JP2016097986A - 箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】側壁部が外側板部と内側板部とを有し、内側板部から連設された底フラップで底板部に積層した底フラップが設けられた箱において、解体が容易であるとともに、箱の見栄えに支障がない箱を提供する。
【解決手段】箱Aにおいては、内側板部26aと底フラップ40a間に切欠部K1a、K2aが形成されるとともに、内側板部26cと底フラップ40c間に切欠部K1c、K2cが形成されている。また、内側板部26aの内側の面に、切欠部K1a、K2aの基端から罫線P1、P3が形成され、内側板部26cの内側の面に、切欠部K1c、K2cの基端から罫線Q1、Q3が形成され、さらに、外側板部22aの内側の面に、罫線P2、P4が形成され、外側板部22cの内側の面に、罫線Q2、Q4が形成されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、箱に関するものであり、特に、側壁部が外側板部と内側板部とを有し、内側板部から連設された折返し板部で底板部に積層した折返し板部が設けられた箱に関するものである。
従来より、C式(又は身蓋式)パッケージと呼ばれる箱が存在する。図13、図14に示す箱Bは、C式パッケージの例であり、図13、図14に示す箱Bは、底板部110と、該底板部110の外周から立設した側壁部120を有し、側壁部120は、外側板部122と、縁板部124と、内側板部126等から構成され、さらに、内側板部126の下端からは折返し板部140が設けられている。この折返し板部140は、細長の長方形状を呈し、隣接する折返し板部140同士は、その側端同士が接する状態で設けられている。そして、この折返し板部140は、底板部110の上面に積層した状態で設けられている。
また、特許文献1に記載の紙箱においては、組立て状態を強固にするために、内部側面部材18a、18bに沿って設けられた補強片20a、20bの両側に突片22a、22bを設けるとともに、別の内部側面部材18c、18dの長手方向における両端の隅にL字状の切欠部24c、24dを設けて、箱を組み立てた状態では、突片22a、22bを切欠部24c、24dに入れた状態となり、一方、廃棄を容易とするために、解体に際して指を掛けるための孔37が設けられている。
特開2001−180653号公報
しかし、図13、図14に示す箱の場合には、箱を解体させようとする場合には、折返し板部140を持ち上げる必要があるが、折返し板部140が底板部110に積層した状態となっているので、折返し板部140を持ち上げるのが困難であり、解体が困難であるという問題があった。
また、特許文献1に記載の紙箱においては、指をかけるための孔37が設けられているが、突片22a、22bと切欠部24c、24dが係合しているため、孔37に指を入れて内部側面部材18a、18bを引き上げようとしても、強い力で引き上げなければ成らず、また、孔37が設けられるため見栄えが悪いという問題があった。
そこで、本発明は、側壁部が外側板部と内側板部とを有し、内側板部から連設された底フラップで底板部に積層した底フラップが設けられた箱において、解体が容易であるとともに、箱の見栄えに支障がない箱を提供することを目的とするものである。
本発明は上記問題点を解決するために創作されたものであって、第1には、シート状のブランクにより形成された箱であって、互いに平行な相対する2辺と、該2辺と直角をなす互いに平行な他の相対する2辺とを有する底板部(10)(「方形状を呈する底板部(10)」としてもよい)と、底板部の相対する2辺から折れ線を介して連設された第1構成部であって、底板部から折れ線を介して連設された第1外側板部(22b、22d)と、第1内側板部(26b、26d)と、第1内側板部の下辺から折れ線を介して連設され第1内側板部の下辺に沿って形成された第1底フラップで、第1内側板部の第1底フラップ側の辺部の両側の端部位置よりも外側に突出した突状部(42b、44b、42d、44d)を有する第1底フラップ(40b、40d)とを有する第1構成部(A2、A4)と、底板部の他の相対する2辺から折れ線を介して連設された第2構成部であって、底板部から折れ線を介して連設された第2外側板部(22a、22c)と、第2外側板部の両側に折れ線を介して連設された第1延設フラップ(28a、30a、28c、30c)と、第2内側板部(26a、26c)と、第2内側板部の両側に折れ線を介して連設された第2延設フラップ(32a、34a、32c、34c)と、第2内側板部の下辺から折れ線を介して連設された第2内側板部の下辺に沿って形成された第2底フラップ(40a、40c)とを有する第2構成部(A1、A3)と、を有し、第2底フラップと第2内側板部間の一方の端部には、一方の第1底フラップ(40d)の突状部(42d、44d)が係止するための第1切欠部(K1a、K1c)が設けられるとともに、他方の端部には、他方の第1底フラップ(40b)の突状部(42b、44b)が係止するための第2切欠部(K2a、K2c)が設けられ、第2内側板部には、第1切欠部の基端部から(「第1切欠部の基端部から第2内側板部の上端まで」としてもよい)第2切欠部側に斜め上方に形成された第1罫線(P1、Q1)と、第2切欠部の基端部から(「第2切欠部の基端部から第2内側板部の上端まで」としてもよい)第1切欠部側に斜め上方に形成された第2罫線(P3、Q3)とが設けられ、第2外側板部には、箱の組立て状態において、第2内側板部と第2外側板部間の仮想中心面を中心に第1罫線と対称に形成された第3罫線(P2、Q2)と、該仮想中心面を中心に第2罫線と対称に形成された第4罫線(P4、Q4)とが形成され(「第2外側板部には、第2構成部の展開状態において、第1罫線と線対称に形成された第3罫線(P2、Q2)と、第2罫線と線対称に形成された第4罫線(P4、Q4)が形成され」としてもよい)、箱の組立て状態においては、第1構成部における第1外側板部と第1内側板部と、第2構成部における第2外側板部と第2内側板部と第1延設フラップと第2延設フラップとで底板部の辺部から立設した側壁部が構成され、第1延設フラップと第2延設フラップとは、第1外側板部と第1内側板部とで挟まれた状態となり、第1切欠部には、一方の第1底フラップの突状部が係止するとともに、第2切欠部には、他方の第2底フラップの突状部が係止し、一方の第1底フラップが第2底フラップにおける一方の第1底フラップ側の端部の上面に重なるとともに、他方の第1底フラップが第2底フラップにおける他方の第1底フラップ側の端部の上面に重なり、組立て状態の箱を解体する際には、一対の第2構成部における一方の第2構成部における第2内側板部における第1罫線が形成された領域と第2外側板部における第3罫線が形成された領域を一方の手でつかむとともに、他方の第2構成部における第2内側板部における第1罫線が形成された領域と第2外側板部における第3罫線が形成された領域を他方の手でつかんだ後に、一対の第2構成部を外側に押し広げて、第1罫線及び第3罫線を介して第2構成部を湾曲させることにより、突状部の第1切欠部への係止が解除され、一対の第2構成部における一方の第2構成部における第2内側板部における第2罫線が形成された領域と第2外側板部における第4罫線が形成された領域を一方の手でつかむとともに、他方の第2構成部における第2内側板部における第2罫線が形成された領域と第2外側板部における第4罫線が形成された領域を他方の手でつかんだ後に、一対の第2構成部を外側に押し広げて、第2罫線及び第4罫線を介して第2構成部を湾曲させることにより、突状部の第2切欠部への係止が解除されることを特徴とする。
第1の構成の箱においては、組立て状態の箱の解体に際して、第2構成部における端部付近(つまり、第1罫線と第2罫線が形成された領域)を両手でつかんで外側に押し広げるという簡単な操作により解体を行なうことができるので、解体が容易である。特に、第1罫線や第2罫線は第1切欠部や第2切欠部の基端部から形成され、第3罫線や第4罫線は第1罫線及び第2罫線における対応する罫線と対称に形成されているので、第2構成部を大きく湾曲させることができ、突状部との係合を解除させやすい。また、第1罫線〜第4罫線は、第2内側板部や第2外側板部の外側の面に形成されていても、罫線自体は、穴部や切欠きと異なり目立たないことから、箱の見栄えに支障はない。また、第1罫線〜第4罫線が、第2内側板部や第2外側板部の内側の面に形成されている場合には、外側から罫線を視認できないので、箱の見栄えにはより好適である。
なお、第1の構成において、「第1罫線及び第3罫線を介して第2構成部を湾曲させることにより、突状部の第1切欠部への係止が解除され、」を「第1罫線及び第3罫線を介して第2構成部を湾曲させることにより、突状部の第1切欠部への係止が解除され、第1切欠部への係止が解除された突状部を有する第1底フラップを備えた第1構成部がシート状に復帰しようとする力により第1内側板部が上方に浮き上がり、」としてもよく、また、第1の構成において、「第2罫線及び第4罫線を介して第2構成部を湾曲させることにより、突状部の第2切欠部への係止が解除される」を「第2罫線及び第4罫線を介して第2構成部を湾曲させることにより、突状部の第2切欠部への係止が解除され、第2切欠部への係止が解除された突状部を有する第1底フラップを備えた第1構成部がシート状に復帰しようとする力により第1内側板部が上方に浮き上がる」としてもよい。
