JP2014153006A - 熱交換器およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】水側チューブを銅または銅合金で構成し、冷媒側チューブをアルミニウムまたはアルミニウム合金で構成した熱交換器およびその製造方法において、水と冷媒との間での熱交換性能を向上させる。
【解決手段】冷媒側チューブ30は、アルミニウムまたはアルミニウム合金製であり、水側チューブ20は、銅または銅合金製であり、冷媒側チューブ30および水側チューブ20のいずれか一方が、他方の外周に螺旋状に巻き付けられており、水側チューブ20と冷媒側チューブ30とは、Al−Cu−Si系またはAl−Cu−Si−Zn系のろう材50にてろう付けされている。
【選択図】図2

Description

本発明は、水と冷媒との間で熱交換を行う熱交換器およびその製造方法に関するものである。
一般的な水冷媒熱交換器は、水流路を内部に形成する水側チューブおよび冷媒流路を内部に形成する冷媒側チューブの構成材料として、水道水環境下において耐食性実績のある銅合金を採用している。しかし、銅合金は高価であるとともに、微細化加工が困難なため、例えば、微細多穴チューブを形成できず、水冷媒熱交換器の小型高性能化が困難である。
これに対して、特許文献1に開示されている水冷媒熱交換器は、水側チューブを銅合金で構成し、冷媒側チューブをアルミニウム合金で構成している。これによると、冷媒側チューブを銅合金よりも安価なアルミニウム合金で構成しているので、低コスト化が可能となる。さらに、アルミニウム合金は微細化加工が可能なため、押出加工による微細多穴チューブの製造が可能となり、冷媒チューブを微細多穴チューブで構成することで、水冷媒熱交換器の小型高性能化が可能となる。
特開2002−107069号公報
しかし、特許文献1に記載されている水冷媒熱交換器では、水側チューブと冷媒側チューブとを機械的に接触させているだけであるため、両者の間に隙間が存在する等の理由により、接触部での熱抵抗が大きく、熱交換性能が悪くなるという問題がある。
本発明は上記点に鑑みて、水側チューブを銅または銅合金で構成し、冷媒側チューブをアルミニウムまたはアルミニウム合金で構成した熱交換器およびその製造方法において、水と冷媒との間での熱交換性能を向上させることを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、冷媒流路形成部材(30)は、アルミニウムまたはアルミニウム合金製であり、水流路形成部材(20)は、銅または銅合金製であり、冷媒流路形成部材(30)および水流路形成部材(20)のいずれか一方が、他方の外周に螺旋状に巻き付けられており、水流路形成部材(20)と冷媒流路形成部材(30)とは、Al−Cu−Si系またはAl−Cu−Si−Zn系のろう材(50)にてろう付けされていることを特徴とする。
これによれば、冷媒流路形成部材(30)および水流路形成部材(20)のいずれか一方が、他方の外周に螺旋状に巻き付けられているので、冷媒流路形成部材(30)および水流路形成部材(20)を密着させることができる。この状態で、水流路形成部材(20)と冷媒流路形成部材(30)とが、Al−Cu−Si系またはAl−Cu−Si−Zn系のろう材(50)にてろう付けされているので、冷媒流路形成部材(30)および水流路形成部材(20)を確実に接合できる。このため、冷媒流路形成部材(30)を流通する冷媒と水流路形成部材(20)を流通する水との間での熱交換性能を向上させることが可能となる。
また、請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の熱交換器において、ろう材(50)は、粉末状にて供給される粉末ろう材であることを特徴とする。
これによれば、ろう材(50)を粉末状にて供給することで、冷媒流路形成部材(30)および水流路形成部材(20)間のクリアランスに、粉末状のろう材(50)を密着した状態で容易に固定することができる。このため、冷媒流路形成部材(30)と水流路形成部材(20)とをより安定してろう付け接合することができる。したがって、水と冷媒との間での熱交換性能をより向上させることが可能となる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
