JP2016100553A - 電子装置 - Google Patents

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Isamu Nishimura
勇 西村
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Abstract

【課題】 小型化を図るのに適する電子装置を提供すること。【解決手段】 厚さ方向において互いに反対側を向く主面111および裏面112を有し、半導体材料よりなる基板1と、基板1に配置された電子素子71と、電子素子71に導通する導電層3と、を備え、基板1には、主面111から凹む素子配置用凹部14と、素子配置用凹部14から裏面112に貫通する貫通孔17が形成されており、素子配置用凹部14には、電子素子71が配置されており、貫通孔17は、貫通孔内面171を有し、導電層3は、貫通孔内面171を介して主面111から裏面112にわたって、形成されている。【選択図】 図1

Description

本発明は、電子装置に関する。
外部からの電流の入出力に対して特定の機能を果たす電子装置は、様々な形態のものが提案されている。一般的には、この電子装置の機能を果たすために、各々が電気回路の一部を構成する複数の素子が内蔵されている。これらの素子を支持し、かつ互いに導通させることを目的として、金属製のリードが用いられる。このリードは、上記複数の素子の機能や形状および大きさに応じて、その個数や形状および大きさが決定される。このリードに搭載された上記複数の素子は、封止樹脂によって覆われる。封止樹脂は、これらの素子や上記リードの一部を保護するためのものである。このような電子装置は、たとえば電子機器の回路基板などに実装されて用いられる。技術の進歩に伴い、電子装置の小型化がますます求められている。なお、電子装置に関する文献としては、特許文献1が挙げられる。
特開2012−99673号公報
本発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、小型化を図るのに適する電子装置を提供することをその課題とする。
本発明によって提供される電子装置は、厚さ方向において互いに反対側を向く主面および裏面を有し、半導体材料よりなる基板と、前記基板に配置された電子素子と、前記電子素子に導通する導電層と、を備え、前記基板には、前記主面から凹む素子配置用凹部と、当該素子配置用凹部から前記裏面に貫通する貫通孔が形成されており、前記素子配置用凹部には、前記電子素子が配置されており、前記貫通孔は、貫通孔内面を有し、前記導電層は、前記貫通孔内面を介して前記素子配置用凹部から前記裏面にわたって、形成されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記素子配置用凹部は、前記厚さ方向のうちの一方である第1厚さ方向を向く素子配置用凹部底面を有し、前記素子配置用凹部底面には、前記電子素子が配置されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記素子配置用凹部底面は、前記厚さ方向に直交する面である。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記基板に形成された絶縁層を更に備え、前記絶縁層は、前記導電層と前記基板との間に介在している。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記絶縁層は、SiO2あるいはSiNよりなる。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記絶縁層は、前記素子配置用凹部の内面に形成された凹部内面絶縁部を含む。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記絶縁層は、前記貫通孔の内面に形成された貫通孔内面絶縁部を含む。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記貫通孔は、前記主面側から前記裏面側に向かうほど断面寸法が大である。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記凹部内面絶縁部は、厚さ方向視において前記貫通孔の前記主面側端縁と位置する補助貫通孔を有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記補助貫通孔は、前記厚さ方向において断面形状が一定である。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記絶縁層は、前記補助貫通孔の内面に形成され、且つ前記貫通孔内面絶縁部に繋がる補助貫通孔内面絶縁部を含む。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記導電層は、前記素子配置用凹部において前記補助貫通孔を塞ぐ補助貫通孔封鎖部を含む。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記導電層は、少なくとも一部が前記貫通孔内面絶縁部に形成されており、且つ前記補助貫通孔封鎖部と接する貫通孔内面導電部を含む。