JP2013202052A - パンツタイプ使い捨ておむつ - Google Patents

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Abstract

【課題】サイドシール部を剥がすときに、サイドシール部の素材が伸びて意図せぬ方向に引き裂かれる事態を、溶着接合のパターン変更に頼らずに防止する。
【解決手段】上記課題は、サイドシール部13における少なくとも縦方向の一部に、四層以下の不織布からなるとともにその少なくとも前後面をなす各不織布が1kgf荷重伸び4.5%以上の易伸長不織布からなる易伸長領域14を有しており、少なくとも易伸長領域14における幅方向全体、幅方向の一部、又は幅方向内側隣接部が、易伸長不織布の内面に塗布されたホットメルト接着剤層80により難伸長化されている、ことを特徴とするパンツタイプ使い捨ておむつにより解決される。
【選択図】図9

Description

本発明は、パンツタイプ使い捨ておむつに関するものである。
パンツタイプの使い捨ておむつは、液透過性表面シートと裏面側シートとの間に吸収体が介在されてなり、両側部に脚回りギャザーを備え、背側から股間部を通り腹側までを覆うように形成された内装体と、この内装体の外面に張り付けられ、胴回り及び股間部を覆うように形成された外装シートとからなり、外装シートにおける後身頃の両側部と前身頃の両側部とがそれぞれヒートシールや超音波シールにより溶着接合されてサイドシール部が形成され、ウエスト開口部及び脚開口部が予め形成されたパンツタイプ構造となっているものが多い。
このようなパンツタイプ使い捨ておむつにおいては、排泄後などにおいておむつを脱がす際、サイドシールにおける後身頃と前身頃とを引き剥がし、身体から取り除くことが行われる。このため、サイドシールには、装着中に破れないようなシール強度だけでなく、使用後の引き剥がし易さも求められており、従来から様々な技術が提案されている(例えば特許文献1〜8参照)。例えば、特許文献1、2記載の技術は、サイドシール部における素材枚数を考慮したシールパターンを提案している。
このうち、特許文献4に示されるような横方向に沿う直線状(長辺が横方向に沿う長方形状等)のシール部が縦方向に整列されてなる横縞状パターンは、特許文献1,2の図6や特許文献5に示される点状のシール部が千鳥状等の配列で形成されるドットパターンと比較して、不織布の繊維屑が付着し難く、また付着した繊維屑を取り除きやすい、装着中に誤って破れにくい、設備コストがローコストである、等の利点があり、その点では好ましいものである。
特開2010−115424号公報 特開2010−119577号公報 特開2000−316898号公報 特開2003−38573号公報 特開2002−369842号公報 特開平10−137287号公報 特開2003−24381号公報 特開2002−272785号公報 特開2003−144494号公報 特開平11−140706号公報
しかし、サイドシール部の素材によっては、溶着接合のパターン変更だけでは装着中の十分な強度と引き剥がし容易性とを両立させることが困難となる場合が知見された。
すなわち、サイドシール部に、ポリプロピレン(以下PPともいう)又はそのコポリマーの不織布のような伸び易い不織布(以下、易伸長不織布ともいう)を採用し、かつ不織布積層数の少ない易伸長領域があると、それが災いして、サイドシール部を剥がすために力を加えたときに、溶着接合が剥がれるよりも先に、サイドシール部の素材が伸びて意図せぬ方向に引き裂かれてしまうことがある。特に、サイドシール部に、ポリプロピレン(以下PPともいう)又はそのコポリマーの不織布を有する部分があると、シール強度が強くなることも影響する。
また、この種のパンツタイプ使い捨ておむつでは、外装シートを内側不織布層及び外側不織布層を重ねて構成するとともに、両層の間に細長状弾性伸縮部材を幅方向に沿って固定することにより胴周りに伸縮性を付与しており、この弾性伸縮部材の固定は、近年では外装シートの柔軟性を向上させるために細長状弾性伸縮部材の周面にホットメルト接着剤を塗布するのみで行なっている。そのため、サイドシール部も、細長状弾性伸縮部材の配置部分しかホットメルト接着剤が存在しないことにより柔軟性が高いものとなっているが、これが災いして、上述の場合と同様に、サイドシール部を剥がすために力を加えていくと、溶着接合が剥がれるよりも先に、サイドシール部の素材が伸びて意図せぬ方向に引き裂かれてしまうことがある。
さらに、サイドシール部の溶着接合が超音波シールの場合、ヒートシールと比べて溶着部周囲への熱影響が殆どなく、サイドシール部の素材が伸び易く柔軟に仕上がる。その結果、上述の場合と同様に、サイドシール部を剥がすために力を加えていくと、溶着接合が剥がれるよりも先に、サイドシール部の素材が伸びて意図せぬ方向に引き裂かれてしまうことがある。
そこで、本発明の主たる課題は、サイドシール部を剥がすときに、サイドシール部の素材が伸びて意図せぬ方向に引き裂かれる事態を、溶着接合のパターン変更に頼らずに防止することにある。
上記課題を解決した本発明は次記のとおりである。
<請求項1記載の発明>
前身頃の両側部と後身頃の両側部とが溶着接合されてサイドシール部が形成され、それによってウエスト開口部及び左右一対の脚開口部が形成された、パンツタイプ使い捨ておむつにおいて、
前記サイドシール部における少なくとも縦方向の一部に、四層以下の不織布からなるとともにその少なくとも前後面をなす各不織布が1kgf荷重伸び4.5%以上の易伸長不織布からなる易伸長領域を有しており、
少なくとも前記易伸長領域における幅方向全体、幅方向の一部、又は幅方向内側隣接部が、易伸長不織布の内面に塗布されたホットメルト接着剤層により難伸長化されている、
ことを特徴とするパンツタイプ使い捨ておむつ。
(作用効果)
本発明者は鋭意研究の結果、易伸長不織布の存在により易伸長領域が形成されることが、上記課題の根本原因であるとの知見、及び易伸長領域における易伸長不織布の内面にホットメルト接着剤層を設けることによりホットメルト接着剤による硬質化により難伸長化が可能であるとの知見を得て本発明をなすに至った。すなわち、本発明では、易伸長領域をなす易伸長不織布をホットメルト接着剤層により難伸長化することにより、サイドシール部を剥がすために力を加えたとき、易伸長領域でも(換言すれば、柔軟な素材を用いておむつの肌触りを柔軟にした場合でも)サイドシール部の素材が伸び難くなっているため力がしっかりとサイドシール部に加わり、意図せぬ方向に引き裂かれることなくサイドシール部を剥がすことができる。しかも、この効果はサイドシール部の溶着接合パターンに関係なく発揮されるものである。1kgf荷重伸びの定義は後述のとおりである。
