JP2016102643A - 熱交換器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 伝熱促進体(フィン)を水管に挿入した熱交換器において、ろう材と母材金属(水管の材料)との間に異種金属による電位差が発生するのを防止し、腐食に強い熱交換器を提供する。
【解決手段】熱交換器100Aは、外管1と、外管1の中に挿入された内管2と、内管2の内面に当接された螺旋管3と、外管1と内管2の間の空間に、外管1及び内管2の管軸方向に延びるよう挿入され、かつ外管1及び内管2に機械的に直接当接された伝熱促進体6と、を備える。外管1と内管2の端部は密着接合され、内管2、外管1及び伝熱促進体6がいずれも同種の金属(例えば、銅、ステンレス)で形成されているか、または母材が樹脂であり、その表面を同種の金属でコーティングを施したもので形成されていることである。
【選択図】図1

Description

本発明は、第1の流体と第2の流体とを熱交換する熱交換器に関するものである。
特許文献1には、外管と内管の間の空間内に、二流体間の熱交換のために管軸方向に螺旋状に延びるフィンを挿入し、このフィンを外管の内面に密着接合した熱交換器の構造が記載されている。特許文献2には、フィンを扁平容器にろう付けで接合した熱交換器の構造が記載されている。
特開2010−276319号公報 特開2008−82650号公報
しかしながら、フィンを水が流通する水管に対してろう付けで接合した構造の熱交換器は、水道水等の環境で使用されると、水道水等の水質によっては、水管が腐食して、穴があく不具合があった。
その主な原因は、接合に使われるろう材と、母材金属(水管の材料)の材料成分が異なるため、母材金属とろう材との間で、異種金属による電位差が生じ、その結果母材金属が腐食するためである。
請求項1に係る熱交換器は、外管と、前記外管の中に挿入された内管と、前記内管の内面又は前記外管の外面に当接された螺旋管と、前記外管と内管の間の空間に、前記外管及び前記内管の管軸方向に延びるよう挿入され、かつ前記外管及び前記内管に機械的に直接当接された伝熱促進体と、を備え、前記外管と前記外管の端部は密着接合され、前記外管、前記内管及び前記伝熱促進体がいずれも同種の金属を用いて形成されていることを特徴とする。
また、請求項2に係る熱交換器は、外管と、前記外管の外面に当接して巻き付けられ、その内部に前記外管の管軸方向又は管軸を中心とする円周方向に沿って複数の流体通路が形成されてなる流体押し出し管と、前記外管の管軸方向に延び、前記外管の内面に機械的に直接当接された伝熱促進体からなる内管と、を備え、前記内管と前記外管の端部は密着接合され、前記外管及び前記伝熱促進体が同種の金属を用いて形成されていることを特徴とする。
さらに、請求項3に係る熱交換器は、螺旋状の溝が形成されてなる伝熱促進体からなる外管と、前記外管の中に挿入された内管と、前記外管の溝に沿って前記外管の外面に巻きつけられた螺旋管と、を備え、前記内管と前記外管の端部は密着接合され、前記伝熱促進体は、前記内管の管軸方向に延びて前記内管の外面に機械的に直接当接され、前記内管及び前記伝熱促進体が同種の金属を用いて形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、伝熱促進体の接合のためにろう付けを用いることなく、伝熱促進体と管とを機械的に直接当接させたこと、及び伝熱促進体と水管とを同種の金属を用いて形成したことにより、異種金属による電位が発生しないため、腐食に強い熱交換器を提供することができる。
本発明の第1の実施形態における熱交換器の第1の例を示す図である。 本発明の第1の実施形態における熱交換器の第2例を示す図である。 本発明の第1の実施形態における熱交換器の第3例を示す図である。 内管及び外管の端部の水密構造を示す断面図である。 本発明の第1の実施形態における熱交換器の第4例を示す図である。 本発明の第1の実施形態における熱交換器の第5例を示す図である。 伝熱促進体の第1例を示す図である。 伝熱促進体の第2例を示す図である。 伝熱促進体の第3例を示す図である。 伝熱促進体の第4例を示す図である。 伝熱促進体の第5例を示す図である。 伝熱促進体の第6例を示す図である。 伝熱促進体の第7例を示す図である。 伝熱促進体の第8例を示す図である。 伝熱促進体の第9例を示す図である。 伝熱促進体の形成方法を示す図である。 本発明の第2の実施形態における熱交換器を示す図である。 本発明の第2の実施形態における熱交換器の流体押し出し管の他の形態を示す図である。 本発明の第3の実施形態における熱交換器を示す図である。 本発明の第4の実施形態における熱交換器を示す図である。 本発明の第4の実施形態における熱交換器を示す図である。 本発明の第5の実施形態における熱交換器を示す図である。 本発明の第5の実施形態における熱交換器を示す図である。