また、第2には、上記第1の構成において、一対の第2構成部を外側に押し広げて、第1罫線及び第3罫線を介して第2構成部を湾曲させることにより、突状部の第1切欠部への係止が解除されると、一方の第1底フラップが第2底フラップの内側の辺部により押し上げられ、さらに、一方の第1底フラップから連設された第1内側板部が第1延設フラップと第2延設フラップの少なくともいずれかにより押し上げられ、
一対の第2構成部を外側に押し広げて、第2罫線及び第4罫線を介して第2構成部を湾曲させることにより、突状部の第2切欠部への係止が解除されると、他方の第1底フラップが第2底フラップの内側の辺部により押し上げられ、さらに、他方の第1底フラップから連設された第1内側板部が第1延設フラップと第2延設フラップの少なくともいずれかにより押し上げられることを特徴とする。
また、第3には、上記第1又は第2の構成において、第1罫線と第2罫線とは、第2内側板部の一方の面で箱の組立て状態において第2内側板部と対向する第2外側板部側の面に形成され、第3罫線と第4罫線とは、第2外側板部の一方の面で箱の組立て状態において第2外側板部と対向する第2内側板部側の面に形成されていることを特徴とする。よって、第1罫線〜第4罫線が、第2内側板部や第2外側板部の内側の面に形成されているので、外側から罫線を視認できず、箱の見栄えによってより好適である。
また、第4には、上記第1から第3までのいずれかの構成において、第1構成部が、第1外側板部と第1内側板部間に帯状の縁板部を有し、また、第2構成部が、第2外側板部と第2内側板部間に帯状の縁板部を有することを特徴とする。
また、第5には、シート状のブランクにより形成された箱であって、互いに平行な相対する2辺と、該2辺と直角をなす互いに平行な他の相対する2辺とを有する底板部(10)(「方形状を呈する底板部(10)」としてもよい)と、底板部の相対する2辺から折れ線を介して連設された第1構成部であって、底板部から折れ線を介して連設された第1外側板部(22b、22d)と、第1外側板部の底板部側とは反対側の辺部から折れ線を介して連設された帯状の第1縁板部(24b、24d)と、第1縁板部の第1外側板部側とは反対側の辺部から折れ線を介して連設された第1内側板部で、略方形状を呈する第1内側板部と(26b、26d)、第1内側板部の縁板部側とは反対側の辺部である下辺から折れ線を介して連設され第1内側板部の下辺に沿って形成された第1底フラップで、第1内側板部の第1底フラップ側の辺部の両側の端部位置よりも外側に突出した突状部(42b、44b、42d、44d)を有する第1底フラップ(40b、40d)とを有する第1構成部(A2、A4)と、底板部の他の相対する2辺から折れ線を介して連設された第2構成部であって、底板部から折れ線を介して連設された第2外側板部(22a、22c)と、第2外側板部の両側に折れ線を介して連設された第1延設フラップ(28a、30a、28c、30c)と、第2外側板部の底板部側とは反対側の辺部から折れ線を介して連設された帯状の第2縁板部(24a、24c)と、第2縁板部の第2外側板部側とは反対側の辺部から折れ線を介して連設された第2内側板部で、略方形状を呈する第2内側板部(26a、26c)と、第2内側板部の両側に折れ線を介して連設された第2延設フラップ(32a、34a、32c、34c)と、第2内側板部の下辺から折れ線を介して連設された第2内側板部の下辺に沿って形成された第2底フラップ(40a、40c)とを有する第2構成部(A1、A3)と、を有し、第2底フラップと第2内側板部間の一方の端部には、一方の第1底フラップ(40d)の突状部(42d、44d)が係止するための第1切欠部(K1a、K1c)が設けられるとともに、他方の端部には、他方の第1底フラップ(40b)の突状部(42b、44b)が係止するための第2切欠部(K2a、K2c)が設けられ、第2内側板部には、第1切欠部の基端部から(「第1切欠部の基端部から第2内側板部の上端まで」としてもよい)第2切欠部側に斜め上方に形成された直線状の第1罫線(P1、Q1)と、第2切欠部の基端部から(「第2切欠部の基端部から第2内側板部の上端まで」としてもよい)第1切欠部側に斜め上方に形成された直線状の第2罫線(P3、Q3)とが設けられ、第2外側板部には、箱の組立て状態において、第2内側板部と第2外側板部間の仮想中心面を中心に第1罫線と対称に形成された第3罫線(P2、Q2)と、該仮想中心面を中心に第2罫線と対称に形成された第4罫線(P4、Q4)とが形成され(「第2外側板部には、第2構成部の展開状態において、第1罫線と線対称に形成された第3罫線(P2、Q2)と、第2罫線と線対称に形成された第4罫線(P4、Q4)が形成され」としてもよい)、第1罫線と第2罫線とは、第2内側板部の一方の面で箱の組立て状態において第2内側板部と対向する第2外側板部側の面に形成され、第3罫線と第4罫線とは、第2外側板部の一方の面で箱の組立て状態において第2外側板部と対向する第2内側板部側の面に形成され、箱の組立て状態においては、第1構成部における第1外側板部と第1内側板部と、第2構成部における第2外側板部と第2内側板部と第1延設フラップと第2延設フラップとで底板部の辺部から立設した側壁部が構成され、第1延設フラップと第2延設フラップとは、第1外側板部と第1内側板部とで挟まれた状態となり、第1切欠部には、一方の第1底フラップの突状部が係止するとともに、第2切欠部には、他方の第2底フラップの突状部が係止し、一方の第1底フラップが第2底フラップにおける一方の第1底フラップ側の端部の上面に重なるとともに、他方の第1底フラップが第2底フラップにおける他方の第1底フラップ側の端部の上面に重なり、組立て状態の箱を解体する際には、一対の第2構成部における一方の第2構成部における第2内側板部における第1罫線が形成された領域と第2外側板部における第3罫線が形成された領域を一方の手でつかむとともに、他方の第2構成部における第2内側板部における第1罫線が形成された領域と第2外側板部における第3罫線が形成された領域を他方の手でつかんだ後に、一対の第2構成部を外側に押し広げて、第1罫線及び第3罫線を介して第2構成部を湾曲させることにより、突状部の第1切欠部への係止が解除され、一対の第2構成部における一方の第2構成部における第2内側板部における第2罫線が形成された領域と第2外側板部における第4罫線が形成された領域を一方の手でつかむとともに、他方の第2構成部における第2内側板部における第2罫線が形成された領域と第2外側板部における第4罫線が形成された領域を他方の手でつかんだ後に、一対の第2構成部を外側に押し広げて、第2罫線及び第4罫線を介して第2構成部を湾曲させることにより、突状部の第2切欠部への係止が解除されることを特徴とする。
第5の構成の箱においては、組立て状態の箱の解体に際して、第2構成部における端部付近(つまり、第1罫線と第2罫線が形成された領域)を両手でつかんで外側に押し広げるという簡単な操作により解体を行なうことができるので、解体が容易である。特に、第1罫線や第2罫線は第1切欠部や第2切欠部の基端部から形成され、第3罫線や第4罫線は第1罫線及び第2罫線における対応する罫線と対称に形成されているので、第2構成部を大きく湾曲させることができ、突状部との係合を解除させやすい。また、第1罫線〜第4罫線が、第2内側板部や第2外側板部の内側の面に形成されているので、外側から罫線を視認できず、箱の見栄えに支障はない。
なお、第5の構成において、「第1罫線及び第3罫線を介して第2構成部を湾曲させることにより、突状部の第1切欠部への係止が解除され、」を「第1罫線及び第3罫線を介して第2構成部を湾曲させることにより、突状部の第1切欠部への係止が解除され、第1切欠部への係止が解除された突状部を有する第1底フラップを備えた第1構成部がシート状に復帰しようとする力により第1内側板部が上方に浮き上がり、」としてもよく、また、第5の構成において、「第2罫線及び第4罫線を介して第2構成部を湾曲させることにより、突状部の第2切欠部への係止が解除される」を「第2罫線及び第4罫線を介して第2構成部を湾曲させることにより、突状部の第2切欠部への係止が解除され、第2切欠部への係止が解除された突状部を有する第1底フラップを備えた第1構成部がシート状に復帰しようとする力により第1内側板部が上方に浮き上がる」としてもよい。
また、第6には、上記第5の構成において、一対の第2構成部を外側に押し広げて、第1罫線及び第3罫線を介して第2構成部を湾曲させることにより、突状部の第1切欠部への係止が解除されると、一方の第1底フラップが第2底フラップの内側の辺部により押し上げられ、さらに、一方の第1底フラップから連設された第1内側板部が第1延設フラップと第2延設フラップの少なくともいずれかにより押し上げられ、
一対の第2構成部を外側に押し広げて、第2罫線及び第4罫線を介して第2構成部を湾曲させることにより、突状部の第2切欠部への係止が解除されると、他方の第1底フラップが第2底フラップの内側の辺部により押し上げられ、さらに、他方の第1底フラップから連設された第1内側板部が第1延設フラップと第2延設フラップの少なくともいずれかにより押し上げられることを特徴とする。
また、第7には、上記第1から第6までのいずれかの構成において、第1罫線と第2罫線に沿って切込みが形成されていることを特徴とする。よって、第2内側板部の第1罫線や第2罫線を介した湾曲を容易とすることができ、突状部の係止の解除を容易とすることができる。また、第1罫線と第2罫線が箱の内側に形成されていて、外部から視認できない場合でも、切込みの位置により第1罫線及び第2罫線の位置を推測することができる。