第1実施形態におけるヒートポンプ式給湯器の全体構成図を示す。 第1実施形態に係る水冷媒熱交換器を示す平面図である。 図2のIII−III断面図である。 図3のIV部拡大図である。 第2実施形態に係る水冷媒熱交換器を示す平面図である。 第2実施形態に係る水冷媒熱交換器のコア部を示す分解斜視図である。 図5のVII−VII断面図である。 図7のVIII部拡大図である。 他の実施形態に係る水冷媒熱交換器を示す部分断面図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
本実施形態は、本発明に係る熱交換器をヒートポンプ式給湯器の水冷媒熱交換器に適用したものである。
図1に示すように、ヒートポンプ式給湯器は、給湯水を貯留する貯湯タンク10、貯湯タンク10内の給湯水を循環する水循環通路11、および、給湯水を加熱するためのヒートポンプサイクル装置12を備えている。
貯湯タンク10は、高温の給湯水を長時間保温することができる温水タンクである。貯湯タンク10に貯留された給湯水は、貯湯タンク10の上部に設けられた出湯口10aから出湯され、台所や風呂等に給湯される。貯湯タンク10内の下部に設けられた給水口10bから水道水が補給されるようになっている。
水循環通路11には、給湯水を循環させる電動水ポンプ13が配置されており、給湯水は、貯湯タンク10下部の給湯水出口10c→電動水ポンプ13→水冷媒熱交換器15→貯湯タンク10上部の給湯水入口10dの順に流れる。
ヒートポンプサイクル装置12は、電動圧縮機14、水冷媒熱交換器15、膨張弁16、蒸発器17等を順次配管接続したものであり、周知の冷凍サイクルを構成している。
水冷媒熱交換器15は、給湯水が流れる水流路15aと、電動圧縮機14吐出後の高温高圧の冷媒が流れる冷媒流路15bとを有し、給湯水と電動圧縮機14吐出後の高温冷媒との間で熱交換させて、給湯水を加熱する加熱用熱交換器である。
次に、本実施形態の水冷媒熱交換器15の具体的構造について説明する。図2および図3に示すように、水冷媒熱交換器15は、水流路15aが内部に形成された水流路形成部材としての水側チューブ20と、冷媒流路15bが内部に形成された冷媒流路形成部材としての冷媒側チューブ30とを備えている。水側チューブ20は、円管状(長手方向垂直断面が円形状)であって、長円渦巻状に曲げ加工されている。
冷媒側チューブ30は、2本の円管状の細管30a、30bから構成されているチューブである。2本の細管30a、30bは1組となって、水側チューブ20の外周を螺旋状に巻くように形成されている。なお、冷媒側チューブ30は、2本の細管30a、30bを1組として水側チューブ20の外周を螺旋状に巻く場合に限らず、冷媒側チューブ30は、1本または3本以上の細管を1組として水側チューブ20の外周を螺旋状に巻くようにしてもよい。
2本の細管30a、30bの上流側端部には、2本の細管30a、30bの内部と外部とを連通する冷媒流出入部としての冷媒入口側ヘッダ31aが接続されている。冷媒入口側ヘッダ31aは、電動圧縮機14から吐出された冷媒を細管30a、30bに分流する。
2本の細管30a、30bの下流側端部には、2本の細管30a、30bの内部と外部とを連通する冷媒流出入部としての冷媒出口側ヘッダ31bが接続されている。冷媒出口側ヘッダ31bは、細管30a、30bから流出する冷媒を集合して膨張弁16の入口側に流す。
水側チューブ20は、水道水環境下での耐食性が高い銅または銅合金(以下、Cu金属ともいう)製であり、冷媒側チューブ30の2本の細管30a、30bは、アルミニウムまたはアルミニウム合金(以下、Al金属ともいう)製である。また、冷媒入口側ヘッダ31aおよび冷媒出口側ヘッダ31bは、それぞれ、Cu金属製である。
水側チューブ20と冷媒側チューブ30とは、ろう付けによって金属的に接合されている。すなわち、水側チューブ20と冷媒側チューブ30とが接触した状態で、接合部40によって両者が接合している。ろう材としては、Al−Cu−Si系またはAl−Cu−Si−Zn系のろう材を採用している。本実施形態では、図4に示すように、ろう材50は、粉末状にて供給される粉末ろう材である。
水側チューブ20と冷媒側チューブ30とを、Al−Cu−Si系またはAl−Cu−Si−Zn系のろう材50にてろう付けすることで、ろう付けをAl金属とCu金属との共晶温度未満で行うことができる。このため、Al金属とCu金属の共晶融解を起こさせることなく、チューブ20、30の被接合部分の変形や強度低下を抑制したろう付けが可能となる。
続いて、本実施形態の水冷媒熱交換器15の製造方法について説明する。まず、水冷媒熱交換器15の各構成部品を仮組み付けする。
具体的には、水側チューブ20の外周に、冷媒側チューブ30の2本の細管30a、30bを螺旋状に巻きつける。また、2本の細管30a、30bの端部に、冷媒入口側ヘッダ31aおよび冷媒出口側ヘッダ31bを組み付ける。
