JP2013001430A - 段ボール製緩衝材 - Google Patents

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Abstract

【課題】材料取りが悪くなるのを抑制しながら機械的強度を十分に確保することが可能な段ボール製緩衝材を提供する。
【解決手段】この段ボール製緩衝材102は、底部が開口している矩形の枠状部を構成するように一体的に設けられる第1辺部1、第2辺部2、第3辺部3および第4辺部4を備え、第1辺部1、第2辺部2、第3辺部3および第4辺部4のうちの少なくとも2つは、互いに直交する方向に嵌合されている。
【選択図】図8

Description

この発明は、段ボール製緩衝材に関し、特に、辺部を備える段ボール製緩衝材に関する。
従来、辺部を備える段ボール製緩衝材が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、矩形形状の底面と、底面を取り囲むように矩形の枠状に形成される第1側面(第1辺部)、第2側面(第2辺部)、第3側面(第3辺部)および第4側面(第4辺部)とを備える製品収納用トレイ(段ボール製緩衝材)が開示されている。この製品収納用トレイでは、底面、第1側面、第2側面、第3側面および第4側面は、1枚の段ボールにより構成されている。そして、この製品収納用トレイを展開した際の段ボールは、底面を中心にして、第1の方向に沿って底面の両側に第1側面および第2側面が配置され、第1の方向に直交する第2の方向に沿って底面の両側に第3側面および第4側面が配置される略十字形状となる。また、この製品収納用トレイの第1側面および第2側面には、それぞれ、L字形状の係合部が設けられている。そして、第1側面および第2側面が底面に対して折り曲げられて対向するように配置された状態で、第1側面のL字形状の係合部と第2側面のL字形状の係合部とが水平面内(XY面内)の一方向(たとえばX方向)に沿って一直線状に係合するように構成されている。これにより、第1側面のL字形状の係合部と第2側面のL字形状の係合部とが係合する方向の力に対する機械的強度を高めることが可能となる。
特開2009−190760号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の製品収納用トレイでは、製品収納用トレイを展開した際の段ボールが略十字形状となるため、矩形形状の段ボール材から略十字形状の段ボール材を材料取りする場合に、矩形形状のうち略十字形状を除く部分が捨てられることになり、その結果、段ボールの材料取りが悪くなるという不都合がある。この不都合を解消するためには、底面を設けないことが考えられる一方、底面を設けない場合は、段ボール製緩衝材の機械的強度が低下するので、機械的強度を十分に確保するのが困難になるという不都合がある。なお、特許文献1の製品収納用トレイでは、第1側面のL字形状の係合部と第2側面のL字形状の係合部とが、水平面内の一方向に沿って一直線状に係合しているため、第1側面のL字形状の係合部と第2側面のL字形状の係合部とが係合する方向の力に対する機械的強度が高められている一方、第1側面のL字形状の係合部と第2側面のL字形状の係合部とが係合する方向と直交する方向に力が加わった場合、係合が解除されやすいため、この点でも、製品収納用トレイ(段ボール製緩衝材)の機械的強度を十分に確保するのが困難であるという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、材料取りが悪くなるのを抑制しながら機械的強度を十分に確保することが可能な段ボール製緩衝材を提供することである。
課題を解決するための手段および発明の効果
この発明の一の局面による段ボール製緩衝材は、底部が開口している矩形の枠状部を構成するように一体的に設けられる第1辺部、第2辺部、第3辺部および第4辺部を備え、第1辺部、第2辺部、第3辺部および第4辺部のうちの少なくとも2つは、互いに直交する方向に嵌合されている。
この一の局面による段ボール製緩衝材では、上記のように、第1辺部、第2辺部、第3辺部および第4辺部を、底部が開口している矩形の枠状部を構成するように一体的に設けることによって、段ボール製緩衝材の底部に底面板が設けられないので、段ボール製緩衝材を展開した際の段ボールが略十字形状にならないようにすることができる。これにより、段ボール製緩衝材を展開した際の段ボールが略十字形状になることに起因して、材料取りが悪くなるのを抑制することができる。また、第1辺部、第2辺部、第3辺部および第4辺部のうちの少なくとも2つを互いに直交する方向に嵌合することにより、一方向に沿って一直線状に辺部が嵌合される場合と異なり、一方向の力のみならず、一方向と直交する方向の力に対しても嵌合が解除されるのを抑制することができる。これにより、底面板を設けなくても機械的強度を十分に確保することができる。
上記一の局面による段ボール製緩衝材において、好ましくは、第1辺部、第2辺部、第3辺部および第4辺部のうちの少なくとも1つは、水平方向に延びる棚面部を含む。このように構成すれば、容易に、物体を中空に浮かせた状態で(つまり、物体の底部が段ボール製緩衝材の底部に接しない状態で)、物体を段ボール製緩衝材内に収納することができる。
この場合、好ましくは、第1辺部、第2辺部、第3辺部および第4辺部は、それぞれ、外側面部、上面部、内側面部を含み、第1辺部、第2辺部、第3辺部および第4辺部のうちの少なくとも1つの内側面部は、上面部に接続され鉛直下方向に延びる上部内側面部と、上部内側面部と略平行に鉛直下方向に延びる下部内側面部とを含み、水平方向に延びる棚面部は、上部内側面部と下部内側面部とを接続するように構成されている。このように構成すれば、棚面部を設けずに辺部がU字形状の縦断面を有する場合(外側面、上面および内側面の3面)と比べて、辺部を構成する面が多くなる(外側面、上面、上部内側面、棚面および下部内側面の5面)ので、辺部に対する斜め方向の力による歪みを抑制することができる。