以下に、本発明の実施形態における熱交換器を図面に基づいて説明する。
<<第1の実施形態>>
第1の実施形態は、以下の第1例〜第5例からなる。
[第1例の熱交換器100A]
図1は、熱交換器100Aを示す図であり、図1(a)は、熱交換器100Aを正面から見た断面図、図1(b)は伝熱促進体の正面図、図1(c)は熱交換器100Aの側面図、図1(d)は図1(a)のA−A線における断面図(熱交換器100Aを側面から見た断面図)である。
熱交換器100Aは、第1の流体(例えば、水)と第2流体(例えば、CO等の高温冷媒)とを熱交換する熱交換器であって、円筒形状をなした外管1と、この外管1の中に挿入された円筒形状をなした内管2と、内管2の内面に当接され、螺旋状に巻かれた螺旋管3と、を備える。外管1と内管2の端部は、絞り加工等がなされ、ロウ付けや溶接等により相互に密着接合される。螺旋管3を構成する管は互いに密に接合した状態で巻かれていることが熱交換を促進する上で好ましい。
また、外管1の一方の端部には第1の流体の流入口1aが形成され、他方の端部には第1の流体の流出口1bが形成される。流入口1aには流入管体4が接合され、流出口1bには流出管体5が接合される。一方で、螺旋管3は螺旋の周回方向から外に引き出されて、流出管体5が形成された側に第2の流体の流入口3aを有しており、流入管体4が形成された側に第2の流体の流出口3bを有している。
しかして、第1の流体は、流入管体4を介して外管1の流入口1aから流入され、外管1と内管2の間の密閉空間を流通し、外管1の流出口1bから流出管体5を介して流出する。一方、第2の流体は、螺旋管3の流入口3aから流入され、螺旋管3の中を流通し、螺旋管3の流出口3bから流出する。これにより、第1の流体と第2流体との熱交換が行われるようになっている。
この熱交換を促進するために、外管1と内管2の間の空間には、伝熱促進体(フィン)6が外管1及び内管2の管軸方向に延びるよう挿入されている。本実施形態の特徴は、伝熱促進体6が、外管1及び内管2に機械的に直接当接されており、かつ外管1、内管2及び伝熱促進体6がいずれも同種の金属を用いて形成されていること、すなわち、同種の金属で(例えば、銅、ステンレス)で形成されているか、または母材が樹脂であり、その表面を同種の金属でコーティングを施したもので形成されていることである。
伝熱促進体6は、外管1と内管2の間の空間を流通する第1の流体の乱流を発生させるために、例えば図1(b)に示すように、管軸方向に対して傾斜して延びた溝6aがプレス加工等により形成された平板を管状に巻いて成型するか、予め形成された管体の外面に管軸方向に対して傾斜して延びた螺旋状の溝6aを形成してなるものである。
伝熱促進体6は、内管2に巻き付けられた帯体であっても良い。また、伝熱促進体6は、管軸方向に、複数個に分割して形成されていても良い。さらに、伝熱促進体6を外管1と内管2の空間に挿入した後に内管2の内径を機械的に広げることにより、伝熱促進体6、外管1及び内管2が互いに熱的に密に接合されるように構成しても良い。
熱交換器100Aを給湯器に利用する場合、第1の流体は水であり、第2流体はCO等の高温冷媒である。両流体の熱交換の結果、管軸方向に沿って温度勾配が発生し、第1の流体の流出口1bから温水が得られることになる。この場合、外管1、内管2、及び伝熱促進体6は、管軸方向に沿って、第1の流体の流入口1aの側に低温部、第1の流体の流出口1bの側に高温部を有することになる。熱交換器100Aは、高温部が低温部の鉛直上方に位置するように垂直に設置される。伝熱促進体6の各種の構成例については後述する。
上述のように、熱交換器100Aによれば、伝熱促進体6の外管1及び内管2との接合にろう付けを用いることなく、機械的に直接当接させたこと、かつ、外管1、内管2及び伝熱促進体6とを同種の金属を用いて形成したことにより、これら部材の間に異種金属による電位差が発生しないため、耐腐食性を向上させることができる。また、伝熱促進体6と外管1及び内管2との接合にろう付けを用いないが、螺旋管3を巻き付けたことにより十分な強度を確保することができる。
[第2例の熱交換器100B]