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記貫通孔は、前記主面側から前記裏面側に向かうほど断面寸法が小である。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記導電層は、前記素子配置用凹部に形成された複数の素子配置用凹部パッドと、前記裏面側に形成された複数の裏面側パッドと、前記複数の素子配置用凹部パッドおよび前記複数の裏面側パッドとを各別に導通させ、且つ前記貫通孔を通じて前記素子配置用凹部および前記裏面にわたって形成された複数の貫通孔内面導電部を含む。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記絶縁層は、裏面側絶縁部を含み、前記裏面側絶縁部の少なくとも一部は、前記基板の前記裏面に形成されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、少なくとも一部が前記裏面に形成された裏面側絶縁膜を更に備え、前記裏面側絶縁膜は、前記貫通孔内に形成された部位を有しており、前記導電層は、前記裏面側絶縁膜と前記基板との間に介在している。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記裏面に形成された裏面電極パッドを更に備え、前記裏面電極パッドは、前記導電層に接しており、且つ、前記電子素子に導通している。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記導電層は、シード層と、メッキ層と、を含み、前記シード層は、前記基板と前記メッキ層との間に介在している。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記素子配置用凹部に充填され、前記電子素子を覆う封止樹脂部を更に備える。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記貫通孔の個数は、複数である。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記基板は、半導体材料の単結晶よりなる。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記半導体材料は、Siである。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記主面および前記裏面は、前記基板の厚さ方向に直交し、且つ、平坦である。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記主面は、(100)面である。
本発明によれば、前記基板には、前記素子配置用凹部から前記裏面に貫通する前記貫通孔が形成されている。前記導電層は、前記貫通孔内面を介して前記素子配置用凹部から前記裏面にわたって、形成されている。このような構成によると、前記素子配置用凹部側から前記裏面側への電流経路を形成することができる。これにより、前記電子素子を動作させるために必要となる導通経路を、たとえば厚さ方向視において前記電子素子と重ならせる構成が実現される。したがって、前記電子装置の厚さ方向視におけるサイズの小型化を図るのに適する。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
本発明の第1実施形態に基づく電子装置を示す断面図である。 図1の電子装置を示す要部拡大断面図である。 図1の電子装置の基板を示す平面図である。 図1の電子装置の製造方法の一例を示す断面図である。 図1の電子装置の製造方法の一例を示す断面図である。 図1の電子装置の製造方法の一例を示す断面図である。 図1の電子装置の製造方法の一例を示す断面図である。 図1の電子装置の製造方法の一例を示す断面図である。 図1の電子装置の製造方法の一例を示す断面図である。 図1の電子装置の製造方法の一例を示す断面図である。 図1の電子装置の製造方法の一例を示す断面図である。 図1の電子装置の製造方法の一例を示す断面図である。 図1の電子装置の製造方法の一例を示す断面図である。 図1の電子装置の製造方法の一例を示す断面図である。 図1の電子装置の製造方法の一例を示す要部拡大断面図である。 図1の電子装置の製造方法の一例を示す要部拡大断面図である。 図1の電子装置の製造方法の一例を示す断面図である。 図1の電子装置の製造方法の一例を示す断面図である。 本発明の第2実施形態に基づく電子装置を示す平面図である。 図19の電子装置を示す底面図である。 図19のXXI−XXI線に沿う断面図である。 本発明の第3実施形態に基づく電子装置を示す平面図である。 図22の電子装置を示す底面図である。 図22のXXIV−XXIV線に沿う断面図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態につき、図面を参照して具体的に説明する。
