JP2005300038A - 熱輸送装置、熱輸送装置の製造方法及び電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】
コストを低減することができ、しかも腐食を防止することができる熱輸送装置、輸送装置の製造方法及びこの熱輸送装置を搭載した電子機器を提供すること。
【解決手段】
吸熱用基板2と毛細管部材6とが同一の金属材料でなるため、腐食を防止することができる。また毛細管部材6の材料を、金属、ガラス、またはセラミックスとすることにより、シリコンで毛細管部材を作製する場合に比べ、製造コスト等を低減することができる。さらに、毛細管部材6は複数の貫通孔6aが設けられているため、例えば貫通孔を有しない通常の多孔質材に比べ効率よく作動流体を移送することができ、熱輸送効率が向上する。
【選択図】 図2
コストを低減することができ、しかも腐食を防止することができる熱輸送装置、輸送装置の製造方法及びこの熱輸送装置を搭載した電子機器を提供すること。
【解決手段】
吸熱用基板2と毛細管部材6とが同一の金属材料でなるため、腐食を防止することができる。また毛細管部材6の材料を、金属、ガラス、またはセラミックスとすることにより、シリコンで毛細管部材を作製する場合に比べ、製造コスト等を低減することができる。さらに、毛細管部材6は複数の貫通孔6aが設けられているため、例えば貫通孔を有しない通常の多孔質材に比べ効率よく作動流体を移送することができ、熱輸送効率が向上する。
【選択図】 図2
Description
本発明は、電子部品等の発熱体を冷却する熱輸送装置、熱輸送装置の製造方法及びこの熱輸送装置を搭載した電子機器に関する。
従来から、作動流体が相変化するときの圧力差や毛細管力等を用いて作動流体を還流させる熱輸送デバイスであるCPL(Capillary Pumped Loops)等が数多く提案されている。このような熱輸送デバイスはLHP(Loop Heat Pipes)とも呼ばれる。このような熱輸送デバイスの小型化を目指す場合、毛細管力によるポンプ力を発生する多孔質の材料が重要な要素技術となっている。
そこで、気体と金属の共昌を利用して多孔質材料を製造する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1の製造装置によれば、多種の金属材料に適用でき、ポア(孔)の方向やサイズ等を選択できるポーラス金属を提供できる。
米国特許第5,181,549号明細書
しかしながら、例えば熱輸送デバイスの本体となるケースと、当該多孔質部材とが異種の金属や材料でなる場合、ケースや多孔質部材が腐食するおそれがある。例えば毛細管部材としてシリコンを用いる場合であっても、ケースの材料がシリコンではない他の材料である場合、腐食する可能性がある。また、このケース内に作動流体とともに多孔質部材が収容されることから、作動流体により多孔質部材が腐食されるおそれもある。
また、多孔質材料をシリコンで製造する場合、小型化には最適であるがコスト高になるという問題がある。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、コストを低減することができ、しかも腐食を防止することができる熱輸送装置、輸送装置の製造方法及びこの熱輸送装置を搭載した電子機器を提供することにある。
本発明に係る熱輸送装置は、作動流体の相変化により熱を輸送するために前記作動流体を流通させる流路と、前記流路に配置され、毛細管力により前記作動流体を流通させる複数の貫通孔を有し、金属、ガラス、またはセラミックスでなる毛細管部材とを具備する。
本発明では、毛細管部材が金属、ガラス、またはセラミックスでなるので、シリコンを用いる場合に比べコストを低減することができる。また、例えば流路を構成するコンテナの材料が同一の材料であれば、腐食を防止することができる。特に、例えば、毛細管部材及びコンテナの材料が異種の金属材料である場合、作動流体による電池作用で腐食が発生するが、同一の金属材料であれば問題ない。さらに、毛細管部材は複数の貫通孔が設けられているため、例えば貫通孔を有しない通常の多孔質材に比べ効率よく作動流体を移送することができ、熱輸送効率が向上する。
