JP2016100555A - 電子装置 - Google Patents

電子装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016100555A
JP2016100555A JP2014238587A JP2014238587A JP2016100555A JP 2016100555 A JP2016100555 A JP 2016100555A JP 2014238587 A JP2014238587 A JP 2014238587A JP 2014238587 A JP2014238587 A JP 2014238587A JP 2016100555 A JP2016100555 A JP 2016100555A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hole
electronic device
substrate
insulating
electronic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014238587A
Other languages
English (en)
Inventor
勇 西村
Isamu Nishimura
勇 西村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rohm Co Ltd filed Critical Rohm Co Ltd
Priority to JP2014238587A priority Critical patent/JP2016100555A/ja
Publication of JP2016100555A publication Critical patent/JP2016100555A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】 放熱性を高めることが可能な電子装置を提供すること。
【解決手段】 厚さ方向において互いに反対側を向く主面111および裏面112を有し、半導体材料よりなる基板1と、基板1に配置された電子素子71と、電子素子71に導通する導電層3と、を備え、基板1には、主面111から凹む素子配置用凹部14が形成されており、素子配置用凹部14には、電子素子71が配置されており、導電層3は、素子配置用凹部14に形成された放熱用パッド37を含み、電子素子71は、放熱用パッド37に接合されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電子装置に関する。
外部からの電流の入出力に対して特定の機能を果たす電子装置は、様々な形態のものが提案されている。一般的には、この電子装置の機能を果たすために、各々が電気回路の一部を構成する複数の素子が内蔵されている。これらの素子を支持し、かつ互いに導通させることを目的として、金属製のリードが用いられる。このリードは、上記複数の素子の機能や形状および大きさに応じて、その個数や形状および大きさが決定される。このリードに搭載された上記複数の素子は、封止樹脂によって覆われる。封止樹脂は、これらの素子や上記リードの一部を保護するためのものである。このような電子装置は、たとえば電子機器の回路基板などに実装されて用いられる。当該電子装置の作動時には、上記素子から発生する熱を外部へと放散することが重要である。なお、電子装置に関する文献としては、特許文献1が挙げられる。
特開2012−99673号公報
本発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、放熱性を高めることが可能な電子装置を提供することをその課題とする。
本発明によって提供される電子装置は、厚さ方向において互いに反対側を向く主面および裏面を有し、半導体材料よりなる基板と、前記基板に配置された電子素子と、前記電子素子に導通する導電層と、を備え、前記基板には、前記主面から凹む素子配置用凹部が形成されており、前記素子配置用凹部には、前記電子素子が配置されており、前記導電層は、前記素子配置用凹部に形成された放熱用パッドを含み、前記電子素子は、前記放熱用パッドに接合されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記電子素子と前記放熱用パッドとは、良伝熱性接合材によって接合されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記良伝熱性接合材は、金属を含む。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記良伝熱性接合材は、はんだである。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記素子配置用凹部は、前記厚さ方向のうちの一方である第1厚さ方向を向く素子配置用凹部底面を有し、前記放熱用パッドは、前記素子配置用凹部底面に形成されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記素子配置用凹部底面は、前記厚さ方向に直交する面である。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記基板に形成された絶縁層を更に備え、前記絶縁層の少なくとも一部は、前記導電層と前記基板との間に介在している。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記絶縁層は、SiO2あるいはSiNよりなる。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記絶縁層は、前記素子配置用凹部の内面に形成された凹部内面絶縁部を含む。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記凹部内面絶縁部は、前記素子配置用凹部底面を露出させる開口部を有しており、前記放熱用パッドは、前記開口部内において前記素子配置用凹部底面に直接形成されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記基板には、当該素子配置用凹部から前記裏面に貫通する貫通孔が形成されており、前記貫通孔は、貫通孔内面を有し、前記導電層は、前記貫通孔内面に形成され、且つ前記貫通孔と通じて前記放熱用パッドと接触している貫通孔内面導電部を含む。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記絶縁層は、前記貫通孔内面に形成された貫通孔内面絶縁部を含む。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記貫通孔内面絶縁部は、前記貫通孔内面導電部と前記貫通孔内面との間に介在する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記貫通孔は、前記主面側から前記裏面側に向かうほど断面寸法が大である。