図1および図2は、本発明の第1実施形態に基づく電子装置を示している。本実施形態の電子装置A1は、基板1、絶縁層2、導電層3、裏面側絶縁膜41、裏面電極パッド51、封止樹脂部6、電子素子71および電子素子72を備えている。図1は、電子装置A1の厚さ方向に沿う断面における断面図である。図2は、電子装置A1の要部拡大断面図である。また、図3は、基板1のみを示す平面図である。
基板1は、半導体材料の単結晶よりなる。本実施形態においては、基板1は、Si単結晶からなる。基板1の材質は、Siに限定されず、たとえば、SiCであってもよい。基板1の厚さは、たとえば、200〜550μmである。基板1には、電子素子71および電子素子72が配置されている。
基板1は、主面111と、裏面112と、を有する。
主面111は、厚さ方向の一方を向く。主面111は平坦である。主面111は厚さ方向に直交する。主面111は、(100)面、あるいは、(110)面である。本実施形態では、主面111は、(100)面である。
裏面112は、厚さ方向の他方を向く。すなわち、裏面112および主面111は互いに反対側を向く。裏面112は平坦である。裏面112は厚さ方向に直交する。
基板1には、素子配置用凹部14および2つの貫通孔17が形成されている。
素子配置用凹部14は、主面111から凹んでいる。素子配置用凹部14には、電子素子71および電子素子72が配置されている。素子配置用凹部14の深さ(主面111と後述の素子配置用凹部底面142との、厚さ方向における離間寸法)は、たとえば、100〜300μmである。素子配置用凹部14は、厚さ方向視において矩形状である。素子配置用凹部14の形状は、主面111として(100)面を採用したことに依存している。
素子配置用凹部14は、素子配置用凹部第1側面141、素子配置用凹部底面142、素子配置用凹部中間面143および素子配置用凹部第2側面144を有している。
素子配置用凹部底面142は、基板1の厚さ方向において主面111と同じ側を向く。素子配置用凹部底面142は、厚さ方向視において矩形状である。素子配置用凹部底面142には、電子素子71が配置されている。素子配置用凹部底面142は、厚さ方向に直交する面である。
素子配置用凹部第1側面141は、素子配置用凹部底面142から起立する。素子配置用凹部第1側面141は、素子配置用凹部底面142につながっている。素子配置用凹部第1側面141は、厚さ方向に対し傾斜している。厚さ方向に直交する平面に対する素子配置用凹部第1側面141の角度は、55度である。これは、主面111として(100)面を採用したことに由来している。素子配置用凹部第1側面141は、4つの平坦面を有している。
素子配置用凹部中間面143は、素子配置用凹部第1側面141につながっている。素子配置用凹部中間面143は、厚さ方向において主面111と同じ側を向いている。素子配置用凹部中間面143は、厚さ方向視矩形環状であり、平坦面である。
素子配置用凹部第2側面144は、素子配置用凹部中間面143から起立する。素子配置用凹部第2側面144は、主面111につながっている。素子配置用凹部第2側面144は、厚さ方向に対し傾斜している。厚さ方向に直交する平面に対する素子配置用凹部第2側面144の角度は、55度である。これは、主面111として(100)面を採用したことに由来している。素子配置用凹部第2側面144は、4つの平坦面を有している。
貫通孔17は、基板1における一部分を素子配置用凹部底面142から裏面112へと貫通する。本実施形態では、貫通孔17の個数は、複数(2つ)である。貫通孔17の深さは、たとえば、10〜50μmである。基板1の厚さ方向視における貫通孔17の最大開口寸法は、たとえば、10〜50μmである。基板1の厚さ方向視における貫通孔17の最大開口寸法に対する、貫通孔17の深さの比は、0.2〜5である。本実施形態では、貫通孔17は、厚さ方向視において、矩形状である。また、本実施形態においては、貫通孔17は、厚さ方向において主面111側から裏面112側に向かうほど断面寸法が大である。
貫通孔17は、貫通孔内面171を有する。
貫通孔内面171は、基板1の厚さ方向に対して傾斜している。貫通孔内面171は、4つの平坦面を有している。本実施形態では、貫通孔内面171は、素子配置用凹部底面142および裏面112につながっている。厚さ方向に直交する平面に対する貫通孔内面171の角度は、55度である。これは、主面111として(100)面を採用したことに由来している。
絶縁層2は、導電層3と基板1との間に介在している。絶縁層2の厚さは、たとえば0.1〜1.0μm程度である。絶縁層2は、たとえば、SiO2あるいはSiNよりなる。
絶縁層2は、凹部内面絶縁部21、貫通孔内面絶縁部22、補助貫通孔内面絶縁部23および裏面側絶縁部24を有する。
凹部内面絶縁部21は、基板1の素子配置用凹部14に形成されている。本実施形態では、凹部内面絶縁部21は、素子配置用凹部第1側面141、素子配置用凹部底面142、素子配置用凹部中間面143および素子配置用凹部第2側面144のすべてに形成されている。凹部内面絶縁部21は、たとえば熱酸化によって形成されている。凹部内面絶縁部21は、たとえば、SiO2よりなる。
凹部内面絶縁部21には、補助貫通孔211が形成されている。補助貫通孔211は、凹部内面絶縁部21を厚さ方向に貫通している。また、補助貫通孔211は、厚さ方向視において貫通孔17内に位置している。補助貫通孔211は、厚さ方向において断面形状が一定である。