上記棚面部を含む段ボール製緩衝材において、好ましくは、第1辺部および第2辺部は、互いに対向するように配置されているとともに、第3辺部は、第1辺部の端部と第2辺部の端部とを連結するように設けられており、第1辺部、第2辺部および第3辺部は、それぞれ、棚面部を含み、第1辺部および第2辺部の少なくとも一方の棚面部には、第1孔部が設けられ、第3辺部の棚面部には、第1孔部に差し込まれる差込部が設けられている。このように構成すれば、第1孔部に差し込まれた差込部により、第3辺部の棚面部が上方に浮き上がるのを抑制することができる。これによっても、機械的強度を確保することができる。
この場合、好ましくは、第1孔部は、第1辺部および第2辺部の両方の棚面部に設けられているとともに、第1孔部は、棚面部の厚み分切り欠かれた棚面切欠部を含み、第3辺部の棚面部の差込部を、第1辺部および第2辺部の第1孔部に差し込むことにより、第3辺部の棚面部が第1辺部および第2辺部の棚面切欠部に配置されることによって、第1辺部および第2辺部の棚面部と、第3辺部の棚面部とが略面一になるように構成されている。このように構成すれば、第1辺部および第2辺部の棚面部と、第3辺部の棚面部とが略面一になるので、第1辺部、第2辺部および第3辺部の棚面部上に、物体(たとえば電子機器など)を載置した場合、物体ががたつくのを抑制することができる。
上記第3辺部の棚面部に第1孔部に差し込まれる差込部が設けられている段ボール製緩衝材において、好ましくは、第3辺部に含まれる棚面部には、第3辺部の外側面部の内側に向かって突出して延びるように形成されるとともに、第3辺部の外側面部の内側に当接する当接部が設けられている。このように構成すれば、第3辺部の内側面部に対して第3辺部の外側面部に向かう方向に力が加わった場合でも、外側面部の内側に当接する当接部により第3辺部が凹むのを抑制することができるので、第3辺部の機械的強度を高めることができる。
この場合、好ましくは、第3辺部は、第2孔部を含み、当接部は、第2孔部を介して、外側面部の内側に当接するように構成されている。このように構成すれば、第3辺部の当接部を、第2孔部を介して容易に外側面部の内側に当接させることができる。
上記一の局面による段ボール製緩衝材において、好ましくは、第1辺部、第2辺部、第3辺部および第4辺部は、それぞれ、外側面部、上面部、内側面部を含み、第1辺部、第2辺部、第3辺部および第4辺部のうちの少なくとも2つの外側面部、上面部および内側面部のいずれかが互いに直交する方向に嵌合している。このように構成すれば、互いに直交する方向に嵌合している第1辺部、第2辺部、第3辺部および第4辺部のうちの少なくとも2つの外側面部、上面部および内側面部により、底面板を設けない場合にも機械的強度を十分に確保することができる。
この場合、好ましくは、第1辺部および第2辺部は、互いに対向するように配置されているとともに、第3辺部は、第1辺部の端部と第2辺部の端部とを連結するように設けられており、第3辺部の内側面部が、第1辺部の内側面部および第2辺部の内側面部の両方に直交する方向に嵌合している。このように構成すれば、嵌合している箇所が2箇所になるので、1箇所で嵌合している場合と比べて、機械的強度を向上させることができる。その結果、底面板を設けない場合にも、より十分な機械的強度を確保することができる。
上記第3辺部の内側面部が第1辺部の内側面部および第2辺部の内側面部の両方に直交する方向に嵌合している段ボール製緩衝材において、好ましくは、第1辺部、第2辺部および第3辺部の各々の内側面部は、上面部に接続され鉛直下方向に延びる上部内側面部と、上部内側面部と略平行に鉛直下方向に延びる下部内側面部とを含み、第3辺部の下部内側面部が、第1辺部の下部内側面部および第2辺部の下部内側面部の両方に直交する方向に嵌合している。このように構成すれば、第3辺部の下部内側面部と、第1辺部の下部内側面部および第2辺部の下部内側面部との嵌合により、底面板を設けない場合にも、十分な機械的強度を確保することができる。
この場合、好ましくは、第1辺部の下部内側面部および第2辺部の下部内側面部には、上端から下方に延びる第1切込部が設けられており、第3辺部の下部内側面部には、下端から上方に延びる第2切込部が設けられており、第3辺部の第2切込部が、上方から第1辺部および第2辺部の第1切込部に直交する方向に嵌合されている。このように構成すれば、第1辺部の下部内側面部および第2辺部の下部内側面部に設けられる第1切込部と、第3辺部の下部内側面部に設けられる第2切込部とによって、容易に、第3辺部と、第1辺部および第2辺部とを直交する方向に嵌合させることができる。
上記一の局面による段ボール製緩衝材において、好ましくは、第1辺部、第2辺部、第3辺部および第4辺部は、それぞれ、外側面部、上面部、内側面部を含み、第1辺部の内側面部は、第1辺部の内側面部の第4辺部に当接する端部から、第4辺部とは反対側の第1辺部の外側面部側に折り曲げられて延びるとともに、第1辺部の外側面部の内側に当接する第1延長部を含み、第2辺部の内側面部は、第2辺部の内側面部の第4辺部に当接する端部から、第4辺部とは反対側の第2辺部の外側面部側に折り曲げられて延びるとともに、第2辺部の外側面部の内側に当接する第2延長部を含む。このように構成すれば、第1辺部の第1延長部と、第4辺部と、第2辺部の第2延長部とが、直線状に配置されるので、第1辺部の第1延長部と、第4辺部と、第2辺部の第2延長部とによって、段ボール製緩衝材が外力により凹むのを抑制することができる。これによっても、底面板を設けない場合にも、十分な機械的強度を確保することができる。
上記一の局面による段ボール製緩衝材において、好ましくは、矩形の枠状部は、第1辺部の底部、第2辺部の底部、第3辺部の底部、および、第4辺部の底部によって、少なくとも支持されている。このように構成すれば、段ボール製緩衝材の4方の底部が支持されるので、段ボール製緩衝材を安定して配置することができる。
上記一の局面による段ボール製緩衝材において、好ましくは、第1辺部の底部、第2辺部の底部、第3辺部の底部、および、第4辺部の底部のうちの少なくとも1つには、底部切欠部が設けられている。このように構成すれば、底部切欠部と支持面との間の空間に物体(物品)を収納することができる。