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記基板には、当該素子配置用凹部から前記裏面に貫通する貫通孔が形成されており、前記貫通孔は、貫通孔内面を有し、前記導電層は、前記貫通孔内面を介して前記素子配置用凹部から前記裏面にわたって、形成されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記絶縁層は、前記貫通孔内面に形成された貫通孔内面絶縁部を含む。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記凹部内面絶縁部は、厚さ方向視において前記貫通孔の前記主面側端縁と位置する補助貫通孔を有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記補助貫通孔は、前記厚さ方向において断面形状が一定である。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記絶縁層は、前記補助貫通孔の内面に形成され、且つ前記貫通孔内面絶縁部に繋がる補助貫通孔内面絶縁部を含む。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記導電層は、前記素子配置用凹部において前記補助貫通孔を塞ぐ補助貫通孔封鎖部を含む。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記導電層は、少なくとも一部が前記貫通孔内面絶縁部に形成されており、且つ前記補助貫通孔封鎖部と接する貫通孔内面導電部を含む。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記貫通孔は、前記主面側から前記裏面側に向かうほど断面寸法が大である。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記絶縁層は、裏面側絶縁部を含み、前記裏面側絶縁部の少なくとも一部は、前記基板の前記裏面に形成されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、少なくとも一部が前記裏面に形成された裏面側絶縁膜を更に備え、前記裏面側絶縁膜は、前記貫通孔内に形成された部位を有しており、前記導電層は、前記裏面側絶縁膜と前記基板との間に介在している。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記裏面に形成された裏面電極パッドを更に備え、前記裏面電極パッドは、前記導電層に接しており、且つ、前記電子素子に導通している。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記導電層は、シード層と、メッキ層と、を含み、前記シード層は、前記基板と前記メッキ層との間に介在している。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記素子配置用凹部に充填され、前記電子素子を覆う封止樹脂部を更に備える。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記貫通孔の個数は、複数である。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記基板は、半導体材料の単結晶よりなる。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記半導体材料は、Siである。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記主面および前記裏面は、前記基板の厚さ方向に直交し、且つ、平坦である。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記主面は、(100)面である。
本発明によれば、前記電子素子は、前記放熱用パッドに接合されている。前記放熱用パッドは、前記素子配置用凹部に配置されている。前記素子配置用凹部は、前記主面から凹む部分であるため、前記放熱用パッドは、前記裏面までの距離が相対的に小さい。これにより、前記電子素子からの熱が、前記裏面側へと伝わりやすい。したがって、前記電子装置の放熱性を高めることができる。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
本発明の第1実施形態に基づく電子装置を示す断面図である。 図1の電子装置を示す要部拡大断面図である。 図1の電子装置を示す要部拡大断面図である。 図1の電子装置の基板を示す平面図である。 図1の電子装置の製造方法の一例を示す断面図である。 図1の電子装置の製造方法の一例を示す断面図である。 図1の電子装置の製造方法の一例を示す断面図である。 図1の電子装置の製造方法の一例を示す断面図である。 図1の電子装置の製造方法の一例を示す断面図である。 図1の電子装置の製造方法の一例を示す断面図である。 図1の電子装置の製造方法の一例を示す断面図である。 図1の電子装置の製造方法の一例を示す断面図である。 図1の電子装置の製造方法の一例を示す断面図である。 図1の電子装置の製造方法の一例を示す断面図である。 図1の電子装置の製造方法の一例を示す断面図である。 図1の電子装置の製造方法の一例を示す断面図である。 図1の電子装置の製造方法の一例を示す断面図である。 本発明の第2実施形態に基づく電子装置を示す断面図である。 本発明の第3実施形態に基づく電子装置を示す断面図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態につき、図面を参照して具体的に説明する。
図1〜図3は、本発明の第1実施形態に基づく電子装置を示している。本実施形態の電子装置A1は、基板1、絶縁層2、導電層3、裏面側絶縁膜41、裏面電極パッド51、封止樹脂部6、電子素子71および電子素子72を備えている。図1は、電子装置A1の厚さ方向に沿う断面における断面図である。図2および図3は、電子装置A1の要部拡大断面図である。また、図4は、基板1のみを示す平面図である。
基板1は、半導体材料の単結晶よりなる。本実施形態においては、基板1は、Si単結晶からなる。基板1の材質は、Siに限定されず、たとえば、SiCであってもよい。基板1の厚さは、たとえば、200〜550μmである。基板1には、電子素子71および電子素子72が配置されている。
基板1は、主面111と、裏面112と、を有する。
主面111は、厚さ方向の一方を向く。主面111は平坦である。主面111は厚さ方向に直交する。主面111は、(100)面、あるいは、(110)面である。本実施形態では、主面111は、(100)面である。
裏面112は、厚さ方向の他方を向く。すなわち、裏面112および主面111は互いに反対側を向く。裏面112は平坦である。裏面112は厚さ方向に直交する。
基板1には、素子配置用凹部14、2つの貫通孔17および1つの貫通孔18が形成されている。