図2は、熱交換器100Bを示す図であり、図2(a)は、熱交換器100Bを正面から見た断面図、図2(b)は伝熱促進体6の正面図、図2(c)は熱交換器100Bの側面図、図2(d)は図2(a)のB−B線における断面図(熱交換器100Bを側面から見た断面図)である。
熱交換器100Bによれば、螺旋管3は外管1の外面に当接するように巻かれている。また、内管2の一方の端部に第1の流体の流入口2aが形成され、他方の端部に第1の流体の流出口2bが形成され、流入口2aには流入管体4が接合され、流出口2bに流出管体5が接合される。流入管体4及び流出管体5は、内管2の中から外部に引き出されている。これにより、第2例の熱交換器100Bは、第1例の熱交換器100Aよりコンパクトになっている。
上記以外の構成は、第1例の熱交換器100Aと同じである。すなわち、伝熱促進体6と外管1及び内管2との接合にろう付けを用いることなく、機械的に直接当接させたこと、かつ、外管1、内管2及び伝熱促進体6とを同種の金属を用いて形成したことにより、これら部材の間に異種金属による電位差が発生しないため、耐腐食性を向上させることができる。また、伝熱促進体6と外管1及び内管2との接合にろう付けを用いないが螺旋管3を巻き付けたことにより十分な強度を確保することができる。
[第3例の熱交換器100C]
図3は、熱交換器100Cを正面から見た断面図である。外管1の管軸方向の中央部に流体の第1の流体の流入口1aが形成され、外管1の両端にそれぞれ第1の流体の流出口1b,1bが形成されている。そして、流入口1aには流入管体4が接合され、流出口1b,1bにはそれぞれ流出管体5,5が接合される。
螺旋管3は、外管1の外面に当接するように巻かれているが、流入管体4と一方の流出管体5との間と、流入管体4と他方の流出管体5との間に二つに分割されている。伝熱促進体6は、流入管体4と一方の流出管体5との間と、流入管体4と他方の流出管体5との間に二つに分割されて外管1と内管2の間の密封空間に挿入されている。
上記以外の構成は、第2例の熱交換器100Bと同じである。そして、第1の流体は、流入管体4を介して、外管1の中央部に形成された流入口1aから流入され、外管1と内管2の間の密閉空間を左右方向(又は上下方向)に分かれて流通し、外管1の両端に形成された流出口1b1,1bから流出管体5,5を介して流出する。一方、第2の流体は、螺旋管3,3の流入口3aから流入され、螺旋管3,3の中を流通し、螺旋管3の流出口3b,3bから流出する。このように、第1の流体の流通路を分流路とすることにより、熱交換を更に促進することができる。このような分流構造は、他の例(例えば、第1例)にも適用することができる。
上記の第1−3例(熱交換器A−C)において、外管1及び内管2の端部は、縮管、拡管、又はキャップを接合することにより、水密構造を得ることができる。例えば、図4に示すように、外管1及び内管2の端部に、外管1及び内管2との間の空間を塞ぐための環状キャップ7を接合するか、外管1及び内管2の端部の端部全体を塞ぐための円形状キャップ8を接合することができる。
[第4例の熱交換器100D]
図5は、熱交換器100Dを示す図であり、図5(a)は熱交換器100Dの端部を正面から見た断面図、図5(b)は熱交換器100Dの側面図である。この熱交換器100Dは、第1例の熱交換器100Aにおける第1の流体の流通経路を二重構造にしたものである。
すなわち、この熱交換器100Dは、第1例の熱交換器100Aに加えて、更に、第1の外管1が挿入された第2の外管21と、第2の外管21の外面に当接された第2の螺旋管31と、第1の外管1と第2の外管21の空間に管軸方向に延びるように挿入され、かつ第1の外管1及び第2の外管21に機械的に直接当接された第2の伝熱促進体62と、を備える。
第2の外管21には、第2の流入管体(不図示)と第2の流出管体51が接合されている。第1の流入管体4及び第2の流入管体は第1の流体の流入ヘッダーに接合され、第1の流出管体5と第2の流出管体51は第2の流体の流出ヘッダーに接合される。第2の螺旋管31は、第2の流体の流入口31a、第2の流体の流出口31bを有している。そして、第2の流体の流入口3a,31aは第2の流体の流入ヘッダーに接合され、第2の流体の流出口3b,31bは第2の流体の流出ヘッダーに接合される。これにより、第1及び第2の流体の圧力損失を低減するとともに、熱交換面積の増大により、熱交換をさらに促進することができる。
[第5例の熱交換器100E]