次に、水側チューブ20、冷媒側チューブ30の2本の細管30a、30b、冷媒入口側ヘッダ31aおよび冷媒出口側ヘッダ31bをろう付け接合する。
具体的には、冷媒側チューブ30の2本の細管30a、30bと冷媒入口側ヘッダ31aの間、冷媒側チューブ30の2本の細管30a、30bと冷媒出口側ヘッダ31bとの間、および水側チューブ20と冷媒側チューブ30の2本の細管30a、30bとの間に、Al−Cu−Si系またはAl−Cu−Si−Zn系のろう材50を粉末状にて供給する。その後、上述の仮組み付け体を加熱炉内に搬入して、水側チューブ20、冷媒側チューブ30の2本の細管30a、30b、冷媒入口側ヘッダ31aおよび冷媒出口側ヘッダ31bをろう付けにて一体に接合する。
以上説明したように、本実施形態では、冷媒側チューブ30を水側チューブ20の外周に螺旋状に巻き付けているので、冷媒側チューブ30および水側チューブ20を密着させることができる。この状態で、水側チューブ20と冷媒側チューブ30とを、Al−Cu−Si系またはAl−Cu−Si−Zn系のろう材50にてろう付けすることで、冷媒側チューブ30および水側チューブ20を確実に接合できる。このため、冷媒側チューブ30を流通する冷媒と水側チューブ20を流通する水との間での熱交換性能を向上させることが可能となる。
さらに、本実施形態では、ろう材50を粉末状にて供給することで、冷媒側チューブ30および水側チューブ20間のクリアランスに、粉末状のろう材50を密着した状態で容易に固定することができる。このため、冷媒側チューブ30と水側チューブ20とをより安定してろう付け接合することができる。したがって、水と冷媒との間での熱交換性能をより向上させることが可能となる。
ところで、冷媒入口側ヘッダ31aおよび冷媒出口側ヘッダ31bには、ヒートポンプサイクル装置12の冷媒流路15bを形成する冷媒配管(図示せず)が接続される。通常、この冷媒配管はCu金属により構成されている。一方、上述したように、水冷媒熱交換器15の冷媒側チューブ30はAl金属により構成されている。したがって、冷媒配管と冷媒側チューブ30とを冷媒入口側ヘッダ31aまたは冷媒出口側ヘッダ31bを介して接続する際には、少なくとも一箇所、異種金属接合を行う必要がある。
このため、本実施形態では、冷媒入口側ヘッダ31aおよび冷媒出口側ヘッダ31bをCu金属製とするとともに、水側チューブ20、冷媒側チューブ30、冷媒入口側ヘッダ31aおよび冷媒出口側ヘッダ31bを一体ろう付けしている。これによれば、水側チューブ20と冷媒側チューブ30とをろう付けするのと同時に、冷媒入口側ヘッダ31aおよび冷媒出口側ヘッダ31bを冷媒側チューブ30とろう付けすることができるので、水冷媒熱交換器15を冷媒配管と接続する際に、異種金属接合を行う必要がなくなる。したがって、水冷媒熱交換器15と冷媒配管とを容易に接合できるので、水冷媒熱交換器15をヒートポンプ式給湯器に容易に搭載することが可能となる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について図5〜図8に基づいて説明する。本第2実施形態は、上記第1実施形態と比較して、水流路形成部材の構成が異なるものである。
図5〜図7に示すように、本実施形態の水冷媒熱交換器15は、水流路15aを形成する水流路形成部材としてのコア部200と、冷媒流路15bを形成する冷媒側チューブ30を備えている。
コア部200は、薄型矩形の箱状に形成されている。したがって、コア部200の外形は、薄型矩形状になっている。また、コア部200の水流路15a内の水流れ方向は、高さ方向(図5の紙面垂直方向)に対して略直交している。
冷媒側チューブ30は、3本の細管30a、30b、30cから構成されているチューブである。3本の細管30a、30b、30cは、それぞれ、長手方向垂直断面が円形状になっており、Al金属により構成されている。3本の細管30a、30b、30cは1組となって、コア部200の外周を螺旋状に巻くように形成されている。
なお、冷媒側チューブ30は、3本の細管30a、30b、30cを1組としてコア部200の外周を螺旋状に巻く場合に限らず、冷媒側チューブ30は、1本または複数本(2本もしくは4本以上)の細管を1組としてコア部200の外周を螺旋状に巻くようにしてもよい。
冷媒側チューブ30の3本の細管30a、30b、30cの上流側端部には、冷媒入口側ヘッダ31aが接続されている。また、3本の細管30a、30b、30cの下流側端部には、冷媒出口側ヘッダ31bが接続されている。本実施形態の冷媒入口側ヘッダ31aおよび冷媒出口側ヘッダ31bは、Al金属により構成されている。
