JP2016111247A - 積層セラミックコンデンサ - Google Patents

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Abstract

【課題】所望の静電容量を確保しつつ、クラックを抑制する。【解決手段】積層セラミックコンデンサC1は、素体3と、素体3の内部において、互いに対向するように積層方向に同等の間隔で並置された端子電極5,6と、複数の内部電極7〜10と、を備える。素体3のX方向での長さTが、素体3のZ方向での長さLより長く、且つ、素体3のY方向での長さW以下である。内部電極7〜10のY方向での長さW1が、内部電極7〜10のZ方向での長さL1よりも長い。素体3は、互いに対向する内部電極7,9との間に形成された複数の異極性対向領域20Aと、内部電極8を介して互いに対向する内部電極7同士の間と内部電極10を介して互いに対向する内部電極9同士の間とにそれぞれ形成された複数の同極性対向領域20Bと、を含む。異極性対向領域20Aと同極性対向領域20Bとは、積層方向で交互に位置している。【選択図】図3

Description

本発明は、積層セラミックコンデンサに関する。
従来の積層セラミックコンデンサとして、第一方向及び第一方向に交差する第二方向に延び且つ互いに対向する第一及び第二主面と、第一及び第二主面の間を連結するように第二方向と第一及び第二主面の対向方向である第三方向とに延び且つ互いに対向する第一及び第二側面と、第一及び第二主面の間を連結するように第一方向及び第三方向に延び且つ互いに対向する第三及び第四側面と、を有し、誘電体からなる素体と、第一主面に配置された第一端子電極及び第二主面に配置された第二端子電極と、素体の内部において互いに対向するように配置された複数の内部電極と、を備えた積層セラミックコンデンサが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載されている積層セラミックコンデンサにおいて、素体の内部に配置された複数の内部電極は、第一端子電極に接続された複数の第一内部電極と、第二端子電極に接続された複数の第二内部電極とを有している。第一内部電極と第二内部電極とは、互いに隣接するように交互に配置されている。このように、互いに異極性の端子電極に接続された第一内部電極と第二内部電極とが隣接して対向することにより、第一内部電極と第二内部電極との間の対向領域に静電容量が生じる。
特開平10−22160号公報
上記特許文献1に記載の積層セラミックコンデンサでは、所望の静電容量を確保するために必要な数の第一及び第二内部電極が、素体の内部において第一方向で中心側に偏って配置されている。すなわち、素体において、内部電極が配置された中心側の領域に比べて、内部電極が配置されていない外側の誘電体の領域が多くなっている。このような場合、素体の内部にクラックが生じる可能性がある。
例えば、内部電極材料と誘電体材料とでは焼成工程における加熱後の熱収縮率に差があるため、上記特許文献1に記載の積層セラミックコンデンサのように、内部電極が配置された領域と内部電極が配置されていない誘電体の領域とのバランスが悪いと、この熱収縮率の差を起因とするクラックが生じる可能性がある。また、積層セラミックコンデンサに電圧を印加すると、誘電体材料は電歪現象によって電歪応力を生じるが、上記特許文献1に記載の積層セラミックコンデンサのように静電容量に寄与する内部電極が配置された領域が素体の中心側に偏って配置されていると、この電歪応力が偏って生じ、これによりクラックが生じる可能性がある。
本発明は、所望の静電容量を確保しつつ、クラックを抑制することができる積層セラミック電子部品を提供することを目的とする。
本発明に係る積層セラミックコンデンサは、第一方向及び第一方向に交差する第二方向に延び且つ互いに対向する第一及び第二主面と、第一及び第二主面の間を連結するように第二方向と第一及び第二主面の対向方向である第三方向とに延び且つ互いに対向する第一及び第二側面と、第一及び第二主面の間を連結するように第一方向及び第三方向に延び且つ互いに対向する第三及び第四側面と、を有し、誘電体からなる素体と、第一主面に配置された第一端子電極及び第二主面に配置された第二端子電極と、素体の内部において、互いに対向するように第一方向に同等の間隔で並置された複数の内部電極と、を備え、素体の第一方向での長さが、素体の第三方向での長さより長く、且つ、素体の第二方向での長さ以下であり、複数の内部電極の第二方向での長さが、複数の内部電極の第三方向での長さよりも長く、複数の内部電極は、第一端子電極に接続されていると共に第二端子電極には接続されていない複数の第一内部電極と、第二端子電極に接続されていると共に第一端子電極には接続されていない複数の第二内部電極と、少なくとも第二端子電極には接続されていない複数の第三内部電極と、少なくとも第一端子電極には接続されていない複数の第四内部電極と、を有し、素体は、互いに対向する第一内部電極と第二内部電極との間に形成される複数の第一領域と、第三内部電極を介して互いに対向する第一内部電極同士の間と第四内部電極を介して互いに対向する第二内部電極同士の間とにそれぞれ形成される複数の第二領域と、を含み、各第一領域と各第二領域とは、第一方向で交互に位置している。
本発明に係る積層セラミックコンデンサでは、素体の第一方向での長さが、第三方向での長さより長く、且つ、素体の第二方向での長さ以下であるため、低背である。素体の主面は、端子電極が配置されていることにより、他の電子機器に対する実装面を構成する。この実装面を構成する素体の主面と平行な第一方向に複数の誘電体層を積層することにより素体を構成した場合には、積層数を増加させても低背の積層セラミックコンデンサが実現される。
第一端子電極に接続された第一内部電極と第二端子電極に接続された第二内部電極とは、互いに極性が異なる。よって、互いに対向する第一及び第二内部電極の間に形成される第一領域では、静電容量が生じる。第一内部電極同士は互いに極性が同じであると共に、第二端子電極とは接続されていない第三内部電極は、少なくとも第一内部電極と異なる極性ではない。第二内部電極同士は互いに極性が同じであると共に、第一端子電極とは接続されていない第四内部電極は、少なくとも第二内部電極と異なる極性ではない。よって、第三内部電極を介して互いに対向する第一内部電極同士の間に形成される第二領域、及び、第四内部電極を介して互いに対向する第二内部電極同士の間に形成される第二領域では、静電容量が生じない。