また、第8には、上記第1から第7までのいずれかの構成において、第1延設フラップが、該第1延設フラップを挟持する第1外側板部とは分離したフラップであることを特徴とする。
また、第9には、上記第1から第7までのいずれかの構成において、第1延設フラップが、該第1延設フラップを挟持する第1外側板部と折れ線を介して連設され、箱の組立て状態において、第1延設フラップが二つ折りにした状態で第1外側板部と第1内側板部とで挟まれた状態となることを特徴とする。
また、第10には、上記第1から第9までのいずれかの構成において、第1罫線は第2内側板部の上辺に対して略45度の角度をなし、第2罫線は第2内側板部の上辺に対して略45度の角度をなし、第3罫線は第2外側板部の上辺に対して略45度の角度をなし、第2罫線は第2外側板部の上辺に対して略45度の角度をなすことを特徴とする。
また、第11には、上記第1から第10までのいずれかの構成において、突状部が、第1内側板部の下辺の端部から外側に傾斜した端辺を有し、第1底フラップは、第1内側板部の下辺側である基端から先端に向けて幅広となるテーパ状を呈することを特徴とする。
また、第12には、上記第1から第11までのいずれかの構成において、第1罫線は、第2内側板部と第2底フラップ間の折れ線が第1切欠部の基端部と接する位置から形成され、第2罫線は第2内側板部と第2底フラップ間の折れ線が第2切欠部の基端部と接する位置から形成されていることを特徴とする。
本発明に基づく箱によれば、組立て状態の箱の解体に際して、第2構成部における端部付近(つまり、第1罫線と第2罫線が形成された領域)を両手でつかんで外側に押し広げるという簡単な操作により解体を行なうことができるので、解体が容易である。また、第1罫線〜第4罫線は、第2内側板部や第2外側板部の外側の面に形成されていても、罫線自体は、穴部や切欠きと異なり目立たないことから、箱の見栄えに支障はない。また、第1罫線〜第4罫線が、第2内側板部や第2外側板部の内側の面に形成されている場合には、外側から罫線を視認できないので、箱の見栄えにはより好適である。
箱の斜視図である。 図1の要部拡大図である。 箱の内側の面を示す展開図である。 図3の要部拡大図である。 図3の要部拡大図である。 箱の外側の面を示す展開図である。 箱の組立て途中の状態を示す斜視図である。 箱の解体方法を示す説明図である。 箱の解体方法を示す説明図である。 箱の解体方法を示す説明図である。 箱の解体方法を示す説明図である。 箱の他の例を示す展開図である。 従来の箱を示す展開図である。 従来の箱を示す斜視図である。
本発明においては、側壁部が外側板部と内側板部とを有し、内側板部から連設された折返し板部で底板部に積層した折返し板部が設けられた箱において、解体が容易であるとともに、箱の見栄えに支障がない箱を提供するという目的を以下のようにして実現した。
本発明に基づく箱Aは、図1に示すように構成され、底板部10と、側壁部20aと、側壁部20bと、側壁部20cと、側壁部20dとを有している。このように、底板部10と、側壁部20a〜20dによって、箱Aは上部が開口した箱状に形成され、内部に収納空間を有した構成となっている。
この箱Aの詳細について、展開状態を示す図3〜図6を主として利用して説明する。箱Aは、図3、図6に示す展開状態の1枚のシート状のブランク(具体的には、段ボール製(例えば、薄型段ボール製)のブランクであり、厚紙製のブランク等の他の紙製のブランクでもよい)を組み立てることにより形成されている。つまり、箱Aは、段ボール材(特に、両面段ボール材)等の紙製の箱である。段ボールにおける断面略波形形状の中芯の段の方向は、図3における円内に示す方向(Y1−Y2方向)となっている。図面において、Y1−Y2方向は、X1−X2方向と直角な方向を示している。なお、図3は、箱Aの内側の展開状態を示し、図6は箱Aの外側の展開状態を示すものである。
まず、底板部10は、箱の底面を構成する部材であり、方形状の板状に形成されている。つまり、底板部10の正面側(Y1側)の辺部と背面側(Y1側)の辺部は、X1−X2方向に形成され、底板部10の右側面側(X2側)の辺部と左側面側(X1側)の辺部は、Y1−Y2方向に形成されている。
また、底板部10のY1側(正面側)の辺部からは折れ線を介して外側板部(第2外側板部)22aが連設されている。この外側板部22aは、略長方形状を呈し、横方向(X1−X2方向)には底板部10と同じ幅を有している。この外側板部22aの両側には、延設フラップ(第1延設フラップ)28a、30aが折れ線を介して連設されている。すなわち、外側板部22aのX1側の辺部からは折れ線を介して延設フラップ28aが形成され、また、外側板部22aのX2側の辺部からは折れ線を介して延設フラップ30aが形成されている。この延設フラップ28a、30aはともに略台形形状を呈している。なお、延設フラップ28aは、外側板部22dと分離した構成であり(つまり、外側板部22dとは連設されておらず、隣接箇所は切込みにより区画されている)、延設フラップ30aは、外側板部22bと分離した構成である(つまり、外側板部22bとは連設されておらず、隣接箇所は切込みにより区画されている)。また、外側板部22aの底板部10側とは反対側の辺部からは縁板部(第2縁板部)24aが折れ線を介して連設されている。この縁板部24aは、幅狭の帯状を呈し、組立て状態では、側壁部20aの上端部分を構成する。この縁板部24aの長手方向の長さは、外側板部22aの長手方向の長さと同一(略同一としてもよい)に形成されている。
また、縁板部24aの外側板部22a側とは反対側の辺部からは内側板部(第2内側板部)26aが折れ線を介して連設されている。この内側板部26aは、略方形状を呈し、その幅(つまり、Y1−Y2方向の幅(組立て状態における高さ方向の幅))は、外側板部22aの幅(つまり、Y1−Y2方向の幅(組立て状態における高さ方向の幅))と同じか又は底板部10の厚みを考慮して、外側板部22aの幅よりも若干小さく形成されている。また、内側板部26aの長手方向の長さ(つまりX1−X2方向の長さ)は、外側板部22aの長手方向の長さや縁板部24aの長手方向の長さよりも若干短く形成されている。
また、内側板部26aの両側には、延設フラップ(第2延設フラップ)32a、34aが折れ線を介して連設されている。すなわち、内側板部26aのX1側の辺部からは折れ線を介して延設フラップ32aが形成されている。また、内側板部26aのX2側の辺部からは折れ線を介して延設フラップ34aが形成されている。この延設フラップ32aは、長方形状の1つの角部(延設フラップ28a側の角部)にアールが設けられた形状を呈しており、また、この延設フラップ34aは、長方形状の1つの角部(延設フラップ30a側の角部)にアールが設けられた形状を呈している。
また、内側板部26aの縁板部24a側とは反対側の辺部からは底フラップ(第2底フラップ)40aが形成されている。
底フラップ40aは、内側板部26aの長手辺に沿って帯状に形成され、略細長長方形状を呈している。すなわち、底フラップ40aと内側板部26a間の境界位置に沿って略コ字状の切込みJ1、J2が設けられ、これにより、底フラップ40aには、略細長長方形状の突状部44a、46aが設けられているので、底フラップ40aは、細長長方形状の本体部42aと、突状部44a、46aとを有しているといえる。なお、突状部44a、46aは、間隔を介して設けられている。
ここで、底フラップ40aの長手方向の長さは、内側板部26aの長手方向の長さと略同一又は若干短く形成され、両側の端部において(Y1側を正面側とした場合には、左右両側の端部において)、内側板部26aとの間で切欠部K1a、K2aが形成されている。
すなわち、切欠部K1aは、底フラップ40aと内側板部26a間の境界位置におけるX1側の端部からX2側に向けて直線状(直線帯状、直線溝状としてもよい)に形成され、切欠部K1aの長さ(X1−X2方向の長さ)h1は、底フラップ40dの幅L1と略同一に形成され、長さh1は、少なくとも箱Aの組立て状態において、底フラップ40dの突状部44dが係止する長さに形成されている。
同様に、切欠部K2aは、底フラップ40aと内側板部26a間の境界位置におけるX2側の端部からX1側に向けて直線状(直線帯状、直線溝状としてもよい)に形成され、切欠部K2aの長さ(X1−X2方向の長さ)h2は、底フラップ40bの幅L2と略同一に形成され、長さh2は、少なくとも箱Aの組立て状態において、底フラップ40bの突状部44bが係止する長さに形成されている。なお、切欠部K1aの長さh1と切欠部K2aの長さh2とは同一の長さとなっている。
また、切欠部K1aの基端部(基端位置としてもよい)から内側斜め上方に向けて(つまり、切欠部K2a側に斜め上方に向けて)直線状の罫線P1が形成されている。厳密には、罫線P1は、内側板部26aと底フラップ40a間の折れ線が切欠部K1aの基端部と接する位置から形成されている(なお、該折れ線が基端部と接する位置でなくても、該基端部から形成されていればよい)。この罫線P1は、内側板部26aと縁板部24a間の折れ線に対する角度α1が45度(略45度としてもよい)に形成され(よって、内側板部26aと底フラップ40a間の折れ線と罫線P1も45度(略45度としてもよい)をなしている)、罫線P1は、箱に組み立てた状態での見栄えに支障を来さないために、箱Aの組立て状態において、内側の面に形成されている。これにより、箱Aの組立て状態においては、罫線P1は外側から視認できない。また、罫線P1における切欠部K1a側の部分には、罫線P1に沿って直線状の切込みP1aが複数(図3、図6の例では2つ)形成されている。切込みP1aは、内側板部26aの一方の面から他方の面まで貫通した切込みである。切込みP1aが設けられることにより、罫線P1を介した湾曲(折曲げとしてもよい)が容易となるようになっている。