貫通孔内面絶縁部22は、貫通孔17の貫通孔内面171に形成されている。貫通孔内面絶縁部22は、たとえばCVD(Chemical Vapor Deposition)によって形成されている。貫通孔内面絶縁部22は、たとえば、SiO2またはSiNよりなる。
補助貫通孔内面絶縁部23は、凹部内面絶縁部21の補助貫通孔211の内面に形成されている。補助貫通孔内面絶縁部23は、たとえばCVD(Chemical Vapor Deposition)によって形成されている。補助貫通孔内面絶縁部23は、たとえば、SiO2またはSiNよりなる。
裏面側絶縁部24の少なくとも一部は、基板1の裏面112に形成されている。裏面側絶縁部24は、熱酸化によって形成されている。裏面側絶縁部24は、たとえば、SiO2よりなる。
導電層3は、電子素子71および電子素子72に導通する。導電層3は、電子素子71および電子素子72に入出力する電流経路を構成するためのものである。導電層3は、素子配置用凹部第1側面141、素子配置用凹部底面142、素子配置用凹部中間面143、貫通孔内面171および裏面112に形成されている。より具体的には、導電層3は、貫通孔内面171を介して素子配置用凹部14から裏面112にわたって、形成されている。
導電層3は、シード層31およびメッキ層32を含む。
シード層31は、所望のメッキ層32を形成するためのいわゆる下地層である。シード層31は、基板1とメッキ層32との間に介在している。シード層31は、たとえばCuよりなる。シード層31は、たとえばスパッタリングによって形成される。シード層31の厚さは、たとえば、1μm以下である。
メッキ層32は、シード層31を利用した電解めっきによって形成される。メッキ層32は、たとえばCuあるいはTi、Ni、Cuなどが積層された層よりなる。メッキ層32の厚さは、たとえば3〜10μm程度である。メッキ層32の厚さは、シード層31の厚さよりも厚い。
導電層3は、素子配置用凹部パッド33、貫通孔内面導電部35および補助貫通孔封鎖部36を含む。
素子配置用凹部パッド33は、素子配置用凹部14に形成されており、特に素子配置用凹部底面142に形成されたものを含む。また、素子配置用凹部パッド33は、素子配置用凹部中間面143に形成されたものを含んでいてもよい。素子配置用凹部底面142に形成された素子配置用凹部パッド33は、電子素子71を素子配置用凹部底面142に搭載するために用いられる。素子配置用凹部中間面143に形成された素子配置用凹部パッド33は、電子素子72を素子配置用凹部中間面143に搭載するために用いられる。
貫通孔内面導電部35は、貫通孔17の貫通孔内面171に形成された部分を含む。本実施形態においては、図2に示すように、貫通孔内面導電部35は、貫通孔17の貫通孔内面171において絶縁層2の貫通孔内面絶縁部22に積層された部分と、補助貫通孔内面絶縁部23に形成された部分とを含む。さらに、貫通孔内面導電部35は、貫通孔17の底面をなすように配置された、厚さ方向に対して直角である部分を含む。
補助貫通孔封鎖部36は、貫通孔17を主面111側から塞いでおり、素子配置用凹部パッド33のうち素子配置用凹部底面142に形成されたものと同層をなしている。補助貫通孔封鎖部36と貫通孔内面導電部35とは、互いに接している。
なお、導電層3は、素子配置用凹部パッド33、貫通孔内面導電部35および補助貫通孔封鎖部36を互いに適宜接続する帯状経路を含む。
裏面側絶縁膜41の少なくとも一部は、裏面112に形成されている。裏面側絶縁膜41は、貫通孔17内に形成された部位を有している。裏面側絶縁膜41と基板1との間に導電層3が介在している。裏面側絶縁膜41は、たとえばSiNよりなる。裏面側絶縁膜41は、たとえば、CVDによって形成されている。
裏面電極パッド51は、裏面112に形成されている。裏面電極パッド51は、導電層3に接しており、且つ、電子素子71に導通している。裏面電極パッド51は、たとえば基板1に近い順に、Ni層、Pd層、およびAu層が積層された構造となっている。本実施形態では、裏面電極パッド51は矩形状である。
封止樹脂部6は、素子配置用凹部14に充填され、電子素子71および電子素子72を覆っている。封止樹脂部6は、第1封止樹脂部61および第2封止樹脂部62を含む。第1封止樹脂部61は、電子素子71を覆っており、素子配置用凹部底面142および素子配置用凹部第1側面141によって囲まれた空間に充填されている。第2封止樹脂部62は、電子素子72を覆っており、素子配置用凹部中間面143および素子配置用凹部第2側面144によって囲まれた空間に充填されている。封止樹脂部6の材質としては、たとえばエポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリイミド樹脂、ポリベンゾオキサゾール(PBO)樹脂、および、シリコーン樹脂が挙げられる。封止樹脂部6は、透光性樹脂または非透光性樹脂のいずれであってもよいが、本実施形態においては、非透光性樹脂が好ましい。