素体は、このような静電容量が生じる複数の第一領域と静電容量が生じない複数の第二領域とを含むので、第一領域により所望の静電容量を確保しつつ、静電容量に寄与しない第二領域によって、同じ大きさの従来の積層セラミックコンデンサの素体に比して、内部電極が配置されていない領域を狭くすることができる。よって、同じ大きさの従来の積層セラミックコンデンサに比して、素体における内部電極が配置された領域と内部電極が配置されていない誘電体の領域とのバランスを良くすることができる。これにより、内部電極材料と誘電体材料との熱収縮率の差を起因とするクラックを抑制することが可能となる。
内部電極は全て互いに対向するように第一方向に同等の間隔で並置されているため、内部電極が配置された領域と内部電極が配置されていない誘電体の領域とが、素体内で一様に分布する。これにより、内部電極材料と誘電体材料との熱収縮率の差を起因とするクラックをより抑制することができる。さらに、第一領域と第二領域とが第一方向で交互に位置しているので、静電容量が生じる領域と静電容量が生じない領域とが素体内において均一に広がって分布する。これにより、電歪現象により生じる電歪応力が素体内に分散されるため、電歪現象を起因とするクラックを抑制することができる。
以上より、所望の静電容量を確保しつつ、クラックを抑制することができる積層セラミック電子部品が提供可能となる。
第三内部電極と第一内部電極との第一方向での間隔と、第四内部電極と第二内部電極との第一方向での間隔とが、同等であってもよい。
素体は、複数の内部電極が配置された内層部と、内層部を第一方向で挟むように配置され且つ複数の内部電極が配置されていない一対の外層部と、を有し、素体の第一方向での長さに対する各外層部の第一方向での長さの比は、0.05〜0.2であってもよい。この場合、素体の略全体に内部電極が配置され、内部電極が配置されていない誘電体の領域が極力狭められている。よって、素体における内部電極が配置された領域と内部電極が配置されていない誘電体の領域とのバランスをより良くすることができるため、内部電極材料と誘電体材料との熱収縮率の差を起因とするクラックをより確実に抑制することが可能となる。
複数の内部電極は、第一方向で第一内部電極と同層に配置されていると共に第二端子電極に接続されている複数の第一補助電極と、第一方向で第二内部電極と同層に配置されていると共に第一端子電極に接続されている複数の第二補助電極と、第一方向で第三内部電極と同層に配置されていると共に第二端子電極に接続されている複数の第三補助電極と、第一方向で第四内部電極と同層に配置されていると共に第一端子電極に接続されている複数の第四補助電極と、を有してもよい。この場合、第一又は第三補助電極によって第二端子電極の素体に対する接続性を確実にすることができ、あるいは、第二又は第四補助電極によって第一端子電極の素体に対する接続性を確実にすることができる。
第三内部電極又は第四内部電極は、第一端子電極及び第二端子電極の何れにも接続されていない。
第三内部電極又は第四内部電極の第三方向での長さは、第一領域の第三方向での長さよりも長くてもよい。この場合、第三内部電極又は第四内部電極が長いので、電歪応力による機械的歪みを抑制することができ、よりクラックを抑制することが可能となる。
複数の内部電極のうち第一方向で最外層に配置された第一内部電極に対向するように配置され、且つ、第二端子電極に接続されていると共に第一端子電極に接続されていない調整電極を更に備えてもよい。この場合、第一方向で最外層に、静電容量に寄与する調整電極が配置されるので、当該調整電極により、積層段階において静電容量を微調整することができる。
第一方向で最外層において、第一端子電極と第二端子電極との間に直列に接続された複数の容量成分が形成されるように、誘電体を挟んで配置された複数の調整電極を更に備えてもよい。この場合、第一方向で最外層において、直列に接続された複数の容量成分が形成されるので、積層段階における静電容量の微調整をより容易にできる。
本発明によれば、所望の静電容量を確保しつつ、クラックを抑制することができる積層セラミック電子部品を提供することができる。
第1実施形態に係る積層セラミックコンデンサを示す斜視図である。 図1に示すII−II線に沿った断面図である。 図1に示すII−II線に沿った断面図である。 第1実施形態に係る積層セラミックコンデンサの、内部電極を含む断面図である。 第1実施形態に係る積層セラミックコンデンサの、内部電極を含む断面図である。 実施例の測定結果を示す表である。 第2実施形態に係る積層セラミックコンデンサを示す断面図である。 第3実施形態に係る積層セラミックコンデンサを示す断面図である。 第4実施形態に係る積層セラミックコンデンサを示す断面図である。 第5実施形態に係る積層セラミックコンデンサを示す断面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には、同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
(第1実施形態)
まず、図1〜図5を参照して、第1実施形態に係る積層セラミックコンデンサの構成を説明する。図1は、第1実施形態に係る積層セラミックコンデンサを示す斜視図である。図2及び図3は、図1に示すII−II線に沿った断面図である。図4及び図5は、第1実施形態に係る積層セラミックコンデンサの、内部電極を含む断面図である。なお、図面においては、構成の説明のため、必要に応じてXYZ方向を記載している。
図1〜図5に示すように、積層セラミックコンデンサC1は、素体3と、端子電極5,6と、複数の内部電極7,8,9,10と、を備えている。
素体3は、略直方体形状を呈している。素体3は、X方向での長さTがZ方向での長さLより長く、且つ、X方向での長さTがY方向での長さW以下である。
素体3は、その外表面として、X方向及びY方向に延び且つ互いに対向する第一主面3a及び第二主面3bと、Y方向及びZ方向に延び且つ互いに対向する第一側面3c及び第二側面3dと、X方向及びZ方向に延び且つ互いに対向する第三側面3e及び第四側面3fと、を有している。第一側面3c、第二側面3d、第三側面3e、及び第四側面3fは、それぞれ第一主面3aと第二主面3bとの間を連結するように延びている。