ここで、金属としては、純金属、または合金が挙げられる。純金属とは純度が99.9%以上の金属をいう。
本発明の一の形態によれば、前記流路は、前記作動流体を流通させ該作動流体の蒸発作用により熱を吸収する第1の基板と、前記作動流体を流通させ該作動流体の凝縮作用により熱を放出する第2の基板と、前記第1の基板と前記第2の基板との間で前記作動流体を流通させるための管とで形成され、前記毛細管部材は、前記第1、第2の基板及び前記管のうち少なくとも1つに設けられている。この場合、上記コンテナが第1の基板、第2の基板及び管のうち少なくとも1つに相当する。
本発明の一の形態によれば、前記毛細管部材と、該毛細管部材が設けられる前記第1、第2の基板及び前記管のうち少なくとも1つとが同一の材料でなる。毛細管部材が例えば第1の基板に設けられる場合、毛細管部材と第1の基板等との腐食を防止することができる。
本発明の一の形態によれば、前記毛細管部材は前記貫通孔を形成する壁面を有し、当該熱輸送装置は前記壁面上に形成された保護膜をさらに具備する。このように保護膜が形成されることにより毛細管部材の腐食を防止することができる。保護膜は、少なくとも貫通孔の壁面に形成されていればよいが、毛細管部材における該壁面以外の部位にも保護膜が形成されていてももちろんかまわない。
本発明の一の形態によれば、前記毛細管部材は純銅でなり、前記保護膜は当該純銅の酸化膜を有する。あるいは、前記保護膜は、前記酸化膜上に形成されたDLC(Diamond Like Carbon)膜を有する。また、前記毛細管部材は純銅でなる場合、前記保護膜はDLN(Diamond Like Nano-composite)膜であってもよい。毛細管部材が純銅でなる場合、例えば作動流体にエタノールを用いた場合にも腐食はほとんど起こらない。前記保護膜は、カーボン、シリコン及び酸素を含む膜であってもよいし、あるいは、炭化シリコン膜でもよい。または、前記保護膜は金メッキの膜であってもよい。これらの保護膜は例えばプラズマ処理によって形成することができる。
本発明の一の形態によれば、前記流路に配置され、当該配置される位置で前記作動流体が流れる方向にほぼ垂直な面内で複数設けられた開口部を有し前記毛細管部材と同一の材料でなるフレームをさらに具備し、前記毛細管部材は複数設けられ、当該複数の毛細管部材が前記各開口部にそれぞれ嵌め込まれている。フレームと毛細管部材とが同一材料で構成されるため腐食を防止できる。また、冷却対象となる発熱体の大きさに合わせてフレームの大きさを設定すれば、例えば大型の発熱体を冷却する場合に有効である。
本発明の他の観点に係る熱輸送装置は、作動流体の相変化により熱を輸送するために内部に前記作動流体を流通させることが可能なコンテナと、前記コンテナの前記内部に配置され、前記コンテナと同一の材料でなり、前記作動流体に毛細管力を発生させるための毛細管部材とを具備する。
本発明では、毛細管部材とコンテナの材料が同一の材料であるので、腐食を防止することができる。ここでコンテナとは、作動流体を収容することができればよく、どのような形態であってもよい。例えばコンテナは1つの基板でなっていて、その基板の内部で作動流体が循環して相変化を起こすような形態であってよい。あるいは、吸熱部となる第1の基板と、放熱部となる第2の基板とが2つの管を介して接続されている場合、コンテナは、第1の基板、第2の基板及び管のうち少なくとも1つに相当する。
毛細管部材及びコンテナの材料としては、金属、ガラス、またはセラミックス等が挙げられる。金属としては、純金属、合金、または焼結金属が挙げられる。焼結金属とは、金属粉末を圧縮して溶融点以下の温度で焼き固めたものである。均質な金属粉末と有機物バインダとが収容された容器を高温に加熱することで、バインダとなっていた有機物が溶解し、これにより、有機物が占めていた部分が孔となることで、多孔質の焼結金属が作製される。これを毛細管部材として用いることができる。このように多孔質の焼結金属で毛細管部材と作製する場合、本発明ではコンテナも同一材料の焼結金属で作製するが、コンテナの場合、多孔は必要ないことは言うまでもない。
本発明の一の形態によれば、前記毛細管部材は、第1の径でなる第1の空孔を有する第1の毛細管部材と、前記第1の径より大きい第2の径でなる第2の空孔を有する第2の毛細管部材とで構成される。これにより、毛細管部材による毛細管力を最適に設定することができ、またその最適化が容易となる。