素子配置用凹部14は、主面111から凹んでいる。素子配置用凹部14には、電子素子71および電子素子72が配置されている。素子配置用凹部14の深さ(主面111と後述の素子配置用凹部底面142との、厚さ方向における離間寸法)は、たとえば、100〜300μmである。素子配置用凹部14は、厚さ方向視において矩形状である。素子配置用凹部14の形状は、主面111として(100)面を採用したことに依存している。
素子配置用凹部14は、素子配置用凹部第1側面141、素子配置用凹部底面142、素子配置用凹部中間面143および素子配置用凹部第2側面144を有している。
素子配置用凹部底面142は、基板1の厚さ方向において主面111と同じ側を向く。素子配置用凹部底面142は、厚さ方向視において矩形状である。素子配置用凹部底面142には、電子素子71が配置されている。素子配置用凹部底面142は、厚さ方向に直交する面である。
素子配置用凹部第1側面141は、素子配置用凹部底面142から起立する。素子配置用凹部第1側面141は、素子配置用凹部底面142につながっている。素子配置用凹部第1側面141は、厚さ方向に対し傾斜している。厚さ方向に直交する平面に対する素子配置用凹部第1側面141の角度は、55度である。これは、主面111として(100)面を採用したことに由来している。素子配置用凹部第1側面141は、4つの平坦面を有している。
素子配置用凹部中間面143は、素子配置用凹部底面142につながっている。素子配置用凹部中間面143は、厚さ方向において主面111と同じ側を向いている。素子配置用凹部中間面143は、厚さ方向視矩形環状であり、平坦面である。
素子配置用凹部第2側面144は、素子配置用凹部中間面143から起立する。素子配置用凹部第2側面144は、主面111につながっている。素子配置用凹部第2側面144は、厚さ方向に対し傾斜している。厚さ方向に直交する平面に対する素子配置用凹部第2側面144の角度は、55度である。これは、主面111として(100)面を採用したことに由来している。素子配置用凹部第2側面144は、4つの平坦面を有している。
貫通孔17は、基板1における一部分を素子配置用凹部底面142から裏面112へと貫通する。本実施形態では、貫通孔17の個数は、複数(2つ)である。貫通孔17の深さは、たとえば、10〜50μmである。基板1の厚さ方向視における貫通孔17の最大開口寸法は、たとえば、10〜50μmである。基板1の厚さ方向視における貫通孔17の最大開口寸法に対する、貫通孔17の深さの比は、0.2〜5である。本実施形態では、貫通孔17は、厚さ方向視において、矩形状である。また、本実施形態においては、貫通孔17は、厚さ方向において主面111側から裏面112側に向かうほど断面寸法が大である。
貫通孔17は、貫通孔内面171を有する。
貫通孔内面171は、基板1の厚さ方向に対して傾斜している。貫通孔内面171は、4つの平坦面を有している。本実施形態では、貫通孔内面171は、素子配置用凹部底面142および裏面112につながっている。厚さ方向に直交する平面に対する貫通孔内面171の角度は、55度である。これは、主面111として(100)面を採用したことに由来している。
貫通孔18は、基板1における一部分を素子配置用凹部底面142から裏面112へと貫通している。本実施形態では、貫通孔18の個数は、1つであり、2つの貫通孔17の間に位置している。貫通孔18の深さは、たとえば、10〜50μmである。基板1の厚さ方向視における貫通孔18の最大開口寸法は、たとえば、10〜50μmである。基板1の厚さ方向視における貫通孔18の最大開口寸法に対する、貫通孔18の深さの比は、0.2〜5である。本実施形態では、貫通孔18は、厚さ方向視において、矩形状である。また、本実施形態においては、貫通孔18は、厚さ方向において主面111側から裏面112側に向かうほど断面寸法が大である。
貫通孔18は、貫通孔内面181を有する。
貫通孔内面181は、基板1の厚さ方向に対して傾斜している。貫通孔内面181は、4つの平坦面を有している。本実施形態では、貫通孔内面181は、素子配置用凹部底面142および裏面112につながっている。厚さ方向に直交する平面に対する貫通孔内面181の角度は、55度である。これは、主面111として(100)面を採用したことに由来している。
絶縁層2は、導電層3と基板1との間に介在している。絶縁層2の厚さは、たとえば0.1〜1.0μm程度である。絶縁層2は、たとえば、SiO2あるいはSiNよりなる。
絶縁層2は、凹部内面絶縁部21、貫通孔内面絶縁部22、補助貫通孔内面絶縁部23および裏面側絶縁部24を有する。
凹部内面絶縁部21は、基板1の素子配置用凹部14に形成されている。本実施形態では、凹部内面絶縁部21は、素子配置用凹部第1側面141、素子配置用凹部底面142、素子配置用凹部中間面143および素子配置用凹部第2側面144のすべてに形成されている。凹部内面絶縁部21は、たとえば熱酸化によって形成されている。凹部内面絶縁部21は、たとえば、SiO2よりなる。
凹部内面絶縁部21には、補助貫通孔211が形成されている。補助貫通孔211は、凹部内面絶縁部21を厚さ方向に貫通している。また、補助貫通孔211は、厚さ方向視において貫通孔17内に位置している。補助貫通孔211は、厚さ方向において断面形状が一定である。
また、本実施形態においては、凹部内面絶縁部21には、開口部25が形成されている。開口部25は、凹部内面絶縁部21を厚さ方向に貫通しており、素子配置用凹部底面142を素子配置用凹部14側に露出させている。また、開口部25は、厚さ方向視において貫通孔18を内包している。
貫通孔内面絶縁部22は、貫通孔17の貫通孔内面171および貫通孔18の貫通孔内面181に形成されている。貫通孔内面絶縁部22は、たとえばCVD(Chemical Vapor Deposition)によって形成されている。貫通孔内面絶縁部22は、たとえば、SiO2またはSiNよりなる。
補助貫通孔内面絶縁部23は、凹部内面絶縁部21の補助貫通孔211の内面に形成されている。補助貫通孔内面絶縁部23は、たとえばCVD(Chemical Vapor Deposition)によって形成されている。補助貫通孔内面絶縁部23は、たとえば、SiO2またはSiNよりなる。
裏面側絶縁部24の少なくとも一部は、基板1の裏面112に形成されている。裏面側絶縁部24は、熱酸化によって形成されている。裏面側絶縁部24は、たとえば、SiO2よりなる。
導電層3は、電子素子71および電子素子72に導通する。導電層3は、電子素子71および電子素子72に入出力する電流経路を構成するためのものである。導電層3は、素子配置用凹部第1側面141、素子配置用凹部底面142、素子配置用凹部中間面143、貫通孔内面171および裏面112に形成されている。より具体的には、導電層3は、貫通孔内面171を介して素子配置用凹部14から裏面112にわたって、形成されている。
導電層3は、シード層31およびメッキ層32を含む。