素体3は、第一側面3c及び第二側面3dの対向方向であるX方向に、複数の誘電体層が積層された誘電体4から構成されている。素体3では、複数の誘電体層の積層方向(以下、単に「積層方向」と称する。)が、第一及び第二側面3c,3dの対向方向(X方向)と一致する。各誘電体層は、例えば誘電体材料(BaTiO系、Ba(Ti,Zr)O系、又は(Ba,Ca)TiO系などの誘電体セラミック)を含むセラミックグリーンシートの焼結体から構成される。実際の素体3では、各誘電体層は、各誘電体層の間の境界が視認できない程度に一体化されている。
素体3は、複数の内部電極7〜10と誘電体層とが交互に配置された内層部11、内層部11を積層方向で挟むように配置され且つ複数の内部電極7〜10が配置されていない外層部12と、を有する(図2参照)。本実施形態では、積層方向において、素体3の長さTに対する各外層部12の長さT1の比は、0.05〜0.2(5〜20%)である。
端子電極5は、第一主面3aに配置されている。端子電極5は、第一主面3aと、第一〜第四側面3c,3d,3e,3fの各縁部と、を覆うように形成されている。すなわち、端子電極5は、第一主面3a上に位置する電極部分と、第一〜第四側面3c,3d,3e,3fの一部上に位置する電極部分と、を有している。
端子電極6は、第二主面3bに配置されている。端子電極6は、第二主面3bと、第一〜第四側面3c,3d,3e,3fの各縁部と、を覆うように形成されている。すなわち、端子電極6は、第二主面3b上に位置する電極部分と、第一〜第四側面3c,3d,3e,3fの一部上に位置する電極部分と、を有している。
端子電極5,6は、焼付層40と、めっき層41,42とを有する。焼付層40は、例えば導電性金属粉末及びガラスフリットを含む導電性ペーストを素体3の外表面に付与し、焼き付けることによって形成される。焼付層の導電性金属には、Cu又はNi等が好ましい。めっき層41,42は、焼付層40の上にめっき法により形成される。めっき層41,42は、Ni、Cu、Sn、又はAu等が好ましく、最外表面のめっき層42は、Au又はSn等が好ましい。端子電極5,6同士は、素体3の外表面上においては互いに電気的に絶縁されている。
内部電極7の一端部は、素体3の第一主面3aに露出している。これにより、内部電極7は端子電極5に接続されている。内部電極7の他端部は、素体3内に位置しており、第二主面3bには露出していない。すなわち、内部電極7は、端子電極6に接続されていない。内部電極9の一端部は、素体3の第二主面3bに露出している。これにより、内部電極9は端子電極6に接続されている。内部電極9の他端部は、素体3内に位置しており、第二主面3bには露出していない。すなわち、内部電極9は、端子電極5に接続されていない。
内部電極8の一端部は、素体3の第一主面3aに露出している。これにより、内部電極8は、端子電極5に接続されている。内部電極8の他端部は、素体3内に位置しており、第二主面3bに露出していない。すなわち、内部電極8は、端子電極6に接続されていない。内部電極10の一端部は、素体3の第二主面3bに露出している。これにより、内部電極10は、端子電極6に接続されている。内部電極10の他端部は、素体3内に位置しており、第一主面3aには露出していない。すなわち、内部電極10は、端子電極5に接続されていない。
内部電極7と内部電極8とは、何れも端子電極5に接続されているので、互いに極性が同じである。内部電極9と内部電極10とは、何れも端子電極6に接続されているので、互いに極性が同じである。内部電極7,8と内部電極9,10とは、互いに異なる極性の端子電極に接続されているので、互いに極性が異なる。
内部電極8は、2つの内部電極7の間に挟まれるように配置されている。これにより、端子電極5に接続された内部電極7,8が、積層方向で連続して3つ並置されている。この内部電極7,8は、積層方向で内部電極7、内部電極8、及び内部電極7の順で連続して並んでいる。内部電極10は、2つの内部電極9の間に挟まれるように配置されている。これにより、端子電極6に接続された内部電極9,10が、積層方向で連続して3つ並置されている。この内部電極9,10は、積層方向で内部電極9、内部電極10、及び内部電極9の順で連続して並んでいる。積層方向で連続して3つ並んだ内部電極7,8の組と、積層方向で連続して3つ並んだ内部電極9,10の組とは、積層方向で交互に配置されている。
積層方向で互いに隣接する内部電極7及び内部電極8と、積層方向で互いに隣接する内部電極7及び内部電極9と、積層方向で互いに隣接する内部電極9及び内部電極10とは、何れも互いに対向して積層方向に同等の間隔で並んで配置されている。換言すると、素体3の内部に配置された複数の内部電極7〜10は全て積層方向に同等の間隔で並置されている。ここで、同等とは、等しいことに加えて、予め設定した範囲での微差又は製造誤差などを含んだ値を同等としてもよい。例えば、隣り合う内部電極7,9の間隔が、当該間隔の平均値から±10%の範囲内であれば、同等の間隔であるとする。
内部電極7〜10は、例えば平面視で略矩形形状を呈している。内部電極7〜10は、Y方向での長さW1がZ方向での長さL1よりも大きい(図4及び図5参照)。内部電極7〜10は、積層型の電気素子の内部電極として通常用いられる導電性材料(例えば、Ni又はCu等)からなる。内部電極7〜10は、上記導電性材料を含む導電性ペーストの焼結体として構成される。
素体3は、複数の異極性対向領域20Aと、複数の同極性対向領域20Bと、を含んでいる(図3参照)。異極性対向領域20Aは、互いに対向する内部電極7と内部電極9との間に形成されている。互いに対向する内部電極7と内部電極9とは互いに極性が異なるので、異極性対向領域20Aでは、静電容量が生じる。
同極性対向領域20Bは、内部電極8を介して互いに対向する内部電極7同士の間と、内部電極10を介して互いに対向する内部電極9同士の間とにそれぞれ形成されている。互いに対向する内部電極7同士は同じ極性であり、内部電極7の間に介在する内部電極8も内部電極7と同じ極性であるので、内部電極8を介して互いに対向する内部電極7同士の間に形成された同極性対向領域20Bでは、静電容量が生じない。同様に、互いに対向する内部電極9同士は同じ極性であり、内部電極9の間に介在する内部電極10も内部電極9と同じ極性であるので、内部電極10を介して互いに対向する内部電極9同士の間に形成された同極性対向領域20Bでは、静電容量が生じない。