図6および図7に示すように、コア部200は、空間を挟んで対向する2枚のプレート201a、201bから構成されている。2枚のプレート201a、201bは、Cu金属により構成されている。また、2枚のプレート201a、201bの間には、矩形波状に形成されたインナーフィン170が配置されている。
インナーフィン170は、後述するように蛇行状の水流路15aを構成し、水(水道水)との伝熱面積を増大させて、水と冷媒との間の熱交換を促進するCu金属製のインナーフィンである。インナーフィン170は、複数の山部171、複数の谷部172、および複数の平面部173から構成されている。インナーフィン170の外形(縦×横×高さ)は、コア部200の内寸に適合している。
山部171および谷部172は、平坦状に形成されており、それぞれプレート201a、201bに接合されている。複数の山部171と複数の谷部172とは、山部171と谷部172とが交互になるよう、コア部200の横方向(図5の紙面左右方向)に並べられている。隣り合う山部171と谷部172とは、平面部173により繋がれている。
複数の平面部173は、それぞれ、コア部200の縦方向(図5の紙面上下方向)に延びる長方形状に形成されている。複数の平面部173のうち隣り合う2つの平面部173は、水流路15aを構成する。
複数の平面部173には、第1、第2切り欠き開口部174a、174bのうちいずれか一方の切り欠き開口部が形成されている。第1、第2切り欠き開口部174a、174bは、水流路15aの一部を構成する。
第1切り欠き開口部174aは、平面部173のうち稜線方向、すなわちコア部200の縦方向の一端側(図5の紙面上側)に形成されている。第2切り欠き開口部174bは、平面部173のうち稜線方向の他端側(図5の紙面下側)に形成されている。
複数の平面部173は、第1切り欠き開口部174aと第2切り欠き開口部174bとがコア部200の横方向に向かって交互に並ぶように形成されている。以上により、インナーフィン170により図5における太字の矢印の如く蛇行状の水流路15aを構成することができる。
なお、コア部200のプレート201a、201bには、水流路15a側(内方側)に向かって突出する突起部が形成されていてもよい。これによれば、コア部200の表面積が増大するので、冷媒と水との間での熱交換性能を向上させることができる。また、冷媒側チューブ30の3本の細管30a、30b、30cのそれぞれに、冷媒流路15b側(内方側)に向かって突出する突起部が形成されていてもよい。これによれば、冷媒側チューブ30の表面積が増大するので、冷媒と水との間での熱交換性能を向上させることができる。
図5に示すように、コア部200の横方向における一端側には水入口202aが設けられており、他端側には水出口202bが設けられている。水入口202aには、電動水ポンプ13(図1参照)からの水をコア部200内に流入させる水流出入部としての水入口側配管203aが接続されている。また、水出口202bには、コア部200内の水を貯湯タンク10(図1参照)へ流出させる水流出入部としての水出口側配管203bが接続されている。水入口側配管203aおよび水出口側配管203bは、コア部200の内部と外部とを連通するものであり、Cu金属により構成されている。
コア部200と冷媒側チューブ30とは、ろう付けによって金属的に接合されている。すなわち、コア部200と冷媒側チューブ30とが接触した状態で、接合部40によって両者が接合している。ろう材としては、Al−Cu−Si系またはAl−Cu−Si−Zn系のろう材を採用している。本実施形態では、図8に示すように、ろう材50は、粉末状にて供給される粉末ろう材である。
続いて、本実施形態の水冷媒熱交換器15の製造方法について説明する。
まず、Cu金属製構成部品であるコア部200を仮組み付けする。具体的には、2枚のプレート201a、201bの間にインナーフィン170を配置する。そして、コア部200の水入口202aに水入口側配管203aを組み付けるとともに、水出口202bに水出口側配管203bを組み付ける。
次に、Cu金属製構成部品のろう付け工程を行う。具体的には、仮組み付けされたコア部200を加熱炉内に搬入して、2枚のプレート201a、201b、インナーフィン170、水入口側配管203aおよび水出口側配管203bを、リン銅ろうにてろう付け接合する。
次に、Al金属製構成部品である冷媒側チューブ30、冷媒入口側ヘッダ31aおよび冷媒出口側ヘッダ31bを仮組み付けする。具体的には、冷媒側チューブ30の端部に、冷媒入口側ヘッダ31aおよび冷媒出口側ヘッダ31bを組み付ける。