シード層31は、所望のメッキ層32を形成するためのいわゆる下地層である。シード層31は、基板1とメッキ層32との間に介在している。シード層31は、たとえばCuよりなる。シード層31は、たとえばスパッタリングによって形成される。シード層31の厚さは、たとえば、1μm以下である。
メッキ層32は、シード層31を利用した電解めっきによって形成される。メッキ層32は、たとえばCuあるいはTi、Ni、Cuなどが積層された層よりなる。メッキ層32の厚さは、たとえば3〜10μm程度である。メッキ層32の厚さは、シード層31の厚さよりも厚い。
導電層3は、素子配置用凹部パッド33、貫通孔内面導電部35、貫通孔内面導電部35A、補助貫通孔封鎖部36、放熱用パッド37および裏面放熱用パッド38を含む。
素子配置用凹部パッド33は、素子配置用凹部14に形成されており、特に素子配置用凹部底面142に形成されたものを含む。また、素子配置用凹部パッド33は、素子配置用凹部中間面143に形成されたものを含んでいてもよい。素子配置用凹部底面142に形成された素子配置用凹部パッド33は、電子素子71を素子配置用凹部底面142に搭載するために用いられる。素子配置用凹部中間面143に形成された素子配置用凹部パッド33は、電子素子72を素子配置用凹部中間面143に搭載するために用いられる。
貫通孔内面導電部35は、貫通孔17の貫通孔内面171に形成された部分を含む。本実施形態においては、図2に示すように、貫通孔内面導電部35は、貫通孔17の貫通孔内面171において絶縁層2の貫通孔内面絶縁部22に積層された部分と、補助貫通孔内面絶縁部23に形成された部分とを含む。さらに、貫通孔内面導電部35は、貫通孔17の底面をなすように配置された、厚さ方向に対して直角である部分を含む。
補助貫通孔封鎖部36は、貫通孔17を主面111側から塞いでおり、素子配置用凹部パッド33のうち素子配置用凹部底面142に形成されたものと同層をなしている。補助貫通孔封鎖部36と貫通孔内面導電部35とは、互いに接している。
放熱用パッド37は、素子配置用凹部14に形成されており、より具体的には、素子配置用凹部底面142に形成されている。さらに、本実施形態においては、放熱用パッド37は、絶縁層2の開口部25内に形成されており、絶縁層2を介することなく素子配置用凹部底面142に直接形成されている。
貫通孔内面導電部35Aは、貫通孔18の貫通孔内面181に形成された部分を含む。本実施形態においては、図3に示すように、貫通孔内面導電部35Aは、貫通孔18の貫通孔内面181において絶縁層2の貫通孔内面絶縁部22に積層された部分と、貫通孔18の底部において放熱用パッド37と直接接する部分を有する。
裏面放熱用パッド38は、裏面112に形成されており、より具体的には、絶縁層2の裏面側絶縁部24を介して裏面112に形成されている。裏面放熱用パッド38は、厚さ方向視において貫通孔18を囲んでおり、貫通孔内面導電部35Aにつながっている。
裏面側絶縁膜41の少なくとも一部は、裏面112に形成されている。裏面側絶縁膜41は、貫通孔17内に形成された部位を有している。裏面側絶縁膜41と基板1との間に導電層3が介在している。裏面側絶縁膜41は、たとえばSiNよりなる。裏面側絶縁膜41は、たとえば、CVDによって形成されている。
裏面電極パッド51は、裏面112に形成されている。裏面電極パッド51は、導電層3に接しており、且つ、電子素子71に導通している。裏面電極パッド51は、たとえば基板1に近い順に、Ni層、Pd層、およびAu層が積層された構造となっている。本実施形態では、裏面電極パッド51は矩形状である。
封止樹脂部6は、素子配置用凹部14に充填され、電子素子71および電子素子72を覆っている。封止樹脂部6は、第1封止樹脂部61および第2封止樹脂部62を含む。第1封止樹脂部61は、電子素子71を覆っており、素子配置用凹部底面142および素子配置用凹部第1側面141によって囲まれた空間に充填されている。第2封止樹脂部62は、電子素子72を覆っており、素子配置用凹部中間面143および素子配置用凹部第2側面144によって囲まれた空間に充填されている。封止樹脂部6の材質としては、たとえばエポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリイミド樹脂、ポリベンゾオキサゾール(PBO)樹脂、および、シリコーン樹脂が挙げられる。封止樹脂部6は、透光性樹脂または非透光性樹脂のいずれであってもよいが、本実施形態においては、非透光性樹脂が好ましい。
電子素子71は、素子配置用凹部底面142に搭載されている。電子素子71の一例としては、たとえば集積回路素子が挙げられ、具体的には、いわゆるASIC(Application Specific Integrated Circuit)素子である。あるいは、電子素子71の他の例としては、インダクタやキャパシタなどの受動素子が挙げられる。
さらに、本実施形態においては、電子素子71は、放熱用パッド37に接合されている。電子素子71のうち放熱用パッド37に接合される部位は特に限定されないが、電子素子71の底面に形成された絶縁層、あるいは金属層などが適宜選択される。電子素子71の前記金属層が接合される場合、導電層3の裏面放熱用パッド38は、裏面電極パッド51とは導通しない構成が好ましい。図3は、電子素子71に形成された金属層が放熱用パッド37に接合された例である。
電子素子71は、良伝熱性接合材55によって放熱用パッド37に接合されている。良伝熱性接合材55は、相対的に良好な伝熱性を有する材質からなり、好ましくは金属を含み、たとえばはんだである。この良伝熱性接合材55は、電子素子71および電子素子72を素子配置用凹部パッド33に接合するために用いられていてもよい。
電子素子72は、素子配置用凹部中間面143に搭載されている。電子素子72の一例としては、たとえば集積回路素子が挙げられ、具体的には、いわゆるASIC(Application Specific Integrated Circuit)素子である。あるいは、電子素子72の他の例としては、インダクタやキャパシタなどの受動素子が挙げられる。
次に、電子装置A1の製造方法の一例について、図5〜図17を参照しつつ、以下に説明する。
まず、図5に示すように基板1を用意する。基板1は、半導体材料の単結晶からなり、本実施形態においては、Si単結晶からなる。基板1の厚さは、たとえば200〜550μm程度である。基板1は、上述した電子装置A1の基板1を複数個得ることのできるサイズである。すなわち、以降の製造工程においては、複数の電子装置A1を一括して製造する手法を前提としている。1つの電子装置A1を製造する方法であっても構わないが、工業上の効率を考慮すると、複数の電子装置A1を一括して製造する手法が現実的である。なお、図4に示す基板1は、電子装置A1における基板1とは厳密には異なるが、理解の便宜上、いずれの基板についても、基板1として表すものとする。
基板1は、互いに反対側を向く主面111および裏面112を有している。本実施形態においては、主面111として結晶方位が(100)である面、すなわち(100)面を採用する。