図6は、熱交換器100Eを示す図であり、図6(a)は熱交換器100Eの端部を正面から見た断面図、図6(b)は熱交換器100Eの側面図である。この熱交換器100Eは、第1例の熱交換器100Aに対して、外管1の外面に当接された第2の螺旋管31を追加したものである。
すなわち、熱交換器100Eは、内管2の内面に当接された第1の螺旋管3と、外管1の外面に当接された第2の螺旋管31とを備えている。第2の螺旋管31は、第2の流体の流入口31a、第2の流体の流出口31bを有している。そして、第2の流体の流入口3a,31aは第2の流体の流入ヘッダーに接合され、第2の流体の流出口3b,31bは第2の流体の流出ヘッダーに接合される。これにより、第2の流体の圧力損失を低減するとともに、熱交換面積の増大により、熱交換をさらに促進することができる。
[伝熱促進体6の構造等]
次に、本発明の実施形態の熱交換器100A−100E等に適用できる伝熱促進体6の種々の構造とその形成方法を図7乃至図16に基づいて説明する。
[第1例の伝熱促進体6]
図7は、伝熱促進体6の平面図、及び平面図の矢印方向から見た側面図である。この伝熱促進体6は、平面図で見て長辺H、短辺Lを有する長方形状の金属平板を
プレス加工することによりその主面に互いに平行に延在する多数の溝6aを形成し、これらの溝6aが形成された金属平板を管状に巻き上げて、細長円筒形状に成型することにより形成される。溝6aは管軸方向(長辺方向)に対して一定の角度θだけ傾斜してストレートに延びている。また、側面図で見ると、溝6aが連続的に形成される結果、山と谷が交互に周期的に現れる。隣接する溝6a,6aとの間の幅w(ピッチ)は一定になっている。また、谷から山までの高さhも一定になっている。
[第2例の伝熱促進体6]
図8に示すように、図7の溝6aを蛇行させても良い。すなわち、多数の溝6aは、管軸方向(長辺方向)に対して一定の角度θだけ傾斜した方向に蛇行して延在している。これにより、図7の伝熱促進体6に比して、より大きな乱流が発生し、熱交換をさらに促進することができる。
[第3例の伝熱促進体6]
図9に示すように、乱流の発生を促進するために、伝熱促進体6を形成する金属平板上にストレートな溝6aに沿って多数の微細な貫通穴6b(周縁が突起した穴または単なる穴)を形成しても良い。貫通穴6bは、側面図で見て山と谷の中腹部に形成されることが好ましい。
[第4例の伝熱促進体6]
図10に示すように、乱流の発生を促進するために、伝熱促進体6を形成する金属平板上にストレートな溝6aに沿って多数の微細な切り起こし部6cを形成しても良い。切り起こし部6cは、側面図で見て山と谷の中腹部に形成されることが好ましい。
[第5例の伝熱促進体6]
図11に示すように、乱流の発生を促進するために、伝熱促進体6を形成する金属平板上にストレートな溝6aに沿って、ルーバー形状の切り起こし部6cを形成しても良い。
[第6例の伝熱促進体6]
図12に示すように、乱流の発生を促進するために、伝熱促進体6を形成する金属平板上にストレートな溝6aに沿って多数の微細な窪み部(ディンプル)6dを形成しても良い。窪み部6dは、側面図で見て山と谷の中腹部に形成されることが好ましい。なお、貫通穴6b、切り起こし部6c、及び窪み部6dは、蛇行した溝6aに沿って形成しても良い。
[第7例の伝熱促進体6]
図13に示す伝熱促進体6は、管軸方向に沿って高温部と低温部とを有し、「高温部」の溝6aのピッチDを「低温部」の溝6aのピッチwに比して大きくしている。「高温部」とは、[第1例]の熱交換器100Aで説明したように、第1の流体(水)の流出口1bに近い側の部分であり、「低温部」とは、第1の流体(水)の流入口1a近い側の部分である。溝6aは管軸方向に一定の角度、傾斜して延在している。
このように構成する理由を以下に説明する。通常、水道水には炭酸カルシウム分が含まれている。水の温度が高くなると、炭酸カルシウム分が析出(固体化)し、流通路壁に付着し、流通路を塞ぐおそれがある。そこで、高温部の溝6aのピッチを低温部の溝6aのピッチに比して大きくすることにより、高温部の流通路断面積を大きくし、炭酸カルシウム分の析出(スケール)が発生した場合でも、流通路が閉塞するまでの時間を長くすること、つまり製品寿命を長くすることができる。その一方で、低温部については、スケールの発生が少ないので溝6aのピッチを比較的小さくして、この部分で乱流の発生を促進している。
[第8例の伝熱促進体6]
