公報に記載のもの等が挙げられる。
(iii)の場合には、一枚のシート材料の一方の面に、又は二枚のシート材料の間に一本若しくは複数の弾性部材が接合されて補助シート15が構成されている。(iii)の場合、伸縮性及び伸長性を有さないシート材料に前記弾性部材が伸長状態で接合されている形態と、少なくとも伸長性を有するシート材料に前記弾性部材が自然状態(弛緩状態)で接合されている形態とがあり、本発明ではいずれの形態も用いることができる。後者の形態を有する補助シート15としては、互いに交差せずに一方向に延びるように配列した多数の弾性フィラメントが、実質的に非伸長状態で、それらの全長にわたり伸長可能な不織布に接合されてなる伸縮シートが挙げられる。そのような伸縮シートとしては、例えば本出願人の先の出願に係る特開2008−179128号公報に記載のもの等が挙げられる。
本実施形態のおむつによれば、第1実施形態のおむつによって奏される効果に加えて、汗の蒸散が一層円滑に行われるという効果が奏される。おむつ1の厚み方向Zにおいて、吸汗性領域R1に対応する領域を構成するシート材料の枚数が第1実施形態よりも少ないからである。
図7に示す第3実施形態はウエスト部A1の構造が第1実施形態と相違している。第1実施形態では図3に示す通り、補助シート15は、外層シート12の折り返し部分12a,12bの内面側(弾性部材51と当接する面側)を被覆しているのに対して、本実施形態では補助シート15が、外層シート12の折り返し部分12a,12bの外面側(肌当接面側)を被覆している。したがって本実施形態では、補助シート15の全域がおむつ1の肌当接面となっている。補助シート15の全域は親水性を有している。本実施形態によれば、親水性を有する補助シート15が、肌当接面となる面積が第1実施形態によりも広くなるので、着用者の体から生じた汗を一層吸収することができる。ただし、補助シート15に吸収された汗が主として外部に蒸散される領域は、第1実施形態と同様に、外層シート12のうち吸汗性領域R1に対応する領域である。
図8に示す第4実施形態もウエスト部A1の構造が第1実施形態と相違している。第1実施形態では図3に示す通り、弾性部材51を挟んで外層シート12と補助シート15とが対向しており、両シート12,15は弾性部材51を介して間接的に接合されているのに対して、本実施形態では外層シート12と補助シート15との間に弾性部材は配置されておらず、かつ両シート12,15間は非接合状態になっている。更に本実施形態では、補助シート15と外層シート12の折り返し部12aとの間に弾性部材51が配置されている。弾性部材51は接着剤(図示せず)によって補助シート15と折り返し部12aに接合されている。
おむつ1の着用状態においては、弾性部材51の収縮によって、補助シート15及び外層シート12の折り返し部12aに多数の襞ないし凹凸が生じて、ギャザー(図示せず)が形成される。該ギャザーは補助シート15と非接合状態になっている外層シート12よりも内側に位置するので、該ギャザーはおむつ1の外表面から視認し難くなっている。更に本実施形態のおむつ1においては、第1実施形態と同様に、上腹部弾性領域A2において形成されるギャザーもおむつ1の外表面から視認し難くなっている。その結果、おむつ1においては縦方向Yに関し、ウエスト部A1から上腹部領域A2にわたりギャザーがおむつ1の外表面から視認し難くなっている。したがって本実施形態のおむつ1によれば、第1実施形態のおむつによって奏される効果に加えて、外観が一層下着様になるという効果が奏される。また、ウエスト領域A1で折り返し部12aを親水性とすると、当該領域での外層シート12と補助シート15の非接合状態と相俟って、おむつ1内の湿気放出がより高まる。このとき、ウエスト領域A1での非接合状態は、前述した上腹部A2における非接合状態での説明が適用される。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は前記実施形態に制限されない。例えば、上述した各実施形態においては、腹側部A及び背側部Bの双方に吸汗性領域R1が形成されており、該吸汗性領域R1に対応する位置にある外層シート12が、そのすぐ内側に位置する部材と非接合状態になっていたが、この構成は少なくとも腹側部Aにおいて満足していればよく、背側部Bに関しては腹側部Aと異なる構成を採用してもよい。また、背側部Bの外層シート12表面には、使用後おむつを所定廃棄形状に維持するための廃棄用テープが配されていても良い。
また前記実施形態は、本発明をパンツ型使い捨ておむつに適用した例であるが、本発明はこれ以外の着用物品、例えばショーツ型生理用ナプキン等にも同様に適用できる。
(実施例1)