上記一の局面による段ボール製緩衝材において、好ましくは、段ボール製緩衝材を展開した際の段ボールは、第1辺部、第2辺部、第3辺部、および、第4辺部を一列に並べた略長方形形状を有する。このように構成すれば、段ボール製緩衝材を展開した際の段ボールが略十字形状を有し、矩形形状の段ボール材から略十字形状の段ボール材を材料取りする場合のように、矩形形状のうち略十字形状を除く部分が捨てられるのが抑制される。これにより、段ボールの材料取りを良くすることができる。
本発明の一実施形態による3つの段ボール製緩衝材の斜視図である。 本発明の一実施形態による3つの段ボール製緩衝材を化粧箱に収納した状態を示す斜視図である。 本発明の一実施形態による中段の段ボール製緩衝材の斜視図である。 本発明の一実施形態による段ボール製緩衝材に収納されるデジタルフォトフレームの表面側の斜視図である。 本発明の一実施形態による段ボール製緩衝材にデジタルフォトフレームを収納した状態を示した斜視図である。 図3の嵌合されていた第3辺部の下部内側面部の嵌合状態を解除した状態を示す図である。 本発明の一実施形態による中段の段ボール製緩衝材の裏面図である。 本発明の一実施形態による中段の段ボール製緩衝材の第1辺部と第3辺部とが嵌合している状態を説明するための図である。 図3の200−200線に沿った断面図である。 本発明の一実施形態による中段の段ボール製緩衝材をY2方向側から見た斜視図である。 本発明の一実施形態による中段の段ボール製緩衝材の展開図である。 図3の300−300線に沿った断面図である。 本発明の一実施形態の第1変形例による段ボール製緩衝材の斜視図である。 本発明の一実施形態の第2変形例による段ボール製緩衝材の斜視図である。 本発明の一実施形態の第3変形例による段ボール製緩衝材の斜視図である。 本発明の一実施形態の第4変形例による段ボール製緩衝材の斜視図である。 本発明の一実施形態の第5変形例による段ボール製緩衝材の斜視図である。 本発明の一実施形態の第6変形例による段ボール製緩衝材の断面図である。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図11を参照して、本発明の一実施形態による段ボール製緩衝材100の構成について説明する。
本実施形態による段ボール製緩衝材100は、図1に示すように、下段の段ボール製緩衝材101、中段の段ボール製緩衝材102、および、上段の段ボール製緩衝材103から構成されている。段ボール製緩衝材101および103は、箱状に形成されている。また、段ボール製緩衝材101〜103は、図2に示すように、化粧箱110に収納される。
ここで、本実施形態では、図3に示すように、段ボール製緩衝材102は、第1辺部1、第2辺部2、第3辺部3および第4辺部4を含んでいる。段ボール製緩衝材102は、第1辺部1、第2辺部2、第3辺部3および第4辺部4によって矩形の枠状に形成されている。また、第1辺部1、第2辺部2、第3辺部3および第4辺部4は、一体的に形成されている。また、段ボール製緩衝材102には、底面(底面板)は設けられずに開口している。
第1辺部1と第2辺部2とは、対向するように配置されている。また、第3辺部3は、第1辺部1および第2辺部2と直交するとともに、第1辺部1および第2辺部2の端部を連結するように設けられている。また、第4辺部4は、第1辺部1および第2辺部2と直交するとともに、第1辺部1および第2辺部2の端部を連結するように設けられている。
また、段ボール製緩衝材102には、図4に示すデジタルフォトフレーム400が載置されるように構成されている(図5参照)。なお、デジタルフォトフレーム400には、液晶からなる表示部401と、デジタルフォトフレーム400を支持する突起状のスタンド部402とから構成されている。また、デジタルフォトフレーム400の表示部401は、後述する第1辺部1の棚面部14、第2辺部2の棚面部24、および、第3辺部3の棚面部34の表面上に載置(図12参照)される。また、デジタルフォトフレーム400のスタンド部402は、第1辺部1の下部内側面部15、第2辺部2の下部内側面部25、第3辺部3の下部内側面部35および第4辺部4の内側面部43により囲まれた空間(図12参照)に配置される。これにより、デジタルフォトフレーム400は、中空に浮いた状態で(つまり、デジタルフォトフレーム400のスタンド部402が段ボール製緩衝材102の底部に接しない状態で)、段ボール製緩衝材102の中に収納される。
また、本実施形態では、第1辺部1は、外側面部11と、上面部12と、上部内側面部13と、棚面部14と、下部内側面部15とによって構成されている。なお、上部内側面部13および下部内側面部15は、本発明の「内側面部」の一例である。外側面部11は、鉛直下方向(Z1方向)に延びるように設けられている。上面部12は、外側面部11に直交するとともに、水平方向に延びるように設けられている。上部内側面部13は、上面部12に直交するとともに、鉛直下方向に延びるように設けられている。棚面部14は、上部内側面部13に直交するとともに、水平方向に延びるように設けられている。下部内側面部15は、棚面部14に直交するとともに、鉛直下方向に延びるように設けられている。そして、図9に示すように、第1辺部1は、外側面部11、上面部12、上部内側面部13、棚面部14、および、下部内側面部15によって、底面を有しない枠状の断面を有するように形成されている。なお、上部内側面部13の鉛直方向(Z方向)の長さL1は、下部内側面部15の鉛直方向の長さL2よりも小さい(L1<L2)。すなわち、棚面部14は、段ボール製緩衝材102の上面部12側(Z2方向側)に配置されている。
また、本実施形態では、図6に示すように、第1辺部1の棚面部14には、平面的に見て、略矩形形状の孔部14aが設けられている。なお、孔部14aは、本発明の「第1孔部」の一例である。この孔部14aは、後述する第3辺部3の棚面部34に接続される差込部34aが差し込まれるように構成されている。また、孔部14aは、後述する第3辺部3の棚面部34の厚みt分切り欠かれた切欠部14bを含んでいる。なお、切欠部14bは、本発明の「棚面切欠部」の一例である。また、第1辺部1の下部内側面部15のY2方向側の端部は、後述する第3辺部3の外側面部31の内側に当接するように構成されている。また、下部内側面部15には、孔部14aに連続するように、上端から下方に延びる切込部15aが設けられている。なお、切込部15aは、本発明の「第1切込部」の一例である。切込部15aは、後述する第3辺部3の下部内側面部35に設けられる切込部35aと互いに直交する方向に嵌合するように構成されている。