また、外側板部22aには、罫線P2が形成されていて、罫線P2は、箱Aの組立て状態において、内側板部26aと外側板部22a間の仮想中心面(内側板部26aと外側板部22aと平行で内側板部26aと外側板部22aと等距離の仮想中心面)を介して罫線P1と対称(面対称としてもよい)に形成されている。つまり、罫線P1における上端位置P1−1と罫線P2における上端位置P2−1とは、X1−X2方向において同じ位置に形成され、また、罫線P2の外側板部22aと縁板部24aの折れ線に対する角度α2は、α1と同一に形成され、45度(略45度としてもよい)に形成されている。つまり、正面側構成部A1(後述)の展開状態において、罫線P1と罫線P2とは線対称(つまり、縁板部24aの外側板部22a側の辺部及び縁板部24aの内側板部26a側の辺部と平行な中心線で、縁板部24aの外側板部22a側の辺部及び縁板部24aの内側板部26a側の辺部と等距離にある中心線を中心に線対称)に形成されている。この罫線P2も箱に組み立てた状態での見栄えに支障を来さないために、箱Aの組立て状態において、内側の面に形成されている(つまり、展開状態のブランクにおいては、罫線P1と罫線P2とは同じ面に形成されている)。
また、切欠部K2aの基端部(基端位置としてもよい)から内側斜め上方に向けて(つまり、切欠部K1a側に斜め上方に向けて)直線状の罫線P3が形成されている。厳密には、罫線Q1は、内側板部26aと底フラップ40a間の折れ線が切欠部K2aの基端部と接する位置から形成されている(なお、該折れ線が基端部と接する位置でなくても、該基端部から形成されていればよい)。この罫線P3は、内側板部26aと縁板部24a間の折れ線に対する角度α3が45度(略45度としてもよい)に形成され、罫線P3は、箱に組み立てた状態での見栄えに支障を来さないために、箱Aの組立て状態において、内側の面に形成されている。これにより、箱Aの組立て状態においては、罫線P3は外側から視認できない。また、罫線P3における切欠部K2a側の部分には、罫線P3に沿って直線状の切込みP3aが複数(図3、図6の例では2つ)形成されている。切込みP3aは、内側板部26aの一方の面から他方の面まで貫通した切込みである。切込みP3aが設けられることにより、罫線P3を介した湾曲(折曲げとしてもよい)が容易となるようになっている。
また、外側板部22aには、罫線P4が形成されていて、罫線P4は、箱Aの組立て状態において、内側板部26aと外側板部22a間の仮想中心面(内側板部26aと外側板部22aと平行で内側板部26aと外側板部22aと等距離の仮想中心面)を介して罫線P3と対称(面対称としてもよい)に形成されている。つまり、罫線P3における上端位置P3−1と罫線P4における上端位置P4−1とは、X1−X2方向において同じ位置に形成され、また、罫線P4の外側板部22aと縁板部24aの折れ線に対する角度α4は、α3と同一に形成され、45度(略45度としてもよい)に形成されている。つまり、正面側構成部A1(後述)の展開状態において、罫線P3と罫線P4とは線対称(つまり、縁板部24cの外側板部22c側の辺部及び縁板部24cの内側板部26c側の辺部と平行な中心線で、縁板部24cの外側板部22c側の辺部及び縁板部24cの内側板部26c側の辺部と等距離にある中心線を中心に線対称)に形成されている。この罫線P4も箱に組み立てた状態での見栄えに支障を来さないために、箱Aの組立て状態において、内側の面に形成されている(つまり、展開状態のブランクにおいては、罫線P3と罫線P4とは同じ面に形成されている)。
なお、底板部10のY1側の辺部から形成された各部(すなわち、外側板部22a、縁板部24a、内側板部26a、延設フラップ28a、30a、32a、34a、底フラップ40a)は、展開状態において、線対称に形成され(すなわち、Y1側を正面側とした場合には、左右対称に形成されている)、底板部10のY1側の辺部から形成された各部により正面側構成部(第2構成部)A1が構成される。また、側壁部20aは、正面側の側壁を形成するので、正面側構成部A1から延設フラップ28a、30a、32a、34aを除いた構成により構成されるといえる。
次に、底板部10のX2側(右側面側)の辺部からは折れ線を介して外側板部(第1外側板部)22bが連設されている。この外側板部22bは、略長方形状を呈し、長手方向(Y1−Y2方向)には底板部10と同じ幅を有している(外側板部22bのY1−Y2方向の長さは、底板部10のY1−Y2方向の長さと同一である)。また、外側板部22bの底板部10側とは反対側の辺部からは縁板部(第1縁板部)24bが折れ線を介して連設されている。この縁板部24bは、幅狭の帯状を呈し、組立て状態では、側壁部20bの上端部分を構成する。この縁板部24bの長手方向の長さは、外側板部22b側から内側板部26bに向けて若干小さく形成されている。
また、縁板部24bの外側板部22b側とは反対側の辺部からは内側板部(第1内側板部)26bが折れ線を介して連設されている。この内側板部26bは、略方形状を呈している。この内側板部26bの幅(つまり、X1−X2方向の幅(組立て状態における高さ方向の幅))は、外側板部22bの幅(つまり、X1−X2方向の幅(組立て状態における高さ方向の幅))と同じか又は底板部10の厚みを考慮して、外側板部22bの幅よりも若干小さく形成されている。また、内側板部26bの長手方向の長さ(つまりY1−Y2方向の長さ)は、外側板部22bの長手方向の長さよりも若干短く形成されている。
また、内側板部26bの縁板部24bとは反対側の辺部からは底フラップ(第1底フラップ)40bが形成されている。この底フラップ40bは、細長の略長方形状を呈するが、長手方向の両側の端部は、外側に突出するようにテーパ状に形成されていて(つまり、底フラップ40bの基端から先端に向けて幅広となるテーパ状を呈している)、底フラップ40bの両側の端部には、略三角形状の突状部42b、44bが形成されている。つまり、突状部42bは、Y1−Y2方向には、内側板部26bのY2側の端部よりもY2側に突出し、突状部44bは、Y1−Y2方向には、内側板部26bのY1側の端部よりもY1側に突出している。つまり、底フラップ40bは細長長方形状の両側に突状部42bと突状部44bを設けた構成といえる。また、底フラップ40bの幅(X1−X2方向の幅)は、底フラップ40aにおける本体部42aの幅(Y1−Y2方向の幅)と略同一に形成されている。
なお、底板部10のX2側の辺部から形成された各部(すなわち、外側板部22b、縁板部24b、内側板部26b、底フラップ40b)は、展開状態において、線対称に形成され(すなわち、Y1側を正面側とした場合には、前後対称に形成されている)、底板部10のX2側の辺部から形成された各部により右側面側構成部(第1構成部)A2が構成される。また、側壁部20bは、右側面側の側壁を形成するので、右側面側構成部A2と延設フラップ30a、34a、30c、34cとから構成されているといえる。
次に、底板部10のY2側(背面側)の辺部からは折れ線を介して外側板部(第2外側板部)22cが連設され、また、この外側板部22cの両側には、延設フラップ(第1延設フラップ)28c、30cが折れ線を介して連設され、また、外側板部22cの底板部10側とは反対側の辺部からは縁板部(第2縁板部)24cが折れ線を介して連設され、また、縁板部24cの外側板部22c側とは反対側の辺部からは内側板部(第2内側板部)26cが折れ線を介して連設され、また、内側板部26cの両側には、延設フラップ(第2延設フラップ)32c、34cが折れ線を介して連設され、さらには、内側板部26cの縁板部24cとは反対側の辺部からは底フラップ(第2底フラップ)40cが連設されているが、これらの構成は、外側板部22aと、延設フラップ28a、30aと、縁板部24aと、内側板部26aと、延設フラップ32a、34aと、底フラップ40aと同じ構成であるので、詳しい説明を省略する。つまり、底板部10の背面側(Y2側)に設けられた各部材の構成は、底板部10の正面側(Y1側)に設けられた各部材の構成と線対称(X1−X2方向の中心線を介して線対称)に形成されている。また、延設フラップ28cは、外側板部22dと分離した構成であり(つまり、外側板部22dとは連設されておらず、隣接箇所は切込みにより区画されている)、延設フラップ30cは、外側板部22bと分離した構成である(つまり、外側板部22bとは連設されておらず、隣接箇所は切込みにより区画されている)。
なお、底フラップ40cは、内側板部26cの長手辺に沿って帯状に形成され、略細長長方形状を呈している。すなわち、底フラップ40cと内側板部26c間の境界位置に沿って略コ字状の切込みJ3、J4が設けられ、これにより、底フラップ40cには、略細長長方形状の突状部44c、46cが設けられているので、底フラップ40cは、細長長方形状の本体部42cと、突状部44c、46cとを有しているといえる。なお、突状部44c、46cは、間隔を介して設けられている。