図14に示すように、伝熱促進体6の製作を容易にするために、伝熱促進体6を高温部61と、低温部60とを分割して形成しても良い。この場合、高温部61と低温部60は、平面図で見て、長方形状の金属平板で形成され、高温部61の溝61aのピッチは低温部60の溝60aのピッチに比して大きくなっている。溝60a,61aは管軸方向に一定の角度、傾斜して延在している。
[第9例の伝熱促進体6]
図15に示すように、スケールに対する他の対策として、伝熱促進体6は、管軸方向に沿って高温部と低温部とを有し、高温部の窪み部6dのピッチを低温部の窪み部6dのピッチに比して大きくしても良い。
[伝熱促進体6の形成方法]
図16は、伝熱促進体6の螺旋状の溝6aを形成する方法を示した図であり、図16(a)に示すように、予め成型された管体の外面に、ローラ等を用いて管軸方向に対して傾斜して延びた螺旋状の溝6aを形成することで、伝熱促進体6を容易に製作することができる。
また、溝のピッチを異ならせる場合は、図16(b)に示すように、予め成型された2つの管体の外面に、それぞれローラ等を用いて管軸方向に対して傾斜して延びた螺旋状の溝60a、61aを形成し、2つの管体が1つの管体になるように接合することができる。
<<第2の実施形態>>
図17は、熱交換器100Fを示す図であり、図17(a)は、熱交換器100Fを正面から見た断面図、図17(b)は流体押し出し管の正面図、図17(c)は熱交換器100Fの側面図、図17(d)は伝熱促進体の部分正面図である。
熱交換器100Fは、第1の流体(例えば、水)と第2流体(例えば、CO等の高温冷媒)とを熱交換する熱交換器であって、外管1と、外管1の外面に当接して巻き付けられ、内部に外管1の管軸方向に複数の流体通路10が形成されてなる流体押し出し管9と、外管1の管軸方向に延び、外管1の内面に機械的に直接当接された伝熱促進体6からなる内管2と、を備えて構成される。
本実施形態では、伝熱促進体6は外管1の中に挿入されて内管2としても機能している。内管2(伝熱促進体6)と外管1の端部は密着接合され、外管1及び内管2(伝熱促進体6)は同種の金属を用いて形成されている。流体押し出し管9の中に形成された複数の流体通路10は、外管1の管軸方向に互いに平行に延び、図17(c)の側面図で見ると、流体押し出し管9の中を通る円周上に均等に配置されている。
また、図17(a),(b)に示すように、外管1の一方の端部には、外管1と内管2(伝熱促進体6)との間の密閉空間に連通し、第1の流体を流入させるための流入管体4が接合される。外管1の他方の端部には、前記密閉空間から第1の流体を流出させるための流出管体5が接合される。
一方で、図17(b)に示すように、流体押し出し管9の端部(流出管体5に近い側)には、複数の流体通路10に連通し、第2の流体を流入させるための流入管体7aが接合される。外管1の他方の端部には、複数の流体通路10から第2の流体を流出させるための流出管体7bが接合される。
しかして、第1の流体は、流入管体4を介して外管1と内管2(伝熱促進体6)の間の密閉空間を流通し、流出管体5を介して流出する。一方、第2の流体は、流入管体7aを介して複数の流体通路10を流通し、流出管体7bを介して流出する。これにより、第1の流体と第2流体との熱交換が行われるようになっている。
本実施形態における伝熱促進体6としては、前述の第1−2例(図7−図8)、第6−第9例(図12−図15)の構造及び形成方法を用いることができるが、第3−第5例(図9−図11)のように、貫通穴6bや切り起こし部6cを形成するものは用いることはできない。これは、伝熱促進体6を内管2として用いているため、伝熱促進体6に貫通穴6b等を形成すると第1の流体が漏れてしまうからである。
上述のように、熱交換器100Fによれば、外管1と内管2(伝熱促進体6)との接合にろう付けを用いることなく、機械的に直接当接させたこと、かつ、外管1及び内管2(伝熱促進体6)とを同種の金属を用いて形成したことにより、これら部材の間に異種金属による電位差が発生しないため、耐腐食性を向上させることができる。また、外管1と内管2(伝熱促進体6)との接合にはろう付けを用いていないが、外管1に流体押し出し管9を巻き付けたことにより、十分な強度を確保することができる。
図18は、流体押し出し管9の他の形態を示す図であり、図18(b)はその側面図、図18(a)は、図18(b)におけるA−A線における断面図である。図17の流体押し出し管9は、外管1の管軸方向に複数の流体通路10が形成されているのに対して、図18の流体押し出し管91は、外管1の管軸を中心とする円周方向に沿って複数の流体通路101が形成されている点で異なっている。また、流体押し出し管91は、外管1の管軸方向に5つの流体押し出しユニット71a〜71eに分割され、各流体押し出しユニット71a〜71eに複数の流体通路101が形成されている。流体押し出しユニット71a〜71eの複数の流体通路101は、不図示のヘッダーに接合されている。