また、本実施形態では、図3および図7に示すように、下部内側面部15には、下部内側面部15のY1方向の第4辺部4に当接する端部から、第4辺部4とは反対側の外側面部11(X1方向)側に折り曲げられて延びるとともに、外側面部11の内側に後述する延長部47(図7参照)を介して当接する延長部16が設けられている。なお、延長部16は、本発明の「第1延長部」の一例である。
また、図11に示すように第1辺部1の外側面部11には、後述する第4辺部4の孔部48に差し込まれる差込部17が設けられている。
また、図10に示すように、第2辺部2は、第1辺部1と同様の構成を有する。すなわち、本実施形態では、第2辺部2は、外側面部21と、上面部22と、上部内側面部23と、棚面部24と、下部内側面部25とによって構成されている。なお、上部内側面部23および下部内側面部25は、本発明の「内側面部」の一例である。
また、本実施形態では、図6に示すように、第2辺部2の棚面部24には、平面的に見て、略矩形形状の孔部24aが設けられている。なお、孔部24aは、本発明の「第1孔部」の一例である。この孔部24aは、後述する第3辺部3の棚面部34に接続される差込部34bが差し込まれるように構成されている。また、孔部24aは、第3辺部3の棚面部34の厚みt分切り欠かれた切欠部24bを含んでいる。なお、切欠部24bは、本発明の「棚面切欠部」の一例である。また、第2辺部2の下部内側面部25のY2方向側の端部は、後述する第3辺部3の外側面部31の内側に当接するように構成されている。また、下部内側面部25には、孔部24aに連続するように、上端から下方に延びる切込部25aが設けられている。なお、切込部25aは、本発明の「第1切込部」の一例である。切込部25aは、後述する第3辺部3の下部内側面部35に設けられる切込部35bと互いに直交する方向に嵌合するように構成されている。
また、本実施形態では、図7に示すように、下部内側面部25には、下部内側面部25のY1方向の第4辺部4に当接する端部から、第4辺部4とは反対側の外側面部21(X2方向)側に折り曲げられて延びるとともに、外側面部21の内側に当接する延長部26が設けられている。なお、延長部26は、本発明の「第2延長部」の一例である。
また、図9に示すように、上部内側面部23の鉛直方向(Z方向)の長さL1は、下部内側面部25の鉛直方向の長さL2よりも小さい(L1<L2)。すなわち、棚面部24は、段ボール製緩衝材102の上面部22側(Z2方向側)に配置されている。
また、図3に示すように、本実施形態では、第3辺部3は、外側面部31と、上面部32と、上部内側面部33と、棚面部34と、下部内側面部35とによって構成されている。なお、上部内側面部33および下部内側面部35は、本発明の「内側面部」の一例である。外側面部31は、鉛直下方向に延びるように設けられている。上面部32は、外側面部31に直交するとともに、水平方向に延びるように設けられている。上部内側面部33は、上面部32に直交するとともに、鉛直下方向に延びるように設けられている。棚面部34は、上部内側面部33に直交するとともに、水平方向に延びるように設けられている。下部内側面部35は、棚面部34に直交するとともに、鉛直下方向に延びるように設けられている。
また、本実施形態では、図6に示すように、第3辺部3の下部内側面部35には、下端から上方に延びる切込部35aと切込部35bとが設けられている。なお、切込部35aおよび切込部35bは、本発明の「第2切込部」の一例である。切込部35aは、第1辺部1の下部内側面部15に設けられる切込部15aに互いに直交する方向に嵌合するように構成されている。切込部35bは、第2辺部2の下部内側面部25に設けられる切込部25aに互いに直交する方向に嵌合するように構成されている。
また、本実施形態では、図6および図7に示すように、第3辺部3の棚面部34のX1方向側の端部には、第1辺部1の棚面部14に設けられる孔部14aに差し込まれる差込部34aが設けられている。また、第3辺部3の棚面部34のX2方向側の端部には、第2辺部2の棚面部24に設けられる孔部24aに差し込まれる差込部34bが設けられている。そして、図8に示すように、第3辺部3の棚面部34の差込部34aを、第1辺部1の孔部14aに差し込むことにより、第3辺部3の棚面部34が第1辺部1の孔部14aの切欠部14bに配置されることによって、第3辺部3の棚面部34と、第1辺部1の棚面部14とが略面一(図9参照)になる。また、第3辺部3の棚面部34の差込部34bを、第2辺部2の孔部24aに差し込むことにより、第3辺部3の棚面部34が第2辺部2の孔部24aの切欠部24bに配置されることによって、第3辺部3の棚面部34と、第2辺部2の棚面部24とが略面一(図9参照)になる。
また、図8に示すように、本実施形態では、第3辺部3の棚面部34には、棚面部34の中央部からY2方向に沿って延びるように当接部34cが設けられている。なお、当接部34cは、棚面部34と同一平面上に設けられている。また、第3辺部3の上面部32と上部内側面部33とには、上面部32と上部内側面部33とに跨るように孔部36が設けられている。そして、棚面部34に設けられる当接部34cは、孔部36を介して、第3辺部3の外側面部31の内側に当接する(図7参照)ように構成されている。なお、孔部36は、本発明の「第2孔部」の一例である。
また、孔部36が、上面部32および上部内側面部33に跨るように設けられていることにより、デジタルフォトフレーム400が棚面部34(棚面部14、棚面部24)の表面上に載置された場合(図12参照)でも、上面部32に設けられる孔部36からユーザが指を差し込むことが可能となる。これにより、デジタルフォトフレーム400を段ボール製緩衝材102から取り出しやすくすることが可能となる。