次いで、主面111をたとえば酸化させることによりSiO2からなるマスク層を形成する。このマスク層の厚さは、たとえば0.7〜1.0μm程度である。
次いで、前記マスク層に対してたとえばエッチングによるパターニングを行う。これにより、前記マスク層にたとえば矩形状の開口を形成する。この開口の形状および大きさは、最終的に得ようとする素子配置用凹部14の形状および大きさに応じて設定する。
次いで、基板1に対して、たとえばKOHを用いた異方性エッチングによって行う。KOHは、Si単結晶に対して良好な異方性エッチングを実現しうるアルカリエッチング溶液の一例である。これにより、基板1には、凹部が形成される。この凹部は、底面および側面を有する。前記底面は、厚さ方向に対して直角である。前記側面が厚さ方向に直交する平面に対してなす角度は、55°程度となる。
次いで、前記マスク層の開口を拡大する。続いて、上述したKOHを用いた異方性エッチングによって行う。そして、前記マスク層を除去する。この2段階のエッチングを行うことにより、図6に示す素子配置用凹部14が形成される。素子配置用凹部14は、素子配置用凹部第1側面141、素子配置用凹部底面142、素子配置用凹部中間面143および素子配置用凹部第2側面144を有しており、主面111から凹んでいる。素子配置用凹部14は、厚さ方向視矩形状である。
次いで、図7に示すように、熱酸化させることにより、素子配置用凹部第1側面141、素子配置用凹部底面142、素子配置用凹部中間面143および素子配置用凹部第2側面144に、絶縁層2を形成する。この絶縁層2は、上述した凹部内面絶縁部21となる。また、凹部内面絶縁部21をエッチングするなどにより、開口部25を形成する。
次いで、図8に示すように、導電層3を形成する。導電層3の形成は、シード層31およびメッキ層32の形成を含む。シード層31は、たとえばCuを用いたスパッタリングを行った後にパターニングを施すことにより、形成される。メッキ層32の形成は、たとえばシード層31を利用した電解メッキによって行う。この結果、たとえばCuあるいはTi、Ni、Cuなどが積層された層からなるメッキ層32が得られる。シード層31およびメッキ層32は、積層されることにより導電層3をなす。この際、導電層3は、たとえば素子配置用凹部パッド33を含む形状とされている。また、導電層3のうち開口部25内に形成された部分が、放熱用パッド37となる。
次いで、図9に示すように、電子素子71を素子配置用凹部14に配置する。より具体的には、電子素子71を素子配置用凹部底面142に搭載する。電子素子71には、たとえばはんだボールを形成しておく。はんだボールには、フラックスを塗布しておく。このフラックスの粘着性を利用して、電子素子71を載置する。また、電子素子71の下面に形成された金属層などに良伝熱性接合材55を塗布する。あるいは、放熱用パッド37に良伝熱性接合材55を塗布する。そして、リフロー炉によって上記はんだボールを溶融させた後に硬化させることにより、電子素子71の配置が完了する。また、これと並行して、良伝熱性接合材55によって電子素子71が放熱用パッド37に接合される。はんだボールを形成する手法の他に、導電層3の素子配置用凹部パッド33にはんだペーストを塗布しておく手法を採用してもよい。
次いで、図10に示すように、第1封止樹脂部61を形成する。第1封止樹脂部61の形成は、たとえば浸透性に優れるとともに、感光することによって硬化する樹脂材料を素子配置用凹部底面142および素子配置用凹部第1側面141に囲まれた空間に電子素子71を覆うように充填し、これを硬化させることによって行う。
次いで、図11に示すように、電子素子72を素子配置用凹部14に配置する。より具体的には、電子素子72を素子配置用凹部中間面143に搭載する。電子素子72には、たとえばはんだボールを形成しておく。はんだボールには、フラックスを塗布しておく。このフラックスの粘着性を利用して、電子素子72を載置する。そして、リフロー炉によって上記はんだボールを溶融させた後に硬化させることにより、電子素子72の配置が完了する。はんだボールを形成する手法の他に、導電層3の素子配置用凹部パッド33にはんだペーストを塗布しておく手法を採用してもよい。
次いで、図12に示すように、第2封止樹脂部62を形成する。第2封止樹脂部62の形成は、たとえば浸透性に優れるとともに、感光することによって硬化する樹脂材料を素子配置用凹部中間面143および素子配置用凹部第2側面144に囲まれた空間に電子素子72を覆うように充填し、これを硬化させることによって行う。
次いで、図13に示すように、貫通孔17および貫通孔18を形成する。貫通孔17および18の形成は、たとえば裏面112を熱参加することによってSiO2からなるマスク層を形成する。続いて、このマスク層に、貫通孔17および貫通孔18に相当する位置に開口を設ける。そして、たとえばKOHを用いた異方性エッチングを行う。これにより、厚さ方向に対して傾斜した貫通孔内面171を有する貫通孔17および貫通孔内面181を有する貫通孔18が得られる。
次いで、図14に示すように、補助貫通孔211を形成する。具体的には、絶縁層2の凹部内面絶縁部21のうち電子素子71から裏面112側に露出した部分に対して、たとえばドライエッチングを施す。これにより、凹部内面絶縁部21の当該部分には、厚さ方向において断面形状が一定である補助貫通孔211が形成される。
次いで、図15に示すように、貫通孔内面絶縁部22、補助貫通孔内面絶縁部23および裏面側絶縁部24を形成する。これらは、たとえばSiO2あるいはSiNなどの絶縁材料を用いたCVDを行った後にパターニングを施すことにより、形成される。
次いで、絶縁層2の貫通孔内面絶縁部22、補助貫通孔内面絶縁部23および裏面側絶縁部24の適所にシード層31を形成する。シード層31は、たとえばCuを用いたスパッタリングを行った後にパターニングを施すことにより、形成される。次いで、図17に示すように、絶縁層2の貫通孔内面絶縁部22、補助貫通孔内面絶縁部23および裏面側絶縁部24の適所にメッキ層32を形成する。メッキ層32の形成は、たとえばシード層31を利用した電解メッキによって行う。この結果、たとえばCuあるいはTi、Ni、Cuなどが積層された層からなるメッキ層32が得られる。そして、図16に示すように、導電層3の貫通孔内面導電部35、貫通孔内面導電部35Aよおび裏面放熱用パッド38が形成される。
次いで、図17に示すように、裏面側絶縁膜41を形成する。裏面側絶縁膜41は、たとえばSiNを用いたCVDを行った後にパターニングを施すことにより、形成される。この後は、裏面電極パッド51を形成する。裏面電極パッド51は、たとえばNi,Pd,Auなどの金属を無電解めっきすることにより形成される。
そして、基板1をたとえばダイサーによって切断するこれにより、図1〜図3に示した電子装置A1が得られる。
次に、電子装置A1の作用について説明する。