図1〜図3に示された構成のパンツおむつを作製した。上腹部領域A2を構成する外層シート12、内層シート14、補助シート15には、撥水性のスパンボンド不織布(ポリプロピレン製、坪量18g/m2、接触角90°超)を用い、補助シート15のみ界面活性剤による親水化処理を施して接触角82°となるようにした。上腹部弾性部材71には太さ1240dtexの糸ゴムを用い、伸長率270%で補助シートと内層シートの間に、当該弾性部材にのみ接着剤を塗布する方法にて接着固定した。ウエスト領域A1,上腹部領域A2及び下腹部領域A3を含むように切り出したサンプルを用い、以下の蒸気放出性の評価を行った。結果を表1に示す。
(蒸気放出性の評価方法)
測定には、カトーテック(株)の精密迅速熱物性測定装置 サーモラボIIB(型番:KES−F7)を用いた。23℃、55%RHの条件にて24時間順化したサンプルを33℃に加温したサンプル台の上に載せる。サンプル台とサンプルの間に挿入したチューブを用いて0.9質量%の生理食塩水0.1mLをサンプルに供給する。サンプルの上面に風洞を配置して0.3m/秒の風速にて空気流をサンプルに与える。サンプル上面において、生理食塩水注入前からの熱流量の変化を連続して測定する。図9に示すように、熱量が大きく上昇した点は生理食塩水の注入によるものであり、その後サンプル上面側へ蒸気が放出されることにより、熱流量は減少していく。熱放出量が生理食塩水の注入直前の値になった時点を完全放出状態とし、生理食塩水注入による熱流量上昇時の時点から完全放出状態までの時間を完全放出時間として評価する。そして、完全放出時間が短いほど、蒸気放出性が良好であると評価する。
(比較例1及び2)
実施例1において、上腹部領域A2における外層シート12と内層シート14を略全面接着固定し、補助シート15に親水化処理を施さなかったものを比較例1、比較例1のおむつに対し内層シート14のみに親水化処理を施したものを比較例2としたサンプルを作製し、実施例1と同様にして蒸気放出性の評価を行った。結果を表1に示す。
表1の結果に示されるように、実施例1のおむつ(本発明品)によればおむつ内部の蒸気を素早く外部へ放出することが可能となる。
1 パンツ型の使い捨ておむつ(着用物品)
2 表面シート
3 裏面シート
4 吸収体
5 ウエスト開口部
6 レッグ開口部
10 吸収性本体
11 外装体
12 外層シート
13 内側シート
14 内層シート
15 補助シート
71 上腹部弾性部材
A 腹側部
B 背側部
C 股部
A1,B1 ウエスト領域
A2,B2 上腹部領域
A3,B3 下腹部領域

Claims (4)

  1. 腹側部及び背側部とその間に位置する股部とを有し、腹側部から背側部の間を股部を介して延びる縦方向と、これと直交する横方向を備え、着用状態で環状のウエスト領域上縁により形成されるウエスト開口部及び一対のレッグ開口部を構成する着用物品において、
    前記物品は、該物品の最外面を形成する外層シート及び該外層シートに隣接して該外層シートの内面側に配されている内層シートを有する外装体と、液透過性表面シート、裏面シート及びこれらの間に介在配置された吸収体を有する吸収性本体を前記外装体よりも内側に備え、更に該物品の着用状態で着用者の肌に当接する親水性の吸汗性領域を前記吸収性本体の縦方向端部と前記ウエスト領域の下縁との間に位置する上腹部領域に備えており、
    前記外層シートは、これを構成するシート材が前記ウエスト開口縁において内面側に折り返されて、該外層シートの折り返し部分を形成しており、
    前記外層シートの前記折り返し部分の内面側を被覆し、且つ前記内層シートの縦方向の端部の上下にわたって延在する補助シートが配置されており、
    前記補助シートは、前記ウエスト領域において前記外層シートの内面と対向し且つ、前記上腹部領域において前記内層シートの内面と対向しており、
    前記ウエスト領域においては、前記補助シートと前記外層シートの内面とが対向する部分との間に弾性部材が配置されておらず、かつ両シート間が非接合状態になっているとともに、該補助シートと該外層シートの前記折り返し部との間に弾性部材が配置されており、
    前記上腹部領域においては、前記物品の横方向中央域において、前記外層シートと前記内層シートとが非接合状態になっており、該外層シートには弾性部材が配置されておらず、且つ前記内層シートと前記補助シートとの間に弾性部材が配置されている、着用物品。
  2. 前記吸汗性領域は前記補助シートが親水化されて親水性となされている請求項1に記載の着用物品。
  3. 前記吸汗性領域が伸縮性を有する請求項1又は2に記載の着用物品。
  4. 前記吸汗性領域が、前記補助シートと、前記内層シートと、両シート間に伸長状態で接合された前記弾性部材とを有する伸縮性シートからなる請求項3に記載の着用物品。
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