JP2016102502A - 減速機の潤滑構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】電動モータのロータが回転している状態では、ロータの回転によるオイル跳ねかけができ、電動モータの発熱部位を冷却できる減速機の潤滑構造を提供する。【解決手段】車両の駆動装置10のケース20内に配された電動モータ11と、電動モータ11の出力軸12と連動して回転する減速ギヤ23と、電動モータ11から減速ギヤ23を介して伝達されたトルクにより回転駆動される1対の駆動車軸18と、ケース20の底部に貯溜されて潤滑部位及び電動モータ11の発熱部位11a,11bに供給されるオイルを減速ギヤ23により掻き上げてその一部を貯溜するキャッチタンク32と、減速ギヤ23が、電動モータ11のロータ11aよりも車両の前方側に位置するとともに、減速ギヤ23の外周縁部円Pとロータ11aの外周縁部円Dとの下方側の共通接線TLが水平線HLに対し所定角度θ車両の前方から後方に向って上方に傾斜するように配置される。【選択図】図7

Description

本発明は、減速機の潤滑構造に係り、特に電動モータから減速ギヤを介して伝達されたトルクにより1対の駆動車軸を回転駆動し、ケースの底部に貯溜されて潤滑部位及び発熱部位に供給されるオイルを前記減速ギヤにより掻き上げてその一部をキャッチタンク貯溜することにより、車両走行時の前記減速ギヤの攪拌抵抗を低減する減速機の潤滑構造に関するものである。
従来、電動モータのモータ軸が、オイルを掻き上げる減速ギヤ(カウンタドリブンギヤ)よりも、車両後方側で上方に配置された構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−201316号公報
しかしながら、上述の如く、モータ軸がオイルを掻き上げる減速ギヤよりも上方に配置された構造では、ケースの下方に貯溜されたオイルが減速ギヤにて掻き上げられることにより、その液面が下がるため、電動モータのロータはオイルに減速ギヤよりも先に浸漬されなくなる。その結果、ロータが回転している状態にもかかわらず、ロータの回転によるオイル跳ねかけができなくなるため、そのオイル跳ねかけによる電動モータの発熱部位であるロータ及びステータ巻線部の冷却が、できなかった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、電動モータのロータが回転している状態では、ロータの回転によるオイル跳ねかけができ、電動モータの発熱部位を冷却できる減速機の潤滑構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に係る減速機の潤滑構造は、車両の駆動装置のケース内に配された電動モータと、前記電動モータの出力軸と連動して回転する減速ギヤと、前記電動モータから前記減速ギヤを介して伝達されたトルクにより回転駆動される1対の駆動車軸と、前記ケースの底部に貯溜されて潤滑部位及び前記電動モータの発熱部位に供給されるオイルを前記減速ギヤにより掻き上げてその一部を貯溜するキャッチタンクと、前記減速ギヤが、前記電動モータのロータよりも前記車両の前方側に位置するとともに、前記減速ギヤの外周縁部円と前記ロータの外周縁部円との下方側の共通接線が水平線に対し所定角度前記車両の前方から後方に向って上方に傾斜するように配置されたことを要旨とする。
これによれば、ケースの底部に貯溜されたオイルを掻き上げる減速ギヤが、電動モータのロータよりも車両の前方側に位置するとともに、減速ギヤの外周縁部円とロータの外周縁部円との下方側の共通接線が、水平線に対し所定角度車両の前方から後方に向って上方に傾斜するように配置されるので、電動モータのロータが回転している状態では、その所定角度により、ロータはケースの底部に貯溜されたオイルへの浸漬が維持される。又、車両が上り勾配の坂道を発進及び走行する状態では、その所定角度により減速ギヤの外周縁部円の最下端がロータの外周縁部円の最下端よりも上方に位置することができるようになる。その結果、減速ギヤがケースの底部に貯溜されたオイルに浸漬されない状態になっても、ロータはケースの底部に貯溜されたオイルへの浸漬が維持されることにより、ロータの回転によるオイル跳ねかけにて、電動モータの発熱部位の冷却が、できる。