次に、Al金属製構成部品のろう付け工程を行う。具体的には、上述した仮組み付け体を加熱炉内に搬入して、冷媒側チューブ30、冷媒入口側ヘッダ31aおよび冷媒出口側ヘッダ31bを、Al−Si系のろう材にてろう付け接合する。
Cu金属製構成部品のろう付け工程およびAl金属製構成部品のろう付け工程を行った後、Cu金属製構成部品とAl金属製構成部品とを仮組み付けする。具体的には、コア部200の外周に、冷媒側チューブ30の3本の細管30a、30b、30cを螺旋状に巻きつける。
次に、コア部200および冷媒側チューブ30の3本の細管30a、30b、30cをろう付け接合する全体ろう付け工程を行う。
具体的には、冷媒側チューブ30の3本の細管30a、30b、30cとコア部200の外表面の間に、Al−Cu−Si系またはAl−Cu−Si−Zn系のろう材50を粉末状にて供給する。その後、Cu金属製構成部品とAl金属製構成部品との仮組み付け体を加熱炉内に搬入して、コア部200および冷媒側チューブ30の3本の細管30a、30b、30cをろう付けにて一体に接合する。
以上説明したように、本実施形態では、冷媒側チューブ30をコア部200の外周に螺旋状に巻き付けているので、冷媒側チューブ30とコア部200の外表面とを密着させることができる。この状態で、コア部200と冷媒側チューブ30とを、Al−Cu−Si系またはAl−Cu−Si−Zn系のろう材50にてろう付けすることで、冷媒側チューブ30およびコア部200を確実に接合できる。このため、冷媒側チューブ30を流通する冷媒とコア部200を流通する水との間での熱交換性能を向上させることが可能となる。
さらに、本実施形態では、ろう材50を粉末状にて供給することで、冷媒側チューブ30およびコア部200の外表面間のクリアランスに、粉末状のろう材50を密着した状態で容易に固定することができる。このため、冷媒側チューブ30とコア部200とをより安定してろう付け接合することができる。したがって、水と冷媒との間での熱交換性能をより向上させることが可能となる。
ところで、Cu金属同士をリン銅ろう付けする際のろう付け温度は約800℃であり、Al金属同士をAl−Si系のろう材にてろう付けする際のろう付け温度は約600℃である。一方、Cu金属とAl金属とをAl−Cu−Si系またはAl−Cu−Si−Zn系のろう材50にてろう付けする際のろう付け温度は約500℃と、Cu金属同士のろう付け温度およびAl金属同士のろう付け温度よりも低温である。
このため、本実施形態では、コア部200および冷媒側チューブ30間の異種金属接合工程を行う前に、Cu金属製構成部品のろう付け工程、およびAl金属製構成部品のろう付け工程を行っている。これによれば、コア部200および冷媒側チューブ30を確実にろう付け接合することが可能となる。
(他の実施形態)
本発明は上述の実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で、以下のように種々変形可能である。
(1)上述の第1実施形態では、水側チューブ20の外周に冷媒側チューブ30を螺旋状に巻きつけた例について説明したが、これに限らず、冷媒側チューブ30の外周に水側チューブ20を螺旋状に巻きつけてもよい。
(2)上述の各実施形態では、冷媒側チューブ30を、長手方向垂直断面が円形状の円管とした例について説明したが、冷媒側チューブ30の形状はこれに限定されない。例えば、図9に示すように、冷媒側チューブ30を、長手方向垂直断面が扁平形状であるとともに、冷媒流路15bを形成する複数の細孔30dが断面扁平形状の内部に形成された多穴チューブとしてもよい。
ここで、チューブ内に同じ冷媒流量を流す場合では、チューブ内に1つの冷媒流路15bが形成されているときよりも、複数の冷媒流路15bが形成されている方が、冷媒流路15bの流路断面積が小さくなるので、冷媒と水との間での熱交換性能が向上する。また、複数本のチューブを別体で形成するよりも、1つのチューブで形成した方が、チューブ全体のサイズを小さくできる。よって、冷媒側チューブ30を多穴チューブで構成することで、水冷媒熱交換器15の小型高性能化が可能となる。
(3)上述の第2実施形態では、Cu金属製構成部品のろう付け工程の後にAl金属製構成部品のろう付け工程を行う例について説明したが、これに限らず、Al金属製構成部品のろう付け工程の後にCu金属製構成部品のろう付け工程を行ってもよいし、Cu金属製構成部品のろう付け工程とAl金属製構成部品のろう付け工程とを同時並行で行ってもよい。