電子素子71は、素子配置用凹部底面142に搭載されている。電子素子71の一例としては、たとえば集積回路素子が挙げられ、具体的には、いわゆるASIC(Application Specific Integrated Circuit)素子である。あるいは、電子素子71の他の例としては、インダクタやキャパシタなどの受動素子が挙げられる。
電子素子72は、素子配置用凹部中間面143に搭載されている。電子素子72の一例としては、たとえば集積回路素子が挙げられ、具体的には、いわゆるASIC(Application Specific Integrated Circuit)素子である。あるいは、電子素子72の他の例としては、インダクタやキャパシタなどの受動素子が挙げられる。
次に、電子装置A1の製造方法の一例について、図4〜図18を参照しつつ、以下に説明する。
まず、図4に示すように基板1を用意する。基板1は、半導体材料の単結晶からなり、本実施形態においては、Si単結晶からなる。基板1の厚さは、たとえば200〜550μm程度である。基板1は、上述した電子装置A1の基板1を複数個得ることのできるサイズである。すなわち、以降の製造工程においては、複数の電子装置A1を一括して製造する手法を前提としている。1つの電子装置A1を製造する方法であっても構わないが、工業上の効率を考慮すると、複数の電子装置A1を一括して製造する手法が現実的である。なお、図4に示す基板1は、電子装置A1における基板1とは厳密には異なるが、理解の便宜上、いずれの基板についても、基板1として表すものとする。
基板1は、互いに反対側を向く主面111および裏面112を有している。本実施形態においては、主面111として結晶方位が(100)である面、すなわち(100)面を採用する。
次いで、主面111をたとえば酸化させることによりSiO2からなるマスク層を形成する。このマスク層の厚さは、たとえば0.7〜1.0μm程度である。
次いで、前記マスク層に対してたとえばエッチングによるパターニングを行う。これにより、前記マスク層にたとえば矩形状の開口を形成する。この開口の形状および大きさは、最終的に得ようとする素子配置用凹部14の形状および大きさに応じて設定する。
次いで、基板1に対して、たとえばKOHを用いた異方性エッチングによって行う。KOHは、Si単結晶に対して良好な異方性エッチングを実現しうるアルカリエッチング溶液の一例である。これにより、基板1には、凹部が形成される。この凹部は、底面および側面を有する。前記底面は、厚さ方向に対して直角である。前記側面が厚さ方向に直交する平面に対してなす角度は、55°程度となる。
次いで、前記マスク層の開口を拡大する。続いて、上述したKOHを用いた異方性エッチングによって行う。そして、前記マスク層を除去する。この2段階のエッチングを行うことにより、図5に示す素子配置用凹部14が形成される。素子配置用凹部14は、素子配置用凹部第1側面141、素子配置用凹部底面142、素子配置用凹部中間面143および素子配置用凹部第2側面144を有しており、主面111から凹んでいる。素子配置用凹部14は、厚さ方向視矩形状である。
次いで、図6に示すように、熱酸化させることにより、素子配置用凹部第1側面141、素子配置用凹部底面142、素子配置用凹部中間面143および素子配置用凹部第2側面144に、絶縁層2を形成する。この絶縁層2は、上述した凹部内面絶縁部21となる。
次いで、図7に示すように、シード層31およびメッキ層32を形成する。シード層31は、たとえばCuを用いたスパッタリングを行った後にパターニングを施すことにより、形成される。メッキ層32の形成は、たとえばシード層31を利用した電解メッキによって行う。この結果、たとえばCuあるいはTi、Ni、Cuなどが積層された層からなるメッキ層32が得られる。シード層31およびメッキ層32は、積層されることにより導電層3をなす。この際、導電層3は、たとえば素子配置用凹部パッド33を含む形状とされている。
次いで、図8に示すように、電子素子71を素子配置用凹部14に配置する。より具体的には、電子素子71を素子配置用凹部底面142に搭載する。電子素子71には、たとえばはんだボールを形成しておく。はんだボールには、フラックスを塗布しておく。このフラックスの粘着性を利用して、電子素子71を載置する。そして、リフロー炉によって上記はんだボールを溶融させた後に硬化させることにより、電子素子71の配置が完了する。はんだボールを形成する手法の他に、導電層3の素子配置用凹部パッド33にはんだペーストを塗布しておく手法を採用してもよい。
次いで、図9に示すように、第1封止樹脂部61を形成する。第1封止樹脂部61の形成は、たとえば浸透性に優れるとともに、感光することによって硬化する樹脂材料を素子配置用凹部底面142および素子配置用凹部第1側面141に囲まれた空間に電子素子71を覆うように充填し、これを硬化させることによって行う。
次いで、図10に示すように、電子素子72を素子配置用凹部14に配置する。より具体的には、電子素子72を素子配置用凹部中間面143に搭載する。電子素子72には、たとえばはんだボールを形成しておく。はんだボールには、フラックスを塗布しておく。このフラックスの粘着性を利用して、電子素子72を載置する。そして、リフロー炉によって上記はんだボールを溶融させた後に硬化させることにより、電子素子72の配置が完了する。はんだボールを形成する手法の他に、導電層3の素子配置用凹部パッド33にはんだペーストを塗布しておく手法を採用してもよい。