本発明が適用された車両のリアトランスアクスルの概略構成を説明するスケルトン図である。 本発明の実施の形態に係るトランスアクスルケースの第1分割ケース部において第2分割ケース部の開口部側との合わせ面となる側の開口部側を示す正面図である。 図2の部分斜視図である。 本発明の実施の形態に係るトランスアクスルケースの第2分割ケース部において第1分割ケース部の開口部側との合わせ面となる側の開口部側を示す正面図である。 図4の部分斜視図である。 本発明の実施の形態に係るトランスアクスルケースの第1分割ケース部において第3分割ケース部の開口部側との合わせ面となる側の開口部側を示す正面図である。 本発明の実施形態に係る減速機の潤滑構造に係る平坦路における作動状態を示す図である。 本発明の実施形態に係る減速機の潤滑構造に係る上がり勾配の坂道における作動状態を示す図である。
この発明の実施の形態について一実施形態を図面を参照して詳細に説明する。又、以下で参照する図面では、同一またはそれに相当する部材には、同じ番号が付されている。
図1は、本発明の減速機の潤滑構造が適用された車両の駆動装置である電気式4輪駆動車両におけるリアトランスアクスル10の構成を示すスケルトン図である。リアトランスアクスル10は、駆動源としての電動モータ11と、その電動モータ11の出力軸12とそれに平行なカウンタ軸13との間に設けられた第1減速ギヤ対14と、カウンタ軸13とそのカウンタ軸13に平行且つ電動モータ11と同心のデファレンシャルケース15との間に設けられた第2減速ギヤ対16と、デファレンシャルケース15内に設けられた差動機構17を有し、電動モータ11から第1減速ギヤ対14および第2減速ギヤ対16を介して伝達されたトルクにより一対の後方車軸18(駆動車軸に相当する)を回転駆動する差動歯車装置19とをトランスアクスルケース20(ケースに相当する)内に備えて構成される2軸型の車両用電動式駆動装置である。
出力軸12の中央部には電動モータ11のロータ11aが連結され、両端側には一対の軸受21が装着されて、出力軸12は、それら一対の軸受21を介してトランスアクスルケース20により回転可能に支持されている。ロータ11aの外周には、ステータ巻線部11bが設けられ、トランスアクスルケース20に固定されている。
第1減速ギヤ対14は、小径側のカウンタドライブギヤ22と、大径側のカウンタドリブンギヤ23(減速ギヤに相当する)とから成る。カウンタドライブギヤ22は、出力軸12の一端部の先端側に一体的に固定されている。また、カウンタドリブンギヤ23は、カウンタドライブギヤ22と噛み合う状態でカウンタ軸13の一端側に一体的に固定されている。
後方車軸18の車両前方側には、燃料タンク(図示略)が配置されることにも起因して、後方車軸18の車両後方側には剛性の高い部品を配設しない所定の緩衝ゾーンを設けている。カウンタ軸13は、それぞれ同心に設けられた出力軸12、デファレンシャルケース15や後方車軸18、およびそれらに固定されたロータ11a、カウンタドライブギヤ22や後述のファイナルドリブンギヤ26よりも車両前方側に設けられている。これにより、カウンタドリブンギヤ23は、トランスアクスルケース20内の最前方側に配置される。このカウンタ軸13の両端部には、一対の軸受24が嵌め着けられている。このカウンタ軸13は、これら一対の軸受24を介してトランスアクスルケース20により回転可能に支持されている。
第2減速ギヤ対16は、図1に示すように第1減速ギヤ対14の回転軸方向に変位して配置されるもので、小径側のファイナルドライブギヤ25と、大径側のファイナルドリブンギヤ26とから成る。ファイナルドライブギヤ25は、カウンタ軸13の他端部に一体的に固定されている。また、ファイナルドリブンギヤ26は、カウンタドライブギヤ22とは出力軸12の軸方向に変位して配置され、ファイナルドライブギヤ25と噛み合う状態でデファレンシャルケース15の外周部に嵌め着けられて一体的に固定されている。