本発明の一の形態によれば、前記第1の毛細管部材は、前記第2の毛細管部材よりも作動流体の下流側に配置されている。これにより、効率的に作動流体を循環させることができる。
本発明の一の形態によれば、前記流路に配置され、当該配置される位置で前記作動流体が流れる方向にほぼ垂直な面内で複数設けられた開口部を有し前記毛細管部材と同一の材料でなるフレームをさらに具備し、前記毛細管部材は複数設けられ、当該複数の毛細管部材が前記各開口部にそれぞれ嵌め込まれている。フレームと毛細管部材とが同一材料で構成されるため腐食を防止できる。また、冷却対象となる発熱体の大きさに合わせてフレームやコンテナの大きさを設定すれば、例えば大型の発熱体を冷却する場合に有効である。
本発明に係る熱輸送装置の製造方法は、作動流体の相変化により熱を輸送するために前記作動流体を流通させる流路を形成する工程と、毛細管力により前記作動流体を流通させる複数の貫通孔を有し、金属、ガラス、またはセラミックスでなる毛細管部材を前記流路に配置する工程とを具備する。
本発明において、流路を形成する工程は、例えば作動流体を収容するためのコンテナを作製する等の工程が含まれる。
本発明では、さらに、前記貫通孔を形成する壁面に保護膜を形成する工程をさらに具備してもよい。この場合保護膜を、例えばプラズマ処理で形成することができる。ここで、プラズマ処理としては、例えばPBII(Plasma Based Ion Implantation)、CVD(Chemical Vapor Deposition)、CVI(Chemical Vapor Infilteration)等が挙げられる。
本発明に係る電子機器は、発熱体と、作動流体の相変化により前記発熱体の熱を輸送するために前記作動流体を流通させる流路と、前記流路に配置され、毛細管力により前記作動流体を流通させる複数の貫通孔を有し、金属、ガラス、またはセラミックスでなる毛細管部材とを具備する。
本発明において、発熱体としては、例えばICチップや抵抗等の電子部品、あるいは放熱フィン等が挙げられるが、これらに限られず発熱するものなら何でもよい。電子機器としては、コンピュータ、PDA(Personal Digital Assistance)、カメラ、ディスプレイ装置、液晶プロジェクタ、オーディオ機器、その他の電化製品等が挙げられる。電子機器がディジタルカメラであれば、例えば発熱体はCCD(Charge Coupled Device)となる。電子機器が液晶ディスプレイやプラズマディスプレイであれば、例えば発熱体はそのディスプレイパネル自体となる。
以上のように、本発明の熱輸送装置、その製造方法及び電子機器によれば、コストを低減することができ、しかも腐食を防止することができる。また、熱輸送能力を極力高めることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る熱輸送装置の平面図であり、図2はその断面図である。
熱輸送装置1は、吸熱用基板2と、放熱用基板3と、これらの基板2及び3の間に接続された気相管4及び液相管5とで構成されている。吸熱用基板2、放熱用基板3、気相管4及び液相管5の内部には、作動流体が流通する流路P2、P3、P4及びP5がそれぞれ設けられている。作動流体は図示しないが、例えば純水、エタノール等が用いられる。
気相管4はコネクタ11及び10を介して吸熱用基板2及び放熱用基板3にそれぞれ接続されている。液相管5も同様に、コネクタ12及び13を介して吸熱用基板2及び放熱用基板3にそれぞれ接続されている。
吸熱用基板2は内側に凹部を有する上部基板14と、下部基板15とが貼り合わされて構成されることで、内部に上記流路P2が形成される。なお、ここでは、上部基板及び下部基板の「上部」及び「下部」という呼称は、説明の便宜上単に両者を区別するためであって、実際にこの熱輸送装置1が電子機器内に搭載される場合における熱輸送装置1の姿勢とは無関係である。後述する放熱用基板3についても同様である。上部基板14及び下部基板15は例えば同一材料の純金属でなる。純金属の材料としては、例えば純銅が用いられる。吸熱用基板2内部の流路P2には、毛細管力を発生させるための毛細管部材6が収容されている。