本実施形態によれば、電子素子71は、放熱用パッド37に接合されている。放熱用パッド37は、素子配置用凹部14に配置されている。素子配置用凹部14は、主面111から凹む部分であるため、放熱用パッド37は、裏面112までの距離が相対的に小さい。これにより、電子素子71からの熱が、裏面112側へと伝わりやすい。したがって、電子装置A1の放熱性を高めることができる。
また、本実施形態においては、放熱用パッド37は、貫通孔18を通じて貫通孔内面導電部35Aと接している。このため、電子素子71からの熱は、放熱用パッド37および貫通孔内面導電部35Aを介して、外部へと放散される。これは、電子装置A1の放熱性を高めるのに好ましい。
また、放熱用パッド37は、絶縁層2を介することなく、基板1の素子配置用凹部底面142に直接接合されている。これにより、電子素子71からの熱を、基板1にも効率よく伝えることができる。
電子素子71と放熱用パッド37とを接合する良伝熱性接合材55としてはんだを選択すれば、電子装置A1の放熱性を更に高めることができる。
また、基板1には、素子配置用凹部14から裏面112に貫通する貫通孔17が形成されている。導電層3は、貫通孔内面171を介して素子配置用凹部14から裏面112にわたって、形成されている。このような構成によると、素子配置用凹部14側から裏面112側への電流経路を形成することができる。これにより、電子素子71を動作させるために必要となる導通経路を、たとえば厚さ方向視において電子素子71と重ならせる構成が実現される。したがって、電子装置A1の厚さ方向視におけるサイズの小型化を図るのに適する。
本実施形態においては、素子配置用凹部第1側面141は、厚さ方向Zに対し傾斜している。このような構成によると、素子配置用凹部第1側面141を比較的に平坦に形成することができる。そのため、シード層31(すなわち導電層3)を形成しやすくなるといった利点を享受できる。
本実施形態においては、貫通孔内面171は、厚さ方向Zに対し傾斜している。このような構成によると、貫通孔内面171を比較的に平坦に形成することができる。そのため、シード層31(すなわち導電層3)を形成しやすくなるといった利点を享受できる。
素子配置用凹部14(素子配置用凹部底面142)と貫通孔17との境界部分においては、補助貫通孔封鎖部36と貫通孔内面導電部35とが接している。この接触は、貫通孔17の底部の面積に相当する面積においてなされる。したがって、補助貫通孔封鎖部36と貫通孔内面導電部35との導通、すなわち導電層3のうち裏面112側に形成された部分と、導電層3のうち素子配置用凹部14側に形成された部分とをより確実に導通させることができる。
図18および図19は、本発明の他の実施形態を示している。なお、これらの図において、上記実施形態と同一または類似の要素には、上記実施形態と同一の符号を付している。
図18は、本発明の第2実施形態に基づく電子装置を示している。本実施形態の電子装置A2は、基板1に貫通孔18が形成されていない点が上述した実施形態と異なっている。
素子配置用凹部底面142に形成された絶縁層2の凹部内面絶縁部21には、開口部25が形成されている。また、放熱用パッド37は、開口部25内に形成されており、素子配置用凹部底面142と直接接している。
このような実施形態によっても、電子装置A2の放熱性を高めることができる。また、放熱用パッド37が基板1の素子配置用凹部底面142に直接接していることは、放熱性の向上に好ましい。
図18は、本発明の第2実施形態に基づく電子装置を示している。本実施形態の電子装置A3は、基板1に貫通孔18が形成されていない。また、電子装置A3においては、放熱用パッド37が絶縁層2の凹部内面絶縁部21上に形成されている。このような実施形態によっても、電子装置A3の放熱性を高めることができる。
本発明に係る電子装置は、上述した実施形態に限定されるものではない。本発明に係る電子装置の各部の具体的な構成は、種々に設計変更自在である。
A1〜A3 電子装置
1 基板
111 主面
112 裏面
14 素子配置用凹部
142 素子配置用凹部底面
141 素子配置用凹部第1側面
143 素子配置用凹部中間面
144 素子配置用凹部第2側面
17 貫通孔
171 貫通孔内面
18 貫通孔
181 貫通孔内面
3 導電層
31 シード層
32 メッキ層
33 素子配置用凹部パッド
35 貫通孔内面導電部
35A 貫通孔内面導電部
36 補助貫通孔封鎖部
37 放熱用パッド
38 裏面放熱用パッド
2 絶縁層
21 凹部内面絶縁部
211 補助貫通孔
22 貫通孔内面絶縁部
23 補助貫通孔内面絶縁部
24 裏面側絶縁部
25 開口部
41 裏面側絶縁膜
51 裏面電極パッド
55 良伝熱性接合材
6 封止樹脂部
61 第1封止樹脂部
62 第2封止樹脂部
71 電子素子
72 電子素子

Claims (32)

  1. 厚さ方向において互いに反対側を向く主面および裏面を有し、半導体材料よりなる基板と、
    前記基板に配置された電子素子と、
    前記電子素子に導通する導電層と、を備え、
    前記基板には、前記主面から凹む素子配置用凹部が形成されており、
    前記素子配置用凹部には、前記電子素子が配置されており、
    前記導電層は、前記素子配置用凹部に形成された放熱用パッドを含み、
    前記電子素子は、前記放熱用パッドに接合されている、電子装置。
  2. 前記電子素子と前記放熱用パッドとは、良伝熱性接合材によって接合されている、請求項1に記載の電子装置。
  3. 前記良伝熱性接合材は、金属を含む、請求項2に記載の電子装置。
  4. 前記良伝熱性接合材は、はんだである、請求項3に記載の電子装置。
  5. 前記素子配置用凹部は、前記厚さ方向のうちの一方である第1厚さ方向を向く素子配置用凹部底面を有し、
    前記放熱用パッドは、前記素子配置用凹部底面に形成されている、請求項1ないし4のいずれかに記載の電子装置。
  6. 前記素子配置用凹部底面は、前記厚さ方向に直交する面である、請求項5に記載の電子装置。
  7. 前記基板に形成された絶縁層を更に備え、前記絶縁層の少なくとも一部は、前記導電層と前記基板との間に介在している、請求項5または6のいずれかに記載の電子装置。
  8. 前記絶縁層は、SiO2あるいはSiNよりなる、請求項7に記載の電子装置。
  9. 前記絶縁層は、前記素子配置用凹部の内面に形成された凹部内面絶縁部を含む、請求項7または8に記載の電子装置。
  10. 前記凹部内面絶縁部は、前記素子配置用凹部底面を露出させる開口部を有しており、
    前記放熱用パッドは、前記開口部内において前記素子配置用凹部底面に直接形成されている、請求項9に記載の電子装置。
  11. 前記基板には、当該素子配置用凹部から前記裏面に貫通する貫通孔が形成されており、
    前記貫通孔は、貫通孔内面を有し、
    前記導電層は、前記貫通孔内面に形成され、且つ前記貫通孔と通じて前記放熱用パッドと接触している貫通孔内面導電部を含む、請求項10に記載の電子装置。
  12. 前記絶縁層は、前記貫通孔内面に形成された貫通孔内面絶縁部を含む、請求項11に記載の電子装置。