デファレンシャルケース15の軸方向両端側の外周面には、一対の軸受27が嵌め着けられている。従って、デファレンシャルケース15及びデファレンシャルケース15に一体的に固定されたファイナルドリブンギヤ26は、これら一対の軸受27を介してトランスアクスルケース20により回転可能に支持されている。
差動機構17は、一般周知の所謂傘歯車式のものであり、デファレンシャルケース15内においてその回転軸心上で相対向する一対のサイドギヤ28と、それら一対のサイドギヤ28間においてデファレンシャルケース15の回転軸心に直交する状態でそのデファレンシャルケース15に固設されたピニオンシャフト29により回転可能に支持されるとともに、上記一対のサイドギヤ28とそれぞれ噛み合う一対のピニオンギヤ30とを備えている。
一対の後方車軸18は、一対のサイドギヤ28に一体的に連結されている。デファレンシャルケース15と差動機構17とを備えて構成される差動歯車装置19は、電動モータ11から第1減速ギヤ対14および第2減速ギヤ対16を介して伝達されたトルクにより、一対の後方車軸18の回転速度差を許容しつつそれら一対の後方車軸18を回転駆動するものである。なお、一対の後方車軸18の一方は、中空円筒状に形成された出力軸12を挿通して一対の後輪31の車両左側の一方に連結されている。即ち、出力軸18と一対の後方車軸12とは、同軸上に配されて、その配置の省スペース化がされている。
トランスアクスルケース20は、後方車軸18の軸心方向において3分割された複数の分割ケース部、すなわち主として第1減速ギヤ対14を収容する筒状の第1分割ケース部20aと主として第2減速ギヤ対16を収容する蓋状の第2分割ケース部20bと主として電動モータ11を収容する蓋状の第3分割ケース部20cとが図示しないボルトによって相互に締着されることにより油密に構成されている。本実施形態のトランスアクスルケース20は、第1分割ケース部20aが車両の幅方向の中央付近に位置され、第2分割ケース部20bが第1分割ケース部20aの車両右側に連結され、第3分割ケース部20cが第1分割ケース部20aの車両左側すなわち第1分割ケース部20aの第2分割ケース部20bとは反対側に連結された3分割式のものである。これらの分割ケース部は、鋳造軽合金例えばアルミダイカスト等により形成されている。
そして、カウンタドリブンギヤ23とファイナルドリブンギヤ26は、その回転によりトランスアクスルケース20の底部に貯溜されたオイルを掻き上げて潤滑部位に供給するようになっている。すなわち、本実施形態のリアトランスアクスル10には、トランスアクスルケース20内の底部に貯溜されるオイルを掻き上げて潤滑部位に供給する掻き上げ潤滑方式が採用されている。上記潤滑部位には、例えば第1減速ギヤ対14および第2減速ギヤ対16の噛合部、差動機構17のギヤ噛合部や回転摺動部、および軸受21,24,27などが相当する。
ここで、トランスアクスルケース20には、車速Vが上がるにつれて上昇するカウンタドリブンギヤ23によるオイルの攪拌抵抗を低減することを目的として、トランスアクスルケース20内の底部に貯溜されるオイルの油面位置を下げるために、前記掻き上げられるオイルの一部を貯溜するためのキャッチタンク32が設けられている。このキャッチタンク32は、図2乃至図6に示すように、トランスアクスルケース20の底部の油面位置よりも高い位置でオイルが貯溜できるように、分割ケース部20a、20b及び20cに亘って設けられている。
図7に示す如く、カウンタドリブンギヤ23が、電動モータ11のロータ11aよりも車両前方側に配置されるとともに、カウンタドリブンギヤ23の外周縁部円Pとロータ11aの外周縁部円Dとの下方側の共通接線TLが水平線HLに対し所定角度θ車両の前方から後方に向って上方に傾斜するように配置されている。Pyはカウンタドリブンギヤ23の外周縁部円Pの最下端を示し、Dyはロータ11aの外周縁部円Dの最下端を示す。