(4)上述の各実施形態のように、水側チューブ20および冷媒側チューブ30は、流路を形成していれば、どのような形状にも変更可能である。
(5)上述の各実施形態では、ヒートポンプ式給湯器に用いられる水冷媒熱交換器に本発明を適用したが、他の用途に用いられる水冷媒熱交換器においても、本発明を適用できる。
15a 水流路
15b 冷媒流路
20 水側チューブ(水流路形成部材)
30 冷媒側チューブ(冷媒流路形成部材)
50 ろう材
200 コア部(水流路形成部材)

Claims (8)

  1. 水が流れる水流路(15a)が内部に形成された水流路形成部材(20、200)と、冷媒が流れる冷媒流路(15b)が内部に形成された冷媒流路形成部材(30)とを備え、前記水と前記冷媒との間で熱交換を行う熱交換器であって、
    前記冷媒流路形成部材(30)は、アルミニウムまたはアルミニウム合金製であり、
    前記水流路形成部材(20)は、銅または銅合金製であり、
    前記冷媒流路形成部材(30)および前記水流路形成部材(20)のいずれか一方が、他方の外周に螺旋状に巻き付けられており、
    前記水流路形成部材(20)と前記冷媒流路形成部材(30)とは、Al−Cu−Si系またはAl−Cu−Si−Zn系のろう材(50)にてろう付けされていることを特徴とする熱交換器。
  2. 前記ろう材(50)は、粉末状にて供給される粉末ろう材であることを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
  3. 前記水流路形成部材は、
    内部に前記水流路(15a)が形成された箱状のコア部(200)と、
    前記コア部(200)の内部に設けられるとともに、前記水との伝熱面積を増大させるインナーフィン(170)とを有しており、
    前記コア部(200)および前記インナーフィン(170)は、銅または銅合金製であることを特徴とする請求項1または2に記載の熱交換器。
  4. 前記コア部(200)と前記インナーフィン(170)とは、リン銅ろうにてろう付けされていることを特徴とする請求項3に記載の熱交換器。
  5. 前記冷媒流路形成部材は、長手方向垂直断面が扁平形状であるとともに、複数の前記冷媒流路(15b)が断面扁平形状の内部に形成された多穴チューブ(30)であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の熱交換器。
  6. 前記冷媒流路形成部材(30)の端部には、前記冷媒流路形成部材(30)の内部と外部とを連通する冷媒流出入部(31a、31b)が設けられており、
    前記冷媒流出入部(31a、31b)は、銅または銅合金製であり、
    前記水流路形成部材(20)、前記冷媒流路形成部材(30)および前記冷媒流出入部(31a、31b)は、Al−Cu−Si系またはAl−Cu−Si−Zn系のろう材(50)にて一体ろう付けされていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の熱交換器。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1つに記載の熱交換器の製造方法であって、
    前記水流路形成部材(20、200)の内部と外部とを連通する銅または銅合金製の水流出入部(203a、203b)を、前記水流路形成部材(20、200)の端部に、リン銅ろうにてろう付けするCu金属製構成部品ろう付け工程と、
    前記Cu金属製構成部品ろう付け工程の後に、前記水流路形成部材(20)と前記冷媒流路形成部材(30)とを、Al−Cu−Si系またはAl−Cu−Si−Zn系のろう材にてろう付けする全体ろう付け工程とを含んでいることを特徴とする熱交換器の製造方法。
  8. 請求項1ないし5のいずれか1つに記載の熱交換器の製造方法であって、
    前記冷媒流路形成部材(30)の内部と外部とを連通するアルミニウムまたはアルミニウム合金製の冷媒流出入部(31a、31b)を、前記冷媒流路形成部材(30)の端部に、Al−Si系のろう材にてろう付けするAl金属製構成部品ろう付け工程と、
    前記Al金属製構成部品ろう付け工程の後に、前記水流路形成部材(20)と前記冷媒流路形成部材(30)とを、Al−Cu−Si系またはAl−Cu−Si−Zn系のろう材(50)にてろう付けする全体ろう付け工程とを含んでいることを特徴とする熱交換器の製造方法。
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