<請求項2記載の発明>
前記易伸長不織布は、ポリプロピレン又はそのコポリマーの不織布である、請求項1記載のパンツタイプ使い捨ておむつ。
(作用効果)
ポリプロピレン又はそのコポリマーの不織布は伸び易く柔軟な肌触りが得られるため好ましい素材であるが、前述したとおり伸び易い素材であり、シール強度が高くなることもあって、サイドシール部を剥がすときに、サイドシール部の素材が伸びて意図せぬ方向に引き裂かれ易い。よって、本発明は、このようなポリプロピレン領域に採用するのが望ましい。
<請求項3記載の発明>
前記サイドシール部における前記前身頃の内部及び後身頃の内部には、幅方向に沿って延在する細長状の幅方向弾性伸縮部材が縦方向に間隔を空けて多数固定されており、かつこの幅方向弾性伸縮部材はその周面に塗布された接着剤のみで固定されている、請求項1又は2記載のパンツタイプ使い捨ておむつ。
(作用効果)
前述のとおり、この種のパンツタイプ使い捨ておむつでは、外装シートを内側不織布層及び外側不織布層を重ねて構成するとともに、両層の間に細長状弾性伸縮部材を幅方向に沿って固定することにより胴周りに伸縮性を付与しており、この弾性伸縮部材の固定は、近年では外装シートの柔軟性を向上させるために細長状弾性伸縮部材の周面にホットメルト接着剤を塗布するのみで行なっているため、サイドシール部も、細長状弾性伸縮部材の配置部分しかホットメルト接着剤が存在しないことにより柔軟性が高いものとなっている。しかし、これが災いして、上述の場合と同様に、サイドシール部を剥がすために力を加えていくと、溶着接合が剥がれるよりも先に、サイドシール部の素材が伸びて意図せぬ方向に引き裂かれてしまうことがある。よって、本発明の難伸長化はこのような幅方向弾性伸縮部材の固定形態を採用する場合に好適である。
<請求項4記載の発明>
前記溶着接合が超音波シールによってなされている、請求項1〜3のいずれか1項に記載のパンツタイプ使い捨ておむつ。
(作用効果)
前述のとおり、超音波シールはヒートシールと比べて溶着部周囲への熱影響が殆どなく、サイドシール部の素材が伸び易く柔軟に仕上がる反面、素材の伸びやすさが災いして、サイドシール部を剥がすために力を加えていくと、溶着接合が剥がれるよりも先に、サイドシール部の素材が伸びて意図せぬ方向に引き裂かれてしまうことがある。よって、本発明の難伸長化は超音波シールを採用する場合に好適である。
<請求項5記載の発明>
前記サイドシール部は、前記易伸長領域のウエスト開口部側に、前記易伸長領域よりも不織布積層数が多い多積層領域を有しており、この多積層領域における前記易伸長領域側の端部から前記易伸長領域までの範囲が前記難伸長化されている、請求項1〜4記載のパンツタイプ使い捨ておむつ。
(作用効果)
サイドシール部を剥がすために力を加えていくと、サイドシール部における不織布積層数が少なくなる位置で、溶着接合が剥がれるよりも先に、サイドシール部の素材が伸びて意図せぬ方向に引き裂かれ易い。よって、この境界よりもウエスト開口部側から易伸長領域までの範囲に本発明の難伸長化を施すのが好ましい。
以上のとおり、本発明によれば、サイドシール部を剥がすときに、サイドシール部の素材が伸びて意図せぬ方向に引き裂かれる事態を、溶着接合のパターン変更に頼らずに防止できるようになる、等の利点がもたらされる。
パンツタイプ使い捨ておむつの内面を示す、おむつを展開した状態における平面図である。 パンツタイプ使い捨ておむつの外面を示す、おむつを展開した状態における平面図である。 図1の3−3断面図である。 図1の4−4断面図である。 図1の5−5断面図である。 パンツタイプ使い捨ておむつの要部のみを示す、おむつを展開した状態における平面図である。 パンツタイプ使い捨ておむつの要部のみを示す、断面図である。 パンツタイプ使い捨ておむつの斜視図である。 サイドシール部の(a)要部拡大正面図 及び(b)6−6線断面図である。 サイドシール部の(a)要部拡大正面図 及び(b)6−6線断面図である。 サイドシール部の(a)要部拡大正面図 及び(b)6−6線断面図である。 サイドシール部の(a)要部拡大正面図 及び(b)6−6線断面図である。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照しつつ詳説する。
図1〜図8は、パンツタイプ使い捨ておむつの一例100を示している。このパンツタイプ使い捨ておむつ100は、製品外面(裏面)をなす外装シート12と、外装シート12の内面に貼り付けられた内装体200とから構成されているものである。符号Yは展開状態におけるおむつの全長(前身頃Fのウエスト開口部WOの縁から後身頃Bのウエスト開口部WOの縁までの縦方向長さ)を示しており、符号Xは展開状態におけるおむつの全幅を示している。
内装体200は、尿等の排泄物等を吸収保持する部分であり、外装シート12は着用者に装着するための部分である。なお、断面図における点模様部分は各構成部材を接合する接合部分を示しており、ホットメルト接着剤などのベタ、ビード、カーテン、サミットまたはスパイラル塗布などにより形成されるものである。また、「前後方向」とは腹側(前側)と背側(後側)を結ぶ方向を意味し、「幅方向」とは前後方向と直交する方向(左右方向)を意味し、「上下方向」とはおむつ100の装着状態、すなわちおむつ100の前身頃両側部と後身頃両側部を重ね合わせるようにおむつ100を股間部で2つに折った際に胴回り方向と直交する方向、換言すればウエスト開口部WO側と股間部側とを結ぶ方向を意味する。
(内装体)
内装体200は任意の形状を採ることができるが、図示の形態では長方形である。内装体200は、図3〜図5に示されるように、身体側となる表面シート30と、不透液性バックシート11と、これらの間に介在された吸収要素50とを備えているものであり、吸収機能を担う本体部である。符号40は、表面シート30を透過した液を速やかに吸収要素50へ移行させるために、表面シート30と吸収要素50との間に設けられた中間シート(セカンドシート)を示しており、符号60は、内装体200の両脇に排泄物が漏れるのを防止するために、内装体200の両側に設けられた、身体側に起立する立体ギャザー60を示している。