ここで、底フラップ40cの長手方向の長さは、内側板部26cの長手方向の長さと略同一又は若干短く形成され、両側の端部において(Y2側を背面側とした場合には、左右両側の端部において)、内側板部26cとの間で切欠部K1c、K2cが形成されている。
すなわち、切欠部K1cは、底フラップ40cと内側板部26c間の境界位置におけるX1側の端部からX2側に向けて直線状(直線帯状、直線溝状としてもよい)に形成され、切欠部K1cの長さ(X1−X2方向の長さ)h3は、底フラップ40dの幅L1と略同一に形成され、長さh1は、少なくとも箱Aの組立て状態において、底フラップ40dの突状部42dが係止する長さに形成されている。
同様に、切欠部K2cは、底フラップ40cと内側板部26c間の境界位置におけるX2側の端部からX1側に向けて直線状(直線帯状、直線溝状としてもよい)に形成され、切欠部K2cの長さ(X1−X2方向の長さ)h4は、底フラップ40bの幅L2と略同一に形成され、長さh2は、少なくとも箱Aの組立て状態において、底フラップ40bの突状部42bが係止する長さに形成されている。なお、切欠部K1cの長さh3と切欠部K2cの長さh4とは同一の長さとなっている。
また、切欠部K1cの基端部(基端位置としてもよい)から内側斜め上方に向けて(つまり、切欠部K2c側に斜め上方に向けて)直線状の罫線Q1が形成されている。厳密には、罫線Q1は、内側板部26cと底フラップ40c間の折れ線が切欠部K1cの基端部と接する位置から形成されている(なお、該折れ線が基端部と接する位置でなくても、該基端部から形成されていればよい)。この罫線Q1は、内側板部26cと縁板部24c間の折れ線に対する角度α11が45度(略45度としてもよい)に形成され(よって、内側板部26cと底フラップ40c間の折れ線と罫線Q1も45度(略45度としてもよい)をなしている)、罫線Q1は、箱に組み立てた状態での見栄えに支障を来さないために、箱Aの組立て状態において、内側の面に形成されている。これにより、箱Aの組立て状態においては、罫線Q1は外側から視認できない。また、罫線Q1における切欠部K1c側の部分には、罫線Q1に沿って直線状の切込みQ1aが複数(図3、図6の例では2つ)形成されている。切込みQ1aは、内側板部26cの一方の面から他方の面まで貫通した切込みである。切込みQ1aが設けられることにより、罫線Q1を介した湾曲(折曲げとしてもよい)が容易となるようになっている。
また、外側板部22cには、罫線Q2が形成されていて、罫線Q2は、箱Aの組立て状態において、内側板部26cと外側板部22c間の仮想中心面(内側板部26cと外側板部22cと平行で内側板部26cと外側板部22cと等距離の仮想中心面)を介して罫線Q1と対称に形成されている。つまり、罫線Q1における上端位置Q1−1と罫線Q2における上端位置Q2−1とは、X1−X2方向において同じ位置に形成され、また、罫線Q2の外側板部22cと縁板部24cの折れ線に対する角度α12は、α11と同一に形成され、45度(略45度としてもよい)に形成されている。つまり、背面側構成部A3(後述)の展開状態において、罫線Q1と罫線Q2とは線対称(つまり、縁板部24cの外側板部22c側の辺部及び縁板部24cの内側板部26c側の辺部と平行な中心線で、縁板部24cの外側板部22c側の辺部及び縁板部24cの内側板部26a側の辺部と等距離にある中心線を中心に線対称)に形成されている。この罫線Q2も箱に組み立てた状態での見栄えに支障を来さないために、箱Aの組立て状態において、内側の面に形成されている(つまり、展開状態のブランクにおいては、罫線Q1と罫線Q2とは同じ面に形成されている)。
また、切欠部K2cの基端部(基端位置としてもよい)から内側斜め上方に向けて(つまり、切欠部K1c側に斜め上方に向けて)直線状の罫線Q3が形成されている。厳密には、罫線Q3は、内側板部26cと底フラップ40c間の折れ線が切欠部K2cの基端部と接する位置から形成されている(なお、該折れ線が基端部と接する位置でなくても、該基端部から形成されていればよい)。この罫線Q3は、内側板部26cと縁板部24c間の折れ線に対する角度α13が45度(略45度としてもよい)に形成され(よって、内側板部26cと底フラップ40c間の折れ線と罫線Q3も45度(略45度としてもよい)をなしている)、罫線Q3は、箱に組み立てた状態での見栄えに支障を来さないために、箱Aの組立て状態において、内側の面に形成されている。これにより、箱Aの組立て状態においては、罫線Q3は外側から視認できない。また、罫線Q3における切欠部K2c側の部分には、罫線Q3に沿って直線状の切込みQ3aが複数(図3、図6の例では2つ)形成されている。切込みQ3aは、内側板部26cの一方の面から他方の面まで貫通した切込みである。切込みQ3aが設けられることにより、罫線Q3を介した湾曲(折曲げとしてもよい)が容易となるようになっている。
また、外側板部22cには、罫線Q4が形成されていて、罫線Q4は、箱Aの組立て状態において、内側板部26cと外側板部22c間の仮想中心面(内側板部26cと外側板部22cと平行で内側板部26cと外側板部22cと等距離の仮想中心面)を介して罫線Q3と対称に形成されている。つまり、罫線Q3における上端位置Q3−1と罫線Q4における上端位置Q4−1とは、X1−X2方向において同じ位置に形成され、また、罫線Q4の外側板部22cと縁板部24cの折れ線に対する角度α14は、α13と同一に形成され、45度(略45度としてもよい)に形成されている。つまり、背面側構成部A3(後述)の展開状態において、罫線Q3と罫線Q4とは線対称(つまり、縁板部24cの外側板部22c側の辺部及び縁板部24cの内側板部26c側の辺部と平行な中心線で、縁板部24cの外側板部22c側の辺部及び縁板部24cの内側板部26c側の辺部と等距離にある中心線を中心に線対称)に形成されている。この罫線Q4も箱に組み立てた状態での見栄えに支障を来さないために、箱Aの組立て状態において、内側の面に形成されている(つまり、展開状態のブランクにおいては、罫線Q3と罫線Q4とは同じ面に形成されている)。
つまり、罫線P1、P3は、内側板部26aの一方の面で箱Aの組立て状態において内側板部26aと対向する外側板部22a側の面に形成され、罫線Q1、Q3は、内側板部26cの一方の面で箱Aの組立て状態において内側板部26cと対向する外側板部22c側の面に形成され、罫線P2、P4は、外側板部22aの一方の面で箱Aの組立て状態において外側板部22aと対向する内側板部26a側の面に形成され、罫線Q2、Q4は、外側板部22cの一方の面で箱Aの組立て状態において外側板部22cと対向する内側板部26c側の面に形成される。
なお、底板部10のY2側の辺部から形成された各部(すなわち、外側板部22c、縁板部24c、内側板部26c、延設フラップ28c、30c、32c、34c、底フラップ40c)は、展開状態において、線対称に形成され(すなわち、Y1側を正面側とした場合には、左右対称に形成されている)、底板部10のY2側の辺部から形成された各部により背面側構成部(第2構成部)A3が構成される。また、側壁部20cは、背面側の側壁を形成するので、背面側構成部A3から延設フラップ28c、30c、32c、34cを除いた構成により構成されるといえる。
次に、底板部10の左側の辺部からは折れ線を介して外側板部(第1外側板部)22dが連設され、また、外側板部22dの底板部10側とは反対側の辺部からは縁板部(第1縁板部)24dが折れ線を介して連設され、また、縁板部24dの外側板部22d側とは反対側の辺部からは内側板部(第1内側板部)26dが折れ線を介して連設され、さらには、内側板部26dの縁板部24dとは反対側の辺部からは底フラップ(第1底フラップ)40dが形成されているが、これらの構成は、外側板部22bと、縁板部24bと、内側板部26bと、底フラップ40bと同じ構成であるので、詳しい説明を省略する。つまり、箱Aの展開状態において、底板部10の左側面側に設けられた各部材の構成は、底板部10の右側面側に設けられた各部材の構成と同じである。また、箱Aの展開状態において、底板部10の左側面側の構成は、底板部10の右側面側の構成とY1−Y2方向の中心線を介して対称に構成されているといえる。
なお、底フラップ40dは、細長の略長方形状を呈するが、長手方向の両側の端部は、外側に突出するようにテーパ状に形成されていて、底フラップ40dの両側の端部には、略三角形状の突状部42d、44dが形成されている。つまり、突状部42dは、Y1−Y2方向には、内側板部26dのY2側の端部よりもY2側に突出し、突状部44dは、Y1−Y2方向には、内側板部26dのY1側の端部よりもY1側に突出している。つまり、底フラップ40dは細長長方形状の両側に突状部42dと突状部44dを設けた構成といえる。また、底フラップ40dの幅(X1−X2方向の幅)は、底フラップ40aにおける本体部42aの幅(Y1−Y2方向の幅)と略同一に形成されている。
なお、底板部10のX1側の辺部から形成された各部(すなわち、外側板部22d、縁板部24d、内側板部26d、底フラップ40d)は、展開状態において、線対称に形成され(すなわち、Y1側を正面側とした場合には、前後対称に形成されている)、底板部10のX1側の辺部から形成された各部により左側面側構成部(第1構成部)A4が構成される。また、側壁部20dは、左側面側の側壁を形成するので、左側面側構成部A4と延設フラップ28a、32a、28c、30cとから構成されているといえる。