内部電極8,10は、同極性対向領域20Bを仕切るように配置されている。内部電極8は、静電容量に寄与することなく、内部電極7同士が対向する同極性対向領域20Bを同等の間隔となるように分割する。内部電極10は、静電容量に寄与することなく、内部電極9同士が対向する同極性対向領域20Bを同等の間隔となるように分割する。内部電極8と内部電極7との積層方向での間隔と、内部電極10と内部電極9との積層方向での間隔とが、同等である。よって、素体3内の全ての同極性対向領域20Bは、内部電極8,9により、同等の間隔に分割されている。
異極性対向領域20Aと同極性対向領域20Bとは、積層方向で交互に位置している。異極性対向領域20Aは、その異極性対向領域20Aに隣接する同極性対向領域20Bによって挟まれている。静電容量が生じる異極性対向領域20Aと、静電容量が生じない同極性対向領域20Bとが、素体3内に均一に広がって分布している。
積層セラミックコンデンサC1は、不図示の電子機器(例えば、回路基板や電子部品等)に実装される。積層セラミックコンデンサC1では、素体3の第一及び第二主面3a,3bが電子機器に対する実装面とされる。例えば、第二主面3bに配置された端子電極6が、第二主面3bと電子機器とが対向する状態で導電性接着剤又はAu/Snハンダにより電子機器に接続されると共に、第一主面3aに配置された端子電極5がワイヤにより電子機器に接続されるワイヤボンディング方式によって実装される。また、第一主面3aに配置された端子電極5が、第一主面3aと電子機器とが対向する状態で導電性接着剤又はAu/Snハンダにより電子機器に接続されると共に、第二主面3bに配置された端子電極6がワイヤにより電子機器に接続されるワイヤボンディング方式によって実装されてもよい。
以上、本実施形態に係る積層セラミックコンデンサC1によれば、素体3のX方向での長さTが、素体3のZ方向での長さLより長く、且つ、素体3のY方向での長さW以下であるため、低背である。素体3の第一及び第二主面3a,3bは、端子電極5,6が配置されていることにより、他の電子機器に対する実装面を構成する。この実装面を構成する素体3の第一及び第二主面3a,3bと平行なX方向に複数の誘電体層を積層することにより素体3を構成した場合には、積層数を増加させても低背の積層セラミックコンデンサC1が実現される。
端子電極5に接続された内部電極7と端子電極6に接続された内部電極9とは、互いに極性が異なる。よって、互いに対向する内部電極7,9の間に形成される異極性対向領域20Aでは、静電容量が生じる。内部電極7と内部電極8とは極性が同じである。内部電極9と内部電極10とは極性が同じである。よって、内部電極8を介して互いに対向する内部電極7同士の間に形成される同極性対向領域20B、及び、内部電極9を介して互いに対向する内部電極9同士の間に形成される同極性対向領域20Bでは、静電容量が生じない。
素体3は、このような静電容量が生じる複数の異極性対向領域20Aと静電容量が生じない複数の同極性対向領域20Bとを含むので、異極性対向領域20Aにより所望の静電容量を確保しつつ、静電容量に寄与しない同極性対向領域20Bによって、同じ大きさの従来の積層セラミックコンデンサの素体に比して、内部電極7〜10が配置されていない領域を狭くすることができる。よって、同じ大きさの従来の積層セラミックコンデンサに比して、素体3における内部電極7〜10が配置された領域と内部電極7〜10が配置されていない誘電体4の領域とのバランスを良くすることができる。これにより、内部電極材料と誘電体材料との熱収縮率の差により素体3内で生じる内部応力を抑制することができ、当該内部応力によって生じるクラックを抑制することが可能となる。
内部電極7〜10は全て互いに対向するように積層方向に同等の間隔で並置されているため、内部電極7〜10が配置された領域と内部電極7〜10が配置されていない誘電体4の領域とが、素体3内で一様に分布する。これにより、内部電極材料と誘電体材料との熱収縮率の差を起因とするクラックをより抑制することができる。さらに、異極性対向領域20Aと同極性対向領域20Bとが積層方向で交互に位置しているので、静電容量が生じる領域と静電容量が生じない領域とが何れも素体3内において均一に広がって分布する。これにより、電歪現象により生じる電歪応力が素体3内に分散されるため、電歪現象を起因とするクラックを抑制することができる。
以上より、所望の静電容量を確保しつつ、クラックを抑制することができる。
本実施形態に係る積層セラミックコンデンサC1によれば、上述したように、素体3内で生じる内部応力を抑制することができる。その結果、積層セラミックコンデサC1の実装においてハンダが固化する際に、積層セラミックコンデンサC1(素体3)に引っ張り応力が加わる場合でも、上記内部応力に起因するクラックの発生を抑制することができる。
さらに本実施形態によれば、積層方向において、素体3の長さTに対する各外層部12の長さT1の比T1/Tが0.05〜0.2(5〜20%)であるので、素体3の略全体に内部電極7〜10が配置され、内部電極7〜10が配置されていない誘電体4の領域が極力狭められている。よって、素体3における内部電極7〜10が配置された領域と内部電極7〜10が配置されていない誘電体4の領域とのバランスをより良くすることができるため、内部電極材料と誘電体材料との熱収縮率の差を起因とするクラックをより確実に抑制することが可能となる。
ここで、本実施形態において、素体3の長さTに対する各外層部12の長さT1の比T1/Tが0.05〜0.2(5〜20%)である場合が好ましいことを、図6を参照して、実施例1〜6によって、具体的に示す。実施例1〜6では、X方向の長さTが1200μm、Y方向の長さWが2000μm、Z方向の長さLが500μmの寸法の素体の積層セラミックコンデンサにおいて、内部電極が配置されていない外層部の厚みを変化させることにより、素体の長さTに対する各外層部の長さT1の比T1/Tを変化させて、クラックの発生率を測定した。図6は、実施例1〜6の測定結果を示す表である。