図2を参照して、吸熱用基板2において、上部基板14及び下部基板15には開口部14a及び15aがそれぞれ設けられ、これらの開口部14a及び15aを覆うようにコネクタ11及び12が接合されている。同様に、放熱用基板3において、上部基板24及び下部基板25には、開口部24a及び25aがそれぞれ設けられ、これらの開口部24a及び25aを覆うようにコネクタ10及び13が接合されている。
気相管4及び液相管5の材料としては、例えばアルミニウム、銅、ステンレス等の金属が用いられる。気相管4及び液相管5の材料は、その腐食を防止するために、吸熱用基板2及び放熱用基板3の材料と同一材料であることが好ましい。
図3は毛細管部材6を示す斜視図であり、図4はその断面図である。毛細管部材6は、例えば平板形状でなり、その表面から裏面にかけて貫通する貫通孔6aが形成されている。この毛細管部材6の一辺tは、例えば1〜10cmである。しかしtはこの長さに限られるものはない。この毛細管部材6は、例えば上部基板14及び下部基板15の材料と同一の材料を用いることが好ましい。ここでは純銅が用いられる。上部基板14と毛細管部材6とが異種の金属の場合、電池作用で両者が腐食する可能性があるが、本実施の形態のように同一材料とすることで、そのような腐食を防止することができる。これにより、熱輸送装置1の熱輸送性能の長期的な信頼性を確保することができる。毛細管部材として、純銅ではなく、例えばブロンズ材料による合金フィルタを用いる場合、やはり電池作用によって腐食が起こってしまう。
また、毛細管部材を純銅とすることにより、毛細管力を発生させる部材としてシリコンを用いる場合に比べ材料コストや製造コストを低減できる。特に、シリコンで本実施の形態のような毛細管部材を作製しようとする場合、貫通孔を形成する工程がコスト高になる。
図5及び図6は、それぞれ毛細管部材6を示す拡大平面図及び断面図である。毛細管部材6の貫通孔6aを形成する壁面6b上には、保護膜19が形成されている。毛細管部材6が純銅でなる場合、保護膜19は例えば純銅の酸化膜でなる。あるいは、その酸化膜上にさらにDLC膜を形成して保護膜19を形成することも可能である。その他、保護膜19は、カーボン、シリコン及び酸素を含む膜、炭化シリコン膜、金メッキであってもよい。
放熱用基板3は、内側に凹部を有する上部基板24と、下部基板25とが貼り合わされて構成されることで、内部に流路P3が形成される。上部基板24には、放熱フィン8が複数設けられている。各放熱フィン8は上部基板24と一体的に形成されていてもよいし、上部基板24と放熱フィン8とが別の部材であってもよい。上部基板24と下部基板25とは、腐食防止のために同一材料、例えば純金属(例えば純銅)であることが好ましい。また、放熱用基板3が吸熱用基板2と同一材料であることがさらに好ましい。下部基板25には、作動流体を効率よく循環させるための複数の溝7が形成されている。しかし、本実施の形態においては、溝7は必ずしも必要ではない。
吸熱用基板2の上部基板14と下部基板15とが金属でなる場合、例えば溶接、圧着、または、レーザ等を用いた加熱等により両者を接合することができる。上部基板14と下部基板15とがそれぞれガラスとシリコンとでなる場合は陽極接合により接合することができる。放熱用基板3についても同様である。
以上のように構成された熱輸送装置1の作用について説明する。ここでは、吸熱用基板2の下部基板15の下面側に、例えば発熱体としてICチップ21が接触して設けられている場合について説明する。
ICチップ21が発する熱は下部基板15に伝えられ、この熱により流路P2内の作動流体が蒸発する。蒸発した作動流体は、コネクタ11を介して気相管4内を矢印方向(図1参照)に流通し、コネクタ10を介して放熱用基板3内の流路P3に流入する。流路P3に流入した気相の作動流体は、熱を上部基板24及び下部基板25に伝えて、特に、放熱フィン8に伝えて凝縮する。上部基板24及び下部基板25に伝わった熱は、放熱用基板3の外部に放出される。凝縮した作動流体は、コネクタ13を介して液相管5内を矢印方向に流通し、コネクタ12を介して吸熱用基板2内の流路P2に流入する。流入した作動流体は、毛細管部材6の毛細管力により各貫通孔6aを移動し、移動しながら再びICチップ21の熱により蒸発して同様の作用を繰り返す。これにより、ICチップ21の熱が吸熱用基板2側から放熱用基板3側に輸送されて放熱される。