上記構成の箱Aの組立て方法について説明すると、内側板部26aを縁板部24aに対して折り曲げ、さらに、縁板部24aを外側板部22aに対して折り曲げて、内側板部26aを外側板部22aの上方に略平行になるようにする。これにより、延設フラップ32aが延設フラップ28aの上方に位置し、延設フラップ34aが延設フラップ30aの上方に位置する。また、同様に、内側板部26cを縁板部24cに対して折り曲げ、さらに、縁板部24cを外側板部22cに対して折り曲げて、内側板部26cを外側板部22cの上方に略平行になるようにする。これにより、延設フラップ32cが延設フラップ28cの上方に位置し、延設フラップ34cが延設フラップ30cの上方に位置する。
そして、外側板部22aを底板部10に対して起立させ、また、延設フラップ28a、30a、32a、34aを底板部10側に折り曲げておく。また、同様に、外側板部22cを底板部10に対して起立させ、また、延設フラップ28c、30c、32c、34cを底板部10側に折り曲げておく。
そして、外側板部22bを底板部10に対して折り曲げ、さらに、縁板部24bを外側板部22bに対して折り曲げるとともに、内側板部26bを縁板部24bに対して折り曲げるとともに、延設フラップ30a、34a、28c、32cに被せて、延設フラップ30a、34a、28c、32cが外側板部22bと内側板部26b間に挟まれた状態とする。その際、底フラップ40bの突状部42bを切欠部K2cに係止させ、突状部44bを切欠部K2aに係止させる。つまり、図7に示す状態となる。
また、同様に、外側板部22dを底板部10に対して折り曲げ、さらに、縁板部24dを外側板部22dに対して折り曲げるとともに、内側板部26dを縁板部24dに対して折り曲げるとともに、延設フラップ28a、32a、30c、34cに被せて、延設フラップ28a、32a、30c、34cが外側板部22dと内側板部26d間に挟まれた状態とする。その際、底フラップ40dの突状部42dを切欠部K1cに係止させ、突状部44dを切欠部K1aに係止させる。例えば、突状部42dが切欠部K1cに係止した状態は、図2のようになる。以上のようにして、箱Aが組み立てられる。
箱Aの組立て状態では、底フラップ40a、40b、40c、40dの下面、底板部10の上面に接した状態となっている。
なお、底フラップ40bの両側の突状部42b、44bが切欠部K2c、K2aに係止し、底フラップ40dの両側の突状部42d、44dが切欠部K1c、K1aに係止するので、箱Aの組立て状態を強固に保つことができる。
次に、箱Aを解体する場合について説明する。箱Aを解体するには、側壁部20aと側壁部20cの端部付近(罫線が形成される領域)を両手でつかんで外側に押し広げることにより解体を行なう。
すなわち、側壁部20d側を解体する場合について説明すると、図8に示すように、側壁部20aの側壁部20d側の端部領域(具体的には、罫線P1の箇所)を左手でつかみ、側壁部20cの側壁部20d側の端部領域(具体的には、罫線Q1の箇所)を右手でつかむ。つまり、左手の親指を内側板部26aの罫線P1の箇所(すなわち、内側板部26aの罫線P1の箇所の表側の箇所(内側板部26aの表側の面における罫線P1に対応する箇所))に当てた状態で側壁部20aをつかみ、右手の親指を内側板部26cの罫線Q1の箇所(すなわち、内側板部26cの罫線Q1の箇所の表側の箇所(内側板部26aの表側の面における罫線Q1に対応する箇所))に当てた状態で側壁部20cをつかむ。なお、切込みP1a、Q1aが設けられているので、罫線P1、Q1の位置を推測するのに役立ち、切込みP1a、Q1aのやや手前側をつかめばよい。
その後、側壁部20aと側壁部20cを外側に倒すように押し広げる。すると、側壁部20aが罫線P1、P2を介して湾曲(折曲でもよい)しながら外側に倒れる(つまり、内側板部26aが罫線P1を介して湾曲し、外側板部22aが罫線P2を介して湾曲し、内側板部26cが罫線Q1を介して湾曲し、外側板部22cが罫線Q2を介して湾曲する)ので、突状部44dの切欠部K1aへの係止が解除され、側壁部20cが罫線Q1、Q2を介して湾曲(折曲でもよい)しながら外側に倒れるので、突状部42dの切欠部K1cへの係止が解除される(図9参照)。
ここで、罫線P1は切欠部K1aの基端部から形成され、罫線P2は罫線P1と対称に形成されていて、罫線P1、P2は、内側板部26aや外側板部22aのX1側の角部から形成されているのではなく、罫線P1の下端は内側板部26aのX1側の下端とは切欠部K1aの長さ分だけ内側板部26aのX1側の角部から離れており、罫線P2の下端は外側板部22aのX1側の下端とは切欠部K1aの長さ以上の長さ分だけ外側板部22aのX1側の角部から離れているので、罫線P1、P2が角部から形成されている場合に比べて、側壁部20aを大きく湾曲させることができ、突状部44dとの係止を解除させやすい。
同様に、罫線Q1は切欠部K2aの基端部から形成され、罫線Q2は罫線Q1と対称に形成されていて、罫線Q1、Q2は、内側板部26cや外側板部22cのX1側の角部から形成されているのではなく、罫線Q1の下端は内側板部26cのX1側の下端とは切欠部K1cの長さ分だけ内側板部26cのX1側の角部から離れており、罫線Q2の下端は外側板部22cのX1側の下端とは切欠部K1cの長さ以上の長さ分だけ外側板部22cのX1側の角部から離れているので、罫線Q1、Q2が角部から形成されている場合に比べて、側壁部20cを大きく湾曲させることができ、突状部42dとの係止を解除させやすい。また、角度α1、α2、α11、α12が45度(略45度としてもよい)に形成されているので、大きく湾曲させることができる。
また、切込みP1a、Q1aが設けられているので、内側板部26a、26cを容易に湾曲させることができ、突状部44d、42dの係止の解除が容易となる。
突状部44d、42dの切欠部K1a、K1cへの係止が解除されると、右側面側構成部A2がシート状に復帰しようとして、隣接する各部のなす角度が鈍角になるので(つまり、底面部10と外側板部22b間の角度や、外側板部22bと縁板部24b間の角度や、縁板部24bと内側板部26b間の角度が鈍角になる)、内側板部22dが上方に浮き上がった状態となる。
また、突状部44d、42dの切欠部K1a、K1cへの係止が解除されると、側壁部20aと側壁部20cを外側に倒すように押し広げたことにより、底フラップ40a、40cが回動して底フラップ40a、40cの内側の辺部が上昇し、底フラップ40a、40cが底フラップ40dを持ち上げる。
さらに、側壁部20aを外側に倒すことにより、延設フラップ28a、32aが回動して延設フラップ28a、32aの先端が上向きに回転し、側壁部20cを外側に倒すことにより、延設フラップ28c、32cが回動して延設フラップ28c、32cの先端が上向きに回転するので、内側板部26dを上方に押し上げることができ、図10、図11に示すように、内側板部26dが斜め上向きになるまで広げることができる。
なお、厳密には、延設フラップ28aと延設フラップ32aは互いに平行に設けられており、原則として、延設フラップ28aと延設フラップ32aの両方が内側板部26dを押し上げるが、延設フラップ28aと外側板部22a間の折れ線の向きと延設フラップ32aと内側板部26a間の折れ線の向きとが一致しないこと等により延設フラップ28aの上端と延設フラップ32aの上端のいずれかが上位置にある場合があり、その場合には、上端が上位置にある延設フラップが内側板部26dを押し上げることになる。つまり、延設フラップ28aと延設フラップ32aの少なくともいずれかが内側板部26dを押し上げることになる。
同様に、延設フラップ28cと延設フラップ32cは互いに平行に設けられており、原則として、延設フラップ28cと延設フラップ32cの両方が内側板部26dを押し上げるが、延設フラップ28cと外側板部22c間の折れ線の向きと延設フラップ32cと内側板部26c間の折れ線の向きとが一致しないこと等により延設フラップ28cの上端と延設フラップ32cの上端のいずれかが上位置にある場合があり、その場合には、上端が上位置にある延設フラップが内側板部26dを押し上げることになる。つまり、延設フラップ28cと延設フラップ32cの少なくともいずれかが内側板部26dを押し上げることになる。
また、角度α1、α2、α11、α12が45度(略45度としてもよい)に形成されているので、大きく延設フラップを大きく回転させることができる。以上のようにして、側壁部20d側を解体することができる。
なお、罫線P1、P2は、内側板部26aや外側板部22aのX1側の角部から形成されているのではなく角部から離れていて、側壁部20aを大きく湾曲できるので、延設フラップ28a、32aを大きく回動させることができ、同様に、罫線Q1、Q2は、内側板部26cや外側板部22cのX1側の角部から形成されているのではなく角部から離れていて、側壁部20cを大きく湾曲できるので、延設フラップ28c、32cを大きく回動させることができ、よって、内側板部26dを大きく上向きに広げることができる。
また、側壁部20b側の解体についても、側壁部20d側の場合と同様であるので、詳しい説明を省略する。
すなわち、側壁部20cの側壁部20b側の端部領域(具体的には、罫線Q3の箇所)を左手でつかみ、側壁部20aの側壁部20b側の端部領域(具体的には、罫線P3の箇所)を右手でつかみ(切込みQ3a、P3aが設けられているので、罫線P3、Q3の位置を推測するのに役立ち、切込みQ3a、P3aのやや手前側をつかめばよい)、その後、側壁部20aと側壁部20cを外側に倒すように押し広げると、側壁部20cが罫線Q3、Q4を介して湾曲(折曲でもよい)しながら外側に倒れるので、突状部42bの切欠部K2cへの係止が解除され、側壁部20aが罫線P3、P4を介して湾曲(折曲でもよい)しながら外側に倒れるので、突状部44bの切欠部K2aへの係止が解除される。