(表面シート)
表面シート30は、液を透過する性質を有するものであり、例えば、有孔又は無孔の不織布や、多孔性プラスチックシートなどを例示することができる。また、このうち不織布は、その原料繊維が何であるかは、特に限定されない。例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維などや、これらから二種以上が使用された混合繊維、複合繊維などを例示することができる。さらに、不織布は、どのような加工によって製造されたものであってもよい。加工方法としては、公知の方法、例えば、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法、エアスルー法、ポイントボンド法等を例示することができる。例えば、柔軟性、ドレープ性を求めるのであれば、スパンボンド法、スパンレース法が、嵩高性、ソフト性を求めるのであれば、エアスルー法、ポイントボンド法、サーマルボンド法が、好ましい加工方法となる。
また、表面シート30は、1枚のシートからなるものであっても、2枚以上のシートを貼り合せて得た積層シートからなるものであってもよい。同様に、表面シート30は、平面方向に関して、1枚のシートからなるものであっても、2枚以上のシートからなるものであってもよい。
立体ギャザー60を設ける場合、表面シート30の両側部は、不透液性バックシート11と立体ギャザー60との間を通して、吸収要素50の裏側まで回りこませ、液の浸透を防止するために、不透液性バックシート11及び立体ギャザー60に対してホットメルト接着剤等により接着するのが好ましい。
(中間シート)
表面シート30を透過した液を速やかに吸収体へ移行させるために、表面シート30より液の透過速度が速い、中間シート(「セカンドシート」とも呼ばれている)40を設けることができる。この中間シート40は、液を速やかに吸収体へ移行させて吸収体による吸収性能を高めるばかりでなく、吸収した液の吸収体からの「逆戻り」現象を防止し、表面シート30上を常に乾燥した状態とすることができる。中間シート40は省略することもできる。
中間シート40としては、表面シート30と同様の素材や、スパンレース、スパンボンド、SMS、パルプ不織布、パルプとレーヨンとの混合シート、ポイントボンド又はクレープ紙を例示できる。特にエアスルー不織布が嵩高であるため好ましい。エアスルー不織布には芯鞘構造の複合繊維を用いるのが好ましく、この場合芯に用いる樹脂はポリプロピレン(PP)でも良いが剛性の高いポリエステル(PET)が好ましい。目付けは20〜80g/m2が好ましく、25〜60g/m2がより好ましい。不織布の原料繊維の太さは2.2〜10dtexであるのが好ましい。不織布を嵩高にするために、原料繊維の全部又は一部の混合繊維として、芯が中央にない偏芯の繊維や中空の繊維、偏芯且つ中空の繊維を用いるのも好ましい。
図示の形態の中間シート40は、吸収体56の幅より短く中央に配置されているが、全幅にわたって設けてもよい。中間シート40の長手方向長さは、吸収体56の長さと同一でもよいし、液を受け入れる領域を中心にした短い長さ範囲内であってもよい。
(不透液性バックシート)
不透液性バックシート11の素材は、特に限定されるものではないが、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂等からなるプラスチックフィルムや、不織布の表面にプラスチックフィルムを設けたラミネート不織布、プラスチックフィルムに不織布等を重ねて接合した積層シートなどを例示することができる。不透液性バックシート11には、近年、ムレ防止の観点から好まれて使用されている不透液性かつ透湿性を有する素材を用いることが好ましい。透湿性を有するプラスチックフィルムとしては、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂中に無機充填剤を混練して、シートを成形した後、一軸又は二軸方向に延伸して得られた微多孔性プラスチックフィルムが広く用いられている。このほかにも、マイクロデニール繊維を用いた不織布、熱や圧力をかけることで繊維の空隙を小さくすることによる防漏性強化、高吸水性樹脂または疎水性樹脂や撥水剤の塗工といった方法により、プラスチックフィルムを用いずに液不透過性としたシートも、不透液性バックシート11として用いることができる。
不透液性バックシート11は、防漏性を高めるために、吸収要素50の両側を回りこませて吸収要素50の表面シート30側面の両側部まで延在させるのが好ましい。この延在部の幅は、左右それぞれ5〜20mm程度が適当である。
また、不透液性バックシート11の内側、特に吸収体56側面に、液分の吸収により色が変化する排泄インジケータを設けることができる。
(立体ギャザー)
立体ギャザー60は、内装体200の両側部に沿って前後方向全体にわたり延在する帯状部材であり、表面シート30上を伝わって横方向に移動する尿や軟便を遮断し、横漏れを防止するために設けられているものである。本実施の形態の立体ギャザー60は、内装体200の側部から起立するように設けられ、付け根側の部分は幅方向中央側に向かって斜めに起立し、中間部より先端側の部分は幅方向外側に向かって斜めに起立するものである。
より詳細には、立体ギャザー60は、内装体200の前後方向長さに等しい長さを有する帯状のギャザーシート62を幅方向に折り返して二つに折り重ねるとともに、折り返し部分及びその近傍のシート間に、細長状弾性伸縮部材63を長手方向に沿って伸長状態で、幅方向に間隔をあけて複数本固定してなるものである。立体ギャザー60のうち先端部と反対側に位置する基端部(幅方向においてシート折り返し部分と反対側の端部)は内装体200の側縁部の裏面に固定された取付部分65とされ、この取付部分65以外の部分は取付部分65から突出する突出部分66(折り返し部分側の部分)とされている。また、突出部分66は、幅方向中央側に向かう付け根側部分と、この付け根側部分の先端から幅方向外側に折り返された先端側部分とからなる。この形態は面接触タイプの立体ギャザーであるが、幅方向外側に折り返されない線接触タイプの立体ギャザー(図示略)も採用することができる。そして、突出部分66のうち前後方向両端部が倒伏状態で表面シート30の側部表面に対してホットメルト接着剤やヒートシールにより固定された前後固定部67とされる一方で、これらの間に位置する前後方向中間部は非固定の自由部分とされ、この自由部分に前後方向に沿う細長状弾性伸縮部材63が伸長状態で固定されている。