<<第3の実施形態>>
図19は、熱交換器100Gを示す図であり、図19(a)は、熱交換器100Fを正面から見た断面図、図19(b)は熱交換器100Gの側面図である。
熱交換器100Gは、第1の流体(例えば、水)と第2流体(例えば、CO等の高温冷媒)とを熱交換する熱交換器であって、螺旋状の溝が形成されてなる伝熱促進体6からなる外管1と、外管1の中に挿入された内管2と、外管1の溝に沿って外管1の外面に巻きつけられた螺旋管3と、を備えて構成される。
本実施形態では、伝熱促進体6は外管1としても機能している。外管1と内管2の端部は密着接合され、伝熱促進体6は、内管2の管軸方向に延びて内管2の外面に機械的に直接当接され、内管2及び外管1(伝熱促進体6)は同種の金属を用いて形成されている。
また、外管1(伝熱促進体6)の一方の端部には第1の流体の流入口1aが形成され、他方の端部には第1の流体の流出口1bが形成される。流入口1aには流入管体4が接合され、流出口1bには流出管体5が接合される。一方で、螺旋管3は螺旋の周回方向から外に引き出されて、流出管体5が形成された側に第2の流体の流入口3aを有しており、流入管体4が形成された側に第2の流体の流出口3bを有している。
しかして、第1の流体は、流入管体4を介して外管1の流入口1aから流入され、外管1(伝熱促進体6)と内管2の間の密閉空間を流通し、外管1の流出口1bから流出管体5を介して流出する。一方、第2の流体は、螺旋管3の流入口3aから流入され、螺旋管3の中を流通し、螺旋管3の流出口3bから流出する。これにより、第1の流体と第2流体との熱交換が行われるようになっている。
本実施形態における伝熱促進体6としては、前述の第1−2例(図7−図8)、第6−第9例(図12−図15)の構造及び形成方法を用いることができるが、第3−第5例(図9−図11)のように、貫通穴6bや切り起こし部6cを形成するものは用いることはできない。これは、伝熱促進体6を内管2として用いているため、伝熱促進体6に貫通穴6b等を形成すると第1の流体が漏れてしまうからである。
上述のように、熱交換器100Gによれば、外管1(伝熱促進体6)と内管2との接合にろう付けを用いることなく、機械的に直接当接させたこと、かつ、外管1(伝熱促進体6)及び内管2とを同種の金属を用いて形成したことにより、これら部材の間に異種金属による電位差が発生しないため、耐腐食性を向上させることができる。また、外管1と内管2(伝熱促進体6)との接合にはろう付けを用いていないが、外管1に螺旋管3を巻き付けたことにより、十分な強度を確保することができる。
<<第4の実施形態>>
図20、図21は、熱交換器100Hを示す図であり、図20(a)は、熱交換器100Hを正面から見た断面図、図20(b)は伝熱促進体6の正面図、図21(a)は熱交換器100Hの側面図、図21(b)は伝熱促進体6の側面図、図21(c)は伝熱促進体6を構成する5本の線材6−1〜6−5の端の位置を示す側面図である。
本実施形態の伝熱促進体6は、5本の線材6−1〜6−5を内管2に対して螺旋状に多条巻きしたものである。5本の線材6−1〜6−5の端は、図21(b)、(c)に示すように、線材6−1〜6−5の側面図で見て、72°ずつ、ずらされている。図20(b)では線材6−5の右端、線材6−3〜6−5の左端は隠れている。そして、隣接する線材6−1〜6−5の間に内管2の周方向に沿って流体通路が形成され、この例では独立の5通路が並列に形成される。このように5通路を形成することにより、1本の線材で長い1通路を形成する場合に比して、各通路の長さが短くなり、その結果、流体の圧力損失を小さくすることができる。
なお、伝熱促進体6を構成する線材の本数は5本に限らない。また、線材6−1〜6−5の断面形状はこの例では円形であるが、これに限らず他の形状でもよい。また、図21では螺旋管3は、内管2の内面に当接して螺旋状に巻かれているが、図2に示すように、外管1の外面に当接して螺旋状に巻かれていてもよい。その他の構成は、第1の実施形態の構成と同様である。