所定角度θは、例えば、一般に雪道等の低μ路の上り勾配の坂道を前輪駆動の2輪駆動状態にて車両が走行する場合に、駆動輪の前輪(図示略)が滑り始めるため、補助駆動力を発生する補助動力源である電動モータ11により後輪31を駆動して4輪駆動状態に切り換えて走行を開始する場合におけるその上り勾配の角度に相当する角度である。これにより、電動モータ11を作動させて車両が上り勾配の坂道を発進及び走行中には、その所定角度θにより減速ギヤ23の外周縁部円Pの最下端Pyがロータ11aの外周縁部円Dの最下端Dyよりも上方に位置することができようになる。その結果、減速ギヤ23がケース20の底部に貯溜されたオイルに浸漬されない状態になっても、ロータ11aはケース20の底部に貯溜されたオイルへの浸漬が維持されることにより、ロータ11aの回転によるオイル跳ねかけにて電動モータ11の発熱部位11a,11bの冷却が、できる。
又、所定角度θは、車両が電動モータ11による補助駆動力を必要としない所定角度範囲内の坂道を走行中において、ロータ11aの外周縁部円Dの最下端Dyが、ケース20に貯留されたオイルに浸漬しないように設定される。これにより、車両の走行中において、電動モータ11が非差動の場合に、ロータ11aをケース20に貯留されたオイルに浸漬しないようにできるため、ロータ11aのオイルへの浸漬に起因した車両走行時の減速ギヤ23の攪拌抵抗を低減することができる。この両方の条件満たす所定角度θの具体的一例として略5°がある。なお、一般に電動モータ11による4輪駆動状態では、車両は上り勾配の角度11°を車両は登坂可能である。
第1減速ギヤ対14のカウンタドリブンギヤ23により掻き上げられるオイルの多くが図3中の矢印Aのように上方且つ後方へ飛ばされるようになっているため、キャッチタンク32は、掻き上げられるオイルを効率的に収容可能な位置すなわちトランスアクスルケース20の最後方側に配設されている。
これにより、第2減速ギヤ対16のファイナルドリブンギヤ26に比較して回転速度が速くてオイルの掻き上げ能力に優れる(掻き上げ量が多い)カウンタドリブンギヤ23のオイルの掻き上げ作動が、円滑に行われるようになっている。なお、キャッチタンク32に貯溜されたオイルは、そのキャッチタンク32に設けられた図示しないオイル供給口から他の潤滑部位へ供給されるか、所定量以上溜まることでキャッチタンク32からオーバーフローされるか、あるいはトランスアクスルケース20の底部の油面位置が低下することでオイルに浸漬されなくなった軸受やオイルシール等の潤滑必要箇所にキャッチタンク32の底部に設けられた図示しない排出口からの自然流出油が供給されることによって、トランスアクスルケース20内の底部に戻されるようになっている。
トランスアクスルケース20の第1分割ケース部20aの内部には、第1減速ギヤ対14のカウンタドリブンギヤ23により掻き上げられるオイルを図3中の矢印Aで示すようにキャッチタンク32へ導く第1油路33が設けられている。一方、トランスアクスルケース20の第2分割ケース部20bの内部には、第2減速ギヤ対16のファイナルドリブンギヤ26に掻き上げられるオイルを図5中の矢印Bで示すようにキャッチタンク32へ導く第2油路34が設けられている。第2油路34は、図1に示すように、第1油路33とは、第1減速ギヤ対14のカウンタドリブンギヤ23の回転軸なるカウンタ軸13の軸方向に変位(即ち、図1において右方)して配置されている。
トランスアクスルケース20の第1分割ケース部20aの内部には、図3に示す如くファイナルドリブンギヤ26の軸受27を支持した壁部35を備える。その壁部35の外周面35a上に第1油路33を形成即ち第1油路33は壁部35の外周面35aと第1分割ケース部20aの外周壁20a1にて径方向の区画をして形成され、その第1油路33はカウンタドリブンギヤ23により掻き上げられるオイルをキャッチタンク32へ導く。
壁部35には、図2及び図3に示す如く、第1油路33と軸受27の潤滑部位とを連通させて、第1油路33を流れるオイルの一部を軸受27へ案内する供給路36が形成されている。具体的には、この供給路36は、壁部35の外周面35aを貫通した連通孔36aを介して第1油路33と連通し、そして壁部35内は壁部35に設けられて軸受27の軸受支持部27aを補強する補強リブ部35b、35cにて区画されて、第1油路33と軸受27の潤滑部位とを連通させて潤滑を行う構成である。