その後、突状部42b、44bの切欠部K2c、K2aへの係止が解除されると、底フラップ40a、40cが底フラップ40bを持ち上げるとともに、右側面側構成部A2がシート状に復帰しようとして、内側板部22bが上方に浮き上がった状態となり、さらに、側壁部20cを外側に倒すことにより、延設フラップ30c、34cが回動して延設フラップ30c、34cの先端が上向きに回転し、側壁部20aを外側に倒すことにより、延設フラップ30a、34aが回動して延設フラップ30a、34aの先端が上向きに回転するので、内側板部26bを上方に押し上げることができ、内側板部26bが斜め上向きになるまで広げることができ、側壁部20b側を解体することができる。
以上のように、本実施例の箱Aにおいては、側壁部20aと側壁部20cの端部付近(罫線が形成される領域)を両手でつかんで外側に押し広げるという簡単な操作により解体を行なうことができるので、解体が容易である。また、罫線P1〜P4、Q1〜Q4は箱Aの内側の面に形成されているので、箱の見栄えには支障がない。
なお、罫線P1〜P4、Q1〜Q4は箱Aの外側の面に形成してもよい。すなわち、罫線自体は、穴部や切欠きと異なり目立たないことから、箱Aの外側の面に形成しても箱の見栄えに支障はないといえる。つまり、罫線P1〜P4、Q1〜Q4は、箱Aの展開状態において、同じ側の面に形成されていればよく、箱Aの展開状態における一方の面又は他方の面のいずれかに形成されていればよい。なお、罫線P1〜P4、Q1〜Q4を箱Aの内側に形成するのが箱の見栄えという点ではより好ましいといえる。
また、上記の説明では、延設フラップ28a、28cは隣接する外側板部22dと分離した構成であり、延設フラップ30a、30cは隣接する外側板部22bと分離した構成であるとしたが、図12に示すように、外側板部22d、22bに折れ線を介して連設されたフラップで、二つ折りの状態で挟持させるものであってもよい。
すなわち、図12におけるフラップ(延設フラップ)28aは、外側板部22a及び外側板部22dと折れ線を介して連設され、それらの折れ線に対して45度の角度に形成された折れ線28a−1を介して二つ折りになり、フラップ(延設フラップ)28cは、外側板部22c及び外側板部22dと折れ線を介して連設され、それらの折れ線に対して45度の角度に形成された折れ線28c−1を介して二つ折りになり、箱Aの組立て状態において、延設フラップ28a、28cは、二つ折りの状態で外側板部22dと内側板部26dにより挟まれた状態となる。
同様に、図12におけるフラップ(延設フラップ)30aは、外側板部22a及び外側板部22bと折れ線を介して連設され、それらの折れ線に対して45度の角度に形成された折れ線30a−1を介して二つ折りになり、フラップ(延設フラップ)30cは、外側板部22c及び外側板部22bと折れ線を介して連設され、それらの折れ線に対して45度の角度に形成された折れ線30c−1を介して二つ折りになり、箱Aの組立て状態において、延設フラップ30a、30cは、二つ折りの状態で外側板部22bと内側板部26bにより挟まれた状態となる。
なお、図12に示す構成においては、延設フラップ28a、28c、30a、30c以外は、図3に示す構成と同様の構成である。
図12に示すように、延設フラップ28a、28c、30a、30cを図12に示す構成とした場合には、二つ折りの状態では延設フラップ28a、28c、30a、30cは先端に向かって下方に傾斜するので、解体の際には、内側板部から連設された延設フラップ32a、34a、32c、34cが主として内側板部26d、26bを押し上げることになる。ただし、延設フラップ32a、34a、32c、34cとそれらが連設された内側板部との折れ線の向きによっては、二つ折りとした延設フラップ28a、28c、30a、30cの上端が延設フラップ32a、34a、32c、34cの上端よりも上側となり、二つ折りとした延設フラップが内側板部26d、26bの押し上げに寄与することもあり得る。
また、上記の構成において、縁板部24a、24b、24c、24dの構成を省略してもよく、その場合には、正面側構成部A1の展開状態において、罫線P1と罫線P2とは外側板部22aと内側板部26a間の折れ線を中心に線対称に形成され、罫線P3と罫線P4とは外側板部22aと内側板部26a間の折れ線を中心に線対称に形成され、背面側構成部A3の展開状態において、罫線Q1と罫線Q2とは外側板部22cと内側板部26c間の折れ線を中心に線対称に形成され、罫線Q3と罫線Q4とは外側板部22cと内側板部26c間の折れ線を中心に線対称に形成されることになる。
また、角度α1、α2、α3、α4、α11、α12、α13、α14が45度(略45度としてもよい)に形成されているとしたが、罫線P1〜P4、Q1〜Q4が下端から内側斜め上方に向けて形成される角度(つまり、鋭角)であれば他の角度でもよい。
なお、上記において、「延設フラップ」の語は、「挿入フラップ」、「差込みフラップ」、「挟設フラップ」、「挟持フラップ」、「縦フラップ」のいずれかとしてもよい。
A 箱
10 底板部
20a、20b、20c、20d 側壁部
22a、22b、22c、22d 外側板部
24a、24b、24c、24d 縁板部
26a、26b、26c、26d 内側板部
28a、30a、32a、34a、28c、30c、32c、34c 延設フラップ
40a、40b、40c、40d 底フラップ
42a、42c 本体部
44a、46a、42b、44b、44c、46c、42d、44d 突状部
A1 正面側構成部
A2 右側面側構成部
A3 背面側構成部
A4 左側面側構成部
K1a、K2a、K1c、K2c 切欠部
P1、P2、P3、P4、Q1、Q2、Q3、Q4 罫線

Claims (12)

  1. シート状のブランクにより形成された箱であって、
    互いに平行な相対する2辺と、該2辺と直角をなす互いに平行な他の相対する2辺とを有する底板部(10)と、
    底板部の相対する2辺から折れ線を介して連設された第1構成部であって、底板部から折れ線を介して連設された第1外側板部(22b、22d)と、第1内側板部(26b、26d)と、第1内側板部の下辺から折れ線を介して連設され第1内側板部の下辺に沿って形成された第1底フラップで、第1内側板部の第1底フラップ側の辺部の両側の端部位置よりも外側に突出した突状部(42b、44b、42d、44d)を有する第1底フラップ(40b、40d)とを有する第1構成部(A2、A4)と、
    底板部の他の相対する2辺から折れ線を介して連設された第2構成部であって、底板部から折れ線を介して連設された第2外側板部(22a、22c)と、第2外側板部の両側に折れ線を介して連設された第1延設フラップ(28a、30a、28c、30c)と、第2内側板部(26a、26c)と、第2内側板部の両側に折れ線を介して連設された第2延設フラップ(32a、34a、32c、34c)と、第2内側板部の下辺から折れ線を介して連設された第2内側板部の下辺に沿って形成された第2底フラップ(40a、40c)とを有する第2構成部(A1、A3)と、
    を有し、
    第2底フラップと第2内側板部間の一方の端部には、一方の第1底フラップ(40d)の突状部(42d、44d)が係止するための第1切欠部(K1a、K1c)が設けられるとともに、他方の端部には、他方の第1底フラップ(40b)の突状部(42b、44b)が係止するための第2切欠部(K2a、K2c)が設けられ、
    第2内側板部には、第1切欠部の基端部から第2切欠部側に斜め上方に形成された第1罫線(P1、Q1)と、第2切欠部の基端部から第1切欠部側に斜め上方に形成された第2罫線(P3、Q3)とが設けられ、
    第2外側板部には、箱の組立て状態において、第2内側板部と第2外側板部間の仮想中心面を中心に第1罫線と対称に形成された第3罫線(P2、Q2)と、該仮想中心面を中心に第2罫線と対称に形成された第4罫線(P4、Q4)とが形成され、
    箱の組立て状態においては、第1構成部における第1外側板部と第1内側板部と、第2構成部における第2外側板部と第2内側板部と第1延設フラップと第2延設フラップとで底板部の辺部から立設した側壁部が構成され、第1延設フラップと第2延設フラップとは、第1外側板部と第1内側板部とで挟まれた状態となり、第1切欠部には、一方の第1底フラップの突状部が係止するとともに、第2切欠部には、他方の第2底フラップの突状部が係止し、一方の第1底フラップが第2底フラップにおける一方の第1底フラップ側の端部の上面に重なるとともに、他方の第1底フラップが第2底フラップにおける他方の第1底フラップ側の端部の上面に重なり、
    組立て状態の箱を解体する際には、一対の第2構成部における一方の第2構成部における第2内側板部における第1罫線が形成された領域と第2外側板部における第3罫線が形成された領域を一方の手でつかむとともに、他方の第2構成部における第2内側板部における第1罫線が形成された領域と第2外側板部における第3罫線が形成された領域を他方の手でつかんだ後に、一対の第2構成部を外側に押し広げて、第1罫線及び第3罫線を介して第2構成部を湾曲させることにより、突状部の第1切欠部への係止が解除され、