また、図9に示すように、上部内側面部33の鉛直方向(Z方向)の長さL1は、下部内側面部35の鉛直方向の長さL2よりも小さい(L1<L2)。すなわち、棚面部34は、段ボール製緩衝材102の上面部32側(Z2方向側)に配置されている。このように、棚面部14、24および34を段ボール製緩衝材102の上面部12、22および32側(Z2方向側)に配置することにより、棚面14、24および34から段ボール製緩衝材102の底面までの間(下部内側面部15、下部内側面部25および下部内側面部35に囲まれる空間の深さ)を大きくすることが可能になる。
図10に示すように、第4辺部4は、第1外側面部41と、上面部42と、内側面部43と、底面板44と、第2外側面部45とによって構成されている。第1外側面部41は、鉛直下方向に延びるように設けられている。上面部42は、第1外側面部41に直交するとともに、水平方向に延びるように設けられている。内側面部43は、上面部42に直交するとともに、鉛直下方向に延びるように設けられている。底面板44は、内側面部43に直交するとともに、水平方向に延びるように設けられている。第2外側面部45は、底面板44に直交するとともに、鉛直上方向に延びるように設けられている。また、第1外側面部41の内側の表面と、第2外側面部45の外側の表面とは、当接するように構成されている。そして、第4辺部4は、第1外側面部41と、上面部42と、内側面部43と、底面板44と、第2外側面部45とによって筒状(図12参照)に形成されている。
また、第4辺部4の内側面部43は、第1辺部1の棚面部14および下部内側面部15と、第2辺部2の棚面部24および下部内側面部25とを避けるように、略T字形状(図11参照)に形成されている。また、第4辺部4の内側面部43には、2つの切欠部43aおよび43bが設けられている。この2つの切欠部43aおよび43bは、デジタルフォトフレーム400を段ボール製緩衝材102の中に収納した状態(図12参照)で、デジタルフォトフレーム400のスタンド部402の角部402a(図4および図12参照)が内側面部43に接触して内側面部43に穴が開くのを抑制する(スタンド部402の角部402aを逃がす)ために設けられている。
また、図11に示すように、第4辺部4の第2外側面部45には、台形形状の孔部45aが設けられるとともに、第1外側面部41には、台形形状の孔部45aに差し込まれる台形形状の差込部46が設けられている。そして、図10に示すように、第1外側面部41の表面と第2外側面部45の表面とが当接された状態で、第1外側面部41の差込部46が第2外側面部45の孔部45aに差し込まれるとともに折り返されることにより、第1外側面部41と第2外側面部45とが固定されている。
また、図7に示すように、第1外側面部41には、第1外側面部41から第1辺部1の外側面部11の内側に当接するように延長部47が設けられている。また、延長部47には、第1辺部1の差込部17が差し込まれる孔部48(図11参照)が設けられている。そして、第1辺部1の差込部17が第4辺部4の孔部48に差し込まれることにより、第1辺部1と第4辺部4とが固定(図3参照)されている。
また、図11に示すように、第1辺部1の外側面部11と、第3辺部3の外側面部31とは、接続されている。また、第3辺部3の外側面部31と、第2辺部2の外側面部21とは、接続されている。また、第2辺部2の外側面部21と、第4辺部4の第1外側面部41とは、接続されている。これにより、段ボール製緩衝材102(第1辺部1〜第4辺部4)は、1枚の段ボールにより構成されている。すなわち、本実施形態では、展開した状態の段ボール製緩衝材102は、平面的に見て、第1辺部1、第2辺部2、第3辺部3および第4辺部4を一列に並べた略矩形形状に形成されている。
また、本実施形態では、図3および図7に示すように、第1辺部1の外側面部11の底部11aと、第2辺部2の外側面部21の底部21aと、第3辺部3の外側面部31の底部31aと、第4辺部4の底面板44(第1外側面部41の底部41a)とによって、段ボール製緩衝材102が支持されている。また、図3、図11および図12に示すように、第1辺部1の下部内側面部15の下方には、切欠部15bが設けられている。また、第2辺部2の下部内側面部25の下方にも切欠部25bが設けられている。なお、切欠部15bおよび25bは、本発明の「底部切欠部」の一例である。そして、図7に示すように、第1辺部1の下部内側面部15の切欠部15bが設けられていない部分の底部15c、および、第2辺部2の下部内側面部25の切欠部25bが設けられていない部分の底部25cによっても、段ボール製緩衝材102が支持されている。なお、第1辺部1の下部内側面部15の切欠部15bが設けられている部分の下方、第2辺部2の下部内側面部25の切欠部25bが設けられている部分の下方、および、第3辺部3の下部内側面部35の下方は、取り扱い説明書403(図12参照)などが収納されるように構成されている。なお、段ボール製緩衝材102の底部が開口しているので、第1辺部1の下部内側面部15の切欠部15bと、第2辺部2の下部内側面部25の切欠部25bとの間の間隔よりも大きい幅を有する取り扱い説明書403を収納することが可能となる。
本実施形態では、上記のように、第1辺部1、第2辺部2、第3辺部3および第4辺部4を、底部が開口している矩形の枠状部を構成するように一体的に設けることによって、段ボール製緩衝材102の底部に底面板が設けられないので、段ボール製緩衝材102を展開した際の段ボールが略十字形状にならないようにすることができる。これにより、段ボール製緩衝材を展開した際の段ボールが略十字形状になることに起因して、材料取りが悪くなるのを抑制することができる。また、第1辺部1および第2辺部2と、第3辺部3とを互いに直交する方向に嵌合することによって、一方向に沿って一直線状に辺部が嵌合される場合と異なり、一方向の力のみならず、一方向と直交する方向の力に対しても嵌合が解除されるのを抑制することができる。これにより、底面板を設けなくても機械的強度を十分に確保することができる。
また、本実施形態では、上記のように、第1辺部1、第2辺部2および第3辺部3は、それぞれ、水平方向に延びる棚面部14、棚面部24および棚面部34を含む。これにより、容易に、デジタルフォトフレーム400を中空に浮かせた状態で(つまり、デジタルフォトフレーム400のスタンド部402が段ボール製緩衝材102の底部に接しない状態で)、デジタルフォトフレーム400を段ボール製緩衝材102内に収納することができる。