トランスアクスルケース20の第2分割ケース部20bの内部には、図4及び図5に示すように、第2油路34は、第2減速ギヤ対16のファイナルドリブンギヤ26にて掻き上げられたオイルを受け止める受止部37へと案内する第1案内通路34aを備える。この第1案内通路34aは、第1油路33とは対向する方向に延びる構成である。又、第2油路34は、ファイナルドリブンギヤ26にて掻き上げられたオイルを受止部37から第1油路33へ案内する第2案内通路34bを備える。
第1案内通路34aは、図4及び図5に示すように、第2分割ケース部20bの外周壁20b1からその内周方向に延在した中間壁38の先端側で中間壁38と第2分割ケース部20bの外周壁20b1にて径方向の区画をして形成され、ファイナルドリブンギヤ26により掻き上げられるオイルを第1案内通路34aの下流側に位置した受止部37へ導く。第2案内通路34bは、受止部37側なる上流側は中間壁38上に形成されそして下流側は第1油路33と合流する構成である。
図2及び図4に示すように、第1減速ギヤ対14のカウンタドリブンギヤ23と第2減速ギヤ対16のファイナルドリブンギヤ26とは、車両が停車した状態では、その略下半部が少なくともトランスアクスルケース20の底部に貯溜されるオイルに浸漬される高さ位置に配設される。なお、図2、図4、図7及び図8中の2点鎖線にて示すレベルH1は、停車時におけるトランスアクスルケース20の底部に貯溜されるオイルの高さを示す。又、電動モータ11のロータ11a及びステータ巻線部11bは、停車時にはその略下半部が少なくともトランスアクスルケース20の底部に貯溜されるオイルに浸漬される高さ位置に配設されている。
車両が前輪駆動である2輪駆動状態で走行する場合を説明する。この2輪駆動状態では、電動モータ11は非作動のため、ロータ11a及びステータ巻線部11bは発熱しない。又、この2輪駆動状態では、第1減速ギヤ対14、第2減速ギヤ対16及び電動モータ11は、後方車軸18による連れ回り状態となる。車両が、高車速ではなく、低車速例えば約5km/h〜30km/hにて走行する場合、トランスアクスルケース20の底部に貯溜されるオイルは、カウンタドリブンギヤ23により掻き上げられて、そのオイルの高さは停車時のレベルH1から徐々に下がり始め、低車速状態では、トランスアクスルケース20の底部に貯溜されるオイルの高さは、レベルH3となる。このオイルの高さがレベルH3では、カウンタドリブンギヤ23及びロータ11aは、オイルに浸漬された状態が保持される。車両速度が、低車速から高車速への上昇に伴い、トランスアクスルケース20の底部に貯溜されるオイルは掻き上げられ量が増加してオイルの高さは低車速時のレベルH3から徐々に下がり始め、車両速度が略時速50キロメートルの高車速の走行では、トランスアクスルケース20の底部に貯溜されるオイルの高さは、図2、図4、図7及び図8中の2点鎖線にて示すレベルH2となり、第1減速ギヤ対14のカウンタドリブンギヤ23はその最下部も殆どオイルに浸漬されない状態であるが、一方、第2減速ギヤ対16のファイナルドリブンギヤ26の下端はオイルに浸漬された状態が保持される。
従って、高車速の走行に至り、オイルの掻き上げ能力がファイナルドリブンギヤ26よりも優れたカウンタドリブンギヤ23によるトランスアクスルケース20の底部からのオイルの掻き上げが難しくなっても、ファイナルドリブンギヤ26によるオイルを掻き上げ可能な状態は、維持できる。構造上、ファイナルドリブンギヤ26の回転はカウンタドリブンギヤ23よりも遅いが、高車速の走行では、ファイナルドリブンギヤ26の回転も上昇しているため、トランスアクスルケース20の底部からのオイルの掻き上げはファイナルドリブンギヤ26のみにても行うことが可能である。前述の如く、所定角度θは、車両が電動モータ11による補助駆動力を必要としない所定角度範囲内の坂道を走行中において、ロータ11aの外周縁部円Dの最下端Dyが、ケース20に貯留されたオイルに浸漬しないように設定される。これにより、車両が低車速から高車速へと上昇し、高車速で走行中は、図7に示す如く、オイルの高さがレベルH3からレベルH2に向けて下がることにより、ロータ11aがオイルに浸漬されないようになると、ロータ11aのオイルへの浸漬に起因した車両走行時のカウンタドリブンギヤ23及びファイナルドリブンギヤ26の攪拌抵抗を低減することができる。