以上のように、本実施の形態では、吸熱用基板2と毛細管部材6とが同一の金属材料でなるため、腐食を防止することができる。また、毛細管部材6は複数の貫通孔6aが設けられているため、例えば貫通孔を有しない通常の多孔質材に比べ効率よく作動流体を移送することができ、熱輸送効率が向上する。
次に、熱輸送装置1の製造方法について説明する。本実施の形態では、特に、毛細管部材の製造方法及び保護膜の形成方法について述べる。
図7は、毛細管部材6を形成した後、熱輸送装置1の吸熱用基板2内に収容する前の工程を説明するための図である。まず、図3に示した毛細管部材6を複数用意する。この例では、9個用意されているが、数は限定されない。なお、この毛細管部材6は、従来のポーラス金属の製造技術により製造可能である。そして、毛細管部材6と同一材料でなる9個の開口部32を有するフレーム31を用意する。毛細管部材6が例えば純銅でなる場合、フレーム31も純銅とする。このフレーム31は例えば平板形状を有する。9個用意された毛細管部材6を、フレームの開口部32にそれぞれ割り当てて、例えばレーザや電子銃を用いた加熱等により接合する。接合方法は、これに限らず、溶接や超音波等でもよい。このようにして作製された部材35を、例えば吸熱用基板内の作動流体が流通する流路に配置する。この場合、吸熱用基板の厚さ方向(図2で示す吸熱用基板2の厚さ方向)と部材38の厚さ方向とが一致するように配置する。
この方法は、特に、大型の熱輸送装置を製造する場合に有効な方法である。このような大型の熱輸送装置の吸熱用基板を、大型のディスプレイパネルに取り付け、当該ディスプレイパネルの全面を冷却する場合に有効である。なお、この図7に示す例では、毛細管部材6を複数集めて部材35を作製したが、図1及び図2に示したように、1つの毛細管部材6を吸熱用基板2内に収容するようにしてもよい。
図1及び図2において、毛細管部材6を吸熱用基板2に固定する場合、例えば熱可塑性ポリイミドテープを用いることができる。その接合温度は例えば350℃、真空度0.1Pa下において、10分間の10Paの加圧により固定することができる。
図8は、保護膜を形成するための処理装置を示す断面図である。この処理装置60はPBII装置である。具体的には、PBII装置60は、反応炉となる真空チャンバ62、イオン源となる供給するイオン源供給部61、真空チャンバ62内でプラズマを発生させるための高周波重畳電源63、試料Mに負の高電圧パルスを印加するための高電圧パルス電源64、真空チャンバ62内を排気するための真空ポンプ65を有する。イオン源は、例えば、酸素等のガスや金属物質が用いられる。本実施の形態では、試料Mとしては、上記毛細管部材6であってもよいし、毛細管部材6が組み込まれた後の熱輸送装置1であってもよい。
このPBII装置60では、高周波重畳電源63により高周波電圧が印加されると、イオン源供給部61から真空チャンバ62内に投入されたガスや金属物質が真空チャンバ62内でイオン化される。ガス等がイオン化されると、ガスが例えば酸素の場合、電子が試料Mから離れ、酸素イオンが試料Mに注入される。図5及び図6に示したように、毛細管部材6の貫通孔6aを形成する壁面6b上に保護膜(例えば酸化銅(Cu2O、CuO))19を形成することができる。高電圧パルス電源64によるパルスのタイミング等を制御することで、様々な最適な厚さ等を持つ保護膜19が形成できる。図9及び図10は、それぞれ、高電圧パルスを印加するときの電圧値及び電流値の一例である。本実験では、−40kV程度の高電圧パルスを印加した。
さらに、PBII装置60によりメタンガス雰囲気中でこの酸化膜の表面にパルス注入することによりDLC(ダイヤモンドカーボン薄膜)を形成することができる。
酸化膜を形成しない場合はDLNと呼ばれる薄膜を毛細管部材あるいは貫通孔の壁面に形成することができる。
また、酸化膜を形成しない場合は、シリコン液体材料を例えば100度に加熱できる気化装置を用い、真空チャンバにシリコンガスが投入されることにより、カーボンとシリコンと酸素の3成分の保護膜が熱輸送装置1の内部、あるいは毛細管部材に形成することができる。シリコン液体材料は、例えば信越シリコーン製のものを用いることができる。