次いで、図11に示すように、第2封止樹脂部62を形成する。第2封止樹脂部62の形成は、たとえば浸透性に優れるとともに、感光することによって硬化する樹脂材料を素子配置用凹部中間面143および素子配置用凹部第2側面144に囲まれた空間に電子素子72を覆うように充填し、これを硬化させることによって行う。
次いで、図12に示すように、貫通孔17を形成する。貫通孔17の形成は、たとえば裏面112を熱参加することによってSiO2からなるマスク層を形成する。続いて、このマスク層に、貫通孔17に相当する位置に開口を設ける。そして、たとえばKOHを用いた異方性エッチングを行う。これにより、厚さ方向に対して傾斜した貫通孔内面171を有する貫通孔17が得られる。
次いで、図13に示すように、補助貫通孔211を形成する。具体的には、絶縁層2の凹部内面絶縁部21のうち電子素子71から裏面112側に露出した部分に対して、たとえばドライエッチングを施す。これにより、凹部内面絶縁部21の当該部分には、厚さ方向において断面形状が一定である補助貫通孔211が形成される。
次いで、図14および図15に示すように、貫通孔内面絶縁部22、補助貫通孔内面絶縁部23および裏面側絶縁部24を形成する。これらは、たとえばSiO2あるいはSiNなどの絶縁材料を用いたCVDを行った後にパターニングを施すことにより、形成される。
次いで、図16に示すように、絶縁層2の貫通孔内面絶縁部22、補助貫通孔内面絶縁部23および裏面側絶縁部24の適所にシード層31を形成する。シード層31は、たとえばCuを用いたスパッタリングを行った後にパターニングを施すことにより、形成される。
次いで、図17に示すように、絶縁層2の貫通孔内面絶縁部22、補助貫通孔内面絶縁部23および裏面側絶縁部24の適所にメッキ層32を形成する。メッキ層32の形成は、たとえばシード層31を利用した電解メッキによって行う。この結果、たとえばCuあるいはTi、Ni、Cuなどが積層された層からなるメッキ層32が得られる。そして、導電層3の貫通孔内面導電部35が形成される。
次いで、図18に示すように、裏面側絶縁膜41を形成する。裏面側絶縁膜41は、たとえばSiNを用いたCVDを行った後にパターニングを施すことにより、形成される。この後は、裏面電極パッド51を形成する。裏面電極パッド51は、たとえばNi,Pd,Auなどの金属を無電解めっきすることにより形成される。
そして、基板1をたとえばダイサーによって切断するこれにより、図1および図2に示した電子装置A1が得られる。
次に、電子装置A1の作用について説明する。
本実施形態によれば、基板1には、素子配置用凹部14から裏面112に貫通する貫通孔17が形成されている。導電層3は、貫通孔内面171を介して素子配置用凹部14から裏面112にわたって、形成されている。このような構成によると、素子配置用凹部14側から裏面112側への電流経路を形成することができる。これにより、電子素子71を動作させるために必要となる導通経路を、たとえば厚さ方向視において電子素子71と重ならせる構成が実現される。したがって、電子装置A1の厚さ方向視におけるサイズの小型化を図るのに適する。
本実施形態においては、素子配置用凹部第1側面141は、厚さ方向Zに対し傾斜している。このような構成によると、素子配置用凹部第1側面141を比較的に平坦に形成することができる。そのため、シード層31(すなわち導電層3)を形成しやすくなるといった利点を享受できる。
本実施形態においては、貫通孔内面171は、厚さ方向Zに対し傾斜している。このような構成によると、貫通孔内面171を比較的に平坦に形成することができる。そのため、シード層31(すなわち導電層3)を形成しやすくなるといった利点を享受できる。
素子配置用凹部14(素子配置用凹部底面142)と貫通孔17との境界部分においては、補助貫通孔封鎖部36と貫通孔内面導電部35とが接している。この接触は、貫通孔17の底部の面積に相当する面積においてなされる。したがって、補助貫通孔封鎖部36と貫通孔内面導電部35との導通、すなわち導電層3のうち裏面112側に形成された部分と、導電層3のうち素子配置用凹部14側に形成された部分とをより確実に導通させることができる。
図19〜図24は、本発明の他の実施形態を示している。なお、これらの図において、上記実施形態と同一または類似の要素には、上記実施形態と同一の符号を付している。
図19〜図21は、本発明の第2実施形態に基づく電子装置を示している。本実施形態の電子装置A2は、主に貫通孔17における貫通孔内面導電部35の構成が、上述した実施形態と異なっている。
図19は、電子装置A2の平面図である。図20は、電子装置A2の底面図である。図21は、図19のXXI−XXI線に沿う断面図である。なお、図19においては、理解の便宜上、封止樹脂部6を省略している。また、図20においては、理科の便宜上、裏面側絶縁膜41および裏面電極パッド51を省略している。