実施例1〜6では、上述した積層セラミックコンデンサC1を用いた。すなわち、素体3の長さTに対する各外層部12の長さT1の比T1/Tが0.05〜0.2(5〜20%)である積層セラミックコンデンサC1を用いた。具体的には、実施例1では比T1/Tが0.033(3.3%)、実施例2では比T1/Tが0.05(5%)、実施例3では比T1/Tが0.1(10%)、実施例4では比T1/Tが0.15(15%)、実施例5では比T1/Tが0.2(20%)、実施例6では比T1/Tが0.25(25%)である積層セラミックコンデンサC1をそれぞれ用いた。
測定の結果、実施例1〜6におけるクラック発生率は、それぞれ0.001%、0.001%、0.005%、0.019%、0.074%、0.28%であった。特に、比T1/Tが0.2(20%)以下の場合には、比T1/Tが0.25(25%)以上の場合と比べて、クラックの発生をより確実に抑制できることが確認された。なお、比T1/Tが0.05(5%)未満の場合にも、クラック発生率を低くすることができるものの、素体の外層部が薄過ぎるので、仮にクラックが生じた場合には当該クラックが内部電極に到達し易くなる。クラックが内部電極に到達すると、静電容量の低下を伴い、所望の静電容量を確保することができない。よって、比T1/Tは0.05(5%)以上であることが好ましい。以上のことから、素体3の長さTに対する各外層部12の長さT1の比T1/Tが0.05〜0.2(5〜20%)であることが好ましいことが確認された。
(第2実施形態)
次に、図7を参照して、第2実施形態に係る積層セラミックコンデンサの構成を説明する。図7は、第2実施形態に係る積層セラミックコンデンサを示す断面図であって、第1実施形態における図3に対応するXZ断面図である。
図7に示すように、本実施形態に係る積層セラミックコンデンサC2は、上記実施形態に係る積層セラミックコンデンサC1と同様、素体3と、端子電極5,6と、複数の内部電極7〜10と、を備えている。なお、図7では、端子電極5,6が有する焼付層40及びめっき層41,42を省略して示している。
本実施形態に係る積層セラミックコンデンサC2が第1実施形態に係る積層セラミックコンデンサC1と異なる点は、複数の内部電極として、内部電極7〜10に加え、複数の補助電極13,14,15,16を有している点である。
補助電極13は、積層方向で内部電極7と同層に配置されている。すなわち、補助電極13は、積層方向で内部電極7と同じ位置に配置されている。補助電極13の一端部は、素体3の第二主面3bに露出している。これにより、補助電極13は、端子電極6に接続されている。補助電極13の他端部は、素体3内において、内部電極7における素体3内に位置する端部に対して、Z方向で離間して対向するように位置している。補助電極13の他端部は、第一主面3aには露出していない。すなわち、補助電極13は、端子電極5には接続されていない。
補助電極15は、積層方向で内部電極9と同層に配置されている。すなわち、補助電極15は、積層方向で内部電極9と同じ位置に配置されている。補助電極15の一端部は、素体3の第一主面3aに露出している。これにより、補助電極15は、端子電極5に接続されている。補助電極15の他端部は、素体3内において、内部電極9における素体3内に位置する端部に対し、Z方向で離間して対向するように位置している。補助電極15の他端部は、第二主面3bには露出していない。すなわち、補助電極15は、端子電極6には接続されていない。
補助電極14は、積層方向で内部電極8と同層に配置されている。すなわち、補助電極14は、積層方向で内部電極8と同じ位置に配置されている。補助電極14の一端部は、素体3の第二主面3bに露出している。これにより、補助電極14は、端子電極6に接続されている。補助電極14の他端部は、素体3内において、内部電極8における素体3内に位置する端部に対し、Z方向で離間して対向するように位置している。補助電極14の他端部は、第一主面3aには露出していない。すなわち、補助電極14は、端子電極5には接続されていない。
補助電極16は、積層方向で内部電極10と同層に配置されている。すなわち、補助電極16は、積層方向で内部電極10と同じ位置に配置されている。補助電極16の一端部は、素体3の第一主面3aに露出している。これにより、補助電極16は、端子電極5に接続されている。補助電極16の他端部は、素体3内において、内部電極10における素体3内に位置する端部に対し、Z方向で離間して対向するように位置している。補助電極16の他端部は、第二主面3bには露出していない。すなわち、補助電極16は、端子電極6には接続されていない。
内部電極7,8及び補助電極15,16は、何れも端子電極5に接続されているので、互いに極性が同じである。内部電極9,10及び補助電極13,14は、何れも端子電極6に接続されているので、互いに極性が同じである。内部電極7,8及び補助電極15,16と、内部電極9,10及び補助電極13,14とは、互いに異なる極性の端子電極に接続されているので、互いに極性が異なる。
補助電極14は、2つの補助電極13の間に挟まれるように配置されている。これにより、端子電極6に接続された補助電極13,14が、積層方向で連続して3つ並置されている。この補助電極13,14は、積層方向で補助電極13、補助電極14、及び補助電極13の順で連続して並んでいる。補助電極16は、2つの補助電極15の間に挟まれるように配置されている。これにより、端子電極5に接続された補助電極15,16が、積層方向で連続して3つ並置されている。この補助電極15,16は、積層方向で補助電極15、補助電極16、及び補助電極15の順で連続して並んでいる。積層方向で連続して3つ並んだ補助電極13,14の組と、積層方向で連続して3つ並んだ補助電極15,16の組とは、積層方向で交互に配置されている。
互いに隣接する補助電極13及び補助電極14と、互いに隣接する補助電極13及び内部電極9と、互いに隣接する内部電極7及び補助電極15と、互いに隣接する補助電極15及び補助電極16と、互いに隣接する補助電極15及び内部電極7とは、何れも互いに対向して積層方向に同等の間隔で並んで配置されている。換言すると、素体3の内部に配置された複数の内部電極7〜10及び補助電極13〜16は、全て積層方向に同等の間隔で並置されている。
補助電極13〜16の大きさ及び材料は、内部電極7〜10と同様である。すなわち、補助電極13〜16は、例えば平面視で略矩形形状を呈しており、Y方向での長さW1がZ方向での長さL1よりも大きい。補助電極13〜16は、積層型の電気素子の内部電極として通常用いられる導電性材料(例えば、Ni又はCu等)からなり、上記導電性材料を含む導電性ペーストの焼結体として構成される。