ギャザーシート62としてはスパンボンド不織布(SS、SSS等)やSMS不織布(SMS、SSMMS等)、メルトブロー不織布等の柔軟で均一性・隠蔽性に優れた不織布に、必要に応じてシリコンなどにより撥水処理を施したものを好適に用いることができ、繊維目付けは10〜30g/m2程度とするのが好ましい。細長状弾性伸縮部材63としては糸ゴム等を用いることができる。スパンデックス糸ゴムを用いる場合は、太さは470〜1240dtexが好ましく、620〜940dtexがより好ましい。固定時の伸長率は、150〜350%が好ましく、200〜300%がより好ましい。なお、用語「伸長率」は自然長を100%としたときの値を意味する。また、図示のように、二つに折り重ねたギャザーシートの間に防水フィルム64を介在させることもできる。
立体ギャザー60の自由部分に設けられる細長状弾性伸縮部材63の本数は2〜6本が好ましく、3〜5本がより好ましい。配置間隔60dは3〜10mmが適当である。このように構成すると、細長状弾性伸縮部材63を配置した範囲で肌に対して面で当たりやすくなる。先端側だけでなく付け根側にも細長状弾性伸縮部材63を配置しても良い。
立体ギャザー60の取付部分65の固定対象は、内装体200における表面シート30、不透液性バックシート11、吸収要素50等適宜の部材とすることができる。
かくして構成された立体ギャザー60では、細長状弾性伸縮部材63の収縮力が前後方向両端部を近づけるように作用するが、突出部分66のうち前後方向両端部が起立しないように固定されるのに対して、それらの間は非固定の自由部分とされているため、自由部分のみが図3に示すように身体側に当接するように起立する。特に、取付部分65が内装体200の裏面側に位置していると、股間部及びその近傍において立体ギャザー60が幅方向外側に開くように起立するため、立体ギャザー60が脚周りに面で当接するようになり、フィット性が向上するようになる。
立体ギャザー60の寸法は適宜定めることができるが、乳幼児用紙おむつの場合は、例えば図7に示すように、立体ギャザー60の起立高さ(展開状態における突出部分66の幅方向長さ)W6は15〜60mm、特に20〜40mmであるのが好ましい。また、立体ギャザー60をトップシート30表面と平行になるように、平坦に折り畳んだ状態において最も内側に位置する折り目間の離間距離W3は60〜190mm、特に70〜140mmであるのが好ましい。
なお、図示形態と異なり、内装体200の左右各側において立体ギャザーを二重に(二列)設けることもできる。
(吸収要素)
吸収要素50は、吸収体56と、この吸収体56の全体を包む包装シート58とを有する。包装シート58は省略することもできる。
(吸収体)
吸収体56は、繊維の集合体により形成することができる。この繊維集合体としては、綿状パルプや合成繊維等の短繊維を積繊したものの他、セルロースアセテート等の合成繊維のトウ(繊維束)を必要に応じて開繊して得られるフィラメント集合体も使用できる。繊維目付けとしては、綿状パルプや短繊維を積繊する場合は、例えば100〜300g/m2程度とすることができ、フィラメント集合体の場合は、例えば30〜120g/m2程度とすることができる。合成繊維の場合の繊度は、例えば、1〜16dtex、好ましくは1〜10dtex、さらに好ましくは1〜5dtexである。フィラメント集合体の場合、フィラメントは、非捲縮繊維であってもよいが、捲縮繊維であるのが好ましい。捲縮繊維の捲縮度は、例えば、1インチ当たり5〜75個、好ましくは10〜50個、さらに好ましくは15〜50個程度とすることができる。また、均一に捲縮した捲縮繊維を用いる場合が多い。吸収体56中には高吸収性ポリマー粒子を分散保持させるのが好ましい。
吸収体56は長方形形状でも良いが、図6にも示すように、前端部、後端部及びこれらの間に位置し、前端部及び後端部と比べて幅が狭い括れ部とを有する砂時計形状を成していると、吸収体56自体と立体ギャザー60の、脚回りへのフィット性が向上するため好ましい。
また、吸収体の寸法は適宜定めることができるが、前後方向及び幅方向において、内装体の周縁部又はその近傍まで延在しているのが好ましい。なお、符号56Xは吸収体56の幅を示している。
(高吸収性ポリマー粒子)
吸収体56には、その一部又は全部に高吸収性ポリマー粒子を含有させることができる。高吸収性ポリマー粒子とは、「粒子」以外に「粉体」も含む。高吸収性ポリマー粒子54としては、この種の吸収性物品に使用されるものをそのまま使用でき、例えば500μmの標準ふるい(JIS Z8801−1:2006)を用いたふるい分け(5分間の振とう)でふるい上に残る粒子の割合が30重量%以下のものが望ましく、また、180μmの標準ふるい(JIS Z8801−1:2006)を用いたふるい分け(5分間の振とう)でふるい上に残る粒子の割合が60重量%以上のものが望ましい。
高吸収性ポリマー粒子の材料としては、特に限定無く用いることができるが、吸水量(JIS K7223−1996「高吸水性樹脂の吸水量試験方法」)が40g/g以上のものが好適である。高吸収性ポリマー粒子としては、でんぷん系、セルロース系や合成ポリマー系などのものがあり、でんぷん−アクリル酸(塩)グラフト共重合体、でんぷん−アクリロニトリル共重合体のケン化物、ナトリウムカルボキシメチルセルロースの架橋物やアクリル酸(塩)重合体などのものを用いることができる。高吸収性ポリマー粒子の形状としては、通常用いられる粉粒体状のものが好適であるが、他の形状のものも用いることができる。
高吸収性ポリマー粒子としては、吸水速度(JIS K7224−1996高吸水性樹脂の吸水速度試験方法)が40秒以下のものが好適に用いられる。吸水速度が40秒を超えると、吸収体56内に供給された液が吸収体56外に戻り出てしまう所謂逆戻りを発生し易くなる。
また、高吸収性ポリマー粒子としては、ゲル強度が1000Pa以上のものが好適に用いられる。これにより、嵩高な吸収体56とした場合であっても、液吸収後のべとつき感を効果的に抑制できる。
高吸収性ポリマー粒子の目付け量は、当該吸収体56の用途で要求される吸収量に応じて適宜定めることができる。したがって一概には言えないが、50〜350g/m2とすることができる。ポリマーの目付け量が50g/m2未満では、吸収量を確保し難くなる。350g/m2を超えると、効果が飽和する。