図19に示すように、素子配置用凹部14の素子配置用凹部底面142には、6つの電子素子71が搭載されている。各電子素子71は、素子配置用凹部底面142に形成された素子配置用凹部パッド33を利用して搭載されている。また、素子配置用凹部中間面143には、電子素子72が搭載されている。電子素子72は、素子配置用凹部中間面143に形成された素子配置用凹部パッド33を利用して搭載されている。導電層3は、素子配置用凹部底面142の素子配置用凹部パッド33と素子配置用凹部中間面143の素子配置用凹部パッド33とを適宜接続する帯状部分を含む。
図19に示すように、基板1には、2つの貫通孔17が形成されている。貫通孔17は、厚さ方向視において矩形状である。本実施形態の貫通孔17は、厚さ方向において主面111側から裏面112側に向かうほど断面寸法が小となっている。貫通孔内面171は、厚さ方向に対して傾斜しており、4つの平坦面を有する。厚さ方向に対して直角である平面と貫通孔内面171とがなす角は、たとえば55°である。このような貫通孔17は、たとえば基板1を素子配置用凹部底面142側からたとえばKOHを用いた異方性エッチングを行うことにより形成される。
図20に示すように、裏面112には、複数の裏面側パッド34が形成されている。裏面側パッド34は、裏面電極パッド51を形成する土台となる部位である。複数の裏面側パッド34は、裏面112の端縁に沿って配置されている。
本実施形態においては、1つの貫通孔17の貫通孔内面171に複数の貫通孔内面導電部35が形成されている。各貫通孔内面導電部35は、素子配置用凹部14の素子配置用凹部底面142から裏面112に向けて貫通孔内面171を横切るように形成されている。本実施形態においては、1つの貫通孔内面171に6つの貫通孔内面導電部35が形成されている。各貫通孔内面導電部35は、素子配置用凹部14に形成された素子配置用凹部パッド33と裏面112に形成された裏面側パッド34とに導通している。
このような実施形態によっても、電子装置A2の小型化を図ることができる。また、1つの貫通孔17に、複数の貫通孔内面導電部35が形成されている。これにより、導電層3のうち素子配置用凹部14側に形成された部位のより多くの箇所と、導電層3のうち裏面112側に形成された部位のより多くの箇所とを、適切に導通させることができる。
図22〜図24は、本発明の第3実施形態に基づく電子装置を示している。本実施形態の電子装置A3は、主に貫通孔17における貫通孔内面導電部35の構成が、上述した実施形態と異なっている。
図22は、電子装置A3の平面図である。図23は、電子装置A3の底面図である。図24は、図22のXXIV−XXIV線に沿う断面図である。なお、図22においては、理解の便宜上、封止樹脂部6を省略している。また、図23においては、理科の便宜上、裏面側絶縁膜41および裏面電極パッド51を省略している。
図22に示すように、素子配置用凹部14の素子配置用凹部底面142には、6つの電子素子71が搭載されている。各電子素子71は、素子配置用凹部底面142に形成された素子配置用凹部パッド33を利用して搭載されている。また、素子配置用凹部中間面143には、電子素子72が搭載されている。電子素子72は、素子配置用凹部中間面143に形成された素子配置用凹部パッド33を利用して搭載されている。導電層3は、素子配置用凹部底面142の素子配置用凹部パッド33と素子配置用凹部中間面143の素子配置用凹部パッド33とを適宜接続する帯状部分を含む。
図22に示すように、基板1には、2つの貫通孔17が形成されている。貫通孔17は、厚さ方向視において矩形状である。本実施形態の貫通孔17は、厚さ方向において主面111側から裏面112側に向かうほど断面寸法が大となっている。貫通孔内面171は、厚さ方向に対して傾斜しており、4つの平坦面を有する。厚さ方向に対して直角である平面と貫通孔内面171とがなす角は、たとえば55°である。このような貫通孔17は、たとえば基板1を裏面112側からたとえばKOHを用いた異方性エッチングを行うことにより形成される。
図23に示すように、裏面112には、複数の裏面側パッド34が形成されている。裏面側パッド34は、裏面電極パッド51を形成する土台となる部位である。複数の裏面側パッド34は、裏面112の端縁に沿って配置されている。
本実施形態においては、1つの貫通孔17の貫通孔内面171に複数の貫通孔内面導電部35が形成されている。各貫通孔内面導電部35は、素子配置用凹部14の素子配置用凹部底面142から裏面112に向けて貫通孔内面171を横切るように形成されている。本実施形態においては、1つの貫通孔内面171に6つの貫通孔内面導電部35が形成されている。各貫通孔内面導電部35は、素子配置用凹部14に形成された素子配置用凹部パッド33と裏面112に形成された裏面側パッド34とに導通している。
このような実施形態によっても、電子装置A3の小型化を図ることができる。また、1つの貫通孔17に、複数の貫通孔内面導電部35が形成されている。これにより、導電層3のうち素子配置用凹部14側に形成された部位のより多くの箇所と、導電層3のうち裏面112側に形成された部位のより多くの箇所とを、適切に導通させることができる。
本発明に係る電子装置は、上述した実施形態に限定されるものではない。本発明に係る電子装置の各部の具体的な構成は、種々に設計変更自在である。
A1〜A3 電子装置
1 基板
111 主面