以上、本実施形態に係る積層セラミックコンデンサC2においても、異極性対向領域20Aにより所望の静電容量を確保しつつ、静電容量に寄与しない同極性対向領域20Bによって、同じ大きさの従来の積層セラミックコンデンサの素体に比して、内部電極7〜10及び補助電極13〜16が配置されていない領域を狭くすることができる。よって、同じ大きさの従来の積層セラミックコンデンサに比して、素体3における内部電極7〜10及び補助電極13〜16が配置された領域と、内部電極7〜10及び補助電極13〜16が配置されていない誘電体4の領域とのバランスを良くすることができる。これにより、内部電極材料と誘電体材料との熱収縮率の差を起因とするクラックを抑制することが可能となる。これに加え、内部電極7〜10及び補助電極13〜16は全て互いに対向するように積層方向に同等の間隔で並置されているため、内部電極7〜10及び補助電極13〜16が配置された領域と、内部電極7〜10及び補助電極13〜16が配置されていない誘電体4の領域とが、素体3内で一様に分布する。これにより、内部電極材料と誘電体材料との熱収縮率の差を起因とするクラックをより抑制することができる。さらに、異極性対向領域20Aと同極性対向領域20Bとが積層方向で交互に位置しているので、静電容量が生じる領域と静電容量が生じない領域とが素体3内において均一に広がって分布する。これにより、電歪現象により生じる電歪応力が素体3内に分散されるため、電歪現象を起因とするクラックを抑制することができる。以上より、所望の静電容量を確保しつつ、クラックを抑制することができる。
さらに、本実施形態に係る積層セラミックコンデンサC2によれば、補助電極13,14によって端子電極6の素体3に対する接続性を確実にすることができると共に、補助電極15,16によって端子電極5の素体3に対する接続性を確実にすることができる。
なお、上記実施形態では、内部電極として、複数の補助電極13〜16を有しているとしたが、複数の補助電極13〜16の全てを有していなくてもよい。すなわち、補助電極13〜16の少なくとも何れかを有していてもよい。
(第3実施形態)
次に、図8を参照して、第3実施形態に係る積層セラミックコンデンサの構成を説明する。図8は、第3実施形態に係る積層セラミックコンデンサを示す断面図であって、第1実施形態における図3に対応するXZ断面図である。なお、図8では、端子電極5,6が有する焼付層40及びめっき層41,42を省略して示している。
図8に示すように、本実施形態に係る積層セラミックコンデンサC3は、上記実施形態に係る積層セラミックコンデンサC1と同様、素体3と、端子電極5,6と、複数の複数の内部電極7〜10と、を備えている。
本実施形態に係る積層セラミックコンデンサC3が第1実施形態に係る積層セラミックコンデンサC1と異なる点は、内部電極8,10が、端子電極5,6の何れにも接続されていない点である。
本実施形態において、内部電極8,10のZ方向での長さL2は、異極性対向領域20AのZ方向での長さL3よりも長い。内部電極8,10の両端部は、素体3内に位置しており、素体3の第一及び第二主面3a,3bに露出していない。すなわち、内部電極8,10は、端子電極5,6の何れにも接続されていない。端子電極6と接続されていない内部電極8は、少なくとも内部電極7と異なる極性ではない。端子電極5と接続されていない内部電極10は、少なくとも内部電極9と異なる極性ではない。
互いに対向する内部電極7同士は同じ極性であり、内部電極7の間に介在する内部電極8は少なくとも内部電極7と異なる極性ではないので、内部電極8を介して互いに対向する内部電極7同士の間に形成された同極性対向領域20Bでは、静電容量が生じない。同様に、互いに対向する内部電極9同士は同じ極性であり、内部電極9の間に介在する内部電極10は少なくとも内部電極9と異なる極性ではないので、内部電極10を介して互いに対向する内部電極9同士の間に形成された同極性対向領域20Bでは、静電容量が生じない。
以上、本実施形態に係る積層セラミックコンデンサC3においても、第1実施形態同様、所望の静電容量を確保しつつ、クラックを抑制することができる。
さらに、本実施形態に係る積層セラミックコンデンサC3によれば、内部電極8,10のZ方向での長さL2は、異極性対向領域20AのZ方向での長さL3よりも長いので、電歪応力による機械的歪みを抑制することができ、よりクラックを抑制することが可能となる。
なお、上記実施形態では、内部電極8,10のZ方向での長さL2は、異極性対向領域20AのZ方向での長さL3よりも長いとしたが、内部電極8,10のZ方向での長さL2は、異極性対向領域20AのZ方向での長さL3以下であってもよい。
(第4実施形態)
次に、図9を参照して、第4実施形態に係る積層セラミックコンデンサの構成を説明する。図9は、第4実施形態に係る積層セラミックコンデンサを示す断面図であって、第1実施形態における図3に対応するXZ断面図である。なお、図9では、端子電極5,6が有する焼付層40及びめっき層41,42を省略して示している。
図9に示すように、本実施形態に係る積層セラミックコンデンサC4は、上記の第2実施形態に係る積層セラミックコンデンサC2と同様、素体3と、端子電極5,6と、複数の内部電極7〜10と、複数の補助電極13〜16と、を備えている。
本実施形態に係る積層セラミックコンデンサC4が第2実施形態に係る積層セラミックコンデンサC2と異なる点は、積層方向で最外層において、調整電極17と、調整補助電極18と、を更に備えている点である。
調整電極17は、複数の内部電極のうち積層方向で最外層に配置された内部電極9に対向するように配置されている。すなわち、調整電極17は、積層方向で両端において、内部電極9に隣接して配置されている。調整電極17の一端部は、素体3の第一主面3aに露出している。これにより、調整電極17は、端子電極5に接続されている。調整電極17の他端部は、素体3内に位置しており、第二主面3bに露出していない。すなわち、調整電極17は、端子電極6に接続されていない。