また、本実施形態では、上記のように、第1辺部1(第2辺部2、第3辺部3)を、上面部12(上面部22、上面部32)に接続され鉛直下方向に延びる上部内側面部13(上部内側面部23、上部内側面部33)と、上部内側面部13(上部内側面部23、上部内側面部33)に接続され水平方向に延びる棚面部14(棚面部24、棚面部34)と、棚面部14(棚面部24、棚面部34)に接続され鉛直下方向に延びる下部内側面部15(下部内側面部25、下部内側面部35)とを含むように構成する。これにより、棚面部を設けずに辺部がU字形状の縦断面を有する場合(外側面、上面および内側面の3面)と比べて、辺部を構成する面が多くなる(外側面、上面、上部内側面、棚面および下部内側面の5面)ので、辺部に対する斜め方向の力による歪みを抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、第1辺部1の棚面部14に孔部14aを設けるとともに、第2辺部2の棚面部24に孔部24aを設けて、第3辺部3の棚面部34に、孔部14aおよび孔部24aに差し込まれる差込部34aおよび差込部34bを設ける。これにより、孔部14aおよび孔部24aにそれぞれ差し込まれた差込部34aおよび差込部34bにより、第3辺部3の棚面部34が上方に浮き上がるのを抑制することができる。これによっても、機械的強度を確保することができる。
また、本実施形態では、上記のように、孔部14aおよび孔部24aに、それぞれ、棚面部34の厚みt分切り欠かれた切欠部14bおよび切欠部24bを設けて、第3辺部3の棚面部34の差込部34aおよび差込部34bを、第1辺部1の孔部14aおよび第2辺部2の孔部24aに差し込むことにより、第3辺部3の棚面部34が第1辺部1の切欠部14bおよび第2辺部2の切欠部24bに配置されることによって、第1辺部1の棚面部14および第2辺部2の棚面部24と、第3辺部3の棚面部34とが略面一になるように構成する。これにより、第1辺部1の棚面部14および第2辺部2の棚面部24と、第3辺部3の棚面部34とが略面一になるので、第1辺部1の棚面部14、第2辺部2の棚面部24、および、第3辺部3の棚面部34上に、デジタルフォトフレーム400を載置した場合、デジタルフォトフレーム400ががたつくのを抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、第3辺部3の棚面部34に、第3辺部3の外側面部31の内側に向かって突出して延びるように形成されるとともに、外側面部31の内側に当接する当接部34cを設ける。これにより、第3辺部3の下部内側面部35に対して外側面部31に向かう方向に力が加わった場合でも、外側面部31の内側に当接する当接部34cにより第3辺部3が凹むのを抑制することができるので、第3辺部3の機械的強度を高めることができる。
また、本実施形態では、上記のように、第3辺部3の上部内側面部33に、孔部36を設けて、当接部34cを、孔部36を介して、外側面部31の内側に当接するように構成する。これにより、第3辺部3の当接部34cを、孔部36を介して容易に外側面部31の内側に当接させることができる。
また、本実施形態では、上記のように、第1辺部1および第2辺部2は、互いに対向するように配置されているとともに、第3辺部3は、第1辺部1および第2辺部2の端部を連結するように設けられており、第3辺部3の下部内側面部35が、第1辺部1の下部内側面部15および第2辺部2の下部内側面部25の両方に直交する方向に嵌合している。これにより、直交する方向に嵌合している箇所が2箇所になるので、1箇所で嵌合している場合と比べて、機械的強度を向上させることができる。その結果、底面板を設けない場合にも、より十分な機械的強度を確保することができる。
また、本実施形態では、上記のように、第1辺部1の下部内側面部15および第2辺部2の下部内側面部25に、それぞれ、上端から下方に延びる切込部15aおよび切込部25aを設け、第3辺部3の下部内側面部35に、下端から上方に延びる切込部35aおよび切込部35bを設けて、第3辺部3の切込部35aおよび切込部35bを、それぞれ、上方から第1辺部1の切込部15aおよび第2辺部2の切込部25aに直交する方向に嵌合させる。これにより、第1辺部1の切込部15aおよび第2辺部2の切込部25aと、第3辺部3の切込部35aおよび切込部35bとによって、容易に、第3辺部3と、第1辺部1および第2辺部2とを直交する方向に嵌合させることができる。
また、本実施形態では、上記のように、第1辺部1の下部内側面部15に、第1辺部1の下部内側面部15の第4辺部4に当接する端部から、第4辺部4とは反対側の第1辺部1の外側面部11側に折り曲げられて延びるとともに、第1辺部1の外側面部11の内側に当接する延長部16を設けるとともに、第2辺部2の下部内側面部25に、第2辺部2の下部内側面部25の第4辺部4に当接する端部から、第4辺部4とは反対側の第2辺部2の外側面部21側に折り曲げられて延びるとともに、第2辺部2の外側面部21の内側に当接する延長部26を設ける。これにより、第1辺部1の延長部16と、第4辺部4と、第2辺部2の延長部26とが、直線状に配置されるので、第1辺部1の延長部16と、第4辺部4と、第2辺部2の延長部26とによって、段ボール製緩衝材102が外力により凹むのを抑制することができる。これによっても、底面板を設けない場合にも、十分な機械的強度を確保することができる。
また、本実施形態では、上記のように、段ボール製緩衝材102は、第1辺部1の外側面部11の底部11a、第2辺部2の外側面部21の底部21a、第3辺部3の外側面部31の底部31a、および、第4辺部4の第1外側面部41の底部41aによって、支持されている。これにより、段ボール製緩衝材102の4方の底部が支持されるので、段ボール製緩衝材102を安定して配置することができる。
また、本実施形態では、上記のように、第1辺部1の下部内側面部15の下方に切欠部15bを設けるとともに、第2辺部2の下部内側面部25の下方に切欠部25bを設ける。これにより、第1辺部1の下部内側面部15の切欠部15bおよび第2辺部2の下部内側面部25の切欠部25bと、段ボール製緩衝材102の支持面との間の空間に取り扱い説明書403を収納することができる。