次に、電動モータ11を作動させて、後方車軸18を電動モータ11から伝達されたトルクにて駆動する4輪駆動状態にて、車両が走行する場合について説明する。この4輪駆動状態は、発進時や低車速の走行時あるいは上り勾配の坂道を走行する場合等より大きな駆動トルクが必要な場合に行われるもので、発熱部位となる電動モータ11のロータ11a及びステータ巻線部11bをオイルの跳ねかけにて冷却する必要がある。なお、高車速の走行では、後輪31の駆動力は必要でないため、4輪駆動の状態は発生せず、電動モータ11は非作動である。
車両が平坦路を発進し走行する場合、電動モータ11の駆動による4輪駆動の走行は、高車速ではなく、低車速例えば0km/h〜30km/hによる走行に限られるため、トランスアクスルケース20の底部に貯溜されるオイルは、カウンタドリブンギヤ23により掻き上げられて、そのトランスアクスルケース20の底部に貯溜されるオイルの高さは、図7に示す如く停車時のレベルH1から徐々に下がり始め、低車速の走行では、トランスアクスルケース20の底部に貯溜されるオイルの高さは、レベルH3となる。このオイルの高さがレベルH3では、カウンタドリブンギヤ23及びロータ11aは、オイルに浸漬された状態が保持される。この様に、電動モータ11を作動させて4輪駆動で平坦路を発進し走行する場合は、ロータ11aは、トランスアクスルケース20の底部に貯溜されるオイルにレベルH1〜H3の範囲で浸漬された状態が保持されるので、ロータ11aはその回転によりトランスアクスルケース20の底部に貯溜されたオイルを跳ね上げて、電動モータ11の発熱部位であるロータ11a及びステータ巻線部11bを冷却できる。電動モータ11が非作動となる高車速の走行中は、オイルの高さが、図7に示す如く、レベルH3からレベルH2に向けて下がり、ロータ11aがオイルに浸漬されない状態になると、ロータ11aのオイルへの浸漬に起因した車両走行時のカウンタドリブンギヤ23及びファイナルドリブンギヤ26の攪拌抵抗を低減することができる。
次に、電動モータ11を作動させた4輪駆動で上り勾配11°の坂道を発進し、走行する場合を、図8を参照して説明する。上り勾配11°の登坂路により、所定角度θ(略5°)の関係により、カウンタドリブンギヤ23の外周縁部円Pとロータ11aの外周縁部円Dとの下方側の共通接線TLが、水平線HLに対する角度は、11°−θ(略5°)となり、カウンタドリブンギ23の外周縁部円Pの最下端Pyがロータ11aの外周縁部円Dの最下端Dyよりも上方に位置することになる。又、上り勾配11°により、低車速状態におけるトランスアクスルケース20の底部に貯溜されるオイルの高さは、平胆路におけるレベルH3より高いレベルH3hと上昇する。これにより、登坂路におけるロータ11aの回転によるオイルの跳ねかけ能力が、向上する。
この様に、電動モータ11を作動させて4輪駆動で上がり勾配の坂道を走行する場合は、ロータ11aは、図8に示す如く平坦路の場合と比較してオイルレベルの高さがH3からH3hへとトランスアクスルケース20の底部に貯溜されるオイルにより深く浸漬された状態に保持されるので、ロータ11aはその回転によりトランスアクスルケース20の底部に貯溜されたオイルを電動モータ11の発熱部位であるロータ11a及びステータ巻線部11bへより多く跳ねかけることができる。その結果、電動モータ11を作動させて4輪駆動にて上り勾配の坂道を発進し走行する場合、電動モータ11による補助駆動力を必要として電動モータ11の作動による発熱が増えるロータ11a及びステータ巻線部11bは、ロータ11aの回転によるオイルの跳ねかけにて冷却される。モータ11を作動させての4輪駆動へと切り換わる場合即ち例えば上り勾配が略5度以上の坂道を走行する場合では、カウンタドリブンギ23の外周縁部円Pの最下端Pyがロータ11aの外周縁部円Dの最下端Dyよりも下方に位置しない構成であるため、ロータ11aはその回転によりトランスアクスルケース20の底部に貯溜されたオイルを電動モータ11の発熱部位であるロータ11a及びステータ巻線部11bへより多く跳ねかけて、冷却することができる。