必要であれば、高吸収性ポリマー粒子は、吸収体56の平面方向で散布密度あるいは散布量を調整できる。たとえば、液の排泄部位を他の部位より散布量を多くすることができる。男女差を考慮する場合、男用は前側の散布密度(量)を高め、女用は中央部の散布密度(量)を高めることができる。また、吸収体56の平面方向において局所的(例えばスポット状)にポリマーが存在しない部分を設けることもできる。
(包装シート)
包装シート58を用いる場合、その素材としては、ティッシュペーパ、特にクレープ紙、不織布、ポリラミ不織布、小孔が開いたシート等を用いることができる。ただし、高吸収性ポリマー粒子が抜け出ないシートであるのが望ましい。クレープ紙に換えて不織布を使用する場合、親水性のSMS不織布(SMS、SSMMS等)が特に好適であり、その材質はポリプロピレン、ポリエチレン/ポリプロピレン複合材などを使用できる。目付けは、5〜40g/m2、特に10〜30g/m2のものが望ましい。
包装シート58の包装形態は適宜定めることができるが、製造容易性や前後端縁からの高吸収性ポリマー粒子の漏れ防止等の観点から、吸収体56の表裏面及び両側面を取り囲むように筒状に巻き付け、且つその前後縁部を吸収体56の前後から食み出させ、この食み出し部分を表裏方向に潰してホットメルト接着剤等の接合手段により接合する形態が好ましい。
(外装シート)
外装シート12は、股間部から腹側に延在する前身頃Fを構成する部分と、股間部から背側に延在する後身頃Bを構成する部分とを有し、これら前身頃Fの両側部と後身頃Bの両側部とが接合されてサイドシール部13が形成され、図8に示すように、装着者の胴を通すためのウエスト開口部WO及び脚を通すための左右一対の脚開口部LOが形成されているものである。なお、股間部とは、展開状態における前身頃Fのウエスト端縁から後身頃Bのウエスト端縁までの前後方向中央を意味し、それよりも前側の部分及び後側の部分が前身頃F及び後身頃Bをそれぞれ意味する。
外装シート12は、サイドシール部13を有する縦方向範囲(ウエスト開口部WOから脚開口部LOの上端に至る縦方向範囲)として定まる胴回り部Tと、脚開口部LOを形成する部分の前後方向範囲(前身頃Fのサイドシール部13を有する縦方向領域と後身頃Bのサイドシール部13を有する縦方向領域との間)して定まる中間部Lとを有する。胴回り部Tは、概念的にウエスト開口部の縁部を形成する「ウエスト縁部」Wと、これよりも下側の部分である「ウエスト下部」Uとに分けることができる。これらの縦方向の長さは、製品のサイズによって異なり、適宜定めることができるが、一例を挙げると、ウエスト縁部Wは15〜40mm、ウエスト下部Uは65〜120mmとすることができる。一方、中間部Lの両側縁は被着者の脚周りに沿うように括れており、ここが着用者の脚を入れる部位となる。この結果、外装シート12は、全体としては略砂時計形状をなしている。外装シート12の括れの程度は適宜定めることができ、図1〜図8に示す形態のように、すっきりとした外観とするために最も幅が狭い部分では内装体200の幅より狭くすることが好ましいが、最も幅が狭い部分でも内装体200の幅以上となるように定めてもよい。
外装シート12は、図3〜図5に示されるように、二枚のシート基材12S,12Hをホットメルト接着剤等の接着剤により張り合わせて形成されるものであり、内側に位置する内側シート基材12Hはウエスト開口部WOの縁までしか延在していないが、外側シート基材12Sは内側シート基材12Hのウエスト側の縁を回り込んでその内側に折り返されており、この折り返し部分12rは内装体200のウエスト側端部上までを被覆するように延在されている。
シート基材12S,12Hとしては不織布が使用される。不織布は、その原料繊維が何であるかは特に限定されない。例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維などや、これらから二種以上が使用された混合繊維、複合繊維などを例示することができる。特に、外側シート基材12Sとしてポリプロピレン(PP)又はそのコポリマー(例えばポリエチレンや、エチレンを共重合成分として配合したコポリマー)の不織布(以下、PP系不織布ともいう)を用いると、外面の手触りが柔軟となるため好ましい。また、内側シート基材12Hとしては、ポリエチレン(PE)を鞘に、ポリプロピレン(PP)を芯成分にした芯鞘繊維(PE/PP)や、ポリエチレン(PE)を鞘に、ポリエチレンテレフタレート(PET)を芯成分にした芯鞘繊維(PE/PET)の不織布(以下、非PP系不織布ともいう)を好適に用いることができる。
さらに、不織布は、どのような加工によって製造されたものであってもよい。加工方法としては、公知の方法、例えば、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法、エアスルー法、ポイントボンド法等を例示することができる。不織布を用いる場合、その繊維の繊度は1.7〜2.8dtex程度とするのが好ましく、また、坪量は10〜30g/m2程度(シート基材1枚あたり)とするのが好ましい。
また、外装シート12を通して後述する印刷シート25のデザインを製品外面から良好に視認できるように、外装シート12の総目付け(外側シート基材12S及び内側シート基材12Hの合計)は20〜60g/m2程度であるのが好ましく、外装シート12のJIS K 7105に規定される全光線透過率が40%以上、特に50%以上となっているのが好ましい。
そして、外装シート12には、胴回りに対するフィット性を高めるために、両シート基材12S,12H間に糸ゴム等の細長状弾性伸縮部材15〜19が所定の伸長率で設けられている。細長状弾性伸縮部材15〜19としては、合成ゴムを用いても、天然ゴムを用いても良い。外装シート12の両シート基材12S,12Hの貼り合せや、その間に挟まれる細長状弾性伸縮部材15〜19の固定は特に限定されないが、図9〜図10に示すように、基本的に細長状弾性伸縮部材15〜19の周面に塗布されたホットメルト接着剤81のみで固定すると、外装シート12が柔軟になるため好ましい。このようなホットメルト接着剤の塗布はシュアラップノズルやコームガンを用いて行うことができる。外装シート12全面にホットメルト接着剤を塗布して強固に固定するとシートの風合いを損ねるため好ましくない。これらを組合せ、細長状弾性伸縮部材15〜19の接着は強固にし、それ以外の部分は接着しないか弱く接着するのが好ましい。