また、本実施形態では、上記のように、段ボール製緩衝材102を展開した際の段ボールを、第1辺部1、第2辺部2、第3辺部3、および、第4辺部4を一列に並べた略長方形形状を有するように構成する。これにより、段ボール製緩衝材を展開した際の段ボールが略十字形状を有し、矩形形状の段ボール材から略十字形状の段ボール材を材料取りする場合のように、矩形形状のうち略十字形状を除く部分が捨てられるのが抑制される。これにより、段ボールの材料取りを良くすることができる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、第1辺部および第2辺部の両方と、第3辺部とが嵌合する例を示したが、本発明はこれに限らず、第1辺部および第2辺部のうちの一方と、第3辺部とを嵌合するようにしてもよい。たとえば、図13に示す第1変形例による段ボール製緩衝材102aのように、第1辺部1の切込部15aと、第3辺部3aの切込部35aとを嵌合するようにしてもよい。なお、第2辺部2aには、孔部および切込部は設けられない。また、第3辺部3aの第2辺部2a側は、第2辺部2aが露出するように切り欠かれている。
また、上記実施形態では、第1辺部および第2辺部の下部内側面部と、第3辺部の下部内側面部とが嵌合する例を示したが、本発明はこれに限らず、第1辺部および第2辺部と、第3辺部とを下部内側面部以外の部分により嵌合させてもよい。たとえば、図14に示す第2変形例による段ボール製緩衝材102bのように、下部内側面部に加えて、第1辺部1a(第2辺部2b)の上部内側面部13aと、第3辺部3bの上部内側面部33aとを嵌合させてもよい。
また、上記実施形態では、第1辺部および第2辺部と、第3辺部とが嵌合する例を示したが、本発明はこれに限らず、第3辺部に加えて、第1辺部および第2辺部と第4辺部とを嵌合するようにしてもよい。たとえば、図15に示す第3変形例による段ボール製緩衝材102cのように、第4辺部4aに上部内側面部43c、棚面部43dおよび下部内側面部43eを設けて、第3辺部3に加えて、第1辺部1の下部内側面部15および第2辺部2の下部内側面部25と、第4辺部4aの下部内側面部43eとを嵌合するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、第4辺部に棚面部を設けずに、第1〜第3辺部に棚面部を設ける例を示したが、本発明はこれに限らない。たとえば、図15に示す第3変形例による段ボール製緩衝材102cのように、第1〜第4辺部の全てに棚面部を設けてもよい。また、第1〜第4辺部の全てに棚面部を設けなくてもよい。
また、上記実施形態では、第3辺部に外側面部の内側に当接する当接部を設ける例を示したが、本発明はこれに限らない。たとえば、図16に示す第4変形例による段ボール製緩衝材102dのように、第3辺部3に加えて、第2辺部2c(または第1辺部)の上面部22aおよび上部内側面部23aに跨るように孔部23bを設けるとともに、棚面部24cに当接部24dを設けてもよい。
また、上記実施形態では、第1辺部の下部内側面部および第2辺部の下部内側面部に設けられる上端から下方に延びる切込部と、第3辺部の下部内側面部に下端から上方に延びる切込部とを嵌合させる例を示したが、本発明はこれに限らない。たとえば、図17に示す第5変形例による段ボール製緩衝材102eのように、第1辺部1bに切込部15a(図6参照)を設けないとともに第2辺部2dに切込部25a(図6参照)を設けずに、第3辺部3cの切込部35cおよび切込部35dと、第1辺部1の下部内側面部15および第2辺部2の下部内側面部25とを嵌合させるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、第1辺部の下部内側面部の下方、および、第2辺部の下部内側面部の下方に取り扱い説明書を収納するための切欠部(図12参照)を設ける例を示したが、本発明はこれに限らない。たとえば、図18に示す第6変形例による段ボール製緩衝材102fのように、第1辺部1cの下部内側面部15dの下方(第2辺部の下部内側面部の下方)に切欠部を設けなくてもよい。
また、上記実施形態では、段ボール製緩衝材にデジタルフォトフレームが収納される例を示したが、本発明はこれに限らない。たとえば、段ボール製緩衝材に時計、携帯情報端末(PDA)など、デジタルフォトフレーム以外の電子機器を収納するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、段ボール製緩衝材に突起状のスタンド部を有するデジタルフォトフレームが収納される例を示したが、本発明はこれに限らない。たとえば、突起状の部分を有しない平板状の電子機器を収納してもよい。この場合、電子機器の下方(下部内側面部に囲まれた空間)には、付属部品などを収容することが可能である。
1、1a、1b、1c 第1辺部
2、2a、2b、2c、2d 第2辺部
3、3a、3b、3c 第3辺部
4、4a 第4辺部
11、21、31 外側面部
11a、21a、31a、41a 底部
12、22、22a、32 上面部
13、13a、23、23a、33、33a、43c 上部内側面部(内側面部)
14、24、24c、34、43d 棚面部
14a、24a 孔部(第1孔部)
14b、24b 切欠部(棚面切欠部)
15、15d、25、35、43e 下部内側面部(内側面部)
15a、25a 切込部(第1切込部)
15b、25b 切欠部(底部切欠部)
16 延長部(第1延長部)
23b 孔部(第2孔部)
24d 当接部
26 延長部(第2延長部)
34a、34b 差込部
34c 当接部
35a、35b 切込部(第2切込部)
36 孔部(第2孔部)
102、102a、102b、102c、102d、102e、102f 段ボール製緩衝材

Claims (15)

  1. 底部が開口している矩形の枠状部を構成するように一体的に設けられる第1辺部、第2辺部、第3辺部および第4辺部を備え、