  13. 前記貫通孔内面絶縁部は、前記貫通孔内面導電部と前記貫通孔内面との間に介在する、請求項12に記載の電子装置。
  14. 前記貫通孔は、前記主面側から前記裏面側に向かうほど断面寸法が大である、請求項11ないし13のいずれかに記載の電子装置。
  15. 前記基板には、当該素子配置用凹部から前記裏面に貫通する貫通孔が形成されており、
    前記貫通孔は、貫通孔内面を有し、
    前記導電層は、前記貫通孔内面を介して前記素子配置用凹部から前記裏面にわたって、形成されている、請求項1ないし10のいずれかに記載の電子装置。
  16. 前記絶縁層は、前記貫通孔内面に形成された貫通孔内面絶縁部を含む、請求項15に記載の電子装置。
  17. 前記凹部内面絶縁部は、厚さ方向視において前記貫通孔の前記主面側端縁と位置する補助貫通孔を有する、請求項16に記載の電子装置。
  18. 前記補助貫通孔は、前記厚さ方向において断面形状が一定である、請求項17に記載の電子装置。
  19. 前記絶縁層は、前記補助貫通孔の内面に形成され、且つ前記貫通孔内面絶縁部に繋がる補助貫通孔内面絶縁部を含む、請求項18に記載の電子装置。
  20. 前記導電層は、前記素子配置用凹部において前記補助貫通孔を塞ぐ補助貫通孔封鎖部を含む、請求項17ないし19のいずれかに記載の電子装置。
  21. 前記導電層は、少なくとも一部が前記貫通孔内面絶縁部に形成されており、且つ前記補助貫通孔封鎖部と接する貫通孔内面導電部を含む、請求項20に記載の電子装置。
  22. 前記貫通孔は、前記主面側から前記裏面側に向かうほど断面寸法が大である、請求項15ないし21のいずれかに記載の電子装置。
  23. 前記絶縁層は、裏面側絶縁部を含み、前記裏面側絶縁部の少なくとも一部は、前記基板の前記裏面に形成されている、請求項1ないし22のいずれかに記載の電子装置。
  24. 少なくとも一部が前記裏面に形成された裏面側絶縁膜を更に備え、
    前記裏面側絶縁膜は、前記貫通孔内に形成された部位を有しており、
    前記導電層は、前記裏面側絶縁膜と前記基板との間に介在している、請求項23に記載の電子装置。
  25. 前記裏面に形成された裏面電極パッドを更に備え、
    前記裏面電極パッドは、前記導電層に接しており、且つ、前記電子素子に導通している、請求項24に記載の電子装置。
  26. 前記導電層は、シード層と、メッキ層と、を含み、前記シード層は、前記基板と前記メッキ層との間に介在している、請求項1ないし25のいずれかに記載の電子装置。
  27. 前記素子配置用凹部に充填され、前記電子素子を覆う封止樹脂部を更に備える、請求項1ないし26のいずれかに記載の電子装置。
  28. 前記貫通孔の個数は、複数である、請求項1ないし27のいずれかに記載の電子装置。
  29. 前記基板は、半導体材料の単結晶よりなる、請求項1ないし28のいずれかに記載の電子装置。
  30. 前記半導体材料は、Siである、請求項29に記載の電子装置。
  31. 前記主面および前記裏面は、前記基板の厚さ方向に直交し、且つ、平坦である、請求項30に記載の電子装置。
  32. 前記主面は、(100)面である、請求項31に記載の電子装置。
JP2014238587A 2014-11-26 2014-11-26 電子装置 Pending JP2016100555A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014238587A JP2016100555A (ja) 2014-11-26 2014-11-26 電子装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014238587A JP2016100555A (ja) 2014-11-26 2014-11-26 電子装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016100555A true JP2016100555A (ja) 2016-05-30

Family

ID=56078123

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014238587A Pending JP2016100555A (ja) 2014-11-26 2014-11-26 電子装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016100555A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022058973A (ja) * 2018-02-13 2022-04-12 ローム株式会社 半導体装置および半導体装置の製造方法

Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2150749A (en) * 1983-12-03 1985-07-03 Standard Telephones Cables Ltd Integrated circuits
JP2002217197A (ja) * 2001-01-18 2002-08-02 Sony Corp 半導体装置
JP2005012155A (ja) * 2003-05-26 2005-01-13 Matsushita Electric Works Ltd 発光装置
JP2006278666A (ja) * 2005-03-29 2006-10-12 Lg Electronics Inc 光源装置及びその製造方法
JP2009200228A (ja) * 2008-02-21 2009-09-03 Panasonic Corp 基板モジュールおよびその製造方法ならびに電子機器
JP2010129870A (ja) * 2008-11-28 2010-06-10 Stanley Electric Co Ltd 半導体発光装置及びその製造方法
US20100148210A1 (en) * 2008-12-11 2010-06-17 Huang Tien-Hao Package structure for chip and method for forming the same
US20110006322A1 (en) * 2009-07-07 2011-01-13 China Wafer Level Csp Ltd. Wafer-level package structure of light emitting diode and manufacturing method thereof
US20120261805A1 (en) * 2011-04-14 2012-10-18 Georgia Tech Research Corporation Through package via structures in panel-based silicon substrates and methods of making the same