上述のように、本実施形態の減速機の潤滑構造によれば、車両の駆動装置10のケース20内に配された電動モータ11と、電動モータ11の出力軸12と連動して回転する減速ギヤ23と、電動モータ11から減速ギヤ23を介して伝達されたトルクにより回転駆動される1対の駆動車軸18と、ケース20の底部に貯溜されて潤滑部位及び電動モータ11の発熱部位11a,11bに供給されるオイルを減速ギヤ23により掻き上げてその一部を貯溜するキャッチタンク32と、減速ギヤ23が、電動モータ11のロータ11aよりも車両の前方側に位置するとともに、減速ギヤ23の外周縁部円Pとロータ11aの外周縁部円Dとの下方側の共通接線TLが水平線HLに対し所定角度θ車両の前方から後方に向って上方に傾斜するように配置されている。これにより、ケース20の底部に貯溜されたオイルを掻き上げる減速ギヤ23が、電動モータ11のロータ11aよりも車両の前方側に位置するとともに、減速ギヤ23の外周縁部円Pとロータ11aの外周縁部円Dとの下方側の共通接線TLが、水平線HLに対し所定角度θ車両の前方から後方に向って上方に傾斜するように配置されるので、電動モータ11のロータ11aが回転している状態では、その所定角度θにより、ロータ11aはケース20の底部に貯溜されたオイルへの浸漬が維持される。又、車両が上り勾配の坂道を発進及び走行する状態では、その所定角度θにより減速ギヤ23の外周縁部円Pの最下端Pyがロータ11aの外周縁部円Dの最下端Dyよりも上方に位置することができようになる。その結果、減速ギヤ23がケース20の底部に貯溜されたオイルに浸漬されない状態になっても、ロータ11aはケース20の底部に貯溜されたオイルへの浸漬が維持されることにより、ロータ11aの回転によるオイル跳ねかけにて電動モータ11の発熱部位11a,11bの冷却が、できる。
上述のように、本実施形態の減速機の潤滑構造によれば、電動モータ11は、車両走行状態に応じて補助駆動力を発生する補助動力源であり、車両が電動モータ11による補助駆動力を必要としない所定角度範囲内の坂道を走行中において、所定角度θは、ロータ11aの外周縁部円Dの最下端Dyが、ケース20に貯留されたオイルに浸漬しないように設定される。これにより、車両の走行中において、電動モータ11が非差動の場合に、ロータ11aをケース20に貯留されたオイルに浸漬しないようにできるため、ロータ11aのオイルへの浸漬に起因した車両走行時の減速ギヤ23の攪拌抵抗を低減することができる。
上述のように、本実施形態の減速機の潤滑構造によれば、減速ギヤ23の外周縁部円Pとロータ11aの外周縁部円Dとの下方側の共通接線TLが、水平線HLに対する所定角度θは、略5度としている。これにより、所定角度θの略5度は、一般に雪道等の低μ路の上り勾配の坂道を前輪駆動の2輪駆動状態にて車両が走行する場合に、駆動輪の前輪(図示略)が滑り始めるため、後輪31を電動モータ11により駆動して4輪駆動状態へ切り換えて走行を開始する場合におけるその上り勾配の角度であり、4輪駆動なるモータ11を作動させた状態では、減速ギヤ23の外周縁部円Pの最下端Pyがロータ11aの外周縁部円Dの最下端Dyよりも下方に位置することが防止できる。その結果、減速ギヤ23がケース20の底部に貯溜されたオイルに浸漬されない状態になっても、ロータ11aはケース20の底部に貯溜されたオイルへの浸漬が維持されることにより、ロータ11aの回転によるオイル跳ねかけにて電動モータ11の発熱部位11a,11bの冷却が、できる。一方、所定角度θの略5度は、車両が電動モータ11による補助駆動力を必要としない所定角度範囲内の坂道を走行中において、ロータ11aの外周縁部円Dの最下端Dyが、ケース20に貯留されたオイルに浸漬しないように設定される。これにより、車両の走行中において、電動モータ11が非差動の場合に、ロータ11aをケース20に貯留されたオイルに浸漬しないようにできるため、ロータ11aのオイルへの浸漬に起因した車両走行時の減速ギヤ23の攪拌抵抗を低減することができる。