    前記第1辺部、前記第2辺部、前記第3辺部および前記第4辺部のうちの少なくとも2つは、互いに直交する方向に嵌合されている、段ボール製緩衝材。
  2. 前記第1辺部、前記第2辺部、前記第3辺部および前記第4辺部のうちの少なくとも1つは、水平方向に延びる棚面部を含む、請求項1に記載の段ボール製緩衝材。
  3. 前記第1辺部、前記第2辺部、前記第3辺部および前記第4辺部は、それぞれ、外側面部、上面部、内側面部を含み、
    前記第1辺部、前記第2辺部、前記第3辺部および前記第4辺部のうちの少なくとも1つの内側面部は、前記上面部に接続され鉛直下方向に延びる上部内側面部と、前記上部内側面部と略平行に鉛直下方向に延びる下部内側面部とを含み、
    前記水平方向に延びる棚面部は、前記上部内側面部と前記下部内側面部とを接続するように構成されている、請求項2に記載の段ボール製緩衝材。
  4. 前記第1辺部および前記第2辺部は、互いに対向するように配置されているとともに、前記第3辺部は、前記第1辺部の端部と前記第2辺部の端部とを連結するように設けられており、
    前記第1辺部、前記第2辺部および前記第3辺部は、それぞれ、前記棚面部を含み、
    前記第1辺部および前記第2辺部の少なくとも一方の前記棚面部には、第1孔部が設けられ、前記第3辺部の前記棚面部には、前記第1孔部に差し込まれる差込部が設けられている、請求項2または3に記載の段ボール製緩衝材。
  5. 前記第1孔部は、前記第1辺部および前記第2辺部の両方の前記棚面部に設けられているとともに、前記第1孔部は、前記棚面部の厚み分切り欠かれた棚面切欠部を含み、
    前記第3辺部の前記棚面部の前記差込部を、前記第1辺部および前記第2辺部の前記第1孔部に差し込むことにより、前記第3辺部の前記棚面部が前記第1辺部および前記第2辺部の前記棚面切欠部に配置されることによって、前記第1辺部および前記第2辺部の前記棚面部と、前記第3辺部の前記棚面部とが略面一になるように構成されている、請求項4に記載の段ボール製緩衝材。
  6. 前記第3辺部に含まれる前記棚面部には、前記第3辺部の前記外側面部の内側に向かって突出して延びるように形成されるとともに、前記第3辺部の外側面部の内側に当接する当接部が設けられている、請求項4または5に記載の段ボール製緩衝材。
  7. 前記第3辺部は、第2孔部を含み、
    前記当接部は、前記第2孔部を介して、前記外側面部の内側に当接するように構成されている、請求項6に記載の段ボール製緩衝材。
  8. 前記第1辺部、前記第2辺部、前記第3辺部および前記第4辺部は、それぞれ、外側面部、上面部、内側面部を含み、
    前記第1辺部、前記第2辺部、前記第3辺部および前記第4辺部のうちの少なくとも2つの前記外側面部、前記上面部および前記内側面部のいずれかが互いに直交する方向に嵌合している、請求項1〜7のいずれか1項に記載の段ボール製緩衝材。
  9. 前記第1辺部および前記第2辺部は、互いに対向するように配置されているとともに、前記第3辺部は、前記第1辺部の端部と前記第2辺部の端部とを連結するように設けられており、
    前記第3辺部の内側面部が、前記第1辺部の内側面部および前記第2辺部の内側面部の両方に直交する方向に嵌合している、請求項8に記載の段ボール製緩衝材。
  10. 前記第1辺部、前記第2辺部および前記第3辺部の各々の内側面部は、前記上面部に接続され鉛直下方向に延びる上部内側面部と、前記上部内側面部と略平行に鉛直下方向に延びる下部内側面部とを含み、
    前記第3辺部の下部内側面部が、前記第1辺部の下部内側面部および前記第2辺部の下部内側面部の両方に直交する方向に嵌合している、請求項9に記載の段ボール製緩衝材。
  11. 前記第1辺部の下部内側面部および前記第2辺部の下部内側面部には、上端から下方に延びる第1切込部が設けられており、
    前記第3辺部の下部内側面部には、下端から上方に延びる第2切込部が設けられており、
    前記第3辺部の第2切込部が、上方から前記第1辺部および前記第2辺部の前記第1切込部に直交する方向に嵌合されている、請求項10に記載の段ボール製緩衝材。
  12. 前記第1辺部、前記第2辺部、前記第3辺部および前記第4辺部は、それぞれ、外側面部、上面部、内側面部を含み、
    前記第1辺部の内側面部は、前記第1辺部の内側面部の前記第4辺部に当接する端部から、前記第4辺部とは反対側の前記第1辺部の外側面部側に折り曲げられて延びるとともに、前記第1辺部の外側面部の内側に当接する第1延長部を含み、
    前記第2辺部の内側面部は、前記第2辺部の内側面部の前記第4辺部に当接する端部から、前記第4辺部とは反対側の前記第2辺部の外側面部側に折り曲げられて延びるとともに、前記第2辺部の外側面部の内側に当接する第2延長部を含む、請求項1〜11のいずれか1項に記載の段ボール製緩衝材。
  13. 前記矩形の枠状部は、前記第1辺部の底部、前記第2辺部の底部、前記第3辺部の底部、および、前記第4辺部の底部によって、少なくとも支持されている、請求項1〜12のいずれか1項に記載の段ボール製緩衝材。
  14. 前記第1辺部の底部、前記第2辺部の底部、前記第3辺部の底部、および、前記第4辺部の底部のうちの少なくとも1つには、底部切欠部が設けられている、請求項1〜13のいずれか1項に記載の段ボール製緩衝材。
  15. 前記段ボール製緩衝材を展開した際の段ボールは、前記第1辺部、前記第2辺部、前記第3辺部、および、前記第4辺部を一列に並べた略長方形形状を有する、請求項1〜14のいずれか1項に記載の段ボール製緩衝材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017178384A (ja) * 2016-03-30 2017-10-05 キヤノン株式会社 緩衝材及び緩衝材の製造方法
CN107745869A (zh) * 2017-11-29 2018-03-02 禧图纸品印刷(深圳)有限公司 内卡支撑组件和包装结构
CN107745869B (zh) * 2017-11-29 2024-06-07 禧图纸品印刷(深圳)有限公司 内卡支撑组件和包装结构

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