熱交換器100Hによれば、第1の実施形態等と同様に、伝熱促進体6の外管1及び内管2との接合にろう付けを用いることなく、機械的に直接当接させたこと、かつ、外管1、内管2及び伝熱促進体6を構成する線材6−1〜6−5を同種の金属を用いて形成したことにより、これら部材の間に異種金属による電位差が発生しないため、耐腐食性を向上させることができる。また、伝熱促進体6と外管1及び内管2との接合にろう付けを用いないが、螺旋管3を巻き付けたことにより十分な強度を確保することができる。
<<第5の実施形態>>
図22、図23は、熱交換器100Iを示す図であり、図22(a)は、熱交換器100Iを正面から見た断面図、図22(b)は伝熱促進体6の正面図、図23(a)は熱交換器100Iの側面図、図23(b)は伝熱促進体6の側面図、図23(c)は伝熱促進体6を構成する5本の線材6−1〜6−5の端の位置を示す側面図、図23(d)は線材6−1の図23(b)におけるA−A線断面、B−B線断面を示す図である。図23(d)のA−A線断面、B−B線断面の上に示した図は、線材6−1〜6−5の先端部を上方から見た図である。線材6−2〜6−5についても図23(d)に示した線材6−1と同様である。
本実施形態の伝熱促進体6は、5本の線材6−1〜6−5を内管2に対して螺旋状に多条巻きした点では、第4の実施形態と同じであるが、本実施形態の線材6−1〜6−5は、断面L字形にフォーマー加工等により加工され、かつ、線材6−1〜6−5の先端部は、線材6−1〜6−5の長手方向に沿って波打ちするように加工されている。図23(d)を見ると、A−A線断面での線材6−1〜6−5のL字形の先端部はB−B線断面での線材6−1〜6−5のL字形の先端部は互いに逆方向に曲げられている。
第4の実施形態と同様に、5本の線材6−1〜6−5の端は、図23(c)に示すように、線材6−1〜6−5の側面図で見て、72°ずつ、ずらされている。そして、隣接する線材6−1〜6−5の間に内管2の周方向に沿って流体通路が形成され、この例では独立の5通路が並列に形成される。なお、伝熱促進体6を構成する線材の本数は5本に限らない。
本実施形態によれば、線材6−1〜6−5の先端部がひれ状に波打っているので、流体の乱流を発生させ、熱交換を促進させることができる。図23では螺旋管3は、内管2の内面に当接して螺旋状に巻かれているが、図2に示すように、外管1の外面に当接して螺旋状に巻かれていてもよい。その他の構成は、第1の実施形態の構成と同様であり、耐腐食性の向上等の同様の効果を奏する。
1 外管
1a 流入口
1b 流出口
2 内管
2a 流入口
2b 流出口
3 螺旋管
3a 流入口
3b 流出口
4 流入管体
5 流出管体
6 伝熱促進体
6a 溝
6b 貫通穴
6c 切り起こし部
6d 窪み部
7 環状キャップ
8 円形状キャップ
9 流体押し出し管
10 流体通路
21 第2の外管
31 第2の螺旋管
60 低温部
60a 溝
61 高温部
61a 溝
62 第2の伝熱促進体
71 流体押し出し管
71a〜71e 流体押し出しユニット
81 流体通路
100A〜100I 熱交換器

Claims (21)

  1. 外管と、
    前記外管の中に挿入された内管と、
    前記内管の内面又は前記外管の外面に当接された螺旋管と、
    前記外管と内管の間の空間に、前記外管及び前記内管の管軸方向に延びるよう挿入され、かつ前記外管及び前記内管に機械的に直接当接された伝熱促進体と、を備え、
    前記外管と前記外管の端部は密着接合され、
    前記外管、前記内管及び前記伝熱促進体がいずれも同種の金属を用いて形成されていることを特徴とする熱交換器。
  2. 外管と、
    前記外管の外面に当接して巻き付けられ、内部に前記外管の管軸方向又は管軸を中心とする円周方向に沿って複数の流体通路が形成されてなる流体押し出し管と、
    前記外管の管軸方向に延び、前記外管の内面に機械的に直接当接された伝熱促進体からなる内管と、を備え、
    前記外管と前記内管の端部は密着接合され、
    前記外管及び前記伝熱促進体が同種の金属を用いて形成されていることを特徴とする熱交換器。
  3. 螺旋状の溝が形成されてなる伝熱促進体からなる外管と、
    前記外管の中に挿入された内管と、
    前記外管の溝に沿って前記外管の外面に巻きつけられた螺旋管と、を備え、
    前記外管と前記内管の端部は密着接合され、
    前記伝熱促進体は、前記内管の管軸方向に延びて前記内管の外面に機械的に直接当接され、
    前記内管及び前記伝熱促進体が同種の金属を用いて形成されていることを特徴とする熱交換器。