さらに、銅、パイプの表面全体に通常の金メッキを形成して腐食を抑えることも可能である。
図11は、多孔質の焼結金属の製法を示す模式図である。この例で示す多孔質部材は、上記した毛細管部材6のように貫通孔が設けられた毛細管部材でなく、多孔質の焼結金属である。この製法はパウダースペースホルダー法と呼ばれる。この製法では、銅等のメタルパウダー42に、このメタルパウダーより粒径の大きいスペースホルダー41をバインダとして混合する。スペースホルダーは例えば有機物が用いられる。この混合物を焼結及び脱脂すると、スペースホルダー41がなくなり、空孔45が形成された焼結金属50が作製される。
図12は、図11に示す製法の変形例である。この製法では、銅等のメタルパウダー42に2種類の粒系、材質及び融点が異なるバインダ41(スペースホルダー)及び43を混合し、これを焼結及び脱脂する。スペースホルダーは例えば有機物が用いられる。これにより、最初にスペースホルダー41が融けて空孔45が形成され、空孔45が形成された状態のメタルパウダー41が残ったバインダ43で連結される。次にバインダ43が融けて空孔44が形成される。これにより、ほぼ2種類の大きさを持つ空孔が形成された焼結金属40が作製される。なお、金型等で上記混合物を成形した後に、混合物を焼結するようにすればよい。
このような焼結金属を作製する場合、実施例としてSUS316Lを金属材料として用いることができる。つまり、上記メタルパウダー42がSUS316Lとなる。SUS316Lは、18Cr−12Ni−2.5Moのステンレスである。7〜8μmの空孔がほぼ60%を占めた。
図13は、2つの径の空孔を持つ焼結金属同士が貼り合わされて構成された毛細管部材である。金属36は例えば径がほぼ10μmの空孔を持ち、金属37は径がほぼ50の空孔を持つ。この焼結金属でなる毛細管部材38の製法としては、径がほぼ10μmのスペースホルダーでバインドされた金属と、径がほぼ50μmのスペースホルダーでバインドされた金属とを重ねて焼結する。この毛細管部材38を本実施の形態に係る熱輸送装置1に適用することにより、毛細管力を最適なものに設定することができる。この毛細管部材38を平板形状とし、これを複数用意し、図7に示すようにフレーム31の開口部32に、複数用意された毛細管部材38を嵌め込むようにしてもよい。
また、図13に示す例では、熱輸送装置1の吸熱用基板2の流路P2において、作動流体の流れる方向に合わせてこの毛細管部材38を配置することができる。例えば、空孔径の小さい焼結金属36を下流側に向け、空孔径の大きい焼結金属37を上流側に向けるように配置すればよい。これにより、吸熱用基板2内で、作動流体の流れに沿って徐々に毛細管力を高めることができ、効率的に作動流体を循環させることができる。
本発明は以上説明した実施の形態には限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
例えば、上記の説明では、毛細管部材6の材料を例えば純銅とした。しかし、これに限らず、焼結金属と同様に、一定の粒径でフィルタされた粉砕アルミナを、シリカ入りバインダ有機物で再焼結してシリカにより結合させたものも使用可能である。作動流体の種類によっては、高分子ポーラス材料も用いることができ、例えばポーラステフロン(登録商標)シート、焼結テフロン(登録商標)(住友電工ファインポリマー株式会社)、ポリイミド多孔質膜(宇部興産)、サンファインAQ(商品名)(旭化成製)、オレフィン系材料の焼結成形等を用いることができる。
上記各実施の形態では、毛細管部材6の材料を金属としたが、これに代えてガラスまたはセラミックスであってもよい。そのほか、バイコールガラス等のガラスの前駆体、このバイコールガラスが多孔質となったポーラスバイコールガラス、シラス台地のシラスを用いたシラスガラス等を用いることができる。これにより腐食を防止することができる。
毛細管部材6がガラスまたはセラミックスの場合、吸熱用基板等の材料として、金属またはシリコンを用いることができる。
上記各実施の形態では、保護膜は、主にPBII装置により形成したが、CVDまたはCVI装置で形成するようにしてもよい。