112 裏面
14 素子配置用凹部
142 素子配置用凹部底面
141 素子配置用凹部第1側面
143 素子配置用凹部中間面
144 素子配置用凹部第2側面
17 貫通孔
171 貫通孔内面
3 導電層
31 シード層
32 メッキ層
33 素子配置用凹部パッド
34 裏面側パッド
35 貫通孔内面導電部
36 補助貫通孔封鎖部
2 絶縁層
21 凹部内面絶縁部
211 補助貫通孔
22 貫通孔内面絶縁部
23 補助貫通孔内面絶縁部
24 裏面側絶縁部
41 裏面側絶縁膜
51 裏面電極パッド
6 封止樹脂部
61 第1封止樹脂部
62 第2封止樹脂部
71 電子素子
72 電子素子

Claims (25)

  1. 厚さ方向において互いに反対側を向く主面および裏面を有し、半導体材料よりなる基板と、
    前記基板に配置された電子素子と、
    前記電子素子に導通する導電層と、を備え、
    前記基板には、前記主面から凹む素子配置用凹部と、当該素子配置用凹部から前記裏面に貫通する貫通孔が形成されており、
    前記素子配置用凹部には、前記電子素子が配置されており、
    前記貫通孔は、貫通孔内面を有し、
    前記導電層は、前記貫通孔内面を介して前記素子配置用凹部から前記裏面にわたって、形成されている、電子装置。
  2. 前記素子配置用凹部は、前記厚さ方向のうちの一方である第1厚さ方向を向く素子配置用凹部底面を有し、
    前記素子配置用凹部底面には、前記電子素子が配置されている、請求項1に記載の電子装置。
  3. 前記素子配置用凹部底面は、前記厚さ方向に直交する面である、請求項2に記載の電子装置。
  4. 前記基板に形成された絶縁層を更に備え、前記絶縁層は、前記導電層と前記基板との間に介在している、請求項1ないし3のいずれかに記載の電子装置。
  5. 前記絶縁層は、SiO2あるいはSiNよりなる、請求項4に記載の電子装置。
  6. 前記絶縁層は、前記素子配置用凹部の内面に形成された凹部内面絶縁部を含む、請求項4または5に記載の電子装置。
  7. 前記絶縁層は、前記貫通孔の内面に形成された貫通孔内面絶縁部を含む、請求項6に記載の電子装置。
  8. 前記貫通孔は、前記主面側から前記裏面側に向かうほど断面寸法が大である、請求項7に記載の電子装置。
  9. 前記凹部内面絶縁部は、厚さ方向視において前記貫通孔の前記主面側端縁と位置する補助貫通孔を有する、請求項8に記載の電子装置。
  10. 前記補助貫通孔は、前記厚さ方向において断面形状が一定である、請求項9に記載の電子装置。
  11. 前記絶縁層は、前記補助貫通孔の内面に形成され、且つ前記貫通孔内面絶縁部に繋がる補助貫通孔内面絶縁部を含む、請求項10に記載の電子装置。
  12. 前記導電層は、前記素子配置用凹部において前記補助貫通孔を塞ぐ補助貫通孔封鎖部を含む、請求項9ないし11のいずれかに記載の電子装置。
  13. 前記導電層は、少なくとも一部が前記貫通孔内面絶縁部に形成されており、且つ前記補助貫通孔封鎖部と接する貫通孔内面導電部を含む、請求項12に記載の電子装置。
  14. 前記貫通孔は、前記主面側から前記裏面側に向かうほど断面寸法が小である、請求項7に記載の電子装置。
  15. 前記導電層は、前記素子配置用凹部に形成された複数の素子配置用凹部パッドと、前記裏面側に形成された複数の裏面側パッドと、前記複数の素子配置用凹部パッドおよび前記複数の裏面側パッドとを各別に導通させ、且つ前記貫通孔を通じて前記素子配置用凹部および前記裏面にわたって形成された複数の貫通孔内面導電部を含む、請求項7に記載の電子装置。
  16. 前記絶縁層は、裏面側絶縁部を含み、前記裏面側絶縁部の少なくとも一部は、前記基板の前記裏面に形成されている、請求項4に記載の電子装置。
  17. 少なくとも一部が前記裏面に形成された裏面側絶縁膜を更に備え、
    前記裏面側絶縁膜は、前記貫通孔内に形成された部位を有しており、
    前記導電層は、前記裏面側絶縁膜と前記基板との間に介在している、請求項16に記載の電子装置。
  18. 前記裏面に形成された裏面電極パッドを更に備え、
    前記裏面電極パッドは、前記導電層に接しており、且つ、前記電子素子に導通している、請求項17に記載の電子装置。
  19. 前記導電層は、シード層と、メッキ層と、を含み、前記シード層は、前記基板と前記メッキ層との間に介在している、請求項1ないし18のいずれかに記載の電子装置。
  20. 前記素子配置用凹部に充填され、前記電子素子を覆う封止樹脂部を更に備える、請求項1ないし19のいずれかに記載の電子装置。
  21. 前記貫通孔の個数は、複数である、請求項1ないし20のいずれかに記載の電子装置。
  22. 前記基板は、半導体材料の単結晶よりなる、請求項1ないし21のいずれかに記載の電子装置。
  23. 前記半導体材料は、Siである、請求項22に記載の電子装置。
  24. 前記主面および前記裏面は、前記基板の厚さ方向に直交し、且つ、平坦である、請求項23に記載の電子装置。
  25. 前記主面は、(100)面である、請求項24に記載の電子装置。
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