上述のように、本実施形態の減速機の潤滑構造によれば、モータ11の出力軸12と1対の駆動車軸18とは、同軸上に配されている。これにより、出力軸12と一対の駆動車軸18とは、同軸上に配されて、その配置の省スペース化がされている。
上述のように、本実施形態の減速機の潤滑構造によれば、出力軸12と平行なカウンタ軸13との間に設けられた第1減速ギヤ対14と、カウンタ軸13とそのカウンタ軸13と平行でその内部に1対の駆動車軸18を回転駆動する差動機構17を有したデファレンシャルケース15との間に設けられた第2減速ギヤ対16とを備え、減速ギヤは、第1減速ギヤ対14の大径側でありカウンタ軸13に固定されたカウンタドリブンギヤ23とし、カウンタドリブンギヤ23に比較して回転速度が遅い第2減速ギヤ対16のファイナルドリブンギヤ26がデファレンシャルケース15に固定されている。これにより、デファレンシャルケース15を有する車両に適用できる。
また、複数の実施の形態が存在する場合、特に記載がある場合を除き、各々の実施の形態の特徴部分を適宜組合せることが可能であることは、明らかである。
10・・・リアトランスアクスル(減速機の潤滑構造)、11・・・電動モータ、11a・・・ロータ(発熱部位)、11b・・・ステータ巻線部(発熱部位)、12・・・出力軸、13・・・カウンタ軸、14・・・第1減速ギヤ対、15・・・デファレンシャルケース、16・・・第2減速ギヤ対、17・・・差動機構、18・・・後方車軸(駆動車軸)、20・・・トランスアクスルケース(ケース)、23・・・カウンタドリブンギヤ(減速ギヤ)、26・・・ファイナルドリブンギヤ、32・・・キャッチタンク、TL・・・接線、HL・・・水平線、θ・・・所定角度

Claims (5)

  1. 車両の駆動装置のケース内に配された電動モータと、
    前記電動モータの出力軸と連動して回転する減速ギヤと、
    前記電動モータから前記減速ギヤを介して伝達されたトルクにより回転駆動される1対の駆動車軸と、
    前記ケースの底部に貯溜されて潤滑部位及び前記電動モータの発熱部位に供給されるオイルを前記減速ギヤにより掻き上げてその一部を貯溜するキャッチタンクと、
    前記減速ギヤが、前記電動モータのロータよりも前記車両の前方側に位置するとともに、前記減速ギヤの外周縁部円と前記ロータの外周縁部円との下方側の共通接線が水平線に対し所定角度前記車両の前方から後方に向って上方に傾斜するように配置された減速機の潤滑構造。
  2. 前記電動モータは、車両走行状態に応じて補助駆動力を発生する補助動力源であり、前記車両が前記電動モータによる前記補助駆動力を必要としない所定角度範囲内の坂道を走行中において、前記所定角度は、前記ロータの前記外周縁部円の最下端が、前記ケースに貯留された前記オイルに浸漬しないように設定された請求項1に記載の減速機の潤滑構造。
  3. 前記所定角度は、略5度とした請求項1又は2に記載の減速機の潤滑構造。
  4. 前記モータの前記出力軸と前記1対の駆動車軸とは、同軸上に配された請求項1から3のいずれか1項に記載の減速機の潤滑構造。
  5. 前記出力軸と平行なカウンタ軸との間に設けられた第1減速ギヤ対と、前記カウンタ軸とそのカウンタ軸と平行でその内部に前記1対の駆動車軸を回転駆動する差動機構を有したデファレンシャルケースとの間に設けられた第2減速ギヤ対とを備え、前記減速ギヤは、前記第1減速ギヤ対の大径側であり前記カウンタ軸に固定されたカウンタドリブンギヤとし、前記カウンタドリブンギヤに比較して回転速度が遅い前記第2減速ギヤ対のファイナルドリブンギヤが前記デファレンシャルケースに固定された請求項1〜4のいずれか1項に記載の減速機の潤滑構造。
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