P2、P3…流路
1…熱輸送装置
2…吸熱用基板
3…放熱用基板
4…気相管
5…液相管
6、38…毛細管部材
6a…貫通孔
6b…壁面
19…保護膜
21…ICチップ
36、37…焼結金属
1…熱輸送装置
2…吸熱用基板
3…放熱用基板
4…気相管
5…液相管
6、38…毛細管部材
6a…貫通孔
6b…壁面
19…保護膜
21…ICチップ
36、37…焼結金属
Claims (13)
- 作動流体の相変化により熱を輸送するために前記作動流体を流通させる流路と、
前記流路に配置され、毛細管力により前記作動流体を流通させる複数の貫通孔を有し、金属、ガラス、またはセラミックスでなる毛細管部材と
を具備することを特徴とする熱輸送装置。 - 請求項1に記載の熱輸送装置であって、
前記流路は、
前記作動流体を流通させ該作動流体の蒸発作用により熱を吸収する第1の基板と、
前記作動流体を流通させ該作動流体の凝縮作用により熱を放出する第2の基板と、
前記第1の基板と前記第2の基板との間で前記作動流体を流通させるための管とで形成され、
前記毛細管部材は、前記第1、第2の基板及び前記管のうち少なくとも1つに設けられていることを特徴とする熱輸送装置。 - 請求項2に記載の熱輸送装置であって、
前記毛細管部材と、該毛細管部材が設けられる前記第1、第2の基板及び前記管のうち少なくとも1つとが同一の材料でなることを特徴とする熱輸送装置。 - 請求項1に記載の熱輸送装置であって、
前記毛細管部材は前記貫通孔を形成する壁面を有し、
当該熱輸送装置は前記壁面上に設けられた保護膜をさらに具備することを特徴とする熱輸送装置。 - 請求項4に記載の熱輸送装置であって、
前記毛細管部材は純銅でなり、
前記保護膜は当該純銅の酸化膜を有することを特徴とする熱輸送装置。 - 請求項5に記載の熱輸送装置であって、
前記保護膜は、前記酸化膜上に形成されたDLC(Diamond Like Carbon)膜を有することを特徴とする熱輸送装置。 - 請求項4に記載の熱輸送装置であって、
前記毛細管部材は純銅でなり、
前記保護膜はDLN(Diamond Like Nano-composite)膜でなることを特徴とする熱輸送装置。 - 請求項1に記載の熱輸送装置であって、
前記流路に配置され、当該配置される位置で前記作動流体が流れる方向にほぼ垂直な面内で複数設けられた開口部を有し前記毛細管部材と同一の材料でなるフレームをさらに具備し、
前記毛細管部材は複数設けられ、当該複数の毛細管部材が前記各開口部にそれぞれ嵌め込まれていることを特徴とする熱輸送装置。 - 作動流体の相変化により熱を輸送するために内部に前記作動流体を流通させることが可能なコンテナと、
前記コンテナの前記内部に配置され、前記コンテナと同一の材料でなり、前記作動流体に毛細管力を発生させるための毛細管部材と
を具備することを特徴とする熱輸送装置。 - 請求項9に記載の熱輸送装置であって、
前記毛細管部材は、
第1の径でなる第1の空孔を有する第1の毛細管部材と、
前記第1の径より大きい第2の径でなる第2の空孔を有する第2の毛細管部材と
で構成されることを特徴とする熱輸送装置。 - 請求項9に記載の熱輸送装置であって、
前記コンテナの内部に配置され、当該配置される位置で前記作動流体が流れる方向にほぼ垂直な面内で複数設けられた開口部を有し前記毛細管部材と同一の材料でなるフレームをさらに具備し、
前記毛細管部材は複数設けられ、当該複数の毛細管部材が前記各開口部にそれぞれ嵌め込まれていることを特徴とする熱輸送装置。 - 作動流体の相変化により熱を輸送するために前記作動流体を流通させる流路を形成する工程と、
毛細管力により前記作動流体を流通させる複数の貫通孔を有し、金属、ガラス、またはセラミックスでなる毛細管部材を前記流路に配置する工程と
を具備することを特徴とする熱輸送装置の製造方法。 - 発熱体と、
作動流体の相変化により前記発熱体の熱を輸送するために前記作動流体を流通させる流路と、
前記流路に配置され、毛細管力により前記作動流体を流通させる複数の貫通孔を有し、金属、ガラス、またはセラミックスでなる毛細管部材と
を具備することを特徴とする電子機器。
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