調整補助電極18は、積層方向で調整電極17と同層に配置されている。すなわち、調整補助電極18は、積層方向で両端において、内部電極9に隣接して配置されている。調整補助電極18の一端部は、素体3の第二主面3bに露出している。これにより、調整補助電極18は、端子電極6に接続されている。調整補助電極18の他端部は、素体3内において、調整電極17における素体3内に位置する端部に対し、Z方向で離間して対向するように位置している。調整補助電極18の他端部は、第一主面3aには露出していない。すなわち、調整補助電極18は、端子電極5には接続されていない。
調整電極17は、内部電極9と極性が異なる。よって、隣接して対向する内部電極9と調整電極17との間には、静電容量が生じる。すなわち、調整電極17は、内部電極9と対向することにより、内部電極9と調整電極17との間に異極性対向領域20Aを形成する。調整電極17は、積層工程の段階において、積層セラミックコンデンサC4における静電容量を微調整する機能を有する。
積層方向において、調整電極17及び調整補助電極18と、隣接する内部電極9との間隔は、互いに対向して積層方向に同等の間隔で並置された内部電極7〜10及び補助電極13〜16の間隔と同じである。換言すると、素体3の内部に配置された複数の内部電極7〜10、補助電極13〜16、調整電極17、及び調整補助電極18は全て積層方向に同等の間隔で並置されている。
以上、本実施形態に係る積層セラミックコンデンサC4においても、第1実施形態同様、所望の静電容量を確保しつつ、クラックを抑制することができる。
さらに、本実施形態に係る積層セラミックコンデンサC4によれば、積層方向で最外層に、静電容量に寄与する調整電極17が配置されているので、当該調整電極17により、積層段階において静電容量を微調整することができる。
なお、調整電極17に代えて又は加えて、複数の内部電極のうち積層方向で最外層に配置された内部電極7に対向するように配置され、且つ、端子電極6に接続されていると共に端子電極5に接続されていない調整電極を有していてもよい。この場合、当該端子電極6に接続された調整電極は、内部電極7と隣接して対向することにより、静電容量が生じる異極性対向領域20Aを形成する。
上記実施形態では、調整電極17と共に調整補助電極18を備えるとしたが、これに限られず、調整補助電極18は備えずに調整電極17を備えるとしてもよい。また、上記実施形態では、積層方向で両端において調整電極17が配置されているとしたが、これに限られず積層方向で一端において調整電極17が配置されていてもよい。
上記実施形態では、素体3の内部に配置された複数の内部電極7〜10、複数の補助電極13〜16、調整電極17、及び調整補助電極18が全て積層方向に同等の間隔で並置されているとしたが、これに限られない。例えば、積層方向で最外層にある調整電極17及び調整補助電極18と、これと隣接する内部電極9との間隔は、その他の複数の内部電極の間隔と全く同じ間隔でなくてもよい。
(第5実施形態)
次に、図10を参照して、第5実施形態に係る積層セラミックコンデンサの構成を説明する。図10は、第5実施形態に係る積層セラミックコンデンサを示す断面図であって、第1実施形態における図3に対応するXZ断面図である。なお、図10では、端子電極5,6が有する焼付層40及びめっき層41,42を省略して示している。
図10に示すように、本実施形態に係る積層セラミックコンデンサC5は、上記の第3実施形態に係る積層セラミックコンデンサC3と同様、素体3と、端子電極5,6と、複数の内部電極7〜10を備えている。なお、第3実施形態では、内部電極8,10のZ方向での長さL2は、異極性対向領域20AのZ方向での長さL3よりも長いとしたが、本実施形態では、内部電極8,10のZ方向での長さL2は、異極性対向領域20AのZ方向での長さL3と略同じとしている。
本実施形態に係る積層セラミックコンデンサC5が第3実施形態に係る積層セラミックコンデンサC3と異なる点は、積層方向で最外層において、端子電極5と端子電極6との間に直列に接続された複数の容量成分が形成されるように、誘電体4を挟んで配置された複数の調整電極30を更に備えている点である。複数の調整電極30は、複数の内部電極のうち積層方向で最外層に配置された内部電極7に対向するように配置されている。すなわち、複数の調整電極30は、積層方向で両端において、内部電極9に隣接して配置されている。
調整電極30は、主電極25、主電極27、及び中間電極26を含んでいる。主電極25は、積層方向で最外層において、中間電極26を介して内部電極7に対向して配置されている。主電極25の一端部は、素体3の第一主面3aに露出している。これにより、主電極25は端子電極5に接続されている。主電極25の他端部は、素体3内に位置しており、第二主面3bには露出していない。すなわち、主電極25は、端子電極6に接続されていない。
主電極27は、積層方向で主電極25と同層に配置されている。すなわち、主電極27は、積層方向で最外層において、中間電極26を介して内部電極7に対向して配置されている。主電極27の一端部は、素体3の第二主面3bに露出している。これにより、主電極27は端子電極6に接続されている。主電極27の他端部は、素体3内に位置しており、第一主面3aには露出していない。すなわち、主電極27は、端子電極5に接続されていない。
中間電極26は、積層方向で、主電極25,27と、主電極25,27と対向する内部電極7との間に配置されている。中間電極26の両端部は、素体3内に位置しており、第一及び第二主面3a,3bには露出していない。すなわち、中間電極26は、端子電極5,6の何れにも接続されていない。
主電極25,27と中間電極26とは、それぞれ誘電体4を挟んで対向して配置されている。主電極25と主電極27とは、中間電極26を共用している。主電極25と中間電極26とが対向する領域には、第1の容量成分Cが形成される。主電極27と中間電極26とが対向する領域には、第2の容量成分Cが形成される。これにより、主電極25と主電極27との間には、直列に接続された第1の容量成分C及び第2の容量成分Cが形成されている。すなわち、端子電極5と端子電極6との間に直列に接続された複数の容量成分が形成されている。
以上、本実施形態に係る積層セラミックコンデンサC5においても、上記実施形態同様、所望の静電容量を確保しつつ、クラックを抑制することができる。
さらに、本実施形態に係る積層セラミックコンデンサC5によれば、積層方向で最外層において、直列に接続された複数の容量成分(第1の容量成分C及び第2の容量成分C)が形成されるので、積層段階における静電容量の微調整をより容易にできる。