CN102903821A (zh) * 2011-07-29 2013-01-30 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 晶圆级封装结构及其制作方法
US20130256713A1 (en) * 2012-03-28 2013-10-03 Commissariat A L'energie Atomique Et Aux Ene Alt Led component with low rth with dissociated electrical and thermal paths
JP2013239644A (ja) * 2012-05-16 2013-11-28 Toshiba Corp 半導体発光装置

Patent Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2150749A (en) * 1983-12-03 1985-07-03 Standard Telephones Cables Ltd Integrated circuits
JP2002217197A (ja) * 2001-01-18 2002-08-02 Sony Corp 半導体装置
JP2005012155A (ja) * 2003-05-26 2005-01-13 Matsushita Electric Works Ltd 発光装置
JP2006278666A (ja) * 2005-03-29 2006-10-12 Lg Electronics Inc 光源装置及びその製造方法
JP2009200228A (ja) * 2008-02-21 2009-09-03 Panasonic Corp 基板モジュールおよびその製造方法ならびに電子機器
JP2010129870A (ja) * 2008-11-28 2010-06-10 Stanley Electric Co Ltd 半導体発光装置及びその製造方法
US20100148210A1 (en) * 2008-12-11 2010-06-17 Huang Tien-Hao Package structure for chip and method for forming the same
US20110006322A1 (en) * 2009-07-07 2011-01-13 China Wafer Level Csp Ltd. Wafer-level package structure of light emitting diode and manufacturing method thereof
US20120261805A1 (en) * 2011-04-14 2012-10-18 Georgia Tech Research Corporation Through package via structures in panel-based silicon substrates and methods of making the same
CN102903821A (zh) * 2011-07-29 2013-01-30 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 晶圆级封装结构及其制作方法
US20130256713A1 (en) * 2012-03-28 2013-10-03 Commissariat A L'energie Atomique Et Aux Ene Alt Led component with low rth with dissociated electrical and thermal paths
JP2013239644A (ja) * 2012-05-16 2013-11-28 Toshiba Corp 半導体発光装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022058973A (ja) * 2018-02-13 2022-04-12 ローム株式会社 半導体装置および半導体装置の製造方法
JP7252386B2 (ja) 2018-02-13 2023-04-04 ローム株式会社 半導体装置および半導体装置の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5343245B2 (ja) シリコンインターポーザの製造方法
JP5635247B2 (ja) マルチチップモジュール
JP6606331B2 (ja) 電子装置
TWI694612B (zh) 半導體模組
US9445503B2 (en) Carrier device, electrical device having a carrier device and method for producing same
TW201830590A (zh) 功率覆蓋結構及其製造方法
TW201436130A (zh) 具有內建散熱座及增層電路之散熱增益型線路板
JP2010080572A (ja) 電子装置
JP2015156463A (ja) 配線基板及び半導体パッケージ
US20180331008A1 (en) Semiconductor device
JP2008210912A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP6457206B2 (ja) 半導体パッケージ及びその製造方法
JP6533066B2 (ja) 電子装置
JP2016157901A (ja) 電子装置
JP2016207743A (ja) 配線基板及びその製造方法、半導体装置
JP2016100555A (ja) 電子装置
TW201927084A (zh) 軟性線路板結構
JP6730495B2 (ja) 電子装置
JP2016143782A (ja) 電子装置
JP2016100553A (ja) 電子装置
JP6557481B2 (ja) 電子装置
JP7192523B2 (ja) 半導体パッケージ及び電子装置
JP2012199283A (ja) 半導体装置
JP2016151427A (ja) 電子装置
JP2016139729A (ja) 電子装置および電子装置の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171012

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180611

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180619

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180816

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181120

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20190514