より詳細には、後身頃B及び前身頃Fのウエスト縁部Wにおける内側シート基材12Hの内側面と外側シート基材12Sの折り返し部分12rの外側面との間には、幅方向全体にわたり連続するように、複数のウエスト縁部弾性伸縮部材17が上下方向に間隔を空けて、かつ所定の伸長率で幅方向に沿って伸長された状態で固定されている。また、ウエスト縁部弾性伸縮部材17のうち、ウエスト下部Uに隣接する領域に配設される1本または複数本については、内装体200と重なっていてもよいし、内装体200と重なる幅方向中央部を除いてその幅方向両側にそれぞれ設けてもよい。このウエスト縁部弾性伸縮部材17としては、太さ155〜1880dtex、特に310〜1240dtex程度(合成ゴムの場合。天然ゴムの場合には断面積0.05〜1.5mm2、特に0.1〜1.0mm2程度)の糸ゴムを、4〜12mmの間隔で3〜22本程度、それぞれ伸長率150〜400%、特に220〜320%程度で固定するのが好ましい。また、ウエスト縁部弾性伸縮部材17は、その全てが同じ太さと伸長率にする必要はなく、例えばウエスト縁部Wの上部と下部で弾性伸縮部材の太さと伸長率が異なるようにしてもよい。
また、前身頃F及び後身頃Bのウエスト下部Uにおける内側シート基材12Hの外側面と外側シート基材12Sの内側面との間には、内装体200と重なる幅方向中央部を除いて、その上側および幅方向両側の各部位に、幅方向全体にわたり連続するように、細長状弾性伸縮部材からなるウエスト下部弾性伸縮部材15,19が複数本、上下方向に間隔を空けて、かつ所定の伸長率で幅方向に沿って伸長された状態で固定されている。
ウエスト下部弾性伸縮部材15,19としては、太さ155〜1880dtex、特に470〜1240dtex程度(合成ゴムの場合。天然ゴムの場合には断面積0.05〜1.5mm2、特に0.1〜1.0mm2程度)の糸ゴムを、1〜15mm、特に3〜8mmの間隔で5〜30本程度、それぞれ伸長率200〜350%、特に240〜300%程度で固定するのが好ましい。
また、前身頃F及び後身頃Bの中間部Lにおける内側シート基材12Hの外側面と外側シート基材12Sの内側面との間には、内装体200と重なる幅方向中央部を除いて、その幅方向両側の各部位に、幅方向全体にわたり連続するように、細長状弾性伸縮部材からなる中間部弾性伸縮部材16が複数本、上下方向に間隔を空けて、かつ所定の伸長率で幅方向に沿って伸長された状態で固定されている。
中間部弾性伸縮部材16,18としては、太さ155〜1880dtex、特に470〜1240dtex程度(合成ゴムの場合。天然ゴムの場合には断面積0.05〜1.5mm2、特に0.1〜1.0mm2程度)の糸ゴムを、5〜40mm、特に5〜20mmの間隔で2〜10本程度、それぞれ伸長率150〜300%、特に180〜260%で固定するのが好ましい。
なお、図示のように、ウエスト下部弾性伸縮部材及び中間部弾性伸縮部材15,19,16,18が、内装体200と重なる幅方向中央部を除いてその幅方向両側にそれぞれ設けられていると、内装体200が幅方向に必要以上に収縮することがなく、モコモコと見た目が悪かったり吸収性が低下したりすることがない。この形態には、幅方向両側にのみ弾性伸縮部材が存在する形態の他、内装体200を横切ってその幅方向一方側から他方側まで弾性伸縮部材が存在しているが、内装体200と重なる幅方向中央部では弾性伸縮部材が細かく切断され、収縮力が作用せず(実質的には、弾性伸縮部材を設けないことに等しい)に、その幅方向両側のみが収縮力作用部分として構成されている形態も含まれる。もちろんウエスト下部弾性伸縮部材及び中間部弾性伸縮部材15,19,16,18の配設形態は上記例に限るものではなく、ウエスト下部Uの幅方向全体にわたり伸縮力が作用するように、ウエスト下部弾性伸縮部材及び中間部弾性伸縮部材15,19,16,18の一部または全部を、内装体200を横切ってその幅方向一方側から他方側まで設けることもできる。
また、各部の細長状弾性伸縮部材15〜19が後述する印刷シート25を横切る場合において、細長状弾性伸縮部材15〜19として酸化チタンを含有するゴムを用いる場合には、酸化チタンの含有量が低い(例えば2%以下の)ものあるいは酸化チタンを含有しないものを用いるのが好ましい。
(後処理テープ)
外装シート12の後身頃Bの外面における幅方向中央部には、後処理テープ70(固定手段)が設けることができる。後処理テープ70は、おむつ100を表面シート30が内側に且つ前身頃Fが内側となるように丸め若しくは折り畳んだ状態で固定するためのものである。一般的な後処理テープ70は、図5に示すように、基端部71が外装シート12の外面に接着剤等により固定されるとともに、この基端部71よりも先端側の部分は三つ折り(断面Z字状)や二つ折りで折り畳まれて、折り重なり部分間が仮止め接着剤72により剥離可能に固定(仮固定)されている。また、先端部に白色等の不透明色に着色された摘み部73を有するとともに、この摘み部73を除く部分が透明または半透明であり、この後処理テープ70における透明または半透明の部分を通して、後処理テープ70の外面側から後述するデザインが視認可能になっている。具体的な構造は適宜構成することができるが、図示形態では、全体を透明又は半透明の複数の基材を長手方向に連結して形成するとともに、摘み部73に着色テープ74を張り合わせた構造を採用している。
廃棄時には、おむつ100を表面シート30が内側になるとともに前身頃Fが内側となるように丸め若しくは折り畳んだ後、後処理テープ70の折り重なり部分を剥離して展ばし、丸めた若しくは折り畳んだおむつ100の後身頃Bからウエスト開口部WOを越えて反対側の外面まで巻き付けるようにして接着剤により固定する。後処理テープ70は、不使用時にはコンパクトに折り畳まれ、使用時には長尺状に展開できる三つ折り形状のものが特に好適である。
後処理テープ70等の固定手段は、前身頃Fに設けてもよく、後身頃Bと前身頃Fの両方に設けてもよい。
(印刷シート)
不透液性バックシート11と外装シート12との間(外装シート12の層間を含む)には、印刷によりデザインの施された印刷シート25が設けられている。外装シート12を省略し、印刷シート25が外面に露出する形態とすることもできる。また、図示例の印刷シート25は、それが配置される身頃よりも小さい面積を有しており、前身頃F及び後身頃Bに個別に設けられているが、前身頃Fから股間部を通り後身頃Bまで一体的に連続するように設けることもできる。