  4. 前記伝熱促進体は、前記管軸方向に対して傾斜して延びた複数の溝が形成された平板を管状に成型し、又は管体の外面に前記管軸方向に対して傾斜して延びた螺旋状の溝を形成してなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の熱交換器。
  5. 前記溝が蛇行していることを特徴とする請求項3又は4に記載の熱交換器。
  6. 前記溝の延在方向に沿って、窪み部が形成されていることを特徴とする請求項4乃至5のいずれかに記載の熱交換器。
  7. 前記伝熱促進体は、前記管軸方向に沿って高温部と低温部とを有し、高温部の溝のピッチが、低温部の溝のピッチに比して大きいことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の熱交換器。
  8. 前記伝熱促進体は、前記管軸方向に沿って高温部と低温部とを有し、高温部の窪み部のピッチが、低温部の窪み部のピッチに比して大きいことを特徴とする請求項7に記載の熱交換器。
  9. 前記伝熱促進体の高温部と、低温部とが分割して形成されていることを特徴とする請求項7又は8に記載の熱交換器。
  10. 前記伝熱促進体は、前記管軸方向に対して傾斜して延びた溝が形成された平板を管状に成型し、又は管体の外面に前記内管又は前記外管の長手方向に対して傾斜して延びた溝を形成してなり、前記溝の延在方向に沿って、切り起こし部又は貫通穴が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
  11. 前記螺旋管を構成する管が互いに密に接合した状態で巻かれていることを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
  12. 前記伝熱促進体は、前記管軸方向に、複数個に分割して形成されていることを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
  13. 前記伝熱促進体は、前記管軸方向に沿って高温部と低温部とを有し、高温部が低温部の鉛直上方に位置するように設置されたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の熱交換器。
  14. 前記伝熱促進体を前記外管と前記内管の間の空間に挿入した後に前記内管の内径を機械的に広げることにより、前記伝熱促進体、前記内管及び前記外管が互いに熱的に密に接合されていることを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
  15. 前記外管の管軸方向の中央部に流体の流入口が形成され、前記外管の両端にそれぞれ流体の流出口が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
  16. 前記外管及び内管の端部は、縮管、拡管、又はキャップを接合することにより塞がれていることを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
  17. 前記外管が挿入された第2の外管と、
    前記第2の外管の外面に当接された第2の螺旋管と、
    前記外管と前記第2の外管の空間に前記管軸方向に延びるように挿入され、かつ前記外管及び前記第2の外管に機械的に直接当接された第2の伝熱促進体と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
  18. 前記内管の内面に当接された第1の螺旋管と、
    前記外管の外面に当接された第2の螺旋管と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
  19. 前記伝熱促進体は、前記内管に巻き付けられた帯体からなることを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
  20. 前記伝熱促進体は、多数の流体通路を形成するように線材を螺旋状に多条巻きしてなることを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
  21. 前記伝熱促進体は、多数の流体通路を形成するように断面L字形に加工された線材を螺旋状に多条巻きし、前記線材の先端部が前記線材の長手方向に沿って波打ちするように加工されたことを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
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