以上、本発明の種々の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、各請求項に記載した要旨を変更しない範囲で変形し、又は他のものに適用したものであってもよい。
本発明の効果を奏する限り、各内部電極の積層方向での並び方は、上記実施形態での並び方に限られない。例えば、上記第1実施形態では、連続して三つ並んだ内部電極7,8の組と、連続して三つ並んだ内部電極9,10の組とが積層方向でそれぞれ交互に並置されているとしたが、例えば連続して四つ以上並んだ内部電極7,8の組と、連続して四つ以上並んだ内部電極9,10の組とが積層方向でそれぞれ交互に並置されていてもよい。
上記第4実施形態に係る調整電極17及び調整補助電極18を有する積層セラミックコンデンサC4において、内部電極8は、端子電極5に接続され、内部電極9は端子電極6に接続されているとしたが、これに限られない。例えば、この積層セラミックコンデンサC4における内部電極8,9は、端子電極5,6の何れにも接続されていなくてもよい。また、この積層セラミックコンデンサC4において、内部電極として補助電極13〜16を有するとしたが、内部電極として補助電極13〜16を有していなくてもよい。
なお、上記実施形態によれば、素体3のY方向での長さWの方が、素体3のX方向での長さTよりも大きい。このため、通常の積層セラミックコンデンサ、すなわち、素体のY方向での長さが素体のX方向での長さよりも大きく、且つ、端子電極がY方向で対向する第三及び第四側面に配置されているような、通常の積層セラミックコンデンサと実装面積を同じくすることができる。
C1,C2,C3,C4,C5…積層セラミックコンデンサ、3…素体、3a…第一主面、3b…第二主面、3c…第一側面、3d…第二側面、3e…第三側面、3f…第四側面、4…誘電体、5,6…端子電極、7〜10…内部電極、11…内層部、12…外層部、13〜16…補助電極、17,30…調整電極、20A…異極性対向領域、20B…同極性対向領域、C,C…容量成分。

Claims (8)

  1. 第一方向及び前記第一方向に交差する第二方向に延び且つ互いに対向する第一及び第二主面と、前記第一及び第二主面の間を連結するように前記第二方向と前記第一及び第二主面の対向方向である第三方向とに延び且つ互いに対向する第一及び第二側面と、前記第一及び第二主面の間を連結するように前記第一方向及び前記第三方向に延び且つ互いに対向する第三及び第四側面と、を有し、誘電体からなる素体と、
    前記第一主面に配置された第一端子電極及び前記第二主面に配置された第二端子電極と、
    前記素体の内部において、互いに対向するように前記第一方向に同等の間隔で並置された複数の内部電極と、
    を備え、
    前記素体の前記第一方向での長さが、前記素体の前記第三方向での長さより長く、且つ、前記素体の前記第二方向での長さ以下であり、
    前記複数の内部電極の前記第二方向での長さが、前記複数の内部電極の前記第三方向での長さより長く、
    前記複数の内部電極は、前記第一端子電極に接続されていると共に前記第二端子電極には接続されていない複数の第一内部電極と、前記第二端子電極に接続されていると共に前記第一端子電極には接続されていない複数の第二内部電極と、少なくとも前記第二端子電極には接続されていない複数の第三内部電極と、少なくとも前記第一端子電極には接続されていない複数の第四内部電極と、を有し、
    前記素体は、互いに対向する前記第一内部電極と前記第二内部電極との間に形成される複数の第一領域と、前記第三内部電極を介して互いに対向する前記第一内部電極同士の間と前記第四内部電極を介して互いに対向する前記第二内部電極同士の間とにそれぞれ形成される複数の第二領域と、を含み、
    各前記第一領域と各前記第二領域とは、前記第一方向で交互に位置している、積層セラミックコンデンサ。
  2. 前記第三内部電極と前記第一内部電極との前記第一方向での間隔と、前記第四内部電極と前記第二内部電極との前記第一方向での間隔とが、同等である、請求項1に記載の積層セラミックコンデンサ。
  3. 前記素体は、前記複数の内部電極が配置された内層部と、前記内層部を前記第一方向で挟むように配置され且つ前記複数の内部電極が配置されていない一対の外層部と、を有し、
    前記素体の前記第一方向での長さに対する各前記外層部の前記第一方向での長さの比は、0.05〜0.2である、請求項1又は2に記載の積層セラミックコンデンサ。
  4. 前記複数の内部電極は、前記第一方向で前記第一内部電極と同層に配置されていると共に前記第二端子電極に接続されている複数の第一補助電極と、前記第一方向で前記第二内部電極と同層に配置されていると共に前記第一端子電極に接続されている複数の第二補助電極と、前記第一方向で前記第三内部電極の同層に配置されていると共に前記第二端子電極に接続されている複数の第三補助電極と、前記第一方向で前記第四内部電極と同層に配置されていると共に前記第一端子電極に接続されている複数の第四補助電極と、を有する、請求項1〜3の何れか一項に記載の積層セラミックコンデンサ。
  5. 前記第三内部電極又は前記第四内部電極は、前記第一端子電極及び前記第二端子電極の何れにも接続されていない、請求項1〜4の何れか一項に記載の積層セラミックコンデンサ。
  6. 前記第三内部電極又は前記第四内部電極の前記第三方向での長さは、前記第一領域の前記第三方向での長さよりも長い、請求項1〜5の何れか一項に記載の積層セラミックコンデンサ。
  7. 前記複数の内部電極のうち前記第一方向で最外層に配置された前記第一内部電極に対向するように配置され、且つ、前記第二端子電極に接続されていると共に前記第一端子電極に接続されていない調整電極を更に備える、請求項1〜6の何れか一項に記載の積層セラミックコンデンサ。
  8. 前記第一方向で最外層において、前記第一端子電極と前記第二端子電極との間に直列に接続された複数の容量成分が形成されるように、前記誘電体を挟んで配置された複数の調整電極を更に備える、
    請求項1〜7の何れか一項に記載の積層セラミックコンデンサ。
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