印刷シート25の寸法・形状は特に限定されないが、機能を十分なものとするためには十分に面積を大きくするのが好ましく、例えば、印刷シート25の幅は吸収体56の幅の50〜120%程度であるのが好ましく、印刷シート25の長さは少なくとも腹側及び背側の片側で物品全長Yの15〜30%程度であるのが好ましい。また、印刷シート25の形状はトリムロスが発生しない点では図示例のような矩形であるのが好ましいが、円形や楕円形、三角形、六角形等の幾何学形状、若しくはデザインの周囲に沿う形状にカットしても良い。
印刷シート25のシート基材としては、プラスチックフィルムや不織布、紙などを用いることができるが、嵩高く通気性の高い素材が好ましい。プラスチックフィルムを用いる場合は、ムレ防止のため透湿性を有することが望ましい。不織布や紙は透湿性を有するため好ましく、デザイン印刷を施す場合、不織布にあっては平滑性が高く印刷しやすいもの、紙にあっては強度が高くインクの滲み難いものを用いるのが好ましい。特に好ましいものとしては、目付け15〜35g/m2程度、厚み0.1〜0.3mm程度のクレープ紙(薄葉紙)や、目付け10〜25g/m2程度、厚み0.1〜0.3mm程度の不織布(特にスパンボンド部の繊度が1.0〜3.0dtex程度のスパンボンド不織布やSMS不織布)を挙げることができる。クレープ紙を用いる場合は、クレープ率は5〜20%程度、特に5〜15%程度のものを用いるのが好ましい。クレープ率が20%以上であると、インクの定着量は大きくなるが滲みが生じてデザイン印刷には適さない。クレープ率が5%以下であるとインクが浸透しにくいため定着量が少ない。
(外装シート分割構造)
上述の例では、前身頃Fから後身頃Bまでを一体的な外装シート12により連続的に覆っているが、外装シートが、装着者の胴回りのうち腹側を覆う腹側外装シートと背側を覆う背側外装シートとに分割されており、腹側外装シートの幅方向中央部内面に内装体の前端部がホットメルト接着剤等により連結されるとともに、背側外装シートの幅方向中央部内面に内装体の後端部がホットメルト接着剤等により連結されており、腹側外装シートと背側外装シートとが股間側で連続しておらず、離間されている形態も採用することができる。この離間距離は150〜250mm程度とすることができる。この場合、内装体における不透液性バックシートの裏面には、内装体の裏面全体を覆うように、あるいは腹側外装シートと背側外装シートとの間に露出する部分全体を覆うように、股間部外装シートを固定することもできる。股間部外装シートとしては、前述した外装シートに用いられるものと同様の資材を用いることができる。股間部外装シートも本発明の外装シートに相当する。
(サイドシール部)
サイドシール部13は、前身頃Fの外装シート12の両側部と後身頃Bの外装シート12の両側部とがヒートシールや超音波シール等の溶着を伴う接合手段により溶着接合されて形成される。溶着接合パターンは、特に限定されず、図9及び図11に示すようにドット状溶着部13bが千鳥状等に配列されているパターンや、図10及び図12に示すように横方向に沿う所定長さの直線状溶着部13bが縦方向に間隔を空けて並ぶ横縞状パターン等を採用することができる。
特徴的には、図9〜図12に示すように、サイドシール部13における少なくとも縦方向の一部に、四層以下の不織布からなるとともにその少なくとも前後面をなす各不織布が1kgf荷重伸び4.5%以上の易伸長不織布からなる易伸長領域14が形成されている。
このような易伸長不織布の代表的な例としては前述のPP系不織布を挙げることができる。PP系不織布は伸び易く柔軟な肌触りが得られるため好ましい素材であるが、伸び易いだけでなく、シール強度が強くなり易いものである。
具体的に図示形態の場合、外側シート基材12SをPP系不織布(易伸長不織布)とした場合、サイドシール部13は、ウエスト縁部WがPP系不織布のみからなる4層構造のポリプロピレン領域13Pとなる。また、ウエスト縁部Wの脚開口部LO側は、PP系不織布からなる外側シート基材12Sと、非PP系不織布からなる内側シート基材12Hとを積層した非ポリプロピレン領域13Nとなっており、非ポリプロピレン領域13Nは、最も不織布積層枚数が多い第一領域U1、この第一領域U1よりも不織布積層枚数が少ない第二領域U2、さらに第二領域U2よりも不織布積層枚数が少ない第三領域U3をこの順に有することになる。より詳細に説明すると、第一領域U1は、前身頃F及び後身頃Bがそれぞれ外側シート基材12S及びその折り返し部分12r、内側シート基材12Hの3枚積層、計6枚積層となり、第二領域U2は、前身頃Fが外側シート基材12S及び内側シート基材12Hの2枚積層、後身頃Bが外側シート基材12S及びその折り返し部分12r、内側シート基材12Hの3枚積層、計5枚積層となり、第三領域U3は、前身頃F及び後身頃Bがそれぞれ外側シート基材12S及び内側シート基材12Hの2枚積層、計4枚積層の領域となる。したがって、図示形態における易伸長領域14は、ウエスト縁部Wの領域と、第三領域U3ということになる。
そして、本発明では、これら易伸長領域14における幅方向の少なくとも一部(図9及び図11の例)、又は幅方向内側隣接部(図10及び図12の例)が、易伸長不織布の内面に塗布されたホットメルト接着剤層80により難伸長化される。柔軟性を重視するのであれば、図10及び図12の例のように幅方向の少なくとも一部のみホットメルト接着剤層80により難伸長化することが望ましい。この形態は、溶着接合パターンが図示の横縞状パターンのように溶着接合面積が大きい場合に特に望ましい。もちろん、溶着接合パターンがドット状パターン(図9及び図11参照)のような溶着面積が小さい形態と組み合わせることもでき、その場合には柔軟性がより一層のものとなる。
また、図9及び図11の例のように幅方向全体にわたりホットメルト接着剤層80により難伸長化しても良い。特に、図9及び図11の例のように、不織布の側縁までホットメルト接着剤層80を形成すると、製造が容易となるため好ましい。この形態は、溶着接合パターンが図示のドット状パターンのように溶着接合面積が小さい形態と組み合わせると、柔軟性の低下を抑制することができる。もちろん、溶着接合パターンが横縞状パターン(図10及び図12参照)のような溶着面積が大きい形態と組み合わせることもできる。
いずれにせよ、ホットメルト接着剤層80の幅は5〜15mm程度であるのが好ましい。