    一対の第2構成部における一方の第2構成部における第2内側板部における第2罫線が形成された領域と第2外側板部における第4罫線が形成された領域を一方の手でつかむとともに、他方の第2構成部における第2内側板部における第2罫線が形成された領域と第2外側板部における第4罫線が形成された領域を他方の手でつかんだ後に、一対の第2構成部を外側に押し広げて、第2罫線及び第4罫線を介して第2構成部を湾曲させることにより、突状部の第2切欠部への係止が解除されることを特徴とする箱。
  2. 一対の第2構成部を外側に押し広げて、第1罫線及び第3罫線を介して第2構成部を湾曲させることにより、突状部の第1切欠部への係止が解除されると、一方の第1底フラップが第2底フラップの内側の辺部により押し上げられ、さらに、一方の第1底フラップから連設された第1内側板部が第1延設フラップと第2延設フラップの少なくともいずれかにより押し上げられ、
    一対の第2構成部を外側に押し広げて、第2罫線及び第4罫線を介して第2構成部を湾曲させることにより、突状部の第2切欠部への係止が解除されると、他方の第1底フラップが第2底フラップの内側の辺部により押し上げられ、さらに、他方の第1底フラップから連設された第1内側板部が第1延設フラップと第2延設フラップの少なくともいずれかにより押し上げられることを特徴とする請求項1に記載の箱。
  3. 第1罫線と第2罫線とは、第2内側板部の一方の面で箱の組立て状態において第2内側板部と対向する第2外側板部側の面に形成され、第3罫線と第4罫線とは、第2外側板部の一方の面で箱の組立て状態において第2外側板部と対向する第2内側板部側の面に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の箱。
  4. 第1構成部が、第1外側板部と第1内側板部間に帯状の縁板部を有し、また、第2構成部が、第2外側板部と第2内側板部間に帯状の縁板部を有することを特徴とする請求項1又は2又は3に記載の箱。
  5. シート状のブランクにより形成された箱であって、
    互いに平行な相対する2辺と、該2辺と直角をなす互いに平行な他の相対する2辺とを有する底板部(10)と、
    底板部の相対する2辺から折れ線を介して連設された第1構成部であって、底板部から折れ線を介して連設された第1外側板部(22b、22d)と、第1外側板部の底板部側とは反対側の辺部から折れ線を介して連設された帯状の第1縁板部(24b、24d)と、第1縁板部の第1外側板部側とは反対側の辺部から折れ線を介して連設された第1内側板部で、略方形状を呈する第1内側板部と(26b、26d)、第1内側板部の縁板部側とは反対側の辺部である下辺から折れ線を介して連設され第1内側板部の下辺に沿って形成された第1底フラップで、第1内側板部の第1底フラップ側の辺部の両側の端部位置よりも外側に突出した突状部(42b、44b、42d、44d)を有する第1底フラップ(40b、40d)とを有する第1構成部(A2、A4)と、
    底板部の他の相対する2辺から折れ線を介して連設された第2構成部であって、底板部から折れ線を介して連設された第2外側板部(22a、22c)と、第2外側板部の両側に折れ線を介して連設された第1延設フラップ(28a、30a、28c、30c)と、第2外側板部の底板部側とは反対側の辺部から折れ線を介して連設された帯状の第2縁板部(24a、24c)と、第2縁板部の第2外側板部側とは反対側の辺部から折れ線を介して連設された第2内側板部で、略方形状を呈する第2内側板部(26a、26c)と、第2内側板部の両側に折れ線を介して連設された第2延設フラップ(32a、34a、32c、34c)と、第2内側板部の下辺から折れ線を介して連設された第2内側板部の下辺に沿って形成された第2底フラップ(40a、40c)とを有する第2構成部(A1、A3)と、
    を有し、
    第2底フラップと第2内側板部間の一方の端部には、一方の第1底フラップ(40d)の突状部(42d、44d)が係止するための第1切欠部(K1a、K1c)が設けられるとともに、他方の端部には、他方の第1底フラップ(40b)の突状部(42b、44b)が係止するための第2切欠部(K2a、K2c)が設けられ、
    第2内側板部には、第1切欠部の基端部から第2切欠部側に斜め上方に形成された直線状の第1罫線(P1、Q1)と、第2切欠部の基端部から第1切欠部側に斜め上方に形成された直線状の第2罫線(P3、Q3)とが設けられ、
    第2外側板部には、箱の組立て状態において、第2内側板部と第2外側板部間の仮想中心面を中心に第1罫線と対称に形成された第3罫線(P2、Q2)と、該仮想中心面を中心に第2罫線と対称に形成された第4罫線(P4、Q4)とが形成され、
    第1罫線と第2罫線とは、第2内側板部の一方の面で箱の組立て状態において第2内側板部と対向する第2外側板部側の面に形成され、第3罫線と第4罫線とは、第2外側板部の一方の面で箱の組立て状態において第2外側板部と対向する第2内側板部側の面に形成され、
    箱の組立て状態においては、第1構成部における第1外側板部と第1内側板部と、第2構成部における第2外側板部と第2内側板部と第1延設フラップと第2延設フラップとで底板部の辺部から立設した側壁部が構成され、第1延設フラップと第2延設フラップとは、第1外側板部と第1内側板部とで挟まれた状態となり、第1切欠部には、一方の第1底フラップの突状部が係止するとともに、第2切欠部には、他方の第2底フラップの突状部が係止し、一方の第1底フラップが第2底フラップにおける一方の第1底フラップ側の端部の上面に重なるとともに、他方の第1底フラップが第2底フラップにおける他方の第1底フラップ側の端部の上面に重なり、
    組立て状態の箱を解体する際には、一対の第2構成部における一方の第2構成部における第2内側板部における第1罫線が形成された領域と第2外側板部における第3罫線が形成された領域を一方の手でつかむとともに、他方の第2構成部における第2内側板部における第1罫線が形成された領域と第2外側板部における第3罫線が形成された領域を他方の手でつかんだ後に、一対の第2構成部を外側に押し広げて、第1罫線及び第3罫線を介して第2構成部を湾曲させることにより、突状部の第1切欠部への係止が解除され、
    一対の第2構成部における一方の第2構成部における第2内側板部における第2罫線が形成された領域と第2外側板部における第4罫線が形成された領域を一方の手でつかむとともに、他方の第2構成部における第2内側板部における第2罫線が形成された領域と第2外側板部における第4罫線が形成された領域を他方の手でつかんだ後に、一対の第2構成部を外側に押し広げて、第2罫線及び第4罫線を介して第2構成部を湾曲させることにより、突状部の第2切欠部への係止が解除されることを特徴とする箱。
  6. 一対の第2構成部を外側に押し広げて、第1罫線及び第3罫線を介して第2構成部を湾曲させることにより、突状部の第1切欠部への係止が解除されると、一方の第1底フラップが第2底フラップの内側の辺部により押し上げられ、さらに、一方の第1底フラップから連設された第1内側板部が第1延設フラップと第2延設フラップの少なくともいずれかにより押し上げられ、
    一対の第2構成部を外側に押し広げて、第2罫線及び第4罫線を介して第2構成部を湾曲させることにより、突状部の第2切欠部への係止が解除されると、他方の第1底フラップが第2底フラップの内側の辺部により押し上げられ、さらに、他方の第1底フラップから連設された第1内側板部が第1延設フラップと第2延設フラップの少なくともいずれかにより押し上げられることを特徴とする請求項5に記載の箱。
  7. 第1罫線と第2罫線に沿って切込みが形成されていることを特徴とする請求項1又は2又は3又は4又は5又は6に記載の箱。
  8. 第1延設フラップが、該第1延設フラップを挟持する第1外側板部とは分離したフラップであることを特徴とする請求項1又は2又は3又は4又は5又は6又は7に記載の箱。
  9. 第1延設フラップが、該第1延設フラップを挟持する第1外側板部と折れ線を介して連設され、箱の組立て状態において、第1延設フラップが二つ折りにした状態で第1外側板部と第1内側板部とで挟まれた状態となることを特徴とする請求項1又は2又は3又は4又は5又は6又は7又は8に記載の箱。
  10. 第1罫線は第2内側板部の上辺に対して略45度の角度をなし、第2罫線は第2内側板部の上辺に対して略45度の角度をなし、第3罫線は第2外側板部の上辺に対して略45度の角度をなし、第2罫線は第2外側板部の上辺に対して略45度の角度をなすことを特徴とする請求項1又は2又は3又は4又は5又は6又は7又は8又は9に記載の箱。
  11. 突状部が、第1内側板部の下辺の端部から外側に傾斜した端辺を有し、第1底フラップは、第1内側板部の下辺側である基端から先端に向けて幅広となるテーパ状を呈することを特徴とする請求項1又は2又は3又は4又は5又は6又は7又は8又は9又は10に記載の箱。
  12. 第1罫線は、第2内側板部と第2底フラップ間の折れ線が第1切欠部の基端部と接する位置から形成され、第2罫線は第2内側板部と第2底フラップ間の折れ線が第2切欠部の基端部と接する位置から形成されていることを特徴とする請求項1又は2又は3又は4又は5又は6又は7又は8又は9又は10又は11に記載の箱。
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