図示形態のパンツタイプ使い捨ておむつのように、易伸長領域14が複数存在する場合は、そのうちの一部のみ難伸長化することも、全部を難伸長化することもできる。図10及び図12の例は第三領域U3のみホットメルト接着剤層80を設けて難伸長化している。また、図9及び図11の例は、サイドシール部13の縦方向全体にわたり(つまり、結果的に全ての易伸長領域14を含む)ホットメルト接着剤層80を設けて難伸長化している。
難伸長化のためのホットメルト接着剤層80の塗布方法は特に限定されず、スパイラル塗布のような隙間を有するパターンでも良いが、ビード塗布のようにベタ塗りの方が望ましい。塗布量は適宜定めることができるが、2〜15g/m2程度が望ましい。
一般にパンツタイプ使い捨ておむつのサイドシール部13を引き剥がすには、ウエスト開口部WOから前身頃F側及び後身頃B側にそれぞれ手を入れて、サイドシール部13の前身頃F側及び後身頃B側を掴み、図8に矢印で示すように前身頃Fと後身頃Bとを離すように引っ張る。これにより、サイドシール部13を構成する各溶着部13bがウエスト側から順に剥がされていく。この際、易伸長領域14でも(換言すれば、上述のPP系不織布のように柔軟な素材を用いておむつの肌触りを柔軟にした場合でも)サイドシール部13の素材が伸び難くなっているため力がしっかりとサイドシール部13に加わり、意図せぬ方向に引き裂かれることなくサイドシール部13を剥がすことができる。しかも、この効果はサイドシール部13の溶着接合パターンに関係なく発揮される。
なお、サイドシール部13を剥がすために力を加えていくと、サイドシール部13における不織布積層数が少なくなる位置で、溶着接合が剥がれるよりも先に、サイドシール部13の素材が伸びて意図せぬ方向に引き裂かれ易い。よって、易伸長領域14よりもウエスト開口部WO側から易伸長領域14までの範囲に本発明の難伸長化を施すのが好ましい。具体的には、図示形態のような不織布積層構造を有する場合には、少なくとも第二領域U2の縦方向中間から易伸長領域14である第三領域U3までホットメルト接着剤層80による難伸長化を行うのが望ましい。図11及び図12に示す形態は、易伸長領域14以外における不織布積層数の減少位置をも含め、第一領域U1の縦方向中間から第三領域U3までホットメルト接着剤層80による難伸長化を行っている。
他方、前述のとおり、外装シート12の両シート基材12S,12Hの貼り合せや、その間に挟まれる細長状弾性伸縮部材15〜19の固定を、図9〜図10に示すように、基本的に細長状弾性伸縮部材15〜19の周面に塗布されたホットメルト接着剤81のみで固定すると、外装シート12が柔軟になる点では好ましいが、これもサイドシール部13の構成不織布を伸び易くする。よって、本発明の難伸長化はこのような細長状弾性伸縮部材15〜19の固定形態を採用する場合に好適である。
また、前述のとおり、超音波シールはヒートシールと比べて溶着部13b周囲への熱影響が殆どなく、サイドシール部13の素材が伸び易く柔軟に仕上がる反面、これもサイドシール部13の構成不織布を伸び易くする。よって、本発明の難伸長化は超音波シールを採用する場合に好適である。
<用語の説明>
用語「前後方向(縦方向)」とは腹側(前側)と背側(後側)を結ぶ方向を意味し、「幅方向」とは前後方向と直交する方向(左右方向)を意味し、「上下方向」とはおむつの装着状態、すなわちおむつの腹側部分と背側部分を重ね合わせるようにおむつを股間部で2つに折った際に幅方向と直交する方向を意味する。
また、用語「伸長率」は自然長を100%としたときの値を意味する。
さらに、用語「1kgf荷重伸び」とは、JIS L1096:2010「織物及び編物の生地試験方法」のJIS法(A法)に準じて測定される1kgf荷重時の伸び(%)を意味する。ただし、試験片の幅は50mm、初期つかみ間隔(無荷重、無伸長時)は150mm、引張速度は500mm/minとした。また、1kgf荷重時の伸び(%)は下記式で算出した。
1kgf荷重時の伸び(%)=1kgf荷重時のつかみ間隔/初期つかみ間隔×100
本発明は、サイドシール部を有するパンツタイプ使い捨ておむつに利用できるものである。
11…不透液性バックシート、12…外装シート、12r…折り返し部分、12S…外側シート基材、12H…内側シート基材、13…サイドシール部、13b…溶着部、13P…ポリプロピレン領域、13N…非ポリプロピレン領域、25…印刷シート、200…内装体、30…トップシート、40…中間シート、50…吸収要素、56…吸収体、58…包装シート、60…立体ギャザー、62…ギャザーシート、70…後処理テープ、80…ホットメルト接着剤層、F…前身頃、B…後身頃、W…ウエスト縁部、WO…ウエスト開口部、LO…脚開口部、14…易伸長領域。

Claims (5)

  1. 前身頃の両側部と後身頃の両側部とが溶着接合されてサイドシール部が形成され、それによってウエスト開口部及び左右一対の脚開口部が形成された、パンツタイプ使い捨ておむつにおいて、
    前記サイドシール部における少なくとも縦方向の一部に、四層以下の不織布からなるとともにその少なくとも前後面をなす各不織布が1kgf荷重伸び4.5%以上の易伸長不織布からなる易伸長領域を有しており、
    少なくとも前記易伸長領域における幅方向全体、幅方向の一部、又は幅方向内側隣接部が、易伸長不織布の内面に塗布されたホットメルト接着剤層により難伸長化されている、
    ことを特徴とするパンツタイプ使い捨ておむつ。
  2. 前記易伸長不織布は、ポリプロピレン又はそのコポリマーの不織布である、請求項1記載のパンツタイプ使い捨ておむつ。
  3. 前記サイドシール部における前記前身頃の内部及び後身頃の内部には、幅方向に沿って延在する細長状の幅方向弾性伸縮部材が縦方向に間隔を空けて多数固定されており、かつこの幅方向弾性伸縮部材はその周面に塗布された接着剤のみで固定されている、請求項1又は2記載のパンツタイプ使い捨ておむつ。
  4. 前記溶着接合が超音波シールによってなされている、請求項1〜3のいずれか1項に記載のパンツタイプ使い捨ておむつ。
  5. 前記サイドシール部は、前記易伸長領域のウエスト開口部側に、前記易伸長領域よりも不織布積層数が多い多積層領域を有しており、この多積層領域における前記易伸長領域側の端部から前記易伸長領域までの範囲が前記難伸長化されている、請求項1〜4記載のパンツタイプ使い捨ておむつ。
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